原 子 力 関 係 人 材 育 成 事 業 ( 国 際 化 人 材 育 成 研 修 ) 平 成 25 年 度 安 全 性 向 上 原 子 力 人 材 育 成 委 託 事 業 成 果 報 告 書 平 成 26 年 2 月 日 本 原 子 力 研 究 開 発 機 構 原 子 力 人 材 育 成 センター
平 成 25 年 度 安 全 性 向 上 原 子 力 人 材 育 成 委 託 事 業 国 際 化 人 材 育 成 日 本 原 子 力 研 究 開 発 機 構 原 子 力 人 材 育 成 セ ン タ ー 要 旨 東 京 電 力 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 以 降 日 本 の 原 子 力 界 には 今 ま で 以 上 の 国 際 的 な 対 応 が 求 め ら れ グ ロ ー バ ル な 視 野 を 持 ち 世 界 で 活 躍 で き る 高 い 資 質 を 有 す る 人 材 の 育 成 が 必 要 と さ れ て い る 本 事 業 で は 特 に 若 手 の 技 術 者 等 を 対 象 に 今 後 の 国 際 貢 献 ( 事 故 の 教 訓 に 基 づ い た 知 識 経 験 の 伝 承 ) 新 規 導 入 国 技 術 者 等 と の 交 流 拡 大 継 続 的 技 術 指 導 欧 米 技 術 者 と の 交 流 意 見 交 換 及 び 相 互 協 力 な ど に 際 し て 必 須 と な る 英 語 に よ る コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力 の 向 上 や 視 野 の 拡 大 を 目 的 と し た 研 修 プ ロ グ ラ ム を 構 築 し 実 施 した 研 修 生 は 原 子 力 人 材 育 成 ネ ッ ト ワ ー ク 参 加 機 関 に 募 集 を か け 集 ま っ た 産 業 界 及 び 原 子 力 関 係 法 人 団 体 等 の 16 名 の 若 手 を 対 象 と し オ リ エ ン テ ー シ ョ ン 国 際 人 養 成 合 宿 を 通 し て 英 語 原 子 力 専 門 用 語 で 福 島 の 状 況 を 自 ら の 言 葉 で 発 信 す る こ と や 世 界 と 比 較 して 日 本 を 捉 えるこ と を 学 ん だ 短 期 間 の コ ー ス で は あ っ た が 研 修 生 に 明 確 な ス ピ ー キ ン グ 能 力 の 向 上 発 想 の 転 換 が 認 め ら れ 普 段 は 触 れ 合 う こ と の 少 な い 異 業 種 同 士 で ヒ ュ ー マ ン ネ ッ ト ワ ー ク も 構 築 で き 効 果 的 効 率 的 な 人 材 育 成 が 達 成 で き た
目 次 1. は じ め に 2. 実 施 計 画 2.1 プ ロ グ ラ ム 概 要 2.2 実 施 体 制 3. 実 施 内 容 3.1 コ ー ス 目 標 3.2 < 第 1 部 > オ リ エ ン テ ー シ ョ ン ( 認 識 付 与 プ ロ グ ラ ム ) 3.3 < 第 2 部 > 国 際 人 養 成 合 宿 4. 成 果 4.1 研 修 生 へ の ア ン ケ ー ト 結 果 4.2 メ ン タ ー 講 評 5. ま と め 5.1 取 組 の 評 価 5.2 今 後 の 計 画 添 付 資 料 1) 第 1 部 オ リ エ ン テ ー シ ョ ン プ ロ グ ラ ム 2) 第 2 部 国 際 人 養 成 合 宿 カ リ キ ュ ラ ム 3) ア ン ケ ー ト 結 果 総 括 --------------------------------- 参 考 資 料 Ⅰ.< 第 1 部 > オ リ エ ン テ ー シ ョ ン 関 係 資 料 1-1 講 演 資 料 1-1-1 養 成 コ ー ス 概 要 1-1-2 国 内 人 材 国 際 化 分 科 会 の 紹 介 1-2 コ ー ス 説 明 資 料 1-2-1 カ リ キ ュ ラ ム 概 要 1-2-2 Group Work Topics & Tasks 1-3 合 宿 ま で の 課 題 1-3-1 Assignments to Overcome 1-3-2 Telephone Interview Ⅱ.< 第 2 部 > 国 際 人 養 成 合 宿 2-1 シ ラ バ ス 2-2 講 義 資 料 2-2-1 British Hills 配 布 資 料 2-2-2 Day 1 How to Brush up Your English 2-2-3 Day 1 International Capacity_2013 2-2-4 Day 1 Lecture 1 (TMI and Fukushima Accidents)
2-2-5 Day 2 Lecture 2 (Reactor Safety) 2-2-6 Day 3 Lecture 3 (Risk com-compatible) 2-2-7 Day 4 Lecture 4 (Circumstances of Nuclear Energy Introduction in Developing Countries) 2-2-8 Day 4 WNU and NEM 2-2-9 Day 5 Nuclear Power after Fukushima 2-3 講 師 プ ロ フ ィ ー ル 2-4 関 係 用 語 Keyword 集 ( 和 英 ) Ⅲ. 評 価 資 料 3-1 ア ン ケ ー ト 結 果 3-2 メ ン タ ー リ ポ ー ト 3-3 British Hills の 研 修 生 に 対 す る 評 価 Ⅳ.そ の 他 4-1 British Hills 報 告 書 4-2 役 務 契 約 先 か ら の 報 告 資 料 4-3 活 動 の 外 部 投 稿 原 稿 4-3-1 企 業 と 人 材 掲 載 予 定 記 事 4-3-2 原 子 力 国 際 人 材 養 成 コ ー ス 開 催 報 告 (NW 報 告 会 )
1. はじめに 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 以 降 国 内 で は 廃 炉 や 安 全 基 準 の 厳 格 化 に 向 け て の 政 策 が 取 ら れ る 中 世 界 各 国 か ら は 事 故 関 連 情 報 を は じ め 安 全 確 保 の た め の 新 た な 技 術 開 発 等 に つ い て 情 報 共 有 を 求 め ら れ ま た 一 部 の 新 興 国 か ら は 継 続 し て 原 子 力 導 入 へ の 協 力 を 求 め ら れ る な ど よ り 一 層 様 々 な 形 で の 国 際 的 な 対 応 が 日 本 の 原 子 力 界 に 求 め ら れ て い る 状 況 に あ る ま た 今 後 原 子 力 技 術 の 国 際 的 な 基 準 の 確 立 や 廃 止 措 置 拠 点 化 等 に お い て も 国 際 交 流 は 必 至 で あ り 我 が 国 の 技 術 者 研 究 者 等 の 国 際 的 な 活 動 の 機 会 が 増 大 す る こ と が 予 想 さ れ て い る さ ら に 昨 年 の 11 月 に 発 表 さ れ た 原 子 力 委 員 会 の 見 解 に お い て も 原 子 力 の 国 際 展 開 に 向 け た 人 材 育 成 の 取 り 組 み と し て 国 際 的 人 材 の 必 要 性 が 述 べ ら れ て い る 本 事 業 で は 将 来 国 内 の 原 子 力 関 係 各 組 織 ( 企 業 研 究 機 関 等 ) の 管 理 者 と な る こ と が 期 待 さ れ る 若 手 に 我 が 国 及 び 世 界 の 原 子 力 の あ る べ き 姿 を 長 期 的 か つ 国 際 的 な 視 野 に 立 っ て 考 え る 機 会 を 与 え る と と も に 特 に 今 後 の 新 規 導 入 国 に 対 す る 我 が 国 原 子 力 産 業 の 展 開 を 担 っ て い く 人 材 の 国 際 化 に 貢 献 す べ く 研 修 プ ロ グ ラ ム を 構 築 し 実 施 す る 2. 実 施 計 画 国 内 の 特 に 若 手 の 技 術 者 等 を 対 象 に 今 後 の 国 際 貢 献 ( 事 故 の 教 訓 を ベ ー ス に し た 知 識 経 験 の 伝 承 ) 新 規 導 入 国 技 術 者 等 と の 交 流 拡 大 継 続 的 技 術 指 導 欧 米 技 術 者 と の 交 流 意 見 交 換 及 び 相 互 協 力 な ど に 際 し て 必 須 と な る 英 語 に よ る コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力 の 向 上 や 視 野 の 拡 大 を 目 的 と し た 研 修 プ ロ グ ラ ム を 構 築 し 実 施 す る 2.1 プログラム 概 要 本 事 業 に お け る 人 材 育 成 プ ロ グ ラ ム は 以 下 の と お り 2 部 構 成 で 行 う < 第 1 部 > 認 識 付 与 プ ロ グ ラ ム 時 期 : 平 成 25 年 11 月 頃 ( 第 2 部 よ り 2 週 間 前 頃 ま で を 予 定 ) 内 容 : 我 が 国 の 現 在 の( 原 子 力 の ) 立 ち 位 置 を 認 識 す る 国 内 各 界 の シ ニ ア に よ る 課 題 提 案 指 導 ( メ ー ル 電 話 で 対 応 )を 通 し 現 状 認 識 を 促 す 第 2 部 に 至 る ま で の 宿 題 オ リ エ ン テ ー リ ン グ レ ポ ー ト 作 成 を 実 施 す る テ ー マ 例 日 本 が 直 面 し て い る 課 題 に つ い て ( 各 種 報 告 書 見 解 書 等 よ り ) 世 界 か ら 求 め ら れ て い る 日 本 の 役 割 に つ い て 現 状 に お け る 技 術 的 課 題 に つ い て < 第 2 部 > 国 際 人 養 成 合 宿 ( 学 習 ) 時 期 : 平 成 25 年 12 月 ( 予 定 ) 期 間 :5 日 間 ( 月 ~ 金 ) 場 所 :British Hills( 体 験 型 国 際 研 修 センター: 福 島 県 ) 又 はラフォーレ 那 須 ( 栃 木 県 ) な ど ( 予 定 )
内 容 : 日 常 か ら 隔 離 さ れ た 場 所 で 集 中 的 に 英 語 に よ る 原 子 力 テ ー マ 学 習 等 に よ り 英 語 力 の 強 化 を 促 す 研 修 生 の 積 極 的 な 参 加 を 促 す 講 義 討 議 発 表 セ ッ シ ョ ン グ ル ー プ 討 議 プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン に よ り 自 分 の 考 え を ま と め 発 表 す る こ れ ら を テ ー マ 別 に 実 施 す る こ と に よ り そ れ ら に つ い て 外 国 人 と 意 見 交 換 で き る よ う に な る こ と を 目 標 と す る 外 国 人 講 師 の 他 国 際 経 験 豊 か な 国 内 の シ ニ ア 人 材 を 講 師 と し て 活 用 し 若 者 の 国 際 的 業 務 へ の 動 機 付 け を 促 進 さ せる テ ー マ 例 廃 炉 に 向 け て の 課 題 と 具 体 的 方 策 本 来 の リ ス ク コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン と は? 新 興 国 に お け る 原 子 力 導 入 の 状 況 日 本 と 世 界 の エ ネ ル ギ ー 事 情 と 原 子 力 の 役 割 原 子 力 安 全 確 保 に 係 る 課 題 放 射 性 廃 棄 物 処 理 処 分 の 課 題 原 子 力 と 環 境 問 題 ( 地 球 温 暖 化 な ど ) 対 象 者 は 産 官 学 の 原 子 力 人 材 育 成 ネ ッ ト ワ ー ク 参 加 機 関 に 所 属 す る 学 生 若 手 職 員 ( 年 齢 : 35 歳 く ら い ま で ) と し 参 加 人 数 は 第 1 部 及 び 第 2 部 と も 参 加 で き る 15 名 ( 予 定 ) と す る 2.2 実 施 体 制 本 事 業 の 実 施 体 制 は 実 施 責 任 者 に 独 立 行 政 法 人 日 本 原 子 力 研 究 開 発 機 構 原 子 力 人 材 育 成 セ ン タ ー 長 を 置 き 同 セ ン タ ー セ ン タ ー 付 技 術 副 主 幹 が 取 り ま と め を 行 い 国 内 人 材 の 国 際 化 研 修 に つ い て 教 育 担 当 者 を 配 置 し て 行 う 3. 実 施 内 容 3.1 コース 目 標 実 施 計 画 を 元 に 下 記 の4つ に 重 点 を 置 き プ ロ グ ラ ム を 構 築 した 福 島 原 発 事 故 後 の 原 子 力 を と り ま く 世 界 情 勢 を 知 り 日 本 を 相 対 的 に 捉 え る 感 覚 を 養 う と と も に 日 本 人 と し て 自 ら 福 島 原 発 事 故 の 状 況 に つ い て 説 明 で き る よ う に な る 中 長 期 的 に 国 際 原 子 力 人 材 を 拡 充 す る た め 幅 広 い 原 子 力 関 係 者 を 対 象 に 英 語 を 勉 強 す る 動 機 付 け キ ャ リ ア デ ザ イ ン 長 期 的 な 学 習 の 方 向 付 け を 与 え る よ り 上 級 と な る 国 際 コ ー ス ( IAEA マ ネ ジ メ ン ト ス ク ー ル 世 界 原 子 力 大 学 の 夏 季 研 修 等 ) 参 加 の た め の ス テ ッ プ ア ッ プ を 図 る 3.2 < 第 1 部 > オ リ エ ン テ ーション( 認 識 付 与 プログラム) 要 点 第 2 部 へ の 導 入 を 潤 滑 に し 研 修 の 効 果 効 率 を 高 め る た め に 事 前 に 研 修 目 的
プ ロ グ ラ ム の 概 要 説 明 を 行 っ た ま た 第 2 部 で 実 施 す る 討 論 発 表 等 に 備 え る た め 必 要 と な る 事 前 勉 強 を 提 示 し 英 語 で の 発 信 力 を 高 め る た め に 電 話 イ ン タ ビ ュ ー を 受 け る こ と を 必 須 と し た 更 に 第 2 部 期 間 中 は グ ル ー プ ワ ー ク が 多 く な る た め 研 修 生 同 士 事 務 局 の 人 的 つ な が り を 構 築 で き る よ う 実 施 方 法 を 工 夫 し た 1) オ リ エ ン テ ー シ ョ ン 会 合 実 施 期 日 : 平 成 25 年 11 月 22 日 ( 金 ) 実 施 場 所 : 日 本 原 子 力 研 究 開 発 機 構 東 京 事 務 所 ( 東 京 都 千 代 田 区 ) 実 施 内 容 : 添 付 資 料 1 の プ ロ グ ラ ム に 沿 っ て 実 施 研 修 目 的 コ ー ス 概 要 説 明 自 己 紹 介 講 演 海 外 か ら 見 た 日 本 人 English Exercise 電 話 Interview ( British Hills 対 応 ) 参 加 研 修 生 : 11 名 ( 電 力 メ ー カ ー 8 名 他 3 名 ) ( 5 名 の 研 修 生 は 業 務 の 都 合 で 参 加 で き ず 当 日 の 内 容 に つ い て は 別 途 事 務 局 よ り 周 知 し た ) 配 布 資 料 : カ リ キ ュ ラ ム 研 修 生 リ ス ト 各 講 義 / 演 習 別 シ ラ バ ス Group Project に つ い て ( 説 明 文 / 希 望 テ ー マ 調 査 票 ) 講 師 メ ン タ ー の C V 事 務 局 ス タ ッ フ と の 電 話 イ ン タ ビ ュ ー の 希 望 日 程 調 査 票 課 題 一 覧 ( 第 2 部 ま で の 宿 題 ) Nuclear English( 冊 子 ) ブ リ テ ィ ッ シ ュ ヒ ル ズ 研 修 参 加 者 へ の ご 案 内 フ リティッシュ ヒルス 新 白 河 駅 シ ャ ト ル バ ス 時 刻 表 他 己 紹 介 の た め の 準 備 中 English Exercise 特 記 事 項 - 自 己 紹 介 は 研 修 生 間 の 親 密 感 を 短 時 間 で 醸 成 す る た め に パ ー ト ナ ー が 相 手 に 成 り 代 わ っ て 自 己 紹 介 を す る 他 己 紹 介 形 式 と し た
- 午 後 は 原 則 英 語 セ ッ シ ョ ン と し 研 修 生 に 英 語 に 触 れ て 貰 う と と も に 第 2 部 の 模 擬 体 験 を し て 貰 っ た - 第 2 部 で 研 修 期 間 を 通 し て 実 施 す る Group Project は 関 心 を 共 有 す る 研 修 生 が 議 論 を 通 し て 結 論 を ま と め 最 終 日 に 全 員 の 前 で 発 表 す る 演 習 で あ る オ リ エンテーションでは Group Project の テ ー マ を 説 明 するとともに 事 前 に 希 望 す る テ ー マ の 調 査 票 の 提 出 を 依 頼 し た - 課 題 ( 第 2 部 ま で の 宿 題 ) と し て 授 業 の 関 連 サ イ ト 予 習 キ ー ワ ー ド 提 出 初 日 の ス ピ ー チ 準 備 等 を 課 し た 準 備 す る ス ピ ー チ は 3~ 5 分 を 目 途 に 自 己 紹 介 と My Goals の2 件 ( 参 考 資 料 参 照 ) -British Hills 講 師 との 電 話 インタビューは ネイテイブスピーカーとの 対 話 で 英 語 感 覚 を 印 象 付 け 研 修 ま で に 緊 張 感 を 高 め て も ら う こ と を 狙 っ て 実 施 し た ( 参 加 で き な か っ た 研 修 生 に は 別 途 British Hills に て 対 応 ) 2) 電 話 イ ン タ ビ ュ ー ( 事 務 局 対 応 ) 実 施 期 日 : 平 成 25 年 11 月 27 日 ( 水 ) ~ 12 月 4 日 ( 水 ) 実 施 方 法 : 3 つ (3 人 )の 内 容 を 提 示 し 少 な く と も 1つに つ い て は 電 話 で 30 分 英 語 で 会 話 す る こ と を 必 須 と し た 希 望 で 3 回 ま で 実 施 可 能 と し 内 容 は 以 下 の 3 つ を 設 定 した 生 活 英 語 一 般 放 射 線 ホ ッ ト ラ イ ン 対 応 原 子 力 発 電 関 連 技 術 特 記 事 項 - 本 取 組 み は 電 話 で の 会 話 を 通 じ 研 修 生 の 英 語 へ の 慣 れ 準 備 練 習 を 支 援 し 第 2 部 ( 英 語 ) へ の 心 構 え を 強 化 す る た め に 実 施 し た オ リ エ ン テ ー シ ョ ン 会 合 に 参 加 で き な か っ た 研 修 生 に も こ の 電 話 イ ン タ ビ ュ ー を 通 し て 動 機 付 け を 行 っ た - 電 話 イ ン タ ビ ュ ー の 結 果 を 事 務 局 ス タ ッ フ で 共 有 し 第 2 部 に 必 要 な 準 備 ( グ ル ー プ 分 け 個 別 支 援 対 策 等 ) の 参 考 と し た 3.3 < 第 2 部 > 国 際 人 養 成 合 宿 要 点 合 宿 の 6 日 間 で 最 大 限 の 効 果 を あ げ る た め 7:30~ 21:00 の 間 に 組 ま れ た プ ロ グ ラムは 質 疑 応 答 も 含 め て 全 て 英 語 で 行 う と と も に 隔 離 さ れ た 場 所 で 英 国 で の 生 活 が 疑 似 体 験 で き る 施 設 を 会 場 と し て 授 業 以 外 の 日 常 生 活 に お い て も 異 文 化 体 験 が 余 儀 な く さ れ る 環 境 で 実 施 し た コース 1~ 3 日 目 は 福 島 原 発 事 故 を 受 け て の テ ー マ 4 日 目 は 原 子 力 新 規 導 入 国 を 見 据 え て の テ ー マ を 設 定 し テ ー マ に 沿 っ て 講 義 -グ ル ー プ 討 議 - 発 表 を 一 連 の 課 題 と し て 研 修 生 が 積 極 的 に 取 り 組 めるよう 計 画 し た 同 時 に Group Project と し て 研 修 生 を 3 つ(3 テーマ)の グ ル ー プ に 分 け そ れ ぞ れ の テ ー マ に つ い て 複 数 回
デ ィ ス カ ッ シ ョ ン す る 時 間 を 設 け 最 終 日 の 5 日 目 に 結 果 発 表 の 場 を 設 け た 上 記 の 課 題 と は 別 に 英 語 で の 発 信 力 を 高 め ネ イ テ ィ ブ と 会 話 す る 経 験 の 場 を 提 供 す る こ と を 目 的 に ブ リ テ ィ ッ シ ュ ヒ ル ズ 専 属 の 英 語 講 師 に よ る Presentation Skills な ど の ビ ジ ネ ス 英 語 の 授 業 を 日 替 わ り で 行 った こ の 他 日 本 の 文 化 / 歴 史 / ス ポ ー ツ を 英 語 で 説 明 す る こ と や 国 際 機 関 で の 模 擬 面 接 体 験 英 語 学 習 等 を テ ー マ に 短 時 間 の セ ミ ナ ー を 行 い 国 際 化 動 機 付 け を 図 っ た 1) 開 催 概 要 実 施 期 間 : 平 成 25 年 12 月 8 日 ( 日 ) ~ 12 月 13 日 ( 金 ) 実 施 場 所 : ブ リ テ ィ ッ シ ュ ヒ ル ズ ( 福 島 県 岩 瀬 郡 天 栄 村 大 字 田 良 尾 字 芝 草 1-8) 研 修 生 : 16 名 ( 日 立 GE ニ ュ ー ク リ ア エ ナ ジ ー 東 芝 三 菱 重 工 業 日 本 原 子 力 発 電 東 北 電 力 北 陸 電 力 関 西 電 力 中 国 電 力 原 子 力 安 全 基 盤 機 構 原 子 力 安 全 推 進 協 会 日 本 原 子 力 研 究 開 発 機 構 ) 講 師 陣 容 : メ ン タ ー 兼 講 師 3 名 ( 外 人 2 日 本 人 1) コ ー ス メ ン タ ー 1 名 招 聘 講 師 2 名 講 演 者 2 名 講 師 兼 事 務 局 2 名 内 容 : 添 付 資 料 2 の カ リ キ ュ ラ ム に 沿 っ て 実 施 講 演 2 回 (1hr 2) 講 義 -グ ル ー プ 討 議 - 発 表 セ ッ シ ョ ン 4 テ ー マ ( 2.5 hr 4) グ ル ー プ ワ ー ク ( 6 hr) 及 び 成 果 発 表 会 ( 1.5 hr) 英 語 専 門 研 修 ( 1.5 hr 7) Business Programme 早 朝 セ ミ ナ ー 他 (8hr) ( 参 加 型 英 語 研 修 会 合 模 擬 面 接 英 語 の 勉 強 の 仕 方 等 ) 2) カ リ キ ュ ラ ム 構 成 講 義 -グ ル ー プ 討 議 - 発 表 セ ッ シ ョ ン [ 形 式 ] 各 分 野 の 専 門 家 か ら の 講 義 後 講 師 よ り 提 示 さ れ た 課 題 を グ ル ー プ に 分 か れ て 討 議 し ま と め た も の を 直 後 に 発 表 す る テ ー マ は 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 に 係 る も の を 中 心 と す る が 国 際 感 覚 を 養 う た め 福 島 に つ い て の 内 容 も 海 外 で の 経 験 海 外 事 例 と の 比 較 世 界 情 勢 を 取 り 込 ん だ も の と し 日 本 を 相 対 的 に 見 る 訓 練 も 兼 ね て 実 施 する テ ー マ は 以 下 の 4 つ: TMI と 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 と の 類 似 点 / 相 違 点 ~ ど ん な Lesson を 吸 い 取 る か ~ 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 後 の 原 子 力 安 全 に 係 る 課 題 ~ 安 全 性 向 上 を 目 指 し て ~ 原 子 力 産 業 リ ス ク の 考 え 方 - 海 外 事 例 - ~ 原 子 力 へ の 過 度 の リ ス ク 感 覚? ど う 克 服 す る か ~ 新 興 国 へ の 原 子 力 導 入 の 状 況
~ 支 援 国 技 術 提 供 国 と し て の 難 し さ は 何 か ~ [ 狙 い] - 原 子 力 に 係 る テ ー マ を 英 語 で 聴 く -グ ル ー プ 討 議 を 通 し て テ ー マ の 理 解 度 を 高 め る - 英 語 で 自 分 の 意 見 を 発 信 短 い 時 間 内 で グ ル ー プ の 意 見 を ま と め る 練 習 を する 講 義 風 景 講 義 後 の グ ル ー プ 討 議 Group Project [ 形 式 ] オ リ エ ン テ ー シ ョ ン 時 に 提 示 し た 3 つ の テ ー マ に 研 修 生 を 希 望 に 沿 っ て 3 グル ー プ に 分 け 1 グ ル ー プ に 専 属 メ ン タ ー を 1 名 ず つ 配 置 し た 討 論 は 研 修 生 主 体 で 進 め メ ン タ ー は 研 修 生 の 討 議 が 偏 っ た も の と な ら な い 様 補 佐 役 を 務 め る 各 グ ル ー プ で 討 論 / 資 料 作 成 ( PPT) を 連 日 重 ね 最 終 日 に グ ル ー プ ご と に 発 表 する 設 定 し た テ ー マ は 以 下 の 3 つ: 福 島 事 故 の 現 状 と 収 束 へ の シ ナ リ オ ( 海 外 原 子 力 専 門 家 対 象 の 説 明 を 想 定 放 射 性 廃 棄 物 処 理 の 問 題 に つ い て 言 及 ) 同 事 故 に よ る 身 体 環 境 へ の 放 射 線 影 響 ( 地 方 自 治 体 看 護 師 へ の 説 明 を 想 定 リ ス ク コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に つ い て 言 及 ) 同 事 故 か ら の 社 会 復 興 状 況 ( 近 隣 諸 国 の 風 評 被 害 を 和 ら げ 観 光 東 北 PR を 想 定 汚 染 水 の 問 題 に つ い て も 言 及 ) [ 狙 い] - 同 じ 興 味 の あ る テ ー マ に つ い て グ ル ー プ で 掘 り 下 げ て 考 え る - 対 象 ( 誰 に 対 し て 説 明 す る の か ) を 意 識 し た 発 表 資 料 の 作 成 を す る - 英 語 で の グ ル ー プ ワ ー ク ( 役 割 分 担 決 め 討 議 意 見 調 整 等 ) を 経 験 す る - 大 き な 会 場 で 英 語 で 発 表 す る グ ル ー プ ワ ー ク の 様 子 1 グ ル ー プ ワ ー ク の 様 子 2
発 表 会 場 最 終 日 の 発 表 Business Programme [ 形 式 ] ブ リ テ ィ ッ シ ュ ヒ ル ズ 専 属 の 英 語 講 師 に よ る 授 業 を 2 グ ル ー プ に 分 か れ て 実 施 する 国 際 的 に 発 表 する 場 ですぐに 役 立 つよう プログラムには Presentation Skills Talk about the News( 原 子 力 関 連 記 事 ) Social English Discussion の 課 目 を 取 り 入 れ そ れ ぞ れ の テ ー マ で ポ イ ン ト ノ ウ ハ ウ を 学 ん だ 後 に 実 践 を 行 う [ 狙 い] -Presentation Skills: ス ピ ー チ の 構 築 発 表 の 仕 方 等 及 び 実 践 -Social English: 社 交 の 場 で の 英 語 文 化 の 違 い 等 及 び 実 践 -Talk about the News: 英 字 新 聞 の 構 成 読 み 方 等 に つ い て 学 ぶ -Discussion: 自 分 の 主 張 の 通 し 方 相 手 を 説 得 す る 英 語 等 に つ い て 学 ぶ Social English Presentation Skills 英 語 を 勉 強 す る 動 機 付 け キ ャ リ ア デ ザ イ ン 長 期 的 な 学 習 の 方 向 付 け を 与 え る た め の プ ロ グ ラ ム [ 形 式 ] 研 修 生 それぞれの 国 際 化 を 意 識 的 に 高 めるた め の プ ロ グ ラ ム と し て 下 記 の 項 目 を 実 施 し た < 講 演 > 国 際 人 と し て の 素 養 を 高 め る こ と と は
福 島 後 の 原 子 力 と 若 手 中 堅 へ の 期 待 < ス ピ ー キ ン グ 強 化 > * 早 朝 セ ミ ナ ー / 英 語 の 勉 強 の 仕 方 Round Table Discussion( 日 本 に つ い て ) ス ピ ー チ 各 種 ( Self-Introduction, My Goals) < 自 己 啓 発 の 参 加 型 英 語 研 修 会 合 > ( Toastmasters Club 模 擬 Meeting) ** < 海 外 で の 面 接 シ ミ ュ レ ー シ ョ ン > ( 任 意 ) *** [ 狙 い] - 英 語 を 話 す 大 勢 の 前 で ス ピ ー チ を す る こ と へ の 抵 抗 感 を な く す - 勉 強 す る 方 法 等 を 紹 介 す る こ と で 研 修 終 了 後 も 英 語 の 勉 強 を 続 け て 貰 う - 英 語 で の 活 躍 の 場 必 要 と さ れ る 場 の 紹 介 を 通 し 動 機 付 け を 図 る - 国 際 的 な 場 面 で 日 本 人 と し て 説 明 を 求 め ら れ る ト ピ ッ ク ス に つ い て 話 す Toastmasters Club 模 擬 Meeting 海 外 で の 面 接 シ ミ ュ レ ー シ ョ ン 注 ) * < ス ピ ー キ ン グ 強 化 > で は 英 語 に よ る 自 己 表 現 の 訓 練 及 び 日 本 の ス ポ ー ツ 芸 術 歴 史 等 に つ い て 海 外 の 人 に 説 明 す る 訓 練 を 実 施 す る ** < 自 己 啓 発 の 参 加 型 英 語 研 修 会 合 > ( Toastmasters Club 模 擬 Meeting) で は パ ブ リ ッ ク ス ピ ー キ ン グ の た め の 基 本 技 術 の 中 か ら body gesture を 選 び 言 葉 以 外 の Non-verbal communication を 準 備 し て も ら う ( 2 人 ) 会 合 で は 他 人 の ス ピ ー チ を 聴 い て 評 価 の 上 コ メ ン ト を 口 頭 で 話 す Evaluator 役 ( 1 人 ) あ る 話 題 を 選 ん で 即 興 で 受 け 答 え の 練 習 を す る Table Topics Session の 進 行 役 ( 1 人 ) も 研 修 生 を 募 集 する 会 全 体 の 進 行 など 大 きな 役 割 は 事 務 局 で 受 け 持 つ 勿 論 全 て 英 語 で の 運 営 で あ る 事 務 局 員 は 事 前 に 公 式 の Club Meeting に 複 数 回 参 加 し て 実 践 経 験 を 積 ん だ *** < 海 外 で の 面 接 シ ミ ュ レ ー シ ョ ン > で は IAEA の 空 席 情 報 を 参 考 に 興 味 あ る 公 募 ポ ス ト へ の シ ミ ュ レ ー シ ョ ン を 試 み る 例 は IAEA へ の 応 募 だ が ど ん な 面 接 で も 訊 かれそうな 場 を 設 定 し 模 擬 面 接 官 は 海 外 メンターを 含 め 事 務 局 スタッフ 数 人 が 担 当 す る こ れ も 全 て 英 語 の 運 営 で あ る
特 記 事 項 -グ ル ー プ 作 業 に つ い て 6 日 間 を 通 し 研 修 生 は 3 通 り の グ ル ー プ 分 け に 沿 っ て 作 業 し た 小 グ ル ー プ に 分 け る こ と で 研 修 生 の 積 極 的 な 参 加 を 促 し 具 体 的 な 作 業 と 結 果 発 表 を 義 務 づ け る こ と で た え ず 英 語 で 発 信 す る 必 要 が あ る よ う に 工 夫 し た また 異 業 種 間 で の 意 見 交 換 が 可 能 と な る よ う グ ル ー プ 分 け を し 立 場 の 違 っ た 視 点 か ら も 課 題 に 取 り 組 め る よ う 配 慮 し た グ ル ー プ 分 け 1 ( 講 義 -グ ル ー プ 討 議 - 発 表 セ ッ シ ョ ン ) あ ら か じ め 応 募 申 請 時 の 英 語 力 専 攻 分 野 や 出 身 母 体 の 重 複 回 避 を も と に 分 け 更 に 事 務 局 か ら の 電 話 イ ン タ ビ ュ ー で 得 た 英 語 能 力 情 報 を 考 慮 し て 最 終 決 定 と し た グ ル ー プ 分 け 2 ( Group Project) 研 修 生 の 希 望 す る テ ー マ を 基 準 に 分 け 出 身 母 体 と 英 語 力 で 微 調 整 を 行 っ た グ ル ー プ 分 け 3 ( Business Programme) British Hills の 電 話 イ ン タ ビ ュ ー を も と に グ ル ー プ 分 け を 行 っ た -メ ン タ ー に つ い て 6 日 間 を 通 し て 研 修 に 立 ち 会 っ た 4 人 の メ ン タ ー は 各 自 の 専 門 性 を 活 か し た 指 導 サ ポ ー ト を 提 供 す る こ と は 勿 論 の こ と 各 課 題 に つ い て 熟 練 者 経 験 者 年 長 者 と し て 研 修 生 と 意 見 交 換 を 行 い 研 修 生 の 視 野 拡 大 に 務 め た コ ー ス 全 般 で も 研 修 生 に 声 を か け 英 語 で 話 す 抵 抗 感 の 解 消 に 務 め る と と も に 海 外 生 活 の 経 験 談 仕 事 上 の 失 敗 談 を 通 し て 研 修 生 の 国 際 的 な 場 へ の 心 構 え 対 応 意 識 の 向 上 に 貢 献 し た 4. 成 果 項 目 3. 実 施 内 容 に 沿 っ て オ リ エ ン テ ー シ ョ ン 英 語 で 発 信 し て 貰 う た め の 各 種 取 組 み 更 に 授 業 以 外 の 日 常 生 活 に お い て も イ ギ リ ス 式 環 境 下 に て 英 語 で の 対 応 を 行 い 英 語 を 勉 強 す る モ テ ィ ベ ー シ ョ ン ア ッ プ 英 語 に よ る コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン ス キ ル ア ッ プ を 効 果 的 効 率 的 に 進 め る こ と が で き た 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 に 係 る 課 題 / 話 題 新 規 導 入 国 に 係 る 状 況 等 に つ い て 知 識 の 伝 達 の み な ら ず 研 修 生 同 士 で 討 議 し ひ と つ の 回 答 を ま と め て 発 信 し て い く 作 業 を 通 し て 国 際 的 な 場 面 で 日 本 の 状 況 を 説 明 す る と い う 模 擬 訓 練 が で き た 国 際 経 験 豊 か な 国 内 外 メ ン タ ー と 意 見 交 換 を 行 う こ と で 日 本 を 客 観 的 に 見 て 考 え る 経 験 を 提 供 で き た 普 段 交 流 す る 機 会 の 少 な い 他 業 種 同 士 を 一 堂 に 集 め 協 力 意 見 交 換 を す る 場 を 提 供 し た こ と で こ れ か ら の 原 子 力 の 将 来 を 担 う 若 い 人 材 の ネ ッ ト ワ ー ク の 構 築 に 寄 与 し た 短 い 時 間 で 研 修 生 は プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン の 内 容 に お い て も 英 語 力 で も 飛 躍 的 な 伸 び が 見 ら れ 参 加 者 と の ネ ッ ト ワ ー ク 構 築 英 語 を 勉 強 す る モ テ ィ ベ ー シ ョ ン ア ッ プ も 達 成 で き た と 考 え る
4.1 研 修 生 へのアンケート 結 果 研 修 生 16 名 の ア ン ケ ー ト 結 果 を 添 付 資 料 3 に 示 す コ ー ス 全 体 の 評 価 は 以 下 の 通 り で あ る ( 表 1) 研 修 生 全 員 よ り 大 変 良 い 又 は 良 い と 好 評 価 を 得 た ま た 来 年 本 コ ー ス が 開 催 さ れ た 場 合 に 同 僚 や 後 輩 に 勧 め ま す か と の ア ン ケ ー ト で は 全 員 が 勧 め る と の 回 答 で あ っ た 表 1 研 修 生 によるアンケート 結 果 (16 名 ) 4.2 メンターによるコース 評 価 メ ン タ ー 4 人 か ら の 講 評 で 主 だ っ た も の を 下 記 に 示 す プ ロ グ ラ ム に つ い て - 全 般 的 に よ く 考 え ら れ て お り 研 修 生 に 原 子 力 を と り ま く 様 々 な 視 点 を 提 供 で き て いた -< ス ピ ー キ ン グ 強 化 > プ ロ グ ラ ム は 研 修 生 に 本 コ ー ス を 乗 り 切 る 上 で も 今 後 の 活 躍 に も と て も 役 立 っ た と 思 う -British Hills 講 師 か ら の 授 業 で 教 え ら れ る 内 容 は 国 際 社 会 で 活 躍 し て い く 上 で 基 本 と な る 事 柄 を 含 み 有 効 で あ っ た 会 場 に つ い て - 山 の 上 に 隔 離 さ れ た British Hills は 研 修 生 の 海 外 研 修 模 擬 体 験 に 十 分 な 環 境 で あ り 周 り に 何 も な い 状 況 は 研 修 生 同 士 の 繋 が り を 深 め る に も よ い 場 所 で あ っ た 研 修 生 に つ い て - 広 範 な 分 野 か ら 集 め ら れ て い た が 総 合 的 に 質 も 高 く チ ー ム ワ ー ク 力 は 抜 群 だ っ た -コース か ら 恩 恵 を 受 け る に は 英 語 力 が 若 干 足 り な い 研 修 生 が 見 受 け ら れ た - 研 修 生 数 は 若 干 多 く て も よ い 例 えばメ ン タ ー の 数 を 1 名 増 や し て 25 名 に す る - 世 界 原 子 力 大 学 の 夏 季 研 修 に 比 べ て グ ル ー プ あ た り の 人 数 が 少 な く 全 員 が 積 極 的 に 参 加 で き て い た
改 善 点 に つ い て - 原 子 力 産 業 界 が 協 力 している 海 外 企 業 の 日 本 支 店 か ら 外 国 人 を 招 聘 し て の 講 義 や WANO 東 京 事 務 所 か ら 外 国 人 を 招 聘 し て の 講 義 を 実 施 す る -7:30~ 21:00 ま で の ス ケ ジ ュ ー ル は 若 干 厳 し く 研 修 生 に 疲 れ も 認 め ら れ た の で 途 中 で 中 日 を 設 け 夜 の プ ロ グ ラ ム は 割 愛 す る 5.まとめ 5.1 取 組 の 評 価 本 プ ロ グ ラ ム は 原 子 力 に 係 る 広 い 分 野 の 若 手 技 術 者 研 究 者 を 対 象 と す る こ と ま た 目 的 と し て い る 内 容 に 比 し て 研 修 期 間 が 短 い こ と も あ り 準 備 段 階 で 以 下 の 点 に 注 意 を 払 っ た 原 子 力 人 材 育 成 ネ ッ ト ワ ー ク の 国 内 人 材 の 国 際 化 分 科 会 に て メ ン バ ー と の 内 容 に つ い て の 意 見 交 換 海 外 経 験 豊 富 な コ ー ス コ ー デ ィ ネ ー タ を 配 置 し プ ロ グ ラ ム 配 布 資 料 メ ン タ ー カ リ キ ュ ラ ム に つ き 繰 り 返 し 調 整 British Hills 担 当 講 義 に つ い て 原 子 力 を テ ー マ に 実 施 し て 貰 う べ く 必 要 な 調 整 と 情 報 提 供 中 で も 今 回 研 修 効 果 を 最 大 限 に 高 め る た め 不 必 要 な 内 容 の 重 複 や 目 的 を 逸 し た 講 義 等 を な く す た め コ ー ス を ト ー タ ル コ ー デ ィ ネ ー ト す る た め に 全 て の 講 義 時 間 で 何 を 実 施 す る か 何 を 研 修 生 に 期 待 す る か を 示 し た シ ラ バ ス を 作 成 し た 今 後 類 似 し た 研 修 活 動 を 行 っ て い く 上 で 本 シ ラ バ ス の 利 用 価 値 は 高 い の み な ら ず 研 修 生 に と っ て も 何 を 自 分 達 が す る の か し な く て は い け な い の か を 事 前 に 確 認 で き 短 期 間 の 研 修 で は 非 常 に 効 果 的 で あ っ た と 考 え る 本 国 際 化 人 事 育 成 研 修 の 特 徴 は 下 記 に ま と め ら れ る 本 研 修 の 特 徴 - 独 りでは 実 践 し に く い ス ピ ー キ ン グ に 重 点 を 置 い た - 福 島 原 子 力 発 電 所 事 故 含 む 原 子 力 に 係 る 話 題 に つ い て 英 語 で 聞 き 考 え 発 信 す る の み な ら ず そ の 影 響 や エ ネ ル ギ ー 全 般 に つ い て 外 国 人 メ ン タ ー と の 意 見 交 換 を 可 能 と し た - 英 語 の プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン デ ィ ス カ ッ シ ョ ン 等 専 門 の 英 語 講 師 に よ る 実 践 を 交 え た 指 導 を 盛 り 込 ん だ - 海 外 経 験 豊 富 な 日 本 人 メ ン タ ー よ り キ ャ リ ア デ ザ イ ン 海 外 で 活 躍 す る た め の 知 恵 等 今 後 の 自 己 啓 発 の き っ か け を 提 供 し た - 隔 離 さ れ た 場 所 で 授 業 以 外 の 日 常 生 活 に お い て も 他 の 研 修 生 と 時 間 を 共 有 す る こ と で 研 修 生 間 参 加 者 間 の 強 い 人 的 ネ ッ ト ワ ー ク の 構 築 に 寄 与 し た 5.2 今 後 の 計 画 来 年 度 も 継 続 し て 開 催 し て ほ し い と の 要 望 が 多 く 今 年 度 の 経 験 を 反 映 し て 来 年 度 も 同 様 の 研 修 を 実 施 す る こ と を 検 討 し て い る
本 報 告 書 は 日 本 原 子 力 研 究 開 発 機 構 が 経 済 産 業 省 か ら の 委 託 を 受 け て 実 施 し た 事 業 の 成 果 報 告 書 で す