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( 新 ) 医 療 提 供 の 機 能 分 化 に 向 けたICT 医 療 連 携 導 入 支 援 事 業 費 事 業 の 目 的 医 療 政 策 課 予 算 額 58,011 千 円 医 療 分 野 において あじさいネットを 活 用 したICT したICT 導 入 により により 医 療 機 能

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Transcription:

エイズに 立 ち 向 かうため 世 界 の 力 を 合 わせよう

写 真 撮 影 : UNAIDS/P. ヴィロ, UNAIDS/P. ヴィロ, UNAIDS/K. ヘッセ, UNAIDS/P. ヴィロ, UNAIDS/P. ヴィロ, UNAIDS, UNAIDS/S. ドラックボルグ, UNAIDS/P. ヴィロ, UNAIDS/P. ヴィロ

ピーター ピオットUNAIDS 事 務 局 長 からのご 挨 拶 2006 年 は エイズが 最 初 に 発 見 されてから25 年 目 にあたります 米 国 の 男 性 同 性 愛 者 の 間 で 起 こった 予 期 せぬ 感 染 症 として 科 学 的 注 目 を 集 めたこの 疾 患 は このわずかな 期 間 の 間 に 現 代 の 最 も 差 し 迫 った 地 球 的 問 題 へと 拡 大 変 容 を 遂 げてしまいました エイズは 様 々な 社 会 で 保 健 の 基 盤 を 掘 り 崩 すだけではなく それらの 社 会 が 貧 困 と 闘 い 開 発 を 促 進 し 国 家 の 安 全 を 維 持 する 能 力 すら 脅 かしています そして 多 くの 地 域 で 今 もエイズの 広 がりは 続 き 1 日 当 たりの 死 亡 者 数 は7,500 名 以 上 にも 上 ります しかし 一 方 で エイズとの 闘 いに 希 望 を 抱 かせる 条 件 がかつてなく 生 まれてきているのも 事 実 です 過 去 に 非 現 実 的 願 望 に 過 ぎないと 思 われていたことが 現 実 化 しつつあるからです 例 えば 今 日 では 40カ 国 以 上 の 国 家 元 首 や 政 府 首 脳 らが エイズ 問 題 に 対 する 自 国 の 取 り 組 みを 自 ら 指 導 しており 10 年 前 3 億 米 ドルに 過 ぎなかったドナーや 途 上 国 によるエイズ 対 策 への 投 資 額 は 2005 年 には 80 億 米 ドル 以 上 に 増 大 しました また 抗 レトロウイルス 療 法 の 普 及 拡 大 に 大 きな 進 展 が 見 られ 途 上 国 に 住 む 約 150 万 人 の 人 々が 普 通 の 生 活 を 送 り より 長 く 生 きられるようにもなりました そして 優 れたリーダーシップや 取 り 組 みの 強 化 によっ て 一 部 の 最 貧 国 も 含 めて より 多 くの 国 々がエイズとの 闘 いで 形 勢 を 逆 転 しつつあります 私 たちは こうした 前 進 の 勢 いをますます 強 めていかねばなりません 私 たちに 最 も 求 められ ていることは 2006 年 という 年 を 真 の 意 味 で 実 行 がなされる 年 にすることです 効 果 的 な HIVプログラムを 全 ての 人 々の 手 に 届 け 資 金 を 人 々に 役 立 つものとしなければなりません 2006 年 の 国 連 総 会 HIV/エイズハイレベル 会 合 において 途 上 国 のリーダーも 豊 かな 国 々のリー ダーも HIV 予 防 治 療 ケアと 支 援 プログラムが2010 年 までにそれらを 必 要 とするほぼ 全 て の 人 々に 普 及 するべく 努 力 することを 誓 いました これは 2015 年 までにエイズの 蔓 延 を 食 い 止 めるという ミレニアム 開 発 目 標 のひとつを 達 成 する 上 で 重 要 なステップとなるものです 1 この 誓 いを 実 現 することは 可 能 です しかし そのためには 私 たちひとりひとりが ユニ バーサルアクセス( 普 遍 的 アクセス) ( 注 : 誰 もが 手 にできる の 意 )という 地 球 的 運 動 にどのように 貢 献 できるかを 考 える 必 要 があります この 運 動 は 共 通 必 須 プログラム (common minimum programme)の 一 環 であり 強 いコミュニティー 的 基 盤 と 貧 困 削 減 のた めの 対 策 との 強 い 連 携 の 下 に 展 開 されているものです 2006 年 は 国 連 合 同 エイズ 計 画 (UNAIDS)にとっても 活 動 開 始 10 周 年 という 区 切 りの 年 に なります 私 たちは 今 年 も 引 き 続 き 各 国 が 自 ら 担 い 実 施 する 対 策 を 支 援 するとともに 政 策 策 定 への 努 力 を 強 化 していきます UNAIDSの 活 動 の 中 心 には いつもUNAIDSがそのために 働 きそして 共 に 働 く 人 々がいます それは HIVとともに 生 き あるいはその 影 響 を 受 けてい る 女 性 男 性 そして 子 どもたちです UNAIDSの 共 同 スポンサーである 10の 国 連 機 関 は 今 日 最 も 支 援 を 必 要 としている 人 々のために 資 金 を 役 立 てることに 全 力 を 注 ぐとともに 未 来 におけるエイズ 問 題 の 解 決 を 実 現 す るために 努 力 を 続 けていきます 写 真 撮 影 : UNAIDS/O. オハンロン ピーター ピオット 事 務 局 長 国 連 合 同 エイズ 計 画 (UNAIDS)

国 連 合 同 エイズ 計 画 (UNAIDS)について UNAIDS( 国 連 合 同 エイズ 計 画 )は グローバルなエイズ 対 策 に 向 けて 10の 国 連 機 関 の 取 り 組 みと 資 源 を 調 整 統 合 するために 作 られた 組 織 で UNHCR( 国 連 難 民 高 等 弁 務 官 事 務 所 ) UNICEF( 国 連 児 童 基 金 ) WFP( 国 連 世 界 食 糧 計 画 ) UNDP( 国 連 開 発 計 画 ) UNFPA( 国 連 人 口 基 金 ) UNODC( 国 連 薬 物 犯 罪 事 務 局 ) ILO( 国 際 労 働 機 関 ) UNESCO( 国 連 教 育 科 学 文 化 機 関 ) WHO( 世 界 保 健 機 関 )および 世 界 銀 行 が 共 同 スポンサー として 参 加 しています UNAIDS 事 務 局 は ジュネーブに 本 部 を 置 き 現 在 世 界 75カ 国 以 上 の 現 場 で 活 動 を 展 開 しています エイズに 関 する 合 同 プログラムの 策 定 から 各 国 レベルでの 国 連 合 同 チームの 創 成 に 至 るまで UNAIDSは 国 連 の 戦 略 をひとつに 統 合 し かつこれらの 機 関 に よるプログラムの 実 施 と 分 業 を 調 整 する 役 割 を 担 っています UNAIDSの 活 動 の 焦 点 となっている5つ 分 野 : リーダーシップとアドボカシー 戦 略 的 情 報 提 供 と 技 術 支 援 モニタリングと 評 価 の 継 続 実 施 市 民 社 会 の 参 画 財 源 人 的 資 源 組 織 的 資 源 の 動 員 写 真 撮 影 : UNAIDS/L.テイラー, UNAIDS/F. サンチェス, UNAIDS/G. ピロッツィ

写 真 撮 影 : UNAIDS/G. ピロッツィ 3

データ 1981年に最初にその存在が認識されて以来 エイズは すでに2500万以上もの人々 の生命を奪い 歴史上最も甚大な被害を及ぼした疫病のひとつとなっています 今 日 HIVとともに生きる人々の数は 4,000万人近くに及びます また 2005年一年 だけでも400万人以上もの人々が新たにHIVに感染しています UNAIDSは 2年ごとに 地球的エイズ流行に関する報告書 Report on the global AIDS epidemic を発行して エイズの流行およびエイズ対策についての最新動 向に関する包括的な情報を提供しています また UNAIDSとWHOは 年1回 エ イズの流行を地域ごとに分析した エイズ最新情報 AIDS Epidemic update を 発行しています 世界のHIV感染状況 - 成人の陽性率 % 15.0-34.0% 5.0 - <15.0% 1.0 - <5.0% 0.5 - <1.0% 0.1 - <0.5% <0.1% 低 中所得諸国で抗レトロウイル療法を受けている人々 単位 千人 北アフリカおよび中近東 ヨーロッパおよび中央アジア 東 南および東南アジア ラテンアメリカおよびカリブ海沿岸諸国 サハラ以南のアフリカ諸国 2002年末 出典: WHO/UNAIDS 2003年半ば 2003年末 2004年半ば 2004年末 2005年半ば 2005年末

私 たちの 目 標 HIV/エイズに 関 するコミットメント 宣 言 およびミレニアム 開 発 目 標 の 中 で 世 界 はHIVの 蔓 延 を 食 い 止 め 収 束 に 向 かわせるための 一 連 の 誓 約 行 動 目 標 を 設 定 しました 2001 年 189カ 国 の 首 脳 および 政 府 代 表 が 史 上 初 めて 開 催 され た 国 連 エイズ 特 別 総 会 に 集 結 しました この 総 会 の 場 で HIV/エ イズに 関 するコミットメント 宣 言 が 全 会 一 致 で 採 択 され エイズ 流 行 が 世 界 的 な 非 常 事 態 であり 人 間 の 生 命 および 尊 厳 に 対 する 最 も 恐 るべき 脅 威 のひとつである ことが 確 認 されました このコ ミットメント 宣 言 は 2015 年 までにHIV/エイズの 蔓 延 を 食 い 止 め 流 行 を 収 束 に 向 かわせるという ミレニアム 開 発 目 標 を 達 成 するた めの 青 写 真 として 作 成 されたものであり 予 防 から 治 療 および 資 金 調 達 に 至 るまで10の 優 先 課 題 が 取 り 上 げられています 5 8つのミレニアム 開 発 目 標 極 度 な 貧 困 や 飢 餓 の 撲 滅 初 等 教 育 の 完 全 普 及 ジェンダーの 平 等 女 性 のエンパワーメントの 促 進 子 どもの 死 亡 率 削 減 妊 産 婦 の 健 康 の 改 善 HIV/エイズ マラリアなどの 疾 病 の 蔓 延 防 止 持 続 的 可 能 な 環 境 の 確 保 グローバルな 開 発 パートナーシップの 構 築

現 場 における 活 動 UNAIDSは 各 国 が 自 ら 担 い 実 施 するエイズ 対 策 の 強 化 に 取 り 組 んでいます 130カ 国 以 上 において 国 連 諸 機 関 の 代 表 が HIV/エイズに 関 する 国 連 テーマグル ープ の 定 期 会 合 を 開 催 し 国 連 のエイズ 関 連 活 動 を 調 整 しています こうした 現 地 での 合 同 業 務 は 国 連 常 駐 調 整 官 の 指 導 下 UNAIDSのカントリー コーディネ ーター( 国 レベル 調 整 官 )が 率 いる エイズに 関 する 国 連 合 同 チーム によって 遂 行 されています また 以 下 の 業 務 について 分 業 体 制 を 敷 き UNAIDSに 参 加 する 国 連 諸 機 関 およびUNAIDS 事 務 局 が 業 務 を 遂 行 しています 戦 略 的 プランニング ガバナンスおよび 財 務 管 理 の 支 援 若 者 の 間 でのHIV 感 染 予 防 HIVの 母 子 感 染 予 防 抗 レトロウイルス 療 法 遺 児 支 援 などの 対 策 の 拡 充 支 援 各 国 のエイズプログラムのモニタリングおよび 評 価 戦 略 的 情 報 提 供 知 識 の 普 及 アカウンタビリティー( 説 明 責 任 ) 体 制 確 立 などに 対 する 支 援 UNAIDSは 特 に 資 金 の 有 効 活 用 に 重 点 を 置 き 各 国 の 新 たな 資 金 調 達 のみな らず 調 達 された 資 金 が 最 も 効 果 的 に 活 用 されるよう 支 援 しています 例 えば 世 界 エイズ 結 核 マラリア 対 策 基 金 ( 世 界 基 金 ) の 助 成 金 活 用 について そ の 申 請 の 準 備 から プログラムの 実 施 および 実 施 成 果 のモニタリングおよび 評 価 に 至 る 全 てのプロセスを 支 援 しています そしてこうした 努 力 をさらに 支 援 するた 感 染 リスクの 最 も 高 い 人 々の 中 で 予 防 プログラムの 恩 恵 を 受 けられた 人 々 過 去 12ヶ 月 に 抗 体 検 査 を 受 けた 人 々 及 び 検 査 結 果 を 知 った 人 々の 割 合 HIV 抗 体 検 査 を 受 けて 検 査 結 果 を 知 った 人 々の 割 合 予 防 プログラムの 恩 恵 を 受 けられた 人 々の 割 合 セックスワーカー 男 性 とセックスをする 男 性 薬 物 静 注 者

めに 最 近 世 界 合 同 問 題 解 決 および 実 施 支 援 チーム(GIST) が 設 立 さ れました GISTは 国 レベルでのエ イズプログラム 実 施 上 の 障 害 に 取 り 組 むため 国 際 的 および 多 国 間 のパート ナーの 力 を 結 集 する 目 的 で 設 立 された もので 調 和 の 取 れたエイズ 対 策 のた めの 国 際 的 原 則 として 合 意 された ス リーワン(3つの 統 一 ) の 原 則 と 軌 を 一 にするものです 写 真 撮 影 : UNAIDS/L.テイラー ユニバーサルアクセス( 普 遍 的 アクセス)に 向 けて: エイズ 対 策 の 変 換 7 近 年 得 られた 大 きな 進 歩 と さらなる 努 力 が 緊 急 に 必 要 との 認 識 に 立 っ て 2005 年 9 月 に 開 催 された 国 連 総 会 首 脳 会 合 ( 世 界 サミット)で 世 界 の 指 導 者 たちは 2010 年 までに 治 療 へのユニバーサルアクセスを 実 現 する という 目 標 を 可 能 な 限 り 達 成 するために HIV 予 防 治 療 およびケアを 大 幅 な 拡 充 することを 誓 約 しました UNAIDSは そして これらの 対 策 の 主 要 な 障 害 の 克 服 とユニバーサルア クセスに 向 けての 前 進 を 目 的 として 国 連 総 会 の 要 請 に 基 づき 政 府 ド ナー 民 間 および 市 民 社 会 などのステークホルダーの 広 汎 な 参 加 促 進 を 促 す 努 力 を 国 地 域 および 世 界 レベルで 促 進 してきました 2006 年 の 国 連 総 会 で 2001 年 のHIV/エイズコミットメント 宣 言 の 進 捗 状 況 が 検 証 さ れた 際 に これらの 取 り 組 みについて 総 合 的 評 価 がなされました すでに 各 国 は その 評 価 結 果 を 受 けて HIV 予 防 治 療 ケアおよび 支 援 へのユ ニバーサルアクセスに 向 けた ロードマップ を 策 定 しつつあります

グローバルレベルでの 取 り 組 み UNAIDSはグローバルレベルで エイズ 対 策 のための 政 策 支 援 を 継 続 するとともに 最 新 の 疫 学 的 データと 国 別 の 対 策 情 報 を 提 供 し 流 行 を 食 い 止 めるために 必 要 な 資 源 を 動 員 しています UNAIDSは パートナーである 国 連 諸 機 関 各 国 政 府 市 民 社 会 ドナー 民 間 セク ターおよびその 他 の 関 係 者 との 間 において 調 整 がより 円 滑 に 行 われるよう 支 援 して います 例 えば 2010 年 までに 治 療 を 必 要 とする 全 ての 人 々に 対 するユニバーサルア クセス 実 現 するという 目 標 達 成 を 目 指 して HIV 予 防 治 療 ケアおよび 支 援 を 拡 充 に 努 めています 主 な 業 績 UNAIDSは 流 行 の 現 状 エイズ 対 策 およびベストプラクティス( 成 功 例 )に 関 する 情 報 の 中 心 となっています UNAIDSは あらゆるセクターに 働 き かけ エイズが 国 や 地 域 および 政 治 的 アジェンダに 含 まれるよう 努 力 してきま した UNAIDSは エイズ 対 策 における 市 民 社 会 とりわけHIV 陽 性 者 の 全 面 的 な 参 画 を 促 進 してきました UNAIDSは エイズ 対 策 に 不 可 欠 な 啓 蒙 活 動 と 資 源 調 達 に 取 り 組 んできまし た その 結 果 1996 年 には3 億 米 ドルに 過 ぎなかった 世 界 のエイズ 対 策 資 金 は 2005 年 には83 億 米 ドルにまで 増 大 しまし た UNAIDSは アビジャンおよびカン パラにおけるHIV 治 療 薬 普 及 イニシアチ ブ (1997) アフリカ アジア お よびカリブ 海 沿 岸 諸 国 における 普 及 促 進 イニシアチブ (2000)など 製 薬 会 社 と 協 働 して 途 上 国 でのHIV 治 療 薬 の 価 格 引 下 げに 貢 献 してきました UNAIDSは HIVの 母 子 感 染 防 止 が 世 界 的 な 公 衆 衛 生 上 の 優 先 課 題 となるよ う 積 極 的 に 働 きかけてきました UNAIDSは 1997 年 のHIV/エイズに 関 するグローバル ビジネス カウンシル の 創 立 など エイズ 対 策 への 経 済 界 の 参 加 を 積 極 的 に 呼 びかけてきました 1999 年 UNAIDSは アフリカでエ イズと 闘 う 国 際 パートナーシップ を 発 足 させました これは エイズ 対 策 への 取 り 組 み 強 化 のために アフリカ 諸 国 政 府 国 連 ドナー 草 の 根 団 体 および 民 間 の 力 を 初 めて 結 集 した 画 期 的 な 出 来 事 でした UNAIDSは 軍 人 や 国 連 平 和 維 持 部 隊 におけるHIVに 関 する 決 議 を 採 択 した 歴 史 的 な2000 年 の 国 連 安 全 保 障 理 事 会 で エイズを 安 全 保 障 上 の 問 題 として 位 置 づ ける 上 で 重 要 な 役 割 を 果 たしました 2000 年 UNAIDSの 共 同 スポンサーで ある 世 界 銀 行 は アフリカ 諸 国 を 対 象 と する マルチ 国 家 HIV/エイズプログラム (MAP) を 創 設 し 29ヵ 国 のエイズ 対 策 支 援 のために12 億 米 ドルを 拠 出 しまし た 同 様 のマルチ 国 家 HIV/エイズプログ ラムは その 後 カリブ 海 沿 岸 諸 国 のため にも 創 設 されました UNAIDSは TRIPS 協 定 ( 知 的 所 有 権 の 貿 易 関 連 の 側 面 に 関 する 協 定 )の 公 衆 衛 生 に 配 慮 した 解 釈 (2001 年 のTRIPSに 関 するドーハ 宣 言 )を 主 唱 しています

2002 年 以 来 UNAIDSは 世 界 エ イズ 結 核 マラリア 対 策 基 金 およ びその 他 のドナーから 資 金 提 供 を 受 け ているエイズプログラムの 実 施 を 支 援 し 現 場 での 資 金 の 有 効 活 用 に 貢 献 してきました 2003 年 WHO( 世 界 保 健 機 関 )と UNAIDSは 3 by 5 イニシアチブを 立 ち 上 げ これにより100 万 人 以 上 のHIV 陽 性 者 に 抗 ウイルス 療 法 を 提 供 すること に 成 功 しました UNAIDSは 女 性 とエイズ およびエ イズの 女 性 化 現 象 に 焦 点 をあて 2004 年 には 女 性 とエイズに 関 するグ ローバル 連 合 を 発 足 させました UNAIDSは エイズ 対 策 にマスメディ アの 参 画 を 促 し アナン 国 連 事 務 総 長 は2004 年 に グローバル メディア エイズ イニシアチブ を 発 足 させま した 2004 年 UNAIDSは 各 国 における エイズ 対 策 の 強 化 と 資 金 の 有 効 活 用 ための 戦 略 である スリーワン (3つの 統 一 ) 原 則 の 策 定 に 中 心 的 役 割 を 果 たしました 2005 年 UNAIDSはアフリカにおけ るエイズ 流 行 の 将 来 予 測 として ア フリカにおけるエイズ:2025 年 までの 3つのシナリオ を 発 表 しました 2005 年 エイズ 対 策 における 多 国 籍 機 関 および 国 際 ドナー 間 のよりよい 協 調 関 係 を 促 進 するため グローバル タスクチームを 設 立 しました UNAIDSの 理 事 会 は 2005 年 初 め て 国 際 的 に 同 意 されたHIV 予 防 ポリシー を 採 択 しました 2005 年 ユニセフとUNAIDSは エ イズが 子 どもに 与 える 多 大 な 影 響 に 焦 点 を 当 てたグローバル 合 同 キャンペー ン 子 どもたちのために 団 結 しよう エイズと 闘 うために 団 結 しよう(Unite for Children, Unite Against Aids) を 開 始 しました UNAIDSは 各 国 が2010 年 までに HIV 予 防 ケアおよび 治 療 へのユニバー サルアクセスの 目 標 にできる 限 り 到 達 できるよう 世 界 各 国 と 密 接 に 連 携 して います 9 100 万 米 ドル HIV/エイズ コミットメント 宣 言 調 印 データには 以 下 が 含 ま れる: 国 際 ドナーと 国 内 支 出 ( 公 共 支 出 および 自 己 負 担 支 出 を 含 む) 国 際 的 な 基 金 および 世 界 基 金 は2003 年 以 降 から 含 まれ PEPFAR( 大 統 領 エ イズ 救 済 緊 急 計 画 )は 2004 年 以 降 から 含 まれる * 以 前 の 誓 約 やコミットメントに 基 づく 予 測 ( 予 測 範 囲 :75 億 ~85 億 米 ドル)

写 真 撮 影 : UNAIDS/S. ノオラーニ

我 々のコミットメントの 中 心 UNAIDSは HIVとともに 生 きる 人 々と 密 接 な 連 携 を 保 ちながら 業 務 を 推 進 する ことが 効 果 的 な 対 策 のためには 不 可 欠 であると 信 じています なぜなら 人 々の 心 に 最 も 訴 える 力 を 持 つリーダーは HIVとエイズとともに 生 きる 人 々 あ るいはエイズの 影 響 を 直 接 受 けている 人 々だからです 1994 年 パリで 開 催 さ れたエイズサミットで 42ヵ 国 の 政 府 は エイズ 対 策 にとって HIV/エイズ とともに 生 きる 人 々のより 積 極 的 な 参 画 (GIPA: Greater Involvement of People Living with HIV/AIDS) の 原 則 が 不 可 欠 であると 宣 言 しました UNAIDSは GIPAの 精 神 を 全 面 的 に 支 持 する 立 場 から HIV 陽 性 者 が すべての 活 動 の 中 心 と なるように 努 めています HIV 陽 性 者 はUNAIDSのプログラム 調 整 委 員 会 のメンバーとなっており ユニバ ーサルアクセスに 関 するグローバル 実 行 委 員 会 およびグローバル タスクチーム にもその 代 表 が 参 加 しました 2006 年 の 国 連 総 会 エイズに 関 するハイレベル 会 合 の 準 備 の 際 にも HIV 陽 性 者 ネットワークの 代 表 が 市 民 社 会 タスクフォー スに 招 待 され HIV 陽 性 者 の1 人 が 同 会 合 の 冒 頭 でスピーチを 行 いました また 国 および 地 域 レベルでも UNAIDSは HIV 陽 性 者 のネットワークづくりと その 発 展 を 支 援 し HIV 陽 性 者 のグローバルネットワークに 長 期 的 な 支 援 を 行 っ てきました さらに 近 年 では HIV 陽 性 者 の 国 連 スタッフが 国 連 全 組 織 におよ ぶアドボカシー 団 体 としてUN+の 結 成 を 主 導 しました 11 エイズの 女 性 化 2004 年 UNAIDSは 成 人 女 性 や 少 女 の 生 活 改 善 に 努 力 する 世 界 各 国 の 指 導 者 たちを 集 め 女 性 とエイズに 関 するグローバル 連 合 を 設 立 しまし た 同 連 合 の 活 動 は 成 人 女 性 や 少 女 の 新 規 感 染 の 予 防 HIVケアおよび 治 療 に 対 する 平 等 なアクセスの 推 進 マイクロビサイド( 殺 菌 剤 ) 研 究 の 促 進 女 性 の 財 産 権 相 続 権 の 擁 護 女 性 に 対 する 暴 力 の 削 減 などを 中 心 に 取 り 組 んでいます

合 同 スポンサー UNAIDSは エイズ 対 策 のために 以 下 の10の 国 連 機 関 の 取 り 組 みと 資 源 を 統 合 しています 国 連 難 民 高 等 弁 務 官 事 務 所 (UNHCR) 国 連 児 童 基 金 (UNICEF) 国 連 世 界 食 糧 計 画 (WFP) 国 連 開 発 計 画 (UNDP) 国 連 人 口 基 金 (UNFPA) 国 連 薬 物 犯 罪 事 務 所 (UNODC) 国 際 労 働 機 構 (ILO) 国 連 教 育 科 学 文 化 機 関 (UNESCO) 世 界 保 健 機 構 (WHO) 世 界 銀 行 国 連 経 済 社 会 理 事 会 の 決 議 により1994 年 に 創 設 され 1996 年 1 月 に 発 足 した 国 連 合 同 エイズ 計 画 (UNAIDS)は すべての 地 理 的 地 域 の22カ 国 の 政 府 代 表 者 UNAIDS 合 同 スポンサー HIV 陽 性 者 の 団 体 も 含 む 非 政 府 組 織 (NGO)の 5 人 の 代 表 から 成 る プログラム 調 整 委 員 会 により 管 理 運 営 されています 写 真 撮 影 : UNAIDS/G. ピロッツィ, UNAIDS/S. ノオラーニ

写 真 撮 影 : WHO/PAHO

UNAIDS 20, AVENUE APPIA 1211 GENEVA 27 SWITZERLAND Tel +41 22 791 3666 Fax +41 22 791 4187 Email unaids@unaids.org www.unaids.org 表 紙 写 真 : UNAIDS/O. オハンロン UNITED NATIONS Office on Drugs and Crime エイズに 立 ち 向 かうため 世 界 の 力 を 合 わせよう