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2. 検 討 に 当 たっての 前 提 条 件 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 における 事 故 と 同 様 に 大 規 模 な 地 震 津 波 発 生 に 伴 い 原 子 力 発 電 所 の 事 故 が 複 合 的 に 発 生 することを 想 定 するとともに より 厳 しい 条 件 として 冬 期 間 に 発 生 することも 想 定 する 原 子 力 災 害 と 住 民 避 難 等 については 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 における 事 故 の 初 期 の 対 応 を 参 考 にするが 個 別 具 体 的 な 災 害 事 故 想 定 は 行 わない 住 民 の 広 域 避 難 先 については 大 間 原 子 力 発 電 所 にあってはむつ 市 方 面 東 通 原 子 力 発 電 所 にあっては 青 森 市 方 面 を 想 定 する ただし 事 故 の 規 模 等 によって は 広 域 避 難 先 を 変 更 する 必 要 が 生 じ 得 ることに 留 意 する 必 要 がある 避 難 は 放 射 性 物 質 が 放 出 される 前 に 完 了 させることを 目 標 とする なお ここでは 大 間 原 子 力 発 電 所 と 東 通 原 子 力 発 電 所 での 同 時 災 害 発 生 まで は 検 討 を 加 えていないが 同 時 災 害 発 生 の 場 合 には 相 当 程 度 厳 しい 対 応 が 求 め られることに 留 意 する 必 要 がある また 津 波 により 陸 奥 湾 (むつ 市 )におい て 床 上 浸 水 する 事 態 は 想 定 していない - 2 -

3 下北地域の特徴等 1 各市町村の人口 - 3 -

大 間 原 子 力 発 電 所 の 圏 域 市 町 村 ごとの 避 難 対 象 人 口 の 状 況 避 難 対 象 人 口 大 間 町 風 間 浦 村 佐 井 村 むつ 市 東 通 村 小 計 ~3km 圏 域 5,316 - - - - 5,316 3~5km 圏 域 965 563 - - - 1,528 5~10 km 圏 域 - 911 1,705 - - 2,616 10~20 km 圏 域 - 960 514 259-1,733 20~30 km 圏 域 - - 253 10,279-10,532 計 6,281 2,434 2,472 10,538-21,725 市 町 村 人 口 6,281 2,434 2,472 63,838 7,297 82,322 東 通 原 子 力 発 電 所 の 圏 域 市 町 村 ごとの 避 難 対 象 人 口 の 状 況 避 難 対 象 人 口 大 間 町 風 間 浦 村 佐 井 村 むつ 市 東 通 村 小 計 ~3km 圏 域 - - - - 916 916 3~5km 圏 域 - - - - 2,299 2,299 5~10 km 圏 域 - - - 1,297 432 1,729 10~20 km 圏 域 - - - 28,031 2,550 30,581 20~30 km 圏 域 - - - 23,799 1,100 24,899 計 - - - 53,127 7,297 60,424 市 町 村 人 口 6,281 2,434 2,472 63,838 7,297 82,322 住 基 台 帳 人 口 (H23.3.31)による - 4 -

(2) 大 間 町 風 間 浦 村 佐 井 村 大 間 原 子 力 発 電 所 から 半 径 10km 圏 内 に 位 置 している 北 通 地 区 住 民 の 避 難 ル ートとして 幹 線 道 路 の 国 道 279 号 と 国 道 338 号 があるが 海 岸 線 沿 いの 低 地 に 位 置 しているため 地 震 津 波 発 生 に 伴 い 原 子 力 災 害 が 同 時 発 生 した 場 合 は 道 路 が 寸 断 されたり 交 通 規 制 により 完 全 に 通 行 ができなくなるため 孤 立 するこ とになる その 場 合 現 状 の 迂 回 道 路 として 県 道 薬 研 佐 井 線 県 道 川 内 佐 井 線 県 道 長 後 川 内 線 村 道 薬 研 易 国 間 線 が 想 定 されるが 狭 隘 箇 所 や 未 舗 装 区 間 があり ま た 県 道 長 後 川 内 線 以 外 については 冬 期 間 は 通 行 止 めになる (3)むつ 市 東 通 村 むつ 市 東 通 村 を 中 心 とした 下 北 半 島 住 民 の 避 難 ルートとして 幹 線 道 路 の 国 道 279 号 と 国 道 338 号 があるが ともに 東 通 原 子 力 発 電 所 から 半 径 10km 圏 内 を 通 っており 交 通 規 制 により 通 行 禁 止 になることも 予 想 される また 国 道 279 号 と 国 道 338 号 は 海 岸 線 に 近 いため 地 震 津 波 などによ り 道 路 が 寸 断 される 可 能 性 があり 下 北 半 島 北 部 が 陸 の 孤 島 となる 可 能 性 がある - 5 -

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(4) 最 寄 りの 避 難 所 と 最 寄 りの 避 難 所 までの 避 難 経 路 等 の 現 状 課 題 本 PTでは 昨 年 7 月 28 日 ( 木 ) 29 日 ( 金 )に 大 間 町 風 間 浦 村 及 び 佐 井 村 の 現 地 調 査 を また 昨 年 9 月 8 日 ( 木 ) 9 日 ( 金 )にむつ 市 及 び 東 通 村 の 現 地 調 査 を 実 施 した 現 地 調 査 等 を 踏 まえた 関 係 市 町 村 の 最 寄 りの 避 難 所 と 最 寄 りの 避 難 所 までの 避 難 経 路 の 状 況 等 の 現 状 課 題 の 概 要 については 以 下 のとおりである なお 詳 細 については 別 紙 原 発 避 難 PTの 現 地 調 査 項 目 ( 避 難 所 及 び 近 隣 の 状 況 ) を 参 照 以 下 最 寄 りの 避 難 所 の 標 高 ( 海 抜 )について 原 子 力 施 設 で 緊 急 安 全 対 策 を 講 ずることとした 津 波 の 高 さ(15m)を 一 つの 目 安 として 検 討 を 加 えてい るが 今 後 今 回 の 震 災 を 踏 まえ 県 において 新 たに 津 波 浸 水 予 測 図 を 作 成 する こととしており この 結 果 を 踏 まえ 各 市 町 村 において 必 要 に 応 じ 最 寄 り の 避 難 所 について 見 直 しを 行 う 必 要 がある - 7 -

1 大 間 町 ア) 最 寄 りの 避 難 所 地 域 防 災 計 画 上 14カ 所 の 屋 内 避 難 所 ( 学 校 町 立 公 民 館 等 )が 指 定 されて いるが 標 高 15メートル 未 満 に 位 置 する 避 難 所 が10カ 所 あり これらの 避 難 所 は 巨 大 な 津 波 が 発 生 した 場 合 避 難 所 として 利 用 できないおそれがある 標 高 15メートル 以 上 に 位 置 する 避 難 所 を 有 するのは 大 間 地 区 のみであり 他 の3 地 区 ( 下 手 地 区 奥 戸 地 区 材 木 地 区 )の 避 難 所 は 標 高 15メートル 未 満 となっている 避 難 所 の 施 設 構 造 が 木 造 平 屋 となっているものが 標 高 15メートル 以 上 に 位 置 する 避 難 所 のうち2カ 所 ある 大 規 模 な 地 震 津 波 と 原 子 力 発 電 所 の 事 故 が 複 合 的 に 発 生 した 場 合 現 状 の 各 地 区 の 避 難 所 の 収 容 定 員 では 避 難 者 を 収 容 しきれないおそれがある 非 常 用 自 家 発 電 設 備 が 設 置 されている 避 難 所 は1カ 所 のみで ほとんどの 避 難 所 では 停 電 時 の 対 応 が 困 難 と 考 えられる イ) 最 寄 りの 避 難 所 までの 避 難 経 路 等 人 口 の 最 も 多 い 大 間 地 区 では 避 難 所 となる 大 間 中 学 校 等 への 避 難 経 路 が 複 数 あることから 比 較 的 避 難 しやすいと 考 えられる 一 方 下 手 地 区 は 避 難 所 が1カ 所 のみで 標 高 が9メートルであることから 巨 大 な 津 波 が 発 生 した 場 合 には 避 難 所 として 利 用 するのは 困 難 と 考 えられる また 大 間 地 区 に 次 いで 人 口 の 多 い 奥 戸 地 区 も 標 高 15メートル 以 上 に 位 置 する 避 難 所 はなく 標 高 13メートルに 位 置 する 奥 戸 中 学 校 が 唯 一 避 難 所 とし て 利 用 できる 可 能 性 があると 考 えられる 材 木 地 区 も 標 高 15メートル 以 上 に 位 置 する 避 難 所 はなく 奥 戸 地 区 の 奥 戸 中 学 校 に 避 難 することが 考 えられる ウ)ヘリポート 候 補 地 大 間 地 区 には 臨 時 のヘリポートとして 活 用 できる 場 所 が 複 数 ある 下 手 地 区 については 大 間 地 区 の 大 間 中 学 校 グランドを 臨 時 のヘリポートと して 活 用 することが 考 えられる 奥 戸 地 区 についても 奥 戸 中 学 校 が 津 波 の 被 害 を 受 けず 避 難 所 として 利 用 す ることができれば 同 校 のグランドを 臨 時 のヘリポートとして 利 用 することが 考 えられる 材 木 地 区 についても 同 様 に 奥 戸 中 学 校 グランドを 臨 時 のヘリポートとして 利 用 することが 考 えられる - 8 -

2 風 間 浦 村 ア) 最 寄 りの 避 難 所 地 域 防 災 計 画 上 11カ 所 の 屋 内 避 難 所 ( 学 校 村 立 公 民 館 等 )が 指 定 されて いるが 標 高 15メートル 未 満 に 位 置 する 避 難 所 が4カ 所 あり これらの 避 難 所 は 巨 大 な 津 波 が 発 生 した 場 合 避 難 所 として 利 用 できないおそれがある 全 ての 地 区 ( 蛇 浦 地 区 易 国 間 地 区 桑 畑 地 区 下 風 呂 地 区 )において 標 高 15メートル 以 上 に 位 置 する 避 難 所 を 有 する 避 難 所 の 施 設 構 造 が 木 造 平 屋 となっているものが 標 高 15メートル 以 上 に 位 置 する 避 難 所 のうち3カ 所 ある 大 規 模 な 地 震 津 波 と 原 子 力 発 電 所 の 事 故 が 複 合 的 に 発 生 した 場 合 現 状 の 各 地 区 の 避 難 所 の 収 容 定 員 では 避 難 者 を 収 容 しきれないおそれがある 全 ての 避 難 所 において 非 常 用 自 家 発 電 設 備 が 設 置 されておらず 停 電 時 の 対 応 が 困 難 と 考 えられる イ) 最 寄 りの 避 難 所 までの 避 難 経 路 等 国 道 279 号 を 避 難 経 路 とせざるを 得 ない 地 区 が 多 い 桑 畑 地 区 は 最 寄 りの 避 難 所 までの 避 難 路 はあるものの 同 地 区 内 には 臨 時 のヘリポートとなり 得 る 場 所 はなく 最 寄 りのヘリポート 候 補 地 まで 移 動 する には 国 道 279 号 を 通 行 する 以 外 に 方 法 がないことから 津 波 警 報 の 発 表 に 伴 い 国 道 279 号 が 通 行 止 めになった 場 合 でも 移 動 できる 経 路 や 手 段 の 確 保 が 課 題 である 易 国 間 地 区 においても 臨 時 のヘリポートとなり 得 る 風 間 浦 中 学 校 グランド と 集 落 が 離 れており 国 道 279 号 を 通 行 しないで 移 動 できる 経 路 や 手 段 の 確 保 が 課 題 である 下 風 呂 地 区 においても 臨 時 のヘリポートとなり 得 る 下 風 呂 小 学 校 グランド と 一 部 の 集 落 が 離 れており 国 道 279 号 を 通 行 しないで 移 動 できる 経 路 や 手 段 の 確 保 が 課 題 である ウ)ヘリポート 候 補 地 4 地 区 ( 蛇 浦 地 区 易 国 間 地 区 桑 畑 地 区 下 風 呂 地 区 )のうち 桑 畑 地 区 を 除 く3 地 区 では 臨 時 のヘリポートとなり 得 る 場 所 は 確 保 できると 考 えられ る 桑 畑 地 区 については 臨 時 のヘリポートとなり 得 る 場 所 がないことから 上 記 イ)の 対 応 が 必 要 となる また 易 国 間 地 区 と 下 風 呂 地 区 においても 上 記 イ) の 対 応 が 必 要 となる - 9 -

3 佐 井 村 ア) 最 寄 りの 避 難 所 地 域 防 災 計 画 上 14カ 所 の 屋 内 避 難 所 ( 学 校 村 立 公 民 館 等 )が 指 定 されて いるが 標 高 15メートル 未 満 に 位 置 する 避 難 所 が7カ 所 あり これらの 避 難 所 は 巨 大 な 津 波 が 発 生 した 場 合 避 難 所 として 利 用 できないおそれがある 佐 井 地 区 矢 越 地 区 磯 谷 地 区 福 浦 地 区 では 標 高 15メートル 以 上 に 位 置 する 避 難 所 を 有 するが 原 田 地 区 長 後 地 区 牛 滝 地 区 の 避 難 所 は 標 高 15メ ートル 未 満 となっている 避 難 所 の 施 設 構 造 が 木 造 平 屋 となっているものが 標 高 15メートル 以 上 に 位 置 する 避 難 所 のうち5カ 所 ある 大 規 模 な 地 震 津 波 と 原 子 力 発 電 所 の 事 故 が 複 合 的 に 発 生 した 場 合 現 状 の 各 地 区 の 避 難 所 の 収 容 定 員 では 避 難 者 を 収 容 しきれないおそれがある 非 常 用 自 家 発 電 設 備 が 設 置 されている 避 難 所 は1カ 所 のみで ほとんどの 避 難 所 では 停 電 時 の 対 応 が 困 難 と 考 えられる イ) 最 寄 りの 避 難 所 までの 避 難 経 路 等 人 口 の 最 も 多 い 佐 井 地 区 で 臨 時 のヘリポートとなり 得 る 場 所 は 佐 井 中 学 校 グランドのみであるが 同 中 学 校 と 集 落 の 間 には 河 川 ( 古 佐 井 川 大 佐 井 川 等 ) があり 巨 大 な 津 波 が 発 生 した 場 合 には 浸 水 のため 通 行 できなくなると 考 えら れることから 同 中 学 校 まで 移 動 するための 経 路 や 手 段 の 確 保 が 課 題 である ウ)ヘリポート 候 補 地 佐 井 中 学 校 グランドと 佐 井 漁 港 を 臨 時 のヘリポートとして 活 用 することとし ているが 巨 大 な 津 波 が 発 生 した 場 合 には 佐 井 漁 港 は 活 用 できなくなると 考 え られる なお 旧 長 後 小 中 学 校 グランドは 臨 時 のヘリポートとして 活 用 できる 可 能 性 があると 考 えられる - 10 -

4 むつ 市 ( 太 平 洋 沿 岸 部 ) ア) 最 寄 りの 避 難 所 地 域 防 災 計 画 上 36カ 所 の 屋 内 避 難 所 ( 学 校 市 立 公 民 館 等 )が 指 定 されて いるが 標 高 15メートル 未 満 に 位 置 する 避 難 所 が27カ 所 あり これらの 避 難 所 は 巨 大 な 津 波 が 発 生 した 場 合 避 難 所 として 利 用 できないおそれがある 27カ 所 のほとんどは 旧 大 畑 町 中 心 部 に 位 置 しており 標 高 15メートル 以 上 に 位 置 する 避 難 所 は 田 名 部 高 等 学 校 大 畑 校 舎 のみである 大 規 模 な 地 震 津 波 と 原 子 力 発 電 所 の 事 故 が 複 合 的 に 発 生 した 場 合 現 状 の 各 地 区 の 避 難 所 の 収 容 定 員 では 避 難 者 を 収 容 しきれないおそれがある 全 ての 避 難 所 において 非 常 用 自 家 発 電 設 備 が 設 置 されておらず 停 電 時 の 対 応 が 困 難 と 考 えられる イ) 最 寄 りの 避 難 所 までの 避 難 経 路 等 国 道 279 号 と 同 バイパスが 整 備 されている 区 間 は 標 高 の 高 い 場 所 にあり また 各 地 区 から 国 道 まで 避 難 する 経 路 は 複 数 確 保 されている 各 地 区 から 最 寄 りのヘリポート 候 補 地 までの 避 難 路 も 確 保 されている ウ)ヘリポート 候 補 地 旧 大 畑 町 中 心 部 については 大 畑 中 学 校 グランドを 臨 時 のヘリポートとして 活 用 できると 考 えられる 旧 むつ 市 関 根 地 区 についても 避 難 所 となっている 小 学 校 グランド 等 を 臨 時 のヘリポートとして 活 用 することで 対 応 できると 考 えられる - 11 -

5 東 通 村 ア) 最 寄 りの 避 難 所 地 域 防 災 計 画 上 32カ 所 の 屋 内 避 難 所 ( 学 校 集 会 施 設 等 )が 指 定 されてい るが 標 高 15メートル 未 満 に 位 置 する 避 難 所 が9カ 所 あり これらの 避 難 所 は 巨 大 な 津 波 が 発 生 した 場 合 避 難 所 として 利 用 できないおそれがある 大 規 模 な 地 震 津 波 と 原 子 力 発 電 所 の 事 故 が 複 合 的 に 発 生 した 場 合 現 状 の 各 地 区 の 避 難 所 の 収 容 定 員 では 避 難 者 を 収 容 しきれないおそれがある 全 ての 避 難 所 において 非 常 用 自 家 発 電 設 備 が 設 置 されておらず 停 電 時 の 対 応 が 困 難 と 考 えられる イ) 最 寄 りの 避 難 所 までの 避 難 経 路 等 他 の4 市 町 村 に 比 べ 比 較 的 内 陸 部 に 集 落 が 点 在 している 地 区 も 多 く その ような 地 区 では 避 難 路 も 複 数 確 保 されている また 沿 岸 部 でも 最 寄 りの 避 難 所 やヘリポート 候 補 地 となるグランド 等 まで の 避 難 路 は 確 保 されている 特 に 東 通 原 子 力 発 電 所 に 最 も 近 い 老 部 地 区 については 同 原 子 力 発 電 所 か ら 半 径 3km 圏 内 に 位 置 することから 避 難 方 法 をどのように 確 保 するかが 課 題 となる 地 区 によっては 集 落 自 体 の 標 高 が 低 く 避 難 所 や 避 難 経 路 についても 検 討 が 必 要 である ウ)ヘリポート 候 補 地 沿 岸 部 を 中 心 に 各 地 区 には 臨 時 のヘリポートとして 活 用 できるグランド 等 が 整 備 されている このような 中 で 小 田 野 沢 地 区 と 老 部 地 区 はヘリポート 候 補 地 としての 標 高 も 低 いことから 緊 急 時 の 対 応 については 検 討 が 必 要 である 田 代 地 区 については 臨 時 のヘリポートとして 利 用 できる 施 設 はないが 同 地 区 は 内 陸 部 にあるため 陸 路 による 避 難 が 可 能 であり 万 が 一 の 場 合 には 近 隣 の 地 区 のヘリポート 候 補 地 から 空 路 により 避 難 することも 可 能 と 考 えられ る - 12 -

4. 原 子 力 災 害 時 における 避 難 経 路 等 (1) 原 子 力 発 電 所 の 事 故 による 単 独 災 害 の 場 合 陸 路 による 避 難 が 基 本 となるが 冬 期 閉 鎖 路 線 などに 留 意 する 必 要 がある 1 大 間 原 子 力 発 電 所 で 事 故 が 発 生 した 場 合 < 大 間 町 > 原 子 力 発 電 所 立 地 地 点 より 東 側 の 住 民 は 国 道 279 号 原 子 力 発 電 所 立 地 地 点 より 南 側 の 住 民 は 国 道 338 号 県 道 薬 研 佐 井 線 県 道 川 内 佐 井 線 によりむ つ 市 方 面 に 避 難 することが 想 定 される < 風 間 浦 村 > 国 道 279 号 村 道 薬 研 易 国 間 線 によりむつ 市 方 面 に 避 難 することが 想 定 さ れる < 佐 井 村 > 国 道 338 号 県 道 薬 研 佐 井 線 県 道 川 内 佐 井 線 県 道 長 後 川 内 線 によりむ つ 市 方 面 に 避 難 することが 想 定 される 2 東 通 原 子 力 発 電 所 で 事 故 が 発 生 した 場 合 <むつ 市 > 原 子 力 発 電 所 立 地 地 点 より 南 側 の 住 民 は 国 道 279 号 により 横 浜 町 野 辺 地 町 方 面 に 原 子 力 発 電 所 立 地 地 点 より 北 側 の 住 民 は 国 道 279 号 により 北 通 地 区 ( 風 間 浦 村 大 間 町 佐 井 村 ) 方 面 国 道 338 号 により 西 通 地 区 ( 川 内 地 区 脇 野 沢 地 区 ) 方 面 に 避 難 することが 想 定 される また 国 道 279 号 のむつ 市 以 北 が 通 行 不 能 の 場 合 には 国 道 338 号 県 道 薬 研 佐 井 線 県 道 川 内 佐 井 線 県 道 長 後 川 内 線 村 道 薬 研 易 国 間 線 を 活 用 し て 北 通 地 区 方 面 に 避 難 することも 想 定 される < 東 通 村 > 原 子 力 発 電 所 立 地 地 点 より 南 側 の 住 民 は 国 道 338 号 により 六 ヶ 所 村 三 沢 市 方 面 に 原 子 力 発 電 所 立 地 地 点 より 北 側 の 住 民 は 国 道 338 号 県 道 むつ 尻 屋 崎 線 県 道 むつ 東 通 線 県 道 尻 労 袰 部 線 県 道 尻 労 小 田 野 沢 線 県 道 関 根 蒲 野 沢 線 等 によりむつ 市 又 は 北 通 地 区 ( 風 間 浦 村 大 間 町 佐 井 村 ) 方 面 に 避 難 することが 想 定 される - 13 -

(2) 大 規 模 な 地 震 津 波 と 原 子 力 発 電 所 の 事 故 による 複 合 災 害 の 場 合 陸 路 については 津 波 警 報 の 発 表 等 に 伴 う 交 通 規 制 により 通 行 止 めとなる 区 間 や 冬 期 閉 鎖 となる 路 線 があるが 大 規 模 な 住 民 避 難 となることを 考 えれば 陸 路 による 避 難 を 基 本 とするのが 現 実 的 であると 考 えられる しかしながら 陸 路 による 避 難 が 困 難 になる 地 域 については 空 路 や 海 路 によ る 避 難 も 併 せて 考 える 必 要 がある この 場 合 空 路 や 海 路 による 避 難 は 気 象 条 件 や 輸 送 能 力 等 の 面 で 一 定 の 制 約 があることに 留 意 する 必 要 がある (1) 原 子 力 発 電 所 の 事 故 による 単 独 災 害 の 場 合 に 想 定 される 陸 路 によ る 避 難 のほかに 以 下 のような 空 路 や 海 路 による 避 難 が 想 定 される 1 大 規 模 な 地 震 津 波 と 大 間 原 子 力 発 電 所 の 事 故 が 発 生 した 場 合 < 大 間 町 > 近 隣 のヘリポート 候 補 地 からの 空 路 による 避 難 や 海 路 による 避 難 が 可 能 な 場 合 には 大 間 港 佐 井 漁 港 等 からの 避 難 が 想 定 される < 風 間 浦 村 > 近 隣 のヘリポート 候 補 地 からの 空 路 による 避 難 や 海 路 による 避 難 が 可 能 な 場 合 には 易 国 間 漁 港 下 風 呂 漁 港 等 からの 避 難 が 想 定 される < 佐 井 村 > 近 隣 のヘリポート 候 補 地 からの 空 路 による 避 難 や 海 路 による 避 難 が 可 能 な 場 合 には 佐 井 漁 港 福 浦 漁 港 牛 滝 漁 港 脇 野 沢 漁 港 等 からの 避 難 が 想 定 され る 2 大 規 模 な 地 震 津 波 と 東 通 原 子 力 発 電 所 の 事 故 が 発 生 した 場 合 <むつ 市 > 近 隣 のヘリポート 候 補 地 からの 空 路 による 避 難 や 海 路 による 避 難 が 可 能 な 場 合 には 大 湊 港 関 根 浜 港 脇 野 沢 漁 港 川 内 港 大 間 港 等 からの 避 難 が 想 定 される < 東 通 村 > 近 隣 のヘリポート 候 補 地 からの 空 路 による 避 難 や 海 路 による 避 難 が 可 能 な 場 合 には 尻 屋 岬 港 関 根 浜 港 大 湊 港 大 間 港 佐 井 漁 港 等 からの 避 難 が 想 定 される - 14 -

5. 防 災 関 係 機 関 等 の 輸 送 能 力 ( 空 路 海 路 による 避 難 ) (1) 基 本 的 な 認 識 防 災 関 係 機 関 が 保 有 するヘリコプターや 船 舶 民 間 事 業 者 が 保 有 する 船 舶 を 活 用 した 空 路 や 海 路 による 避 難 については 気 象 条 件 や 輸 送 能 力 等 の 面 で 一 定 の 制 約 があり また 災 害 時 に 本 県 で 活 動 できる 防 災 関 係 機 関 の 船 舶 等 の 数 は 全 国 的 な 活 動 状 況 により 変 動 するため 平 時 から 輸 送 能 力 を 数 値 化 して 把 握 することに は 一 定 の 限 界 がある しかしながら 万 が 一 に 備 え 平 時 から 認 識 を 共 有 し 連 携 していくことが 重 要 である (2) 輸 送 能 力 のイメージ (1)を 前 提 として 防 災 関 係 機 関 の 輸 送 能 力 のイメージを 掴 むために 仮 定 を 置 いて 機 械 的 に 計 算 した 場 合 以 下 のとおりである 1 航 空 自 衛 隊 三 沢 基 地 CH-47J 輸 送 能 力 (1 機 当 たりの 可 能 搭 乗 者 数 ) : 30 人 ( ) 保 有 数 : 2~3 機 大 間 むつ 間 : 10 分 仮 定 計 算 大 間 むつ 間 を1 日 9 時 間 (40 分 1 往 復 ) 3 機 が 輸 送 活 動 を 行 うとした 場 合 : 1 日 当 たり 1,080 人 ( ) 最 大 55 人 だが 手 荷 物 等 を 持 参 すると 仮 定 し 30 人 と 設 定 2 海 上 自 衛 隊 大 湊 地 方 隊 護 衛 艦 (DD 又 はDE) 輸 送 能 力 (1 艦 当 たりの 可 能 乗 艦 者 数 ) : 400~600 人 保 有 数 : 状 況 により 増 減 大 間 むつ 間 : 3 時 間 30 分 仮 定 計 算 大 間 むつ 間 を1 日 2 往 復 3 隻 で 輸 送 活 動 を 行 うとした 場 合 : 1 日 当 たり 2,400~3,600 人 - 15 -

同 様 に 民 間 事 業 者 の 輸 送 能 力 のイメージを 掴 むために 各 民 間 事 業 者 のホーム ページ 等 を 参 考 に 仮 定 を 置 いて 機 械 的 に 計 算 した 場 合 以 下 のとおりである < 民 間 事 業 者 が 保 有 する 船 舶 の 海 上 輸 送 能 力 > 5 シィライン 株 式 会 社 高 速 旅 客 船 ポーラスター 輸 送 能 力 (1 隻 当 たりの 可 能 乗 船 者 数 ) : 約 100 人 保 有 数 : 1 隻 佐 井 青 森 間 : 所 要 時 間 2 時 間 20 分 仮 定 計 算 佐 井 青 森 間 を1 日 2 往 復 1 隻 で 輸 送 活 動 を 行 うとした 場 合 : 1 日 当 たり 約 200 人 6 佐 井 定 期 観 光 株 式 会 社 遊 覧 船 サイライト 号 シーナイト 号 輸 送 能 力 (1 隻 当 たりの 可 能 乗 船 者 数 ) : 約 90 人 約 60 人 保 有 数 : 2 隻 佐 井 青 森 間 : 所 要 時 間 2 時 間 20 分 ( ) ( ) 佐 井 仏 ヶ 浦 間 を 運 航 (30 分 )しているが 5を 参 考 に 設 定 仮 定 計 算 佐 井 青 森 間 を1 日 2 往 復 2 隻 で 輸 送 活 動 を 行 うとした 場 合 : 1 日 当 たり 約 300 人 7 仏 ヶ 浦 海 上 観 光 株 式 会 社 遊 覧 船 ニュー 下 北 Ⅴほか 輸 送 能 力 (1 隻 当 たりの 可 能 乗 船 者 数 ) : 約 100 人 保 有 数 : 4 隻 佐 井 青 森 間 : 所 要 時 間 2 時 間 20 分 ( 6と 同 じ) 仮 定 計 算 佐 井 青 森 間 を1 日 2 往 復 4 隻 で 輸 送 活 動 を 行 うとした 場 合 : 1 日 当 たり 約 800 人 - 16 -

8 むつ 湾 フェリー 株 式 会 社 旅 客 船 かもしか 輸 送 能 力 (1 隻 当 たりの 可 能 乗 船 者 数 ) : 約 240 人 乗 用 車 20 台 又 はバス4 台 保 有 数 : 1 隻 脇 野 沢 蟹 田 間 : 所 要 時 間 1 時 間 仮 定 計 算 脇 野 沢 蟹 田 間 を1 日 4 往 復 1 隻 で 輸 送 活 動 を 行 うとした 場 合 : 1 日 当 たり 約 960 人 9 津 軽 海 峡 フェリー 株 式 会 社 旅 客 船 ばあゆ 輸 送 能 力 (1 隻 当 たりの 可 能 乗 船 者 数 ) : 約 470 人 乗 用 車 60 台 又 はバス15 台 保 有 数 : 1 隻 大 間 函 館 間 : 所 要 時 間 1 時 間 40 分 仮 定 計 算 大 間 函 館 間 を1 日 3 往 復 1 隻 で 輸 送 活 動 を 行 うとした 場 合 : 1 日 当 たり 約 1,410 人 - 17 -

参 考 原 子 力 発 電 所 に 係 る 関 係 市 町 村 による 知 事 要 望 書 (H23.10.18)( 抜 粋 ) 1 社 会 基 盤 の 整 備 促 進 (1) 避 難 道 路 避 難 経 路 の 早 期 整 備 について 5 輸 送 船 舶 の 確 保 海 路 による 避 難 については 大 型 船 の 活 用 が 必 要 不 可 欠 であるため 自 衛 隊 や 海 上 保 安 庁 等 との 事 前 の 協 議 を 行 い 十 分 な 輸 送 船 舶 を 確 保 すること 7 輸 送 ヘリコプターの 確 保 空 路 による 避 難 については ヘリコプターの 活 用 が 必 要 不 可 欠 であるため 自 衛 隊 や 海 上 保 安 庁 等 との 事 前 の 協 議 を 行 い 輸 送 ヘリコプターを 確 保 すること - 18 -

6. 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 における 事 故 の 初 期 の 対 応 をあてはめた 場 合 事 故 の 初 期 の 時 系 列 的 な 対 応 のイメージを 掴 むため 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 の 事 故 の 初 期 の 対 応 を 東 日 本 大 震 災 での 津 波 警 報 等 の 発 表 状 況 と 重 ね 合 わせ 大 間 原 子 力 発 電 所 及 び 東 通 原 子 力 発 電 所 の 場 合 にあてはめると 以 下 のとおりである なお 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 における 事 故 の 初 期 の 対 応 の 是 非 については あくまで 別 問 題 である 県 管 理 道 路 については 津 波 警 報 発 表 時 から 概 ね 速 やかに 県 又 は 警 察 による 交 通 規 制 のため 通 行 止 めとなり 津 波 警 報 解 除 後 に 交 通 規 制 も 順 次 解 除 となる 海 上 保 安 部 では 港 則 法 に 基 づき 津 波 注 意 報 発 表 時 は 第 一 体 制 ( 避 難 準 備 の 勧 告 ) 津 波 警 報 発 表 時 は 第 二 体 制 ( 避 難 勧 告 )としている (1) 半 径 3km 圏 内 を 避 難 区 域 に 設 定 避 難 区 域 設 定 から 約 18 時 間 後 までに 避 難 をほぼ 完 了 させるのは 陸 路 による 避 難 の 主 要 経 路 となる 国 道 279 号 国 道 338 号 が 津 波 警 報 の 発 表 に 伴 う 交 通 規 制 中 のため 特 に 大 間 原 子 力 発 電 所 の 場 合 については 陸 路 による 避 難 だけで は 難 しいと 考 えられる (2) 半 径 20km 圏 内 を 避 難 区 域 に 設 定 避 難 区 域 設 定 から 約 65 時 間 後 までに 避 難 をほぼ 完 了 させるのは 津 波 警 報 の 解 除 により 交 通 規 制 が 解 除 された 後 避 難 のための 時 間 として 約 53 時 間 あるこ - 19 -

とから 陸 路 による 避 難 が 可 能 な 場 合 半 径 3km 圏 内 の 避 難 と 比 べ 時 間 的 な 余 裕 はあると 考 えられる なお 下 北 地 域 では 主 要 避 難 路 が 海 岸 線 沿 いにあり 津 波 による 被 害 が 大 きい 場 合 には 交 通 規 制 解 除 に より 多 くの 時 間 を 要 することになると 考 えられる 参 考 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 における 事 故 の 主 な 初 期 の 対 応 地 震 発 生 から6 時 間 37 分 後 に 半 径 3km 圏 内 を 14 時 間 58 分 後 に 半 径 10 km 圏 内 を 27 時 間 39 分 後 に 半 径 20km 圏 内 を 避 難 区 域 に 設 定 半 径 3km 圏 内 の 住 民 は 避 難 区 域 設 定 から 約 18 時 間 後 半 径 20km 圏 内 の 住 民 は 避 難 区 域 設 定 から 約 65 時 間 後 に 避 難 がほぼ 完 了 参 考 東 日 本 大 震 災 における 津 波 警 報 等 の 発 表 状 況 津 波 警 報 ( 津 波 又 は 大 津 波 )は 太 平 洋 沿 岸 では40 時 間 41 分 日 本 海 沿 岸 では22 時 間 36 分 陸 奥 湾 では22 時 間 20 分 継 続 して 発 表 - 20 -

7. 避 難 に 当 たっての 基 本 的 な 考 え 方 と 今 後 の 取 組 の 方 向 性 (1) 基 本 的 な 考 え 方 原 子 力 発 電 所 の 事 故 による 単 独 災 害 の 場 合 であっても また 大 規 模 な 地 震 津 波 と 原 子 力 発 電 所 の 事 故 による 複 合 災 害 の 場 合 であっても 大 規 模 な 住 民 避 難 となることを 考 えれば 陸 路 による 避 難 が 基 本 である ただし 交 通 規 制 による 通 行 止 めや 冬 期 閉 鎖 のため 陸 路 での 避 難 が 困 難 になる 地 域 については 空 路 や 海 路 による 避 難 も 併 せ 総 合 的 に 避 難 体 制 を 構 築 する 必 要 がある この 場 合 空 路 や 海 路 による 避 難 は 気 象 条 件 や 輸 送 能 力 等 の 面 で 一 定 の 制 約 があることに 留 意 する 必 要 がある (2) 今 後 の 取 組 の 方 向 性 現 在 県 ( 環 境 生 活 部 原 子 力 安 全 対 策 課 )では 検 討 委 員 会 での 議 論 を 踏 まえ 住 民 避 難 の 実 施 主 体 である 市 町 村 が 原 子 力 災 害 時 において 的 確 かつ 迅 速 な 避 難 に 向 けた 対 応 ができるよう 避 難 計 画 作 成 要 領 を 今 年 度 内 に 作 成 することと している また 市 町 村 の 区 域 を 越 える 広 域 避 難 に 対 応 するため 具 体 的 な 避 難 先 の 指 定 に 向 け 以 下 のような 市 町 村 間 の 調 整 を 進 めることとしている 避 難 元 市 町 村 の 避 難 者 の 規 模 や 避 難 先 市 町 村 の 受 入 可 能 数 等 を 把 握 した 上 で 避 難 先 となる 市 町 村 を 定 める 避 難 元 市 町 村 の 避 難 単 位 ( 地 区 町 内 会 等 )ごとに 避 難 所 を 定 める 1 市 町 村 における 避 難 計 画 の 作 成 に 向 けた 取 組 県 による 避 難 元 市 町 村 と 避 難 先 市 町 村 の 調 整 後 市 町 村 において 避 難 計 画 作 成 要 領 を 基 に 現 状 の 下 北 地 域 の 避 難 路 を 前 提 として 広 域 避 難 する 場 合 の 具 体 的 な 経 路 や 輸 送 手 段 等 を 整 理 し 避 難 計 画 を 作 成 することとなる 市 町 村 での 避 難 計 画 の 作 成 に 当 たっては 避 難 経 路 や 輸 送 手 段 が 限 られてい る 中 で 短 時 間 で 効 率 的 にできるだけ 多 くの 住 民 を 避 難 させることができるよ う 避 難 元 市 町 村 から 避 難 先 市 町 村 までの 移 動 距 離 や 市 町 村 が 保 有 するバスの 数 などの 個 別 具 体 的 な 状 況 避 難 の 緊 急 性 等 に 応 じ 避 難 対 象 地 域 外 で 避 難 経 路 の 中 間 となるような 場 所 に 経 由 地 点 を 設 けることも 考 えられる なお このような 経 由 地 点 を 設 ける 場 合 には 避 難 者 数 の 把 握 やスクリーニ ング 除 染 作 業 などを 併 せて 行 うことが 考 えられる 一 方 で 大 規 模 な 施 設 や 場 所 人 員 体 制 の 確 保 等 が 必 要 となることにも 留 意 する 必 要 がある - 21 -

いずれの 場 合 であっても 円 滑 な 避 難 を 実 施 するためには 事 前 に 住 民 に 対 し 避 難 経 路 等 の 周 知 を 徹 底 するとともに 避 難 実 施 時 には 県 警 等 により 避 難 経 路 の 要 所 で 交 通 規 制 や 交 通 誘 導 を 強 化 することが 必 要 である また 陸 路 での 避 難 が 困 難 になる 可 能 性 の 高 い 地 域 などについては 空 路 や 海 路 を 全 て 活 用 した 迅 速 なものとなるよう 自 衛 隊 や 海 上 保 安 部 などの 防 災 関 係 機 関 等 の 協 力 を 得 て 避 難 を 実 施 する 必 要 がある イメージ - 22 -

2 避 難 所 や 避 難 経 路 の 確 保 に 向 けた 取 組 現 状 の 下 北 地 域 の 避 難 路 を 前 提 として 広 域 避 難 に 対 応 するための 取 組 を 進 めるとしても これとは 別 に 複 合 災 害 を 含 めた 原 子 力 災 害 を 念 頭 に 置 いた 場 合 には 下 北 地 域 の 避 難 路 の 現 状 を 踏 まえれば 北 通 地 区 における 国 道 279 号 の 代 替 ルートを 始 めとした 避 難 経 路 の 確 保 に 向 けた 取 組 は 不 可 欠 である 今 後 県 や 市 町 村 などの 関 係 機 関 が 共 通 認 識 の 下 にスケジュール 感 を 持 って 避 難 経 路 等 の 確 保 に 向 けて 取 り 組 むことができるよう 方 向 性 を 整 理 する ア) 最 寄 りの 避 難 所 への 一 時 避 難 ( 最 寄 りの 避 難 所 ) 最 寄 りの 避 難 所 までの 徒 歩 での 到 達 時 間 や 今 回 の 震 災 を 踏 まえ 県 におい て 新 たに 作 成 を 予 定 している 津 波 浸 水 予 測 図 沿 岸 部 の 地 形 など 地 域 の 特 性 を 勘 案 し 必 要 に 応 じ 別 途 新 たな 避 難 所 を 指 定 するなどの 措 置 を 講 じる 原 子 力 災 害 を 考 えた 場 合 最 寄 りの 避 難 所 が 屋 外 の 公 園 等 となっている 場 合 や 対 象 地 区 の 避 難 対 象 者 を 収 容 できないものとなっている 場 合 について は 別 途 新 たな 避 難 所 を 指 定 するなどの 措 置 を 講 じる 最 寄 りの 避 難 所 での 滞 在 時 間 等 を 考 慮 した 上 での 食 料 飲 料 水 燃 料 等 の 物 資 の 備 蓄 を 行 うとともに 外 部 との 連 絡 手 段 としての 無 線 通 信 設 備 や 衛 星 携 帯 電 話 非 常 用 発 電 機 等 を 整 備 する 市 町 村 では 今 回 の 震 災 を 踏 まえ すでに 避 難 所 に 非 常 用 発 電 機 や 投 光 機 反 射 式 ストーブ 設 備 等 を 今 年 度 中 に 設 置 し 冬 期 間 や 停 電 時 でも 対 応 できるよう 避 難 所 の 防 災 機 能 強 化 に 取 り 組 んでいるところがある ( 最 寄 りの 避 難 所 までの 避 難 経 路 の 確 保 ) 津 波 警 報 の 発 表 等 に 伴 う 交 通 規 制 により 通 行 止 めとなる 場 合 や 冬 期 閉 鎖 される 場 合 崖 崩 れの 危 険 性 等 を 考 慮 した 上 で 避 難 路 や 避 難 階 段 など 最 寄 りの 避 難 所 までの 避 難 経 路 を 確 保 するために 必 要 な 箇 所 について 本 PT の 検 討 の 中 で 市 町 村 において 具 体 的 に 整 理 した (25 頁 以 降 参 照 ) 主 に 高 台 への 津 波 避 難 等 を 念 頭 に 置 いたもの 平 成 24 年 度 以 降 県 における 防 災 公 共 の 取 組 の 中 で 併 せて 検 討 精 査 し 県 や 市 町 村 など 関 係 機 関 の 間 で 認 識 を 共 有 し 役 割 分 担 を 設 定 して 計 画 的 に 整 備 を 進 める また 事 業 者 とも 連 携 協 力 して 取 組 を 進 める - 23 -

イ) 最 寄 りの 避 難 所 からの 広 域 避 難 ( 最 寄 りの 避 難 所 からの 広 域 避 難 のための 避 難 経 路 の 確 保 ) 津 波 警 報 の 発 表 等 に 伴 う 交 通 規 制 により 通 行 止 めとなる 場 合 や 冬 期 閉 鎖 される 場 合 崖 崩 れの 危 険 性 等 を 考 慮 した 上 で 集 落 間 を 連 絡 するような 効 果 的 避 難 路 など 最 寄 りの 避 難 所 からの 広 域 避 難 のための 避 難 経 路 を 確 保 す るために 必 要 な 箇 所 ( )について 本 PTの 検 討 の 中 で 市 町 村 において 具 体 的 に 整 理 した (25 頁 以 降 参 照 ) 主 に 冬 期 間 の 原 子 力 災 害 や 複 合 災 害 での 避 難 を 念 頭 に 置 いたもの これを 基 本 とし 新 たな 避 難 路 となる 道 路 の 整 備 のために 必 要 な 調 査 を 平 成 24 年 度 以 降 県 で 実 施 する この 調 査 を 基 礎 として 新 たな 幹 線 道 路 の 整 備 について 短 期 (5 年 程 度 ) 中 期 (5~10 年 程 度 ) 長 期 (10 年 以 上 )の 課 題 として 具 体 的 に 分 類 整 理 し 県 や 市 町 村 など 関 係 機 関 の 間 で 認 識 を 共 有 し 役 割 分 担 を 設 定 して 計 画 的 に 整 備 を 進 める また 事 業 者 とも 連 携 協 力 して 取 組 を 進 める また 下 北 半 島 全 体 の 迅 速 な 避 難 のためには 県 道 薬 研 佐 井 線 については 引 き 続 き 整 備 を 進 めるとともに 県 道 川 内 佐 井 線 については 通 年 通 行 の 確 保 に 努 めるべきである 参 考 原 子 力 発 電 所 に 係 る 関 係 市 町 村 による 知 事 要 望 書 (H23.10.18) 1 社 会 基 盤 の 整 備 促 進 (1) 避 難 道 路 避 難 経 路 の 早 期 整 備 1 下 北 半 島 縦 貫 道 路 の 整 備 促 進 東 通 原 子 力 発 電 所 及 び 大 間 原 子 力 発 電 所 の 事 故 による 緊 急 避 難 時 の 幹 線 道 路 の 渋 滞 緩 和 と 複 数 の 避 難 道 路 を 確 保 するため 大 間 町 までの 延 伸 を 含 めた 下 北 半 島 縦 貫 道 路 の 早 期 全 線 整 備 を 促 進 すること 2 国 道 の 改 良 整 備 急 勾 配 や 急 カーブ 狭 隘 箇 所 の 解 消 など 幹 線 避 難 道 路 として 国 道 279 号 及 び 国 道 338 号 の 改 良 整 備 を 要 望 する 特 に 国 道 338 号 東 通 村 白 糠 六 ヶ 所 村 泊 間 の 白 糠 バイパスの 早 期 整 備 六 ヶ 所 村 高 瀬 川 橋 梁 の 改 良 及 び 国 道 338 号 む つ 地 区 脇 野 沢 地 区 間 の 狭 隘 箇 所 の 改 良 整 備 を 促 進 すること 3 県 道 の 整 備 幹 線 国 道 が 通 行 止 めになった 場 合 の 迂 回 路 として あるいは 集 落 を 連 絡 する 道 路 として 県 道 であるむつ 薬 研 佐 井 線 川 内 佐 井 線 むつ 尻 屋 崎 線 むつ 東 通 線 尻 労 小 田 野 沢 線 関 根 蒲 野 沢 線 泊 陸 奥 横 浜 停 車 場 線 等 の 改 良 及 び 冬 期 間 閉 鎖 区 間 においては 通 年 通 行 を 可 能 とし また 村 道 薬 研 易 国 間 線 の 県 道 昇 格 による 整 備 を 促 進 すること - 24 -

本 PTの 検 討 の 中 で 市 町 村 で 具 体 的 に 整 理 したものは 以 下 のとおりである < 大 間 町 > ( 最 寄 りの 避 難 所 までの 避 難 経 路 の 確 保 ) 奥 戸 地 区 1 奥 戸 向 町 避 難 公 園 向 町 地 区 から 避 難 公 園 に 通 ずる 急 傾 斜 避 難 階 段 の 改 良 整 備 向 町 地 区 から 避 難 公 園 に 通 ずる 既 設 の 避 難 路 の 拡 幅 改 良 整 備 2 奥 戸 地 域 避 難 公 園 上 仏 町 地 区 から 避 難 公 園 に 通 ずる 急 傾 斜 避 難 階 段 の 改 良 整 備 上 仏 町 地 区 から 避 難 公 園 に 通 ずる 既 設 の 避 難 路 の 拡 幅 改 良 整 備 3 浜 町 黒 岩 地 区 浜 町 黒 岩 地 区 から 避 難 する 際 の 冬 期 間 の 除 雪 体 制 の 確 保 及 び 避 難 路 の 拡 幅 改 良 整 備 材 木 地 区 4 材 木 避 難 公 園 材 木 地 区 から 避 難 公 園 に 通 ずる 急 傾 斜 避 難 階 段 の 改 良 整 備 5 奥 戸 地 区 への 避 難 路 材 木 沢 林 道 の 冬 期 間 の 除 雪 体 制 の 確 保 及 び 避 難 する 際 の 混 雑 解 消 のた めの 林 道 の 改 良 整 備 ( 最 寄 りの 避 難 所 からの 広 域 避 難 のための 避 難 経 路 の 確 保 ) 他 市 町 村 への 避 難 路 7 大 間 牧 場 地 域 から 風 間 浦 村 蛇 浦 地 区 までの 道 路 整 備 8 大 間 赤 平 地 域 から 風 間 浦 村 蛇 浦 地 区 までの 道 路 整 備 大 間 町 地 区 内 の 集 落 間 避 難 路 9 奥 戸 二 つ 石 地 区 から 奥 戸 川 流 域 までの 未 整 備 部 分 の 整 備 10 奥 戸 川 流 域 から 奥 戸 黒 岩 地 区 までの 未 整 備 部 分 の 整 備 - 25 -

凡 例 国 道 林 道 ( 既 存 ) 町 道 農 道 ( 既 存 ) 集 落 間 を 連 絡 する 避 難 路 風 間 浦 村 の 農 道 ( 既 存 ) 風 間 浦 村 の 農 道 ( 整 備 中 ) 避 難 施 設 行 政 区 域 界 7 大 間 牧 場 地 域 ~ 風 間 浦 村 蛇 浦 地 区 ( 集 落 間 を 連 結 する 避 難 路 の 新 規 整 備 ) 大 間 原 子 力 発 電 所 8 大 間 町 赤 平 地 域 ~ 風 間 浦 村 蛇 浦 地 区 ( 集 落 間 を 連 結 する 避 難 路 の 新 規 整 備 ) 1 奥 戸 向 町 避 難 公 園 ( 避 難 階 段 の 改 良 整 備 既 設 避 難 路 の 拡 幅 改 良 ) 2 奥 戸 地 域 避 難 公 園 ( 避 難 階 段 の 改 良 整 備 既 設 避 難 路 の 拡 幅 改 良 ) 木 田 橋 林 道 9 奥 戸 二 つ 石 地 区 ~ 奥 戸 川 流 域 ( 集 落 間 を 連 結 する 避 難 路 の 未 整 備 部 分 ) 10 奥 戸 川 流 域 ~ 奥 戸 黒 岩 地 区 ( 集 落 間 を 連 結 する 避 難 路 の 未 整 備 部 分 ) 3 浜 町 黒 岩 地 区 ( 冬 期 除 雪 拡 幅 改 良 ) 奥 戸 川 林 道 4 材 木 避 難 公 園 ( 避 難 階 段 の 改 良 整 備 ) 5 奥 戸 地 区 への 避 難 路 ( 冬 期 除 雪 拡 幅 改 良 ) 材 木 沢 林 道

< 風 間 浦 村 > ( 最 寄 りの 避 難 所 までの 避 難 経 路 の 確 保 ) 下 風 呂 地 区 1 下 風 呂 小 学 校 下 風 呂 東 弁 天 地 域 のふるさと 農 道 へ 連 結 する 里 道 の 改 良 整 備 下 風 呂 西 弁 天 地 域 のふるさと 農 道 へ 連 結 する 治 山 階 段 の 改 良 整 備 下 風 呂 西 弁 天 地 域 のふるさと 農 道 へ 連 結 する 里 道 の 改 良 整 備 下 風 呂 東 畑 尻 地 域 のふるさと 農 道 へ 連 結 する 治 山 階 段 の 改 良 整 備 下 風 呂 西 畑 尻 地 域 のふるさと 農 道 へ 連 結 する 治 山 階 段 の 改 良 整 備 下 風 呂 滝 ノ 上 地 域 に 通 じ ふるさと 農 道 へ 連 結 する 階 段 の 改 良 整 備 下 風 呂 地 域 ( 本 町 立 石 日 和 崎 大 川 尻 )における 高 台 に 通 じる 避 難 路 の 新 設 整 備 と 避 難 所 に 通 じる 避 難 経 路 の 確 保 桑 畑 地 区 2 桑 畑 温 泉 ゆんゆん 桑 畑 菅 ノ 尻 地 域 における 高 台 に 通 じる 避 難 路 の 新 設 整 備 と 避 難 所 に 通 じる 避 難 経 路 の 確 保 易 国 間 地 区 3 風 間 浦 中 学 校 易 国 間 新 町 における 高 台 に 通 じる 避 難 路 の 新 設 整 備 治 山 階 段 の 改 良 整 備 と 避 難 所 に 通 じる 避 難 経 路 の 確 保 ( 最 寄 りの 避 難 所 からの 広 域 避 難 のための 避 難 経 路 の 確 保 ) 4 村 道 薬 研 易 国 間 線 ( 要 改 良 整 備 )への 接 続 5 鍵 掛 林 道 ( 要 改 良 整 備 )の 利 用 6 二 タ 川 林 道 ( 要 改 良 整 備 )の 利 用 ( 以 上 易 国 間 蛇 浦 地 区 からむつ 市 方 面 へ) 7 釜 ノ 沢 林 道 ( 要 改 良 整 備 )の 利 用 ( 易 国 間 桑 畑 蛇 浦 地 区 からむつ 市 方 面 へ) 8 小 赤 川 林 道 への 接 続 9 下 北 少 年 自 然 の 家 への 接 続 10 木 野 部 峠 までの 道 路 新 設 ( 以 上 易 国 間 桑 畑 蛇 浦 下 風 呂 地 区 からむつ 市 方 面 へ) - 27 -

4 2 桑 畑 地 区 1 下 風 呂 地 区 3 易 国 間 地 区 5 6 9 4 村 道 薬 研 易 国 間 線 ( 要 改 良 整 備 )への 接 続 5 鍵 掛 林 道 ( 要 改 良 整 備 )の 利 用 6 ニタ 川 林 道 ( 要 改 良 整 備 )の 利 用 7 釜 ノ 沢 林 道 ( 要 改 良 整 備 )の 利 用 8 小 赤 川 林 道 への 接 続 9 少 年 自 然 の 家 への 接 続 10 木 野 部 峠 までの 道 路 新 設 7 8 10

< 佐 井 村 > ( 最 寄 りの 避 難 所 までの 避 難 経 路 の 確 保 ) 特 になし 村 内 の 主 要 な 避 難 所 は 国 道 や 村 道 に 隣 接 しており 概 ね5~10 分 程 度 で 避 難 できるものと 考 えられる また 大 佐 井 地 区 古 佐 井 地 区 に 隣 接 し 高 台 となっている 八 幡 堂 についても 階 段 が4ルート 車 道 が1ルートとな っており 避 難 所 への 避 難 ルートについては 複 数 確 保 されている このことから 佐 井 村 としては 国 道 バイパスの 整 備 林 道 間 の 連 結 等 改 良 整 備 等 う 回 路 の 確 保 に 努 める ( 最 寄 りの 避 難 所 からの 広 域 避 難 のための 避 難 経 路 の 確 保 ) 1 原 田 林 道 ( 原 田 地 区 )~ 橋 掛 沢 林 道 ( 古 佐 井 地 区 )ルート 2 国 道 338 号 バイパス( 古 佐 井 地 区 大 佐 井 地 区 ) 3 県 道 川 内 佐 井 線 ( 大 佐 井 川 目 地 区 )~ 焼 山 林 道 ( 古 佐 井 地 区 )ルート 4 大 滝 沢 林 道 ( 福 浦 地 区 )~ 長 後 林 道 ( 長 後 地 区 )~ 県 道 川 内 佐 井 線 ( 大 佐 井 川 目 地 区 )ルート - 29 -

<むつ 市 > ( 最 寄 りの 避 難 所 までの 避 難 経 路 の 確 保 ) 大 畑 地 区 1 赤 川 から 孫 次 郎 間 までの 高 台 及 び 避 難 所 へ 避 難 する 際 の 避 難 路 整 備 関 根 地 区 2 烏 沢 から 浜 関 根 までの 高 台 及 び 避 難 所 へ 避 難 する 際 の 避 難 路 整 備 ( 最 寄 りの 避 難 所 からの 広 域 避 難 のための 避 難 経 路 の 確 保 ) 3 下 北 少 年 自 然 の 家 方 面 から 国 道 279 号 に 連 結 するルート - 31 -

赤 川 地 区 公 民 館 旧 佐 助 川 小 学 校 グラウンド 下 北 少 年 自 然 の 家 1 大 畑 地 区 1 二 枚 橋 小 学 校 二 枚 橋 地 区 公 民 館 3 下 北 少 年 自 然 の 家 から 国 道 279 号 に 連 結 旧 烏 沢 小 学 校 グラウンド 国 道 279 号 に 連 結 2 関 根 地 区 2 関 根 浜 漁 民 研 修 センター

< 東 通 村 > ( 最 寄 りの 避 難 所 までの 避 難 経 路 の 確 保 ) 古 野 牛 川 地 区 1 野 牛 漁 港 から 高 台 へ 避 難 する 際 の 混 雑 解 消 のための 避 難 路 整 備 ( 最 寄 りの 避 難 所 からの 広 域 避 難 のための 避 難 経 路 の 確 保 ) 小 田 野 沢 地 区 : 村 道 (L=1,000m) 2 広 域 避 難 の 際 に 利 用 する 国 道 338 号 ( 海 抜 17~20m)まで 結 ぶ 避 難 路 整 備 また 自 動 車 で 一 時 避 難 した 際 の 駐 車 場 を 確 保 する 必 要 がある 白 糠 地 区 : 国 道 白 糠 バイパス(L=6,680m) 3 現 在 の 国 道 338 号 と 白 糠 バイパス( 整 備 中 )を 結 ぶ 避 難 路 整 備 また 自 動 車 で 一 時 避 難 した 際 の 駐 車 場 を 確 保 する 必 要 がある - 33 -

最 寄 りの 避 難 所 からの 広 域 避 難 のための 避 難 路 主 要 地 方 道 むつ 尻 屋 崎 線 県 道 岩 屋 バイパス 整 備 中 ( 岩 屋 ~ 尻 屋 間 ) 1 最 寄 りの 避 難 所 までの 避 難 路 の 確 保 古 野 牛 川 地 区 : 村 道 (L=100m) 2 最 寄 りの 避 難 所 からの 広 域 避 難 のた めの 新 たな 避 難 路 整 備 小 田 野 沢 地 区 : 村 道 (L=1,000m) 国 道 338 号 国 道 (バイパス 整 備 中 ) 県 道 県 道 (バイパス 整 備 中 ) 村 道 主 たる 避 難 施 設 避 難 路 整 備 国 道 338 号 白 糠 バイパス 整 備 中 ( 白 糠 ~ 泊 ) 3 最 寄 りの 避 難 所 からの 広 域 避 難 のた めの 新 たな 避 難 路 整 備 白 糠 地 区 : 村 道 (L=500m)