災害時の賃貸住宅居住者の居住の安定確保について



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情 報 通 信 機 器 等 に 係 る 繰 越 税 額 控 除 限 度 超 過 額 の 計 算 上 控 除 される 金 額 に 関 する 明 細 書 ( 付 表 ) 政 党 等 寄 附 金 特 別 控 除 額 の 計 算 明 細 書 国 庫 補 助 金 等 の 総 収 入 金 額 不 算 入 に 関

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有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

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H25要綱本文

(15) 兵 庫 県 道 高 速 湾 岸 線 (16) 神 戸 市 道 高 速 道 路 2 号 線 (17) 兵 庫 県 道 高 速 北 神 戸 線 (18) 神 戸 市 道 高 速 道 路 北 神 戸 線 (19) 神 戸 市 道 高 速 道 路 湾 岸 線 のうち 上 り 線 については 神 戸

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は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

所令要綱

資料8(第2回水害WG)

(8) 評 点 2012 年 改 訂 版 高 知 県 木 造 住 宅 耐 震 診 断 マニュアル( 平 成 27 年 6 月 発 行 ) に 基 づく 耐 震 診 断 による 上 部 構 造 評 点 のうち 最 小 の 値 又 は 2012 年 改 訂 版 高 知 県 木 造 住 宅 耐 震 診 断

の 提 供 状 況 等 を 総 合 的 に 勘 案 し 土 地 及 び 家 屋 に 係 る 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 減 額 せずに 平 成 24 年 度 分 の 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 課 税 することが 適 当 と 市 町 村 長 が 認 め

空 き 家 を 売 却 した 場 合 の,000 万 円 控 除 特 例 の 創 設 被 相 続 人 が 住 んでいた 家 屋 及 びその 敷 地 を 相 続 があった 日 から 年 を 経 過 する 年 の 月 日 までに 耐 震 工 事 をしてから あるいは 家 を 除 却 し てから 売 却

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私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

っては いずれか 一 方 の 事 業 を 補 助 金 の 交 付 の 対 象 とする 3 第 1 項 各 号 に 掲 げる 事 業 において 国 県 若 しくは 本 市 からの 補 償 金 の 交 付 又 は 損 害 保 険 契 約 によ る 損 害 てん 補 その 他 これに 類 するものを 受


税制面での支援

を 行 うこと 又 は 必 要 な 機 能 を 追 加 することをいう ( 補 助 対 象 事 業 ) 第 3 条 補 助 金 の 交 付 対 象 となる 事 業 ( 以 下 補 助 対 象 事 業 という )は, 次 条 に 規 定 するこの 補 助 金 の 交 付 の 対 象 となる 者 ( 以

個 人 所 得 課 税 ~ 住 宅 ローン 控 除 等 の 適 用 期 限 の 延 長 2 4. 既 存 住 宅 に 係 る 特 定 の 改 修 工 事 をした 場 合 の 所 得 税 額 の 特 別 控 除 居 住 年 省 エネ 改 修 工 事 控 除 限 度 額 バリアフリー 改 修 工 事 平

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大阪府住宅供給公社定款

とする ( 減 免 額 の 納 付 ) 第 6 条 市 長 は 減 免 を 受 け た 者 が 偽 り そ の 他 不 正 な 方 法 に よ り 減 免 の 決 定 を 受 け た こ と を 知 っ た と き 前 の 申 告 が あ っ た と き 又 は 同 条 第 2 項 の 規 定 によ

(2) 単 身 者 向 け 以 外 の 賃 貸 共 同 住 宅 等 当 該 建 物 に 対 して 新 たに 固 定 資 産 税 等 が 課 税 される 年 から 起 算 して5 年 間 とする ( 交 付 申 請 及 び 決 定 ) 第 5 条 補 助 金 の 交 付 を 受 けようとする 者 は

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1. 固 定 資 産 税 ( 村 税 ) 会 に 対 して 審 査 の 申 し 出 をすることができます 1 納 める 人 および 毎 年 1 月 1 日 現 在 の 所 有 者 賦 課 期 日 2 税 率 課 税 標 準 額 1.4% 3 土 地 の 免 税 点 課 税 標 準 額 となるべき 額

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大 田 区 保 育 従 事 職 員 宿 舎 借 り 上 げ 支 援 事 業 Q&A 目 次 Ⅰ 補 助 事 業 全 般 について P3~P4 Ⅱ 補 助 対 象 施 設 について P5 Ⅲ 補 助 対 象 職 員 について P6~P10 Ⅳ 補 助 対 象 経 費 について P11~P13 2

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別 紙 平 成 2 8 年 度 財 形 持 家 融 資 要 項 1 融 資 対 象 者 組 合 員 がその 持 家 として 自 ら 居 住 するための 住 宅 を 建 設 購 入 改 良 する 人 で 一 般 財 形 貯 蓄 財 形 住 宅 貯 蓄 財 形 年 金 貯 蓄 のいずれかを1 年 以 上

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公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

所 得 税 及 び 復 興 特 別 所 得 税 の 予 定 納 税 額 の 減 額 申 請 ( 平 成 19 年 以 降 用 ) ( 平 成 24 年 以 降 用 ) 平 成 年 分 公 的 年 金 等 の 源 泉 徴 収 票 ( 平 成 25 年 以 降 用 ) 平 成 年 分 公 的 年 金 等

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住民税

( 補 助 金 等 交 付 決 定 通 知 に 加 える 条 件 ) 第 7 条 市 長 は 交 付 規 則 第 11 条 に 規 定 するところにより 補 助 金 の 交 付 決 定 に 際 し 次 に 掲 げる 条 件 を 付 するものとする (1) 事 業 完 了 後 に 消 費 税 及 び

工 事 名 渟 城 西 小 学 校 体 育 館 非 構 造 部 材 耐 震 改 修 工 事 ( 建 築 主 体 工 事 ) 入 札 スケジュール 手 続 等 期 間 期 日 期 限 等 手 続 きの 方 法 等 1 設 計 図 書 等 の 閲 覧 貸 出 平 成 28 年 2 月 23 日 ( 火

N 一 般 の 住 宅 について 控 除 の 対 象 となる 借 入 金 は 平 成 26 年 4 月 平 成 31 年 6 月 30 日 までの 入 居 の 場 合 は4,000 万 円 ( 平 成 26 年 3 月 までの 入 居 の 場 合 は2,000 万 円 )までとなります 建 物 や

母 子 医 療 対 策 費 462 (313,289) 国 4,479 1 不 妊 治 療 助 成 事 業 8,600 不 妊 治 療 費 用 の 一 部 を 助 成 し 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 る 230, ,608 不 妊 治 療 費 の 増 加 による 増 額 分

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1. 決 算 の 概 要 法 人 全 体 として 2,459 億 円 の 当 期 総 利 益 を 計 上 し 末 をもって 繰 越 欠 損 金 を 解 消 しています ( : 当 期 総 利 益 2,092 億 円 ) 中 期 計 画 における 収 支 改 善 項 目 に 関 して ( : 繰 越

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Taro-38 H 財形貯蓄事務取

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3 地 震 保 険 の 割 引 地 震 保 険 に 加 入 されている 場 合 耐 震 改 修 後 保 険 料 の 割 引 (10%)が 受 けられる 場 合 があ ります ご 加 入 の 保 険 会 社 にお 問 合 せになり 宅 耐 震 改 修 証 明 書 の 写 し あるいは 固 定 資 産

修 繕 基 本 融 資 額 補 修 資 金 引 方 移 転 資 金 整 地 資 金 730 万 円 440 万 円 440 万 円 引 方 移 転 資 金 と 整 地 資 金 の 両 方 を 利 用 する 場 合 は 合 計 で 440 万 円 が 限 度 となる 引 方 移 転 資 金 および 整

は 共 有 名 義 )で 所 有 権 保 存 登 記 又 は 所 有 権 移 転 登 記 を された も の で あ る こと (3) 居 室 便 所 台 所 及 び 風 呂 を 備 え 居 住 の ために 使 用 す る 部 分 の 延 べ 床 面 積 が 5 0 平 方 メ ー ト ル 以 上

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工 事 名 能 代 南 中 学 校 体 育 館 非 構 造 部 材 耐 震 改 修 工 事 ( 建 築 主 体 工 事 ) 入 札 スケジュール 手 続 等 期 間 期 日 期 限 等 手 続 きの 方 法 等 1 設 計 図 書 等 の 閲 覧 貸 出 平 成 28 年 5 月 24 日 ( 火


湯沢町耐震改修促進計画

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目 次 第 1. 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 等 1 (1) 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 1 (2) 施 行 者 の 名 称 1 第 2. 施 行 区 1 (1) 施 行 区 の 位 置 1 (2) 施 行 区 位 置 図 1 (3) 施 行 区 の 区 域 1 (4) 施

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第 40 回 中 央 近 代 化 基 金 補 完 融 資 推 薦 申 込 み 公 募 要 綱 1 公 募 推 薦 総 枠 30 億 円 一 般 物 流 効 率 化 促 進 中 小 企 業 高 度 化 資 金 貸 付 対 象 事 業 の 合 計 枠 2 公 募 期 間 平 成 28 年 6 月 20

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目 次 貸 借 対 照 表 1 損 益 計 算 書 2 キャッシュ フロー 計 算 書 3 利 益 の 処 分 に 関 する 書 類 4 国 立 大 学 法 人 等 業 務 実 施 コスト 計 算 書 5 注 記 事 項 6 附 属 明 細 書 別 紙

省 九 州 地 方 整 備 局 長 若 しくは 宮 崎 県 知 事 に 意 見 を 提 出 することができる ( 役 員 の 任 命 ) 第 8 条 理 事 長 及 び 監 事 は 宮 崎 県 知 事 が 任 命 する 2 理 事 は 理 事 長 が 任 命 する 3 副 理 事 長 は 理 事 長

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平成10年第4回市議会定例会

て 位 置 付 けられているもので, 本 市 が 指 定 するものをいう ⒀ 防 火 対 策 次 のいずれかの 防 火 上 の 対 策 を 行 うことをいう ア 外 壁 で, 道 からの 延 焼 のおそれのある 部 分 ( 建 築 物 の 敷 地 が 接 する 道 に 面 する 当 該 建 築 物

川崎市木造住宅耐震診断助成金交付要綱

目 改 正 項 目 軽 自 動 車 率 の 引 上 げ 〇 国 及 び 地 方 を 通 じた 自 動 車 関 連 制 の 見 直 しに 伴 い 軽 自 動 車 の 標 準 率 が 次 のとおり 引 き 上 げられます 車 種 区 分 引 上 げ 幅 50cc 以 下 1,000 円 2,000 円

林 業 用 機 軽 油 引 取 林 業 素 材 生 産 業 ( 年 間 素 材 生 産 量 1,000 税 率 :32.1 円 /リットル 械 施 設 税 ( 道 府 m 3 以 上 )に 係 る 一 定 の 機 械 ( 集 材 機 等 )の 等 の 取 得 県 税 ) 動 力 源 のための 軽 油

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

2 省 エネルギー 性 耐 震 性 及 バリアフリー 性 を 満 たす 住 宅 とは 新 築 住 宅 既 存 住 宅 ( 中 古 住 宅 ) 増 改 築 等 次 のいずれかの 住 宅 が 対 象 次 のいずれかの 住 宅 が 対 象 次 のいずれかの 住 宅 が 対 象 級 4の 住 宅 一 次 エ

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事務連絡


SBIAQ確認検査業務手数料規定

公営住宅法施行令の一部を改正する政令―公営住宅法施行令例規整備*

Transcription:

参 考 資 料 7 災 害 時 の 賃 貸 住 宅 居 住 者 の 居 住 の 安 定 確 保 について 平 成 24 年 11 月 国 土 交 通 省 住 宅 局

1. 東 日 本 大 震 災 で 住 居 を 失 われた 方 への 居 住 の 安 定 の 確 保 震 災 発 生 復 旧 期 復 興 期 東 日 本 大 震 災 住 宅 が 滅 失 避 難 所 等 2012.3.11 17:00 時 点 消 防 庁 全 国 全 壊 129,391 棟 半 壊 265,096 棟 全 半 壊 394,487 棟 公 営 住 宅 等 ( 国 の 宿 舎 等 も 含 む) 仮 設 住 宅 民 間 アパート など 自 力 での 再 建 取 得 が 困 難 な 方 災 害 公 営 住 宅 への 入 居 支 援 措 置 東 日 本 大 震 災 復 興 交 付 金 を 活 用 した 災 害 公 営 住 宅 の 整 備 支 援 ( 国 庫 補 助 率 の 引 上 げなど) 民 間 賃 貸 住 宅 の 整 備 促 進 支 援 措 置 補 助 税 融 資 を 通 じ 民 間 賃 貸 住 宅 の 整 備 を 支 援 自 力 での 再 建 取 得 が 可 能 な 方 支 援 金 制 度 による 支 援 金 の 支 給 地 震 保 険 制 度 による 保 険 金 の 支 払 い 新 規 の 住 宅 ( 建 設 購 入 )への 金 融 上 の 支 援 支 援 措 置 ( 独 ) 住 宅 金 融 支 援 機 構 ( 以 下 機 構 という )による 災 害 復 興 住 宅 融 資 の 金 利 引 下 げ 等 新 規 ローン 旧 住 宅 金 融 公 庫 機 構 融 資 の 返 済 方 法 の 変 更 の 拡 充 等 ( 一 定 期 間 払 込 の 猶 予 等 ) 既 存 ローン 住 宅 ローン 控 除 の 継 続 1

2. 災 害 公 営 住 宅 の 供 給 促 進 1 [ 災 害 公 営 住 宅 について] 災 害 公 営 住 宅 は 災 害 により 滅 失 した 住 宅 に 居 住 していた 方 向 けに 建 設 等 される 公 営 住 宅 災 害 の 規 模 により 通 常 の 補 助 率 から 拡 充 した 補 助 率 を 適 用 供 給 後 の 管 理 は 通 常 の 公 営 住 宅 と 同 様 に 管 理 される 指 定 要 件 入 居 者 資 格 通 常 時 以 下 の1~2について 満 たすことが 必 要 1 収 入 要 件 収 入 分 位 50%を 上 限 として 条 例 で 設 定 する 基 準 以 下 の 収 入 であるこ と 国 は 参 酌 基 準 ( 収 入 分 位 25%)を 政 令 で 規 定 2 住 宅 困 窮 要 件 現 に 住 宅 に 困 窮 していることが 明 らかな 方 であること 災 害 公 営 住 宅 一 般 災 害 激 甚 災 害 1 被 災 地 全 域 で500 戸 以 上 の 住 宅 が1 災 害 要 件 : 被 災 地 全 域 で 概 ね4,000 滅 失 戸 以 上 の 住 宅 が 滅 失 した 災 又 は 害 等 2 一 市 町 村 の 区 域 内 で200 戸 以 上 又 2 地 域 要 件 :100 戸 以 上 又 は 全 住 宅 の は 全 住 宅 の1 割 以 上 が 滅 失 1 割 以 上 が 滅 失 した 市 町 村 災 害 により 滅 失 した 住 宅 に 居 住 し ていた 方 収 入 分 位 40% 以 下 で 同 居 親 族 の ある 方 整 備 戸 数 の 上 限 - 滅 失 戸 数 の3 割 滅 失 戸 数 の5 割 災 害 により 滅 失 した 住 宅 に 居 住 し ていた 方 入 居 収 入 基 準 要 件 及 び 同 居 親 族 要 件 は 適 用 しない 発 災 から3 年 間 被 災 市 街 地 復 興 特 別 措 置 法 による 特 例 措 置 3 年 経 過 後 ( 最 長 10 年 ) 東 日 本 大 震 災 復 興 特 区 法 の 復 興 推 進 計 画 による 措 置 ( 被 災 地 のみ 適 用 ) 注 注 整 建 設 買 取 概 ね45% 2/3 3/4 補 備 注 注 助 借 上 ( 共 同 施 設 整 備 ) 2/3の 概 ね45% 2/5 (1/5の 民 間 負 担 あり) 3/5 (1/5の 民 間 負 担 あり) 注 率 注 当 初 5 年 間 3/4 家 賃 低 廉 化 概 ね45% 20 年 間 2/3 注 6~20 年 目 5/6 注 : 東 日 本 大 震 災 復 興 交 付 金 を 活 用 して 実 施 する 場 合 は 上 記 補 助 率 からさらに 追 加 的 な 国 庫 補 助 ( 地 方 負 担 分 の1/2)あり 2

2. 災 害 公 営 住 宅 の 供 給 促 進 2 [ 阪 神 淡 路 大 震 災 の 復 興 プロセス] H7 発 災 1/17 H8 (1 年 ) H9 (2 年 ) H10 (3 年 ) 避 難 所 避 難 者 数 ピーク:316,678 人 [1/23(6 日 目 )] 避 難 所 廃 止 [H7 年 9/30( 約 8.5ヶ 月 後 )] 仮 設 住 宅 着 工 [1/20(3 日 目 )] 入 居 [2/2(14 日 目 )] 仮 設 住 宅 全 戸 完 成 (48,300 戸 ) [H7 年 8/11( 約 7ヶ 月 後 )] 仮 設 住 宅 の 入 居 者 ゼロ [H12 年 1 月 (5 年 後 )] 災 害 復 興 公 営 住 宅 災 害 復 興 公 営 住 宅 の 着 工 [3/27( 約 2ヶ 月 後 )] 災 害 復 興 公 営 住 宅 の 完 成 [H8 年 2 月 ( 約 1 年 後 )] 災 害 復 興 公 営 住 宅 完 成 戸 数 平 成 8 年 末 (2 年 後 ):1,152 戸 平 成 9 年 末 (3 年 後 ):9,476 戸 災 害 復 興 公 営 住 宅 全 て 完 成 (25,421 戸 ) [H12 年 11 月 (5 年 10ヶ 月 後 )] 復 興 計 画 ひょうご 住 宅 復 興 3カ 年 計 画 ( 案 ) 策 定 [3/9( 約 2ヶ 月 後 )] ひょうご 住 宅 復 興 3カ 年 計 画 策 定 [H7 年 8/17(7ヶ 月 後 )] 阪 神 淡 路 復 興 計 画 策 定 [H7 年 7/31( 約 6.5ヶ 月 後 )] ひょうご 住 宅 復 興 3カ 年 計 画 策 定 ( 改 訂 ) [H8 年 8 月 (1 年 7ヶ 月 後 )] 3

2. 災 害 公 営 住 宅 の 供 給 促 進 3 [ 過 去 の 災 害 における 対 応 ] < 過 去 の 災 害 公 営 住 宅 の 供 給 実 績 > 災 害 名 発 生 年 月 日 都 道 府 県 名 適 用 法 全 壊 戸 数 ( 消 防 庁 ) 災 害 公 営 整 備 戸 数 北 海 道 南 西 沖 地 震 H5.7.12 北 海 道 一 般 法 601 戸 104 戸 大 阪 府 激 甚 法 680 戸 104,906 棟 H7.1.17 阪 神 淡 路 大 震 災 186,175 世 帯 兵 庫 県 激 甚 法 25,421 戸 計 26,101 戸 有 珠 山 噴 火 H12.3.31 北 海 道 一 般 法 119 戸 24 戸 宮 城 県 北 部 地 震 H15.7.26 宮 城 県 一 般 法 1276 棟 40 戸 新 潟 県 中 越 地 震 H16.10.23 新 潟 県 激 甚 法 3,175 棟 336 戸 能 登 半 島 地 震 H19.3.25 石 川 県 一 般 法 686 棟 60 戸 新 潟 県 中 越 沖 地 震 H19.3.16 新 潟 県 計 激 甚 法 一 般 法 1,331 棟 76 戸 4 戸 80 戸 4

3. 民 間 賃 貸 住 宅 の 供 給 促 進 1 補 助 東 日 本 大 震 災 では 民 間 賃 貸 住 宅 の 整 備 を 促 進 するため 災 害 復 興 型 地 域 優 良 賃 貸 住 宅 制 度 を 創 設 収 入 基 準 等 により 継 続 的 に 災 害 公 営 住 宅 に 入 居 することが 困 難 な 被 災 者 の 方 を 対 象 とした 恒 久 的 な 住 宅 を 確 保 す るため 災 害 により 住 宅 を 失 った 被 災 者 の 方 を 対 象 とした 地 域 優 良 賃 貸 住 宅 の 供 給 を 支 援 する 民 間 事 業 者 等 は 地 方 公 共 団 体 ( 都 道 府 県 等 )へ 供 給 計 画 を 提 出 地 域 優 良 賃 貸 住 宅 の 認 定 を 受 けることで 災 害 復 興 型 地 域 優 良 賃 貸 住 宅 を 整 備 することができる ( 供 給 計 画 の 主 な 認 定 要 件 である 入 居 者 要 件 は 以 下 のとおり) 災 害 復 興 型 地 域 優 良 賃 貸 住 宅 制 度 は 従 前 から 運 用 している 地 域 優 良 賃 貸 住 宅 制 度 を 拡 充 し 東 日 本 大 震 災 に 係 る 事 業 として 創 設 したもの 入 居 者 について [ 発 災 から3 年 以 内 ] 東 日 本 大 震 災 により 滅 失 した 住 宅 に 居 住 していた 方 [ 発 災 から4 年 以 上 経 過 後 ] 通 常 の 地 域 優 良 賃 貸 住 宅 と 同 じ 入 居 者 入 居 者 は 原 則 公 募 により 選 定 すること 地 域 優 良 賃 貸 住 宅 の 入 居 者 について 以 下 に 掲 げる 方 のうち 収 入 分 位 が 80% 以 下 ( 月 収 487,000 円 以 下 )の 方 を 入 居 対 象 とする 1 高 齢 者 世 帯 2 障 害 者 等 世 帯 3 子 育 て 世 帯 4 地 域 住 宅 計 画 に 掲 げる 方 ( 地 方 公 共 団 体 の 裁 量 で 定 めることが 可 能 ) 整 備 支 援 について( 補 助 制 度 ) 整 備 支 援 : 地 方 公 共 団 体 を 通 じ 以 下 の 整 備 支 援 を 実 施 補 助 対 象 東 日 本 大 震 災 ( 激 甚 災 害 ) 通 常 の 地 域 優 良 賃 貸 住 宅 国 地 方 民 間 国 地 方 民 間 1 建 設 住 宅 全 体 の 建 設 費 15/100 5/100 80/100 1/12 1/12 10/12 2 改 良 共 同 施 設 等 整 備 費 3/5 1/5 1/5 1/3 1/3 1/3 注 : 東 日 本 大 震 災 復 興 交 付 金 を 活 用 して 実 施 する 場 合 は 上 記 補 助 率 からさらに 追 加 的 な 国 庫 補 助 ( 地 方 負 担 分 の1/2)あり 家 賃 低 廉 化 支 援 : 地 方 公 共 団 体 が 事 業 主 体 に 対 して 行 う 家 賃 低 廉 化 のための 助 成 に 係 る 費 用 ( 上 限 :1 世 帯 当 た り 4 万 円 / 月 )の 概 ね45%について 社 会 資 本 整 備 総 合 交 付 金 等 により 助 成 を 行 う 5

3. 民 間 賃 貸 住 宅 の 供 給 促 進 2 税 制 優 遇 1 東 日 本 大 震 災 では 民 間 賃 貸 住 宅 の 整 備 を 促 進 するため 被 災 者 の 方 向 けの 優 良 賃 貸 住 宅 に 関 する 割 増 償 却 制 度 を 創 設 し 所 得 税 法 人 税 を 優 遇 多 くの 住 宅 が 損 壊 した 東 日 本 大 震 災 の 被 災 地 域 においては 住 宅 に 対 する 切 実 な 需 要 が 生 ずる 一 方 で 被 災 地 域 に おける 賃 貸 住 宅 の 供 給 は 容 易 ではないことが 想 定 されることから 緊 急 に 賃 貸 住 宅 の 建 設 を 促 進 して 住 宅 不 足 に 速 やかに 対 応 し 被 災 地 域 の 復 興 を 図 るもの 税 制 特 例 の 概 要 < 内 容 > 東 日 本 大 震 災 により 相 当 な 被 害 を 受 けた 地 域 として 激 甚 災 害 に 対 処 するための 特 別 の 財 政 援 助 等 に 関 する 法 律 施 行 令 第 41 条 に 基 づき 国 土 交 通 大 臣 が 告 示 した 区 域 内 において 一 定 の 要 件 を 満 たす 被 災 者 の 方 向 けの 優 良 賃 貸 住 宅 を 取 得 し 又 は 新 築 した 場 合 に 当 該 被 災 者 向 け 賃 貸 住 宅 の 専 用 部 分 について 所 得 税 法 人 税 の 割 増 償 却 ( 当 初 5 年 間 5 割 増 ( 耐 用 年 数 35 年 以 上 のものは7 割 ))を 行 う < 適 用 期 間 > 平 成 26 年 3 月 31 日 まで < 対 象 となる 賃 貸 住 宅 の 要 件 > 1 耐 火 建 築 物 又 は 準 耐 火 建 築 物 であること 2 取 得 価 額 が 一 定 額 以 下 3 被 災 者 向 け 賃 貸 住 宅 部 分 が10 戸 以 上 4 床 面 積 50m2~120m2 5 各 住 戸 に 専 用 の 台 所 浴 室 便 所 及 び 洗 面 設 備 を 備 えたもの 6 被 災 者 を 優 先 することが 明 らかな 公 募 によるもの 7 家 賃 額 が 適 正 なものであること 6

3. 民 間 賃 貸 住 宅 の 供 給 促 進 3 税 制 優 遇 2 東 日 本 大 震 災 復 興 特 別 区 域 法 において 被 災 者 の 方 向 けの 優 良 賃 貸 住 宅 に 関 する 割 増 償 却 制 度 の 深 掘 り 措 置 を 実 施 東 日 本 大 震 災 復 興 特 別 区 域 法 の 施 行 日 から 平 成 26 年 3 月 31 日 までの 間 に 指 定 を 受 けた 法 人 ( 注 )が 復 興 居 住 区 域 において 新 築 された 被 災 者 の 方 向 けの 優 良 賃 貸 住 宅 を 取 得 等 して 賃 貸 の 用 に 供 した 場 合 には その 取 得 価 額 の25%の 特 別 償 却 又 は8%の 税 額 控 除 ( 法 人 税 額 の20%を 限 度 )ができる ( 注 ) 住 宅 に 大 きな 被 害 が 生 じた 地 域 の 住 居 の 確 保 に 寄 与 する 事 業 を 行 う 者 として 指 定 を 受 けた 法 人 割 増 償 却 7

3. 民 間 賃 貸 住 宅 の 供 給 促 進 4 融 資 住 宅 金 融 支 援 機 構 においては 災 害 で 滅 失 等 した 賃 貸 住 宅 の 再 建 等 に 対 し 低 利 融 資 を 提 供 東 日 本 大 震 災 においては 金 利 引 下 げ 等 の 措 置 を 実 施 独 立 行 政 法 人 住 宅 金 融 支 援 機 構 において 災 害 により 被 害 が 生 じた 賃 貸 住 宅 の 所 有 者 等 が 主 として 被 災 者 の 方 に 賃 貸 するため 賃 貸 住 宅 を 再 建 等 する 場 合 に 要 する 費 用 を 融 資 するもの 災 害 復 興 住 宅 融 資 ( 建 設 購 入 ) 概 要 < 融 資 対 象 > 災 害 により 滅 失 した 賃 貸 住 宅 の 所 有 者 賃 借 人 又 は 居 住 者 主 として 被 災 者 の 方 に 賃 貸 する 事 業 を 行 うために 賃 貸 住 宅 を 建 設 購 入 する 者 < 融 資 対 象 住 宅 ( 建 設 購 入 の 場 合 主 な 要 件 )> 被 災 した 賃 貸 住 宅 の 所 在 していた 市 区 町 村 又 は 隣 接 する 市 区 町 村 の 区 域 内 に 建 設 購 入 するもの 戸 対 当 象 たりの となる 専 住 有 面 宅 積 が30m2( 土 地 について( 単 身 世 帯 建 向 けの 設 場 買 合 取 は25m2) の 場 合 ) 以 上 175m2 以 下 のもの 耐 火 構 造 又 は 準 耐 火 構 造 であるもの など < 入 居 者 募 集 > 入 居 者 募 集 に 当 たっては 災 害 により 被 災 した 当 時 の 賃 借 人 に 対 し 優 先 的 に 賃 貸 することが 必 要 当 該 賃 借 人 が 入 居 を 希 望 しない 場 合 は 災 害 により 住 宅 に 困 窮 している 方 に 優 先 的 に 賃 貸 することが 必 要 < 融 資 条 件 ( 借 入 額 金 利 など)> [ 融 資 限 度 額 ] 建 設 資 金 :1,460 万 円 / 戸 土 地 取 得 資 金 :970 万 円 / 戸 購 入 資 金 :2,430 万 円 / 戸 建 設 の 場 合 土 地 だけの 融 資 は 不 可 建 設 資 金 購 入 資 金 等 の 基 本 融 資 額 の 他 に 特 例 加 算 がある 東 日 本 大 震 災 に 係 る [ 融 資 金 利 ] 通 常 の 災 害 復 興 住 宅 融 資 の 金 利 から 当 初 5 年 間 0%などの 金 利 引 下 げ 等 の 措 置 を 実 施 特 別 の 措 置 ( 基 本 融 資 額 ) [ 返 済 期 間 ] 10 年 以 上 35 年 以 内 ( 融 資 の 契 約 日 から 最 長 5 年 間 の 元 金 据 置 期 間 を 設 定 可 能 ) 8