共 通 性 を 持 つ 製 品 群 への USDMの 適 用 と 拡 張
アジェンダ 1. 表 現 を 拡 張 したUSDM 導 入 の 背 景 と 課 題 要 望 2. 表 現 を 拡 張 したUSDM 導 入 の 取 り 組 み 3. 表 現 を 拡 張 したUSDM 4. 表 現 を 拡 張 したUSDM 導 入 による 効 果 5. 表 現 を 拡 張 したUSDM 導 入 後 の 課 題 とその 対 応 1
表 現 を 拡 張 したUSDM 導 入 の 背 景 と 課 題 要 望 2
表 現 を 拡 張 したUSDM 導 入 の 背 景 昨 年 度 共 通 性 を 持 つコンシューマー 向 け 製 品 群 の 仕 様 策 定 の 支 援 を 実 施 仕 様 策 定 に 関 して 以 下 の 製 品 特 徴 および 課 題 があり それらに 対 して USDMの 適 用 さら にその 表 現 を 拡 張 したものを 導 入 共 通 性 を 持 つ 複 数 の 製 品 ユーザーインタフェースあり 現 行 の 仕 様 策 定 にあたり 課 題 要 望 がある 3
共 通 性 を 持 つ 製 品 とは 同 じサービスを 複 数 の 対 象 製 品 が 提 供 する 既 存 製 品 のサービスを 対 象 製 品 でも 提 供 する 対 象 製 品 は 新 サービス 提 供 によるバージョンアップを 予 定 している 既 存 製 品 のサー ビスを 提 供 製 品 A 既 存 製 品 1 バージョンアップ による 提 供 既 存 製 品 2 バージョンアップ による 提 供 製 品 B 同 じサービスを 複 数 製 品 で 提 供 製 品 C 既 存 製 品 のサー ビスを 提 供 4
仕 様 策 定 における 課 題 と 要 望 設 計 やテストのための 仕 様 書 は 製 品 仕 様 書 から 起 こし ている 記 述 されない 暗 黙 の 仕 様 がある 要 求 仕 様 のヌケモレを 防 ぎたい 複 数 の 製 品 が 実 現 する 同 じ 仕 様 は 再 利 用 したい 重 複 して 記 述 したくない 対 象 製 品 でも 提 供 する 既 存 製 品 のサービスは 既 存 製 品 の 仕 様 を 再 利 用 したい どの 製 品 のどのバージョンが どの 仕 様 を 実 現 している かを 簡 易 に 知 りたい 影 響 範 囲 を 知 りたい 5
課 題 要 望 を 考 慮 した 仕 様 策 定 設 計 やテストのための 仕 様 書 は 製 品 仕 様 書 から 起 こしている 記 述 されない 暗 黙 の 仕 様 がある 要 求 仕 様 のヌケモレを 防 ぎたい 複 数 の 製 品 が 実 現 する 同 じ 仕 様 は 再 利 用 したい( 重 複 して 記 述 したくな い) 対 象 製 品 でも 提 供 する 既 存 製 品 の サービスは 既 存 製 品 の 仕 様 を 再 利 用 したい どの 仕 様 が どの 製 品 のどのバー ジョンで 実 現 しているかを 簡 易 に 知 りたい( 影 響 範 囲 を 知 りたい) 要 求 仕 様 書 を 作 る USDMを 適 用 する 仕 様 書 の 表 現 を 工 夫 する USDMを 適 用 し さらに 拡 張 した 表 現 を 使 い 製 品 仕 様 書 を 策 定 する 6
表 現 を 拡 張 したUSDM 導 入 の 取 り 組 み 7
表 現 を 拡 張 したUSDM 導 入 の 取 り 組 み 表 現 を 拡 張 したUSDMの 導 入 をするために 以 下 の2 点 に 配 慮 した 取 り 組 みを 行 った 前 章 で 記 載 した 課 題 要 望 に 対 する 取 り 組 み 仕 様 策 定 の 進 め 方 に 対 する 取 り 組 み USDM 適 用 が 目 的 でない 製 品 をリリースすることが 目 的 8
課 題 要 望 に 対 する 取 り 組 み 要 求 仕 様 書 を 作 る USDMを 適 用 する ヌケモレを 防 ぐ 仕 様 書 の 表 現 を 工 夫 する USDMの 表 現 を 拡 張 製 品 間 で 同 じ 仕 様 は 製 品 ごとに 記 述 せず 1 箇 所 に 記 述 で きるようにした 各 仕 様 に 対 し その 仕 様 を 実 現 する 製 品 とバージョンを 紐 付 けできるようにした ある 製 品 バージョンとその 前 後 バージョン 間 で 追 加 した 仕 様 削 除 した 仕 様 を 簡 易 に 比 較 抽 出 できるようにした 9
仕 様 策 定 の 進 め 方 に 対 する 取 り 組 み 製 品 リリースが 最 優 先 事 項 USDM 適 用 をしつつ これまでの 仕 様 策 定 の 方 法 成 果 物 と 調 和 させることで より スムーズに 立 ち 上 げることができる(と 考 え た) 10
仕 様 策 定 の 進 め 方 に 対 する 取 り 組 み ~これまでの 仕 様 策 定 画 面 イメージのみを 使 って 実 施 仕 様 策 定 の 結 果 は 仕 様 検 討 時 に 作 った 資 料 や メール 画 面 イメージなどに 分 散 し 記 述 され ている 分 散 された 資 料 やメールを 追 っていかないと 分 か らない より 新 しい 資 料 では 変 わっていることもある 最 新 の 資 料 だけでは 網 羅 できない 過 去 の 資 料 のみに 記 載 されていることもある 何 が 最 新 なのかわからないこともある 資 料 に 記 載 されていることは 全 て 古 い 最 新 はメールetc 11
仕 様 策 定 の 進 め 方 に 対 する 取 り 組 み ~ 調 和 させて スムーズに 仕 様 策 定 するために メールや 画 面 イメージ その 他 資 料 に 分 散 されていた 要 求 仕 様 をUSDMを 適 用 し 1ドキュメントに 集 約 した USDMを 適 用 した 仕 様 策 定 と 並 行 して 従 来 用 いられて きた 画 面 イメージに 肉 付 けし 画 面 仕 様 として 導 入 した USDMを 適 用 した 各 仕 様 に 対 し 画 面 を 紐 付 けた USDMを 適 用 した 仕 様 から 従 来 から 用 いられていた 画 面 イメー ジを 容 易 に 参 照 できることで 関 係 者 が 仕 様 を 理 解 しやすいよ うにした 12
表 現 を 拡 張 したUSDM 13
表 現 を 拡 張 したUSDM 前 章 で 少 し 述 べた 表 現 を 拡 張 したUSDM を 実 際 導 入 した 要 求 仕 様 書 を 使 いながら 紹 介 する 14
表 現 - 全 体 - エクセルの1シートに 対 象 製 品 群 の 要 求 仕 様 を 記 載 横 に 続 く 15
表 現 - 要 求 と 仕 様 - 基 本 的 な 構 成 として 要 求 は2 階 層 までで 表 現 2 階 層 目 の 各 要 求 に 対 し 仕 様 を 記 述 要 求 1 階 層 目 要 求 2 階 層 目 仕 様 16
拡 張 した 表 現 製 品 と( 機 器 )とバージョン 他 を 記 載 製 品 名 機 器 名 対 象 製 品 の 仕 様 の 場 合 は 対 象 製 品 の 仕 様 でな い 場 合 は を 付 与 製 品 のバー ジョン 画 面 のID(もしくは 名 称 ) 仕 様 を 実 現 するバー ジョンに を 付 与 仕 様 を 実 現 する 画 面 を 記 載 し 画 面 を 紐 付 け 17
拡 張 した 表 現 - 仕 様 と 製 品 バージョン 群 - ある 仕 様 を 実 現 する 製 品 バージョン 群 複 数 製 品 で 共 通 の 要 求 仕 様 は1 箇 所 で 表 現 実 現 する 製 品 ( 機 器 )のバージョンに 印 ( )をつけて 表 現 実 現 しない 製 品 ( 機 器 )は 無 印 で 表 現 仕 様 製 品 A( 機 器 1)の ver1.0で 実 現 製 品 A( 機 器 2)では 提 供 しない 製 品 B( 機 器 1)の Ver1.0で 実 現 製 品 B( 機 器 2)のVer1.1 で 実 現 18
拡 張 した 表 現 - 仕 様 と 個 々の 製 品 バージョン - ある 仕 様 が 個 々の 製 品 のどのバージョンで 実 現 されるか 実 現 する 製 品 ( 機 器 )のバージョンに 印 ( )をつけて 表 現 実 現 しない 製 品 ( 機 器 )のバージョンは 無 印 で 表 現 製 品 A( 機 器 1) Ver1.0で 実 現 Ver1.1 でも 引 き 続 き 提 供 Ver1. 1で 実 現 製 品 B( 機 器 2) Ver1.0で 実 現 Ver1.1 では 提 供 を 止 める 19
拡 張 した 表 現 - 仕 様 と 画 面 の 紐 付 け - 各 仕 様 と 対 応 する 画 面 を 紐 付 ける 画 面 ID(もしくは 画 面 名 )を 記 載 し 各 仕 様 と 紐 付 ける 画 面 仕 様 書 20
便 利 ツール マクロによる 抽 出 1 製 品 バージョンが 増 えると 横 に 広 がり 見 難 くなる 見 たい 製 品 バージョンの 要 求 仕 様 をマクロによって 抽 出 表 示 する 便 利 機 能 製 品 機 器 バージョン( 必 須 )を 指 定 選 択 した 製 品 ( 機 器 )バージョンが 実 現 する 仕 様 のみ 表 示 する ( 任 意 ) 選 択 しない 場 合 は 記 載 されている 要 求 仕 様 を 全 て 表 示 21
便 利 ツール マクロによる 抽 出 2 マクロを 実 行 した 結 果 を 別 シートで 表 示 実 行 結 果 は 選 択 した 製 品 機 器 バージョンとその 前 後 バージョンに 絞 って 要 求 仕 様 を 表 示 選 択 した 製 品 機 器 の み 表 示 選 択 した 製 品 機 器 バージョン で 実 現 する( 印 ) 仕 様 のみ 表 示 ( 任 意 に 可 能 ) 選 択 したバージョンとその 前 後 バージョンを 表 示 マクロを 実 行 した 結 果 の シートを 作 成 表 示 22
表 現 を 拡 張 したUSDM 導 入 による 効 果 23
導 入 後 の 効 果 1 USDMによってもたらされる 効 果 の 他 に 拡 張 によって 以 下 の 効 果 が 得 られた 複 数 製 品 で 同 じ 仕 様 を 重 複 して 表 現 しなくても 良 い 複 数 製 品 で 共 通 の 要 求 仕 様 と 個 々の 製 品 の 要 求 仕 様 を 自 然 に 整 理 できる 24
導 入 後 の 効 果 2 効 果 の 続 き 仕 様 変 更 や 開 発 スケジュール 変 更 の 影 響 がどの 製 品 に 及 ぶかがわかるようになる 仕 様 がどの 製 品 バージョンに 影 響 するかがわかるよ うになり 影 響 範 囲 が 特 定 できる 次 バージョンの 開 発 候 補 となる 要 求 仕 様 が 把 握 で きる( 残 件 が 管 理 される) 特 定 の 仕 様 が どの 製 品 のどのバージョン に 対 してものな のかがわかるようにしたことから 25
導 入 後 の 効 果 3 効 果 の 続 き 特 定 の 要 求 に 対 する 仕 様 がどのバージョンで 追 加 / 削 除 されるのかがわかるため( 変 更 は 追 加 と 削 除 の 同 時 実 行 として 表 現 される) そうした 変 更 を 予 め 考 慮 した 設 計 を 考 えることができる 画 面 仕 様 とリンクさせることにより 表 では 表 現 し づらい 事 柄 も 扱 うことができ 関 係 者 間 で 同 じ 認 識 を 持 ちやすい 画 面 系 の 統 合 テストのケース 抽 出 に 活 用 できる 画 面 系 の 統 合 テストのボリュームを 計 ることができ る 26
表 現 を 拡 張 したUSDM 導 入 後 の 課 題 とその 対 応 27
導 入 後 の 課 題 1 拡 張 した 表 現 方 法 に 関 わる 課 題 仕 様 が 増 えるにつれ 仕 様 が 探 しづらい 複 数 製 品 の 仕 様 を1ドキュメントであつかうため エクセル 表 が 横 に 広 がり 見 づらくなった 本 来 分 けるべき 仕 様 が 混 在 して 表 現 されていた 複 数 製 品 でほぼ 同 じ 仕 様 だが ちょっと 違 う 製 品 個 別 に 表 現 すれば 問 題 ない 画 面 仕 様 とUSDM 両 方 で 仕 様 を 表 現 した 箇 所 もあっ たことにより メンテナンス 量 が 増 えた 28
導 入 後 の 課 題 2 導 入 に 関 わる 課 題 既 存 資 産 の 仕 様 仕 様 策 定 対 象 の 製 品 が 既 存 製 品 のサービス( 既 存 資 産 )を 提 供 する 際 その 仕 様 の 表 現 に 苦 慮 した あらく 表 現 すると 仕 様 がわからない 仕 様 を 詳 しく 記 述 すると 既 存 資 産 の 仕 様 の 記 述 と 重 複 して 表 現 される 現 在 の 仕 様 策 定 のやり 方 スムーズに 導 入 するにあたり 現 状 のやり 方 ( 画 面 仕 様 書 の 導 入 )を 考 慮 したことにより USDMを 適 用 した 仕 様 より 画 面 仕 様 書 が 設 計 時 の 主 となる 傾 向 が 多 々あった USDMを 適 用 した 仕 様 が 使 われない 傾 向 があった 29
課 題 への 対 応 策 1 これら 課 題 への 対 応 として 今 後 実 施 すべき 対 応 案 を 述 べる 一 部 は 未 実 施 で 案 のレベルに 留 まっている 表 現 方 法 に 関 わる 課 題 への 対 応 各 仕 様 を 抽 出 しやすくする エクセルマクロでViewを 作 成 する DBに 取 り 込 む 要 求 の1 階 層 目 の 設 定 に 注 力 する 積 極 的 に 見 直 して いく 積 極 的 にinclude extendを 活 用 したときのユースケースの 単 位 を 要 求 の1 階 層 目 に 持 ってくる これにより 要 求 仕 様 の 重 複 表 現 が 抑 えられる 重 複 なく 表 現 できることより その 仕 様 の 再 利 用 がしやすくな る 30
課 題 への 対 応 策 2 表 現 方 法 に 関 わる 課 題 への 対 応 の 続 き 各 仕 様 は なるべく 小 さく 表 現 する 大 きくなる 場 合 は 複 数 の 仕 様 が 入 っていないか 疑 う 小 さくすると 複 数 製 品 で 同 じ 仕 様 は1 箇 所 で 表 現 され ちょっとした 差 異 を 別 仕 様 として 表 現 しやすくなる 再 利 用 しやすい 画 面 仕 様 で 表 現 できる/したほうが 良 い 部 分 は USDMを 適 用 しない わりきる 画 面 パーツの 位 置 や 表 示 項 目 などは 無 理 にUSDMを 適 用 し ても わかりにくい メンテナンスが 増 えるだけ 画 面 パーツ 位 置 や 画 面 遷 移 など 31
課 題 への 対 応 策 3 導 入 に 関 わる 課 題 への 対 応 既 存 資 産 を 積 極 的 に 活 用 する 製 品 は 既 存 資 産 の 仕 様 もUSDMで 表 現 する このとき 各 仕 様 は この 仕 様 のもとになったサービス 単 位 に まとめる サービス 単 位 にまとめることで 再 利 用 しやすく なる 32