目 次 第 1 はじめに 1. 策 定 の 目 的 1 2. 計 画 策 定 の 背 景 1 3. 計 画 の 位 置 づけ 2 4. 計 画 の 期 間 3 5. 対 象 となる 区 域 及 び 建 築 物 3 第 2 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 実 施 に 関 す

深 谷 市 建 築 物 耐 震 改 修 促 進 計 画 平 成 28 年 3 月 深 谷 市

目 次 第 1 はじめに 1. 策 定 の 目 的 1 2. 計 画 策 定 の 背 景 1 3. 計 画 の 位 置 づけ 2 4. 計 画 の 期 間 3 5. 対 象 となる 区 域 及 び 建 築 物 3 第 2 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 実 施 に 関 する 目 標 1. 深 谷 市 における 地 震 被 害 の 想 定 11 2. 建 築 物 の 耐 震 化 の 現 状 13 3. 建 築 物 の 耐 震 化 の 目 標 15 第 3 建 築 物 の 耐 震 化 を 促 進 するための 方 策 1. 耐 震 化 に 向 けた 役 割 分 担 17 2. 促 進 体 制 18 3. 支 援 制 度 18 4. 地 震 時 の 安 全 対 策 に 係 る 取 組 み 20 5. 重 点 的 に 耐 震 化 すべき 区 域 21 6. 優 先 的 に 耐 震 化 すべき 建 築 物 21 第 4 建 築 物 の 地 震 に 対 する 安 全 性 の 向 上 に 関 する 意 識 の 啓 発 及 び 知 識 の 普 及 1. 地 震 防 災 マップ 22 2. 防 災 拠 点 の 整 備 22 3. 情 報 提 供 及 び 相 談 体 制 の 整 備 22 4.リフォームに 併 せた 耐 震 改 修 の 誘 導 22 5. 地 震 保 険 23 6. 地 域 における 耐 震 化 の 取 組 み 23 第 5 計 画 達 成 に 向 けて

第 1 はじめに 1. 策 定 の 目 的 深 谷 市 建 築 物 耐 震 改 修 促 進 計 画 ( 以 下 本 計 画 という )は 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 促 進 に 関 する 法 律 第 6 条 第 1 項 に 基 づき 市 内 の 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 を 図 るた めに 策 定 するものです 2. 計 画 策 定 の 背 景 本 計 画 の 策 定 に 至 るまでの 主 な 経 過 は 表 1のとおりである 表 1 本 計 画 策 定 までの 主 な 経 過 年 月 日 経 過 備 考 昭 和 56 年 6 月 建 築 基 準 法 改 正 中 規 模 の 地 震 に 対 してほとんど 損 傷 しないことの 検 証 や 大 規 模 な 地 震 に 対 して 倒 壊 崩 壊 しないことを 検 証 す る 新 耐 震 基 準 の 導 入 平 成 7 年 1 月 阪 神 淡 路 大 震 災 最 大 震 度 7 平 成 7 年 10 月 耐 震 改 修 促 進 法 制 定 平 成 16 年 10 月 新 潟 中 越 地 震 最 大 震 度 7 平 成 18 年 1 月 耐 震 改 修 促 進 法 改 正 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 を 図 るための 基 本 的 な 方 針 の 告 示 ( 以 下 基 本 方 針 という) 国 の 基 本 方 針 に 基 づき 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 の 策 定 が 規 定 される 平 成 19 年 3 月 埼 玉 県 建 築 物 耐 震 改 修 促 進 計 画 策 定 平 成 27 年 度 の 耐 震 化 率 の 目 標 設 定 平 成 22 年 3 月 深 谷 市 建 築 物 耐 震 改 修 促 進 計 画 策 定 平 成 27 年 度 の 耐 震 化 率 の 目 標 設 定 平 成 23 年 3 月 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 ( 東 日 本 大 震 災 ) 最 大 震 度 7 平 成 25 年 10 月 基 本 方 針 の 改 正 告 示 平 成 32 年 までに 住 宅 の 耐 震 化 率 95%の 目 標 が 明 示 される 平 成 25 年 11 月 耐 震 改 修 促 進 法 改 正 大 規 模 な 建 築 物 の 耐 震 診 断 の 義 務 化 など 耐 震 化 の 促 進 に 向 けた 取 組 みが 強 化 される 平 成 27 年 3 月 平 成 28 年 3 月 首 都 直 下 地 震 緊 急 対 策 推 進 基 本 計 画 閣 議 決 定 埼 玉 県 建 築 物 耐 震 改 修 促 進 計 画 改 正 深 谷 市 建 築 物 耐 震 改 修 促 進 計 画 改 正 平 成 32 年 までに 住 宅 及 び 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 の 耐 震 化 率 95%の 目 標 が 明 示 される 平 成 32 年 度 の 耐 震 化 率 の 目 標 設 定 - 1 -

3. 計 画 の 位 置 づけ (1) 法 的 な 位 置 づけ 耐 震 改 修 促 進 法 では 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 を 図 るための 計 画 策 定 を 市 町 村 の 努 力 義 務 としています 地 震 災 害 から 市 民 を 守 り 安 全 確 保 することは 行 政 としても 重 要 な 責 務 です このため 耐 震 改 修 促 進 法 に 基 づき 国 土 交 通 大 臣 の 定 める 基 本 方 針 及 び 県 計 画 を 勘 案 し 本 計 画 を 定 め 建 築 物 の 耐 震 化 の 促 進 に 努 めます (2) 深 谷 市 の 施 策 上 の 位 置 づけ 深 谷 市 では 平 成 19 年 12 月 に 策 定 した 深 谷 市 総 合 振 興 計 画 において 安 全 に 暮 らせるまちづくり< 生 活 安 全 >を 目 標 に 掲 げ 防 災 対 策 の 推 進 消 防 救 急 体 制 の 充 実 な ど 災 害 に 強 いまちづくりを 推 進 しています また 災 害 対 策 基 本 法 ( 昭 和 36 年 法 律 第 223 号 )に 基 づき 市 民 の 生 命 身 体 及 び 財 産 を 守 ることを 目 的 とする 深 谷 市 地 域 防 災 計 画 を 平 成 20 年 3 月 に 策 定 し 災 害 に 強 いまちづくりを 目 指 しています 本 計 画 は これらを 勘 案 し 震 災 被 害 の 軽 減 対 策 の 中 で 最 も 効 果 的 な 建 築 物 の 耐 震 化 を 促 進 するための 計 画 として 定 めるものです - 2 -

4. 計 画 の 期 間 本 計 画 の 計 画 期 間 は 国 の 施 策 において 示 される 平 成 32 年 度 を 目 標 年 度 とし 平 成 28 年 度 から 32 年 度 までの 5 年 間 とします また 本 計 画 の 目 標 年 次 である 平 成 32 年 度 以 降 も 引 き 続 き 耐 震 化 を 促 進 するとともに 国 や 県 の 施 策 の 動 向 や 社 会 情 勢 財 政 状 況 を 勘 案 し 必 要 に 応 じて 計 画 内 容 の 見 直 しを 行 います 5. 対 象 となる 区 域 及 び 建 築 物 本 計 画 の 対 象 区 域 は 深 谷 市 全 域 とします また 対 象 とする 建 築 物 は 旧 耐 震 基 準 ( 昭 和 56 年 5 月 31 日 以 前 に 着 手 したもの)で 建 てられた 以 下 に 示 す 建 築 物 とします 対 象 建 築 物 種 類 内 容 住 宅 戸 建 住 宅 長 屋 共 同 住 宅 ( 賃 貸 分 譲 )を 含 むすべての 住 宅 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 1 法 第 14 条 第 1 号 学 校 集 会 所 社 会 福 祉 施 設 など 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 建 築 物 その 他 の 建 築 物 2 法 第 14 条 第 2 号 危 険 物 の 貯 蔵 処 理 場 3 法 第 14 条 第 3 号 地 震 発 生 時 に 通 行 を 確 保 すべき 道 路 沿 道 の 建 築 物 ( 住 宅 を 含 む) - 3 -

1 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 の 用 途 及 び 規 模 は 以 下 のとおりとします 施 行 令 法 第 6 条 第 2 項 用 途 規 模 耐 震 改 修 促 進 法 第 14 条 第 1 号 第 1 号 幼 稚 園 保 育 所 階 数 2 以 上 かつ 500 m2 以 上 小 学 校 中 学 校 中 等 教 育 学 校 の 前 期 課 程 若 しくは 特 別 支 援 学 校 階 数 2 以 上 かつ 1,000 m2 以 上 ( 屋 内 運 動 場 の 面 積 を 含 む) 老 人 ホーム 老 人 短 期 入 所 施 設 福 祉 ホームその 他 第 2 号 これらに 類 するもの 階 数 2 以 上 かつ 1,000 m2 以 上 老 人 福 祉 センター 児 童 厚 生 施 設 身 体 障 害 者 福 祉 センターその 他 これらに 類 する 施 設 小 学 校 等 以 外 の 学 校 ボーリング 場 スケート 場 水 泳 場 その 他 これらに 類 する 運 動 施 設 病 院 診 療 所 劇 場 観 覧 場 映 画 館 演 芸 場 集 会 場 公 会 堂 展 示 場 卸 売 市 場 百 貨 店 マーケットその 他 の 物 品 販 売 を 営 む 店 舗 ホテル 旅 館 賃 貸 住 宅 ( 共 同 住 宅 に 限 る) 寄 宿 舎 下 宿 第 3 号 事 務 所 博 物 館 美 術 館 図 書 館 遊 技 場 公 衆 浴 場 飲 食 店 キャバレー 料 理 店 ナイトクラブ ダン スホールその 他 これらに 類 するもの 理 髪 店 質 屋 貸 衣 装 屋 銀 行 その 他 これらに 類 す るサービス 業 を 営 む 店 舗 工 場 ( 危 険 物 の 貯 蔵 場 又 は 処 理 場 の 用 途 に 供 する 建 築 物 を 除 く) 車 両 の 停 車 場 又 は 船 舶 若 しくは 航 空 機 の 発 着 場 を 構 成 する 建 築 物 で 旅 客 の 乗 降 又 は 待 合 の 用 に 供 す 階 数 3 以 上 かつ 1,000 m2 以 上 るもの - 4 -

自 動 車 車 庫 その 他 の 自 動 車 又 は 自 転 車 の 停 留 又 は 駐 車 のための 施 設 保 健 所 税 務 署 その 他 これらに 類 する 公 益 上 必 要 な 建 築 物 第 4 号 体 育 館 ( 一 般 公 共 の 用 に 供 されるもの) 階 数 1 以 上 かつ 1,000 m2 以 上 2 危 険 物 の 貯 蔵 場 又 は 処 理 場 の 用 途 に 供 する 建 築 物 危 険 物 の 貯 蔵 場 又 は 処 理 場 の 用 途 に 供 する 建 築 物 の 危 険 物 の 種 類 及 び 数 量 は 以 下 のとおり とします 施 行 令 法 第 7 条 危 険 物 の 種 類 数 量 第 2 項 火 薬 10トン 爆 薬 5トン 工 業 雷 管 若 しくは 電 気 雷 管 50 万 個 銃 用 雷 管 500 万 個 信 号 雷 管 50 万 個 実 包 5 万 個 耐 震 改 修 促 進 法 第 14 条 第 2 号 第 1 号 火 薬 類 空 砲 信 管 及 び 火 管 導 爆 線 導 火 線 電 気 導 火 線 信 号 炎 管 若 しくは 信 号 火 箭 煙 火 その 他 の 火 薬 又 は 爆 薬 を 使 用 した 火 工 品 5 万 個 5 万 個 500km 500km 5 万 個 2トン 2トン 当 該 火 工 品 の 原 料 となる 火 薬 又 は 爆 薬 の 区 分 に 応 じ それぞれ 火 薬 爆 薬 に 定 める 数 量 石 油 類 危 険 物 の 規 制 に 関 する 政 令 別 表 第 3の 第 2 号 消 防 法 第 2 条 第 7 項 に 規 定 する 危 険 物 ( 石 油 類 を 除 く) 類 別 の 欄 に 掲 げる 類 品 名 の 欄 に 掲 げ る 品 名 及 び 性 質 の 欄 に 掲 げる 性 状 に 応 じ それぞれ 同 表 の 指 定 数 量 の 欄 に 定 める 数 量 の10 倍 の 数 量 - 5 -

第 3 号 危 険 物 の 規 則 に 関 する 政 令 別 表 第 4 備 30トン 考 第 6 号 に 規 定 する 可 燃 性 固 体 類 第 4 号 危 険 物 の 規 則 に 関 する 政 令 別 表 第 4 備 20 立 方 メートル 考 第 8 号 に 規 定 する 可 燃 性 液 体 類 第 5 号 マッチ 300マッチトン 第 6 号 可 燃 性 のガス( 第 7 号 第 8 号 に 掲 げる 2 万 立 方 メートル ものを 除 く) 第 7 号 圧 縮 ガス 20 万 立 方 メートル 第 8 号 液 化 ガス 2,000トン 毒 物 及 び 劇 物 取 締 法 第 2 条 第 1 項 に 規 20トン 第 9 号 定 する 毒 物 ( 液 体 又 は 気 体 のものに 限 る) 毒 物 及 び 劇 物 取 締 法 第 2 条 第 2 項 に 規 200トン 第 10 号 定 する 劇 物 ( 液 体 又 は 気 体 のものに 限 る) マッチトンはマッチの 計 量 単 位 1マッチトンは 並 型 マッチ(56 36 17 mm)で 7,200 個 約 120kg - 6 -

3 地 震 発 生 時 に 通 行 を 確 保 すべき 道 路 沿 道 の 建 築 物 地 震 発 生 時 に 通 行 を 確 保 すべき 道 路 沿 道 の 建 築 物 は 下 記 の 地 震 時 に 通 行 を 確 保 すべ き 道 路 沿 道 の 建 築 物 で そのいずれかの 部 分 の 高 さが 当 該 部 分 から 前 面 道 路 の 境 界 線 までの 水 平 距 離 に 当 該 前 面 道 路 の 幅 員 に 応 じて 定 められる 距 離 ( 前 面 道 路 幅 員 が 12mを 超 える 場 合 は 幅 員 の1/2 前 面 道 路 幅 員 が 12m 以 下 の 場 合 は 6m)を 加 えたものを 超 え る 建 築 物 とします 耐 震 改 修 促 進 法 第 14 条 第 3 号 ( 施 行 令 第 4 条 )に 基 づく 通 行 障 害 建 築 物 中 央 高 さ(L/2) 建 築 物 前 面 道 路 幅 員 が12mを 超 える 場 合 1/2の 高 さを 超 える 建 築 物 45 前 面 道 路 (L) 道 路 境 界 高 さ6m 前 面 道 路 幅 員 が12m 以 下 の 場 合 6mの 高 さを 超 える 建 築 物 道 路 4m 6m 国 土 交 通 省 ホームページより - 7 -

地 震 発 生 時 に 通 行 を 確 保 すべき 道 路 地 震 発 生 時 に 通 行 を 確 保 すべき 道 路 の 指 定 地 震 発 生 時 に 多 数 の 者 の 円 滑 な 避 難 救 急 消 防 活 動 の 実 施 に 必 要 な 道 路 として 緊 急 輸 送 道 路 避 難 路 通 学 路 等 避 難 所 に 通 ずる 道 路 密 集 市 街 地 内 の 道 路 等 があります これらの 道 路 に 接 する 敷 地 の 建 築 物 の 倒 壊 によって 道 路 の 機 能 が 妨 げられることがない 様 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 実 施 状 況 を 把 握 し その 促 進 に 努 めます このうち 緊 急 輸 送 道 路 については 災 害 時 の 拠 点 施 設 を 連 絡 するほか 災 害 時 におけ る 多 数 の 者 の 円 滑 な 避 難 救 急 消 防 活 動 の 実 施 避 難 者 への 緊 急 物 資 の 輸 送 等 の 観 点 か ら 本 計 画 における 地 震 発 生 時 に 通 行 を 確 保 すべき 道 路 として 指 定 します 指 定 路 線 は 埼 玉 県 地 域 防 災 計 画 に 定 められた 第 一 次 特 定 緊 急 輸 送 道 路 第 一 次 緊 急 輸 送 道 路 第 二 次 緊 急 輸 送 道 路 及 び 深 谷 市 指 定 の 緊 急 輸 送 道 路 とします 県 指 定 緊 急 輸 送 道 路 一 覧 番 号 路 線 名 指 定 内 容 番 号 路 線 名 指 定 内 容 1 国 道 17 号 第 一 次 特 定 10 県 道 深 谷 嵐 山 線 第 二 次 2 国 道 17 号 深 谷 バイパス 第 一 次 特 定 11 県 道 熊 谷 児 玉 線 第 二 次 3 国 道 17 号 上 武 道 路 第 一 次 特 定 12 県 道 小 前 田 児 玉 線 第 二 次 4 国 道 140 号 (バイパス) 第 一 次 特 定 13 県 道 新 野 岡 部 停 車 場 線 第 二 次 5 国 道 17 号 第 一 次 14 県 道 針 ケ 谷 岡 線 第 二 次 6 県 道 伊 勢 崎 深 谷 線 第 二 次 15 市 道 幹 2 第 二 次 7 県 道 深 谷 東 松 山 線 第 二 次 16 国 道 254 号 第 一 次 特 定 8 県 道 深 谷 寄 居 線 第 二 次 17 関 越 自 動 車 道 第 一 次 特 定 9 県 道 深 谷 嵐 山 線 第 二 次 18 国 道 140 号 第 二 次 深 谷 市 指 定 緊 急 輸 送 道 路 一 覧 番 号 路 線 名 番 号 路 線 名 1 市 道 幹 1 号 線 ( 市 役 所 西 通 り 線 ) 8 市 道 H-319 号 線 2 市 道 幹 25 号 線 ( 北 通 り 線 ) 9 市 道 幹 10 号 線 3 市 道 幹 51 号 線 10 県 道 針 ケ 谷 岡 線 市 道 幹 3 号 線 (コスモス 街 道 ) 4 市 道 幹 14 号 線 A-363 号 11 市 道 幹 86 号 線 市 道 Q-576 号 線 5 県 道 弁 財 深 谷 線 12 主 要 地 方 道 熊 谷 寄 居 線 市 道 幹 95 号 線 6 市 道 幹 39 号 線 ( 日 赤 通 り) 13 主 要 地 方 道 花 園 本 庄 線 市 道 幹 2 号 線 市 道 幹 127 号 線 市 道 幹 130 号 線 市 道 幹 146 号 線 7 市 道 幹 3 号 線 ( 南 通 り 線 ) 幹 41 号 線 市 道 G-365 号 線 - 8 -

県 指 定 緊 急 輸 送 道 路 ( 平 成 25 年 9 月 ) - 9 -

深 谷 市 指 定 緊 急 輸 送 道 路 ( 平 成 20 年 3 月 ) - 10 -

第 2 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 実 施 に 関 する 目 標 1. 深 谷 市 における 地 震 被 害 の 想 定 想 定 される 地 震 の 規 模 及 び 被 害 の 状 況 (1) 深 谷 市 の 活 断 層 本 市 には 関 東 平 野 北 西 縁 断 層 帯 にある 深 谷 断 層 と 平 井 櫛 挽 断 層 帯 にある 櫛 挽 断 層 が あります 深 谷 市 近 傍 の 震 源 位 置 資 料 ) 関 東 平 野 北 西 縁 断 層 帯 の 長 期 評 価 について 平 成 17 年 3 月 地 震 調 査 研 究 推 進 本 部 (2) 深 谷 市 近 傍 の 断 層 を 震 源 域 とする 地 震 政 府 地 震 調 査 研 究 推 進 本 部 では 関 東 平 野 北 西 縁 断 層 帯 ( 主 部 )および 平 井 櫛 挽 断 層 帯 について 長 期 評 価 を 行 っていますが このうち 深 谷 市 近 傍 の 断 層 を 震 源 域 とする 地 震 は 深 谷 断 層 神 川 断 層 櫛 挽 断 層 平 井 断 層 等 を 震 源 とする 地 震 があげられます 長 期 評 価 によると 関 東 平 野 北 西 縁 断 層 帯 ( 主 部 )は 深 谷 断 層 綾 瀬 川 断 層 北 部 等 から 構 成 され 全 体 で 約 82 kmの 断 層 帯 であり 断 層 全 体 で1 区 画 として 活 動 したときの 規 模 はマ グニチュード 8.0 程 度 ずれの 量 は 5~6m 程 度 です - 11 -

平 井 櫛 挽 断 層 帯 は 平 井 断 層 櫛 挽 断 層 等 から 構 成 され 全 体 で 約 23 kmの 断 層 帯 であ り 断 層 帯 全 体 で 1 区 画 として 活 動 したときの 規 模 は マグニチュード 7.1 程 度 ずれの 量 は 2m 程 度 であると 評 価 されています 項 目 想 定 地 震 の 断 層 諸 元 と 想 定 震 源 位 置 図 想 定 地 震 深 谷 断 層 による 地 震 平 井 - 櫛 挽 断 層 帯 の 地 震 マグニチュードM 7.5 7.1 モーメントマグニチュードMw 7.1 6.8 断 層 長 さL(km) 40.0 23.0 断 層 幅 W(km) 18.0 20.0 断 層 上 端 の 地 震 基 盤 上 面 からの 深 さd(km) 5.0 5.0 走 向 θ( ) 125.0 122.0 傾 斜 δ( ) 45.0 90.0 断 層 位 置 群 馬 県 高 崎 市 ( 旧 榛 名 町 ) 付 近 ~ 吉 見 町 付 近 群 馬 県 高 崎 市 ( 旧 吉 井 町 ) 付 近 ~ 寄 居 町 付 近 想 定 地 震 位 置 図 N N W W S S E E 群 馬 県 群 馬 県 栃 木 県 栃 木 県 平 井 - 櫛 挽 断 層 帯 平 井 - 櫛 挽 断 層 帯 深 谷 市 深 谷 市 関 東 平 野 北 西 縁 断 層 帯 ( 深 谷 断 層 ) 関 東 平 野 北 西 縁 断 層 帯 ( 深 谷 断 層 ) 埼 玉 県 埼 玉 県 5 0 5 10 15 20 km 5 0 5 10 15 20 km 資 料 ) 深 谷 市 防 災 アセスメント 調 査 及 び 地 域 防 災 計 画 策 定 業 務 地 震 アセスメント 調 査 編 報 告 書 平 成 20 年 3 月 深 谷 市 - 12 -

(3) 被 害 想 定 深 谷 市 地 域 防 災 計 画 によると 深 谷 市 に 大 きな 被 害 をもたらす 地 震 は 深 谷 断 層 による 地 震 と 平 井 櫛 挽 断 層 帯 による 地 震 とされており 本 市 における 最 大 震 度 は 震 度 6 強 と 予 測 されています 資 料 ) 深 谷 市 防 災 アセスメント 調 査 及 び 地 域 防 災 計 画 策 定 業 務 地 震 アセスメント 調 査 編 報 告 書 平 成 20 年 3 月 2. 建 築 物 の 耐 震 化 の 現 状 2-1 住 宅 の 耐 震 化 の 現 状 建 築 基 準 法 は 昭 和 46 年 に 十 勝 沖 地 震 ( 昭 和 43 年 )を 教 訓 に 見 直 しが 行 われ より 高 い 安 全 性 を 求 めて 基 準 を 補 足 し 修 正 されました さらに 昭 和 56 年 6 月 に 宮 城 沖 地 震 ( 昭 和 53 年 )を 教 訓 に 耐 震 設 計 法 が 抜 本 的 に 見 直 され 耐 震 基 準 が 大 幅 に 改 正 されました( 以 下 新 耐 震 基 準 1 という ) その 結 果 新 耐 震 基 準 による 建 物 は 阪 神 淡 路 大 震 災 にお いても 被 害 が 少 ない 状 況 となっています 本 市 の 家 屋 課 税 台 帳 による 家 屋 数 は 約 56,000 棟 あり そのうち 耐 震 上 問 題 が 懸 念 される 旧 耐 震 基 準 で 建 築 された 木 造 家 屋 は 約 18,000 棟 であり 全 体 の 約 33%を 占 めています - 13 -

建 築 時 期 別 構 造 別 の 家 屋 数 木 造 住 宅 ( 棟 ) 非 木 造 住 宅 ( 棟 ) 合 計 築 年 旧 耐 震 新 耐 震 小 計 旧 耐 震 新 耐 震 小 計 ( 棟 ) 棟 数 18,455 29,525 47,980 1,514 6,904 8,418 56,398 資 料 ) 資 産 税 課 平 成 26 年 家 屋 課 税 台 帳 1 この 新 耐 震 設 計 基 準 によって 建 設 された 建 築 物 は 阪 神 淡 路 大 震 災 等 その 後 の 大 きな 地 震 でも 被 害 が 少 なかっ たという 実 績 があります 本 計 画 においては 昭 和 55 年 以 前 の 建 物 と 昭 和 56 年 以 降 の 建 物 に 分 け 前 者 を 旧 耐 震 建 築 物 後 者 を 新 耐 震 建 築 物 として 取 扱 います 深 谷 市 における 耐 震 性 のある 住 宅 の 割 合 分 類 新 耐 震 住 宅 1( 耐 震 性 あ り)( 棟 ) 総 数 2 ( 棟 ) 旧 耐 震 住 宅 耐 震 性 なし ( 棟 ) 耐 震 性 あり 3( 棟 ) 耐 震 性 のあ る 住 宅 4 (1+3) ( 棟 ) 合 計 5 (1+2) ( 棟 ) 耐 震 性 のあ る 住 宅 の 割 合 (4/5) 木 造 29,525 18,455 16,240 2,215 31,740 47,980 66.2% 非 木 造 6,904 1,514 363 1,151 8,055 8,418 95.7% 計 36,429 19,969 16,603 3,366 39,795 56,398 70.6% 1は 資 産 税 課 平 成 26 年 家 屋 課 税 台 帳 より 昭 和 56 年 以 降 のものを 集 計 2は 昭 和 55 年 以 前 のものを 集 計 2 3は2の 数 値 に 木 造 建 物 の 場 合 12% 非 木 造 建 物 の 場 合 76%を 乗 じたものを 記 載 2 国 土 交 通 省 では 関 東 ブロック 内 の 住 宅 の 耐 震 化 に 対 するアンケート 実 績 により 戸 建 住 宅 長 屋 住 宅 の 12% 共 同 住 宅 の 76%が 昭 和 55 年 以 前 の 建 築 物 でも 耐 震 性 を 有 するとしています 2-2 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 の 耐 震 化 の 現 状 耐 震 改 修 促 進 法 第 14 条 第 1 号 に 規 定 する 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 の 耐 震 化 率 (それ ぞれの 対 象 となる 建 築 物 の 合 計 に 対 し 新 耐 震 建 築 物 及 び 旧 耐 震 建 築 物 のうち 地 震 に 対 す る 安 全 性 が 確 保 されている 建 築 物 の 割 合 )は 市 有 建 築 物 と 民 間 建 築 物 を 併 せて 84.6%とな っています( 平 成 27 年 3 月 31 日 時 点 ) 深 谷 市 における 耐 震 性 のある 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 の 割 合 市 有 建 築 物 ( 棟 ) 民 間 建 築 物 ( 棟 ) 合 計 ( 棟 ) B 新 耐 震 建 築 物 41 150 191 旧 耐 震 建 築 物 48 40 88 C 耐 震 性 あり 42 3 45 D 耐 震 性 なし 6 37 43 A 合 計 89 190 279 耐 震 化 率 {(B+C)/A} 93.3% 80.5% 84.6% 資 料 ) 建 築 住 宅 課 調 査 による - 14 -

3. 建 築 物 の 耐 震 化 の 目 標 (1) 住 宅 及 び 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 の 耐 震 化 の 目 標 国 の 基 本 方 針 の 趣 旨 を 踏 まえ 住 宅 については 平 成 32 年 度 までの 耐 震 化 率 の 目 標 を 95%とします 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 の 中 で 市 有 建 築 物 については 平 成 32 年 度 までに 100% の 耐 震 化 を 達 成 することを 目 標 とし 民 間 建 築 物 については 95%を 目 標 とします 現 計 画 の 目 標 平 成 27 年 度 改 定 後 の 目 標 平 成 32 年 度 平 成 26 年 度 実 績 住 宅 90% 95% 70.6% 多 数 の 者 が 利 用 市 有 建 築 物 100% 同 左 93.3% する 建 築 物 民 間 建 築 物 90% 95% 80.5% (2) 危 険 物 の 貯 蔵 場 又 は 処 理 場 の 用 途 に 供 する 建 築 物 本 市 に 立 地 する 危 険 物 の 貯 蔵 場 又 は 処 理 場 の 用 に 供 する 建 築 物 で 新 耐 震 以 前 の 建 築 物 については 耐 震 診 断 の 実 施 を 促 進 するとともに 耐 震 化 がなされていない 建 築 物 につい ては 県 と 連 携 し 耐 震 化 を 進 めていきます (3) 地 震 発 生 時 に 通 行 を 確 保 すべき 道 路 沿 道 の 建 築 物 埼 玉 県 地 域 防 災 計 画 に 定 められた 第 一 次 特 定 緊 急 輸 送 道 路 第 一 次 緊 急 輸 送 道 路 及 び 第 二 次 緊 急 輸 送 道 路 沿 道 の 建 築 物 については 県 と 連 携 し 耐 震 化 を 進 めていきます (4) 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 ( 市 有 建 築 物 ) 旧 耐 震 基 準 で 建 築 され 耐 震 改 修 促 進 法 に 規 定 された 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 ( 市 有 建 築 物 )については それぞれの 施 設 の 重 要 性 耐 震 性 能 を 勘 案 し 緊 急 性 の 高 い 施 設 から 順 次 計 画 的 に 耐 震 化 を 推 進 していきます - 15 -

第 3 建 築 物 の 耐 震 化 を 促 進 するための 方 策 1. 耐 震 化 に 向 けた 役 割 分 担 耐 震 化 促 進 のためには 深 谷 市 県 及 び 住 宅 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 等 の 所 有 者 及 び 管 理 者 ( 以 下 所 有 者 等 という )が 以 下 のような 役 割 分 担 の 下 に 的 確 に 対 応 していく ことが 重 要 となります 1-1 深 谷 市 の 役 割 深 谷 市 は 県 と 連 携 しながら 地 域 住 民 と 一 体 となった 地 震 防 災 対 策 の 取 組 みや 地 域 の 自 主 防 災 組 織 等 との 協 力 により 以 下 の 施 策 に 取 組 みます 1 本 計 画 の 策 定 2 市 有 建 築 物 の 計 画 的 な 耐 震 化 3 防 災 マップを 活 用 した 住 民 の 意 識 啓 発 災 害 への 備 えの 促 進 4 県 と 連 携 した 住 宅 建 築 物 の 耐 震 化 の 促 進 5 自 治 会 各 種 地 域 団 体 を 通 じた 普 及 啓 発 活 動 6 広 報 ふかや 市 ホームページを 活 用 した 普 及 啓 発 活 動 7 相 談 窓 口 の 開 設 8 補 助 制 度 活 用 による 普 及 啓 発 活 動 1-2 所 有 者 等 の 役 割 住 宅 建 築 物 の 所 有 者 等 は 市 と 連 携 しながら 耐 震 診 断 耐 震 改 修 及 び 防 災 対 策 等 ( 地 震 時 の 危 険 箇 所 の 点 検 災 害 時 要 援 護 者 の 把 握 地 域 連 絡 体 制 の 構 築 等 )を 自 らの 問 題 または 地 域 の 問 題 として 意 識 し 防 災 対 策 に 取 組 むことが 重 要 です また 自 らの 生 命 や 財 産 施 設 利 用 者 の 安 全 を 守 るためには 以 下 のような 点 を 踏 まえ 自 ら 行 動 することも 重 要 となります 1 改 修 による 被 害 の 軽 減 生 命 財 産 の 保 護 2 震 災 後 の 生 活 空 間 の 確 保 3 震 災 後 の 地 域 協 力 体 制 の 確 保 4 地 域 防 災 活 動 への 積 極 的 な 参 加 5 家 具 転 倒 防 止 策 等 による 室 内 での 震 災 事 故 防 止 6 窓 ガラスの 飛 散 ブロック 塀 の 倒 壊 等 による 第 三 者 への 危 害 防 止 7 エレベーターの 閉 じ 込 め 防 止 対 策 - 16 -

2. 促 進 体 制 2-1 耐 震 化 促 進 の 体 制 整 備 住 宅 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 等 の 耐 震 化 促 進 のためには 深 谷 市 と 関 係 各 機 関 団 体 等 が 適 切 に 連 携 して 相 談 指 導 助 言 ができる 体 制 を 整 備 することが 重 要 となります (1) 埼 玉 県 との 連 携 埼 玉 県 が 実 施 する 耐 震 化 促 進 の 取 組 み( 各 種 支 援 策 啓 発 イベント 等 )を 活 用 しながら その 情 報 提 供 や 制 度 の 活 用 及 びイベントへの 参 加 促 進 を 図 ります (2) 公 共 施 設 管 理 者 間 の 連 携 公 共 施 設 の 耐 震 改 修 工 事 を 実 施 する 場 合 は 同 じ 役 割 を 担 う 施 設 ( 避 難 所 に 指 定 されて いる 施 設 等 )が 確 保 できることを 確 認 し 施 設 間 で 補 完 体 制 を 確 認 しながら 実 施 していき ます 工 事 期 間 中 にその 代 替 施 設 として 期 待 される 公 共 施 設 については その 管 理 者 と 連 携 し 不 測 の 事 態 に 備 えた 体 制 を 整 備 します (3) 彩 の 国 既 存 建 築 物 地 震 対 策 協 議 会 の 取 組 みの 拡 充 彩 の 国 既 存 建 築 物 地 震 対 策 協 議 会 の 活 動 やイベントに 参 加 し 必 要 な 情 報 を 収 集 し 市 民 の 地 震 に 対 する 知 識 の 普 及 啓 発 に 努 めます 2-2 耐 震 診 断 耐 震 改 修 の 相 談 窓 口 の 充 実 住 宅 や 民 間 施 設 の 耐 震 診 断 等 が 必 要 であるかどうか 耐 震 改 修 に 関 する 支 援 措 置 等 に 関 する 相 談 窓 口 を 開 設 し 市 民 及 び 施 設 所 有 者 の 相 談 に 対 応 しています また 広 報 ふかや 及 び 深 谷 市 ホームページに 窓 口 開 設 に 関 する 情 報 を 提 供 します 3. 支 援 制 度 (1) 耐 震 改 修 等 事 業 国 は 住 宅 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 を 促 進 するための 補 助 事 業 である 住 宅 建 築 物 安 全 ストック 形 成 事 業 を 創 設 しています 県 は 民 間 建 築 物 で 病 院 や 学 校 などの 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 の 耐 震 化 を 促 進 する ために 埼 玉 県 建 築 物 耐 震 改 修 等 事 業 を 創 設 しています 市 では 国 の 補 助 制 度 を 活 用 し 旧 耐 震 基 準 で 建 築 された 木 造 住 宅 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 にかかる 補 助 制 度 を 創 設 し 耐 震 改 修 等 に 係 る 費 用 面 での 支 援 を 行 っています (2) 住 宅 の 耐 震 化 1 木 造 無 料 簡 易 耐 震 診 断 制 度 市 では 昭 和 56 年 5 月 31 日 以 前 に 工 事 に 着 手 した 木 造 住 宅 で2 階 建 て 以 下 のものを 主 な 対 象 建 築 物 として 簡 易 的 な 耐 震 診 断 を 無 料 で 行 っています 診 断 の 結 果 耐 震 化 が 必 要 とされた 旧 耐 震 基 準 の 住 宅 には 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 重 - 17 -

要 性 の 説 明 と 併 せ 耐 震 化 に 対 する 補 助 制 度 を 紹 介 し 所 有 者 等 に 耐 震 化 の 必 要 性 を 認 識 してもらい 自 ら 耐 震 化 を 図 るように 指 導 しています 2 深 谷 市 住 宅 耐 震 診 断 補 助 制 度 ( 平 成 28 年 度 まで) 平 成 21 年 度 より 実 施 昭 和 56 年 5 月 31 日 以 前 に 着 手 した 一 戸 建 ての 住 宅 または 併 用 住 宅 で 2 階 建 て 以 下 の 木 造 在 来 軸 組 工 法 または 木 造 枠 組 工 法 により 建 築 されたもので 専 門 家 による 詳 細 な 耐 震 診 断 を 実 施 するものに 対 して 補 助 するものです 平 成 24 年 度 より 長 屋 共 同 住 宅 等 の 補 助 も 実 施 平 成 29 年 度 以 降 についても 住 宅 の 耐 震 化 に 関 する 制 度 を 検 討 し 進 めます 3 深 谷 市 住 宅 耐 震 化 補 助 制 度 ( 平 成 28 年 度 まで) 平 成 21 年 度 より 実 施 昭 和 56 年 5 月 31 日 以 前 に 着 手 した 一 戸 建 ての 住 宅 または 併 用 住 宅 で 2 階 建 て 以 下 の 木 造 在 来 軸 組 工 法 または 木 造 枠 組 工 法 により 建 築 されたもので 専 門 家 による 診 断 で 改 修 が 必 要 とされた 住 宅 の 耐 震 改 修 及 び 新 築 に 対 して 補 助 するものです 平 成 24 年 度 より 長 屋 共 同 住 宅 等 の 補 助 も 実 施 平 成 29 年 度 以 降 についても 住 宅 の 耐 震 化 に 関 する 制 度 を 検 討 し 進 めます 4 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 ( 民 間 建 築 物 )の 耐 震 化 支 援 制 度 の 検 討 市 内 には 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 ( 民 間 建 築 物 )が 数 多 く 存 在 し 経 済 活 動 を 行 う 上 で 大 きな 役 割 を 果 たしています そのために 市 民 の 生 命 財 産 の 保 護 と 経 済 活 動 にお ける 被 害 の 低 減 を 図 る 必 要 があります 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 ( 民 間 建 築 物 )につ いても 旧 耐 震 基 準 で 建 築 されたものを 対 象 に 支 援 制 度 を 検 討 します (3) 耐 震 改 修 に 係 る 融 資 制 度 建 築 物 の 耐 震 改 修 をするにあたり 次 のような 融 資 制 度 があり 市 はこれらの 制 度 の 活 用 促 進 を 図 ります 埼 玉 県 が 民 間 金 融 機 関 と 連 携 した 埼 玉 の 家 耐 震 安 心 エコリフォームローン 独 立 行 政 法 人 住 宅 金 融 支 援 機 構 が 実 施 している 耐 震 改 修 工 事 を 含 んだリフォームに 対 する リフォーム 融 資 制 度 - 18 -

4 地 震 時 の 安 全 対 策 に 係 る 取 組 み (1) 各 種 落 下 物 対 策 地 震 時 において 建 築 物 全 体 の 倒 壊 だけではなく 付 属 する 看 板 や 外 壁 ガラス 等 が 落 下 し 通 行 人 等 に 被 害 を 与 えるおそれがあります このような 被 害 を 防 止 するために 建 築 物 における 落 下 の 危 険 がある 部 分 について 落 下 防 止 対 策 をするよう 建 物 所 有 者 管 理 者 等 に 啓 発 指 導 を 行 います (2)ブロック 塀 等 の 倒 壊 防 止 策 地 震 時 において ブロック 塀 等 は 倒 壊 しやすく 通 行 人 に 危 害 を 与 えることや 道 路 を 塞 ぐおそれがあります ブロック 塀 等 の 所 有 者 に 危 険 なブロック 塀 の 撤 去 改 善 の 指 導 を 行 います (3)エレベーターの 閉 じ 込 め 防 止 対 策 地 震 時 においてエレベーターが 緊 急 停 止 し 内 部 に 長 時 間 閉 じ 込 められる 事 故 が 問 題 と なっています エレベーターには 建 築 基 準 法 による 報 告 が 義 務 付 けられており 定 期 検 査 及 び 定 期 報 告 の 機 会 を 捉 え 所 有 者 に 対 しエレベーターの 閉 じ 込 め 防 止 対 策 を 講 ずるよう 県 と 連 携 し 指 導 するものとします - 19 -

5 重 点 的 に 耐 震 化 すべき 区 域 人 口 集 中 地 区 (DID) 及 び 深 谷 市 地 域 防 災 計 画 に 位 置 図 けられた 緊 急 輸 送 道 路 の 沿 道 平 成 22 年 国 勢 調 査 による DID 区 域 6 優 先 的 に 耐 震 化 すべき 建 築 物 安 全 性 を 確 保 する 必 要 性 が 高 い 災 害 発 生 時 において 災 害 対 策 施 設 救 援 避 難 施 設 の 拠 点 となる 庁 舎 消 防 署 公 民 館 学 校 及 び 体 育 館 等 の 建 築 物 地 震 発 生 時 に 通 行 を 確 保 すべき 道 路 沿 道 の 建 築 物 で 倒 壊 の 恐 れのある 建 築 物 旧 耐 震 基 準 の 木 造 住 宅 - 20 -

第 4 建 築 物 の 地 震 に 対 する 安 全 性 の 向 上 に 関 する 意 識 の 啓 発 及 び 知 識 の 普 及 1. 地 震 防 災 マップ 県 で 策 定 した 震 災 予 防 のまちづくり 点 検 マップ をもとに 市 民 が 居 住 地 域 の 災 害 危 険 度 を 点 検 することを 推 進 するとともに 本 市 において 発 生 のおそれのある 地 震 について 市 民 が 被 災 することを 最 小 限 に 抑 え 安 全 に 避 難 できるよう 地 震 ハザードマップを 作 成 しました マップには 地 震 の 概 要 と 地 震 による 地 盤 の 揺 れやすさ 建 築 物 の 倒 壊 の 危 険 性 及 び 指 定 避 難 所 の 位 置 を 記 載 しています 2. 防 災 拠 点 の 整 備 大 規 模 地 震 に 被 災 した 場 合 本 市 が 応 急 復 旧 対 策 を 円 滑 に 進 めていくためには 防 災 拠 点 に 応 急 復 旧 対 策 に 必 要 となる 機 能 が 集 約 されていることが 必 要 です また その 拠 点 を 結 ぶ 主 要 幹 線 道 路 も 災 害 時 に 通 行 可 能 であることが 円 滑 な 応 急 復 旧 には 必 要 となります 防 災 拠 点 は 地 震 被 害 が 発 生 した 場 合 に 市 の 防 災 活 動 の 拠 点 として 災 害 情 報 の 収 集 伝 達 を 行 うことはもとより 市 民 の 避 難 所 負 傷 者 の 救 護 場 所 としての 役 割 を 持 ちます こ のため 地 震 災 害 時 の 応 急 復 旧 対 策 を 迅 速 かつよりきめ 細 かく 実 施 するため 防 災 拠 点 の ネットワーク 化 を 推 進 します 3. 情 報 提 供 及 び 相 談 体 制 の 整 備 (1) 市 は パンフレットの 配 布 や 無 料 住 宅 相 談 窓 口 その 他 種 々の 機 会 を 通 じて 建 築 物 の 所 有 者 等 に 対 して 耐 震 改 修 促 進 法 の 周 知 や 支 援 の 内 容 手 続 きの 紹 介 など 耐 震 性 向 上 に 関 する 啓 発 及 び 知 識 の 普 及 に 努 めます また 広 報 誌 インターネット 等 を 通 じ て 注 意 喚 起 を 行 っていきます (2) 市 は 建 築 物 の 所 有 者 等 に 対 して 耐 震 改 修 等 の 実 施 に 関 して 必 要 な 情 報 提 供 を 行 うため 各 種 パンフレット 等 を 窓 口 等 に 常 備 し 配 布 します 4.リフォームに 併 せた 耐 震 改 修 の 誘 導 耐 震 改 修 は 建 築 物 の 構 造 部 材 の 補 強 をするために 内 装 工 事 を 伴 うことが 多 く リフォ ームやバリアフリー 工 事 と 併 せて 耐 震 改 修 工 事 を 実 施 することは 費 用 面 や 施 工 面 におい て 効 率 的 であることから リフォーム 等 に 併 せた 耐 震 化 の 促 進 を 図 ります - 21 -

5. 地 震 保 険 地 震 による 損 害 を 補 償 する 地 震 保 険 の 加 入 率 は 全 国 平 均 で 約 27.1%( 平 成 25 年 度 末 現 在 )という 状 況 であり 大 規 模 な 地 震 災 害 発 生 後 の 迅 速 な 復 旧 を 図 るため 地 震 保 険 へ の 加 入 を 促 進 する 必 要 があります このため 市 は 県 と 連 携 し 地 震 保 険 の 保 険 料 及 び 補 償 内 容 や 平 成 18 年 度 の 税 制 改 正 において 新 たに 創 設 された 地 震 保 険 料 の 所 得 控 除 ( 地 震 保 険 料 控 除 ) 等 の 特 例 措 置 につい ての 情 報 提 供 に 努 めます 6. 地 域 における 耐 震 化 の 取 組 み 地 震 災 害 時 に 自 らの 生 命 を 守 り 安 全 を 確 保 するため 事 業 所 自 主 防 災 組 織 及 び 市 民 は 平 常 時 からの 訓 練 により 地 震 災 害 時 の 行 動 を 習 熟 するとともに 関 連 する 防 災 機 関 と の 連 携 を 図 るものとします 6-1 自 治 会 等 を 基 本 にした 自 主 防 災 組 織 の 育 成 自 主 防 災 組 織 は 地 域 の 連 携 意 識 に 基 づいたコミュニティー 活 動 の 一 環 として 位 置 づけ ます このため 自 主 防 災 組 織 は 自 治 会 を 基 にした 組 織 で 編 成 していくことが 望 まれます 住 民 主 体 となって 自 主 防 災 組 織 づくり 及 び 運 営 を 行 うために 自 主 防 災 組 織 の 市 民 リー ダーの 発 掘 育 成 に 努 めます また 市 民 の 組 織 活 動 への 参 加 を 促 進 するために 防 災 訓 練 や 防 災 知 識 の 普 及 啓 発 情 報 提 供 などの 方 策 を 推 進 します 6-2 事 業 所 等 の 防 災 組 織 の 育 成 大 規 模 な 地 震 被 害 が 発 生 した 場 合 事 業 所 等 における 組 織 的 な 初 期 対 応 が 被 害 の 拡 大 を 防 止 するうえで 重 要 となります 特 に 本 市 内 には 深 谷 工 業 団 地 御 稜 威 ヶ 原 工 業 団 地 が 形 成 されており こうした 地 区 での 災 害 発 生 の 予 防 被 害 軽 減 のためにも 各 事 業 所 等 の 自 主 的 な 防 災 組 織 の 整 備 が 必 要 です 各 事 業 所 は 自 主 的 に 防 災 組 織 を 編 成 し 事 業 所 における 安 全 を 確 保 するとともに 地 域 の 安 全 に 積 極 的 に 寄 与 するよう 努 めます 市 は 事 業 所 と 地 域 が 連 携 できるよう 指 導 や 助 言 を 行 っていきます - 22 -

第 5 計 画 達 成 に 向 けて 本 計 画 の 確 実 な 実 施 により 深 谷 市 における 住 宅 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 等 の 耐 震 化 が 促 進 されるよう 以 下 の 取 組 みを 行 います 1 耐 震 化 を 促 進 することが 重 要 な 市 有 建 築 物 については 耐 震 化 が 本 計 画 に 沿 って 円 滑 に 進 んでいるか 進 捗 状 況 を 定 期 的 に 確 認 します 2 住 宅 については 各 年 度 の 耐 震 診 断 事 業 や 耐 震 改 修 費 補 助 事 業 の 実 績 を 基 に 進 捗 状 況 を 確 認 します 3 民 間 建 築 物 については 県 と 連 携 しながら 指 導 助 言 を 進 め 耐 震 診 断 などの 実 施 状 況 を 確 認 し 耐 震 改 修 を 促 進 します 本 計 画 による 諸 事 業 の 実 施 は 平 成 32 年 度 を 目 標 とし 国 や 県 の 施 策 の 動 向 や 社 会 情 勢 財 政 状 況 を 勘 案 し 必 要 に 応 じて 計 画 内 容 の 見 直 しを 行 います - 23 -