30 第 2 章 桑 の 栽 培 ている 品 種 は, 一 ノ 瀬 が 約 半 数 をしめ, 次 いで はやてさかり が 多 くそのほかに し んいちのせ みなみさかり 改 良 鼠 返 し などがあげられる 2 5 表 主 要 な 品 種 項 目 主 要 な 品 種 名 やまぐわ 型 剣 持, 赤 木, 島 ノ 内, 五 郎 治 早 生, 市 平, 根 小 屋 高 助, 新 桑 1 号 ~2 号, 紫 早 生, 鶴 田, 十 島,かんまさり,あさゆき,ふか ゆき,ゆきしのぎ,しんけんもち,みつしげり からやまぐわ 型 ろそう 型 一 ノ 瀬, 改 良 鼠 返 し, 鼠 返 し, 収 穫 一, 富 栄 桑, 福 島 大 葉, 改 良 一 ノ 瀬, 十 文 字, 国 桑 27 号, 多 胡 早 生, 利 桑, 春 日, 青 市, しんいちのせ,みなみさかり,ときゆたか,はやてさかり,あ おばねずみ,おおゆたか 魯 桑, 甘 楽 桑, 栗 本, 安 藤 早 生, 長 沼, 改 良 魯 桑, 国 桑 第 20 号, 国 桑 第 21 号, 扶 桑 丸, 安 雲 桑, 魯 八, 国 桑 13 号, 国 桑 第 70 号,わせみどり,あつばみどり,みつみなみ,たちみどり 第 3. 品 種 の 改 良 桑 の 品 種 改 良 を 行 い 優 良 品 種 をつくることは, 栽 培 技 術 の 改 良 及 び 桑 園 の 生 産 性 向 上 の ために 重 要 な 条 件 である 現 在, 栽 培 されている 桑 品 種 のうちには, 自 然 に 発 生 したいわ ゆる 突 然 変 異 から 選 抜 育 成 されたものが 少 なくない しかし, 近 代 においては 人 為 的 な 交 雑 種 を 作 り 出 したり,あるいは 突 然 変 異 を 誘 発 する 方 法 がとられている 人 為 的 交 雑 種 により 優 良 品 種 を 育 成 する 方 法 は,あらかじめ 選 択 した 雌 雄 の 品 種 を 人 為 的 に 交 雑 するものであって, 具 体 的 には 雌 花 を 開 花 期 に 袋 かけして 置 き, 開 花 したら 前 も って 採 種 しておいた 花 粉 をすばやく 授 粉 させて 結 実 をまって 採 種 する 突 然 変 異 の 誘 発 には, 放 射 性 同 位 元 素 または 化 学 物 質 が 使 用 され, 倍 数 体 の 作 出 にはコ ルヒチンが 用 いられる 前 述 したように 桑 の 体 細 胞 の 染 色 体 数 は 28 の2 倍 体 がふつうで, 3 倍 体 の 品 種 には 優 良 なものがあるが 不 稔 性 であるため 交 雑 ができない しかし,4 倍 体 と 2 倍 体 のものとの 交 雑 によって, 人 為 的 に 3 倍 体 のものをつくることができる 第 3 節 桑 園 の 設 定 と 造 成 第 1. 桑 園 の 設 定 桑 は 永 年 作 物 であるので, 一 度 設 定 した 桑 園 は 長 年 にわたって 栽 培 することになる し たがって, 養 蚕 経 営 の 上 から 合 理 的 な 桑 園 の 設 定 をすることが 大 切 である 設 定 に 当 たっ て 留 意 すべき 事 項 は 次 のようである
第 3 節 桑 園 の 設 定 と 造 成 31 養 蚕 経 営 の 合 理 化 に 役 立 ち, 収 益 性 の 高 いこと 立 地 条 件 に 適 合 した 能 率 的 な 造 成 をすること 長 年 月 にわたり 安 定 した 高 い 収 量 が 得 られ, 作 業 に 便 利 なこと 1. 位 置 地 形 土 性 桑 園 の 位 置 は 飼 育 場 所 に 近 く,かつ 集 団 的 に 設 けられること が 望 ましい 地 形 は 開 けた 平 坦 地 もしくは 南 面 の 緩 傾 斜 地 がよいが, 条 件 に 適 合 しない 場 合 は 桑 園 形 式 植 付 距 離 仕 立 法 品 種 などの 選 択 によって 収 量 を 上 げるようにする ま た, 日 照 通 風 のよいことが 好 ましいことはいうまでもない 土 性 は 壌 土 砂 壌 土 がよいとされており, 土 層 の 深 いことが 必 要 で, 少 なくとも 60cm 以 上 の 耕 土 層 があるのがよい う ね 2. 桑 園 の 種 類 桑 園 は 耕 種 様 式 によって 純 桑 園 間 作 桑 園 広 畦 式 桑 園 輪 作 式 桑 園 などに 分 けられる また, 用 途 別 としては, 稚 蚕 用 と 壮 蚕 用 に 分 けられ, 壮 蚕 用 として は 春 蚕 用 桑 園 夏 秋 蚕 専 用 桑 園 春 秋 蚕 兼 用 桑 園 がある どのような 種 類 の 桑 園 を 設 けるかは, 地 方 の 気 象 環 境 土 地 条 件 ならびに 養 蚕 経 営 の 実 態 に 応 じて 選 択 されている (1) 稚 蚕 用 桑 園 稚 蚕 用 桑 園 には 春 蚕 専 用 と 夏 秋 蚕 専 用 とがある 前 者 では 一 般 に 早 生 品 種 が 栽 培 され, 葉 摘 みまたは 全 芽 収 穫 を 行 う 後 者 は 春 発 芽 前 伐 採 または 春 蚕 期 収 穫 した 後, 発 芽 伸 長 した 新 梢 を 全 芽 育 成 処 理 して 夏 秋 蚕 期 に 全 芽 収 穫 する (2) 春 蚕 用 桑 園 春 蚕 飼 育 だけに 使 用 する 桑 園 であって, 特 に 寒 冷 地 に 多 く 設 けられ ている 春 蚕 4~5 齢 期 に 1 回 伐 採 収 穫 し, 株 直 しを 行 いその 後 伸 長 した 新 梢 は 夏 秋 期 に 十 分 生 育 させる (3) 夏 秋 蚕 専 用 桑 園 春 発 芽 前 伐 採 を 行 い,その 後 伸 長 生 育 した 枝 葉 を 夏 秋 蚕 期 に 収 穫 使 用 する (4) 春 秋 蚕 兼 用 桑 園 春 蚕 期 に 利 用 した 後 発 芽 伸 長 した 新 梢 をさらに 秋 蚕 期 に 使 用 す るもので, 収 穫 能 率 が 高 く 暖 地 で 広 く 用 いられている 桑 園 である 第 2. 桑 園 の 造 成 1. 植 付 時 期 と 植 付 準 備 桑 苗 の 植 付 時 期 には 秋 植 えと 春 植 えがある 一 般 的 には 春 植 えが 多 いが 積 雪 地 や 寒 冷 地 では 秋 植 えが 行 われている 植 付 け 作 業 としては 次 のような ものがあげられる し ょ く ど (1) 客 土 土 壌 の 理 学 性 を 改 善 するために 行 うもので,たとえば 強 い 粘 質 埴 土 には 砂 土 を,また 強 い 砂 質 土 には 粘 土 か 泥 土 などを 混 入 する (2) 深 耕 ( 天 地 返 し) 桑 園 の 全 面 深 耕 を 行 って, 表 層 土 と 下 層 土 を 反 転 する 作 業 で
32 第 2 章 桑 の 栽 培 ある ふつう 深 さ 約 40cm を 目 標 に 行 うが,この 際 土 壌 改 良 をかねて 苦 土 石 灰 溶 成 りん 肥 を 投 与 し,また 地 力 の 維 持 増 進 のために 有 機 物 を 施 用 する (3) 土 壌 消 毒 土 壌 中 には 有 害 微 生 物, 特 に 紋 羽 病 菌 が 生 息 している 場 合 があるので, 病 害 の 恐 れがある 場 合 は 土 壌 消 毒 を 行 わなければならない 消 毒 法 には 薬 剤 注 入 くん 蒸 消 毒 焼 土 法 などがある (4) 排 水 かんがい 地 下 水 の 高 い 場 所 では 排 水 工 事 を 行 う 必 要 がある 方 法 として み ぞ は 一 般 に 暗 きょ 排 水 を 実 施 しているが, 桑 園 の 状 態 によっては 明 きょ 排 水 ( 溝 排 水 )でも そだ 暗 きょ 砂 れき 暗 きょ 竹 管 暗 きょ 石 箱 暗 きょ その 他 の 暗 きょ そだ 竹 れき しだ 麦 かん 玉 石 竹 石 材 2 12 図 暗 き ょ 排 水 土 管 コンクリート 管 塩 化 ビニール 管 よい 干 ばつの 害 を 受 けやすい 場 所 ではかんがい 施 設 が 必 要 であるが, 一 般 的 な 方 法 は 河 川 などから 導 入 する 畦 間 かん 水,またはスプリンクラーなどがある (5) 酸 性 土 壌 の 改 良 桑 の 発 育 には ph6.5 前 後 の 場 合 が 最 も 良 好 で,pH5.0 以 下 にな ると 発 育 が 悪 くなり, 収 葉 量 葉 質 ともに 低 下 する 酸 性 土 壌 では 施 用 した 肥 料 の 吸 収 率 大 工 原 酸 度 160 126 103 84 57 24 3 0.3 2 6 表 酸 性 土 壌 と 桑 の 葉 質 ( 加 藤 三 輪 ) ph 水 分 可 溶 炭 水 化 物 粗 タン パク 質 粗 灰 分 石 灰 % % % % % 4.6 83.31 2.63 5.95 2.00 0.15 4.6 83.31 3.01 5.88 1.90 0.20 4.8 82.51 3.15 1.89 0.23 4.8 82.58 3.08 5.85 1.83 0.21 5.0 91.94 3.37 5.94 1.87 0.27 5.8 82.04 3.30 5.89 1.85 0.26 6.0 81.35 3.52 6.13 1.89 0.29 7.0 80.51 3.56 6.35 1.94 0.32 ( 成 分 は 生 葉 百 分 中, 品 種 水 沢 根 刈 り 仕 立 て 春 蚕 用 桑 )
第 3 節 桑 園 の 設 定 と 造 成 33 が 劣 り, 肥 料 の 利 用 効 果 が 悪 くなることが 認 められている わが 国 の 土 壌 は 温 暖 多 雨 のた め, 土 壌 中 の 塩 基 が 溶 脱 しやすくほとんどの 土 壌 が 酸 性 化 されている したがって,これ き ょ う せ い らを 改 良 するには 桑 園 土 壌 の 酸 度 を 測 定 して 石 灰 などを 用 い 矯 正 する その 場 合 の ph と 石 灰 加 用 量 の 基 準 は 2 7 表 のとおりである 使 用 に 当 たっては 基 準 量 を 数 回 に 分 けて 施 すのがよい 腐 植 含 量 の 多 い 土 壌 は 一 般 に 酸 性 が 強 いので, 石 灰 の 加 用 量 を 多 くする 必 要 がある な た い ひ お, 堆 肥 ( 積 み 肥 )や 緑 肥 を 施 す 際 は 石 灰 を 併 用 すると 効 果 がある 2 7 表 土 壌 のpHと 石 灰 加 用 量 ( 対 10アール)( 南 沢 ) 炭 酸 石 灰 生 石 灰 耕 土 約 10cm 約 20cm 約 30cm 約 10cm 約 20cm 約 30cm ph 4.0 150kg 以 上 300kg 以 上 450kg 以 上 83kg 以 上 169kg 以 上 251kg 以 上 4.5 94~150 112~300 281~450 53~83 105~169 158~250 5.0 56~ 94 112~188 169~281 30~53 64~105 94~158 5.5 38~ 56 75~112 112~169 23~30 41~ 64 64~ 94 6.0 19~ 38 38~ 75 56~112 11~23 23~ 41 30~ 64 6.5 少 量 少 量 少 量 少 量 少 量 少 量 7.0 不 要 不 要 不 要 不 要 不 要 不 要 2. 植 付 け 植 付 けに 先 立 って 畦 の 方 向 を 定 める 畦 の 方 向 は 南 北 が 合 理 的 とされて いるが, 地 形 その 他 の 条 件 によって 必 ずしも 南 北 でなくともよい しかしこの 場 合 は 夏 季 の 通 風 をよくするように 配 慮 する (1) 植 付 距 離 と 本 数 植 付 距 離 は 桑 品 種 の 特 性 桑 園 の 立 地 環 境 条 件 仕 立 法 桑 園 管 理 法 などを 考 慮 に 入 れて,できるだけ 収 葉 量 を 増 大 するように 決 めなければならない すなわち, 発 条 数 の 多 い 品 種 ( 一 ノ 瀬 改 良 鼠 返 しなど)は, 少 ない 仕 立 法 2 8 表 仕 立 法 と 植 付 距 離 項 目 根 刈 り 仕 立 て 中 刈 り 仕 立 て 高 刈 り 仕 立 て 畦 間 株 間 1.5~2.5m 0.6~1.5m 2.0~2.5 3.0~4.0 1.0~1.5 3.0~4.0 品 種 ( 福 島 大 葉 多 胡 早 生 など)よりも 広 畦 とし, 根 刈 り 仕 立 ては 中 刈 り 高 刈 り 仕 立 て け ん より 狭 くてもさしつかえない また, 無 拳 式 仕 立 ては 拳 式 仕 立 てより 広 畦 とする 仕 立 法 による 植 付 距 離 の 基 準 は 2 8 表 のようである 桑 園 作 業 に 機 械 を 導 入 したり,あるいは 冬 期 間 作 を 行 う 桑 園 などでは 一 般 に 畦 間 を 広 くする この 場 合 は 株 間 をできるだけつめて 単 位 面 積 当 たりの 株 数 を 少 なくしないようにすることが 収 葉 量 の 上 から 大 切 である 植 付 距 離 と 収 葉 量 については, 単 位 面 積 における 畦 間 と 株 間 との 関 係 によって 次 のように 計 算
34 第 2 章 桑 の 栽 培 する 植 付 本 数 = 1,000m 2 畦 間 株 間 畦 間 と 株 間 の 相 互 の 距 離 関 係 は, 単 位 面 積 当 たりの 株 数 が 同 じであれば, 畦 間 及 び 株 間 の 広 狭 にかかわらず 収 量 に 大 差 はない 2 9 表 植 付 距 離 と 収 量 との 関 係 ( 蚕 糸 試 験 場 報 告 第 22 巻 第 1 号 1967 年 より) 畦 間 前 橋 熊 本 株 間 植 付 本 数 総 枝 長 対 枝 長 3,030m 収 量 総 枝 長 対 枝 長 3,030m 収 量 cm 本 m kg kg m kg kg 152 30 2,160 18,665 180 1,118 12,605 259 1,076 (100) (100) (100) (100) (100) (100) 152 62 1,080 15,968 195 1,035 10,029 259 859 ( 80) (108) ( 93) ( 80) (100) ( 80) 152 91 720 13,787 206 941 9,302 263 803 ( 72) (115) ( 84) ( 74) (101) ( 74) 152 121 540 12,181 225 900 8,363 270 746 ( 64) (125) ( 80) ( 66) (104) ( 69) 91 61 1,800 20,998 180 1,069 12,484 255 1,058 (100) (100) (100) (100) (100) (100) 121 61 1,350 17,574 202 1,103 11,575 251 971 ( 84) (113) (103) ( 93) ( 98) ( 92) 152 61 1,080 17,150 195 1,065 10,484 259 900 ( 82) (108) (100) ( 84) (101) ( 85) 182 61 900 15,120 210 1,099 9,969 266 881 ( 72) (117) (103) ( 80) (104) ( 83) 収 量 春 蚕,( ) 内 指 数 品 種 前 橋 城 下,13か 年 平 均, 熊 本 改 良 赤 芽 魯 桑, 20か 年 平 均 (2) 植 付 けの 深 さ 植 付 けの 深 さは 根 刈 り 仕 立 ての 場 合 10cm ぐらいが 適 当 とされて いる これを 基 準 として 浅 植 と 深 植 に 分 けている 各 種 の 条 件 と 植 付 けの 深 浅 との 関 係 は 2 10 表 のようである いずれの 場 合 でも 一 度 に 覆 土 せず,2~3 回 に 分 けて 覆 土 した 方 が 生 育 上 好 結 果 が 得 られる (3) 根 ごしらえ 植 付 けに 先 立 って 桑 苗 の 形 を 整 え,また 植 付 け 後 の 根 の 活 着 をよく せ ん て い するために 根 を 剪 定 するが,これを 俗 に 根 ごしらえと 呼 んでいる 根 ごしらえは 根 の 特 に 長 い 部 分 病 気 の 根 傷 のついた 部 分 などを, 根 の 分 岐 点 を 基 準 に 切 除 するとともに 根 全 体 の 形 を 整 えるようにする
第 4 節 仕 立 法 と 収 穫 法 35 2 10 表 各 種 条 件 と 植 付 けの 深 浅 の 関 係 ( 南 沢 ) 項 目 浅 植 深 植 地 下 水 高 低 土 質 埴 土 砂 質 土 土 地 肥 痩 痩 肥 耕 土 浅 深 地 形 平 坦 地 傾 斜 地 気 象 気 温 温 暖 寒 冷 雨 量 多 少 仕 立 方 桑 園 の 種 類 桑 品 種 根 刈 り 中 高 刈 り 春 蚕 専 用 桑 園 夏 秋 蚕 専 用 桑 園 やまぐわ ろそ う 型 ( 長 根 性 ) からやまぐわ 型 ( 短 根 性 ) (4) 植 付 時 期 と 方 法 植 付 時 期 には 秋 植 えと 春 植 えがあるが, 一 般 には 春 植 えが 多 く, 温 暖 地 では,3 月 上 中 旬, 寒 冷 地 では 3 月 下 旬 ~4 月 上 旬 に 行 われる 植 付 けの 方 法 は 植 溝 を 幅 30~40cm, 深 さ 30~40cm に 掘 り, 元 肥 として 有 機 質 肥 料 ( 堆 肥 土 中 堆 肥 )を 入 れ 軽 く 覆 土 する 苗 木 は 垂 直 に 立 て, 太 い 根 を 北 側 に 向 け 支 根 は 周 り に 拡 げ, 表 土 で 根 を 覆 土 し 根 元 をよく 踏 み 固 める 植 付 けが 終 わったら 枝 条 を 剪 定 するが, 春 植 えで 根 刈 り 仕 立 てとするときは 3~4 芽, 中 高 刈 り 仕 立 てでは 2 芽 を 残 して 切 る 秋 植 えの 場 合 は 枝 条 を 30~50cm に 切 断 してお き, 翌 春 に 春 植 えと 同 じ 長 さに 剪 定 する 6 5 7 4 8 3 9 2 1 1.こう 底 の 耕 土 2. 堆 肥 3. 土 を 満 たすべき 場 所 4. 掘 り 上 げた 心 土 5. 植 付 後, 土 を 入 れないでおく 所 6. 苗 木 7. 掘 り 上 げた 表 土 8. 土 を 埋 めもどした 上 面 9. 表 土 2 13 図 桑 苗 の 植 付 け 方 第 4 節 仕 立 法 と 収 穫 法 第 1. 仕 立 法 桑 は 自 然 状 態 では 大 木 になるが, 栽 培 をする 場 合 には 桑 の 生 理 を 害 さない 範 囲 で, 良 質 かつ 多 量 の 桑 葉 を 収 穫 するため 仕 立 てを 行 う 仕 立 ては 樹 形 を 低 く 整 え, 桑 葉 の 収 穫 管 理 作 業 を 容 易 にすることを 目 的 としている