標 準 報 酬 月 額 の 定 時 決 定 及 び 随 時 改 定 の 事 務 取 扱 いに 関 する 事 例 集 報 酬 賞 与 の 範 囲 について 問 報 酬 賞 与 にはどのようなものが 含 まれるか ( 答 ) 報 酬 及 び 賞 与 ( 以 下 報 酬 等 という )は 健 康 保 険 法 第 3 条 第 5 項 及 び 第 6 項 ( 厚 生 年 金 保 険 法 第 3 条 第 1 項 第 3 号 及 び 第 4 号 )において 労 働 者 が 労 働 の 対 償 として 受 けるすべてのもの と 規 定 されており 労 働 の 対 償 と して 経 常 的 かつ 実 質 的 に 受 けるもので 被 保 険 者 の 通 常 の 生 計 に 充 てられるすべ てのものを 包 含 するものである( 健 康 保 険 法 の 解 釈 と 運 用 ( 法 研 )より) 具 体 的 事 例 1 現 実 に 提 供 された 労 働 に 対 する 対 価 に 加 え 給 与 規 程 等 に 基 づいて 使 用 者 が 経 常 的 ( 定 期 的 )に 被 用 者 に 支 払 うものは 報 酬 等 に 該 当 する 労 働 の 提 供 と 対 償 の 支 払 が 時 間 的 に 一 致 する 必 要 はなく 将 来 の 労 働 に 対 するも のや 病 気 欠 勤 中 や 休 業 中 に 支 払 われる 手 当 であっても 労 働 の 対 償 となり 報 酬 等 に 該 当 する また 雇 用 契 約 を 前 提 として 事 業 主 から 食 事 住 宅 等 の 提 供 を 受 けている 場 合 ( 現 物 給 与 )も 報 酬 等 に 含 まれる 例 賃 金 給 料 俸 給 賞 与 インセンティブ 通 勤 手 当 扶 養 手 当 管 理 職 手 当 勤 務 地 手 当 休 職 手 当 休 業 手 当 待 命 手 当 2 労 働 の 対 償 として 受 けるものでないものは 報 酬 等 に 該 当 しない 例 傷 病 手 当 金 労 働 者 災 害 補 償 保 険 法 に 基 づく 休 業 補 償 解 雇 予 告 手 当 退 職 手 当 内 職 収 入 財 産 収 入 適 用 事 業 所 以 外 から 受 ける 収 入 ( 注 ) 退 職 手 当 は 毎 月 の 給 与 や 賞 与 に 上 乗 せして 前 払 いされる 場 合 被 保 険 者 の 通 常 の 生 計 に 充 てられる 経 常 収 入 と 扱 うことが 妥 当 であり 報 酬 等 に 該 当 する 3 事 業 主 が 負 担 すべきものを 被 保 険 者 が 立 て 替 え その 実 費 弁 償 を 受 ける 場 合 労 働 の 対 償 とは 認 められないため 報 酬 等 に 該 当 しない 例 出 張 旅 費 赴 任 旅 費 4 事 業 主 が 恩 恵 的 に 支 給 するものは 労 働 の 対 償 とは 認 められないため 原 則 として 報 酬 等 に 該 当 しない 例 見 舞 金 結 婚 祝 い 金 餞 別 金
5 恩 恵 的 に 支 給 するものであっても 労 働 協 約 等 に 基 づいて 支 給 されるもの で 経 常 的 ( 定 期 的 )に 支 払 われる 場 合 は 報 酬 等 に 該 当 する 例 傷 病 手 当 金 と 給 与 の 差 額 補 填 を 目 的 とした 見 舞 金 6 労 働 の 対 償 として 支 給 されるものであっても 被 保 険 者 が 常 態 として 受 け る 報 酬 以 外 のものは 報 酬 等 に 含 まれない( 支 給 事 由 の 発 生 支 給 条 件 支 給 額 等 が 不 確 定 で 経 常 的 に 受 けるものではないものは 被 保 険 者 の 通 常 の 生 計 に 充 てられるものとは 言 えないため) ただし これに 該 当 するもの は 極 めて 限 定 的 である 例 大 入 袋 ここで 挙 げた 例 は 一 般 的 な 場 合 を 想 定 しており その 名 称 だけでなく 実 態 に 合 わせて 報 酬 等 に 該 当 するかどうか 判 断 を 行 うものとする 定 時 決 定 について 問 1 支 払 基 礎 日 数 について 例 えば 夜 勤 労 働 者 で 日 をまたぐ 勤 務 を 行 っている 場 合 はどのように 計 算 すべきか ( 答 ) 夜 勤 労 働 者 で 日 をまたいで 労 務 に 就 いている 場 合 は 以 下 のように 取 り 扱 う 1 夜 勤 勤 務 者 が 月 給 で 給 与 の 支 払 いを 受 けている 場 合 各 月 の 暦 日 数 を 支 払 基 礎 日 数 とする 2 夜 勤 勤 務 者 が 日 給 で 給 与 の 支 払 いを 受 けている 場 合 給 与 支 払 いの 基 礎 となる 出 勤 回 数 を 支 払 基 礎 日 数 とする ただし 変 形 労 働 時 間 制 を 導 入 している 場 合 は 下 記 の3に 準 じて 取 り 扱 う 3 夜 勤 勤 務 者 が 時 給 で 給 与 の 支 払 を 受 けている 場 合 各 月 の 総 労 働 時 間 をその 事 業 所 における 所 定 労 働 時 間 で 除 して 得 られ た 日 数 を 支 払 基 礎 日 数 とする なお 勤 務 中 に 仮 眠 時 間 等 が 設 けられてい る 場 合 これを 労 働 時 間 に 含 めるか 否 かは その 事 業 所 の 業 務 の 実 態 契 約 内 容 就 業 規 則 等 によって 仮 眠 時 間 等 が 給 与 支 払 いの 対 象 となる 時 間 に 含 まれているかどうかを 確 認 することで 判 断 されたい
問 2 給 与 の 締 め 日 が 変 更 になった 場 合 変 更 月 では 支 払 基 礎 日 数 が 通 常 の 月 よ りも 増 減 することになるが 定 時 決 定 の 際 にはどのように 取 り 扱 うべきか ( 答 ) 給 与 締 め 日 が 変 更 になった 場 合 は 以 下 のように 取 扱 う 1 支 払 基 礎 日 数 が 増 加 する 場 合 支 払 基 礎 日 数 が 暦 日 を 超 えて 増 加 した 場 合 通 常 受 ける 報 酬 以 外 の 報 酬 を 受 け ることとなるため 超 過 分 の 報 酬 を 除 外 した 上 で その 他 の 月 の 報 酬 との 平 均 を 算 出 し 標 準 報 酬 月 額 を 保 険 者 算 定 する ( 例 ) 給 与 締 め 日 が 20 日 から 25 日 に 変 更 された 場 合 締 め 日 を 変 更 した 月 のみ 給 与 計 算 期 間 が 前 月 21 日 ~ 当 月 25 日 となるため 前 月 21 日 ~ 前 月 25 日 の 給 与 を 除 外 し 締 め 日 変 更 後 の 給 与 制 度 で 計 算 すべき 期 間 ( 前 月 26 日 ~ 当 月 25 日 )で 算 出 された 報 酬 をその 月 の 報 酬 とする 2 支 払 基 礎 日 数 が 減 少 した 場 合 給 与 締 め 日 の 変 更 によって 給 与 支 給 日 数 が 減 少 した 場 合 であっても 支 払 基 礎 日 数 が 17 日 以 上 であれば 通 常 の 定 時 決 定 の 方 法 によって 標 準 報 酬 月 額 を 算 定 す る 給 与 締 め 日 の 変 更 によって 給 与 支 給 日 数 が 減 少 し 支 払 基 礎 日 数 が 17 日 未 満 と なった 場 合 には その 月 を 除 外 した 上 で 報 酬 の 平 均 を 算 出 し 標 準 報 酬 月 額 を 算 定 する 問 3 基 本 給 や 諸 手 当 の 支 払 月 が 変 更 となった 結 果 通 常 の 月 よりも 給 与 額 が 増 減 する 場 合 があるが 定 時 決 定 の 際 にはどのように 取 り 扱 うべきか ( 答 ) 給 与 や 諸 手 当 の 支 払 い 月 が 変 更 になった 場 合 は 以 下 のように 取 扱 う 1 翌 月 払 いの 給 与 や 諸 手 当 が 当 月 払 いに 変 更 された 場 合 翌 月 払 いの 給 与 もしくは 諸 手 当 が 当 月 払 いに 変 更 された 場 合 は 変 更 月 に 支 給 される 給 与 等 に 重 複 分 が 発 生 するが 制 度 変 更 後 の 給 与 等 がその 月 に 受 けるべき 給 与 であるとみなし 変 更 前 の 給 与 は 除 外 した 上 で4,5,6 月 の 平 均 を 算 出 し 標 準 報 酬 月 額 を 算 定 する ( 例 )4 月 支 給 の 給 与 より 25 日 締 め 翌 月 末 払 い の 給 与 が 25 日 締 め 当 月 末 払 い に 変 更 された 場 合 制 度 の 変 更 に 伴 い 4 月 支 給 の 給 与 は 2 月 26 日 ~3 月 25 日 分 と 3 月 26 日 ~4 月 25 日 分 の 給 与 となるが 制 度 変 更 後 の 給 与 が 本 来 その 月 に 受 けるべき 給 与 であると みなし 2 月 26 日 ~3 月 25 日 の 給 与 を 除 外 し 支 払 日 変 更 後 の 給 与 制 度 で 計 算 すべ き 期 間 (3 月 26 日 ~4 月 25 日 )により 算 出 した 報 酬 を 4 月 の 報 酬 とする
2 当 月 払 いの 諸 手 当 が 翌 月 払 いに 変 更 された 場 合 当 月 払 いの 諸 手 当 が 翌 月 払 いに 変 更 された 場 合 は 変 更 月 には 諸 手 当 が 支 給 されないこととなるが その 月 は 算 定 の 対 象 から 除 き 残 りの 月 に 支 払 われた 報 酬 で 定 時 決 定 を 行 う 問 4 4~6 月 の3か 月 のうち 遡 って 降 給 が 行 われた 結 果 差 額 調 整 によって 本 来 受 けるべき 報 酬 より 低 額 の 報 酬 が 支 払 われた 月 がある 場 合 保 険 者 算 定 に よって 定 時 決 定 を 行 うことはできるか ( 答 ) 保 険 者 算 定 の 対 象 として 差 し 支 えない この 場 合 4~6 月 の 報 酬 から 控 除 減 する 場 合 があるが 定 時 決 定 の 際 にはどのように 取 り 扱 うべきか された 差 額 調 整 分 を 計 算 に 含 まず 差 額 調 整 前 の 報 酬 額 で 定 時 決 定 を 行 う 被 保 険 者 資 格 取 得 時 の 標 準 報 酬 月 額 の 決 定 について 問 1 被 保 険 者 資 格 を 取 得 した 際 の 標 準 報 酬 月 額 の 決 定 について 例 えば 残 業 代 が 当 初 の 見 込 みよりも 増 減 した 場 合 に 標 準 報 酬 月 額 の 訂 正 を 行 うことができ るか ( 答 ) 被 保 険 者 資 格 を 取 得 した 際 の 標 準 報 酬 月 額 については 固 定 的 賃 金 の 算 定 誤 り 等 があった 場 合 に 訂 正 を 行 うことはできるが 残 業 代 のような 非 固 定 的 賃 金 に ついて その 見 込 みが 当 初 の 算 定 額 より 増 減 した 場 合 は 訂 正 することはできな い 問 2 一 つの 適 用 事 業 所 に 勤 務 している 被 保 険 者 が 別 の 適 用 事 業 所 に 勤 務 ( 同 時 に2つの 事 業 所 に 勤 務 )することとなって 新 たな 適 用 事 業 所 において 被 保 険 者 資 格 を 取 得 した 場 合 どの 時 点 から 標 準 報 酬 月 額 を 改 定 するのか ( 答 ) 新 たに 別 の 適 用 事 業 所 で 被 保 険 者 資 格 を 取 得 した 場 合 その 事 業 所 における 報 酬 月 額 を 健 康 保 険 法 第 42 条 ( 厚 生 年 金 保 険 法 第 22 条 )に 従 って 算 定 し 健 康 保 険 法 第 44 条 第 3 項 ( 厚 生 年 金 保 険 法 第 24 条 第 2 項 )の 規 定 に 基 づいて 合 計 額 としての 報 酬 月 額 を 算 定 する その 際 既 に 被 保 険 者 資 格 を 取 得 している 側 の 事 業 所 においては 既 に 決 定 されている 標 準 報 酬 月 額 の 基 礎 となった 報 酬 月 額 を 用 いる また 健 康 保 険 法 施 行 規 則 第 1 条 第 2 条 及 び 第 37 条 ( 厚 生 年 金 保 険 法 施 行 規 則 第 1 条 及 び 第 2 条 )において 同 時 に2 以 上 の 適 用 事 業 所 に 使 用 されること となった 日 から10 日 以 内 に 管 掌 保 険 者 の 選 択 とそれに 伴 う 届 出 を 行 うことと されており 新 たに 別 の 適 用 事 業 所 に 使 用 されることとなった 月 から 標 準 報 酬 月 額 を 決 定 する
随 時 改 定 について 問 1 固 定 的 賃 金 の 変 動 が 発 生 した 後 3か 月 以 内 に 再 度 固 定 的 賃 金 が 変 動 した 場 合 には それぞれの 固 定 的 賃 金 変 動 を 随 時 改 定 の 対 象 とするか ( 答 ) それぞれの 固 定 的 賃 金 変 動 を 随 時 改 定 の 契 機 として 取 り 扱 う 仮 に 固 定 的 賃 金 変 動 が 毎 月 発 生 した 場 合 には それぞれの 月 の 賃 金 変 動 を 契 機 として その 都 度 2 等 級 以 上 の 差 が 生 じているかを 確 認 し 随 時 改 定 の 可 否 について 判 断 する なお 2 等 級 以 上 の 差 を 判 断 するに 当 たっては 固 定 的 賃 金 のみならず 非 固 定 的 賃 金 を 含 めた 報 酬 月 額 全 体 で 比 較 を 行 う 問 1-2 ( 従 業 員 から 役 員 になるなど) 身 分 変 更 が 行 われた 結 果 基 本 給 が 上 が り( 又 は 下 がり) ( 超 過 勤 務 ) 手 当 が 廃 止 ( 又 は 新 設 )された 場 合 で 各 々の 固 定 的 賃 金 の 変 動 が 実 際 に 支 給 される 給 与 への 反 映 月 が 異 なる 場 合 において 起 算 月 はどのように 取 り 扱 うのか ( 答 ) 身 分 変 更 が 行 われた 結 果 複 数 の 固 定 的 賃 金 の 変 動 が 生 じ 各 々の 固 定 的 賃 金 の 変 動 が 実 際 に 支 給 される 給 与 へ 反 映 する 月 が 異 なる 場 合 は 変 動 後 の 各 々の 固 定 的 賃 金 が 給 与 に 実 績 として 反 映 された 月 をそれぞれ 起 算 月 とする ( 例 ) 役 員 昇 格 による 昇 給 と 役 員 昇 格 による 残 業 手 当 の 廃 止 ( 昇 給 月 の 翌 月 反 映 ) 昇 給 に 係 る 随 時 改 定 は 昇 給 月 が 起 算 月 となり 手 当 廃 止 による 随 時 改 定 は 反 映 月 ( 昇 給 月 の 翌 月 )を 起 算 月 として 別 の 随 時 改 定 としてとらえる 問 1-3 基 本 給 ( 時 間 給 )に 変 更 は 無 いが 勤 務 体 系 ( 契 約 時 間 )が 変 更 にな る 場 合 随 時 改 定 の 対 象 となるか ( 例 ) 基 本 給 :1H 2,000 円 2,000 円 ( 変 更 なし) 契 約 時 間 :1 日 8 時 間 6.5 時 間 ( 変 更 あり) :1 月 20 日 20 日 ( 変 更 なし) ( 答 ) 時 給 単 価 の 変 動 はないが 契 約 時 間 が 変 わった 場 合 固 定 的 賃 金 の 変 動 に 該 当 するため 随 時 改 定 の 対 象 となる 問 2 超 過 勤 務 手 当 の 支 給 単 価 ( 支 給 割 合 )が 変 更 された 場 合 は 随 時 改 定 の 対 象 となるか ( 答 ) 超 過 勤 務 手 当 については 個 々 人 や 月 々の 稼 働 状 況 によって 時 間 数 が 不 確 定 であるため 単 に 時 間 の 増 減 があった 場 合 は 随 時 改 定 の 対 象 とはならないが 支 給 単 価 ( 支 給 割 合 )が 変 更 となった 場 合 は 随 時 改 定 の 対 象 となる
問 3 超 過 勤 務 手 当 等 の 非 固 定 的 手 当 が 廃 止 された 場 合 随 時 改 定 の 対 象 となる か ( 答 ) 非 固 定 的 手 当 であっても その 廃 止 は 賃 金 体 系 の 変 更 に 当 たるため 随 時 改 定 の 対 象 となる 問 4 固 定 的 賃 金 が 上 昇 したものの 超 過 勤 務 手 当 等 の 非 固 定 的 賃 金 が 減 額 した ために 結 果 的 に2 等 級 以 上 報 酬 月 額 が 下 がった 場 合 随 時 改 定 の 対 象 となるか ( 答 ) 固 定 的 賃 金 の 増 額 減 額 と 実 際 の 平 均 報 酬 月 額 の 増 額 減 額 が 一 致 しない 場 合 随 時 改 定 の 対 象 とはならない 問 5 同 一 月 に 固 定 的 賃 金 の 増 額 と 減 額 が 同 時 に 発 生 した 場 合 ( 手 当 の 廃 止 と 創 設 等 ) 増 額 改 定 と 減 額 改 定 のどちらの 対 象 となるか ( 答 ) 同 時 に 複 数 の 固 定 的 賃 金 の 増 減 要 因 が 発 生 した 場 合 それらの 影 響 によって 固 定 的 賃 金 の 総 額 が 増 額 するのか 減 額 するのかを 確 認 し 増 額 改 定 減 額 改 定 い ずれの 対 象 となるかを 判 断 する 例 えば 定 額 の 手 当 が 廃 止 され その 手 当 と 同 額 の 手 当 が 新 たに 創 設 された 場 合 など 固 定 的 賃 金 に 変 更 が 生 じないケースについては 随 時 改 定 の 対 象 となら ない なお 変 動 的 な 手 当 の 廃 止 と 創 設 が 同 時 に 発 生 した 場 合 等 については 手 当 額 の 増 減 と 報 酬 額 の 増 減 の 関 連 が 明 確 に 確 認 できないため 3か 月 の 平 均 報 酬 月 額 が 増 額 した 場 合 減 額 した 場 合 のどちらも 随 時 改 定 の 対 象 となる 問 6 給 与 計 算 期 間 の 途 中 で 昇 給 した 場 合 どの 時 点 を 起 算 月 として 随 時 改 定 の 判 断 を 行 うのか 例 : 当 月 末 締 め 翌 月 末 払 いの 給 与 で 当 月 15 日 以 降 の 給 与 単 価 が 上 昇 した 場 合 ( 答 ) 昇 給 降 給 した 給 与 が 実 績 として1か 月 分 確 保 された 月 を 固 定 的 賃 金 変 動 が 報 酬 に 反 映 された 月 として 扱 い それ 以 後 3か 月 間 に 受 けた 報 酬 を 計 算 の 基 礎 として 随 時 改 定 の 判 断 を 行 う 例 示 の 場 合 であれば 給 与 単 価 が 上 昇 した 翌 月 支 払 の 給 与 は 単 価 上 昇 の 実 績 を1か 月 分 確 保 できていないため 翌 々 月 を3か 月 の 起 算 点 として 随 時 改 定 の 可 否 を 判 断 する
問 7 固 定 的 賃 金 の 変 動 の 翌 月 に 給 与 支 払 い 締 め 日 変 更 があった 場 合 随 時 改 定 はどのような 取 扱 いとなるか 例 :9 月 支 給 分 の 給 与 から 固 定 的 賃 金 変 動 が 反 映 されたが 10 月 支 給 の 給 与 から 月 末 締 め 翌 月 15 日 払 い 15 日 締 め 翌 月 15 日 払 い に 変 更 9 月 15 日 支 給 の 給 与 (8/ 1 日 ~8/31 日 分 ) 10 月 15 日 支 給 の 給 与 (9/ 1 日 ~9/15 日 分 ) 11 月 15 日 支 給 の 給 与 (9/16 日 ~10/15 日 分 ) ( 答 ) 固 定 的 賃 金 に 変 動 が 発 生 した 後 の3か 月 以 内 に 給 与 締 め 日 の 変 更 によっ て 例 示 のように 支 払 基 礎 日 数 が17 日 を 下 回 る 月 がある 場 合 には 随 時 改 定 の 対 象 とならない なお 例 示 の 場 合 問 6とは 異 なり 9 月 支 給 分 の 給 与 から 固 定 的 賃 金 変 動 が 報 酬 に 反 映 (1か 月 分 確 保 )されているため 11 月 を 起 算 月 として 随 時 改 定 を 行 うことはできない 問 7-2 非 固 定 的 賃 金 が 新 設 された 月 に 非 固 定 的 賃 金 が 支 払 われる 条 件 が 達 成 されなかったために 初 回 の 支 払 が0 円 となったが 次 月 以 降 は 実 際 に 支 払 い が 生 じたような 場 合 起 算 月 の 取 扱 いはどのようになるか ( 答 ) 新 たに 非 固 定 的 賃 金 の 新 設 がなされたことによる 賃 金 体 系 の 変 更 を 随 時 改 定 の 契 機 とする 際 は その 非 固 定 的 賃 金 の 支 払 の 有 無 に 係 わらず 非 固 定 的 賃 金 が 新 設 された 月 を 起 算 月 とし 以 後 の 継 続 した3か 月 間 のいずれかの 月 において 当 該 非 固 定 的 賃 金 の 支 給 実 績 が 生 じていれば 随 時 改 定 対 象 となる なお 非 固 定 的 賃 金 の 新 設 以 後 の 継 続 した3か 月 間 に 受 けた 報 酬 のいずれに も 当 該 非 固 定 的 賃 金 の 支 給 実 績 が 生 じていなければ 報 酬 の 変 動 要 因 としてみな すことができないため 随 時 改 定 の 対 象 とはならない また その 場 合 には 当 該 非 固 定 的 賃 金 の 支 給 実 績 が 生 じた 月 を 起 算 月 とすることにもならない 例 1: 対 象 となるケース 手 当 新 設 月 変 該 当 10 万 手 当 10 万 10 万 10 万 10 万 10 万 10 万 10 万
例 2: 対 象 とならないケース 手 当 新 設 月 変 の 対 象 とはならない ( 残 業 等 により 2 等 級 以 上 差 が あったとしても) 10 万 手 当 10 万 10 万 10 万 10 万 10 万 10 万 10 万 起 算 月 とはならない 問 8 休 職 によって 通 常 受 けられる 報 酬 よりも 低 額 な 休 職 給 を 受 けることとなっ たが 休 職 中 に 固 定 的 賃 金 の 増 減 があった 場 合 随 時 改 定 の 対 象 となるか ( 答 ) 随 時 改 定 では 固 定 的 賃 金 の 変 動 が 報 酬 に 反 映 された 月 を 起 算 月 として 扱 う こととしているが 休 職 に 伴 う 低 額 な 休 職 給 を 受 けている 間 に 固 定 的 賃 金 の 増 減 があった 場 合 休 職 給 はその 固 定 的 賃 金 の 変 動 を 適 切 に 反 映 しているとは 言 えな いため 休 職 が 終 了 して 通 常 の 給 与 支 払 いに 戻 った 月 以 降 3か 月 の 平 均 報 酬 月 額 によって 随 時 改 定 の 可 否 を 判 断 する 問 8-2 産 休 又 は 育 休 取 得 中 の 無 給 期 間 において 昇 給 等 があった 場 合 起 算 月 は いつになるか ( 答 ) 産 休 等 の 無 給 期 間 中 に 固 定 的 賃 金 に 変 動 があった 場 合 には 実 際 に 変 動 後 の 報 酬 を 受 けた 月 を 起 算 月 として 改 定 することとなる また 昇 給 等 による 固 定 的 賃 金 の 変 動 後 に 給 与 計 算 期 間 の 途 中 で 休 業 に 入 ったこと 又 は 給 与 計 算 期 間 の 途 中 で 復 帰 したことにより 変 動 が 反 映 された 報 酬 が 支 払 われているものの 継 続 した3 月 間 のうちに 支 払 基 礎 日 数 17 日 未 満 となる 月 がある 場 合 については 随 時 改 定 の 対 象 とはならない なお これらは 育 児 休 業 等 を 終 了 した 際 の 改 定 を 妨 げるものではない 問 9 固 定 的 賃 金 に 変 動 が 生 じた 月 ( 起 算 月 )の 次 月 以 降 随 時 改 定 の 算 定 対 象 月 内 に 休 職 によって 通 常 受 けられる 報 酬 よりも 低 額 な 休 職 給 を 受 けることと なった 場 合 随 時 改 定 の 対 象 となるか ( 答 ) 随 時 改 定 は 固 定 的 賃 金 の 変 動 が 報 酬 に 反 映 された 月 を 起 算 として それ 以 後 継 続 した3か 月 間 (いずれの 月 も 支 払 基 礎 日 数 が17 日 以 上 )に 受 けた 報 酬 を 計 算 の 基 礎 とすることから 随 時 改 定 の 算 定 対 象 月 内 に 低 額 な 休 職 給 を 受 けた 場 合
であっても 随 時 改 定 の 対 象 とする 問 10 遡 って 昇 給 が 発 生 した 場 合 保 険 者 算 定 による 随 時 改 定 の 対 象 となるが 遡 って 降 給 が 発 生 した 場 合 も 同 様 の 取 扱 いが 可 能 か ( 答 ) 遡 って 昇 給 が 発 生 した 場 合 その 変 動 が 反 映 された 月 ( 差 額 調 整 が 行 われた 月 )を 起 算 月 として それ 以 後 継 続 した3か 月 間 (いずれの 月 も 支 払 基 礎 日 数 が 17 日 以 上 )に 受 けた 報 酬 を 基 礎 として 保 険 者 算 定 による 随 時 改 定 を 行 うこと となるが 遡 って 降 給 が 発 生 した 場 合 についても 遡 って 昇 給 が 発 生 した 場 合 と 同 様 に 取 り 扱 うものとする なお 超 過 支 給 分 の 報 酬 がその 後 の 報 酬 から 差 額 調 整 された 場 合 調 整 対 象 月 の 報 酬 は 本 来 受 けるべき 報 酬 よりも 低 額 となるため 調 整 対 象 月 に 控 除 された 降 給 差 額 分 を 含 まず 差 額 調 整 前 の 報 酬 額 で 随 時 改 定 を 行 う 問 11 基 本 給 の 減 給 制 裁 があった 場 合 随 時 改 定 はどのようになるか また 同 月 に 役 職 手 当 等 の 付 与 による 固 定 的 賃 金 の 変 動 ( 増 額 )がある 場 合 随 時 改 定 の 取 扱 いはどのようになるか ( 答 ) 減 給 制 裁 は 固 定 的 賃 金 の 変 動 には 当 たらないため 随 時 改 定 の 対 象 とはなら ない また 同 月 に 固 定 的 賃 金 の 変 動 ( 増 額 )があった 場 合 は 変 動 した 固 定 的 賃 金 の 支 給 実 績 があった 月 を 起 算 月 として 減 給 制 裁 と 役 職 手 当 等 を 併 せた 報 酬 全 体 で2 等 級 以 上 の 差 が 生 じれば 随 時 改 定 に 該 当 する ( 起 算 月 をずらしたり 減 給 が 無 かった 場 合 の 金 額 で 算 定 したりすることはできない ) 問 12 現 物 給 与 の 標 準 価 額 が 告 示 により 改 正 された 場 合 は 随 時 改 定 の 対 象 にな るか ( 答 ) 告 示 改 正 による 単 価 の 変 更 は 固 定 的 賃 金 の 変 動 に 該 当 することから 随 時 改 定 の 対 象 となる なお 現 物 給 与 の 価 額 に 関 して 規 約 で 別 段 の 定 めをしている 健 康 保 険 組 合 が 管 掌 する 被 保 険 者 については 当 該 規 約 の 定 めによる 価 額 の 変 更 がなければ 随 時 改 定 の 対 象 にはならない 問 13 自 動 車 通 勤 者 に 対 してガソリン 単 価 を 設 定 して 通 勤 手 当 を 算 定 している 事 業 所 において ガソリン 単 価 の 見 直 しが 月 単 位 で 行 われ その 結 果 毎 月 ガソ リン 単 価 を 変 更 し 通 勤 手 当 を 支 給 している 場 合 固 定 的 賃 金 の 変 動 に 該 当 する か ( 答 ) 単 価 の 変 動 が 月 ごとに 生 じる 場 合 でも 固 定 的 賃 金 の 変 動 として 取 扱 うこと となる
問 14 産 前 産 後 休 業 期 間 について 基 本 給 等 は 休 業 前 と 同 様 に 支 給 するが 通 勤 手 当 については 支 給 しないこととしている この 場 合 は 賃 金 体 系 の 変 更 に よる 随 時 改 定 の 対 象 となるか ( 答 ) 産 休 等 により 通 勤 手 当 が 不 支 給 となっている 事 例 において 通 勤 の 実 績 がな いことにより 不 支 給 となっている 場 合 には 手 当 自 体 が 廃 止 された 訳 ではないこ とから 賃 金 体 系 の 変 更 にはあたらず 随 時 改 定 の 対 象 とはならない 一 時 帰 休 における 標 準 報 酬 月 額 の 決 定 改 定 について (1) 定 時 決 定 について 問 1 一 時 帰 休 による 休 業 手 当 等 が 支 払 われた 日 は 支 払 基 礎 日 数 に 含 まれるの か ( 答 ) 一 時 帰 休 による 休 業 手 当 等 が 支 払 われた 日 も 支 払 基 礎 日 数 に 含 まれる 問 2 定 時 決 定 の 算 定 対 象 月 に 休 業 手 当 等 が 支 払 われた 月 があり 標 準 報 酬 月 額 の 決 定 の 際 に 一 時 帰 休 の 状 態 が 解 消 していない 場 合 休 業 手 当 等 が 支 払 われた 月 のみで 標 準 報 酬 月 額 を 決 定 するのか ( 答 ) 休 業 手 当 等 が 支 払 われた 月 のみで 決 定 するわけではない 例 えば 定 時 決 定 の 対 象 月 である4 5 6 月 のうち 4 5 月 は 通 常 の 給 与 の 支 払 を 受 けて6 月 のみ 一 時 帰 休 による 休 業 手 当 等 が 支 払 われた 場 合 には 6 月 分 は 休 業 手 当 等 を 含 めて 報 酬 月 額 を 算 定 した 上 で 4 5 6 月 の 報 酬 月 額 を 平 均 して 標 準 報 酬 月 額 を 決 定 する なお 標 準 報 酬 月 額 決 定 の 際 に 一 時 帰 休 の 状 態 が 解 消 している 場 合 の 取 扱 いに ついては 問 7を 参 照 のこと 問 3 定 時 決 定 の 算 定 対 象 月 に 休 業 手 当 等 が 支 払 われた 月 がある 場 合 標 準 報 酬 月 額 の 決 定 に 当 たって 一 時 帰 休 の 状 態 が 解 消 しているかどうかを 判 断 する 必 要 があるが どの 時 点 で 一 時 帰 休 解 消 を 判 断 することになるのか ( 答 ) 7 月 1 日 時 点 で 判 断 する 問 4 どのような 場 合 が 一 時 帰 休 が 解 消 している 状 態 にあたるのか ( 答 ) 7 月 1 日 の 時 点 で 現 に 低 額 な 休 業 手 当 等 の 支 払 いが 行 われておらず その 後 も 低 額 な 休 業 手 当 等 が 支 払 われる 見 込 みがない 場 合 をいう 一 時 帰 休 が 解 消 しているか 否 かの 判 断 に 当 たっては 算 定 基 礎 届 の 備 考 欄 に 一
時 帰 休 が 解 消 した 旨 を 記 載 させるとともに 公 共 職 業 安 定 所 への 休 業 計 画 の 提 出 の 有 無 や 労 使 間 での 一 時 帰 休 解 消 に 関 する 合 意 の 有 無 等 を 確 認 する 問 5 標 準 報 酬 月 額 の 決 定 にあたって 一 時 帰 休 が 解 消 していたために 休 業 手 当 等 を 含 まない 報 酬 で 定 時 決 定 を 行 ったが その 後 結 果 的 に9 月 までの 間 に 再 び 一 時 帰 休 の 状 態 となって 休 業 手 当 等 が 支 給 された 場 合 定 時 決 定 の 内 容 を 訂 正 することができるか ( 答 ) 標 準 報 酬 月 額 の 決 定 後 に 再 び 一 時 帰 休 の 状 態 となって 休 業 手 当 等 が 支 払 われ たとしても 定 時 決 定 の 訂 正 は 認 められない なお このようなケースについては 再 び 休 業 手 当 等 が 支 払 われることとなっ た 月 から 起 算 して 随 時 改 定 に 該 当 するか 否 かを 判 断 する 問 6 標 準 報 酬 月 額 の 決 定 にあたって 一 時 帰 休 が 解 消 していなかったために 休 業 手 当 等 を 含 んだ 報 酬 で 定 時 決 定 を 行 ったが その 後 結 果 的 に 一 時 帰 休 が 解 消 した 場 合 は どのように 取 り 扱 うべきか ( 答 ) 休 業 手 当 等 をもって 標 準 報 酬 月 額 の 決 定 又 は 改 定 が 行 われた 後 結 果 的 に 一 時 帰 休 が 解 消 した 場 合 は 通 常 の 報 酬 の 支 払 を 受 けることとなった 月 から 起 算 し て 随 時 改 定 に 該 当 するか 否 かを 判 断 する 問 7 9 月 以 降 において 受 けるべき 報 酬 とは どのように 算 出 するのか ( 答 ) 7 月 1 日 の 時 点 で 一 時 帰 休 の 状 況 が 解 消 している 場 合 の 定 時 決 定 では 休 業 手 当 等 を 除 いて 標 準 報 酬 月 額 を 決 定 する 必 要 があることから 通 常 の 給 与 を 受 け た 月 における 報 酬 の 平 均 により 標 準 報 酬 月 額 を 算 出 する 例 えば4 5 月 に 通 常 の 給 与 を 受 けて6 月 に 休 業 手 当 等 を 受 けた 場 合 4 5 月 の 報 酬 の 平 均 を 9 月 以 降 において 受 けるべき 報 酬 として 定 時 決 定 を 行 う 同 様 に4 月 に 通 常 の 給 与 をうけて5 6 月 に 休 業 手 当 を 受 けた 場 合 4 月 の 報 酬 を 9 月 以 降 において 受 けるべき 報 酬 とする なお 4 5 6 月 の 全 てにおいて 休 業 手 当 等 を 受 けた 場 合 は 休 業 手 当 等 を 含 まずに 決 定 又 は 改 定 された 直 近 の 標 準 報 酬 月 額 により 定 時 決 定 を 行 う (2) 随 時 改 定 について 問 1 一 時 帰 休 に 伴 う 随 時 改 定 について 1か 月 の 全 てについて 休 業 手 当 等 の 支 払 を 受 けている 場 合 が 対 象 となるのか それとも 1か 月 のうちの1 日 でも 休 業 手 当 等 の 支 払 いを 受 けていれば 対 象 となるのか
( 答 ) 1か 月 のうち 一 時 帰 休 に 伴 って 固 定 的 賃 金 が 減 額 支 給 される 日 が1 日 でも あれば 随 時 改 定 の 対 象 となる 問 2 一 時 帰 休 に 伴 う 随 時 改 定 は 低 額 な 休 業 手 当 等 の 支 払 いが 継 続 して3か 月 を 超 える 場 合 に 行 うこととなるが いつの 時 点 から3か 月 を 起 算 するのか ( 答 ) 3か 月 は 暦 日 ではなく 月 単 位 で 計 算 する 例 えば 月 末 締 め 月 末 払 いの 事 業 所 において 一 時 帰 休 の 開 始 日 を2 月 10 日 とした 場 合 は 5 月 1 日 をもって 3か 月 を 超 える 場 合 に 該 当 し 2 3 4 月 の 報 酬 を 平 均 して2 等 級 以 上 の 差 が 生 じていれば 5 月 以 降 の 標 準 報 酬 月 額 から 随 時 改 定 する なお 5 月 1 日 時 点 で 一 時 帰 休 の 状 況 が 解 消 している 場 合 には 3か 月 を 超 えないため 随 時 改 定 は 行 わない 問 3 一 時 帰 休 期 間 中 に 休 業 手 当 等 の 支 給 割 合 が 変 更 した 場 合 は 随 時 改 定 の 対 象 となるのか ( 答 ) 随 時 改 定 の 対 象 となる 問 4 一 時 帰 休 期 間 中 に 休 業 日 数 が 変 更 となった 場 合 は 随 時 改 定 の 対 象 となる のか ( 答 ) 単 に 休 業 の 日 数 が 変 更 となった 場 合 は 随 時 改 定 の 対 象 とならない 問 5 一 時 帰 休 の 状 況 が 解 消 したとき とは どのような 状 態 をいうのか ま た どのような 場 合 に 随 時 改 定 の 対 象 となるのか ( 答 ) 一 時 帰 休 の 状 況 が 解 消 したとき とは 固 定 的 賃 金 が 減 額 されず その 後 も 低 額 な 休 業 手 当 等 が 支 払 われる 見 込 みがない 状 態 をいう また 低 額 な 休 業 手 当 等 が 支 払 われないことが 明 確 でなくても 現 実 に 固 定 的 賃 金 が 減 額 されない 状 況 が 継 続 して3か 月 を 超 え 2 等 級 以 上 の 差 を 生 じた 場 合 は 一 時 帰 休 が 解 消 したものとして 随 時 改 定 の 対 象 とする 問 6 一 時 帰 休 の 状 況 が 継 続 している 間 に 固 定 的 賃 金 が 変 動 した 場 合 は 随 時 改 定 の 対 象 となるか ( 答 ) 随 時 改 定 は 固 定 的 賃 金 の 変 動 が 報 酬 に 反 映 された 月 を 起 算 月 として 扱 うこ ととしているが 一 時 帰 休 に 伴 う 休 業 手 当 等 が 支 払 われた 月 に 固 定 的 賃 金 が 変 動 した 場 合 その 固 定 的 賃 金 の 変 動 が 正 確 に 報 酬 月 額 に 反 映 されないため 一 時 帰
休 に 伴 う 休 業 手 当 等 が 支 払 われなくなった 月 から 起 算 して3か 月 の 報 酬 を 平 均 することによって 随 時 改 定 を 行 う 問 7 通 常 の 給 与 で 標 準 報 酬 月 額 の 決 定 又 は 改 定 が 行 われている 者 について 固 定 的 賃 金 の 変 動 があった 月 の 翌 月 に 一 時 帰 休 による 休 業 手 当 等 が 支 払 われた 場 合 随 時 改 定 の 対 象 となるか ( 答 ) 随 時 改 定 は 固 定 的 賃 金 の 変 動 が 報 酬 に 反 映 された 月 を 起 算 として それ 以 後 継 続 した3か 月 間 (いずれの 月 も 支 払 基 礎 日 数 が17 日 以 上 )に 受 けた 報 酬 を 計 算 の 基 礎 とすることから 随 時 改 定 の 算 定 対 象 月 内 に 休 業 手 当 等 を 受 けること となった 場 合 であっても 随 時 改 定 の 対 象 とする