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(1) 越 谷 市 の 概 要 (ア) 越 谷 市 の 基 本 情 報 越 谷 市 ~チームマイナス3キロ~ 越 谷 市 は 東 京 都 心 から 北 へ 約 25 キロメートルに 位 置 し 県 南 東 部 地 域 の 中 核 をなす 人 口 約 32 万 人 を 擁 する 都 市 です 東 は 吉 川 市 松 伏 町 西 はさいたま 市 川 口 市 南 は 草 加 市 北 は 春 日 部 市 と 5 市 1 町 に 接 し 古 くから 水 郷 越 谷 として 親 しまれ 地 形 は 平 坦 で 多 くの 川 ( 元 荒 川 古 利 根 川 (ふるとねがわ) 新 方 川 等 )や 用 水 路 が 貫 流 する 等 水 辺 空 間 と 緑 豊 かな 景 色 を 創 出 している ま た 市 内 には 東 武 鉄 道 伊 勢 崎 線 が 南 北 に JR 武 蔵 野 線 が 東 西 に 走 り 幹 線 道 路 として 国 道 4 号 線 が 南 北 に 通 る 等 それぞれ 都 心 への 連 絡 ルートとして 機 能 を 果 たしている 市 街 地 形 成 は 東 武 鉄 道 伊 勢 崎 線 に 沿 いながらほぼ 駅 を 中 心 とした 同 心 円 的 な 発 展 をとり 近 年 は 都 心 方 面 に 近 い JR 武 蔵 野 線 の 結 節 点 である 南 越 谷 地 区 を 中 心 に 拡 がっているとともに 全 国 でも 例 を 見 ない 水 辺 空 間 と 都 市 生 活 空 間 が 融 合 した 越 谷 レイクタウン の 整 備 が 行 われている 1 面 積 2 人 口 (イ) 人 口 分 布 概 要 と 見 込 み 32のうち 65 歳 以 上 人 口 ( 再 掲 ) 内 は 高 齢 化 率 60.31k m2 329,229 人 66,179 人 20.1% ( 平 成 24 年 1 月 1 日 現 在 町 ( 丁 ) 字 別 人 口 調 査 ) 越 谷 市 では 現 在 高 齢 化 率 は 県 平 均 より 若 干 低 く 今 後 緩 やかに 高 齢 化 が 進 展 すると 予 想 される 表 1 高 齢 化 の 推 移 と 将 来 推 計 人 口 ( 人 ) 国 勢 調 査 人 口 将 来 推 計 人 口 年 平 成 2 年 平 成 7 年 平 成 12 年 平 成 17 年 平 成 22 年 平 成 27 年 平 成 32 年 平 成 37 年 平 成 42 年 平 成 47 年 総 人 口 281,976 298,253 308,307 315,792 326,313 318,414 314,593 307,447 297,651 286,070 前 期 高 齢 者 (65~74 歳 人 口 ) 11,182 15,037 22,036 32,077 41,860 46,158 41,460 32,948 32,616 39,232 後 期 高 齢 者 (75 歳 以 上 ) 6,519 8,544 11,317 15,482 22,654 32,107 43,034 52,092 53,522 51,071 高 齢 化 率 6.3% 7.9% 10.8% 15.1% 19.8% 24.6% 26.9% 27.7% 28.9% 31.6% 前 期 高 齢 者 比 率 4.0% 5.0% 7.1% 10.2% 12.8% 14.5% 13.2% 10.7% 11.0% 13.7% 後 期 高 齢 者 比 率 2.3% 2.9% 3.7% 4.9% 6.9% 10.1% 13.7% 16.9% 18.0% 17.9% 平 成 22 年 までは 国 勢 調 査 人 口 平 成 27 年 以 降 は 日 本 の 市 区 町 村 別 将 来 推 計 人 口 ( 平 成 20 年 12 月 推 計 )(H17 国 勢 調 査 から 推 計 ) ( 人 ) 図 1 高 齢 化 の 推 移 と 将 来 推 計 100,000 90,000 80,000 70,000 60,000 50,000 40,000 30,000 20,000 10,000 (%) 35.0% 30.0% 25.0% 20.0% 15.0% 10.0% 5.0% 0 平 成 2 年 平 成 7 年 平 成 12 年 平 成 17 年 平 成 22 年 平 成 27 年 平 成 32 年 平 成 37 年 平 成 42 年 平 成 47 年 0.0% 前 期 高 齢 者 (65~74 歳 人 口 ) 後 期 高 齢 者 (75 歳 以 上 ) 高 齢 化 率 前 期 高 齢 者 比 率 後 期 高 齢 者 比 率

(2) 越 谷 市 の 取 組 (ア) 取 組 の 概 要 主 としてメタボリックシンドローム 予 備 群 の 者 を 対 象 に 約 3 ヶ 月 間 で 3kg 程 度 の 減 量 や 腹 囲 の 減 少 を 目 標 とし メタボリックシンドロームの 予 備 群 を 減 らすとともに メタボリックシンドローム 等 の 生 活 習 慣 病 についての 予 防 と 意 識 の 向 上 を 目 指 す 併 せて 正 しい 知 識 を 普 及 し 生 活 改 善 のための 支 援 を 行 う (1) 生 活 習 慣 病 および メタボリックシンドロームの 基 礎 知 識 を 身 につけ 危 険 因 子 を 減 らすことが できる (2) 生 活 改 善 のきっかけづくり (3) 腹 囲 の 減 少 および 3 キロ 程 度 の 体 重 減 少 (イ) 取 組 の 契 機 平 成 20 年 度 から 実 施 の 特 定 健 診 保 健 指 導 に 先 駆 け メタボリックシンドローム 等 の 生 活 習 慣 病 についての 予 防 活 動 や いきいき 越 谷 21 の 普 及 啓 発 を 目 的 として 取 組 を 開 始 した <ポピュレーシ ョンアプローチ> (ウ) 取 組 の 内 容 事 業 名 :チームマイナス 3 キロ 事 業 開 始 : 平 成 20 年 度 平 成 23 年 度 チームマイナス 3 キロ in 保 健 センター 概 要 予 算 体 育 指 導 員 謝 礼 5,000 円 2 回 =10 千 円 ボランティア 謝 礼 1,000 円 2 名 =2 千 円 印 刷 製 本 費 対 象 市 内 在 住 の 20 歳 以 上 75 歳 未 満 で BMI25 以 上 または 腹 囲 85cm 以 上 ある 者 およびその 家 族 参 加 人 数 申 込 者 :30 名 実 人 数 :29 名 最 終 日 までの 参 加 者 :25 名 途 中 リタイヤ:4 名 (うち 対 象 外 1 名 ) 男 女 別 年 齢 別 の 実 人 数 は < 表 1> 参 照 期 間 平 成 23 年 9 月 9 日 ( 金 )~12 月 9 日 ( 金 ) 全 15 回 実 施 体 制 埼 玉 県 立 大 学 との 共 催 事 業 春 期 : 桜 井 地 区 センター 公 民 階 蒲 生 地 区 センター 公 民 階 秋 期 : 保 健 センター 計 3 会 場 で 同 形 式 にて 実 施

(1) 平 成 23 年 度 講 座 の 日 程 及 び 講 座 別 の 参 加 人 数 初 回 最 終 回 は 必 須 参 加 それ 以 外 は 選 択 参 加 とした メニュー 日 程 時 間 内 容 担 当 参 加 人 数 初 回 計 測 9/9( 金 ) 午 前 10 時 初 回 計 測 自 分 に 合 ったダイエットは?: 保 健 師 27 人 ~12 時 計 測 9/29( 木 ) 午 前 10 時 生 活 の 中 で 取 り 入 れられる 減 量 のコツ: 保 健 師 15 人 情 報 交 換 10/13( 木 ) ~11 時 30 分 医 師 に 質 問! 検 査 データとメタボリックシンドローム: 埼 玉 16 人 県 立 大 学 教 授 萱 場 一 則 氏 11/4( 金 ) ストレス 太 り? 心 をすっきりさせて 身 体 もスッキリ: 保 健 師 16 人 11/24( 木 ) あきらめないで 停 滞 期 リバウンドに 注 意 : 保 健 師 12 人 運 動 の 基 礎 9/21( 水 ) 午 前 10 時 減 量 に 効 果 的 な 運 動 運 動 の 効 果 歩 き 方 : 理 学 療 法 士 16 人 ~11 時 30 分 ウォーキング 10/24( 月 ) 午 前 10 時 みんなでウォーキング( 市 内 5km ウォーキング): 作 業 療 法 12 人 ~12 時 士 保 健 師 有 酸 素 運 動 11/10( 木 ) 午 後 2 時 エアロビクス 系 の 運 動 実 技 : 体 育 指 導 員 村 井 玉 枝 氏 13 人 ~3 時 30 分 11/30( 木 ) 午 前 2 時 15 人 ~3 時 30 分 ながら 体 操 10/7( 金 ) 午 前 10 時 家 でできる 体 操 筋 トレ: 理 学 療 法 士 作 業 療 法 士 17 人 筋 トレ 10/17( 月 ) ~11 時 30 分 13 人 栄 養 9/16( 金 ) 午 前 10 時 健 康 的 にやせる 栄 養 の 基 礎 : 埼 玉 県 立 大 学 講 師 新 保 20 人 ~11 時 30 分 真 理 氏 10/3( 月 ) 午 前 10 時 ~ 一 食 500kcal の 調 理 実 習 : 栄 養 士 20 人 ~ 午 後 1 時 11/18( 金 ) 午 前 2 時 ひと 工 夫 でカロリーダウン: 栄 養 士 13 人 ~3 時 30 分 最 終 回 計 測 12/9( 金 ) 午 前 10 時 最 終 計 測 報 告 : 保 健 師 18 人 ~12 時 初 回 : 別 日 計 測 2 人 最 終 : 別 日 計 測 7 人 ( 延 べ 人 数 ) 計 252 人 男 女 別 年 齢 別 の 延 人 数 は< 表 2> 参 照 なお 全 講 座 の 平 均 参 加 日 数 は 8.6 回 であった (2) 各 講 座 の 内 容 < 初 回 計 測 > 5 つのグループ 編 成 をし 計 測 ( 身 長 体 重 体 脂 肪 腹 囲 血 圧 )を 実 施 計 測 後 オリエンテ ーションと 減 量 に 向 けた 作 戦 を 考 えよう と 題 して 食 事 運 動 について 体 重 の 記 録 の 仕 方 など を 説 明 し 目 標 に 向 かってどのように 取 り 組 んでいくか 考 えられるよう 講 話 を 行 った 各 自 が 目 標 を 立 て 各 グループで 自 己 紹 介 とチーム 参 加 の 動 機 や 個 人 目 標 について 話 し 合 いを 行 い また 各

グループでグループ 名 とグループ 目 標 を 設 定 した 初 回 計 測 結 果 は< 表 3> 参 照 < 計 測 情 報 交 換 会 > 生 活 の 中 で 取 り 入 れられる 減 量 のコツ 昨 年 度 のチームマイナス 3 キロ in 保 健 センターに 参 加 された 2 名 の 方 による 体 験 談 を 行 った また 基 礎 代 謝 メタボリックシンドロームに 関 連 する 病 気 や 危 険 因 子 について 飲 み 物 の 砂 糖 の 量 カロリー 表 示 などを 資 料 として 配 布 し 説 明 を 行 った 医 師 に 質 問! 検 査 データとメタボリックシンドローム( 県 立 大 学 教 授 ) 一 般 的 な 検 診 における 検 査 データの 解 説 やメタボリックシンドローム タバコの 影 響 などにつ いての 講 話 を 行 った ストレス 太 り? 心 をすっきりさせて 身 体 もスッキリ( 保 健 師 ) ストレスの 対 処 法 についてグループで 話 し 合 いと 発 表 を 行 い 脳 疲 労 やストレス 気 持 ちと 行 動 の 不 一 致 による 太 りやすさなどについての 講 話 を 行 った あきらめないで 停 滞 期 リバウンドに 注 意 ( 保 健 師 ) 停 滞 期 とリバウンドの 過 程 減 少 した 体 重 の 維 持 についての 講 話 を 行 った < 運 動 >( 理 学 作 業 療 法 士 体 育 指 導 員 による 実 践 と 講 話 ) 減 量 に 効 果 的 な 運 動 運 動 の 効 果 効 果 的 な 歩 き 方 減 量 に 効 果 的 な 運 動 の 仕 方 運 動 の 際 の 注 意 点 についての 講 話 や ウォーキングのポイントと 姿 勢 長 続 きさせるためのポイントなどを 実 践 を 交 えながら 行 った みんなでウォーキング ウォーキングの 方 法 やポイントについて 説 明 し 準 備 運 動 を 実 施 保 健 センターを 出 発 してキ ャンベルタウン 野 鳥 の 森 を 折 り 返 すコース( 約 4km)をウォーキングし 最 後 にクールダウンと ストレッチを 実 施 した エアロビクス 系 の 運 動 実 技 音 楽 に 合 わせて 座 った 状 態 から 身 体 を 動 かしたり 簡 単 なエアロビクスを 行 った ボールやタ オルを 用 いて 座 りながらでも 行 える 筋 トレや 関 節 可 動 域 を 意 識 した 動 きを 中 心 に 実 施 し クール ダウンとしてリラクゼーションとストレッチを 行 った 家 でできるながら 体 操 筋 トレ 寝 ながら 座 りながらできる 運 動 をどの 筋 肉 に 効 果 があるかを 説 明 しながら 実 践 した また 日 常 生 活 に 筋 トレやストレッチを 取 り 入 れるコツなどを 紹 介 した < 栄 養 >( 埼 玉 県 立 大 学 栄 養 学 講 師 管 理 栄 養 士 による 実 践 および 講 話 ) 健 康 的 にやせる 栄 養 の 基 礎 太 りにくい 体 づくりのための 栄 養 の 摂 り 方 栄 養 成 分 表 示 の 活 用 についての 講 話 を 行 った 一 食 500kcal の 調 理 実 習 調 理 方 法 や 味 付 けの 工 夫 についての 講 話 およびグループに 分 かれて 一 食 500kcal のメニューを 実 際 に 調 理 し 食 事 をとった ひと 工 夫 でカロリーダウン 食 材 の 選 び 方 調 味 料 の 使 い 方 や 工 夫 についての 講 話 およびカロリーや 調 理 方 法 を 考 えながら グループ 毎 に 一 食 分 のメニューを 作 成 し 発 表 を 行 った < 最 終 回 計 測 > 体 重 体 脂 肪 腹 囲 血 圧 を 測 定 し 初 日 との 差 を 計 算 し チーム -3 キロに 参 加 してから の 変 化 今 後 はどのように 取 り 組 んでいくかを 振 り 返 ってもらった

< 応 援 FAX メール> スタッフからの 応 援 メッセージとダイエットや 健 康 づくりのための 情 報 提 供 次 回 の 講 座 の 案 内 を 希 望 者 に FAX もしくはメールで 送 信 した およそ 2 週 間 に 1 回 程 度 全 7 回 (9/20.9/30.10/12.10/21.11/17.11/29.12/7) 送 付 < 個 別 相 談 > 初 日 に 個 別 相 談 申 込 みの 希 望 があった 3 名 に 対 し 初 回 面 談 およびメール 電 話 での 定 期 的 な フォローを 行 った (エ) 取 組 の 効 果 (1) 報 告 者 数 最 終 計 測 の 出 席 者 は 18 名 別 日 に 来 所 して 個 別 計 測 した 方 が 7 名 であり 参 加 者 29 名 中 最 終 結 果 報 告 者 は 25 名 ( 継 続 率 86.2%)であった (2) 体 重 の 増 減 < 表 4> 体 重 が 3kg 以 上 減 量 された 方 は 6 名 (24%),1kg 以 上 3kg 未 満 減 量 された 方 が 7 名 (28%) でともに 多 く ついで 1kg 未 満 減 少 1kg 未 満 増 加 が 同 率 で 5 名 (20%)であった 体 重 が 初 日 より 減 少 した 方 は 合 計 で 18 名 (72%) 増 加 した 方 は 7 名 (28%)であった 体 重 の 変 化 の 平 均 は-1.9kg 最 も 減 量 した 方 は-8.7kg 最 も 増 加 した 方 は+1.5kg であった (3) 腹 囲 の 増 減 < 表 5> 腹 囲 が 3cm 以 上 減 少 した 方 が 最 も 多 く 18 名 (72%)であった 3cm 未 満 の 減 少 も 5 名 (20%) おり 3cm 未 満 の 増 加 が 2 名 (8%) 3cm 以 上 の 増 加 はいなかった 腹 囲 が 初 日 より 減 少 した 方 は 合 計 で 23 名 (92%)であった 腹 囲 の 変 化 の 平 均 は-6.1cm 最 も 減 少 したのは-17.5cm 最 も 増 加 したのは+3.3cm であっ た (4) 血 圧 の 増 減 初 回 と 最 終 回 の 血 圧 の 値 を 比 較 すると 初 回 の 平 均 が 138/81mmHg 最 終 回 の 平 均 は 136/77mmHg であった 初 回 と 最 終 回 の 両 方 計 測 をした 方 25 名 のうち 13 名 は 下 降 していたが 12 名 は 上 昇 していた (オ) 成 功 の 要 因 創 意 工 夫 した 点 (1) 参 加 者 について 参 加 者 は 50 代 後 半 ~60 代 女 性 の 割 合 が 高 く 平 日 で 日 中 の 講 座 実 施 時 間 帯 に 参 加 できる 主 婦 層 の 参 加 が 多 かった 主 婦 層 は 家 族 の 健 康 管 理 を 担 う 役 割 にあり 対 象 者 が 健 康 行 動 を 意 識 す ることはその 家 族 の 健 康 行 動 にもつながっていく また 主 婦 層 の 場 合 同 じ 主 婦 同 士 の 交 友 関 係 や 近 隣 との 付 き 合 いもあることから 単 に 対 象 者 自 身 の 家 族 だけでなく 対 象 者 を 取 り 巻 くさまざまな 人 の 健 康 行 動 意 識 に 影 響 を 与 えていく 効 果 も 考 えられる そのため 対 象 者 から より 広 く 食 事 や 運 動 の 効 果 を 周 囲 に 伝 えていくためにも 主 婦 層 への 働 きかけは 非 常 に 有 効 で あったと 考 えられる 参 加 者 には 男 性 も 8 名 おり すべて 60 歳 以 上 であり 平 日 の 日 中 実 施 時 間 帯 に 参 加 できた 状 況 であることから 仕 事 を 終 え 自 由 な 時 間 を 持 ち 始 めたセカンドライフ 世 代 にあたる 定 年 層 の 参 加 であったことがわかる セカンドライフ 世 代 は 仕 事 や 家 族 を 養 う といった 責 任 から 開 放 され 自 分 の 時 間 を 持 ち 始 める 時 であると 同 時 に 自 身 や その 時 間 を 共 有 することの 多 い 配 偶 者 の 健 康 に 対 して 目 が 向 き 始 め 関 心 が 高 まっている 重 要 な 時 期 であ る また 定 年 層 は 行 動 への 継 続 意 識 も 高 い 傾 向 にあることから この 時 期 に 働 きかけ 健 康

行 動 の 継 続 を 促 していくことは 非 常 に 効 果 的 であったといえる 男 性 は 少 数 参 加 であったが 各 々グループ 内 で 積 極 的 に 情 報 交 換 をしたり 講 座 時 には 男 性 同 士 や 初 回 時 のグループメン バーで 交 流 を 図 ったりと それぞれ 自 分 のペースで 参 加 できており 参 加 のしにくさ 等 は 感 じ られなかった 情 報 交 換 会 や 講 義 では 出 来 る 限 りグループ 別 の 席 にして 情 報 交 換 やグループ ワークを 行 うなど メンバー 同 士 での 交 流 の 場 を 提 供 し また 講 座 参 加 時 には 名 札 をつけ 参 加 者 同 士 が 講 座 参 加 時 に 名 前 で 呼 び 合 うことができるようにしていた 参 加 者 同 士 名 前 を 呼 び 合 い 情 報 交 換 を 繰 り 返 していくことで 参 加 者 同 士 の 距 離 感 が 縮 まったことが 各 々チーム の 一 員 としての 所 属 意 識 を 高 め 参 加 にしにくさという 健 康 行 動 に 対 する 負 担 感 を 軽 減 させた 一 因 と 考 えられる (3) 講 習 会 について 初 回 最 終 回 以 外 は 自 由 参 加 であり それぞれの 目 標 に 応 じて 講 座 を 選 んで 参 加 するため 講 座 によって 参 加 人 数 のばらつきが 懸 念 されたが 講 座 の 平 均 参 加 人 数 は 16.2 人 各 回 とも 参 加 人 数 12 人 以 上 と 比 較 的 すべての 講 座 において 安 定 した 参 加 人 数 となった 実 施 曜 日 や 時 間 帯 が 比 較 的 一 定 であったため 参 加 者 がわかりやすく 講 座 を 活 用 しやすい 組 み 立 てであったことが 参 加 率 の 安 定 につながった 1 つの 要 因 と 考 えられる また 講 座 中 の 雰 囲 気 は 明 るく 活 発 的 な 傾 向 があり グループの 情 報 交 換 では 賑 やかな 場 面 が 多 く 発 表 時 にも 積 極 的 な 姿 勢 がみられた 初 回 時 にグループ 設 定 や 情 報 交 換 を 行 ったことで グループとしての 所 属 意 識 が 生 じたこと そ の 後 各 講 義 でも 出 来 る 限 り 初 回 のグループで 話 せる 場 を 提 供 したことが 参 加 者 同 士 の 交 流 を 深 め その 後 の 活 発 な 意 見 交 換 へつながった 一 因 と 考 えられる 期 間 中 の 後 半 になると 講 座 に しばらく 参 加 していなかった 方 は 自 分 だけ 置 いていかれているような 気 がするため 参 加 がし づらくなってきたとの 声 も 時 折 聞 かれたが その 都 度 電 話 やメールでチームの 状 況 や 自 身 のペー スで 良 いこと 皆 同 じような 気 持 ちを 抱 いていることを 伝 えていったことで 修 了 まで 継 続 する ことができた また 個 別 相 談 によって 参 加 者 の 状 況 を 把 握 していくことができた 初 回 の 満 足 度 が 高 いことから 教 室 開 始 当 初 に 参 加 者 の 健 康 行 動 意 識 に 働 きかけることができたと 考 えられ る (4) 測 定 結 果 について 体 重 腹 囲 ともに 減 少 した 方 は 16 名 であり 腹 囲 のみの 減 少 は 3 名 体 重 のみの 減 少 は 1 名 両 方 の 増 加 が 1 名 であった 体 重 が 増 加 した 方 のうち 1kg 以 上 増 加 した 方 は 1 名 のみであり 参 加 者 のほとんどが 減 少 または 変 化 がなかったと 言 える 腹 囲 については 増 加 した 方 は 3 名 で あるが うち 1 名 は 1cm 未 満 の 増 加 であることから 明 らかな 増 加 とはいえない 講 座 に 参 加 す る チームに 所 属 しているということが 体 重 や 腹 囲 の 減 少 や 維 持 に 影 響 していたと 考 えられる また 体 重 3kg 以 上 減 少 し 自 身 の 目 標 を 達 成 した 方 6 名 のうち 4 名 の 講 座 出 席 回 数 は 11~ 14 回 と 出 席 回 数 が 多 いことから 講 座 に 積 極 的 に 参 加 し 活 用 したことが 減 量 に 効 果 的 であった と 考 えられる (5) 生 活 習 慣 取 り 組 みについて 計 測 記 録 表 を 配 布 し 体 重 を 計 測 し 記 録 することをすすめたところ 大 半 の 方 が 記 録 表 を 使 用 しており 記 録 によって 体 重 の 変 動 がわかったという 意 見 もあったことから 自 分 の 生 活 習 慣 を 見 直 すきっかけの 一 つとなったと 考 えられる 講 座 に 参 加 してからの 変 化 として 食 事 やカ ロリーを 気 にするようになった 意 識 して 体 を 動 かすようになった 体 重 計 に 乗 るようになった といった 声 が 多 く 聞 かれ これまで 運 動 習 慣 があった 方 も 講 座 期 間 中 はより 意 識 して 体 を 動 かす ようになるなど 毎 日 の 生 活 の 中 で 意 識 することが 増 えたり 生 活 習 慣 を 変 えるきっかけになっ たと 考 えられる 3 ヶ 月 間 の 講 座 であったが ちょうどよい 期 間 だったという 意 見 が 多 く 実 施

期 間 は 妥 当 であったといえる 3 ヶ 月 という 期 間 は 取 り 組 み 後 除 々に 結 果 が 反 映 されてくる 期 間 であり 今 後 も 3 ヶ 月 程 度 の 期 間 で 実 施 していければと 考 えている 一 方 今 回 3 ヶ 月 の 間 に リタイヤとなった 方 が 4 名 いた うち 1 名 は 対 象 外 ではあるものの リタイヤ 者 の 理 由 が 体 調 不 良 や 家 庭 の 事 情 などであり 思 うように 結 果 が 出 ずにあきらめてしまった 方 もいた これまでの 自 分 のライフスタイルに 変 化 を 与 えていくことは 容 易 ではない 人 が 行 動 変 容 を 起 こすのには 精 神 的 要 素 と 目 に 見 える 実 感 が 大 きく 影 響 する 期 間 中 挫 折 する 方 を 少 なくするためにも 引 き 続 き 講 座 以 外 にも 個 別 相 談 を 行 ったり 自 分 に 合 った 方 法 で 継 続 していくことが 大 切 であることを 繰 り 返 し 伝 えていくなど 精 神 的 なフォローにも 力 を 入 れていくことが 必 要 である (6) 埼 玉 県 立 大 との 共 催 について 栄 養 やメタボリックシンドロームについてなどの 専 門 的 な 知 識 や 最 新 の 情 報 などが 得 られ 参 加 者 からも 参 考 になったという 声 が 多 く 今 後 も 専 門 的 な 見 地 から 意 見 をいただくことは 大 変 有 効 といえる (カ) 課 題 今 後 の 取 組 本 事 業 では 単 に 減 量 することだけでなく 自 分 の 生 活 習 慣 を 振 り 返 り 生 活 改 善 とその 継 続 を 目 指 すこと が 大 きな 目 的 である そのことを 参 加 者 が 実 感 し 行 動 変 容 をしていくことができるよう 働 きかけることが 必 要 である 今 後 も 専 門 的 な 観 点 から 参 加 者 を 支 援 していくことができるよう 参 加 者 の 立 場 で 考 え 関 わり 方 や 講 座 の 内 容 などを 検 討 し 実 施 していきたい

表 < 表 1> < 表 2> 男 女 別 年 齢 別 の 実 人 数 男 女 別 年 齢 別 の 延 人 数 実 人 数 40 歳 40~64 歳 65 歳 以 上 計 延 人 数 40 歳 40~64 歳 65 歳 以 上 計 ( 人 ) 未 満 ( 人 ) 未 満 男 性 0 3 5 8 男 性 0 19 55 74 女 性 1 13 7 21 女 性 6 108 64 178 計 1 16 12 29 計 6 127 119 252 < 表 3> 初 回 計 測 結 果 腹 囲 85cm 未 満 85~94.9cm 95cm 以 上 計 ( 人 ) BMI 男 女 男 女 男 女 25 未 満 0 1 0 7 1 0 9 25~25.9 0 0 3 1 0 1 5 26~26.9 0 0 0 0 1 4 5 27~27.9 0 0 1 0 1 1 3 28~28.9 0 0 0 1 0 1 2 29~29.9 0 0 0 0 1 3 4 30 以 上 0 0 0 0 0 1 1 計 ( 人 ) 0 1 4 9 4 11 29 < 表 4> 体 重 の 増 減 人 数 ( 人 ) 男 女 計 体 重 (kg) 3kg 以 上 減 少 1 5 6(24%) 減 少 1kg 以 上 ~3kg 未 満 減 少 2 5 7(28%) 1kg 未 満 減 少 2 3 5(20%) ±0 0 0 0 増 加 1kg 未 満 増 加 3 2 5(20%) 1kg 以 上 増 加 0 2 2( 8%) 計 8 17 25(100%) < 表 5> 腹 囲 の 増 減 人 数 ( 人 ) 男 女 計 腹 囲 (cm) 減 少 3cm 以 上 減 少 5 13 18(72%) 3cm 未 満 減 少 2 3 5 (20%) ±0 0 0 0 増 加 3cm 未 満 増 加 1 1 2 (8%) 3cm 以 上 増 加 0 0 0 (0%) 計 8 17 25(100%)