Microsoft Word - 文書 1



Similar documents
平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

Microsoft Word - 目次.doc

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

16 日本学生支援機構

18 国立高等専門学校機構

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

Microsoft Word 行革PF法案-0概要

m07 北見工業大学 様式①

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

●幼児教育振興法案

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

定款

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

●電力自由化推進法案

03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

スライド 1

公表表紙

質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定

<6D33335F976C8EAE CF6955C A2E786C73>

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 法 人 の 長 A 18,248 11,166 4, ,066 6,42

<4D F736F F D C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B A4F8D91906C8DDE8A A>

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 2 割 就 学

III. 前 述 の 如 く 医 学 部 新 設 を 容 認 している 訳 ではないが 国 家 戦 略 特 区 による 医 学 部 新 設 については 国 会 答 弁 で 確 約 している 様 に 平 成 27 年 7 月 31 日 付 け 国 の 方 針 に 厳 格 に 従 う 事 を 求 める

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

財政再計算結果_色変更.indd

代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF89C193FC8FF38BB CC8EC091D492B28DB88C8B89CA82C982C282A282C42E646F63>

<4D F736F F D E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A C98AD682B782E993C195CA915B C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6

建設特別・資産運用の基本方針

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

独立行政法人国立病院機構呉医療センター医療機器安全管理規程

<4D F736F F D D3188C091538AC7979D8B4B92F F292B98CF092CA81698A94816A2E646F63>

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

文化政策情報システムの運用等

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

参 考 様 式 再 就 者 から 依 頼 等 を 受 けた 場 合 の 届 出 公 平 委 員 会 委 員 長 様 年 月 日 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 第 38 条 の2 第 7 項 規 定 に 基 づき 下 記 のとおり 届 出 を します この

老発第    第 号

Microsoft Word 第1章 定款.doc

<81696D373188A E58A77816A E93788D9191E5834B C8EAE82502E786C73>

<819A955D89BF92B28F BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378>

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

<6E32355F8D918DDB8BA697CD8BE28D C8EAE312E786C73>

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

< 目 次 > 1 軽 四 輪 車 等 に 係 る 税 率 引 上 げ Q1 1 軽 四 輪 車 等 についてなぜ 標 準 税 率 を 引 き 上 げることにしたのですか? 3 Q1 2 自 家 用 乗 用 車 については 税 率 を 1.5 倍 に 引 き 上 げ それ 以 外 ( 貨 物 用 営

<4D F736F F D205F F89EE8CEC95DB8CAF8DC590568FEE95F1955C8E C605F95DB8CAF8ED293FC82E8816A2E646F63>

Microsoft Word - 交野市産業振興基本計画 doc

<4D F736F F D2091E F18CB48D C481698E7B90DD8F9590AC89DB816A2E646F63>

理 事 役 員 報 酬 基 準 は 月 額 及 び 特 別 手 当 から 構 成 されている 月 額 に ついては 情 報 通 信 研 究 機 構 役 員 報 酬 規 程 に 則 り 本 給 (834,000 円 以 内 )に 特 別 調 整 手 当 ( 本 給 の12%) 通 勤 手 当 ( 支

<817993FA967B8E E A E815B817A B F976C8EAE82502D322E786C73>

<4D F736F F F696E74202D208CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A CC8A AE98EBA8DEC90AC816A2E707074>

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

年 金 払 い 退 職 給 付 制 度 における 年 金 財 政 のイメージ 積 立 時 給 付 時 給 付 定 基 (1/2) で 年 金 を 基 準 利 率 で 付 利 給 付 定 基 ( 付 与 利 の ) 有 期 年 金 終 身 年 金 退 職 1 年 2 年 1 月 2 月 ( 終 了 )

った 場 合 など 監 事 の 任 務 懈 怠 の 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 減 算 する (8) 役 員 の 法 人 に 対 する 特 段 の 貢 献 が 認 められる 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 加 算 することができる

厚 生 年 金 基 金 制 度 の 概 要 公 的 年 金 たる 厚 生 年 金 の 一 部 を 国 に 代 わって 支 給 ( 代 行 給 付 )しており 当 該 支 給 を 行 うための 費 用 として 事 業 主 から 保 険 料 を 徴 収 している 加 えて 各 基 金 ごとに 上 乗 せ

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農


<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63>

●労働基準法等の一部を改正する法律案

スライド 1

リング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 に 係 る 繰 延 税 金 資 産 について 回 収 可 能 性 がないも のとする 原 則 的 な 取 扱 いに 対 して スケジューリング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 を 回 収 できることを 反 証 できる 場 合 に 原 則

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

Microsoft Word - ★HP版平成27年度検査の結果

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

( 別 途 調 査 様 式 1) 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 等 1 列 2 列 3 列 4 列 5 列 6 列 7 列 8 列 9 列 10 列 11 列 12 列 13 列 14 列 15 列 16 列 17 列 18 列 19 列 20 列 21 列 22 列 固 定

資 料 年 オリンピック パラリンピック 東 京 大 会 における ホストシティ タウン 構 想 (イメージ) 1. 趣 旨 経 済 財 政 運 営 と 改 革 の 基 本 方 針 2014( 平 成 26 年 6 月 24 日 閣 議 決 定 )を 踏 まえ 2020 年 オリン

スライド 1

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 26 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 法 人 の 長 副 理 事 長 A 理 事 16,638 10,332 4,446 1,

全設健発第     号

Microsoft Word - 全国エリアマネジメントネットワーク規約.docx

1 農 地 中 間 管 理 機 構 のねらい (1)24 年 度 から 開 始 した 各 市 町 村 における 人 農 地 プラン ( 地 域 の 農 業 者 の 徹 底 した 話 合 いにより 人 農 地 問 題 の 解 決 方 向 や 地 域 農 業 の 将 来 のあり 方 を 明 確 にしてい

一般競争入札について

消 費 生 活 センターに 関 する 条 例 の 制 定 施 行 規 則 第 8 条 地 方 消 費 者 行 政 ガイド ライン 施 行 規 則 において 都 道 府 県 及 び 消 費 生 活 センターを 設 置 する 市 町 村 が 消 費 生 活 センターの 組 織 及 び 運 営 及 び 情

Taro-01 議案概要.jtd

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

ような 厚 生 年 金 基 金 関 係 の 法 改 正 がなされており (2)については 平 成 16 年 10 月 1 日 から (1) 及 び(3)については 平 成 17 年 4 月 1 日 から 施 行 されている (1) 免 除 保 険 料 率 の 凍 結 解 除 ( 母 体 企 業 (

< F2D8ED089EF95DB8CAF939996A289C193FC91CE8DF42E6A7464>

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

<4D F736F F D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF D6A2E646F6378>

(1) 社 会 保 険 等 未 加 入 建 設 業 者 の 確 認 方 法 等 受 注 者 から 提 出 される 施 工 体 制 台 帳 及 び 添 付 書 類 により 確 認 を 行 います (2) 違 反 した 受 注 者 へのペナルティー 違 反 した 受 注 者 に 対 しては 下 記 のペ

Microsoft Word - 19年度(行個)答申第94号.doc

 

PowerPoint プレゼンテーション

70 愛媛大学

4 調 査 の 対 話 内 容 (1) 調 査 対 象 財 産 の 土 地 建 物 等 を 活 用 して 展 開 できる 事 業 のアイディアをお 聞 かせく ださい 事 業 アイディアには, 次 の 可 能 性 も 含 めて 提 案 をお 願 いします ア 地 域 の 活 性 化 と 様 々な 世

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

第 1 号

Taro-H19退職金(修正版).jtd

2 1.ヒアリング 対 象 (1) 対 象 範 囲 分 類 年 金 医 療 保 険 雇 用 保 険 税 備 考 厚 生 年 金 の 資 格 喪 失 国 民 年 金 の 加 入 老 齢 給 付 裁 定 請 求 など 健 康 保 険 の 資 格 喪 失 国 民 健 康 保 険 の 加 入 健 康 保 険

平成24年度開設予定大学院等一覧(判定を「不可」とするもの)

Taro-07-1提言概要.jtd

別 添 1 女 性 国 家 公 務 員 の 登 用 状 況 資 料 1 指 定 職 に 占 める 女 性 の 割 合 は3.0%( 平 成 27 年 11 月 1 日 現 在 ) ( 前 年 9 月 1 日 現 在 から0.2ポイント 増 ) 本 省 課 室 長 相 当 職 以 上 に 占 める 女

厚 生 年 金 は 退 職 後 の 所 得 保 障 を 行 う 制 度 であり 制 度 発 足 時 は 在 職 中 は 年 金 を 支 給 しないこととされていた しかしながら 高 齢 者 は 低 賃 金 の 場 合 が 多 いと いう 実 態 に 鑑 み 在 職 者 にも 支 給 される 特 別

(1)1オールゼロ 記 録 ケース 厚 生 年 金 期 間 A B 及 びCに 係 る 旧 厚 生 年 金 保 険 法 の 老 齢 年 金 ( 以 下 旧 厚 老 という )の 受 給 者 に 時 効 特 例 法 施 行 後 厚 生 年 金 期 間 Dが 判 明 した Bは 事 業 所 記 号 が

Transcription:

186- 衆 - 厚 生 労 働 委 員 会 -8 号 平 成 26 年 04 月 04 日 後 藤 委 員 長 次 に 上 野 ひろし 君 上 野 委 員 上 野 ひろしです よろしくお 願 いいたします 私 の 方 からは 法 案 の 内 容 について 順 次 質 問 をさせていただきたいと 思 います まず 冒 頭 厚 生 労 働 省 のこれまでの 独 法 改 革 の 取 り 組 みについてお 伺 いしたいと 思 います 今 回 二 つの 法 人 が 統 合 されるということであります 独 立 行 政 法 人 国 立 健 康 栄 養 研 究 所 それから 独 立 行 政 法 人 医 薬 基 盤 研 究 所 独 立 行 政 法 人 は そもそも 制 度 ができたときか ら できるものは 合 理 化 をしていこう 効 率 化 をしていく 必 要 がなくなれば 統 合 したり また 民 間 でできるものができたときには 民 間 に 任 せていくといったものが 独 立 行 政 法 人 制 度 の 趣 旨 ではないかなというふうに 思 います そういった 観 点 から この 二 つの 独 立 行 政 法 人 について これまでどういう 改 革 といいま すか 見 直 しの 取 り 組 みをしてきたのか まずお 伺 いいたします 三 浦 政 府 参 考 人 医 薬 基 盤 研 究 所 と 国 立 健 康 栄 養 研 究 所 につきましては 無 駄 や 非 効 率 を 排 した 業 務 運 営 を 行 うということや より 効 率 的 な 研 究 業 務 を 行 うということなどの 観 点 から 随 時 の 見 直 しを 行 ってきたところでございます 両 法 人 ともに 例 えば 中 期 計 画 に 基 づきまして 人 件 費 一 般 管 理 費 業 務 経 費 の 削 減 を 実 施 してまいりました また 閣 議 決 定 を 踏 まえて 無 駄 が 生 じていた あるいはそうい うふうに 指 摘 を 受 けた 事 業 不 必 要 になったと 判 断 された 事 業 これらを 廃 止 してまいりま した さらに 独 法 改 革 に 関 する 有 識 者 委 員 会 の 指 摘 を 踏 まえまして 不 必 要 となった 資 産 の 売 却 などを 行 ってきたところでございます このように 効 率 的 な 運 営 が 行 われるように 努 めてきたというところでございます 上 野 委 員 ありがとうございます

両 法 人 についてさまざま 見 直 しをされてきたということだと 思 うんですけれども では そもそも 今 回 二 つの 法 人 を 統 合 されるということでありますけれども なぜこれまでは 統 合 という 議 論 がなかったのか どういう 経 緯 どういう 考 え 方 で 今 回 統 合 するということに なったのかというのをお 伺 いしたいと 思 うんです まず 国 立 健 康 栄 養 研 究 所 これは 平 成 十 三 年 四 月 に 設 立 をされました また 医 薬 基 盤 研 究 所 これは 平 成 十 七 年 の 四 月 に 設 立 をされました 公 的 部 門 の 肥 大 化 を 行 わない これは 独 法 制 度 ができたときからの 理 念 だと 思 います ま た 医 薬 品 と 食 品 の 相 互 作 用 で 研 究 の 促 進 等 の 相 乗 効 果 が 期 待 をされる これは 今 回 の 統 合 の 考 え 方 だと 思 うんですけれども こういった 考 え 方 については 平 成 十 七 年 二 つ 目 の 法 人 ができたときから 当 然 そういったことというのは 考 えられていたわけで にもかかわらず 厚 生 労 働 省 としては 二 つの 法 人 これは 別 につくった 方 がいいという 判 断 をされて 二 つ 目 の 法 人 を 平 成 十 七 年 につくられたんだと 思 うんですね 行 政 の 中 でいろいろ 閣 議 決 定 もあって 統 合 するといったような 行 政 上 の 手 続 は 別 とい たしまして 組 織 論 として 厚 生 労 働 省 は 二 つの 法 人 が 必 要 だということで これまで 十 数 年 の 間 二 つの 法 人 が 併 存 をしていたわけであります 今 般 あえてこのタイミングで 統 合 する もちろん 統 合 しない 方 がいいというわけでは 全 くないんですけれども なぜ これまで 二 つ の 法 人 が 必 要 だということで 併 存 させてきたのに 今 回 どういう 環 境 の 変 化 というか 事 情 の 変 更 があって 統 合 するということにされたのか 考 え 方 をお 伺 いいたします 田 村 国 務 大 臣 医 薬 基 盤 研 究 所 に 関 しましては 平 成 十 七 年 に 国 立 医 薬 品 食 品 衛 生 研 究 所 や 独 立 行 政 法 人 でありますけれども 医 薬 品 医 療 機 器 総 合 機 構 ここの 担 っていた 医 薬 品 等 の 研 究 また 開 発 振 興 の 業 務 こういうものを 抜 き 出 して 要 するに 新 たに 実 施 する 法 人 と して 設 立 をしたわけであります 今 般 なぜ 統 合 するんだという 話 なんですが 平 成 十 九 年 それから 平 成 二 十 四 年 にもそうい う 議 論 がございまして 閣 議 決 定 において 両 法 人 を 統 合 ということを 一 応 議 論 して 決 めてお るわけであります

そういう 意 味 で 今 般 一 方 で 先 ほど 来 お 話 させていただいております 日 本 医 療 研 究 開 発 機 構 というもの これが 大 きな 役 割 を 果 たすということで 我 々これを 立 ち 上 げるわけで ありまして スクラップ アンド ビルドという 考 え 方 があるわけでありますから では 以 前 から 持 ち 上 がってきたこの 議 論 というものをもう 一 度 見 直 して 確 かに 医 薬 品 という もの それから 栄 養 というもの 食 品 というもの これを 融 合 させることにどういう 意 味 合 いがあるんであろうと それは 当 然 一 つは 食 品 と 医 薬 品 それぞれ 口 から 入 るものでありまして それぞれ 成 分 があって 化 学 物 質 でありますから そこで 相 互 作 用 を 起 こすわけでありますが 以 前 から 比 べるとかなり 食 品 もいろいろな 食 品 がふえてきております 医 薬 品 も 毎 年 毎 年 いろい ろな 医 薬 品 が 出 てきておるわけでありますから そこで 予 期 せぬ 未 知 の 反 応 作 用 という ものもあるわけでありますから 安 全 性 やいろいろな 部 分 を 勘 案 する そのような 機 能 とい うものは 確 かに 必 要 であろうということで そのような 相 互 作 用 を 研 究 するということは 重 要 であろう それから 生 活 習 慣 病 等 々に 対 しましても この 二 つの 機 構 が 協 力 し 合 うことにおいて 大 きな 意 味 合 いがあるであろう そのような 意 味 を 我 々も 感 じまして 今 般 このような 形 で 統 合 させていただこうということになったわけであります 上 野 委 員 ありがとうございます 統 合 のメリット これはもちろん 否 定 するものではなくて 統 合 してぜひいい 成 果 を 出 し ていただきたいというふうに 思 うんですけれども まさに 今 大 臣 から 御 答 弁 あったとおり 平 成 十 七 年 に 二 つ 目 の 独 法 が 設 立 をされて もう 平 成 十 九 年 の 時 点 では これは 二 つ 必 要 な いんじゃないかという 話 が まさに 行 政 の 内 部 で 閣 議 決 定 をされていたというわけであり ます 独 立 行 政 法 人 繰 り 返 しですけれども 設 立 当 初 からの 理 念 行 政 の 肥 大 化 をしていかな い また 適 宜 見 直 しをして 合 理 化 をしていくという 観 点 から これまで 十 数 年 間 二 つの 法 人 があったわけでありますけれども 本 当 に 必 要 だったのか 今 回 まさに 御 指 摘 をされたよう

なメリットを 考 えれば もっと 違 う 形 があったんじゃないかなという 思 いもあります また 後 で 別 の 質 問 でも 触 れさせていただきますけれども 独 法 のあり 方 ということにつ いてはまた 行 政 の 中 でしっかり 御 議 論 いただければというふうに 思 います 大 臣 の 方 からもスクラップ アンド ビルドという 話 がありましたので 関 連 で 一 点 お 伺 いをさせていただきます 今 回 二 つの 法 人 を 統 合 する 一 方 で いわゆる 日 本 版 NIH 新 たな 独 法 を 新 設 すると いうことであります これは 安 倍 内 閣 の 独 立 行 政 法 人 の 設 置 は スクラップ アンド ビルド 原 則 に 基 づいて 行 うことにし 公 的 部 門 の 肥 大 化 を 行 わないという 考 え 方 に 沿 ったも のであるというふうに 思 います 一 方 で これは 単 なる 数 合 わせであってはいけないんじゃないかなというふうに 思 います スクラップ アンド ビルドといったときに 単 に 独 立 行 政 法 人 の 数 だけを 合 わせて 一 つ もふえなかった 一 つふえるときには 一 つ 統 合 したんだということだけではなくて 例 えば 統 合 の 前 後 新 設 をする 分 も 含 めて では 役 員 の 数 はどうなのか 管 理 部 門 の 規 模 はどうな のか 人 件 費 の 額 はどうなのか そういったことも 含 めて 実 質 的 にその 行 政 の 肥 大 化 が 起 きない 独 法 の 法 人 の 数 だけではなくて しっかり 中 身 を 見 た 上 でスクラップ アンド ビルドが 本 当 に 達 成 をされているのか しっかり 検 証 していかないと まさに 安 倍 総 理 がお っしゃられている 行 政 の 肥 大 化 は 行 わないということが 見 かけ 上 達 成 をされても 実 質 上 肥 大 化 をしていくというのでは これは 意 味 がないんじゃないかなというふうに 思 います 今 回 の 統 合 それからいわゆる 日 本 版 NIHの 創 設 に 伴 って 例 えば 今 申 し 上 げたような 管 理 部 門 または 人 件 費 役 員 の 数 こういったところについてはどのように 手 当 てをされる のか お 伺 いいたします 三 浦 政 府 参 考 人 今 回 の 統 合 によりまして 役 員 といたしまして 理 事 長 一 名 理 事 一 名 監 事 二 名 合 わせて 四 名 を 削 減 するということにしております 管 理 業 務 に 従 事 する 職 員 の 効 率 化 につきましては 統 合 予 定 の 平 成 二 十 七 年 度 に 向 けて 今 後 調 整 していくということにしております

また 二 つの 法 人 それぞれ 医 薬 品 などの 基 盤 的 技 術 の 研 究 開 発 また 健 康 や 栄 養 食 品 に 係 る 重 要 な 研 究 を 担 っているということでございますので 研 究 に 携 わる 職 員 につきま しては 維 持 していきたいと 考 えているところでございます 上 野 委 員 確 認 なんですけれども 今 二 つの 法 人 が 統 合 される 部 分 についてお 答 えい ただいたんじゃないかなというふうに 思 います 新 設 をされるいわゆる 日 本 版 NIH こち らも 含 めて 例 えば 役 員 の 数 とか 管 理 部 門 人 件 費 これらの 合 理 化 が 行 われているのかど うか 確 認 で 質 問 いたします 中 垣 政 府 参 考 人 ただいま 御 質 問 ございました 新 しくつくります 日 本 医 療 研 究 開 発 機 構 でございますけれども 法 律 上 役 員 につきましては 理 事 長 及 び 理 事 一 名 そして 監 事 二 名 ということになっておりますので 今 回 二 法 人 の 統 合 に 対 しましては プラス マイナ ス ゼロという 形 になっております また 職 員 につきましても 現 在 今 度 機 構 で 行 いますいわゆる 研 究 費 の 支 給 等 それぞ れ 文 部 科 学 省 厚 生 労 働 省 経 済 産 業 省 及 びそれぞれ 所 管 の 独 立 行 政 法 人 で 行 っておるわ けでございますけれども その 部 分 の 人 数 については いずれにしてもふえないという 形 で 措 置 するという 形 で スクラップ アンド ビルドというふうに 理 解 しております 上 野 委 員 ありがとうございます 特 に 新 しく 設 立 をされる 日 本 版 NIHにつきましては これは 単 に 数 を 減 らせばいいとい うことではなくて 日 本 の 医 療 に 係 る 研 究 開 発 がしっかり 成 長 していく いい 研 究 ができる ということが 目 的 なんだと 思 います 一 方 で 独 立 行 政 法 人 という 形 態 である 以 上 は 無 駄 な 組 織 をつくるということがあってな らないわけで そこをしっかりバランスをさせていただいて 意 味 がある 独 立 行 政 法 人 の 運 営 に 努 めていただきたいというふうに 思 います 次 に 基 盤 研 の 方 につきまして 統 合 後 の 運 営 についてお 伺 いをいたします

独 立 行 政 法 人 いろいろな 性 格 の 独 法 があるというふうに 思 いますけれども 基 盤 研 はい わゆる 研 究 開 発 型 の 独 立 行 政 法 人 ということだと 思 います 研 究 開 発 を 行 う 法 人 が 独 法 と いう 形 態 にそもそもなじむのかどうか これは 大 きな 議 論 があるところじゃないかなという ふうに 思 います 私 も もともと 役 所 で 働 いていたときに 独 立 行 政 法 人 の 産 業 技 術 総 合 研 究 所 を 担 当 して いたことがあって 例 えば 四 年 五 年 ごとの 中 期 目 標 計 画 を 定 めて それに 従 って 事 業 を 進 めていく またその 四 年 後 五 年 後 に ではどういう 成 果 が 出 てくるのか 研 究 開 発 と いうのはやはりやってみないとわからないところもあるので そういった 計 画 をつくって 実 施 をしていくということになかなかなじまないという 点 があったり あとは 研 究 開 発 の 財 源 になるのが 運 営 費 交 付 金 であるわけですけれども 例 えば 毎 年 これは 一 %ぐらい 効 率 化 係 数 を 掛 けていくといったことになっていて もちろん 運 営 費 交 付 金 だけではなくて い ろいろな 競 争 的 な 資 金 をとっていって 研 究 開 発 をしていくというのが 研 究 開 発 機 関 のあり ようだとは 思 うんですけれども ただ 一 方 で 効 率 化 を 毎 年 毎 年 強 いられていく こうい った 状 況 が 本 当 に 研 究 開 発 を 行 う 組 織 に 適 しているのかどうか これは 大 きな 議 論 もあると ころじゃないかなというふうに 思 います そういった 中 で 統 合 後 の 新 たな 法 人 引 き 続 き 独 法 研 究 開 発 型 ということであると 思 いますけれども 独 法 という 形 態 で 業 務 を 進 めていくというわけでありますけれども では どういった 今 後 の 運 営 そういった 独 立 行 政 法 人 という 組 織 形 態 の 中 で どう 効 果 的 な 事 業 を 行 っていくのか この 点 について 考 え 方 をお 伺 いしたいと 思 います 三 浦 政 府 参 考 人 統 合 後 の 法 人 におきましては 研 究 開 発 型 独 法 といたしまして 研 究 開 発 成 果 の 最 大 化 を 図 っていくということが 何 よりも 重 要 であると 認 識 しております このため 運 営 費 交 付 金 による 研 究 のみならず 競 争 的 資 金 の 獲 得 などによる 外 部 資 金 の 活 用 も 図 りつつ 必 要 な 研 究 が 着 実 に 行 われるように 取 り 組 んでまいりたいと 考 えておりま す また 研 究 成 果 につきましても 外 部 専 門 家 による 評 価 の 充 実 など PDCAサイクルの

強 化 を 図 っていくこととしておりまして より 効 率 的 効 果 的 な 研 究 の 実 施 に 努 めていきた いと 考 えております なお 昨 年 末 の 独 法 改 革 に 関 する 閣 議 決 定 では 研 究 開 発 型 の 独 立 行 政 法 人 につきまして は 長 期 性 不 確 実 性 専 門 性 といった 研 究 開 発 業 務 の 特 性 を 踏 まえ 法 人 の 目 標 期 間 の 長 期 化 や 評 価 のあり 方 の 見 直 しなどを 行 うとされておりまして 政 府 部 内 において 必 要 な 法 案 の 準 備 をしていると 承 知 しているところでございます 統 合 後 の 法 人 におきましても こうした 制 度 改 正 を 踏 まえて 研 究 開 発 成 果 の 最 大 化 を 図 っていきたいと 考 えておるところでございます 上 野 委 員 ありがとうございます 独 法 制 度 自 体 もいろいろ 検 討 はあると 思 いますけれども 私 自 身 間 近 で 見 てきた 中 でも 独 立 行 政 法 人 という 制 度 の 中 で 研 究 活 動 を 効 率 的 に 行 っていく 効 果 的 に 行 っていく こ れはなかなか 難 しいマネジメントというか かじ 取 りが 必 要 なんじゃないかなというふうに 思 います ぜひしっかり 御 議 論 をいただいて 独 法 改 革 の 議 論 にもあわせてまた 御 検 討 もいただきた いというふうに 思 います その 上 で 細 かい 点 も 含 めて 統 合 の 実 務 についてお 伺 いをいたします これまで 十 数 年 この 二 つの 法 人 は 別 の 法 人 として 運 営 をされてきたわけであります 人 事 制 度 も 別 給 与 体 系 も 別 そしてまた まさに 組 織 がある 場 所 も 大 阪 と 東 京 つくばに あったりもするということでありますけれども 基 本 的 には 組 織 も 別 々のところにあるとい うことだと 思 うんですね その 上 で 統 合 した 効 果 を 上 げていくという 観 点 から また 統 合 した 組 織 が 円 滑 に 運 営 をしていくという 観 点 から 例 えば 人 事 制 度 もこれは 統 合 していかなければいけないんだと 思 いますし 給 与 体 系 も 統 合 していくということも 必 要 なんじゃないかなというふうに 思 い ます また 立 地 が 大 阪 と 東 京 ばらばらなままでは これは 本 当 にもう 単 にくっつけただけと

いうことになりますので では これも 人 事 体 系 になりますでしょうか しっかり 人 的 な 交 流 もしていかなきゃいけないということだと 思 います どういう 形 で 実 際 に 統 合 のメリット 実 を 上 げていくのかということをぜひお 伺 いし たいというふうに 思 います 特 に 例 えば 給 与 水 準 なんかは これは 私 も 法 人 の 統 合 に 携 わったことがあるんですが なかなか 難 しいんだと 思 うんですね 給 与 体 系 これまで 全 く 別 の 体 系 でやってきた 二 つの 法 人 で では 二 つの 給 与 制 度 を 一 つの 法 人 の 中 に 併 存 させるのか これも 非 常 に 難 しいで すし では 高 い 方 に 合 わせるのか 焼 け 太 りをするわけにもいかない では これまで 予 定 されてきた 給 与 それを 低 い 方 に 下 げるのか これも 大 変 難 しい 問 題 だと 思 います もちろん 給 与 体 系 だけではなくて 人 事 制 度 それから 先 ほど 申 し 上 げた そもそも 法 人 の 立 地 が 違 うということも 含 めて どう 円 滑 にこれから 組 織 運 営 まさに 統 合 したメリット を 実 質 的 に 上 げていくのかといったところについてのお 考 えをお 伺 いいたします 委 員 長 退 席 北 村 ( 茂 ) 委 員 長 代 理 着 席 三 浦 政 府 参 考 人 法 人 の 給 与 体 系 や 人 事 体 系 につきましては これは 一 義 的 には 法 人 の 理 事 長 が 決 めるということになっておるわけでございますけれども その 際 に 統 合 に 当 たっ て 組 織 や 給 与 体 系 等 についても 一 定 の 合 理 化 効 率 化 を 図 る 必 要 があるというようなこと もございます 一 方 で 研 究 者 や 職 員 のモチベーションを 維 持 していく あるいは 高 めていくという 観 点 からは 給 与 面 も 含 めて 魅 力 ある 処 遇 あるいは 人 事 体 系 とする 必 要 があるなど そういう 事 柄 を 総 合 的 に 考 慮 いたしまして 決 定 されることになるというふうに 考 えております また 二 つの 研 究 所 が 今 回 統 合 されるということで 拠 点 が 二 カ 所 東 京 と 大 阪 というと ころになるわけでございますが これは 二 つの 統 合 効 果 を 上 げるというような 観 点 からも 両 者 の 交 流 を 濃 密 にしていくことは 非 常 に 重 要 だろうというふうに 思 っております 御 指 摘 ございましたような 人 事 交 流 というのも 一 つの 方 法 だと 思 いますし 距 離 を 縮 める それこそICTもあるわけでございますので さまざまなカンファレンスを 例 えば 電 子 上 で

行 うなど 工 夫 を 凝 らしまして 両 者 の 統 合 が 円 滑 かつ 効 果 を 上 げるように 努 めてまいりた いと 考 えております 上 野 委 員 ありがとうございます 先 ほど 来 効 率 化 という 話 をずっとさせていただきました 一 方 で 繰 り 返 しですけれど も 今 回 のこの 統 合 後 の 法 人 は 研 究 開 発 を 行 う 法 人 であります しっかりその 研 究 開 発 が 進 んでいくような そういった 運 営 をしていかなければいけない これはもう 一 つの 当 然 で すけれども この 法 人 の 役 割 かなというふうに 思 います そういった 上 で 先 ほど 来 効 率 化 という 話 をさせていただきました 一 方 で しっかり とした 研 究 者 を 含 めた 人 材 の 確 保 というのが 大 事 になってくるんじゃないかなというふう に 思 います 効 率 化 効 率 化 というふうに 先 ほどから 申 し 上 げていますけれども では 一 方 で 優 秀 な 研 究 者 を 集 めていくためにはそれなりの 報 酬 を 用 意 しなければいけないということだと 思 います 民 間 企 業 だったり 他 の 研 究 機 関 また 大 学 等 々 いろいろな 組 織 があるわけで すけれども そういったところと 比 較 をしていって 遜 色 のない 待 遇 であったり 報 酬 という のをしっかりと 提 示 しなければ いい 研 究 者 というのは 集 まってこないということだと 思 い ますし あと 独 立 行 政 法 人 これは 研 究 をまさにする 方 だけではなくて 例 えばトップ にどういう 人 材 を 据 えるのか これは 大 変 大 事 な 話 じゃないかなというふうに 思 います 独 立 行 政 法 人 の 特 性 として トップ 理 事 長 さんに 大 変 大 きな 権 限 があって そのトップ のいろいろな 判 断 で 大 きなかじ 取 りをしていく 独 法 の 向 かう 大 きな 方 向 性 を 決 めていける それが 独 立 行 政 法 人 制 度 の 一 つの 大 きなメリットではないかなというふうに 思 うわけであ りますけれども まさにそういったことを 適 切 にやっていくためにも これはトップにもし っかりとした 人 材 を 据 える 必 要 があるということだと 思 います これについても では 例 えばどういう 人 に 来 ていただくのか 民 間 企 業 まさにその 民 間 企 業 でばりばりトップクラスで 働 いている 方 々にしっかり 来 てもらって そういった 観 点 から 例 えばやってもらったり またはトップクラスの 研 究 者 の 方 々 まさに 研 究 に 対 する 判

断 であったり 目 ききであったり そういったことができる 人 たちに 来 ていただくという 観 点 から では トップの 報 酬 待 遇 というのをどうしていくのかというのも 大 事 な 話 なんじゃ ないかなというふうに 思 います こういったことも 含 めまして 新 たな 独 法 において 研 究 者 それから 特 にトップ マネ ジメントを 行 う 方 々も 含 めて いい 人 材 を 確 保 していくという 観 点 からどういう 対 応 をして いくのか お 伺 いをしたいと 思 います 赤 石 大 臣 政 務 官 上 野 委 員 にお 答 えいたします この 統 合 後 の 法 人 は 医 薬 品 開 発 の 基 盤 整 備 や 国 民 の 健 康 の 保 持 増 進 に 関 する 研 究 などの 重 要 な 業 務 を 行 うことになっております 先 生 御 指 摘 のように そういう 意 味 で 優 秀 な 人 材 が 必 要 であるということは 全 くそのとおりだと 私 も 先 ほどの 委 員 の 方 にもお 答 えしまし たように 非 常 に 重 要 なことだと 思 っております このため 法 人 の 組 織 や 研 究 体 制 などについて 研 究 者 がより 研 究 しやすい 環 境 をまず 整 備 すること そして 研 究 成 果 を 着 実 に 生 み 出 し 若 手 の 研 究 者 にとっても 魅 力 ある 研 究 所 と すること こういうことによって 優 秀 な 人 材 の 確 保 を 図 ることが 必 要 であるというふうに 考 えております 具 体 的 には 処 遇 も 含 めて ある 程 度 今 までと 違 った 対 策 をとらなきゃいけ ないんだろうなというふうに 思 っております また この 法 人 のマネジメントを 担 う 理 事 長 も 非 常 に 重 要 なポストでありまして どのよ うな 人 を 選 択 して 連 れてくるのか この 辺 も 慎 重 に 検 討 しながらまいりたいというふうに 思 っております 上 野 委 員 ありがとうございます 組 織 の 統 合 だけではなくて どういう 研 究 者 の 方 々 またトップにどういう 方 に 来 ていた だくのか そういったことが まさにこの 法 人 がどういう 成 果 を 上 げていけるのか そうい ったことにもつながっていくんだと 思 います ぜひしっかりと 御 検 討 いただきたいと 思 いま す

その 上 で 先 ほども 引 き 続 き 独 法 制 度 のあり 方 についてはぜひ 検 討 いただきたいという ふうに 申 し 上 げました 関 連 で 一 つお 聞 かせをいただきたいというふうに 思 います 今 回 の 統 合 後 の 法 人 法 律 を 見 ると 業 務 として 医 薬 品 及 び 医 療 機 器 等 並 びに 薬 用 植 物 その 他 の 生 物 資 源 の 開 発 に 資 することとなる 共 通 的 な 研 究 を 行 うということであります 先 ほど 来 大 臣 からもお 話 がありました 統 合 することによってメリットがあるんだ 相 乗 的 な 効 果 が 出 てくるんだということでありました それであれば ほかにも 実 は 類 似 の 研 究 を 行 っている 法 人 というのは 幾 つかございます 先 ほど 来 話 も 出 ておりますけれども 理 化 学 研 究 所 理 研 の 例 えばライフサイエンス 技 術 基 盤 研 究 センターというところの 業 務 を 見 ると 創 薬 医 療 を 革 新 する 基 盤 技 術 研 究 の 推 進 と 次 世 代 のライフサイエンスを 確 立 する 研 究 開 発 を 行 いますと それからもう 一 つ 独 立 行 政 法 人 産 業 技 術 総 合 研 究 所 これは 私 も 昔 担 当 していたところでありますけれども ライ フサイエンス 分 野 というところがあって 新 たな 健 康 評 価 技 術 や 創 薬 推 進 技 術 の 開 発 ある いは 個 人 の 状 態 に 合 わせて 健 康 維 持 増 進 回 復 を 推 進 する 技 術 を 開 発 するということであ ります また どういう 研 究 をやっているのかというのを 幾 つか 見 てみると 例 えば 産 総 研 では 薬 用 植 物 の 研 究 というのもやっておりまして まさに 統 合 後 の 法 人 と 本 当 に 重 なる 研 究 という のを 理 研 であったり 産 総 研 というところでやっているんだろうなというふうに 思 います 今 回 二 つの 法 人 が 統 合 されるということでありまして まさに 厚 生 労 働 省 が 所 管 をする 二 つの 類 似 の 研 究 を 行 う 法 人 を 統 合 するということで これはこれで 理 解 ができるわけであ りますけれども 例 えば 理 研 でありますとか 産 総 研 文 科 省 とか 経 産 省 所 管 でありますけ れども 本 当 に 研 究 の 成 果 を 上 げていく これまで 複 数 の 研 究 機 関 でやっていたものを 統 合 して 相 乗 的 な 効 果 を 上 げていくということであれば 今 回 の 二 つの 統 合 にとどまらず 実 は まだまだ 一 緒 にやっていくことによって 効 果 が 出 る 可 能 性 があるところというのは まさ にその 論 理 であれば あり 得 るのかなというふうに 思 うんですけれども このあたり どう お 考 えなのか お 伺 いをいたします

赤 石 大 臣 政 務 官 先 生 の 御 指 摘 のとおりだと 私 も 思 っております これをどうやって 連 携 させるかということだろうというふうに 思 っています 現 在 理 化 学 研 究 所 は 科 学 技 術 の 水 準 の 向 上 を 図 ること 産 業 技 術 総 合 研 究 所 は 産 業 技 術 の 向 上 を 図 ることをそれぞれ 目 的 にしております 医 薬 基 盤 研 究 所 は 医 薬 品 技 術 及 び 医 療 機 器 等 技 術 の 向 上 のための 基 盤 を 整 備 することを 図 り 国 民 の 健 康 の 向 上 に 資 すること を 目 的 としている こういうことから 創 薬 支 援 に 関 する 業 務 については それぞれの 法 人 の 特 徴 を 生 かして 連 携 していくことが 必 要 であるというふうに 考 えております 例 えば 医 薬 基 盤 研 究 所 が 本 部 機 能 を 担 う 創 薬 支 援 ネットワークでは 理 化 学 研 究 所 等 と も 連 携 の 上 大 学 等 における 研 究 開 発 の 実 用 化 を 図 るための 支 援 も 行 っておるところであり ます 今 後 ともこの 連 携 の 強 化 充 実 を 図 り 革 新 的 な 医 薬 品 の 実 用 化 に 向 けて 取 り 組 んでまいり たい このように 思 っております 上 野 委 員 ありがとうございます 研 究 開 発 を 行 う 法 人 のあり 方 というのは まだまだ 議 論 があるんじゃないかなというふう に 思 います また 後 で 時 間 があれば 聞 かせていただきますけれども アメリカのNIHということで 申 し 上 げると 三 兆 円 のまさにファンディング 機 能 を 持 ちながら 六 千 人 の 研 究 者 を 抱 えている ファンディングをやりながら 研 究 開 発 を 自 前 でやる 組 織 であります では そういったとこ ろに いわゆる 日 本 版 NIHが 目 指 すところが 仮 にあるのだとすれば 例 えば そういった ところに 医 薬 関 係 食 品 も 含 めて 研 究 をするところを 統 合 していく 方 がメリットがあると いうことであれば そういった 方 向 性 もあり 得 るのかなというふうに 思 います また 後 であ わせてその 方 向 性 についてはお 伺 いをしたいというふうに 思 います 次 に そもそもこういった 研 究 今 は 独 立 行 政 法 人 という 中 で 今 後 もやっていかれるとい う 法 案 なわけでありますけれども これを 独 法 という 制 度 の 中 でやっていく 必 要 性 というこ とについてお 伺 いをしたいというふうに 思 います

統 合 後 の 法 人 の 研 究 内 容 について お 話 をお 伺 いしたり 資 料 を 見 させていただくと 例 えば アジュバントを 含 めたワクチンの 研 究 それから 幹 細 胞 再 生 医 療 の 研 究 それから 薬 用 植 物 の 研 究 ということであります 独 立 行 政 法 人 制 度 は 民 間 に 任 せておくとなかなか 進 まない 研 究 を では 公 的 部 門 でや っていこうというのが 独 法 制 度 の 本 来 のあり 方 なんだと 思 うんですけれども 例 えば ワク チンの 研 究 ですとか あとは 再 生 医 療 の 研 究 それから 薬 用 植 物 も 含 めて これは 民 間 企 業 であったり または 大 学 であったり またはほかの 研 究 機 関 であったり 幾 らでもほかの ところでやっている 研 究 なんじゃないかなというふうに 思 います また 仮 にこういった 研 究 について 何 らか 公 的 部 門 で 措 置 をしないと 研 究 が 進 まないとい うことであるのであれば 例 えば いわゆる 日 本 版 NIHにファンドの 機 能 があるわけです から そういったところに 予 算 の 配 分 をするという 委 託 の 制 度 をつくれば これはこれで 事 足 りるんじゃないかなという 気 もいたします まさにこの 独 立 行 政 法 人 統 合 後 の 法 人 を 維 持 して 公 的 部 門 の 中 で 独 立 行 政 法 人 制 度 という 中 でこういった 研 究 ワクチンだったり 再 生 医 療 といった 研 究 をやっていく 意 味 必 要 性 についてお 伺 いをいたします 三 浦 政 府 参 考 人 医 薬 品 の 開 発 につきましては 長 期 的 な 取 り 組 みを 要 しますし 開 発 リ スクが 非 常 に 高 いという 商 品 開 発 の 特 性 がございます もとより 民 間 における 研 究 開 発 を 進 めるということは 非 常 に 重 要 なことでございますし 公 的 にそれを 支 援 していくという 役 割 もあるだろうと 考 えております そういう 観 点 からは 医 薬 品 の 開 発 に 資 するということではあって かつ 個 々の 医 薬 品 の 開 発 にはなかなか 直 結 しにくい 技 術 の 開 発 そういうような 分 野 に 関 する 共 通 的 な 研 究 につきましては 民 間 でそ れぞれ 行 うというよりも 医 薬 基 盤 研 究 所 が 実 施 することがむしろ 効 果 的 効 率 的 ではない かと 考 えております 御 指 摘 がございましたような 例 えばiPS 細 胞 を 使 って 肝 臓 細 胞 をつくり 出 す その 肝 臓 細 胞 を 使 えば わざわざさまざまな 組 織 を 使 った 研 究 をやるよりも 効 率 的 に 肝 臓 に 対

する 毒 性 だとか あるいは 効 果 というものが 評 価 できる そういうような 意 味 で いろいろな 医 薬 品 の 候 補 物 があったときに その 候 補 となる 化 合 物 の 評 価 を 行 うという 観 点 からは 従 来 よりもはるかに 効 率 化 が 進 むのではないか 例 えば そういうようなやり 方 で 研 究 開 発 の 推 進 を 図 っていくということが 公 的 部 門 で 基 盤 的 な 分 野 の 研 究 を 行 っていくということの 重 要 性 ではないかと 考 えているところでございます 北 村 ( 茂 ) 委 員 長 代 理 退 席 委 員 長 着 席 上 野 委 員 今 お 伺 いをした 例 えばiPS 細 胞 を 使 って 肝 臓 をつくっていくという 研 究 これは 幾 つかの 大 学 でもやられているんだと 思 います また 例 えば 先 ほど 申 し 上 げまし た 薬 用 植 物 に 関 する 研 究 であれば 産 総 研 でもやっていたり 恐 らく 民 間 企 業 でもやられて いるんだと 思 うんですね 今 回 いわゆる 日 本 版 NIHができるわけでありますけれども では ファンディング 機 能 と まさに 自 前 でどういう 研 究 をしていくのか そういったこと も 含 めて ぜひしっかり 見 直 しをしていっていただけたらいいんじゃないかなというふうに 思 います その 関 連 で 今 度 は 日 本 版 NIHについてお 伺 いをしたいと 思 います これはもう 随 分 何 人 もの 委 員 の 方 々から また 連 合 審 査 だったり 内 閣 委 員 会 の 中 で も 指 摘 をされていますけれども ずっと 日 本 版 NIHというふうに 言 われていた 割 には や はり 本 家 アメリカのNIH 三 兆 円 の 予 算 があって 六 千 人 の 研 究 者 を 抱 えている その まさにNIHに 比 べると 大 変 少 なくとも 規 模 でいうと 見 劣 りがする 形 での 立 ち 上 げにな ったということだと 思 います これは 事 実 であるし そういう 答 弁 をいただいているとい うことでもあるというふうに 思 います では これは 将 来 的 にどういう 姿 を 描 いているのかというのをぜひお 伺 いしたいというふ うに 思 います 例 えば 立 ち 上 げの 時 点 では 予 算 も 千 四 百 億 円 三 兆 円 の 本 家 NIHに 比 べると 大 変 少 な い 予 算 だけれども 将 来 的 にはそういった 規 模 アメリカと 同 じ 規 模 にまでなるかどうかち ょっとわからないですけれども より 大 きな 予 算 の 配 分 の 機 能 を 担 っていくという 方 向 性 な

のか また 今 回 はいわゆるファンディング 機 能 だけを 統 合 した 形 での 法 人 の 新 設 でありますけ れども 先 ほども 申 し 上 げました アメリカのNIHは 六 千 人 の 研 究 者 を 抱 えて まさに 自 前 で 研 究 もやっているという 機 関 であります これは ファンディング 機 能 と まさにそういった 自 前 の 研 究 機 能 これをあわせ 持 つこ とが 恐 らくメリットがあるんだという 判 断 でそういう 組 織 形 態 にしているんだと 思 うんで すけれども では いわゆる 日 本 版 NIHは 今 後 どういう 方 向 性 を 志 向 していくのか 今 の まさに 立 ち 上 げのこの 形 態 が 最 終 形 態 というのか 目 指 すところなのか それとも 今 後 より 違 った 形 で 日 本 の 研 究 開 発 を 進 めていく そういった 姿 また 別 の 姿 将 来 的 に 目 指 す 姿 があるのかどうか その 点 についてお 伺 いをいたします 中 垣 政 府 参 考 人 ただいまの 御 質 問 でございますが 御 指 摘 のとおり アメリカの 国 立 衛 生 研 究 所 につきましては 二 十 七 の 独 立 した 研 究 所 で 構 成 されておりまして 各 研 究 所 がみ ずから 研 究 を 行 うとともに 研 究 費 の 配 分 を 行 っておるというものでございます 一 方 我 が 国 の 研 究 開 発 推 進 体 制 を 考 えるに 当 たりましては 我 が 国 の 実 情 も 十 分 に 勘 案 したものとする 必 要 があるというふうに 考 えまして 新 しくつくります 日 本 医 療 研 究 開 発 機 構 につきましては アメリカと 異 なり 医 療 の 研 究 領 域 間 の 連 携 を 十 分 に 図 ることで 一 体 的 な 運 営 を 行 う 組 織 として また 自 前 の 研 究 所 を 持 たず 研 究 費 の 配 分 でございますとか 研 究 管 理 支 援 等 に 特 化 した 法 人 としたものでございます この 形 にいたしましたのは 我 が 国 におきまして これまで 大 学 でありますとか それか らいろいろな 研 究 所 等 において 医 療 分 野 のすぐれた 研 究 が 行 われてきたという 実 績 がござ いますので これに 鑑 みまして こうした 既 存 機 関 の 能 力 機 能 というものを 最 大 限 に 活 用 させていただきまして 機 構 が 一 体 的 に 研 究 管 理 支 援 等 を 実 施 することが 最 も 効 率 的 かつ 効 果 的 な 方 法 と 考 えたところでございます したがいまして そういった 趣 旨 で 私 ども 今 回 この 形 で 法 案 を 提 出 させていただいて おるところでございますので 現 時 点 におきまして 今 提 案 させていただいております 方 式

が 最 も 効 率 的 かつ 効 果 的 ではないかというふうに 考 えておるところでございます 上 野 委 員 ありがとうございます 今 回 いわゆる 日 本 版 NIHが 立 ち 上 がるわけでありますけれども 立 ち 上 がって その 状 況 というか 成 果 をしっかり 把 握 していただいて 適 宜 どういう 形 が 日 本 の 科 学 技 術 医 療 に 関 する 研 究 を 推 進 していくのに 適 切 なのか ぜひ 引 き 続 き 検 討 また 必 要 に 応 じて 見 直 しを 行 っていただければというふうに 思 います 今 回 基 盤 研 について 言 うと これまで 自 前 の 研 究 をやっていた また あわせてファン ディングの 機 能 も 持 っていた そのうち 今 ファンディング 機 能 を 切 り 離 して いわゆる 日 本 版 NIHにファンディングの 機 能 も 一 元 化 をするというふうにしたわけであります 自 前 で 両 方 やっていたのをあえて 切 り 離 して 自 前 の 研 究 とファンディングを 切 り 離 した 方 が ある 種 適 切 だという 判 断 をされたんだと 思 うんです 一 方 で では それを 実 行 していくに 当 たって まさにその 法 人 が 立 ち 上 がって それは 本 当 に 適 切 なのかどうか アメリカのまさにNIHの 例 ファンディングと 研 究 開 発 を 自 前 で 行 うといった 方 が 恐 らく 効 率 的 だ 効 果 的 だという 判 断 でそうしているんだと 思 うんです けれども ぜひ そういったところも 含 めて いわゆる 日 本 版 NIH 立 ち 上 げからの 状 況 も 踏 まえて 適 宜 日 本 の 研 究 開 発 体 制 の 見 直 しを 行 っていただければというふうに 思 いま す 以 上 で 質 問 を 終 わります ありがとうございました