今 どきの 就 活 親 はどうする? 3 大 NGと 親 にしかできないこと 青 山 学 院 大 学 保 護 者 対 象 就 職 説 明 会 編 集 長 朝 日 新 聞 社 教 育 総 合 本 部 ディレクター 木 之 本 敬 介
今 どきの 就 活 ES(エントリーシート)の 功 罪 各 社 独 自 の 設 問 で 志 望 度 測 る 書 類 でふるいに 3 大 テーマ1 志 望 動 機 2 自 己 PR 3 学 生 時 代 に 打 ち 込 んだこと 多 項 目 大 量 の 文 字 数 (1 項 目 200~400 字 ) 1 人 数 十 通 書 くだけで 大 仕 事! 1991 年 にソニーが 学 校 名 不 問 の 採 用 を 導 入 した 際 応 募 用 紙 をこう 呼 んだのが 始 ま りとされ その 後 急 速 に 広 まった
今 どきの 就 活 就 職 情 報 サイト WEBエントリーの 功 罪 就 職 情 報 サイト (リクナビ マイナビ あさがくナビなど) 平 等 公 平 = 全 就 活 生 が 企 業 情 報 を 簡 単 に 入 手 情 報 の 洪 水 に 溺 れる 学 生 も 企 業 にWEBエントリー 気 軽 にエントリー 1 人 50~100 社 ES 提 出 は1 人 20~30 社 ESに 忙 殺 人 気 企 業 に 数 万 人 殺 到 丁 寧 な 選 考 不 可 能 学 歴 フィルター で 選 別 する 企 業 も 書 類 選 考 適 性 検 査 でばっさり たくさん 受 けてたくさん 落 ちるのが 今 の 就 活!
4 今 どきの 就 活 ある 大 手 メーカーの 選 考 の 流 れ WEBエントリー( 就 活 ナビや 企 業 の 採 用 HP) エントリーシート 提 出 +SPIなど 適 性 検 査 書 類 選 考 通 過 60000 名 30000 名 10000 名 1 次 面 接 通 過 (グループディスカッションも) 5000 名 2 次 ~ 最 終 面 接 通 過 500 名 内 々 定 ~ 内 定! 採 用 予 定 数 450 名 500 名
今 どきの 就 活 (まとめ) 親 の 時 代 今 どき 大 学 生 は4 人 に1 人 大 学 全 入 で2 人 に1 人 ( 卒 業 生 37 万 人 56 万 人 1.5 倍 に) バブル 大 量 採 用 ( 売 り 手 市 場 ) 正 社 員 当 たり 前 簡 単 な 履 歴 書 情 報 誌 ハガキ 春 か 夏 の3カ 月 間 厳 選 採 用 ~ 採 用 増 ( 買 い 手 市 場 ~ 売 り 手 市 場 ) 正 社 員 採 用 は7 割 個 別 ES 膨 大 な 文 字 数 WEBで 大 量 エントリー たくさん 落 ちる! 3 年 生 の 夏 ~1 年 間 だから 売 り 手 市 場 なのに 誰 もが 不 安!
就 活 最 新 事 情 6 月 選 考 開 始 実 態 は 1~2 月 IT ベンチャー 外 資 系 など 一 部 企 業 が 選 考 ~ 春 までに 内 々 定 3 月 1 日 大 手 のプレエントリー 会 社 説 明 会 開 始 4~5 月 ES 提 出 事 実 上 の 面 接 6~7 月 大 手 が 一 斉 に 面 接 ~ 内 々 定 7~9 月 中 小 の 選 考 ~ 内 々 定 10 月 1 日 大 手 も 中 小 も 内 定 式
就 活 最 新 事 情 (まとめ) 経 団 連 指 針 は 3 月 ~ 企 業 広 報 6 月 ~ 面 接 の 短 期 決 戦 だが 多 くの 企 業 が4~5 月 に 事 実 上 の 面 接 内 々 定 も 3 年 夏 のインターンシップで 事 実 上 スタート 就 活 は 長 期 化 秋 冬 インターンも 増 複 数 内 定 と 内 定 ゼロの 二 極 化 加 速 早 め のスタートが 肝 心! ソー 活 は 時 代 の 流 れ 就 活 にスマホは 必 携 リクダイ(ダイレクトリクルーティング)に 注 目 オワハラ( 就 活 終 われハラスメント) 気 にしない オヤカク( 親 に 確 認 )する 企 業 も
親 の 就 活 3 大 NG ある 採 用 担 当 部 長 の 経 験 うちの 子 はとてもいい 子 なんですよ どうして 内 定 の 連 絡 が 来 ないんですか? 締 切 日 に 親 がESを 持 ち 込 み 親 から 切 々と 訴 える 手 紙 が 親 が 会 社 と 直 接 接 触 基 本 的 にNG! 自 立 できていない 甘 やかされて 育 った と 判 断 される 3 大 NG 1 過 保 護
親 の 就 活 3 大 NG 3 大 NG 2 過 干 渉 今 日 はどこの 面 接? どうだった? そん な 聞 いたことない 会 社 やめなさい (CMを 見 て)この 会 社 受 けたら? 公 務 員 になり なさい 営 業 向 いてないんじゃない? 細 かなチェック 露 骨 な 関 心 価 値 観 の 押 し つけ 時 代 錯 誤 のアドバイス 無 神 経 なひと 言 に 子 どもは 傷 つき 悩 む 本 人 が 納 得 せず 親 の 意 向 で 就 職 すると 仕 事 がしんどいとき 踏 ん 張 れず 若 年 離 職 に!
親 の 就 活 3 大 NG もっと 悪 いのは 3 無 関 心 一 部 の 優 秀 な 学 生 は 放 っておいても 決 まるが 今 の 就 活 は 多 くの 学 生 にとって1 人 で 乗 り 切 る には 過 酷 興 味 も 示 さず 好 きにしたら は 禁 句 じゃあ どうすればいい? 大 いに 関 心 を 持 ち 今 どきの 就 活 を 知 る 陰 でサポートし 困 っているようなら 話 を 聞 く 頼 まれれば 積 極 的 に 助 言 を
内 定 者 親 にされて 嫌 だったこと 1 自 分 のイメージや 好 みで 私 はあまり 興 味 のない 業 界 会 社 を 何 度 も 強 く 勧 めてき たこと ( 女 子 ) 母 親 の 就 活 と 自 分 の 就 活 を 比 較 されたこ と 説 明 会 や 選 考 があった 日 に その 会 社 はどうだったとか 私 が 就 活 していたと きはこうだったというように 母 親 が 就 活 していた 時 期 の 会 社 の 印 象 や 就 活 の 仕 方 などをよく 比 較 された 親 切 で 言 ってく れていたかもしれないが あまり 良 い 心 地 はしなかった ( 男 子 )
内 定 者 親 にされて 嫌 だったこと 2 会 社 の 中 身 を 知 らないで ブランドイメージだ けで 会 社 を 勧 められたこと 私 は 気 になる 会 社 は 全 て 説 明 会 に 参 加 し 自 分 の 目 で 働 きたい 会 社 をしっかりと 見 ていた しかし 親 は 会 社 の 雰 囲 気 を 知 らないため どうしても 名 前 だけ で 会 社 を 判 断 していたように 思 う ( 女 子 ) あなたは 何 もとりえのない 子 なんだから( 親 族 のように) 地 元 公 務 員 になってほしい 自 分 の 願 望 を 押 し 付 けてるだけだし ネガティブ にしか 捉 えていないことが 悲 しくなった 就 活 の 話 をしている 際 何 度 も 言 われた ( 男 子 )
親 にしかできないこと 就 活 を 機 に 親 子 対 話 を! 就 活 は 親 子 対 話 のよい 機 会 まずは 就 活 に どう 関 わってほしいか 話 し 合 って 普 段 しづらい 親 の 仕 事 を 子 どもに 話 す 新 聞 テレビのニュースで 語 り 合 う( 面 接 対 策 ) コミュニケーションの 基 本 は 親 子 の 会 話 知 り 合 いの 会 社 員 を 子 どもに 紹 介 する 長 所 を 伝 える 自 己 分 析 ESに 役 立 つ 頼 まれれば 面 接 の 練 習 相 手 やESチェックも 親 こそ 知 ってるわが 子 の 良 さ!
内 定 者 親 に 感 謝 1 陰 で 応 援 ああしなさい こうしなさいという 干 渉 はせず 陰 ながら 応 援 してくれた やりたいことを 尊 重 してくれたおかげで 最 後 まで 自 分 のペースで 就 職 活 動 ができた ( 男 子 ) 就 活 中 に 帰 省 した 根 掘 り 葉 掘 り 聞 かれると 思 っていたら 全 くと 言 っていいほど 就 活 の 話 は 出 て 来 なかった 腫 れ 物 を 触 らぬように していた 様 子 ではなく むしろ 関 心 が 無 さそうに 映 った 就 活 が 終 わってからその 理 由 を 聞 くと 関 心 がないわけはない でも プレッシャーにならないよ うに そうしていた と 母 は 答 えた いつもは 何 にでも 首 を 突 っ 込 みたがる 母 で 疎 ましく 思 うときもあったが 無 関 心 を 装 ってくれたおかげで 両 親 からのプレッシャーを 感 じることはなかった ( 男 子 )
内 定 者 親 に 感 謝 2 相 談 に 乗 る どんな 話 にも 耳 を 傾 けてくれ 相 談 に 乗 ってくれた 就 活 で 何 度 も 迷 うことがあった そんなとき 身 近 で 自 分 のこと を 分 かってくれている 親 に 相 談 することで 悩 みがスッキリ したことが 多 々ありました ( 女 子 ) 就 活 に 挫 折 し 恥 ずかしくて 誰 にも 相 談 できず 両 親 に 相 談 した 甘 ったれるな と 叱 られるかと 思 えば 私 の 話 を 否 定 もせず 聞 いてくれた 企 業 にフラれ 続 け 自 己 否 定 された 感 覚 の 中 両 親 の 受 容 的 な 姿 勢 は とても 心 強 かった 普 段 は 厳 しい 両 親 特 に 父 親 がこのときばかり は1 回 も 私 を 否 定 することを 言 わなかったことが 意 外 で 驚 いたが まだ 社 会 から 捨 てられていない という 安 堵 感 と 自 信 も 生 まれた ( 男 子 )
幼 稚 園 や 小 学 校 の 時 のアルバムや 資 料 を 探 し 出 してもら い 自 己 分 析 に 使 った その 上 で 自 分 が 何 をしたのか? その 時 どう 思 ったか? を 教 えてもらった 小 さな 頃 も 今 につながる 様 々なルーツがある と 気 付 いた ( 男 子 ) 内 定 者 親 に 感 謝 3ESや 面 接 父 の 業 界 を 受 けた 疑 問 やトレンドを 聞 きESの 志 望 動 機 や 面 接 に 使 った 面 接 前 は この 会 社 でこんなサービスを 提 供 したい という 話 を 父 と 議 論 した 父 は 面 接 官 をしたこ とがあり 採 用 者 目 線 で 客 観 的 にESの 良 し 悪 しを 判 断 し てくれ 書 類 で 落 とされることはほとんどなかった ( 男 子 ) 何 度 もESを 見 直 したつもりだったが どうしても 気 づかな い 書 き 間 違 いや 言 葉 使 いなどを 最 終 的 にチェックしても らった 自 信 を 持 って 面 接 に 挑 むことが 出 来 た ( 女 子 )
内 定 者 親 に 感 謝 4お 財 布! スーツや 靴 など 必 要 なものは 買 ってくれたこと 交 通 費 だけでもお 金 がかなり 消 えました ( 男 子 ) 就 活 はお 金 がかかる とは 聞 いていたが 実 際 に 始 める と 驚 くほどかかった 関 東 圏 だが 東 京 まで 片 道 1300 円 のところに 住 んでいる 私 にとって 交 通 費 は 地 味 に 痛 い 出 費 交 通 費 がなくなって 就 活 が 続 けられなくなるので は? という 不 安 もあったが 両 親 は 就 活 は 遊 びではな いから という 理 由 で 援 助 してくれた 今 思 うと 相 当 な 額 を 負 担 してもらった 甘 えだ と 思 われるだろうが 両 親 からの 経 済 的 援 助 により 就 活 に 意 識 を 注 ぐことができ たのは 紛 れも 無 い 事 実 だった ( 男 子 )
3 大 NG+ 親 にしかできないこと(まとめ) 3 大 NGは 1 過 保 護 2 過 干 渉 3 無 関 心 大 いに 関 心 今 の 就 活 を 知 り 陰 でサポート 露 骨 な 関 心 示 さず 価 値 観 押 しつけず 最 後 は 本 人 の 考 えを 尊 重 して 家 庭 で 会 話 を コミュニケーション 力 養 って 相 談 されたら 積 極 的 に 助 言 面 接 練 習 も 親 の 仕 事 を 話 し 子 どもの 長 所 を 伝 える 金 銭 的 な 援 助 もお 忘 れなく!
就 活 ニュースペ-パー 今 日 の 朝 刊 毎 日 3 分! 業 界 MAP 業 界 トピックス 人 事 のホンネ 先 輩 の 体 験 談 親 向 けの 親 カツ コーナーも
親 カツ!! コーナー 今 日 の 話 の 概 要 が 載 っています
子 供 の 一 番 の 味 方 であることを 伝 えてくださ い 応 援 してくれている 人 がいると 思 うと そ れだけで 自 信 につながります ( 女 子 ) 内 定 者 から 親 御 さんへのメッセージ 気 持 ちよく 就 活 できる 環 境 づくり を 心 配 し てくれているとは 感 じましたが 求 められたら 助 ける スタンスでした 変 にプレッシャーを 感 じず 良 い 結 果 につながりました ( 男 子 ) 四 つのお 願 い 1 あからさまな 興 味 関 心 を 見 せないでください 2 兄 弟 と 比 較 しないでください 3 子 どもの 人 格 を 否 定 しないでください 4 遠 くから 見 守 っていてください ( 男 子 )
ご 清 聴 ありがとうございました! 厳 しい 就 活 親 子 で 乗 り 切 りましょう! 新 聞 ネタに 親 子 対 話 も ぜひ! 就 活 ニュースペーパーby 朝 日 新 聞 には 読 みやすいスマホ 版 も! QRコードを 読 み 取 って ブックマークしておいてください!