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平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

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03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

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4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

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為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

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要 な 指 示 をさせることができる ( 検 査 ) 第 8 条 甲 は 乙 の 業 務 にかかる 契 約 履 行 状 況 について 作 業 完 了 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする ( 発 生 した 著 作 権 等 の 帰 属 ) 第 9 条 業 務 によって 甲 が 乙 に

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工 事 名 渟 城 西 小 学 校 体 育 館 非 構 造 部 材 耐 震 改 修 工 事 ( 建 築 主 体 工 事 ) 入 札 スケジュール 手 続 等 期 間 期 日 期 限 等 手 続 きの 方 法 等 1 設 計 図 書 等 の 閲 覧 貸 出 平 成 28 年 2 月 23 日 ( 火

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コピペ 問 題 をもっと 知 ろう ~コピペルナー 導 入 のすすめ~ 株 式 会 社 アンク

コピペとは コピー&ペーストを 略 した 言 葉 で コンピューター 上 でデータをコピー し そのデータをほかの 部 分 に 貼 り 付 ける(ペースト)ことを 指 します すでにあるデ ータを 簡 単 に 加 工 して 再 利 用 できるのは コンピューターの 大 きな 強 みですが 今 こ のコピペが 学 生 のレポートなどでさかんに 行 われ 問 題 になっています コピペの 定 義 学 生 などの 間 で 行 われている コピペ は 一 般 に 言 われる コピー&ペースト よ り よくない 方 向 の 意 味 合 いを 含 むようです そこで 本 書 におけるコピペの 定 義 を 明 確 にしておきましょう 金 沢 工 業 大 学 大 学 院 知 的 財 産 科 学 研 究 センター 長 の 杉 光 一 成 教 授 は コピペのこと を 次 のように 定 義 しています i コンピューターのコピー&ペースト 機 能 を 用 い 他 人 の 文 章 等 を 写 して 自 分 の 文 章 等 と 詐 称 する 行 為 ひょうせつ 同 じ 意 味 で 使 われる 言 葉 としては 剽 窃 (plagiarism) 盗 用 無 断 利 用 無 断 転 載 などがあります 他 人 の 文 章 をそのままコピ ーして あたかも 自 分 の 意 見 のように 文 章 を 作 り 上 げるコピペは いまや 教 育 上 の 大 きな 問 題 の1つと 言 えます 1

学 生 のレポートとコピペ 大 学 や 大 学 院 ( 特 に 文 系 の 学 部 )では 学 生 に 対 して レポートを 提 出 させることがよ くあります 学 生 は 出 題 されたテーマに 関 する 資 料 や 文 献 を 用 意 し これを 踏 まえて 自 分 の 考 えを 述 べたり 結 論 を 導 き 出 したりすることが 求 められます 以 前 であれば 資 料 や 文 献 は 図 書 館 などで 苦 労 して 調 べるものでしたが 昨 今 ではイ ンターネットに 接 続 したコンピューターを 使 って 世 界 中 のあらゆる 文 書 を 閲 覧 するこ とができます ところが このようにして 得 られた 情 報 を 安 易 に 自 分 のレポートにコピ ペする 行 為 が 今 学 生 の 間 で 蔓 延 しています 杉 光 一 成 教 授 が 2010 年 に 発 表 した 論 文 の 中 で 行 ったアンケートによれば 35%の 学 生 が コピペを 行 ったことがある と 回 答 しています さらに 同 論 文 では 今 後 コピペが 拡 大 し 低 年 齢 化 する 可 能 性 を 指 摘 し ています ii 後 で 述 べるように 他 の 資 料 や 文 献 の 一 部 を 転 載 して 利 用 すること 自 体 は 正 しい 手 順 を 踏 んでいる 限 り 問 題 のある 行 為 ではありません しかし コピペで 問 題 となるケ ースの 多 くは 他 の 文 書 の 一 部 または 全 部 をコピーすることで 他 人 の 意 見 をあたかも 自 分 の 考 えのように 述 べたり 結 論 の 部 分 まで 丸 写 ししてしまったりするというもので す 教 員 は 学 生 のコピペに 気 が 付 く? 教 育 の 現 場 では 同 じ 授 業 を 受 けている 学 生 がインターネット 上 の 同 じ 文 献 をコピペ した 結 果 同 じ 文 面 のレポートがいくつも 出 てくるという 事 態 が 実 際 に 起 きています 文 章 が 学 生 のこれまでの 成 績 に 似 つかわしくない 文 章 であったり 語 尾 の ですます が 不 統 一 だったりして 発 覚 するケースもあるようです しかし 各 々の 学 生 が 別 の 場 所 からコピペしていたらそれを 見 つけ 出 すのには 大 変 困 難 です また コピペが 疑 われても それをどこからコピペしたのかは 調 べてみない とわかりません 2

引 用 とコピペは 何 が 違 うのでしょう レポートなどの 文 書 を 作 成 するとき 他 の 論 文 等 の 文 章 を 一 部 転 載 し それに 対 し 意 見 を 述 べたりするケースは 多 々ありますが このときの 転 載 は 引 用 と 呼 ばれます 引 用 は 著 作 権 法 で 次 のような 条 件 付 きで 認 められています 著 作 権 法 第 三 十 二 条 公 表 された 著 作 物 は 引 用 して 利 用 することができる この 場 合 において その 引 用 は 公 正 な 慣 行 に 合 致 するものであり かつ 報 道 批 評 研 究 そ の 他 の 引 用 の 目 的 上 正 当 な 範 囲 内 で 行 なわれるものでなければならない また 文 化 庁 がウェブ 上 で 公 開 している 著 作 権 に 関 する 解 説 本 著 作 権 テキスト (http://www.bunka.go.jp/chosakuken/text/)には さらに 実 際 に 即 した 解 説 があります この 中 で 文 献 を 引 用 する 場 合 に 守 るべき 点 として 以 下 のことが 挙 げられています 必 要 性 や 必 然 性 がある 範 囲 内 で 引 用 する 引 用 する 箇 所 は 必 要 最 小 限 にとどめ 自 分 のレポートの 趣 旨 と 関 係 がない 部 分 まで 引 用 しないようにします 自 分 の 作 品 部 分 が 主 引 用 した 部 分 が 従 という 関 係 を 維 持 する 自 分 の 文 章 よりも 引 用 箇 所 の 方 があからさまに 多 かったり 主 張 や 結 論 を 自 分 の 文 章 では 行 わず 引 用 の 文 章 に 任 せてしまったりしてはいけません 引 用 した 部 分 と それ 以 外 の 部 分 を などで 明 確 に 区 別 する 自 分 の 文 章 と 引 用 または 異 なる 箇 所 からの 引 用 が 一 目 でわかるようにしてお きます 出 所 ( 出 典 )を 明 示 する 引 用 箇 所 の 近 くに 記 述 するか 脚 注 をつけるなどして 出 典 を 明 記 しておきます 本 書 でも1ページ 目 と 2 ページ 目 で 実 践 しています 3

引 用 箇 所 と 出 典 の 明 示 は 具 体 的 には 次 の 例 のようになっているとよいでしょう 金 沢 工 業 大 学 大 学 院 知 的 財 産 科 学 研 究 センター 長 の 杉 光 一 成 教 授 も 日 本 の 大 学 が 世 界 から 取 り 残 されないためには 各 大 学 の 自 主 的 な 取 組 みだけでなく 国 レベルでの 取 組 みが 必 要 ではないかと 実 感 した と 述 べています i などで 引 用 箇 所 を 区 別 します 脚 注 などで 出 典 を 明 記 します i 杉 光 一 成 : 大 学 等 における コピペ 問 題 の 現 状 と 対 策 及 び その 課 題 2010 PC カンファレンス https://www.gakkai-center.jp/pcc/2010/papers/pdf/58.pdf 引 用 箇 所 と 出 典 の 表 示 の 例 著 作 権 について 文 章 音 楽 美 術 プログラムなど 人 の 思 想 感 情 を 創 作 的 に 表 現 したものを 著 作 物 といい 著 作 物 を 生 み 出 した 人 を 著 作 者 と いいます 著 作 者 は 著 作 物 の 使 い 方 を 決 め る 権 利 を 持 っており これを 著 作 権 といい ます 著 作 権 は 著 作 者 が 著 作 物 を 生 み 出 したときに 自 然 に 発 生 する 権 利 です 著 作 権 は 大 きく 財 産 権 と 著 作 者 人 格 権 に 分 けることができ 財 産 権 の 方 は 他 の 人 や 法 人 に 譲 渡 することができます 財 産 権 を 譲 渡 された 人 を 著 作 権 者 といいます なお 法 令 のなど 一 部 著 作 権 の 保 護 の 対 象 とならないものもあります また 営 利 目 的 以 外 の 教 育 活 動 など 複 製 が 認 められ ているケースもあります コピペで 著 作 権 を 侵 害 した 場 合 には 権 利 者 によって 著 作 物 の 利 用 停 止 や 損 害 賠 償 不 当 に 得 た 利 益 の 返 還 などを 請 求 されるこ とがあります また 懲 役 や 罰 金 などの 刑 罰 が 課 せられることもあります 4

コピペすると 何 が 問 題 なのでしょう コピペすると コピペした 本 人 やその 関 係 者 がいろいろな 不 利 益 を 被 ります 発 覚 したときのリスク 学 生 のレポートでコピペが 発 覚 した 場 合 減 点 や 単 位 の 取 り 消 しなどのペナル ティが 課 される 場 合 があります 欧 米 では 退 学 等 の 厳 しい 処 分 になることが 多 いようです また 社 会 人 のコピペは 損 害 賠 償 など 会 社 に 大 きな 損 失 を 与 え ることもあります 学 習 効 果 を 得 られない 他 人 の 文 章 をコピペしただけでは 自 分 で 考 える 力 や 文 章 の 構 成 能 力 表 現 力 が 身 につきません 結 果 として 社 会 人 になってもコピペのレポートしか 作 れず 本 人 が 困 ることになります 物 心 ついたときからインターネットがある 環 境 に 育 った 世 代 はコピペに 何 の 疑 問 を 持 っていない 人 も 多 く 学 校 での 教 育 が 重 要 です 誤 った 情 報 の 学 習 や 伝 達 内 容 をよく 吟 味 しないでコピペすると 誤 った 情 報 のレポートを 提 出 したり 覚 えてしまったりすることもあります たとえばよく 参 考 にされる Wikipedia にも 多 くの 間 違 いがあるようです 他 人 の 間 違 った 文 章 をコピペした 場 合 も 同 様 です 不 当 な 評 価 レポートを 評 価 する 人 がコピペに 気 付 かなかった 場 合 コピペした 人 に 対 して 不 当 に 良 い 評 価 を 与 えてしまうことがあります 結 果 として コピペをしてい ないまじめな 学 生 が 相 対 的 に 低 く 評 価 される 原 因 になってしまいます 実 力 が 正 しく 評 価 されないのは 教 育 の 根 幹 にかかわることです 5

コピペをなくしていくために インターネット 時 代 において 安 易 なコピペをなくしていくには 学 校 での 教 育 がと りわけ 重 要 です 今 までは 大 学 が 指 導 の 主 な 対 象 でしたが IT の 環 境 普 及 とリテラシー 向 上 に 伴 い 高 等 学 校 中 学 校 小 学 校 での 指 導 がより 重 要 になってくると 思 われます 指 導 の 方 針 としては 次 の3つが 基 本 になります コピペをしないよう 指 導 する 先 に 挙 げたようなコピペのデメリットを 説 明 し コピペをしないように 指 導 し ます 読 書 感 想 文 サイトなどのようにコピペを 推 奨 しているようなサイトから コピペしないように 指 導 することも 有 効 です また 正 しい 引 用 の 仕 方 を 教 え るようにしましょう コピペをチェックする レポートを 評 価 する 教 員 は そのレポートがコピペされていないかどうかを 確 認 するようにしなくてはいけません すべてのレポートの 全 文 章 をインターネ ットで 検 索 するなどして 確 認 するのは 大 変 な 労 力 と 時 間 がかかるので チェッ クツールを 使 うのもよいでしょう コピペを 注 意 する コピペを 見 つけたら 些 細 なことで もその 都 度 注 意 していくことが 重 要 です 高 学 歴 社 会 人 になればなる ほどコピペが 発 覚 したときのペナル ティは 重 くなりますので 早 いうち からきちんと 指 摘 していくことが 大 切 です IT 社 会 に 適 応 した 社 会 人 を 育 てていくという 意 味 で コピペ 対 策 とコピペに 関 する 教 育 は いっそう 重 要 度 を 増 してくるでしょう 6

コピペルナーのご 紹 介 レポートの 中 からコピペを 見 つけ 出 すのは とても 時 間 がかかる 作 業 です コピペル ナーは インターネット 上 の 文 書 または 手 元 の 登 録 済 みの 文 献 から レポートの 中 の コピペと 思 われる 部 分 を 自 動 的 に 検 出 するソフトウェアです コピペルナーを 利 用 する ことで 教 師 のコピペチェックにかかる 時 間 を 短 縮 するのに 役 立 ちます 金 沢 工 業 大 学 知 的 財 産 科 学 研 究 センター 長 の 杉 光 一 成 教 授 が 考 案 し 株 式 会 社 アンクが 2009 年 に 開 発 しました 7

コピペルナーのチェックのしくみ コピペルナーは レポートから 自 動 的 に 抽 出 キーワードをインターネットのサーチエ ンジンにかけ ヒットした 上 位 の Web ページに 対 して 全 文 検 索 を 行 います 検 索 キー ワードによって 比 較 対 象 の Web ページも 変 わりますので レポートの 内 容 によっては ヒット 率 が 下 がることもあります その 場 合 はキーワードを 自 分 で 指 定 することも 可 能 です なお コピペに 利 用 されやすい Wikipedia は 既 定 で 最 初 に 検 索 するようになっ ています コピペルナーの 特 徴 コピペルナーには Windows 環 境 で 動 作 するクライアント 版 の コピペルナーV3 と 複 数 の 教 員 が 同 時 に 利 用 できる コピペルナー サーバー のラインナップがあります コピペルナーの 主 な 特 徴 は 以 下 の 通 りです レポートの 読 み 込 み 検 索 条 件 設 定 検 索 実 行 の3ステップで 簡 単 操 作 判 定 結 果 をパーセント 表 示 し コピペ 箇 所 は 色 付 けして 表 示 レポートは Word 文 書 PDF 文 書 テキスト 文 書 に 対 応 Web ページや 手 元 の 文 献 とだけではなく レポートどうしも 比 較 文 章 の 語 尾 が 変 化 しても 一 致 する あいまい 検 索 に 対 応 正 式 な 引 用 をチェックから 除 外 可 能 レポートどうしのコピペの 相 関 を 図 示 可 能 (コピペルナーV3 のみ) 判 定 結 果 の 見 方 について 判 定 結 果 は レポートの 良 し 悪 しを 直 接 示 すものではありません 数 字 が 大 きくても レポートの 作 成 者 が 引 用 のルールをきちんと 理 解 していないだけで 実 はしっかり 考 えられた 内 容 かもしれませんし 検 索 キーワードが 適 切 でない 等 の 理 由 で 低 い 数 字 が 出 てしまうこともあります 判 定 結 果 を 良 いとするか 悪 いとするかはあくまで 教 員 の 判 断 です 8

コピペルナー 導 入 の 効 果 おかげさまで コピペルナーは 2012 年 3 月 時 点 で 293 の 教 育 機 関 に 導 入 されており ます ご 利 用 の 皆 様 からは 自 分 で 見 つけられなかったコピペを 見 つけられた コピ ペがたくさん 見 つかってびっくりした という 声 を 多 数 いただいております コピペルナー 導 入 の 効 果 は コピペ 発 見 の 効 率 化 だけではありません 事 前 に 学 生 に 対 して コピペルナーにかけるぞ と 通 知 しておくことで コピペの 抑 止 力 としての 効 果 も 発 揮 しているようです また 正 式 な 引 用 を 除 外 する 機 能 もあるので 引 用 のルー ルが 守 られているかをチェックするのにも 役 立 ちます コピペルナーは 評 価 版 もご 用 意 しております 興 味 をお 持 ちの 方 は 弊 社 までご 連 絡 く ださい 9

i 杉 光 一 成 : コピペ 問 題 を 考 える~ 大 学 などで 今 起 こっているレポート 作 成 の 問 題 と 対 応 策 ~ 第 10 回 図 書 館 総 合 展 フォーラム 2008 年 11 月 26 日 (accessed Jun/11/2010) http://www.japanknowledge.com/contents/jkvoice/seminar/seminar20090301.html) ii 杉 光 一 成 : 大 学 等 における コピペ 問 題 の 現 状 と 対 策 及 びその 課 題 2010 PC カ ンファレンス https://www.gakkai-center.jp/pcc/2010/papers/pdf/58.pdf 制 作 著 作 株 式 会 社 アンク Copyright 2013 ANK Co.,Ltd. All rights reserved. 記 載 されている 内 容 は 2013 年 1 月 現 在 のものです コピペルナーのお 問 い 合 わせ 先 製 品 URL:http://www.ank.co.jp/works/products/copypelna/