中 国 語 e-learning システム 游 (Yóu) 湯 山 トミ 子 * 武 田 紀 子 ** The e-learning System 游 (Yóu) for Chinese Education Tomiko Yuyama* Noriko Takeda** Abstract: In recent years, the number of Chinese language learners in universities has sharply risen, in order to meet social needs, which follow the continuous trend of social globalization. However, in most universities, it is difficult for students to reach the objective of mastering practical communication skills. This could be the result of the linguistic characteristics of Chinese and the limited learning time spent on Chinese language class in general education. The You e-learning Chinese language education program(gp2006) can be described as follows: The 游 (Yóu)program combines the active self-study e-learning system for end-users (the students) and individual face-to-face classes to develop the sense of awareness of the human society. This combination gives students the opportunity to improve communication skills and cultivate personality. As for basic education, short-term efforts should be focused on providing high quality pronunciation teaching, enriching vocabulary and cultivate talents who are capable of using simple Chinese words so as to be able to perform correct conversations and master basic Chinese in a flexible way. Keywords: Chinese language, general education, voice education, self-study, e-learning system 1. はじめに 本 稿 は 平 成 18 年 度 文 部 科 学 省 現 代 GP 事 業 テーマ 6 ニーズに 基 づく 人 材 育 成 を 目 指 した e-learning Program の 開 発 に 採 択 された 成 蹊 大 学 現 代 GP 事 業 進 化 する 教 養 教 育 と 国 際 化 新 人 材 の 育 成 基 礎 力 活 用 によるコミュニケーション 能 力 育 成 展 開 プラン 游 (Yóu) の 取 組 事 例 を 通 じて e-learning を 用 いた 中 国 語 基 礎 教 育 の 開 発 プランと 課 題 について 報 告 するも のである 当 該 事 業 は 平 成 18 年 度 10 月 より 平 成 20 年 度 3 月 までの2 年 半 を 開 発 期 間 とし e-learning システムと 対 面 教 育 を 連 係 した 統 括 的 な 教 育 構 想 の 実 現 を 目 指 している 本 報 告 では 游 (Yóu) 取 組 事 業 の 内 e-learning システムの 開 発 に 主 眼 をおき これ までの 開 発 成 果 今 後 の 展 望 と 課 題 を 提 示 し 中 国 語 基 礎 教 育 における e-learning 活 用 の 可 能 性 と 意 義 に ついて 述 べる 語 として アジアと 世 界 の 人 的 交 流 に 大 きな 役 割 を 果 たしている 増 大 する 社 会 的 ニーズを 受 け 近 年 大 学 特 に 教 養 課 程 において 中 国 語 学 習 者 が 急 増 して いるが 学 習 者 の 多 くが 望 むコミュニケーション 言 語 としての 習 得 が 達 成 されているとは 言 いがたい 多 く の 学 習 者 が 中 国 語 の 言 語 学 的 特 徴 と 授 業 時 間 数 の 制 約 などにより 到 達 目 標 に 至 らず 単 位 取 得 のための 勉 学 にとどまりがちである そのため 結 果 的 に 多 くの 学 習 者 が 学 びながら 中 国 語 を 運 用 できる 人 材 が 育 成 されないという 問 題 が 生 じている 世 界 とりわ けアジアには 中 国 語 と 英 語 を 運 用 できる 人 材 が 多 い 21 世 紀 の 国 際 世 界 特 に アジアとの 協 調 が 求 められ る 日 本 の 国 際 化 を 考 えるとき 幅 広 い 領 域 にまたがる 非 専 門 分 野 において 中 国 語 を 運 用 できる 人 材 の 育 成 は 重 要 であり これに 適 応 する 中 国 語 教 育 の 改 善 が 問 われている 2. 開 発 の 背 景 2.1 中 国 語 中 国 語 人 材 の 需 要 増 大 世 界 人 口 の 4 人 に1 人 が 話 す 中 国 語 は グローバル 化 の 進 む 現 代 社 会 において 英 語 につぐ 第 二 の 国 際 言 *, ** 成 蹊 大 学 Seikei University 2.2 基 礎 力 活 用 型 教 育 の 重 要 性 中 学 英 語 でコミュニケーション! と 言 われるよ うに 確 かな 基 礎 力 の 組 合 せ 統 合 により かなり のコミュニケーション 力 が 生 まれる 教 養 課 程 のかぎ られた 時 間 数 の 中 で 学 習 者 の 望 むコミュニケーショ ン 力 を 習 得 するためには 長 時 間 の 鍛 錬 を 要 するハイ レベルの 語 学 教 育 ではなく 短 期 間 に 質 の 高 い 音 声 1
教 育 を 行 い 単 語 力 を 増 強 し 平 易 な 表 現 で 対 話 でき る 基 礎 力 活 用 型 の 中 国 語 教 育 が 必 要 となる 基 礎 力 の 徹 底 活 用 による 運 用 力 の 習 得 は たんに 学 習 目 標 を 達 成 するだけでなく 学 習 者 の 達 成 感 を 充 足 し 学 習 意 欲 を 喚 起 し 自 立 した 主 体 的 な 学 習 者 を 創 造 する 利 点 がある さらに これにより 非 専 門 分 野 において 質 の 高 い 中 国 語 人 材 を 育 成 する 可 能 性 も 生 まれる 3. 中 国 語 教 育 とIT 開 発 3.1 中 国 語 の 言 語 学 的 特 徴 と 音 声 教 育 3.1.1 声 調 言 語 としての 特 徴 短 期 間 に 確 実 なコミュニケーション 能 力 を 養 成 す るためには 対 象 とする 言 語 の 言 語 学 的 な 特 徴 が 重 要 な 要 素 となる China-Tibet 語 族 に 属 する 中 国 語 は 単 音 節 孤 立 語 声 調 言 語 (Tone Language)を 特 徴 とす る この 内 中 国 語 の 習 得 において 重 要 な 課 題 となる のが 声 調 言 語 (Tone Language)としての 特 徴 である 声 調 言 語 は 音 節 のもつ 高 低 変 化 により 最 終 的 な 意 味 の 弁 別 を 行 う 例 えば ローマ 字 つづり li の 場 合 は 第 二 声 調 は 梨 (ナシ) 第 三 声 調 は 李 (ス モモ) 第 四 声 調 は 栗 (クリ)となり 一 音 節 のも つ 声 調 変 化 により 文 字 が 変 わり 意 味 が 変 わる 一 音 節 の 発 音 声 調 の 役 割 が 大 きいため 非 声 調 言 語 を 母 国 語 とする 学 習 者 にとっては コミュニケーションの 成 立 に 直 接 関 わる 声 調 感 覚 の 習 得 が 重 要 な 学 習 課 題 と なり そのために 音 声 教 育 が 重 要 となる 3.1.2 日 本 人 学 習 者 と 音 声 学 習 高 低 アクセントによる 意 味 の 弁 別 機 能 は 日 本 語 に も 見 られるが 日 本 語 の 場 合 は 雨 高 低 飴 低 高 のように 複 数 音 節 間 にまたがる 段 階 型 の 高 低 変 化 で あり 発 話 時 の 音 声 幅 も 狭 く 起 伏 の 乏 しい 平 板 な 音 域 に 成 立 するのが 特 徴 である 中 国 語 の 声 調 は 一 字 一 音 一 義 を 原 則 とする 単 音 節 言 語 としての 組 合 せか ら 生 まれる 一 音 節 内 部 での 急 激 かつ 曲 線 的 な 高 低 変 化 であり 段 階 型 で しかも 平 板 な 発 話 音 域 をもつ 学 習 者 にとっては なじみにくく 初 期 段 階 での 中 国 語 学 習 の 負 担 を 増 す 要 因 となりやすい しかし 声 調 が 意 味 の 弁 別 機 能 をもつ 以 上 その 習 得 はコミュニケー ション 能 力 の 育 成 に 欠 かせない 要 件 でもある 声 調 よ ければ 発 音 半 ばよし と 言 われるように 声 調 学 習 を 核 とする 音 声 学 習 が 重 要 となる 所 以 である 特 に 本 取 組 のように 短 期 間 に 着 実 に 運 用 力 を 身 につける ことを 目 指 す 基 礎 力 活 用 型 教 育 においては 声 調 学 習 を 効 率 よく 進 めることが 特 に 重 要 である 3.2 IT 教 育 による 補 助 3.2.1 成 蹊 大 学 の 自 習 支 援 システムの 開 発 大 学 教 養 課 程 で 語 学 教 育 の 授 業 時 間 数 は きわめ て 限 定 されており そのままではコミュニケーション 能 力 の 達 成 は 難 しい 短 期 間 に 確 実 に 質 の 高 い 音 声 教 育 を 行 うためには ITシステムによる 補 助 が 大 きな 助 けとなる 成 蹊 大 学 では 音 声 教 育 の 充 実 と 効 率 化 をはかるために 平 成 12 年 度 より 独 自 の 自 習 支 援 システムを 複 数 開 発 し その 一 部 をHP 上 で 公 開 し てきた( 中 国 語 音 声 教 育 DBシステム 第 10 回 私 立 大 学 情 報 教 育 協 会 情 報 教 育 方 法 研 究 会 奨 励 賞 受 賞 2002 年 11 月 ) ( 注 1) 今 回 の 取 組 游 は これらの 既 開 発 成 果 を 基 盤 とし 新 たな 開 発 成 果 を 加 えて 展 開 されるものである 3.2.2 自 習 支 援 システムの 課 題 と 対 応 IT 教 育 教 材 は いつでも どこでも 誰 でも 使 用 できると 言 われるが 実 際 には 必 ずしも 字 義 どおり には 機 能 していない 使 用 してほしい 学 習 者 が 使 用 す るともかぎらず 又 必 要 なときに 適 切 に 使 用 してもら えるともかぎらない また 双 方 向 性 を 高 めえたとし てもテクニカルな 技 能 習 得 を 超 える 内 面 的 な 教 育 が 直 接 的 に 可 能 となるわけではない そのため 自 習 支 援 システムとしての 機 能 を 十 分 に 活 用 し 教 育 に 役 立 て るためには 教 育 する 側 の 立 場 視 点 によるだけでな く 学 習 する 側 学 び 手 の 個 性 関 心 を 重 視 する 双 方 向 性 内 的 教 育 を 重 視 できる 対 面 教 育 と 連 係 した 総 合 的 な 教 育 構 想 が 求 められる 4. 游 の 取 組 取 組 名 称 游 の 文 字 は 中 国 語 のコミュ 二 ケーシ ョン 世 界 で 学 習 者 が 自 由 に 遊 び 学 ぶ 意 味 をもつ 中 国 語 発 音 表 記 Yóu のローマ 字 つづり you は 英 語 の あなた つまり 学 ぶ 主 体 である 学 生 を 象 徴 し さらに 日 本 語 読 みにも 通 じる 内 容 的 には 取 組 事 業 が 目 指 す 教 育 構 想 の 名 称 と システムの 統 括 的 名 称 の 二 つの 意 義 を 有 している 4.1 対 面 教 育 と IT 教 育 の 複 合 教 育 プラン 游 游 取 組 の 開 発 構 想 は 汎 用 性 の 高 い 自 習 支 援 型 e-learning システムとオーラルインタビュー 方 式 を 援 用 した 独 自 の 対 面 式 正 課 授 業 の 連 係 により 基 礎 力 2
活 用 型 中 国 語 人 材 の 育 成 をはかり 社 会 と 学 習 者 のニ ーズに 応 えることを 目 的 としている ( 図 1) 前 者 汎 用 性 の 高 い 自 習 支 援 型 e-learning システムとは 学 習 者 の 個 別 状 況 ( 意 欲 関 心 レベル)を 重 んじ 自 主 性 創 造 性 を 引 き 出 すエンドユーザ 能 動 型 学 習 シス テムを 指 し これにより 学 習 者 が 自 らの 学 習 を 創 造 し 学 習 状 況 を 教 える 側 に 発 信 し 教 える 側 とともに 創 造 者 となれる 教 育 を 目 指 している 後 者 独 自 の 対 面 式 正 課 授 業 では 反 射 神 経 と 速 度 を 養 成 する 日 常 会 話 能 力 とは 異 なる 口 語 教 育 を 志 向 し コミュニケー ション 力 習 得 のための 語 学 的 技 能 と 人 と 社 会 に 対 する 理 解 力 知 的 関 心 を 養 うことを 目 指 している 二 つの 基 本 軸 により コミュニケーションに 必 要 な 語 学 的 技 能 とコミュニケーションの 根 源 にある 内 面 的 な 涵 養 を はかること すなわち 人 と 社 会 に 語 りかけ 人 と 社 会 の 声 に 耳 を 傾 けることのできる2 要 素 技 能 と 精 神 の 双 方 を 目 指 している 機 能 ( 高 低 強 弱 緩 急 を 表 示 )を 用 意 している 図 2 システム 游 の 基 本 構 成 以 下 に 現 段 階 までの 開 発 状 況 に 基 づき システム を 構 成 する 各 項 目 について 具 体 的 に 取 上 げていく 5.1.1 授 業 用 授 業 準 拠 用 コンテンツ 授 業 用 授 業 準 拠 用 コンテンツには 発 音 学 習 のた めの 発 音 の 基 礎 文 法 と 発 音 学 習 の 有 機 的 連 係 をは かる 発 音 と 語 法 の 基 礎 語 彙 力 増 強 のための マル チメディアピクチャーディクショナリー などの 学 習 素 材 がある 各 素 材 は WEB 上 から 学 習 者 がいつでも 使 用 できる 以 下 に 例 を 挙 げて 説 明 する 図 1 教 育 構 想 図 5. システム 游 5.1 システム 游 の 概 要 システムの 構 成 は 図 2のように 授 業 用 コンテン ツ 授 業 準 拠 用 コンテンツ 学 習 用 コンテンツの 3 系 列 を 基 本 軸 として 構 成 される さらにこの 3 系 列 そ れぞれに 基 礎 と 応 用 からなる 二 段 階 のレベルが 設 定 さ れる 基 礎 レベルは 文 字 通 り 基 礎 力 の 習 得 と 定 着 を はかり 応 用 レベルで 実 践 的 活 用 展 開 を 目 指 す 2 段 階 の 習 得 目 標 の 実 現 のために 語 彙 力 の 増 強 基 本 構 文 の 習 得 実 用 的 な 会 話 読 解 文 章 作 成 など レベルに 即 した 教 材 が 提 供 される 教 材 のほとんどに ネイティブのアナウンサーによる 模 範 音 声 及 び 模 範 音 声 と 学 習 者 の 音 声 を 瞬 時 に 比 較 できる 声 調 波 形 表 示 5.1.2 発 音 の 基 礎 中 国 語 基 礎 教 育 の 要 となる 発 音 教 材 発 音 の 基 礎 は 中 国 語 発 音 の 核 となる 声 調 と 日 本 人 学 習 者 の 特 徴 を 重 視 したメッソドで 構 成 されている すなわち 単 音 節 の 声 調 を 点 とし 点 の 連 なりとして 線 (ライン)へ 展 開 し 点 から 線 への 発 展 すなわち 単 語 からフレーズ フレーズから 文 章 へと 学 習 を 重 ね 正 しい 発 音 とリズム イントネーションを 習 得 する 方 式 で 展 開 される( 図 3) 単 語 段 階 では 区 別 しにくい 声 調 母 音 と 子 音 の 組 合 せ 文 章 段 階 では 日 常 会 話 文 早 口 ことばなどが 収 録 されている 基 礎 発 音 では 音 声 を 聞 きながら ネイティブスピーカーの 模 範 口 形 を ムービービデオで 理 解 し 舌 の 位 置 と 唇 の 動 きを 動 画 で 確 認 し 正 しい 発 音 の 習 得 練 習 ができる( 図 4) ま た 要 点 となる 画 面 には 日 本 語 プロアナウンサーに よる 聞 き 取 りやすい 解 説 とその 文 字 原 稿 もつけられて おり 完 全 自 習 教 材 としても 利 用 できる 3
図 3 発 音 の 基 礎 声 調 基 本 練 習 図 5 マルチメディアピクチャー ディクショナリー 第 4 課 家 族 図 4 発 音 の 基 礎 単 母 音 a の 発 音 5.1.3 豊 富 な 教 材 中 国 語 と 日 本 語 は ともに 漢 字 を 用 いる 言 語 である が 同 一 字 形 の 漢 字 でも 音 声 は 異 なる そのため 初 期 学 習 においては 一 つの 単 語 を 学 習 するにも 文 字 音 声 音 声 の 表 記 法 意 味 と 四 つの 情 報 を 習 得 しな ければならず 学 習 者 の 負 担 が 少 なくない 一 方 漢 字 使 用 圏 にある 日 本 人 学 習 者 の 場 合 漢 字 のもつ 同 一 性 に 頼 り 音 声 学 習 を 軽 視 しやすい 傾 向 も 見 られる そのため 音 声 を 重 視 しながら 学 習 者 の 負 担 を 軽 減 し 絵 画 素 材 を 利 用 して 単 語 力 の 増 強 をはかる 方 法 が 注 目 される イラスト 素 材 を 媒 介 として 音 声 文 字 のモ ンタージュ 効 果 により 楽 しみながら 学 習 できる マ ルチメディアピクチャーディクショナリー は 単 語 力 増 強 をはかるための 有 効 かつ 豊 富 な 学 習 素 材 源 であ る 5.1.4 学 習 用 コンテンツ 学 習 用 コンテンツでは 豊 富 な 語 彙 素 材 データベー スを 構 築 し 多 様 な 自 動 応 答 機 能 を 備 えた 演 習 問 題 を 提 供 し 学 習 者 の 意 欲 に 応 えることを 目 指 している 具 体 的 には 該 当 する 対 象 に 関 する 情 報 関 連 語 彙 構 文 情 報 及 びそれに 即 した 応 用 問 題 を 提 供 する さ らに 学 習 者 の 学 習 履 歴 をもとに 弱 点 克 服 のための アドバイスを 提 示 し そのアドバイスをもとに 学 習 者 が 自 分 に 合 った 学 習 素 材 を 選 択 指 定 することがで きる 音 声 イラスト 文 字 情 報 により 単 語 力 増 強 をはかる マルチメディアピクチャーディクショナリ ー では ゲーム 感 覚 で 学 べるヒアリング 演 習 問 題 も 用 意 している 図 6 マルチメディアピクチャー ディクショナリー 第 4 課 家 族 演 習 問 題 4
図 6では お 面 をクリックして 家 族 を 表 わす 中 国 語 の 会 話 を 聞 き 右 側 の 該 当 する 訳 をクリックして 正 誤 の 判 定 を 得 る 6. 学 習 用 コンテンツシステムの 概 要 学 習 用 コンテンツシステムの 概 要 について 述 べる 6.1 声 調 波 形 の 表 示 機 能 声 調 の 形 態 的 特 徴 は 高 低 変 化 と 強 弱 変 化 により 形 成 される 発 話 時 の 音 声 領 域 が 平 板 で 高 低 に 乏 しい 日 本 人 学 習 者 の 場 合 高 低 変 化 だけでなく 強 弱 変 化 に 注 意 することにより 声 調 の 特 徴 をより 明 確 に 再 現 で きる 游 システムの 全 コンテンツは 高 低 強 弱 緩 急 を 表 示 できる 精 度 の 高 い 本 学 オリジナル 声 調 波 形 表 示 機 能 を 備 えており 日 本 人 学 習 者 の 発 音 学 習 に 対 してきわめて 高 い 補 助 効 果 をもつ ( 注 2) 各 データベースに 登 録 される 同 一 語 彙 は ID 番 号 によ り 一 元 管 理 される 6.2.1 語 彙 辞 書 語 彙 辞 書 には 各 語 の 中 国 語 ピンイン 品 詞 訳 音 声 ファイルの 他 に 多 くの 属 性 が 登 録 されている 名 詞 には 量 詞 意 味 カテゴリなどの 属 性 が 含 まれ る 意 味 カテゴリは 現 在 10 の 大 分 類 からツリー 構 造 で 構 築 され 終 端 の 分 類 は 約 750 ある 動 詞 の 属 性 としては 動 詞 が 構 築 する 構 文 による 分 類 (バーブ パターン) 及 び 主 語 目 的 語 などにとれる 名 詞 の 意 味 カテゴリなどが 含 まれる 形 容 詞 には 形 容 する 名 詞 の 意 味 カテゴリ 述 語 になるか 否 か 述 語 になる 場 合 は 主 語 となりうる 名 詞 の 意 味 カテゴリなどの 属 性 が 含 まれる 図 7 マルチメディアピクチャー ディクショナリー 第 2 課 挨 拶 での 発 音 練 習 図 7は 模 範 音 声 と 学 習 者 の 音 声 の 声 調 波 形 を 表 示 したもので 上 が 模 範 音 声 下 が 学 習 者 の 音 声 で 縦 軸 が 高 低 横 軸 が 時 間 色 の 濃 淡 が 音 の 強 弱 を 表 して いる これにより 学 習 者 は 耳 だけでなく 視 覚 的 にも 模 範 音 声 との 比 較 ができる 教 師 の 発 音 の 欠 陥 の 指 摘 教 師 側 のもつ 感 覚 は 必 ずしも 学 習 者 に 共 有 さ れ 的 確 に 伝 達 されているともかぎらない 学 習 者 自 身 が 自 己 の 発 音 特 徴 について 視 覚 的 に 認 識 できれば 矯 正 効 果 が 上 がり 矯 正 に 要 する 時 間 も 短 縮 できる 6.2 データベース 多 様 な 演 習 問 題 の 提 供 関 連 情 報 へのリンクを 実 現 するために 以 下 のようなデータベースを 用 意 する 6.2.2 基 本 文 型 構 文 学 習 問 題 の 作 成 などに 利 用 するため 初 級 教 科 書 に 準 拠 した 基 本 文 型 が 登 録 されている 各 基 本 文 型 は 中 国 語 構 文 日 本 語 構 文 各 構 文 要 素 の 詳 細 から なり 構 文 番 号 で 管 理 されている 構 文 番 号 の 上 位 2 桁 は 基 本 テキスト( 発 音 と 語 法 の 基 礎 )の 課 を 表 わす 以 下 に 構 文 番 号 1801( 教 科 書 の 18 課 で 学 習 す る 構 文 )に 収 録 される 基 本 文 型 の 例 を 挙 げる 基 本 文 型 の 例 中 国 語 構 文 ( 構 文 を 生 成 する 要 素 に 分 解 ) (S: 主 語 O: 目 的 語 VP: 動 詞 を 表 す) 1801 S1 叫 S2 VP O 日 本 語 訳 の 構 文 ( 中 国 語 構 文 の 記 号 に 対 応 する 日 本 語 訳 の 構 文 ) 1801 S1 は S2 に O を VP させる 各 構 文 要 素 の 詳 細 1801 S1 N b2222 (S1 は 意 味 カテゴリ b2222( 人 )の 名 詞 ) 1801 S2 N VP (S2 は 動 詞 VP の 主 語 となりうる 名 詞 ) 1801 VP V2 未 然 形 做 去 看 (VP は バーブパターン2の 動 詞 で 日 本 語 訳 では 未 然 形 で 訳 に 組 込 まれ 後 に 構 文 でよく 使 われる 基 本 動 詞 を 提 示 ) 1801 O NP VP (S2 は 動 詞 VP の 目 的 語 となりうる 名 詞 ) 上 記 構 文 語 彙 辞 書 を 利 用 することにより 条 件 5
に 適 合 した 文 が 生 成 される 下 に 生 成 された 文 の 例 を 挙 げる 老 师 叫 学 生 做 作 业 ( 先 生 は 学 生 に 宿 題 をさせる ) 6.2.3 学 習 素 材 中 国 語 の 活 用 を 手 助 けする 講 読 ( 文 学 作 品 神 話 童 話 など) 会 話 ( 一 般 会 話 ビジネス 会 話 ) 時 事 の 3つの 分 野 における 学 習 素 材 が 用 意 されている 学 習 素 材 は 内 容 に 基 づき 分 類 されるため 学 習 者 が 興 味 のある 分 野 必 要 な 分 野 の 素 材 を 選 択 することができ る 各 素 材 は 文 章 解 説 演 習 問 題 により 構 成 され る また ここで 使 用 される 語 の 関 連 情 報 を 選 択 す ることにより より 多 くの 知 識 を 得 ることができる 6.2.4 応 用 語 彙 資 源 多 様 な 演 習 問 題 の 出 題 多 様 な 関 連 情 報 の 提 示 のた めに 以 下 のような 語 彙 資 源 を 用 意 している 補 語 情 報 習 得 が 難 しいといわれる 補 語 ( 例. 完 来 去 )の 学 習 用 に 動 詞 形 容 詞 の 基 本 語 彙 に 対 して よく 使 われる 補 語 使 い 方 例 文 解 説 が 登 録 されている 類 義 語 辞 書 類 義 語 ( 例. 低 いという 意 味 をもつ 低 矮 ) の 使 い 方 の 違 い 使 える 用 法 例 文 解 説 が 登 録 されている 日 中 同 形 異 義 語 辞 書 日 本 語 と 中 国 語 で 同 形 の 漢 字 を 使 用 しながら 異 なる 意 味 を 示 す 語 などが 例 文 解 説 とともに 登 録 されている 下 に 同 形 異 義 語 の 例 を 挙 げる 中 国 語 : 汽 车 日 本 語 : 自 動 車 日 本 語 : 汽 車 中 国 語 : 火 车 誤 用 例 辞 書 誤 用 例 として 間 違 えやすい 用 例 正 解 解 説 が 登 録 されている 6.2.5 検 定 問 題 用 資 源 検 定 問 題 に 使 われる 資 源 が 登 録 されている この 資 源 は 紙 面 による 印 刷 物 のように 決 まった 検 定 問 題 を 出 題 するのではなく 多 様 性 に 富 んだ 問 題 を 出 題 し この 資 源 を 他 の 学 習 問 題 でも 使 用 できるように 構 築 し てある 例 えば 語 順 問 題 は 中 国 語 を 構 文 に 分 解 し 以 下 の 形 式 により 登 録 されており 指 定 された 語 以 外 は ランダムな 順 序 で 提 示 される 語 順 問 題 用 データの 例 区 切 られた 中 国 語 我 的 爱 好 跟 他 不 一 样 中 国 語 と 対 応 したピンイン Wǒ de àihào gēn tā bù yíyàng 日 本 語 訳 私 の 趣 味 は 彼 と 同 じではありません 固 定 された 語 順 1 < 1 語 目 は 固 定 このような 形 式 で 登 録 することにより この 資 源 は 穴 埋 め 問 題 や 爱 好 の 例 文 としても 提 示 できる 6.3 問 題 の 提 示 と 採 点 上 に 挙 げたデータベース 規 則 を 利 用 し 多 くの 演 習 問 題 を 自 動 生 成 し 出 題 し 自 動 採 点 することがで きる 以 下 に 出 題 される 演 習 問 題 の 例 を 挙 げる 6.3.1 語 彙 力 増 強 のための 演 習 問 題 語 彙 力 増 強 のための 演 習 問 題 は 授 業 中 に 学 んだ 語 彙 の 復 習 語 彙 力 の 増 強 検 定 問 題 など いろいろな 場 面 で 出 題 される 語 彙 力 増 強 問 題 は 語 彙 辞 書 情 報 などから 自 動 的 に 生 成 され 出 題 される 以 下 に 生 成 される 問 題 の 例 を 挙 げる 1 訳 から 漢 字 ピンインを 答 える > 選 択 肢 は 同 じ 意 味 カテゴリをもつ 語 問 題 例 卓 球 の 中 国 語 は? 篮 球 排 球 乒 乓 球 羽 毛 球 2 漢 字 からピンイン > 選 択 肢 は 間 違 えやすいピンインのルールか ら 生 成 される 問 題 例 自 行 车 のピンインは? zìxíngchā zìxíngchē zhìxíngchē 3 漢 字 ピンインから 訳 > 選 択 肢 は 同 じ 意 味 カテゴリをもつ 語 問 題 例 圆 珠 笔 の 意 味 は? 万 年 筆 ノート 筆 ボールペン 4 簡 単 な 構 文 で 語 彙 力 増 強 > 類 義 語 辞 書 の 用 例 から 生 成 される 問 題 例 矮 ( 低 い)の 正 しい 用 法 は? 矮 个 子 矮 水 平 5 模 範 音 声 を 聞 いて 意 味 ピンインを 答 える > 意 味 の 場 合 は 同 じ 意 味 カテゴリをもつ 語 を 選 択 肢 とする ピンインの 場 合 は 間 違 え 6
やすいピンインを 選 択 肢 として 生 成 する 問 題 例 リンゴの 音 声 を 聞 いて 次 の 語 は? リンゴ ミカン スイカ ブドウ する 分 野 を 選 択 すると 文 章 解 説 関 連 する 演 習 問 題 が 提 示 される 以 下 に ビジネス 会 話 の 場 面 例 ( 節 略 )と 演 習 問 題 を 挙 げる 6.3.2 文 法 学 習 のための 演 習 問 題 基 本 文 型 語 彙 辞 書 を 利 用 して 生 成 された 文 を 基 に 中 国 語 作 文 問 題 穴 埋 め 問 題 語 順 問 題 を 出 題 する 教 科 書 の 課 を 指 定 すると その 課 で 学 ぶ 基 本 文 型 と すでに 学 んだ 単 語 からなる 問 題 が 出 題 される 以 下 に 例 を 挙 げる 基 本 文 型 S VP1 O 不 VP2? VP1 としてとる 語 の 例 打 VP2 は VP1 と 同 じ 語 動 詞 辞 書 打 dǎ 動 詞 V+O( 動 詞 の 型 ) する( 訳 ) 人 ( 主 語 の 意 味 カテゴリ) 球 技 ( 目 的 語 の 意 味 カテゴリ) 名 詞 辞 書 棒 球 野 球 ( 訳 ) 球 技 ( 意 味 カテゴリ) 生 成 される 文 他 打 棒 球 不 打? 生 成 された 文 からの 問 題 例 空 所 補 充 問 題 次 の 括 弧 に 入 る 語 は? 他 ( ) 棒 球 不 ( )? 語 順 問 題 次 の 語 を 並 べ 替 えて 正 しい 文 にせよ 他 打 不 棒 球 打 6.3.3 正 誤 問 題 応 用 語 彙 資 源 を 利 用 することにより 多 くの 正 誤 問 題 を 出 題 することができる 以 下 に 問 題 例 を 挙 げる 誤 用 例 辞 書 に 登 録 されている 誤 用 例 と 正 解 を 並 べ 正 しい 方 を 選 択 させる 問 題 例 中 国 の 留 学 生 が 去 年 の 二 倍 になっ た の 中 国 語 で 正 しいものは 1. 中 国 留 学 生 比 去 年 增 加 了 一 倍 2. 中 国 留 学 生 比 去 年 增 加 了 两 倍 類 義 語 辞 書 から 各 用 例 の 正 誤 を 判 断 させる 問 題 例 次 の 用 法 は 正 しいですか 1. 你 的 学 习 办 法 很 好 2. 有 没 有 解 决 的 办 法? 6.3.4 応 用 学 習 講 読 会 話 ( 一 般 会 話 ビジネス 会 話 ) 時 事 に 関 スキット 第 一 部 接 待 客 户 第 1 课 迎 接 客 户 山 田 勇 介 是 日 中 商 事 的 新 职 员, 今 年 4 月 刚 进 公 司 ( 在 机 场 的 乘 客 出 口 处 ) 山 田 请 问, 你 们 是 不 是 中 国 华 日 公 司 的? 中 国 客 户 对 您 是 ~~~? 山 田 我 是 日 中 商 事 的 山 田 勇 介, 这 是 我 的 名 片 解 説 と 演 習 問 題 生 词 A. 日 常 用 语 : 刚 选 修 毕 业 到 齐 迎 接 B. 商 务 用 语 : 客 户 新 职 员 公 司 科 长 重 要 语 句 1. 惯 用 句 : 欢 迎 各 位 2. 关 联 词 语 : 您 是 哪 一 位? 练 习 一. 会 話 文 を 日 本 語 に 訳 してみよう 二. 関 連 語 句 を 用 いて 置 換 え 練 習 をしてみよう 1. 请 问, 您 是 ~~~? -------- 6.3.5 検 定 問 題 挑 戦 したい 中 国 語 検 定 試 験 の 級 問 題 の 種 類 を 指 定 すると 検 定 問 題 用 資 源 から 該 当 する 問 題 が 生 成 され 表 示 される また 模 擬 試 験 問 題 として まと まった 問 題 を 提 示 することもできる 出 題 される 問 題 の 例 ヒアリング 問 題 例 問 題 文 の 中 国 語 を 聞 いて 適 切 な 答 えを 選 択 する 問 題 文 明 天 你 有 英 语 课 吗? 選 択 肢 1. 我 明 天 不 去 学 校 2. 我 明 天 有 英 语 课 3. 明 天 我 十 点 去 大 学 空 所 補 充 問 題 例 問 題 文 昨 天 感 冒 了,( ) 没 去 学 校 選 択 肢 因 为 为 了 所 以 可 是 6.4 関 連 情 報 の 提 示 問 題 で 提 示 された 語 問 題 の 文 章 に 現 れた 基 本 的 な 語 は 様 々な 語 彙 情 報 とリンクされている リンク 7
情 報 を 利 用 することにより 学 習 者 は 能 動 的 に 学 習 を 展 開 していくことができる 次 に リンク 情 報 を 利 用 した 学 習 の 例 を 挙 げる 語 彙 力 増 強 乒 乓 球 ( 卓 球 )という 語 を 学 習 し その 他 の 球 技 に 関 する 語 を 学 習 したい 場 合 同 じ 意 味 カテゴリ をもつ 語 を 表 示 させ それらの 語 の 詳 細 情 報 を 見 る ことができる 語 の 用 法 の 学 習 必 需 を 見 ると 類 義 語 として 必 须 必 要 が 登 録 されている 用 例 には 这 都 是 旅 行 中 ~ 的 东 西 (これは 旅 行 中 になくてはならないものだ)が あり ~ 部 分 に 入 ることのできるものは 必 需 の みであることがわかる 7. 履 歴 の 活 用 学 習 者 の 学 習 履 歴 として 閲 覧 したページ 演 習 問 題 採 点 結 果 をとる 採 点 結 果 は 問 題 を 分 類 し 各 分 類 に 即 してとり 蓄 積 する 例 えば 語 彙 聞 き 取 り 問 題 では 問 題 は 四 声 の 聞 き 取 り 有 気 音 と 無 気 音 の 区 別 など 間 違 えやすい 発 音 の 一 般 的 傾 向 を 見 て 生 成 される 構 文 問 題 では 使 役 受 け 身 や 前 置 詞 把 を 用 いる 把 構 文 などが 挙 げられる また 生 成 さ れた 問 題 のルールと 学 習 者 の 採 点 結 果 から 各 自 の 弱 点 を 判 断 し 学 習 者 に 通 知 することもでき 学 習 者 は 欠 点 克 服 のための 演 習 を 選 択 することができる その ほか 豊 富 な 素 材 に 対 して 学 習 者 は 自 己 の 個 別 状 況 ( 意 欲 関 心 レベル)に 応 じて 選 択 して 学 習 で きるため 学 習 者 の 好 む 学 習 素 材 学 習 課 題 などが 教 える 側 に 伝 達 され 教 育 学 習 の 新 たな 展 開 方 向 性 の 策 定 にも 有 用 な 情 報 が 得 られる 8. 今 後 の 課 題 と 展 望 現 在 開 発 2 年 目 を 迎 えている 本 年 度 までの 主 要 開 発 項 目 はコンテンツ 制 作 のための 枠 組 みの 検 討 決 定 学 習 素 材 のデータ 化 ( 必 要 情 報 の 付 加 音 声 画 像 制 作 )を 主 要 項 目 として 展 開 している 最 終 年 度 に は 学 習 プログラムの 全 体 的 な 構 築 をはかることにな る その 段 階 では 学 習 者 の 学 習 成 果 の 判 定 基 準 到 達 目 標 などを 更 に 検 討 し 自 習 支 援 システムとして の 課 題 の 完 成 度 を 高 めていく 予 定 である これらの 点 については 来 年 度 のシステム 構 築 を 踏 まえて 改 めて 報 告 することにしたい ( 注 1) 成 蹊 大 学 自 習 支 援 システム( 全 4 種 )の 内 最 大 の 規 模 をもち 学 外 にも 公 開 してきた 中 国 語 音 声 教 育 D Bシステム ( 平 成 12 年 度 ~16 年 度 日 本 学 術 振 興 会 科 学 研 究 費 補 助 金 研 究 成 果 公 開 促 進 費 平 成 14 年 度 成 蹊 大 学 特 別 予 算 )は 11 万 語 の 語 彙 データ 30 万 件 の 速 度 別 音 声 データ 多 種 多 様 な 検 索 機 能 声 調 波 形 表 示 機 能 を 備 えており 中 上 級 者 専 門 家 向 け 汎 用 版 発 音 学 習 教 材 付 初 級 者 向 け 入 門 版 がある 他 の3 種 類 は 発 音 の 基 礎 発 音 と 文 法 の 基 礎 マルチメデイピクチ ャーディクショナリー で いずれも 游 システムの 基 盤 データバンクとなっている 現 在 は これらの 上 に さらに 会 話 時 事 講 読 など 新 教 材 を 加 えている ( 注 2) 近 年 中 国 語 ワープロソフトなどに 装 備 され 始 めた 声 調 波 形 表 示 機 能 は 高 低 表 示 のみで 日 本 人 学 習 者 の 声 調 習 得 に 重 要 な 強 弱 を 示 せるものはまだない 初 級 学 習 者 は 発 音 に 力 が 入 り 力 を 抜 くことが 難 しいため 正 しい 声 調 の 習 得 が 阻 まれる 傾 向 がある 本 学 のオリジ ナル 声 調 波 形 表 示 機 能 では 初 級 者 の 色 濃 い 波 形 と 模 範 音 声 の 濃 淡 のある 波 形 の 違 いが 瞬 時 にわかり 正 しい 発 音 習 得 を 促 すことができる 参 考 文 献 (1) 湯 山 トミ 子 武 田 紀 子 沈 暁 文 土 屋 肇 枝 余 澜 他 : インターネットによる 中 国 語 音 声 教 育 支 援 システム 中 国 語 音 声 教 育 データベースシステム: 情 報 教 育 方 法 研 究 pp.4-6,(2002) (2) 湯 山 トミ 子 武 田 紀 子 : 発 音 習 得 補 助 システム 開 発 へ の 試 み 波 形 による 成 長 学 習 を 中 心 として 中 国 語 学 会 第 52 回 全 国 大 会 予 稿 集,pp112-116,(2002) (3) 武 田 紀 子 他 : 発 音 表 示 する 中 国 語 学 習 システムの 作 成 言 語 処 理 学 会 第 8 回 年 次 大 会 発 表 論 文 集 pp.443-446, (2002) (4) 湯 山 トミ 子 他 : 一 般 教 養 課 程 における 中 国 語 教 育 充 実 への 試 み 成 蹊 法 学 51 号, pp150-172, (2000) (5) 游 URL http://133.220.106.221/index.html 湯 山 トミ 子 ( 非 会 員 ) 1973 年 成 蹊 大 学 法 学 部 政 治 学 科 卒 業 1986 年 東 京 都 立 大 学 大 学 院 人 文 科 学 研 究 科 修 士 課 程 修 了 1990 年 東 京 都 立 大 学 大 学 院 人 文 科 学 研 究 科 博 士 課 程 満 期 退 学 1990 年 愛 媛 大 学 教 養 部 講 師 現 在 成 蹊 大 学 法 学 部 教 授 中 国 語 教 育 中 国 社 会 文 化 論 の 研 究 に 従 事 日 本 中 国 語 学 会 など 会 員 武 田 紀 子 ( 非 会 員 ) 1970 年 東 京 女 子 大 学 文 理 学 部 数 理 学 科 卒 業 1970 年 成 蹊 大 学 工 学 部 助 手 2007 年 成 蹊 大 学 現 代 GP 事 業 推 進 要 員 自 然 言 語 処 理 音 声 分 析 など の 研 究 に 従 事 情 報 処 理 学 会 言 語 処 理 学 会 会 員 8