CE Linux Forum 10 年 間 の 不 思 議 な 体 験 日 本 OSS 推 進 フォーラム 組 込 みシステム 部 会 部 会 長 (ソニー 株 式 会 社 ) 上 田 理
日 本 テクニカルジャンボリー Embedded Linux Conference の 発 案 者 です 私 は
自 己 紹 介 上 田 理 Satoru.Ueda@jp.sony.com 工 学 部 出 身 ながら その 卓 越 した 技 術 力 を 会 社 に 評 価 されることは 一 度 もなく ワークステーション 等 の 商 品 企 画 マーケティング 畑 を 歩 む 2003 年 初 頭 に 前 代 未 聞 の 話 が 降 りかかってくる
CE Linux Forum On June 23, 2003 in Osaka CE Linux Forum started パナソニック( 当 時 松 下 電 器 )とソニーが 手 を 組 んで 情 報 家 電 用 に 向 けてのLinux 開 発 を 進 める フォーラムを 作 った
最 初 の1 年 は 結 局 悪 夢 のような 最 悪 のスタートとなる
仕 様 書 を 書 いたら ボコボコにされた May 2004 The first year activity of the forum : Embedded Linux Specification あのねえ こんな 仕 様 書 を 書 けば 誰 か がタダで 実 装 してくれると 思 っている の? だとしたらトンデモない 間 違 いだ よ こんなのが 書 けるんだったらもう 何 かコードを 書 いているんでしょ それを 先 ずコミュニティーに 持 って 来 なよ! 仕 様 書 なんてどうでも 良 いから
今 でも 残 っています https://lkml.org/lkml/2004/5/17/149 今 でも 残 っています On Mon, May 17, 2004 at 12:05:36PM -0700, Tim Bird wrote: > I am writing to announce the availability of the first draft of > the CE Linux Forum s first specification. This specification > represents the efforts of six different technical working groups > over about the last 9 months. If you want my 2 Cent: - stop these rather useless specifications and provide patchkits instead - try to actually submit the patches upstream to get a feeling which of your 'features' are compltely hopeless, which are okay and which can better be solved in different ways.
CE Linux Forum 国 際 的 なコミュニティーの 場 で 発 言 しなければ 何 も 始 まらない 仮 に 始 まったとしてもすぐに 終 わってしまう 当 時 Linux 界 初 の 試 みや 技 術 開 発 テーマが 目 白 押 しだった 日 本 の 技 術 者 の 挑 戦 は 先 鋭 的 だった 今 になってみればAndroidなど 当 たり 前 のようにLinuxが 使 われるようになったけど 日 本 の 技 術 者 が 地 球 規 模 のコミュニティーに 対 して きちんと 発 言 しなければ 始 まらない!
Sound of silence 黙 っていては 何 も 始 まらないのに 質 疑 応 答 の 無 い 技 術 カンファレンス
International Technical Conference 日 本 での 開 催 を 強 行 した 2005 年 6 月 横 浜 質 疑 応 答 もほとんど 全 く 無 し たとえ 有 っても またアメリカから 来 たあの 人 だ 本 気 でへこんだ もうやめよう それが 本 音 だった 最 悪 の2 周 年? だが
そこまで 言 うか?! International Technical Conference で パナソニックモバイルが 携 帯 電 話 にリナックスを 搭 載 する 経 験 を 全 部 発 表! このままではもったいない 今 では 当 たり 前 だけど 約 10 年 前 は 超 革 新 的 へこんでいる 場 合 ではない
Japan Technical Jamboree 本 当 のスタートは2005 年 7 月 パナソニックモバイルはそこまで 言 う?! これがオープンソースなのか! 言 った 者 勝 ちではないか! Good bye Sound of silence への 足 がかり
Japan Technical Jamboree 場 作 りに 腐 心
名 前 にまでこだわった テクニカルカンファレンスではありません ジャンボリーです! 毎 年 4 回 開 催 3 月 8 日 第 44 回 を 開 催 しました 6 月 7 日 ( 金 曜 日 ) 第 45 回 を 開 催 します http://elinux.org/japan_technical_jamboree_45
名 前 にまでこだわった
掟 最 初 に 参 加 者 全 員 で 自 己 紹 介
ネタ 振 りカード 折 角 集 まったのに 隣 は 何 をする 人 ぞ ではもったいない! ( 現 在 はやっていない)
( 現 在 はやっていない) ネタ 振 りカード ( 例 )
導 入 のために 用 意 したスライド 結 局 このスライドは10 年 近 く(いまだに) 使 っています
オープンソース このプロジェクトを 引 き 受 けた 直 後 に 描 いたコンセプト 図 世 界 中 の 技 術 者 の 知 恵 の 海
Ecosystem / 生 態 系
こんなアイディアはどうだろう! どんな 小 さな 事 でも 構 いません コミュニティーに 向 けて 流 してみませんか 鮭 の 稚 魚 を 川 に 放 つように!
そこにはあなたのアイディアを 一 緒 になって 考 えてくれるパートナーがいる かもしれません
考 えもしなかったパターンで 検 証 してくれる 人 もいるかもしれません きちんとアーカイブしてくれる 人 もいます
そうして 集 まったソリューションは どんどん 使 ってみましょう
バグをみつけてしまったり
新 しいアイディアが 浮 かんできたら
あなたの 成 果 をまたコミュニティーに 放 流 してください!
すべてのパワーの 源 が オープンソースです
何 もしないで ただ 単 に 待 っているだけだったり
折 角 良 いものが 有 っても 面 倒 に 思 って そのままにして 放 置 してしまったり
コミュニティーに 対 して 垣 根 を 作 って エンジニアの 自 由 を 奪 っては
川 は 枯 れ 大 地 は 砂 漠 となり コミュニティーの 豊 穣 の 海 も 死 の 海 に 変 わり 果 てます
やっても 良 いんだ! という 雰 囲 気 作 り Must Not のルールではない May のルールに 支 配 された 空 間 作 り そして 流 れは 一 気 に 変 わった
ジャンボリーを 踏 み 台 にして 国 際 コミュニティーの 世 界 に みんなで 飛 び 込 もうじゃないか! 国 際 的 な 場 コミュニティーと 組 込 み 技 術 者 のコンタクトポイントも 用 意 Embedded Linux Conference (US) Embedded Linux Conference Europe これまで 14 回 実 施
決 して 英 語 が とか 眠 たい 事 は 言 わない 英 語 のスキルとかは 言 われなくてもつけるように! 日 本 人 の 持 つハンディキャップ
文 化 人 類 学 者 が リナックスコミュニティーを 見 ると by Gregers Petersen, Copenhagen Business School Embedded Magic, or How People Suddenly Find Out That They Are Collaborating (Some Thoughts Parsed Through the Brain of an Anthropologist) at Embedded Linux Conference Europe 2009 Petersen 教 授 足 が 不 自 由 で 車 椅 子 に 乗 られています しかし 車 椅 子 で 教 壇 を 暴 走 し カンファレンスの 司 会 者 に 恐 怖 感 を 与 えるという 凄 さの 持 ち 主 でもあります 広 大 なサバンナをさまよい 歩 く 一 人 の 原 始 人 類 が 見 える
文 化 人 類 学 者 が リナックスコミュニティーを 見 ると #%%&? 翻 訳 おまえ 良 いもん 持 ってるなあ それ 俺 の 持 っているこれと 一 緒 にすると 凄 くなりそうじゃね? &&=#! 翻 訳 確 かにそうだなぁ 俺 のを 一 本 おまえにやるから おまえのを 一 つ 俺 にくれよ! 見 知 らぬ 別 の 原 始 人 との 突 然 の 出 会 いが 起 きる
文 化 人 類 学 者 が リナックスコミュニティーを 見 ると 見 知 らぬ 人 との 出 会 いの 連 続 で 継 続 的 なイノベーションが 起 きる
疑 問 日 本 人 は 原 始 人 類 になれるのか? 見 知 らぬ 人 がいきなり 出 会 って 打 ち 解 けて どんどん 新 たなイノベーションを 起 こす 世 界 そこに 飛 び 込 む 日 本 人 は 極 めて 少 ない 国 際 的 なコミュニティーという 生 態 系 (エコシ ステム)を 構 成 する 要 素 になれない 日 本 人 それではリナックスコミュニティーの 価 値 を 活 かせない! それは 文 化 の 問 題?
疑 問 日 本 人 は 原 始 人 類 になれるのか? この10 年 間 はこの 疑 問 に 対 する 挑 戦 だった それは 今 も 続 いている このおはなしは また 機 会 がありましたら それは 文 化 の 問 題?
Embedded Linux Conference 引 き 続 き 宗 像 さんのおはなしを