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公開情報 2016 年 1 月 ~12 月年報 院内感染対策サーベイランス集中治療室部門 3. 感染症発生率感染症発生件数の合計は 981 件であった 人工呼吸器関連肺炎の発生率が 1.5 件 / 1,000 患者 日 (499 件 ) と最も多く 次いでカテーテル関連血流感染症が 0.8 件 /


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原 因 菌 とリスク 因 子 内 因 性 真 菌 性 眼 病 変 の 原 因 となる 真 菌 で 最 も 多 いものはカンジダ 属 で 90%を 占 める とされています カンジダ 属 の 他 にはアスペルギルス 属 クリプトコックス 属 などが 続 きます カンジダ 属 のなかでは Candida

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図 表 1 1,000 万 円 以 上 高 額 レセプト ( 平 成 25 年 度 ) 順 位 月 額 医 療 費 主 傷 病 名 順 位 月 額 医 療 費 主 傷 病 名 順 位 月 額 医 療 費 主 傷 病 名 順 位 月 額 医 療 費 主 傷 病 名 順 位 月 額 医 療 費 主 傷

シプロフロキサシン錠 100mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを

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使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

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Transcription:

骨髄炎 髄膜炎 TDM 目標濃度 (μg/ml) 8週間 6-8mg/kg 14日間 トラフ 10-15 15< 抗MRSA薬 抗MRSA薬一覧 MRSA 感染症 菌血症 肺炎 I.E. SSTI 骨髄炎 髄膜炎 TDM 目標濃度 (μg/ml) 通常の 用法用量 通常の TDMは不要 重症:15-20 重症:20-30 高齢者:<1 設定なし 設定なし 1g 負荷投与 5mg/kg CLcr 25 負荷投与量 7-21日間 4-6週間 5-10日間 8週間 40-80 20 600mgx2 2TD 用法用量 500-750mg 20-40 1/3未満なら *薬剤部にて 2日に1回 500mgx2 2TD 3日に1回 腎機能別 CLcr<80 14日間 投与設計を CHDF 10-15 15< 行っています トラフ ピーク CLcr>80 CLcrが体重の 分1-2へ GM併用(人工弁) 10mg/kg 初日は最低 抗 15-20 600mg CLcr>80 アルベカシン ザイボックス バンコマイシン テイコプラニン 用法用量 x2-3 必要 x1 キュビシンx2 投与期間 VCM TEIC 必ず1時間 ABK 初日は最低 LZD理想体重DAP内服も 備考 以上で点滴 600mg x2 で計算 14日以上 6mg/kg 同用量 推奨 備考 腎機能別 ピーク <2 4-6mg/kg x1 実体重 で計算 腎機能 ごとの 8-10mg/kg 2日に1回 用法用量 1/2未満なら 4mg/kg 調節不要 4-6mg/kg 6-8mg/kg 投与は <30 腎機能低下 例では副作 2日に1回 8mg/kg <2 600mg x2 推奨で x1* 2日に1回* 用出やすい 重症:15-20 重症:20-30 10mg/kg 高齢者:<1その後はTDMは不要 きない 4-6mg/kg 報告あり HD HD後に 設定なし 設定なし HD後に* 15-20 TDMで決定 主な副作用 汎血球減少 CK上昇 1g 負荷投与 腎障害 5mg/kg 肝障害 600mg腎障害 4-6mg/kg 1V含量 必要 x2-3 500mg x1 200mg x2 200mg x1600mg 3,895 3,379 17,779 薬価 1,701 必ず1時間 初日は最低 理想体重 内服も 実体重 350mg 13,154 カン *VCM透析時:初回のみ15-20mg/kgの投与OK *DAP:CHDFの投与方法は海外の報告 以上で点滴 600mg x2 で計算 同用量 で計算 *VCM, TEIC, ABKは初期投与設計を行っています 薬剤師に連絡を CLcrが体重の CLcr 25 負荷投与量 腎機能 C.glabra MRSA感染症の治療ガイドライン2014の第一選択薬 MRSA感染症のガイドラインの第1選択 C.krusei 分1-2へ MRSA感染症の治療ガイドライン2014の代替薬 40-80 1/2未満なら ごとの MRSA感染症のガイドラインの第2選択 CLcr<80 *DAPの溶解方法等について 20 600mgx2 2TD 2日に1回 用法用量 <30 キャンディン

1998 2000 Streptococcus pneumoniae 1a 2a 2a 3a 4b 1 2 3 4 : a b 15 1 14 15 2 3 1998 2000 3 187 6692 4030 n1425 n961n390n175 n286956.621.4 29.9n74 39.2 PCR ilyta iipbp 1aiiipbp 2 x ivpbp 2 b vermb vimefa 14 1945 penicillin G MIC90 PSSP304 0.031gmLpbp 2 x PISP386 0.063gmLpbp 2 b PISP13 0.25gmLpbp 1 apbp 2 x

No.8 医 薬 品 医 療 機 器 総 合 機 構 PMDA からの 医 薬 品 適 正 使 用 のお 願 い http://www.info.pmda.go.jp PMDAからの 医 薬 品 適 正 使 用 のお 願 い 2012 年 4 月 ( 独 ) 医 薬 品 医 療 機 器 総 合 機 構 No.8 2012 年 4 月 ピボキシル 基 を 有 する 抗 菌 薬 投 与 による 小 児 等 の 重 篤 な 低 カルニチン 血 症 と 低 血 糖 について ピボキシル 基 を 有 する 抗 菌 薬 (4ページ 参 照 )は 中 耳 炎 などの 感 染 症 の 治 療 に 汎 用 さ れていますが 小 児 等 に 投 与 した 際 に 重 篤 な 低 カルニチン 血 症 に 伴 って 低 血 糖 症 痙 攣 脳 症 等 を 起 こし 後 遺 症 に 至 る 症 例 も 報 告 されています ピボキシル 基 を 有 する 抗 菌 薬 服 用 時 には カルニチン 排 泄 が 亢 進 し 低 カルニチン 血 症 に 至 ることがあり 小 児 ( 特 に 乳 幼 児 )では 血 中 カルニチンが 少 ないため 下 記 の 事 項 にご 留 意 ください!

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抗生剤は 限りある資源 抗生剤を適正に使用するために 全ての医療従事者が協力する

S.aureus (成人,片眼) S.pneumoniae (小児,両眼) H.influenzae (小児,両眼) カテーテル関連血流感染症 菌血症 血培2セット以上 CNS, MRSA Enterococcus sp. GNR, Candida sp. 細菌性髄膜炎 S.pneumoniae N.meningitis H.influenzae (<4歳) L.monocytogenes (<2ヶ月, 50歳 ) 結膜炎 中耳炎 副鼻腔炎 S.pneumoniae H.influenzae M.catarrhalis で 臓器別に感染する 思い浮かべます 上気道炎 ウイルス性 90% Mycoplasma Chlamydophila S.pneumoniae H.influenzae M.catarrhalis 細菌を S.aureus 院内肺炎,VAP 肺炎 壊死性筋膜炎 S.pyogene 入院<5日:市中肺炎と同様 皮膚軟部組織感染 ガス壊疽 C.perfringens 入院 5日:SPACE 医療介護関連肺炎 DM足病変 PEK+SCE 感染性心内膜炎 90日以内の抗菌薬使用+経管栄養 SPACE 自己弁 骨 骨髄/関節 上記以外 PEK+市中肺炎 緑色レンサ球菌, S.auresu, CNS 骨髄 Enterococcus sp. S.aureus 機械弁 +A群β溶連菌(小児) +GNR(成人) S.aureus, CNS, Corynebacterium 膿瘍 肝/脾/腎 釘等の踏抜き P.aeruginosa 関節 肝膿瘍 胆嚢炎 胆管炎 PEK, Enterococcus sp. S.aureus, Streptococcus sp. アメーバ性 E.coli, Klebsiella sp 特発性 腎盂腎炎 PEK +嫌気性菌 PEK, S.pneumoniae 腹膜炎 PEK (院内発症+SPACE) 脾膿瘍 二次性 (複数菌感染) S.aureus, E.coli PEK+嫌気性菌 (院内発症+SPACE) カテーテル関連 膀胱炎 E.coli, S.saprophyticus Streptococcus sp, 尿路感染症 Salmonera PEK, N.gonorrhoeae, Chlamydia 前立腺炎 腎膿瘍 PEK, N.gonorrhoeae, Chlamydia PEK, S.aureus 骨盤内感染 Candida sp., 嫌気性菌 (複数菌感染) 市中肺炎 S.pneumoniae H.influenzae M.catarrhalis Mycoplasma Chlamydophila Legionella