宮 城 県 広 域 防 災 拠 点 基 本 設 計 ( 素 案 ) 平 成 27 年 8 月 宮 城 県
~ 目 次 ~ 1. 広 域 防 災 拠 点 整 備 の 経 緯 背 景... 2 2. 宮 城 県 広 域 防 災 拠 点 基 本 構 想 計 画... 2 3. 広 域 防 災 拠 点 の 計 画 地... 4 4. 広 域 防 災 拠 点 基 本 設 計 ( 素 案 )の 概 要... 5 (1) 広 域 防 災 拠 点 ( 公 園 ) 計 画 概 要... 5 (2) 施 設 整 備 費... 5 (3) 施 設 配 置 方 針 (ゾーニング)... 6 (4) 広 域 防 災 拠 点 ( 公 園 ) 施 設 一 覧... 8 (5) 災 害 時 の 運 用 方 法... 8 (6) 動 線 計 画... 11 (7) 防 災 センター... 12 5. 平 常 時 の 活 用 方 法... 13 6. 広 域 防 災 拠 点 と 圏 域 防 災 拠 点 との 連 携... 16 (1) 圏 域 防 災 拠 点 とは... 16 (2) 圏 域 防 災 拠 点 の 有 する 機 能... 16 (3) 圏 域 防 災 拠 点 (7 圏 域 8 箇 所 )... 16 (4) 広 域 防 災 拠 点 と 圏 域 防 災 拠 点 の 運 用... 17 7. 今 後 のスケジュール... 19 図 面 (A3 版 ) 図 -3 施 設 配 置 方 針 (ゾーニング) 図 -4 計 画 平 面 図 図 -9 災 害 時 の 運 用 方 法 ( 動 線 計 画 図 ) 図 10,13 防 災 センター 計 画 平 面 図 参 考 資 料 広 域 防 災 拠 点 基 本 構 想 計 画 1
1. 広 域 防 災 拠 点 整 備 の 経 緯 背 景 平 成 23 年 3 月 11 日 に 発 生 した 東 日 本 大 震 災 は, 宮 城 県 内 の 沿 岸 部 を 中 心 に 壊 滅 的 な 被 害 をも たらし, 県 内 では 1 万 人 を 超 える 死 者 ( 震 災 関 連 死 含 む)と 1,200 人 を 超 える 行 方 不 明 者 を 出 す など, 多 くの 尊 い 人 命 を 失 うことになりました 震 災 時 の 医 療 活 動 では, 全 国 からDMAT 1 をはじめとした 医 療 チームの 応 援 を 受 け, 医 療 機 関 の 機 能 が 著 しく 低 下 した 沿 岸 被 災 地 にあっては, 多 くの 傷 病 者 を 内 陸 部 や 県 外 の 医 療 機 関 に 搬 送 しま した 救 助 救 急 消 火 活 動 では, 緊 急 消 防 援 助 隊 ( 消 防 )や 広 域 緊 急 援 助 隊 ( 警 察 ), 自 衛 隊 等 の 広 域 支 援 部 隊 が, 発 災 後 早 期 に 県 内 に 入 ったものの, 初 動 期 の 情 報 不 足 により 集 結 場 所 が 定 まらず, 被 災 地 へ 効 率 的 に 人 員 を 投 入 することが 困 難 でした 救 援 物 資 等 の 集 配 では, 輸 送 車 両 や 燃 料 の 不 足 に 加 え, 大 規 模 な 物 資 集 積 拠 点 が 県 内 になかっ たことから, 全 国 から 送 られた 大 量 の 救 援 物 資 の 取 扱 いに 混 乱 をきたし, 被 災 地 のニーズに 応 じ た 適 時 適 切 な 集 配 ができませんでした このような 経 験 を 踏 まえ, 県 では, 今 後 起 こりうる 大 規 模 災 害 に 効 果 的 に 対 応 するためには, 傷 病 者 の 域 外 搬 送 拠 点 機 能 の 充 実 強 化, 広 域 支 援 部 隊 の 一 時 集 結 場 所 やベースキャンプ 用 地 の 確 保, 物 資 輸 送 中 継 拠 点 の 整 備 等 が 必 要 であると 強 く 認 識 し,その 中 核 的 機 能 を 担 う 広 域 防 災 拠 点 を 整 備 するとともに,これを 核 として 圏 域 防 災 拠 点 や 地 域 防 災 拠 点 等 と 相 互 連 携 するこ とにより, 被 災 地 の 災 害 対 応 をより 円 滑 に 支 援 する 体 制 を 構 築 する 取 組 を 進 めることとしました 2. 宮 城 県 広 域 防 災 拠 点 基 本 構 想 計 画 県 では, 広 域 防 災 拠 点 の 整 備 に 向 けて, 平 成 25 年 6 月 から 11 月 まで 計 5 回 にわたり 宮 城 県 広 域 防 災 拠 点 整 備 検 討 会 議 を 開 催 し, 東 日 本 大 震 災 時 の 災 害 対 応 の 状 況 等 の 調 査 分 析 や 課 題 を 検 討 してきました この 会 議 において, 学 識 経 験 者 等 の 意 見 を 参 考 にしながら, 広 域 防 災 拠 点 に 導 入 すべき 機 能 などに 関 する 基 本 的 な 考 え 方 を 取 りまとめ, 平 成 26 年 2 月 に 宮 城 県 広 域 防 災 拠 点 基 本 構 想 計 画 ( 以 下 基 本 構 想 計 画 という )を 策 定 しました また, 基 本 構 想 計 画 では, 広 域 防 災 拠 点 で 展 開 される 活 動 の 規 模 を 基 に 施 設 の 必 要 面 積 を 整 理 しており, 基 本 設 計 においても,その 面 積 を 概 ね 確 保 出 来 るよう 施 設 の 配 置 を 計 画 しました ( 基 本 構 想 計 画 については, 巻 末 の 参 考 資 料 を 御 覧 くださ い ) 1 DMAT 医 師, 看 護 師, 業 務 調 整 員 ( 医 師 看 護 師 以 外 の 医 療 職 及 び 事 務 職 員 )で 構 成 され, 大 規 模 災 害 や 多 傷 病 者 が 発 生 した 事 故 等 の 現 場 に, 急 性 期 ( 概 ね 48 時 間 以 内 )に 活 動 できる 機 動 性 を 持 った, 専 門 的 な 訓 練 を 受 けた 医 療 チーム Disaster Medical Assistance Team の 略 称 2
表 -1 整 備 面 積 ( 概 数 )( 基 本 構 想 計 画 P12 より 抜 粋 ) 用 途 内 容 面 積 備 考 一 時 集 結 場 所 車 両 1,000 台,6,000 人 6.5ha ベースキャンプ 用 地 車 両 370 台,2,100 人 2.5ha 災 害 医 療 活 動 スペース 0.3ha 屋 外 活 動 用 ヘリポート( 緊 急 輸 送 ) 大 型 機 着 陸 帯 1, 駐 機 7 3.0~4.0ha 荷 捌 きスペース 10 バース 程 度 1.0ha 一 時 保 管 場 所 防 災 センター オペレーションルーム 会 議 室, 備 蓄 スペース, 管 理 室, 仮 眠 室,シャワー 室, 調 理 室 等 自 家 発 電 設 備, 情 報 通 信 設 備 等 1.0ha 0.5ha 3
3. 広 域 防 災 拠 点 の 計 画 地 基 本 構 想 計 画 においては, 広 域 防 災 拠 点 の 計 画 地 について, 日 本 貨 物 鉄 道 株 式 会 社 の 仙 台 貨 物 ターミナル 駅 の 移 転 を 前 提 として, 仙 台 市 宮 城 野 区 宮 城 野 原 地 区 と 定 めています 本 県 における 広 域 防 災 拠 点 は, 傷 病 者 の 域 外 搬 送 や 広 域 支 援 部 隊 の 集 結, 救 援 物 資 等 の 集 積 分 配 等, 人 や 物 の 流 れの 中 心 となる 役 割 を 持 つことから,その 機 能 を 十 分 に 発 揮 するためには, 交 通 アクセスが 良 好 な 場 所 にあり,かつ, 災 害 対 応 に 必 要 な 広 大 な 用 地 の 確 保 が 必 要 となります 仙 台 貨 物 ターミナル 駅 の 敷 地 を 活 用 することによって, 仙 台 東 部 道 路, 仙 台 塩 釜 港 ( 仙 台 港 区 ), 仙 台 空 港 等, 既 存 の 広 域 交 通 体 系 を 活 用 した 陸 海 空 による 人 員 物 資 等 の 円 滑 な 輸 送 が 可 能 となると 共 に, 県 の 中 心 的 な 場 所 に 位 置 することから 広 域 災 害 や 圏 域 における 局 地 災 害 等 にも 柔 軟 に 対 応 することが 可 能 となります また, 近 隣 には 陸 上 自 衛 隊 の 仙 台 駐 屯 地 や 霞 目 駐 屯 地 が 位 置 しており, 県 内 唯 一 の 基 幹 災 害 拠 点 病 院 である 独 立 行 政 法 人 国 立 病 院 機 構 仙 台 医 療 センター( 以 下 仙 台 医 療 センター という ) が 既 存 の 宮 城 野 原 公 園 北 側 への 移 転 を 計 画 していることから, 災 害 発 生 時 にはこれらの 機 関 と 密 接 に 連 携 した 効 果 的 な 災 害 対 応 が 可 能 となります 図 -1 広 域 防 災 拠 点 の 位 置 4
4. 広 域 防 災 拠 点 基 本 設 計 2 ( 素 案 )の 概 要 (1) 広 域 防 災 拠 点 ( 公 園 ) 計 画 概 要 公 園 名 称 : 宮 城 野 原 公 園 公 園 種 別 : 運 動 公 園 整 備 面 積 : 約 17ha 事 業 地 : 仙 台 市 宮 城 野 区 宮 城 野 三 丁 目 地 内 他 開 園 予 定 : 平 成 32 年 度 ( 一 部 供 用 ) 図 -2 事 業 区 域 (2) 施 設 整 備 費 広 域 防 災 拠 点 の 建 設 費 については, 下 表 のとおり 平 成 26 年 2 月 に 実 施 した 大 規 模 事 業 評 価 にお いて 最 大 で 約 300 億 円 を 見 込 んでおり,また 維 持 管 理 費 については 50 年 間 で 約 14 億 円 を 見 込 ん でいます 今 後,これらの 費 用 については, 精 査 を 行 いコスト 削 減 に 努 めてまいります 表 -2 施 設 整 備 費 ( 大 規 模 事 業 評 価 ( 平 成 26 年 2 月 )より 抜 粋 ) 種 別 調 査 費 設 計 費 建 設 費 その 他 ( 用 地 費 等 ) 合 計 費 用 4 億 円 30 億 円 270 億 円 300 億 円 参 考 維 持 管 理 費 13.6 億 円 (50 年 間 ) 2 基 本 設 計 基 本 構 想 計 画 において 定 めた 基 本 的 内 容 に 基 づき, 設 計 条 件 との 整 合 を 図 りつつ, 技 術 的, デザイン 的, 経 済 的 な 見 地 から 設 計 の 指 針 を 明 らかにし, 次 の 段 階 に 実 施 する 実 施 設 計 に 向 けて, 公 園 等 の 骨 格 となる 施 設 配 置, 諸 施 設 の 形 状, 造 成 計 画, 植 栽 等 について 概 略 の 設 計 を 行 うもの 5
(3) 施 設 配 置 方 針 (ゾーニング) 基 本 構 想 計 画 において 例 示 された3つの 土 地 利 用 計 画 を 参 考 として, 防 災 関 係 機 関 との 意 見 交 換 や 先 進 的 事 例 の 調 査 を 行 い, 既 存 公 園 との 一 体 性 等 を 考 慮 し, 基 本 構 想 計 画 をより 具 体 化 する 形 で, 広 域 防 災 拠 点 の 基 本 的 な 施 設 配 置 方 針 (ゾーニング)を 立 案 しています ゾーニングのポイントは 以 下 のとおりです 既 存 公 園 における 東 西 のメイン 園 路 と 連 続 するように, 広 域 防 災 拠 点 においても 東 西 を 結 ぶ メインの 園 路 を 設 定 しています 約 4ha の 面 積 を 占 める 臨 時 離 着 陸 場 (ヘリポート)は, 周 辺 状 況 等 を 踏 まえて 進 入 区 域 を 設 定 し, 広 域 防 災 拠 点 の 中 心 に 配 置 しています 臨 時 離 着 陸 場 の 北 側 にSCU 3 スペースとなる 広 場 を 配 置 し, 隣 接 する 仙 台 医 療 センターと 最 短 距 離 で 結 ぶことで, 効 果 的 な 災 害 医 療 のための 動 線 を 確 保 しています 参 集 した DMAT 等 の 医 療 関 係 者 の 一 時 集 結 や 宿 営 (ベースキャンプ)を 行 うスペースを SCU ス ペースに 隣 接 して 配 置 し, 災 害 医 療 支 援 エリア として 設 定 しています 臨 時 離 着 陸 場 の 南 側 に, 消 防 や 警 察 等 の 広 域 支 援 部 隊 の 一 時 集 結 や 宿 営 を 行 うスペースとし て 部 隊 の 集 結 宿 営 エリア を 設 定 し, 芝 生 広 場 や 駐 車 場 を 配 置 しています また, 県 外 各 地 から 送 られる 救 援 物 資 等 の 受 入 れ, 仕 分 け, 一 時 保 管, 被 災 地 への 発 送 を 効 率 的 に 行 うためのスペースとして 物 資 の 流 通 配 給 エリア を 設 定 し,グランドや 全 天 候 型 運 動 場, 資 機 材 倉 庫 を 配 置 しています 県 災 害 対 策 本 部 ( 県 庁 )との 連 絡 調 整 や 集 結 した 支 援 部 隊 等 の 現 地 調 整 本 部 として 使 用 され る 防 災 センターの 位 置 は, 広 域 防 災 拠 点 全 体 の 状 況 把 握 ができること,また,ヘリコプター の 管 制 に 用 いることを 前 提 に, 平 常 時 は 既 存 公 園 を 含 めた 公 園 の 管 理 棟 としての 役 割 を 担 う ことを 考 慮 し, 既 存 公 園 に 近 い 計 画 地 中 央 に 配 置 しています 3 SCU 災 害 時 において 被 災 地 内 の 傷 病 者 を 被 災 地 外 の 医 療 機 関 等 に 搬 送 するために( 広 域 医 療 搬 送 ), 被 災 地 内 の 空 港 等 に 患 者 搬 送 拠 点 として 設 置 される 臨 時 医 療 施 設 Staging Care Unit の 略 称 6
図 -3 施 設 配 置 方 針 (ゾーニング 図 ) 7
(4) 広 域 防 災 拠 点 ( 公 園 ) 施 設 一 覧 前 項 を 踏 まえ, 図 -4 のとおり 広 域 防 災 拠 点 ( 公 園 )の 計 画 平 面 図 を 作 成 しています 主 な 施 設 は 以 下 のとおりです 芝 生 広 場 :2 箇 所 グランド:2 箇 所 防 災 センター( 管 理 棟 ):1 棟 資 機 材 倉 庫 :1 棟 燃 料 倉 庫 :1 棟 全 天 候 型 運 動 場 :1 棟 駐 車 場 :3 箇 所 臨 時 離 着 陸 場 ( 駐 機 帯 含 む):1 式 図 -4 広 域 防 災 拠 点 ( 公 園 ) 計 画 平 面 図 (5) 災 害 時 の 運 用 方 法 基 本 構 想 計 画 において 定 めた 広 域 防 災 拠 点 が 災 害 時 に 担 う 機 能 や 用 途 に 対 しては, 以 下 のと おり 設 定 運 用 する 計 画 としています 1 一 時 集 結 場 所 広 域 防 災 拠 点 は, 警 察 や 消 防 等 の 支 援 部 隊,DMAT の 一 時 集 結 場 所 として 使 用 する 計 画 として います 警 察 や 消 防 等 の 支 援 部 隊 は 駐 車 場 ( 第 二 ), 芝 生 広 場 ( 第 二 ),グランド( 第 二 )を 含 む 南 側 エリアを 一 時 集 結 場 所 として 使 用 し,DMAT は 駐 車 場 ( 第 一 ), 芝 生 広 場 ( 第 一 ),グランド( 第 一 )を 含 む 北 側 エリアを 使 用 する 計 画 としています 8
2 宿 営 (ベースキャンプ) 用 地 警 察 や 消 防 等 の 支 援 部 隊 のベースキャンプ 用 地 は 芝 生 広 場 ( 第 二 ),DMAT は 芝 生 広 場 ( 第 一 ) を 使 用 する 計 画 としています 3 災 害 医 療 活 動 (SCU)スペース 仙 台 医 療 センターと 隣 接 する 臨 時 離 着 陸 場 北 側 に,SCUの 展 開 場 所 となる 広 場 を 計 画 しています ここでは,DMATにより 傷 病 者 の 広 域 医 療 搬 送 中 の 安 全 を 確 保 するための 安 定 化 や, 搬 送 のためのトリアージ 4 が 行 われ ます 図 -5 SCU 展 開 時 の 活 動 イメージ 4 臨 時 離 着 陸 場 (ヘリポート 緊 急 輸 送 ) 傷 病 者, 医 薬 品 等 の 物 資, 支 援 部 隊 等 の 緊 急 輸 送 に 必 要 となる 臨 時 離 着 陸 場 を 計 画 地 の 中 心 に 配 置 しています 大 型 ヘリコプターの 離 着 陸 が 可 能 な 着 陸 帯 を 中 心 に 配 置 し, 東 側 に7 機 の 駐 機 帯 を 配 置 しています 5 荷 捌 きスペース 一 時 保 管 場 所 ( 物 資 調 達 供 給 ) 県 では, 被 災 地 へ 供 給 する 物 資 は 流 通 備 蓄 の 活 用 を 基 本 としており, 災 害 時 応 援 協 定 締 結 事 業 者 等 から 調 達 した 物 資 は, 原 則 として 応 援 要 請 のあった 市 町 村 の 集 積 拠 点 に 直 接 輸 送 する 計 画 としています しかし, 現 地 に 直 接 輸 送 することが 困 難 な 量 の 調 達 物 資 や 義 援 物 資, 仕 分 けが 必 要 となる 混 載 物 資 に 対 応 するため, 物 資 の 荷 捌 きや 一 時 保 管 が 可 能 な 場 所 として, 全 天 候 型 運 動 場 およびグラン ド( 第 二 )を 使 用 する 計 画 としています 図 -6 全 天 候 型 運 動 場 のイメージ 4 トリアージ 多 数 の 傷 病 者 が 一 度 に 発 生 する 特 殊 な 状 況 下 において, 負 傷 者 を 重 症 度, 緊 急 度 等 によって 分 類 し, 治 療 や 搬 送 の 優 先 順 位 を 決 めること 9
6 防 災 センター( 情 報 連 絡 調 整 ) 広 域 防 災 拠 点 に 集 結 した 支 援 部 隊 等 の 現 地 調 整 や 県 災 害 対 策 本 部 ( 県 庁 )との 情 報 連 絡 を 行 うため, 防 災 センターを 整 備 する 計 画 としています 広 域 防 災 拠 点 全 体 の 状 況 把 握 やヘリコプターの 管 制 誘 導 を 行 うため, 計 画 地 の 中 心 に 配 置 しています 図 -7 防 災 センターのイメージ 7 資 機 材 倉 庫 および 燃 料 倉 庫 広 域 防 災 拠 点 を 運 営 するために 必 要 な 資 機 材 等 を 格 納 するため, 計 画 地 の 南 側 に 倉 庫 を 配 置 しています また, 運 営 に 必 要 な 発 動 発 電 機 やフォークリフトの 燃 料 については, 一 定 量 を 備 蓄 することについて 検 討 を 行 っています 現 在, 広 域 防 災 拠 点 に 備 蓄 することを 検 討 している 主 な 資 機 材 等 は, 以 下 のとおりです ベースキャンプ 用 資 機 材 (エアーテント, 簡 易 ベッド, 仮 設 トイレ, 仮 設 シャワー 等 ) 物 資 供 給 対 応 用 資 機 材 ( 大 型 エアーテント,ベルトコンベア,パレット,フォークリフ ト 等 ) 発 電 照 明 用 資 機 材 ( 発 動 発 電 機, 投 光 器, 照 明 機 等 ) SCU 活 動 用 資 機 材 (ホワイトボード, 患 者 搬 送 用 台 車 等 ) 臨 時 離 着 陸 場 用 機 材 ( 仮 設 灯 器, 吹 き 流 し, 照 明 等 ) 燃 料 ( 軽 油, 灯 油 等 ) 運 営 要 員 等 機 材 ( 携 帯 型 無 線 機, 衛 星 携 帯 電 話,トランシーバー 等 ) 広 域 防 災 拠 点 では, 避 難 者 や 帰 宅 困 難 者 を 対 象 とした 水 や 食 料 等 の 備 蓄 は 行 わない 方 針 としています 図 -8 資 機 材 倉 庫 のイメージ 10
6 動線計画 広域防災拠点の効果的な運用を行うため アクセス性の確保や拠点内の動線計画を立案してい ます 動線計画のポイントは次のとおりです ① アクセス性 計画地と南北で接する道路は緊急輸送道路に指定されていることから 周辺高速道路等と のアクセス性に富んでいます 広域防災拠点の開設時には 市道 八軒小路原町坂下線 の一部において交通規制を行い 関係車両以外の通行を制限することについて検討しています ② 広域防災拠点内の動線 災害医療の主動線は 臨時離着陸場 SCU スペース 仙台医療センター間が最短となるよう 計画地の北側に集約しています 支援部隊および物流の主動線は計画地の南側に集約し さらに 支援部隊と物流の動線の 輻輳を避けるため 園路形状により区分しています 駐車場 第二 の非常用ゲートを開放することにより 物流動線の複数確保が可能となる よう計画しています 図-9 災害時の運用方法 動線計画図 11
(7) 防 災 センター 防 災 センターは, 災 害 時 において 県 災 害 対 策 本 部 ( 県 庁 )との 連 絡 調 整 や 集 結 した 支 援 部 隊 等 の 現 地 調 整 本 部 として 活 用 することを 計 画 しています 防 災 センターの 設 計 方 針 は 以 下 のとおりです 1 階 エントランスおよび 管 理 室 と 連 続 する 広 い 空 間 は, 運 営 スタッフや 支 援 部 隊 等 の 休 憩 ス ペースとして 使 用 します 機 械 室 には 自 家 発 電 設 備 を 備 え, 停 電 時 においても 防 災 センターの 機 能 を 確 保 します 備 蓄 倉 庫 には 衛 星 携 帯 電 話 等 の 通 信 機 器 や 臨 時 離 着 陸 場 の 開 設 に 必 要 となる 吹 き 流 し, 灯 器 類,SCU の 開 設 に 必 要 な 機 材 等 を 格 納 します (エアーテント 等 の 大 型 資 機 材 は 別 棟 の 資 機 材 倉 庫 に 格 納 する 計 画 としています ) 2 階 には, 災 害 時 の 現 地 調 整 本 部 となるオペレーション 室 を 配 置 しています ここでは 最 大 約 30 人 がロの 字 型 に 着 席 できる 大 会 議 室 空 間, 大 型 の TV モニター 等 の 視 聴 覚 機 器 の 設 置 が 可 能 なスペース, 広 域 防 災 拠 点 を 運 営 するスタッフの 執 務 室 空 間 を 確 保 します 小 会 議 室 は 可 動 壁 により 分 割 利 用 を 可 能 とし, 運 営 スタッフの 仮 眠 室 や 個 別 の 会 議 空 間 とし て 利 用 します 2 階 の 無 線 機 器 類 機 械 室 には 防 災 無 線 の 通 信 機 器 を 格 納 する 他, 宮 城 県 総 合 防 災 情 報 システ ム(MIDORI) 5 の 活 用 など, 災 害 時 には 多 様 な 情 報 通 信 手 段 を 確 保 します 2 階 の 展 望 デッキを 通 じて 広 域 防 災 拠 点 全 体 の 情 報 把 握 やヘリコプターの 管 制 を 行 います 防 災 センター 建 築 諸 元 ( 案 ) 主 要 構 造 : 鉄 筋 コンクリート 造 地 上 3 階 建 て 建 築 面 積 : 約 800m2 延 床 面 積 : 約 1,300m2 図 -10 防 災 センター 計 画 平 面 図 ( 災 害 時 の 使 い 方 を 記 載 ) 5 宮 城 県 総 合 防 災 情 報 システム(MIDORI) 地 震 津 波 風 水 害 等 の 自 然 災 害 における 情 報 を 迅 速 かつ 的 確 に 収 集 す ると 同 時 に, 市 町 村 消 防 本 部 等 で 必 要 な 情 報 を 迅 速 に 伝 達 し, 各 種 情 報 を 共 有 化 することにより 被 害 の 拡 大 防 止 を 目 的 に 整 備 した 情 報 システム 12
5. 平 常 時 の 活 用 方 法 広 域 防 災 拠 点 の 整 備 は, 隣 接 する 宮 城 野 原 公 園 を 拡 張 するものとして, 都 市 公 園 事 業 により 実 施 する 計 画 です 整 備 に 当 たって, 県 では, 自 然 豊 かな 憩 いの 場 や 運 動 公 園 として 多 くの 県 民 に 利 用 されると 共 に, 防 災 知 識 等 の 普 及 啓 発,また, 防 災 訓 練 の 場 として 活 用 する 方 針 としていま す 広 域 防 災 拠 点 の 平 常 時 の 利 活 用 方 針 は 以 下 のとおりです 芝 生 広 場 ( 第 一 )はフットサルのコートが2 面 確 保 できる 大 きさとし, 芝 生 広 場 ( 第 二 )は サッカーやラグビーを 行 うことが 可 能 な 広 さで 計 画 しています また,スポーツ 競 技 の 他 に, 各 種 大 会 やイベントでの 利 用 も 視 野 に 入 れた 多 目 的 広 場 として 整 備 する 計 画 としています グランド( 第 二 )は,ソフトボール 場 が1 面 確 保 できる 大 きさとし,クレー 舗 装 での 整 備 を 計 画 しています グランド( 第 一 )と 合 わせて, 防 災 訓 練 等 の 場 として 使 用 することを 計 画 しています 全 天 候 型 運 動 場 は, 雨 天 時 においても 各 種 球 技 やイベント 等 に 使 用 できる 多 目 的 空 間 として 計 画 しています 外 周 にはランニングコースを 整 備 し,1 周 約 1,400mのコースとして, 距 離 表 示 やクッ ション 性 のある 舗 装 材 での 整 備 を 計 画 しています 各 広 場 や 施 設 には 災 害 時 の 機 能 や 役 割 について 記 載 した 案 内 板 (サイン)を 設 置 する 計 画 と しています 防 災 センター 内 に 設 置 する 防 災 学 習 スペース 等 と 連 携 し, 広 域 防 災 拠 点 を 回 り ながら 災 害 や 防 災 について 学 び, 防 災 意 識 の 普 及 啓 発 を 促 す 仕 組 みを 計 画 します ベンチや 日 陰 棚 (パーゴラ) 等 の 休 憩 施 設, 照 明 機 器 や 水 道 設 備, 遊 具 施 設 等 については, 今 後 仕 様 や 配 置 を 検 討 する 予 定 としています 13
図 -11 平 常 時 の 活 用 方 法 ( 図 -4 に 吹 き 出 しを 追 記 したもの) 災 害 時 平 常 時 災 害 時 平 常 時 図 -12 災 害 時 の 運 用 および 平 常 時 の 利 活 用 イメージ ( 上 段 : 俯 瞰, 下 段 :グランド( 第 二 )を 西 方 に 望 む) 14
防 災 センターは 公 園 の 管 理 棟 として, 公 園 利 用 者 の 健 康 増 進 や 利 便 性 向 上 に 寄 与 する 休 憩 機 能 を 確 保 し, 防 災 学 習 や 防 災 訓 練 の 場 としての 活 用 ができるように 計 画 しています 防 災 センターの 平 常 時 の 利 活 用 方 針 は 以 下 のとおりです 1 階 は 運 動 公 園 の 管 理 棟 として 必 要 な 管 理 室,トイレ,シャワー 施 設 や 倉 庫 類 を 配 置 してい ます 入 口 および 管 理 室 と 隣 接 するスペースを 休 憩 場 所 とすると 共 に, 防 災 関 連 資 料 の 展 示 や 配 布 物 を 設 置 し, 防 災 学 習 空 間 として 活 用 できるよう 計 画 しています 2 階 のオペレーション 室 は 80 名 以 上 ( 学 童 2クラス 相 当 )が 余 裕 を 持 って 着 席 できる 広 さと しており, 視 聴 覚 機 器 を 活 用 した 防 災 学 習 プログラムの 提 供 や, 講 演 会 等 の 利 用 が 可 能 です 2 階 の 展 望 デッキから 広 域 防 災 拠 点 全 体 の 施 設 見 学 を 行 うことができ, 災 害 時 の 防 災 機 能 を 学 習 することが 可 能 です 図 -13 防 災 センター 計 画 平 面 図 ( 平 常 時 の 使 い 方 を 記 載 ) 図 -14 展 示 学 習 スペースのイメージ 15
6. 広 域 防 災 拠 点 と 圏 域 防 災 拠 点 との 連 携 災 害 発 生 時 は, 県 災 害 対 策 本 部 の 指 示 の 下, 広 域 防 災 拠 点 と 市 町 村 の 地 域 防 災 拠 点 等 が 連 携 し て 防 災 活 動 を 行 うことを 基 本 としています しかしながら, 東 日 本 大 震 災 のような 激 甚 かつ 広 範 な 被 害 が 生 じる 災 害 時 においては, 市 町 村 が 運 営 する 地 域 防 災 拠 点 等 が 機 能 しない 状 況 に 陥 るこ とが 考 えられます そのため, 県 が 主 体 となり 市 町 村 を 支 援 するため, 広 域 防 災 拠 点 の 整 備 に 加 えて 圏 域 防 災 拠 点 を 県 内 の 各 圏 域 に 配 置 し,これらの 防 災 拠 点 を 連 携 することが 可 能 となる 仕 組 みを 構 築 しま す (1) 圏 域 防 災 拠 点 とは 市 町 村 の 地 域 防 災 拠 点 が 被 災 等 により 利 用 できない 場 合 に, 広 域 防 災 拠 点 と 連 携 し 圏 域 内 の 市 町 村 が 行 う 防 災 活 動 の 支 援 を 行 う 拠 点 として,また, 状 況 に 応 じて 他 の 圏 域 の 市 町 村 が 行 う 防 災 活 動 を 支 援 する 防 災 拠 点 です (2) 圏 域 防 災 拠 点 の 有 する 機 能 圏 域 防 災 拠 点 が, 市 町 村 が 運 営 する 地 域 防 災 拠 点 に 対 し 有 する 支 援 機 能 は 以 下 の 通 りと 想 定 している 活 動 区 域 の 定 まった 部 隊 の 集 結 及 び 拠 点 機 能 ( 支 援 部 隊 集 結 機 能 ) 配 送 区 域 の 定 まった 物 資 の 集 積 配 送 機 能 ( 物 資 供 給 機 能 ) 人 員 や 物 資 を 搬 送 するためのヘリコプター 離 着 陸 機 能 ( 一 部 拠 点 を 除 く) (3) 圏 域 防 災 拠 点 (7 圏 域 8 箇 所 ) 表 -3 圏 域 防 災 拠 点 一 覧 仙 南 圏 域 仙 台 圏 域 蔵 王 町 総 合 運 動 公 園 [ 第 1 順 位 ] (B&G 海 洋 センターを 除 く) 白 石 高 等 技 術 専 門 校 [ 第 2 順 位 ] 宮 城 県 総 合 運 動 公 園 大 崎 圏 域 栗 原 圏 域 石 巻 圏 域 登 米 圏 域 気 仙 沼 本 吉 圏 域 大 崎 市 古 川 総 合 体 育 館 栗 原 市 築 館 総 合 運 動 公 園 (B&G 海 洋 センターを 除 く) 石 巻 市 総 合 運 動 公 園 長 沼 フートピア 公 園 気 仙 沼 西 高 等 学 校 図 -15 圏 域 防 災 拠 点 位 置 図 16
(4) 広 域 防 災 拠 点 と 圏 域 防 災 拠 点 の 運 用 広 域 防 災 拠 点 及 び 圏 域 防 災 拠 点 について, 以 下 の 取 り 組 みを 実 施 しており,より 効 果 的 な 運 用 が 可 能 となるよう 検 討 を 進 めています 広 域 防 災 拠 点 : 平 成 31 年 度 までに 運 営 マニュアル 作 成 圏 域 防 災 拠 点 : 平 成 27 年 度 に 石 巻 圏 域 の 運 営 マニュアル 作 成 平 成 28 年 度 に 全 圏 域 のマニュアル 作 成 平 成 28 年 度 以 降, 圏 域 防 災 拠 点 の 運 営 資 機 材 を 順 次 整 備 また, 図 -16 から 図 -19 までのとおり, 広 域 防 災 拠 点 と 圏 域 防 災 拠 点 等 が 連 携 し 運 用 されるこ とで,より 強 固 な 支 援 体 制 の 構 築 を 図 ります なお, 以 下 の 図 は, 東 日 本 大 震 災 規 模 の 災 害 時 に, 石 巻 圏 域 と 気 仙 沼 圏 域 を 支 援 する 場 合 を 想 定 しています 1 物 資 の 供 給 イメージ 救 援 物 資 は 被 災 市 町 の 地 域 防 災 拠 点 へ 直 接 輸 送 することを 基 本 とします 直 接 輸 送 が 困 難 な 場 合 は, 広 域 防 災 拠 点 または 圏 域 防 災 拠 点 でいったん 物 資 を 受 け 入 れ, 市 町 の 準 備 が 整 い 次 第 地 域 防 災 拠 点 ( 市 町 村 物 資 拠 点 施 設 6 )へ 輸 送 します 図 -16 物 資 供 給 の 流 れのイメージ 6 市 町 村 物 資 拠 点 施 設 災 害 時 に 市 町 村 との 情 報 が 途 絶 した 場 合 を 想 定 し,プッシュ 型 で 物 資 等 を 送 付 する 際 の 緊 急 物 資 配 送 先 候 補 施 設 96 箇 所 ( 各 市 町 村 3 箇 所 程 度 を 想 定 し 指 定 済 ) ( 平 成 26 年 7 月 末 現 在 ) 17
2 支 援 部 隊 ( 警 察 )の 派 遣 イメージ 警 察 の 支 援 部 隊 は, 広 域 防 災 拠 点 に 一 時 集 結 した 後, 被 災 圏 域 の 圏 域 防 災 拠 点 を 活 動 拠 点 と し,そこから 被 災 市 町 の 活 動 拠 点 ( 応 急 対 策 活 動 拠 点 施 設 7 )に 進 出 し 支 援 活 動 を 行 います 3 支 援 部 隊 ( 消 防 )の 派 遣 イメージ 消 防 の 支 援 部 隊 は,いったん 指 定 の 進 出 拠 点 ( 例 : 菅 生 PA)に 集 結 した 後, 被 災 地 に 近 い 指 定 活 動 拠 点 ( 圏 域 防 災 拠 点 等 を 想 定 )に 移 動 します 仙 台 圏 域 へ 派 遣 される 部 隊 は 広 域 防 災 拠 点 を 活 動 拠 点 とすることを 見 込 んでいます さらに, 被 災 地 の 活 動 拠 点 に 進 出 できない 場 合 は, 近 隣 の 圏 域 防 災 拠 点 を 活 動 拠 点 とします 図 -17 支 援 部 隊 の 派 遣 のイメージ( 警 察 ) 図 -18 支 援 部 隊 の 派 遣 のイメージ( 消 防 ) 7 応 急 対 策 活 動 拠 点 施 設 市 町 村 等 の 地 域 防 災 拠 点 施 設 とのネットワークを 構 築 するため, 災 害 応 急 対 策 に 使 用 可 能 な 活 動 拠 点 施 設 323 箇 所 ( 平 成 26 年 2 月 末 現 在 ) 18
4 支 援 部 隊 ( 自 衛 隊 )の 派 遣 イメージ 自 衛 隊 の 増 援 部 隊 は, 被 災 地 に 近 い 駐 屯 地 等 や 圏 域 防 災 拠 点 を 活 動 拠 点 として 進 出 し, 被 災 地 域 の 活 動 場 所 で 支 援 を 行 います 駐 屯 地 等 に 入 れない 場 合 などには, 広 域 防 災 拠 点 や 圏 域 防 災 拠 点 を 活 動 拠 点 として, 被 災 地 域 を 支 援 します 図 -19 支 援 部 隊 の 派 遣 のイメージ( 自 衛 隊 ) 7. 今 後 のスケジュール 広 域 防 災 拠 点 の 整 備 は 都 市 公 園 事 業 により 実 施 することから, 本 基 本 設 計 をもって 都 市 計 画 ( 都 市 公 園 区 域 )の 決 定 を 平 成 27 年 度 中 に 行 う 予 定 です 広 域 防 災 拠 点 を 整 備 するためには 仙 台 貨 物 ターミナル 駅 の 移 転 が 必 要 となります 今 後, 駅 移 転 の 取 組 みを 進 めるとともに, 広 域 防 災 拠 点 の 実 施 設 計 を 実 施 し, 平 成 32 年 度 には 広 域 防 災 拠 点 が 一 部 供 用 できることを 目 標 として 事 業 を 進 めてまいります 19
( 図 面 A3 版 ) 20
図 -3 施 設 配 置 方 針 (ゾーニング) 楽 天 KOBOスタジアム 拠 点 全 体 の 状 況 把 握 および ヘリ 管 制 の 場 として 中 央 配 置 部 隊 の 集 結 宿 営 エリア 防 災 センター ( 管 理 棟 ) 既 存 公 園 を 含 めた 管 理 棟 としての 動 線 を 考 慮 仙 台 市 陸 上 競 技 場 ヘリポート SCU 病 院 の 動 線 を 最 短 化 仙 台 医 療 センター ( 基 幹 災 害 拠 点 病 院 ) ドクターヘリ ヘリポート 緊 急 輸 送 道 路 高 等 学 校 物 資 の 流 通 配 給 エリア 臨 時 離 着 陸 場 (ヘリポート) SCU 災 害 医 療 支 援 エリア 既 存 公 園 のメイン 園 路 との 連 続 性 を 考 慮
図 -4 計 画 平 面 図
図 -9 災 害 時 の 運 用 方 法 ( 動 線 計 画 図 ) 指 定 難 場 所 ( 東 華 中 学 校 ) 広 域 避 難 場 所 ( 現 公 園 ) 一 時 集 結 場 所 ( 消 防 警 察 等 ) 通 行 規 制 ( 関 係 車 両 以 外 の 通 行 を 制 限 ) ベースキャンプ ( 消 防 警 察 等 ) 防 災 センター 臨 時 離 着 陸 場 仙 台 医 療 センター 緊 急 輸 送 道 路 ヘリ 駐 機 帯 SCUスペース 非 常 用 ゲート ( 開 門 ) 資 機 材 倉 庫 荷 捌 き 場 物 資 集 配 拠 点 ベースキャンプ (DMAT) 一 時 集 結 場 所 (DMAT) 凡 例 物 流 動 線 部 隊 動 線 災 害 医 療 動 線 ( 車 両 ) 災 害 医 療 動 線 ( 人 )
図-10 13 防災センター計画平面図 屋上には 防災無線アンテナ等の設備機器を 設置する計画です 太陽光発電装置の整備については検討中です 災害時の使い方 1階平面図 764m2 平常時の使い方 2階平面図 426m2 R階平面図 51m2
( 参 考 資 料 ) 広 域 防 災 拠 点 基 本 構 想 計 画 ( 平 成 26 年 2 月 宮 城 県 ) 22