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4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の

定款

高松市緊急輸送道路沿道建築物耐震改修等事業補助金交付要綱(案)

弁護士報酬規定(抜粋)

(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

Microsoft Word 第1章 定款.doc

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(2) 単 身 者 向 け 以 外 の 賃 貸 共 同 住 宅 等 当 該 建 物 に 対 して 新 たに 固 定 資 産 税 等 が 課 税 される 年 から 起 算 して5 年 間 とする ( 交 付 申 請 及 び 決 定 ) 第 5 条 補 助 金 の 交 付 を 受 けようとする 者 は

Taro-事務処理要綱250820

目 次 市 民 税 の 減 免 に つ い て 1 減 免 の 一 般 的 な 留 意 事 項 2 減 免 の 範 囲 お よ び 減 免 割 合 3 1 生 活 保 護 法 の 規 定 に よ る 保 護 を 受 け る 者 3 2 当 該 年 に お い て 所 得 が 皆 無 と な っ た

要 な 指 示 をさせることができる ( 検 査 ) 第 8 条 甲 は 乙 の 業 務 にかかる 契 約 履 行 状 況 について 作 業 完 了 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする ( 発 生 した 著 作 権 等 の 帰 属 ) 第 9 条 業 務 によって 甲 が 乙 に

損 益 計 算 書 ( 自 平 成 25 年 4 月 1 日 至 平 成 26 年 3 月 31 日 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 75,917 取 引 参 加 料 金 39,032 上 場 関 係 収 入 11,772 情 報 関 係 収 入 13,352 そ

を 行 うこと 又 は 必 要 な 機 能 を 追 加 することをいう ( 補 助 対 象 事 業 ) 第 3 条 補 助 金 の 交 付 対 象 となる 事 業 ( 以 下 補 助 対 象 事 業 という )は, 次 条 に 規 定 するこの 補 助 金 の 交 付 の 対 象 となる 者 ( 以

とする ( 減 免 額 の 納 付 ) 第 6 条 市 長 は 減 免 を 受 け た 者 が 偽 り そ の 他 不 正 な 方 法 に よ り 減 免 の 決 定 を 受 け た こ と を 知 っ た と き 前 の 申 告 が あ っ た と き 又 は 同 条 第 2 項 の 規 定 によ

新ひだか町住宅新築リフォーム等緊急支援補助金交付要綱

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(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同

教育資金管理約款

( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補 助 金 の 額 は 第 5 条 第 2 項 の 規 定 による 無 線 LAN 機 器 の 設 置 箇 所 数 に 1 万 5 千 円 を 掛 けた 金 額 と 第 5 条 第 3 項 に 規 定 する 補 助 対 象 経 費 の2 分 の1のいずれか 低

積 み 立 てた 剰 余 金 の 配 当 に 係 る 利 益 準 備 金 の 額 は 利 益 準 備 金 1 の 増 3 に 記 載 します ⑸ 平 成 22 年 10 月 1 日 以 後 に 適 格 合 併 に 該 当 しない 合 併 により 完 全 支 配 関 係 がある 被 合 併 法 人 か


40 総 論 41 法 人 課 税 01 租 税 法 概 論 ( 4001 ) 02 税 制 の 動 向 ( 4002 ) 91 事 例 研 究 ( 4091 ) 99 その 他 ( 4099 ) 01 法 人 税 ( 4101 ) 3. 税 務 官 庁 の 組 織 4. 不 服 申 立 て 税 務

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

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10 期 末 現 在 の 資 本 金 等 の 額 次 に 掲 げる 法 人 の 区 分 ごとに それぞれに 定 める 金 額 を 記 載 します 連 結 申 告 法 人 以 外 の 法 人 ( に 掲 げる 法 人 を 除 きます ) 法 第 292 条 第 1 項 第 4 号 の5イに 定 める

の 購 入 費 又 は 賃 借 料 (2) 専 用 ポール 等 機 器 の 設 置 工 事 費 (3) ケーブル 設 置 工 事 費 (4) 防 犯 カメラの 設 置 を 示 す 看 板 等 の 設 置 費 (5) その 他 設 置 に 必 要 な 経 費 ( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補

住宅税制について

定款  変更

2. 前 項 の 規 定 にかかわらず 証 券 会 社 等 又 は 機 構 を 通 じた 届 出 の 対 象 となっていない 事 項 については 当 会 社 の 定 める 書 式 により 株 主 名 簿 管 理 人 宛 に 届 け 出 るものとす る ( 法 人 株 主 等 の 代 表 者 ) 第

は 共 有 名 義 )で 所 有 権 保 存 登 記 又 は 所 有 権 移 転 登 記 を された も の で あ る こと (3) 居 室 便 所 台 所 及 び 風 呂 を 備 え 居 住 の ために 使 用 す る 部 分 の 延 べ 床 面 積 が 5 0 平 方 メ ー ト ル 以 上

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3. 選 任 固 定 資 産 評 価 員 は 固 定 資 産 の 評 価 に 関 する 知 識 及 び 経 験 を 有 する 者 のうちから 市 町 村 長 が 当 該 市 町 村 の 議 会 の 同 意 を 得 て 選 任 する 二 以 上 の 市 町 村 の 長 は 当 該 市 町 村 の 議

の 基 礎 の 欄 にも 記 載 します ア 法 人 税 の 中 間 申 告 書 に 係 る 申 告 の 場 合 は 中 間 イ 法 人 税 の 確 定 申 告 書 ( 退 職 年 金 等 積 立 金 に 係 るものを 除 きます ) 又 は 連 結 確 定 申 告 書 に 係 る 申 告 の 場

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平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税

若 しくは 利 益 の 配 当 又 はいわゆる 中 間 配 当 ( 資 本 剰 余 金 の 額 の 減 少 に 伴 うものを 除 きます 以 下 同 じです )を した 場 合 には その 積 立 金 の 取 崩 額 を 減 2 に 記 載 す るとともに 繰 越 損 益 金 26 の 増 3 の

(2) 勤 続 5 年 を 超 え 10 年 までの 期 間 については 勤 続 期 間 1 年 につき 本 俸 月 額 の100 分 の140 (3) 勤 続 10 年 を 超 え 20 年 までの 期 間 については 勤 続 期 間 1 年 につき 本 俸 月 額 の100 分 の180 (4)

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国 税 通 則 法 の 見 直 しについて(23 年 度 改 正 ) 税 務 調 査 手 続 の 明 確 化 更 正 の 請 求 期 間 の 延 長 処 分 の 理 由 附 記 等 国 税 通 則 法 の 大 幅 な 見 直 しを 実 施 主 な 改 正 事 項 1. 税 務 調 査 手 続 ( 平

( 補 助 金 等 交 付 決 定 通 知 に 加 える 条 件 ) 第 7 条 市 長 は 交 付 規 則 第 11 条 に 規 定 するところにより 補 助 金 の 交 付 決 定 に 際 し 次 に 掲 げる 条 件 を 付 するものとする (1) 事 業 完 了 後 に 消 費 税 及 び

(12) 配当所得の収入金額の収入すべき時期

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(1) この 貯 金 は 預 入 の 日 から 起 算 して10 年 が 経 過 した 日 に 払 戻 金 の 全 部 を 同 一 のこ の 貯 金 に 継 続 して 預 入 する 取 扱 いをします (2) 継 続 預 入 後 の 利 率 は 継 続 日 における 当 行 所 定 の 利 率 とし

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四 勤 続 20 年 を 超 え30 年 までの 期 間 については 勤 続 1 年 につき100 分 の200 五 勤 続 30 年 を 超 える 期 間 については 勤 続 1 年 につき100 分 の100 2 基 礎 調 整 額 は 職 員 が 退 職 し 解 雇 され 又 は 死 亡 した

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(15) 兵 庫 県 道 高 速 湾 岸 線 (16) 神 戸 市 道 高 速 道 路 2 号 線 (17) 兵 庫 県 道 高 速 北 神 戸 線 (18) 神 戸 市 道 高 速 道 路 北 神 戸 線 (19) 神 戸 市 道 高 速 道 路 湾 岸 線 のうち 上 り 線 については 神 戸

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( 支 給 制 限 ) 第 4 条 市 長 は 前 条 の 規 定 にかかわらず 給 対 象 者 が 次 の 各 号 のいずれかに 該 当 するとき は 給 金 を 支 給 しないものとする (1) 年 額 405,696 円 以 上 の 公 的 年 金 等 を 受 給 しているとき (2) 生 活

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第 9 条 の 前 の 見 出 しを 削 り 同 条 に 見 出 しとして ( 部 分 休 業 の 承 認 ) を 付 し 同 条 中 1 日 を 通 じて2 時 間 ( 規 則 で 定 める 育 児 休 暇 を 承 認 されている 職 員 については 2 時 間 から 当 該 育 児 休 暇 の

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(2) 広 島 国 際 学 院 大 学 ( 以 下 大 学 という ) (3) 広 島 国 際 学 院 大 学 自 動 車 短 期 大 学 部 ( 以 下 短 大 という ) (4) 広 島 国 際 学 院 高 等 学 校 ( 以 下 高 校 という ) ( 学 納 金 の 種 類 ) 第 3 条

4 乙 は 天 災 地 変 戦 争 暴 動 内 乱 法 令 の 制 定 改 廃 輸 送 機 関 の 事 故 その 他 の 不 可 抗 力 により 第 1 項 及 び 第 2 項 に 定 める 業 務 期 日 までに 第 1 条 第 3 項 の 適 合 書 を 交 付 することができない 場 合 は

1 特 別 会 計 財 務 書 類 の 検 査 特 別 会 計 に 関 する 法 律 ( 平 成 19 年 法 律 第 23 号 以 下 法 という ) 第 19 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づき 所 管 大 臣 は 毎 会 計 年 度 その 管 理 する 特 別 会 計 について 資 産

内 において 管 理 されている 上 場 株 式 等 のうち 非 課 税 管 理 勘 定 に 係 るもの( 新 規 投 資 額 で 毎 年 80 万 円 を 上 限 とします )に 係 る 配 当 等 で 未 成 年 者 口 座 に 非 課 税 管 理 勘 定 を 設 けた 日 から 同 日 の 属

4 5 6 県 内 に 所 在 する 営 業 所 等 のうち 主 たるものから 本 県 分 を 一 括 納 入 県 内 に 所 在 する 各 営 業 所 等 から 当 該 営 業 所 等 分 を 納 入 この 場 合 において 特 別 徴 収 義 務 者 の 事 務 処 理 システム 上 必 要 あ

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為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

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2. 会 計 規 程 の 業 務 (1) 規 程 と 実 際 の 業 務 の 調 査 規 程 や 運 用 方 針 に 規 定 されている 業 務 ( 帳 票 )が 実 際 に 行 われているか( 作 成 されている か)どうかについて 調 べてみた 以 下 の 表 は 規 程 の 条 項 とそこに

平 成 34 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで 64 歳 第 2 章 労 働 契 約 ( 再 雇 用 希 望 の 申 出 ) 第 3 条 再 雇 用 職 員 として 継 続 して 雇 用 されることを 希 望 する 者 は 定 年 退 職 日 の3か 月 前 まで

ろによる ⑴ 子 世 帯 満 12 歳 に 達 する 日 以 後 の 最 初 の3 月 末 日 までの 間 にある 者 及 びそ の 親 を 世 帯 構 成 員 ( 当 該 世 帯 を 構 成 する 世 帯 員 ( 世 帯 主 を 含 む )をいう 以 下 同 じ )に 含 む 世 帯 又 は 出

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む )の 規 定 は 同 令 第 二 百 六 十 三 条 第 一 項 に 規 定 する 申 告 書 と 併 せて 提 出 する 復 興 特 別 所 得 税 申 告 書 について 準 用 する 2 法 第 十 七 条 第 一 項 第 三 号 に 規 定 する 政 令 で 定 める 金 額 は 所 得

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第 8 条 乙 は 甲 に 対 し 仕 様 書 に 定 める 期 日 までに 所 定 の 成 果 物 を 検 収 依 頼 書 と 共 に 納 入 する 2 甲 は 前 項 に 定 める 納 入 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする 3 検 査 不 合 格 となった 場 合 甲 は

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中 間 利 払 日 とし 預 入 日 または 前 回 の 中 間 利 払 日 からその 中 間 利 払 日 の 前 日 までの 日 数 および 通 帳 または 証 書 記 載 の 中 間 利 払 利 率 によって 計 算 した 中 間 利 払 額 ( 以 下 中 間 払 利 息 といいます )を 利

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職 員 退 職 手 当 支 給 規 程 平 成 15 年 10 月 1 日 規 程 第 号 改 正 平 成 17 年 1 月 31 日 規 程 第 17-1 号 改 正 平 成 20 年 12 月 22 日 規 程 第 号 改 正 平 成 22 年 3 月 18 日 規 程

Transcription:

地 方 税 法 の 施 行 に 関 する 取 扱 いについて( 市 町 村 税 関 係 ) ( 平 成 22 年 4 月 1 日 総 税 市 第 16 号 ) ( 改 正 ) 平 成 22 年 8 月 23 日 総 税 市 第 60 号 平 成 23 年 6 月 30 日 総 税 市 第 34 号 平 成 23 年 12 月 2 日 総 税 市 第 70 号 平 成 24 年 4 月 1 日 総 税 市 第 14 号 平 成 24 年 6 月 11 日 総 税 市 第 31 号 平 成 24 年 6 月 27 日 総 税 市 第 35 号 平 成 25 年 4 月 1 日 総 税 市 第 11 号 平 成 25 年 6 月 12 日 総 税 市 第 26 号 平 成 26 年 4 月 1 日 総 税 市 第 8 号 平 成 26 年 6 月 13 日 総 税 市 第 20 号 平 成 27 年 4 月 1 日 総 税 市 第 22 号 平 成 28 年 4 月 1 日 総 税 市 第 26 号 ( 目 次 ) 第 1 章 一 般 的 事 項 第 1 節 通 則 第 2 節 納 税 義 務 の 承 継 第 3 節 連 帯 納 税 義 務 等 第 4 節 第 二 次 納 税 義 務 第 5 節 人 格 のない 社 団 等 の 納 税 義 務 第 6 節 納 税 の 告 知 等 第 7 節 地 方 税 の 優 先 権 等 第 8 節 納 税 の 猶 予 第 9 節 納 税 の 猶 予 に 伴 う 担 保 等 第 10 節 還 付 第 11 節 更 正 決 定 等 の 期 間 制 限 及 び 消 滅 時 効 第 12 節 不 服 審 査 及 び 訴 訟 第 13 節 雑 則 第 14 節 滞 納 処 分 及 び 犯 則 取 締 処 分 第 15 節 延 滞 金 及 び 還 付 加 算 金 の 割 合 等 の 特 例 第 2 章 市 町 村 民 税 第 1 節 納 税 義 務 者 第 1 個 人 の 納 税 義 務 者 第 2 法 人 の 納 税 義 務 者 -1-

第 2 節 課 税 標 準 及 び 税 率 第 3 課 税 標 準 第 4 税 率 及 び 税 額 の 計 算 第 3 節 申 告 制 度 第 4 節 賦 課 徴 収 第 5 一 般 的 事 項 第 6 道 府 県 民 税 の 取 扱 い 第 7 給 与 所 得 に 係 る 個 人 の 市 町 村 民 税 の 特 別 徴 収 第 7の2 公 的 年 金 等 に 係 る 所 得 に 係 る 個 人 の 市 町 村 民 税 の 特 別 徴 収 第 8 法 人 の 市 町 村 民 税 の 申 告 納 付 第 5 節 退 職 所 得 の 課 税 の 特 例 第 6 節 上 場 株 式 等 に 係 る 配 当 所 得 に 係 る 課 税 の 特 例 平 成 29 年 度 以 後 の 年 度 分 の 個 人 の 市 町 村 民 税 について 適 用 第 6 節 上 場 株 式 等 に 係 る 配 当 所 得 等 に 係 る 課 税 の 特 例 第 7 節 土 地 の 譲 渡 等 に 係 る 事 業 所 得 等 の 課 税 の 特 例 等 第 8 節 譲 渡 所 得 の 課 税 の 特 例 第 9 節 株 式 等 に 係 る 譲 渡 所 得 等 に 係 る 課 税 の 特 例 第 10 節 先 物 取 引 に 係 る 雑 所 得 等 に 係 る 課 税 の 特 例 第 11 節 滞 納 処 分 第 12 節 租 税 条 約 等 第 3 章 固 定 資 産 税 第 1 節 通 則 第 1 課 税 客 体 第 2 納 税 義 務 者 第 3 非 課 税 の 範 囲 等 第 2 節 課 税 標 準 税 率 及 び 免 税 点 第 1 課 税 標 準 及 びその 特 例 第 2 税 率 第 3 免 税 点 第 3 節 賦 課 徴 収 第 4 節 固 定 資 産 課 税 台 帳 第 5 節 評 価 及 び 価 格 の 決 定 第 6 節 新 築 住 宅 等 に 係 る 固 定 資 産 税 の 減 額 措 置 第 7 節 土 地 に 係 る 固 定 資 産 税 の 特 例 第 8 節 市 街 化 区 域 農 地 に 対 して 課 する 固 定 資 産 税 の 特 例 第 4 章 軽 自 動 車 税 平 成 29 年 4 月 1 日 以 後 に 取 得 された 三 輪 以 上 の 軽 自 動 車 に 対 して 課 する 軽 自 動 車 税 の 環 境 性 能 割 及 び 平 成 29 年 度 以 後 の 年 度 分 の 軽 自 動 車 税 の 種 別 割 について 適 用 第 4 章 軽 自 動 車 税 第 1 節 通 則 -2-

第 2 節 環 境 性 能 割 第 1 課 税 標 準 第 2 申 告 納 付 及 び 納 付 義 務 の 免 除 等 第 3 道 府 県 による 賦 課 徴 収 第 3 節 種 別 割 第 1 税 率 等 第 2 徴 収 等 第 5 章 市 町 村 たばこ 税 第 1 納 税 義 務 者 第 2 課 税 客 体 等 第 3 課 税 標 準 第 4 課 税 免 除 第 5 徴 税 吏 員 の 質 問 検 査 権 第 6 徴 収 第 7 犯 則 取 締 り 第 8 たばこ 税 の 都 道 府 県 に 対 する 交 付 第 9 たばこ 税 額 を 条 件 とする 補 助 金 等 の 禁 止 第 6 章 鉱 産 税 第 7 章 特 別 土 地 保 有 税 第 1 節 課 税 客 体 及 び 納 税 義 務 者 第 1 課 税 客 体 第 2 納 税 義 務 者 第 3 非 課 税 第 2 節 課 税 標 準 第 1 土 地 の 取 得 価 額 第 2 免 税 点 第 3 税 額 第 3 節 申 告 納 付 等 第 1 納 税 義 務 の 免 除 等 第 2 恒 久 的 な 建 物 施 設 等 の 用 に 供 する 土 地 に 係 る 納 税 義 務 の 免 除 第 4 節 遊 休 土 地 に 係 る 特 別 土 地 保 有 税 第 1 課 税 客 体 第 2 課 税 標 準 第 3 申 告 納 付 等 第 4 納 税 義 務 の 免 除 第 5 節 課 税 の 特 例 第 1 課 税 標 準 の 特 例 第 2 三 大 都 市 圏 の 特 定 市 における 課 税 の 特 例 第 6 節 課 税 の 停 止 第 8 章 法 定 外 普 通 税 -3-

第 9 章 目 的 税 第 10 章 法 定 外 目 的 税 第 1 章 一 般 的 事 項 第 1 節 通 則 1 賦 課 徴 収 に 関 する 規 定 の 形 式 (1) 地 方 税 法 ( 以 下 法 という )は 各 税 目 ごとに 課 税 客 体 納 税 義 務 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 課 税 標 準 税 率 賦 課 期 日 納 期 納 付 又 は 納 入 の 方 法 及 びそれ らの 手 続 罰 則 その 他 の 制 裁 規 定 滞 納 処 分 の 手 続 犯 則 取 締 り 等 賦 課 徴 収 に 関 す る 規 定 を 網 羅 的 に 規 定 しているが これは 納 税 者 にわかりやすいものとし その 協 力 を 得 ることによって 税 務 行 政 の 円 滑 な 運 営 を 図 ろうとする 趣 旨 によるものである こと (2) 条 例 の 制 定 に 当 たっては 法 律 が 条 例 の 定 めるところによることとしている 事 項 及 び 法 律 が 地 方 団 体 に 選 択 的 判 断 を 許 容 している 事 項 のみならず 法 律 政 令 及 び 規 則 において 明 確 に 規 定 され 各 地 方 団 体 ごとの 選 択 判 断 の 余 地 のないものにつ いても 住 民 の 理 解 のうえで 最 小 限 度 必 要 なものにあっては 重 複 をいとわず 総 合 的 に 規 定 することが 適 当 であること ( 法 3) (3) 臨 時 特 定 の 費 用 に 充 てるために 増 税 を 行 う 場 合 においては 一 般 的 条 例 改 正 の 形 式 によることなく 別 個 に 臨 時 増 徴 条 例 によって 規 定 することが 望 ましいもの であること ( 法 3) (4) 地 方 団 体 の 長 は 地 方 自 治 法 ( 昭 和 22 年 法 律 第 67 号 )の 規 定 によって 一 般 にその 権 限 に 属 する 事 務 の 一 部 を 規 則 によって 委 任 することができるものとされ ているが 地 方 税 法 に 規 定 する 地 方 団 体 の 長 の 権 限 に 属 する 事 務 は 更 正 決 定 地 方 税 の 減 免 納 期 限 の 延 長 過 料 処 分 等 の 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 の 権 利 義 務 に 極 めて 重 要 な 関 係 を 有 するものが 多 いので 地 方 団 体 の 長 がこの 事 務 の 一 部 を 委 任 するには 一 般 原 則 にはよらないで 条 例 の 定 めるところにより かつ 支 庁 地 方 事 務 所 指 定 都 市 の 区 の 事 務 所 又 は 税 務 事 務 所 の 長 に 限 ってすることができる ものとされていること ( 法 3の2) 2 課 税 免 除 等 租 税 負 担 の 合 理 化 を 図 るため 非 課 税 規 定 は これを 最 小 限 度 にとどめているのであ るが 地 方 団 体 が 自 ら 行 う 課 税 免 除 不 均 一 課 税 租 税 の 減 免 等 についても その 内 容 について 徹 底 的 検 討 を 加 え 濫 用 することがないよう 特 に 留 意 すること ( 法 6 7) なお 地 方 団 体 において 納 税 義 務 者 に 係 る 一 定 の 事 由 に 該 当 することを 理 由 として 一 律 かつ 無 条 件 に 当 該 税 負 担 を 軽 減 するような 措 置 を 講 ずることのないよう 留 意 すること 3 税 率 税 率 については 一 定 税 率 を 法 定 するもの 標 準 税 率 とともに 制 限 税 率 をも 法 定 する もの 標 準 税 率 を 定 めるにとどめるもの 等 に 区 分 されているが 標 準 税 率 ( 制 限 税 率 を 併 せて 定 めるものを 含 む )を 規 定 する 税 目 について 超 過 課 税 を 行 う 場 合 においては 超 過 課 税 が 納 税 者 に 対 して 通 常 以 上 の 負 担 を 求 めるものであることを 踏 まえ 議 会 にお -4-

いて 十 分 に 議 論 をし 納 税 者 に 対 して 十 分 に 説 明 を 行 い 理 解 を 得 るべきものであるこ と 4 課 税 権 の 承 継 市 町 村 の 廃 置 分 合 又 は 境 界 変 更 があった 場 合 においては 承 継 市 町 村 又 は 新 市 町 村 が その 区 域 によって 消 滅 市 町 村 又 は 旧 市 町 村 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 徴 収 を 目 的 とする 権 利 ( 以 下 徴 収 金 に 係 る 権 利 という )を 承 継 するものであること ( 法 8の2 8の3) この 場 合 において 次 の 諸 点 に 留 意 すること (1) 承 継 市 町 村 又 は 新 市 町 村 が 消 滅 市 町 村 又 は 旧 市 町 村 の 徴 収 金 に 係 る 権 利 を 承 継 する 場 合 においては その 徴 収 金 に 係 る 権 利 の 行 使 については 別 段 の 定 めをしな い 限 り 消 滅 市 町 村 又 は 旧 市 町 村 の 条 例 規 則 その 他 の 定 めの 例 によるものとされ ているが 必 要 に 応 じ 承 継 市 町 村 又 は 新 市 町 村 の 条 例 等 で 消 滅 市 町 村 又 は 旧 市 町 村 の 条 例 等 について 特 別 の 定 めをすることは もとより 妨 げないものであること ( 法 8の24) (2) 前 号 の 場 合 において 消 滅 市 町 村 又 は 旧 市 町 村 がした 賦 課 徴 収 その 他 の 手 続 は 承 継 市 町 村 又 は 新 市 町 村 がした 賦 課 徴 収 その 他 の 手 続 と 消 滅 市 町 村 又 は 旧 市 町 村 に 対 してした 申 告 不 服 申 立 てその 他 の 手 続 は 承 継 市 町 村 又 は 新 市 町 村 に 対 してし た 申 告 不 服 申 立 てその 他 の 手 続 とみなされるものとされているので 承 継 市 町 村 又 は 新 市 町 村 は 消 滅 市 町 村 又 は 旧 市 町 村 の 地 方 団 体 の 徴 収 金 で 消 滅 市 町 村 又 は 旧 市 町 村 に 収 入 されていないものを 徴 収 することができるとともに 既 に 消 滅 市 町 村 又 は 旧 市 町 村 に 収 入 された 地 方 団 体 の 徴 収 金 で 過 納 又 は 誤 納 に 係 るものについては 承 継 市 町 村 又 は 新 市 町 村 がこれを 還 付 することとなるものであることに 留 意 するこ と ( 法 8の21 後 段 4) (3) 承 継 市 町 村 が 消 滅 市 町 村 の 徴 収 金 に 係 る 権 利 を 承 継 する 場 合 において 消 滅 市 町 村 が 市 町 村 法 定 外 普 通 税 又 は 法 定 外 目 的 税 を 設 定 しているときは 承 継 市 町 村 は 当 該 消 滅 市 町 村 の 区 域 に 限 り 当 該 消 滅 市 町 村 に 係 る 法 定 外 普 通 税 又 は 法 定 外 目 的 税 を 引 き 続 いて 課 税 するのには 法 第 669 条 又 は 第 731 条 第 2 項 の 規 定 による 総 務 大 臣 への 協 議 を 要 しないものであること ( 法 8の24) (4) 新 市 町 村 が 旧 市 町 村 の 徴 収 金 に 係 る 権 利 を 承 継 する 場 合 においては 申 告 納 付 又 は 申 告 納 入 の 方 法 によって 徴 収 される 地 方 税 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 にあっては 境 界 変 更 又 は 廃 置 分 合 があった 日 前 に 納 期 限 の 到 来 しないもので 旧 市 町 村 に 収 入 されていないものに 限 り 新 市 町 村 に 承 継 されることとなるのであるから 既 に 納 期 限 の 到 来 しているもの 又 は 納 期 限 は 到 来 しないが 既 に 旧 市 町 村 に 収 入 されている ものは 新 市 町 村 に 承 継 されないものであること この 場 合 において 納 期 限 は 法 令 に 定 められた 納 期 限 をいうものであるから 法 令 の 規 定 に 基 づき 納 期 限 が 延 長 されているときは その 延 長 された 納 期 限 によるが 法 第 15 条 の 規 定 に 基 づく 徴 収 猶 予 をしている 場 合 においては その 徴 収 猶 予 期 間 は 納 期 限 の 延 長 とは 認 められ ないので 所 定 の 納 期 限 によることとなるものであること なお 特 別 徴 収 の 方 法 によって 徴 収 する 個 人 の 市 町 村 民 税 は 申 告 納 入 の 方 法 に よって 徴 収 する 地 方 税 には 含 まれないので 旧 市 町 村 に 収 入 されていないものに 限 -5-

り 新 市 町 村 に 承 継 されるものであること ( 法 8の31) (5) 承 継 市 町 村 が 消 滅 市 町 村 の 徴 収 金 に 係 る 権 利 を 承 継 する 場 合 において 既 に 消 滅 市 町 村 が 特 別 徴 収 義 務 者 に 通 知 した 特 別 徴 収 税 額 を 二 以 上 の 承 継 市 町 村 が 承 継 す ることとなるとき 又 は 新 市 町 村 が 旧 市 町 村 の 徴 収 金 に 係 る 権 利 を 承 継 する 場 合 にお いて 既 に 旧 市 町 村 が 特 別 徴 収 義 務 者 に 通 知 した 特 別 徴 収 税 額 があるときは 承 継 市 町 村 又 は 新 市 町 村 は 遅 滞 なく 特 別 徴 収 義 務 者 に 対 し その 納 入 すべき 特 別 徴 収 税 額 等 を 通 知 するものであること ( 令 1の2) 5 納 期 市 町 村 民 税 及 び 固 定 資 産 税 については 納 期 が 法 定 されているが これは 国 税 の 徴 収 時 期 との 競 合 をできる 限 り 避 けるとともに 財 政 経 理 の 円 滑 を 期 する 趣 旨 によるもの であるから 特 別 の 事 由 がない 限 り できる 限 りこれによることが 望 ましいこと 6 事 務 所 又 は 事 業 所 (1) 事 務 所 又 は 事 業 所 ( 以 下 6において 事 務 所 等 という )とは それが 自 己 の 所 有 に 属 するものであるか 否 かにかかわらず 事 業 の 必 要 から 設 けられた 人 的 及 び 物 的 設 備 であって そこで 継 続 して 事 業 が 行 われる 場 所 をいうものであること この 場 合 において 事 務 所 等 において 行 われる 事 業 は 当 該 個 人 又 は 法 人 の 本 来 の 事 業 の 取 引 に 関 するものであることを 必 要 とせず 本 来 の 事 業 に 直 接 間 接 に 関 連 し て 行 われる 付 随 的 事 業 であっても 社 会 通 念 上 そこで 事 業 が 行 われていると 考 えられ るものについては 事 務 所 等 として 取 り 扱 って 差 し 支 えないものであるが 宿 泊 所 従 業 員 詰 所 番 小 屋 監 視 所 等 で 番 人 小 使 等 のほかに 別 に 事 務 員 を 配 置 せず 専 ら 従 業 員 の 宿 泊 監 視 等 の 内 部 的 便 宜 的 目 的 のみに 供 されるものは 事 務 所 等 の 範 囲 に 含 まれないものであること (2) 事 務 所 等 と 認 められるためには その 場 所 において 行 われる 事 業 がある 程 度 の 継 続 性 をもったものであることを 要 するから たまたま2 3か 月 程 度 の1 時 的 な 事 業 の 用 に 供 する 目 的 で 設 けられる 現 場 事 務 所 仮 小 屋 等 は 事 務 所 等 の 範 囲 に 入 ら ないものであること 7 金 融 機 関 の 指 定 市 町 村 税 は 会 計 管 理 者 若 しくは 出 納 職 員 又 は 指 定 金 融 機 関 指 定 代 理 金 融 機 関 若 し くは 収 納 代 理 金 融 機 関 ( 法 第 321 条 の5 第 4 項 ( 法 第 328 条 の5 第 3 項 において 準 用 する 場 合 を 含 む )の 納 入 金 にあっては 同 項 の 金 融 機 関 を 含 む 以 下 同 じ )に 納 付 又 は 納 入 するのであるが 市 町 村 は 市 町 村 税 を 納 付 又 は 納 入 する 者 の 便 宜 を 図 るた め 指 定 代 理 金 融 機 関 又 は 収 納 代 理 金 融 機 関 をできるだけ 多 く 指 定 するよう 配 慮 するこ と 8 口 座 振 替 による 納 付 又 は 納 入 申 告 納 付 又 は 申 告 納 入 に 係 る 市 町 村 税 が 口 座 振 替 の 方 法 により 一 定 の 日 までに 納 付 され 又 は 納 入 された 場 合 には その 納 付 又 は 納 入 が 納 期 限 後 である 場 合 においても 納 期 限 においてされたものとみなして 延 滞 金 に 関 する 規 定 を 適 用 するものとされている ものであること ( 法 20の5の4 令 6の18の2) なお 申 告 納 付 又 は 申 告 納 入 に 係 る 税 目 に 限 らず 徴 収 率 の 向 上 徴 収 事 務 の 効 率 化 等 を 促 進 する 観 点 から 市 町 村 の 実 情 に 即 しつつ 口 座 振 替 による 納 付 又 は 納 入 の 推 進 -6-

に 努 めることが 望 ましいものであること 第 2 節 納 税 義 務 の 承 継 9 相 続 による 納 税 義 務 の 承 継 相 続 の 開 始 があった 場 合 には 相 続 人 及 び 相 続 財 産 法 人 は 被 相 続 人 の 納 税 義 務 を 無 限 に 承 継 することを 原 則 とし 限 定 承 認 をした 相 続 人 は 相 続 によって 得 た 財 産 の 限 度 で 承 継 するものであること なお 相 続 人 が2 人 以 上 あるときは 各 相 続 人 は その 相 続 分 によりあん 分 して 計 算 した 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 納 付 又 は 納 入 義 務 を 承 継 することとし その 相 続 によって 得 た 財 産 の 価 額 がその 相 続 人 が 納 付 し 又 は 納 入 すべき 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 額 を 超 えている ときは その 相 続 人 はその 超 える 価 額 を 限 度 として 他 の 相 続 人 が 納 付 し 又 は 納 入 す べき 地 方 団 体 の 徴 収 金 を 納 付 し 又 は 納 入 すべき 責 任 を 負 うものであること ( 法 9) 10 相 続 人 からの 徴 収 手 続 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 につき 相 続 の 開 始 があった 場 合 においてこれらの 者 に 送 達 すべき 書 類 は 各 相 続 人 の 承 継 額 につき 個 別 に 送 達 するのが 原 則 であるが 地 方 団 体 及 び 納 税 者 等 相 互 間 の 徴 税 及 び 納 税 手 続 の 便 宜 を 考 慮 し 相 続 人 は 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 賦 課 徴 収 ( 滞 納 処 分 を 除 く ) 及 び 還 付 に 関 する 書 類 を 受 領 する 代 表 者 を 定 め この 旨 を 地 方 団 体 の 長 に 届 け 出 たときは その 代 表 者 がこれらの 処 分 に 関 する 書 類 を 受 領 する ことができるものであること なお すべての 相 続 人 又 は 相 続 分 のうちに 明 らかでないものがあり かつ 相 当 の 期 間 内 に 当 該 届 出 がないときは 地 方 団 体 の 長 は 相 続 人 の1 人 を 指 定 し その 者 を 代 表 者 とすることができるものであること ( 法 9の2 令 2) 第 3 節 連 帯 納 税 義 務 等 11 連 帯 納 税 義 務 共 有 者 共 同 事 業 者 等 は 共 有 物 共 同 事 業 等 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 について そ れぞれ 連 帯 納 付 義 務 又 は 連 帯 納 入 義 務 を 負 うものであること この 場 合 において 連 帯 納 付 義 務 又 は 連 帯 納 入 義 務 の 効 力 等 については 民 法 ( 明 治 29 年 法 律 第 89 号 )に 定 められている 連 帯 債 務 に 関 する 規 定 が 準 用 されるものであること ( 法 10 10の2 令 3) 平 成 29 年 1 月 1 日 以 後 に 行 われる 合 併 又 は 分 割 について 適 用 11の2 法 人 の 合 併 等 の 無 効 判 決 に 係 る 連 帯 納 税 義 務 合 併 又 は 分 割 ( 以 下 この 項 において 合 併 等 という )を 無 効 とする 判 決 が 確 定 した 場 合 には 当 該 合 併 等 をした 法 人 は 合 併 後 存 続 する 法 人 若 しくは 合 併 により 設 立 した 法 人 又 は 分 割 により 事 業 を 承 継 した 法 人 の 当 該 合 併 等 の 日 以 後 に 納 付 し 又 は 納 入 する 義 務 の 成 立 した 地 方 団 体 の 徴 収 金 について 連 帯 して 納 付 し 又 は 納 入 する 義 務 を 負 うものであること ( 法 10の3) 11の3 法 人 の 分 割 に 係 る 連 帯 納 税 の 責 任 法 人 が 分 割 ( 分 社 型 分 割 を 除 く 以 下 この 項 において 同 じ )をした 場 合 には 当 該 分 割 により 営 業 を 承 継 した 法 人 が 当 該 分 割 をした 法 人 から 承 継 した 財 産 の 価 額 を 限 度 -7-

として 当 該 分 割 をした 法 人 の 地 方 税 について 連 帯 して 納 付 し 又 は 納 入 する 責 任 を 負 うものであること ( 法 10の4) この 場 合 において 次 の 諸 点 に 留 意 すること (1) 連 帯 して 納 付 し 又 は 納 入 する 責 任 は 特 段 の 手 続 をとることなく 法 人 の 分 割 により 当 然 に 発 生 するものであること (2) 承 継 した 財 産 の 価 額 とは 積 極 財 産 の 価 額 をいうものであり 負 債 を 差 し 引 いた 額 とは 異 なるものであること (3) 連 帯 して 納 付 し 又 は 納 入 する 責 任 の 対 象 となる 地 方 税 には 当 該 地 方 税 に 係 る 督 促 手 数 料 延 滞 金 等 を 含 むものとされていることから 例 えば 分 割 の 日 から 後 に 納 期 限 が 到 来 したが 納 付 又 は 納 入 が 行 われなかった 地 方 税 に 係 る 督 促 手 数 料 延 滞 金 等 についても 当 該 分 割 により 営 業 を 承 継 した 法 人 が 連 帯 して 納 付 し 又 は 納 入 する 責 任 を 負 う 範 囲 に 含 まれるものであること 第 4 節 第 二 次 納 税 義 務 12 第 二 次 納 税 義 務 制 度 第 二 次 納 税 義 務 の 制 度 は その 財 産 は 形 式 的 には 第 三 者 に 帰 属 している 場 合 であって も 実 質 的 には 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 にその 財 産 が 帰 属 していると 認 めても 公 平 を 失 しないときにおいて 形 式 的 な 権 利 の 帰 属 を 否 認 して 私 法 秩 序 を 乱 すことを 避 けつ つ その 形 式 的 に 権 利 が 帰 属 している 者 に 対 して 補 充 的 に 納 税 義 務 を 負 担 させることに より 徴 収 の 合 理 化 を 図 るために 認 められている 制 度 であること 13 同 族 会 社 の 第 二 次 納 税 義 務 滞 納 者 が 同 族 会 社 の 株 式 又 は 出 資 を 有 している 場 合 において その 株 式 又 は 出 資 を 公 売 しても 買 受 人 がないか 又 は 定 款 等 によりその 譲 渡 が 制 限 されているため その 株 式 等 を 売 却 できず かつ 滞 納 者 の 他 の 財 産 につき 滞 納 処 分 をしてもなお 徴 収 すべき 地 方 団 体 の 徴 収 金 に 不 足 すると 認 められるときは その 株 式 又 は 出 資 の 価 額 を 限 度 として 同 族 会 社 に 対 し その 滞 納 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 につき 第 二 次 納 税 義 務 を 負 わせる ことができるものであること ただし 株 式 又 は 出 資 につき その 滞 納 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 法 定 納 期 限 の1 年 前 までに 取 得 したものについては その 適 用 が 除 外 されて いるものであるが この 法 定 納 期 限 とは 1 法 又 はこれに 基 づいて 定 められた 条 例 に 規 定 している 納 付 又 は 納 入 期 限 であって 2 納 期 を 分 けている 地 方 税 例 えば 普 通 徴 収 の 方 法 によって 徴 収 する 個 人 の 住 民 税 及 び 固 定 資 産 税 にあっては その 第 一 期 分 の 納 期 限 をいうものであり 3 修 正 申 告 期 限 後 申 告 更 正 決 定 繰 上 徴 収 徴 収 の 猶 予 普 通 徴 収 の 方 法 によって 徴 収 する 地 方 税 の 賦 課 もれ 若 しくは 追 徴 に 係 る 賦 課 決 定 若 しくは 換 価 の 猶 予 をした 場 合 の 納 期 限 又 は 法 第 474 条 第 1 項 の 規 定 による 納 期 限 は 除 かれる ものであること 4また 督 促 手 数 料 延 滞 金 過 少 申 告 加 算 金 不 申 告 加 算 金 重 加 算 金 及 び 滞 納 処 分 費 については その 徴 収 の 基 因 となった 地 方 税 の 当 該 期 限 をいうもの であること ( 法 11の4 令 3の2) 14 実 質 課 税 額 等 の 第 二 次 納 税 義 務 (1) 事 業 税 等 の 課 税 においては 登 記 又 は 登 録 等 による 私 法 上 の 権 利 関 係 のいかん にかかわらず 収 益 が 実 質 的 に 帰 属 する 者 に 対 し いわゆる 実 質 課 税 が 行 われるこ とにかんがみ 課 税 と 徴 収 の 一 体 化 を 図 る 趣 旨 から その 実 質 課 税 に 係 る 地 方 団 体 -8-

の 徴 収 金 につき 滞 納 処 分 をしてもなおその 徴 収 すべき 額 に 不 足 すると 認 められると きは その 事 業 税 等 の 賦 課 の 基 因 となった 収 益 が 法 律 上 帰 属 するとみられる 者 に 対 し その 収 益 が 生 じた 財 産 を 限 度 として その 滞 納 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 につき 第 二 次 納 税 義 務 を 負 わせることができるものであること (2) 同 族 会 社 の 行 為 若 しくは 計 算 又 は 合 併 等 によりその 有 する 資 産 等 の 移 転 を 行 っ た 法 人 若 しくは 当 該 資 産 等 の 移 転 を 受 けた 法 人 若 しくはこれらの 法 人 の 株 主 等 であ る 法 人 の 行 為 若 しくは 計 算 につきこれを 容 認 した 場 合 には 事 業 税 等 の 負 担 を 不 当 に 減 少 させる 結 果 となると 認 められるときは その 行 為 又 は 計 算 を 否 認 して 課 税 す ることができることとされているのであるが その 否 認 された 行 為 又 は 計 算 により 利 益 を 受 けたとみなされる 者 に 対 しても (1)の 趣 旨 に 準 じ その 受 けた 利 益 の 額 を 限 度 として 第 二 次 納 税 義 務 を 負 わせることができるものであること ( 法 1 1の5 令 4) (3) 事 業 所 税 の 課 税 においては 登 記 又 は 登 録 等 による 私 法 上 の 権 利 関 係 のいかん にかかわらず 事 実 上 当 該 事 業 を 行 っていると 認 められる 者 に 対 し いわゆる 実 質 課 税 が 行 われることとされているのであるが その 事 業 所 税 の 賦 課 の 基 因 となった 事 業 を 法 律 上 行 うとみられる 者 に 対 しても (1)の 趣 旨 に 準 じ その 受 けた 利 益 の 額 を 限 度 として 第 二 次 納 税 義 務 を 負 わせることができるものであること 15 共 同 的 な 事 業 者 の 第 二 次 納 税 義 務 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 の 事 業 の 遂 行 に 欠 くことのできない 重 要 な 財 産 が 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 と 生 計 を 一 にする 配 偶 者 その 他 の 親 族 の 所 有 となっており かつ これらの 者 がその 事 業 から 所 得 を 受 けているときは その 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 が その 供 されている 事 業 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 を 滞 納 し その 地 方 団 体 の 徴 収 金 につき 滞 納 処 分 をしてもなおその 徴 収 すべき 額 に 不 足 すると 認 められるときは その 配 偶 者 そ の 他 の 親 族 に 対 し その 財 産 を 限 度 として その 滞 納 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 につき 第 二 次 納 税 義 務 を 負 わせることができるものであること また 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 が 同 族 会 社 である 場 合 においては その 判 定 の 基 礎 となった 株 主 又 は 社 員 に 対 し 上 記 と 同 様 に 第 二 次 納 税 義 務 を 負 わせることができるも のであること ( 法 11の6) 16 事 業 を 譲 り 受 けた 特 殊 関 係 者 の 第 二 次 納 税 義 務 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 が 親 族 その 他 の 特 殊 関 係 者 に 事 業 を 譲 渡 (その 譲 渡 が 滞 納 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 法 定 納 期 限 より1 年 以 上 前 にされているものを 除 く )し かつ その 譲 受 人 が 同 一 とみられる 場 所 において 同 一 又 は 類 似 の 事 業 を 営 んでいる 場 合 において 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 のその 事 業 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 につき 滞 納 処 分 をしてもなおその 徴 収 すべき 額 に 不 足 すると 認 められるときは その 譲 受 人 に 対 し その 譲 受 財 産 を 限 度 としてその 滞 納 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 につき 第 二 次 納 税 義 務 を 負 わせることができるものであること ( 法 11の7 令 5) 平 成 29 年 1 月 1 日 以 後 に 滞 納 となった 地 方 団 体 の 徴 収 金 ( 同 日 前 に 事 業 を 譲 渡 した 場 合 における 当 該 事 業 に 係 るものを 除 く )について 適 用 16 事 業 を 譲 り 受 けた 特 殊 関 係 者 の 第 二 次 納 税 義 務 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 が 生 計 を 一 にする 親 族 その 他 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 -9-

と 特 殊 の 関 係 のある 個 人 又 は 被 支 配 会 社 に 事 業 を 譲 渡 (その 譲 渡 が 滞 納 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 法 定 納 期 限 より1 年 以 上 前 にされているものを 除 く )し かつ その 譲 受 人 が 同 一 又 は 類 似 の 事 業 を 営 んでいる 場 合 において 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 のその 事 業 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 につき 滞 納 処 分 をしてもなおその 徴 収 すべき 額 に 不 足 すると 認 められるときは その 譲 受 人 に 対 し その 譲 受 財 産 の 価 額 の 限 度 におい て その 滞 納 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 につき 第 二 次 納 税 義 務 を 負 わせることができ るものであること ( 法 11の7 令 5) 17 無 償 又 は 著 しい 低 額 の 譲 受 人 等 の 第 二 次 納 税 義 務 滞 納 者 の 地 方 団 体 の 徴 収 金 につき 滞 納 処 分 をしてもなおその 徴 収 すべき 額 に 不 足 する と 認 められる 場 合 において その 不 足 すると 認 められることが 無 償 又 は 著 しく 低 い 額 の 対 価 による 譲 渡 等 の 処 分 ( 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 法 定 納 期 限 の1 年 前 に 譲 渡 等 の 処 分 が 行 われているものを 除 く )に 基 因 すると 認 められるときは これらの 処 分 により 権 利 を 取 得 し 又 は 義 務 を 免 れた 者 に 対 し これらの 処 分 により 受 けた 利 益 が 現 に 存 する 限 度 (これらの 者 がその 処 分 の 時 にその 滞 納 者 の 親 族 その 他 滞 納 者 と 特 殊 の 関 係 のある 個 人 又 は 同 族 会 社 であるときは これらの 処 分 により 受 けた 利 益 の 限 度 )において その 滞 納 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 第 二 次 納 税 義 務 を 負 わせることができるものであること ( 法 11の8 令 6) 18 軽 自 動 車 等 の 売 主 の 第 二 次 納 税 義 務 (1) 法 第 442 条 の2 第 2 項 に 規 定 する 軽 自 動 車 等 ( 以 下 所 有 権 留 保 付 軽 自 動 車 等 という )については 当 該 軽 自 動 車 等 の 買 主 を 所 有 者 とみなして 軽 自 動 車 税 を 課 することとされているが 当 該 買 主 が 当 該 軽 自 動 車 等 に 対 して 課 する 軽 自 動 車 税 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 を 滞 納 した 場 合 において その 者 の 財 産 につき 滞 納 処 分 をしてもなおその 徴 収 すべき 額 に 不 足 すると 認 められるときは 当 該 軽 自 動 車 等 の 売 主 に 対 し 当 該 軽 自 動 車 等 の 引 渡 しと 同 時 にその 代 金 の 受 渡 しを 行 うものとした 場 合 の 価 額 ( 現 金 販 売 価 格 )を 限 度 として 当 該 滞 納 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 第 二 次 納 税 義 務 を 負 わせることができるものであること ( 法 11の91 令 6の2 ) 平 成 29 年 度 以 後 の 年 度 分 の 軽 自 動 車 税 の 種 別 割 について 適 用 (1) 法 第 444 条 第 1 項 の 規 定 の 適 用 を 受 ける 売 買 契 約 に 係 る 軽 自 動 車 等 ( 以 下 所 有 権 留 保 付 軽 自 動 車 等 という )については 当 該 軽 自 動 車 等 の 買 主 を 所 有 者 とみなして 軽 自 動 車 税 の 種 別 割 を 課 することとされているが 当 該 買 主 が 当 該 軽 自 動 車 等 に 対 して 課 する 軽 自 動 車 税 の 種 別 割 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 を 滞 納 した 場 合 において その 者 の 財 産 につき 滞 納 処 分 をしてもなおその 徴 収 すべき 額 に 不 足 すると 認 められるときは 当 該 軽 自 動 車 等 の 売 主 に 対 し 当 該 軽 自 動 車 等 の 引 渡 しと 同 時 にその 代 金 の 受 渡 しを 行 うものとした 場 合 の 価 額 ( 現 金 販 売 価 格 )を 限 度 として 当 該 滞 納 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 第 二 次 納 税 義 務 を 負 わせることができるものであること ( 法 11の91 令 6の2) (2) 売 主 に 対 する 所 有 権 留 保 付 軽 自 動 車 等 に 係 る 第 二 次 納 税 義 務 の 告 知 は 当 該 軽 自 動 車 等 について 売 主 が 所 有 権 を 留 保 している 間 に 限 り 行 うことができるものであ ること -10-

(3) 所 有 権 留 保 付 軽 自 動 車 等 の 所 在 及 び 買 主 の 住 所 又 は 居 所 が 不 明 である 場 合 にお いて 当 該 軽 自 動 車 等 の 売 主 が 当 該 軽 自 動 車 等 の 売 買 に 係 る 代 金 の 全 部 又 は 一 部 を 受 け 取 ることができなくなったと 認 められるときは 当 該 受 け 取 ることができなく なったと 認 められる 額 を 限 度 として 当 該 軽 自 動 車 等 の 売 主 の 第 二 次 納 税 義 務 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 納 付 の 義 務 を 免 除 するものとされているが その 運 用 に 当 た っては 免 除 の 事 由 に 該 当 するかどうかの 認 定 につき 適 正 を 期 するよう 留 意 するこ と ( 法 11の92) (4) 受 け 取 ることができなくなつたと 認 められるとき とは 一 般 的 には 当 該 受 け 取 ることができなくなった 賦 払 金 について 税 務 計 算 上 損 金 又 は 必 要 経 費 として 処 理 された 場 合 をいうものであること なお 売 主 からの 申 出 により 税 務 計 算 上 損 金 又 は 必 要 経 費 として 処 理 するまでに 相 当 の 日 時 を 要 すると 認 められる 場 合 は 納 付 の 催 告 書 の 発 付 を 留 保 する 等 適 切 な 措 置 を 講 ずることが 適 当 であること (5) 売 主 が 法 第 11 条 の9 第 3 項 の 規 定 により 第 二 次 納 税 義 務 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 納 付 義 務 の 免 除 の 規 定 の 適 用 があるべき 旨 の 申 告 をするに 当 たっては 免 除 の 事 由 に 該 当 する 事 実 等 を 記 載 した 書 面 を 提 出 させるとともに これと 併 せて 次 に 掲 げるような 免 除 の 認 定 に 関 し 必 要 と 認 められる 書 類 又 はその 写 しを 提 出 させるこ とが 適 当 であること ア 当 該 軽 自 動 車 等 に 係 る 売 買 契 約 書 イ 当 該 軽 自 動 車 等 の 所 在 についての 調 査 記 録 等 軽 自 動 車 等 の 所 在 が 不 明 であるこ とを 証 する 書 類 ウ 返 戻 された 買 主 あて 軽 自 動 車 等 の 代 金 払 込 催 告 書 に 係 る 配 達 証 明 郵 便 物 等 買 主 の 住 所 又 は 居 所 が 不 明 であることを 証 する 書 類 エ 支 払 いを 拒 絶 された 手 形 及 び 貸 倒 損 失 に 関 する 会 計 上 の 記 録 等 軽 自 動 車 等 の 代 金 の 全 部 又 は 一 部 を 売 主 が 受 け 取 ることができないことを 証 する 書 類 第 5 節 人 格 のない 社 団 等 の 納 税 義 務 19 人 格 のない 社 団 等 の 納 税 義 務 (1) 法 人 でない 社 団 又 は 財 団 で 代 表 者 又 は 管 理 人 の 定 めがあり かつ 収 益 事 業 又 は 法 人 課 税 信 託 の 引 受 けを 行 うものに 対 しては 法 人 とみなして 住 民 税 を 課 する 場 合 があるのであるが この 場 合 において 次 の 各 号 のいずれかに 該 当 するときは 代 表 者 又 は 管 理 人 の 定 めのあるものと 認 められるものであること ア 法 人 でない 社 団 又 は 財 団 の 規 約 規 則 等 において 代 表 者 又 は 管 理 人 を 置 くもの とし 当 該 規 約 規 則 等 に 基 づいて 代 表 者 又 は 管 理 人 が 定 められているとき イ 当 該 規 約 規 則 等 に 基 づかないものであっても 法 人 でない 社 団 又 は 財 団 の 事 業 活 動 を 代 表 する 者 又 は 管 理 する 者 が 定 められていると 認 められるとき ウ ア 及 びイのいずれにも 該 当 しないが 例 えば その 経 理 の 収 支 が 法 人 でない 社 団 又 は 財 団 の 一 定 の 者 の 名 においてのみ 行 われ 又 は 一 定 の 者 が 法 人 でない 社 団 又 は 財 団 の 行 為 として 行 ったものが 通 常 その 法 人 でない 社 団 又 は 財 団 の 行 為 とし て 認 められる 等 外 部 的 にみてその 社 団 又 は 財 団 を 代 表 し 又 は 管 理 する 者 があると -11-

認 められるとき (2) 2 以 上 の 個 人 が 組 合 契 約 等 により 共 同 して 事 業 を 経 営 する 場 合 においても 代 表 者 又 は 管 理 人 の 定 めがあるときは 法 人 でない 社 団 又 は 財 団 とすること (3) 法 人 でない 社 団 又 は 財 団 で 代 表 者 又 は 管 理 人 の 定 めがあり かつ 収 益 事 業 又 は 法 人 課 税 信 託 の 引 受 けを 行 うもの( 以 下 この 節 において 人 格 のない 社 団 等 と いう )については 法 第 1 章 の 総 則 においては これを 法 人 とみなして 法 人 に 関 する 規 定 がこれに 適 用 されるものであること (4) 法 人 が 人 格 のない 社 団 等 の 財 産 に 属 する 権 利 義 務 を 承 継 する 場 合 には その 法 人 はその 人 格 のない 社 団 等 の 納 税 義 務 を 承 継 するものであること (5) 人 格 のない 社 団 等 が 地 方 団 体 の 徴 収 金 を 滞 納 した 場 合 において これに 属 する 財 産 ( 第 三 者 が 名 義 人 となっているため 当 該 第 三 者 に 法 律 上 帰 属 するとみられる 財 産 を 除 く )につき 滞 納 処 分 をしてもなおその 徴 収 すべき 額 に 不 足 すると 認 めら れるときは その 第 三 者 に 対 し その 法 律 上 帰 属 するとみられる 財 産 を 限 度 として その 滞 納 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 につき 第 二 次 納 税 義 務 を 負 わせることができ るものであること ( 法 12 12の2) 第 6 節 納 税 の 告 知 等 20 納 税 の 告 知 (1) 納 税 の 告 知 は 文 書 をもってし その 文 書 は 納 税 通 知 書 のように 法 に 別 段 の 定 めがあるものを 除 くほか 納 付 又 は 納 入 の 金 額 納 付 又 は 納 入 の 期 限 納 付 又 は 納 入 の 場 所 その 他 必 要 な 事 項 を 記 載 する 要 式 行 為 であること なお 滞 納 処 分 費 はその 性 質 上 事 前 に 納 税 の 告 知 をすることが 困 難 であることに かんがみ 除 かれているものであること ( 法 131) (2) 地 方 団 体 の 徴 収 金 ( 滞 納 処 分 費 を 除 く )が 完 納 され 滞 納 処 分 費 だけが 未 納 となっている 場 合 において その 滞 納 処 分 費 につき 滞 納 者 の 財 産 を 差 し 押 さえよう とするときは 滞 納 処 分 費 の 徴 収 の 基 因 となった 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 年 度 及 び 税 目 納 付 すべき 金 額 納 期 限 並 びに 納 付 場 所 を 記 載 した 文 書 で 納 付 の 告 知 をしなけれ ばならないこと なお 滞 納 処 分 費 につき 直 ちに 滞 納 処 分 をしなければならないときは 徴 税 吏 員 に 口 頭 で 行 わせることができるものであること ( 法 132 令 6の2の2) 21 繰 上 徴 収 繰 上 徴 収 とは 既 に 納 付 又 は 納 入 の 義 務 の 確 定 している 者 について その 租 税 債 権 の 納 期 限 の 到 来 を 待 っては 徴 収 すべき 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 全 額 を 徴 収 することができない と 認 められる 特 定 の 事 情 が 生 じた 場 合 には 直 ちに 地 方 団 体 の 徴 収 金 を 徴 収 することを いうものであること なお 上 記 の 納 付 又 は 納 入 の 義 務 の 確 定 している 地 方 団 体 の 徴 収 金 とは 次 に 掲 げる ものであること ( 法 13の2 令 6の2の3) (1) 納 付 又 は 納 入 の 告 知 をした 地 方 団 体 の 徴 収 金 (2) 申 告 又 は 更 正 若 しくは 決 定 の 通 知 があった 申 告 納 付 に 係 る 地 方 税 (3) 特 別 徴 収 義 務 者 が 徴 収 した 個 人 の 住 民 税 -12-

(4) 課 税 すべき 売 渡 し 又 は 消 費 その 他 の 処 分 があった 市 町 村 たばこ 税 (5) 課 税 すべき 行 為 又 は 事 実 があった 特 別 徴 収 の 方 法 によって 徴 収 される 地 方 税 22 強 制 換 価 の 場 合 の 市 町 村 たばこ 税 等 の 徴 収 市 町 村 たばこ 税 等 の 課 税 対 象 となる 製 造 たばこ 等 について 強 制 換 価 手 続 により 換 価 さ れる 場 合 においては 新 たな 課 税 原 因 が 発 生 することとなり またこの 場 合 の 市 町 村 た ばこ 税 額 等 は 売 買 価 格 の 一 部 を 構 成 しているところから このような 場 合 には その 市 町 村 たばこ 税 額 等 をその 強 制 換 価 を 行 った 執 行 機 関 等 から 直 接 徴 収 することができる 途 が 開 かれているものであること この 場 合 において その 市 町 村 たばこ 税 額 等 は 他 の すべての 地 方 団 体 の 徴 収 金 国 税 及 びその 他 の 債 権 に 優 先 して 徴 収 するものであること なお 法 定 外 普 通 税 又 は 法 定 外 目 的 税 のうち その 課 税 客 体 が 売 渡 し 又 は 引 取 りに 係 る 物 件 等 市 町 村 たばこ 税 等 に 類 するもので 法 第 13 条 の3を 適 用 しようとするとき は あらかじめ 総 務 大 臣 に 申 請 してその 指 定 を 受 けることを 要 するものであること ( 法 13の3 14の4 令 6の3) 第 7 節 地 方 税 の 優 先 権 等 23 地 方 税 の 優 先 の 原 則 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 徴 収 順 位 は 国 税 と 全 く 同 順 位 であり 国 税 及 び 地 方 団 体 の 徴 収 金 以 外 の 他 の 一 切 の 公 課 及 び 債 権 に 対 して 優 先 するものであること ただし 近 代 担 保 制 度 における 公 示 の 原 則 を 尊 重 する 趣 旨 から 地 方 団 体 の 徴 収 金 と 担 保 付 債 権 との 優 先 劣 後 を 決 定 する 時 期 を 原 則 として 法 定 納 期 限 とするとともに 質 権 抵 当 権 のほかに 私 法 が 担 保 制 度 として 認 めている 先 取 特 権 又 は 留 置 権 についてもそれに 応 じた 優 先 権 を 認 めている 反 面 担 保 的 作 用 を 営 む 仮 登 記 及 び 譲 渡 担 保 についてはそれに 応 じた 効 力 の 制 限 が 付 されていることに 留 意 すること 24 共 益 費 用 の 優 先 強 制 換 価 手 続 の 費 用 及 び 直 接 の 滞 納 処 分 費 ( 督 促 手 数 料 を 含 む )は 共 益 費 用 優 先 の 原 則 に 従 い 優 先 権 が 与 えられているものであること ( 法 14の2 14の3) 25 地 方 団 体 の 徴 収 金 のうちの 優 先 順 位 (1) 地 方 団 体 の 徴 収 金 を 滞 納 処 分 により 徴 収 する 場 合 において 当 該 地 方 団 体 の 徴 収 金 に 配 当 された 金 銭 を 地 方 税 及 び 当 該 地 方 税 の 延 滞 金 過 少 申 告 加 算 金 不 申 告 加 算 金 又 は 重 加 算 金 に 充 てるべきときは その 金 銭 は まず 地 方 税 に 充 てるものと すること ( 法 14の51) (2) 滞 納 処 分 費 ( 督 促 手 数 料 を 含 む )については その 徴 収 の 基 因 となった 地 方 団 体 の 徴 収 金 に 先 立 って 強 制 換 価 手 続 により 配 当 すべき 金 銭 を 配 当 し 又 は 誤 納 金 及 び 過 誤 納 金 以 外 の 法 の 規 定 による 還 付 金 を 充 当 するものであること ( 法 14 の52) 26 租 税 相 互 間 の 優 先 順 位 (1) 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 の 財 産 につき 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 滞 納 処 分 による 差 押 をした 場 合 において 他 の 地 方 団 体 の 徴 収 金 又 は 国 税 の 交 付 要 求 があったときは その 差 押 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 は その 換 価 代 金 につき これらの 交 付 要 求 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 又 は 国 税 に 先 立 って 徴 収 するものであること( 差 押 先 着 手 主 -13-

義 ) ( 法 14の6) (2) 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 の 財 産 につき 強 制 換 価 手 続 が 行 われた 場 合 において 地 方 団 体 の 徴 収 金 及 び 国 税 の 交 付 要 求 があったときは その 換 価 代 金 につき 先 にされた 交 付 要 求 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 は 後 にされた 交 付 要 求 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 又 は 国 税 に 先 立 って 徴 収 するものであること( 交 付 要 求 先 着 手 主 義 ) ( 法 14の7) (3) 地 方 団 体 の 徴 収 金 につき 徴 した 担 保 財 産 があるときは 前 記 (1) 及 び(2) にかかわらずその 地 方 団 体 の 徴 収 金 は その 換 価 代 金 につき 他 の 地 方 団 体 の 徴 収 金 及 び 国 税 に 先 立 って 徴 収 するものであること ( 法 14の8) 27 質 権 及 び 抵 当 権 の 優 先 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 がその 財 産 上 に 質 権 又 は 抵 当 権 を 設 定 している 場 合 におい て その 質 権 又 は 抵 当 権 が 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 法 定 納 期 限 等 以 前 に 設 定 されているもの であるときは その 地 方 団 体 の 徴 収 金 は その 換 価 代 金 につき その 質 権 又 は 抵 当 権 に より 担 保 される 債 権 に 次 いで 徴 収 するものであること この 場 合 において 法 定 納 期 限 等 とは 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 の 財 産 上 に 質 権 又 は 抵 当 権 を 設 定 しようとする 第 三 者 がその 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 存 在 を 認 識 することがで きる 時 期 を 定 めたものであって 原 則 として 法 定 納 期 限 ( 第 4 節 13 参 照 )をいうもの であるが 期 限 後 申 告 更 正 及 び 決 定 等 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 又 は 国 税 の 所 得 税 及 び 法 人 税 の 課 税 に 基 づいて 課 税 される 住 民 税 ( 当 該 法 人 税 に 係 る 個 別 帰 属 法 人 税 額 を 課 税 標 準 として 課 する 住 民 税 を 含 む ) 及 び 事 業 税 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 については 次 のような 特 例 が 規 定 されていることに 留 意 すること ( 法 14の91 2 14の10 ) (1) 法 定 納 期 限 後 にその 納 付 し 又 は 納 入 すべき 税 額 が 確 定 した 地 方 税 その 他 法 定 納 期 限 において 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 存 在 が 明 らかでないものについては これが 明 らかになる 日 (2) 国 税 の 所 得 税 又 は 法 人 税 の 課 税 に 基 づいて 課 税 される 住 民 税 ( 当 該 法 人 税 に 係 る 個 別 帰 属 法 人 税 額 を 課 税 標 準 として 課 する 住 民 税 を 含 む ) 及 び 事 業 税 について は 所 得 税 又 は 法 人 税 の 存 在 が 明 らかになる 日 において 同 時 に 明 らかとなるから その 住 民 税 及 び 事 業 税 については 国 税 徴 収 法 ( 昭 和 34 年 法 律 第 147 号 ) 第 1 5 条 第 1 項 に 定 められている 所 得 税 又 は 法 人 税 の 法 定 納 期 限 等 28 質 権 等 の 証 明 質 権 又 は 抵 当 権 の 証 明 は 登 記 又 は 登 録 されている 質 権 及 び 抵 当 権 については 登 記 簿 等 により 設 定 の 事 実 が 確 認 できるから この 証 明 は 要 しないものであること また 登 記 又 は 登 録 制 度 のない 質 権 については 取 引 慣 行 を 尊 重 して 証 明 手 続 の 簡 素 化 を 図 る ため 公 正 証 書 のほか 登 記 所 若 しくは 公 証 人 役 場 において 日 付 のある 印 章 が 押 されて いる 私 署 証 書 又 は 内 容 証 明 郵 便 によることもできるとともに 有 価 証 券 を 目 的 とする 質 権 については その 設 定 の 事 実 の 証 明 で 足 りるものであること なお 質 権 者 は 適 法 に 証 明 しなかったため 地 方 団 体 の 徴 収 金 に 劣 後 する 金 額 の 範 囲 内 においては 地 方 団 体 の 徴 収 金 に 優 先 する 後 順 位 の 質 権 者 に 対 して 優 先 権 を 行 使 する ことができないものであること ( 法 14の93 4 5 令 6の4) -14-

29 担 保 権 付 財 産 が 譲 渡 された 場 合 の 地 方 税 の 徴 収 (1) 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 が 質 権 又 は 抵 当 権 の 設 定 されている 財 産 を 譲 り 受 け たときは その 財 産 の 譲 受 人 である 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 の 地 方 団 体 の 徴 収 金 は その 換 価 代 金 につき その 質 権 又 は 抵 当 権 により 担 保 される 債 権 に 次 いで 徴 収 するものであること ( 法 14の11) (2) 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 に 他 に 十 分 な 財 産 がない 場 合 において その 者 が 地 方 団 体 の 徴 収 金 に 劣 後 する 質 権 又 は 抵 当 権 の 設 定 されている 財 産 を 第 三 者 に 譲 渡 したときは 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 の 財 産 につき 滞 納 処 分 をしてもなお 地 方 団 体 の 徴 収 金 に 不 足 すると 認 められるときに 限 り 質 権 者 又 は 抵 当 権 者 がその 財 産 の 強 制 換 価 手 続 において 配 当 を 受 けるべき 金 額 のうちから その 地 方 団 体 の 徴 収 金 を 徴 収 することができるものであること ( 法 14の16 令 6の61 2) 30 根 質 等 の 優 先 額 の 限 度 等 根 質 又 は 根 抵 当 が 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 法 定 納 期 限 等 以 前 に 設 定 されている 場 合 におい ては 私 法 上 の 制 度 によれば 換 価 時 における 債 権 額 の 全 額 がその 地 方 団 体 の 徴 収 金 に 優 先 するのであるが 一 般 の 質 権 又 は 抵 当 権 との 調 整 を 図 る 趣 旨 からその 優 先 する 範 囲 は 原 則 として 滞 納 処 分 による 差 押 又 は 交 付 要 求 の 通 知 を 受 けた 時 における 債 権 額 を 限 度 とするものであること また 根 質 金 又 は 根 抵 当 の 極 度 金 額 を 増 額 した 場 合 には その 増 額 分 の 根 質 又 は 根 抵 当 権 は 地 方 団 体 の 徴 収 金 との 関 係 においては 増 額 の 登 記 がさ れた 時 において 新 たに 設 定 したものとみなして その 優 先 順 位 を 定 めるものであること ( 法 14の12) 31 先 取 特 権 の 優 先 先 取 特 権 のうち 不 動 産 保 存 の 先 取 特 権 及 び 不 動 産 工 事 の 先 取 特 権 等 財 産 の 価 値 保 存 又 は 増 価 等 を 行 ったものの 先 取 特 権 が 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 の 財 産 上 にあるときは その 成 立 時 期 にかかわらずその 地 方 団 体 の 徴 収 金 は その 換 価 代 金 につき その 先 取 特 権 により 担 保 される 債 権 に 次 いで 徴 収 するものであること ( 法 14の13 令 6の5 ) なお 不 動 産 賃 貸 の 先 取 特 権 その 他 質 権 と 同 一 又 はこれに 優 先 する 権 利 を 有 する 動 産 に 関 する 特 別 の 先 取 特 権 不 動 産 売 買 の 先 取 特 権 及 び 登 記 された 一 般 の 先 取 特 権 等 によ り 担 保 される 債 権 については 質 権 又 は 抵 当 権 により 担 保 される 債 権 に 準 じて(27 参 照 ) 地 方 団 体 の 徴 収 金 との 優 先 順 位 が 定 められているものであること ( 法 14の14 ) 32 留 置 権 の 優 先 留 置 権 が 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 の 財 産 上 にある 場 合 において その 財 産 を 滞 納 処 分 により 換 価 したときは その 成 立 の 時 期 にかかわらずその 地 方 団 体 の 徴 収 金 は その 換 価 代 金 につき その 留 置 権 により 担 保 されていた 債 権 に 次 いで 徴 収 するものであるこ と ( 法 14の15) 33 仮 登 記 により 担 保 される 債 権 の 優 先 等 (1) 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 法 定 納 期 限 等 以 前 に 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 の 財 産 につ き その 者 を 登 記 義 務 者 ( 登 録 義 務 者 を 含 む )として 仮 登 記 担 保 契 約 に 関 する 法 律 ( 昭 和 53 年 法 律 第 78 号 ) 第 1 条 に 規 定 する 仮 登 記 担 保 契 約 に 基 づく 仮 登 記 -15-

又 は 仮 登 録 ( 以 下 担 保 のための 仮 登 記 という )がされているときは その 地 方 団 体 の 徴 収 金 は その 換 価 代 金 につき その 担 保 のための 仮 登 記 により 担 保 され る 債 権 に 次 いで 徴 収 するものであること ( 法 14の171) (2) 担 保 のための 仮 登 記 がされた 財 産 の 上 に 先 取 特 権 抵 当 権 質 権 又 は 担 保 の ための 仮 登 記 がある 場 合 における 仮 登 記 担 保 契 約 に 関 する 法 律 第 3 条 第 1 項 ( 同 法 第 20 条 において 準 用 する 場 合 を 含 む )に 規 定 する 清 算 金 に 係 る 換 価 代 金 につい ての これらにより 担 保 される 債 権 と 地 方 団 体 の 徴 収 金 との 優 先 劣 後 の 関 係 は 次 によるものであること ( 法 14の172) ア 清 算 金 の 支 払 請 求 権 に 対 して 物 上 代 位 権 の 行 使 をした 法 第 14 条 の13 第 1 項 各 号 に 掲 げる 先 取 特 権 により 担 保 される 債 権 は 清 算 金 に 係 る 換 価 代 金 につき 常 に 地 方 団 体 の 徴 収 金 に 優 先 するものであること イ 清 算 金 の 支 払 請 求 権 に 対 して 物 上 代 位 権 の 行 使 をした 法 第 14 条 の14 第 1 項 各 号 に 掲 げる 先 取 特 権 の 登 記 ( 仮 登 記 を 含 む )が 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 法 定 納 期 限 等 以 前 にされているときは その 先 取 特 権 により 担 保 される 債 権 は 清 算 金 に 係 る 換 価 代 金 につき 地 方 団 体 の 徴 収 金 に 優 先 するものであること ウ 清 算 金 の 支 払 請 求 権 に 対 して 物 上 代 位 権 の 行 使 をした 質 権 若 しくは 抵 当 権 の 登 記 ( 仮 登 記 を 含 む ) 又 は 担 保 のための 仮 登 記 が 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 法 定 納 期 限 等 以 前 にされているときは その 質 権 抵 当 権 又 は 担 保 のための 仮 登 記 により 担 保 される 債 権 は 清 算 金 に 係 る 換 価 代 金 につき 地 方 団 体 の 徴 収 金 に 優 先 するも のであること (3) 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 が 担 保 のための 仮 登 記 がされた 財 産 を 譲 り 受 けたと きは その 財 産 の 譲 受 人 である 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 の 地 方 団 体 の 徴 収 金 は その 換 価 代 金 につき その 担 保 のための 仮 登 記 により 担 保 される 債 権 に 次 いで 徴 収 するものであること ( 法 14の173 14の111) (4) 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 に 他 に 十 分 な 財 産 がない 場 合 において その 者 が 地 方 団 体 の 徴 収 金 に 劣 後 する 担 保 のための 仮 登 記 がされている 財 産 を 第 三 者 に 譲 渡 したときは 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 の 財 産 につき 滞 納 処 分 をしてもなお 地 方 団 体 の 徴 収 金 に 不 足 すると 認 められるときに 限 り 担 保 のための 仮 登 記 の 権 利 者 がそ の 財 産 の 強 制 換 価 手 続 において 配 当 を 受 けるべき 金 額 のうちから その 地 方 団 体 の 徴 収 金 を 徴 収 することができるものであること ( 法 14の173 14の16 令 6の63) なお 担 保 のための 仮 登 記 の 権 利 者 は 競 売 を 請 求 する 権 利 を 有 していないため 担 保 のための 仮 登 記 に 関 しては 抵 当 権 又 は 質 権 が 設 定 されている 場 合 のように 地 方 団 体 の 長 がその 権 利 を 代 位 して 実 行 をするという 制 度 はないものであること (5) 仮 登 記 担 保 契 約 で 消 滅 すべき 金 銭 債 務 がその 契 約 の 時 に 特 定 されていないも のに 基 づく 担 保 のための 仮 登 記 (いわゆる 根 担 保 仮 登 記 )は 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 滞 納 処 分 においては その 効 力 を 有 しないものであること ( 法 14の174) 34 譲 渡 担 保 権 者 の 物 的 納 税 責 任 譲 渡 担 保 は 所 有 権 は 移 転 するが それは 単 に 法 律 形 式 を 借 りるにとどまり その 経 済 的 実 質 においては 債 権 担 保 である 点 に 着 目 し 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 の 財 産 につ -16-

いて 滞 納 処 分 をしてもなお 徴 収 できないと 認 められるときに 限 り その 滞 納 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 につき 譲 渡 担 保 権 者 を 第 二 次 納 税 義 務 者 とみなして その 財 産 につき 滞 納 処 分 をすることができるものであること なお 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 法 定 納 期 限 等 以 前 にされた 譲 渡 担 保 については 本 条 の 適 用 がないことに 留 意 すること ( 法 14の18 令 6の8 6の9) 35 地 方 税 及 び 国 税 等 と 私 債 権 との 競 合 の 調 整 地 方 税 及 び 国 税 等 と 私 債 権 との3 者 間 の 優 先 順 位 が 競 合 する 場 合 における 調 整 方 法 は 1まず 強 制 換 価 手 続 の 費 用 直 接 の 滞 納 処 分 費 及 び 不 動 産 保 存 の 先 取 特 権 等 特 別 の 優 先 権 をもつ 債 権 の 金 額 を 定 め 2 次 に 地 方 税 国 税 と 私 債 権 との 関 係 において 地 方 税 国 税 の 差 押 先 着 手 主 義 又 は 交 付 要 求 先 着 手 主 義 にかかわりなく 地 方 税 国 税 の 法 定 納 期 限 等 と 担 保 権 の 設 定 時 期 ( 担 保 のための 仮 登 記 にあっては 仮 登 記 又 は 仮 登 録 の 時 期 )とにより 地 方 税 国 税 に 充 てるべき 金 額 の 総 額 と 私 債 権 に 充 てるべき 金 額 の 総 額 を 定 め 3 次 に 地 方 税 国 税 に 充 てるべき 金 額 の 総 額 については 地 方 税 国 税 の 差 押 先 着 手 主 義 及 び 交 付 要 求 先 着 手 主 義 の 順 位 により 配 当 順 位 を 定 め 私 債 権 に 充 てるべき 金 額 の 総 額 については 民 法 その 他 の 法 律 の 規 定 により 順 次 私 債 権 に 充 てるものであること ( 法 14の20) 第 8 節 納 税 の 猶 予 36 納 税 の 猶 予 納 税 の 猶 予 制 度 は 納 税 者 の 申 請 又 は 届 出 による 猶 予 特 別 徴 収 義 務 者 の 申 請 による 猶 予 及 び 地 方 団 体 の 長 の 職 権 による 猶 予 とがあり いずれも 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 の 個 別 的 具 体 的 な 事 情 に 即 応 して 地 方 税 の 徴 収 を 緩 和 することをその 目 的 とするもの であること また 法 において 認 められている 納 税 の 猶 予 は 徴 収 の 猶 予 換 価 の 猶 予 及 び 滞 納 処 分 の 停 止 に 限 るものであり これらの 猶 予 に 該 当 しない 事 実 上 の 猶 予 は 法 の 認 めるところではないことに 留 意 すること 37 徴 収 の 猶 予 (1) 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 に 災 害 疾 病 事 業 の 休 廃 止 等 納 税 を 困 難 とさせる 法 定 の 事 由 が 発 生 した 場 合 においては その 申 請 により1 年 以 内 の 期 間 を 限 って 徴 収 を 猶 予 することができるものとされ また 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 法 定 納 期 限 から1 年 を 経 過 した 後 にその 納 付 し 又 は 納 入 すべき 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 額 が 確 定 した 場 合 においては その 申 請 により 当 該 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 納 期 限 から 1 年 以 内 の 期 間 を 限 って 徴 収 を 猶 予 することができるものであるが この 場 合 においては 法 に 定 める 担 保 を 徴 しなければならないものであること なお この 徴 収 の 猶 予 の 期 間 は 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 にやむを 得 ない 特 別 の 理 由 があるときは 更 に1 年 以 内 の 期 間 に 限 り 徴 収 の 猶 予 の 期 間 を 延 長 するこ とができるものであること したがって その 運 営 については 徴 収 確 保 の 見 地 か ら 濫 用 することがないよう 十 分 留 意 すること ( 法 15 16) (2) 2 以 上 の 市 町 村 において 事 務 所 又 は 事 業 所 を 有 する 法 人 が 法 第 321 条 の8 第 27 項 の 規 定 による 申 告 書 を 提 出 した 場 合 又 は 第 321 条 の11 第 1 項 若 しくは 第 3 項 の 規 定 による 更 正 ( 法 人 税 額 の 分 割 の 基 準 となる 従 業 者 数 が 事 実 と 異 なること -17-

による 更 正 に 限 る )を 受 けた 場 合 において その 申 告 又 は 更 正 により 納 付 すべき 市 町 村 民 税 の 額 が2 千 円 未 満 であるときは 次 の 納 付 に 関 する 期 限 まで 徴 収 を 猶 予 するものとされているが その 運 用 に 当 たっては 次 の 諸 点 に 留 意 すること ( 法 15の4 令 6の9の2) ア 地 方 税 法 施 行 令 ( 以 下 令 という ) 第 6 条 の9の2 第 2 項 第 1 号 の 税 額 が 完 納 されていないとき には 法 第 15 条 の 規 定 による 徴 収 の 猶 予 によって 未 納 となっている 場 合 も 含 まれるものであること イ 徴 収 を 猶 予 するのは 2 以 上 の 市 町 村 において 事 務 所 又 は 事 業 所 を 有 する 法 人 から 届 出 書 ( 地 方 税 法 施 行 規 則 ( 以 下 規 則 という ) 第 1 条 の4 第 2 項 の 規 定 により 届 出 書 に 代 わるものを 含 む )の 提 出 があった 場 合 に 限 るものであるこ と 38 換 価 の 猶 予 滞 納 者 が 納 税 について 誠 実 な 意 思 を 有 する 場 合 において 事 業 の 継 続 又 は 生 活 の 維 持 を 困 難 にする 等 の 事 由 があるときは 地 方 団 体 の 長 は 職 権 又 は 滞 納 者 の 申 請 により 換 価 の 猶 予 をすることができるものとされていること なお この 場 合 においては 法 に 定 める 担 保 を 徴 しなければならないものであること ( 法 15の5 15の6 16) 39 滞 納 処 分 の 停 止 滞 納 者 が 無 財 産 であるとき あるいは 滞 納 処 分 を 執 行 することにより 滞 納 者 の 生 活 を 著 しく 窮 迫 の 状 態 に 陥 れるおそれのある 場 合 等 においては 滞 納 処 分 の 執 行 を 停 止 す ることができるものであること この 場 合 において その 滞 納 処 分 の 停 止 が3 年 間 継 続 したときは 納 税 義 務 は 消 滅 するものであること なお 滞 納 処 分 の 執 行 を 停 止 した 場 合 において その 地 方 団 体 の 徴 収 金 が 限 定 承 認 に 係 るものであるときその 他 その 地 方 団 体 の 徴 収 金 を 徴 収 することができないことが 明 ら かであるときは 地 方 団 体 の 長 はその 納 税 義 務 を 直 ちに 消 滅 させることができるものと されているのであるが その 運 営 に 当 たっては 特 に 慎 重 に 取 り 扱 われたいこと ( 法 1 5の7) 第 9 節 納 税 の 猶 予 に 伴 う 担 保 等 40 納 付 又 は 納 入 の 委 託 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 が 次 に 掲 げる 地 方 団 体 の 徴 収 金 を 納 付 し 又 は 納 入 するた め 地 方 団 体 の 長 が 定 める 有 価 証 券 を 提 供 してその 証 券 の 取 立 てと その 取 り 立 てた 金 額 による 当 該 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 納 付 又 は 納 入 を 委 託 しようとする 場 合 には 徴 税 吏 員 は その 証 券 が 最 近 において 確 実 に 取 り 立 てることができるものであると 認 められると きに 限 り その 委 託 を 受 けることができるものであること (1) 徴 収 の 猶 予 若 しくは 換 価 の 猶 予 を 受 けた 場 合 におけるその 猶 予 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 (2) 納 付 又 は 納 入 の 委 託 をしようとする 有 価 証 券 の 支 払 期 日 以 後 に 納 期 限 の 到 来 す る 地 方 団 体 の 徴 収 金 (3) 滞 納 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 ((1)に 掲 げるものを 除 く )で その 納 付 又 -18-

は 納 入 につき 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 が 誠 実 な 意 思 を 有 し かつ その 納 付 又 は 納 入 の 委 託 を 受 けることが 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 徴 収 上 有 利 と 認 められるもの なお 上 記 (1)の 徴 収 金 について 納 付 又 は 納 入 の 委 託 があったときは その 証 券 は 徴 収 の 猶 予 又 は 換 価 の 猶 予 が 認 められた 場 合 に 徴 される 担 保 とみなすことがで きるものであること ( 法 16の2) 41 保 全 担 保 市 町 村 たばこ 税 等 法 第 16 条 の3 第 1 項 各 号 に 掲 げる 地 方 税 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 を 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 が 滞 納 した 場 合 において その 後 その 者 に 課 されるべきこ れらの 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 徴 収 を 確 保 することができないと 認 められるときは 地 方 団 体 の 長 は その 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 担 保 として 金 額 ( 原 則 として 前 月 分 のその 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 額 の3 倍 に 相 当 する 金 額 を 限 度 とする ) 及 び 期 限 を 指 定 してその 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 に 担 保 の 提 供 を 命 ずることができ この 担 保 の 提 供 命 令 に 応 じない ときは 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 の 財 産 のうち 抵 当 権 を 設 定 できるものにつき 地 方 団 体 の 長 が1 方 的 にその 抵 当 権 を 設 定 することができるものであること また この 担 保 を 徴 した 後 その 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 滞 納 がない 期 間 が 縦 続 して3か 月 に 達 したときは その 担 保 を 解 除 しなければならないものであるから 留 意 すること ( 法 16の3 令 6の10 6の11) 42 保 全 差 押 地 方 団 体 の 徴 収 金 につき 納 付 又 は 納 入 の 義 務 があると 認 められる 者 が 不 正 に 地 方 団 体 の 徴 収 金 を 免 れ 又 は 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 還 付 を 受 けたことの 嫌 疑 に 基 づき 法 に おいて 準 用 する 国 税 犯 則 取 締 法 ( 明 治 33 年 法 律 第 67 号 )の 規 定 による 差 押 若 しくは 領 置 又 は 刑 事 訴 訟 法 ( 昭 和 23 年 法 律 第 131 号 )の 規 定 による 押 収 領 置 若 しくは 逮 捕 を 受 けた 場 合 において その 処 分 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 納 付 し 又 は 納 入 すべき 額 の 確 定 後 においてはその 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 徴 収 を 確 保 することができないと 認 めら れるときは 地 方 団 体 の 長 は その 調 査 等 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 確 定 前 においてそ の 税 額 を 仮 に 決 定 し 徴 税 吏 員 は その 金 額 ( 以 下 この 項 において 保 全 差 押 金 額 と いう )を 限 度 として その 者 の 財 産 を 直 ちに 差 し 押 さえることができるものであるこ と この 場 合 において 保 全 差 押 金 額 に 相 当 する 金 銭 又 は 担 保 の 提 供 があったときには その 差 押 ができず 既 に 差 し 押 さえている 場 合 は その 差 押 を 解 除 することとし ま た 保 全 差 押 金 額 の 決 定 の 通 知 後 6か 月 を 経 過 した 日 までに その 差 押 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 又 はその 保 全 差 押 金 額 について 提 供 されている 担 保 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 納 付 し 又 は 納 入 すべき 額 が 確 定 しないときは その 差 押 又 はその 担 保 を 解 除 しなければ ならないものであること また その 差 押 後 地 方 団 体 の 徴 収 金 を 納 付 し 又 は 納 入 する 義 務 がないこととなった 場 合 には 地 方 団 体 は その 差 押 により 損 害 を 受 けた 者 に 対 して 無 過 失 の 場 合 におい ても その 損 害 を 賠 償 しなければならないものであるから 運 営 に 当 たっては 慎 重 に 取 り 扱 うこと なお 所 得 税 又 は 法 人 税 について 国 税 通 則 法 ( 昭 和 37 年 法 律 第 66 号 ) 第 38 条 第 3 項 の 規 定 による 差 押 がなされた 場 合 において その 所 得 税 の 課 税 標 準 を 基 準 として 課 する 個 人 住 民 税 その 法 人 税 の 課 税 に 基 づいて 課 する 法 人 住 民 税 ( 当 該 法 人 税 に 係 る 個 -19-

別 帰 属 法 人 税 額 を 課 税 標 準 として 課 する 住 民 税 を 含 む ) 又 はその 所 得 税 若 しくは 法 人 税 の 課 税 標 準 を 基 準 として 課 する 事 業 税 について その 納 付 義 務 の 確 定 後 においてはそ の 徴 収 を 確 保 することができないと 認 められるときには 保 全 差 押 についての 規 定 が 準 用 されるものであること ( 法 16の4 令 6の12) 第 10 節 還 付 43 過 誤 納 金 の 還 付 及 び 充 当 (1) 地 方 団 体 の 長 は 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 の 過 誤 納 金 がある 場 合 においては これをその 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 に 遅 滞 なく 還 付 しなければならないもので あること ( 法 17) (2) 地 方 団 体 の 長 は (1)の 場 合 において その 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 につ き 未 納 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 がある 場 合 においては 過 誤 納 金 をこれに 充 当 し なければならないものであること ( 法 17の21 17の4 令 6の13) (3) 道 府 県 が 個 人 の 道 府 県 民 税 と 併 せて 徴 収 した 個 人 の 市 町 村 民 税 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 又 は 市 町 村 が 個 人 の 市 町 村 民 税 と 併 せて 徴 収 した 個 人 の 道 府 県 民 税 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 で 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 の 過 誤 納 金 があるときは 道 府 県 知 事 又 は 市 町 村 長 は その 過 誤 納 金 をそれぞれその 道 府 県 又 は 市 町 村 の 地 方 団 体 の 徴 収 金 に 係 る 過 誤 納 金 とみなして それぞれその 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 の 未 納 に 係 る 道 府 県 又 は 市 町 村 の 地 方 団 体 の 徴 収 金 に 充 当 しなければならないものであるこ と ( 法 17の22) (4) 過 誤 納 金 を 充 当 する 場 合 において 未 納 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 のうちに 延 滞 金 があるときは まず 延 滞 金 の 額 の 計 算 の 基 礎 となる 地 方 税 に 充 当 しなければなら ないものであること ( 法 17の23) なお 過 誤 納 金 以 外 の 法 の 規 定 による 還 付 金 を 未 納 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 に 充 当 する 場 合 においても 同 様 の 取 扱 いをすべきものであること (5) 充 当 の 時 期 は 充 当 適 状 となった 時 であり 充 当 適 状 となった 時 とは 原 則 と して 未 納 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 が 納 期 限 を 経 過 する 時 と 過 誤 納 金 が 発 生 した 時 ( 還 付 加 算 金 については その 計 算 の 基 礎 となった 過 誤 納 金 が 生 じた 時 )とを 比 較 し いずれか 遅 い 時 をいうものであること ( 法 17の24 令 6の14) (6) 地 方 団 体 の 長 は 過 誤 納 金 の 充 当 をしたときは その 旨 を 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 に 通 知 しなければならないものであること ( 法 17の25) 44 還 付 加 算 金 (1) 過 誤 納 金 を 還 付 し 又 は 充 当 する 場 合 に 加 算 すべき 還 付 加 算 金 の 計 算 に 当 たっ ては 過 誤 納 金 を 過 納 金 と 誤 納 金 とに 区 分 するとともに 過 納 金 については 原 則 と して 過 納 に 係 る 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 額 が 地 方 団 体 の 更 正 決 定 若 しくは 賦 課 決 定 に よって 確 定 したものであるか 納 税 者 の 申 告 によって 確 定 したものであるかによって 区 分 し それぞれその 計 算 期 間 の 始 期 を 異 ならせることとされているものであるこ と (イに 該 当 する 場 合 を 除 く ) なお 還 付 加 算 金 の 計 算 に 当 たっては 次 の 諸 点 に 留 意 すること ( 法 17の4 令 6の133 6の15) -20-

ア 法 第 17 条 の4 第 1 項 第 1 号 の 更 正 により 納 付 し 又 は 納 入 すべき 額 が 確 定 し た 地 方 団 体 の 徴 収 金 に 係 る 過 納 金 とは 増 額 の 更 正 により 納 付 し 又 は 納 入 すべ きことが 確 定 した 増 加 額 について 減 額 の 更 正 があったことにより 生 じた 過 納 金 を いうものであること なお 第 二 次 納 税 義 務 者 が 納 付 し 又 は 納 入 した 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 額 につき 生 じた 過 納 金 は 法 第 17 条 の4 第 1 項 第 1 号 の 過 納 金 とみなされているもので あること イ 法 第 17 条 の4 第 1 項 第 3 号 の 所 得 税 の 更 正 又 は 所 得 税 の 申 告 書 の 提 出 に 基 因 してされた 賦 課 決 定 により 納 付 し 又 は 納 入 すべき 額 が 減 少 した 地 方 税 に 係 る 過 納 金 とは 所 得 税 の 課 税 標 準 である 所 得 を 基 準 として 課 した 道 府 県 民 税 若 しくは 市 町 村 民 税 の 所 得 割 又 は 個 人 の 事 業 税 につき 所 得 税 における 減 額 の 更 正 ( 更 正 又 は 決 定 により 納 付 すべき 税 額 が 確 定 した 所 得 税 額 につき 行 われた 更 正 にあっては 更 正 の 請 求 に 基 づくものに 限 る )に 基 因 して 減 額 の 賦 課 決 定 がなされたこと により 生 じた 過 納 金 をいうものであり これら 以 外 の 税 目 ( 国 民 健 康 保 険 税 等 ) につき 減 額 の 賦 課 決 定 がなされたことにより 生 じた 過 納 金 は 含 まれないものであ ること この 場 合 における 過 納 金 に 係 る 還 付 加 算 金 については これらの 税 が 所 得 税 の 課 税 標 準 である 所 得 を 基 準 として 課 したものであることにかんがみ 所 得 税 の 更 正 の 通 知 が 発 せられた 日 の 翌 日 から 起 算 して1か 月 を 経 過 する 日 又 は 所 得 税 の 申 告 書 の 提 出 がされた 日 の 翌 日 から 起 算 して1か 月 を 経 過 する 日 の 翌 日 をも ってその 計 算 期 間 の 始 期 とされているものであること ウ 地 方 団 体 の 徴 収 金 に 係 る 誤 納 金 はすべて 法 第 17 条 の4 第 1 項 第 4 号 の 規 定 の 適 用 を 受 けるものであること (2) 法 第 17 条 の4 第 5 項 の 規 定 の 適 用 がある 場 合 において 普 通 徴 収 に 係 る 地 方 税 について 減 額 の 賦 課 決 定 前 に 納 税 者 から 税 額 が 過 納 となる 旨 の 申 出 があったときは 減 額 の 賦 課 決 定 の 遅 延 によって 納 税 者 に 不 利 になることを 避 けるためその 申 出 の 日 を 還 付 加 算 金 の 計 算 期 間 の 始 期 の 基 準 とすることとされているものであるが こ の 場 合 における 申 出 については 申 出 の 日 が 明 確 になるよう 文 書 により 行 うよう 措 置 することが 適 当 であること 45 地 方 税 の 予 納 納 税 の 便 宜 を 図 るため 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 は 納 付 し 又 は 納 入 すべき 額 が 確 定 している 地 方 団 体 の 徴 収 金 でその 納 期 が 到 来 していないもの 又 は 最 近 において 納 付 し 若 しくは 納 入 すべき 額 の 確 定 が 確 実 であると 認 められる 地 方 団 体 の 徴 収 金 について は あらかじめ 納 付 し 又 は 納 入 することができるものであること ( 法 17の3) 第 11 節 更 正 決 定 等 の 期 間 制 限 及 び 消 滅 時 効 46 更 正 決 定 等 の 期 間 制 限 租 税 債 権 を 確 定 させる 処 分 をすることができる 地 方 団 体 の 権 利 は 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 徴 収 を 目 的 とする 地 方 団 体 の 権 利 と 性 質 が 異 なるので 両 者 を 明 確 に 区 別 するとともに 租 税 債 権 は 納 税 者 地 方 団 体 の 双 方 にとってできる 限 り 速 やかに 確 定 することが 望 ましいので 租 税 債 権 を 確 定 させる 処 分 をすることができる 期 間 を 制 限 したものである -21-

こと ( 法 17の5 17の6 令 6の16) (1) 更 正 若 しくは 決 定 又 は 加 算 金 の 決 定 は 原 則 として 法 定 納 期 限 ( 不 動 産 取 得 税 等 随 時 に 課 する 地 方 税 については 不 動 産 の 取 得 があった 日 等 その 地 方 税 を 課 す ることができることとなった 日 以 下 (3)から(5)まで 及 び47において 同 じ ) の 翌 日 から 起 算 して5 年 を 経 過 した 日 以 後 はすることができないものであること (2) (1)により 更 正 をすることができないこととなる 日 前 6か 月 以 内 にされた 法 第 20 条 の9の3 第 1 項 の 規 定 による 更 正 の 請 求 に 係 る 更 正 は (1)にかかわらず 当 該 更 正 の 請 求 があった 日 から6か 月 を 経 過 する 日 まで することができるもので あること 当 該 更 正 に 伴 う 加 算 金 の 決 定 をすることができる 期 間 についても 同 様 であること (3) 賦 課 決 定 ( 普 通 徴 収 の 方 法 によって 徴 収 する 地 方 税 の 税 額 を 確 定 する 処 分 をい い 特 別 徴 収 の 方 法 によって 徴 収 する 個 人 の 住 民 税 に 係 る 特 別 徴 収 税 額 を 確 定 する 処 分 を 含 む )は 法 定 納 期 限 の 翌 日 から 起 算 して3 年 を 経 過 した 日 以 後 において は することができないものであること (4) (3)にかかわらず 次 に 掲 げる 賦 課 決 定 は 課 税 の 公 平 又 は 適 正 を 期 するため 法 定 納 期 限 の 翌 日 から 起 算 して5 年 を 経 過 する 日 まで 行 うことができるものである こと ア 地 方 税 の 課 税 標 準 又 は 税 額 を 減 少 させる 賦 課 決 定 イ 不 動 産 取 得 税 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 に 係 る 賦 課 決 定 (5) (1)から(4)までにかかわらず 偽 りその 他 不 正 の 行 為 により 税 額 を 免 れ 若 し くは 税 額 の 還 付 を 受 けた 地 方 税 ( 当 該 脱 税 が 地 方 税 の 一 部 である 場 合 は 当 該 地 方 税 の 全 部 )についての 更 正 決 定 若 しくは 賦 課 決 定 又 はその 地 方 税 に 係 る 加 算 金 の 決 定 は 特 に 課 税 の 適 正 化 を 図 り 税 負 担 の 公 平 を 確 保 する 必 要 があるため 法 定 納 期 限 の 翌 日 から 起 算 して7 年 を 経 過 する 日 まで 行 うことができるものであること (6) (1)から(5)までによる 期 間 制 限 によることとしたのではかえって 課 税 の 公 平 を 欠 くこととなる 次 のような 特 殊 な 場 合 における 更 正 決 定 等 は (1)から(5)ま でに 規 定 した 更 正 決 定 等 をすることができる 期 間 経 過 後 においても 次 に 定 める 日 まではすることができるものであること ア 更 正 決 定 若 しくは 賦 課 決 定 に 係 る 不 服 申 立 て 又 は 訴 えについての 決 定 裁 決 又 は 判 決 によって 原 処 分 に 異 動 を 生 じたことによってその 決 定 等 を 受 けた 者 ( 当 該 決 定 等 を 受 けた 者 が 分 割 等 に 係 る 分 割 法 人 等 である 場 合 には 当 該 分 割 等 に 係 る 分 割 承 継 法 人 等 を 含 むものとし 当 該 決 定 等 を 受 けた 者 が 分 割 等 に 係 る 分 割 承 継 法 人 である 場 合 には 当 該 分 割 等 に 係 る 分 割 法 人 等 を 含 むものとし 当 該 受 けた 者 が 連 結 親 法 人 である 場 合 には 当 該 連 結 親 法 人 に 係 る 連 結 子 法 人 を 含 むものとし 当 該 受 けた 者 が 連 結 子 法 人 である 場 合 には 当 該 連 結 子 法 人 に 係 る 他 の 連 結 法 人 を 含 むものとする )に 対 して 行 われる 更 正 決 定 若 しくは 賦 課 決 定 又 は 加 算 金 の 決 定 その 裁 決 等 があった 日 の 翌 日 から 起 算 して6か 月 間 イ 課 税 権 の 帰 属 その 他 について 関 係 地 方 団 体 の 長 の 意 見 が 異 なる 場 合 等 になされ る 決 定 裁 決 又 は 判 決 に 基 づいてする 更 正 決 定 又 は 賦 課 決 定 その 決 定 裁 決 又 は 判 決 があった 日 の 翌 日 から 起 算 して6か 月 間 -22-

ウ 課 税 標 準 の 計 算 の 基 礎 となった 事 実 について 行 為 の 無 効 が 確 認 され 又 はその 事 実 のうちに 含 まれていた 取 り 消 しうべき 行 為 が 取 り 消 されたこと 等 の 理 由 に 基 づ いて 行 われる 課 税 標 準 又 は 税 額 を 減 少 させる 更 正 若 しくは 賦 課 決 定 又 はその 更 正 がなされた 地 方 税 に 係 る 加 算 金 の 決 定 その 理 由 が 生 じた 日 の 翌 日 から 起 算 して 3 年 間 エ 更 正 の 請 求 期 間 について 災 害 等 により 期 限 延 長 され 又 は 期 間 の 満 了 日 が 日 曜 日 祝 日 等 に 当 たりその 翌 日 が 期 限 とみなされる 場 合 における 更 正 の 請 求 に 係 る 更 正 又 はその 更 正 に 伴 う 加 算 金 の 決 定 その 更 正 の 請 求 があった 日 の 翌 日 から 起 算 して6か 月 間 (7) 所 得 税 の 課 税 標 準 を 基 準 として 課 する 個 人 住 民 税 法 人 住 民 税 又 は 事 業 税 ( 収 入 金 額 を 課 税 標 準 として 課 するもの 及 び 法 人 税 が 課 されない 法 人 に 対 して 課 するも の 並 びに 法 第 72 条 の50 第 2 項 の 規 定 により 課 するものを 除 く )についての 更 正 決 定 若 しくは 賦 課 決 定 又 は 加 算 金 の 決 定 は 国 税 の 確 定 と 関 連 しているので (1)から(6)までに 掲 げる 期 間 経 過 後 においても 1 所 得 税 又 は 法 人 税 について 更 正 決 定 があった 場 合 は その 更 正 又 は 決 定 の 通 知 が 発 せられた 日 の 翌 日 から 2 所 得 税 又 は 法 人 税 についての 期 限 後 申 告 書 又 は 修 正 申 告 書 の 提 出 があった 場 合 は その 提 出 があった 日 の 翌 日 から 3 所 得 税 又 は 法 人 税 に 係 る 不 服 申 立 て 又 は 訴 えに ついての 決 定 裁 決 又 は 判 決 があった 場 合 は その 裁 決 等 があった 日 の 翌 日 からそ れぞれ 起 算 して2 年 間 行 うことができるものであること 47 消 滅 時 効 (1) 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 徴 収 を 目 的 とする 地 方 団 体 の 権 利 ( 以 下 地 方 税 の 徴 収 権 という )は 原 則 として 法 定 納 期 限 の 翌 日 から 起 算 して5 年 を 経 過 したとき に 時 効 により 消 滅 するものであること なお この 時 効 は 援 用 を 必 要 とせず また その 利 益 を 放 棄 することができない ものであること ( 法 18) (2) 地 方 税 の 徴 収 権 の 時 効 は 納 付 若 しくは 納 入 に 関 する 告 知 督 促 又 は 交 付 要 求 等 により 中 断 されるものであり 徴 収 の 猶 予 又 は 差 押 財 産 の 換 価 の 猶 予 がされてい る 期 間 内 は 進 行 しないものであること また 地 方 税 の 徴 収 権 で 偽 りその 他 不 正 の 行 為 により 税 額 を 免 れ 又 は 税 額 の 還 付 を 受 けた 地 方 税 ( 当 該 脱 税 が 地 方 税 の 一 部 である 場 合 は 当 該 地 方 税 の 全 部 )に 係 るものの 時 効 は その 地 方 税 の 法 定 納 期 限 の 翌 日 から 起 算 して2 年 間 ( 納 付 若 しくは 納 入 に 関 する 告 知 又 は 申 告 納 付 若 しくは 申 告 納 入 に 係 る 地 方 税 の 申 告 書 の 提 出 があった 部 分 については その 処 分 又 は 行 為 の 日 まで)は 進 行 しないものであること ( 法 18の2) (3) 地 方 税 についての 地 方 税 の 徴 収 権 の 時 効 が 中 断 し 又 は 地 方 税 が 納 付 され 若 しくは 納 入 されたときは その 中 断 し 又 は 納 付 され 若 しくは 納 入 された 部 分 の 地 方 税 に 係 る 延 滞 金 についての 地 方 税 の 徴 収 権 につき その 時 効 が 中 断 するもので あること ( 法 18の25) なお この 場 合 時 効 が 中 断 した 地 方 税 又 は 納 付 され 若 しくは 納 入 された 地 方 税 に 係 る 延 滞 金 の 全 額 について 時 効 が 中 断 するものであること (4) 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 過 誤 納 金 等 の 還 付 請 求 権 は その 請 求 をすることができる -23-

日 から5 年 を 経 過 したときは 時 効 により 消 滅 するものであること ( 法 18の3 ) 第 12 節 不 服 審 査 及 び 訴 訟 48 不 服 審 査 (1) 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 賦 課 徴 収 又 は 還 付 に 関 する 処 分 についての 不 服 申 立 てにつ いては 法 に 特 別 の 定 めがあるもののほかは 行 政 不 服 審 査 法 ( 昭 和 37 年 法 律 第 160 号 )の 定 めるところによるものであること ( 法 19) (2) 法 においては 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 賦 課 徴 収 又 は 還 付 に 関 する 処 分 が 大 量 的 反 復 的 な 処 分 であり かつ 迅 速 な 確 定 を 要 する 処 分 である 等 の 特 色 を 有 している ので 執 行 停 止 等 について 行 政 不 服 審 査 法 に 対 する 特 例 を 定 めているものであるこ と ( 法 19の2から19の10まで) 49 訴 訟 (1) 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 賦 課 徴 収 又 は 還 付 に 関 する 処 分 についての 訴 訟 については 法 に 特 別 の 定 めがあるもののほかは 行 政 事 件 訴 訟 法 ( 昭 和 37 年 法 律 第 139 号 )その 他 の 一 般 の 行 政 事 件 訴 訟 に 関 する 法 律 の 定 めるところによるものであるこ と ( 法 19の11) (2) 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 賦 課 徴 収 又 は 還 付 に 関 する 処 分 についての 訴 訟 については その 対 象 となる 処 分 が 大 量 的 であり かつ 専 門 的 技 術 的 な 内 容 をもつものが 多 いこと 等 にかんがみ 直 接 裁 判 所 の 判 断 にゆだねるよりも 行 政 庁 により 審 査 させ る 方 が 適 当 であるので 出 訴 につき 不 服 申 立 て 前 置 とされているものであること ( 法 19の12) 50 原 告 が 行 うべき 証 拠 の 申 出 地 方 税 の 更 正 決 定 等 に 対 する 取 消 訴 訟 において 訴 えを 提 起 した 者 は 一 定 の 場 合 に 相 手 方 当 事 者 が 当 該 処 分 の 基 礎 となった 事 実 を 主 張 した 日 以 後 遅 滞 なくそれと 異 なる 事 実 の 主 張 及 び 証 拠 の 申 出 をしなければならないものであること なお この 規 定 は 裁 判 手 続 における 訴 訟 経 済 に 資 する 観 点 から 設 けられたものである こと ( 法 19の14) 第 13 節 雑 則 51 書 類 の 送 達 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 賦 課 徴 収 又 は 還 付 に 関 する 書 類 は 郵 便 又 は 民 間 事 業 者 による 信 書 の 送 達 に 関 する 法 律 ( 平 成 14 年 法 律 第 99 号 ) 第 2 条 第 6 項 に 規 定 する 一 般 信 書 便 事 業 者 若 しくは 同 条 第 9 項 に 規 定 する 特 定 信 書 便 事 業 者 による 同 条 第 2 項 に 規 定 する 信 書 便 ( 以 下 信 書 便 という )による 送 達 又 は 交 付 送 達 により その 送 達 を 受 けるべ き 者 の 住 所 居 所 事 務 所 又 は 事 業 所 に 送 達 するものであること ただし 納 税 管 理 人 があるときは 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 賦 課 徴 収 ( 滞 納 処 分 を 除 く ) 又 は 還 付 に 関 する 書 類 に 限 り その 住 所 居 所 事 務 所 又 は 事 業 所 に 送 達 することができるものであること ( 法 20 20の2) 52 課 税 標 準 額 税 額 等 の 端 数 計 算 -24-

地 方 団 体 の 徴 収 金 の 端 数 計 算 については 法 に 完 結 的 に 規 定 され 国 等 の 債 権 債 務 等 の 金 額 の 端 数 計 算 に 関 する 法 律 ( 昭 和 25 年 法 律 第 61 号 )の 適 用 はないものであるこ と ( 法 20の4の2 令 6の17) 53 期 間 の 計 算 及 び 期 限 の 特 例 期 間 の 計 算 については 民 法 第 139 条 から 第 141 条 まで 及 び 第 143 条 の 規 定 が 準 用 されるものであること また 期 限 が 休 日 土 曜 日 又 は12 月 29 日 同 月 30 日 若 しくは 同 月 31 日 に 該 当 するときは 民 法 の 期 間 の 計 算 に 関 する 規 定 によって 律 する ことができないので これらの 日 の 翌 日 をもってその 期 限 とみなされるものであること ( 法 20の5 令 6の18 6の19) 54 災 害 等 による 期 限 の 延 長 災 害 その 他 やむを 得 ない 理 由 により 期 限 内 に 書 類 の 提 出 又 は 納 付 若 しくは 納 入 をす ることができないと 認 められるときには 条 例 で 定 めるところによって 地 方 団 体 の 長 は これらの 期 限 を 延 長 することができるものであること この 場 合 において 条 例 に は 地 方 団 体 の 長 が 職 権 によって 又 は 申 請 に 基 づいてこれらの 期 限 を 延 長 することがで きる 旨 を 規 定 することが 適 当 であること なお 不 服 申 立 てに 関 する 書 類 の 提 出 期 限 については 行 政 不 服 審 査 法 に 規 定 されてい るので 法 第 20 条 の5の2の 規 定 の 適 用 はないものであること ( 法 20の5の2) 55 郵 送 等 に 係 る 書 類 の 提 出 時 期 の 特 例 地 方 団 体 の 徴 収 金 に 関 する 書 類 の 提 出 については 到 達 主 義 をもって 原 則 とするが 納 税 者 の 便 宜 を 考 慮 し 申 告 徴 収 の 猶 予 の 申 請 又 は 更 正 の 請 求 に 関 する 書 類 が 郵 便 又 は 信 書 便 により 提 出 されたときには 特 例 的 に 発 信 主 義 を 認 めることとしたものである こと この 場 合 において 徴 収 の 猶 予 の 申 請 に 関 する 書 類 には 法 第 15 条 の4 第 2 項 の 届 出 書 も 含 めて 取 り 扱 うこととすること なお 税 金 が 郵 送 等 によって 納 付 又 は 納 入 された 場 合 ( 現 金 の 送 付 があった 場 合 のほ か 当 地 払 の 小 切 手 郵 便 為 替 証 書 等 の 送 付 があった 場 合 を 含 む )には 郵 便 又 は 信 書 便 による 書 類 の 提 出 について 発 信 主 義 がとられたことと 関 連 して その 郵 便 物 又 は 民 間 事 業 者 による 信 書 の 送 達 に 関 する 法 律 第 2 条 第 3 項 に 規 定 する 信 書 便 物 ( 以 下 信 書 便 物 という )の 通 信 日 付 印 により 表 示 された 日 (その 表 示 がないとき 又 はその 表 示 が 明 らかでないときは その 郵 便 物 又 は 信 書 便 物 について 通 常 要 する 送 付 日 数 を 基 準 と したときにその 日 に 相 当 するものと 認 められる 日 )が 納 期 限 ( 期 限 内 申 告 修 正 申 告 ( 法 第 321 条 の8 第 28 項 の 規 定 によるものに 限 る )に 係 る 納 期 限 又 は 納 税 通 知 書 に 指 定 された 納 期 限 をいう ) 前 であれば その 到 達 の 日 が 納 期 限 後 であっても その 税 金 に 係 る 延 滞 金 額 はこれを 徴 収 しないこと ( 法 20の5の3) 56 第 三 者 納 付 等 地 方 団 体 の 徴 収 金 は 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 のために 第 三 者 は 何 らの 条 件 を 必 要 とせず 納 付 し 又 は 納 入 することができるものであること なお 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 納 付 若 しくは 納 入 について 正 当 な 利 益 を 有 する 第 三 者 又 は 納 税 者 若 しくは 特 別 徴 収 義 務 者 の 同 意 を 得 た 第 三 者 が 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 に 代 わ ってこれを 納 付 し 又 は 納 入 した 場 合 において その 地 方 団 体 の 徴 収 金 を 担 保 するため 抵 当 権 が 設 定 されていたときは これらの 者 は その 納 付 又 は 納 入 により その 抵 当 権 が -25-

根 抵 当 である 場 合 においてその 担 保 すべき 元 本 の 確 定 前 に 納 付 又 は 納 入 があったときを 除 き その 抵 当 権 につき 地 方 団 体 に 代 位 することができることに 留 意 すること ( 法 2 0の6 令 6の20) 57 相 殺 地 方 団 体 の 徴 収 金 と 地 方 団 体 に 対 する 一 般 債 権 とは 地 方 団 体 の 徴 収 金 の 特 殊 性 にか んがみ 法 律 に 別 段 の 定 めがある 場 合 を 除 き 相 殺 することができないものであること ( 法 20の9) 58 更 正 の 請 求 申 告 納 付 又 は 申 告 納 入 に 係 る 地 方 税 について 申 告 書 を 提 出 した 者 は 原 則 として 法 定 納 期 限 から5 年 以 内 に 限 り 更 正 の 請 求 をすることができるものであるが その 運 用 につ いては 次 の 諸 点 に 留 意 すること ( 法 20の9の3) (1) 法 第 20 条 の9の3 第 1 項 の 規 定 による 更 正 の 請 求 は 申 告 に 係 る 課 税 標 準 等 又 は 税 額 等 に 関 し 更 正 があった 場 合 には 当 該 更 正 後 においてもすることができる ものであるが この 場 合 においても 申 告 書 に 記 載 した 課 税 標 準 等 又 は 税 額 等 につい てのみ 更 正 の 請 求 をすることができるものであること (2) 法 第 20 条 の9の3 第 1 項 第 3 号 に 規 定 する 当 該 申 告 書 に 記 載 したこの 法 律 の 規 定 による 還 付 金 とは 道 府 県 民 税 若 しくは 市 町 村 民 税 の 法 人 税 割 の 中 間 納 付 額 に 係 る 還 付 金 又 は 法 人 事 業 税 の 中 間 納 付 額 に 係 る 還 付 金 をいうものであること (3) 法 第 20 条 の9の3 第 2 項 各 号 に 規 定 する 後 発 的 な 理 由 がある 場 合 は 同 条 第 1 項 の 更 正 の 請 求 期 間 経 過 後 においても 更 正 の 請 求 をすることができるものである が この 場 合 においては 申 告 書 に 記 載 した 課 税 標 準 等 又 は 税 額 等 のみならず 更 正 又 は 決 定 に 係 る 課 税 標 準 等 又 は 税 額 等 についても 更 正 の 請 求 をすることができるもの であること 59 一 部 納 付 又 は 納 入 があった 場 合 の 延 滞 金 の 計 算 等 (1) 延 滞 金 の 額 を 計 算 する 場 合 において その 計 算 の 基 礎 となる 地 方 税 の 一 部 が 納 付 され 又 は 納 入 されているときは その 納 付 又 は 納 入 の 日 の 翌 日 以 後 の 期 間 に 係 る 延 滞 金 の 額 の 計 算 の 基 礎 となる 税 額 は その 納 付 され 又 は 納 入 された 税 額 を 控 除 し た 金 額 とするものであること ( 法 20の9の41) (2) 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 が 延 滞 金 をその 額 の 計 算 の 基 礎 となる 地 方 税 に 加 算 して 納 付 し 又 は 納 入 すべき 場 合 において 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 が 納 付 し 又 は 納 入 した 金 額 がその 延 滞 金 の 額 の 計 算 の 基 礎 となる 地 方 税 の 額 に 達 するまでは その 納 付 し 又 は 納 入 した 金 額 は まずその 計 算 の 基 礎 となる 地 方 税 に 充 てられ たものとすること ( 法 20の9の42) 60 納 税 証 明 書 の 交 付 等 地 方 団 体 の 長 は 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 等 が 法 令 に 掲 げられている 事 項 につき 納 税 証 明 書 の 交 付 を 求 めたときは これを 交 付 しなければならないものであるが これは 融 資 の 円 滑 化 を 通 じ 債 権 者 及 び 納 税 者 又 は 特 別 徴 収 義 務 者 等 の 保 護 を 図 ろうとする のがその 主 たる 目 的 であるので その 運 営 に 当 たっては 遺 憾 のないよう 十 分 留 意 された いこと なお 納 税 証 明 書 の 交 付 に 係 る 手 数 料 は 地 方 自 治 法 第 227 条 の 規 定 に 基 づき 徴 収 -26-

することができるものであること ( 法 20の10 令 6の21) 61 特 別 徴 収 義 務 者 に 対 する 徴 収 取 扱 費 特 別 徴 収 制 度 は その 特 別 徴 収 義 務 者 の 特 殊 な 立 場 にかんがみ その 徴 収 義 務 を 課 せ られたものであるから 特 別 徴 収 義 務 者 に 対 しては 徴 収 取 扱 費 は 交 付 すべきでないこ とは 当 然 であること 62 官 公 署 等 への 協 力 要 請 徴 税 吏 員 は 地 方 税 に 関 する 調 査 について 必 要 があるときは 官 公 署 等 に 簿 書 及 び 資 料 の 閲 覧 又 は 提 供 その 他 の 協 力 を 求 めることができるものであるが その 運 用 について は 次 の 諸 点 に 留 意 すること ( 法 20の11) (1) 法 第 20 条 の11の 規 定 は 官 公 署 等 に 対 する 徴 税 吏 員 の 協 力 要 請 に 法 的 根 拠 を 与 えるものであること (2) 法 第 20 条 の11に 規 定 する 特 別 の 定 め とは 法 第 46 条 第 4 項 及 び 第 5 項 第 63 条 第 1 項 第 72 条 の59 第 325 条 第 354 条 の2 第 605 条 及 び 第 701 条 の55の 規 定 をいうものであること (3) 法 第 20 条 の11の 規 定 は 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 等 に 規 定 されている 守 秘 義 務 を 解 除 するものではないが この 規 定 により 地 方 団 体 が 協 力 を 求 められた 場 合 には できるだけ 協 力 していくべきものであること 第 14 節 滞 納 処 分 及 び 犯 則 取 締 処 分 63 滞 納 処 分 滞 納 処 分 については 国 税 徴 収 法 第 5 章 の 規 定 が 準 用 されるものであること なお その 詳 細 な 取 扱 いについては 別 途 通 知 するところによられたいこと 64 犯 則 取 締 処 分 犯 則 取 締 処 分 については 国 税 犯 則 取 締 法 の 規 定 が 準 用 されるものであること なお その 詳 細 な 取 扱 いについては 地 方 税 犯 則 事 件 の 取 締 について ( 昭 和 25 年 8 月 28 日 25 発 地 財 委 官 第 253 号 )によられたいこと 第 15 節 延 滞 金 及 び 還 付 加 算 金 の 割 合 等 の 特 例 65 延 滞 金 及 び 還 付 加 算 金 の 割 合 等 の 特 例 法 附 則 第 3 条 の2 第 1 項 に 規 定 する 特 例 基 準 割 合 は その 年 の 前 年 に 租 税 特 別 措 置 法 第 93 条 第 2 項 の 規 定 により 告 示 された 割 合 に 年 1%の 割 合 を 加 算 した 割 合 をいうもの であること ( 法 附 則 3の2 令 附 則 3の2) なお これらの 特 例 の 適 用 がある 場 合 の 各 年 における 延 滞 金 及 び 還 付 加 算 金 の 割 合 に ついては 各 地 方 団 体 においては 納 税 者 に 対 し 十 分 な 周 知 を 図 るよう 努 めるべきもの であること 第 2 章 市 町 村 民 税 第 1 節 納 税 義 務 者 第 1 個 人 の 納 税 義 務 者 1 法 第 292 条 第 1 項 第 7 号 の 配 偶 者 及 び 同 項 第 8 号 の 親 族 とは 民 法 の 規 定 するとこ -27-