安 全 保 障 政 策 と 防 衛 力 整 備 我 が 国 の 安 全 保 障 をめぐる 環 境 が 一 層 厳 しさを 増 す 中 で 良 好 な 国 際 関 係 を 維 持 しつつ 豊 かで 平 和 な 社 会 を 発 展 させていくためには 安 全 保 障 政 策 をより 一 層 戦 略 的

資 料 1 防 衛 関 係 費 平 成 25 年 10 月 16 日 財 務 省 主 計 局

安 全 保 障 政 策 と 防 衛 力 整 備 我 が 国 の 安 全 保 障 をめぐる 環 境 が 一 層 厳 しさを 増 す 中 で 良 好 な 国 際 関 係 を 維 持 しつつ 豊 かで 平 和 な 社 会 を 発 展 させていくためには 安 全 保 障 政 策 をより 一 層 戦 略 的 体 系 的 なも のとする 必 要 政 府 が 安 全 保 障 の 基 本 方 針 として 年 内 に 策 定 する 国 家 安 全 保 障 戦 略 では 外 交 政 策 と 防 衛 政 策 をより 一 体 的 に 推 進 する 方 向 我 が 国 の 防 衛 力 整 備 は 安 全 保 障 戦 略 の 重 要 な 要 素 ではあるが 外 交 政 策 日 米 安 全 保 障 体 制 周 辺 国 との 安 全 保 障 対 話 などの 政 策 と 一 体 として 行 っていくべきもの 国 家 安 全 保 障 戦 略 とは ( 安 全 保 障 と 防 衛 力 に 関 する 懇 談 会 第 1 回 会 合 資 料 より) 外 交 安 全 保 障 政 策 全 般 に 関 する 戦 略 をまとめた 包 括 的 文 書 として 米 豪 英 韓 等 が 作 成 同 文 書 で 示 された 基 本 方 針 の 下 国 防 戦 略 など 各 論 の 文 書 が 作 成 されている 各 国 とも 1 国 家 安 全 保 障 の 概 念 を 幅 広 く 捉 え 自 らの 国 家 像 に 照 らして 目 指 すべき 国 家 安 全 保 障 上 の 目 標 ( 国 益 )を 掲 げつつ 2 将 来 の 一 定 期 間 にわたり 直 面 する 安 全 保 障 上 の 課 題 ( 環 境 変 化 リスク)を 特 定 分 析 した 上 で 3 今 後 取 るべき 具 体 的 方 策 を 示 している ( 外 交 防 衛 上 の 取 組 を 中 心 としつつ テロ 対 策 や 経 済 政 策 にも 言 及 )

位 置 づけ 意 義 防 衛 計 画 の 大 綱 大 綱 中 期 防 の 位 置 付 け 各 種 防 衛 装 備 品 の 取 得 や 自 衛 隊 の 運 用 体 制 の 確 立 等 は 一 朝 一 夕 にはできず 長 い 年 月 を 要 する そのため 防 衛 力 整 備 は 中 長 期 的 見 通 しに 立 って 行 うことが 必 要 このため 政 府 として 昭 和 52 年 度 以 降 防 衛 計 画 の 大 綱 ( 大 綱 )を 定 めて 我 が 国 の 安 全 保 障 の 基 本 方 針 や 防 衛 力 整 備 目 標 を 示 すとともに ⅰ) 昭 和 60 年 度 まではいわゆる GNP1% 枠 のもとで ⅱ) 昭 和 61 年 度 以 降 は5 年 間 を 対 象 とする 中 期 防 衛 力 整 備 計 画 ( 中 期 防 )を 策 定 し 同 計 画 に 従 って それぞれ 各 年 度 の 防 衛 力 整 備 を 実 施 大 綱 及 び 中 期 防 は いずれも 安 全 保 障 会 議 における 審 議 決 定 を 経 て 閣 議 決 定 される 文 書 防 衛 計 画 の 大 綱 と 中 期 防 年 度 予 算 の 関 係 いわばストック 防 衛 力 の 在 り 方 と 保 有 すべき 防 衛 力 の 水 準 を 規 定 示 された 防 衛 力 の 水 準 の 達 成 いわば 中 期 的 なフロー 中 期 防 衛 力 整 備 計 画 5ヵ 年 間 の 経 費 の 総 額 (の 限 度 )と 主 要 装 備 の 整 備 数 量 を 明 示 予 算 となり 事 業 として 具 体 化 年 度 予 算 情 勢 等 を 踏 まえて 精 査 の 上 各 年 度 毎 に 必 要 な 経 費 を 計 上

平 成 25 年 度 の 防 衛 力 整 備 等 について( 抄 )( 平 成 25 年 1 月 25 日 安 全 保 障 会 議 決 定 閣 議 決 定 ) 日 米 同 盟 を 更 に 強 化 するとともに 現 下 の 状 況 に 即 応 して 我 が 国 の 防 衛 態 勢 を 強 化 してい く 観 点 から 22 大 綱 を 見 直 し 平 成 25 年 中 にその 結 論 を 得 る 23 中 期 防 は 廃 止 大 綱 の 見 直 しと 併 せて 検 討 の 上 必 要 な 措 置 を 講 じる ( 平 成 23 年 度 以 降 に 係 る 防 衛 計 画 の 大 綱 の 見 直 し 等 について) 平 成 23 年 度 以 降 に 係 る 防 衛 計 画 の 大 綱 ( 平 成 22 年 12 月 17 日 安 全 保 障 会 議 決 定 閣 議 決 定 以 下 現 大 綱 という )が 策 定 されて 以 降 我 が 国 周 辺 の 安 全 保 障 環 境 は 一 層 厳 し さを 増 している 北 朝 鮮 は 人 工 衛 星 と 称 するミサイルの 発 射 を 行 った また 中 国 は 我 が 国 領 海 侵 入 及 び 領 空 侵 犯 を 含 む 我 が 国 周 辺 海 空 域 における 活 動 を 急 速 に 拡 大 させている 一 方 米 国 は 新 たな 国 防 戦 略 指 針 の 下 アジア 太 平 洋 地 域 におけるプレゼンスを 強 調 し 我 が 国 を 含 む 同 盟 国 等 との 連 携 協 力 の 強 化 を 指 向 している なお 東 日 本 大 震 災 における 自 衛 隊 の 活 動 においても 対 応 が 求 められる 教 訓 が 得 られている このような 変 化 を 踏 まえ 日 米 同 盟 を 更 に 強 化 するとともに 現 下 の 状 況 に 即 応 して 我 が 国 の 防 衛 態 勢 を 強 化 していく 観 点 から 現 大 綱 を 見 直 し 自 衛 隊 が 求 められる 役 割 に 十 分 対 応 できる 実 効 的 な 防 衛 力 の 効 率 的 な 整 備 に 向 けて 取 り 組 むこととし 平 成 25 年 中 にその 結 論 を 得 ることとする また 中 期 防 衛 力 整 備 計 画 ( 平 成 23 年 度 ~ 平 成 27 年 度 ) ( 平 成 22 年 12 月 17 日 安 全 保 障 会 議 決 定 閣 議 決 定 )は これを 廃 止 することとし 今 後 の 中 期 的 な 防 衛 力 の 整 備 計 画 につ いては 現 大 綱 の 見 直 しと 併 せて 検 討 の 上 必 要 な 措 置 を 講 ずることとする

一 般 会 計 歳 出 予 算 における 防 衛 関 係 費 の 位 置 付 け 社 会 保 障 関 係 費 (29.1 兆 円 ) 国 債 費 (22.2 兆 円 ) 地 方 交 付 税 交 付 金 等 (16.4 兆 円 ) が 一 般 会 計 歳 出 全 体 の 約 7 割 強 防 衛 関 係 費 はそれ 以 外 の 予 算 の 中 で 文 教 および 科 学 振 興 関 係 費 公 共 事 業 関 係 費 と 並 び 主 要 な 規 模 を 占 めている 平 成 25 年 度 一 般 会 計 予 算 ( 単 位 : 億 円 ) 国 債 費 222,415 (24.0%) 利 払 費 等 99,027 (10.7%) 食 料 安 定 供 給 中 小 企 業 対 策 エネルギー 対 策 恩 給 経 済 協 力 その 他 の 事 項 経 費 予 備 費 10,539(1.1%) 1,811 (0.2%) 8,496 (0.9%) 5,045 (0.5%) 5,150 (0.6%) 59,931(6.5%) 3,500 (0.4%) その 他 94,472 (10.2%) 防 衛 47,538 (5.1%) 248,550 (26.8%) 債 務 償 還 費 123,388 (13.3%) 一 般 会 計 歳 出 総 額 926,115 (100%) 公 共 事 業 52,853 文 教 及 び (5.7%) 科 学 振 興 53,687 (5.8%) 社 会 保 障 291,224 (31.4%) 地 方 交 付 税 交 付 金 等 163,927 (17.7%) 基 礎 的 財 政 収 支 対 象 経 費 703,700 (76.0%) ( 注 ) 計 数 については それぞれ 四 捨 五 入 によっているので 端 数 において 合 計 とは 合 致 しないものがある

防 衛 関 係 費 の 構 造 防 衛 関 係 費 は 単 年 度 での 可 変 範 囲 が 小 さく 各 自 衛 隊 の 体 制 の 見 直 し 調 達 改 革 人 事 制 度 改 革 など 中 長 期 的 な 改 革 への 不 断 の 取 組 みが 重 要 25 年 度 歳 出 予 算 4 兆 7,538 億 円 ( 対 前 年 度 比 400 億 円 +0.8%) 人 件 糧 食 費 19,896 億 円 歳 出 化 経 費 17,149 億 円 人 件 費 糧 食 費 主 要 装 備 品 修 理 費 通 信 維 持 費 等 研 究 開 発 施 設 整 備 基 地 対 策 等 米 軍 再 編 SACO 関 係 費 19,570 億 円 326 億 円 6,048 億 円 8,032 億 円 1,267 億 円 1,265 億 円 536 億 円 一 般 物 件 費 10,493 億 円 装 備 品 の 維 持 費 等 4,084 億 円 修 理 費 教 育 訓 練 費 等 油 購 入 費 基 地 対 策 経 費 等 4,009 億 円 在 日 米 軍 駐 留 経 費 負 担 施 設 の 借 料 補 償 経 費 等 周 辺 環 境 整 備 住 宅 防 音 米 軍 再 編 SACO 関 係 経 費 198 億 円 米 軍 再 編 ( 地 元 負 担 軽 減 分 ) SACO その 他 2,202 億 円 装 備 品 等 購 入 費 等 研 究 開 発 費 その 他 ( 電 子 計 算 機 等 借 料 等 ) 1,619 億 円 1,467 億 円 999 億 円 1,691 億 円 1,317 億 円 573 億 円 428 億 円 149 億 円 49 億 円 411 億 円 275 億 円 1,516 億 円 25 年 度 新 規 後 年 度 負 担 1 兆 7,299 億 円 ( 対 前 年 度 比 +46 億 円 +0.3%) ( 注 1)このほか 東 日 本 大 震 災 復 興 特 別 会 計 に1,252 億 円 の 計 上 がある ( 注 2) 対 前 年 度 比 はXバンドレーダー 関 係 経 費 1,224 億 円 を 除 いたものである

防 衛 関 係 費 と 後 年 度 負 担 装 備 品 の 調 達 等 は 複 数 年 度 にまたがるものが 多 く 複 数 年 度 にわたる 契 約 を 行 い 当 該 年 度 のみならず 将 来 の 支 払 いにもコミットすることになる 単 年 度 の 歳 出 予 算 のみならず 新 規 契 約 分 の 後 年 度 負 担 についても 注 視 することが 必 要

所 要 額 防 衛 装 備 品 のライフサイクルでのコストの 推 移 個 々の 防 衛 装 備 品 のコストの 推 移 (イメージ) オ 近 ー 代 バ 化 ー 維 改 ホ 持 修 ー 開 ル 修 発 理 調 廃 達 棄 年 数 計 画 的 着 実 に 防 衛 力 整 備 を 図 る 場 合 次 世 代 装 備 の 開 発 調 達 防 衛 装 備 品 は 調 達 後 日 常 的 な 維 持 修 理 オーバーホール 近 代 化 のための 改 修 廃 棄 次 世 代 装 備 への 転 換 などのコストが 必 要 となり これをライフサイク ルで 見 ると 左 図 のような 波 状 のイメージとなる 急 激 に 防 衛 力 整 備 を 図 る 場 合 計 画 的 着 実 に 防 衛 力 整 備 を 図 る 場 合 には ミク ロでのコストの 波 が 平 準 化 され 防 衛 関 係 予 算 全 体 の 推 移 はスムーズなものとなる 急 激 に 防 衛 力 整 備 を 図 る 場 合 には ミクロでのコ ストの 波 が 増 幅 され 将 来 の 一 定 の 時 期 ( 下 図 A B)において 防 衛 関 係 予 算 が 硬 直 化 全 体 の 防 衛 関 係 予 算 の 推 移 全 体 の 防 衛 関 係 予 算 の 推 移 A B 所 要 額 所 要 額 年 数 年 数

防 衛 関 係 費 の 使 途 別 分 類 防 衛 関 係 費 は 大 きく2 種 類 の 経 費 に 区 分 できる 自 衛 隊 の 運 用 や 防 衛 力 整 備 に 関 係 する 経 費 ( 人 件 糧 食 費 装 備 品 等 購 入 費 等 ) 基 地 対 策 等 の 推 進 等 に 関 する 経 費 ( 基 地 対 策 経 費 SACO 関 係 経 費 米 軍 再 編 関 係 経 費 ) 自 衛 隊 の 運 用 や 防 衛 力 整 備 に 関 係 する 経 費 が 大 半 を 占 める 一 方 基 地 対 策 等 の 推 進 等 に 関 する 経 費 も 防 衛 関 係 費 の10% 以 上 を 占 めている 基 地 対 策 等 の 推 進 等 に 関 する 経 費 基 地 対 策 経 費 SACO 関 係 経 費 米 軍 再 編 関 係 経 費 ( 地 元 負 担 軽 減 部 分 ) 4,381 (9.2%) 88 (0.2%) 646 (1.4%) 5,115 11% 42,423 89% 自 衛 隊 の 運 用 や 防 衛 力 整 備 に 関 係 する 経 費 人 件 糧 食 費 装 備 品 等 購 入 費 研 究 開 発 費 施 設 整 備 費 維 持 費 等 ( 営 舎 費 被 服 費 訓 練 活 動 経 費 等 ) その 他 19,896 (41.9%) 7,442 (15.7%) 1,541 (3.2%) 950 (2.0%) 11,134 (23.4%) 1,460 (3.1%) ( 単 位 : 億 円 ) 平 成 25 年 度 防 衛 関 係 費 歳 出 予 算 総 額 4 兆 7,538 億 円

基 地 対 策 等 の 推 進 等 に 関 する 予 算 基 地 対 策 等 の 予 算 は 防 衛 施 設 の 安 定 的 運 用 を 図 る 観 点 から 措 置 されてきているが 個 々の 事 業 に 効 率 化 の 余 地 がないか 不 断 に 検 証 することが 重 要 表 1 例 えば 基 地 周 辺 対 策 の 一 環 として 1 防 衛 施 設 の 設 置 市 町 村 全 般 に 対 する 補 助 金 ( 民 生 安 定 助 成 事 業 ) 2 飛 行 場 演 習 場 などの 設 置 市 町 村 に 対 する 交 付 金 ( 特 定 防 衛 施 設 周 辺 整 備 調 整 交 付 金 ) があり 役 割 分 担 が 適 切 か ムダは 存 在 しないか などについて 検 討 が 必 要 表 2 また 米 軍 の 抑 止 力 を 維 持 しつつ 地 元 の 負 担 軽 減 を 図 るため SACO 米 軍 再 編 関 係 経 費 が 措 置 されてきて いる 26 年 度 については 岩 国 飛 行 場 への 空 母 艦 載 機 の 移 駐 等 の 大 きな 増 加 要 因 が 見 込 まれている 表 3 表 1 ( 単 位 : 億 円 ) 平 成 25 年 度 予 算 額 平 成 26 年 度 概 算 要 求 額 増 減 額 基 地 周 辺 対 策 経 費 1,200 1,230 30 在 日 米 軍 駐 留 経 費 負 担 (HNS) 1,860 1,873 13 施 設 の 借 料 補 償 経 費 等 1,321 1,349 28 合 計 4,381 4,452 71 表 2 基 地 周 辺 対 策 経 費 に 含 まれる 施 策 の 例 趣 旨 平 成 25 年 度 予 算 額 各 種 防 音 事 業 直 接 の 影 響 の 除 去 534 億 円 民 生 安 定 助 成 事 業 生 活 環 境 への 影 響 緩 和 等 198 億 円 特 定 防 衛 施 設 周 辺 整 備 調 整 交 付 金 生 活 環 境 への 影 響 緩 和 等 195 億 円 表 3 平 成 25 年 度 予 算 額 平 成 26 年 度 概 算 要 求 額 ( 単 位 : 億 円 ) SACO 米 軍 再 編 関 係 経 費 734 予 算 編 成 過 程 において 検 討 SACO 関 係 経 費 88 米 軍 や 地 元 との 調 整 を 要 することから 予 算 編 成 過 程 において 検 討 することとなっており 要 求 時 点 では 対 前 年 度 同 額 を 仮 置 き 米 軍 再 編 関 係 経 費 646 ただし 岩 国 飛 行 場 への 空 母 艦 載 機 の 移 駐 等 の 大 きな 増 加 要 因 が 見 込 まれる

防 衛 関 係 費 の 平 成 26 年 度 概 算 要 求 の 概 要 平 成 26 年 度 概 算 要 求 において 歳 出 予 算 は 概 算 要 求 基 準 に 基 づく 規 模 となっている 一 方 新 規 後 年 度 負 担 は 大 幅 な 増 となっている( 対 前 年 度 +28.4% 増 平 成 以 降 の 新 規 後 年 度 負 担 額 の 伸 びの 最 高 は 平 成 元 年 度 の+9.9%) また 三 自 衛 隊 とも 実 員 増 を 要 求 なお 高 高 度 滞 空 型 無 人 機 ティルトローター 機 などについて 調 査 費 を 要 求 平 成 26 年 度 概 算 要 求 歳 出 予 算 < 給 与 特 例 法 の 期 限 到 来 を 前 提 とした 人 件 費 の 増 が 主 な 増 要 因 > 平 成 25 年 度 予 算 対 前 年 度 増 減 額 平 成 26 年 度 概 算 要 求 対 前 年 度 増 減 額 防 衛 関 係 費 47,538 +400<+0.8%> 48,928 +1,390<+2.9%> 人 件 糧 食 費 19,896 806< 3.9%> 20,953 +1,057<+5.3%> 物 件 費 27,642 +1,206<+4.6%> 27,975 +333<+1.2%> 歳 出 化 経 費 17,149 +494<+3.0%> 17,786 +637<+3.7%> 一 般 物 件 費 10,493 +712<+7.3%> 10,189 305< 2.9%> 平 成 25 年 度 予 算 対 前 年 度 増 減 額 平 成 26 年 度 概 算 要 求 ( 単 位 : 億 円 ) ( 注 1)SACO 米 軍 再 編 関 係 経 費 を 含 む ( 注 2) 平 成 25 年 度 一 般 物 件 費 には 東 日 本 大 震 災 復 興 特 別 会 計 への 繰 入 れに 必 要 な 経 費 ( 平 成 25 年 度 :689 億 円 )を 含 むが 平 成 26 年 度 には 含 んでいない 新 規 後 年 度 負 担 < 装 備 品 航 空 機 の 購 入 費 等 の 要 求 による 大 幅 増 > ( 単 位 : 億 円 ) 対 前 年 度 増 減 額 新 規 後 年 度 負 担 16,517 155< 0.9%> 21,213 +4,696<+28.4%> ( 注 1)SACO 米 軍 再 編 関 係 経 費 を 除 く ( 注 2) 平 成 25 年 度 予 算 額 における 対 前 年 度 増 減 額 は 平 成 24 年 度 予 算 額 中 Xバンド 衛 星 通 信 の 整 備 運 営 事 業 に 係 る 経 費 1,224 億 円 を 除 いたもの 自 衛 官 の 実 員 増 要 求 < 三 自 衛 隊 とも 増 要 求 > 陸 自 海 自 空 自 3 自 衛 隊 計 実 員 増 要 求 +101 +212 +206 +519 ( 注 ) 別 途 陸 自 においては 看 護 学 生 の 身 分 変 更 による 70 がある

防 衛 力 の 在 り 方 検 討 に 関 する 中 間 報 告 について( 平 成 25 年 7 月 26 日 報 告 ) 防 衛 省 は 本 年 末 の 防 衛 大 綱 見 直 しに 向 け 防 衛 副 大 臣 を 委 員 長 とする 防 衛 力 の 在 り 方 検 討 のための 委 員 会 を 本 年 1 月 に 設 置 7 月 26 日 中 間 報 告 を 防 衛 省 として 取 りまとめ 報 告 書 の 概 要 1. 安 全 保 障 環 境 2. 我 が 国 自 身 の 努 力 3. 日 米 同 盟 の 強 化 の 方 向 性 4.アジア 太 平 洋 地 域 における 協 力 の 推 進 とグローバルな 安 全 保 障 環 境 の 安 定 化 への 取 組 中 間 報 告 における 財 政 に 関 連 する 主 な 記 述 5. 防 衛 力 の 在 り 方 6. 防 衛 力 の 能 力 発 揮 のための 基 盤 7. 防 衛 省 改 革 との 連 携 8. 留 意 事 項 これまでの 陸 海 空 自 衛 隊 の 枠 にとらわれず 統 合 運 用 の 観 点 から 自 衛 隊 全 体 の 機 能 能 力 に 着 目 して 評 価 を 行 い 防 衛 力 整 備 において 重 視 されるべき 機 能 能 力 を 導 出 すること を 目 的 としている これに 基 づいて 厳 しい 財 政 事 情 を 踏 まえ 今 後 の 防 衛 力 整 備 の 優 先 事 項 を 明 確 化 し 統 合 的 かつ 総 合 的 な 視 点 から 真 に 実 効 性 ある 防 衛 力 を 整 備 していく 引 き 続 き 大 綱 策 定 に 向 けて 当 該 能 力 評 価 について 早 急 に 作 業 を 完 成 させ 優 先 事 項 をより 明 確 化 した 上 で 新 たな 体 制 に 反 映 させる 人 事 施 策 の 検 討 を 深 化 させるため 精 強 性 を 確 保 する 観 点 から 処 遇 礼 遇 等 の 改 善 を 含 め 人 事 制 度 改 革 を 行 う 研 究 開 発 を 含 め 装 備 品 の 効 果 的 効 率 的 な 取 得 を 実 現 するため プロジェクトマネー ジャー(PM)の 下 での 組 織 横 断 的 な 枠 組 みである 統 合 プロジェクトチーム(IPT)を 活 用 し た 装 備 品 のライフサイクルを 通 じたプロジェクト 管 理 を 強 化 するとともに 長 期 契 約 による 効 率 化 企 業 のコストダウン インセンティブを 引 き 出 すための 制 度 の 更 なる 整 備 を 検 討 し ライフサイクルコストを 抑 制 して 費 用 対 効 果 を 高 める また 調 達 プロセスの 透 明 化 契 約 制 度 の 適 正 化 を 通 じ 装 備 品 の 厳 正 な 取 得 の 実 現 を 図 る

防 衛 力 整 備 と 防 衛 関 係 予 算 に 係 る 視 点 ( 視 点 1) 防 衛 関 係 予 算 は 安 全 保 障 環 境 の 変 化 や 財 政 事 情 の 悪 化 といった 情 勢 の 下 で どのように 推 移 しているか そのような 推 移 となっている 背 景 理 由 についてどのように 考 えるか ( 視 点 2) 同 じ 防 衛 関 係 予 算 であっても 効 率 的 な 活 用 を 図 ることで より 有 効 な 防 衛 力 整 備 につながるのではないか そのような 効 率 的 活 用 のための 課 題 にはどのようなものがあるか

我 が 国 の 周 辺 各 国 の 国 防 予 算 額 カザフスタン 2012 年 25 億 ドル 2000 年 以 降 154 億 ドル 中 国 2012 年 1,576 億 ドル 2000 年 以 降 11,845 億 ドル ロシア 2012 年 906 億 ドル 2000 年 以 降 7,459 億 ドル 韓 国 2012 年 315 億 ドル 2000 年 以 降 3,346 億 ドル パキスタン 2012 年 66 億 ドル 2000 年 以 降 766 億 ドル インド 2012 年 483 億 ドル 2000 年 以 降 4,944 億 ドル マレーシア 2012 年 47 億 ドル 2000 年 以 降 551 億 ドル シンガポール 2012 年 92 億 ドル 2000 年 以 降 1,116 億 ドル タイ 2012 年 53 億 ドル 2000 年 以 降 537 億 ドル ( 出 典 ) SIPRI Military Expenditure Database 米 国 防 省 公 表 資 料 等 インドネシア 2012 年 70 億 ドル 2000 年 以 降 514 億 ドル 台 湾 2012 年 105 億 ドル 2000 年 以 降 1,286 億 ドル フィリピン 2012 年 28 億 ドル 2000 年 以 降 318 億 ドル 日 本 2012 年 592 億 ドル 2000 年 以 降 7,833 億 ドル ベトナム 2012 年 34 億 ドル 2000 年 以 降 227 億 ドル オーストラリア 2012 年 256 億 ドル 2000 年 以 降 2,954 億 ドル 米 国 2012 年 6,688 億 ドル 2000 年 以 降 75,225 億 ドル

( 億 ドル) 7000 6000 5000 4000 3000 2000 1000 1151 0 99 285 5299 5176 米 国 強 制 歳 出 削 減 措 置 と 国 防 関 連 予 算 特 段 の 法 改 正 がなされない 限 り 2011 年 予 算 管 理 法 に 基 づく 強 制 歳 出 削 減 措 置 により 2013 年 度 以 降 の9 年 間 で 国 防 予 算 額 約 5000 億 ドルが 削 減 される 見 通 し 上 記 削 減 予 定 額 は 経 済 成 長 等 を 踏 まえた 予 算 のベースラインからの 削 減 幅 であり 議 会 予 算 局 の 見 通 しにおいて は 国 防 予 算 の 名 目 額 は 増 加 する 見 込 みとなっている 2012 年 1 月 の 国 防 総 省 における 演 説 において オバマ 大 統 領 はアジア 太 平 洋 地 域 における 国 防 費 を 削 減 しないことを 明 示 している 2012 年 度 ( 実 績 額 ) 2013 年 度 ( 予 算 額 ) 2014 年 度 ( 要 求 額 )と 米 国 の 国 防 予 算 が 削 減 される 見 込 みが 示 されてい るが その 主 要 因 として イラク アフガニスタンからの 撤 退 等 による 海 外 活 動 経 費 (OCO) 減 少 がある 2015 年 以 降 のOCOの 具 体 額 は 不 明 但 し 米 国 政 府 は 2013 年 度 から2022 年 度 におけるOCO 総 額 の 上 限 を4500 億 ドルとす る 等 歳 出 削 減 の 方 向 性 を 打 ち 出 している 参 考 強 制 歳 出 削 減 措 置 による 歳 出 削 減 の 推 移 とOCOの 推 移 872 794 海 外 活 動 経 費 (OCO) 強 制 歳 出 削 減 措 置 による 歳 出 削 減 額 強 制 歳 出 削 減 措 置 適 用 後 の 予 算 額 288 283 239 195 4981 5120 5231 5361 5491 オバマ 大 統 領 演 説 (2012 年 1 月 5 日 国 防 総 省 における 演 説 ) 急 速 に 変 化 する 世 界 の 中 で 戦 略 的 な 利 益 を 明 確 にするため また 今 後 10 年 間 の 国 防 の 優 先 順 位 及 び 支 出 を 導 き 出 すため 私 はこの 包 括 的 な 国 防 戦 略 の 見 直 しを 求 めた なぜなら 我 々の 軍 事 防 衛 予 算 の 規 模 と 構 造 は 戦 略 によって 動 かされなければ ならないのであって その 逆 ではないからだ 我 々は アジア 太 平 洋 地 域 における 米 国 のプレゼンスを 強 化 しており この 極 めて 重 要 な 地 域 に 係 る 費 用 については 予 算 の 削 減 を 行 わない 0 ( 年 度 ) 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 ( 出 典 ) 米 国 国 防 省 Fiscal Year 2014 Budget Request,(2013 年 4 月 5 月 ) 議 会 予 算 局 Sequestration Update Report August 2013 (2013 年 8 月 ) 等

( ド ル ) 700 600 500 400 300 200 100 ( 30 ) 25 20 15 10 5 0 0 2010 2010 629 17.6 598 663 626 16.6 2012 2013 497 24.9 25.1 22.9 2015 7,000 2010 10 2019 24,000 2013 2013 4 486 19.6 11,000 2011 5 590 23.0 592 23.5 2010, 2013 SIPRI Military Expenditure Database 15

一 般 会 計 の 主 要 な 経 費 の 規 模 の 推 移 ( 平 成 2 年 度 (1990 年 度 )を100とした 場 合 ) 冷 戦 終 結 時 期 であり 一 般 会 計 税 収 額 が 最 高 額 (60.1 兆 円 )となった 平 成 2 年 度 を 基 準 に 取 ると 社 会 保 障 関 係 費 を 除 く 主 要 な 経 費 の 中 で 防 衛 関 係 費 の 水 準 は 最 も 安 定 的 に 維 持 確 保 されている 一 方 例 えば 公 共 事 業 関 係 費 については 平 成 一 桁 年 度 に 大 幅 増 となるものの 平 成 13 年 度 以 降 急 減 するなど 振 幅 が 大 きくなっている 260 240 220 社 会 保 障 関 係 費 251 200 180 文 教 および 科 学 振 興 費 160 140 防 衛 関 係 費 120 100 114 106 105 80 60 地 方 交 付 税 交 付 金 等 公 共 事 業 関 係 費 85 ( 注 1) 当 初 予 算 ベース ( 注 2) 地 方 交 付 税 交 付 金 等 については 平 成 10 年 度 までは 地 方 交 付 税 交 付 金 のみ 平 成 11 年 度 以 降 は 地 方 特 例 交 付 金 も 含 む

一 般 会 計 の 主 要 な 経 費 の 規 模 の 推 移 ( 平 成 6 年 度 (1994 年 度 )を100とした 場 合 ) 特 例 公 債 発 行 再 開 時 の 平 成 6 年 度 を 基 準 に 取 ると 社 会 保 障 関 係 費 地 方 交 付 税 交 付 金 等 を 除 く 主 要 な 経 費 がマイナスとなる 中 防 衛 関 係 費 のみはプラス 250 200 150 100 地 方 交 付 税 交 付 金 等 防 衛 関 係 費 社 会 保 障 関 係 費 216 128 101 90 50 47 文 教 および 科 学 振 興 費 0 公 共 事 業 関 係 費 ( 注 1) 当 初 予 算 ベース ( 注 2) 地 方 交 付 税 交 付 金 等 については 平 成 10 年 度 までは 地 方 交 付 税 交 付 金 のみ 平 成 11 年 度 以 降 は 地 方 特 例 交 付 金 も 含 む

16 大 綱 以 降 の 防 衛 関 係 費 の 推 移 冷 戦 型 の 装 備 要 員 について 抜 本 的 に 見 直 すこととされた16 大 綱 以 降 防 衛 関 係 費 は SACO 米 軍 再 編 関 係 経 費 除 きでみれば 平 成 24 年 度 まで 減 少 したとの 指 摘 がなされることがある この 期 間 における 各 年 度 における 防 衛 関 係 費 の 対 前 年 度 減 少 割 合 の 平 均 は 0.55%となっており 減 少 局 面 においても 穏 やかな 変 化 率 とすることで 計 画 的 着 実 な 防 衛 力 整 備 を 可 能 としている 億 円 16 大 綱 以 降 平 成 24 年 度 までの 防 衛 関 係 費 の 推 移 50,000 48,297 47,903 47,815 47,426 47,028 46,826 46,625 46,453 40,000 期 間 中 の 対 前 年 度 減 少 割 合 の 平 均 : 0.55% 30,000 20,000 10,000 0 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 平 成 20 年 度 平 成 21 年 度 平 成 22 年 度 平 成 23 年 度 平 成 24 年 度 上 記 防 衛 関 係 費 は SACO 米 軍 再 編 関 係 経 費 除 きの 計 数

中 期 防 衛 力 整 備 計 画 における 防 衛 関 係 費 総 額 の 推 移 中 期 防 衛 力 整 備 計 画 ( 中 期 防 )においては 5か 年 の 経 費 の 総 額 を 示 している ( 兆 円 ) 27 25 23 21 19 22.17 24.23 25.16 23.64 23.39 17 18.40 15 61 中 期 防 03 中 期 防 08 中 期 防 13 中 期 防 17 中 期 防 23 中 期 防 上 記 防 衛 関 係 費 は SACO 米 軍 再 編 関 係 経 費 除 きの 計 数 03 中 期 防 08 中 期 防 17 中 期 防 は 見 直 し 後 の 総 額 を 示 している 13 中 期 防 及 び23 中 期 防 においては 将 来 の 予 見 し 難 い 事 象 への 対 応 等 特 に 必 要 と 認 められる 場 合 に 安 全 保 障 会 議 の 承 認 を 得 て 一 定 額 を 措 置 できる としている (いわゆる 調 整 枠 13 中 期 防 :1,500 億 円 23 中 期 防 :1,000 億 円 )

三 自 衛 隊 の 歳 出 額 物 件 費 比 率 の 推 移 防 衛 大 綱 が 策 定 されて 以 来 3 自 衛 隊 の 歳 出 額 や 物 件 費 の 比 率 は 大 きくは 変 動 していない ( 億 円 ) 40,000 三 自 衛 隊 の 歳 出 額 の 推 移 物 件 費 30,000 44 % 45 % 45 % 人 件 糧 食 費 陸 上 自 衛 隊 20,000 10,000 0 48 % 24 % 28 % 28 % 28 % 27 % 28 % 28 % 27 % 物 件 費 人 件 糧 食 費 物 件 費 人 件 糧 食 費 ( 年 度 ) 海 上 自 衛 隊 航 空 自 衛 隊 ( 億 円 ) 三 自 衛 隊 の 物 件 費 ( 歳 出 化 経 費 一 般 物 件 費 ( 活 動 経 費 ))の 推 移 20,000 20,000 15,000 15,000 10,000 10,000 5,000 0 5,000 0 2,728 3,174 3,112 4,073 29 % 35 % 2,759 2,725 3,094 2,949 2,887 2,668 3,848 4,356 24 2,214 2,267 1,711 主 要 装 備 品 等 618 % 1,730 789 948 35 33 36 991 36 % その 他 5,186 4,811 5,081 1,105 % % % 4,914 1,419 43 52 % 8 17 23 25 24 30 % 34 % 29 % 36 % 主 要 装 備 品 等 2,684 その 他 3,037 主 要 装 備 品 等 2,911 その 他 4,220 28 % 38 % 34 % ( 年 度 ) 陸 上 自 衛 隊 海 上 自 衛 隊 航 空 自 衛 隊

ロシアにおける 陸 上 戦 力 構 成 員 数 主 要 装 備 数 の 推 移 冷 戦 以 降 ロシアは 陸 軍 兵 力 や 主 要 装 備 数 を 大 きく 減 少 させている ロシアは 太 平 洋 艦 隊 の 戦 力 も 削 減 陸 上 戦 力 構 成 員 数 ( 単 位 : 万 人 ) 陸 上 主 要 装 備 品 数 ( 単 位 : 機 ) (ロシア(ソ 連 )) ( 参 考 : 日 本 ) (ロシア(ソ 連 )) ( 参 考 : 日 本 ) 160 140 120 100 80 60 40 20 0 120 100 80 60 40 140 98 平 成 3 年 28.5 18 16 14 12 10 15.6 70000 60000 50000 40000 30000 20000 10000 54400 64200 2800 5436 20 21 2 0 14 1 7 8 0 潜 水 艦 空 母 巡 洋 艦 駆 逐 艦 ( 出 典 )ミリタリーバランス(1991-92, 2013) 15.1 ( 参 考 )ロシア(ソ 連 ) 太 平 洋 艦 隊 主 要 装 備 品 数 ( 単 位 : 隻 ) 平 成 3 年 平 成 25 年 平 成 25 年 8 6 4 2 0 平 成 3 年 平 成 25 年 0 平 成 3 年 平 成 25 年 戦 車 数 火 砲 数 2500 2000 1500 1000 500 0 平 成 3 年 1200 平 成 25 年 777 戦 車 数 2349 1776 火 砲 数 ( 注 1) 火 砲 数 に 含 まれるもののう ち 主 なものは 榴 弾 砲 迫 撃 砲 (ともに 索 引 式 か 自 走 式 かは 問 わない) ( 注 2)ロシアが 保 有 している 戦 車 には 保 管 中 の 戦 車 は 含 まな い

英 国 ドイツにおける 冷 戦 型 装 備 の 動 向 英 国 ドイツにおいては 冷 戦 後 戦 車 数 火 砲 数 の 削 減 を 着 実 に 実 現 英 国 ドイツ 1400 1200 1000 800 600 400 200 0 1318 戦 車 数 火 砲 数 ( 榴 弾 砲 迫 撃 砲 等 ) 1262 AS90:89 台 877 AS90:178 台 621 386 227 1992 2010 2013 8000 7000 6000 5000 4000 3000 2000 1000 0 戦 車 数 7090 火 砲 数 ( 榴 弾 砲 迫 撃 砲 等 ) 4592 1385 1201 322 272 1992 2010 2013 2013 年 現 在 2010 年 比 で チャレンジャー2( 戦 車 ) 保 有 数 : 約 41 % 削 減 (386 227) AS90 自 走 榴 弾 砲 保 有 数 : 50% 削 減 (178 89) 2013 年 現 在 2010 年 比 で レオポルド2( 戦 車 ) 保 有 数 : 約 76% 削 減 (1385 322) 火 砲 保 有 数 : 約 77% 削 減 (1201 272) 中 期 的 目 標 国 家 安 全 保 障 戦 略 (NSS)の 目 標 を 達 成 するための 方 策 手 段 を 規 定 する 戦 略 防 衛 安 全 保 障 見 直 し (SDSR)(2010 年 10 月 )において 2020 年 台 における 戦 車 自 走 榴 弾 砲 の 保 有 数 の 大 幅 な 削 減 を 掲 げている 中 期 的 目 標 国 防 政 策 の 指 針 を 踏 まえた 軍 改 革 の 一 環 として 不 要 な 装 備 の 縮 減 を 含 む 装 備 の 重 点 化 を 行 うことを 表 明 (2013 年 3 月 ) 例 えば レオポルド2( 戦 車 )の 保 有 数 を 更 に225 機 まで 削 減 することを 表 明 している ( 出 典 )ミリタリーバランス(1992-93, 2010, 2013)

輸 送 用 途 を 有 する 航 空 機 の 保 有 状 況 と 要 求 概 要 現 在 各 自 衛 隊 において 各 種 の 輸 送 用 途 を 有 する 航 空 機 を 保 有 統 合 運 用 の 観 点 から 輸 送 用 途 を 有 する 航 空 機 の 在 り 方 について 横 断 的 に 整 理 を 行 い 効 率 化 の 取 組 を 進 め ることが 重 要 UH-1J( 陸 上 自 衛 隊 ) UH-60J( 航 空 自 衛 隊 ) UH-60JA( 陸 上 自 衛 隊 ) 輸 送 乗 員 数 2 名 +11 名 25 年 度 末 保 有 数 134 機 26 年 度 要 求 - 輸 送 乗 員 数 5 名 25 年 度 末 保 有 数 36 機 26 年 度 要 求 3 機 輸 送 乗 員 数 2 名 +12 名 25 年 度 末 保 有 数 36 機 26 年 度 要 求 1 機 CH-47J( 陸 上 自 衛 隊 航 空 自 衛 隊 ) CH-47JA( 陸 上 自 衛 隊 ) ティルトローター 機 輸 送 乗 員 数 3 名 +55 名 輸 送 乗 員 数 3 名 +55 名 輸 送 乗 員 数 24 名 ( ) 25 年 度 末 保 有 数 陸 :27 機 空 :15 機 25 年 度 末 保 有 数 28 機 25 年 度 末 保 有 数 - 26 年 度 要 求 勢 力 維 持 改 修 1 機 ( 陸 ) 26 年 度 要 求 2 機 26 年 度 要 求 調 査 費 1 億 円 V-22(オスプレイ)の 場 合 ( 出 典 ) 平 成 25 年 度 版 防 衛 白 書 平 成 26 年 度 概 算 要 求 の 概 要 ( 防 衛 省 ) 陸 上 自 衛 隊 HP 航 空 自 衛 隊 HP ボーイング 社 HP 等

人 事 制 度 改 革 の 検 討 の 方 向 性 現 状 とその 背 景 現 状 1 階 級 構 成 幹 部 准 曹 の 増 に 対 し 士 の 減 特 に 任 期 制 士 の 大 幅 減 2 年 齢 構 成 若 年 層 の 減 少 による 高 齢 化 平 均 年 齢 は4 歳 近 く 上 昇 背 景 自 衛 隊 の 任 務 の 多 様 化 国 際 化 等 により 人 的 構 成 において 熟 練 専 門 性 の 必 要 の 高 まり 少 子 化 高 学 歴 化 による 募 集 環 境 の 悪 化 に 対 し 任 期 制 士 から 非 任 期 制 士 へ 採 用 をシフト 産 業 構 造 の 変 化 などによる 厳 しい 再 就 職 環 境 検 討 の 方 向 性 1 精 強 性 の 確 保 若 さも 含 め 体 力 技 術 経 験 などを 総 合 して 精 強 性 の 確 保 について 検 討 すべき 2 階 級 構 成 と 年 齢 構 成 の 在 り 方 各 自 衛 隊 の 任 務 などの 特 性 を 踏 まえつつ 階 級 構 成 年 齢 構 成 の 在 り 方 について 検 討 すべき 3 人 事 施 策 の 在 り 方 1 2を 踏 まえ 以 下 の 点 について 検 討 すべき 中 途 退 職 の 在 り 方 退 職 自 衛 官 の 技 能 経 験 の 活 用 ( 再 任 用 等 ) 募 集 再 就 職 援 護 の 強 化

冷 戦 期 以 降 の 自 衛 官 の 年 度 末 現 員 の 構 成 割 合 の 変 化 定 員 平 成 3 年 度 274,652 定 員 27,480 平 成 3 年 度 240,266 平 成 24 年 度 224,526 定 員 平 成 24 年 度 247,172 ( 単 位 : 人 ) 幹 部 38,972 現 員 15,740 幹 部 43,048 <+4,076> 准 曹 128,663 准 曹 143,122 <+14,459> 全 体 の 規 模 が 縮 小 す る 中 でも 幹 部 曹 は 増 加 の 傾 向 士 72,631 任 期 制 自 衛 官 士 38,356 64,712 < 34,275> 任 期 制 自 衛 官 16,571 < 48,141> 非 任 期 計 175 554 非 任 期 計 207 955 平 均 年 齢 32.2 歳 平 均 年 齢 36.1 歳 (+3.9 歳 ) 士 の 減 少 特 に 任 期 制 士 の 減 少 が 著 しい

自 衛 官 年 齢 別 人 員 分 布 の 変 化 自 衛 隊 の 年 齢 構 成 英 国 陸 軍 の 年 齢 構 成 米 国 陸 軍 の 在 官 年 数 構 成 ( 年 齢 ) 63 61 59 57 55 53 幹 部 准 曹 士 平 成 3 年 平 均 年 齢 ( 全 体 )32.2 歳 ( 准 曹 )35.9 歳 ( 年 齢 ) ( 年 齢 ) ( 在 官 年 数 ) 63 40 61 幹 部 平 成 24 年 平 成 20 年 50 38 59 57 准 曹 士 平 均 年 齢 士 官 36 ( 全 体 )36.1 歳 准 曹 士 34 55 ( 准 曹 )38.1 歳 45-49 53 平 均 年 齢 ( 試 算 ) 32 平 成 19 年 幹 部 (11.0 年 ) 准 曹 (9.2 年 ) 士 (1.5 年 ) 51 51 30.5 歳 30 ( ) 書 は 平 均 在 官 年 数 49 47 49 47 40-44 28 26 45 45 24 43 41 39 37 35 43 41 39 37 35 35-39 30-34 22 20 18 16 33 33 14 31 29 31 29 25-29 12 10 27 27 8 25 23 21 19 17 15 0 千 人 2 千 人 4 千 人 6 千 人 8 千 人 10 千 人 12 千 人 14 千 人 25 20-24 23 21 19 17 18-19 15 0 千 人 2 千 人 4 千 人 6 千 人 8 千 人 10 千 人 12 千 人 14 千 人 0 万 人 1 万 人 2 万 人 3 万 人 4 万 人 5 万 人 6 4 3 2 1 0 万 人 5 万 人 10 万 人 15 万 人 20 万 人 25 万 人 30 万 人

防 衛 装 備 品 の 調 達 改 革 の 必 要 性 1 装 備 品 の 高 性 能 化 複 雑 化 に 伴 って 開 発 製 造 コストが 上 昇 し 装 備 品 の 取 得 単 価 を 押 し 上 げ 一 方 厳 しい 財 政 事 情 の 中 取 得 単 価 の 押 し 上 げは 調 達 数 量 の 減 少 を 招 来 調 達 数 量 の 減 少 は 更 なる 取 得 単 価 の 高 騰 を 招 くことから 企 業 の 事 業 性 は ますます 低 下 する 悪 循 環 の 傾 向 図 1 2 装 備 品 の 高 性 能 化 複 雑 化 は 維 持 整 備 コストも 押 し 上 げ 調 達 経 費 を 逆 転 図 2 図 1 装 備 品 の 高 価 格 化 ( 戦 車 ) 74 式 10 式 3.9 億 円 (2.6 倍 ) 10.1 億 円 ( 哨 戒 機 ) P-3C P-1 136 億 円 (1.4 倍 ) 193 億 円 ( 戦 闘 機 ) F-4 F-35 38 億 円 (4.6 倍 ) 173 億 円 調 達 数 量 の 減 少 戦 車 <74 式 10 式 > 約 53 両 約 13 両 哨 戒 機 <P-3C P-1> 約 5 機 約 2 機 戦 闘 機 <F4 F35> 11 機 3 機 戦 車 については 昭 和 62 年 度 ~ 平 成 元 年 度 と 平 成 23 年 度 ~ 平 成 25 年 度 の 平 均 調 達 数 量 を 比 較 哨 戒 機 については 昭 和 53 年 度 ~58 年 度 と 平 成 20 年 度 ~ 平 成 25 年 度 を 比 較 戦 闘 機 については 昭 和 51 年 度 ~52 年 度 と 平 成 24 年 度 ~ 平 成 25 年 度 を 比 較 図 2 装 備 品 の 整 備 維 持 経 費 の 増 加 平 成 元 年 契 約 額 整 備 維 持 経 費 1 兆 207 億 円 4,400 億 円 平 成 24 年 6,970 億 円 7,786 億 円 逆 転 契 約 額 とは 主 として 直 接 戦 闘 に 使 用 する 火 器 戦 車 戦 闘 機 護 衛 艦 などの 装 備 品 調 達 に 係 る 契 約 のための 経 費 整 備 維 持 経 費 とは 装 備 品 の 修 理 や 消 耗 品 の 代 価 及 び 役 務 費 などに 係 る 契 約 のための 経 費 を 示 す

装 備 品 等 の 調 達 効 率 化 に 係 る 施 策 について( 概 要 ) 平 成 25 年 8 月 総 合 取 得 改 革 推 進 委 員 会 公 表 資 料 から 抜 粋 Ⅰ 26 年 度 予 算 に 向 けた 装 備 品 等 の 調 達 効 率 化 の 取 組 み 1 維 持 整 備 方 法 の 見 直 し ( 縮 減 額 : 約 90 億 円 ) 2 装 備 品 のまとめ 買 い ( 縮 減 額 : 約 440 億 円 ) 3 民 生 品 の 使 用 仕 様 の 見 直 し ( 縮 減 額 : 約 110 億 円 ) Ⅱ 装 備 品 の 調 達 効 率 化 に 係 る 中 長 期 的 検 討 の 方 向 性 1 プロジェクト 管 理 の 強 化 による 装 備 品 の 費 用 対 効 果 の 向 上 ライフサイクルを 通 じたプロジェクト 管 理 の 強 化 2 契 約 方 式 の 改 善 多 様 化 による 企 業 努 力 へのインセンティブ 向 上 原 価 積 み 上 げ 方 式 の 見 直 し( 適 正 な 調 達 価 格 の 設 定 ) 複 数 年 度 一 括 調 達 等 の 推 進 ( 長 期 契 約 の 導 入 を 含 む) JV 型 等 の 最 適 な 受 注 体 制 の 構 築 を 可 能 とする 企 業 選 定 方 式 の 検 討 ( JV:ジョイント ベンチャー) 3 即 応 性 対 処 能 力 の 向 上 に 向 けたロジスティックス 改 革 民 間 能 力 の 有 効 活 用 等 による 装 備 品 の 可 動 率 の 向 上 PFI/PBL 活 用 の 拡 大 深 化 による 自 衛 隊 活 動 支 援 4 国 際 的 な 装 備 技 術 協 力 等 を 通 じた 防 衛 生 産 技 術 基 盤 の 強 化 防 衛 生 産 技 術 基 盤 戦 略 の 策 定 国 際 的 な 装 備 技 術 協 力 の 促 進 円 滑 化

調 達 改 革 に 関 するさらなる 問 題 提 起 1 装 備 品 のライフサイクルコスト(LCC) 管 理 プロジェクト 管 理 の 強 化 LCC 管 理 の 体 制 を 早 期 に 確 立 し 管 理 対 象 品 目 の 拡 大 を 図 るべき LCCをより 精 緻 に 見 積 もるとともに 実 績 との 乖 離 を 客 観 的 にわかりやすくする 手 法 を 早 期 に 確 立 すべき プロジェクトの 進 行 中 に 当 初 の 見 積 りから 実 績 が 上 振 れた 場 合 に プロジェクトの 打 ち 切 りも 含 めた 見 直 しを 義 務 付 ける 仕 組 みを 導 入 すべき 2 開 発 調 達 の 在 り 方 と 国 内 の 防 衛 生 産 技 術 基 盤 との 関 係 装 備 品 の 国 内 開 発 生 産 を 行 う 場 合 単 価 が 上 昇 する 傾 向 にあり 初 度 費 も 発 生 する 一 方 で 防 衛 生 産 技 術 基 盤 の 維 持 強 化 といったメリットも このようなメリットがコストに 見 合 っ たものかどうかという 検 討 が 必 要 ではないか 欧 米 諸 国 では 開 発 生 産 コストの 高 騰 に 対 応 するため 共 同 開 発 生 産 を 推 進 する 流 れに ある 日 本 も F-35A 取 得 の 経 験 を 踏 まえ 防 衛 生 産 技 術 基 盤 の 維 持 強 化 装 備 品 のコスト 削 減 等 の 視 点 から 国 際 共 同 開 発 に 積 極 的 に 参 加 すべき 3 装 備 品 の 維 持 整 備 費 の 予 算 と 実 態 の 乖 離 の 是 正 について 予 算 執 行 調 査 において 一 部 の 機 種 の 飛 行 時 間 関 連 経 費 に 予 算 と 執 行 との 乖 離 があるこ とが 判 明 し 平 成 26 年 度 要 求 においては 予 算 と 執 行 の 乖 離 を 是 正 することを 通 じて 飛 行 時 間 の 増 加 と 要 求 金 額 の 対 前 年 度 比 での 減 額 を 実 現 このような 取 組 になぞらえ 例 えば 維 持 部 品 の 消 費 実 績 を 精 緻 に 把 握 し 予 算 要 求 への 反 映 状 況 を 検 証 することにより 装 備 品 の 維 持 整 備 費 用 の 効 率 化 を 図 ることが 可 能 ではないか

参 考 資 料 ( 防 衛 関 係 費 )

我 が 国 周 辺 の 安 全 保 障 環 境 (2010 年 以 降 ) (13 年 10 月 1 日 現 在 ) 中 国 軍 事 力 水 上 艦 艇 潜 水 艦 等 の 増 強 空 母 遼 寧 の 就 役 (12 年 9 月 ) 第 4 世 代 戦 闘 機 の 増 強 次 世 代 ステルス 戦 闘 機 の 開 発 との 指 摘 中 国 による 我 が 国 近 海 など における 活 動 中 国 公 船 が 尖 閣 諸 島 周 辺 の 我 が 国 領 海 に 侵 入 (08 年 12 月 ~) 中 国 海 監 所 属 固 定 翼 機 が 尖 閣 諸 島 の 領 空 を 侵 犯 (12 年 12 月 ) 東 シナ 海 においてジャンウェイⅡ 級 フリゲートが 海 自 護 衛 艦 に 対 し 火 器 管 制 レーダーを 照 射 (13 年 1 月 ) 中 国 海 軍 による 太 平 洋 への 進 出 中 国 海 軍 艦 艇 が 宗 谷 海 峡 を 航 行 (13 年 7 月 ) 中 国 海 軍 艦 艇 が 大 隅 海 峡 を 航 行 (12 年 4 月 6 月 13 年 6 月 ) 中 国 軍 機 が 沖 縄 本 島 と 宮 古 島 の 間 を 通 過 する 飛 行 (13 年 7 月 9 月 ) 中 国 海 軍 の 駆 逐 艦 等 が 仲 ノ 神 島 と 与 那 国 島 の 間 を 航 行 (12 年 10 月 12 月 13 年 5 月 ) 朝 鮮 半 島 情 勢 韓 国 海 軍 哨 戒 艦 天 安 沈 没 事 件 (10 年 3 月 ) 北 朝 鮮 による 韓 国 延 坪 島 砲 撃 事 件 (10 年 11 月 ) 人 工 衛 星 と 称 するミサ イル 発 射 (12 年 4 月 12 月 ) 核 実 験 実 施 (13 年 2 月 ) 尖 閣 諸 島 竹 島 問 題 潜 没 潜 水 艦 による 我 が 国 接 続 水 域 内 の 航 行 (13 年 5 月 ) 沖 ノ 鳥 島 グアム 島 極 東 ロシア 軍 による 活 動 大 規 模 演 習 ヴォストーク2010 (10 年 6~7 月 ) 東 部 軍 管 区 における 大 規 模 演 習 (11 年 9 月 ) 露 海 軍 による 大 規 模 演 習 (12 年 6~7 月 ) 露 軍 航 空 機 による 我 が 国 領 空 侵 犯 (13 年 2 月 ) 露 爆 撃 機 が 日 本 周 辺 を 一 周 する 形 で 我 が 国 領 空 近 くを 飛 行 (11 年 9 月 13 年 3 月 ) 東 部 軍 管 区 における 抜 き 打 ち 検 閲 (13 年 7 月 ) 露 軍 艦 艇 20 隻 以 上 が 宗 谷 海 峡 を 航 行 (11 年 9 月 12 年 7 月 13 年 7 月 )

防 衛 計 画 の 大 綱 の 変 遷 51 大 綱 19 年 背 景 東 西 冷 戦 は 継 続 するが 緊 張 緩 和 の 国 際 情 勢 我 が 国 周 辺 は 米 中 ソの 均 衡 が 成 立 国 民 に 対 し 防 衛 力 の 目 標 を 示 す 必 要 性 基 本 的 考 え 方 基 盤 的 防 衛 力 構 想 我 が 国 に 対 する 軍 事 的 脅 威 に 直 接 対 抗 するよりも 自 らが 力 の 空 白 となって 我 が 国 周 辺 地 域 における 不 安 定 要 因 とならない よう 独 立 国 としての 必 要 最 小 限 の 基 盤 的 な 防 衛 力 を 保 有 07 大 綱 9 年 背 景 東 西 冷 戦 の 終 結 不 透 明 不 確 実 な 要 素 がある 国 際 情 勢 国 際 貢 献 等 への 国 民 の 期 待 の 高 まり 基 本 的 考 え 方 基 盤 的 防 衛 力 構 想 を 基 本 的 に 踏 襲 防 衛 力 の 役 割 として 我 が 国 の 防 衛 に 加 え 大 規 模 災 害 等 各 種 の 事 態 への 対 応 及 び より 安 定 した 安 全 保 障 環 境 の 構 築 への 貢 献 を 追 加 16 大 綱 6 年 背 景 国 際 テロや 弾 道 ミサイル 等 の 新 たな 脅 威 世 界 の 平 和 が 日 本 の 平 和 に 直 結 する 状 況 抑 止 重 視 から 対 処 重 視 に 転 換 する 必 要 性 基 本 的 考 え 方 新 たな 脅 威 や 多 様 な 事 態 に 実 効 的 に 対 応 するとともに 国 際 平 和 協 力 活 動 に 主 体 的 かつ 積 極 的 に 取 り 組 み 得 るものとすべ く 多 機 能 で 弾 力 的 な 実 効 性 のあるもの 基 盤 的 防 衛 力 構 想 の 有 効 な 部 分 は 継 承 22 大 綱 背 景 グローバルなパワーバランスの 変 化 複 雑 さを 増 す 我 が 国 周 辺 の 軍 事 情 勢 国 際 社 会 における 軍 事 力 の 役 割 の 多 様 化 基 本 的 考 え 方 動 的 防 衛 力 の 構 築 ( 基 盤 的 防 衛 力 構 想 にはよらず) 各 種 事 態 に 対 して 実 効 的 な 抑 止 対 処 を 可 能 とし アジア 太 平 洋 地 域 の 安 保 環 境 の 安 定 化 グローバルな 安 保 環 境 の 改 善 のための 活 動 を 能 動 的 に 行 い 得 る 防 衛 力

陸 上 自 衛 隊 海 上 自 衛 隊 航 空 自 衛 隊 51 大 綱 07 大 綱 16 大 綱 22 大 綱 編 成 定 数 18 万 人 16 万 人 15 万 5 千 人 15 万 4 千 人 常 備 自 衛 官 定 員 14 万 5 千 人 14 万 8 千 人 14 万 7 千 人 即 応 予 備 自 衛 官 員 数 1 万 5 千 人 7 千 人 7 千 人 基 幹 部 隊 主 要 装 備 基 幹 部 隊 主 要 装 備 基 幹 部 隊 主 要 装 備 弾 道 ミサイル 防 衛 にも 使 用 し 得 る 主 要 装 備 基 幹 部 隊 区 分 平 素 地 域 配 備 する 部 隊 ( 旧 平 時 地 域 配 備 する 部 隊 ) 機 動 運 用 部 隊 防 衛 計 画 の 大 綱 に 定 める 自 衛 隊 の 体 制 12 個 師 団 8 個 師 団 8 個 師 団 8 個 師 団 2 個 混 成 団 6 個 旅 団 6 個 旅 団 6 個 旅 団 1 個 機 甲 師 団 1 個 機 甲 師 団 1 個 機 甲 師 団 中 央 即 応 集 団 1 個 特 科 団 1 個 空 挺 団 1 個 空 挺 団 1 個 教 導 団 中 央 即 応 集 団 1 個 機 甲 師 団 1 個 ヘリコプター 団 1 個 ヘリコプター 団 地 対 空 誘 導 弾 部 隊 8 個 高 射 特 科 群 8 個 高 射 特 科 群 8 個 高 射 特 科 群 7 個 高 射 特 科 群 / 連 隊 戦 車 約 900 両 約 600 両 約 400 両 火 砲 ( 旧 主 要 特 科 装 備 ) 約 900 門 / 両 約 600 門 / 両 約 400 門 / 両 護 衛 艦 部 隊 ( 機 動 運 用 ) 4 個 護 衛 隊 群 4 個 護 衛 隊 群 4 個 護 衛 隊 群 (8 個 隊 ) 4 個 護 衛 隊 群 (8 個 隊 ) 4 個 護 衛 隊 護 衛 艦 部 隊 ( 地 方 隊 ) 10 個 隊 7 個 隊 [ 地 域 配 備 ] 5 個 隊 潜 水 艦 部 隊 6 個 隊 6 個 隊 4 個 隊 6 個 隊 掃 海 部 隊 2 個 掃 海 隊 群 1 個 掃 海 隊 群 1 個 掃 海 隊 群 1 個 掃 海 隊 群 陸 上 哨 戒 機 部 隊 16 個 隊 13 個 隊 [ 哨 戒 機 部 隊 ] 9 個 隊 [ 哨 戒 機 部 隊 ] 9 個 隊 護 衛 艦 約 60 隻 約 50 隻 47 隻 48 隻 潜 水 艦 16 隻 16 隻 16 隻 22 隻 作 戦 用 航 空 機 約 220 機 約 170 機 約 150 機 約 150 機 航 空 警 戒 管 制 部 隊 28 個 警 戒 群 8 個 警 戒 群 8 個 警 戒 群 4 個 警 戒 群 20 個 警 戒 隊 20 個 警 戒 隊 24 個 警 戒 隊 1 個 飛 行 隊 1 個 飛 行 隊 1 個 警 戒 航 空 隊 (2 個 飛 行 隊 ) 1 個 警 戒 航 空 隊 (2 個 飛 行 隊 ) 戦 闘 機 部 隊 12 個 飛 行 隊 12 個 飛 行 隊 要 撃 戦 闘 機 部 隊 10 個 飛 行 隊 9 個 飛 行 隊 支 援 戦 闘 機 部 隊 3 個 飛 行 隊 3 個 飛 行 隊 航 空 偵 察 部 隊 1 個 飛 行 隊 1 個 飛 行 隊 1 個 飛 行 隊 1 個 飛 行 隊 航 空 輸 送 部 隊 3 個 飛 行 隊 3 個 飛 行 隊 3 個 飛 行 隊 3 個 飛 行 隊 空 中 給 油 輸 送 部 隊 1 個 飛 行 隊 1 個 飛 行 隊 地 対 空 誘 導 弾 部 隊 6 個 高 射 群 6 個 高 射 群 6 個 高 射 群 6 個 高 射 群 作 戦 用 航 空 機 約 430 機 約 400 機 約 350 機 約 340 機 うち 戦 闘 機 約 350 機 約 300 機 約 260 機 約 260 機 イーシ ス システム 搭 載 護 衛 艦 4 隻 6 隻 航 空 警 戒 管 制 部 隊 7 個 警 戒 群 11 個 警 戒 群 / 隊 4 個 警 戒 隊 地 対 空 誘 導 弾 部 隊 3 個 高 射 群 6 個 高 射 群 注 1: 弾 道 ミサイル 防 衛 にも 使 用 し 得 る 主 要 装 備 基 幹 部 隊 は 海 上 自 衛 隊 の 主 要 装 備 又 は 航 空 自 衛 隊 の 基 幹 部 隊 の 内 数 注 2: 弾 道 ミサイル 防 衛 機 能 を 備 えたイージス システム 搭 載 護 衛 艦 については 弾 道 ミサイル 防 衛 関 連 技 術 の 進 展 財 政 事 情 等 を 踏 まえ 別 途 定 める 場 合 には 上 記 の 護 衛 艦 隻 数 の 範 囲 内 で 追 加 的 な 整 備 を 行 い 得 るものとする

中 期 防 衛 力 整 備 計 画 の 推 移 51 大 綱 07 大 綱 ( S51.10.29 閣 議 決 定 ) (H7.11.28 閣 議 決 定 ) 16 大 綱 (H16.12.10 閣 議 決 定 ) 22 大 綱 (H22.12.17 閣 議 決 定 ) 61 中 期 防 03 中 期 防 08 中 期 防 13 中 期 防 17 中 期 防 (S60. 9.18 閣 議 決 定 ) (H2.12.20 閣 議 決 定 ) (H7.12.15 閣 議 決 定 ) (H12.12.15 閣 議 決 定 ) (H16.12.10 閣 議 決 定 ) 23 中 期 防 (H22.12.17 閣 議 決 定 ) 対 象 : S61 - H2 年 度 対 象 : H3 - H7 年 度 対 象 : H8 - H12 年 度 対 象 : H13 - H17 年 度 対 象 : H17 - H21 年 度 対 象 : H23 - H27 年 度 総 額 : 18 兆 4,000 億 円 総 額 : 22 兆 7,500 億 円 総 額 : 25 兆 1,500 億 円 総 額 : 25 兆 1,600 億 円 総 額 : 24 兆 2,400 億 円 総 額 : 23 兆 4,900 億 円 ( 伸 率 +5.4%) ( 伸 率 +3.0%) ( 伸 率 +2.1%) ( 調 整 枠 を 含 む) ( 伸 率 +0.7%) ( 伸 率 0.2%) ( 調 整 枠 を 含 む) ( 伸 率 +0.11%) 内 容 : 戦 車 246 両 内 容 : 戦 車 132 両 内 容 : 戦 車 96 両 内 枠 : 25 兆 100 億 円 内 容 : 戦 車 49 両 内 枠 : 23 兆 3,900 億 円 護 衛 艦 9 隻 護 衛 艦 10 隻 護 衛 艦 8 隻 ( 予 算 編 成 上 の 上 限 )( 伸 率 +0.5%) 護 衛 艦 5 隻 ( 予 算 編 成 上 の 上 限 ) ( 伸 率 0.03%) 戦 闘 機 63 機 戦 闘 機 42 機 戦 闘 機 51 機 内 容 : 戦 車 91 両 戦 闘 機 55 機 内 容 : 戦 車 68 両 護 衛 艦 5 隻 B イーシ ス 3 隻 護 衛 艦 3 隻 M 戦 闘 機 59 機 D PAC3 2 個 群 戦 闘 機 28 機 B イーシ ス 2 隻 M D PAC3 1 個 高 射 隊 中 期 防 修 正 中 期 見 直 し 中 期 見 直 し 中 期 防 廃 止 (H4.12.18 閣 議 決 定 ) (H9.12.19 閣 議 決 定 ) (H20.12.20 閣 議 決 定 ) (H25.1.25 閣 議 決 定 ) 総 額 5,800 億 円 総 額 9,200 億 円 戦 車 24 両 戦 車 6 両 護 衛 艦 2 隻 護 衛 艦 1 隻 戦 闘 機 13 機 戦 闘 機 2 機 総 額 6,000 億 円 戦 車 ± 0 両 護 衛 艦 ± 0 隻 戦 闘 機 + 11 機 B M D ± 0 米 軍 再 編 に 別 途 900 億 円 ( 注 1)08 中 期 防 17 中 期 防 は 総 額 とは 別 に 調 整 枠 (08 中 期 防 :1,100 億 円 17 中 期 防 :1,000 億 円 )が 設 けられている ( 注 2)13 中 期 防 17 中 期 防 現 中 期 防 の 戦 闘 機 には 戦 闘 機 (F-15) 近 代 化 改 修 を 含 む

26 年 度 防 衛 予 算 ( 概 算 要 求 )の 主 な 事 業 について 防 衛 省 作 成 資 料 防 衛 力 の 在 り 方 検 討 に 関 する 中 間 報 告 に 南 西 地 域 をはじめとする 我 が 国 の 防 衛 態 勢 を 強 化 するための 重 要 課 題 として 例 示 された 警 戒 監 視 能 力 の 強 化 島 嶼 部 に 対 する 攻 撃 への 対 応 ( 水 陸 両 用 機 能 ) 弾 道 ミサイル 攻 撃 への 対 応 等 を 重 視 し 防 衛 力 を 整 備 警 戒 監 視 能 力 の 強 化 等 警 戒 航 空 隊 の 改 編 早 期 警 戒 機 (E-2C) 部 隊 を 沖 縄 ( 那 覇 )に 新 編 早 期 警 戒 機 (E-2C) 早 期 警 戒 機 の 導 入 に 向 けた 検 討 平 成 27 年 度 の 取 得 を 目 指 し 新 たな 早 期 警 戒 機 の 導 入 に 向 けた 性 能 運 用 方 法 等 に 関 する 検 討 を 実 施 (4 百 万 円 ) 高 高 度 滞 空 型 無 人 機 の 導 入 に 向 けた 検 討 平 成 27 年 度 の 取 得 を 目 指 し 高 高 度 滞 空 型 無 人 機 の 性 能 情 報 等 の 検 討 を 実 施 (2 億 円 ) 艦 艇 航 空 機 の 取 得 護 衛 艦 (1 隻 :733 億 円 ) 潜 水 艦 (1 隻 :513 億 円 ) 固 定 翼 哨 戒 機 (P-1)(4 機 :773 億 円 ) 戦 闘 機 (F- 35A)(4 機 :693 億 円 ) 輸 送 機 (C-2)(3 機 :606 億 円 )をはじめとする 各 種 装 備 品 を 取 得 島 嶼 部 に 対 する 攻 撃 への 対 応 等 水 陸 両 用 準 備 隊 ( 仮 称 )の 編 成 等 水 陸 両 用 部 隊 新 編 に 向 けた 水 陸 両 用 準 備 隊 ( 仮 称 ) の 編 成 教 育 訓 練 基 盤 の 整 備 (15 億 円 ) 水 陸 両 用 車 の 購 入 (2 両 :13 億 円 ) 等 を 実 施 水 陸 両 用 車 ティルトローター 機 導 入 に 向 けた 検 討 平 成 27 年 度 の 取 得 を 目 指 し ティルトローター 機 の 性 能 情 報 や 導 入 した 場 合 の 運 用 要 領 など に 係 る 検 討 を 実 施 (1 億 円 ) 弾 道 ミサイル 攻 撃 への 対 応 緊 急 脱 出 訓 練 用 装 置 ティルトローター 機 ( 写 真 はVー22 オスプレイ) そうりゅう 型 潜 水 艦 固 定 翼 哨 戒 機 (P-1) 次 期 戦 闘 機 (F-35A) あたご 型 イージス 艦 2 隻 のBMD 艦 化 改 修 の 継 続 (102 億 円 ) PAC-3ミサイルの 取 得 (113 億 円 ) BMD 用 能 力 向 上 型 迎 撃 ミサイル(SM-3BlockⅡA) の 日 米 共 同 開 発 (51 億 円 ) 市 ヶ 谷 基 地 へのPAC-3 展 開 基 盤 等 の 整 備 (17 億 円 )

アジア 太 平 洋 地 域 における 米 軍 のプレゼンスの 強 化 ( 米 軍 リバランス) 2011 年 11 月 オバマ 大 統 領 が 豪 州 議 会 において アジア 太 平 洋 地 域 におけるプレゼンス 及 び 任 務 を 最 優 先 と することを 明 言 海 軍 については2020 年 までに 戦 力 の60%を 配 置 する 見 込 みであり 今 後 数 年 で 空 母 1 隻 駆 逐 艦 4 隻 ズム ウォルト 級 新 型 駆 逐 艦 3 隻 沿 海 域 戦 闘 艦 10 隻 潜 水 艦 2 隻 を 太 平 洋 地 域 に 配 備 予 定 空 軍 については 海 外 戦 力 の60%を 太 平 洋 地 域 に 既 に 配 置 している 韓 国 予 算 削 減 にも 関 わらず 在 韓 米 陸 軍 の 現 有 戦 力 を 維 持 日 本 F22ラプターやF35 JSFの 配 置 MV22オスプレイ24 機 追 加 配 備 2 基 目 のTPY-2レーダー(いわゆ る Xバンドレーダー )の 設 置 を 含 むミサイル 防 衛 システムの 強 化 アラスカ 14 基 のGBI(ミサイル 防 衛 シス テム)の 追 加 的 配 備 マリアナ 諸 島 訓 練 のための 施 設 等 を 設 置 日 本 ハワイ グアム 海 兵 空 地 任 務 部 隊 の 設 立 フィリピン スービック 港 における 軍 艦 の ローテーション 配 置 を 強 化 グアム 西 太 平 洋 地 域 における 戦 略 ハブ 機 能 を 高 めるべく 9500 万 ドルを グアムの 軍 事 インフラに 投 資 4 隻 目 のバージニア 級 高 速 潜 水 艦 の 追 加 配 置 終 末 高 高 度 地 域 防 空 システム( 弾 道 ミサイル 防 衛 システム)の 導 入 によるミサイル 防 衛 能 力 の 強 化 シンガポール 最 大 4 隻 の 沿 海 域 戦 闘 艦 をロー テーション 配 置 オーストラリア 毎 年 2500 名 の 海 兵 隊 員 を 配 置 爆 撃 機 のローテーション 配 置 ( 注 )Google Mapを 使 用 ( 出 典 )2014 年 度 大 統 領 予 算 教 書 ホワイトハウスHP 米 国 国 防 省 HP 等

人 事 制 度 改 革 をめぐる 政 府 の 方 針 等 平 成 25 年 度 の 防 衛 力 整 備 等 について( 平 成 25 年 1 月 25 日 安 全 保 障 会 議 決 定 閣 議 決 定 ) ( 別 紙 ) 平 成 25 年 度 の 防 衛 予 算 の 編 成 の 準 拠 となる 方 針 Ⅵ 防 衛 力 の 能 力 発 揮 のための 基 盤 (4) 効 果 的 効 率 的 な 防 衛 力 整 備 厳 しい 財 政 事 情 を 踏 まえ 現 下 の 安 全 保 障 環 境 における 喫 緊 の 課 題 への 対 応 に 重 点 的 に 取 り 組 むとともに 精 強 性 向 上 の 観 点 から 自 衛 官 の 階 級 年 齢 構 成 の 適 正 化 など 人 的 資 源 の 効 果 的 な 活 用 を 図 るほか 装 備 品 等 の 効 率 的 な 取 得 のための 取 組 を 推 進 する 特 に ライフサイクルコストの 抑 制 を 徹 底 して 費 用 対 効 果 を 高 めるとともに 昨 年 の 調 達 に 係 る 不 適 切 な 事 案 を 踏 まえ 調 達 プロセスの 透 明 化 及 び 契 約 制 度 の 適 正 化 を 推 進 する 25 年 度 編 成 の 大 臣 折 衝 における 合 意 事 項 自 衛 官 の 実 員 数 については 大 綱 中 期 防 の 見 直 しにおいて 精 強 性 向 上 の 観 点 から 若 年 化 を 含 む 自 衛 官 の 階 級 年 齢 構 成 の 適 正 化 に 向 け た 抜 本 的 な 人 事 制 度 改 革 を 図 ることを 前 提 に 南 西 地 域 における 情 報 収 集 警 戒 監 視 や 安 全 保 障 に 万 全 を 期 すため 関 連 する 自 衛 隊 の 部 隊 に おいて 計 287 名 の 自 衛 官 の 実 員 を 増 員 するための 所 要 の 経 費 を 措 置 すること 経 済 財 政 運 営 と 改 革 の 基 本 方 針 ~ 脱 デフレ 経 済 再 生 ~( 平 成 25 年 6 月 14 日 閣 議 決 定 ) 第 2 章 強 い 日 本 強 い 経 済 豊 かで 安 全 安 心 な 生 活 の 実 現 5. 長 期 的 に 持 続 可 能 な 経 済 社 会 の 基 盤 確 保 (4) 安 全 安 心 な 社 会 の 実 現 等 ( 消 費 者 行 政 治 安 司 法 防 衛 等 ) ( 安 全 保 障 防 衛 等 ) また 厳 しさを 増 す 安 全 保 障 環 境 に 即 応 し 我 が 国 の 防 衛 態 勢 を 強 化 していく 観 点 から 現 防 衛 大 綱 を 見 直 し 自 衛 隊 が 求 められる 役 割 に 十 分 対 応 できる 実 効 的 な 防 衛 力 の 効 率 的 な 整 備 に 向 けて 取 り 組 み 本 年 中 にその 結 論 を 得 る この 際 精 強 性 向 上 の 観 点 から 人 事 制 度 改 革 を 図 るとともに 規 格 の 共 通 化 ライフサイクルを 通 じたプロジェクト 管 理 の 強 化 等 の 調 達 改 革 を 進 める

大 綱 中 期 防 における 人 事 制 度 改 革 に 関 する 記 述 防 衛 計 画 の 大 綱 ( 平 成 22 年 12 月 17 日 安 全 保 障 会 議 決 定 閣 議 決 定 ) 25 年 度 中 に 見 直 し Ⅵ 防 衛 力 の 能 力 発 揮 のための 基 盤 (1) 人 的 資 源 の 効 果 的 な 活 用 同 時 に 自 衛 隊 全 体 の 人 員 規 模 及 び 人 員 構 成 を 適 切 に 管 理 し 精 強 性 を 確 保 する その 際 自 衛 隊 が 遂 行 すべき 任 務 や 体 力 経 験 技 能 等 のバランスに 留 意 しつつ 士 を 増 勢 し 幹 部 及 び 准 曹 の 構 成 比 率 を 引 き 下 げ 階 級 及 び 年 齢 構 成 の 在 り 方 を 見 直 す さらに 人 員 配 置 の 適 正 化 の 観 点 から 自 衛 官 の 職 務 の 再 整 理 を 行 い 第 一 線 部 隊 等 に 若 年 隊 員 を 優 先 的 に 充 当 するとともに その 他 の 職 務 について 最 適 化 された 給 与 等 の 処 遇 を 適 用 するなど 国 家 公 務 員 全 体 の 人 件 費 削 減 の 方 向 性 に 沿 った 人 事 施 策 の 見 直 しを 含 む 人 事 制 度 改 革 を 実 施 する 以 上 に 加 え 民 間 活 力 の 一 層 の 有 効 活 用 等 により 後 方 業 務 の 効 率 化 等 人 員 の 一 層 の 効 率 化 を 進 め 人 件 費 を 抑 制 することにより 厳 しい 財 政 事 情 の 中 で 有 効 な 防 衛 力 を 確 保 する この 際 社 会 における 退 職 自 衛 官 の 有 効 活 用 を 図 り 公 的 部 門 での 受 け 入 れを 含 む 再 就 職 援 護 や 退 職 後 の 礼 遇 等 に 関 する 施 策 を 推 進 し これらと 一 体 のものとして 早 期 退 職 制 度 等 の 導 入 を 図 る また 官 民 の 協 力 や 人 的 交 流 を 積 極 的 に 進 める 中 期 防 衛 力 整 備 計 画 ( 平 成 22 年 12 月 17 日 安 全 保 障 会 議 決 定 閣 議 決 定 ) 廃 止 Ⅲ 自 衛 隊 の 能 力 等 に 関 する 主 要 事 業 5 防 衛 力 の 能 力 発 揮 のための 基 盤 (1) 人 的 資 源 の 効 果 的 な 活 用 (イ) 人 事 施 策 の 見 直 しを 含 む 人 事 制 度 改 革 自 衛 隊 が 遂 行 すべき 任 務 や 体 力 経 験 技 能 等 のバランスに 留 意 しつつ 士 を 増 勢 し 幹 部 及 び 准 曹 の 構 成 比 率 を 引 き 下 げ 階 級 及 び 年 齢 構 成 の 在 り 方 を 見 直 し 一 層 の 精 強 性 を 実 現 する このため 自 衛 官 の 定 員 及 び 現 員 について 階 級 別 定 数 管 理 等 の 基 本 原 則 を 確 立 の 上 体 系 的 な 管 理 を 行 うための 制 度 を 構 築 する その 上 で 第 一 線 部 隊 等 に 若 年 隊 員 を 優 先 的 に 充 当 するとともに その 他 の 職 務 について 最 適 化 された 給 与 等 の 処 遇 を 適 用 する 制 度 を 設 計 導 入 するなどの 人 事 制 度 改 革 を 実 施 し 人 件 費 の 追 加 的 な 負 担 を 招 かない 範 囲 で 所 要 の 実 員 を 確 保 す る また 幹 部 准 曹 士 の 各 階 層 の 活 性 化 を 図 るための 施 策 を 検 討 し 導 入 するほか 退 職 自 衛 官 を 社 会 で 有 効 活 用 するための 措 置 を 着 実 に 行 いつつ 公 的 部 門 での 受 け 入 れを 含 む 再 就 職 援 護 や 退 職 後 の 礼 遇 等 に 関 する 施 策 を 推 進 し これらと 一 体 のものとして 自 衛 官 の 早 期 退 職 制 度 等 を 検 討 し 導 入 する

主 要 国 における 国 防 費 全 体 に 占 める 人 件 費 の 割 合 国 防 関 係 費 に 占 める 人 件 費 の 割 合 は 日 本 は 相 対 的 に 高 くなっている 参 考 主 要 国 における 国 防 関 係 に 占 める 人 件 費 の 割 合 (%) 45 40 35 30 25 20 15 10 41.2 35.9 34.6 32.4 24.6 5 0 日 本 (2013 年 度 ) 韓 国 (2013 年 度 ) イギリス(2011 年 度 ) ドイツ(2013 年 度 ) 米 国 (2013 年 度 ) ( 出 典 ) 韓 国 : 国 防 省 HP(Personnel expense(인건비)12 兆 3980 億 ウォン Defense budget(국방예산) 34 兆 4970 億 ウォン) イギリス:UK Defense Statistics (Personnel Costs 128 億 4600 万 ポンド Defense Spending 371 億 6900 万 ポンド) ドイツ:ドイツ 防 衛 省 HP (personnel expense(davon Personalausgaben) 107 億 7040 万 ユーロ Ceiling(Plafond) 332 億 5810 万 ユーロ) 米 国 :Office Of The Under Secretary Of Defense (Comptroller) National Defense Budget Estimate for 2014 (Military Personnel 1607 億 6900 万 ドル Total National Defense (DoD Record) 6543 億 2700 万 ドル)

防 衛 装 備 品 の 調 達 改 革 をめぐる 政 府 の 方 針 平 成 25 年 度 の 防 衛 力 整 備 等 について( 平 成 25 年 1 月 25 日 安 全 保 障 会 議 決 定 閣 議 決 定 ) (4) 効 果 的 効 率 的 な 防 衛 力 整 備 厳 しい 財 政 事 情 を 踏 まえ 現 下 の 安 全 保 障 環 境 における 喫 緊 の 課 題 への 対 応 に 重 点 的 に 取 り 組 むとともに 精 強 性 向 上 の 観 点 か ら 自 衛 官 の 階 級 年 齢 構 成 の 適 正 化 など 人 的 資 源 の 効 果 的 な 活 用 を 図 るほか 装 備 品 等 の 効 率 的 な 取 得 のための 取 組 を 推 進 する 特 に ライフサイクルコストの 抑 制 を 徹 底 して 費 用 対 効 果 を 高 めるとともに 昨 年 の 調 達 に 係 る 不 適 切 な 事 案 を 踏 まえ 調 達 プ ロセスの 透 明 化 及 び 契 約 制 度 の 適 正 化 を 推 進 する 25 年 度 編 成 の 大 臣 折 衝 における 合 意 事 項 現 下 の 我 が 国 周 辺 の 安 全 保 障 環 境 の 厳 しさに 鑑 み 領 土 領 海 領 空 の 防 衛 各 種 事 態 に 対 応 する 即 応 性 の 向 上 大 規 模 災 害 等 への 対 応 能 力 の 向 上 等 に 取 り 組 む 必 要 がある このため 平 成 25 年 度 の 防 衛 関 係 費 については 調 達 改 革 を 強 力 に 推 進 して 平 成 26 年 度 予 算 編 成 にその 成 果 たるコスト 削 減 を 反 映 する ことを 前 提 として 対 前 年 度 400 億 円 増 額 すること 経 済 財 政 運 営 と 改 革 の 基 本 方 針 ~ 脱 デフレ 経 済 再 生 ~( 平 成 25 年 6 月 14 日 閣 議 決 定 ) 第 2 章 強 い 日 本 強 い 経 済 豊 かで 安 全 安 心 な 生 活 の 実 現 5. 長 期 的 に 持 続 可 能 な 経 済 社 会 の 基 盤 確 保 (4) 安 全 安 心 な 社 会 の 実 現 等 ( 消 費 者 行 政 治 安 司 法 防 衛 等 ) ( 安 全 保 障 防 衛 等 ) また 厳 しさを 増 す 安 全 保 障 環 境 に 即 応 し 我 が 国 の 防 衛 態 勢 を 強 化 していく 観 点 から 現 防 衛 大 綱 を 見 直 し 自 衛 隊 が 求 められ る 役 割 に 十 分 対 応 できる 実 効 的 な 防 衛 力 の 効 率 的 な 整 備 に 向 けて 取 り 組 み 本 年 中 にその 結 論 を 得 る この 際 精 強 性 向 上 の 観 点 から 人 事 制 度 改 革 を 図 るとともに 規 格 の 共 通 化 ライフサイクルを 通 じたプロジェクト 管 理 の 強 化 等 の 調 達 改 革 を 進 める 平 成 26 年 度 予 算 の 全 体 像 ( 平 成 25 年 8 月 2 日 経 済 財 政 諮 問 会 議 とりまとめ) 2. 今 後 の 経 済 財 政 運 営 政 策 の 考 え 方 (2) 財 政 運 営 の 在 り 方 基 本 的 な 取 組 質 を 重 視 した 財 政 の 仕 組 みを 構 築 するため( 中 略 ) 防 衛 調 達 をはじめとする 政 府 調 達 について 規 格 の 共 通 化 等 の 省 庁 部 局 横 断 的 な 見 直 しを 徹 底

装 備 品 等 の 調 達 効 率 化 に 係 る 施 策 について( 概 要 ) 平 成 25 年 8 月 総 合 取 得 改 革 推 進 委 員 会 公 表 資 料 Ⅰ 26 年 度 予 算 に 向 けた 装 備 品 等 の 調 達 効 率 化 の 取 組 み 1 維 持 整 備 方 法 の 見 直 し ( 縮 減 額 : 約 90 億 円 ) 1 潜 水 艦 ソーナー 用 ラバーウィンドウの 換 装 間 隔 延 伸 定 期 整 備 間 隔 等 の 延 伸 により 維 持 整 備 コストの 効 率 化 を 追 求 2 艦 艇 用 ガスタービンエンジンの 整 備 間 隔 延 伸 3 掃 海 輸 送 ヘリ(MCH-101)エンジンのオーバーホール 間 隔 延 伸 4 輸 送 機 (C-130H)の 定 期 整 備 間 隔 延 伸 2 装 備 品 のまとめ 買 い ( 縮 減 額 : 約 440 億 円 ) 少 量 かつ 長 期 間 の 整 備 により 高 価 格 となっている 装 備 品 等 につい て 経 費 節 減 効 果 の 見 込 まれるも のを 単 年 度 にまとめて 予 算 化 し 効 率 化 を 追 求 ただし 単 年 度 で の 契 約 ベース 予 算 額 の 増 大 に 対 応 することが 必 要 1 12 式 地 対 艦 誘 導 弾 のまとめ 買 い 2 交 戦 訓 練 用 装 置 のまとめ 買 い 3 たかなみ 型 護 衛 艦 の 短 SAMシステム 機 能 向 上 用 器 材 のまとめ 買 い 4 戦 闘 機 (F-2) 能 力 向 上 レーダーのまとめ 買 い ( ) これらの 他 にも 陸 海 空 で 共 通 で 装 備 しているUH/SH-60ヘリコプター 89 式 小 銃 等 の 装 備 品 の 調 達 についても 引 き 続 き 一 括 した 調 達 による 経 費 の 節 減 を 図 る 3 民 生 品 の 使 用 仕 様 の 見 直 し ( 縮 減 額 : 約 110 億 円 ) 費 用 対 効 果 の 観 点 から 民 生 品 の 使 用 や 装 備 品 の 仕 様 を 見 直 す ことにより コストダウンを 追 求 1 災 害 派 遣 等 多 目 的 に 対 応 する 救 難 艦 の 建 造 にあたって 商 船 仕 様 民 生 品 を 活 用 2 P-3C 搭 載 レーダーの 能 力 向 上 にあたってより 費 用 対 効 果 の 高 い 装 置 を 活 用 3 港 湾 電 話 の 民 生 品 による 代 替

Ⅱ 装 備 品 の 調 達 効 率 化 に 係 る 中 長 期 的 検 討 の 方 向 性 1 プロジェクト 管 理 の 強 化 による 装 備 品 の 費 用 対 効 果 の 向 上 PM(プロジェクト マネージャー) 及 びIPT( 統 合 プロジェクトチーム) プロジェクト 管 理 に 関 する 事 務 を 統 括 する 体 制 を 整 備 26 年 度 において 企 画 官 (プロジェクト 管 理 担 当 )5 名 要 求 ライフサイクルを 通 じた プロジェクト 管 理 の 強 化 25 年 度 においては F-35 P-1 C-2 UH-Xについて PM/IPT 体 制 の 下 でのプロジェクト 管 理 を 試 行 的 に 開 始 26 年 度 において プロジェクト 管 理 への 民 間 能 力 の 活 用 人 材 育 成 のため 米 国 においてプロジェクト 管 理 の 研 修 の 受 講 LCCの 精 緻 化 のため LCCの 算 定 要 領 等 の 改 善 LCCデータの 収 集 整 理 の 検 討 を 加 速 26 年 度 において データベース 構 築 の 基 礎 となる 分 析 調 査 パイロットモデルの 検 証 を 実 施 LCC 見 積 りと 実 績 に 一 定 以 上 の 乖 離 が 生 じた 場 合 に 仕 様 や 事 業 計 画 の 見 直 し 等 を 含 めた 検 証 を 行 う 制 度 を 年 内 に 確 立 仕 様 の 共 通 化 ファミリー 化 の 拡 大 民 生 品 (COTS 品 )の 活 用 を 推 進 2 契 約 方 式 の 改 善 多 様 化 による 企 業 努 力 へのインセンティブ 向 上 原 価 積 み 上 げ 方 式 の 見 直 し( 適 正 な 調 達 価 格 の 設 定 ) 複 数 年 度 一 括 調 達 等 の 推 進 ( 長 期 契 約 の 導 入 を 含 む) 量 産 中 期 以 降 において 量 産 初 期 の 原 価 情 報 ( 官 側 データ)を 基 に 調 達 価 格 を 早 期 に 確 定 化 することに より 企 業 側 のインセンティブを 引 き 出 しつつ 調 達 コストを 下 げていく 手 法 を 検 討 26 年 度 において 装 備 品 等 の 予 定 価 格 算 定 等 に 当 って 新 たな 統 計 的 処 理 等 の 手 法 を 用 いた 装 備 品 等 に 係 るコストデータの 有 効 活 用 のための 調 査 研 究 を 実 施 複 数 年 度 一 括 調 達 等 の 推 進 により 企 業 側 の 製 造 能 力 等 の 固 定 資 産 の 効 率 的 な 使 用 スケー ルメリットの 追 求 等 を 可 能 とし コストダウンを 促 す 取 得 に 長 期 を 要 する 装 備 品 等 の 一 括 調 達 については 5 年 を 超 える 長 期 契 約 の 導 入 を 検 討 JV 型 等 の 最 適 な 受 注 体 制 の 構 築 を 可 能 とする 企 業 選 定 方 式 の 検 討 ( JV:ジョイント ベンチャー) 各 企 業 の 最 も 優 れた 技 術 を 組 み 合 わせ 国 際 的 にも 競 争 力 を 有 する 装 備 品 の 取 得 を 可 能 とする 企 業 選 定 方 式 を 検 討

3 即 応 性 対 処 能 力 の 向 上 に 向 けたロジスティックス 改 革 民 間 能 力 の 有 効 活 用 等 による 装 備 品 の 可 動 率 の 向 上 PFI/PBL 活 用 の 拡 大 深 化 による 自 衛 隊 活 動 支 援 装 備 品 の 可 動 率 の 向 上 等 を 図 りつつ 民 間 能 力 を 活 用 し 維 持 整 備 経 費 を 抑 制 することが 可 能 な 方 策 の 検 討 26 年 度 において 装 備 品 等 の 可 動 率 の 維 持 向 上 のための 調 査 研 究 可 動 率 の 維 持 向 上 等 に 向 けたロジスティックス 改 革 により 得 られたリソースは 防 衛 力 の 整 備 に 再 投 資 し 防 衛 力 の 強 化 を 推 進 パイロット モデルの 成 果 を 踏 まえ PBL 対 象 装 備 品 等 の 拡 大 業 務 委 託 範 囲 の 拡 大 ( 裁 量 の 拡 大 )によるパフォーマンスの 向 上 など 即 応 性 の 向 上 に 向 けたPBL 方 式 適 用 の 拡 大 深 化 について 検 討 26 年 度 において より 高 度 なPBL 導 入 検 討 のための 調 査 研 究 民 間 輸 送 力 の 活 用 等 に 際 しては PFI 方 式 の 導 入 可 能 性 を 検 討 26 年 度 において 機 動 展 開 における 民 間 輸 送 力 の 活 用 施 策 に 係 る 検 討 4 国 際 的 な 装 備 技 術 協 力 等 を 通 じた 防 衛 生 産 技 術 基 盤 の 強 化 防 衛 生 産 技 術 基 盤 戦 略 の 策 定 防 衛 力 の 能 力 発 揮 のための 基 盤 である 我 が 国 の 防 衛 生 産 技 術 基 盤 の 維 持 強 化 のため 防 衛 生 産 技 術 基 盤 全 体 の 将 来 ビジョンを 示 す 戦 略 を 策 定 ( 策 定 に 際 して 主 要 な 装 備 品 分 野 の 強 み と 弱 み を 把 握 する 産 業 基 盤 調 査 を 実 施 ) 防 衛 生 産 技 術 基 盤 の 維 持 強 化 の 施 策 の 一 例 として デュアルユース 技 術 の 活 用 等 の 促 進 民 間 転 用 の 推 進 等 について 検 討 国 際 的 な 装 備 技 術 協 力 の 促 進 円 滑 化 米 英 をはじめとする 諸 外 国 との 国 際 共 同 開 発 生 産 を 積 極 的 に 推 進 武 器 輸 出 三 原 則 等 の 運 用 の 現 状 が 近 年 の 安 全 保 障 環 境 等 に 適 合 するものであるか 検 証 し 必 要 な 措 置 を 講 ずる

米 国 におけるプロジェクト 管 理 システムについて 1990 年 代 半 ば 以 降 欧 米 諸 国 ではプロジェクト 管 理 等 のビジネスの 手 法 を 防 衛 調 達 に 適 用 してコスト 削 減 と 軍 の 対 処 能 力 維 持 を 両 立 させようとするのが 一 般 的 例 えば 米 国 の 国 防 調 達 では コスト 性 能 スケジュールを 指 標 として 設 定 し 節 目 ごとに 評 価 を 実 施 装 備 品 のコストが 想 定 よりも 上 振 れた 場 合 議 会 への 理 由 説 明 や 事 業 停 止 といった 対 応 が 必 要 となる 評 価 評 価 評 価 装 備 品 の コストの 見 積 もり 等 技 術 開 発 技 術 製 造 実 証 量 産 及 び 部 隊 配 備 運 用 及 び 支 援 装 備 品 のコストや 性 能 必 要 な 技 術 を 見 積 もり LCC を 算 定 装 備 品 のコストが 想 定 よりも15% 上 振 れた 場 合 には 国 防 省 が 議 会 に 理 由 説 明 を 行 い 25% 上 振 れれば 事 業 停 止 となり 得 る

国 内 企 業 の 製 造 参 画 による 機 体 単 価 の 上 昇 等 国 内 企 業 の 製 造 参 画 により 機 体 単 価 は 上 昇 する 傾 向 そのほか 初 度 費 も 発 生 F-35A 1 機 99 億 円 ( 平 成 24 年 度 米 国 より 完 成 機 4 機 を 輸 入 ) 1 機 149 億 円 ( 平 成 25 年 度 国 内 組 立 機 2 機 を 調 達 ) そのほか 国 内 企 業 参 画 に 伴 う 初 度 費 として 別 途 830 億 円 計 上 F-35A 戦 闘 機 安 全 保 障 会 議 決 定 事 項 ( 平 成 22 年 12 月 20 日 )( 閣 議 了 解 ) 抄 なお 一 部 の 完 成 機 輸 入 を 除 き 国 内 企 業 が 製 造 に 参 画 することとし また 各 年 度 の 具 体 的 整 備 に 際 しては その 時 々における 経 済 財 政 事 情 等 を 勘 案 し 国 の 他 の 緒 施 策 との 調 和 を 図 りつつ これを 行 うものとする 多 用 途 ヘリコプター 米 陸 軍 用 UH-60:1 機 17.5 億 円 陸 自 用 UH-60JA(ライセンス 国 産 ):1 機 33.7 億 円 ベースとなるのはいずれも 米 シコルスキー 社 のH-60 型 ヘリコプター 米 国 がこれらのヘリコプターを 輸 出 する 場 合 の 価 格 は 米 国 内 の 調 達 価 格 と 同 じではない 点 に 留 意 UH-60JA 国 内 企 業 が 製 造 に 参 画 する 場 合 装 備 品 の 維 持 整 備 の 基 盤 を 国 内 に 確 保 装 備 品 に 関 する 最 先 端 技 術 を 吸 収 し 防 衛 生 産 技 術 基 盤 の 維 持 育 成 高 度 化 に 貢 献 米 軍 への 支 援 も 可 能

国 際 共 同 開 発 生 産 について F-35Aは 米 英 伊 等 9ヶ 国 の 国 際 共 同 開 発 機 ( 日 本 は 不 参 加 ) 共 同 開 発 国 は 開 発 設 計 段 階 で 機 体 の 基 本 性 能 や 基 本 構 造 の 在 り 方 に 関 与 できるほか 製 造 維 持 継 続 開 発 段 階 でも 共 同 開 発 国 の 企 業 が 優 先 的 に 製 造 に 参 画 共 同 開 発 国 でない 日 本 は 自 国 の 要 求 性 能 を 機 体 仕 様 への 反 映 させる ことができず 製 造 参 画 の 範 囲 も 限 定 欧 米 諸 国 では 開 発 生 産 コストの 高 価 格 化 に 対 応 するため 同 盟 国 友 好 国 間 での 共 同 開 発 生 産 への 積 極 的 な 参 加 を 推 進 維 持 コストについても 装 備 品 の 高 度 化 に 伴 い 一 国 で 支 えていくこと は 困 難 となっていることから 長 期 的 な 支 援 体 制 を 世 界 的 なサプライ チェーンで 構 築 していくことが 見 込 まれる 日 本 においても 厳 しい 財 政 事 情 を 踏 まえ 装 備 品 のコスト 削 減 や 防 衛 生 産 技 術 基 盤 の 維 持 強 化 を 図 るため 国 際 共 同 開 発 生 産 を 推 進 するとともに 必 要 に 応 じ 武 器 輸 出 三 原 則 等 の 見 直 しも 含 めて 検 討 すべきではないか

飛 行 時 間 及 び 飛 行 時 間 関 連 経 費 ( 平 成 25 年 度 予 算 執 行 調 査 公 表 資 料 (H25.7.29)より) 概 要 事 業 名 飛 行 時 間 及 び 飛 行 時 間 関 連 経 費 航 空 自 衛 隊 では 油 購 入 費 や 航 空 機 の 修 理 等 航 空 機 の 維 持 運 営 に 必 要 な 経 費 について 操 縦 者 又 は 航 空 機 の1 年 間 当 たりの 飛 行 時 間 (FH)を 積 算 の 基 礎 として 予 算 に 計 上 している ( 注 )FH 関 連 経 費 (FHを 積 算 の 基 礎 とする 経 費 )の 総 額 は 航 空 自 衛 隊 予 算 の 約 3 割 を 占 めている 調 査 結 果 外 的 要 因 の 影 響 が 少 ない 一 部 の 機 種 において 予 算 と 執 行 でFHの 乖 離 ( 実 績 FHが 予 算 積 算 上 のFHを 下 回 る)が 生 じているケースが 認 められた また F H 関 連 経 費 についても FHとの 連 動 性 が 見 受 けられず 執 行 率 が 低 いケース が 見 受 けられた 実 績 を 考 慮 した 積 算 方 法 の 見 直 しや 経 費 節 減 や 稼 働 率 の 向 上 等 が 見 込 める 場 合 にFHを 切 り 離 した 整 備 補 給 方 法 を 推 進 するなどの 改 善 の 余 地 が 認 められた 今 後 の 改 善 点 検 討 の 方 向 性 装 備 品 が 高 度 化 するにつれて 維 持 運 用 経 費 も 増 加 するという 一 般 的 傾 向 や 厳 しさを 増 す 近 年 の 安 全 保 障 環 境 を 踏 まえると FH 及 びFH 関 連 経 費 について も 予 算 の 一 層 の 効 率 化 が 求 められることから 1 適 切 な 実 績 の 反 映 2 真 にF Hとの 連 動 が 必 要 な 経 費 は 何 かといった 見 直 し 3 民 間 の 力 を 活 用 した 整 備 補 給 方 法 への 見 直 し 等 を 進 めるべき

武 器 輸 出 三 原 則 について 武 器 の 輸 出 には 外 国 為 替 及 び 外 国 貿 易 法 及 び 輸 出 貿 易 管 理 令 により 経 済 産 業 大 臣 の 許 可 が 必 要 武 器 輸 出 三 原 則 ( 佐 藤 内 閣 総 理 大 臣 昭 42 年 4 月 21 日 衆 決 算 委 ) 外 国 為 替 及 び 外 国 貿 易 管 理 法 及 び 輸 出 貿 易 管 理 令 についての 政 府 の 運 用 方 針 として 具 体 的 には 1 共 産 国 向 けの 場 合 2 国 連 決 議 により 武 器 等 の 輪 出 を 禁 止 されている 国 向 けの 場 合 3 国 際 紛 争 の 当 事 国 又 はそのおそ れのある 国 向 けの 場 合 は 武 器 輸 出 は 認 められないこととされている 旨 を 明 らかにしたもの 武 器 輸 出 に 関 する 政 府 統 一 見 解 ( 三 木 内 閣 総 理 大 臣 昭 51 年 2 月 27 日 衆 予 算 委 ) 武 器 の 輸 出 については 平 和 国 家 としての 我 が 国 の 立 場 からそれによって 国 際 紛 争 等 を 助 長 することを 回 避 するため 政 府 としては 従 来 から 慎 重 に 対 処 しており 今 後 とも 次 の 方 針 により 処 理 するものとし そ の 輸 出 を 促 進 することはしない 1 三 原 則 対 象 地 域 については 武 器 の 輸 出 を 認 めない 2 三 原 則 対 象 地 域 以 外 の 地 域 については 憲 法 及 び 外 国 為 替 及 び 外 国 貿 易 管 理 法 の 精 神 にのっとり 武 器 の 輸 出 を 慎 むも のとする 3 武 器 製 造 関 連 設 備 ( 輸 出 貿 易 管 理 令 別 表 第 一 の 第 109の 項 など)の 輸 出 については 武 器 に 準 じて 取 り 扱 うものとする 内 閣 官 房 長 官 談 話 防 衛 装 備 品 等 の 海 外 移 転 に 関 する 基 準 ( 平 成 23 年 12 月 ) 1 平 和 貢 献 国 際 協 力 に 伴 う 案 件 と2 我 が 国 の 安 全 保 障 に 資 する 防 衛 装 備 品 などの 国 際 共 同 開 発 生 産 に 関 する 案 件 については 従 来 個 別 に 行 ってきた 武 器 輸 出 三 原 則 等 の 例 外 化 措 置 における 考 え 方 を 踏 まえ 包 括 的 に 例 外 化 措 置 を 講 じる (その 際 には 我 が 国 政 府 と 相 手 国 政 府 との 間 で 取 り 決 める 枠 組 において 我 が 国 の 事 前 同 意 なく 目 的 外 使 用 や 第 三 国 移 転 が ないことが 担 保 されるなど 厳 格 な 管 理 が 行 われることが 前 提 となる ) 例 外 化 措 置 後 の 国 際 共 同 研 究 の 第 一 弾 として 平 成 25 年 6 月 末 に 化 学 生 物 防 護 技 術 に 関 する 日 英 共 同 研 究 の 取 決 めが 交 わされた) ( 注 ) このほか 三 原 則 上 の 輸 出 に 当 たるが 三 原 則 を 適 用 しない ケース(いわゆる 武 器 輸 出 三 原 則 の 例 外 )もある 2004 年 の 弾 道 ミサイル 防 衛 (BMD)や2013 年 のF-35 等 がこれに 該 当 する

資 料 2 社 会 保 障 1 ( 社 会 保 障 税 一 体 改 革 関 係 ) 平 成 25 年 10 月 16 日 ( 水 ) 財 務 省 主 計 局

消 費 税 率 及 び 地 方 消 費 税 率 の 引 上 げとそれに 伴 う 対 応 について( 抜 粋 ) ( 平 成 25 年 10 月 1 日 閣 議 決 定 ) 3. 社 会 保 障 制 度 改 革 社 会 保 障 と 税 の 一 体 改 革 は 社 会 保 障 の 安 定 財 源 確 保 と 財 政 健 全 化 を 同 時 に 達 成 することを 目 指 す 観 点 から 行 われるものであり 政 府 は 受 益 と 負 担 の 均 衡 がとれた 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 を 確 立 するための 社 会 保 障 制 度 改 革 を 総 合 的 かつ 集 中 的 に 推 進 する 本 年 8 月 には 社 会 保 障 制 度 改 革 国 民 会 議 における 審 議 の 結 果 等 を 踏 まえ 社 会 保 障 制 度 改 革 推 進 法 第 4 条 の 規 定 に 基 づく 法 制 上 の 措 置 の 骨 子 について ( 平 成 25 年 8 月 21 日 閣 議 決 定 )を 決 定 し 社 会 保 障 制 度 改 革 について その 方 向 性 とスケジュールを 明 らかにすると ともに 消 費 税 増 収 分 と 社 会 保 障 給 付 の 重 点 化 効 率 化 により 必 要 な 財 源 を 確 保 しつつ 行 うこ ととしたところである 政 府 は この 骨 子 に 基 づく 法 律 案 を 速 やかに 策 定 し 次 期 国 会 冒 頭 に 法 案 を 提 出 した 上 で 基 礎 年 金 国 庫 負 担 割 合 の1/2への 引 上 げを 恒 久 化 するほか 消 費 税 増 収 分 を 活 用 した 社 会 保 障 の 充 実 策 として 待 機 児 童 解 消 加 速 化 プラン の 推 進 をはじめとする 子 育 て 支 援 や 国 民 健 康 保 険 制 度 等 の 低 所 得 者 保 険 料 軽 減 措 置 の 拡 充 などの 低 所 得 者 対 策 などに 着 実 に 取 り 組 んでい く

社 会 保 障 給 付 費 の 推 移 1990 年 度 には 約 47 兆 円 であった 社 会 保 障 給 付 費 は 2013 年 度 には 約 111 兆 円 と2 倍 以 上 に 増 加 ( 兆 円 ) 111 兆 円 2.34 倍 年 金 78 兆 円 54 兆 円 (48%) 47 兆 円 41 兆 円 (53%) 医 療 24 兆 円 (51%) 36 兆 円 (33%) 26 兆 円 10 兆 円 (33%) (42%) 18 兆 円 21 兆 円 11 兆 円 (39%) (19%) (43%) 11 兆 円 9 兆 円 4 兆 円 (14%) 5 兆 円 (10%) (14%) 3 兆 円 (4%) (8%) 1970 1980 1990 2000 2013 4 兆 円 25 兆 円 福 祉 その 他 国 民 所 得 [61 兆 円 ] [204 兆 円 ] [347 兆 円 ] [372 兆 円 ] 1.03 倍 [359 兆 円 ] 介 護 ( 年 度 ) ( 注 1) 社 会 保 障 給 付 費 とは 公 的 な 社 会 保 障 制 度 の 給 付 総 額 を 示 すものである ( 注 2)2000 年 度 以 前 は 平 成 21 年 度 社 会 保 障 給 付 費 ( 国 立 社 会 保 障 人 口 問 題 研 究 所 ) ( 予 算 ベース)

120 ( 兆 円 ) 100 80 60 40 20 0 4 兆 円 25 兆 円 社 会 保 障 財 源 の 項 目 別 推 移 財 源 内 訳 を 見 れば 1990 年 度 から2013 年 度 では 社 会 保 険 料 負 担 の 増 加 が 約 40 兆 円 から 約 62 兆 円 と 約 1.5 倍 に とどまり 社 会 保 障 給 付 費 の 伸 びを 下 回 っているのに 対 し 1990 年 度 には 約 16 兆 円 であった 社 会 保 障 給 付 費 の 公 費 負 担 は2013 年 度 には 約 41 兆 円 と2.5 倍 に 達 している 日 本 の 社 会 保 障 制 度 の 特 徴 は 社 会 保 険 方 式 を 採 りながらも 社 会 保 険 料 負 担 の 伸 び 以 上 に 公 費 負 担 への 依 存 が 増 している 点 にあり しかも 本 来 税 財 源 により 賄 われるべき 公 費 負 担 の 財 源 について 特 例 公 債 を 通 じた 将 来 世 代 への 負 担 の 先 送 りが 続 けられてきたことである 5 兆 円 1 兆 円 (4%) 34 兆 円 19 兆 円 (56%) 10 兆 円 (29%) 社 会 保 障 財 源 の 合 計 社 会 保 障 給 付 費 66 兆 円 3 兆 円 (4%) 47 兆 円 13 兆 円 (20%) 40 兆 円 (60%) 1970 1980 1990 2000 2013 ( 注 1) 社 会 保 障 給 付 費 とは 公 的 な 社 会 保 障 制 度 の 給 付 総 額 を 示 すものである ( 注 2)2000 年 度 以 前 は 平 成 21 年 度 社 会 保 障 給 付 費 ( 国 立 社 会 保 障 人 口 問 題 研 究 所 ) ( 注 3) 各 年 度 の 社 会 保 障 財 源 の 合 計 と 社 会 保 障 給 付 費 の 差 額 は 年 金 の 収 支 差 ( 年 金 積 立 金 の 積 み 増 し) 等 によるもの 78 兆 円 90 兆 円 20 兆 円 (22%) 55 兆 円 (61%) 5 兆 円 (6%) 111 兆 円 111 兆 円 資 産 収 入 等 地 方 負 担 11 兆 円 (10%) 国 庫 負 担 30 兆 円 (27%) 保 険 料 負 担 62 兆 円 (56%) ( 予 算 ベース) 公 費 負 担 41 兆 円 (37%) ( 年 度 )

社 会 保 障 4 経 費 ( 国 地 方 ) 37.8 兆 円 社 会 保 障 の 安 定 財 源 確 保 今 般 の 社 会 保 障 税 一 体 改 革 により 消 費 税 率 引 上 げによる 増 収 分 を 含 む 消 費 税 収 ( 国 地 方 現 行 の 地 方 消 費 税 収 を 除 く)は 全 て 社 会 保 障 財 源 化 される 消 費 税 率 引 上 げによる 増 収 分 は 消 費 税 率 が 税 制 抜 本 改 革 法 に 則 り5% 引 き 上 げられた 場 合 には 社 会 保 障 の 安 定 化 に4% 程 度 社 会 保 障 の 充 実 に1% 程 度 向 けられることになる < 改 革 を 織 り 込 んでいない 姿 > 社 会 保 障 4 経 費 ( 国 地 方 ) 44.5 兆 円 < 改 革 を 織 り 込 んだ 姿 > 社 会 保 障 の 充 実 2.8 兆 円 消 費 税 引 上 げに 伴 う 増 0.8 兆 円 年 金 国 庫 負 担 1/2 等 3.2 兆 円 差 額 19.3 兆 円 37.8 兆 円 差 額 26.6 兆 円 消 費 税 収 4% 分 ( 国 地 方 ) ( 現 行 の 地 方 消 費 税 除 く) 11.2 兆 円 37.8 兆 円 2.8 兆 円 0.8 兆 円 3.2 兆 円 7.3 兆 円 後 代 への 負 担 の つけ 回 しの 軽 減 消 費 税 収 4% 分 ( 国 地 方 ) ( 現 行 の 地 方 消 費 税 除 く) 11.2 兆 円 ( 注 1) 社 会 保 障 制 度 改 革 推 進 法 では 国 民 が 広 く 受 益 する 社 会 保 障 に 係 る 費 用 をあらゆる 世 代 が 広 く 公 平 に 分 かち 合 う 観 点 等 から 社 会 保 障 給 付 に 要 する 費 用 に 係 る 国 及 び 地 方 公 共 団 体 の 負 担 の 主 要 な 財 源 には 消 費 税 及 び 地 方 消 費 税 の 収 入 を 充 てるもの とされている( 社 会 保 障 制 度 改 革 推 進 法 第 2 条 第 1 項 4 号 ) ( 注 2) 計 数 は 2017 年 度 時 点 の 見 込 み ( 注 3) 上 図 の 社 会 保 障 4 経 費 のほか 社 会 保 障 4 経 費 に 則 った 範 囲 の 地 方 単 独 事 業 がある ( 注 4) 引 上 げ 分 の 地 方 消 費 税 については 地 方 税 法 において 社 会 保 障 施 策 に 要 する 経 費 に 充 てるとされている また 引 上 げ 分 の 地 方 消 費 税 と 消 費 税 に 係 る 交 付 税 法 定 率 分 の 総 額 を 地 方 単 独 事 業 を 含 む 地 方 の 社 会 保 障 給 付 費 の 総 額 と 比 較 し 社 会 保 障 財 源 となっていることを 毎 年 度 確 認 することとされている 全 て 社 会 保 障 財 源 化 充 実 1% 安 定 4% 消 費 税 率 514 % 0 兆 引 円 上 げ 分.

社 会 保 障 制 度 改 革 国 民 会 議 について 社 会 保 障 制 度 改 革 国 民 会 議 ( 国 民 会 議 )は 社 会 保 障 制 度 改 革 推 進 法 ( 改 革 推 進 法 )に 基 づき 設 置 ( 設 置 期 限 : 平 成 25 年 8 月 21 日 ) 改 革 推 進 法 に 規 定 された 基 本 的 な 考 え 方 社 会 保 障 4 分 野 ( 年 金 医 療 介 護 少 子 化 対 策 )に 係 る 改 革 の 基 本 方 針 及 び3 党 実 務 者 協 議 でとりまとめた 検 討 項 目 に 基 づき 審 議 政 府 は 法 律 の 施 行 後 1 年 以 内 ( 平 成 25 年 8 月 21 日 まで)に 国 民 会 議 における 審 議 の 結 果 等 を 踏 まえて 必 要 な 法 制 上 の 措 置 を 講 ずることとされていたところ ( 改 革 推 進 法 第 4 条 ) 国 民 会 議 の 委 員 ( 会 長 ) 清 家 篤 慶 應 義 塾 長 ( 会 長 代 理 ) 遠 藤 久 夫 学 習 院 大 学 経 済 学 部 長 伊 藤 元 重 東 京 大 学 大 学 院 経 済 学 研 究 科 教 授 大 島 伸 一 国 立 長 寿 医 療 研 究 センター 総 長 大 日 向 雅 美 恵 泉 女 学 園 大 学 大 学 院 平 和 学 研 究 科 教 授 権 丈 善 一 慶 應 義 塾 大 学 商 学 部 教 授 駒 村 康 平 慶 應 義 塾 大 学 経 済 学 部 教 授 榊 原 智 子 読 売 新 聞 東 京 本 社 編 集 局 社 会 保 障 部 次 長 神 野 直 彦 永 井 良 三 西 沢 和 彦 増 田 寬 也 宮 武 剛 宮 本 太 郎 山 崎 泰 彦 東 京 大 学 名 誉 教 授 自 治 医 科 大 学 学 長 日 本 総 合 研 究 所 調 査 部 上 席 主 任 研 究 員 野 村 総 合 研 究 所 顧 問 目 白 大 学 大 学 院 生 涯 福 祉 研 究 科 客 員 教 授 中 央 大 学 法 学 部 教 授 神 奈 川 県 立 保 健 福 祉 大 学 名 誉 教 授

国 民 会 議 の 開 催 状 況 第 1 回 ( 平 成 24 年 11 月 30 日 ) 第 2 回 (12 月 7 日 ) 社 会 保 障 4 分 野 のこれまでの 取 組 状 況 と 今 後 の 課 題 について 意 見 交 換 第 3 回 ( 平 成 25 年 1 月 21 日 )( 安 倍 政 権 発 足 後 初 会 合 安 倍 総 理 ご 出 席 ) 第 4 回 (2 月 19 日 ) ヒアリング 及 び 意 見 交 換 ( 経 団 連 経 済 同 友 会 日 商 連 合 ) 第 5 回 (2 月 28 日 ) ヒアリング 及 び 意 見 交 換 ( 全 国 知 事 会 全 国 市 長 会 全 国 町 村 会 財 政 審 ) 第 6 回 (3 月 13 日 ) 基 本 的 な 考 え 方 の 整 理 に 向 けた 議 論 これまでの 議 論 の 積 み 重 ね 等 の 共 有 ( 医 療 介 護 シミュレーション 等 ) 第 7 回 (3 月 27 日 ) 医 療 介 護 1 関 係 者 を 交 えての 議 論 ( 歯 科 医 師 会 薬 剤 師 会 看 護 協 会 四 病 協 老 施 協 民 間 介 護 事 業 推 進 委 員 会 ) 第 8 回 (4 月 4 日 ) 医 療 介 護 2 関 係 者 を 交 えての 議 論 ( 健 保 連 協 会 けんぽ 国 保 中 央 会 後 期 高 齢 者 医 療 広 域 連 合 協 議 会 ) 第 9 回 (4 月 19 日 ) 医 療 介 護 中 心 の 集 中 討 議 3 委 員 プレゼンテーション 等 関 係 者 を 交 えての 議 論 ( 日 本 医 師 会 ) 懇 談 会 第 10 回 (4 月 22 日 ) 医 療 介 護 4 これまでの 議 論 の 整 理 ( 医 療 介 護 ) 第 11 回 (5 月 9 日 ) 少 子 化 対 策 1 委 員 からのプレゼンテーション 等 第 12 回 (5 月 17 日 ) 少 子 化 対 策 2 年 金 1 これまでの 議 論 の 整 理 ( 少 子 化 対 策 ) 第 13 回 (6 月 3 日 ) 年 金 2 これまでの 議 論 の 整 理 ( 年 金 ) 第 14 回 (6 月 10 日 ) 2 巡 目 の 議 論 1 第 15 回 (6 月 13 日 ) 2 巡 目 の 議 論 2 第 16 回 (6 月 24 日 ) 2 巡 目 の 議 論 3 第 17 回 (7 月 12 日 ) 報 告 書 のとりまとめに 向 けた 議 論 第 18 回 (7 月 29 日 ) 報 告 書 のとりまとめに 向 けた 議 論 第 19 回 (8 月 2 日 ) 報 告 書 のとりまとめに 向 けた 議 論 第 20 回 (8 月 5 日 ) 報 告 書 のとりまとめ