研 究 課 題 副 題 学 校 名 所 在 地 ホームページ アドレス 学 び 合 い 磨 き 合 いを 軸 にした 思 考 力 判 断 力 表 現 力 の 育 成 ~ICTの 幅 広 い 活 用 法 と 生 徒 が 自 ら 求 めてICTを 活 用 する 場 の 追 究 ~ 愛 知 県 岡 崎 市 立 葵 中 学 校 444-0078 愛 知 県 岡 崎 市 伊 賀 新 町 31-1 http:// www.oklab.ed.jp/weblog/aoi/ 1. 研 究 の 背 景 本 校 では 平 成 21 年 度 より 生 徒 の 思 考 力 判 断 力 表 現 力 の 育 成 をめざして 研 究 を 進 めてきた これらの 能 力 を 育 成 させるために 学 習 の 中 に 学 び 合 い 磨 き 合 いの 場 を 設 定 し 生 徒 が 主 体 的 に 考 え それを 工 夫 して 発 表 する 授 業 を 創 作 してきた その 中 で 生 徒 の 考 えを 一 度 に 共 有 しながら 学 習 を 進 めさせたい 動 画 を 用 いて 発 表 をさせたい 自 分 が 正 しいと 思 うことを たくさんの 情 報 の 中 から 見 つけさせたい などの 課 題 が 見 つかってきた 今 日 ICTは 急 速 に 進 化 をしている 携 帯 電 話 がスマートフォンに 変 わり ノートPCはタブレットPCに 移 行 しつつある 半 数 以 上 の 生 徒 が 何 らかのモバイル 端 末 を 持 ち 個 人 で 情 報 を 収 集 したり 友 達 とネット を 通 じて 交 流 したりしている こうしたICTの 進 化 と 普 及 に 伴 って 教 育 活 動 の 場 でも 有 効 に 活 用 する 手 段 が 見 えてきた 特 にタブレットPCの 進 化 によって 情 報 を 共 有 したり 工 夫 して 発 表 したりすることができる ようになってきている そこで 生 徒 の 思 考 力 判 断 力 表 現 力 を 高 めていくために ICTを 教 師 と 生 徒 が 学 習 の 中 で 有 効 に 活 用 することを 追 究 していこうと 考 えた 2. 研 究 の 目 的 研 究 の 目 的 は 次 のとおりである 生 徒 の 思 考 力 判 断 力 表 現 力 を 高 めるために 教 師 がICTのよさを 知 り その 特 性 を 生 かして 教 科 指 導 の 本 筋 を 見 極 めながら 学 習 の 中 に 取 り 入 れ より 深 みのある 学 び 合 い 磨 き 合 いのある 授 業 実 践 を 開 発 する 3. 研 究 の 方 法 (1) 研 究 3 部 会 の 設 定 研 究 を 進 めるにあたって 研 究 3 部 会 ( 資 料 1)を 設 定 した ICTを 取 り 入 れて 深 みのある 学 び 合 い 磨 き 合 いのある 授 業 を 開 発 していくには ICTを 使 った 授 業 開 発 だけでなく ICT 環 境 の 整 備 や 協 働 学 習 を 作 るための 基 本 的 な 学 びの 足 場 作 り が 不 可 欠 である 全 職 員 が3 部 会 のいずれかに 所 属 し 具 体 的 な 仕 事 を 明 確 にして 持 ち 一 人 一 役 をもって 研 究 を 進 めていくことにした
資 料 1 研 究 3 部 会 と 仕 事 の 内 容 (2)ICTを 取 り 入 れた 授 業 改 善 に 向 けた 取 組 1 ICTの 特 性 を 生 かした 授 業 実 践 の 開 発 全 職 員 が1 年 間 の 中 で 最 低 1 回 は 研 究 授 業 を 行 い 教 科 指 導 の 本 質 を 見 極 めながら ICTの 効 果 を 検 証 し 授 業 改 善 を 重 ねていく 2 授 業 改 善 のためのアンケート 実 施 よりよい 授 業 作 りのために 常 に 生 徒 に 授 業 を 評 価 させ 結 果 を 次 の 授 業 に 反 映 させる 3 ICTの 活 用 能 力 を 高 める 校 内 研 修 大 学 企 業 ICT 支 援 員 と 連 携 して 教 師 と 生 徒 のICT 活 用 能 力 の 向 上 を 目 指 した 研 修 を 進 める 4. 研 究 の 内 容 経 過 (1)1 年 次 の 研 究 の 様 子 1 年 次 はタブレットPCを 新 たに 導 入 したことから まずはICT 環 境 を 整 えることと 新 しいICTを 用 いて 授 業 をしてみることから 始 めた また ICTの 使 い 方 に 関 する 研 修 を 年 に6 回 行 った 1タブレットPC 活 用 までの 環 境 整 備 本 校 には 研 究 が 始 まる 前 からICT 環 境 は 充 実 してい た 各 教 室 には50 型 ディスプレイや 書 画 カメラ 等 の 機 器 が 常 設 されていた ( 資 料 2) 校 内 無 線 LANを 用 いて 生 徒 用 ノートPC40 台 を 使 用 し 学 習 を 進 めることがで きていた 資 料 2 葵 中 学 校 ICT 環 境 ( 現 在 ) 研 究 1 年 目 にタブレットPCをまず7 台 導 入 した 校 内 無 線 LANを 用 いて インターネットに 接 続 しようとしたが これまでと 同 じようにはつながらなかった いろいろと 試 した 結 果 まずは 無 線 ルーターを 交 換 し さらに 電 波 の 周 波 数 を2.4GHz から5GHz に 変 更 す ることで ようやく 接 続 することができた
2 校 内 研 修 の 様 子 新 しいICTが 導 入 されたが どのように 使 えば 効 果 的 で あるのかまだ 分 からなかった そこで 全 職 員 がICTを 活 用 した 授 業 を1 年 間 の 中 で1 回 は 行 い ( 資 料 3) 実 践 を 通 して 効 果 の 検 証 をしていくことにした また 学 期 ごと に 生 徒 に 授 業 アンケートを 実 施 し 生 徒 にとってよりよい 授 業 になったかを 確 認 することにした 実 践 事 例 Ⅰ 1 年 数 学 方 程 式 資 料 3 平 成 25 年 度 の 校 内 研 究 授 業 方 程 式 3(2ⅹ+1)-4(ⅹ-7)の 計 算 方 法 を 考 えよう 単 元 構 想 (タブレット 活 用 の 場 面 設 定 と 活 用 方 法 ) ア 活 動 場 面 と 目 的 学 習 支 援 ソフトを 使 って 一 人 一 人 の 考 えを 共 有 しながら 学 び 合 う イ 活 用 するICT タブレットPC(Lenovo) デジタル 教 科 書 ( 大 日 本 図 書 ) 50 型 大 型 ディスプレイ(Panasonic) 学 習 支 援 ソフト(SKY) タブレットによる 情 報 収 集 グループで 計 算 の 方 法 を 考 え よかったものをタブレ ットPCに 書 き 込 ませた それを 学 習 支 援 ソフトで 収 集 し 生 徒 のタブレット 上 に 表 示 させた 生 徒 はこれを 見 て 自 分 の 考 えと 同 じもの 違 うものを 見 つけどちらも 同 じ 答 になることを 確 認 した これまでは ホワイトボード を 用 いて 発 表 させていたが タブレット PC を 用 いるこ とによって 考 えの 比 較 を 座 席 から 移 動 することなく 提 示 資 料 4 情 報 収 集 の 様 子 することができた 教 師 も 手 元 で 各 グループの 状 況 を 把 握 できるため 机 間 指 導 もしやすかった 比 較 するために ふたつ 並 べてピックアップして 提 示 計 算 方 法 は ふたつの 考 えに 分 かれた これらを 焦 点 化 し 比 較 させるために 大 型 ディスプレイ 上 に 並 べて 提 示 した 生 徒 の 考 えを 把 握 し 比 較 させることが 簡 単 に できる 教 師 はこれらの 機 能 を 使 って 生 徒 に 考 えさせ 判 断 させる 授 業 を 進 めることができた 資 料 5 考 えの 比 較 の 様 子 3 教 師 のICT 活 用 能 力 を 高 める 校 内 研 修 ICTを 学 習 の 中 に 取 り 入 れるには ICTの 機 器 の 使 い 方 やその 機 能 を 知 ることが 不 可 欠 である また タブ レットPCについては 使 いやすいアプリについても 探 究 する 必 要 があった そこで まず アドバイザーの 和 歌 山 大 学 准 教 授 豊 田 充 崇 先 生 に 全 国 での 実 践 事 例 を 紹 介 していただくとともに 研 究 の 進 め 方 について もご 指 導 いただいた 26 年 度 からは 静 岡 大 学 の 益 川 弘 如 准 教 授 にも 研 究 に 参 加 していただき ICTが 生 徒
の 思 考 力 判 断 力 表 現 力 を 伸 ばすのに 効 果 があるかについ ての 検 証 に 向 けて 研 究 を 進 めることができた ( 資 料 6) また イメージした 授 業 を 実 現 するアプリが 少 ない そこ で 愛 知 教 育 大 学 教 授 飯 島 康 之 先 生 に 授 業 で 使 うアプリを 開 発 していただき 実 際 にしてみたい 授 業 を 実 現 させた ( 資 料 7) さらに 各 企 業 にも 協 力 をいただいた 最 新 の 機 器 を 使 わせ ていただくとともに 実 際 に 授 業 作 りにも 参 加 してもらった 授 業 を 見 た 後 には ソフトの 活 用 方 法 や 仕 方 を 紹 介 していた だき 各 教 科 の 中 で 取 り 入 れられそうか 考 えた ( 資 料 8) ICTはソフトもハードも 急 速 に 改 善 し 常 に 新 しいものが 生 まれている しかし 今 は 教 師 が 求 めるものが 簡 単 に 手 に 入 らないことが 多 い 大 学 や 企 業 と 連 携 をして 授 業 の 中 で 効 果 的 に 活 用 できるように 改 善 開 発 していく 必 要 がある 各 関 係 者 の 皆 様 から 貴 重 なアドバイスを 受 け 研 究 を 進 めるこ とができた (2)1 年 次 の 研 究 を 終 えて 1 年 目 の 研 究 を 通 して 分 かったことがある ICTにはそれぞれに 顕 著 な よさ と 特 性 がある 資 料 6 7 8 校 内 研 修 タブレットPCを 用 いることで 生 徒 の 個 々の 考 えを 収 集 したり 資 料 を 拡 大 して 見 せたり タブレット 上 にまとめて 表 現 したりすることができる ( 資 料 9)だから 個 々にいろいろな 考 えを 見 つけさせ それらを 比 べさせて 焦 点 化 していく 学 習 にはとても 効 果 がある また 調 べた 資 料 や 実 験 の 様 子 を 写 真 や 動 画 として 記 録 しておき 必 要 な 時 に 見 直 して 再 確 認 できる 理 科 の 実 験 の 様 子 や 体 育 で 自 分 の 動 きを 確 認 するときにはとても 効 果 がある タブレットPCだけ でなく ICTの 各 機 器 にはそれぞれに 顕 著 な 特 性 がある こ の 特 性 を 単 元 の 中 で 生 かすにはどの 場 面 が 適 切 かを 考 えなけ 資 料 9 タブレットPCの 特 性 ればいけない (3)2 年 次 の 研 究 の 様 子 1 年 次 の 研 究 の 成 果 を 受 けて 授 業 改 善 の 視 点 を 持 った ICTの 特 性 とよさを 生 かして 効 果 的 に 学 習 に 取 り 入 れる ICTを 使 えば 深 みのある 学 び 合 い 磨 き 合 いが 進 められるわけではない ICTの 特 性 と 授 業 の 本 質 ね らいを 踏 まえて 使 用 するICTを 選 択 し 取 り 入 れるようにする
これまでの 授 業 で 困 っていた 点 をICTの 特 性 を 活 用 して 改 善 する ICTはさまざまな 特 性 がある これらを 生 かすことによって これまで 困 難 だった 学 習 が 円 滑 に 進 めら れるようになる 実 践 事 例 Ⅱ 2 年 家 庭 科 裁 縫 まつり 縫 い まつり 縫 いができるようになろう 単 元 構 想 (タブレット 活 用 の 場 面 設 定 と 活 用 方 法 ) ア 活 動 場 面 と 目 的 タブレットPCにまつり 縫 いの 動 画 を 用 意 しておき 生 徒 が 必 要 な 時 に 見 て 作 業 を 進 められるようにする イ 活 用 するICT タブレットPC(LENOBO) 60 型 電 子 黒 板 (Panasonic) 書 画 カメラ(ELMO) デジタル 教 科 書 デジタル 教 科 書 を 使 って 縫 い 方 のポイントを 焦 点 化 生 徒 のすべてが 日 常 生 活 の 中 で まつり 縫 いをしたことはなかっ た 裁 縫 については 小 学 校 の 家 庭 科 の 授 業 でしかしたことがない 生 徒 ばかりであった そのため これまでの 授 業 では 縫 い 方 を 師 範 し て 見 せるのだが 一 度 説 明 を 聞 いただけでは 理 解 できず 縫 う 練 習 の 途 中 で 繰 り 返 し 教 師 に 質 問 をする 生 徒 がいた そのため 授 業 時 間 内 で 全 員 が 完 了 することは 難 しかった そこで タブレットPC 資 料 10 デジタル 教 科 書 の 提 示 をはじめとするICTを 活 用 することで 自 ら 縫 い 進 めることができ るように 工 夫 をした 縫 い 方 の 方 法 を 押 さえるために デジタル 教 科 書 を 用 意 した 縫 い 方 の 基 本 を 押 さ えるためにデジタル 教 科 書 は 動 画 の 機 能 が 含 まれている デジタル 教 科 書 を 大 型 ディスプレイに 映 し 出 し 生 徒 は 作 業 の 時 間 に 必 要 であれば 確 認 できるようにした タブレットPCを 用 いて 生 徒 が 縫 い 方 の 示 範 をいつでも 視 聴 生 徒 はまつり 縫 いの 進 め 方 が 分 からなくなったときのために タ ブレットPCに 事 前 に 教 師 が 縫 う 様 子 を 録 画 した 保 存 しておき 必 要 な 場 面 で 動 画 を 視 聴 できるようにした ( 写 真 7)これによって 縫 い 方 が 分 からなくなった 時 教 師 の 巡 回 説 明 を 待 たなくても 友 だちと 動 画 を 見 ながら 各 自 で 作 業 を 進 めることができた 作 業 の 効 率 化 を 図 ることができ 生 徒 全 員 が 時 間 内 で 作 品 を 完 成 させることができ 資 料 11 まつり 縫 いの 様 子 た (4)2 年 次 の 研 究 を 終 えて これまでのICTを 使 った 授 業 実 践 の 中 には ホワイトボードでもで きる 紙 と 黒 板 でもできる といったものもあった しかし 教 師 と 生 徒 のICT 活 用 能 力 が 高 まるにつれ ICTがあったからこそできた ICTがなかったら このような 授 業 はできなかった といった 授 業 実 践 が 増 えてきた また ICTを 用 いることにより 協 働 学 習 を 作 ることが 難 しくなくなり 生 徒 主 体 の 授 業 作 りをする 教 師 が 増 えた ICTを 授 業 の 中 で 生 徒 が 学 習 目 的 以 外 で 使 用 することはなかった それは 生 徒 の 資 料 12 授 業 改 善 に 向 けて
思 考 力 判 断 力 表 現 力 を 育 成 するために ICTの 特 性 を 生 かした 授 業 改 善 だけでなく 教 師 と 生 徒 の ICT 活 用 能 力 の 向 上 生 徒 の 学 習 基 盤 の 定 着 を 大 切 にしてきたからであると 思 う ( 資 料 12) 5. 研 究 の 成 果 研 究 の 成 果 としては 次 のようなものがある (1) 実 践 事 例 集 の 作 成 2 年 間 でICTを 活 用 した 実 践 事 例 は100を 超 える 数 になった これらの 実 践 をまとめたものを 明 治 図 書 より 発 刊 した ( 資 料 13) (2) 各 教 科 における 教 科 の 心 得 の 作 成 各 教 科 において ICTを 取 り 入 れた 基 本 的 な 授 業 のモデルを 作 成 した ( 資 料 14) 資 料 13 実 践 事 例 集 資 料 14 教 科 の 心 得 (3)タブレットカレンダーの 作 成 本 校 は 700 名 を 超 える 生 徒 がいる タブレット PC は 90 台 しかなく 使 用 するのに 効 果 的 な 単 元 で 使 える ようにタブレット 使 用 計 画 をまとめた タブレットカレンダー を 作 成 した これにより 使 用 したい 場 面 で 必 ずタブレット PC を 用 いることができるようになった (4) 生 徒 のアンケートより 平 成 24 年 度 の 授 業 アンケートでは 授 業 が 分 かりやすく 楽 しい の 項 目 において よくあてはまる や やあてはまる の 割 合 は79%であったが 研 究 を 進 めた25 年 度 には85% 26 年 には84%と 以 前 に 増 して 向 上 した また 保 護 者 のアンケートにおいても 先 生 は 分 かりやすい 授 業 をしていると 思 いますか の 項 目 において 平 成 24 年 度 は75%であったのに 対 して 平 成 25 年 度 は77% 26 年 度 は79%と2 年 連 続 増 加 傾 向 にある 6. 今 後 の 課 題 展 望 ICT のグレードアップへの 対 応 本 校 のタブレット PC には ウィンドウズ8が 搭 載 されている しかし 今 後 バージョンアップの 可 能 性 がある これまで 作 ってきた 自 作 の 教 材 や 集 めたアプリが 対 応 するか 心 配 である ICT が 進 化 するこ とは 良 いことだが 管 理 運 営 面 で 問 題 が 起 きそうである
作 った 実 践 事 例 の 公 開 本 校 は ICT 活 用 において 岡 崎 市 のパイロット 校 に 指 定 されている 作 成 した 指 導 案 や 教 材 を 一 般 に 公 開 する 方 法 を 考 えていきたい また 市 内 に 限 らず 自 作 教 材 の 共 有 化 が 進 むことを 望 む 7.おわりに 研 究 を 進 め 始 めた 頃 は ICTの 実 践 事 例 が 少 なく 実 際 の 授 業 にどのように 使 えるのか 全 く 分 からなかっ た フューチャースクールとして 先 進 的 に 研 究 を 進 めていた 学 校 とは 環 境 が 全 く 違 い 同 じような 実 践 をす ることは 大 変 難 しい 状 況 であった 2020 年 に 向 けて 文 科 省 は 一 人 一 台 タブレット の 計 画 を 進 めている 教 育 の 進 め 方 も 反 転 学 習 が 取 り 入 れられるなど 大 きく 変 わるかも 知 れない 実 際 この1 年 半 の 中 で タブレットPCは 無 線 LANを 通 し て 自 由 に 使 えるようになっているし タブレットも 新 しいものを 取 り 入 れたが 古 いものに 比 べて 格 段 に 処 理 能 力 が 高 くなり 使 いやすくなった ハードやソフトについても 来 年 は 今 よりももっと 使 いやすくなって いるだろう こうした 中 現 場 の 教 師 として 大 切 なのは やはり 授 業 の 本 質 を 見 失 わないことであろう 生 徒 の 思 考 力 判 断 力 表 現 力 を 育 成 するための 基 本 は 教 師 の 授 業 構 築 力 が 重 要 であることが 分 かった ICTは 学 びの 一 つ の 方 途 であり 生 徒 の 学 び 合 い 磨 き 合 いを 深 める 可 能 性 がある 最 後 になりましたが 本 研 究 を 進 めるにあたり 和 歌 山 大 学 准 教 授 豊 田 充 崇 先 生 とパナソニック 教 育 財 団 則 常 祐 史 様 には 多 大 なるご 協 力 とご 指 導 をいただき 感 謝 をします ありがとうございました < 参 考 文 献 > 教 育 の 情 報 化 に 関 する 手 引 ( 平 成 21 年 3 月 発 行 )