平成17年度国際交流基金項目別評価シート(案)



Similar documents
平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

<6E32355F8D918DDB8BA697CD8BE28D C8EAE312E786C73>

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

公表表紙

●電力自由化推進法案

文化政策情報システムの運用等


<6D33335F976C8EAE CF6955C A2E786C73>

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

16 日本学生支援機構

スライド 1

18 国立高等専門学校機構

スライド 1

<4D F736F F D D3188C091538AC7979D8B4B92F F292B98CF092CA81698A94816A2E646F63>

った 場 合 など 監 事 の 任 務 懈 怠 の 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 減 算 する (8) 役 員 の 法 人 に 対 する 特 段 の 貢 献 が 認 められる 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 加 算 することができる

Microsoft Word 第1章 定款.doc

m07 北見工業大学 様式①

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

高松市緊急輸送道路沿道建築物耐震改修等事業補助金交付要綱(案)

<4D F736F F D20D8BDB8CFC8BCDED2DDC482A882E682D1BADDCCDFD7B2B1DDBD8B4B92F E646F63>

定款

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

(別紙3)保険会社向けの総合的な監督指針の一部を改正する(案)

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 福 岡 県 技 能 労 務 職 歳 1,19,98 9,9 歳 8,


入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

Taro-01 議案概要.jtd

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 H H H5.4.1 ( 参 考 値 ) 97.1 H H H H5.4.1 H H5.4.1 ( 参 考

3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

学校法人日本医科大学利益相反マネジメント規程

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

d02 国際交流基金 様式1

<4D F736F F D B8E968BC695E58F CA A2E646F63>

スライド 1

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

< EC8E F58B8B975E8CF6955C8CB48D652E786C73>

( 補 助 金 等 交 付 決 定 通 知 に 加 える 条 件 ) 第 7 条 市 長 は 交 付 規 則 第 11 条 に 規 定 するところにより 補 助 金 の 交 付 決 定 に 際 し 次 に 掲 げる 条 件 を 付 するものとする (1) 事 業 完 了 後 に 消 費 税 及 び

PowerPoint プレゼンテーション

(5) 給 与 改 定 の 状 況 該 当 なし ( 事 委 員 会 を 設 置 していないため) 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 ( 参 考 ) 民 間 給 与 公 務 員 給 与 較 差 勧 告 給 与 改 定 率 国 の 改 定 率 A B AB ( 改 定 率 ) 年 度 ( )

定款  変更

4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社

< E95FB8CF689638AE98BC689FC90B390A CC8CA992BC82B582C982C282A282C E90E096BE8E9E8E9197BF2E786477>

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

災害時の賃貸住宅居住者の居住の安定確保について

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

<817993FA967B8E E A E815B817A B F976C8EAE82502D322E786C73>

Microsoft Word - ★HP版平成27年度検査の結果

波佐見町の給与・定員管理等について

<4D F736F F D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF D6A2E646F6378>

根 本 確 根 本 確 民 主 率 運 民 主 率 運 確 施 保 障 確 施 保 障 自 治 本 旨 現 資 自 治 本 旨 現 資 挙 管 挙 管 代 表 監 査 教 育 代 表 監 査 教 育 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部 市 町 村 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部

<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF89C193FC8FF38BB CC8EC091D492B28DB88C8B89CA82C982C282A282C42E646F63>

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 26 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 法 人 の 長 副 理 事 長 A 理 事 16,638 10,332 4,446 1,

<4D F736F F D C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B A4F8D91906C8DDE8A A>

< F2D E633368D86816A89EF8C768E9696B18EE688B5>

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定

(Microsoft Word - \212\356\226{\225\373\220j _\217C\220\263\201j.doc)

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 現 況 ( 平 成 22 1 号 給 の 給 料 月 額 137,9 188,9 226,7 266,4 294,3 最 高 号 給 の 給 料 月 額 247,9 314,9 362,8 399,9 415,1 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制

●労働基準法等の一部を改正する法律案

( 注 )1 ラスパイレス 指 数 とは 全 地 方 公 共 団 体 の 一 般 行 政 職 の 給 料 月 額 を 一 の 基 準 で 比 較 するため の 職 員 数 ( 構 成 )を 用 いて 学 歴 や 経 験 年 数 の 差 による 影 響 を 補 正 し の 行 政 職 俸 給 表 (

<819A955D89BF92B28F BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378>

Microsoft Word - 全国エリアマネジメントネットワーク規約.docx

<4D F736F F D2091E F18CB48D C481698E7B90DD8F9590AC89DB816A2E646F63>

<81696D373188A E58A77816A E93788D9191E5834B C8EAE82502E786C73>

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 2 年 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものです ( 単 位 : ) 3 職 員 の 平 均 給 与 月

2. 会 計 規 程 の 業 務 (1) 規 程 と 実 際 の 業 務 の 調 査 規 程 や 運 用 方 針 に 規 定 されている 業 務 ( 帳 票 )が 実 際 に 行 われているか( 作 成 されている か)どうかについて 調 べてみた 以 下 の 表 は 規 程 の 条 項 とそこに

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 (H20.4.1) 96.7 (H25.4.1) (H25.7.1) (H25.4.1), (H25.4.1) 参 考 値 98.3 (H25.7.1) (H20.4.1) (H25.4

参 考 様 式 再 就 者 から 依 頼 等 を 受 けた 場 合 の 届 出 公 平 委 員 会 委 員 長 様 年 月 日 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 第 38 条 の2 第 7 項 規 定 に 基 づき 下 記 のとおり 届 出 を します この

- 1 - 総 控 負 傷 疾 病 療 養 産 産 女 性 責 帰 べ 由 試 ~ 8 契 約 契 約 完 了 ほ 契 約 超 締 結 専 門 的 知 識 技 術 験 専 門 的 知 識 高 大 臣 専 門 的 知 識 高 専 門 的 知 識 締 結 契 約 満 歳 締 結 契 約 契 約 係 始

Microsoft Word 利子補給金交付要綱

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 例 ) ( 例 ) 15 (H2) (H2) (H24) (H24) (H25.4.1) (H25.4.1) (H24) (H24)

< CF6955C976C8EAE DE82C28E73816A2E786C73>

<4D F736F F D208CF689768ED C8FE395FB978E8CEA8BA689EF814592E88ABC2E646F63>

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

【労働保険事務組合事務処理規約】

財政再計算結果_色変更.indd

続 に 基 づく 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 再 認 定 を 受 けていること ) c) 会 社 更 生 法 に 基 づき 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなされている 者 又 は 民 事 再 生 法 に 基 づき 再 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなさ

<4D F736F F D E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A C98AD682B782E993C195CA915B C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6

財団法人山梨社会保険協会寄付行為

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

<4D F736F F D A94BD837D836C B4B92F62E646F6378>

損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,600 円 185,800 円 222,900 円 261,900 円

Taro-08国立大学法人宮崎大学授業

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 161,7 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

小 売 電 気 の 登 録 数 の 推 移 昨 年 8 月 の 前 登 録 申 請 の 受 付 開 始 以 降 小 売 電 気 の 登 録 申 請 は 着 実 に 増 加 しており これまでに310 件 を 登 録 (6 月 30 日 時 点 ) 本 年 4 月 の 全 面 自 由 化 以 降 申

Taro13-公示.jtd

財団法人○○会における最初の評議員の選任方法(案)

Transcription:

平 成 22 年 度 国 際 交 流 基 金 項 目 別 評 価 シート

平 成 22 年 度 国 際 交 流 基 金 項 目 別 評 価 シート 目 次 小 項 目 No. 及 び 内 容 ページ No. 1: 一 般 管 理 費 の 平 成 18 年 度 比 15% 削 減 1 No. 2: 業 務 経 費 の 毎 事 業 年 度 1.2% 以 上 削 減 9 No. 3: 機 動 的 かつ 効 率 的 な 業 務 運 営 14 No. 4: 事 業 目 的 等 の 明 確 化 外 部 評 価 の 実 施 38 No. 5: 外 交 政 策 を 踏 まえた 事 業 の 実 施 42 No. 6: 地 域 国 別 の 政 策 等 に 応 じた 事 業 の 実 施 50 No. 7: 他 団 体 との 連 携 54 No. 8: 予 算 収 支 計 画 資 金 計 画 及 び 財 務 内 容 の 改 善 に 関 する 事 項 62 No. 9: 短 期 借 入 金 の 限 度 額 71 No.10: 重 要 な 財 産 の 処 分 72 No.11: 剰 余 金 の 使 途 73 No.12: 人 事 管 理 のための 取 組 74 No.13: 施 設 設 備 の 運 営 改 修 80 No.14: 文 化 芸 術 交 流 事 業 の 重 点 化 85 No.15: 人 物 交 流 市 民 青 少 年 交 流 文 化 協 力 93 No.16: 文 化 芸 術 交 流 102 No.17: 日 本 語 事 業 の 重 点 化 118 No.18: 多 様 化 する 日 本 語 への 関 心 やニーズを 日 本 語 教 育 へつなげるための 施 策 日 本 語 教 育 の 総 合 的 ネットワーク 構 築 126 No.19: 日 本 語 能 力 試 験 135 No.20: 海 外 日 本 語 教 師 に 対 する 施 策 140 No.21: 海 外 日 本 語 学 習 者 に 対 する 施 策 152 No.22: 海 外 日 本 研 究 の 促 進 162 No.23: 知 的 交 流 の 促 進 172 No.24: 国 際 交 流 に 関 する 情 報 の 収 集 提 供 及 び 事 業 の 積 極 的 広 報 186 No.25: 海 外 事 務 所 京 都 支 部 の 運 営 状 況 194 No.26: 国 際 文 化 交 流 のための 施 設 の 整 備 に 対 する 援 助 210 平 成 22 年 度 国 別 事 業 実 施 状 況 212

平 成 22 年 度 国 別 事 業 実 施 状 況 目 次 ページ 韓 国 213 中 国 218 インドネシア 222 タイ 227 フィリピン 231 ベトナム 235 マレーシア 239 インド 243 オーストラリア 247 カナダ 251 米 国 256 メキシコ 262 ブラジル 266 イタリア 269 英 国 273 スペイン 277 ドイツ 281 フランス 285 ハンガリー 289 ロシア 293 エジプト 296

項 目 別 評 価 シートで 使 用 した 事 業 実 績 額 ( 調 整 値 )について 項 目 別 評 価 シートに 記 載 されている 事 業 実 績 額 においては 前 年 度 との 比 較 を 評 価 の 観 点 から 的 確 に 行 うために 以 下 の 条 件 調 整 により 算 出 した 金 額 を 使 っているもの がある 1. 使 途 を 特 定 された 寄 附 金 ( 特 定 寄 附 金 )を 財 源 とする 事 業 支 出 額 については 基 金 自 身 の 計 画 による 国 地 域 別 分 野 別 の 事 業 実 績 額 の 比 較 を 行 う 観 点 から 実 績 額 か ら 除 いた 2. 海 外 拠 点 派 遣 職 員 人 件 費 及 び 海 外 事 務 所 借 料 については 平 成 19 年 度 から 在 外 事 業 費 となっているが 拠 点 の 具 体 的 事 業 プロジェクトへの 投 入 額 を 比 較 する 観 点 から 実 績 額 から 除 いた 3. 海 外 拠 点 が 自 身 の 企 画 によって 実 施 する 各 種 事 業 プロジェクト( 在 外 事 業 費 と して 支 出 )の 支 出 実 績 額 は 分 野 別 の 投 入 額 の 比 較 のため プロジェクトの 内 容 に より 文 化 芸 術 交 流 事 業 日 本 研 究 知 的 交 流 事 業 その 他 事 業 ( 広 報 図 書 館 運 営 調 査 ) に 算 入 した 4. これら 国 地 域 別 分 野 別 の 事 業 実 績 額 は 年 度 終 了 後 速 やかに 業 務 実 績 の 評 価 を 実 施 するために 決 算 確 定 前 に 暫 定 値 として 集 計 を 行 ったものであり 決 算 確 定 後 に 集 計 される 正 式 な 業 務 実 績 額 とは 若 干 の 異 動 が 出 る 可 能 性 もある 5. 上 記 の 条 件 調 整 による 事 業 実 績 額 を 記 載 したものについては * 金 額 シェア の 根 拠 は 事 業 実 績 額 調 整 値 による と 注 を 付 した ( 管 理 費 の 削 減 に 関 する 項 目 (No.1) 業 務 経 費 の 削 減 に 関 する 項 目 (No.2) 予 算 決 算 等 に 関 する 項 目 (No.8)では 同 調 整 値 は 使 用 していない ) 以 上

No.1( 一 般 管 理 費 の 平 成 18 年 度 比 15% 削 減 ) 大 項 目 1 業 務 運 営 の 効 率 化 に 関 する 事 項 に 関 する 目 標 を 達 成 するためとるべき 措 置 中 項 目 (1) 業 務 の 合 理 化 と 経 費 節 減 一 般 管 理 費 ( 退 職 手 当 及 び 本 部 移 転 経 費 を 除 く )について 以 下 のような 合 理 化 や 経 費 の 節 減 によって 中 期 目 標 期 間 の 最 終 事 業 年 度 までに 平 成 18 年 度 に 比 べて 15%に 相 当 する 額 の 削 減 を 行 う 小 項 目 本 部 事 務 所 借 料 について 移 転 等 の 措 置 により 削 減 する 本 部 事 務 所 借 料 以 外 の 運 営 管 理 経 費 について 各 種 経 費 の 節 約 資 源 の 有 効 利 用 等 により 一 層 節 減 する 人 件 費 については 平 成 18 年 度 からの5 年 間 で5% 以 上 の 削 減 を 着 実 に 実 行 す るとともに 前 中 期 目 標 期 間 中 に 導 入 した 新 しい 給 与 制 度 に 基 づく 見 直 しを 行 う 更 に 経 済 財 政 運 営 と 構 造 改 革 に 関 する 基 本 方 針 2006 ( 平 成 18 年 7 月 7 日 閣 議 決 定 )に 基 づき 国 家 公 務 員 の 改 革 を 踏 まえ 人 件 費 改 革 を 平 成 23 年 度 まで 継 続 する 1

一 般 管 理 費 全 体 の 削 減 状 況 ( 単 位 : 百 万 円 ) 18 年 度 19 年 度 20 年 度 21 年 度 22 年 度 22 年 度 23 年 度 ( 基 準 ) 実 績 実 績 実 績 計 画 実 績 ( 年 度 計 画 ) 一 般 管 理 費 合 計 額 ( 1) 2,764 2,660 2,396 2,310 2,328 2,255 2,300 うち 本 部 事 務 所 借 料 653 622 409 410 410 410 409 運 営 管 理 費 ( 2) 428 413 399 381 376 375 365 人 件 費 1,682 1,625 1,588 1,519 1,542 1,470 1,526 対 H18 額 104 368 454 436 509 464 増 減 率 3.8% 13.3% 16.4% 15.8% 18.4% 16.8% 1 一 般 管 理 費 は 退 職 手 当 を 除 く 効 率 化 対 象 分 2 本 部 事 務 所 借 料 及 び 人 件 費 以 外 の 運 営 管 理 費 業 務 実 績 以 下 に 掲 げる 評 価 指 標 の 経 費 削 減 への 取 り 組 みを 通 じ 平 成 22 年 度 の 一 般 管 理 費 ( 退 職 手 当 を 除 く) 全 体 の 実 績 は 計 画 を73 百 万 円 下 回 るとともに 対 18 年 度 比 509 百 万 円 ( 18.4%)の 削 減 を 行 った なお 23 年 度 計 画 では 対 18 年 度 比 464 百 万 円 ( 16.8%)の 削 減 を 見 込 んでいる 評 価 指 標 1 本 部 事 務 所 借 料 の 削 減 ( 中 期 目 標 期 間 最 終 年 度 までに 平 成 18 年 度 比 35% 程 度 減 を 目 標 ) 本 部 事 務 所 借 料 削 減 状 況 ( 単 位 : 百 万 円 ) 18 年 度 19 年 度 20 年 度 21 年 度 22 年 度 22 年 度 23 年 度 ( 基 準 ) 実 績 実 績 実 績 計 画 実 績 ( 年 度 計 画 ) 本 部 事 務 所 借 料 653 622 409 410 410 410 409 対 H18 額 31 244 244 244 244 244 増 減 率 4.8% 37.3% 37.3% 37.3% 37.3% 37.4% 本 部 事 務 所 借 料 については 平 成 20 年 4 月 に 経 費 削 減 のための 本 部 事 務 所 移 転 を 行 ったことにより 対 18 年 度 比 で244 百 万 円 ( 37.3%) 削 減 した 評 価 指 標 2 本 部 事 務 所 借 料 及 び 人 件 費 以 外 の 運 営 管 理 費 の 削 減 ( 中 期 目 標 期 間 最 終 年 度 までに 平 成 18 年 度 比 15% 程 度 減 を 目 標 ) 2

本 部 事 務 所 借 料 及 び 人 件 費 以 外 の 運 営 管 理 費 削 減 状 況 ( 単 位 : 百 万 円 ) 18 年 度 19 年 度 20 年 度 21 年 度 22 年 度 22 年 度 23 年 度 ( 基 準 ) 実 績 実 績 実 績 計 画 実 績 ( 年 度 計 画 ) 本 部 事 務 所 借 料 及 び 人 件 費 以 外 の 運 営 管 理 費 428 413 399 381 376 375 365 対 H18 額 15 30 48 52 53 64 増 減 率 3.6% 6.9% 11.1% 12.1% 12.3% 14.9% 本 部 事 務 所 借 料 及 び 人 件 費 以 外 の 運 営 管 理 費 については OAシステム 改 修 運 営 費 及 び 外 国 旅 費 の 削 減 等 の 措 置 により 平 成 22 年 度 実 績 額 は 計 画 を1 百 万 円 下 回 るととも に 18 年 度 比 で53 百 万 円 ( 12.3%)の 削 減 を 行 った なお 平 成 23 年 度 計 画 においては 18 年 度 比 64 百 万 円 ( 14.9%)の 削 減 により 平 成 18 年 度 比 15% 程 度 の 削 減 達 成 を 計 画 している 評 価 指 標 3 人 件 費 の 削 減 ( 平 成 18 年 度 からの6 年 間 で6% 以 上 の 削 減 新 給 与 制 度 による 見 直 し) 1. 人 件 費 の 削 減 人 件 費 ( 総 人 件 費 改 革 対 象 分 ) 削 減 状 況 ( 単 位 : 百 万 円 ) 17 年 度 ( 基 準 ) 18 年 度 実 績 19 年 度 実 績 20 年 度 実 績 21 年 度 実 績 22 年 度 実 績 23 年 度 ( 年 度 計 画 ) 人 件 費 2,221 2,204 2,201 2,146 2,034 1,960 2,017 対 H 額 18 20 76 188 261 204 17 率 0.8% 0.9% 3.4% 8.4% 11.8% 9.2% 増 減 率 ( 補 正 ) 0.8% 1.6% 4.1% 6.7% 8.6% 6.0% 注 1: 一 般 管 理 費 の 人 件 費 と 改 革 対 象 分 の 総 人 件 費 には 後 者 は 第 2 期 中 期 計 画 において 在 外 事 業 費 からの 支 出 となった 海 外 事 務 所 の 職 員 人 件 費 を 含 む 等 の 違 いがある 注 2: 対 H17 増 減 の 率 ( 補 正 ) とは 行 政 改 革 の 重 要 方 針 による 人 事 院 勧 告 を 踏 まえた 官 民 の 給 与 格 差 に 基 づく 給 与 改 定 分 を 除 いた 削 減 率 である 中 期 計 画 では 人 件 費 について 平 成 17 年 度 を 基 準 として 平 成 18 年 度 からの5 年 間 で 5% 以 上 の 削 減 を 計 画 している ( 人 件 費 改 革 は 平 成 23 年 度 まで 継 続 ) この 削 減 の 対 象 となる 人 件 費 ( 国 内 在 外 全 職 員 の 人 件 費 法 定 福 利 費 退 職 手 当 は 除 く )については 対 21 年 度 比 3.6% 削 減 となった 対 17 年 度 ( 基 準 年 ) 比 では 5ヵ 年 で8.6%の 削 減 となっており 5 年 目 (22 年 度 )の 目 標 である5%を 大 幅 に 上 回 る 削 減 を 達 成 した 引 き 続 き 中 期 計 画 最 終 年 の 平 成 23 年 度 まで 人 件 費 改 革 を 継 続 してい く 3

2. 給 与 水 準 基 金 は その 業 務 が 国 際 文 化 交 流 事 業 を 通 じてわが 国 の 対 外 関 係 の 維 持 及 び 発 展 に 寄 与 することを 目 的 としているために 国 からの 財 政 支 出 割 合 が 大 きいこと また 財 務 諸 表 において21 年 度 末 に 欠 損 金 があり21 年 度 においても 未 処 理 損 失 が 生 じている が これは 会 計 基 準 に 定 められた 方 法 により 外 貨 建 債 券 にかかる 為 替 評 価 損 を 計 上 し たものであることなどを 踏 まえた 上 で 人 事 院 勧 告 等 を 考 慮 して 給 与 水 準 が 社 会 一 般 の 情 勢 に 適 合 したものになるよう 努 めている また 役 職 員 給 与 には 国 ( 国 家 公 務 員 )と 異 なる 種 類 の 諸 手 当 は 無 い (1) 給 与 水 準 適 正 化 への 取 組 み 給 与 水 準 については 平 成 18 年 度 に 導 入 した 新 給 与 制 度 を 適 切 に 運 用 しつつ 1 8 年 度 以 降 昇 給 幅 の 抑 制 管 理 職 の 賞 与 を 国 家 公 務 員 より0.03か 月 分 低 い 支 給 率 とする 等 の 抑 制 努 力 を 継 続 してきた 22 年 度 は 管 理 職 の 賞 与 支 給 率 を 更 に 削 減 ( 対 国 公 0.05か 月 )した この 結 果 国 家 公 務 員 給 与 水 準 ( 指 定 職 を 除 く)と 比 較 し たラスパイレス 指 数 の 平 成 22 年 度 の 値 は 以 下 (2)の 通 り 前 年 度 に 比 べて 低 下 した (2) 対 国 家 公 務 員 指 数 (ラスパイレス 指 数 )の 状 況 ラスパイレス 指 数 地 域 学 歴 を 換 算 補 正 した 指 数 平 成 18 年 度 126.1 107.9 平 成 19 年 度 124.2 106.5 平 成 20 年 度 122.8 104.6 平 成 21 年 度 122.0 101.7 平 成 22 年 度 120.5 ( 対 前 年 度 1.5) 100.2( 対 前 年 度 1.5) (3) 国 と 比 べて 給 与 水 準 が 高 くなっている 理 由 在 職 地 域 学 歴 構 成 による 影 響 が 挙 げられる 特 別 都 市 手 当 ( 給 与 に 各 地 域 毎 の 賃 金 水 準 を 反 映 させるための 手 当 国 家 公 務 員 の 地 域 手 当 に 相 当 )が 高 く 給 与 水 準 の 高 い 東 京 特 別 区 内 に 所 在 する 本 部 の 勤 務 者 数 の 比 率 ( 当 法 人 :90.0%)が 国 家 公 務 員 より 高 い 同 じく 給 与 水 準 の 高 い 大 学 大 学 院 卒 業 者 の 比 率 が 国 家 公 務 員 より 高 い これらの 影 響 を 勘 案 し 補 正 した 指 数 は 平 成 22 年 度 では100.2であ る 地 域 学 歴 補 正 後 も100より 若 干 高 い 理 由 としては 採 用 制 度 人 事 ローテーシ ョンの 影 響 ( 地 方 採 用 がなく 地 方 支 部 ( 浦 和 関 西 ) 勤 務 者 のほとんどが 特 別 都 市 手 当 の 最 も 高 い 東 京 からの 異 動 となり 国 の 制 度 を 準 用 した 異 動 補 償 の 対 象 となっていること)が 要 因 として 挙 げられる 4

3. 福 利 費 (1) 法 定 福 利 費 22 年 度 の 法 定 福 利 費 は 274,160 千 円 (21 年 度 は 273,145 千 円 )であった 国 際 交 流 基 金 は 経 済 産 業 関 係 法 人 健 康 保 険 組 合 に 加 入 しているが 同 組 合 の 保 険 料 の 負 担 割 合 は 平 成 22 年 度 で 事 業 主 58.33% 加 入 者 41.67%であったところ 保 険 料 負 担 を 国 と 同 様 に 事 業 主 加 入 者 間 で 折 半 とする 見 直 しを 各 独 立 行 政 法 人 が 政 府 から 要 請 されたのを 受 け 基 金 は 他 の 加 盟 法 人 とともに 健 康 保 険 組 合 と 調 整 した 結 果 平 成 22 年 12 月 の 組 合 会 において 保 険 料 を 平 成 23 年 4 月 より 事 業 主 加 入 者 間 で 50%ずつ 折 半 とすることが 決 定 された (2) 法 定 外 福 利 費 22 年 度 の 法 定 外 福 利 費 の 合 計 は 27,729 千 円 (21 年 度 は 37,215 千 円 )であり その 使 途 は 職 員 宿 舎 経 費 海 外 派 遣 職 員 の 医 療 保 険 職 員 の 医 療 健 康 関 係 支 出 ( 健 康 診 断 産 業 医 等 ) 等 である 法 定 外 福 利 費 が 前 年 度 より 減 少 した 主 な 理 由 は 共 済 会 への 拠 出 を 廃 止 したためである < 法 定 外 福 利 費 内 訳 > ( 単 位 : 千 円 ) 項 目 22 年 度 参 考 21 年 度 職 員 宿 舎 18,153 21,637 在 外 職 員 の 医 療 保 険 等 5,773 6,131 共 済 会 ( 互 助 会 )への 拠 出 0 5,308 医 療 健 康 関 係 支 出 ( 健 康 診 断 産 業 医 等 ) 3,540 3,244 その 他 263 895 法 定 外 福 利 費 計 27,729 37,215 平 成 20 年 8 月 4 日 総 務 省 行 政 管 理 局 長 通 知 独 立 行 政 法 人 のレクリエーション 経 費 について によって 国 に 準 じた 取 組 が 求 められているレクリエーション 経 費 に 該 当 する 予 算 及 び 支 出 は 無 かった また 食 事 手 当 や 給 食 費 補 助 の 支 出 も 無 い 職 員 個 人 に 対 する 表 彰 等 については 永 年 勤 続 者 表 彰 及 び 理 事 長 特 別 表 彰 ( 業 務 で 優 良 な 実 績 を 挙 げた 職 員 等 を 表 彰 )を 22 年 度 も 実 施 したが 公 費 支 出 による 対 象 者 への 給 付 ( 金 銭 物 品 )は 伴 っていない なお 福 利 厚 生 のための 役 職 員 互 助 組 織 ( 国 際 交 流 基 金 共 済 会 )に 対 して 国 際 交 流 基 金 は 平 成 21 年 度 まで 同 共 済 会 の 運 営 費 用 の 半 分 を 拠 出 ( 各 会 員 役 職 員 の 支 払 う 負 担 分 と 折 半 )してきたが 21 年 度 を 最 後 に 基 金 から 同 共 済 会 への 拠 出 を 廃 止 し 22 年 度 は 国 際 交 流 基 金 共 済 会 への 公 費 支 出 は 無 くなった 5

以 上 のように 職 員 の 給 与 水 準 の 抑 制 に 加 えて 22 年 度 は 福 利 厚 生 費 の 合 理 化 を 大 幅 に 進 めたが 必 要 不 可 欠 な 職 員 の 厚 生 水 準 は 今 後 とも 維 持 する 必 要 がある ため 合 理 化 で 得 られた 節 減 額 の 一 部 を 用 いて 健 康 管 理 医 療 面 ( 海 外 の 職 員 の 健 康 管 理 安 全 増 進 を 含 む )を 中 心 に 今 後 優 先 的 に 措 置 すべき 厚 生 上 の 施 策 の 検 討 を 行 っている 6

評 価 方 法 独 立 行 政 法 人 から 検 討 状 況 実 施 状 況 についての 説 明 等 を 受 け 各 委 員 の 協 議 により 判 定 する 評 価 指 標 1: 本 部 事 務 所 借 料 の 削 減 ( 中 期 目 標 期 間 最 終 年 度 ま でに 平 成 18 年 度 比 35% 程 度 減 を 目 標 ) 評 価 指 標 2: 本 部 事 務 所 借 料 及 び 人 件 費 以 外 の 運 営 管 理 費 の 削 評 価 指 標 減 ( 中 期 目 標 期 間 最 終 年 度 までに 平 成 18 年 度 比 15% 程 度 減 を 目 標 ) 評 価 指 標 3: 人 件 費 の 削 減 ( 平 成 18 年 度 からの 6 年 間 で 6% 以 上 の 削 減 新 給 与 制 度 による 見 直 し) 小 項 目 指 標 ( 中 期 目 標 計 画 ) 期 間 全 体 として (1) 本 部 事 務 19 年 度 20 年 度 21 年 度 22 年 度 23 年 度 所 借 料 の 削 減 ( 中 期 目 標 期 間 最 終 年 度 ま でに 18 年 度 比 35% 程 度 減 を 目 標 ) 18 年 度 比 4.8% 削 減 18 年 度 比 37.6% 削 減 を 達 成 18 年 度 比 37.3% 削 減 を 達 成 18 年 度 比 37.3% 削 減 を 達 成 18 年 度 比 35% 削 減 達 成 見 込 み No.1: (2) 本 部 事 務 一 般 管 理 費 の 平 成 18 年 度 比 15% 削 減 所 借 料 及 び 人 件 費 以 外 の 運 営 管 理 費 の 削 減 ( 中 期 目 標 期 間 最 終 年 度 までに 平 成 18 年 度 比 15% 程 18 年 度 比 3.6% 削 減 18 年 度 比 6.9% 削 減 18 年 度 比 11.1 % 削 減 18 年 度 比 12.5 % 削 減 18 年 度 比 15% 程 度 削 減 達 成 度 減 を 目 標 (3) 人 件 費 の 削 減 ( 平 成 18 年 度 からの 6 H17 年 度 ( 基 準 年 ) 比 同 4.1%まで 削 減 同 6.7%まで 削 減 H17 年 度 比 5% 削 減 達 さらに 人 件 費 改 革 を 継 続 年 間 で 6% 以 1.6%まで 削 成 (8.6% 上 の 削 減 ) 減 削 減 ) 7

評 価 等 評 定 ロ ( 評 定 の 決 定 理 由 及 び 指 摘 事 項 等 ) 平 成 22 年 度 の 一 般 管 理 費 実 績 額 は 計 画 を74 百 万 円 下 回 り 中 期 計 画 目 標 の 対 18 年 度 比 15% 程 度 削 減 を 上 回 る18.4% 減 となっている こ れは 本 部 事 務 所 借 料 の 減 少 や 人 件 費 の 減 少 によるものであり 本 部 借 料 の 減 少 は 平 成 20 年 4 月 の 移 転 完 了 に 伴 うものであるが 人 件 費 は 対 17 年 度 ( 基 準 年 ) 比 6% 以 上 削 減 の 目 標 を 上 回 る8.6%を 達 成 しており ラス パイレス 指 数 低 下 も 前 年 度 に 比 べて 低 下 したことも 含 め 削 減 目 標 の 達 成 努 力 とその 成 果 について 高 く 評 価 する また 22 年 度 中 に 総 務 省 から 指 摘 のあった 健 康 保 険 組 合 の 保 険 料 に 関 する 労 使 負 担 割 合 の 見 直 しについて 23 年 度 から 国 と 同 様 に 労 使 折 半 となっている ことを 併 せて 確 認 した 8

No.2( 業 務 経 費 の 毎 事 業 年 度 1.2% 以 上 削 減 ) 大 項 目 中 項 目 1 業 務 運 営 の 効 率 化 に 関 する 事 項 に 関 する 目 標 を 達 成 するためとるべき 措 置 (1) 業 務 の 合 理 化 と 経 費 節 減 運 営 費 交 付 金 を 充 当 して 行 う 業 務 経 費 については 以 下 のような 効 率 化 を 行 い 毎 事 業 年 度 1.2% 以 上 の 削 減 を 行 う 小 項 目 外 部 の 国 際 文 化 交 流 事 業 の 担 い 手 との 連 携 や 受 益 者 負 担 の 適 正 化 等 により 国 際 交 流 基 金 が 負 担 する 経 費 を 削 減 する 各 種 契 約 において 価 格 競 争 をさらに 促 進 すること 等 により 経 費 を 削 減 する デジタル 化 やインターネット 等 のIT 活 用 により 印 刷 費 や 輸 送 費 を 節 減 す る 調 達 契 約 において 海 外 調 達 の 推 進 や 契 約 の 集 約 統 合 等 により 経 費 を 節 減 する 9

評 価 指 標 1 削 減 の 状 況 ( 外 部 団 体 との 連 携 促 進 による 経 費 削 減 受 益 者 負 担 の 適 正 化 価 格 競 争 の 促 進 デジタル 化 IT 活 用 による 印 刷 費 輸 送 費 の 節 減 調 達 契 約 における 海 外 調 達 の 推 進 や 契 約 の 集 約 統 合 その 他 ) 運 営 費 交 付 金 予 算 の 効 率 化 の 状 況 ( 業 務 経 費 部 分 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 21 年 度 10,448 395 百 万 円 の 効 率 化 22 年 度 10,053 + 737 運 営 費 交 付 金 を 充 当 する 業 務 のうち 削 減 対 象 となる 既 存 分 の 業 務 経 費 について は 22 年 度 は 対 21 年 度 比 395 百 万 円 ( 3.8%)の 効 率 化 を 織 り 込 んだ 計 画 とし 以 下 のような 措 置 等 により 経 費 削 減 を 行 った 業 務 実 績 1. 国 際 交 流 基 金 が 負 担 する 経 費 の 削 減 (1) 日 本 語 専 門 家 等 派 遣 事 業 については 各 派 遣 ポストにおける 専 門 家 の 業 務 内 容 を 精 査 し 可 能 な 限 りコストの 低 い 種 別 の 専 門 家 派 遣 に 切 り 替 える( 上 級 日 本 語 専 門 家 日 本 語 専 門 家 日 本 語 指 導 助 手 )ことにより 経 費 の 効 率 化 を 図 った ( 経 費 削 減 効 果 :38 百 万 円 ) (2) 従 前 はビジネスクラス 航 空 賃 を 利 用 していた 日 本 語 上 級 専 門 家 の 赴 帰 任 時 の 航 空 賃 について エコノミークラスの 支 給 を 原 則 とすることで 6 百 万 円 の 経 費 を 削 減 した (3) 海 外 公 演 主 催 及 び 国 際 舞 台 芸 術 共 同 制 作 の 各 事 業 について 実 施 した 全 ての プログラムで 会 場 提 供 等 現 物 供 与 も 含 めた 現 地 協 賛 を 獲 得 した 10

2. 価 格 競 争 の 更 なる 促 進 等 による 経 費 の 削 減 JFIC( 情 報 センター)の 運 営 についての 入 札 要 件 において 特 殊 業 務 である 図 書 館 運 営 業 務 を 外 すことにより 企 画 競 争 入 札 への 参 加 者 が 増 加 したほか 契 約 金 額 についても 平 成 21 年 度 に 比 べて 年 間 2.5 百 万 円 の 経 費 削 減 となった 3.IT 活 用 による 印 刷 費 や 輸 送 費 の 削 減 平 成 21 年 12 月 号 まで 紙 媒 体 で 発 行 していた 雑 誌 をちこち を ウェブ 化 したこ とにより 紙 媒 体 で 年 間 6 回 発 行 していた 時 の 経 費 に 比 べて19 百 万 円 支 出 の 削 減 が 可 能 となった 4. 海 外 調 達 の 推 進 や 契 約 の 集 約 統 合 等 による 経 費 の 削 減 業 務 実 績 (1) 市 民 青 少 年 交 流 プログラム( 主 催 ) の 一 つとして 実 施 した 中 学 高 校 教 員 交 流 ( 招 へい) 事 業 の 参 加 者 国 際 航 空 券 について 昨 年 に 引 き 続 き 原 則 とし てすべて 現 地 購 入 することにより 経 費 節 減 を 行 った (2) 日 本 語 国 際 センターにおいて 実 施 している 中 国 日 本 語 教 師 研 修 事 業 ( 大 学 中 等 学 校 )の 参 加 者 国 際 航 空 券 について 昨 年 に 引 き 続 き 中 国 において 現 地 購 入 することにより 経 費 節 減 を 行 った 11

評 価 方 法 独 立 行 政 法 人 から 検 討 状 況 実 施 状 況 についての 説 明 等 を 受 け 各 委 員 の 協 議 により 判 定 する 評 価 指 標 1: 削 減 の 状 況 ( 外 部 団 体 との 連 携 促 進 による 経 費 削 減 受 益 者 負 担 の 適 正 化 価 格 競 争 の 促 進 デジタル 化 IT 活 用 による 印 刷 評 価 指 標 費 輸 送 費 の 節 減 調 達 契 約 における 海 外 調 達 の 推 進 や 契 約 の 集 約 統 合 その 他 ) 小 項 目 指 標 ( 中 期 目 標 計 画 ) 期 間 全 体 として 削 減 の 状 況 ( 外 部 団 体 と 19 年 度 20 年 度 21 年 度 22 年 度 23 年 度 の 連 携 促 進 に 運 営 費 運 営 費 運 営 費 運 営 費 No.2: 業 務 経 費 の 毎 事 業 年 度 1.2% 以 上 削 減 よる 経 費 削 減 受 益 者 負 担 の 適 正 化 価 格 競 争 の 促 進 デジタル 化 IT 活 用 に よる 印 刷 費 輸 送 費 の 節 減 調 達 契 約 交 付 金 を 充 当 して 行 う 業 務 経 費 に ついて 前 年 度 比 4.4% 削 減 を 交 付 金 を 充 当 して 行 う 業 務 経 費 に ついて 前 年 度 比 2.3% 削 減 を 交 付 金 を 充 当 して 行 う 業 務 経 費 に ついて 前 年 度 比 4.5% 削 減 を 交 付 金 を 充 当 して 行 う 業 務 経 費 に ついて 前 年 度 比 3.8% 削 減 を 運 営 費 交 付 金 を 充 当 して 行 う 業 務 経 費 につい て1.2% 以 上 の 削 減 における 海 外 達 成 達 成 達 成 達 成 調 達 の 推 進 や 契 約 の 集 約 統 合 その 他 ) 12

評 価 等 評 定 ロ ( 評 定 の 決 定 理 由 及 び 指 摘 事 項 等 ) 21 年 度 に 引 き 続 き 目 標 の 毎 事 業 年 度 1.2% 以 上 削 減 を 大 きく 上 回 る 3.8% 削 減 を 達 成 しており 計 画 を 上 回 って 順 調 と 評 価 する 事 業 の 効 率 化 は 当 然 考 慮 されるべきものであるが 人 件 費 を 始 めとする 予 算 の 削 減 が 事 業 にマイナスの 影 響 を 与 えることがないよう 今 後 注 視 する 必 要 がある 13

No.3( 機 動 的 かつ 効 率 的 な 業 務 運 営 ) 大 項 目 中 項 目 1 業 務 運 営 の 効 率 化 に 関 する 事 項 に 関 する 目 標 を 達 成 するためとるべき 措 置 (2) 組 織 運 営 における 機 動 性 効 率 性 の 向 上 機 構 の 簡 素 化 をはじめとして 法 人 の 自 律 性 及 び 法 人 の 長 の 裁 量 等 の 独 立 行 政 法 人 制 度 の 特 長 を 活 かし 機 動 的 かつ 効 率 的 な 業 務 運 営 を 行 う 小 項 目 随 意 契 約 による 委 託 等 について 国 における 見 直 しの 取 組 ( 公 共 調 達 の 適 正 化 について ( 平 成 18 年 8 月 25 日 付 け 財 計 第 2017 号 財 務 大 臣 から 各 省 各 庁 の 長 あて )) 等 を 踏 まえ 関 連 公 益 法 人 をはじめ 特 定 の 団 体 との 契 約 のあり 方 につき 国 の 取 組 に 準 じた 不 断 の 見 直 しを 行 い 一 般 競 争 入 札 の 範 囲 拡 大 を 含 め 競 争 性 のある 契 約 の 範 囲 拡 大 等 により 業 務 運 営 の 一 層 の 効 率 化 を 図 る 評 価 指 標 1 機 動 的 かつ 効 率 的 な 業 務 運 営 の 実 施 状 況 1. 行 政 刷 新 会 議 による 事 業 仕 分 け 結 果 等 への 対 応 平 成 22 年 4 月 に 実 施 された 行 政 刷 新 会 議 による 事 業 仕 分 けの 結 果 及 び 平 成 22 年 12 月 7 日 に 閣 議 決 定 された 独 立 行 政 法 人 の 事 務 事 業 の 見 直 しの 基 本 方 針 を 受 けて 平 成 22 年 度 末 までに 以 下 の 対 応 検 討 を 行 っている 業 務 実 績 (1) 平 成 22 年 4 月 の 事 業 仕 分 け 結 果 とその 対 応 ア. 日 本 語 国 際 センターの 設 置 運 営 及 び 海 外 日 本 語 教 師 を 対 象 とする 日 本 語 研 修 仕 分 け 結 果 当 該 法 人 が 実 施 し 事 業 規 模 と 国 費 は 縮 減 ( 自 己 収 入 の 拡 大 人 件 費 の 見 直 し 等 ) 実 施 検 討 状 況 海 外 の 日 本 語 教 師 に 対 する 日 本 語 研 修 については 平 成 23 年 度 より 博 士 課 程 プログラムの 新 規 採 用 休 止 修 士 課 程 プログラムの 新 規 採 用 半 減 等 を 行 うこととした また 研 修 手 当 の 単 価 を 下 げるとともに 食 費 の 一 部 を 除 いて 現 金 支 給 を 廃 止 するなど 受 益 者 負 担 についての 更 なる 見 直 しを 含 む 業 務 効 率 化 を 図 ることによって 事 業 規 模 及 び 国 費 負 担 を 縮 減 すること とし その 準 備 を 進 めた 14

さらに 平 成 23 年 度 の 日 本 語 国 際 センターの 施 設 運 営 管 理 を 公 共 サービ ス 改 革 法 に 基 づく 民 間 競 争 入 札 とし これにより 契 約 金 額 は 平 成 22 年 度 比 27.2 百 万 円 ( 28.6%)となった( 平 成 22 年 度 95.2 百 万 円 平 成 23 年 度 68.0 百 万 円 ) 平 成 24 年 度 以 降 も 同 様 の 方 法 での 契 約 を 予 定 平 成 23 年 度 予 算 における 国 費 負 担 の 縮 減 見 込 み 額 は 次 のとおり 博 士 課 程 プログラムの 新 規 採 用 休 止 修 士 課 程 プログラムの 新 規 採 用 半 減 12 百 万 円 受 益 者 負 担 増 10 百 万 円 その 他 の 業 務 効 率 化 等 12 百 万 円 イ. 関 西 国 際 センターの 設 置 運 営 及 び 外 交 官 公 務 員 を 対 象 とする 日 本 語 研 修 仕 分 け 結 果 当 該 法 人 が 実 施 し 事 業 規 模 と 国 費 は 縮 減 ( 自 己 収 入 の 拡 大 人 件 費 の 見 直 し 等 ) 実 施 検 討 状 況 在 日 外 交 官 研 修 とアジアユースフェローシップ( 高 等 教 育 奨 学 金 訪 日 研 修 )を 平 成 22 年 度 の 実 施 を 最 後 に 廃 止 した また 研 修 手 当 の 単 価 を 下 げるとともに 食 費 の 一 部 を 除 いて 現 金 支 給 を 廃 止 するなど 受 益 者 負 担 についての 更 なる 見 直 しを 含 む 業 務 効 率 化 を 図 ることによって 事 業 規 模 及 び 国 費 負 担 を 縮 減 することとし その 準 備 を 進 めた また 平 成 23 年 度 の 日 本 語 国 際 センターの 施 設 運 営 管 理 を 公 共 サービ ス 改 革 法 に 基 づく 民 間 競 争 入 札 としたことによって 契 約 金 額 の 節 約 が 実 現 したことから 関 西 国 際 センターにおいても 平 成 24 年 度 分 より 同 様 の 方 法 をとる 方 向 で 検 討 及 び 準 備 を 進 めている ( 関 西 国 際 センターの 現 在 の 施 設 運 営 管 理 の 契 約 期 間 は 平 成 23 年 度 末 までのため 平 成 24 年 度 から の 導 入 とする ) 平 成 23 年 度 予 算 における 国 費 負 担 の 縮 減 見 込 み 額 は 次 のとおり アジアユースフェローシップの 廃 止 50 百 万 円 在 日 外 交 官 研 修 の 廃 止 2.6 百 万 円 受 益 者 負 担 増 2.6 百 万 円 その 他 の 業 務 効 率 化 等 12 百 万 円 ウ. 日 本 語 能 力 試 験 15

仕 分 け 結 果 当 該 法 人 が 実 施 し 事 業 規 模 は 維 持 ( 国 費 への 依 存 から 一 日 も 早 く 脱 却 ) 実 施 検 討 状 況 試 験 の 実 施 回 数 や 実 施 地 の 増 等 による 試 験 収 入 の 増 加 により 本 事 業 の 事 業 費 は 21 年 度 以 降 全 額 自 己 収 入 化 を 実 現 している 今 後 も 国 費 に 依 存 しない 形 で 事 業 を 実 施 できるよう 海 外 における 試 験 実 施 地 の 増 加 等 を 進 め 自 己 収 入 の 拡 大 を 図 っていく (2) 独 立 行 政 法 人 の 事 務 事 業 の 見 直 しの 基 本 方 針 への 対 応 ( 日 本 語 教 育 事 業 については 上 記 (1)にまとめて 対 応 を 記 載 ) ア. 日 本 研 究 知 的 交 流 対 象 となる 事 務 事 業 と 講 ずべき 措 置 知 的 交 流 の 効 果 的 な 実 施 知 的 交 流 については 引 き 続 き 知 的 交 流 の 担 い 手 の 育 成 等 を 図 り つつ 効 率 的 効 果 的 に 実 施 する (22 年 度 から 実 施 ) 実 施 検 討 状 況 招 へい 者 のフォローアップの 強 化 会 議 等 の 事 業 への 参 加 者 の 人 選 の 工 夫 事 業 報 告 書 の 充 実 等 を 行 い 事 業 の 効 果 効 率 の 向 上 を 図 っている イ. 文 化 芸 術 交 流 の 促 進 対 象 となる 事 務 事 業 と 講 ずべき 措 置 海 外 に 重 点 化 した 事 業 の 実 施 文 化 芸 術 交 流 事 業 については 原 則 として 国 内 事 業 は 実 施 しない (22 年 度 から 実 施 ) 実 施 検 討 状 況 平 成 22 年 度 より 外 交 上 の 必 要 性 等 によるものを 除 き 国 内 事 業 は 実 施 しないこととしている ウ. 国 際 交 流 情 報 の 収 集 提 供 及 び 国 際 文 化 交 流 担 い 手 への 支 援 対 象 となる 事 務 事 業 と 講 ずべき 措 置 広 報 関 係 予 算 の 削 減 定 期 刊 行 物 年 次 報 告 一 般 広 報 等 の 広 報 関 係 予 算 については ホ ームページを 活 用 する 等 の 効 率 化 により 削 減 を 図 る ( 平 成 23 年 度 中 に 実 施 ) 国 内 における 地 域 交 流 事 業 の 廃 止 国 内 において 実 施 する 国 際 文 化 交 流 の 担 い 手 への 支 援 を 目 的 とする 16

地 域 交 流 事 業 は 廃 止 する ( 平 成 23 年 度 中 に 実 施 ) 情 報 ライブラリーの 利 用 者 数 の 増 大 本 部 事 務 所 内 に 設 置 されている 情 報 ライブラリー については 利 用 者 数 の 増 加 を 図 るための 具 体 的 な 計 画 を 作 成 し 利 用 者 数 が 増 加 しない 場 合 には 抜 本 的 な 見 直 しを 検 討 する (22 年 度 から 実 施 ) 実 施 検 討 状 況 機 関 誌 ( をちこち )の 廃 止 WEB 化 を 平 成 22 年 度 までに 実 施 済 みで あり また 平 成 23 年 度 において ウェブサイトとメールマガジンの 経 費 一 般 広 報 費 の 一 層 の 効 率 化 を 図 ることを 決 めた ( 平 成 22 年 度 予 算 比 4 百 万 円 ) 平 成 23 年 度 より 国 際 文 化 交 流 の 担 い 手 への 支 援 を 目 的 とする 地 域 交 流 事 業 を 廃 止 することを 決 めた 利 用 者 数 増 加 のため ライブラリーのコレクションの 明 確 化 可 視 化 レファレンス 対 応 の 強 化 等 を 内 容 とする 平 成 23 年 度 事 業 計 画 を 作 成 し 利 用 者 増 加 を 図 ることとしている エ. 在 外 事 業 その 他 対 象 となる 事 務 事 業 と 講 ずべき 措 置 海 外 事 務 所 の 事 業 の 効 率 化 海 外 事 務 所 の 事 業 については 策 定 された 年 次 計 画 に 基 づき 広 報 文 化 センターの 事 業 との 重 複 を 検 証 し 同 センターと 協 力 すること 等 により 効 率 化 合 理 化 を 図 る ( 平 成 23 年 度 中 に 実 施 ) 実 施 検 討 状 況 従 来 どおり 海 外 事 務 所 に 対 し 事 業 計 画 を 立 てる 際 に 在 外 公 館 と 協 議 するよう 指 示 すると 共 に 基 金 本 部 と 外 務 省 本 省 との 間 でも 事 業 計 画 を 共 有 し 年 度 計 画 作 成 時 に 事 業 に 重 複 のないことを 確 認 している また 計 画 策 定 時 のみならず 日 頃 から 海 外 事 務 所 と 在 外 公 館 との 協 議 をさらに 密 に するよう 海 外 事 務 所 に 指 示 しており 事 業 の 重 複 が 起 こらないようにする と 共 に 協 力 関 係 をより 一 層 強 化 して 事 業 が 効 率 的 合 理 的 かつ 相 乗 効 果 を 発 揮 して 実 施 されるようにした オ. 不 要 資 産 の 国 庫 返 納 対 象 となる 事 務 事 業 と 講 ずべき 措 置 運 用 資 金 ( 基 金 ) 日 米 親 善 交 流 基 金 及 び 日 中 21 世 紀 基 金 を 除 く 運 用 資 金 ( 基 金 )342 億 円 を 国 庫 納 付 する ( 平 成 22 年 度 中 に 実 施 ) 17

不 要 資 産 の 譲 渡 収 入 等 不 要 財 産 の 譲 渡 収 入 等 のうち 政 府 出 資 金 見 合 い 分 (8 億 円 )を 国 庫 納 付 する ( 平 成 22 年 度 中 に 実 施 ) 区 分 所 有 の 宿 舎 職 員 宿 舎 の 必 要 数 を 精 査 した 上 で 不 要 な 区 分 所 有 宿 舎 を 国 庫 納 付 する ( 平 成 23 年 度 中 に 実 施 ) 実 施 検 討 状 況 運 用 資 金 に 関 し 改 正 独 法 通 則 法 施 行 前 の 譲 渡 収 入 は 平 成 23 年 2 月 17 日 に 241.7 億 円 施 行 後 の 譲 渡 収 入 等 は 平 成 23 年 3 月 11 日 に 100.4 億 円 合 計 342.1 億 円 を 国 庫 納 付 することにより 国 庫 納 付 を 求 めら れた 額 の 全 額 を 平 成 22 年 度 中 に 国 庫 納 付 済 み 不 要 財 産 の 譲 渡 収 入 等 については 平 成 23 年 2 月 17 日 に 7.7 億 円 を 国 庫 納 付 することにより 国 庫 納 付 を 求 められた 額 の 全 額 を 平 成 22 年 度 中 に 国 庫 納 付 済 み 区 分 所 有 の 宿 舎 については 考 え 方 を 整 理 し 宿 舎 必 要 数 を 精 査 中 ( 現 在 東 日 本 大 震 災 の 被 災 者 のための 二 次 避 難 場 所 として 登 録 してい る ) カ. 事 務 所 等 の 見 直 し 対 象 となる 事 務 事 業 と 講 ずべき 措 置 海 外 事 務 所 の 見 直 し 北 京 事 務 所 及 びバンコク 事 務 所 については 諸 条 件 を 整 えつつ 国 際 観 光 振 興 機 構 の 事 務 所 との 共 用 化 等 を 図 る ( 平 成 23 年 度 中 に 実 施 ) 北 京 事 務 所 及 びバンコク 事 務 所 を 除 く 海 外 事 務 所 についても 個 々 の 必 要 性 等 を 見 直 すとともに 連 携 効 果 が 見 込 まれる 他 機 関 との 共 用 化 を 進 めるための 検 討 を 行 い 具 体 的 な 結 論 を 得 る ( 平 成 22 年 度 中 に 実 施 ) 実 施 検 討 状 況 バンコク 北 京 の 海 外 事 務 所 については 国 際 観 光 振 興 機 構 の 事 務 所 が 同 一 建 物 へ 移 転 する 方 向 で 調 整 を 進 めている 他 の 海 外 事 務 所 についても 外 務 省 とも 適 宜 情 報 共 有 を 行 うとともに 共 用 化 を 検 討 するための 情 報 収 集 を 進 めている キ. 人 件 費 の 見 直 し 対 象 となる 事 務 事 業 と 講 ずべき 措 置 在 勤 手 当 の 見 直 し 18

外 部 有 識 者 による 検 証 等 を 踏 まえ 在 勤 手 当 の 見 直 しを 行 う (22 年 度 中 に 実 施 ) 実 施 検 討 状 況 平 成 23 年 3 月 末 までに 海 外 事 務 所 所 在 地 の 生 計 費 給 与 水 準 調 査 を 実 施 済 みであり 今 後 は その 結 果 を 踏 まえて 外 部 有 識 者 の 意 見 聴 取 等 も 行 い つつ 具 体 的 な 見 直 しを 進 める 2. 機 構 の 見 直 し より 柔 軟 かつ 機 動 的 に 事 業 を 実 施 するための 体 制 づくりとして 平 成 21 年 度 に 事 業 部 門 で 導 入 したチーム 制 について その 効 果 の 検 証 を 行 った 人 員 数 の 制 約 等 様 々な 課 題 があるが 人 材 活 用 の 柔 軟 性 機 動 性 が 実 現 するよう 引 き 続 きチーム 制 を 注 意 深 く 運 用 していくこととした また 分 野 横 断 的 総 合 的 文 化 交 流 等 の 実 施 国 地 域 別 方 針 に 沿 った 事 業 の 実 施 を 進 めるための 部 門 間 の 連 携 協 力 を 平 成 23 年 度 に 向 けた 課 題 として 設 定 した 評 価 指 標 2 入 札 と 契 約 の 適 正 な 実 施 状 況 ( 随 意 契 約 の 件 数 等 及 び 随 意 契 約 見 直 し 計 画 の 実 施 状 況 ) 1. 適 正 な 入 札 等 契 約 手 続 きの 執 行 体 制 及 び 審 査 体 制 平 成 22 年 度 に 新 たに 策 定 した 随 意 契 約 等 見 直 し 計 画 の 着 実 な 実 施 に 向 け 独 立 行 政 法 人 の 事 務 事 業 の 見 直 しの 基 本 方 針 ( 平 成 22 年 12 月 7 日 閣 議 決 定 )の 趣 旨 に 基 づき 契 約 監 視 委 員 会 の 意 見 を 踏 まえた 契 約 の 点 検 や 見 直 しを 行 った 上 で 適 正 な 入 札 等 契 約 手 続 きの 執 行 体 制 及 び 審 査 体 制 を 保 持 す ることが 肝 要 と 認 識 している 契 約 事 務 における 一 連 のプロセスに 関 し 契 約 は 一 般 競 争 入 札 を 原 則 とし 予 定 価 格 の 設 定 入 札 の 公 告 ( 入 札 期 日 から 起 算 して 10 日 前 まで) 入 札 の 執 行 ( 入 札 事 務 に 関 係 ない 職 員 の 立 ち 会 い) 契 約 の 相 手 方 の 決 定 及 び 契 約 書 の 締 結 等 の 入 札 事 務 は 会 計 規 程 に 規 定 する 会 計 機 関 ( 本 部 においては 会 計 課 )が 行 うこととしている 平 成 22 年 度 においても 当 該 基 本 プロセスは 遵 守 された 審 査 体 制 については 監 事 のほか 内 部 組 織 として 監 査 室 があり 監 査 計 画 に 19

基 づく 実 地 監 査 を 実 施 している 2. 平 成 22 年 度 の 契 約 実 績 平 成 22 年 度 当 初 に 策 定 した 随 意 契 約 等 見 直 し 計 画 に 基 づき 契 約 監 視 委 員 会 による 点 検 を 受 けつつ 契 約 の 適 正 性 確 保 を 進 めた 結 果 平 成 22 年 度 にお ける 全 契 約 件 数 に 占 める 競 争 入 札 等 による 契 約 の 比 率 並 びに 同 随 意 契 約 比 率 は それぞれ 対 21 年 度 で 7.2% 改 善 した 競 争 入 札 等 による 契 約 件 数 比 率 :52.4% 59.6%へ 拡 大 随 意 契 約 件 数 比 率 :47.6% 40.4%に 低 下 また 金 額 ベースにおいては 平 成 22 年 度 における 全 契 約 金 額 に 占 める 競 争 入 札 等 による 契 約 の 比 率 は 対 21 年 度 で 0.5% 減 少 したものの 金 額 としては 167 百 万 円 増 加 している( 対 21 年 度 12.2% 増 ) 競 争 入 札 等 による 契 約 金 額 比 率 :51.3% 50.8%に 低 下 随 意 契 約 金 額 比 率 :48.7% 49.2%に 拡 大 なお 平 成 22 年 度 の 入 札 不 調 による 随 意 契 約 10 件 (20 年 度 :19 件 21 年 度 :5 件 )について 本 来 あるべき 契 約 方 式 である 競 争 入 札 等 による 契 約 に 分 類 した 場 合 平 成 22 年 度 における 全 契 約 件 数 に 占 める 競 争 入 札 等 による 契 約 の 比 率 並 びに 同 随 意 契 約 比 率 は それぞれ 対 21 年 度 で 8.4% 改 善 した 競 争 入 札 等 による 契 約 件 数 比 率 :54.0% 62.4%へ 拡 大 随 意 契 約 件 数 比 率 :46.0% 37.6%に 低 下 ( 件 数 ベース) 契 約 形 態 等 22 年 度 21 年 度 20 年 度 件 数 割 合 件 数 割 合 件 数 割 合 随 意 契 約 144 40.4% 156 47.6% 163 51.4% 競 争 入 札 等 競 争 入 札 186 52.2% 155 47.3% 117 36.9% 企 画 競 争 26 7.3% 17 5.2% 37 11.7% 小 計 212 59.6% 172 52.4% 154 48.6% 合 計 356 100.0% 328 100.0% 317 100.0% 20

( 金 額 ベース) ( 百 万 円 ) 契 約 形 態 等 22 年 度 21 年 度 20 年 度 金 額 割 合 金 額 割 合 金 額 割 合 随 意 契 約 1,495 49.2% 1,304 48.7% 1,642 53.9% 競 争 競 争 入 札 1,368 45.1% 1,202 44.9% 1,096 35.9% 入 札 等 企 画 競 争 173 5.7% 172 6.4% 311 10.2% 小 計 1,541 50.8% 1,374 51.3% 1,407 46.1% 合 計 3,036 100.0% 2,678 100.0% 3,049 100.0% 3. 独 立 行 政 法 人 の 契 約 状 況 の 点 検 見 直 しについて ( 平 成 21 年 11 月 17 日 閣 議 決 定 )に 基 づく 契 約 の 点 検 及 び 見 直 しの 取 り 組 み 状 況 (1) 随 意 契 約 等 見 直 し 計 画 の 着 実 な 実 施 独 立 行 政 法 人 の 事 務 事 業 の 見 直 しの 基 本 方 針 ( 平 成 22 年 12 月 7 日 閣 議 決 定 )において 着 実 に 実 施 する こととされている 随 意 契 約 等 見 直 し 計 画 では 随 意 契 約 については 真 にやむを 得 ないもの のみに 限 り それ 以 外 については 一 般 競 争 入 札 等 へ 移 行 することで 全 契 約 件 数 に 占 める 競 争 入 札 等 による 契 約 件 数 の 比 率 を77.9%に 引 き 上 げることとしている ( 平 成 22 年 度 実 績 と 見 直 し 計 画 との 対 比 表 ) 競 争 性 のある 契 約 競 争 入 札 企 画 競 争 公 募 等 競 争 性 のない 随 意 契 約 合 計 平 成 22 年 度 実 績 見 直 し 計 画 件 数 金 額 金 額 件 数 ( 千 円 ) ( 千 円 ) (62.4%) (52.5%) (77.9%) (68.1%) 222 1,592,693 247 2,075,200 (52.2%) (45.1%) (65.6%) (57.2%) 186 1,368,261 208 1,745,008 (10.1%) (7.4%) (12.3%) (10.8%) 36 224,431 39 330,191 (37.6%) (47.5%) (22.1%) (31.9%) 134 1,443,033 70 973,344 (100.0%) (100.0%) (100.0%) (100.0%) 356 3,035,726 317 3,048,544 ( 注 1) 計 数 は 四 捨 五 入 しているため 一 致 しない 場 合 がある ( 注 2) 平 成 22 年 度 実 績 においては 見 直 し 計 画 策 定 基 準 と 同 様 に 入 札 不 調 による 随 意 契 約 10 件 (51,626 千 円 )について 便 宜 的 21

に 企 画 競 争 公 募 等 として 計 上 することで 比 較 を 行 っている 入 札 不 調 による 随 意 契 約 について 企 画 競 争 公 募 等 に 分 類 した 場 合 の 平 成 22 年 度 における 全 契 約 件 数 に 占 める 競 争 入 札 等 による 契 約 の 比 率 は62. 4%となり 対 21 年 度 比 で8.4% 改 善 しているものの 随 意 契 約 等 見 直 し 計 画 における 同 比 率 の 目 標 値 77.9%と 比 較 すると 依 然 として 改 善 の 余 地 が 存 在 す る( 入 札 不 調 による 随 意 契 約 について 競 争 性 のない 随 意 契 約 に 分 類 した 場 合 の 競 争 性 のある 契 約 の 全 契 約 件 数 に 占 める 比 率 は 先 述 のとおり 59. 6%であり 対 21 年 度 比 で7.2%の 改 善 ) なお 平 成 19 年 度 に 策 定 した 旧 随 意 契 約 見 直 し 計 画 における 競 争 性 の ある 契 約 の 全 契 約 件 数 に 占 める 目 標 比 率 61.4%と 比 較 すると 入 札 不 調 によ る 随 意 契 約 について 競 争 性 のない 随 意 契 約 に 分 類 した 場 合 には 改 善 余 地 があることとなるが 入 札 不 調 による 随 意 契 約 について 企 画 競 争 公 募 等 に 分 類 した 場 合 には 1% 目 標 比 率 を 上 回 ることとなる 一 方 平 成 22 年 度 に 締 結 した 随 意 契 約 は 契 約 監 視 委 員 会 による 点 検 の 結 果 放 映 権 や 公 演 等 の 知 的 所 有 権 に 係 るもの 共 催 契 約 によるもの 等 独 立 行 政 法 人 の 抜 本 的 な 見 直 しについて ( 平 成 21 年 12 月 25 日 閣 議 決 定 )のとおり 基 金 事 業 の 実 施 に 不 可 欠 な 真 に 合 理 的 な 理 由 がある 随 意 契 約 によるも のが 主 であった 国 際 交 流 基 金 が 締 結 する 契 約 には 中 期 目 標 及 び 計 画 に 基 づき 実 施 するその 事 業 内 容 を 反 映 し 文 化 芸 術 関 連 の 随 意 契 約 が 全 随 意 契 約 件 数 の 約 6 割 を 占 め るという 特 徴 がある 具 体 的 には 平 成 22 年 度 に 締 結 した 随 意 契 約 144 件 から 入 札 不 調 による10 件 と 平 成 23 年 度 以 降 に 競 争 性 のある 契 約 に 移 行 する 等 とした4 件 とを 除 く130 件 ( 契 約 監 視 委 員 会 の 点 検 を 経 て 真 に 随 意 契 約 によらざるを 得 ない とさ れた 案 件 )のうち 文 化 芸 術 事 業 並 びに 知 的 交 流 事 業 等 に 係 る 知 的 財 産 権 関 連 契 約 の 内 訳 は 以 下 のとおりとなる ア. 映 画 TV 番 組 の 上 映 放 映 に 係 る 契 約 : 42 件 (32.3%) イ. 公 演 団 との 公 演 契 約 : 25 件 (19.2%) ウ. 出 版 物 美 術 品 等 に 係 る 著 作 権 関 連 契 約 : 8 件 ( 6.2%) エ. 他 団 体 との 共 催 契 約 : 28 件 (21.5%) こうした 特 性 はあるものの 随 意 契 約 の 見 直 しは 基 金 にとり 最 重 要 課 題 の 一 つであると 認 識 しており 今 後 も 随 意 契 約 の 締 結 は 基 金 事 業 の 特 性 を 考 慮 した 上 で 真 に 随 意 契 約 によらざるを 得 ないもの に 限 るよう 契 22

約 監 視 委 員 会 による 点 検 を 受 けつつ 引 き 続 き 努 力 を 継 続 していく (2) 平 成 22 年 度 に 締 結 した 契 約 の 点 検 結 果 平 成 22 年 度 に 締 結 した 契 約 356 件 については 個 別 に 自 主 点 検 を 行 うと 共 に 契 約 監 視 委 員 会 による 点 検 を 受 け 23 年 度 中 に 必 要 な 改 善 を 実 施 することと した ア.356 件 中 22 件 は 平 成 21 年 度 に 競 争 性 のない 随 意 契 約 を 締 結 していたもの である 点 検 の 結 果 平 成 22 年 度 中 に 競 争 性 のある 契 約 に 移 行 したもの と 平 成 23 年 度 中 に 一 般 競 争 契 約 に 移 行 することとしたもの が 各 1 件 事 務 所 賃 借 や 共 催 に 係 る 契 約 等 引 き 続 き 随 意 契 約 によらざるを 得 ないもの が20 件 であり 後 者 の 場 合 にも 価 格 について 不 断 の 見 直 しを 行 うこととし た イ.356 件 中 23 件 は 平 成 21 年 度 に 一 者 応 札 応 募 であった 契 約 である これ らのうち4 件 については 平 成 22 年 度 中 に 応 札 者 又 は 応 募 者 数 が 改 善 された が 残 る19 件 中 18 件 については 平 成 22 年 度 も 一 者 応 札 又 は 一 者 応 募 となっ た(1 件 については 平 成 23 年 度 上 半 期 の 事 業 終 了 を 視 野 に 契 約 を 延 長 ) このため 見 直 し 策 として 13 件 について 仕 様 書 の 変 更 を 13 件 について 公 告 期 間 の 見 直 しを 行 い 8 件 については 参 加 要 件 の 変 更 等 その 他 の 措 置 を 取 ることとした( 一 部 案 件 については 複 数 の 見 直 し 策 を 実 施 する) ウ.356 件 中 311 件 は 平 成 22 年 度 に 新 規 に 契 約 したものである 点 検 の 結 果 これらのうち すでに 競 争 性 のある 契 約 については 一 層 の 競 争 性 の 確 保 を 図 るべく 競 争 参 加 者 の 拡 大 等 に 引 き 続 き 努 めていく こととし 映 画 テレビ 番 組 の 上 映 放 映 に 係 る 契 約 等 真 にやむを 得 ず 随 意 契 約 を 行 うもの についても 価 格 の 不 断 の 見 直 しを 行 う こととした また 随 意 契 約 又 は 企 画 競 争 によって 契 約 したもののうち5 件 (うち 企 画 競 争 2 件 )については 一 般 競 争 契 約 への 移 行 による 契 約 方 式 の 見 直 しを 検 討 することとした 4. 契 約 監 視 委 員 会 による 点 検 (1) 点 検 結 果 の 反 映 独 立 行 政 法 人 の 契 約 状 況 の 点 検 見 直 しについて ( 平 成 21 年 11 月 17 日 閣 議 決 定 )に 基 づき 設 置 した 契 約 監 視 委 員 会 による 点 検 を 平 成 21 年 度 に 引 き 続 き 平 成 22 年 度 においても 実 施 した 23

契 約 監 視 委 員 会 においては 少 額 随 意 契 約 を 除 く 全 ての 契 約 を 対 象 とし て 契 約 方 式 の 決 定 方 法 や 随 意 契 約 理 由 の 妥 当 性 等 についての 審 議 がなさ れ 同 委 員 会 で 出 された 改 善 措 置 等 に 係 る 意 見 を 随 意 契 約 等 見 直 し 計 画 の 着 実 な 実 施 のため 随 意 契 約 の 見 直 しや 一 般 競 争 入 札 等 における 真 の 競 争 性 の 確 保 のための 方 策 入 札 契 約 業 務 についての 統 制 に 反 映 している( 審 議 対 象 案 件 については 契 約 の 全 体 を 網 羅 できるよう 総 ての 契 約 を 複 数 の 類 型 に 分 類 した 中 から 委 員 会 が 抽 出 ) また 同 委 員 会 における 審 議 結 果 は 委 員 長 より 理 事 長 に 報 告 され 理 事 長 がこれを 主 務 大 臣 に 報 告 外 部 公 表 することを 閣 議 決 定 内 容 を 踏 まえ 規 程 で 定 めており 平 成 22 年 度 に 開 催 した 4 回 の 委 員 会 の 議 事 概 要 についても 主 務 省 における 確 認 を 経 てホー ムページ 上 に 公 表 した 更 に 同 委 員 会 における 審 議 結 果 の 実 効 性 確 保 の 方 策 の 一 環 として 指 摘 事 項 とこれに 基 づく 契 約 事 務 の 執 行 を 内 部 職 員 向 け 執 務 用 マニュアルの 改 訂 等 に 反 映 した また 同 委 員 会 における 審 議 結 果 は 内 部 監 査 の 観 点 から 事 業 部 門 への 確 実 なフィードバックと 改 善 措 置 の 有 効 性 に 関 して 監 事 による 点 検 を 加 えた (2) 主 たる 指 摘 事 項 への 対 応 契 約 監 視 委 員 会 の 意 見 を 踏 まえ より 競 争 性 を 高 めるため 従 来 から 実 施 している 適 正 な 公 告 期 間 の 確 保 仕 様 の 更 なる 明 確 化 とこれに 基 づく より 現 実 的 な 予 定 価 格 の 作 成 等 の 措 置 の 一 層 着 実 な 実 施 に 加 え 以 下 の 改 善 措 置 を 実 施 した ア. 企 画 競 争 等 における 評 価 基 準 の 可 視 化 : 一 般 競 争 入 札 ( 総 合 評 価 落 札 方 式 ) 企 画 競 争 公 募 における 評 価 基 準 を 入 札 説 明 書 仕 様 書 等 に 明 記 す ることとした また これを 内 部 職 員 向 け 執 務 用 マニュアルに 反 映 した イ. 競 争 参 加 資 格 の 拡 大 : 通 達 の 改 正 による 競 争 参 加 資 格 の 拡 大 を 図 るとと もに 省 庁 統 一 資 格 の 保 持 者 に 対 して 事 前 に 簡 易 な 手 続 を 行 うことで 臨 時 に 希 望 する 競 争 への 参 加 を 承 認 することとした この 他 独 立 行 政 法 人 の 契 約 の 見 直 しについて ( 平 成 22 年 5 月 26 日 総 務 省 行 政 管 理 局 長 事 務 連 絡 )による 通 知 のとおり 一 者 応 札 応 募 案 件 の みならず 再 委 託 率 が 高 率 となっている 契 約 真 に 随 意 契 約 によらざる を 得 ない 契 約 における 費 用 逓 減 の 取 組 等 について 契 約 監 視 委 員 会 による 点 検 を 受 けるととともに 同 通 知 に 従 って 多 くの 入 札 者 の 参 加 を 促 し 競 争 性 を 確 保 するため 事 前 説 明 会 を 開 くなど 事 前 説 明 の 機 会 を 設 けることを 24

内 部 職 員 向 け 執 務 用 マニュアルに 反 映 する 等 の 措 置 を 通 じて 従 来 以 上 に 徹 底 することとした 5. 一 者 応 札 応 募 及 び 再 委 託 に 対 する 対 応 平 成 22 年 度 の 競 争 入 札 等 212 件 のうち 一 者 応 札 応 募 となった 案 件 は 26 件 (21 年 度 :30 件 )であった このうち 当 年 度 に 新 規 に 発 生 したものが 10 件 (21 年 度 :20 件 ) 複 数 年 契 約 等 により 前 年 度 から 継 続 しているものが 16 件 (21 年 度 :10 件 )であり 全 一 者 応 札 応 募 案 件 数 に 占 める 新 規 発 生 案 件 の 件 数 比 率 は 対 21 年 度 で 28.2% 改 善 し 契 約 監 視 委 員 会 の 意 見 並 びに 平 成 21 事 業 年 度 監 事 監 査 報 告 を 踏 まえ 平 成 22 年 度 から 正 式 に 導 入 した 企 画 競 争 等 におけ る 評 価 基 準 の 可 視 化 等 の 措 置 が 一 定 の 成 果 を 挙 げつつあると 思 われる 全 発 生 件 数 に 占 める 新 規 に 発 生 した 件 数 :20 件 10 件 に 低 下 新 規 に 発 生 した 件 数 比 率 :66.7% 38.5%へ 低 下 当 該 26 件 について その 要 因 を 概 略 区 分 すると 1 業 務 の 特 殊 性 から 市 場 規 模 が 小 さく 履 行 可 能 な 者 が 限 られたと 考 えられるもの(15 件 うち 22 年 度 新 規 発 生 6 件 ) 2 限 られた 期 間 の 中 で 業 務 を 行 うための 人 員 などの 確 保 が 困 難 で あったため 履 行 可 能 な 者 が 限 られたと 考 えられるもの(6 件 うち 22 年 度 新 規 発 生 3 件 ) 3 性 質 の 異 なる 業 務 が 一 体 として 行 われることにより 成 果 が 得 られ る 業 務 であるため 履 行 可 能 な 者 が 限 られたと 考 えられるもの(3 件 うち 22 年 度 新 規 発 生 0 件 ) 4 要 求 された 仕 様 が 高 度 であるため 履 行 可 能 な 者 が 限 られた と 考 えられるもの(1 件 うち 22 年 度 新 規 発 生 0 件 ) 5その 他 の 理 由 による もの(1 件 うち 22 年 度 新 規 発 生 1 件 )となる これを 踏 まえ 23 年 度 以 降 も 上 記 と 同 種 の 契 約 に 係 る 競 争 入 札 等 を 行 うに あたっては 平 成 21 事 業 年 度 監 事 監 査 報 告 において 指 摘 され 平 成 22 年 度 ま でにも 実 施 してきたとおり 適 正 な 公 告 期 間 を 確 保 するとともに 可 能 な 範 囲 で 仕 様 の 汎 用 性 拡 大 や 分 割 調 達 の 検 討 を 実 施 する また 契 約 監 視 委 員 会 による 指 摘 を 基 に 改 善 を 行 った 企 画 競 争 等 による 入 札 実 施 時 における 評 価 基 準 の 可 視 化 競 争 参 加 資 格 の 拡 大 を 継 続 することにより 複 数 の 入 札 参 加 者 を 確 保 し 競 争 性 をより 高 めるための 努 力 を 継 続 する 平 成 22 年 度 に 発 生 した 全 再 委 託 案 件 数 は 10 件 であるが うち 3 件 の 一 者 応 札 応 募 案 件 を 含 め 公 益 法 人 との 契 約 はなく 基 金 と 契 約 相 手 方 並 びに 再 委 託 相 手 先 との 間 に 人 的 交 流 資 本 出 資 等 の 長 期 継 続 的 関 係 は 存 在 しない ま 25

た これら 10 件 のうち 再 委 託 率 が 50% 以 上 の 高 率 となっている 案 件 は 1 件 ( 契 約 金 額 4,410 千 円 再 委 託 金 額 3,144 千 円 再 委 託 率 71.3%)であり 再 委 託 を 行 う 業 務 の 範 囲 とその 必 要 性 について 他 の 再 委 託 案 件 とともに 契 約 監 視 委 員 会 による 点 検 を 受 けた 結 果 再 委 託 を 受 けた 業 者 が 望 む 場 合 競 争 そ のものに 同 業 者 も 参 加 できるよう 通 達 の 改 正 等 により 競 争 参 加 資 格 の 拡 大 を 図 った なお 新 たな 通 達 の 制 定 により 実 施 した 特 定 委 託 契 約 を 締 結 する 場 合 の 一 括 再 委 託 禁 止 及 び 再 委 託 情 報 の 把 握 のための 措 置 については 平 成 22 年 度 におい ても 再 委 託 の 承 認 手 続 等 当 該 措 置 に 基 づく 契 約 事 務 の 執 行 手 続 が 遵 守 され た 6. 手 引 きの 整 備 契 約 監 視 委 員 会 の 意 見 を 踏 まえた 企 画 競 争 等 における 評 価 基 準 の 可 視 化 独 立 行 政 法 人 の 契 約 の 見 直 しについて ( 平 成 22 年 5 月 26 日 総 務 省 行 政 管 理 局 長 事 務 連 絡 )に 基 づく 事 前 説 明 会 の 開 催 等 による 事 前 説 明 機 会 の 設 定 等 の 措 置 について 公 募 実 施 の 手 引 き 総 合 評 価 落 札 方 式 実 施 の 手 引 企 画 競 争 実 施 の 手 引 き に 反 映 することで より 多 くの 入 札 者 の 参 加 を 促 し 競 争 性 を 確 保 するための 適 正 な 契 約 事 務 の 執 行 を 徹 底 した また 上 述 の 内 部 職 員 向 け 執 務 用 マニュアルの 改 訂 時 に 総 合 評 価 落 札 方 式 における 落 札 者 の 決 定 方 法 総 合 評 価 落 札 方 式 と 企 画 競 争 の 特 徴 と 使 い 分 け 等 に 関 する 資 料 を 追 加 し 更 に 契 約 書 作 成 の 際 に 留 意 記 載 すべき 事 項 をま とめた 職 員 執 務 用 のチェックリストを 作 成 し 職 員 への 周 知 を 図 ることで 各 部 門 及 び 審 査 部 門 における 契 約 事 務 の 効 率 化 を 図 るとともに 契 約 事 務 手 続 き に 係 る 内 部 統 制 強 化 のための 取 り 組 みの 一 助 とした 評 価 指 標 3 関 連 公 益 法 人 への 業 務 委 託 等 の 妥 当 性 入 札 契 約 の 状 況 情 報 開 示 状 況 平 成 21 年 度 における 二 つの 関 連 公 益 法 人 中 ( 財 ) 国 際 文 化 交 流 推 進 協 会 は 平 成 22 年 4 月 1 日 に 解 散 した また ( 財 ) 放 送 番 組 国 際 交 流 センターに 対 す る 随 意 契 約 によるTV 番 組 の 放 映 等 に 係 る 業 務 委 託 については 総 て 番 組 制 26

作 者 との 直 接 契 約 等 に 変 更 し 切 り 替 え 後 の 随 意 契 約 について 契 約 監 視 委 員 会 における 点 検 を 受 けた 過 去 3 年 間 における 両 法 人 との 契 約 の 状 況 は 以 下 の とおり ( 両 法 人 への 発 注 金 額 は 全 て 業 務 委 託 契 約 に 基 づくもの ) ( 財 ) 国 際 文 化 交 流 推 進 協 会 年 度 総 事 業 収 入 20 年 度 180,372,327 円 21 年 度 33,001,790 円 左 記 のうち 当 基 金 の 発 注 金 額 (うち 競 争 的 契 約 による 額 ) 95,257,017 円 (82,937,705 円 ) 33,001,790 円 (30,225,530 円 ) 総 事 業 収 入 に 占 め る 当 基 金 発 注 金 額 比 率 (%) (うち 競 争 的 契 約 額 の 比 率 ) 52.8% (46.0%) 100.0% (91.6%) 22 年 度 解 散 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 ) ( 財 ) 放 送 番 組 国 際 交 流 センター 年 度 総 事 業 収 入 左 記 のうち 当 基 金 の 発 注 金 額 総 事 業 収 入 に 占 め る 当 基 金 発 注 金 額 比 率 (%) 20 年 度 110,031,823 円 72,489,608 円 65.9% 21 年 度 181,020,473 円 72,320,766 円 40.0% 22 年 度 0 円 0.0% なお 両 法 人 との 過 去 の 取 引 等 の 情 報 については 当 基 金 のホームページの 法 第 22 条 第 1 項 第 3 号 に 規 定 する 法 人 に 関 する 情 報 の 項 目 において 一 般 に 情 報 開 示 している 評 価 指 標 4 情 報 開 示 の 充 実 基 金 では 独 立 行 政 法 人 等 の 保 有 する 情 報 の 公 開 に 関 する 法 律 第 二 十 二 条 第 一 項 及 び 同 法 施 行 令 第 十 二 条 の 規 定 に 基 づき 提 供 することとされている 情 報 を 基 金 のウェブサイト 上 で 公 開 しているが 平 成 22 年 度 は 平 成 23 年 4 月 1 日 に 公 文 書 等 の 管 理 に 関 する 法 律 が 施 行 されることに 伴 い 同 法 及 び 公 文 書 等 の 管 理 に 関 する 法 律 施 行 令 に 則 した 形 で 独 立 行 政 法 人 国 際 交 流 基 金 文 書 管 理 27

規 則 を 制 定 するとともにウェブサイトに 掲 載 した また 関 連 規 程 の 必 要 な 改 正 を 行 った さらに 同 法 及 び 施 行 令 で 定 められた 事 項 を 掲 載 した 形 での 法 人 文 書 ファイル 管 理 簿 をウェブサイト 上 に 掲 載 するため 準 備 作 業 を 進 めるとと もに ウェブサイトに 同 法 及 び 施 行 令 の 掲 載 された e-gov のサイトや 内 閣 府 の 公 文 書 管 理 のサイトへのリンクを 貼 るなど 必 要 な 修 正 を 行 った 他 方 当 基 金 の 事 業 に 関 し ウェブサイト 上 の 公 開 情 報 以 外 について 情 報 提 供 の 依 頼 があった 場 合 には 可 能 な 限 り 情 報 提 供 を 行 うとともに 情 報 開 示 請 求 が 必 要 な 事 項 については 同 請 求 を 受 けて 速 やかに 情 報 開 示 手 続 を 行 った 評 価 指 標 5 内 部 統 制 の 強 化 のための 具 体 的 措 置 監 事 監 査 結 果 への 対 応 状 況 1. 内 部 統 制 の 強 化 のための 具 体 的 措 置 内 部 統 制 の 前 提 となる 公 正 性 及 び 透 明 性 を 確 保 し 合 理 的 かつ 効 率 的 に 業 務 を 実 施 するため 従 来 より 資 金 運 用 契 約 監 視 助 成 事 業 及 び 各 種 の 事 業 審 査 事 務 において 諮 問 委 員 会 を 設 置 し 外 部 専 門 家 の 客 観 的 視 点 を 導 入 する 仕 組 みを 構 築 しているが 平 成 22 年 度 は 業 務 に 係 る 意 思 決 定 手 続 に 関 し 問 題 が 生 じた 時 に 原 因 責 任 等 の 所 在 究 明 と 問 題 の 再 発 防 止 措 置 を 検 討 する 業 務 実 施 監 理 委 員 会 のあり 方 について 再 検 討 した その 結 果 従 来 個 別 に 実 施 し ていたコンプライアンス 推 進 に 係 る 取 り 組 み( 例 : 法 令 規 程 に 関 する 職 員 向 け 研 修 内 部 向 け 電 子 掲 示 板 上 での 法 令 契 約 書 締 結 等 に 関 するマニュアルの 掲 示 と 定 期 的 な 注 意 喚 起 問 題 が 生 じた 場 合 の 運 営 検 討 会 議 及 び 電 子 掲 示 板 等 による 再 発 防 止 策 の 周 知 と 対 応 依 頼 フォローアップ 等 )をより 一 層 強 化 する ため 体 制 の 構 築 と 具 体 的 な 取 り 組 みなどコンプライアンスを 推 進 するために 必 要 な 事 項 を 定 めた 独 立 行 政 法 人 国 際 交 流 基 金 コンプライアンス 規 程 を 制 定 し コンプライアンス 推 進 委 員 会 を 設 け 内 部 統 制 の 基 盤 の 一 層 の 強 化 を 図 ることとした これに 伴 い 従 来 の 業 務 実 施 監 理 委 員 会 は 廃 止 した 同 委 員 会 による 監 視 体 制 の 設 置 に 加 え 助 成 金 確 定 事 務 の 有 効 性 及 び 効 率 性 を 確 保 するための 取 り 組 みとして 助 成 金 確 定 内 訳 書 式 の 標 準 化 を 進 めた この 改 善 により 各 部 門 において 確 定 事 務 を 実 施 する 際 の 確 認 ポイントを 示 す こととなり また 審 査 部 門 である 経 理 部 においては 確 定 内 容 の 審 査 効 率 が 向 上 し 適 切 な 指 導 に 結 びつけることができ 内 部 統 制 の 強 化 が 図 られた 内 部 規 程 等 の 遵 守 及 び 運 用 状 況 に 関 しては 従 来 より 内 部 監 査 が 行 われてい る 本 部 の 内 部 監 査 においては 対 象 となる 10 部 門 ( 部 センター)の 監 査 を 効 率 的 効 果 的 に 実 施 するために リスクマネジメントの 観 点 から 業 務 上 のリ 28

スクの 発 生 可 能 性 が 比 較 的 高 く かつ 万 一 発 生 し 問 題 となった 場 合 の 影 響 度 が 大 きい 職 務 に 重 点 をおいて 監 査 を 実 施 している 平 成 22 年 度 においては リス クアプローチによる 更 なる 業 務 改 善 に 向 けて 全 部 門 を 対 象 にしてリスクの 再 検 証 を 実 施 し リスクの 可 視 化 を 進 めた また 支 部 附 属 機 関 の 日 本 語 国 際 センター( 埼 玉 県 ) 関 西 国 際 センター ( 大 阪 府 ) 及 び 京 都 支 部 については 原 則 として 毎 年 交 互 に 監 査 を 実 施 してお り 平 成 22 年 度 は 日 本 語 国 際 センターの 内 部 監 査 を 実 施 した このように 内 部 監 査 においては 規 程 類 の 遵 守 のみならず 問 題 の 発 生 を 未 然 に 防 ぐことも 重 点 事 項 として 取 り 組 んでいる 例 えば 一 定 額 以 上 の 支 出 を 予 定 する 案 件 等 に 関 する 決 裁 書 は 必 ず 監 査 室 が 書 面 審 査 を 行 っており 内 規 に 従 った 処 理 が 行 われているか 等 決 裁 事 項 の 妥 当 性 の 確 認 ( 随 意 契 約 の 契 約 理 由 の 明 確 性 等 )といった 観 点 から 審 査 を 行 い 不 備 問 題 点 がある 場 合 に は 担 当 部 署 に 指 摘 を 行 って 事 前 の 対 処 を 徹 底 している 海 外 事 務 所 に 対 する 内 部 監 査 も 引 き 続 き 実 施 した 平 成 22 年 度 は 全 22 海 外 事 務 所 の 内 クアラルンプール ニューデリー ベトナム ロンドン ケルン パリ ブダペストの7か 所 について 実 地 監 査 ( 監 事 及 び 監 査 室 )を 実 施 したと ころ いずれも 業 務 管 理 体 制 上 の 重 大 な 問 題 点 は 見 受 けられなかった 海 外 事 務 所 の 監 査 にあたっても リスクアプローチの 手 法 を 用 い 実 施 しており リス クの 洗 い 出 し 対 応 すべきリスクの 検 討 既 に 構 築 されている 統 制 体 制 の 有 効 性 を 検 証 することにより 業 務 運 営 管 理 の 維 持 向 上 を 図 るよう 努 めた 平 成 22 年 度 の 会 計 監 査 人 監 査 においては 本 部 日 本 語 国 際 センター 関 西 国 際 センター 京 都 支 部 欧 州 2 か 所 の 事 務 所 (ブダペスト ロンドン)で 実 地 監 査 が 実 施 され 会 計 業 務 を 中 心 に 内 部 統 制 状 況 のチェック アドバイスを 受 けた 改 善 を 要 するとして 特 に 指 摘 を 受 けた 事 項 はなかったが 今 後 も 内 部 統 制 の 強 化 に 向 け 指 導 アドバイスを 受 けることとしたい 2. 法 人 の 長 のマネジメント (1) 法 人 の 長 がリーダーシップを 発 揮 できる 環 境 の 整 備 法 人 のミッション の 役 職 員 との 共 有 課 題 の 把 握 及 び 対 応 内 部 統 制 の 状 況 課 題 の 把 握 及 び 対 応 の 状 況 等 以 下 のような 措 置 により 法 人 の 長 がリーダーシップを 発 揮 できる ま たは それに 必 要 な 組 織 運 営 業 務 遂 行 に 必 要 な 情 報 等 を 収 集 できる 環 境 及 び 法 人 のミッションや 内 部 統 制 に 関 する 諸 課 題 の 把 握 対 応 指 示 が 行 える 29

環 境 を 整 備 し かつ これを 有 効 に 運 用 している ア. 会 議 等 理 事 会 ( 理 事 長 及 び 理 事 を 構 成 員 として 法 人 の 経 営 上 の 重 要 事 項 に 関 する 審 議 及 び 報 告 が 行 われる 会 議 原 則 として 月 2 回 開 催 )におい て 組 織 管 理 人 事 給 与 経 理 及 び 業 務 に 関 する 制 度 や 基 本 方 針 に 関 する 事 項 中 期 計 画 及 び 年 度 計 画 に 関 する 事 項 等 についての 審 議 や 報 告 が 行 われている 理 事 会 議 題 例 平 成 21 年 度 決 算 について 平 成 21 年 度 監 事 監 査 報 告 について 平 成 22 年 度 監 事 監 査 計 画 について 平 成 23 年 度 計 画 について 職 員 採 用 計 画 について エジプト 情 勢 と 対 応 について 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 とその 後 の 状 況 について 運 営 検 討 会 議 ( 理 事 長 理 事 各 部 部 長 等 を 構 成 員 として 法 人 の 業 務 を 執 行 する 上 での 重 要 事 項 に 関 する 審 議 または 報 告 が 行 われる 会 議 原 則 月 2 回 以 上 開 催 )において 個 別 事 業 に 関 する 事 項 業 務 の 進 捗 ( 予 算 執 行 等 を 含 む )の 定 期 報 告 等 についての 審 議 や 報 告 が 行 わ れている 上 記 の 会 議 の 他 にも 理 事 長 理 事 関 係 する 部 門 の 長 等 が 集 まる 会 議 を 定 期 的 に 開 催 し 管 理 部 門 事 業 部 門 それぞれの 業 務 の 状 況 課 題 を 共 有 し 効 果 的 に 業 務 を 遂 行 できるようにしている 国 内 外 での 治 安 の 悪 化 や 自 然 災 害 等 による 緊 急 事 態 発 生 時 ( 中 東 地 域 の 政 情 不 安 大 規 模 地 震 等 )には 迅 速 に 情 報 を 収 集 し 理 事 長 理 事 関 係 部 門 の 長 による 会 合 を 開 いて 現 地 に 滞 在 する 関 係 者 ( 派 遣 専 門 家 事 務 所 所 在 地 国 においては 派 遣 職 員 その 他 スタッフ)の 安 全 確 保 の 方 策 当 面 の 業 務 遂 行 体 制 予 定 事 業 の 実 施 中 止 等 を 決 定 その 内 容 を 予 め 設 定 した 緊 急 連 絡 網 を 使 い 現 地 関 係 者 に 伝 達 するなど 即 座 に 対 処 している また 被 派 遣 者 招 へい 者 の 急 病 や 突 然 の 事 故 等 緊 急 に 対 処 が 必 要 な 事 項 が 生 じた 場 合 には 個 別 に 理 事 長 又 は 理 事 の 指 示 を 仰 ぎつつ 迅 速 に 対 応 している なお 理 事 長 不 在 時 には 理 事 が 代 行 し 意 思 決 定 の 遅 れ 等 が 生 じることがない 体 制 としている 東 日 本 大 震 災 発 生 時 の 緊 急 対 応 平 成 23 年 3 月 11 日 の 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 発 生 後 大 規 模 震 災 30

を 想 定 した 危 機 管 理 マニュアルと 独 立 行 政 法 人 国 際 交 流 基 金 本 部 事 務 所 消 防 規 程 等 に 則 り 速 やかに 以 下 の 措 置 をとった スタッフ 施 設 の 安 全 確 認 地 震 発 生 後 直 ちに 本 部 日 本 語 試 験 センター 及 び 日 本 語 国 際 セン ター( 埼 玉 県 )において スタッフ 施 設 等 の 安 全 確 認 を 行 った また 関 西 国 際 センター( 大 阪 府 ) 京 都 支 部 へ 連 絡 し 関 東 東 北 地 方 への 関 係 者 の 出 張 等 が 無 いことを 確 認 し これらの 役 職 員 と 関 係 者 の 安 全 確 認 の 状 況 について 外 務 省 所 管 部 門 ( 文 化 交 流 課 )に 報 告 した ( 地 震 発 生 時 の 外 勤 者 を 含 むスタッフ 全 員 の 安 全 を 同 日 18 時 までに 確 認 )また 危 機 管 理 対 応 業 務 にあたるスタッフを 確 保 した 上 で 交 通 状 況 等 に 応 じた 定 時 前 退 社 と 帰 宅 困 難 なスタッフに ついては 事 務 所 内 に 留 まることの 双 方 を 可 とした 事 業 関 係 者 の 安 全 確 認 スタッフの 安 全 確 認 と 同 時 に 事 務 所 来 訪 者 日 本 語 国 際 センタ ーに 滞 在 中 の 外 国 人 研 修 生 の 全 員 無 事 を 確 認 来 訪 者 については 公 共 交 通 機 関 の 運 行 情 報 を 随 時 提 供 するとともに 帰 宅 ルートを 確 認 するための 地 図 を 提 供 し 結 果 来 訪 者 は 全 て 帰 宅 の 途 に 着 いた 基 金 の 保 有 施 設 に 滞 在 していた 上 記 日 本 語 研 修 生 を 除 く 海 外 か らのフェロー 等 の 招 へい 者 については 地 震 発 生 直 後 より 各 担 当 部 署 から 連 絡 し 安 否 確 認 を 開 始 海 外 事 務 所 担 当 部 署 在 外 公 館 といったルートを 使 って 海 外 各 地 の 家 族 への 安 否 確 認 についての 連 絡 を 行 った 3 月 11 日 時 点 での 招 へい 者 は 435 名 で 翌 日 にはそ の 85%にあたる 377 名 の 安 全 を 確 認 東 北 地 方 滞 在 者 については 連 絡 をとるのが 非 常 に 難 しい 状 況 にあったものの 日 本 国 内 での 直 接 及 び 関 係 者 を 経 由 しての 連 絡 などにより 3 月 14 日 には 全 員 の 安 全 を 確 認 した 震 災 後 の 事 業 への 対 応 震 災 直 後 より 震 災 時 点 で 実 施 中 及 び 近 日 実 施 の 事 業 についての 情 報 をとりまとめ 週 末 の 実 施 にかかる 事 業 については 個 別 に 担 当 理 事 等 の 確 認 を 得 て 対 応 方 法 を 決 め 対 応 を 行 った 他 方 外 務 省 と 協 議 した 上 で 当 面 (3 月 中 = 年 度 内 )の 事 業 実 施 についての 基 本 方 針 案 をとりまとめ 3 月 14 日 に 総 務 担 当 理 事 の 下 各 部 の 管 理 職 を 集 めた 会 議 を 行 い 同 基 本 方 針 を 討 議 するとともに 各 部 で 行 31

う 業 務 について 確 認 を 行 った 同 基 本 方 針 案 は 役 員 の 承 認 決 裁 を 経 て 3 月 14 日 に 確 定 し 各 事 業 部 門 及 び 海 外 事 務 所 は この 基 本 方 針 に 基 づき 個 別 事 業 の 状 況 に 応 じた 対 応 を 担 当 役 員 と 協 議 決 定 し その 結 果 を 迅 速 に 外 務 省 や 関 係 機 関 に 連 絡 した 不 定 期 に 理 事 長 と 若 手 職 員 との 意 見 交 換 会 事 業 部 門 職 員 からのヒ アリング 等 も 行 い 事 業 運 営 の 方 向 性 を 職 員 に 伝 え 現 場 の 問 題 意 識 を 聴 取 する 機 会 を 設 けている イ. 理 事 長 のリーダーシップにより 効 果 的 かつ 効 率 的 に 事 業 を 展 開 しうる 組 織 と 事 業 のあり 方 の 再 検 討 を 組 織 全 体 にとっての 中 心 的 な 課 題 として 設 定 し この 課 題 を 時 限 的 に 集 中 検 討 する 特 別 チームを 総 務 部 内 に 設 け 法 人 のミッションとプログラム 目 的 の 関 連 づけの 整 理 成 果 と 経 費 効 率 性 の 面 からのプログラム 展 開 の 妥 当 性 の 確 認 等 の 作 業 を 行 い その 成 果 を 関 係 部 門 や 海 外 事 務 所 と 共 有 した ウ. 人 事 の 基 本 方 針 や 外 部 との 人 事 交 流 など 重 要 な 人 事 事 項 の 方 針 は 理 事 長 がイニシアティブを 取 って 決 定 している 管 理 職 級 以 上 の 役 職 員 ( 海 外 事 務 所 の 所 長 を 含 む)の 個 々の 人 事 は 理 事 長 が 人 事 担 当 部 署 を 適 宜 用 いて 検 討 し 決 定 している また 非 管 理 職 の 一 般 職 員 の 人 事 は 担 当 理 事 の 権 限 となっているが 一 部 重 要 なものについては 理 事 長 と 協 議 を 行 って いる エ. 理 事 長 のリーダーシップにより 経 理 業 務 に 関 するコンプライアンスを 強 化 するための 特 別 チームを 経 理 部 内 に 設 け 契 約 業 務 や 助 成 金 確 定 業 務 のさらなる 適 正 化 を 図 るための 作 業 を 行 っている オ. 次 年 度 の 事 業 方 針 事 業 計 画 については 国 地 域 別 分 野 別 ( 管 理 部 門 含 む)に 約 半 年 をかけて 運 営 検 討 会 議 ( 上 記 ア.の 定 例 の 会 議 とは 別 に 臨 時 で 約 10 回 開 催 )で 討 議 を 行 っている 予 算 についてもこの 過 程 の 中 で 配 分 が 討 議 検 討 されている 当 年 度 の 予 算 の 執 行 状 況 については 四 半 期 ごと( 必 要 に 応 じて 随 時 )に 調 査 が 行 われ 理 事 長 に 対 する 報 告 及 び 上 記 ア.の 運 営 検 討 会 議 における 討 議 が 行 われ その 後 の 予 算 執 行 方 針 に ついて 決 定 されている 32

カ. 理 事 長 のリーダーシップにより 海 外 における 広 域 的 な 地 域 の 視 点 から 本 部 での 方 針 策 定 ( 事 業 の 企 画 立 案 実 施 評 価 等 )に 資 する 提 言 等 を 行 うための 機 能 を 強 化 するため 従 来 東 南 アジアにのみ 置 いていた 総 局 を 米 州 地 域 及 び 欧 州 地 域 にも 設 けることとし 両 地 域 に 所 在 する 海 外 事 務 所 の 中 から 理 事 長 が 指 定 する 1 事 務 所 に 総 局 の 機 能 を 持 たせることを 決 め 平 成 22 年 度 は 関 連 する 規 程 等 の 整 備 を 行 った( 実 施 は 23 年 度 ) キ. 監 査 室 による 内 部 監 査 の 実 施 において 理 事 長 は 年 間 監 査 計 画 に 対 して 具 体 的 な 指 示 を 与 えて 計 画 を 策 定 しているとともに 運 営 上 の 必 要 に 応 じ て 臨 時 に 監 査 実 施 を 指 示 し 組 織 全 般 の 運 営 状 況 を 把 握 している ク. 外 部 専 門 家 の 知 見 が 必 要 な 課 題 内 部 統 制 に 関 する 課 題 等 については 以 下 のような 理 事 長 の 諮 問 委 員 会 を 設 置 し 外 部 の 専 門 家 の 意 見 を 聴 取 す ることによって 課 題 の 把 握 改 善 のための 適 切 な 指 示 が 行 える 環 境 を 整 備 している 資 金 運 用 諮 問 委 員 会 特 定 寄 附 金 審 査 委 員 会 契 約 監 視 委 員 会 助 成 金 確 定 審 査 委 員 会 評 価 に 関 する 有 識 者 委 員 会 (2)マネジメントの 単 位 ごとのアクションプラン 上 記 (1)オ.のとおり 次 年 度 の 事 業 方 針 事 業 計 画 が 国 地 域 別 分 野 別 ( 管 理 部 門 含 む)に 策 定 されており それぞれの 課 題 などが 明 示 されて いる プロセス 等 については 当 該 年 度 の 予 算 の 執 行 状 況 においても 確 認 さ れるとともに 年 度 開 始 から 半 年 後 には 始 まる 次 年 度 の 方 針 計 画 策 定 時 に 確 認 され 次 年 度 の 予 算 配 分 にも 反 映 される (3) 法 人 の 長 のマネジメントに 関 する 監 事 の 活 動 法 人 の 長 のマネジメント 環 境 として 整 備 されている 上 記 (1)の 諸 制 度 に ついて 監 事 は 理 事 会 運 営 検 討 会 議 その 他 重 要 な 会 議 に 出 席 し それら 制 度 の 有 効 性 をモニタリングするほか 必 要 に 応 じてコメントするなどして 留 意 している 3. 監 事 監 査 への 対 応 33

独 立 行 政 法 人 の 抜 本 的 な 見 直 しについて ( 平 成 21 年 12 月 25 日 閣 議 決 定 ) に 掲 げられた 観 点 等 を 含 め 随 意 契 約 の 適 正 化 を 含 めた 入 札 契 約 の 状 況 給 与 水 準 の 状 況 内 部 統 制 の 状 況 情 報 開 示 の 状 況 等 の 重 要 課 題 を 中 心 に 監 事 監 査 を 行 い 平 成 21 事 業 年 度 監 事 監 査 報 告 書 をウェブサイト 上 で 公 表 した 特 に 重 大 な 指 摘 事 項 はなかったが 監 事 意 見 としてあげられた 一 部 事 業 の 中 止 規 模 の 縮 小 等 による 予 算 額 と 執 行 額 の 差 額 発 生 については 各 部 門 において 年 度 内 の 早 期 認 識 対 応 を 促 すために 今 後 現 在 定 期 的 に 実 施 している 予 算 執 行 管 理 について 一 層 留 意 すべきである については 平 成 22 年 度 においては 経 理 部 による 予 算 執 行 部 門 に 対 する 予 算 執 行 見 込 額 のヒアリング 等 により よ りきめの 細 かい 定 期 的 なチェック 管 理 (7 月 10 月 1 月 に 実 施 )を 強 化 し 早 期 の 予 算 執 行 状 況 の 把 握 及 び 対 応 がなされたことを 確 認 した 更 に 監 事 の 業 務 監 査 としては 監 査 室 を 監 事 の 補 助 者 として 指 揮 する 方 法 により 監 査 室 から 資 料 の 提 出 や 説 明 をさせる 等 により 行 うほか 法 人 の 長 の マネジメントに 対 しても 理 事 会 運 営 検 討 会 議 その 他 重 要 な 会 議 に 出 席 し 監 事 として 意 見 を 申 し 述 べ また 監 事 に 回 付 される 重 要 な 文 書 の 確 認 により 随 時 行 っている なお 監 事 監 査 結 果 及 びそれによりとられた 措 置 は 文 書 又 は 口 頭 の 報 告 に より 理 事 会 等 の 場 において 法 人 の 長 及 び 関 係 役 員 に 対 して 報 告 がなされてい る 平 成 22 年 度 監 事 監 査 報 告 書 は 作 成 中 であり 報 告 書 の 提 出 後 はウェブサイト 上 で 公 開 するとともに 指 摘 事 項 意 見 に 対 する 対 応 を 検 討 する 評 価 方 法 独 立 行 政 法 人 から 検 討 状 況 実 施 状 況 についての 説 明 等 を 受 け 各 委 員 の 協 議 により 判 定 する 評 価 指 標 1: 機 動 的 かつ 効 率 的 な 業 務 運 営 の 実 施 状 況 評 価 指 標 2: 入 札 と 契 約 の 適 正 な 実 施 状 況 ( 随 意 契 約 の 件 数 等 及 び 随 意 契 約 見 直 し 計 画 の 実 施 状 況 ) 評 価 指 標 3: 関 連 公 益 法 人 への 業 務 委 託 等 の 妥 当 性 入 札 契 約 評 価 指 標 の 状 況 情 報 開 示 状 況 評 価 指 標 4: 情 報 開 示 の 充 実 評 価 指 標 5: 内 部 統 制 の 強 化 のための 具 体 的 措 置 監 事 監 査 結 果 への 対 応 状 況 34

小 項 目 指 標 ( 中 期 目 標 計 画 ) 期 間 全 体 として 19 年 度 20 年 度 21 年 度 22 年 度 23 年 度 (1) 機 動 的 か つ 効 率 的 な 業 務 運 営 の 実 施 状 況 独 法 整 理 合 理 化 計 画 への 対 応 機 構 の 見 直 しな ど 海 外 事 業 戦 略 部 設 置 日 本 語 試 験 セン ター 設 置 など 事 業 部 門 における チーム 制 の 導 入 な ど 引 き 続 き 機 動 的 かつ 効 率 的 な 業 務 運 営 に つき 検 討 措 置 No.3: 機 動 的 かつ 効 率 的 な 業 務 運 営 (2) 入 札 と 契 約 の 適 正 な 実 施 状 況 ( 随 意 契 約 の 件 数 等 及 び 随 意 契 約 見 直 し 計 画 の 実 施 状 況 ) (3) 関 連 公 益 法 人 への 業 務 委 託 等 の 妥 当 性 入 札 契 約 の 状 況 情 報 開 示 状 況 見 直 し 計 画 を 策 定 ( 随 契 67 件 を 20 年 度 には 競 争 入 札 等 に うち 17 件 は 達 成 済 ) 委 託 の 妥 当 性 見 直 しによる 随 意 契 約 減 少 HP での 情 報 開 示 67 件 のう ち65 件 を 達 成 新 たな 見 直 し 計 画 を 策 定 国 際 文 化 交 流 推 進 協 会 とは 全 件 を 競 争 性 のあ る 契 約 形 態 に 移 行 ( 少 額 随 意 契 約 を 除 く) 引 き 続 き 入 札 契 約 を 適 正 に 実 施 引 き 続 き 真 にやむ を 得 ないものを 除 き 随 意 契 約 は 行 わ ない (4) 情 報 開 示 の 充 実 法 定 の 情 報 開 示 H Pのリニ ューアル 準 備 HPのリ ニューア ルによる 情 報 閲 覧 の 利 便 性 向 上 速 やかな 情 報 更 新 情 報 公 開 (5) 内 部 統 制 の 強 化 のため の 具 体 的 措 置 監 事 監 査 結 果 への 対 応 状 況 監 事 監 査 実 施 毎 年 度 の 監 事 監 査 の 実 施 と 監 事 監 査 報 告 への 対 応 内 部 統 制 強 化 の 検 討 法 人 の 長 によるマネジメント 35

評 価 等 評 定 ハ ( 評 定 の 決 定 理 由 及 び 指 摘 事 項 等 ) 行 政 刷 新 会 議 による 事 業 仕 分 け 結 果 等 へは 適 切 に 対 応 できていると 評 価 する 事 業 仕 分 けの 指 摘 事 項 である 不 要 財 産 の 譲 渡 収 入 等 の 国 庫 納 付 につい ては 平 成 23 年 2 月 17 日 と3 月 11 日 に, 合 計 349.8 億 円 を 国 庫 納 付 している 内 部 統 制 に 関 しては コンプライアンス 推 進 委 員 会 の 設 置 や 助 成 金 確 定 内 訳 書 式 の 標 準 化 内 部 監 査 におけるリスクアプローチの 導 入 など 組 織 全 体 としてリスクを 把 握 し 対 応 すると 共 に 適 切 な 再 発 防 止 を 行 う 環 境 整 備 が 行 われていると 評 価 できる また 理 事 会 や 運 営 検 討 会 議 等 を 通 じ て 法 人 の 長 がリーダーシップを 発 揮 し ミッションや 内 部 統 制 に 関 する 諸 課 題 を 把 握 して 対 応 を 指 示 する 環 境 が 整 備 されており 有 効 に 運 用 されてい る また 監 査 については 順 調 に 行 われていることを 確 認 した 契 約 調 達 に 関 し 随 意 契 約 については 平 成 22 年 度 は144 件 ( 平 成 21 年 度 は156 件 )で 前 年 度 比 12 件 (7.2%)の 改 善 がみられた 但 し 金 額 ベースでは,1,495 百 万 円 ( 平 成 21 年 度 は1,304 百 万 円 )で191 百 万 円 (0.5%) 増 加 した これは 契 約 金 額 総 額 自 体 の 増 加 による 影 響 によるものである 一 方 20 年 度 比 で 設 定 した 数 値 目 標 ( 競 争 性 のない 随 意 契 約 )との 比 較 では 目 標 件 数 で70 件 (22.1%) 目 標 金 額 973,344 千 円 (31.9%)であるのに 対 して 実 際 には 件 数 ベー スで134 件 (37.6%) 金 額 1,443,033 千 円 (47.5%) で 未 達 となっている これら 随 意 契 約 の 多 くは 知 的 財 産 権 関 連 契 約 であり 契 約 監 視 委 員 会 で の 検 討 も 経 て 真 に 随 意 契 約 によらざるを 得 ない と 整 理 されている こ の 説 明 や 契 約 管 理 委 員 会 での 審 議 には 合 理 性 が 認 められ 随 意 契 約 の 圧 縮 に ついては 自 主 点 検 や 契 約 監 視 委 員 会 での 議 論 の 結 果 を 反 映 した 改 善 措 置 が 適 切 に 実 施 されているものと 考 える その 他 再 委 託 件 数 や 関 連 公 益 法 人 との 契 約 についても 運 用 上 の 改 善 が なされており 特 別 の 問 題 は 認 められない また 業 務 の 効 率 化 について 日 本 語 国 際 センターの 施 設 運 営 管 理 を 民 間 競 争 入 札 とすることで 平 成 22 年 度 比 28.6%として 経 費 縮 減 がなされる など 成 果 が 認 められる 以 上 を 踏 まえ 中 期 計 画 の 実 施 状 況 は 計 画 通 り 順 調 である 今 後 の 課 題 として 内 部 統 制 に 関 しては コンプライアンス 推 進 委 員 会 が 実 効 性 あるものとして 内 部 統 制 がより 一 層 強 化 されるようにする 必 要 があ る 36

契 約 については 競 争 性 の 確 保 に 努 力 している 他 一 者 応 札 応 募 につい ては 改 善 の 余 地 は 見 られるが 今 後 も 要 因 を 確 認 するとともに その 解 消 に 向 けた 努 力 を 行 う 必 要 がある 随 意 契 約 の 見 直 しは 基 金 によって 重 要 課 題 であるが 業 務 の 性 格 上 一 定 程 度 の 随 意 契 約 が 残 らざるを 得 ない 事 情 は 理 解 できるものであり 個 々の 契 約 の 類 型 ごとに 適 正 な 対 価 での 契 約 がより 良 く 保 証 される 方 法 について 検 討 するなど 次 期 中 期 計 画 に 向 けて 評 価 指 標 のあり 方 を 検 討 する 必 要 が あると 思 料 する 37

No.4( 事 業 目 的 等 の 明 確 化 外 部 評 価 の 実 施 ) 大 項 目 中 項 目 小 項 目 1 業 務 運 営 の 効 率 化 に 関 する 事 項 に 関 する 目 標 を 達 成 するためとるべき 措 置 (3) 業 績 評 価 の 実 施 個 々の 事 業 について 開 催 目 的 期 待 する 成 果 評 価 方 法 等 を 明 確 にし 事 業 を 実 施 した 国 に 所 在 する 在 外 公 館 と 基 金 海 外 事 務 所 ( 事 務 所 が 所 在 しない 国 に ついては 在 外 公 館 )による 報 告 を 参 考 にしつつ 事 業 の 受 益 者 層 のほか 外 部 評 価 の 実 施 については 基 金 と 類 似 の 事 業 を 行 う 他 の 文 化 交 流 団 体 関 係 者 も 評 価 者 に 加 え 評 価 の 客 観 性 専 門 性 が 保 たれるよう 留 意 する その 上 で 評 価 の 結 果 を 事 業 選 択 や 事 業 運 営 の 効 率 化 に 反 映 させること 等 により 見 直 しの 実 効 性 の 確 保 に 努 める 第 二 期 中 期 計 画 に 対 応 した 事 業 の 評 価 指 標 や 評 価 プロセスを 踏 襲 しつつ 個 々のプログラムの 目 的 達 成 目 標 等 の 明 確 化 の 試 み 適 切 な 評 価 指 標 の 設 定 評 価 データの 収 集 外 部 有 識 者 による 評 価 を 実 施 するとともに 評 価 の 結 果 を 事 業 選 択 や 事 業 運 営 の 効 率 化 に 反 映 させた 評 価 指 標 1 指 標 設 定 の 状 況 1.プログラム 別 自 己 評 価 ( 事 後 評 価 )の 評 価 指 標 業 務 実 績 平 成 22 年 度 事 業 のプログラム 別 自 己 評 価 ( 事 後 評 価 )については 第 二 期 中 期 計 画 内 容 を 反 映 するため 作 成 した 評 価 指 標 等 を 基 本 的 に 踏 襲 しつつ より 客 観 的 成 果 指 向 的 な 評 価 を 行 うための 指 標 の 設 定 や 自 己 評 価 書 の 記 述 の 仕 方 について 評 価 担 当 部 署 と 各 事 業 担 当 部 署 との 間 で 意 見 交 換 を 行 い 改 善 に 努 め た また 自 己 評 価 結 果 を 踏 まえ 今 後 のプログラム 運 営 プログラム 編 成 等 を どのように 改 善 するのか 各 事 業 担 当 部 署 において 検 討 を 行 うプロセスも 設 け た 2. 事 業 審 査 段 階 実 施 決 定 段 階 ( 事 前 評 価 )の 評 価 指 標 各 事 業 部 門 に 共 通 の 事 業 案 件 審 査 基 準 に 関 するガイドライン を 作 成 し 23 年 度 事 業 の 事 前 評 価 時 の 必 要 性 有 効 性 効 率 性 のそれぞれの 定 義 考 え 方 の 内 部 統 一 を 図 った また 21 年 度 に 実 施 した プログラムごとの 実 施 目 的 と 達 成 目 標 の 確 認 整 理 作 業 を 22 年 度 は 事 業 実 施 により 実 現 する 直 接 アウトカムと 中 長 期 的 なア ウトカムを 分 けて 事 業 を 実 施 する 目 的 の 確 認 を 行 い 国 地 域 別 の 重 点 化 を 考 慮 しつつ 23 年 度 事 業 計 画 を 策 定 した 38

3. 評 価 手 法 に 関 する 調 査 研 究 評 価 手 法 開 発 のための 調 査 研 究 としては これまでは 国 単 位 での 調 査 を 実 施 したが 事 業 が 参 加 者 に 与 えたインパクトをより 具 体 的 に 把 握 するため 22 年 度 は 4 カ 国 での 個 別 事 業 について 調 査 を 実 施 した この 調 査 は 基 金 事 業 へ の 参 加 による 日 本 に 対 する 姿 勢 や 認 識 の 変 化 を 把 握 することを 目 的 とし 22 年 度 は 調 査 方 法 ( 質 問 紙 の 内 容 )や 分 析 方 法 を 検 討 の 上 調 査 を 実 施 した 評 価 指 標 2 評 価 データの 収 集 状 況 在 外 公 館 及 び 基 金 海 外 事 務 所 の 報 告 書 事 業 対 象 者 などからの 報 告 書 アン ケート 等 を 通 じて 実 施 された 事 業 案 件 の 反 響 参 加 者 数 事 業 対 象 者 からの 評 価 等 事 業 評 価 に 用 いるデータを 収 集 した 結 果 一 部 回 収 率 の 改 善 の 余 地 が あるものの 全 てのプログラムについてデータを 収 集 することができた また 基 金 事 業 及 び 基 金 の 海 外 事 務 所 に 対 する 在 外 公 館 からの 評 価 について も これまでと 同 じく 外 務 省 を 通 じて 在 外 公 館 に 評 価 を 依 頼 し 175 公 館 から 回 答 を 得 た 評 価 指 標 3 外 部 評 価 の 実 施 状 況 ( 外 部 専 門 家 の 選 定 方 法 も 含 む) 基 金 内 部 においては 独 立 行 政 法 人 化 以 後 の 評 価 体 制 の 整 備 の 結 果 以 下 の プロセスで 各 年 度 事 業 の 事 後 評 価 を 行 っている 事 業 実 施 担 当 部 署 は 事 業 プログラムごとに そのプログラム 中 の 個 々の 実 施 案 件 (プロジェクト)の 評 価 用 データを 海 外 国 内 の 現 場 から 収 集 事 業 実 施 担 当 部 署 で 案 件 ごとに 自 己 評 価 した 後 それらを 集 計 して プ ログラム 単 位 の 自 己 評 価 を 行 う その 結 果 を 業 績 評 価 担 当 部 署 ( 企 画 評 価 課 )に 提 出 評 価 担 当 部 署 は 外 部 専 門 家 に 各 プログラムの 評 価 を 依 頼 以 上 の 結 果 を 集 約 し 外 部 有 識 者 からなる 国 際 交 流 基 金 評 価 に 関 する 有 識 者 委 員 会 に 諮 り 基 金 の 自 己 評 価 の 方 法 や 内 容 今 後 の 課 題 等 につ いて 意 見 を 求 め 基 金 の 自 己 評 価 の 妥 当 性 を 点 検 する 平 成 22 年 度 事 業 の 評 価 においては 引 き 続 き 2 名 の 外 部 専 門 家 が 同 一 プロ グラムの 評 価 を 実 施 することにより プログラム 評 価 ( 事 後 評 価 )の 客 観 性 を 高 めた 評 価 を 依 頼 した 外 部 専 門 家 は 計 36 名 (21 年 度 は 計 38 名 )であっ た (なお 同 一 の 外 部 専 門 家 へのプログラム 評 価 依 頼 は 連 続 3 年 までを 上 限 としている ) また 評 価 に 関 する 有 識 者 委 員 会 については 19 年 度 に 同 委 員 会 の 機 能 を 1 基 金 の 業 務 について 基 金 が 各 年 度 終 了 後 に 行 う 自 己 評 価 の 妥 当 性 につ 39

いて 意 見 を 述 べる 2 基 金 の 業 務 についての 評 価 の 方 針 及 び 方 法 並 びに 評 価 結 果 を 踏 まえた 基 金 の 業 務 の 改 善 について 意 見 を 述 べる と 定 義 し 直 し 評 価 の 業 務 への 反 映 業 務 改 善 についての 助 言 機 能 も 重 要 視 し ており 22 年 度 は 自 己 評 価 の 妥 当 性 について 意 見 を 聴 取 した 専 門 評 価 者 及 び 評 価 に 関 する 有 識 者 委 員 会 の 中 には 基 金 と 類 似 の 事 業 を 行 う 他 の 文 化 交 流 団 体 関 係 者 を 含 めた ( 専 門 評 価 者 には 日 本 国 際 交 流 セン ターや 企 業 メセナ 協 議 会 等 から 評 価 に 関 する 有 識 者 委 員 会 にはセゾン 文 化 財 団 から ) 評 価 指 標 4 評 価 結 果 の 事 業 選 択 や 事 業 運 営 の 効 率 化 への 反 映 1. 事 業 自 己 評 価 の 結 果 反 映 20 年 度 事 業 についての 外 部 専 門 評 価 者 の 評 価 結 果 に 基 づき 改 善 を 行 ったプ ログラム 例 は 以 下 のとおりである < 例 > 21 年 度 の 自 己 評 価 において 全 世 界 対 象 に 実 施 してきた 中 学 高 校 教 員 交 流 ( 招 へい プログラムについては 招 へい 者 を 多 くの 国 から 少 人 数 ずつ との 方 針 で 在 外 公 館 推 薦 を 得 つつ 選 定 してきたが より 明 確 な 効 果 を 得 るために 招 へい 対 象 国 を 絞 り 込 むこととし 日 本 の 文 化 紹 介 があまり 行 われていない 国 或 いは 社 会 状 況 が 不 安 定 で 日 本 から 専 門 家 を 派 遣 して 日 本 文 化 紹 介 事 業 を 行 うことが 困 難 な 国 ( 独 立 50 周 年 の 節 目 となるアフ リカ 諸 国 アフガニスタン イラク 等 )を 対 象 として 実 施 した 2. 外 務 省 独 立 行 政 法 人 評 価 委 員 会 の 評 価 結 果 反 映 外 務 省 独 立 行 政 法 人 評 価 委 員 会 の 平 成 21 年 度 実 績 評 価 ( 平 成 22 年 8 月 )に おける 各 種 指 摘 については 例 えば 次 のように 順 次 対 応 を 行 っている < 例 > 一 者 応 札 の 状 況 の 改 善 推 進 内 部 統 制 充 実 のための 規 程 及 び 体 制 の 整 備 文 化 人 招 へい 事 業 により 来 日 した 各 国 の 文 化 芸 術 関 係 者 の 帰 国 後 の 活 動 に ついて 情 報 収 集 を 行 い 各 地 において 日 本 関 係 のプロジェクトを 企 画 実 施 している 事 例 の 確 認 海 外 拠 点 と 近 隣 のさくらネットワーク 中 核 メンバーとの 間 の 共 同 事 業 の 更 なる 拡 大 知 的 交 流 事 業 の 広 報 について インターネットの 活 用 を 更 なる 推 進 (シン ポジウムのインターネット 上 の 動 画 中 継 や 報 告 書 の 公 開 等 ) JFIC 来 場 者 数 拡 大 のための 基 金 所 蔵 資 料 を 活 用 した 展 示 等 のイベント 実 施 40