第 2 章 現 状 の 把 握 2.1 町 内 の 社 会 的 条 件 2.1.1 人 口 と 世 帯 数 瑞 穂 町 の 人 口 の 推 移 を 図 2.1.1(1) 人 口 の 近 隣 地 域 との 比 較 を 図 2.1.1(2) 世 帯 数 の 推 移 を 図 2.1.1(3) 世 帯 数 の 近 隣 地 域 との 比 較 を 図 2.1.1(4)に 示 します 住 民 基 本 台 帳 のデータをみると 昭 和 31(1956) 年 に 9,729 人 であった 人 口 が 平 成 23(2011) 年 に は 33,661 人 となり 56 年 間 に 約 3.5 倍 増 加 しています 平 成 元 (1989) 年 の 29,845 人 から 平 成 16(2004) 年 の 33,991 人 まで 多 少 の 変 動 はあったものの 増 加 を 続 けていましたが 平 成 16 年 以 降 は 減 少 に 転 じています この 傾 向 は 今 後 も 続 くものと 予 測 され ます 世 帯 数 は 平 成 元 (1989) 年 の 8,956 世 帯 から 増 加 を 続 け 平 成 23(2011) 年 は 13,716 世 帯 となっ ています 瑞 穂 町 の 平 成 19(2007) 年 の1 世 帯 当 たり 人 員 は 2.55 人 で 東 京 都 の 平 均 値 (2.13 人 )と 比 較 すると 多 くなっています しかし 近 年 は 全 国 的 に 核 家 族 化 長 寿 化 や 晩 婚 化 非 婚 化 により 単 独 世 帯 が 増 加 していると 考 えられ 世 帯 当 たりの 人 員 が 減 少 している 傾 向 が 瑞 穂 町 でも 見 られます 平 成 19(2007) 年 に 公 表 された 東 京 都 区 市 町 村 別 人 口 の 予 測 ( 東 京 都 総 務 局 )によると 瑞 穂 町 における 生 産 年 齢 人 口 ( 労 働 市 場 に 現 われる 可 能 性 を 含 む 人 口 で 通 常 15 歳 から 65 歳 未 満 の 人 口 をいう )は 既 に 減 少 しており 平 成 22(2010) 年 の 21,466 人 が 平 成 37(2025) 年 には 18,061 人 と 約 16% 減 少 すると 予 測 されています 人 口 35,000 瑞 穂 町 の 人 口 の 推 移 34,000 33,000 32,000 31,000 30,000 29,000 28,000 27,000 年 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 図 2.1.1(1) 瑞 穂 町 の 人 口 ( 平 成 元 年 ~ 平 成 23 年 : 各 年 4 月 ) 瑞 穂 町 人 口 世 帯 数 の 推 移 ( 住 民 基 本 台 帳 ) を 基 に 作 成 2-1
単 位 : 千 人 160 140 120 100 80 60 40 20 0 人 口 の 推 移 - 近 隣 地 域 との 比 較 平 成 2 年 平 成 7 年 平 成 12 年 平 成 17 年 瑞 穂 町 あきる 野 市 青 梅 市 奥 多 摩 町 羽 村 市 日 の 出 町 檜 原 村 福 生 市 武 蔵 村 山 市 図 2.1.1(2) 近 隣 地 域 との 比 較 国 勢 調 査 を 基 に 作 成 世 帯 数 16,000 瑞 穂 町 の 世 帯 数 の 推 移 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 0 年 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 図 2.1.1(3) 瑞 穂 町 の 世 帯 数 ( 平 成 元 年 ~ 平 成 23 年 : 各 年 4 月 1 日 ) 瑞 穂 町 人 口 世 帯 数 の 推 移 ( 住 民 基 本 台 帳 ) を 基 に 作 成 単 位 : 千 世 帯 世 帯 数 の 推 移 - 近 隣 地 域 との 比 較 55 50 45 40 35 30 25 20 15 10 5 0 平 成 2 年 平 成 7 年 平 成 12 年 平 成 17 年 瑞 穂 町 あきる 野 市 青 梅 市 奥 多 摩 町 羽 村 市 日 の 出 町 檜 原 村 福 生 市 武 蔵 村 山 市 図 2.1.1(4) 近 隣 地 域 との 比 較 ( 国 勢 調 査 ) 国 勢 調 査 を 基 に 作 成 2-2
2.1.2 産 業 の 概 況 事 業 所 企 業 統 計 調 査 ( 平 成 18 年 ) によると 瑞 穂 町 の 事 業 所 数 は 1,594 件 従 業 者 数 は 18,436 人 となっています 事 業 所 数 は 製 造 業 30.9%(493 件 ) 卸 売 小 売 業 25.1%(400 件 ) その 他 のサービス 業 ( 医 療 福 祉 を 除 く )16.3%(244 件 )となっています( 図 2.1.2(1)) 従 業 者 数 は 製 造 業 39.3%(7,244 人 ) 卸 売 小 売 業 18.4%(3,384 人 ) その 他 のサービス 業 ( 医 療 福 祉 を 除 く )12.9%(2,096 人 ) 運 輸 業 10.9%(2,007 人 )となっています( 図 2.1.2(3)) これらの 状 況 を 近 隣 地 域 と 比 較 すると 瑞 穂 町 は 二 次 産 業 の 事 業 所 数 従 業 者 数 が 多 いこと が 分 かります( 図 2.1.2(2),(4)) 瑞 穂 町 の 業 種 別 事 業 所 割 合 その 他 16.3% 農 業 0.3% 建 設 業 11.4% 飲 食 店 宿 泊 業 7.3% 不 動 産 業 0.9% 医 療 福 祉 3.4% 製 造 業 30.9% 金 融 保 険 業 0.6% 卸 売 小 売 業 25.1% 運 輸 業 3.6% 電 気 ガス 熱 供 給 水 道 業 0.0% 図 2.1.2(1) 瑞 穂 町 の 業 種 別 事 業 所 割 合 ( 平 成 18 年 ) 東 京 都 総 務 局 統 計 部 経 済 統 計 課 事 業 所 企 業 統 計 調 査 報 告 ( 平 成 18 年 )を 基 に 作 成 2-3
業 種 地 域 別 事 業 所 割 合 その 他 サービス 業 三 次 産 業 二 次 産 業 一 次 産 業 100% 80% 19.8 29.0 30.8 25.8 30.9 30.8 32.9 27.1 24.8 60% 40% 37.6 44.7 55.9 44.7 52.5 43.8 31.5 45.3 54.6 20% 0% 42.3 35.1 26.1 29.3 25.3 27.6 13.2 16.6 19.2 瑞 穂 町 青 梅 市 福 生 市 武 蔵 村 山 市 羽 村 市 あきる 野 市 日 の 出 町 檜 原 村 奥 多 摩 町 図 2.1.2(2) 産 業 別 事 業 所 割 合 の 近 隣 地 域 比 較 ( 平 成 18 年 ) 東 京 都 総 務 局 統 計 部 経 済 統 計 課 事 業 所 企 業 統 計 調 査 報 告 ( 平 成 18 年 ) を 基 に 作 成 一 次 産 業 : 農 業 林 業 漁 業 鉱 業 二 次 産 業 : 建 設 業 製 造 業 三 次 産 業 : 運 輸 業 情 報 通 信 卸 売 小 売 業 その 他 その 他 のサービス 業 : 医 療 福 祉 教 育 学 習 支 援 業 複 合 サービス 業 その 他 瑞 穂 町 の 業 種 別 従 業 者 割 合 医 療 福 祉 7.2% その 他 12.9% 農 業 0.2% 建 設 業 5.0% 飲 食 店 宿 泊 業 5.4% 不 動 産 業 0.3% 金 融 保 険 業 0.5% 卸 売 小 売 業 18.4% 運 輸 業 10.9% 製 造 業 39.3% 電 気 ガス 熱 供 給 水 道 業 0.0% 図 2.1.2(3) 瑞 穂 町 の 業 種 別 従 業 者 割 合 ( 平 成 18 年 ) 東 京 都 総 務 局 統 計 部 経 済 統 計 課 事 業 所 企 業 統 計 調 査 報 告 ( 平 成 18 年 ) を 基 に 作 成 2-4
業 種 地 域 別 従 業 者 割 合 その 他 のサービス 業 三 次 産 業 二 次 産 業 一 次 産 業 100% 90% 80% 20.0 34.5 36.9 28.0 30.6 39.3 44.0 46.3 38.7 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 35.5 32.3 40.4 30.4 31.8 21.0 47.0 29.7 33.1 44.3 38.9 32.9 31.5 34.6 28.8 24.0 16.0 24.7 瑞 穂 町 青 梅 市 福 生 市 武 蔵 村 山 市 羽 村 市 あきる 野 市 日 の 出 町 檜 原 村 奥 多 摩 町 図 2.1.2(4) 産 業 別 従 業 者 割 合 の 近 隣 地 域 比 較 ( 平 成 18 年 ) 東 京 都 総 務 局 統 計 部 経 済 統 計 課 事 業 所 企 業 統 計 調 査 報 告 ( 平 成 18 年 ) を 基 に 作 成 一 次 産 業 : 農 業 林 業 漁 業 鉱 業 二 次 産 業 : 建 設 業 製 造 業 三 次 産 業 : 運 輸 業 情 報 通 信 卸 売 小 売 業 その 他 その 他 のサービス 業 : 医 療 福 祉 教 育 学 習 支 援 業 複 合 サービス 業 その 他 2-5
2.1.3 土 地 利 用 平 成 10(1998) 年 から 平 成 22(2010) 年 の 土 地 利 用 状 況 ( 地 目 別 面 積 )の 推 移 を 図 2.1.3(1)に 示 します 瑞 穂 町 の 総 面 積 は 約 1,683ha であり 地 目 別 ではその 他 ( 国 有 地 等 )が 約 568ha で 33.7% 宅 地 が 約 515ha で 30.6% 畑 が 約 314ha で 18.7%を 占 めています 宅 地 は 平 成 10 年 の 443ha から 平 成 22 年 には 515ha と 増 加 しています 畑 は 平 成 10 年 の 335ha から 平 成 22 年 には 314ha と 減 少 しています 山 林 原 野 は 平 成 10 年 の 193ha から 平 成 22 年 には 183ha と 減 少 しています その 他 ( 国 有 地 等 ) 以 外 では 畑 及 び 山 林 原 野 が 減 少 し 宅 地 が 増 加 しています 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 35.6% 35.5% 35.5% 35.5% 35.4% 35.3% 35.1% 35.0% 34.8% 34.5% 34.6% 34.0% 33.7% 11.5% 11.4% 11.3% 11.3% 11.2% 11.1% 11.2% 11.2% 11.2% 11.1% 11.0% 10.9% 10.9% 6.7% 6.6% 6.3% 6.3% 6.7% 6.8% 6.8% 6.7% 6.8% 6.2% 6.1% 6.0% 6.1% 19.9% 19.7% 19.6% 19.4% 19.4% 19.3% 19.2% 19.0% 18.9% 18.7% 18.5% 18.6% 18.7% 26.3% 26.7% 27.2% 27.4% 27.3% 27.5% 27.8% 28.1% 28.3% 29.5% 29.8% 30.4% 30.6% H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 宅 地 畑 雑 種 地 山 林 原 野 その 他 ( 国 有 地 等 ) 図 2.1.3(1) 瑞 穂 町 の 土 地 利 用 状 況 ( 地 目 別 面 積 )の 推 移 ( 各 年 1 月 1 日 ) 瑞 穂 町 産 業 構 造 などのデータ を 基 に 作 成 2.1.4 都 市 計 画 条 件 回 廊 計 画 の 検 討 範 囲 の 都 市 計 画 条 件 を 図 2.1.4(1)に 示 します これによると 回 廊 計 画 の 対 象 地 は 第 一 種 低 層 住 居 専 用 地 域 や 近 隣 商 業 地 域 等 の 多 様 な 用 途 地 域 にわたっています 回 廊 計 画 の 中 で 中 心 的 な 拠 点 となる 狭 山 池 上 流 部 は 建 物 の 建 築 が 抑 制 される 市 街 化 調 整 区 域 及 び 農 業 振 興 地 域 となっており 計 画 の 実 施 に 当 たっては 十 分 な 検 討 が 必 要 です 2-6
回 廊 計 画 検 討 範 囲 2.1.4(1) 瑞 穂 町 都 市 計 画 図 2-7
2.1.5 交 通 条 件 瑞 穂 町 における 交 通 網 は 図 2.1.5(1)に 示 すとおりです 交 通 分 類 ごとの 現 状 を 以 下 に 述 べます (1) 車 両 交 通 箱 根 ケ 崎 は 青 梅 街 道 ( 都 道 5 号 線 )と 東 京 環 状 ( 国 道 16 号 )が 交 差 しているほか 青 梅 街 道 のバ イパス 路 線 である 新 青 梅 街 道 ( 都 道 5 号 線 )の 終 点 となっており 首 都 圏 の 道 路 交 通 上 重 要 な 位 置 を 占 めています 図 2.1.5(1) 交 通 網 (2) 鉄 道 交 通 町 内 の 鉄 道 は 八 王 子 と 高 崎 を 結 節 する JR 八 高 線 が 通 じており 箱 根 ケ 崎 駅 1 駅 が 存 在 しま す なお 八 高 線 は 平 成 8(1996) 年 に 八 王 子 - 高 麗 川 間 が 電 化 され 現 在 では 川 越 - 八 王 子 間 を 直 通 で 結 節 しています 箱 根 ケ 崎 駅 の 乗 降 客 数 は 近 年 増 加 傾 向 にあり 平 成 20(2008) 年 の1 日 あたり 平 均 乗 降 人 数 は 4,000 人 を 超 えています 2-8
運 行 状 況 は 通 勤 時 間 帯 に1 時 間 当 たり4 本 運 行 されているものの 日 中 は1 時 間 当 たり2 本 と 少 なくなっています JR 八 高 線 箱 根 ケ 崎 駅 発 の 電 車 運 行 状 況 を 表 2.1.5(1)に 示 します 表 2.1.5(1) JR 八 高 線 箱 根 ケ 崎 駅 発 電 車 運 行 状 況 ( 平 成 23 年 6 月 現 在 ) 高 麗 川 高 崎 方 面 ( 下 り) 八 王 子 方 面 ( 上 り) 平 日 土 曜 休 日 平 日 土 曜 休 日 朝 (5:00~9:00) 3~4 本 3~4 本 1~4 本 1~4 本 日 中 (9:00~17:00) 2 本 2 本 2~3 本 2~3 本 夜 間 (17:00~24:00) 1~3 本 1~3 本 2~3 本 1~3 本 (3) バス 路 線 町 内 のバス 路 線 は 都 営 バス 立 川 バス 西 武 バスが 運 行 しており 箱 根 ケ 崎 駅 を 中 心 に 入 間 小 平 福 生 昭 島 羽 村 立 川 方 面 を 結 節 する 路 線 が 発 着 しています それぞれの 運 行 状 況 は 次 のとおりで 平 日 土 日 ( 日 中 )で1 時 間 当 たり2 本 休 日 ( 日 中 )1~2 本 となっています また 町 内 を 運 行 するコミュニティバスの 運 行 はありませんが 高 齢 者 や 障 がい 者 を 対 象 とする 福 祉 バスが 運 行 されています 表 2.1.5(2)バスの 運 行 状 況 ( 平 成 23 年 6 月 現 在 ) 箱 根 ケ 崎 駅 を 運 行 本 数 バス 事 業 者 中 心 とした 行 先 平 日 土 曜 日 日 曜 日 ( 朝 ) 3~4 本 ( 朝 ) 3~4 本 ( 朝 ) 2~3 本 青 梅 車 庫 ( 日 中 ) 2~3 本 ( 日 中 ) 2~3 本 ( 日 中 ) 1~2 本 都 営 バス ( 朝 ) 2 本 ( 朝 ) 2 本 ( 朝 ) 1~2 本 柳 沢 駅 ( 日 中 ) 2~3 本 ( 日 中 ) 2~3 本 ( 日 中 ) 1~2 本 ( 朝 ) 3~5 本 ( 朝 ) 2~3 本 ( 朝 ) 2~3 本 立 川 駅 北 口 ( 日 中 ) 2 本 ( 日 中 ) 2 本 ( 日 中 ) 2 本 ( 朝 ) 1~2 本 ( 朝 ) 1 本 ( 朝 ) 0~1 本 昭 島 駅 北 口 ( 日 中 ) 0~1 本 ( 日 中 ) 0~1 本 ( 日 中 ) 0~1 本 立 川 バス ( 朝 ) 0~2 本 ( 朝 ) 0~2 本 ( 朝 ) 1 本 羽 村 駅 東 口 ( 日 中 ) 1~2 本 ( 日 中 ) 0~2 本 ( 日 中 ) 0~1 本 ( 朝 ) 4 本 ( 朝 ) 2~3 本 ( 朝 ) 2~3 本 福 生 駅 東 口 ( 日 中 ) 2~3 本 ( 日 中 ) 2~3 本 ( 日 中 ) 2~3 本 ( 朝 ) 1 本 ( 朝 ) 1 本 ( 朝 ) 1 本 入 間 市 駅 ( 日 中 ) 0 本 ( 日 中 ) 0 本 ( 日 中 ) 0 本 西 武 バス ( 朝 ) 0 本 ( 朝 ) 0 本 ( 朝 ) 0 本 小 手 指 駅 南 口 ( 日 中 ) 夕 方 1 本 のみ ( 日 中 ) 夕 方 1 本 のみ ( 日 中 ) 夕 方 1 本 のみ 2-9
2.2 既 存 の 観 光 資 源 町 内 の 観 光 レクリエーション 施 設 や 歴 史 的 資 源 景 観 資 源 自 然 環 境 資 源 について 現 地 踏 査 既 存 資 料 により 次 のように 調 査 しました 2.2.1 観 光 レクリエーション 資 源 町 内 の 観 光 レクリエーション 資 源 は 表 2.2.1(1)に 示 すように 多 種 多 様 な 資 源 が 存 在 します 中 でも 町 の 特 徴 である 狭 山 丘 陵 の 豊 かな 自 然 環 境 を 利 用 した 遊 歩 道 や 公 園 ( 六 道 山 など)が 充 実 しています また 企 画 展 やコンサートなどのイベントが 行 える 耕 心 館 瑞 穂 ビューパークなどの 施 設 は 観 光 施 設 として 利 活 用 を 考 える 必 要 があります 表 2.2.1(1) 観 光 レクリエーション 資 源 種 別 内 容 遊 歩 道 主 に 狭 山 丘 陵 を 利 用 して 9 コース 所 要 時 間 20 分 ~180 分 観 光 施 設 3 施 設 計 画 中 1 施 設 公 園 施 設 3 か 所 町 内 の 公 園 緑 地 18 か 所 ウォーキングコース 16 コース 町 民 農 園 145 区 画 (30 m2/1 区 画 ) 2.2.2 歴 史 的 資 源 町 内 の 歴 史 的 資 源 ( 指 定 文 化 財 遺 跡 寺 院 神 社 石 造 文 化 財 歴 史 的 景 観 など)は 表 2.2.2(1)に 示 すとおり 数 々の 資 源 が 存 在 します これらは 狭 山 丘 陵 と 残 堀 川 とに 挟 まれた 殿 ケ 谷 地 区 石 畑 地 区 及 び 箱 根 ケ 崎 地 区 に 多 数 分 布 しています 表 2.2.2(1) 歴 史 的 資 源 種 別 内 容 東 京 都 指 定 文 化 財 1 か 所 瑞 穂 町 指 定 文 化 財 20 か 所 遺 跡 20 か 所 寺 院 神 社 教 会 14か 所 ( 寺 院 3 神 社 10 教 会 1) 石 造 文 化 財 11 か 所 歴 史 的 景 観 11 か 所 2.2.3 景 観 資 源 (1) 自 然 的 景 観 瑞 穂 町 らしい 景 観 を 知 ることで 町 の 良 さを 再 発 見 するため みずほ 10 景 が 選 定 されています 中 でも 町 の 代 表 的 な 自 然 景 観 である 狭 山 丘 陵 を 生 かした 六 道 山 公 園 狭 山 丘 陵 ( 駒 形 富 士 山 地 区 からの 眺 望 ) 瑞 穂 ビューパークからの 眺 望 は 貴 重 な 自 然 景 観 資 源 です 2-10
(2) 歴 史 的 景 観 町 には 数 々の 文 化 財 や 神 社 仏 閣 などの 歴 史 的 建 造 物 があり 神 社 仏 閣 の 鎮 守 の 森 などは 町 民 に 安 らぎを 与 える 歴 史 的 景 観 を 形 成 しています 耕 心 館 は 武 蔵 野 の 旧 家 のたたずまいを 残 し 屋 敷 林 に 囲 まれた 歴 史 と 当 時 の 文 化 を 感 じさせ る 静 的 空 間 と 現 代 の 活 動 拠 点 として 利 用 する 町 民 の 動 的 空 間 が 調 和 し 落 ち 着 きと 活 力 ある 雰 囲 気 を 醸 し 出 しています 2.2.4 公 共 施 設 町 内 の 公 共 施 設 は 表 2.2.4(1)に 示 すように 数 多 くの 施 設 があります 計 画 を 実 施 する 上 では 利 用 者 の 利 便 性 向 上 を 図 るため 情 報 入 手 が 可 能 で 便 益 施 設 の 充 実 している 公 共 施 設 を 有 効 に 活 用 する 必 要 があります 特 に 不 特 定 多 数 の 観 光 者 が 立 ち 入 りやす い 教 育 文 化 施 設 ( 瑞 穂 ビューパーク スカイホール 郷 土 資 料 館 など)の 利 用 が 考 えられます 表 2.2.4(1) 公 共 施 設 名 称 施 設 数 教 育 文 化 施 設 6 保 健 福 祉 関 係 施 設 8 コミュニティ 関 係 施 設 8 ス ポ ー ツ 施 設 8 そ の 他 の 施 設 3 2-11
2.3 自 然 環 境 資 源 ( 水 と 緑 )の 現 状 2.3.1 自 然 環 境 資 源 ( 水 と 緑 )の 内 容 町 内 の 自 然 環 境 資 源 を 表 2.3.1(1)に 示 します また 自 然 環 境 資 源 の 位 置 を 図 2.3.1(1)に 示 します 表 2.3.1(1) 自 然 環 境 資 源 内 容 名 称 特 徴 摘 要 狭 山 丘 陵 ( 西 端 ) 良 好 でまとまった 自 然 緑 地 東 京 都 管 理 狭 山 池 公 園 落 ちついた 庭 園 カワセミ 生 息 狭 山 池 緑 地 周 辺 まとまった 雑 木 林 (カタクリ 群 生 地 ) 残 堀 川 貴 重 な 水 辺 尾 引 谷 貴 重 な 谷 津 とまとまった 自 然 緑 地 瑞 穂 町 教 育 委 員 会 発 行 瑞 穂 町 文 化 財 地 図 において 歴 史 的 景 観 資 源 に 挙 げているもの 2.3.2 公 園 緑 地 の 現 状 平 成 22(2010) 年 4 月 1 日 現 在 の 瑞 穂 町 の 公 園 数 と 面 積 は 50 か 所 で 87.8ha となっており 人 口 1 人 当 たりの 公 園 面 積 は 26.26 m2です これは 東 京 都 及 び 全 国 の 1 人 当 たり 公 園 面 積 ( 都 5.37 m2/ 全 国 8.9 m2)より 広 くなっています また 多 摩 地 域 市 町 村 と 比 べても 1 人 当 たりの 公 園 面 積 は 広 い 状 況 にあります 公 園 面 積 の 内 訳 について 見 ると 町 立 公 園 が 15.8ha 都 立 公 園 が 72.0ha となっています 表 2.3.2(1) 公 園 緑 地 の 現 状 種 別 瑞 穂 町 東 京 都 全 国 1 人 当 たりの ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 公 園 面 積 26.26 m2/ 人 1 5.37 m2/ 人 1 8.9 m2/ 人 2 1 東 京 市 町 村 自 治 調 査 会 発 行 ( 平 成 23 年 3 月 ) 多 摩 地 域 データブック ~ 多 摩 地 域 主 要 統 計 表 ~ 34 ページから 引 用 2 東 京 都 発 行 都 市 公 園 緑 地 整 備 方 針 ( 平 成 18 年 3 月 ) 3 ページから 引 用 1 人 当 たり 公 園 面 積 (m2/ 人 ) 奥 多 摩 町 檜 原 村 日 の 出 町 瑞 穂 町 西 東 京 市 あきる 野 市 羽 村 市 稲 城 市 多 摩 市 武 蔵 村 山 市 東 久 留 米 市 清 瀬 市 東 大 和 市 狛 江 市 福 生 市 国 立 市 国 分 寺 市 東 村 山 市 日 野 市 小 平 市 小 金 井 市 町 田 市 調 布 市 昭 島 市 府 中 市 青 梅 市 三 鷹 市 武 蔵 野 市 立 川 市 八 王 子 市 0.00 10.00 20.00 30.00 40.00 50.00 60.00 図 2.3.2.(1) 多 摩 地 域 市 町 村 の 公 園 面 積 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 ) 1 東 京 市 町 村 自 治 調 査 会 発 行 ( 平 成 23 年 3 月 ) 多 摩 地 域 データブック ~ 多 摩 地 域 主 要 統 計 表 ~ 34 ページを 基 に 作 成 2-12
平 成 11(1999) 年 3 月 に 策 定 された 瑞 穂 町 緑 の 基 本 計 画 では 町 全 体 の 緑 地 面 積 目 標 を 町 域 の 48% 1 人 当 たり 目 標 公 園 面 積 を 20 m2/ 人 として 整 備 が 進 められてきました 現 在 1 人 当 たりの 公 園 面 積 は 目 標 値 を 超 えていますが この 面 積 には 都 立 野 山 北 六 道 山 公 園 の 開 園 面 積 の 増 加 が 含 まれています 表 2.3.2(2) 瑞 穂 町 緑 の 基 本 計 画 緑 の 基 本 計 画 目 標 町 全 体 の 緑 の 面 積 48% 1 人 当 たり 公 園 面 積 20 m2/ 人 瑞 穂 町 緑 の 基 本 計 画 ( 平 成 11 年 3 月 ) から 引 用 2.3.3 農 地 山 林 の 現 状 農 地 山 林 面 積 の 増 減 状 況 を 表 2.3.3(1)に 示 します 瑞 穂 町 内 では 平 成 10(1998) 年 から 平 成 22(2010) 年 の 間 に 農 地 が 20.4ha(6%) 山 林 が 9.0ha(5%) 減 少 しています これを 首 都 圏 の 減 少 率 と 比 べると 農 地 については 減 少 率 が 少 なく 山 林 については 減 少 率 が 多 くなっていま す このため 農 地 の 保 全 を 更 に 進 めるとともに 山 林 の 保 全 を 積 極 的 に 行 い 減 少 率 を 低 減 する 必 要 があります 表 2.3.3(1) 農 地 山 林 の 現 状 首 都 圏 瑞 穂 町 1 種 別 面 積 (ha) 面 積 ( 万 ha) 増 減 (ha) 平 成 10 年 平 成 22 年 平 成 2 年 平 成 17 年 20.4 農 地 ( 畑 ) 334.9 314.5 284,400 247,540 (6% 減 ) 9.0 472,663 458,620 山 林 189.1 180.1 (5% 減 ) 3 3 1 瑞 穂 町 産 業 構 造 などのデータ を 基 に 作 成 2 国 土 交 通 白 書 ( 平 成 19(2007) 年 ) 65 ページから 引 用 3 林 地 の 値 を 示 す ( 埼 玉 県 千 葉 県 東 京 都 神 奈 川 県 ) 2 増 減 ( 万 ha) 36,860 (13% 減 ) 14,043 (3% 減 ) 2.3.4 河 川 親 水 空 間 の 現 状 狭 山 池 上 流 域 を 水 源 として 北 西 から 南 東 に 流 れている 残 堀 川 が 主 な 河 川 です 残 堀 川 の 一 部 では 親 水 性 に 配 慮 した 護 岸 整 備 が 行 われ 良 好 な 水 辺 環 境 を 創 出 していま す しかし 大 部 分 は 河 川 改 修 が 掘 割 河 川 形 式 で 行 われたため 俯 瞰 的 河 川 の 風 景 を 楽 しむ ことはできますが 水 辺 へアクセスしにくいのが 現 状 です 2.3.5 自 然 環 境 資 源 ( 水 と 緑 )の 活 用 における 問 題 瑞 穂 町 は 貴 重 で 良 好 な 自 然 環 境 である 狭 山 丘 陵 西 側 に 位 置 しています 都 立 野 山 北 六 道 山 公 園 の 東 側 の 武 蔵 村 山 市 には 村 山 温 泉 かたくりの 湯 中 央 部 には 里 山 民 家 があり 観 光 者 の 丘 陵 散 策 の 拠 点 として 利 用 されています この 反 面 西 側 の 瑞 穂 町 には 拠 点 となる 施 設 が 少 ないため 散 策 者 のニーズを 満 たすことがで きず 結 果 として 町 内 を 素 通 りするか 瑞 穂 町 の 東 側 で 引 き 返 していることが 推 測 されます 2-13
2-14 図 2.3.5(1) 自 然 環 境 資 源 ( 水 と 緑 )の 活 用 における 問 題 (イメージ 図 )