三 菱 日 立 パワーシステムズ 株 式 会 社 三 菱 日 立 パワーシステムズ 高 砂 工 場 実 証 設 備 複 合 サイクル 発 電 所 更 新 計 画 環 境 影 響 評 価 準 備 書 に 係 る 審 査 書 平 成 26 年 10 月 経 済 産 業 省
は じ め に 三 菱 重 工 業 株 式 会 社 は 平 成 9 年 高 砂 製 作 所 構 内 において 当 時 最 新 鋭 の 燃 焼 ガス 温 度 1,500 級 ガスタービン(G 形 ガスタービン) 蒸 気 タービン 及 び 付 属 設 備 からなる 三 菱 高 砂 製 作 所 実 証 設 備 複 合 サイクル 発 電 所 の 実 証 試 験 運 転 を 開 始 し 更 に 平 成 22 年 世 界 最 高 効 率 を 目 指 して 新 たに 開 発 された 燃 焼 ガス 温 度 1,600 級 新 型 ガスタービン (J 形 ガスタービン)に 換 装 し 順 調 に 実 証 運 転 を 継 続 中 である 本 対 象 事 業 は 三 菱 重 工 業 株 式 会 社 から 三 菱 重 工 業 株 式 会 社 と 株 式 会 社 日 立 製 作 所 の 火 力 発 電 システムを 主 体 とする 事 業 を 統 合 して 平 成 26 年 2 月 1 日 に 新 たに 発 足 した 三 菱 日 立 パワーシステムズ 株 式 会 社 ( 以 下 事 業 者 という )へ 承 継 された 現 在 更 に 高 効 率 のコンバインドサイクル 発 電 設 備 を 実 現 するために その 中 心 機 器 として 燃 焼 ガス 温 度 1,650 級 次 世 代 ガスタービンの 開 発 を 計 画 しているが 新 たに 開 発 するガスタービンの 実 証 試 験 運 転 を 行 うには 既 存 の 発 電 機 主 要 変 圧 器 蒸 気 タービ ン 排 熱 回 収 蒸 気 発 生 器 (HRSG) 空 冷 復 水 器 等 の 主 要 機 器 を ガスタービンの 仕 様 に 合 うように 更 新 する 必 要 があるため 燃 焼 ガス 温 度 1,650 級 次 世 代 ガスタービンの 開 発 時 期 及 びその 仕 様 に 合 わせて 既 設 の 実 証 設 備 ( 第 1 号 発 電 設 備 )を 更 新 ( 第 2 号 発 電 設 備 へリプレース)するものである 本 審 査 書 は 事 業 者 から 環 境 影 響 評 価 法 及 び 電 気 事 業 法 に 基 づき 平 成 26 年 5 月 7 日 付 けで 届 出 のあった 三 菱 日 立 パワーシステムズ 高 砂 工 場 実 証 設 備 複 合 サイクル 発 電 所 更 新 計 画 に 係 る 環 境 影 響 評 価 準 備 書 について 環 境 審 査 の 結 果 をとりまとめたものであ る なお 審 査 については 発 電 所 の 環 境 影 響 評 価 に 係 る 環 境 審 査 要 領 ( 平 成 26 年 1 月 24 日 付 け 20140117 商 局 第 1 号 ) 及 び 環 境 影 響 評 価 方 法 書 環 境 影 響 評 価 準 備 書 及 び 環 境 影 響 評 価 書 の 審 査 指 針 ( 平 成 26 年 1 月 24 日 付 け 20140117 商 局 第 1 号 )に 照 らして 行 い 審 査 の 過 程 では 経 済 産 業 省 商 務 流 通 保 安 審 議 官 が 委 嘱 した 環 境 審 査 顧 問 の 意 見 を 聴 くとともに 事 業 者 から 提 出 のあった 補 足 説 明 資 料 の 内 容 を 踏 まえて 行 った ま た 電 気 事 業 法 第 46 条 の13の 規 定 により 提 出 された 環 境 影 響 評 価 法 第 20 条 第 1 項 に 基 づく 兵 庫 県 知 事 の 意 見 を 勘 案 するともに 準 備 書 についての 地 元 住 民 等 への 周 知 に 関 し て 事 業 者 から 報 告 のあった 環 境 保 全 の 見 地 からの 地 元 住 民 等 の 意 見 及 びこれに 対 する 事 業 者 の 見 解 に 配 意 して 審 査 を 行 った
目 次 Ⅰ 総 括 的 審 査 結 果 1 Ⅱ 事 業 特 性 の 把 握 1. 設 置 の 場 所 原 動 力 の 種 類 出 力 等 の 設 置 の 計 画 に 関 する 事 項 1.1 特 定 対 象 事 業 実 施 区 域 の 場 所 及 びその 面 積 2 1.2 原 動 力 の 種 類 2 1.3 特 定 対 象 事 業 により 設 置 される 発 電 設 備 の 出 力 2 2. 特 定 対 象 事 業 の 内 容 に 関 する 事 項 であって その 設 置 により 環 境 影 響 が 変 化 することとなるもの 2.1 工 事 の 実 施 に 係 る 工 法 期 間 及 び 工 程 計 画 に 関 する 事 項 (1) 工 事 期 間 及 び 工 事 工 程 2 (2) 主 要 な 工 事 の 概 要 2 (3) 工 事 用 資 材 の 運 搬 の 方 法 及 び 規 模 3 (4) 工 事 用 道 路 及 び 付 替 道 路 4 (5) 工 事 中 用 水 の 取 水 方 法 及 び 規 模 4 (6) 騒 音 及 び 振 動 の 主 要 な 発 生 源 となる 機 器 の 種 類 及 び 容 量 4 (7) 工 事 中 の 排 水 に 関 する 事 項 4 (8) その 他 5 2.2 供 用 開 始 後 の 定 常 状 態 における 事 項 (1) 主 要 機 器 等 の 種 類 及 び 容 量 7 (2) 主 要 な 建 物 等 7 (3) 発 電 用 燃 料 の 種 類 及 び 年 間 使 用 量 及 び 発 熱 量 7 (4) ばい 煙 に 関 する 事 項 8 (5) 復 水 器 の 冷 却 水 に 関 する 事 項 9 (6) 一 般 排 水 に 関 する 事 項 10 (7) 用 水 に 関 する 事 項 10 (8) 騒 音 振 動 に 関 する 事 項 11 (9) 資 材 等 の 運 搬 の 方 法 及 び 規 模 11 (10) 産 業 廃 棄 物 の 種 類 及 び 量 11 (11) 緑 化 計 画 12 Ⅲ 環 境 影 響 評 価 項 目 14 Ⅳ 環 境 影 響 評 価 項 目 ごとの 審 査 結 果 ( 工 事 の 実 施 ) 1. 環 境 の 自 然 的 構 成 要 素 の 良 好 な 状 態 の 保 持 に 区 分 される 環 境 要 素 1.1 大 気 環 境 1.1.1 大 気 質 (1) 窒 素 酸 化 物 浮 遊 粒 子 状 物 質 粉 じん 等 ( 工 事 用 資 材 等 の 搬 出 入 ) 15 (2) 窒 素 酸 化 物 粉 じん 等 ( 建 設 機 械 の 稼 働 ) 16
1.1.2 騒 音 (1) 騒 音 ( 工 事 用 資 材 等 の 搬 出 入 ) 17 (2) 騒 音 ( 建 設 機 械 の 稼 働 ) 18 1.1.3 振 動 (1) 振 動 ( 工 事 用 資 材 等 の 搬 出 入 ) 20 (2) 振 動 ( 建 設 機 械 の 稼 働 ) 21 1.2 水 環 境 1.2.1 水 質 (1) 水 の 濁 り( 造 成 等 の 施 工 による 一 時 的 な 影 響 ) 22 2. 生 物 の 多 様 性 の 確 保 及 び 自 然 環 境 の 体 系 的 保 全 に 区 分 される 環 境 要 素 2.1 動 物 ( 造 成 等 の 施 工 による 一 時 的 な 影 響 ) 2.1.1 重 要 な 種 及 び 注 目 すべき 生 息 地 ( 海 域 に 生 息 するものを 除 く ) 23 2.2 植 物 ( 造 成 等 の 施 工 による 一 時 的 な 影 響 ) 2.2.1 重 要 な 種 及 び 重 要 な 群 落 ( 海 域 に 生 育 するものを 除 く ) 25 3. 人 と 自 然 との 豊 かな 触 れ 合 いの 確 保 に 区 分 される 環 境 要 素 3.1 人 と 自 然 との 触 れ 合 いの 活 動 の 場 ( 工 事 用 資 材 等 の 搬 出 入 ) 3.1.1 主 要 な 人 と 自 然 との 触 れ 合 いの 活 動 の 場 26 4. 環 境 への 負 荷 の 量 の 程 度 に 区 分 される 環 境 要 素 4.1 廃 棄 物 等 ( 造 成 等 の 施 工 による 一 時 的 な 影 響 ) 4.1.1 産 業 廃 棄 物 27 4.1.2 残 土 28 Ⅴ 環 境 影 響 評 価 項 目 ごとの 審 査 結 果 ( 土 地 又 は 工 作 物 の 存 在 及 び 供 用 ) 1. 環 境 の 自 然 的 構 成 要 素 の 良 好 な 状 態 の 保 持 に 区 分 される 環 境 要 素 1.1 大 気 環 境 1.1.1 大 気 質 (1) 硫 黄 酸 化 物 窒 素 酸 化 物 浮 遊 粒 子 状 物 質 ( 施 設 の 稼 働 排 ガス) 30 (2) 窒 素 酸 化 物 浮 遊 粒 子 状 物 質 粉 じん 等 ( 資 材 等 の 搬 出 入 ) 33 1.1.2 騒 音 (1) 騒 音 ( 施 設 の 稼 働 機 械 等 の 稼 働 ) 35 (2) 騒 音 ( 資 材 等 の 搬 出 入 ) 36 1.1.3 振 動 (1) 振 動 ( 施 設 の 稼 働 機 械 等 の 稼 働 ) 37 (2) 振 動 ( 資 材 等 の 搬 出 入 ) 38 1.1.4 その 他 (1) 低 周 波 音 ( 施 設 の 稼 働 機 械 等 の 稼 働 ) 39 1.2 水 環 境 1.2.1 水 質 (1) 水 の 汚 れ 富 栄 養 化 ( 施 設 の 稼 働 排 水 ) 41 2. 生 物 の 多 様 性 の 確 保 及 び 自 然 環 境 の 体 系 的 保 全 に 区 分 される 環 境 要 素
2.1 動 物 ( 地 形 改 変 及 び 施 設 の 存 在 ) 2.1.1 重 要 な 種 及 び 注 目 すべき 生 息 地 ( 海 域 に 生 息 するものを 除 く ) 42 2.2 植 物 ( 地 形 改 変 及 び 施 設 の 存 在 ) 2.2.1 重 要 な 種 及 び 重 要 な 群 落 ( 海 域 に 生 育 するものを 除 く ) 42 3. 人 と 自 然 との 豊 かな 触 れ 合 いの 確 保 に 区 分 される 環 境 要 素 3.1 景 観 ( 地 形 改 変 及 び 施 設 の 存 在 ) 3.1.1 主 要 な 眺 望 点 及 び 景 観 資 源 並 びに 主 要 な 眺 望 景 観 42 3.2 人 と 自 然 との 触 れ 合 いの 活 動 の 場 ( 資 材 等 の 搬 出 入 ) 3.2.1 主 要 な 人 と 自 然 との 触 れ 合 いの 活 動 の 場 43 4. 環 境 への 負 荷 の 量 の 程 度 に 区 分 される 環 境 要 素 4.1 廃 棄 物 等 ( 廃 棄 物 の 発 生 ) 4.1.1 産 業 廃 棄 物 44 4.2 温 室 効 果 ガス 等 ( 施 設 の 稼 働 排 ガス) 4.2.1 二 酸 化 炭 素 45 5. 事 後 調 査 47 別 添 図 1 48 別 添 図 2 49
Ⅰ 総 括 的 審 査 結 果 三 菱 日 立 パワーシステムズ 高 砂 工 場 実 証 設 備 複 合 サイクル 発 電 所 更 新 計 画 に 関 し 事 業 者 の 行 った 現 況 調 査 環 境 保 全 のために 講 じようとする 対 策 並 びに 環 境 影 響 の 予 測 及 び 評 価 に ついて 審 査 を 行 った この 結 果 現 況 調 査 環 境 保 全 のために 講 ずる 措 置 並 びに 環 境 影 響 の 予 測 及 び 評 価 については 妥 当 なものと 考 えられる - 1 -
Ⅱ 事 業 特 性 の 把 握 1. 設 置 の 場 所 原 動 力 の 種 類 出 力 等 の 設 置 の 計 画 に 関 する 事 項 1.1 特 定 対 象 事 業 実 施 区 域 の 場 所 及 びその 面 積 所 在 地 : 兵 庫 県 高 砂 市 荒 井 町 新 浜 2 丁 目 1 番 1 号 対 象 事 業 実 施 区 域 : 約 9 万 m 2 ( 事 業 者 及 び 三 菱 重 工 敷 地 ( 工 場 区 域 ) 内 敷 地 面 積 : 約 114 万 m 2 の 内 ) なお 事 業 者 及 び 三 菱 重 工 敷 地 ( 工 場 区 域 )は 以 下 単 に 工 場 区 域 という 1.2 原 動 力 の 種 類 ガスタービン 及 び 汽 力 (コンバインドサイクル 発 電 方 式 ) 1.3 特 定 対 象 事 業 により 設 置 される 発 電 設 備 の 出 力 項 目 現 状 将 来 原 動 力 の 種 類 ガスタービン 及 び 汽 力 同 左 出 力 38.9 万 kw 51.8 万 kw 2. 特 定 対 象 事 業 の 内 容 に 関 する 事 項 であって その 設 置 により 環 境 影 響 が 変 化 することとな るもの 2.1 工 事 の 実 施 に 係 る 工 法 期 間 及 び 工 程 計 画 に 関 する 事 項 (1) 工 事 期 間 及 び 工 事 工 程 工 事 開 始 時 期 : 平 成 29 年 10 月 ( 予 定 ) 実 証 試 験 開 始 時 期 : 平 成 32 年 7 月 ( 予 定 ) 工 事 工 程 の 概 要 工 事 開 始 後 の 年 数 1 2 3 工 事 開 始 後 の 月 数 6 12 18 24 30 全 体 工 程 工 事 開 始 8.1 実 証 試 験 開 始 土 質 改 良 工 事 土 木 建 築 工 事 機 械 装 置 据 付 工 事 試 運 転 (2) 主 要 な 工 事 の 概 要 主 要 な 工 事 としては 土 質 改 良 工 事 土 木 建 築 工 事 機 械 装 置 据 付 工 事 があり 工 事 の 完 了 後 に 試 運 転 を 行 う なお 既 存 の 敷 地 や 排 水 設 備 等 の 既 設 設 備 を 有 効 活 用 する 計 画 であることから 地 形 改 変 及 び 埋 立 等 の 海 域 工 事 は 実 施 しない - 2 -
主 要 な 工 事 の 方 法 及 び 規 模 主 要 な 工 事 工 事 の 規 模 工 事 の 方 法 土 質 改 良 工 事 土 木 建 築 工 事 機 械 装 置 据 付 工 事 主 要 機 器 エリアの 地 盤 改 良 ( 地 盤 改 良 面 積 : 約 3 万 m 2 ) タービン 建 屋 基 礎 及 び 鉄 骨 建 方 排 熱 回 収 蒸 気 発 生 器 (H RSG) 基 礎 空 冷 復 水 器 基 礎 変 圧 器 基 礎 ( 掘 削 : 約 5 万 m 2 ) ガスタービン:1 基 蒸 気 タービン:1 基 発 電 機 :1 基 排 熱 回 収 蒸 気 発 生 器 (HRSG):1 基 液 状 化 対 策 を 目 的 として 実 施 する 工 事 は 地 盤 中 に 締 め 固 めた 砂 杭 を 造 成 し 砂 地 盤 の 密 度 増 大 を 図 る 砂 圧 入 工 法 に より 行 う 砂 圧 入 工 法 はSAVE 工 法 (Silent, Advanced Vibration-Erasing)と 呼 ばれ 低 振 動 低 騒 音 での 施 工 が 可 能 であり 周 辺 環 境 への 影 響 が 少 ない 工 法 である 機 器 基 礎 主 要 機 器 及 び 補 機 等 の 機 械 装 置 や 電 気 品 を 収 納 する 建 屋 とその 基 礎 並 びに 道 路 舗 装 排 水 等 の 外 構 構 造 物 を 構 築 する 工 事 である ガスタービン 蒸 気 タービン 等 の 主 要 機 器 の 搬 入 据 付 後 付 属 品 配 管 の 取 付 を 行 う また 電 気 品 の 搬 入 据 付 後 電 気 配 線 工 事 等 を 行 う 排 熱 回 収 蒸 気 発 生 器 (HRSG) 付 属 設 備 を 搬 入 本 体 の 組 立 及 び 据 付 後 付 属 品 配 管 の 取 付 を 行 う また 電 気 品 の 搬 入 据 付 後 電 気 配 線 工 事 等 を 行 う (3) 工 事 用 資 材 の 運 搬 の 方 法 及 び 規 模 工 事 用 資 材 等 の 運 搬 総 重 量 は 約 16 万 tであり このうち 陸 上 輸 送 は 約 5 万 t 海 上 輸 送 は 約 11 万 tである 1 陸 上 輸 送 一 般 工 事 用 資 機 材 及 び 小 型 機 器 等 の 搬 出 入 車 両 工 事 関 係 者 の 通 勤 車 両 は 主 として 国 道 2 号 加 古 川 バイパス( 国 道 2 号 ) 国 道 250 号 県 道 高 砂 北 条 線 県 道 明 石 高 砂 線 県 道 高 砂 加 古 川 加 西 線 市 道 沖 浜 荒 井 幹 線 市 道 宮 前 幹 線 市 道 本 町 幹 線 を 使 用 する 計 画 である これらの 陸 上 輸 送 に 伴 う 交 通 量 は 最 大 時 で143 台 / 日 ( 片 道 )である 2 海 上 輸 送 発 電 機 排 熱 回 収 蒸 気 発 生 器 (HRSG) 空 冷 復 水 器 主 変 圧 器 等 の 大 型 機 器 及 び 砂 は 海 上 輸 送 し 対 象 事 業 実 施 区 域 の 北 側 の 岸 壁 より 搬 入 する これらの 海 上 輸 送 に 伴 う 交 通 量 は 最 大 時 で2 隻 / 日 である 工 事 用 資 材 等 の 運 搬 方 法 及 び 規 模 輸 送 方 法 主 な 工 事 用 資 材 運 搬 総 重 量 最 大 時 台 数 ( 通 勤 車 両 を 含 む ) 隻 数 陸 上 輸 送 生 コンクリート 鉄 筋 材 鉄 骨 材 屋 根 壁 材 機 器 類 工 事 用 資 材 約 5 万 t 143 台 / 日 ( 片 道 ) 海 上 輸 送 大 型 機 器 類 砂 約 11 万 t 2 隻 / 日 合 計 約 16 万 t - 注 : 陸 上 輸 送 の 最 大 時 は 工 事 開 始 後 24 ヶ 月 目 である - 3 -
(4) 工 事 用 道 路 及 び 付 替 道 路 工 事 用 資 材 等 の 搬 出 入 に 当 たっては 既 存 の 道 路 を 使 用 することから 新 たな 道 路 は 設 置 しない (5) 工 事 中 用 水 の 取 水 方 法 及 び 規 模 工 事 中 の 用 水 は 搬 入 車 両 洗 浄 散 水 機 器 洗 浄 等 の 工 事 用 水 として 最 大 約 50m 3 / 日 建 設 事 務 所 の 生 活 用 水 として 最 大 約 10m 3 / 日 を 使 用 する これらの 用 水 は 工 場 区 域 内 で 加 古 川 工 業 用 水 道 高 砂 市 上 水 道 等 から 受 水 している 一 部 を 分 水 して 使 用 する (6) 騒 音 及 び 振 動 の 主 要 な 発 生 源 となる 機 器 の 種 類 及 び 容 量 工 事 中 の 騒 音 及 び 振 動 の 主 要 な 発 生 機 器 種 類 単 位 容 量 用 途 トラッククレーン t 100~550 杭 打 機 組 立 解 体 資 機 材 吊 上 吊 下 ラフテレーンクレーン t 4.9~50 杭 打 機 組 立 解 体 資 機 材 吊 上 吊 下 ダンプトラック t 10 工 材 料 運 搬 トレーラ t 20~50 機 械 運 搬 トラック t 4~15 機 械 運 搬 資 機 材 運 搬 セルフトラック t 15 機 械 運 搬 サンドパイル 打 機 t 50 杭 施 工 空 気 圧 縮 機 m 3 /min 18.5 杭 施 工 発 動 発 電 機 kva 100 400 工 事 用 電 力 供 給 トラクタショベル m 3 1.2~2.9 材 料 積 込 三 点 杭 打 機 t 50 杭 施 工 クローラクレーン t 65~650 資 機 材 吊 上 吊 下 バックホウ m 3 0.45~0.7 掘 削 土 砂 積 込 ロードローラー t 10~12 土 砂 地 ならし コンクリートポンプ 車 m 3 /h 100~115 コンクリート 打 設 コンクリートミキサー 車 m 3 4.4 コンクリート 運 搬 トランスポーター kw 350 資 機 材 運 搬 フォークリフト t 3 資 機 材 運 搬 エンジンウェルダー A 300 溶 接 (7) 工 事 中 の 排 水 に 関 する 事 項 工 事 中 の 排 水 は 搬 入 車 両 洗 浄 排 水 掘 削 中 の 湧 水 等 機 器 洗 浄 排 水 及 び 建 設 事 務 所 の 生 活 排 水 がある 搬 入 車 両 洗 浄 排 水 及 び 掘 削 中 の 湧 水 等 は 対 象 事 業 実 施 区 域 に 設 置 する 仮 設 沈 殿 設 備 を 経 由 後 機 器 洗 浄 排 水 は 直 接 建 設 事 務 所 の 生 活 排 水 は 対 象 事 業 実 施 区 域 に 設 置 する 仮 設 浄 化 槽 で 処 理 後 いずれも 実 証 設 備 の 既 設 の 排 水 処 理 設 備 に 導 き 処 理 後 に 総 合 廃 水 処 理 場 で 工 場 区 域 内 の 他 の 排 水 と 併 せて 排 水 基 準 等 に 適 合 する 水 質 に 再 処 理 して 海 域 ( 公 共 用 水 域 )に 排 出 する - 4 -
工 事 中 排 水 に 係 る 処 理 フロー 加 古 川 工 業 用 水 道 ( 将 来 : 工 事 中 ) ( 構 内 専 用 水 道 事 業 場 ) ( 事 務 所 周 辺 施 設 ) 浄 水 場 6,000m 3 / 日 生 活 浄 化 槽 生 活 排 水 ろ 過 用 水 雨 水 1,500m 3 / 日 高 砂 市 上 水 道 3,000m 3 / 日 2,000t 貯 水 槽 高 度 処 理 3,000m 3 / 日 6,000m 3 / 日 ( 工 場 内 施 設 ) 総 合 廃 水 処 理 場 生 活 浄 化 槽 生 活 排 水 用 水 最 大 処 理 能 力 工 業 工 場 排 水 3,000m 3 / 日 用 水 ( 間 接 冷 却 水 ) 雨 水 実 証 設 備 排 水 ( 実 証 設 備 ) 470m 3 / 日 1 2 5 高 砂 西 港 3 4 高 速 ろ 過 設 備 工 業 用 水 ( 搬 入 車 両 洗 浄 ) 掘 削 中 の 湧 水 等 ( 工 事 区 域 ) 6 仮 設 沈 殿 設 備 第 2 号 発 電 設 備 ( 建 設 中 ) 機 器 洗 浄 排 水 凡 例 450m 3 / 日 上 水 系 統 工 業 用 水 系 統 排 水 系 統 雨 水 水 質 測 定 点 合 併 処 理 浄 化 槽 20m 3 / 日 所 内 用 水 第 1 号 発 電 設 備 ( 稼 働 中 ) 生 活 用 水 生 活 排 水 ( 建 設 事 務 所 ) 純 水 設 備 浄 化 槽 8 仮 設 浄 化 槽 7 排 水 処 理 設 備 対 象 事 業 実 施 区 域 (8) その 他 1 土 地 の 造 成 方 法 及 び 規 模 実 証 設 備 の 設 置 場 所 で 土 質 改 良 掘 削 盛 土 等 による 土 地 の 造 成 を 行 う 2 切 土 盛 土 主 要 な 掘 削 工 事 は タービン 建 屋 排 熱 回 収 蒸 気 発 生 器 (HRSG) 等 の 基 礎 工 事 によるものであり 発 生 土 量 は5 万 m 3 である これらの 掘 削 に 伴 う 発 生 土 は 工 場 区 域 内 において 埋 戻 し 盛 土 及 び 敷 き 均 しに 全 量 有 効 利 用 する 発 生 土 量 主 要 な 掘 削 工 事 に 伴 う 土 量 バランス 利 用 土 量 埋 戻 し 盛 土 等 合 計 ( 単 位 : 万 m3) 残 土 量 5 2.4 2.6 5 0-5 -
3 樹 木 の 伐 採 の 場 所 及 び 規 模 樹 木 の 伐 採 範 囲 の 面 積 は 約 800m2であり 主 な 伐 採 樹 種 はキョウチクトウ シャ リンバイ 等 である 4 工 事 に 伴 う 産 業 廃 棄 物 の 種 類 及 び 量 工 事 の 実 施 に 当 たっては 既 設 設 備 を 有 効 活 用 するとともに 大 型 機 器 は 可 能 な 限 り 工 場 組 立 又 は 大 ブロック 化 を 行 う 等 して 現 地 工 事 量 を 削 減 することによ り 産 業 廃 棄 物 の 発 生 量 を 低 減 するとともに 建 設 工 事 に 係 る 資 材 の 再 資 源 化 等 に 関 する 法 律 ( 平 成 12 年 法 律 第 104 号 )に 基 づき 再 資 源 化 を 図 ることによ り 処 分 量 を 低 減 する やむを 得 ず 処 分 が 必 要 なものについては 廃 棄 物 の 処 理 及 び 清 掃 に 関 する 法 律 ( 昭 和 45 年 法 律 第 137 号 )に 基 づき その 種 類 毎 に 専 門 の 産 業 廃 棄 物 処 理 会 社 に 委 託 して 適 正 に 処 理 する 工 事 の 実 施 に 伴 い 発 生 する 産 業 廃 棄 物 の 種 類 及 び 量 ( 単 位 :t) 種 類 発 生 量 有 効 利 用 量 処 分 量 廃 油 40.0 36.0 4.0 廃 プラスチック 類 71.2 46.6 24.6 紙 く ず 72.5 52.2 20.3 木 く ず 256.0 205.0 51.0 金 属 く ず 21.1 18.0 3.1 ガラスくず コンクリートくず 及 び 陶 磁 器 くず 724.0 650.0 74.0 合 計 1,184.8 1,007.8 177.0 注 : 種 類 は 廃 棄 物 の 処 理 及 び 清 掃 に 関 する 法 律 に 定 める 産 業 廃 棄 物 の 区 分 とした 5 土 石 の 捨 場 又 は 採 取 場 に 関 する 事 項 掘 削 に 伴 う 発 生 土 は 工 場 区 域 内 において 埋 戻 し 盛 土 及 び 敷 き 均 しに 全 量 有 効 利 用 する 計 画 であり 土 捨 場 は 設 置 しない 工 事 に 使 用 する 骨 材 は 市 販 品 を 使 用 することから 骨 材 採 取 は 行 わない - 6 -
2.2 供 用 開 始 後 の 定 常 状 態 における 事 項 (1) 主 要 機 器 等 の 種 類 及 び 容 量 主 要 な 機 器 等 の 種 類 及 び 容 量 主 要 機 器 現 状 将 来 ガスタービン 蒸 気 タービン 排 熱 回 収 蒸 気 発 生 器 (HRSG) 発 電 機 主 変 圧 器 空 冷 復 水 器 種 類 開 放 サイクル 型 同 左 容 量 27.0 万 kw 36.0 万 kw 種 類 単 車 室 復 水 形 同 左 容 量 11.9 万 kw 15.8 万 kw 種 類 排 熱 回 収 三 重 圧 自 然 循 環 形 同 左 容 量 345t/h( 高 圧 ) 67t/h( 中 圧 ) 8t/h( 低 圧 ) 321t/h( 高 圧 ) 58t/h( 中 圧 ) 21t/h( 低 圧 ) 種 類 横 置 回 転 界 磁 型 同 左 容 量 28.6 万 kva(ガスタービン 用 ) 13.9 万 kva( 蒸 気 タービン 用 ) 58.5 万 kva 種 類 送 油 風 冷 式 同 左 容 量 28.0 万 kva(ガスタービン 用 ) 13.9 万 kva( 蒸 気 タービン 用 ) 58.5 万 kva 種 類 空 冷 式 同 左 容 量 780.2GJ/h 864.0GJ/h (2) 主 要 な 建 物 等 主 要 な 建 物 等 主 要 な 建 物 等 タービン 建 屋 空 冷 復 水 器 排 熱 回 収 蒸 気 発 生 器 (HRSG) 軸 受 冷 却 水 冷 却 器 主 変 圧 器 形 状 寸 法 色 彩 形 状 寸 法 色 彩 形 状 寸 法 色 彩 形 状 寸 法 色 彩 形 状 寸 法 色 彩 建 築 仕 様 矩 形 : 長 さ 約 53m 幅 約 36m 高 さ 約 30m ブルー 系 矩 形 : 長 さ 約 75m 幅 約 51m 高 さ 約 40m ブルー 系 鉄 骨 造 : 長 さ 約 40m 幅 約 27m 高 さ 約 100m ブルー 系 矩 形 : 長 さ 約 50m 幅 約 18m 高 さ 約 8m ブルー 系 矩 形 : 長 さ 約 14m 幅 約 14m 高 さ 約 6m ブルー 系 形 状 寸 法 鉄 骨 造 : 長 さ 約 101m 高 さ 約 42m 防 音 壁 ( 空 冷 復 水 器 北 側 ) 色 彩 ブルー 系 注 : 色 彩 は 明 度 が 高 く 彩 度 をやや 抑 えたブルー 系 とする( 準 備 書 の 第 2-7 図 (14~16 頁 )を 参 照 ) (3) 発 電 用 燃 料 の 種 類 及 び 年 間 使 用 量 都 市 ガスは ガス 事 業 者 より 既 設 の 地 中 埋 設 高 圧 ガス 導 管 を 通 じて 供 給 される 灯 油 燃 料 は タンクローリーで 実 証 設 備 へ 搬 入 し 既 設 屋 外 タンクに 受 入 れ 移 送 ポンプを 用 いて 供 給 される - 7 -
発 電 用 燃 料 の 種 類 及 び 年 間 使 用 量 項 目 現 状 将 来 燃 料 の 種 類 都 市 ガス (13A) 灯 油 (JIS K2203/1 号 灯 油 ) 都 市 ガス (13A) 灯 油 (JIS K2203/1 号 灯 油 ) 年 間 使 用 量 約 290 百 万 m 3 N 約 13,000kL 約 420 百 万 m 3 N 約 13,000kL 年 間 稼 働 率 約 59% 約 68.5% 注 :1. 現 状 の 都 市 ガス 使 用 量 及 び 稼 働 率 は 過 去 の 年 間 最 大 実 績 値 ( 平 成 24 年 度 )を 示 す 灯 油 は 運 転 時 間 が 僅 かであるため 計 画 最 大 使 用 量 を 示 す 2. 現 状 及 び 将 来 とも 通 常 の 運 転 時 の 燃 料 は 都 市 ガス(13A)である 灯 油 燃 料 は ガス 灯 油 併 用 できるようなガスタービン 燃 焼 器 を 開 発 又 は 改 良 した 際 に 短 時 間 の 検 証 試 験 運 転 を 行 うためのみに 使 用 する (4) ばい 煙 に 関 する 事 項 ばい 煙 処 理 設 備 として 窒 素 酸 化 物 の 排 出 量 低 減 のために 事 業 者 独 自 技 術 を 用 いた 最 高 技 術 レベルの 低 NO X ガスタービン 燃 焼 器 及 び 高 性 能 排 煙 脱 硝 装 置 ( 乾 式 アンモニア 接 触 還 元 法 による)を 採 用 する また 実 証 試 験 で 得 られた 結 果 に 基 づき 既 存 のガスタービン 燃 焼 器 に 改 良 を 加 え 更 なる 低 NO X 排 出 レベルを 目 指 したガスタービン 燃 焼 器 を 開 発 し 導 入 す ることにより 排 ガス 中 の 窒 素 酸 化 物 の 排 出 濃 度 及 び 排 出 量 の 更 なる 低 減 に 持 続 的 に 取 り 組 む ばい 煙 に 関 する 事 項 ( 都 市 ガスを 用 いた 運 転 時 ) 煙 突 排 出 ガス 量 煙 突 出 口 ガス 硫 黄 酸 化 物 窒 素 酸 化 物 ばいじん 項 目 現 状 将 来 種 類 - 円 筒 形 鋼 板 製 (HRSG) 同 左 地 上 高 m 59 100 口 径 m 5.5 6.0 湿 り 10 3 m 3 N/h 1,670 1,910 乾 き 10 3 m 3 N/h 1,530 1,730 温 度 130 100 速 度 m/s 28.8 25.6 排 出 濃 度 ppm 0 0 排 出 量 m 3 N/h 0 0 排 出 濃 度 ppm 4.0 5.5 排 出 量 m 3 N/h 10.3 17.6 排 出 濃 度 mg/m 3 N 0 0 排 出 量 kg/h 0 0 ばい 煙 処 理 設 備 排 煙 脱 硝 装 置 同 左 注 :1. 硫 黄 酸 化 物 の 排 出 濃 度 は 湿 りガスベースであり 実 O 2 濃 度 における 値 を 示 す 2. 窒 素 酸 化 物 及 びばいじんの 排 出 濃 度 は 乾 きガスベースであり O 2 =16% 換 算 値 を 示 す - 8 -
( 灯 油 を 用 いた 運 転 時 ) 煙 突 排 出 ガス 量 煙 突 出 口 ガス 硫 黄 酸 化 物 窒 素 酸 化 物 ばいじん 項 目 現 状 将 来 種 類 - 円 筒 形 鋼 板 製 (HRSG) 同 左 地 上 高 m 59 100 口 径 m 5.5 6.0 湿 り 10 3 m 3 N/h 1,670 1,990 乾 き 10 3 m 3 N/h 1,530 1,760 温 度 130 100 速 度 m/s 28.8 26.8 排 出 濃 度 ppm 0.14 0.18 排 出 量 m 3 N/h 0.214 0.321 排 出 濃 度 ppm 4.5 5.2 排 出 量 m 3 N/h 10.1 17.6 排 出 濃 度 mg/m 3 N 0.023 0.023 排 出 量 kg/h 0.05 0.08 ばい 煙 処 理 設 備 排 煙 脱 硝 装 置 同 左 注 :1. 硫 黄 酸 化 物 の 排 出 濃 度 は 湿 りガスベースであり 実 O 2 濃 度 における 値 を 示 す 2. 窒 素 酸 化 物 及 びばいじんの 排 出 濃 度 は 乾 きガスベースであり O 2 =16% 換 算 値 を 示 す (5) 復 水 器 の 冷 却 水 に 関 する 事 項 1 空 冷 復 水 器 に 関 する 事 項 空 冷 復 水 器 の 採 用 により 冷 却 水 を 使 用 しないため 温 排 水 及 び 白 煙 は 発 生 し ない 空 冷 復 水 器 に 関 する 事 項 項 目 単 位 現 状 将 来 冷 却 方 式 - 空 気 冷 却 式 同 左 処 理 熱 量 GJ/h 780.2 864.0 ファン 台 数 台 16 20 ファン 風 量 m 3 /h 590 762 ファン 用 電 動 機 出 力 kw 230 150 2 軸 受 冷 却 水 冷 却 器 に 関 する 事 項 軸 受 冷 却 水 冷 却 器 に 関 する 事 項 項 目 単 位 現 状 将 来 冷 却 方 式 - 空 気 冷 却 式 同 左 処 理 熱 量 GJ/h 52.4 108.2 ファン 台 数 台 27 30 ファン 風 量 m 3 /h 85 82 ファン 用 電 動 機 出 力 kw 37 37-9 -
(6) 一 般 排 水 に 関 する 事 項 実 証 設 備 からの 一 般 排 水 は 蒸 気 サイクルから 出 る 水 質 改 善 のための 系 外 ブロー 水 純 水 設 備 から 出 る 洗 浄 水 一 般 雑 用 水 及 び 生 活 排 水 からなり これらの 排 水 ( 生 活 排 水 は 浄 化 槽 処 理 後 )は 一 旦 実 証 設 備 の 既 設 の 排 水 処 理 設 備 で 処 理 後 に 総 合 廃 水 処 理 場 で 工 場 区 域 内 の 他 の 排 水 と 併 せて 排 水 基 準 等 に 適 合 する 水 質 に 再 処 理 して 海 域 ( 公 共 用 水 域 )に 排 出 される なお 実 証 設 備 の 既 存 の 排 水 処 理 設 備 は 設 備 更 新 後 もそのまま 継 続 利 用 予 定 であ り 実 証 設 備 更 新 前 後 での 排 水 量 及 び 処 理 方 法 は 変 わらない 一 般 排 水 に 関 する 事 項 項 目 単 位 現 状 将 来 排 水 の 方 法 - 排 水 量 特 定 排 出 水 m 3 / 日 総 合 廃 水 処 理 場 で 処 理 し た 後 排 水 口 から 排 出 日 平 均 3,600 日 最 大 9,900 総 合 廃 水 処 理 場 又 は 合 併 処 理 浄 化 槽 ( 実 証 設 備 以 外 の 生 活 排 水 )で 処 理 した 後 排 水 口 から 排 出 日 平 均 2,800 日 最 大 4,500 排 水 の 水 質 水 素 イオン 濃 度 (ph) 化 学 的 酸 素 要 求 量 (COD) 浮 遊 物 質 量 (SS) ノルマルヘキサン 抽 出 物 質 含 有 量 窒 素 含 有 量 燐 含 有 量 - mg/l mg/l mg/l mg/l mg/l 5.0~9.0 日 平 均 15 日 最 大 19 日 平 均 15 日 最 大 20 日 平 均 1.5 日 最 大 1.5 日 平 均 20 日 最 大 30 日 平 均 1.5 日 最 大 3.0 現 状 どおり 注 : 現 状 の 排 水 の 水 質 は 平 成 26 年 4 月 時 点 の 瀬 戸 内 海 環 境 保 全 特 別 措 置 法 ( 昭 和 48 年 法 律 第 110 号 )に 係 る 許 可 申 請 値 を 示 す (7) 用 水 に 関 する 事 項 実 証 設 備 へは 工 業 用 水 として450m 3 / 日 生 活 用 水 として20m 3 / 日 供 給 される このうち 工 業 用 水 は 高 温 排 水 の 減 温 用 や 雑 用 水 として 用 いられるとともに 約 40% 分 は 純 水 設 備 を 経 て ボイラー 給 水 として 発 電 設 備 の 蒸 気 サイクルで 使 用 さ れる なお 実 証 設 備 更 新 前 後 での 供 給 量 は 変 わらない 用 水 に 関 する 事 項 項 目 単 位 現 状 将 来 日 平 均 使 用 量 m 3 / 日 3,000 3,000 給 水 能 力 ( 専 用 水 道 ) 日 最 大 使 用 量 m 3 / 日 5,800 6,000 実 証 設 備 使 用 量 m 3 / 日 20 20 取 水 源 - 深 井 戸 県 工 業 用 水 高 砂 市 上 水 県 工 業 用 水 高 砂 市 上 水 日 平 均 使 用 量 m 3 / 日 - - 給 水 能 力 ( 工 業 用 水 ) 日 最 大 使 用 量 m 3 / 日 4,000 3,000 実 証 設 備 使 用 量 m 3 / 日 450 450 取 水 源 - 県 工 業 用 水 県 工 業 用 水 - 10 -
(8) 騒 音 振 動 に 関 する 事 項 騒 音 振 動 の 主 要 な 発 生 機 器 種 類 単 位 現 状 将 来 ガスタービン 万 kw 27.0 36.0 蒸 気 タービン 万 kw 11.9 15.8 排 熱 回 収 蒸 気 発 生 器 (HRSG) 発 電 機 主 変 圧 器 t/h 万 kva 万 kva 345( 高 圧 ) 67( 中 圧 ) 8( 低 圧 ) 28.6(ガスタービン 用 ) 13.9( 蒸 気 タービン 用 ) 28.0(ガスタービン 用 ) 13.9( 蒸 気 タービン 用 ) 321( 高 圧 ) 58( 中 圧 ) 21( 低 圧 ) 58.5 58.5 空 冷 復 水 器 GJ/h 780.2 864.0 軸 受 冷 却 水 冷 却 器 GJ/h 52.4 108.2 (9) 資 材 等 の 運 搬 の 方 法 及 び 規 模 資 材 等 の 運 搬 車 両 は 主 として 国 道 2 号 加 古 川 バイパス( 国 道 2 号 ) 国 道 250 号 県 道 高 砂 北 条 線 県 道 明 石 高 砂 線 県 道 高 砂 加 古 川 加 西 線 市 道 沖 浜 荒 井 幹 線 市 道 宮 前 幹 線 市 道 本 町 幹 線 を 使 用 する 計 画 である 資 材 等 の 運 搬 に 使 用 する 車 両 台 数 は 現 状 と 同 じく 通 常 時 で 約 23 台 / 日 ( 片 道 台 数 )であり 最 大 時 は 定 期 点 検 時 で 約 60 台 / 日 ( 片 道 台 数 )である (10) 産 業 廃 棄 物 の 種 類 及 び 量 更 新 後 の 実 証 設 備 の 運 転 に 伴 い 発 生 する 廃 棄 物 については 可 能 な 限 り 発 生 量 の 抑 制 及 び 有 効 利 用 に 努 めるとともに 廃 棄 物 の 処 理 及 び 清 掃 に 関 する 法 律 及 び 資 源 の 有 効 な 利 用 の 促 進 に 関 する 法 律 ( 平 成 3 年 法 律 第 48 号 )に 基 づき その 種 類 毎 に 専 門 の 産 業 廃 棄 物 処 理 会 社 に 委 託 して 適 正 に 処 理 する 産 業 廃 棄 物 の 種 類 及 び 量 ( 単 位 :t/ 年 ) 現 状 将 来 種 類 発 生 量 有 効 利 用 量 処 分 量 発 生 量 有 効 利 用 量 処 分 量 汚 泥 13.0 13.0 0.0 13.0 13.0 0.0 廃 油 3.0 2.7 0.3 3.0 2.7 0.3 廃 プラスチック 類 5.0 5.0 0.0 5.0 5.0 0.0 紙 く ず 2.0 1.6 0.4 2.0 1.6 0.4 木 く ず 3.0 3.0 0.0 3.0 3.0 0.0 金 属 く ず 5.0 4.0 1.0 5.0 4.0 1.0 ガラスくず コンクリートくず 及 び 陶 磁 器 くず 1.0 0.9 0.1 1.0 0.9 0.1 合 計 32.0 30.2 1.8 32.0 30.2 1.8 注 :1. 種 類 は 廃 棄 物 の 処 理 及 び 清 掃 に 関 する 法 律 に 定 める 産 業 廃 棄 物 の 区 分 とした 2. 現 状 の 数 値 は 平 成 24 年 度 実 績 値 を 示 す - 11 -
(11) 緑 化 計 画 対 象 事 業 実 施 区 域 の 更 新 後 の 実 証 設 備 の 近 傍 にある 一 部 の 緑 地 を 伐 採 するが ほとんどの 既 存 の 緑 地 については 現 状 どおり 適 切 に 育 成 管 理 するとともに 新 たに 対 象 事 業 実 施 区 域 の 北 東 側 に 緑 化 マウンドを 設 けて 植 栽 を 行 うこととする これにより 対 象 事 業 実 施 区 域 における 緑 地 面 積 は 約 19,000m 2 から 約 25,000m 2 に 増 加 する なお 植 栽 樹 種 は クロマツ ヤブニッケイ トベラ 等 の 在 来 種 を 選 定 する 緑 化 マウンド( 新 設 )の 生 育 後 のイメージ 注 : 次 頁 の 図 中 a-a 断 面 の 生 育 後 のイメージを 示 す - 12 -
綠 化 マウンドの 配 置 計 画 の 概 要 - 13 -
Ⅲ 環 境 影 響 評 価 項 目 環 境 影 響 評 価 の 項 目 の 選 定 影 響 要 因 の 区 分 工 事 の 実 施 土 地 又 は 工 作 物 の 存 在 及 び 供 用 工 建 造 地 資 廃 事 設 成 形 施 設 の 稼 働 材 棄 用 機 等 改 排 排 温 機 等 物 資 械 の 変 ガ 水 排 械 の の 材 の 施 及 ス 水 等 搬 発 等 稼 工 び の 出 生 の 働 に 施 稼 入 搬 よ 設 働 出 る の 入 一 存 時 在 的 な 影 響 環 境 要 素 の 区 分 環 境 の 自 然 的 構 成 要 素 の 良 好 な 状 態 の 保 持 を 旨 として 調 査 予 測 及 び 評 価 されるべき 環 境 要 素 生 物 の 多 様 性 の 確 保 及 び 自 然 環 境 の 体 系 的 保 全 を 旨 と して 調 査 予 測 及 び 評 価 されるべき 環 境 要 素 硫 黄 酸 化 物 窒 素 酸 化 物 大 気 質 浮 遊 粒 子 状 物 質 大 気 環 境 石 炭 粉 じん 粉 じん 等 騒 音 騒 音 振 動 振 動 その 他 低 周 波 音 水 の 汚 れ 富 栄 養 化 水 質 水 の 濁 り 水 環 境 水 温 底 質 有 害 物 質 その 他 流 向 及 び 流 速 その 他 の 地 形 及 び 重 要 な 地 形 及 び 地 質 環 境 地 質 重 要 な 種 及 び 注 目 すべき 生 息 動 物 地 ( 海 域 に 生 息 するものを 除 く ) 海 域 に 生 息 する 動 物 重 要 な 種 及 び 重 要 な 群 落 ( 海 植 物 域 に 生 育 するものを 除 く ) 生 態 系 人 と 自 然 との 豊 か 景 観 な 触 れ 合 いの 確 保 を 旨 として 調 査 予 測 及 び 評 価 され 人 と 自 然 との 触 れ 合 るべき 環 境 要 素 いの 活 動 の 場 海 域 に 生 育 する 植 物 地 域 を 特 徴 づける 生 態 系 主 要 な 眺 望 点 及 び 景 観 資 源 並 びに 主 要 な 眺 望 景 観 主 要 な 人 と 自 然 との 触 れ 合 い の 活 動 の 場 環 境 への 負 荷 の 量 産 業 廃 棄 物 廃 棄 物 等 の 程 度 により 予 測 残 土 及 び 評 価 されるべ き 環 境 要 素 温 室 効 果 ガス 等 二 酸 化 炭 素 注 :1. は 発 電 所 アセス 省 令 の 参 考 項 目 を 示 す 2. は 環 境 影 響 評 価 項 目 として 選 定 した 項 目 を 示 す 3.ゴシック 書 体 は 方 法 書 に 記 載 した 内 容 から 見 直 しを 行 った 環 境 影 響 評 価 の 項 目 を 示 す - 14 -
Ⅳ 環 境 影 響 評 価 項 目 ごとの 審 査 結 果 ( 工 事 の 実 施 ) 1. 環 境 の 自 然 的 構 成 要 素 の 良 好 な 状 態 の 保 持 に 区 分 される 環 境 要 素 1.1 大 気 環 境 1.1.1 大 気 質 (1) 窒 素 酸 化 物 浮 遊 粒 子 状 物 質 粉 じん 等 ( 工 事 用 資 材 等 の 搬 出 入 ) 主 な 環 境 保 全 措 置 排 水 設 備 等 の 既 設 設 備 を 有 効 活 用 して 現 地 工 事 量 を 削 減 することにより 工 事 関 係 車 両 台 数 を 低 減 する 新 たに 設 置 する 大 型 機 器 のガスタービン 蒸 気 タービン 等 は 可 能 な 限 り 工 場 組 立 等 を 行 い 現 地 工 事 量 を 削 減 することにより 工 事 関 係 車 両 台 数 を 低 減 する 掘 削 範 囲 を 必 要 最 小 限 とすることにより 発 生 土 量 を 低 減 するとともに 掘 削 工 事 に 伴 う 発 生 土 を 工 場 区 域 内 で 埋 戻 しや 新 設 の 緑 化 マウンドの 盛 土 等 に 全 量 有 効 利 用 することに より 残 土 の 搬 出 車 両 の 発 生 を 回 避 する 地 域 の 交 通 車 両 が 集 中 する 朝 夕 の 通 勤 時 間 帯 は 工 事 用 資 材 等 の 搬 出 入 を 極 力 行 わない 工 事 関 係 者 の 通 勤 における 乗 り 合 い 及 び 公 共 交 通 機 関 の 利 用 の 徹 底 により 工 事 関 係 車 両 台 数 を 低 減 する 工 事 関 係 車 両 を 主 要 な 交 通 ルートである 市 道 沖 浜 荒 井 幹 線 ( 北 ルート)と 市 道 宮 前 幹 線 ( 東 ルート)に 分 散 し 特 定 の 交 通 ルートへの 工 事 関 係 車 両 の 集 中 を 低 減 する 工 程 調 整 等 により 工 事 関 係 車 両 台 数 の 平 準 化 を 図 り 建 設 工 事 ピーク 時 の 工 事 関 係 車 両 台 数 を 低 減 する 急 発 進 急 加 速 の 禁 止 車 両 停 止 時 のアイドリングストップ 等 のエコドライブの 徹 底 を 図 ることにより 排 気 ガスの 排 出 量 を 低 減 する 自 動 車 NO X PM 法 の 対 策 地 域 内 で 自 動 車 登 録 されている 工 事 関 係 者 には 法 令 を 適 切 に 遵 守 していることを 確 認 し 同 対 策 地 域 外 の 工 事 関 係 者 には 可 能 な 限 り 規 制 適 合 車 等 の 低 排 出 ガス 車 による 運 行 を 行 うよう 推 奨 する 工 事 関 係 車 両 の 出 場 時 に 適 宜 タイヤ 洗 浄 を 行 うことにより 粉 じん 等 の 飛 散 防 止 を 図 る 定 期 的 に 会 議 等 を 行 い 上 記 の 環 境 保 全 措 置 を 工 事 関 係 者 へ 周 知 徹 底 する 予 測 結 果 1 窒 素 酸 化 物 ( 二 酸 化 窒 素 に 変 換 ) 工 事 用 資 材 等 の 搬 出 入 に 伴 う 二 酸 化 窒 素 濃 度 の 予 測 結 果 ( 日 平 均 値 ) ( 最 大 : 工 事 開 始 後 12 ヶ 月 目 ) ( 単 位 :ppm) 予 測 地 点 工 事 関 係 車 両 寄 与 濃 度 一 般 車 両 等 寄 与 濃 度 バック グラウンド 濃 度 将 来 環 境 濃 度 1 2 3 4=1+2+3 1/4 寄 与 率 (%) 環 境 基 準 交 通 1 0.00002 0.00022 0.030 0.03024 0.07 日 平 均 値 が 0.04~0.06ppm 交 通 2 0.00003 0.00037 0.030 0.03040 0.10 までのゾーン 内 又 はそれ 以 下 注 :1.バックグラウンド 濃 度 は 予 測 地 点 の 最 寄 りの 一 般 局 である 高 砂 市 役 所 局 の 平 成 21~23 年 度 における 二 酸 化 窒 素 濃 度 の 日 平 均 値 の 年 間 98% 値 の 平 均 値 を 用 いた 2. 予 測 地 点 の 番 号 は 別 添 図 1に 示 す - 15 -
2 浮 遊 粒 子 状 物 質 工 事 用 資 材 等 の 搬 出 入 に 伴 う 浮 遊 粒 子 状 物 質 濃 度 の 予 測 結 果 ( 日 平 均 値 ) ( 最 大 : 工 事 開 始 後 12 ヶ 月 目 ) ( 単 位 :mg/m 3 ) 予 測 地 点 工 事 関 係 車 両 寄 与 濃 度 一 般 車 両 等 寄 与 濃 度 バック グラウンド 濃 度 将 来 環 境 濃 度 1 2 3 4=1+2+3 1/4 交 通 1 0.00001 0.00008 0.049 0.04909 0.02 交 通 2 0.00002 0.00015 0.049 0.04917 0.04 寄 与 率 (%) 環 境 基 準 日 平 均 値 が 0.10mg/m 3 以 下 注 :1.バックグラウンド 濃 度 は 予 測 地 点 の 最 寄 りの 一 般 局 である 高 砂 市 役 所 局 の 平 成 21~23 年 度 における 浮 遊 粒 子 状 物 質 濃 度 の 日 平 均 値 の2% 除 外 値 の 平 均 値 を 用 いた 2. 予 測 地 点 の 番 号 は 別 添 図 1に 示 す 3 粉 じん 等 予 測 地 点 における 将 来 交 通 量 の 予 測 結 果 ( 最 大 : 工 事 開 始 後 24 ヶ 月 目 ) ( 単 位 : 台 ) 工 事 予 測 一 般 車 両 等 工 事 関 係 車 両 合 計 関 係 車 両 路 線 名 地 点 の 割 合 小 型 車 大 型 車 合 計 小 型 車 大 型 車 合 計 小 型 車 大 型 車 合 計 (%) 市 道 沖 浜 交 通 1 6,371 1,075 7,446 262 24 286 6,633 1,099 7,732 3.7 荒 井 幹 線 市 道 宮 前 交 通 2 4,240 857 5,097 262 24 286 4,502 881 5,383 5.3 幹 線 注 :1. 交 通 量 は 平 日 の 24 時 間 の 往 復 交 通 量 を 示 す 2. 一 般 車 両 等 の 交 通 量 は 過 去 の 道 路 交 通 センサスの 結 果 から 近 年 の 道 路 交 通 に 増 加 傾 向 がほとんど 見 られないことから 伸 び 率 を 考 慮 しないこととした 3. 工 事 関 係 車 両 は2つのルートに 分 散 させて 影 響 を 低 減 するが 過 小 評 価 とならないように いずれのルートも 全 台 数 が 走 行 すると 仮 定 して 予 測 した 4. 小 型 車 の 交 通 量 には 二 輪 車 は 含 まない 5. 予 測 地 点 の 番 号 は 別 添 図 1に 示 す 環 境 監 視 計 画 工 事 工 程 の 適 切 な 管 理 を 行 い 工 事 関 係 車 両 の 運 行 状 況 を 把 握 する 評 価 結 果 二 酸 化 窒 素 及 び 浮 遊 粒 子 状 物 質 の 将 来 環 境 濃 度 は いずれの 予 測 地 点 においても 環 境 基 準 に 適 合 しており また 粉 じん 等 については 環 境 保 全 措 置 を 講 じることにより 予 測 地 点 の 将 来 交 通 量 に 占 める 工 事 関 係 車 両 の 割 合 が 3.7% 5.3%となっていることから 工 事 用 資 材 等 の 搬 出 入 に 伴 い 排 出 される 窒 素 酸 化 物 浮 遊 粒 子 状 物 質 及 び 粉 じん 等 が 環 境 に 及 ぼす 影 響 は 実 行 可 能 な 範 囲 内 で 低 減 されていると 考 えられる (2) 窒 素 酸 化 物 粉 じん 等 ( 建 設 機 械 の 稼 働 ) 主 な 環 境 保 全 措 置 排 水 設 備 等 の 既 設 設 備 を 有 効 活 用 して 現 地 工 事 量 を 削 減 することにより 建 設 機 械 稼 働 台 数 を 低 減 する 新 たに 設 置 する 大 型 機 器 のガスタービン 蒸 気 タービン 等 は 可 能 な 限 り 工 場 組 立 等 を 行 い 現 地 工 事 量 を 削 減 することにより 建 設 機 械 稼 働 台 数 を 低 減 する 可 能 な 限 り 排 出 ガス 対 策 型 建 設 機 械 を 使 用 する 工 程 調 整 等 により 建 設 機 械 稼 働 台 数 の 平 準 化 を 図 り 建 設 工 事 ピーク 時 の 建 設 機 械 稼 - 16 -
働 台 数 を 低 減 する 工 事 規 模 に 合 わせて 建 設 機 械 を 適 正 に 配 置 して 必 要 最 小 限 の 建 設 機 械 を 稼 働 するととも に 建 設 機 械 停 止 時 のアイドリングストップの 徹 底 を 図 ることにより 排 気 ガスの 排 出 量 を 低 減 する 建 設 機 械 の 点 検 整 備 を 適 宜 実 施 することにより 性 能 維 持 に 努 める 工 事 区 域 では 適 宜 整 地 転 圧 及 び 散 水 を 行 うとともに 建 設 機 械 を 適 宜 洗 浄 することに より 粉 じん 等 の 発 生 量 を 低 減 する 定 期 的 に 会 議 等 を 行 い 上 記 の 環 境 保 全 措 置 を 工 事 関 係 者 へ 周 知 徹 底 する 予 測 結 果 1 窒 素 酸 化 物 ( 二 酸 化 窒 素 に 変 換 ) 近 傍 の 住 居 地 域 における 建 設 機 械 の 稼 働 に 伴 う 二 酸 化 窒 素 濃 度 の 予 測 結 果 ( 日 平 均 値 ) ( 最 大 : 工 事 開 始 後 5 ヶ 月 目 ) ( 単 位 :ppm) 建 設 機 械 等 バック 将 来 寄 与 濃 度 グラウンド 濃 度 環 境 濃 度 環 境 基 準 1 2 1+2 0.0054 0.030 0.0354 日 平 均 値 が 0.04~0.06ppmまで のゾーン 内 又 はそれ 以 下 注 :バックグラウンド 濃 度 は 最 寄 りの 一 般 局 である 高 砂 市 役 所 局 の 平 成 21~23 年 度 に おける 二 酸 化 窒 素 濃 度 の 日 平 均 値 の 年 間 98% 値 の 平 均 値 を 用 いた 2 粉 じん 等 建 設 機 械 の 稼 働 場 所 においては 適 宜 散 水 等 を 行 い また 建 設 機 械 は 適 宜 洗 浄 するこ とから 粉 じん 等 の 影 響 は 少 ないと 予 測 する 評 価 結 果 二 酸 化 窒 素 の 将 来 環 境 濃 度 は 近 傍 の 住 居 地 域 の 地 点 において 環 境 基 準 に 適 合 しており また 粉 じん 等 については 適 宜 散 水 等 を 行 うことから 建 設 機 械 の 稼 働 に 伴 い 排 出 され る 窒 素 酸 化 物 及 び 粉 じん 等 が 環 境 に 及 ぼす 影 響 は 実 行 可 能 な 範 囲 内 で 低 減 されていると 考 えられる 1.1.2 騒 音 (1) 騒 音 ( 工 事 用 資 材 等 の 搬 出 入 ) 主 な 環 境 保 全 措 置 排 水 設 備 等 の 既 設 設 備 を 有 効 活 用 して 現 地 工 事 量 を 削 減 することにより 工 事 関 係 車 両 台 数 を 低 減 する 新 たに 設 置 する 大 型 機 器 のガスタービン 蒸 気 タービン 等 は 可 能 な 限 り 工 場 組 立 等 を 行 い 現 地 工 事 量 を 削 減 することにより 工 事 関 係 車 両 台 数 を 低 減 する 掘 削 範 囲 を 必 要 最 小 限 とすることにより 発 生 土 量 を 低 減 するとともに 掘 削 工 事 に 伴 う 発 生 土 を 工 場 区 域 内 で 埋 戻 しや 新 設 の 緑 化 マウンドの 盛 土 等 に 全 量 有 効 利 用 することに より 残 土 の 搬 出 車 両 の 発 生 を 回 避 する 地 域 の 交 通 車 両 が 集 中 する 朝 夕 の 通 勤 時 間 帯 は 工 事 用 資 材 等 の 搬 出 入 を 極 力 行 わない 工 事 関 係 者 の 通 勤 における 乗 り 合 い 及 び 公 共 交 通 機 関 の 利 用 の 徹 底 により 工 事 関 係 車 - 17 -
両 台 数 を 低 減 する 工 事 関 係 車 両 を 主 要 な 交 通 ルートである 市 道 沖 浜 荒 井 幹 線 ( 北 ルート)と 市 道 宮 前 幹 線 ( 東 ルート)に 分 散 し 特 定 の 交 通 ルートへの 工 事 関 係 車 両 の 集 中 を 低 減 する 工 程 調 整 等 により 工 事 関 係 車 両 台 数 の 平 準 化 を 図 り 建 設 工 事 ピーク 時 の 工 事 関 係 車 両 台 数 を 低 減 する 急 発 進 急 加 速 の 禁 止 車 両 停 止 時 のアイドリングストップ 等 のエコドライブの 徹 底 を 図 ることにより 騒 音 を 低 減 する 定 期 的 に 会 議 等 を 行 い 上 記 の 環 境 保 全 措 置 を 工 事 関 係 者 へ 周 知 徹 底 する 予 測 地 点 予 測 結 果 現 況 実 測 値 [L Aeq ] 現 況 計 算 値 工 事 用 資 材 等 の 搬 出 入 に 伴 う 道 路 交 通 騒 音 の 予 測 結 果 ( 最 大 : 工 事 開 始 後 18 ヶ 月 目 ) ( 単 位 :デシベル) 予 測 騒 音 レベル[L Aeq ] 将 来 計 算 値 ( 一 般 車 両 等 ) 将 来 計 算 値 ( 一 般 車 両 等 + 工 事 関 係 車 両 ) 補 正 後 将 来 計 算 値 ( 一 般 車 両 等 + 工 事 関 係 車 両 ) 工 事 関 係 車 両 による 増 加 分 環 境 基 準 ( 参 考 ) 要 請 限 度 1 2 2-1 交 通 1 59 65 65 66 60 1 70 (75) 交 通 2 67 69 69 69 67 0 65 (75) 注 :1. 予 測 騒 音 レベルは 騒 音 に 係 る 環 境 基 準 について に 基 づく 昼 間 (6~22 時 )の 予 測 結 果 を 示 す 2. 当 該 地 点 の 自 動 車 騒 音 の 要 請 限 度 を 参 考 として( ) 内 に 示 す 3. 予 測 地 点 の 番 号 は 別 添 図 1に 示 す 評 価 結 果 工 事 用 資 材 等 の 搬 出 入 による 騒 音 レベルの 増 加 は 0~1デシベルである 道 路 交 通 騒 音 の 予 測 結 果 は 交 通 1では 環 境 基 準 自 動 車 騒 音 の 要 請 限 度 に 適 合 してい るが 交 通 2では 環 境 基 準 に 適 合 していないものの 自 動 車 騒 音 の 要 請 限 度 を 下 回 ってい る 以 上 のことから 工 事 用 資 材 等 の 搬 出 入 に 伴 い 発 生 する 騒 音 が 環 境 に 及 ぼす 影 響 は 実 行 可 能 な 範 囲 内 で 低 減 されていると 考 えられる (2) 騒 音 ( 建 設 機 械 の 稼 働 ) 主 な 環 境 保 全 措 置 排 水 設 備 等 の 既 設 設 備 を 有 効 活 用 して 現 地 工 事 量 を 削 減 することにより 建 設 機 械 稼 働 台 数 を 低 減 する 新 たに 設 置 する 大 型 機 器 のガスタービン 蒸 気 タービン 等 は 可 能 な 限 り 工 場 組 立 等 を 行 い 現 地 工 事 量 を 削 減 することにより 建 設 機 械 稼 働 台 数 を 低 減 する 杭 打 工 事 をプレボーリング 工 法 にするなど 可 能 な 限 り 低 騒 音 工 法 を 採 用 する 可 能 な 限 り 低 騒 音 型 建 設 機 械 を 使 用 する 工 事 区 域 の 北 側 及 び 東 側 境 界 に 仮 設 防 音 壁 を 設 置 する 工 程 調 整 等 により 建 設 機 械 稼 働 台 数 の 平 準 化 を 図 り 建 設 工 事 ピーク 時 の 建 設 機 械 稼 働 台 数 を 低 減 する 工 事 規 模 に 合 わせて 建 設 機 械 を 適 正 に 配 置 して 必 要 最 小 限 の 建 設 機 械 を 稼 働 するととも - 18 -
に 建 設 機 械 停 止 時 のアイドリングストップの 徹 底 を 図 ることにより 騒 音 を 低 減 す る 建 設 機 械 の 点 検 整 備 を 適 宜 実 施 することにより 性 能 維 持 に 努 める 定 期 的 に 会 議 等 を 行 い 上 記 の 環 境 保 全 措 置 を 工 事 関 係 者 へ 周 知 徹 底 する 予 測 結 果 敷 地 境 界 における 建 設 機 械 の 稼 働 に 伴 う 騒 音 の 予 測 結 果 ( 最 大 : 工 事 開 始 後 5 ヶ 月 目 ) ( 単 位 :デシベル) 予 測 騒 音 レベル 現 況 実 測 値 特 定 建 設 作 業 予 測 地 点 時 間 の 区 分 [L A5 ] 騒 音 規 制 基 準 予 測 値 [L A5 ] 合 成 値 [L A5 ] 敷 地 1 昼 間 64 59 65 夕 62 59 64 敷 地 2 昼 間 55 59 60 夕 53 59 60 敷 地 3 昼 間 63 60 65 夕 62 60 64 85 敷 地 4 昼 間 67 68 71 夕 59 68 69 敷 地 5 昼 間 62 64 66 夕 53 64 64 注 :1. 時 間 の 区 分 は 騒 音 規 制 法 の 規 定 に 基 づく 時 間 及 び 区 域 の 区 分 ごとの 規 制 基 準 の 設 定 について に 基 づき 昼 間 が8~18 時 夕 が18~22 時 とした 2. 現 況 実 測 値 は 各 時 間 の 区 分 における 騒 音 レベルの90%レンジ 上 端 値 (LA5)の 最 大 値 を 示 す 3. 合 成 値 は 現 況 実 測 値 と 予 測 値 を 合 成 した 値 である 4. 特 定 建 設 作 業 騒 音 規 制 基 準 は 特 定 建 設 作 業 に 伴 つて 発 生 する 騒 音 の 規 制 に 関 する 基 準 を 示 す 5. 特 定 建 設 作 業 時 間 は 原 則 として8~19 時 で 計 画 している 6. 予 測 地 点 の 番 号 は 別 添 図 1に 示 す 民 家 等 が 存 在 する 地 域 における 建 設 機 械 の 稼 働 に 伴 う 騒 音 の 予 測 結 果 ( 最 大 : 工 事 開 始 後 5ヶ 月 目 ) ( 単 位 :デシベル) 予 測 地 点 時 間 の 区 分 現 況 実 測 値 [L Aeq ] 予 測 騒 音 レベル 予 測 値 [L Aeq ] 合 成 値 [L Aeq ] 環 境 基 準 環 境 1 昼 間 49 54 55 55 環 境 2 昼 間 50 53 55 60 注 :1. 時 間 の 区 分 は 騒 音 に 係 る 環 境 基 準 について に 基 づき 昼 間 が6~22 時 と した 2. 現 況 実 測 値 は 平 日 昼 間 (6~22 時 )における 等 価 騒 音 レベル(LAeq)を 示 す 3. 合 成 値 は 現 況 実 測 値 と 予 測 値 を 合 成 した 値 である 4. 特 定 建 設 作 業 時 間 は 原 則 として8~19 時 で 計 画 している 5. 環 境 1 地 点 はC 類 型 に 分 類 されるが 直 近 民 家 はA 類 型 に 分 類 されるため 当 該 地 点 の 環 境 基 準 はA 類 型 を 準 用 した 6. 予 測 地 点 の 番 号 は 別 添 図 1に 示 す 環 境 監 視 計 画 建 設 工 事 中 に 環 境 保 全 協 定 書 及 び 細 目 書 に 基 づき 工 場 区 域 の 敷 地 境 界 で 騒 音 レ ベルを 定 期 的 に 測 定 する 評 価 結 果 建 設 機 械 の 稼 働 による 騒 音 の 敷 地 境 界 における 予 測 結 果 は 全 ての 予 測 地 点 で 特 定 建 設 作 業 に 係 る 騒 音 の 規 制 基 準 を 満 足 している また 民 家 等 が 存 在 する 地 域 における 予 測 結 果 は いずれの 予 測 地 点 でも 環 境 基 準 に 適 合 している - 19 -
以 上 のことから 工 事 の 実 施 ( 建 設 機 械 の 稼 働 )に 伴 い 発 生 する 騒 音 が 環 境 に 及 ぼす 影 響 は 実 行 可 能 な 範 囲 内 で 低 減 されていると 考 えられる 1.1.3 振 動 (1) 振 動 ( 工 事 用 資 材 等 の 搬 出 入 ) 主 な 環 境 保 全 措 置 排 水 設 備 等 の 既 設 設 備 を 有 効 活 用 して 現 地 工 事 量 を 削 減 することにより 工 事 関 係 車 両 台 数 を 低 減 する 新 たに 設 置 する 大 型 機 器 のガスタービン 蒸 気 タービン 等 は 可 能 な 限 り 工 場 組 立 等 を 行 い 現 地 工 事 量 を 削 減 することにより 工 事 関 係 車 両 台 数 を 低 減 する 掘 削 範 囲 を 必 要 最 小 限 とすることにより 発 生 土 量 を 低 減 するとともに 掘 削 工 事 に 伴 う 発 生 土 を 工 場 区 域 内 で 埋 戻 しや 新 設 の 緑 化 マウンドの 盛 土 等 に 全 量 有 効 利 用 すること により 残 土 の 搬 出 車 両 の 発 生 を 回 避 する 地 域 の 交 通 車 両 が 集 中 する 朝 夕 の 通 勤 時 間 帯 は 工 事 用 資 材 等 の 搬 出 入 を 極 力 行 わない 工 事 関 係 者 の 通 勤 における 乗 り 合 い 及 び 公 共 交 通 機 関 の 利 用 の 徹 底 により 工 事 関 係 車 両 台 数 を 低 減 する 工 事 関 係 車 両 を 主 要 な 交 通 ルートである 市 道 沖 浜 荒 井 幹 線 ( 北 ルート)と 市 道 宮 前 幹 線 ( 東 ルート)に 分 散 し 特 定 の 交 通 ルートへの 工 事 関 係 車 両 の 集 中 を 低 減 する 工 程 調 整 等 により 工 事 関 係 車 両 台 数 の 平 準 化 を 図 り 建 設 工 事 ピーク 時 の 工 事 関 係 車 両 台 数 を 低 減 する 急 発 進 急 加 速 の 禁 止 車 両 停 止 時 のアイドリングストップ 等 のエコドライブの 徹 底 を 図 ることにより 振 動 を 低 減 する 定 期 的 に 会 議 等 を 行 い 上 記 の 環 境 保 全 措 置 を 工 事 関 係 者 へ 周 知 徹 底 する 予 測 地 点 交 通 1 交 通 2 予 測 結 果 時 間 の 区 分 現 況 実 測 値 [L 10 ] 工 事 用 資 材 等 の 搬 出 入 に 伴 う 道 路 交 通 振 動 の 予 測 結 果 ( 最 大 : 工 事 開 始 後 12 ヶ 月 目 ) ( 単 位 :デシベル) 予 測 振 動 レベル[L 10 ] 補 正 後 将 来 計 算 値 ( 参 考 ) 現 況 将 来 計 算 値 将 来 計 算 値 工 事 関 係 車 両 ( 一 般 車 両 等 + 要 請 計 算 値 ( 一 般 車 両 等 ) ( 一 般 車 両 等 + による 増 加 分 工 事 関 係 車 両 ) 限 度 工 事 関 係 車 両 ) 1 2 2-1 昼 間 41 43 43 43 41 0 (65) 夜 間 35 34 34 34 35 0 (60) 昼 間 42 47 47 47 42 0 (70) 夜 間 29 32 32 32 29 0 (65) 注 :1. 時 間 の 区 分 は 振 動 規 制 法 の 規 定 に 基 づく 時 間 及 び 区 域 の 区 分 ごとの 規 制 基 準 の 設 定 について に 基 づき 昼 間 が8~19 時 夜 間 が 19~8 時 とした 2. 当 該 地 点 の 道 路 交 通 振 動 の 要 請 限 度 を 参 考 として( ) 内 に 示 す 3. 予 測 地 点 の 番 号 は 別 添 図 1に 示 す 評 価 結 果 工 事 用 資 材 等 の 搬 出 入 による 振 動 レベルの 増 加 は 0 デシベルである 工 事 用 資 材 等 の 搬 出 入 による 道 路 交 通 振 動 の 予 測 結 果 は いずれの 予 測 地 点 でも 道 路 交 - 20 -
通 振 動 の 要 請 限 度 を 下 回 っている 以 上 のことから 工 事 用 資 材 等 の 搬 出 入 に 伴 い 発 生 する 振 動 が 環 境 に 及 ぼす 影 響 は 実 行 可 能 な 範 囲 内 で 低 減 されていると 考 えられる (2) 振 動 ( 建 設 機 械 の 稼 働 ) 主 な 環 境 保 全 措 置 排 水 設 備 等 の 既 設 設 備 を 有 効 活 用 して 現 地 工 事 量 を 削 減 することにより 建 設 機 械 稼 働 台 数 を 低 減 する 新 たに 設 置 する 大 型 機 器 のガスタービン 蒸 気 タービン 等 は 可 能 な 限 り 工 場 組 立 等 を 行 い 現 地 工 事 量 を 削 減 することにより 建 設 機 械 稼 働 台 数 を 低 減 する 杭 打 工 事 をプレボーリング 工 法 にする 等 可 能 な 限 り 低 振 動 工 法 を 採 用 する 可 能 な 限 り 低 振 動 型 建 設 機 械 を 使 用 する 工 程 調 整 等 により 建 設 機 械 稼 働 台 数 の 平 準 化 を 図 り 建 設 工 事 ピーク 時 の 建 設 機 械 稼 働 台 数 を 低 減 する 工 事 規 模 に 合 わせて 建 設 機 械 を 適 正 に 配 置 して 必 要 最 小 限 の 建 設 機 械 を 稼 働 するととも に 建 設 機 械 停 止 時 のアイドリングストップの 徹 底 を 図 ることにより 振 動 を 低 減 する 建 設 機 械 の 点 検 整 備 を 適 宜 実 施 することにより 性 能 維 持 に 努 める 定 期 的 に 会 議 等 を 行 い 上 記 の 環 境 保 全 措 置 を 工 事 関 係 者 へ 周 知 徹 底 する 予 測 結 果 予 測 地 点 敷 地 境 界 における 建 設 機 械 の 稼 働 に 伴 う 振 動 の 予 測 結 果 ( 最 大 : 工 事 開 始 後 5 ヶ 月 目 ) ( 単 位 :デシベル) 時 間 の 区 分 現 況 実 測 値 [L10] 予 測 値 [L10] 予 測 振 動 レベル ( 参 考 ) 合 成 値 [L10] 特 定 建 設 作 業 振 動 規 制 基 準 敷 地 1 昼 間 54 43 54 敷 地 2 昼 間 41 44 46 敷 地 3 昼 間 45 45 48 (75) 敷 地 4 昼 間 37 53 53 敷 地 5 昼 間 50 46 51 予 測 地 点 注 :1. 時 間 の 区 分 は 振 動 規 制 法 の 規 定 に 基 づく 時 間 及 び 区 域 の 区 分 ごとの 規 制 基 準 の 設 定 について に 基 づき 昼 間 が8~19 時 とした 2. 現 況 実 測 値 は 各 時 間 の 区 分 における 振 動 レベルの80%レンジ 上 端 値 (L 10 )の 最 大 値 を 示 す 3. 工 場 区 域 は 振 動 規 制 法 に 基 づく 指 定 区 域 に 該 当 しないが 振 動 規 制 法 施 行 規 則 の 特 定 建 設 作 業 に 伴 って 発 生 する 振 動 に 係 る 基 準 を 参 考 として( ) 内 に 示 した なお 特 定 建 設 作 業 時 間 は 原 則 として8~19 時 で 計 画 している 4. 予 測 地 点 の 番 号 は 別 添 図 1に 示 す 民 家 等 が 存 在 する 地 域 における 建 設 機 械 の 稼 働 に 伴 う 振 動 の 予 測 結 果 ( 最 大 : 工 事 開 始 後 5ヶ 月 目 ) ( 単 位 :デシベル) 時 間 の 区 分 現 況 実 測 値 [L10] 予 測 値 [L10] 予 測 振 動 レベル 合 成 値 [L10] ( 参 考 ) 振 動 感 覚 閾 値 環 境 1 昼 間 28 50 50 環 境 2 昼 間 47 45 49 (55) - 21 -
注 :1. 時 間 の 区 分 は 振 動 規 制 法 の 規 定 に 基 づく 時 間 及 び 区 域 の 区 分 ごとの 規 制 基 準 の 設 定 について に 基 づき 昼 間 が8~19 時 とした 2. 現 況 実 測 値 は 各 時 間 の 区 分 における 振 動 レベルの80%レンジ 上 端 値 (L 10 )の 最 大 値 を 示 す 3. 振 動 に 係 る 環 境 基 準 が 定 められていないことから 一 般 的 に 振 動 を 感 じる 感 じないの 境 の 値 である 振 動 感 覚 閾 値 ( 新 公 害 防 止 の 技 術 と 法 規 2012 騒 音 振 動 編 ( 社 団 法 人 産 業 環 境 管 理 協 会 平 成 24 年 ))を 参 考 として( ) 内 に 示 した 4. 予 測 地 点 の 番 号 は 別 添 図 1に 示 す 評 価 結 果 建 設 機 械 の 稼 働 による 振 動 の 敷 地 境 界 における 予 測 結 果 は 全 ての 予 測 地 点 で 特 定 建 設 作 業 に 係 る 振 動 の 規 制 基 準 を 準 用 した 場 合 でも 満 足 している また 民 家 等 が 存 在 する 地 域 における 予 測 結 果 は いずれの 予 測 地 点 でも 振 動 の 感 覚 閾 値 を 下 回 っている 以 上 のことから 工 事 の 実 施 ( 建 設 機 械 の 稼 働 )に 伴 い 発 生 する 振 動 が 環 境 に 及 ぼす 影 響 は 実 行 可 能 な 範 囲 内 で 低 減 されていると 考 えられる 1.2 水 環 境 1.2.1 水 質 (1) 水 の 濁 り( 造 成 等 の 施 工 による 一 時 的 な 影 響 ) 主 な 環 境 保 全 措 置 搬 入 車 両 洗 浄 排 水 及 び 掘 削 中 の 湧 水 等 は 対 象 事 業 実 施 区 域 に 設 置 する 仮 設 沈 殿 設 備 を 経 由 後 実 証 設 備 の 既 設 の 排 水 処 理 設 備 で 処 理 後 に 総 合 廃 水 処 理 場 で 工 場 区 域 内 の 他 の 排 水 と 併 せて 再 処 理 を 行 い 浮 遊 物 質 量 を 環 境 保 全 協 定 書 及 び 細 目 書 の 許 容 限 度 以 下 にして 海 域 に 排 出 する 機 器 洗 浄 排 水 は 実 証 設 備 の 既 設 の 排 水 処 理 設 備 で 処 理 後 に 総 合 廃 水 処 理 場 で 工 場 区 域 内 の 他 の 排 水 と 併 せて 再 処 理 を 行 い 浮 遊 物 質 量 を 環 境 保 全 協 定 書 及 び 細 目 書 の 許 容 限 度 以 下 にして 海 域 に 排 出 する 建 設 事 務 所 の 生 活 排 水 は 対 象 事 業 実 施 区 域 に 設 置 する 仮 設 浄 化 槽 で 処 理 後 実 証 設 備 の 既 設 の 排 水 処 理 設 備 で 処 理 後 に 総 合 廃 水 処 理 場 で 工 場 区 域 内 の 他 の 排 水 と 併 せて 再 処 理 を 行 い 浮 遊 物 質 量 を 環 境 保 全 協 定 書 及 び 細 目 書 の 許 容 限 度 以 下 にして 海 域 へ 排 出 する 予 測 結 果 工 事 の 実 施 に 伴 う 排 水 は 搬 入 車 両 洗 浄 排 水 掘 削 中 の 湧 水 等 機 器 洗 浄 排 水 及 び 建 設 事 務 所 の 生 活 排 水 があり 搬 入 車 両 洗 浄 排 水 及 び 掘 削 中 の 湧 水 等 は 対 象 事 業 実 施 区 域 に 設 置 する 仮 設 沈 殿 設 備 を 経 由 後 機 器 洗 浄 排 水 は 直 接 建 設 事 務 所 の 生 活 排 水 は 対 象 事 業 実 施 区 域 に 設 置 する 仮 設 浄 化 槽 で 処 理 後 いずれも 実 証 設 備 の 既 設 の 排 水 処 理 設 備 に 導 き 処 理 後 に 総 合 廃 水 処 理 場 でそれぞれ 浮 遊 物 質 量 を 兵 庫 県 上 乗 せ 排 水 条 例 等 の 排 水 基 準 よりさらに 厳 しい 環 境 保 全 協 定 書 及 び 細 目 書 の 許 容 限 度 ( 最 大 20mg/L 日 間 平 均 10mg/L) 以 下 に 処 理 した 後 に 海 域 に 排 出 することから 対 象 事 業 実 施 区 域 の 周 辺 海 域 の 水 質 に 及 ぼす 影 響 は 少 ないものと 予 測 する 環 境 監 視 計 画 環 境 保 全 協 定 書 及 び 細 目 書 に 基 づき 総 合 廃 水 処 理 場 出 口 で 浮 遊 物 質 量 (SS) - 22 -
を 定 期 的 に 測 定 する 評 価 結 果 造 成 等 の 施 工 に 伴 う 工 事 中 の 排 水 が 海 域 に 及 ぼす 影 響 は 総 合 廃 水 処 理 場 で 処 理 して 適 正 に 管 理 し 環 境 保 全 協 定 書 及 び 細 目 書 の 許 容 限 度 以 下 にすることにより 兵 庫 県 上 乗 せ 排 水 条 例 等 の 排 水 基 準 以 下 で 排 出 することから, 実 行 可 能 な 範 囲 内 で 低 減 され ていると 考 えられる 2. 生 物 の 多 様 性 の 確 保 及 び 自 然 環 境 の 体 系 的 保 全 に 区 分 される 環 境 要 素 2.1 動 物 ( 造 成 等 の 施 工 による 一 時 的 な 影 響 ) 2.1.1 重 要 な 種 及 び 注 目 すべき 生 息 地 ( 海 域 に 生 息 するものを 除 く ) 主 な 環 境 保 全 措 置 対 象 事 業 実 施 区 域 の 一 部 の 緑 地 を 伐 採 するが ほとんどの 既 存 の 緑 地 については 現 状 ど おり 適 切 に 育 成 管 理 するとともに 更 新 後 の 実 証 設 備 の 北 側 及 び 東 側 に 新 たに 緑 化 マ ウンドを 設 けて 植 栽 を 行 うことにより 対 象 事 業 実 施 区 域 における 緑 地 面 積 は 約 19,000m 2 から 約 25,000m 2 に 増 加 する 緑 化 マウンドの 植 栽 に 当 たっては 立 地 条 件 を 考 慮 の 上 地 域 の 生 態 系 ( 生 物 多 様 性 ) に 配 慮 して 在 来 種 による 多 層 構 造 の 樹 林 を 目 指 す 既 存 の 敷 地 や 既 設 設 備 の 有 効 活 用 大 型 機 器 の 工 場 組 立 等 により 現 地 工 事 量 を 削 減 す る 可 能 な 限 り 低 騒 音 低 振 動 型 の 建 設 機 械 を 使 用 するとともに 低 騒 音 低 振 動 工 法 を 採 用 する 低 騒 音 低 振 動 型 の 騒 音 振 動 発 生 機 器 の 使 用 主 要 な 騒 音 発 生 機 器 の 屋 内 設 置 主 要 な 振 動 発 生 機 器 の 強 固 な 基 礎 上 への 設 置 等 により 騒 音 振 動 を 低 減 する 工 事 関 係 車 両 の 運 行 については 指 定 した 走 路 及 び 駐 車 場 を 使 用 するとともに 工 事 関 係 者 の 工 事 区 域 外 への 不 要 な 立 入 りは 行 わない 予 測 結 果 事 業 の 実 施 による 動 物 の 重 要 な 種 ( 海 域 に 生 息 するものを 除 く )への 影 響 の 予 測 結 果 分 類 種 名 予 測 結 果 の 概 要 オオハム 春 季 に 対 象 事 業 実 施 区 域 外 の 高 砂 西 港 の 海 上 において 1 個 体 を1 回 確 認 した 本 種 は 冬 鳥 であり 繁 殖 期 に 該 当 すると 考 えられる 晩 春 から 夏 季 には 確 認 されなかったこと から 営 巣 地 は 存 在 しないものと 考 えられる また 採 餌 行 動 を 確 認 しておらず 対 象 事 業 実 施 区 域 外 の 高 砂 西 港 を 主 要 な 採 餌 場 として 利 用 している 可 能 性 は 低 いものと 考 えられる さらに 対 象 事 業 実 施 区 域 の 海 岸 は 改 変 しな い 以 上 のことから 繁 殖 地 及 び 採 餌 場 への 影 響 はほとんどないものと 予 測 する ササゴイ 夏 季 に 対 象 事 業 実 施 区 域 近 傍 の 高 砂 西 港 の 海 岸 において 採 餌 する1 個 体 を1 回 確 認 した が 繁 殖 行 動 や 営 巣 地 を 確 認 しておらず 対 象 事 業 実 施 区 域 は 繁 殖 期 における 本 種 の 主 要 な 生 息 域 ではないものと 考 えられる また 対 象 事 業 実 施 区 域 近 傍 の 高 砂 西 港 の 海 岸 において 採 餌 行 動 を 確 認 していることか ら 高 砂 西 港 の 海 岸 を 採 餌 場 の 一 部 として 利 用 しているものと 考 えられる ただし 対 象 事 業 実 施 区 域 の 海 岸 は 改 変 しない 以 上 のことから 繁 殖 地 及 び 採 餌 場 への 影 響 はほとんどないものと 予 測 する - 23 -
鳥 類 ケリ イソシギ コアジサシ ミサゴ ノスリ キビタキ アオジ 春 季 に 対 象 事 業 実 施 区 域 外 の 工 場 区 域 の 敷 地 境 界 の 上 空 において 飛 翔 する1 個 体 を1 回 確 認 したが 繁 殖 行 動 や 営 巣 地 を 確 認 しておらず 対 象 事 業 実 施 区 域 は 繁 殖 期 における 本 種 の 主 要 な 生 息 域 ではないものと 考 えられる また 採 餌 行 動 を 確 認 しておらず 対 象 事 業 実 施 区 域 を 主 要 な 採 餌 場 として 利 用 している 可 能 性 は 低 いものと 考 えられる 以 上 のことから 繁 殖 地 及 び 採 餌 場 への 影 響 はほとんどないものと 予 測 する 対 象 事 業 実 施 区 域 近 傍 及 び 対 象 事 業 実 施 区 域 外 の 高 砂 西 港 の 海 岸 において 秋 季 及 び 冬 季 に 飛 翔 する1 個 体 をそれぞれ2 回 ずつ 確 認 し 春 季 に1~5 個 体 が 飛 翔 及 び 採 餌 するのを 計 14 回 確 認 したが 繁 殖 行 動 や 営 巣 地 を 確 認 しておらず 対 象 事 業 実 施 区 域 は 繁 殖 期 における 本 種 の 主 要 な 生 息 域 ではないものと 考 えられる また 対 象 事 業 実 施 区 域 近 傍 及 び 対 象 事 業 実 施 区 域 外 の 高 砂 西 港 の 海 岸 において 採 餌 行 動 を 確 認 していることから 高 砂 西 港 の 海 岸 を 採 餌 場 の 一 部 として 利 用 しているものと 考 えられ る ただし 対 象 事 業 実 施 区 域 の 海 岸 は 改 変 しない 以 上 のことから 繁 殖 地 及 び 採 餌 場 への 影 響 はほとんどないものと 予 測 する 春 季 に 対 象 事 業 実 施 区 域 外 の 高 砂 西 港 の 海 上 において 飛 翔 及 び 採 餌 する2 個 体 を1 回 確 認 したが 繁 殖 行 動 や 営 巣 地 を 確 認 していないことから 対 象 事 業 実 施 区 域 は 繁 殖 期 における 本 種 の 主 要 な 生 息 域 ではないものと 考 えられる また 対 象 事 業 実 施 区 域 において 採 餌 行 動 を 確 認 しておらず 本 種 は 水 中 にダイビングし て 小 魚 等 を 捕 らえることから 水 域 の 存 在 しない 対 象 事 業 実 施 区 域 に 採 餌 場 は 存 在 しないもの と 考 えられる 以 上 のことから 繁 殖 地 及 び 採 餌 場 への 影 響 はほとんどないものと 予 測 する 秋 季 冬 季 春 季 夏 季 に 対 象 事 業 実 施 区 域 の 上 空 及 び 対 象 事 業 実 施 区 域 外 の 高 砂 西 港 等 の 上 空 において 飛 翔 等 する 個 体 を 確 認 した 対 象 事 業 実 施 区 域 及 びその 周 辺 においては 育 雛 期 に 該 当 すると 考 えられる5 月 から6 月 上 旬 には 確 認 されず 繁 殖 行 動 や 営 巣 地 を 確 認 していないことから 対 象 事 業 実 施 区 域 は 繁 殖 期 における 本 種 の 主 要 な 生 息 域 ではないものと 考 えられる また 対 象 事 業 実 施 区 域 において 採 餌 行 動 を 確 認 しておらず 本 種 は 水 中 にダイビングし て 魚 を 捕 らえることから 水 域 の 存 在 しない 対 象 事 業 実 施 区 域 に 採 餌 場 は 存 在 しないものと 考 えられる 以 上 のことから 繁 殖 地 及 び 採 餌 場 への 影 響 はほとんどないものと 予 測 する 秋 季 に 対 象 事 業 実 施 区 域 において 上 空 を 飛 翔 する1 個 体 を1 回 確 認 した 繁 殖 期 には 対 象 事 業 実 施 区 域 及 びその 周 辺 で 確 認 されなかったため 当 該 地 域 へは 渡 りの 途 中 での 飛 来 であると 考 えられる また 対 象 事 業 実 施 区 域 及 びその 周 辺 において ハンティング 行 動 が 確 認 されなかったこと から 対 象 事 業 実 施 区 域 は 本 種 の 主 要 な 採 餌 場 ではないと 考 えられる 以 上 のことから 繁 殖 地 及 び 採 餌 場 への 影 響 はほとんどないものと 予 測 する 春 季 に 対 象 事 業 実 施 区 域 の 緑 地 ( 樹 林 )において 飛 翔 する1 個 体 を1 回 確 認 した 繁 殖 期 には 対 象 事 業 実 施 区 域 及 びその 周 辺 で 確 認 されなかったため 当 該 地 域 へは 渡 りの 途 中 での 飛 来 であると 考 えられる また 対 象 事 業 実 施 区 域 及 びその 周 辺 において 採 餌 行 動 を 確 認 していないが 本 種 の 主 な 餌 生 物 は 昆 虫 類 であるため 対 象 事 業 実 施 区 域 の 緑 地 を 採 餌 場 の 一 部 として 利 用 している 可 能 性 がある ただし 対 象 事 業 実 施 区 域 で 飛 翔 を 確 認 した 緑 地 ( 樹 林 )は 現 状 のまま 保 存 し 改 変 しない 以 上 のことから 繁 殖 地 及 び 採 餌 場 への 影 響 はほとんどないものと 予 測 する 冬 季 及 び 春 季 に 対 象 事 業 実 施 区 域 外 の 工 場 区 域 の 緑 地 ( 樹 林 )において それぞれ 飛 翔 す る1 個 体 及 び2 個 体 を 確 認 し 春 季 に 対 象 事 業 実 施 区 域 の 緑 地 ( 樹 林 )において 飛 翔 する1 個 体 を 確 認 した 本 種 は 冬 鳥 であり 繁 殖 期 に 該 当 すると 考 えられる 晩 春 から 夏 季 には 対 象 事 業 実 施 区 域 及 びその 周 辺 で 確 認 されなかったことから 営 巣 地 は 存 在 しないものと 考 えられる また 対 象 事 業 実 施 区 域 において 採 餌 行 動 を 確 認 していないが 本 種 の 餌 はイネ 科 やタデ 科 の 種 子 であるため 対 象 事 業 実 施 区 域 の 緑 地 を 採 餌 場 の 一 部 として 利 用 している 可 能 性 が 考 え られる ただし 対 象 事 業 実 施 区 域 で 飛 翔 を 確 認 した 緑 地 ( 樹 林 )は 現 状 のまま 保 存 し 改 変 しない 以 上 のことから 繁 殖 地 及 び 採 餌 場 への 影 響 はほとんどないものと 予 測 する - 24 -
爬 虫 類 ニホンヤモリ 春 季 に 対 象 事 業 実 施 区 域 の 緑 地 ( 樹 林 )において 成 体 を1 個 体 対 象 事 業 実 施 区 域 外 の 工 場 区 域 の 人 工 建 造 物 や 外 塀 において 成 体 を 計 7 個 体 確 認 した また 冬 季 に 対 象 事 業 実 施 区 域 外 の 工 場 区 域 の 人 工 建 造 物 で 糞 を 確 認 した 生 息 を 確 認 した 対 象 事 業 実 施 区 域 の 緑 地 ( 樹 林 )は 現 状 のまま 保 存 し 改 変 しないことか ら 生 息 地 への 影 響 はほとんどないものと 予 測 する 昆 虫 類 アオスジベッ コウ ヤマトスナハ キバチ 秋 季 に 対 象 事 業 実 施 区 域 外 の 工 場 区 域 の 緑 地 ( 樹 林 )において 成 虫 を1 個 体 確 認 した 生 息 を 確 認 した 緑 地 ( 樹 林 )は 対 象 事 業 実 施 区 域 外 であり 現 状 のまま 保 存 し 改 変 しな いことから 生 息 地 への 影 響 はほとんどないものと 予 測 する 夏 季 に 対 象 事 業 実 施 区 域 外 の 工 場 区 域 の 緑 地 ( 樹 林 )において 成 虫 を1 個 体 確 認 した 生 息 を 確 認 した 緑 地 ( 樹 林 )は 対 象 事 業 実 施 区 域 外 であり 現 状 のまま 保 存 し 改 変 しな いことから 生 息 地 への 影 響 はほとんどないものと 予 測 する キシタアツバ 秋 季 に 対 象 事 業 実 施 区 域 の 緑 地 ( 樹 林 )において 成 虫 を1 個 体 確 認 した 生 息 を 確 認 した 対 象 事 業 実 施 区 域 の 緑 地 ( 樹 林 )は 現 状 のまま 保 存 し 改 変 しないことか ら 生 息 地 への 影 響 はほとんどないものと 予 測 する 環 境 監 視 計 画 工 事 中 に 一 時 的 に 出 現 する 裸 地 を 営 巣 地 として 利 用 する 重 要 な 鳥 類 や 人 工 構 造 物 等 を 営 巣 地 として 利 用 する 重 要 な 猛 禽 類 の 繁 殖 状 況 を 適 宜 確 認 する 評 価 結 果 造 成 等 の 施 工 による 一 時 的 な 影 響 を 低 減 するため 既 存 の 敷 地 や 排 水 設 備 等 の 既 設 設 備 を 有 効 活 用 することにより 地 形 改 変 及 び 埋 立 等 の 海 域 工 事 を 行 わず 現 地 工 事 量 を 削 減 する 等 環 境 保 全 措 置 を 講 じることから 造 成 等 の 施 工 による 重 要 な 種 への 一 時 的 な 影 響 は 実 行 可 能 な 範 囲 内 で 低 減 されていると 考 えられる 2.2 植 物 ( 造 成 等 の 施 工 による 一 時 的 な 影 響 ) 2.2.1 重 要 な 種 及 び 重 要 な 群 落 ( 海 域 に 生 育 するものを 除 く ) 主 な 環 境 保 全 措 置 対 象 事 業 実 施 区 域 の 一 部 の 緑 地 を 伐 採 するが ほとんどの 既 存 の 緑 地 については 現 状 ど おり 適 切 に 育 成 管 理 するとともに 更 新 後 の 実 証 設 備 の 北 側 及 び 東 側 に 新 たに 緑 化 マ ウンドを 設 けて 植 栽 を 行 うことにより 対 象 事 業 実 施 区 域 における 緑 地 面 積 は 約 19,000m 2 から 約 25,000m 2 に 増 加 する 緑 化 マウンドの 植 栽 に 当 たっては 立 地 条 件 を 考 慮 の 上 地 域 の 生 態 系 ( 生 物 多 様 性 ) に 配 慮 して 在 来 種 による 多 層 構 造 の 樹 林 を 目 指 す 対 象 事 業 実 施 区 域 の 北 側 及 びその 近 傍 で 確 認 されたミゾコウジュについては 現 状 で 生 育 地 が 半 製 品 置 き 場 として 利 用 されており 今 後 半 製 品 の 置 き 方 により 生 育 環 境 に 影 響 を 及 ぼす 可 能 があることから 可 能 な 限 り 早 期 に 移 植 先 を 整 備 して 株 移 植 及 び 採 取 した 種 子 の 播 種 ( 以 下 移 植 等 という )を 行 うとともに 移 植 等 の 後 は 生 育 状 況 及 び 生 育 環 境 の 環 境 監 視 を 行 うことにより 適 切 な 育 成 管 理 に 努 める 対 象 事 業 実 施 区 域 で 確 認 された 外 来 生 物 法 の 特 定 外 来 生 物 及 び 兵 庫 県 のブラック リスト の 警 戒 種 については 適 切 に 除 去 する 既 存 の 敷 地 や 既 設 設 備 の 有 効 活 用 大 型 機 器 の 工 場 組 立 等 により 現 地 工 事 量 を 削 減 す る 工 事 関 係 車 両 の 運 行 については 指 定 した 走 路 及 び 駐 車 場 を 使 用 するとともに 工 事 関 係 - 25 -
者 の 工 事 区 域 外 への 不 要 な 立 ち 入 りは 行 わない 予 測 結 果 事 業 の 実 施 による 植 物 の 重 要 な 種 ( 海 域 に 生 育 するものを 除 く )への 影 響 の 予 測 結 果 種 名 予 測 結 果 の 概 要 ミゾコウジュ ミコシガヤ 対 象 事 業 実 施 区 域 において 25 株 対 象 事 業 実 施 区 域 外 において 約 320 株 確 認 した 本 事 業 の 実 施 により 生 育 地 が 一 部 消 失 する このため 工 事 開 始 までに 移 植 種 子 播 種 先 を 整 備 して 生 育 地 より 移 植 等 を 行 い 移 植 等 の 後 は 生 育 状 況 及 び 生 育 環 境 の 環 境 監 視 を 行 い 適 切 な 育 成 管 理 に 努 めることから ミゾコウジュへの 影 響 は 少 ないものと 予 測 する 対 象 事 業 実 施 区 域 及 びその 近 傍 の 緑 化 マウンドにおいて 約 65 株 対 象 事 業 実 施 区 域 外 において 2 株 確 認 した これらの 生 育 地 は 改 変 せず 現 状 のまま 維 持 することから 工 事 の 実 施 に 伴 う 影 響 は ないものと 予 測 する 環 境 監 視 計 画 移 植 等 を 行 ったミゾコウジュの 生 育 状 況 及 び 生 育 環 境 を 移 植 等 の 後 ( 工 事 前 ~ 工 事 期 間 中 )に 適 宜 確 認 する 評 価 結 果 造 成 等 の 施 工 による 一 時 的 な 影 響 を 低 減 するため 環 境 保 全 措 置 を 講 じることから 造 成 等 の 施 工 による 重 要 な 種 への 一 時 的 な 影 響 は 実 行 可 能 な 範 囲 内 で 低 減 されている と 考 えられる 3. 人 と 自 然 との 豊 かな 触 れ 合 いの 確 保 に 区 分 される 環 境 要 素 3.1 人 と 自 然 との 触 れ 合 いの 活 動 の 場 ( 工 事 用 資 材 等 の 搬 出 入 ) 3.1.1 主 要 な 人 と 自 然 との 触 れ 合 いの 活 動 の 場 主 な 環 境 保 全 措 置 排 水 設 備 等 の 既 設 設 備 を 有 効 活 用 して 現 地 工 事 量 を 削 減 することにより 工 事 関 係 車 両 台 数 を 低 減 する 新 たに 設 置 する 大 型 機 器 のガスタービン 蒸 気 タービン 等 は 可 能 な 限 り 工 場 組 立 等 を 行 い 現 地 工 事 量 を 削 減 することにより 工 事 関 係 車 両 台 数 を 低 減 する 掘 削 範 囲 を 必 要 最 小 限 とすることにより 発 生 土 量 を 低 減 するとともに 掘 削 工 事 に 伴 う 発 生 土 を 工 場 区 域 内 で 埋 戻 しや 新 設 の 緑 化 マウンドの 盛 土 等 に 全 量 有 効 利 用 することに より 残 土 の 搬 出 車 両 の 発 生 を 回 避 する 人 と 自 然 との 触 れ 合 いの 活 動 の 場 の 利 用 が 多 い 休 日 は 原 則 として 工 事 用 資 材 等 の 搬 出 入 を 行 わない 地 域 の 交 通 車 両 が 集 中 する 朝 夕 の 通 勤 時 間 帯 は 工 事 用 資 材 等 の 搬 出 入 を 極 力 行 わない 工 事 関 係 者 の 通 勤 における 乗 り 合 い 及 び 公 共 交 通 機 関 の 利 用 の 徹 底 により 工 事 関 係 車 両 台 数 を 低 減 する 工 事 関 係 車 両 を 主 要 な 交 通 ルートである 市 道 沖 浜 荒 井 幹 線 ( 北 ルート)と 市 道 宮 前 幹 線 ( 東 ルート)に 分 散 し 特 定 の 交 通 ルートへの 工 事 関 係 車 両 の 集 中 を 低 減 する 工 程 調 整 等 により 工 事 関 係 車 両 台 数 の 平 準 化 を 図 り 建 設 工 事 ピーク 時 の 工 事 関 係 車 両 台 数 を 低 減 する - 26 -
定 期 的 に 会 議 等 を 行 い 上 記 の 環 境 保 全 措 置 を 工 事 関 係 者 へ 周 知 徹 底 する 予 測 結 果 予 測 地 点 A B 1 2 3 4 5 測 定 点 名 - - 高 砂 市 伊 保 町 伊 保 高 砂 市 荒 井 町 中 新 町 加 古 川 市 尾 上 町 口 里 高 砂 市 米 田 町 米 田 新 高 砂 市 米 田 町 古 新 予 測 地 点 における 将 来 交 通 量 の 予 測 結 果 ( 最 大 : 工 事 開 始 後 24ヶ 月 目 ) ( 単 位 : 台 ) 現 況 交 通 量 将 来 交 通 量 工 事 関 係 車 両 路 線 名 工 事 一 般 車 両 等 一 般 車 両 等 合 計 の 割 合 (%) (アクセスルート) 関 係 車 両 1 2 3=1+2 2/3 市 道 沖 浜 荒 井 幹 線 5,785 5,785 286 6,071 4.7 市 道 宮 前 幹 線 4,283 4,283 286 4,569 6.3 一 般 県 道 明 石 高 砂 線 12,394 12,394 286 12,680 2.3 一 般 県 道 明 石 高 砂 線 11,215 11,215 286 11,501 2.5 一 般 県 道 明 石 高 砂 線 11,087 11,087 286 11,373 2.5 主 要 地 方 道 高 砂 北 条 線 主 要 地 方 道 高 砂 加 古 川 加 西 線 13,905 13,905 286 14,191 2.0 7,981 7,981 286 8,267 3.5 注 :1. 交 通 量 は 平 日 における 人 と 自 然 との 触 れ 合 いの 活 動 の 場 の 主 な 活 動 時 間 帯 である 昼 間 の 12 時 間 (7~19 時 )の 往 復 交 通 量 を 示 す 2. 一 般 車 両 等 の 交 通 量 は 過 去 の 道 路 交 通 センサスの 結 果 から 近 年 の 道 路 交 通 に 増 加 傾 向 がほとんど 見 られないことから 伸 び 率 を 考 慮 しないこととした 3. 工 事 関 係 車 両 は2つのルートに 分 散 させて 影 響 を 低 減 するが 過 小 評 価 とならないように いずれのルートも 全 台 数 が 走 行 すると 仮 定 して 予 測 した 4. 予 測 地 点 の 記 号 番 号 は 別 添 図 2に 示 す 評 価 結 果 環 境 保 全 措 置 を 講 じることにより 予 測 地 点 の 将 来 交 通 量 に 占 める 工 事 関 係 車 両 の 割 合 は 2.0~6.3%となることから 工 事 用 資 材 等 の 搬 出 入 に 伴 う 主 要 な 人 と 自 然 との 触 れ 合 いの 活 動 の 場 へのアクセスに 及 ぼす 影 響 は 実 行 可 能 な 範 囲 内 で 低 減 されていると 考 えられる 4. 環 境 への 負 荷 の 量 の 程 度 に 区 分 される 環 境 要 素 4.1 廃 棄 物 等 ( 造 成 等 の 施 工 による 一 時 的 な 影 響 ) 4.1.1 産 業 廃 棄 物 主 な 環 境 保 全 措 置 排 水 設 備 等 の 既 設 設 備 を 有 効 活 用 して 現 地 工 事 量 を 削 減 することにより 産 業 廃 棄 物 の 発 生 量 を 低 減 する 新 たに 設 置 する 大 型 機 器 のガスタービン 蒸 気 タービン 等 は 可 能 な 限 り 工 場 組 立 等 を 行 い 現 地 工 事 量 を 削 減 することにより 産 業 廃 棄 物 の 発 生 量 を 低 減 する 工 事 用 資 材 等 の 梱 包 材 の 簡 素 化 等 を 図 ることにより 産 業 廃 棄 物 の 発 生 量 を 低 減 する 工 事 の 実 施 に 伴 い 発 生 する 産 業 廃 棄 物 は 極 力 分 別 回 収 及 び 有 効 利 用 に 努 め 処 分 量 を 低 減 する 有 効 利 用 が 困 難 な 産 業 廃 棄 物 は その 種 類 毎 に 専 門 の 産 業 廃 棄 物 処 理 会 社 に 委 託 して 適 正 に 処 理 する - 27 -
予 測 結 果 工 事 の 実 施 に 伴 い 発 生 する 産 業 廃 棄 物 の 種 類 及 び 量 ( 単 位 :t) 種 類 発 生 量 有 効 利 用 量 ( 有 効 利 用 率 ) 処 分 量 有 効 利 用 方 法 廃 油 フラッシングオイ ル 含 油 ウエス 等 40.0 36.0( 90%) 4.0 燃 料 油 に 再 生 熱 回 収 発 泡 スチロール 塩 廃 プラスチック 類 ビ 管 ビニール 手 袋 71.2 46.6( 65%) 24.6 助 燃 剤 熱 回 収 等 紙 く ず 梱 包 材 ダンボール 等 72.5 52.2( 72%) 20.3 再 生 紙 木 く ず 輸 送 用 木 材 梱 包 燃 料 チップ パーチク 256.0 205.0( 80%) 51.0 材 仮 設 材 等 ルボードの 原 材 料 金 属 く ず 鉄 筋 鉄 骨 21.1 18.0( 85%) 3.1 金 属 材 料 ガラスくず コン クリートくず 及 び 陶 磁 器 くず ガラスくず コンク リートくず 保 温 く ず 等 724.0 650.0( 90%) 74.0 ガラス 製 品 合 計 1,184.8 1,007.8( 85%) 177.0 - 注 : 種 類 は 廃 棄 物 の 処 理 及 び 清 掃 に 関 する 法 律 に 定 める 産 業 廃 棄 物 の 区 分 とした 環 境 監 視 計 画 工 事 の 実 施 に 伴 い 発 生 する 産 業 廃 棄 物 の 種 類 発 生 量 処 分 量 及 び 処 分 方 法 を 把 握 する 評 価 結 果 工 事 の 実 施 による 産 業 廃 棄 物 の 発 生 量 は 約 1,185tと 予 測 されるが そのうち 約 1,008t の 有 効 利 用 を 図 るとともに 処 分 が 必 要 な 177tの 産 業 廃 棄 物 は 法 令 に 基 づき 適 正 に 処 理 することから 工 事 の 実 施 に 伴 い 発 生 する 産 業 廃 棄 物 が 及 ぼす 影 響 は 実 行 可 能 な 範 囲 内 で 低 減 されていると 考 えられる 4.1.2 残 土 主 な 環 境 保 全 措 置 掘 削 範 囲 を 必 要 最 小 限 とすることにより 発 生 土 量 を 低 減 する 掘 削 工 事 に 伴 う 発 生 土 を 工 場 区 域 内 で 埋 戻 しや 新 設 の 緑 化 マウンド 用 の 盛 土 等 に 全 量 有 効 利 用 するこにより 残 土 発 生 を 回 避 する 予 測 結 果 発 生 土 量 主 要 な 掘 削 工 事 に 伴 う 土 量 バランス 利 用 土 量 埋 戻 し 盛 土 等 合 計 ( 単 位 : 万 m 3 ) 残 土 量 5 2.4 2.6 5 0 評 価 結 果 建 設 発 生 土 量 5 万 m 3 のうち 2.4 万 m 3 は 埋 戻 し 2.6 万 m 3 を 盛 土 等 として 全 量 有 効 利 用 することとしている - 28 -
兵 庫 県 では 兵 庫 県 建 設 リサイクル 推 進 計 画 2011 を 策 定 し 建 設 発 生 土 の 有 効 利 用 率 を 平 成 27 年 度 の 目 標 値 として 90%としているが 工 事 の 実 施 に 伴 い 発 生 するこれらの 残 土 の 有 効 利 用 率 は 100%であり これを 十 分 に 満 足 している 以 上 のことから 工 事 の 実 施 に 伴 い 発 生 する 残 土 が 及 ぼす 影 響 は, 実 行 可 能 な 範 囲 内 で 低 減 されていると 考 えられる Ⅴ 環 境 影 響 評 価 項 目 ごとの 審 査 結 果 ( 土 地 又 は 工 作 物 の 存 在 及 び 供 用 ) 1. 環 境 の 自 然 的 構 成 要 素 の 良 好 な 状 態 の 保 持 に 区 分 される 環 境 要 素 1.1 大 気 環 境 1.1.1 大 気 質 (1) 硫 黄 酸 化 物 窒 素 酸 化 物 浮 遊 粒 子 状 物 質 ( 施 設 の 稼 働 排 ガス) 主 な 環 境 保 全 措 置 事 業 者 独 自 技 術 を 用 いた 最 高 技 術 レベルの 低 NO X ガスタービン 燃 焼 器 及 び 高 性 能 排 煙 脱 硝 装 置 を 採 用 することにより 排 ガス 中 の 窒 素 酸 化 物 の 排 出 濃 度 及 び 排 出 量 を 低 減 する 実 証 試 験 で 得 られた 結 果 に 基 づき 既 存 のガスタービン 燃 焼 器 に 改 良 を 加 え さらなる 低 NO X 排 出 レベルを 目 指 したガスタービン 燃 焼 器 を 開 発 し 導 入 することにより 排 ガス 中 の 窒 素 酸 化 物 の 排 出 濃 度 及 び 排 出 量 のさらなる 低 減 に 持 続 的 に 取 り 組 む 煙 突 高 さを100mとして 地 表 への 硫 黄 酸 化 物 窒 素 酸 化 物 及 び 浮 遊 粒 子 状 物 質 の 着 地 濃 度 を 低 減 する 予 測 結 果 1 年 平 均 値 予 測 項 目 二 酸 化 硫 黄 (ppm) 評 価 対 象 地 点 年 平 均 値 の 予 測 結 果 バック 実 証 設 備 寄 与 濃 度 グラウンド 将 来 環 境 濃 度 環 境 基 準 の 寄 与 率 濃 度 年 平 均 相 当 値 1 2 3=1+2 1/3 志 方 公 民 館 0.00000002 0.001 0.00100002 0.0% 0.019 尾 上 0.00000001 0.003 0.00300001 0.0% 評 価 対 象 地 点 の 選 定 根 拠 寄 与 濃 度 の 最 大 環 境 濃 度 の 最 大 二 酸 化 窒 素 (ppm) 浮 遊 粒 子 状 物 質 (mg/m 3 ) 米 田 公 民 館 0.00003 0.016 0.01603 0.2% 志 方 公 民 館 0.00003 0.009 0.00903 0.029 0.3% 宮 西 0.00001 0.017 0.01701 0.1% 米 田 公 民 館 0.000000006 0.019 0.019000006 0.0% 0.038 宮 西 0.000000001 0.033 0.033000001 0.0% 寄 与 濃 度 の 最 大 環 境 濃 度 の 最 大 寄 与 濃 度 の 最 大 環 境 濃 度 の 最 大 注 :1.バックグラウンド 濃 度 は 平 成 21~23 年 度 における 各 項 目 の 年 平 均 値 の 平 均 値 を 用 いた 2. 環 境 基 準 の 年 平 均 相 当 値 は 調 査 地 域 内 にある 一 般 局 ( 二 酸 化 硫 黄 については 22 局 二 酸 化 窒 素 浮 遊 粒 子 状 物 質 については 28 局 )の 平 成 21~23 年 度 の 観 測 値 を 基 に 作 成 した 以 下 の 式 により 求 めた 二 酸 化 硫 黄 y=0.4799 x-0.0003 y: 年 平 均 値 (ppm) x: 日 平 均 値 の2% 除 外 値 (ppm) 二 酸 化 窒 素 y=0.4866 x-0.0005 y: 年 平 均 値 (ppm) x: 日 平 均 値 の 年 間 98% 値 (ppm) 浮 遊 粒 子 状 物 質 y=0.3409 x+0.0041 y: 年 平 均 値 (mg/m 3 )x: 日 平 均 値 の2% 除 外 値 (mg/m 3 ) - 29 -
燃 料 都 市 ガス 灯 油 2 日 平 均 値 予 測 項 目 二 酸 化 窒 素 (ppm) 二 酸 化 硫 黄 (ppm) 二 酸 化 窒 素 (ppm) 浮 遊 粒 子 状 物 質 (mg/m 3 ) 評 価 対 象 地 点 日 平 均 値 の 予 測 結 果 ( 寄 与 高 濃 度 日 ) 寄 与 濃 度 バック グラウンド 濃 度 将 来 環 境 濃 度 環 境 基 準 実 証 設 備 寄 与 率 1 2 3=1+2 1/3 米 田 公 民 館 0.00030 0.034 0.03430 1 時 間 値 の1 日 平 均 値 が 0.04~ 0.06ppm までのゾ ーン 内 又 はそれ 以 下 0.9% 尾 上 0.0000048 0.007 0.0070048 1 時 間 値 の1 日 平 0.1% 均 値 が 0.04ppm 以 別 府 0.0000028 0.008 0.0080028 下 0.0% 米 田 公 民 館 0.00030 0.034 0.03430 1 時 間 値 の1 日 平 均 値 が 0.04~ 0.06ppm までのゾ ーン 内 又 はそれ 以 下 0.9% 米 田 公 民 館 0.00000135 0.052 0.05200135 1 時 間 値 の1 日 平 均 値 が 0.0% 宮 西 0.00000071 0.068 0.06800071 0.10mg/m 3 以 下 0.0% 評 価 対 象 地 点 の 選 定 根 拠 寄 与 濃 度 の 最 大 将 来 環 境 濃 度 の 最 大 寄 与 濃 度 の 最 大 将 来 環 境 濃 度 の 最 大 寄 与 濃 度 の 最 大 将 来 環 境 濃 度 の 最 大 寄 与 濃 度 の 最 大 将 来 環 境 濃 度 の 最 大 注 :1. 寄 与 濃 度 は 日 平 均 値 の 最 大 値 である 2.バックグラウンド 濃 度 は 平 成 21~23 年 度 における 各 項 目 の 日 平 均 値 の 年 間 98% 値 又 は 日 平 均 値 の2% 除 外 値 の 平 均 値 を 用 いた 燃 料 都 市 ガス 灯 油 予 測 項 目 二 酸 化 窒 素 (ppm) 二 酸 化 硫 黄 (ppm) 二 酸 化 窒 素 (ppm) 浮 遊 粒 子 状 物 質 (mg/m 3 ) 評 価 対 象 地 点 日 平 均 値 の 予 測 結 果 ( 実 測 高 濃 度 日 ) バック 実 証 設 備 寄 与 濃 度 グラウンド 将 来 環 境 濃 度 環 境 基 準 寄 与 率 濃 度 1 2 3=1+2 1/3 評 価 対 象 地 点 の 選 定 根 拠 東 神 吉 0.00016 0.028 0.02816 1 時 間 値 の1 日 平 寄 与 濃 度 0.6% 均 値 が 0.04~ の 最 大 別 府 0.00000 0.042 0.04200 0.06ppm までのゾ ーン 内 又 はそれ 以 下 0.0% 将 来 環 境 濃 度 の 最 大 播 磨 町 役 場 0.0000014 0.006 0.0060014 寄 与 濃 度 0.0% 1 時 間 値 の1 日 平 の 最 大 均 値 が 0.04ppm 以 将 来 別 府 0.0000000 0.014 0.0140000 下 0.0% 環 境 濃 度 の 最 大 加 古 川 0.00015 0.030 0.03015 1 時 間 値 の1 日 0.5% 寄 与 濃 度 市 役 所 平 均 値 が 0.04~ の 最 大 東 神 吉 0.00015 0.028 0.02815 0.5% 0.06ppm までのゾ 将 来 ーン 内 又 はそれ 別 府 0.00000 0.042 0.04200 0.0% 環 境 濃 度 以 下 の 最 大 東 神 吉 0.00000045 0.070 0.07000045 1 時 間 値 の1 日 0.0% 平 均 値 が 宮 西 0.00000000 0.115 0.11500000 0.10mg/m 3 以 下 0.0% 注 :バックグラウンド 濃 度 は 実 測 高 濃 度 日 の 日 平 均 値 を 用 いた 寄 与 濃 度 の 最 大 将 来 環 境 濃 度 の 最 大 - 30 -