平成28年版 少子化社会対策白書 全体版(PDF形式)

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●幼児教育振興法案

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平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

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m07 北見工業大学 様式①

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公表表紙

第 一 子 ども 子 育 て 支 援 の 意 義 に 関 する 事 項 子 どもの 最 善 の 利 益 が 実 現 される 社 会 を 目 指 すとの 考 え 方 を 基 本 とする 障 害 疾 病 虐 待 貧 困 など 社 会 的 な 支 援 の 必 要 性 が 高 い 子 どもやその 家 族 を

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

18 国立高等専門学校機構

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セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

第2分野 男女共同参画の視点に立った社会制度・慣行の見直し、意識の改革

( 補 助 金 等 交 付 決 定 通 知 に 加 える 条 件 ) 第 7 条 市 長 は 交 付 規 則 第 11 条 に 規 定 するところにより 補 助 金 の 交 付 決 定 に 際 し 次 に 掲 げる 条 件 を 付 するものとする (1) 事 業 完 了 後 に 消 費 税 及 び

02【発出】280328福島県警察職員男女共同参画推進行動計画(公表版)

1.はじめに わが 国 での 急 速 な 少 子 化 の 進 行 等 を 踏 まえ 次 代 の 社 会 を 担 う 子 どもが 健 やかに 生 まれ 育 成 される 環 境 の 整 備 を 目 的 とした 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 が 平 成 15 年 7 月 に 制 定 され

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頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

Microsoft Word - 目次.doc

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

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●労働基準法等の一部を改正する法律案

16 日本学生支援機構

道 内 シ ル バ ー 人 材 セ ン タ ー の 現 状 に つ い て は 契 約 金 額 に お い て は 請 負 契 約 で は 減 少 し た も の の シ ル バ ー 派 遣 事 業 の 大 幅 な 伸 び に よ り 5 年 ぶ り に 前 年 実 績 を 上 回 っ た が 会

平 均 賃 金 を 支 払 わなければならない この 予 告 日 数 は 平 均 賃 金 を 支 払 った 日 数 分 短 縮 される( 労 基 法 20 条 ) 3 試 用 期 間 中 の 労 働 者 であっても 14 日 を 超 えて 雇 用 された 場 合 は 上 記 2の 予 告 の 手 続

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(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

Microsoft PowerPoint - 【資料5】社会福祉施設職員等退職手当共済制度の見直し(案)について

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2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

官報掲載【セット版】

第 7 条 職 員 の 給 与 に 関 する 規 程 ( 以 下 給 与 規 程 という ) 第 21 条 第 1 項 に 規 定 す るそれぞれの 基 準 日 に 育 児 休 業 している 職 員 のうち 基 準 日 以 前 6 月 以 内 の 期 間 にお いて 在 職 した 期 間 がある 職


とする この 場 合 育 児 休 業 中 の 期 限 付 職 員 が 雇 用 契 約 を 更 新 するに 当 たり 引 き 続 き 育 児 休 業 を 希 望 する 場 合 には 更 新 された 雇 用 契 約 期 間 の 初 日 を 育 児 休 業 開 始 予 定 日 として 育 児 休 業 申

 

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平 成 34 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで 64 歳 第 2 章 労 働 契 約 ( 再 雇 用 希 望 の 申 出 ) 第 3 条 再 雇 用 職 員 として 継 続 して 雇 用 されることを 希 望 する 者 は 定 年 退 職 日 の3か 月 前 まで

就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 2 割 就 学

1 リーダーシップと 意 思 決 定 1-1 事 業 所 が 目 指 していることの 実 現 に 向 けて 一 丸 となっている 評 価 項 目 事 業 所 が 目 指 していること( 理 念 基 本 方 針 )を 明 確 化 周 知 している 1. 事 業 所 が 目 指 していること

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業

2 条 ) ア 育 児 休 業 の 対 象 とならない 職 員 ( 法 第 2 条 及 び 条 例 第 2 条 関 係 ) (ア) 臨 時 的 に 任 用 される 職 員 (イ) 育 児 休 業 に 係 る 期 間 を 任 期 と 定 めて 採 用 された 職 員 (ウ) 勤 務 延 長 職 員 (

別 添 1 女 性 国 家 公 務 員 の 登 用 状 況 資 料 1 指 定 職 に 占 める 女 性 の 割 合 は3.0%( 平 成 27 年 11 月 1 日 現 在 ) ( 前 年 9 月 1 日 現 在 から0.2ポイント 増 ) 本 省 課 室 長 相 当 職 以 上 に 占 める 女

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

1 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )について 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )の 構 成 構 成 記 載 内 容 第 1 章 はじめに 本 マニュアルの 目 的 記 載 内 容 について 説 明 しています 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 5 章 第 6 章 林 地

●電力自由化推進法案

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Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

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子ども・子育て支援新制度とは

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(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか

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育児・介護休業等に関する規則

共 通 認 識 1 官 民 較 差 調 整 後 は 退 職 給 付 全 体 でみて 民 間 企 業 の 事 業 主 負 担 と 均 衡 する 水 準 で あれば 最 終 的 な 税 負 担 は 変 わらず 公 務 員 を 優 遇 するものとはならないものであ ること 2 民 間 の 実 態 を 考

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

文化政策情報システムの運用等

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「一時預かり事業の実態について」の一部改正について

70 愛媛大学

(3) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 5 年 月 日 現 在 ) 決 定 初 任 給 採 用 年 経 過 後 給 料 月 額 大 学 卒 7, 8, 一 般 行 政 職 短 大 卒 9,8 6, 高 校 卒, 8,5 () 職 員 の 経 験 年 数 別 学 歴 別 平 均 給 料

キ 短 時 間 労 働 者 の 雇 用 管 理 の 改 善 等 に 関 する 法 律 ( 平 成 5 年 法 律 第 76 号 ) ク 労 働 契 約 法 ( 平 成 19 年 法 律 第 128 号 ) ケ 健 康 保 険 法 ( 大 正 11 年 法 律 第 70 号 ) コ 厚 生 年 金 保

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病

Ⅰ 総論

定款

3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

新 行 財 政 改 革 推 進 大 綱 実 施 計 画 個 票 取 組 施 策 国 や 研 究 機 関 への 派 遣 研 修 による 資 質 向 上 の 推 進 鳥 インフルエンザ 等 新 たな 感 染 症 等 に 対 する 検 査 技 術 の 習 得 など 職 員 の 専 門

退職手当とは

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国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

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厚 生 年 金 基 金 制 度 の 概 要 公 的 年 金 たる 厚 生 年 金 の 一 部 を 国 に 代 わって 支 給 ( 代 行 給 付 )しており 当 該 支 給 を 行 うための 費 用 として 事 業 主 から 保 険 料 を 徴 収 している 加 えて 各 基 金 ごとに 上 乗 せ

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03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

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目 次 1. 社 会 保 障 分 野 でできること 1 1 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 制 度 の 改 善 2 保 険 証 機 能 の 一 元 化 3 自 己 診 療 情 報 の 活 用 4 給 付 可 能 サービスの 行 政 側 からの 通 知 2. 年 金 分 野 でできること 5

千 曲 市 特 定 事 業 主 行 動 計 画 女 性 職 員 がいきいきと 働 く 職 場 づくり 平 成 28 年 3 月 ( 策 定 ) 千 曲 市 長 千 曲 市 議 会 議 長 千 曲 市 選 挙 管 理 委 員 会 千 曲 市 代 表 監 査 委 員 千 曲 市 坂 城 町 等 公 平

(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

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(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

( 新 ) 医 療 提 供 の 機 能 分 化 に 向 けたICT 医 療 連 携 導 入 支 援 事 業 費 事 業 の 目 的 医 療 政 策 課 予 算 額 58,011 千 円 医 療 分 野 において あじさいネットを 活 用 したICT したICT 導 入 により により 医 療 機 能

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調査結果の概要

実 行 計 画 人 材 育 成 基 本 方 針 に 基 づく 各 具 体 的 取 り 組 みについて 前 期 計 画 の 取 組 状 況 を 踏 まえ 日 光 市 総 合 計 画 の 後 期 基 本 計 画 の 期 間 に 合 わせ 平 成 27 年 度 までの4 年 間 について 実 行 計 画

Transcription:

4 節 男 性 の 意 識 行 動 改 革 ( 長 時 間 労 働 の 是 正 ) 長 時 間 労 働 の 抑 制 及 び 年 次 有 給 休 暇 の 取 得 促 進 労 働 時 間 対 策 としては 単 に 労 働 時 間 の 短 縮 を 図 るだけではなく 労 働 時 間 休 日 数 及 び 年 次 有 給 休 暇 を 与 える 時 季 など 労 働 時 間 等 に 関 する 事 項 について 労 働 者 の 健 康 と 生 活 に 配 慮 するとともに 多 様 な 働 き 方 に 対 応 した ものへ 改 善 することが 重 要 である また 近 年 週 労 働 時 間 60 時 間 以 上 の 雇 用 者 の 割 合 が 依 然 高 い 水 準 で 推 移 していること 長 期 間 にわたる 長 時 間 労 働 等 による 過 労 死 等 に 係 る 労 災 認 定 件 数 が 依 然 多 いこと 年 次 有 給 休 暇 の 取 得 率 が50%を 下 回 る 水 準 で 推 移 してい ること 育 児 介 護 や 自 己 啓 発 などの 労 働 者 の 抱 える 事 情 の 多 様 化 に 一 層 の 配 慮 が 必 要 と なることなどの 課 題 が 生 じている これらを 踏 まえ 04( 平 成 6) 年 9 月 に 厚 生 労 働 省 に 設 置 した 長 時 間 労 働 削 減 推 進 本 部 の 下 労 働 時 間 の 削 減 や 年 次 有 給 休 暇 の 取 得 促 進 等 の 働 き 方 の 見 直 しに 向 けた 企 業 への 働 き かけを 行 っている また 都 道 府 県 労 働 局 に おいても 働 き 方 改 革 推 進 本 部 を 設 置 し 企 業 経 営 者 への 働 きかけや 地 域 における 働 き 方 の 見 直 しに 向 けた 気 運 の 醸 成 に 取 り 組 んで いる また 子 育 て 等 の 事 情 を 抱 える 働 き 手 の ニーズに 対 応 したフレックスタイム 制 の 見 直 しや 確 実 に 年 次 有 給 休 暇 の 取 得 が 進 む 仕 組 み 等 を 盛 り 込 んだ 労 働 基 準 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 案 を 89 回 通 常 国 会 に 提 出 した さらに 労 働 時 間 等 見 直 しガイドライン ( 労 働 時 間 等 設 定 改 善 指 針 ) に 基 づき 労 働 時 間 等 の 設 定 の 改 善 に 向 けた 労 使 の 自 主 的 な 取 組 を 促 進 することにより 仕 事 と 生 活 の 調 和 を 推 進 し 時 間 外 労 働 の 削 減 については 時 間 外 労 働 の 限 度 基 準 が 遵 守 されるよう 周 知 徹 底 を 図 っている 労 働 時 間 等 の 設 定 の 改 善 に 取 り 組 む 中 小 企 業 に 対 する 支 援 助 成 仕 事 と 生 活 の 調 和 (ワーク ライフ バ ランス) 憲 及 び 行 動 指 針 を 踏 まえ 長 時 間 労 働 の 抑 制 年 次 有 給 休 暇 の 取 得 促 進 など 企 業 における 取 組 の 促 進 を 図 ってい る 具 体 的 には 所 定 外 労 働 時 間 の 削 減 や 年 次 有 給 休 暇 の 取 得 促 進 などに 積 極 的 に 取 り 組 み 成 果 を 上 げた 中 小 企 業 に 対 する 職 場 意 識 改 善 助 成 金 の 支 給 都 道 府 県 労 働 局 に 配 置 した 働 き 方 休 み 方 改 善 コンサルタントに よる 助 言 指 導 等 を 行 っている ( 人 事 評 価 制 度 の 見 直 しなど 経 営 者 管 理 職 の 意 識 改 革 ) 企 業 経 営 者 等 の 意 識 変 革 企 業 において 仕 事 と 生 活 の 調 和 を 推 進 する ためには 経 営 者 及 び 管 理 職 の 意 識 改 革 と 行 動 が 不 可 欠 である そのため 経 済 団 体 との 共 催 により 経 営 者 及 び 管 理 職 を 対 象 にセミ ナーを 開 催 し 働 き 方 の 見 直 しをはじめとし たワーク ライフ バランスの 取 組 の 重 要 性 を 啓 発 するとともに 具 体 的 な 取 組 を 進 める ためのノウハウや 好 事 例 を 周 知 した また ワーク ライフ バランスの 取 組 を 企 業 や 職 場 に 浸 透 定 着 させるため 経 営 者 及 び 管 理 職 による 職 場 マネジメントの 好 事 例 を 調 査 研 究 し 取 組 のポイントをまとめた 好 事 例 集 を 作 成 するなど 必 要 な 情 報 につい て 仕 事 と 生 活 の 調 和 ポータルサイト 等 も 活 用 し 広 く 周 知 した イクボス や 子 育 て を 尊 重 するような 企 業 文 化 の 醸 成 男 性 が 育 児 をより 積 極 的 に 楽 しみ かつ 88

4 節 育 児 休 業 を 取 得 しやすい 社 会 の 実 現 を 目 指 す イクメンプロジェクト の 一 環 として 03( 平 成 5) 年 度 より 男 性 の 仕 事 と 育 児 の 両 立 を 積 極 的 に 促 進 し 業 務 改 善 を 図 る 企 業 を 表 彰 する イクメン 企 業 アワード を 実 施 し 他 企 業 のロールモデルとして 普 及 させ ることで 仕 事 と 育 児 を 両 立 できる 職 場 環 境 の 整 備 を 促 進 している また 04( 平 成 6) 年 度 からは 部 下 の 仕 事 と 育 児 の 両 立 を 支 援 し かつ 業 務 効 率 を 上 げるなどの 工 夫 をしている 上 司 イク ボス を 表 彰 する イクボスアワード を 実 施 するなど 労 務 管 理 の 好 事 例 の 普 及 を 進 め ている また 内 閣 府 では 上 記 企 業 経 営 者 等 の 意 識 変 革 の 取 組 を 通 じて 社 員 が 持 つ 家 事 育 児 への 参 画 の 意 向 をはじめとした 多 様 な 価 値 観 を 理 解 し 社 員 の 意 向 の 実 現 と 組 織 の 活 性 化 に 向 けた 働 き 方 の 見 直 し 等 を 進 める ように 経 営 者 及 び 管 理 者 に 対 して 意 識 改 革 を 推 進 した ( 出 産 直 後 からの 男 性 の 休 暇 取 得 の 促 進 ) 男 性 の 育 児 休 業 の 取 得 促 進 仕 事 と 家 庭 の 両 立 については 男 女 を 問 わ ず 推 進 していくことが 求 められる 父 親 が 子 育 ての 喜 びを 実 感 し 子 育 ての 責 任 を 認 識 し ながら 積 極 的 に 子 育 てに 関 わるよう 促 して いくことが 一 層 求 められている 現 在 のとこ ろ 男 性 が 子 育 てや 家 事 に 十 分 に 関 わってい ないことが 女 性 の 継 続 就 業 を 困 難 にし 少 子 化 の 一 因 となっている こうしたことから 育 児 休 業 介 護 休 業 等 育 児 又 は 家 族 介 護 を 行 う 労 働 者 の 福 祉 に 関 す る 法 律 ( 平 成 3 年 法 律 76 号 以 下 育 児 介 護 休 業 法 という )においては 男 性 労 働 者 の 育 児 休 業 取 得 を 促 進 するため 009 ( 平 成 ) 年 に 父 母 がともに 育 児 休 業 を 取 得 する 場 合 育 児 休 業 取 得 可 能 期 間 を 延 長 する 制 度 パパ ママ 育 休 プラス 出 産 後 8 週 間 以 内 の 父 親 の 育 児 休 業 取 得 を 促 進 す る 制 度 3 労 使 協 定 を 定 めることにより 配 偶 者 が 専 業 主 婦 ( 夫 )や 育 児 休 業 中 である 場 合 等 であれば 育 児 休 業 の 取 得 不 可 とすること ができる 制 度 の 廃 止 等 の 改 正 が 行 われた (00( 平 成 ) 年 6 月 施 行 ) これらの 制 度 の 周 知 徹 底 を 図 るなど 男 女 ともに 子 育 て 等 をしながら 働 き 続 けること のできる 環 境 の 整 備 を 支 援 している 06 ( 平 成 8) 年 度 予 算 においては 男 性 の 育 児 休 業 取 得 に 向 けた 職 場 風 土 づくりに 取 り 組 み 取 得 者 を 新 たに 生 じた 事 業 主 に 対 し 支 給 する 出 生 児 両 立 支 援 助 成 金 を 新 設 するこ ととしている 出 産 直 後 からの 休 暇 取 得 を 始 めとする 男 性 の 子 育 て 目 的 の 休 暇 の 取 得 促 進 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 ( 平 成 5 年 法 律 0 号 )に 基 づき 定 められた 行 動 計 画 策 定 指 針 において 男 性 の 子 育 て 目 的 の 休 暇 の 取 得 促 進 を 図 るため 子 供 が 生 まれる 際 に 取 得 することができる 企 業 独 自 の 休 暇 制 度 や 子 育 てを 目 的 とした 企 業 独 自 の 休 暇 制 度 の 創 設 子 供 が 生 まれる 際 や 子 育 てを 行 う 際 の 時 間 単 位 付 与 制 度 の 活 用 も 含 めた 年 次 有 給 休 暇 や 配 偶 者 の 産 後 8 週 間 以 内 の 期 間 における 育 児 休 業 の 取 得 促 進 を 図 る 等 雇 用 環 境 の 整 備 に 関 する 事 項 を 行 動 計 画 の 内 容 に 盛 り 込 む ことが 望 ましいとしている 少 子 化 社 会 対 策 大 綱 においては 配 偶 者 の 出 産 後 か 月 以 内 に 半 日 又 は 日 以 上 の 休 み を 取 得 した 男 性 の 割 合 を00( 平 成 3) 年 には80%にすることを 目 標 として 男 性 の 休 暇 取 得 を 推 進 している さんきゅうパパ プロジェクト のロゴマークを 定 めるととも に ハンドブックを 活 用 した 啓 発 活 動 を 推 進 している (コラム 男 性 の 配 偶 者 の 出 産 直 後 の 休 暇 取 得 促 進 について 参 照 ) 参 考 89

父 親 の 育 児 に 関 する 意 識 改 革 啓 発 普 及 00( 平 成 ) 年 より 男 性 が 育 児 をよ り 積 極 的 に 楽 しみ かつ 育 児 休 業 を 取 得 し やすい 社 会 の 実 現 を 目 指 し イクメンプロ ジェクト を 開 始 した 参 加 型 の 公 式 サイト (http://ikumen-project.jp/)の 運 営 やハンド ブックの 配 布 等 により 育 児 を 積 極 的 に 行 う 男 性 イクメン を 広 めている さらに イクメン 企 業 アワード イクボスアワード 等 の 表 彰 や 企 業 の 事 例 集 等 広 報 資 料 の 作 成 配 布 等 により 企 業 において 男 性 の 仕 事 と 育 児 の 両 立 支 援 の 取 組 が 進 むよう 好 事 例 の 普 及 を 図 っている また 家 事 育 児 参 画 や 働 き 方 の 見 直 しを 地 域 や 職 場 で 普 及 啓 発 する 男 性 キーパーソン を 育 成 した 男 性 の 家 事 育 児 の 促 進 学 校 教 育 においては 男 女 相 互 の 理 解 と 協 力 職 業 生 活 や 社 会 参 加 において 男 女 が 対 等 な 構 成 員 であること 男 女 が 協 力 して 家 族 の 一 員 としての 役 割 を 果 たし 家 庭 を 築 くこと の 重 要 性 などについて 中 学 校 の 特 別 活 動 や 高 等 学 校 の 公 民 科 家 庭 科 など 関 係 の 深 い 教 科 等 を 中 心 に 学 校 教 育 全 体 を 通 じて 指 導 が 行 われている 家 庭 や 地 域 における 取 組 としては 夫 婦 が 協 力 して 家 事 育 児 を 実 施 する 大 切 さについ て 保 護 者 が 理 解 を 深 められるよう 企 業 等 へ の 出 前 講 座 や 父 親 向 けの 家 庭 教 育 に 関 する 講 座 の 実 施 など 地 域 が 主 体 的 に 実 施 する 家 庭 教 育 に 関 する 取 組 を 支 援 している また 独 立 行 政 法 人 国 立 女 性 教 育 会 館 にお いては 男 女 共 同 参 画 の 視 点 から 地 域 にお ける 次 世 代 育 成 支 援 活 動 への 男 性 の 参 画 を 促 進 する 取 組 事 例 等 をウェブサイトにより 提 供 している 90

4 節 ワーク ライフ バランス 女 性 の 活 躍 (ワーク ライフ バランスに 向 け た 環 境 整 備 ) 仕 事 と 生 活 の 調 和 (ワーク ライフ バラ ンス) 憲 等 に 基 づく 取 組 の 推 進 経 済 界 労 働 界 地 方 公 共 団 体 の 代 表 者 有 識 者 関 係 閣 僚 により 構 成 される 仕 事 と 生 活 の 調 和 推 進 官 民 トップ 会 議 の 下 に 開 催 された 仕 事 と 生 活 の 調 和 連 携 推 進 評 価 部 会 では 関 係 者 間 の 連 携 を 図 るとともに 憲 行 動 指 針 に 基 づく 仕 事 と 生 活 の 調 和 の 推 進 に 向 けた 取 組 状 況 の 点 検 評 価 を 行 っている また 009( 平 成 ) 年 から は 取 組 の 更 なる 展 開 を 図 るとともに 国 民 一 人 ひとりに 仕 事 と 生 活 の 調 和 に 対 する 理 解 を 深 めるため 仕 事 と 生 活 の 調 和 (ワーク ライフ バランス)レポート を 年 回 取 り まとめている 同 レポートにおいては 行 動 指 針 において 設 定 されている 数 値 目 標 の 目 標 年 である00( 平 成 3) 年 に 向 けて 長 時 間 労 働 の 抑 制 年 次 有 給 休 暇 の 取 得 の 促 進 女 性 の 継 続 就 業 の 促 進 男 性 の 育 児 家 事 参 画 の 促 進 仕 事 と 介 護 の 両 立 の 推 進 等 に ついて 実 態 を 把 握 分 析 した 上 で 引 き 続 き 労 使 等 の 各 主 体 が 仕 事 と 生 活 の 調 和 の 実 現 に 向 けた 取 組 を 加 速 していくとしている 内 閣 府 では 仕 事 と 生 活 の 調 和 に 向 けた 社 会 的 気 運 を 醸 成 するため カエル!ジャパ ン(Change!JPN) をキーワードに 国 民 参 加 型 のキャンペーンを 展 開 している ま た 各 職 場 における 取 組 を 支 援 するため 毎 月 カエル!ジャパン 通 信 を 配 信 し 企 業 が 取 組 を 進 める 上 で 必 要 となるノウハウ や 働 き 方 の 見 直 し 等 に 関 する 情 報 を 提 供 して いる 加 えて 内 閣 府 の 仕 事 と 生 活 の 調 和 ポータルサイト 等 で 情 報 提 供 することによ り 仕 事 と 生 活 の 調 和 に 関 する 社 会 への 啓 発 を 進 めている 両 立 支 援 制 度 を 利 用 しやすい 職 場 環 境 の 整 備 育 児 を 行 う 労 働 者 が 働 き 続 けやすい 雇 用 環 境 の 整 備 を 行 う 事 業 主 等 を 支 援 するため 両 立 支 援 等 助 成 金 の 支 給 を 行 っている 05 ( 平 成 7) 年 度 における 助 成 金 の 内 容 は 下 記 のとおり 事 業 所 内 保 育 施 設 設 置 運 営 等 支 援 助 成 金 労 働 者 のための 事 業 所 内 保 育 施 設 を 設 置 運 営 等 したとき 子 育 て 期 短 時 間 勤 務 支 援 助 成 金 子 育 て 期 の 労 働 者 が 利 用 できる 短 時 間 勤 務 制 度 の 導 入 利 用 促 進 に 向 けた 取 組 を 行 い 利 用 者 が 出 たとき( 05( 平 成 7) 年 4 月 9 日 までに 育 児 短 時 間 勤 務 を 開 始 し 当 該 育 児 短 時 間 勤 務 制 度 を6か 月 以 上 利 用 後 カ 月 以 上 継 続 雇 用 された 労 働 者 が 05 年 月 3 日 までに 出 た 事 業 主 が 対 象 ) 中 小 企 業 両 立 支 援 助 成 金 代 替 要 員 確 保 コース 育 児 休 業 取 得 者 に 対 し 代 替 要 員 を 確 保 し 原 職 等 に 復 帰 させたとき 期 間 雇 用 者 継 続 就 業 支 援 コース 期 間 雇 用 者 と 正 社 員 が 同 等 の 要 件 で 利 用 で きる 育 児 休 業 制 度 育 児 短 時 間 勤 務 制 度 を 就 業 規 則 等 に 規 定 し 期 間 雇 用 者 の 育 児 休 業 取 得 者 を 原 職 又 は 原 職 等 に 復 帰 させ 6 か 月 以 上 継 続 して 雇 用 したとき( 育 児 休 業 を 終 了 した 期 間 雇 用 者 が 03( 平 成 5) 年 4 月 日 以 後 06( 平 成 8) 年 3 月 3 日 までに 出 た 事 業 主 が 対 象 ) 育 休 復 帰 支 援 プランコース 育 休 復 帰 プランナー による 支 援 のもと 育 休 復 帰 支 援 プラン を 策 定 及 び 導 入 し 対 象 労 働 者 が 育 児 休 業 を 取 得 したとき 及 び 当 該 育 児 休 業 取 得 者 が 復 帰 したとき なお 06 年 度 においては 男 性 の 育 児 休 業 取 得 に 向 けた 職 場 風 土 作 りに 取 り 組 み 取 得 者 を 新 たに 生 じた 事 業 主 に 対 し 支 給 する 出 生 時 両 立 支 援 助 成 金 を 新 設 するほか 既 存 の 助 成 金 についても 一 部 廃 止 や 支 給 要 件 支 給 額 等 の 見 直 しを 行 うこととしてい る 参 考 93

育 児 休 業 や 短 時 間 勤 務 等 の 両 立 支 援 制 度 の 定 着 育 児 介 護 期 は 特 に 仕 事 と 家 庭 の 両 立 が 困 難 であることから 労 働 者 の 継 続 就 業 を 図 る ため 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 策 を 重 点 的 に 推 進 する 必 要 がある 直 近 の 調 査 では 女 性 の 育 児 休 業 取 得 率 は 86.6%(04( 平 成 6) 年 )と 育 児 休 業 制 度 の 着 実 な 定 着 が 図 られつつある しかし 子 出 産 後 の 女 性 の 継 続 就 業 割 合 をみると 子 供 の 出 生 年 が005( 平 成 7) 年 から009 ( 平 成 ) 年 である 女 性 の 継 続 就 業 率 は 38.0%(00( 平 成 ) 年 )にとどまってい る ただ 00 年 出 生 児 を 持 つ 女 性 につい て 子 出 産 前 後 の 継 続 就 業 率 を 見 ると 0 年 前 の 出 生 児 を 持 つ 女 性 に 比 べ 継 続 就 業 率 が3.%から45.8%に 上 昇 しており 改 善 がみられる しかし 依 然 として 子 出 産 を 機 に 離 職 する 女 性 の 割 合 は 高 く 仕 事 と 育 児 の 両 立 が 難 しいため やむを 得 ず 辞 めた 女 性 も 少 なくない また 男 性 の 約 3 割 が 育 児 休 業 を 取 りたい と 考 えているが 実 際 の 取 得 率 は.30% (04 年 )にとどまっている さらに 男 性 の 子 育 てや 家 事 に 費 やす 時 間 も 先 進 国 中 最 低 の 水 準 にとどまっている こうした 男 女 とも 仕 事 と 生 活 の 調 和 のとれない 状 況 が 女 性 の 継 続 就 業 を 困 難 にし 少 子 化 の 原 因 の 一 つと なっていると 考 えられる こうした 状 況 の 中 男 女 ともに 子 育 て 等 を しながら 働 き 続 けることができる 環 境 を 整 備 するため 育 児 介 護 休 業 法 において 短 時 間 勤 務 制 度 や 所 定 外 労 働 の 制 限 の 義 務 化 のほ か 父 母 がともに 育 児 休 業 を 取 得 する 場 合 の 育 児 休 業 取 得 可 能 期 間 の 延 長 (パパ ママ 育 休 プラス) 等 父 親 の 育 児 休 業 取 得 を 促 進 す るための 制 度 が 設 けられている この 育 児 介 護 休 業 法 の 周 知 徹 底 を 図 る とともに 法 律 に 規 定 されている 育 児 介 護 休 業 や 短 時 間 勤 務 制 度 等 の 両 立 支 援 制 度 を 安 心 して 利 用 できる 職 場 環 境 の 整 備 を 支 援 して いる また 育 児 介 護 休 業 法 については 有 期 契 約 労 働 者 の 育 児 休 業 取 得 要 件 の 緩 和 等 を 内 容 とする 改 正 法 案 が 06( 平 成 8) 年 3 月 9 日 に 成 立 した (07( 平 成 9) 年 月 日 施 行 ) 都 道 府 県 労 働 局 雇 用 環 境 均 等 部 ( 室 )で は 計 画 的 に 事 業 所 を 訪 問 し 就 業 規 則 等 で 必 要 な 制 度 が 設 けられているかを 確 認 するな ど 育 児 介 護 休 業 法 に 規 定 されている 制 度 の 普 及 定 着 に 向 けた 行 政 指 導 を 実 施 してい る また 育 児 休 業 を 取 得 した 労 働 者 の 雇 用 の 継 続 を 目 的 として 雇 用 保 険 を 財 源 に 育 児 休 業 開 始 から80 日 までは 休 業 開 始 前 賃 金 の67% それ 以 降 は 休 業 開 始 前 賃 金 の50% を 育 児 休 業 給 付 金 として 支 給 している 育 児 休 業 の 取 得 等 を 理 由 とする 不 利 益 取 扱 い の 防 止 妊 娠 出 産 育 児 休 業 介 護 休 業 の 取 得 等 を 理 由 とする 不 利 益 取 扱 いは 雇 用 の 分 野 における 男 女 の 均 等 な 機 会 及 び 待 遇 の 確 保 等 に 関 する 法 律 ( 昭 和 47 年 法 律 3 号 以 下 男 女 雇 用 機 会 均 等 法 という ) 及 び 育 児 介 護 休 業 法 により 禁 止 されているところ であるが こうした 不 利 益 取 扱 いに 関 する 相 談 件 数 等 は 引 き 続 き 高 い 水 準 で 推 移 してい る このため 関 係 法 令 の 周 知 徹 底 を 図 り 相 談 に 当 たっては 労 働 者 の 立 場 に 配 慮 しつつ 迅 速 丁 寧 に 対 応 するとともに 法 違 反 が 疑 われる 事 案 を 把 握 した 場 合 には 事 業 主 に 対 する 報 告 徴 収 を 実 施 し 法 違 反 については 積 極 的 な 行 政 指 導 を 行 っている また 相 談 者 のニーズに 応 じ 都 道 府 県 労 働 局 長 による 紛 争 解 決 援 助 及 び 調 停 を 実 施 し 円 滑 かつ 迅 速 な 紛 争 の 解 決 を 図 っている なお 事 業 主 による 妊 娠 出 産 育 児 休 業 介 護 休 業 の 取 得 等 を 理 由 とする 不 利 益 取 扱 いは 既 に 男 女 雇 用 機 会 均 等 法 等 で 禁 止 さ れているが 近 年 上 司 同 僚 からの 嫌 がら せなども 問 題 となっている そのため 上 司 同 僚 からの 言 動 により 妊 娠 出 産 育 94

4 節 児 休 業 介 護 休 業 の 取 得 等 をした 労 働 者 の 就 業 環 境 が 害 されることのないよう 事 業 主 に 雇 用 管 理 上 の 措 置 を 義 務 付 ける 等 の 改 正 を 行 うため 男 女 雇 用 機 会 均 等 法 及 び 育 児 介 護 休 業 法 の 改 正 を 含 む 雇 用 保 険 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 が06( 平 成 8) 年 3 月 9 日 に 成 立 した 育 児 休 業 からの 円 滑 な 復 帰 の 支 援 少 子 化 のもとで 生 産 年 齢 人 口 の 減 少 がさら に 進 む 状 況 下 においては 子 育 て 期 の 労 働 者 が 働 き 続 けながら 育 児 を 行 うための 雇 用 環 境 を 整 備 していくことが 重 要 であるが 約 6 割 の 女 性 が 出 産 育 児 により 退 職 する 現 状 にお いては 働 き 続 けることを 希 望 する 労 働 者 が 子 育 て 等 に 専 念 するために 休 業 した 後 再 び 企 業 での 活 躍 を 目 指 して 職 場 復 帰 するため 特 に 課 題 が 大 きい 中 小 企 業 で 働 く 労 働 者 に 対 するきめ 細 かな 支 援 を 進 めていくことが 必 要 である このため 05( 平 成 7) 年 度 に 改 定 し た 中 小 企 業 のための 育 休 復 帰 支 援 モデルプラ ンの 普 及 促 進 を 図 るとともに 個 々の 事 業 主 の 状 況 に 応 じたプランの 策 定 支 援 を 行 う 育 休 復 帰 プランナー の 養 成 及 び 活 動 の 支 援 を 行 っている また プランナーによるプラン の 策 定 支 援 を 受 けた 中 小 企 業 において 労 働 者 が 育 児 休 業 を 取 得 した 場 合 及 び 育 児 休 業 取 得 者 が 職 場 復 帰 した 場 合 に 当 該 中 小 企 業 に 対 し 助 成 金 を 支 給 し 総 合 的 な 支 援 を 行 うこと で 中 小 企 業 における 人 材 活 用 の 促 進 労 働 者 の 育 児 休 業 取 得 及 び 円 滑 な 職 場 復 帰 による 継 続 就 労 を 支 援 している ライフスタイルに 応 じた 多 様 な 働 き 方 の 選 択 肢 の 確 保 少 子 高 齢 化 大 幅 な 労 働 力 人 口 減 少 の 中 で 貴 重 な 労 働 力 を 確 保 し 労 働 生 産 性 を 高 め 経 済 の 成 長 を 持 続 させるためには ライ フスタイルに 応 じた 多 様 な 働 き 方 の 選 択 肢 を 確 保 するとともに 働 き 貢 献 に 見 合 った 公 正 な 待 遇 を 実 現 することが 重 要 である フルタイム 正 社 員 より 所 定 労 働 時 間 ( 日 数 )が 短 いながら 正 社 員 としての 待 遇 が 得 られる 短 時 間 正 社 員 については 憲 に おいて 国 は 短 時 間 正 社 員 制 度 等 多 様 な 働 き 方 を 推 進 するための 条 件 整 備 を 行 うこ ととされるとともに 短 時 間 勤 務 を 選 択 で きる 事 業 所 の 割 合 ( 短 時 間 正 社 員 制 度 等 ) を 00( 平 成 3) 年 には9%とする 数 値 目 標 が 設 定 されている( 行 動 指 針 ) こうした 中 厚 生 労 働 省 では 制 度 を 導 入 した 事 業 主 に 対 する 助 成 金 の 活 用 に 加 え 制 度 導 入 支 援 マニュアルの 配 布 や 短 時 間 正 社 員 制 度 導 入 支 援 ナビ の 運 営 等 により 短 時 間 正 社 員 制 度 の 概 要 や 取 組 事 例 等 について の 情 報 提 供 を 行 うなど 短 時 間 正 社 員 制 度 の 導 入 支 援 を 行 っている 有 期 契 約 労 働 者 など 非 正 規 雇 用 の 労 働 者 に 対 する 支 援 雇 用 者 総 数 の9.9%を 占 めるパートタイ ム 労 働 者 については その 能 力 を 一 層 有 効 に 発 揮 することができる 雇 用 環 境 を 整 備 する ため パートタイム 労 働 法 に 基 づき 事 業 主 への 行 政 指 導 や 専 門 家 による 相 談 援 助 助 成 金 の 活 用 による 支 援 等 により 正 社 員 との 均 等 均 衡 待 遇 確 保 のための 取 組 を 推 進 して いる また パートタイム 労 働 者 の 均 等 均 衡 待 遇 の 確 保 に 向 けた 事 業 主 の 取 組 を 支 援 す るとともに パートタイム 労 働 者 のキャリア アップ 支 援 等 を 行 っている また 非 正 規 雇 用 の 労 働 者 についても 産 休 育 休 の 対 象 となることを 周 知 するととも に 有 期 契 約 労 働 者 の 育 児 休 業 取 得 につい て 企 業 に 対 するインセンティブの 措 置 の 充 実 等 を 行 う 期 間 雇 用 者 育 児 休 業 取 得 促 進 プロ グラムを 実 施 している 参 考 雇 用 者 のうち 非 農 林 業 の 従 業 者 総 数 雇 用 者 のうち 非 農 林 業 従 業 者 で 月 末 週 間 の 就 業 時 間 が 週 ~34 時 間 の 者 95

テレワークの 推 進 情 報 通 信 技 術 を 活 用 した 場 所 にとらわれ ない 柔 軟 な 働 き 方 であるテレワークは 職 住 近 接 の 実 現 による 通 勤 負 担 の 軽 減 のみなら ず 特 に 育 児 や 介 護 障 害 等 の 個 々の 事 情 を 抱 える 人 にとって 仕 事 と 生 活 の 調 和 の 実 現 に 有 効 な 働 き 方 として 社 会 的 な 期 待 や 関 心 も 大 きいものとなっている また 関 係 省 庁 では テレワークが 様 々な 働 き 方 を 希 望 する 人 の 就 業 機 会 の 創 出 及 び 地 域 の 活 性 化 等 に 資 するものとして テレワー クの 一 層 の 普 及 拡 大 に 向 けた 環 境 整 備 普 及 啓 発 等 を 連 携 して 推 進 している このような 中 で 政 府 が 自 ら 率 先 してテレ ワークを 導 入 する 観 点 から 総 務 省 厚 生 労 働 省 経 済 産 業 省 国 土 交 通 省 等 がテレワー クを 導 入 している また 総 務 省 厚 生 労 働 省 経 済 産 業 省 国 土 交 通 省 のテレワーク 関 係 4 省 は 005( 平 成 7) 年 度 に 設 立 した 産 学 官 からなる テレワーク 推 進 フォーラム において テレワークの 円 滑 な 導 入 や 効 率 的 な 運 用 に 資 する 調 査 研 究 及 び 普 及 活 動 を 展 開 している そのほか テレワーク 導 入 支 援 を 目 的 とし た 民 間 企 業 に 対 するテレワークの 導 入 運 営 に 係 る 専 門 家 派 遣 これらの 取 組 を 通 じたテ レワーク 導 入 事 例 の 策 定 及 びその 普 及 テレ ワークによる 働 き 方 の 実 態 やテレワーク 人 口 の 定 量 的 な 把 握 テレワーク 展 開 拠 点 の 整 備 推 進 方 策 の 検 討 等 を 行 った また 仕 事 と 子 育 て 介 護 等 の 両 立 など 柔 軟 な 働 き 方 が 可 能 となるテレワークモデルを 確 立 するための 実 証 を 実 施 し 仕 事 と 育 児 介 護 の 両 立 のため の 好 事 例 集 を 作 成 周 知 するとともに 在 宅 勤 務 ガイドラインの 周 知 啓 発 テレワーク 相 談 センターでの 相 談 対 応 事 業 主 労 働 者 等 を 対 象 としたセミナーの 開 催 テレワーク に 先 進 的 に 取 り 組 む 企 業 等 に 対 する 表 彰 の 実 施 テレワーク 導 入 経 費 に 係 る 支 援 等 によ り 適 正 な 労 働 条 件 下 における 良 質 なテレ ワークの 普 及 を 図 った 在 宅 ワークについて は 在 宅 ワークの 発 注 者 が 在 宅 ワーカーと 契 約 を 締 結 する 際 に 守 るべきルールを 定 めた 在 宅 ワークの 適 正 な 実 施 のためのガイドラ イン や 在 宅 ワーカーのためのハンドブッ ク を 作 成 し これらの 周 知 啓 発 を 行 って いる また 在 宅 ワークに 関 する 総 合 サイト ホームワーカーズウェブ において 在 宅 ワーカーや 発 注 者 等 に 対 し 有 益 な 情 報 を 提 供 している 国 の 率 先 的 取 組 国 家 公 務 員 については 04( 平 成 6) 年 0 月 全 府 省 の 事 務 次 官 級 で 構 成 する 女 性 職 員 活 躍 ワークライフバランス 推 進 協 議 会 において 働 き 方 改 革 育 児 介 護 等 と 両 立 して 活 躍 できるための 改 革 及 び 女 性 の 活 躍 推 進 のための 改 革 という3つ の 改 革 を 柱 とした 国 家 公 務 員 の 女 性 活 躍 と ワークライフバランス 推 進 のための 取 組 指 針 を 決 定 した 府 省 は 同 指 針 を 踏 まえ 00( 平 成 3) 年 度 末 までを 視 野 に 入 れた 取 組 等 を 盛 り 込 んだ 取 組 計 画 を 策 定 し これ に 基 づいて 総 合 的 かつ 計 画 的 な 取 組 を 進 めて いる 96

4 節 女 性 活 躍 推 進 法 に 基 づく 層 推 進 するため 国 地 方 公 共 団 体 常 時 雇 --3 図 認 定 マーク えるぼし 用 する 労 働 者 数 が30 人 以 上 の 民 間 事 業 主 に 対 して 女 性 の 採 用 登 用 などの 状 況 を 自 ら 把 握 し 課 題 分 析 した 上 で その 結 果 を 踏 ま え 数 値 目 標 の 設 定 を 含 めた 行 動 計 画 を 策 階 目 > < 段 階 目 > < 段 階 目 > 定 公 表 すること また 女 性 の 活 躍 状 況 に 関 する 情 報 や 女 性 の 職 業 選 択 に 資 する 情 報 の 公 表 を 求 める 女 性 の 職 業 生 活 における 活 躍 の 推 進 に 関 する 法 律 が05( 平 成 7) 年 8 月 8 日 に 成 立 した 成 立 した 女 性 の 職 業 生 活 における 活 躍 の 推 <3 段 階 目 > < 段 階 目 > < 段 階 目 > 進 に 関 する 法 律 ( 平 成 7 年 法 律 64 号 以 下 女 性 活 躍 推 進 法 という )に 基 づき 同 年 9 月 5 日 に 女 性 の 職 業 生 活 における 活 躍 の 推 進 に 関 する 基 本 的 な 方 向 等 について 定 める 女 性 の 職 業 生 活 における 活 躍 の 推 進 に <3 関 する 基 本 方 針 を 閣 議 決 定 したほか 同 年 3 段 階 目 > < 段 階 目 > < 段 階 目 > 月 0 日 には 事 業 主 行 動 計 画 の 策 定 に 当 たってのガイドラインとなる 事 業 主 行 動 計 画 策 定 指 針 を 告 示 した また 06( 平 成 8) 年 4 月 日 の 女 性 活 躍 推 進 法 の 全 面 施 行 に 向 けて 民 間 事 業 主 に 対 して 自 社 の 女 性 活 躍 の 状 況 把 握 課 題 分 資 料 : 厚 生 労 働 省 資 料 析 行 動 計 画 策 定 等 を 簡 易 に 行 える 一 般 事 業 主 行 動 計 画 策 定 支 援 ツール の 提 供 や 女 性 の 活 躍 推 進 企 業 データベース による 企 業 の 女 性 の 活 躍 状 況 の 情 報 公 表 などによ ( 女 性 の 活 躍 の 推 進 ) り 事 業 主 の 取 組 支 援 を 行 っているほか 企 女 性 の 職 業 生 活 における 活 躍 の 推 進 業 における 女 性 の 活 躍 を 推 進 していくため 労 働 者 が 性 別 により 差 別 されることなく 女 性 の 活 躍 推 進 に 積 極 的 に 取 り 組 む 企 業 を 対 また 働 く 女 性 が 母 性 を 尊 重 されつつ その 象 とした 助 成 金 制 度 の 創 設 や ポジティブ 能 力 を 十 分 に 発 揮 できる 雇 用 環 境 を 整 備 する アクション( 男 女 労 働 者 間 に 事 実 上 生 じてい ため 男 女 雇 用 機 会 均 等 法 に 沿 った 男 女 均 等 る 格 差 の 解 消 を 目 指 すための 企 業 の 自 主 的 か 取 扱 いがされるよう 周 知 徹 底 指 導 を 行 うと つ 積 極 的 な 取 組 )を 推 進 している 企 業 を 公 募 ともに 事 業 主 と 労 働 者 の 間 に 紛 争 が 生 じた し 表 彰 する 均 等 両 立 推 進 企 業 表 彰 ( 場 合 には 円 滑 かつ 迅 速 な 解 決 を 図 られるよう --3 表 )を 実 施 した 援 助 を 行 っているほか 男 女 労 働 者 間 の 格 差 国 都 道 府 県 の 特 定 事 業 主 行 動 計 画 の 策 定 について 企 業 内 での 実 態 把 握 や 気 づきを 促 す 率 は 制 度 が 開 始 した06 年 4 月 日 時 点 で 男 女 間 賃 金 格 差 解 消 に 向 けた 労 使 の 取 組 支 00%である また 一 般 事 業 主 行 動 計 画 の 援 のためのガイドライン の 普 及 を 行 ってい 策 定 届 出 が 義 務 付 けられている 常 時 雇 用 す る る 労 働 者 数 が30 人 以 上 の 大 企 業 の 届 出 率 は さらに 女 性 の 職 業 生 活 における 活 躍 を 一 同 年 4 月 30 日 時 点 で85.0%となっている( 常 参 考 97

時 雇 用 する 労 働 者 数 が300 人 以 下 の 中 小 企 業 の 場 合 は 努 力 義 務 ) 今 後 これらの 大 企 業 のうち まだ 行 動 計 画 を 策 定 届 出 していな い 企 業 に 対 し 個 別 に 働 きかけを 行 うととも に 行 動 計 画 の 策 定 届 出 が 努 力 義 務 となっ ている 中 小 企 業 に 対 しても 行 動 計 画 策 定 の 支 援 等 を 行 っていくこととしている ロールモデルの 提 示 起 業 特 定 非 営 利 活 動 法 人 での 活 動 地 域 活 動 等 にチャレンジすることで 輝 いている 女 性 個 人 女 性 団 体 グループ 及 びそのような チャレンジを 支 援 する 団 体 グループを 顕 彰 する 女 性 のチャレンジ 賞 ( 内 閣 府 特 命 担 当 大 臣 ( 男 女 共 同 参 画 ) 表 彰 )を 実 施 した また 地 方 公 共 団 体 の 首 長 地 域 で 活 躍 する 女 性 そうした 女 性 を 応 援 する 経 営 者 等 各 界 の 有 識 者 との 意 見 交 換 等 を 実 施 する 地 域 版 輝 く 女 性 応 援 会 議 を4 府 県 で 開 催 すると ともに 輝 く 女 性 応 援 会 議 オフィシャルブ ログ において 活 躍 する 女 性 とその 応 援 者 の 投 稿 をリレー 方 式 で 掲 載 した 継 続 就 業 の 支 援 継 続 就 業 を 希 望 する 女 性 が 妊 娠 出 産 後 で も 継 続 して 就 業 できるよう 育 児 休 業 からの 円 滑 な 復 帰 の 支 援 育 児 介 護 休 業 法 に 基 づ く 仕 事 と 子 育 ての 両 立 のための 制 度 につい て 周 知 を 図 るとともに 企 業 の 制 度 として 定 着 するよう 指 導 を 行 っている また 4 次 男 女 共 同 参 画 基 本 計 画 (05 ( 平 成 7) 年 月 5 日 閣 議 決 定 )に 基 づき 一 人 で 育 児 と 介 護 の 負 担 を 同 時 に 担 う いわ ゆる ダブルケア 問 題 について 調 査 を 行 っ た その 結 果 未 就 学 児 の 育 児 を 担 う 者 が 約,000 万 人 いる 中 で 育 児 と 介 護 を 同 時 に 担 う 者 は 約 5 万 人 ( 男 性 約 8 万 5 千 人 女 性 約 6 万 8 千 人 )と 推 計 される 子 育 て 女 性 等 の 再 就 職 支 援 全 国 84か 所 (06( 平 成 8) 年 3 月 3 日 現 在 )のマザーズハローワーク マザーズ コーナーにおいて 子 育 てをしながら 就 職 を 希 望 する 女 性 等 に 対 して 子 供 連 れで 来 所 し やすい 環 境 を 整 備 するとともに 担 当 者 制 に よるきめ 細 かな 就 職 支 援 求 人 情 報 や 地 方 公 共 団 体 等 との 連 携 による 保 育 サービス 関 連 情 報 等 の 提 供 など 再 就 職 に 向 けた 総 合 的 かつ 一 貫 した 支 援 を 行 うマザーズハローワーク 事 業 を 実 施 している また 再 就 職 を 考 え 始 めたが 仕 事 と 育 児 の 両 立 に 不 安 を 感 じている 潜 在 的 な 求 職 者 の 方 を 対 象 に 託 児 付 き 再 就 職 支 援 セミナー 等 も 実 施 した 職 業 能 力 開 発 施 設 では 土 日 夜 間 等 の 時 間 帯 を 活 用 した 訓 練 コースを 設 定 し 訓 練 機 会 の 確 保 を 図 った さらに インターネット 上 で 再 就 職 に 向 け た 具 体 的 な 取 組 計 画 の 作 成 や 再 就 職 のための 基 礎 知 識 を 習 得 できるe-ラーニングプログ ラムの 提 供 を 行 っている 内 閣 府 では 様 々なライフステージにある 女 性 のニーズに 応 える 形 で 女 性 活 躍 等 に 向 けた 各 実 施 機 関 の 支 援 情 報 を 集 約 整 理 し 女 性 応 援 ポータルサイト (http://www. gender.go.jp/policy/sokushin/ouen/)により 発 信 している 経 済 産 業 省 では 地 域 の 中 小 企 業 小 規 模 事 業 者 のニーズを 把 握 し 地 域 内 外 の 女 性 若 者 シニア 等 多 様 な 人 材 から 地 域 事 業 者 が 必 要 とする 人 材 を 発 掘 するとともに 地 域 事 業 者 の 魅 力 を 発 信 し マッチングの 促 進 等 を 行 う 地 域 中 小 企 業 人 材 バンク 事 業 を 実 施 している 農 業 経 営 体 等 における 女 性 が 働 きやすい 環 境 づくりの 推 進 農 業 経 営 において 福 利 厚 生 面 の 充 実 にも つながる 法 人 化 を 進 めるとともに 家 族 経 営 協 定 の 締 結 の 促 進 や 女 性 の 活 躍 推 進 に 積 極 的 に 取 り 組 む 経 営 体 の 認 定 等 を 通 じ 子 育 て 期 の 女 性 でも 働 きやすい 環 境 づくりを 推 進 し ている 98

4 節 女 性 の 幅 広 い 活 躍 を 推 進 する 学 び 直 し 支 援 女 性 の 活 躍 の 推 進 のためには 学 び 直 しを 通 じて 女 性 の 就 労 や 起 業 地 域 における 様 々 な 活 動 への 参 画 を 後 押 しすることが 重 要 であ り そのために 地 域 や 大 学 専 修 学 校 等 にお ける 取 組 の 促 進 を 図 る 05( 平 成 7) 年 度 には 男 女 共 同 参 画 社 会 の 実 現 の 加 速 に 向 けた 学 習 機 会 充 実 事 業 により 一 旦 離 職 した 地 域 の 女 性 人 材 を 対 象 に 学 びを 通 じた 社 会 参 画 を 促 進 するた め 地 域 の 関 係 機 関 団 体 によるネットワー クの 形 成 とその 取 組 の 在 り 方 を 検 討 し 女 性 の 学 び 応 援 フェスタ を 実 施 し 地 域 にお ける 取 組 の 普 及 を 図 った 地 域 における 女 性 の 活 躍 の 推 進 地 域 女 性 活 躍 推 進 交 付 金 において 多 様 な 主 体 による 連 携 体 制 の 構 築 や 女 性 活 躍 推 進 のためのワンストップ 支 援 体 制 の 整 備 な ど 住 民 に 身 近 な 地 方 公 共 団 体 が 行 う 地 域 の 実 情 に 応 じた 取 組 を 支 援 することにより 地 域 における 女 性 の 活 躍 推 進 を 図 った さらに 地 域 の 実 情 に 合 わせた 女 性 の 活 躍 促 進 に 向 けた 先 進 的 な 取 組 を 試 行 的 に 実 践 し 検 証 することで その 効 果 や 課 題 を 明 ら かにする 地 域 における 女 性 活 躍 推 進 モデル 事 業 を 実 施 した また 独 立 行 政 法 人 国 立 女 性 教 育 会 館 にお いては 我 が 国 唯 一 の 女 性 教 育 に 関 するナ ショナルセンターとして 地 域 において 女 性 の 活 躍 を 推 進 する 中 心 的 機 関 となる 女 性 関 連 施 設 等 の 機 能 の 充 実 強 化 のため 地 方 公 共 団 体 や 施 設 等 の 職 員 を 対 象 とした 研 修 事 業 や 教 育 学 習 支 援 事 業 等 を 行 った 参 考 99