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コレンテ vol. 33 n.265 dicembre 2012 C O R R E N T E イタリア 通 信 11 Centro Culturale Italo-Giapponese di Kyoto * 二 つの 権 力 ~ F r a m m e n t i d i v e r i t F r a m m e n t i d i v e r i t à I I ~* 深 草 真 由 子 パレルモ 地 検 の 判 事 パオロ ボルセッリーノが コーザ ノストラによって 殺 害 された ダメーリオ 通 りの 虐 殺 の 二 十 年 経 った 今 でもなお 残 る 謎 の 数 々についてはコレンテ 九 月 号 で 見 た 通 りである その 導 入 部 でボルセッリーノとファルコーネを 反 マフィアの 専 門 家 として 紹 介 したが 正 確 に 言 う と 彼 らは 法 律 の 専 門 家 であり 法 の 忠 実 な 執 行 者 としての 職 務 を 遂 行 していただけであって 反 マフィア というイデオロギーを 掲 げてマフィア 退 治 に 励 んだという 意 味 ではない そもそも 彼 らは 判 事 であり 第 三 者 として 中 立 な 立 場 で 審 理 する のが 役 目 なのであって 本 来 マフィアと 闘 うべき は 国 家 なのだ ジョヴァンニ ファルコーネ 判 事 もともとは 国 家 という 巨 大 なシステムに 対 抗 す る 別 のシステムとして 誕 生 し 勢 力 を 拡 大 したマ フィアであったが 次 第 に 国 家 の 中 枢 を 味 方 とし て 引 き 込 むことに 成 功 したようである 要 するに 国 家 vs マフィア という 構 図 は 幻 想 なのだ 反 体 制 の 極 左 テロ 組 織 赤 い 旅 団 を 国 家 当 局 は 壊 滅 させることはしても 非 反 体 制 のマフィアの 犯 罪 に 真 剣 に 取 り 組 むことはないであろう 市 民 の 無 知 無 関 心 をいいことに 問 題 の 本 質 をごまかし マフィア 問 題 に 取 り 組 む 政 治 家 検 察 官 国 防 警 察 関 係 者 やジャーナリストらを デマゴーグ 共 産 主 義 者 などとレッテル 貼 りして 孤 立 させるため のプロパガンダを 展 開 し 反 反 マフィア 的 な 感 情 を 市 民 に 植 え 付 ける 工 作 さえも 必 要 となれば 行 うのであろう さて ボルセッリーノ 判 事 が 殺 害 された ダメー リオ 通 りの 虐 殺 であるが これは 単 発 の 事 件 で はなく 以 下 に 挙 げるように コーザ ノストラが 当 時 画 策 した 一 連 のテロリズムによる 悲 劇 の 一 つ にすぎない 標 的 を 背 後 から 襲 って 射 殺 する 古 典 的 な 方 法 や 自 動 車 に 仕 掛 けた 爆 薬 を 遠 隔 操 作 で 爆 発 させる 派 手 な 方 法 を 用 いて 国 家 機 関 の 要 人 を 抹 殺 し イタリアの 文 化 歴 史 のシンボルで ある 建 造 物 に 損 害 を 加 えることで 国 家 の 権 威 を 失 墜 させることがテロの 狙 いであった ピサの 斜 塔 を 爆 破 するための 準 備 までも 秘 かにすすめら れていたというから 恐 ろしい コーザ ノストラの 残 虐 性 を 生 々しく 見 せつけられ 戦 慄 を 覚 える - 1992 年 - 3 月 12 日 シチリア 選 出 の 欧 州 議 会 議 員 で 当 時 首 相 であったアンドレオッティの 側 近 サルヴォ リ ーマの 殺 害 1

5 月 23 日 ジョヴァンニ ファルコーネ 判 事 と 妻 三 人 の 護 衛 警 官 の 殺 害 7 月 19 日 パオロ ボルセッリーノ 判 事 と 五 人 の 護 衛 警 官 の 殺 害 9 月 17 日 マフィアと 関 係 のあった 実 業 家 イニャツ ィオ サルヴォの 殺 害 以 上 4 件 はすべてパレル モ 近 辺 で 企 てられた - 1993 年 - (1 月 15 日 ドン 中 のドン とされたサルヴァトー レ リイナが 十 五 年 の 潜 伏 生 活 のすえ 逮 捕 され 新 たにベルナルド プロヴェンツァーノが 君 臨 する これ 以 後 テロはイタリア 本 島 に 広 がって 一 般 市 民 を 巻 き 込 むようになるが それはトップ 交 代 に 由 来 する 戦 略 の 変 更 によるものだろう ) 5 月 14 日 ローマ 市 内 で 軽 自 動 車 が 爆 発 マフィ アの 犯 罪 をテーマにしたテレビ 番 組 の 司 会 者 マ ウリツィオ コスタンツォが 標 的 であったようだが 本 人 は 無 傷 負 傷 者 二 十 四 名 5 月 27 日 フィレンツェ ウフィッツィ 美 術 館 近 くで 自 動 車 が 爆 発 生 後 二 カ 月 の 赤 ん 坊 を 含 む 一 家 四 名 と 大 学 生 一 人 が 死 亡 フィレンツェの 爆 発 現 場 破 壊 されたプルチ 家 の 塔 7 月 27 日 28 日 にかけての 深 夜 ミラノの 近 代 美 術 館 近 くに 仕 掛 けられた 爆 弾 で 五 名 が 死 亡 一 方 ローマでは 二 か 所 で 爆 発 真 実 の 口 広 場 近 く のサン ジョルジョ イン ヴェラブロ 教 会 とサン ジ ョヴァンニ イン ラテラーノ 教 会 の 壁 面 が 破 壊 さ れたが 死 傷 者 はなし この 夜 首 相 官 邸 の 電 話 回 線 が 外 部 の 何 者 かによって 妨 害 されている 9 月 15 日 パレルモで 反 マフィアの 神 父 ピーノ プ リィージ 殺 害 - 1994 年 - 1 月 23 日 ローマのオリンピック 競 技 場 の 駐 車 場 に 爆 薬 を 積 んだランチア テーマが 仕 掛 けられ たが 遠 隔 操 作 の 失 敗 により 不 発 国 防 省 警 察 を 狙 ったものであったが もし 爆 発 していれば 大 勢 の 一 般 市 民 も 犠 牲 になったことだろう ピーノ プリィージ 神 父 2012 年 10 月 に 列 福 された イタリア 中 を 恐 怖 で 震 え 上 がらせたテロのエス カレーションはここで 突 然 途 切 れる そのことは 幸 いであるが 同 時 に なぜ? という 疑 問 も 浮 かん でくる マフィアは 国 家 から 何 かを 得 ることがで きた あるいは 得 る 目 星 がついたために テロに よる 脅 迫 を 繰 り 返 す 必 要 がなくなっただけなので はないか これはあくまで 世 間 でささやかれてい る 憶 測 であって 確 証 はないと 断 った 上 で マフィア 裁 判 で 活 躍 した 検 察 官 Giuseppe Ayala の 著 作 Troppe coincidenze (Mondadori, 2012)を 主 に 参 考 にしながら 二 大 権 力 の 間 にどんな 駆 け 引 きがあ ったのか その 謎 に 迫 ってみたい マフィア 側 が 国 家 に 要 求 していたものとは 何 で あったか?それは 刑 事 施 設 に 関 する 法 律 の 条 項 41-bis の 破 棄 であった 41-bis は 囚 人 の 自 由 を 徹 底 的 に 制 限 する 非 常 に 厳 しい 措 置 として 1995 年 欧 州 評 議 会 の 拷 問 禁 止 委 員 会 によって 非 人 道 的 だとされたこともある 内 容 である しかしイタリ アでは とりわけ 危 険 だと 判 断 された 囚 人 が 自 分 の 属 する 犯 罪 組 織 や 刑 務 所 内 にいる 他 のメ ンバーと 接 触 するのを 阻 むことは 犯 罪 予 防 と 治 安 維 持 のために 必 要 不 可 欠 であるという 意 見 も あった なぜならマフィアのボスは 刑 務 所 にいな 2

がら 違 法 ビジネスを 続 けたり 外 部 にいる 部 下 に 殺 害 命 令 を 下 したりすることが 実 際 に 可 能 だった からだ 41-bis によって そういったことは 不 可 能 でないにしても 困 難 になる その 結 果 拘 留 中 の ボスがその 組 織 における 支 配 力 を 維 持 すること はできなくなり 次 第 に 疎 外 されることになる 41-bisによるマフィアに 対 する 厳 しい 措 置 は フ ァルコーニが 法 務 省 の 刑 事 部 長 であった 時 に 考 えていたもので 彼 の 死 後 すぐ 1992 年 6 月 8 日 に 暫 定 的 に 導 入 された そしてボルセッリーノが 殺 された 翌 月 の 7 日 国 会 は 事 態 の 深 刻 さを 重 く 受 け 止 め 41-bis は 成 立 した もし 闘 う 姿 勢 を 見 せた 国 家 に 対 して 41-bis を 撤 回 させるためにマ フィアがテロで 脅 迫 を 繰 り 返 していたのだと 考 え れば 94 年 にテロを 突 然 止 める 理 由 は 説 明 でき ない なぜなら この 点 について 国 を 屈 服 させる ことはできず 41-bis は 二 十 年 経 った 今 でもある からだ 92 年 から94 年 は 政 治 的 にも 大 混 乱 の 時 代 であ った 92 年 2 月 には 政 治 家 と 企 業 の 贈 収 賄 疑 惑 に 対 するミラノ 地 検 の 捜 査 が 開 始 される 4 月 の 総 選 挙 では 戦 後 一 貫 して 政 権 を 担 ってきた 政 党 キリスト 教 民 主 主 義 が 大 幅 に 票 を 失 い 後 に 解 党 に 追 い 込 まれる 最 後 の 首 相 アンドレオッティ はマフィアとの 癒 着 疑 惑 で 社 会 党 書 記 長 クラク シは 汚 職 事 件 関 与 の 疑 いで 捜 査 の 対 象 となり 後 者 はチュニジアに 亡 命 する 首 相 の 座 はイタリ ア 社 会 党 のアマートに 移 り 9 月 には 通 貨 危 機 で リラを 七 パーセント 切 り 下 げ それから 一 年 足 ら ずで 非 議 員 無 所 属 のチァンピ 内 閣 が 発 足 する この 政 治 の 混 乱 の 渦 の 中 から 台 頭 してきたのが 当 時 実 業 家 として 名 をはせていたシルヴィオ ベ ルルスコーニであった 彼 は マルチェッロ デッ ルートリ(ベルルスコーニが 設 立 した 広 告 代 理 店 の 会 長 であり ベルルスコーニが 保 有 する 持 株 会 社 の 代 表 取 締 役 現 在 上 院 議 員 マフィアとの 癒 着 で 訴 追 されている 人 物 )らとともに 92 年 の 夏 から 新 党 を 立 ち 上 げる 準 備 を 進 める 当 初 はス ローペースであったが 豊 富 な 資 金 と 人 脈 を 駆 使 イ タ リ ア 発 月 刊 日 本 語 新 聞 イタリア 在 住 日 本 人 と 日 本 人 観 光 客 のための 情 報 誌 し 古 い 政 治 に 失 望 した 市 民 の 支 持 を 見 事 に 集 め あっという 間 に 首 相 になった - 1994 年 - 1 月 18 日 フォルツァ イタリア 党 設 立 1 月 26 日 ベルルスコーニ テレビ 電 波 を 利 用 し ての 政 界 進 出 宣 言 3 月 末 総 選 挙 フォルツァ イタリア 両 院 で 第 一 党 となる 5 月 10 日 第 一 次 ベルルスコーニ 内 閣 発 足 政 治 家 ベルルスコーニの 登 場 と 同 時 に マフィ アのテロが 終 息 した??? ボルセッリーノ 判 事 が 仏 人 記 者 の 取 材 に ベル ルスコーニとマフィアの 関 係 を 示 唆 しており その インタビュー 映 像 の 存 在 が 判 事 暗 殺 の 動 機 の 一 つとなったという 可 能 性 を 重 罪 院 が 示 しているこ とは 前 回 述 べた ベルルスコーニの 建 設 業 テレ ビ 業 にマフィアからカネが 流 れていたという 証 言 も 多 い また テロに 関 与 したことを 自 白 し 検 察 の 協 力 者 となって 重 要 で 信 憑 性 のある 証 言 をして きた 元 コーザ ノストラ 構 成 員 スパトゥッツァは 2009 年 に 次 のような 供 述 をしている 1994 年 1 月 ローマのヴェネト 通 りのバールでジュセッペ グラヴィアーノ(スパトゥッツァのボス)と 会 った 彼 は 嬉 しそうに 言 った 全 部 解 決 したぜ 俺 たち の 要 求 は 叶 えられたのだ あの 話 を 巧 いこと 進 め てくれた 真 面 目 な 方 々のおかげでな 88 年 89 年 に 票 を 稼 ぐだけ 稼 いで 俺 たちに 戦 争 を 吹 っかけ てきた 社 会 主 義 者 らとは 違 うよ と そうして 彼 は ベルルスコーニの 名 前 を 挙 げた Canal 5のあの 男 か? その 通 り それからもう 一 人 同 郷 の 男 の 名 前 も 挙 げた(デッルートリはパレルモ 出 身 ) グラヴィアーノは この 真 面 目 な 方 々のおかげで 我 々は 国 を 手 中 に 収 めたのだと 言 った もしかしたら と 考 えるだけでそら 怖 ろしい 真 実 が 明 らかになる 日 は 来 るのだろうか ( 元 当 館 スタッフ) 編 集 発 行 NIPPON CLUB SNC Via Torino, 95-00184 Roma, Italy Tel.& Fax:(06)4743.212 E-mail:comeva@nipponclub.it URL:www.nipponclub.it 3

素 晴 らしき 自 転 車 レース14 ~パイオニア パイオニア pioniere pioniere たちの 時 代 ~ 谷 口 和 久 先 代 Campionissimo たち 今 や 自 転 車 界 で Campionissimo( 最 上 級 のチャ ンピオン チャンピオン 中 のチャンピオン) といえ ば 1940~50 年 代 に 活 躍 したファウスト コッピそ の 人 を 指 す が 実 は コ ッ ピ は 三 代 目 の Campionissimo なのである となると コッピの 前 に 二 人 の Campionissimi がいたわけで 初 代 はピ エモンテ 出 身 のコスタンテ ジラルデンゴ 二 代 目 はロンバルディア 出 身 のアルフレード ビンダ い ずれも 1910~30 年 代 に 活 躍 した いうなれば 神 話 の 時 代 の 男 たちだ 前 号 (2012 年 8 月 号 )で 紹 介 したボッテッキアも 時 代 的 には 重 なるが 片 や ボッテッキアがフランスのチームに 所 属 してフラン スのレースを 中 心 に 活 躍 したのに 対 し ジラルデ ンゴやビンダは 母 国 のチームに 所 属 し ジロ デ ィ イタリアをはじめ ミラノ~サンレモ ジロ ディ ロンバルディアといったイタリアのメジャー レー スで 数 々の 輝 かしい 戦 績 を 残 したこともあり イタ リアでは 伝 説 的 存 在 となっている さらに 二 人 と も 引 退 後 は 監 督 あるいはコーチとして 後 進 を 指 導 しチームをまとめ イタリアにおける 自 転 車 競 技 の 発 展 に 大 いに 貢 献 した 特 にビンダは 監 督 と して バルタリ コッピという 二 人 の 強 烈 な 個 性 を とりまとめ 彼 らを 勝 利 に 導 いていったのである ジラルデンゴの 方 がビンダより 9 歳 年 長 で 1893 年 ピエモンテ 州 南 東 部 のノーヴィ リーグレ の 生 まれ 奇 しくもコッピとは 同 郷 である 19 歳 で プロデビューし 早 くも 翌 年 にはイタリア 選 手 権 で 優 勝 以 後 第 一 次 大 戦 をはさんで このレース では 九 連 覇 を 成 し 遂 げた それ 以 外 に 主 なところ でも ジロ デ イタリア 2 回 ミラノ~サンレモ 6 回 ジロ ディ ロンバルディア3 回 その 他 のレースも 上 げだしたらきりのないほどの 勝 利 を 挙 げた 非 常 に 息 の 長 い 選 手 で 第 一 次 大 戦 前 の 1912 年 に デビューしてから 第 二 次 大 戦 前 の1936 年 まで な んと20 年 以 上 にわたりプロ 生 活 を 送 ったのである 当 然 第 一 次 大 戦 中 はキャリアが 分 断 されたわ けだが ちょうどこの 時 期 は 選 手 としても 登 り 調 子 であるべき 20 代 の 半 ばだ コッピやバルタリたち も 同 様 に 大 戦 でキャリアを 奪 われたわけだが 二 十 世 紀 の 前 半 というのは なんと 酷 な 時 代 だった のだろうと 思 う コスタンテ ジラルデンゴ 左 よりコッピ ビンダ バルタリ ビンダは 1902 年 にロンバルディア 州 北 西 部 の チッティーリオで 生 まれ 1922 年 に 20 歳 でデビュ ー ビンダの 走 りは 流 麗 を 極 め 肩 にコップを 乗 せて 峠 を 越 えても 中 の 水 は 一 滴 たりともこぼれ ていなかったと 言 われている 4

レース 出 場 を 断 られた 王 者 ビンダは 1925 年 にはジラルデンゴをおさえて ジロ 初 制 覇 翌 1926 年 にはイタリア 選 手 権 で そ れまで 九 連 覇 と 圧 倒 的 な 強 さを 示 していたジラル デンゴの 十 連 覇 を 阻 止 1927 年 から 29 年 までジ ロ 三 連 覇 を 達 成 すると 翌 30 年 のジロでは なん と 主 催 者 から 賞 金 分 の 金 を 出 すから レースに 出 ないでくれ と 懇 願 されるほどに 主 催 者 として は 誰 が 勝 つかわからない ミステリー を 求 めて ということだろうが 一 方 で 王 者 の 走 りを 見 たいと いうファンも 当 然 多 かったであろうから この 措 置 はいかがなものだろう??ましてや 自 国 の 選 手 が 自 国 のレースを 走 るのだから フランスのレー スをアメリカ 人 が 連 覇 しまくったのとは 話 が 違 う と 思 うのだが ただ それまでの 戦 績 を 見 ると この 措 置 もい たしかたないと 思 えてくる ビンダの 勝 利 数 は 27 年 は 15 区 間 中 12 区 間 28 年 は 12 区 間 中 6 区 間 29 年 は 14 区 間 中 8 区 間 と 3 年 連 続 で 半 分 以 上 の 区 間 をおさえてしまい 観 客 もそうだが なによ り 周 りの 選 手 たちが 戦 意 喪 失 してしまって 盛 り 上 がりに 欠 けたというのが 実 情 のようだ 初 代 チャンピオン すなわち 初 の 世 界 王 者 でも あった 世 界 選 手 権 は 1 日 で 終 わる ワンデー レース Corsa di un solo giorno と 呼 ばれるレー ス 形 式 で 行 われる 片 や 何 日 もかけて 各 地 を 回 るジロやツールは ステージ レース Corsa a tappe と 呼 ばれる ビンダは 1927 年 1930 年 1932 年 と 3 回 の 優 勝 を 果 たし いまだこの 記 録 を 越 えるものはない(タイ 記 録 はメルクスをはじめ 他 3 名 ) ビンダが 初 優 勝 を 飾 った 1927 年 の 第 一 回 大 会 は ドイツのニュルブルクリンクで 行 われた 車 好 きの 方 ならご 存 知 だろうが F1 グランプリや 新 車 のテスト コースとして 有 名 な 自 動 車 用 サーキッ ト コースである ちょうどこの 年 にオープンし こ けら 落 としイベントのひとつとして 自 転 車 の 世 界 選 手 権 も 行 われたのである テスト コースに 使 われるだけあって アップダウンやコーナーなど 大 変 厳 しいコースであるが ここをビンダとジラル デンゴの 二 人 は 変 速 機 なしの 自 転 車 で 走 り 切 り 他 の 選 手 たちが 変 速 機 つきの 自 転 車 に 乗 ってい たにもかかわらず 彼 らを 置 き 去 りにして 見 事 ワ ンツー フィニッシュを 決 めたのであった ニックネームは 人 気 の 証 ジラルデンゴもビンダも 出 身 地 にからめたニ ックネームがつけられていた ジラルデンゴは Omino di Novi (ノーヴィのやんちゃくれ) ビン ダは Trombettiere di Cittiglio (チッティーリオのラ ッパ 吹 き ビンダはオフシーズンにトランペット 奏 者 として 働 いていた) ニックネームで 呼 ばれてい たということは 単 に 強 いというだけではなく 人 々に 心 から 愛 された 証 といえるだろう マルコ パンターニの Il Pirata ( 海 賊 ) エディ メルクス の 人 食 い 鬼 ベルナール イノーの ブルターニ ュの 穴 熊 クラウディオ キアップッチの Il Diavolo ( 悪 魔 ) マリオ チポッリーニは スーパ ー マリオ などなど 筆 者 が 知 らないだけかもし れないが 近 年 のレーサーで 単 なる 名 前 の 省 略 ではなく 愛 すべきニックネームがつけられて いるような 選 手 はいるだろうか 世 界 チャンピオンジャージを 身 にまとったビンダ ビンダはまた 自 転 車 プロロード 世 界 選 手 権 の パイオニアたちのセルフコントロール ジラルデンゴ ビンダとも 非 常 に 有 能 な 選 手 であったという 他 に たいへん 興 味 深 い 共 通 点 が 5

あった それは イタリア 人 としては 珍 しく(?) 性 に 対 してストイックだったということだ ジラルデ ンゴは ビッグ レースの 前 は 奥 さんと 没 交 渉 であ ったということだし ビンダにいたっては 現 役 中 は 独 身 をつらぬき 引 退 まで 結 婚 を おあずけ にし たというのだ 殊 に 前 者 の 真 偽 のほどは もちろ ん 筆 者 の 知 るところではないが それほどまでに レースにかけていたということは 間 違 いないだろ う 後 にビンダは 若 手 選 手 が 奥 さんをレースに 連 れてきたりすると 苦 々しい 顔 をしていたというこ とだが 個 人 的 にはこんな 頑 固 なオヤジたちが 大 好 きだ こんなビンダのこと 日 常 生 活 もきわめて 模 範 的 であった 朝 は5 時 に 起 床 まずジムで 軽 く 汗 を 流 し その 後 ロード トレーニング 食 事 の 栄 養 バ ランスにも 気 を 遣 い 夜 は9 時 に 就 寝 レースの 時 には 生 卵 を 飲 みながら 走 ったという 今 でいう アミノ 酸 チャージの 先 駆 けだ 自 転 車 のおかげか 諸 々の 節 制 のたまものか ジラルデンゴもビンダも 八 十 すぎまで 長 寿 を 全 う したという 競 り 合 うジラルデンゴ( 左 )とビンダ [ 参 考 資 料 ] Daniele Marchesini, L Italia del Giro d Italia, il Mulino, 2009 Pier Bergonzi & Giuseppe Castelnovi, 100 anni di Giro, Vallardi, 2009 William Fotheringham, A Century of Cycling, Motorbooks Intl, 2003 ジロ ディ イタリア 峠 と 歴 史 ( 安 家 達 也, 未 知 谷,2009) イタリアの 自 転 車 工 房 ( 砂 田 弓 弦 著,アテネ 書 房,1994) Wikipedia 関 連 情 報 www.museociclismo.it ( 当 館 スタッフ) 会 館 だ よ り イタリア 語 無 料 体 験 レッスン 1 月 より 開 講 の 冬 期 イタリア 語 講 座 に 向 けて 体 験 レッスンを 開 催 しま す 入 門 者 向 け 事 前 予 約 制 梅 田 : 大 阪 駅 前 第 4ビル 1/6 ( 日 ) 13:00~14:30 1/7 ( 月 ) 19:00~20:30 四 条 烏 丸 :ウイングス 京 都 1/7 ( 月 ) 19:00~20:30 京 都 本 校 : 日 本 イタリア 京 都 会 館 1/8 ( 火 ) 11:00~12:30 1/12 ( 土 ) 11:00~12:30 1/12 ( 土 ) 13:00~14:30 スペイン 語 無 料 体 験 レッスン 入 門 者 向 け 事 前 予 約 制 日 時 :1/8 ( 火 ) 19:00~20:30 会 場 : 日 本 イタリア 京 都 会 館 本 校 講 師 : 当 館 スペイン 語 講 師 ポルトガル 語 無 料 体 験 レッスン 入 門 者 向 け 事 前 予 約 制 日 時 :1/9 ( 水 ) 11:00~12:30 会 場 : 日 本 イタリア 京 都 会 館 本 校 講 師 : 当 館 ポルトガル 語 講 師 編 集 発 行 /( 財 ) 日 本 イタリア 京 都 会 館 606-8302 京 都 市 左 京 区 吉 田 牛 の 宮 町 4 TEL:(075)761-4356/FAX:(075)761-4357 E-mail: centro@italiakaikan.jp URL: http://italiakaikan.jp/ 6