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質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定

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文化政策情報システムの運用等

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6 構 造 等 コンクリートブロック 造 平 屋 建 て4 戸 長 屋 16 棟 64 戸 建 築 年 1 戸 当 床 面 積 棟 数 住 戸 改 善 後 床 面 積 昭 和 42 年 36.00m m2 昭 和 43 年 36.50m m2 昭 和 44 年 36.

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その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

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1 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )について 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )の 構 成 構 成 記 載 内 容 第 1 章 はじめに 本 マニュアルの 目 的 記 載 内 容 について 説 明 しています 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 5 章 第 6 章 林 地

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●電力自由化推進法案

( 別 途 調 査 様 式 1) 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 等 1 列 2 列 3 列 4 列 5 列 6 列 7 列 8 列 9 列 10 列 11 列 12 列 13 列 14 列 15 列 16 列 17 列 18 列 19 列 20 列 21 列 22 列 固 定

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

する ( 評 定 の 時 期 ) 第 条 成 績 評 定 の 時 期 は 第 3 次 評 定 者 にあっては 完 成 検 査 及 び 部 分 引 渡 しに 伴 う 検 査 の 時 とし 第 次 評 定 者 及 び 第 次 評 定 者 にあっては 工 事 の 完 成 の 時 とする ( 成 績 評 定

続 に 基 づく 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 再 認 定 を 受 けていること ) c) 会 社 更 生 法 に 基 づき 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなされている 者 又 は 民 事 再 生 法 に 基 づき 再 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなさ

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住宅改修の手引き(初版)

Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ

平成22年度

独立行政法人国立病院機構呉医療センター医療機器安全管理規程

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

- 1 - 総 控 負 傷 疾 病 療 養 産 産 女 性 責 帰 べ 由 試 ~ 8 契 約 契 約 完 了 ほ 契 約 超 締 結 専 門 的 知 識 技 術 験 専 門 的 知 識 高 大 臣 専 門 的 知 識 高 専 門 的 知 識 締 結 契 約 満 歳 締 結 契 約 契 約 係 始

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平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

別 添 1 提 案 書 等 作 成 要 領 1 調 達 件 名 PIO-NET2015 に 係 る 運 用 等 支 援 業 務 一 式 2 提 案 書 等 の 提 出 本 調 達 に 係 る 提 案 書 等 は PIO-NET2015 に 係 る 運 用 等 支 援 業 務 一 式 調 達 仕 様

01.活性化計画(上大久保)

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職務発明等の申請に関する手続要領について(通達)

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

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目 次 1. 社 会 保 障 分 野 でできること 1 1 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 制 度 の 改 善 2 保 険 証 機 能 の 一 元 化 3 自 己 診 療 情 報 の 活 用 4 給 付 可 能 サービスの 行 政 側 からの 通 知 2. 年 金 分 野 でできること 5

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目 次 1 個 人 基 本 情 報 個 人 基 本 情 報 入 力 画 面 の 分 散 4 申 告 区 分 および 申 告 種 類 の 選 択 方 法 5 繰 越 損 失 入 力 年 別 の 繰 越 損 失 額 入 力 に 対 応 6 作 成 手 順 作 成 手 順 の 流 れを 提 供 7 所 得

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説 明 内 容 料 金 の 算 定 期 間 と 請 求 の 単 位 について 分 散 検 針 制 日 程 等 別 料 金 料 金 の 算 定 期 間 と 支 払 義 務 発 生 日 日 程 等 別 料 金 の 請 求 スケジュール 料 金 のお 支 払 い 方 法 その 他 各 種 料 金 支 払

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小 売 電 気 の 登 録 数 の 推 移 昨 年 8 月 の 前 登 録 申 請 の 受 付 開 始 以 降 小 売 電 気 の 登 録 申 請 は 着 実 に 増 加 しており これまでに310 件 を 登 録 (6 月 30 日 時 点 ) 本 年 4 月 の 全 面 自 由 化 以 降 申

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

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は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

推 進 項 目 15 人 材 育 成 の 強 化 重 要 A 番 号 取 組 事 業 名 151 職 員 の 専 門 性 向 上 作 成 日 H 更 新 日 H 担 当 部 署 32 総 務 部 人 事 課 責 任 者 吉 田 克 夫 担 当 者 人 事 人 材 育 成 担

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[2] 控 除 限 度 額 繰 越 欠 損 金 を 有 する 法 人 において 欠 損 金 発 生 事 業 年 度 の 翌 事 業 年 度 以 後 の 欠 損 金 の 繰 越 控 除 にあ たっては 平 成 27 年 度 税 制 改 正 により 次 ページ 以 降 で 解 説 する の 特 例 (

1. 業 務 目 的 豊 見 城 市 においては スポーツコンベンションによる 地 域 振 興 を 目 標 として 掲 げ 2020 年 東 京 オリンピック パラリンピック( 以 下 オリ パラ)の 開 催 に 連 動 し た より 具 体 的 な 振 興 方 策 として オリ パラ 競 技 団

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自衛官俸給表の1等陸佐、1等海佐及び1等空佐の(一)欄又は(二)欄に定める額の俸給の支給を受ける職員の占める官職を定める訓令

平成27年度大学改革推進等補助金(大学改革推進事業)交付申請書等作成・提出要領

福山市高齢者保健福祉計画2015

Transcription:

SPI Japan 2008 プロセス 定 着 への 取 組 み ~テーラリングからはじまるプロセス 改 善 ~ 平 成 20 年 11 月 25 日 株 式 会 社 インテック SI 事 業 本 部 プロジェクトマネジメント 室 相 澤 武

目 次 1. 背 景 2.テーラリング 実 施 上 の 課 題 と 改 善 策 -プロセス 定 義 展 開 定 着 の3 段 階 3.おわりに 1

1. 背 景 私 の 所 属 する 部 門 では エンタープライズ 系 システムの 構 築 に 取 り 組 んでおり そのプロジェクト 形 態 は 新 規 システム 開 発 既 存 システム 改 修 保 守 パッケージ 導 入 と 多 岐 に 渡 っている そのため 標 準 プロセスを 各 プロジェクトに 適 用 するにあたっては 該 当 するプロジェクトの 特 性 にあわせた 標 準 プロセスのテーラリングから はじめる 必 要 がある また テーラリングした 結 果 をもとに QAでチェックすべきプロセスを 選 択 しており テーラリングをきちんと 実 施 することが 標 準 プロセスを 定 着 させるうえでの 第 一 歩 となっている 2

1. 背 景 1-1. 標 準 プロセスについて 業 務 プロセス 標 準 IP3 とは INTEC Processes for best Performance and high Productivity (~ 良 いプロセスが 最 上 の 成 果 高 い 生 産 性 をもたらす~) マネジメントプロセス/プロジェクトマネジメント 標 準 (PMS) 立 ち 上 げ 計 画 実 行 監 視 コントロール 終 結 開 発 プロセス/ 開 発 プロセス 標 準 (DPS) 要 件 定 義 基 本 設 計 詳 細 設 計 プログラム 設 計 組 織 プロセス/ 組 織 プロセス 標 準 (GPS) 単 体 開 発 結 合 テスト システム テスト 2008 年 度 下 期 から 運 用 開 始 運 用 保 守 プロセス/ 運 用 保 守 プロセス 標 準 (OPS) 各 標 準 では プロセスや 工 程 毎 に 作 業 目 的 作 業 手 順 作 成 成 果 物 などを 定 義 している 3

1. 背 景 1-2.テーラリングによる 標 準 プロセスの 最 適 化 マネジメントプロセス プロジェクト 活 動 の 流 れ 開 発 プロセス 組 織 プロセス 立 ち 上 げ 計 画 実 行 監 視 コントロール 終 結 要 件 定 義 基 本 設 計 詳 細 設 計 プログラム 設 計 単 体 開 発 結 合 テスト システム テスト 認 定 計 画 QA 実 施 1QA 実 施 nqa 完 了 QA テーラリング 記 録 作 成 ( 計 画 ) テーラリング 記 録 見 直 し( 実 施 1) テーラリング 記 録 見 直 し( 実 施 n) テーラリング 記 録 の 見 直 しを QA 実 施 タイミングとあわせて 行 っている テーラリング 記 録 見 直 し( 完 了 ) 4

1. 背 景 1-3.これまでの 経 緯 2003 年 度 2004 年 度 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 プロセス 改 善 に 関 する 取 組 み 本 部 内 の 一 つの 開 発 部 門 を 対 象 本 部 内 の 全 ての 開 発 部 門 を 対 象 プロセス 定 着 への 取 組 み 6 月 CMMIベース (レベル2 相 当 ) のプロセス 改 善 活 動 を 開 始 4 月 CMMIレベル3 相 当 プロセスの 取 組 みを 開 始 ( 仕 組 み 作 り) 5 月 業 務 プロセス 標 準 (IP3+)の 本 部 標 準 化 宣 言 1 月 QA 専 任 化 開 始 第 1 期 (プロセス 定 義 ) 第 2 期 (プロセス 展 開 ) 第 3 期 (プロセス 定 着 ) 5

2.テーラリング 実 施 上 の 課 題 と 改 善 策 2-1. 課 題 第 1 期 プロセス 定 義 フェーズ 標 準 プロセスのテーラリング は 組 織 としては はじめての 取 り 組 み 第 2 期 プロセス 展 開 フェーズ 不 慣 れなPM 上 位 管 理 者 は テーラリングの 方 法 がよくわからない 第 3 期 プロセス 定 着 フェーズ テーラリングノウハウの 共 有 化 ができていない 6

2.テーラリング 実 施 上 の 課 題 と 改 善 策 2-2. 第 1 期 プロセス 定 義 フェーズ(1) ポイント 展 開 のための 準 備 を 万 全 に テーラリングガイドの 充 実 は 事 例 を 蓄 積 してから 課 題 標 準 プロセスのテーラリング は 組 織 としては はじめての 取 り 組 みで あったので テーラリング 作 業 のし 易 さ 再 利 用 の 際 のデータの 活 用 し 易 さ を 考 慮 する 必 要 があった 7

2.テーラリング 実 施 上 の 課 題 と 改 善 策 2-2. 第 1 期 プロセス 定 義 フェーズ(2) 改 善 策 標 準 プロセスをテーラリングした 結 果 を 記 録 する 標 準 フォーマット テーラリング 記 録 を 定 義 した 演 習 形 式 のトレーニング テーラリング 実 習 の 実 施 8

2-2. 第 1 期 プロセス 定 義 フェーズ 2-2-1.テーラリング 記 録 とは テーラリング 記 録 の 目 的 部 門 における 典 型 的 なテーラリングパターンを 確 立 し それを 活 用 す ることで プロジェクトが 実 施 すべきプロセスを 明 確 化 しテーラリング 作 業 の 効 率 化 を 図 る テーラリング 記 録 の 構 成 プロジェクト 特 性 システム 特 性 テーラリング 記 録 (DPS) テーラリング 記 録 (PMS) 参 考 プロジェクト 9

2-2. 第 1 期 プロセス 定 義 フェーズ 2-2-2.テーラリング 記 録 -プロジェクト 特 性 - プロジェクトタイプ 新 規 システム 開 発 既 存 システム 改 修 保 守 パッケージ 導 入 開 発 プロジェクトの 規 模 と 期 間 開 発 規 模 受 注 金 額 要 員 数 開 発 期 間 開 発 対 象 システムの 特 性 システムの 重 要 度 システム 障 害 が 引 き 起 こす 結 果 の 大 きさ 対 象 (ビジネスアプリケーション 科 学 技 術 計 算 組 み 込 みシステム) システムの 複 雑 性 他 システムとの 相 互 接 続 性 移 行 の 難 易 度 セキュリティに 対 する 要 求 度 合 い 性 能 に 対 する 要 求 度 合 い 利 用 者 の 特 徴 (ユーザ 数 規 模 特 定 度 合 い) 保 守 性 再 利 用 性 に 対 する 要 求 度 合 い 10

2-2. 第 1 期 プロセス 定 義 フェーズ 2-2-3.テーラリング 記 録 -DPS- フェーズ 名 アクティビティ 名 タスク 名 入 力 成 果 物 1 要 件 定 義 1-1 要 件 の 調 査 と 分 析 1-1-1 現 行 業 務 /システム 調 査 現 行 業 務 /システムのドキュメント D1-01 D1-02 D1-03 D1-04 D1 05 1-1-2 情 報 ニーズの 調 査 D0-01 D0-02 システム 企 画 書 システム 提 案 書 アンケート/インタビュー 結 果 D1-06 D1-07 業 務 棚 卸 表 業 務 定 義 書 ( 現 行 ) 業 務 機 能 関 連 図 または 機 能 階 層 図 ( 現 行 ) 業 務 フロー 図 業 務 用 語 集 問 題 点 ニーズ 一 覧 表 問 題 点 ニーズ 分 析 表 計 画 時 テーラリング (タスク 単 位 の ) 結 果 理 由 ( の 場 合 ) D1-01 D1-02 D1-03 D1-04 D1 05 D1-06 D1-07 成 果 物 計 画 時 テーラリング ( 成 果 物 単 位 の ) 結 果 業 務 棚 卸 表 業 務 定 義 書 ( 現 行 ) 業 務 機 能 関 連 図 または 機 能 階 層 図 ( 現 行 ) 業 務 フロー 図 業 務 用 語 集 問 題 点 ニーズ 一 覧 表 問 題 点 ニーズ 分 析 表 の 場 合 は 理 由 の 場 合 は 代 替 成 果 物 名 特 異 用 語 が 存 在 しない 課 題 管 理 表 にて 代 替 課 題 管 理 表 にて 代 替 1-1-3 システム 化 課 題 の 設 定 D0-01 D0-02 1-1-4 システム 化 範 囲 の 検 討 D1-08 D1-09 システム 企 画 書 システム 提 案 書 現 行 業 務 /システムの 調 査 分 析 結 果 情 報 ニーズ 調 査 の 結 果 システム 化 基 本 方 針 システム 化 課 題 説 明 書 D1-08 D1-09 D1-10 D1-03 D1-11 システム 化 基 本 方 針 システム 化 課 題 説 明 書 プロジェクト 対 象 範 囲 説 明 書 ( 新 ) 業 務 機 能 関 連 図 または 機 能 階 層 図 外 部 インターフェース 仕 様 D1-08 D1-09 D1-10 D1-03 D1-11 システム 化 基 本 方 針 システム 化 課 題 説 明 書 プロジェクト 対 象 範 囲 説 明 書 ( 新 ) 業 務 機 能 関 連 図 または 機 能 階 層 図 外 部 インターフェース 仕 様 要 件 定 義 書 3-4 業 務 フローにて 代 替 課 題 管 理 表 にて 代 替 業 務 プロセス 標 準 で 定 義 し ているタスク/ 成 果 物 一 覧 計 画 時 テーラリング 結 果 理 由 ( の 場 合 ) D1-01 D1-02 D1-03 D1-04 D1-05 D1-06 D1-07 D1-08 D1-09 D1-10 D1-03 D1-11 成 果 物 計 画 時 テーラリング 結 果 業 務 棚 卸 表 業 務 定 義 書 ( 現 行 ) 業 務 機 能 関 連 図 または 機 能 階 層 図 ( 現 行 ) 業 務 フロー 図 業 務 用 語 集 問 題 点 ニーズ 一 覧 表 問 題 点 ニーズ 分 析 表 システム 化 基 本 方 針 計 画 時 テーラリング システム 化 課 題 説 明 書 欄 と プロジェクト 対 象 範 囲 説 明 書 ( 新 ) 業 務 機 能 関 連 図 または 機 能 階 層 図 外 部 インターフェース 仕 様 完 了 時 テーラリング 欄 がある の 場 合 は 理 由 の 場 合 は 代 替 成 果 物 名 特 異 用 語 が 存 在 しない 課 題 管 理 表 にて 代 替 課 題 管 理 表 にて 代 替 要 件 定 義 書 3-4 業 務 フローにて 代 替 課 題 管 理 表 にて 代 替 11

2-2. 第 1 期 プロセス 定 義 フェーズ 2-2-4.プロセス 定 着 に 向 けたトレーニング プロジェクト 活 動 の 流 れ マネジメントプロセス 開 発 プロセス 立 ち 上 げ 計 画 実 行 監 視 コントロール 終 結 要 件 定 義 基 本 設 計 詳 細 設 計 プログラム 設 計 単 体 開 発 結 合 テスト システム テスト PM PL 向 け 基 礎 研 修 標 準 の 概 要 説 明 課 題 (テーラリング)の 実 施 (PMS DPS 全 体 ) 上 級 SE 中 級 SE 向 け 基 礎 研 修 標 準 の 概 要 説 明 課 題 (テーラリング)の 実 施 (DPS 全 体 ) SE PG 向 け 基 礎 研 修 標 準 の 概 要 説 明 課 題 (テーラリング) の 実 施 (DPS3~6) 12

2.テーラリング 実 施 上 の 課 題 と 改 善 策 2-3. 第 2 期 プロセス 展 開 フェーズ(1) ポイント テーラリングに 慣 れること 課 題 テーラリングの 方 法 がよくわからない テーラリングは 実 施 したが テーラリングの 結 果 実 施 しないと 決 めた プロセスの 実 施 しない 理 由 が 適 切 でないものが 多 かった 13

2.テーラリング 実 施 上 の 課 題 と 改 善 策 2-3. 第 2 期 プロセス 展 開 フェーズ(2) 改 善 策 SEPGによるテーラリング 記 録 レビューの 実 施 テーラリングがはじめてのPM 上 位 管 理 者 が 担 当 するプロジェクトに はSEPGがテーラリング 記 録 作 成 レビューの 支 援 を 実 施 した テーラリング 記 録 の 分 析 展 開 フェーズ 後 半 では 蓄 積 したテーラリング 記 録 の 分 析 を 行 い 改 善 すべきプロセスの 洗 い 出 しを 実 施 した 14

2-3. 第 2 期 プロセス 展 開 フェーズ 2-3-1.テーラリング 記 録 の 分 析 以 下 の2 点 を 目 的 に 蓄 積 されたテーラリング 記 録 の 分 析 を 行 った 弱 点 プロセスの 発 見 と 実 施 のための 施 策 の 検 討 実 装 率 が 低 いプロセス できるための 施 策 を 検 討 すぐにプロセス 改 善 をするのではなく 実 施 するための 方 策 を 考 える 成 果 物 の 代 替 率 が 高 いもの 成 果 物 サンプルの 見 直 し(プロセス 資 産 ライブラリの 充 実 で 代 替 ) テーラリングノウハウの 整 理 テーラリング 時 の 留 意 点 テーラリングガイドの 説 明 の 充 実 化 プロジェクト 特 性 別 にみたテーラリング 傾 向 プロジェクト 特 性 別 のテーラリングパターンとして 整 備 15

2.テーラリング 実 施 上 の 課 題 と 改 善 策 2-4. 第 3 期 プロセス 定 着 フェーズ(1) ポイント 専 任 QAによるチェック よくあるパターンについてはテーラリングも 定 着 してきた 課 題 特 殊 なテーラリングが 必 要 となるプロジェクトにおいてテーラリング 作 業 に 時 間 がかかる ノウハウの 横 展 開 ができていない 16

2.テーラリング 実 施 上 の 課 題 と 改 善 策 2-4. 第 3 期 プロセス 定 着 フェーズ(2) 改 善 策 テーラリング 記 録 作 成 時 の 留 意 点 の 作 成 テーラリング 記 録 上 の 不 備 を 削 減 するために テーラリング 記 録 作 成 時 の 留 意 点 をまとめ 周 知 した テーラリングパターンの 作 成 蓄 積 した テーラリング 記 録 を 分 析 し テーラリング 時 のサンプルとし て 参 照 できるように パターン 化 を 行 った パターン 化 するにあたっては テーラリングの 結 果 実 施 しないプロセ スが 多 いケースをピックアップした 17

2-4. 第 3 期 プロセス 定 着 フェーズ 2-4-1.テーラリング 記 録 作 成 時 の 留 意 点 テーラリング 記 録 作 成 に 不 慣 れなPMや 上 位 管 理 者 向 けに テーラリング 記 録 作 成 時 の 留 意 点 をチェックリスト 化 し 提 供 した 結 果 が の 場 合 その 理 由 が 正 しく 記 載 されているか 特 に 本 来 は 実 施 すべきとの 認 識 はあるが 阻 害 理 由 があり 結 果 と して 実 施 できなかったものについては 理 由 が 作 成 できなかった 等 の 結 果 だけではなく なぜできなかったかの 理 由 が 記 載 されてい ること 複 数 タスクをまとめて 実 施 する 場 合 の 記 入 要 領 結 合 テストとシステムテストをまとめて システムテストとして 実 施 す る 場 合 など テーラリング 記 録 上 どのように 記 入 すればよいかを 記 載 した 18

2-4. 第 3 期 プロセス 定 着 フェーズ 2-4-2.テーラリングパターンの 整 理 特 殊 なテーラリングが 必 要 となるプロジェクトをピックアップ 所 属 する 部 門 のプロジェクトタイプ 全 てをカバーするのではなく 特 殊 なテーラリングが 必 要 となるプロジェクトタイプをピックアップした 多 くのプロジェクトで 参 照 できるように 粒 度 はあまり 詳 細 化 せず プ ロジェクトタイプで 識 別 できる 粒 度 とする 粒 度 を 詳 細 化 しすぎてしまうと 汎 用 性 が 低 くなってしまうため タスクを 実 施 しない 場 合 の 理 由 の 充 実 を 図 った 19

2-4. 第 3 期 プロセス 定 着 フェーズ 2-4-3.テーラリングパターン 利 用 時 の 留 意 点 テーラリングパターンはあくまでも 雛 型 として 位 置 付 け テーラリ ングパターンを 使 用 したプロジェクトでの 更 なるテーラリングはOKと する テーラリングパターンは テーラリングを 行 う 際 の 雛 型 であり それを もとに 各 プロジェクトでのテーラリングを 行 う 運 用 とした また テーラリングパターンで 説 明 の 不 足 する 部 分 は 別 途 テーラリ ングガイド で 補 完 できるようにした 使 用 したテーラリングパターンを 記 録 に 残 すようにした 20

3.おわりに プロセス 定 義 展 開 定 着 の 各 フェーズで 改 善 をすすめ 現 在 テー ラリングパターンの 適 用 まで 到 達 した テーラリングパターンは 適 用 したばかりであり まだ 適 用 による 効 果 の 把 握 までには 至 っていない 今 後 は あらかじめ 用 意 されたテーラリングパターンの 他 に 利 用 者 が 独 自 の 観 点 で 類 似 プロジェクトの 情 報 を 引 き 出 せるように システム 化 も 計 画 している 21

ご 清 聴 ありがとうございました 22