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公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

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目 次 1. 社 会 保 障 分 野 でできること 1 1 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 制 度 の 改 善 2 保 険 証 機 能 の 一 元 化 3 自 己 診 療 情 報 の 活 用 4 給 付 可 能 サービスの 行 政 側 からの 通 知 2. 年 金 分 野 でできること 5

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2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

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(5 ) 当 該 指 定 居 宅 介 護 事 業 所 の 新 規 に 採 用 し た 全 て の 居 宅 介 護 従 業 者 に 対 し 熟 練 し た 居 宅 介 護 従 業 者 の 同 行 に よ る 研 修 を 実 施 し て い る こ と (6 ) 当 該 指 定 居 宅 介 護 事 業

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 135, , , , , ,600

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

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3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 43.7 歳 32, , ,321

(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

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07_住宅バウチャー(家賃補助)制度の表紙.doc

Transcription:

第 6 期 川 崎 市 高 齢 者 保 健 福 祉 計 画 介 護 保 険 事 業 計 画 かわさきいきいき 長 寿 プラン ( 平 成 27~29 年 度 ) 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 へ わたしたちは 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 を 進 めます 川 崎 市

最 幸 のまち かわさき をめざして 私 の 市 政 運 営 の 基 本 姿 勢 は 市 民 が 主 役 であり 川 崎 を 日 本 一 幸 せあふれるまち 最 も 幸 福 という 意 味 の 最 幸 のまちにするために 市 の 組 織 全 体 をあげて 市 民 の 方 々の 笑 顔 あふれる 持 続 可 能 な 社 会 をつくっていきたいと 考 えております 高 齢 者 施 策 におきましては 高 齢 者 の 方 々が 住 み 慣 れた 川 崎 で 元 気 に いきがいを 持 って 暮 らしていただけるまちづくりを 進 めてまいります 本 市 は 平 成 26 年 10 月 1 日 現 在 高 齢 化 率 が 18.67%となり 全 国 平 均 の 25.97%と 比 べ 比 較 的 若 い 都 市 といえます しかしながら 平 成 37 年 (2025 年 )には いわゆる 団 塊 の 世 代 が 75 歳 以 上 の 高 齢 者 となること から 本 市 においても 超 高 齢 社 会 が 到 来 することが 予 測 されます 今 回 策 定 いたしました 第 6 期 かわさきいきいき 長 寿 プラン は 平 成 27 年 度 から 29 年 度 までの 3 か 年 の 高 齢 者 施 策 の 総 合 計 画 ですが 10 年 先 の 超 高 齢 社 会 を 見 据 え たとえ 介 護 が 必 要 になっても 可 能 な 限 り 住 み 慣 れた 川 崎 で 暮 らすための 地 域 づくりである 地 域 包 括 ケアシステム の 構 築 に 向 けて 様 々な 施 策 や 仕 組 みづくりに 取 り 組 んでまいります 私 も 市 長 としての 覚 悟 をもって 取 り 組 んでまいりますので より 一 層 の 御 理 解 と 御 協 力 をいただきますようお 願 い 申 し 上 げます 平 成 27 年 3 月 川 崎 市 長 福 田 紀 彦

目 次 第 1 章 計 画 策 定 の 趣 旨 と 位 置 付 け 1 計 画 の 趣 旨 名 称... 3 2 計 画 の 期 間... 4 3 計 画 の 位 置 付 け... 5 4 計 画 への 意 見 の 反 映... 6 川 崎 市 高 齢 者 保 健 福 祉 計 画 策 定 協 議 会 介 護 保 険 運 営 協 議 会 合 同 会 議... 6 平 成 25 年 度 川 崎 市 高 齢 者 実 態 調 査... 7 区 民 説 明 会 パブリックコメント... 7 5 これまでの 計 画 の 進 捗 状 況 と 課 題... 8 6 計 画 の 実 施 状 況 の 評 価 見 直 し... 11 第 2 章 川 崎 市 における 高 齢 者 の 状 況 1 川 崎 市 の 高 齢 者 の 現 状... 15 2 高 齢 者 人 口 の 推 移... 16 3 高 齢 者 を 取 り 巻 く 状 況... 18 要 介 護 要 支 援 認 定 者 数 の 推 移... 18 認 知 症 高 齢 者 数 の 推 移... 19 平 均 寿 命 と 健 康 寿 命... 19 高 齢 者 世 帯 の 状 況... 20 4 川 崎 市 における 高 齢 者 の 意 識 と 実 態... 21 外 出 頻 度... 21 就 労 状 況... 22 不 安 や 困 りごと... 23 生 活 のはりや 楽 しみ... 23 家 族 以 外 の 方 との 交 流... 24 第 3 章 川 崎 市 地 域 包 括 ケアシステムの 推 進 1 地 域 包 括 ケアシステム 推 進 ビジョン 策 定 の 経 緯... 27 2 地 域 包 括 ケアシステム 推 進 ビジョンの 基 本 的 な 考 え 方... 28 3 地 域 包 括 ケアシステム 推 進 ビジョン... 29 4 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 に 向 けた 取 組 の 推 進... 32 個 別 施 策 の 展 開 とロードマップ... 32 各 主 体 に 期 待 される 役 割... 33 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 に 向 けて... 34 第 4 章 第 6 期 計 画 期 間 における 施 策 の 方 向 性 1 第 6 期 計 画 期 間 の 基 本 目 標 と 具 体 的 な 方 向 性... 37 介 護 保 険 制 度 改 正 に 係 る 国 の 動 向... 37 第 6 期 計 画 の 基 本 目 標 と 骨 子... 37 2 第 6 期 かわさきいきいき 長 寿 プラン 施 策 体 系 図... 40 3 日 常 生 活 圏 域 の 設 定... 42

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 1 いきがい 介 護 予 防 施 策 等 の 推 進... 47 新 たな 介 護 予 防 体 制 の 実 現... 51 介 護 予 防 の 普 及 啓 発... 59 元 気 高 齢 者 のいきがいづくりへの 支 援... 62 地 域 活 動 団 体 への 支 援... 66 2 地 域 のネットワークづくりの 強 化... 69 地 域 における 見 守 りネットワークの 充 実... 72 区 役 所 や 地 域 包 括 支 援 センターを 核 とした 機 能 強 化... 77 支 援 を 必 要 とする 方 と 地 域 資 源 を 結 びつけるための 地 域 のネットワーク 化.. 78 災 害 時 における 避 難 支 援 等 防 災 体 制 の 推 進 強 化... 80 3 利 用 者 本 位 のサービスの 提 供... 81 要 介 護 要 支 援 高 齢 者 が 地 域 で 生 活 を 続 けるためのサービスの 提 供... 84 中 重 度 の 要 介 護 高 齢 者 の 在 宅 生 活 を 支 えるための 取 組... 96 在 宅 医 療 介 護 の 連 携 の 推 進... 101 要 介 護 度 維 持 改 善 に 向 けた 取 組... 104 介 護 人 材 の 確 保 と 定 着 の 支 援... 106 ウェルフェアイノベーション( 福 祉 介 護 産 業 の 振 興 )との 連 携... 109 4 認 知 症 高 齢 者 施 策 の 充 実... 111 認 知 症 高 齢 者 の 生 活 支 援... 115 認 知 症 高 齢 者 支 援 のための 医 療 と 介 護 の 連 携... 121 権 利 擁 護 体 制 の 推 進... 124 5 高 齢 者 の 多 様 な 居 住 環 境 の 実 現... 129 (1) 高 齢 者 が 安 心 して 暮 らせる 住 まいの 確 保 等... 133 (2) 在 宅 生 活 が 困 難 となった 方 のための 介 護 サービス 基 盤 の 整 備... 138 (3) 多 様 な 住 まい 方 の 普 及... 142 (4) 介 護 者 の 負 担 軽 減 に 向 けた 取 組... 149 第 6 章 各 区 の 取 組 1 地 域 福 祉 計 画 との 連 携... 153 2 川 崎 区 の 高 齢 者 施 策 の 取 組... 154 3 幸 区 の 高 齢 者 施 策 の 取 組... 156 4 中 原 区 の 高 齢 者 施 策 の 取 組... 158 5 高 津 区 の 高 齢 者 施 策 の 取 組... 160 6 宮 前 区 の 高 齢 者 施 策 の 取 組... 162 7 多 摩 区 の 高 齢 者 施 策 の 取 組... 164 8 麻 生 区 の 高 齢 者 施 策 の 取 組... 166 第 7 章 介 護 保 険 サービスの 見 込 量 と 保 険 料 1 介 護 保 険 サービスの 見 込 量 に 係 る 推 計 の 流 れ... 171 高 齢 者 人 口 の 推 計... 171 要 介 護 要 支 援 認 定 者 数 の 推 計... 171

施 設 居 住 系 サービス 利 用 者 数 の 推 計... 171 居 宅 サービス 等 利 用 者 数 の 推 計... 171 介 護 保 険 給 付 費 及 び 地 域 支 援 事 業 費 等 の 推 計... 171 2 介 護 保 険 サービスの 見 込 量 の 推 計... 172 高 齢 者 人 口 及 び 要 介 護 要 支 援 認 定 者 数 の 推 計... 172 サービス 利 用 者 数 の 推 計... 174 介 護 保 険 サービス 量 の 推 計... 175 介 護 保 険 給 付 費 の 推 計... 178 地 域 支 援 事 業 費 の 推 計... 179 保 健 福 祉 事 業 費 の 推 計... 179 3 第 1 号 被 保 険 者 の 介 護 保 険 料... 180 保 険 料 算 定 の 手 順... 180 介 護 保 険 事 業 等 に 要 する 費 用 の 額 の 算 出... 180 第 1 号 被 保 険 者 の 保 険 料 により 収 納 することが 必 要 な 額 の 算 定... 181 保 険 料 基 準 額 の 算 定... 183 保 険 料 及 び 利 用 料 の 負 担 軽 減... 188 所 得 段 階 別 の 保 険 料 額... 189 資 料 編... 191 キーワード 一 覧 2025 年... 4 地 域 包 括 ケアシステム... 5 PDCA サイクル... 11 健 康 寿 命... 19 自 助 互 助 共 助 公 助... 27 ケア... 28 日 常 生 活 圏 域... 42 地 域 支 援 事 業 と 総 合 事 業... 50 介 護 予 防 いきいき 大 作 戦 の 推 進... 60 地 域 資 源... 72 在 宅 療 養... 101 かわさき 健 幸 福 寿 プロジェクト... 105 キャリアパス... 108 認 知 症 施 策 推 進 総 合 戦 略 ( 新 オレンジプラン)... 112 認 知 症 サポーター... 116 認 知 症 ケアパス... 118 ユニバーサルデザイン... 133 長 寿 命 化... 141 介 護 保 険 給 付 費 準 備 基 金... 184

第 第 1 章 計 画 策 定 の 趣 旨 と 位 置 付 け 1 章 計 画 策 定 の 趣 旨 と 位 置 付 け

第 1 章 計 画 策 定 の 趣 旨 と 位 置 付 け 1 計 画 の 趣 旨 名 称 市 町 村 は 老 人 福 祉 法 第 20 条 の8に 基 づく 高 齢 者 福 祉 計 画 及 び 介 護 保 険 法 第 117 条 に 基 づく 介 護 保 険 事 業 計 画 を 一 体 的 に 策 定 することが 義 務 付 けられ ています 本 市 は 川 崎 市 高 齢 者 保 健 福 祉 計 画 介 護 保 険 事 業 計 画 をこれに 位 置 付 け 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 をめざし 持 続 可 能 な 高 齢 者 施 策 を 展 開 するための 総 合 的 な 計 画 としています 高 齢 者 保 健 福 祉 計 画 は 介 護 保 険 制 度 とそれ 以 外 のサービスを 組 み 合 わせ 健 康 いきがいづくりなどの 高 齢 者 福 祉 事 業 の 見 込 量 や 目 標 を 定 め 高 齢 者 全 体 の 地 域 における 福 祉 水 準 の 向 上 をめざす 計 画 です 介 護 保 険 事 業 計 画 は 介 護 保 険 給 付 サービスの 見 込 量 とその 確 保 策 制 度 の 円 滑 な 実 施 に 向 けた 取 組 内 容 保 険 料 などを 定 める 計 画 です また 本 市 では 市 民 や 事 業 者 の 方 々に 高 齢 者 保 健 福 祉 計 画 介 護 保 険 事 業 計 画 に 親 しみを 持 って 幅 広 く 知 っていただくため この 計 画 の 名 称 を かわさきいきいき 長 寿 プラン としており 今 後 も 継 続 して 使 用 していき ます 本 計 画 の 主 な 記 載 事 項 かわさきいきいき 長 寿 プラン ( 高 齢 者 保 健 福 祉 計 画 介 護 保 険 事 業 計 画 ) かわさきいきいき 長 寿 プラン 第 6 期 計 画 期 間 に 確 保 すべき 高 齢 者 福 祉 事 業 の 量 の 見 込 み 及 び 目 標 高 齢 者 に 対 する 医 療 等 以 外 の 保 健 事 業 の 目 標 高 齢 者 施 策 全 般 の 方 向 性 2025 年 を 見 据 えた 施 策 の 方 向 性 ( 介 護 保 険 事 業 計 画 部 分 ) 介 護 給 付 等 対 象 サービス 及 び 地 域 支 援 事 業 の 円 滑 な 提 供 を 図 るための 事 業 等 に 関 する 事 項 介 護 給 付 等 対 象 サービス 及 び 地 域 支 援 事 業 に 要 する 費 用 の 見 込 み 等 に 関 する 事 項 介 護 給 付 等 に 要 する 費 用 の 適 正 化 に 関 する 事 項 日 常 生 活 圏 域 の 設 定 地 域 包 括 ケアシステム 構 築 のため 重 点 的 に 取 り 組 むことが 必 要 な 事 項 ( 生 活 支 援 介 護 予 防 サービスの 基 盤 整 備 の 推 進 在 宅 医 療 介 護 連 携 の 推 進 認 知 症 施 策 の 推 進 高 齢 者 の 居 住 安 定 に 係 る 施 策 との 連 携 等 ) -3- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 1 章 計 画 策 定 の 趣 旨 と 位 置 付 け 2 計 画 の 期 間 この 計 画 は 平 成 12 年 度 から 一 体 的 に 策 定 しており 今 回 は 第 6 期 となり ます 第 6 期 の 計 画 期 間 は 平 成 27 年 度 から 平 成 29 年 度 までの3 年 間 です この 計 画 は3 年 ごとに 見 直 しを 行 うこととされていますので 第 5 期 計 画 を 見 直 し 今 回 新 たに 策 定 したものです また 今 回 の 計 画 は 第 6 期 計 画 期 間 だけではなく 高 齢 化 が 一 段 と 進 む 2025 年 ( 平 成 37 年 )までのサービスの 充 実 の 方 向 性 を 定 め 中 長 期 的 な 視 点 に 立 って 計 画 を 策 定 しています 計 画 の 期 間 年 度 ( 平 成 ) 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 第 5 期 第 6 期 2025 年 までの 見 通 し 第 7 期 第 8 期 第 9 期 団 塊 世 代 が75 歳 以 上 に 75 歳 以 上 の 高 齢 者 ( 後 期 高 齢 者 )は いわゆる 団 塊 の 世 代 が 後 期 高 齢 者 となる 2025 年 ( 平 成 37 年 )には 全 国 で 2,000 万 人 を 突 破 することが 見 込 まれています 特 に 都 市 部 を 中 心 に 後 期 高 齢 者 が 急 増 することから 本 市 においても 2025 年 を 見 据 えた 取 組 が 求 められます かわさきいきいき 長 寿 プラン -4-

第 1 章 計 画 策 定 の 趣 旨 と 位 置 付 け 3 計 画 の 位 置 付 け この 計 画 は 本 市 の 新 たな 総 合 計 画 のもとに 位 置 付 けられ 川 崎 市 地 域 福 祉 計 画 など 関 連 するほかの 計 画 と 連 携 しながら 高 齢 者 が 住 み 慣 れた 地 域 で 生 活 を 継 続 できるように 策 定 したものです また 第 5 期 計 画 から 開 始 しました 地 域 包 括 ケアシステム の 構 築 を 見 据 えた 取 組 については 本 市 としての 基 本 的 な 考 え 方 を 明 確 にするため 高 齢 者 施 策 をはじめ 関 連 する 個 別 計 画 を 包 括 的 一 体 的 に 推 進 するための 上 位 概 念 となる 川 崎 市 地 域 包 括 ケアシステム 推 進 ビジョン を 策 定 しました ( 詳 細 は 第 3 章 を 参 照 ) かわさきいきいき 長 寿 プランと 他 の 計 画 の 関 係 新 たな 総 合 計 画 川 崎 市 地 域 包 括 ケアシステム 推 進 ビジョン 関 連 計 画 か わ さ き い き い き 長 寿 プ ラ ン ( 高 齢 者 保 健 福 祉 計 画 介 護 保 険 事 業 計 画 ) か ( わ 障 さ 害 き 者 ノ 計 ー 画 マ ラ 障 イ 害 ゼ 福 ー 祉 シ 計 ョ 画 ン ) プ ラ ン 川 崎 市 子 ど も 子 育 て 支 援 事 業 計 画 か わ さ き 健 康 づ く り 21 川 崎 市 地 域 医 療 計 画 他 の 関 連 計 画 等 川 崎 市 住 宅 基 本 計 画 か わ さ き 教 育 プ ラ ン 川 崎 市 地 域 福 祉 計 画 地 域 の 実 情 に 応 じて 高 齢 者 が 可 能 な 限 り 住 み 慣 れた 地 域 でその 有 す る 能 力 に 応 じ 自 立 した 日 常 生 活 を 営 むことができるよう 医 療 介 護 介 護 予 防 住 まい 及 び 自 立 した 日 常 生 活 の 支 援 が 包 括 的 に 確 保 される 体 制 をいい ます 地 域 における 医 療 及 び 介 護 の 総 合 的 な 確 保 の 促 進 に 関 する 法 律 に 定 義 されています -5- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 1 章 計 画 策 定 の 趣 旨 と 位 置 付 け 4 計 画 への 意 見 の 反 映 川 崎 市 高 齢 者 保 健 福 祉 計 画 策 定 協 議 会 介 護 保 険 運 営 協 議 会 合 同 会 議 計 画 の 策 定 に 当 たっては 平 成 26 年 度 に 設 置 した 川 崎 市 高 齢 者 保 健 福 祉 計 画 策 定 協 議 会 と 既 存 の 川 崎 市 介 護 保 険 運 営 協 議 会 の 合 同 会 議 にお いて 検 討 を 進 めてきました 各 協 議 会 の 委 員 は 学 識 者 公 募 の 市 民 被 保 険 者 地 域 団 体 事 業 団 体 保 健 医 療 福 祉 関 係 団 体 の 代 表 者 などにより 構 成 しています また 専 門 的 な 議 論 や 行 政 課 題 の 解 決 に 向 けた 協 議 を 行 うため 分 科 会 や 部 会 を 設 置 し 検 討 を 進 めてきました 分 科 会 や 部 会 の 委 員 には 各 協 議 会 の 委 員 のほか 地 域 包 括 支 援 センター 職 員 や 行 政 職 員 も 必 要 に 応 じて 参 加 し ています 計 画 策 定 の 検 討 体 制 合 同 会 議 川 崎 市 高 齢 者 保 健 福 祉 計 画 策 定 協 議 会 高 齢 者 保 健 福 祉 計 画 介 護 保 険 事 業 計 画 案 について 協 議 ( 高 齢 者 保 健 福 祉 全 般 を 討 議 ) 高 齢 者 保 健 福 祉 計 画 介 護 保 険 事 業 計 画 一 体 的 に 策 定 川 崎 市 介 護 保 険 運 営 協 議 会 介 護 保 険 の 運 営 介 護 保 険 事 業 に 係 る 高 齢 者 保 健 福 祉 施 策 について 調 査 審 議 ( 保 険 料 算 定 に 関 わる 議 題 を 討 議 ) 合 同 会 議 と 分 科 会 部 会 の 位 置 付 け 高 齢 者 保 健 福 祉 計 画 策 定 協 議 会 介 護 保 険 運 営 協 議 会 ( 合 同 会 議 ) 1 いきがい 介 護 予 防 施 策 の 推 進 ( 分 科 会 ) 2 地 域 のネットワークづくりの 推 進 ( 分 科 会 ) 3 高 齢 者 福 祉 サービスのあり 方 検 討 ( 部 会 ) 4 認 知 症 施 策 の 充 実 ( 分 科 会 ) 5 高 齢 者 の 多 様 な 居 住 環 境 の 実 現 ( 部 会 ) かわさきいきいき 長 寿 プラン -6-

第 1 章 計 画 策 定 の 趣 旨 と 位 置 付 け 平 成 25 年 度 川 崎 市 高 齢 者 実 態 調 査 本 市 の 高 齢 者 の 生 活 実 態 及 び 本 市 で 介 護 保 険 事 業 を 展 開 する 事 業 者 の 実 態 などを 把 握 し 地 域 における 高 齢 者 施 策 の 総 合 的 な 推 進 を 図 るための 基 礎 資 料 を 得 ることや 介 護 保 険 料 の 改 定 を 目 的 として 平 成 25 年 7 月 に 実 施 し 高 齢 者 実 態 調 査 報 告 書 として とりまとめました 平 成 25 年 度 川 崎 市 高 齢 者 実 態 調 査 の 概 要 1 高 齢 者 (65 歳 以 上 ) ア 一 般 高 齢 者 ( 自 立 の 方 ) 213,285 人 から 3,600 人 を 無 作 為 抽 出 イ 要 介 護 要 支 援 者 (ウを 除 く) 239,090 人 から 3,000 人 を 無 作 為 抽 出 ウ 特 別 養 護 老 人 ホーム 入 所 希 望 者 114,022 人 から 1,500 人 を 無 作 為 抽 出 2 介 護 保 険 事 業 者 ア 居 宅 介 護 支 援 事 業 者 322 事 業 者 イ 居 宅 介 護 サービス 事 業 者 927 事 業 者 ( 居 宅 介 護 支 援 居 宅 療 養 管 理 指 導 訪 問 看 護 ステーション 以 外 の 訪 問 看 護 福 祉 用 具 貸 与 の 事 業 所 を 除 く) ウ 介 護 保 険 施 設 等 262 事 業 者 区 民 説 明 会 パブリックコメント 市 民 から 幅 広 くご 意 見 をいただくため 平 成 26 年 11 月 に 第 6 期 かわ さきいきいき 長 寿 プラン( 案 ) を 作 成 し 区 役 所 支 所 や 情 報 プラザ 市 ホームページなどで 広 く 公 表 するとともに 説 明 会 を 市 内 7 区 で 行 いました また 12 月 から 1 月 にかけて パブリックコメント( 市 民 意 見 )の 募 集 を 行 い 意 見 の 把 握 と 反 映 に 努 めました 各 区 での 説 明 会 実 施 状 況 日 程 場 所 参 加 者 数 川 崎 区 平 成 26 年 12 月 19 日 ( 金 ) 川 崎 市 役 所 172 名 幸 区 平 成 26 年 12 月 24 日 ( 水 ) 幸 区 役 所 110 名 中 原 区 平 成 27 年 1 月 15 日 ( 木 ) 中 原 区 役 所 159 名 高 津 区 平 成 27 年 1 月 15 日 ( 木 ) 高 津 区 役 所 190 名 宮 前 区 平 成 27 年 1 月 19 日 ( 月 ) 宮 前 区 役 所 199 名 多 摩 区 平 成 27 年 1 月 18 日 ( 日 ) 多 摩 区 役 所 137 名 麻 生 区 平 成 27 年 1 月 21 日 ( 水 ) 麻 生 区 役 所 183 名 説 明 会 は 地 域 包 括 ケアシステム 推 進 ビジョンとノーマライゼーションプラン( 障 害 者 計 画 等 )との 合 同 説 明 会 で 実 施 しました パブリックコメント 結 果 募 集 期 間 : 平 成 26 年 12 月 1 日 ~ 平 成 27 年 1 月 23 日 意 見 提 出 通 数 :188 通 意 見 総 数 :224 件 -7- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 1 章 計 画 策 定 の 趣 旨 と 位 置 付 け 5 これまでの 計 画 の 進 捗 状 況 と 課 題 第 1 期 計 画 ( 平 成 12~14 年 度 )での 取 組 介 護 保 険 制 度 の 円 滑 な 実 施 と 介 護 保 険 サービスを 補 完 する 市 独 自 の 高 齢 者 福 祉 サービスの 実 施 をめざす 具 体 的 な 取 組 1 介 護 保 険 を 中 核 とした 24 時 間 365 日 型 介 護 支 援 システムづくり 介 護 保 険 の 円 滑 な 実 施 市 独 自 の 介 護 保 険 対 象 外 サービスの 取 組 2 生 涯 現 役 大 作 戦 の 推 進 地 域 を 単 位 とした 健 康 で 自 立 した 高 齢 者 に 対 する 積 極 的 な 社 会 参 加 健 康 づくり 予 防 リハビリなどの 取 組 第 2 期 計 画 への 課 題 1 特 別 養 護 老 人 ホームの 入 居 希 望 者 の 増 加 への 対 応 2 認 知 症 高 齢 者 への 対 応 3 介 護 予 防 の 更 なる 充 実 4 市 独 自 の 在 宅 サービス 体 系 の 整 理 第 2 期 計 画 ( 平 成 15~17 年 度 )での 取 組 身 近 な 地 域 における 高 齢 者 の 健 康 いきがい 支 え 合 いの 実 現 に 向 けた 健 康 で 安 心 できる 地 域 づくりをめざす 具 体 的 な 取 組 1 多 様 な 基 盤 整 備 の 促 進 2 在 宅 サービスのより 一 層 の 充 実 3 介 護 予 防 の 推 進 4 元 気 高 齢 者 のパワーアップの 具 体 的 な 推 進 5 地 域 市 民 が 主 役 となった 取 組 第 3 期 計 画 への 課 題 1 高 齢 者 虐 待 や 認 知 症 高 齢 者 等 の 権 利 擁 護 に 向 けた 対 応 2 介 護 予 防 の 更 なる 充 実 と 健 康 づくり 3 地 域 に 密 着 した 介 護 基 盤 によるサービス 提 供 4 元 気 高 齢 者 対 策 の 更 なる 充 実 かわさきいきいき 長 寿 プラン -8-

第 1 章 計 画 策 定 の 趣 旨 と 位 置 付 け 第 3 期 計 画 ( 平 成 18~20 年 度 )での 取 組 介 護 保 険 制 度 を 中 核 とした 利 用 者 本 位 のケアシステムの 充 実 と 地 域 にお ける 支 え 合 いの 仕 組 みづくりと 定 着 をめざす 具 体 的 な 取 組 1 利 用 者 本 位 の 福 祉 サービスの 提 供 2 介 護 予 防 の 更 なる 推 進 3 権 利 擁 護 の 取 組 の 推 進 4 新 しい 住 まい 方 の 構 築 5 新 しい 福 祉 文 化 の 創 造 第 4 期 計 画 への 課 題 1 特 別 養 護 老 人 ホームの 入 居 希 望 者 への 対 応 2 地 域 のネットワークの 充 実 3 地 域 の 実 情 に 応 じた 介 護 予 防 の 取 組 の 推 進 4 介 護 人 材 の 確 保 5 認 知 症 高 齢 者 の 在 宅 生 活 の 支 援 の 充 実 6 高 齢 者 のいきがい 健 康 づくりに 向 けた 取 組 の 推 進 第 4 期 計 画 ( 平 成 21~23 年 度 )での 取 組 すべての 高 齢 者 が あんしん して 生 活 できるような 施 策 展 開 をめざす 具 体 的 な 取 組 1 地 域 居 住 の 実 現 2 地 域 ケア 体 制 の 充 実 3 利 用 者 本 位 の 福 祉 サービスの 提 供 4 認 知 症 高 齢 者 等 の 生 活 支 援 5いきがい 健 康 づくりの 取 組 の 推 進 第 5 期 計 画 への 課 題 1 介 護 予 防 健 康 いきがいづくり 元 気 高 齢 者 施 策 等 の 推 進 2 高 齢 者 の 孤 立 化 への 対 応 見 守 りをはじめとした 地 域 ネットワークの 構 築 3 介 護 福 祉 人 材 の 確 保 と 定 着 4 制 度 改 正 に 伴 う 新 たな 介 護 サービスの 推 進 5 認 知 症 高 齢 者 の 増 加 への 対 応 6 高 齢 者 の 多 様 な 住 まい 方 の 構 築 -9- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 1 章 計 画 策 定 の 趣 旨 と 位 置 付 け 第 5 期 計 画 ( 平 成 24~26 年 度 )での 取 組 地 域 包 括 ケアシステム 構 築 を 見 据 えた 新 たな 視 点 での 取 組 を 開 始 し 可 能 な 限 り 地 域 で 暮 らし 続 けられる 地 域 居 住 の 実 現 をめざす Ⅰ.いきがい 介 護 予 防 施 策 等 の 推 進 介 護 予 防 事 業 として いこいの 家 で 実 施 する いこい 元 気 広 場 や 虚 弱 高 齢 者 に 対 する 事 業 を 行 うとともに 各 地 域 において 介 護 予 防 の 普 及 啓 発 や 組 織 づくりを 推 進 しました いきがい 健 康 づくり 介 護 予 防 等 の 重 要 性 を 広 く 市 民 に 普 及 啓 発 するため 平 成 22 年 度 から 開 始 した 介 護 予 防 いきいき 大 作 戦 を 地 域 全 体 で 進 め この 作 戦 を 推 進 する いきいきリーダー を 延 べ 450 人 以 上 養 成 しました 地 域 活 動 の 場 の 提 供 のため いこいの 家 やいきいきセンターの 利 用 促 進 を 図 りました Ⅱ. 地 域 ケア 体 制 の 推 進 地 域 包 括 支 援 センターや 区 役 所 が 中 心 となって 地 域 のネットワークづくりを 推 進 するた め 地 域 ケア 連 絡 会 議 などの 開 催 に 取 り 組 みました ひとり 暮 らし 高 齢 者 等 の 見 守 りを 充 実 させるため 30 以 上 の 民 間 事 業 者 や 地 域 住 民 など と 連 携 し 地 域 の 見 守 りネットワーク を 構 築 しました 災 害 時 における 要 援 護 者 等 の 安 否 確 認 や 避 難 支 援 などの 防 災 体 制 を 推 進 強 化 しました Ⅲ. 利 用 者 本 位 の 福 祉 サービスの 提 供 高 齢 者 の 在 宅 生 活 を 支 えるサービス 提 供 や 地 域 での 生 活 維 持 に 向 けたサービスの 整 備 に 努 め 中 でも 要 介 護 度 の 比 較 的 高 い 高 齢 者 の 在 宅 生 活 を 支 える 複 合 型 サービス 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 は 計 46 か 所 のサービス 事 業 所 を 開 設 しました ( 複 合 型 サービス は 現 在 看 護 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 へ 名 称 改 正 しました ) ひとり 暮 らし 高 齢 者 等 の 事 業 を 見 直 し 安 否 確 認 のための 見 守 り 機 能 の 充 実 を 図 りました 介 護 人 材 の 確 保 と 定 着 のため 研 修 の 受 講 料 補 助 のほか 未 就 職 者 や 資 格 未 取 得 者 の 就 労 支 援 などに 取 り 組 みました Ⅳ. 認 知 症 高 齢 者 施 策 の 充 実 認 知 症 高 齢 者 の 介 護 者 向 けに 研 修 会 などを 開 催 し 介 護 負 担 の 軽 減 を 図 りました 医 療 と 介 護 の 関 係 者 で 会 議 を 開 催 するとともに 本 市 内 の2 病 院 を 認 知 症 疾 患 医 療 セン ターに 指 定 し 医 療 と 介 護 の 連 携 に 努 めました 認 知 症 高 齢 者 等 の 権 利 擁 護 の 担 い 手 となる 市 民 後 見 人 の 研 修 を 開 催 しました Ⅴ. 高 齢 者 の 多 様 な 住 まい 方 の 構 築 特 別 養 護 老 人 ホーム 整 備 促 進 プランに 基 づき 平 成 20~25 年 度 に 特 別 養 護 老 人 ホー ムを 18 か 所 概 ね 1,560 床 整 備 しました 高 齢 者 が 安 心 して 暮 らせる 住 まいとして 認 知 症 高 齢 者 グループホーム や 介 護 付 有 料 老 人 ホーム サービス 付 き 高 齢 者 向 け 住 宅 などの 供 給 等 を 行 いました 住 宅 のバリアフリーなどの 専 門 相 談 に 関 する 事 業 に 取 り 組 みました 第 6 期 計 画 への 主 な 課 題 ( 第 6 期 計 画 の 課 題 の 詳 細 は 第 4 章 を 参 照 ) 1 制 度 改 正 に 伴 う 新 たな 総 合 事 業 の 推 進 2 高 齢 者 の 孤 立 化 への 対 応 3 要 介 護 要 支 援 認 定 者 の 増 加 への 対 応 4 認 知 症 高 齢 者 の 増 加 への 対 応 5 介 護 サービス 基 盤 等 の 整 備 6 介 護 人 材 の 確 保 と 定 着 など かわさきいきいき 長 寿 プラン -10-

第 1 章 計 画 策 定 の 趣 旨 と 位 置 付 け 6 計 画 の 実 施 状 況 の 評 価 見 直 し 本 市 においては 被 保 険 者 の 代 表 や 学 識 経 験 者 保 健 医 療 福 祉 関 係 団 体 の 代 表 者 等 の 委 員 で 構 成 される 川 崎 市 介 護 保 険 運 営 協 議 会 を 平 成 12 年 度 に 設 置 し 介 護 保 険 事 業 計 画 に 基 づく 介 護 保 険 事 業 の 実 施 状 況 や 高 齢 者 保 健 福 祉 施 策 について 分 析 評 価 を 行 うとともに 課 題 の 検 討 協 議 を 行 っ てきました 第 6 期 計 画 期 間 中 も 同 協 議 会 等 において 計 画 の 進 捗 状 況 を 報 告 すると ともに 川 崎 市 高 齢 者 実 態 調 査 等 により 市 民 の 実 感 度 や 評 価 を 求 めるなど PDCA サイクル により 介 護 保 険 事 業 の 実 施 状 況 や 高 齢 者 保 健 福 祉 施 策 の 進 行 管 理 課 題 の 検 討 評 価 等 を 行 い 施 策 の 一 層 の 充 実 に 努 めます こうした 計 画 の 進 捗 管 理 を 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 推 進 を 念 頭 に 継 続 して 行 うことにより 次 期 計 画 の 策 定 につなげます 計 画 (Plan) 実 行 (Do) 評 価 (Check) 改 善 (Action) の4つで 構 成 される 行 動 システムのことをいいます 計 画 (Plan)は 普 遍 のものではなく 実 行 に 移 し(Do) 結 果 成 果 を 評 価 し(Check) 改 善 改 良 を 加 え(Action) 次 の 計 画 (Plan)へ 繋 げることが 必 要 になります 時 代 状 況 の 変 化 が 急 速 な 現 代 にあっては 事 業 の 不 断 の 見 直 しが 求 められ ています 計 画 (Plan) 施 策 推 進 に 向 けた 目 標 設 置 施 策 の 方 向 性 と 内 容 の 設 定 実 行 (Do) 目 標 の 達 成 に 向 けた 事 務 事 業 の 執 行 改 善 (Action) 目 標 の 見 直 し 施 策 の 方 向 性 と 内 容 に ついて 評 価 (Check) 目 標 の 進 捗 状 況 の 把 握 施 策 の 方 向 性 と 内 容 に ついての 成 果 の 確 認 -11- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 2 第 2 章 川 崎 市 における 高 齢 者 の 状 況 章 川 崎 市 における 高 齢 者 の 状 況

第 2 章 川 崎 市 における 高 齢 者 の 状 況 1 川 崎 市 の 高 齢 者 の 現 状 本 市 では 平 成 26 年 10 月 1 日 時 点 で 高 齢 者 人 口 が 約 26.9 万 人 を 超 え 平 成 22 年 の 国 勢 調 査 の 結 果 によると 約 4.7 万 人 がひとり 暮 らし 高 齢 者 で 約 4.7 万 世 帯 が 高 齢 者 のみの 夫 婦 世 帯 です また 平 成 26 年 10 月 1 日 時 点 で 要 介 護 要 支 援 認 定 者 ( 第 1 号 被 保 険 者 )は 4.6 万 人 を 超 え 本 市 の 全 高 齢 者 の 約 17.1%を 占 めています さらに 平 成 27 年 には 要 介 護 要 支 援 認 定 者 のうち 約 2.9 万 人 に 認 知 症 があると 推 計 しています 本 市 の 高 齢 者 の 全 体 図 川 崎 市 の 高 齢 者 2 6. 9 万 人 一 般 高 齢 者 ( 虚 弱 な 高 齢 者 を 含 む) 22.3 万 人 要 介 護 要 支 援 認 定 者 ( 第 1 号 被 保 険 者 ) 4.6 万 人 要 支 援 1 2 1.3 万 人 要 介 護 1 2 1.7 万 人 要 介 護 3~5 1.6 万 人 ひとり 暮 らし 高 齢 者 4.7 万 人 高 齢 夫 婦 のみ 世 帯 4.7 万 世 帯 認 知 症 の 状 態 にある 人 (2.9 万 人 ) この 表 は 本 市 の 全 体 的 な 高 齢 者 の 現 状 をイメージしていただくためのものであり 厳 密 には 図 のとおりではあり ません また 表 中 の 数 値 は 概 算 です 第 1 号 被 保 険 者 とは 65 歳 以 上 の 方 をいいます 国 の 考 え 方 に 準 じ 要 介 護 認 定 の 認 定 調 査 や 主 治 医 意 見 書 等 で 日 常 生 活 自 立 度 Ⅱ 以 上 と 判 定 された 方 を 認 知 症 の 状 態 にある 人 と 定 義 しています( 平 成 24 年 8 月 24 日 付 け 厚 生 労 働 省 報 道 発 表 資 料 参 考 ) また 平 成 27 年 の 推 計 は 平 成 22 年 国 勢 調 査 をベースに 本 市 総 合 企 画 局 が 平 成 26 年 8 月 に 公 表 した 新 たな 総 合 計 画 の 策 定 に 向 けた 将 来 人 口 推 計 について に 平 成 27 年 の 日 常 生 活 自 立 度 Ⅱ 以 上 の 割 合 を 乗 じて 推 計 したものです -15- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 2 章 川 崎 市 における 高 齢 者 の 状 況 2 高 齢 者 人 口 の 推 移 本 市 の 高 齢 者 人 口 は 年 々 増 加 を 続 け 平 成 26 年 10 月 1 日 時 点 では 269,609 人 となっています 今 後 第 6 期 計 画 の 最 終 年 度 である 平 成 29 年 度 には 30 万 人 を 超 える 見 込 みです また 本 市 の 高 齢 化 率 は 平 成 26 年 10 月 1 日 時 点 で 18.67%となり 全 国 値 の 25.97%と 比 べるとまだ 低 い 水 準 にありますが 行 政 区 によっては 20%を 超 え 本 市 でも 高 齢 化 が 確 実 に 進 行 しています さらに 2020 年 ( 平 成 32 年 度 )には 後 期 高 齢 者 の 数 が 前 期 高 齢 者 の 数 を 上 回 り 2025 年 ( 平 成 37 年 度 )には 高 齢 者 人 口 が 340,485 人 で 高 齢 化 率 は 市 全 体 で 22%を 超 える 見 込 みです なお 本 市 の 総 人 口 のピークは 2030 年 ( 平 成 42 年 度 )で 高 齢 者 人 口 の ピークは 2050 年 ( 平 成 62 年 度 )で 約 50 万 人 になると 想 定 しています 本 市 の 高 齢 者 人 口 の 推 移 ( 各 年 10 月 1 日 人 口 単 位 : 人 ) 第 5 期 計 画 期 間 中 第 6 期 計 画 期 間 中 2020 年 2025 年 平 成 24 年 度 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 32 年 度 37 年 度 総 人 口 1,422,375 1,431,400 1,444,250 1,471,410 1,477,827 1,484,244 1,503,511 1,515,727 高 齢 者 人 口 248,203 258,919 269,609 293,066 299,023 304,980 322,853 340,485 65~74 歳 135,485 141,445 148,189 156,238 155,982 155,726 154,958 141,167 75 歳 以 上 112,718 117,474 121,420 136,828 143,041 149,254 167,895 199,318 高 齢 化 率 17.45% 18.09% 18.67% 19.92% 20.23% 20.55% 21.47% 22.46% ( 全 国 ) 24.15% 25.06% 25.97% 26.82% 27.45% 27.98% 29.11% 30.31% 平 成 24~26 年 度 の 高 齢 者 人 口 については 住 民 基 本 台 帳 を 基 本 に 集 計 しています 平 成 27 年 度 以 降 の 人 口 は 本 市 総 合 企 画 局 が 平 成 26 年 8 月 に 公 表 した 新 たな 総 合 計 画 策 定 に 向 けた 将 来 人 口 推 計 について からの 抜 粋 推 計 を 行 っています 全 国 の 高 齢 化 率 について 平 成 24~26 年 は 人 口 推 計 ( 総 務 省 )の 確 定 値 平 成 27 年 以 降 については 日 本 の 将 来 推 計 人 口 ( 国 立 社 会 保 障 人 口 問 題 研 究 所 )から 引 用 しています 65~74 歳 を 前 期 高 齢 者 75 歳 以 上 を 後 期 高 齢 者 といいます 300 万 人 270 万 人 240 万 人 210 万 人 180 万 人 150 万 人 120 万 人 90 万 人 60 万 人 30 万 人 0 万 人 実 績 値 推 計 値 24.2% 25.1% 26.0% 26.8% 27.5% 28.0% 29.1% 30.3% 31.6% 17.5% 18.1% 18.7% 19.9% 20.2% 20.6% 21.5% 22.5% 24.2% 142 143 144 147 148 148 150 152 152 117 117 117 118 118 118 118 118 115 92 29 11 12 12 14 14 15 17 20 21 14 14 15 16 16 16 15 14 16 21 38.8% 35.0% 平 成 24 年 度 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 32 年 度 37 年 度 42 年 度 62 年 度 65~74 歳 ( 万 人 ) 75 歳 以 上 ( 万 人 ) 65 歳 未 満 ( 万 人 ) 高 齢 化 率 ( 本 市 )(%) 高 齢 化 率 ( 全 国 )(%) 142 40.0% 35.0% 30.0% 25.0% 20.0% 15.0% 10.0% 5.0% 0.0% -5.0% -10.0% -15.0% -20.0% -25.0% -30.0% -35.0% -40.0% -45.0% -50.0% 人 口 の 内 訳 は 千 人 以 下 を 四 捨 五 入 して 表 示 しているため 合 計 が 総 人 口 と 一 致 しない 場 合 があります かわさきいきいき 長 寿 プラン -16-

第 2 章 川 崎 市 における 高 齢 者 の 状 況 平 成 26 年 の 行 政 区 別 にみた 高 齢 化 の 状 況 麻 生 区 36,475 人 (21.16%) 多 摩 区 37,467 人 (18.31%) 宮 前 区 40,838 人 (18.21%) 高 津 区 37,066 人 (16.76%) 中 原 区 36,250 人 (15.12%) 幸 区 33,480 人 (21.02%) 川 崎 区 48,033 人 (21.56%) 平 成 37 年 (2025 年 )の 行 政 区 別 にみた 高 齢 化 の 状 況 ( 推 計 ) 麻 生 区 47,745 人 (26.74%) 多 摩 区 48,661 人 (22.96%) 宮 前 区 53,806 人 (23.56%) 高 津 区 49,251 人 (20.90%) 中 原 区 47,405 人 (17.61%) 地 図 上 の 数 値 について 上 段 : 高 齢 者 人 口 下 段 : 高 齢 化 率 幸 区 39,389 人 (23.72%) 川 崎 区 54,228 人 (24.01%) 高 齢 化 率 ( 平 成 26 年 ) ( 平 成 37 年 ) 25.0% 以 上 ~27.5% 未 満 0 区 1 区 22.5% 以 上 ~25.0% 未 満 0 区 4 区 20.0% 以 上 ~22.5% 未 満 3 区 1 区 17.5% 以 上 ~20.0% 未 満 2 区 1 区 15.0% 以 上 ~17.5% 未 満 2 区 0 区 平 成 37 年 (2025 年 )の 高 齢 化 の 状 況 ( 推 計 ) ( 高 齢 者 人 口 単 位 : 人 ) 全 市 川 崎 幸 中 原 高 津 宮 前 多 摩 麻 生 高 齢 者 人 口 340,485 54,228 39,389 47,405 49,251 53,806 48,661 47,745 対 26 年 差 +70,876 +6,195 +5,909 +11,155 +12,185 +12,968 +11,194 +11,270 高 齢 化 率 22.46% 24.01% 23.72% 17.61% 20.90% 23.56% 22.96% 26.74% 対 26 年 差 +3.79 ポイ ポイ ポイ ポイ ポイ ポイ ポイ ポイ +2.45 +2.70 +2.49 +4.14 +5.35 +4.65 +5.58 ント ント ント ント ント ント ント ント -17- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 2 章 川 崎 市 における 高 齢 者 の 状 況 3 高 齢 者 を 取 り 巻 く 状 況 要 介 護 要 支 援 認 定 者 数 の 推 移 本 市 の 要 介 護 要 支 援 認 定 者 数 は 年 々 増 加 を 続 け 平 成 26 年 10 月 1 日 時 点 では 47,333 人 となっています( 第 2 号 被 保 険 者 を 含 みます ) 今 後 第 6 期 計 画 の 最 終 年 度 である 平 成 29 年 度 には 5 万 7 千 人 を 超 え さらに 2025 年 ( 平 成 37 年 度 )には 平 成 26 年 度 時 点 の 約 1.7 倍 にあ たる 7 万 9 千 人 を 超 えると 想 定 しています( 平 成 27 年 度 以 降 は 推 計 です ) 本 市 の 要 介 護 要 支 援 認 定 者 数 の 推 移 ( 各 年 10 月 1 日 単 位 : 人 ) 第 5 期 計 画 期 間 中 第 6 期 計 画 期 間 中 2020 年 2025 年 平 成 24 年 度 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 32 年 度 37 年 度 要 支 援 1 6,328 6,828 7,016 7,460 7,904 8,348 9,678 11,164 要 支 援 2 4,907 5,506 5,981 6,352 6,720 7,089 8,194 9,400 要 介 護 1 9,102 9,793 10,082 10,786 11,491 12,198 14,312 16,704 要 介 護 2 7,020 7,552 7,927 8,510 9,093 9,676 11,421 13,443 要 介 護 3 5,162 5,355 5,782 6,234 6,686 7,137 8,491 10,082 要 介 護 4 4,915 5,328 5,642 6,097 6,556 7,011 8,382 10,011 要 介 護 5 4,571 4,734 4,903 5,285 5,663 6,048 7,191 8,558 合 計 42,005 45,096 47,333 50,724 54,113 57,507 67,669 79,362 要 介 護 要 支 援 認 定 者 数 には 40 歳 以 上 64 歳 以 下 の 医 療 保 険 加 入 の 方 ( 第 2 号 被 保 険 者 )を 含 みます 90,000 人 22.86% 24.00% 要 介 護 5 20.50% 22.00% 80,000 人 年 齢 別 の 要 介 護 要 支 援 認 定 率 18.40% 8,558 20.00% 要 介 護 4 16.37% 16.89% 17.07% 17.64% 70,000 人 16.85% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 10,011 18.00% 70% 80% 7,191 60,000 人 40~64 歳 0.3% 16.00% 要 介 護 3 3.0% 6,048 8,382 10,082 70~74 歳 6.9% 5,663 14.00% 50,000 人 15.0% 5,285 7,011 8,491 要 介 護 2 6,556 80~84 歳 4,734 4,903 30.9% 13,443 12.00% 6,097 40,000 人 4,571 7,137 5,328 5,642 6,686 6,234 11,421 52.5% 10.00% 75.6% 90 歳 4,915 以 上 5,355 5,782 要 介 護 1 平 成 26 年 10 月 1 日 現 在 16,704 7,020 7,552 7,927 8,510 9,093 9,676 30,000 人 5,162 8.00% 14,312 9,102 9,793 10,082 10,786 11,491 12,198 6.00% 要 支 援 2 20,000 人 4,907 5,506 5,981 6,352 6,720 7,089 8,194 9,400 4.00% 10,000 人 要 支 援 1 6,328 6,828 7,016 7,460 7,904 8,348 9,678 11,164 2.00% 0 人 0.00% 第 1 号 被 保 険 平 成 24 年 度 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 32 年 度 37 年 度 者 認 定 率 本 市 の 年 齢 別 の 要 介 護 要 支 援 認 定 率 40~64 歳 65~69 歳 70~74 歳 75~79 歳 80~84 歳 85~89 歳 90 歳 以 上 実 績 値 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 0.3% 3.0% 6.9% 15.0% 30.9% 推 計 値 52.5% 75.6% 平 成 26 年 10 月 1 日 現 在 かわさきいきいき 長 寿 プラン -18-

第 2 章 川 崎 市 における 高 齢 者 の 状 況 認 知 症 高 齢 者 数 の 推 移 本 市 の 認 知 症 高 齢 者 数 は 今 後 増 加 を 続 け 2025 年 ( 平 成 37 年 )には 平 成 22 年 の 約 1.9 倍 にあたる 43,600 人 まで 増 加 すると 想 定 しています 本 市 の 認 知 症 高 齢 者 数 の 推 移 50,000 人 45,000 人 40,000 人 35,000 人 30,000 人 25,000 人 20,000 人 12.8% 11.3% 9.5% 10.2% 43,600 36,500 29,900 22,500 平 成 22 年 27 年 32 年 37 年 (2025 年 ) 13.0% 12.0% 11.0% 10.0% 9.0% 8.0% 7.0% 6.0% 5.0% 4.0% 3.0% 2.0% 1.0% 0.0% 認 知 症 高 齢 者 数 65 歳 以 上 の 日 常 生 活 自 立 度 Ⅱ 以 上 の 割 合 国 の 考 え 方 に 準 じて 要 介 護 認 定 の 認 定 調 査 や 主 治 医 意 見 書 等 で 日 常 生 活 自 立 度 Ⅱ 以 上 と 判 定 された 方 を 認 知 症 高 齢 者 と 定 義 しています( 平 成 24 年 8 月 24 日 付 け 厚 生 労 働 省 報 道 発 表 資 料 参 照 ) 平 成 27 年 以 降 の 推 計 は 平 成 22 年 国 勢 調 査 をベースに 本 市 総 合 企 画 局 が 平 成 26 年 8 月 に 公 表 した 新 たな 総 合 計 画 の 策 定 に 向 けた 将 来 人 口 推 計 について に 平 成 27 年 の 日 常 生 活 自 立 度 Ⅱ 以 上 の 割 合 を 乗 じて 推 計 したものです 平 均 寿 命 と 健 康 寿 命 本 市 の 平 均 寿 命 と 健 康 寿 命 の 差 は 男 性 で 10.7 年 女 性 で 13.6 年 と なっています 男 女 ともに 日 常 生 活 に 制 限 のある 期 間 が 長 いことを 示 しています 本 市 の 平 均 寿 命 と 健 康 寿 命 65.0 70.0 75.0 80.0 85.0 90.0 ( 歳 ) 女 性 73.1 ( 全 国 :73.6) 86.7 ( 全 国 :86.4) 男 性 69.3 ( 全 国 :70.4) 80.0 ( 全 国 :79.6) 健 康 寿 命 平 均 寿 命 平 均 寿 命 は 厚 生 労 働 省 市 区 町 村 別 生 命 表 から 抜 粋 しています 健 康 寿 命 は 厚 生 労 働 科 学 研 究 費 補 助 金 分 担 研 究 報 告 書 から 抜 粋 しています 数 値 は いずれも 平 成 22 年 時 点 です 健 康 上 の 問 題 で 日 常 生 活 が 制 限 されることなく 健 康 的 に 生 活 ができる 期 間 のことです わが 国 では 国 民 生 活 基 礎 調 査 健 康 票 における 質 問 項 目 で ある 日 常 生 活 に 制 限 のない 期 間 の 平 均 と 生 命 表 を 基 礎 情 報 としたもので 算 出 する 場 合 が 多 く 上 記 グラフもこれに 基 づいています 健 康 寿 命 は 平 均 寿 命 との 差 に 着 目 しており その 差 は 日 常 生 活 に 制 限 のある 不 健 康 な 期 間 を 意 味 します 疾 病 の 予 防 健 康 増 進 介 護 予 防 等 によって 平 均 寿 命 と 健 康 寿 命 の 差 を 短 縮 することができれば 個 人 の 生 活 の 質 の 低 下 を 防 ぐことができるため 健 康 寿 命 の 延 伸 が 重 要 となります -19- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 2 章 川 崎 市 における 高 齢 者 の 状 況 高 齢 者 世 帯 の 状 況 本 市 の 世 帯 の 状 況 について 国 勢 調 査 における 主 なものは 次 のとおりです 本 市 の 65 歳 以 上 の 親 族 のいる 家 族 類 型 別 一 般 世 帯 数 ( 単 位 : 世 帯 ) 世 帯 数 一 般 世 帯 数 660,400 100.0% 構 成 比 高 齢 者 のいる 一 般 世 帯 ( ) 161,549 24.5% 100.0% うち 親 族 世 帯 (113,151) - 70.0% うち 核 家 族 (91,615) - - ( 夫 婦 のみ) (46,782) 7.1% ( 夫 婦 と 子 ども) (25,774) - ( 男 親 又 は 女 親 と 子 ども) (19,059) - うち その 他 親 族 世 帯 (21,536) - - うち 非 親 族 世 帯 (1,192) - 0.7% うち 単 独 世 帯 (ひとり 暮 らし 高 齢 者 ) (47,206) 7.1% 29.2% 平 成 22 年 国 勢 調 査 から 抜 粋 しています 高 齢 者 のいる 一 般 世 帯 数 の 割 合 は 一 般 世 帯 総 数 に 対 する 割 合 を 示 し それ 以 外 の 比 率 は 高 齢 者 のいる 一 般 世 帯 に 対 する 数 値 を 表 します 本 市 の 65 歳 以 上 の 親 族 のいる 一 般 世 帯 数 65 歳 以 上 の 親 族 のいる 一 般 世 帯 (24.5%) 7.1% 7.1% 10.2% 75.5% 平 成 22 年 国 勢 調 査 円 グラフの 内 訳 の 割 合 は 四 捨 五 入 しているため 合 計 が 合 わない 部 分 があります 本 市 の 65 歳 以 上 の 単 身 高 齢 者 数 の 推 移 ( 国 勢 調 査 から) 0 人 10,000 人 20,000 人 30,000 人 40,000 人 50,000 人 平 成 7 年 4,865 11,941 16,806 平 成 12 年 8,024 17,103 25,127 平 成 17 年 10,879 21,998 32,877 男 性 女 性 平 成 22 年 17,023 30,183 47,206 かわさきいきいき 長 寿 プラン -20-

第 2 章 川 崎 市 における 高 齢 者 の 状 況 4 川 崎 市 における 高 齢 者 の 意 識 と 実 態 平 成 25 年 度 川 崎 市 高 齢 者 実 態 調 査 の 結 果 から 本 市 における 高 齢 者 の 日 常 生 活 や 社 会 参 加 いきがいなどについての 意 識 や 実 態 に 関 する 状 況 は 次 のとおりです ( 調 査 概 要 については 7 ページを 参 照 ) 外 出 頻 度 [ 一 般 高 齢 者 調 査 ] 問 1:あなたは 1 週 間 のうちどのくらい 外 出 していますか ( 単 数 回 答 ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 5.4% 平 成 22 年 度 調 査 ( 回 答 者 =2,835 人 ) 45.3% 32.1% 16.2% 1.1% 3.6% 平 成 25 年 度 調 査 ( 回 答 者 =2,522 人 ) 48.1% 31.6% 13.8% 3.0% ほぼ 毎 日 週 3~4 日 週 1~2 日 ほとんど 外 出 しない 無 回 答 約 2 人 に 1 人 は ほぼ 毎 日 外 出 していると 回 答 している( 平 成 25 年 度 調 査 ) 一 方 前 回 調 査 より 割 合 は 低 くなっているものの 3.6%は ほとんど 外 出 しない と 回 答 している ( 上 記 の 質 問 で ほとんど 外 出 しない と 回 答 した 方 以 外 ) 問 2: 主 な 外 出 先 ( 外 出 理 由 )はどれですか ( 複 数 回 答 ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 買 い 物 80.5% 通 院 散 歩 運 動 (ウォーキングや 体 操 など) 趣 味 のサークルや 教 室 仕 事 友 人 宅 ボランティアなど 地 域 の 活 動 その 他 無 回 答 47.5% 43.4% 36.3% 30.3% 24.4% 18.9% 11.4% 6.1% 3.1% 平 成 25 年 度 調 査 ( 回 答 者 =2,356 人 ) 主 な 外 出 先 としては 買 い 物 が 8 割 を 超 えて 最 も 多 い 次 いで 通 院 散 歩 の 回 答 が 多 くなっている -21- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 2 章 川 崎 市 における 高 齢 者 の 状 況 就 労 状 況 [ 一 般 高 齢 者 調 査 ] 問 1:あなたは 現 在 収 入 が 伴 う 仕 事 をしていますか ( 単 数 回 答 ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 平 成 22 年 度 調 査 ( 回 答 者 =2,835 人 ) 27.4% 71.6% 1.0% 平 成 25 年 度 調 査 ( 回 答 者 =2,522 人 ) 26.7% 71.1% 2.2% している していない 無 回 答 問 2:あなたは 今 後 収 入 が 伴 う 仕 事 をしたい( 続 けたい)と 思 いますか ( 単 数 回 答 ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 平 成 22 年 度 調 査 ( 回 答 者 =2,835 人 ) 25.5% 21.2% 45.1% 8.3% 平 成 25 年 度 調 査 ( 回 答 者 =2,522 人 ) 23.9% 22.8% 44.3% 9.0% 仕 事 をしたい( 続 けたい) 都 合 のつく 時 のみ 仕 事 をしたい( 続 けたい) 仕 事 をしたくない 無 回 答 約 4 人 に 1 人 が 収 入 を 伴 う 仕 事 をしている( 問 1) 今 後 収 入 を 伴 う 仕 事 をしたい( 続 けたい)かどうかについては 前 回 調 査 と 同 様 に 半 数 程 度 が 仕 事 をしたい( 続 けたい) もしくは 都 合 のつく 時 のみ 仕 事 をし たい( 続 けたい) と 回 答 している( 問 2) かわさきいきいき 長 寿 プラン -22-

第 2 章 川 崎 市 における 高 齢 者 の 状 況 不 安 や 困 りごと [ 一 般 高 齢 者 調 査 ] 問 :あなたは 現 在 どのような 不 安 や 困 りごとがありますか ( 複 数 回 答 ) 0% 20% 40% 60% 80% 身 体 が 衰 えて 日 常 生 活 に 不 都 合 があること ひとりで 外 出 すること 毎 日 の 食 事 のため 買 い 物 や 調 理 をすること 金 銭 管 理 や 財 産 保 全 に 関 すること 発 作 など 緊 急 時 に 救 急 車 を 呼 ぶこと 困 りごとを 相 談 する 場 所 がよく 分 からないこと 気 軽 な 話 し 相 手 がいないこと 友 人 や 地 域 の 人 との 交 流 が 減 って 孤 独 に 感 じること その 他 10.0% 8.5% 4.2% 3.4% 6.9% 6.1% 3.7% 3.7% 7.9% 7.1% 8.1% 7.1% 5.6% 5.4% 5.5% 4.6% 3.6% 2.9% 特 にない 62.4% 62.0% 無 回 答 5.2% 8.8% 平 成 22 年 度 調 査 ( 回 答 者 =2,835 人 ) 平 成 25 年 度 調 査 ( 回 答 者 =2,522 人 ) 不 安 や 困 りごとが 特 にない と 回 答 する 方 が 6 割 を 超 え 一 方 何 らかの 不 安 や 困 りごとがあるという 方 は 約 3 割 となっている 生 活 のはりや 楽 しみ [ 一 般 高 齢 者 調 査 と 要 介 護 要 支 援 認 定 者 調 査 の 比 較 ] 問 :あなたは 現 在 はり や 楽 しみ を 感 じていますか ( 単 数 回 答 ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 2.1% 一 般 高 齢 者 調 査 ( 回 答 者 =2,522 人 ) 16.7% 18.4% 51.7% 9.3% 1.8% 6.0% 要 介 護 要 支 援 認 定 者 調 査 ( 回 答 者 =1,805 人 ) 17.1% 40.6% 22.0% 12.3% 2.0% とても 感 じる まあ 感 じる 普 通 あまり 感 じない 感 じない 無 回 答 一 般 高 齢 者 のほうが 要 介 護 要 支 援 者 認 定 者 に 比 べて 生 活 にはりを 感 じていると 回 答 している 方 の 割 合 が 高 い 要 介 護 要 支 援 認 定 者 は 3 割 強 の 方 が 感 じない もしくは あまり 感 じない と 回 答 している -23- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 2 章 川 崎 市 における 高 齢 者 の 状 況 家 族 以 外 の 方 との 交 流 [ 一 般 高 齢 者 調 査 と 要 介 護 要 支 援 認 定 者 調 査 の 比 較 ] 問 :あなたは 近 隣 の 方 やボランティアなど 家 族 以 外 の 方 との 交 流 がありますか ( 複 数 回 答 ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 近 隣 の 方 との 定 期 的 な 行 き 来 がある 16.2% 25.9% 友 人 との 定 期 的 な 行 き 来 がある 老 人 クラブや 趣 味 の 団 体 に 入 っている ボランティアの 訪 問 がある 地 域 の 行 事 や 活 動 に 参 加 している その 他 2.7% 7.1% 4.8% 5.7% 14.5% 20.1% 13.5% 16.6% 25.0% 50.1% 交 流 がある の 割 合 一 般 高 齢 者 調 査 =72.2% 要 介 護 要 支 援 認 定 者 調 査 =59.4% 特 に 交 流 はない 24.2% 36.2% 無 回 答 3.6% 4.4% 一 般 高 齢 者 調 査 ( 回 答 者 =2,522 人 ) 要 介 護 要 支 援 認 定 者 調 査 ( 回 答 者 =1,805 人 ) 交 流 がある =100.0%- 特 に 交 流 はない - 無 回 答 一 般 高 齢 者 は 半 数 以 上 の 方 が 友 人 との 定 期 的 な 行 き 来 がある と 回 答 しており ほかにも 近 隣 の 方 とのかかわりや 老 人 クラブ 等 への 参 加 など 約 7 割 の 方 は 家 族 以 外 との 交 流 を 持 っている 一 方 要 介 護 要 支 援 認 定 者 は 特 に 交 流 はない との 回 答 が 3 割 強 となっており 一 般 高 齢 者 に 比 べて 家 族 以 外 との 交 流 の 機 会 が 少 ない 方 が 多 くなっている かわさきいきいき 長 寿 プラン -24-

第 3 第 1 章 川 崎 市 地 域 包 括 ケアシステムの 推 進 章 川 崎 市 地 域 包 括 ケアシステムの 推 進

第 3 章 川 崎 市 地 域 包 括 ケアシステムの 推 進 1 地 域 包 括 ケアシステム 推 進 ビジョン 策 定 の 経 緯 介 護 保 険 制 度 が 発 足 して 以 降 同 制 度 は 介 護 を 支 える 仕 組 みとして 定 着 普 及 していった 一 方 で サービス 利 用 の 拡 大 に 伴 い 介 護 給 付 費 や 保 険 料 が 上 昇 し 制 度 の 持 続 可 能 性 の 担 保 が 大 きな 課 題 となっています 特 に 団 塊 の 世 代 が 75 歳 以 上 の 後 期 高 齢 者 となる 2025 年 ( 平 成 37 年 ) を 目 途 に その 対 応 への 議 論 が 行 われるようになりました こうした 中 で 平 成 17 年 の 介 護 保 険 制 度 改 正 の 中 で 示 されたのが 地 域 包 括 ケア という 考 え 方 であり 平 成 26 年 の 地 域 における 医 療 及 び 介 護 の 総 合 的 な 確 保 の 促 進 に 関 する 法 律 の 改 正 において 地 域 包 括 ケアシステ ム は 地 域 の 実 情 に 応 じて 高 齢 者 が 可 能 な 限 り 住 み 慣 れた 地 域 で その 有 する 能 力 に 応 じ 自 立 した 日 常 生 活 を 営 むことができるよう 医 療 介 護 介 護 予 防 住 まい 及 び 自 立 した 日 常 生 活 の 支 援 が 包 括 的 に 確 保 される 体 制 をいう と 定 義 されました こうしたわが 国 の 現 状 を 踏 まえながら 本 市 においても 地 域 包 括 ケア システム の 構 築 に 係 る 基 本 的 な 考 え 方 を 示 し 地 域 全 体 で 共 有 した 上 で その 構 築 に 向 けた 具 体 的 な 行 動 につなげていくことを 目 的 として 川 崎 市 地 域 包 括 ケアシステム 推 進 ビジョン ( 以 下 推 進 ビジョン といいます ) を 策 定 しました 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 に 向 けては 行 政 だけではなく 事 業 者 や 町 内 会 自 治 会 などの 地 縁 組 織 地 域 ボランティア 団 体 住 民 など 地 域 内 の 多 様 な 主 体 による 適 切 な 役 割 分 担 が 重 要 となります この 多 様 な 主 体 による 役 割 分 担 は 本 市 においては これまで 自 助 共 助 公 助 と 表 現 されてきましたが 推 進 ビジョンにおいては 自 助 互 助 共 助 公 助 と 区 分 しています 自 助 自 らの 活 動 により 自 らの 生 活 や 健 康 を 維 持 すること 互 助 町 内 会 自 治 会 などの 地 縁 組 織 や 地 域 住 民 ボランティア 等 のイン フォーマルなサポートによる 助 け 合 い 共 助 医 療 保 険 や 介 護 保 険 のような 社 会 保 険 を 介 して 提 供 されるサービス 公 助 主 に 税 負 担 により 提 供 される 行 政 が 担 う 社 会 福 祉 等 -27- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 3 章 川 崎 市 地 域 包 括 ケアシステムの 推 進 2 地 域 包 括 ケアシステム 推 進 ビジョンの 基 本 的 な 考 え 方 本 市 の 推 進 する 地 域 包 括 ケアシステムは 次 のような 考 えをもとに 高 齢 者 をはじめ 障 害 者 や 子 ども 子 育 て 中 の 親 などに 加 え 現 時 点 で 他 者 から のケア を 必 要 としない 方 々を 含 めた すべての 地 域 住 民 を 対 象 として そ の 構 築 を 推 進 することとしています 主 として 高 齢 者 を 中 心 に 議 論 が 展 開 されてきた 地 域 包 括 ケアシステム ですが 実 際 には 障 害 者 や 子 ども 子 育 て 中 の 親 など 地 域 内 において 何 らかのケア を 必 要 とするすべての 人 を 対 象 とした 場 合 についても 各 施 策 間 の 連 携 を 図 ることにより その 仕 組 みを 共 有 できる 部 分 は 多 いと 考 え られること 現 時 点 で 自 身 がケアを 必 要 としない 場 合 においても 自 立 的 に 自 らの 健 康 状 態 生 活 機 能 を 維 持 向 上 させる セルフケア の 視 点 や 地 域 のケ アを 支 える という 視 点 においては すべての 地 域 住 民 においてその 重 要 性 が 認 識 され 実 践 されることが 必 要 であること そのためには 若 年 層 からの 意 識 の 醸 成 や 健 康 づくり 介 護 予 防 など 健 康 寿 命 延 伸 のための 取 組 や 虚 弱 要 介 護 状 態 となっても 心 身 機 能 の 維 持 改 善 を 図 るための 取 組 要 介 護 状 態 が 重 度 化 しても 住 み 慣 れた 地 域 や 自 ら 望 む 場 で 暮 らし 続 けられるような 取 組 など ライフステージにおける 切 れ 目 ない 継 続 的 な 取 組 が 重 要 であると 考 えられること これらの 取 組 は 必 ずしも 自 ら 実 践 するもののみではなく 必 要 に 応 じて 地 域 のボランティア 等 による 活 動 や 社 会 保 険 制 度 社 会 福 祉 制 度 など 地 域 全 体 における 支 え 合 いや 助 け 合 いの 仕 組 みを 通 じた 多 面 的 な 支 援 を 受 けながら 取 組 支 えられるべきものであり 今 後 これらの 助 け 合 い の 仕 組 み をより 一 層 強 固 なものにしていくことが 求 められること そのためには 希 薄 化 が 懸 念 される 地 域 のつながりを 取 り 戻 し 誰 もが 互 いに 助 け 合 う 関 係 であるという 認 識 を 共 有 し 地 域 による 自 主 的 な 助 け 合 い の 活 動 を 活 発 化 させていくなどの 取 組 は 今 後 に 向 けて 必 要 不 可 欠 なものであること 行 政 においては そのような 地 域 活 動 を 支 えるとともに 安 全 安 心 な 暮 らしを 保 障 するためのセーフティーネットとして 確 実 に 整 備 していくこ とが 求 められること 推 進 ビジョンでは ケア を 住 み 慣 れた 地 域 や 自 らが 望 む 場 での 生 活 の 継 続 のために 自 立 した 生 活 と 尊 厳 の 保 持 を 目 標 として 行 われる 支 援 や 取 組 を 総 称 したものと 位 置 付 け ここで 定 義 している ケア には 近 隣 住 民 やボランティアなどのインフォーマルな 地 域 資 源 から 提 供 される サポー ト を 含 んでいます かわさきいきいき 長 寿 プラン -28-

第 3 章 川 崎 市 地 域 包 括 ケアシステムの 推 進 3 地 域 包 括 ケアシステム 推 進 ビジョン ~ 一 生 住 み 続 けたい 最 幸 のまち 川 崎 をめざして~ 基 本 理 念 基 本 的 な 視 点 具 体 的 な 取 組 に 向 けた 考 え 方 川 崎 ら 誰 し も い が 都 住 市 み 型 慣 の れ 地 た 域 地 包 域 括 や ケ 自 ア ら シ が ス 望 テ む ム 場 の で 構 安 心 し て 暮 ら し 続 け る こ と が で き る 地 域 の 実 現 築 に よ る [ 意 識 の 醸 成 と 参 加 活 動 の 促 進 ] 1. 地 域 における ケア への 理 解 の 共 有 とセルフケア 意 識 の 醸 成 [ 住 まいと 住 まい 方 ] 2. 安 心 して 暮 らせる 住 まいと 住 まい 方 の 実 現 [ 多 様 な 主 体 の 活 躍 ] 3. 多 様 な 主 体 の 活 躍 による よりよいケアの 実 現 [ 一 体 的 なケアの 提 供 ] 4. 多 職 種 が 連 携 した 一 体 的 な ケアの 提 供 による 自 立 した 生 活 と 尊 厳 の 保 持 の 実 現 [ 地 域 マネジメント] 5. 地 域 全 体 における 目 標 の 共 有 と 地 域 包 括 ケアをマネジ メントするための 仕 組 みの 構 築 (1) 地 域 における ケア への 理 解 の 共 有 と 共 生 意 識 の 醸 成 (2) セルフケア 意 識 の 醸 成 (1) まちづくり に 関 する 方 針 の 共 有 (2) 生 活 基 盤 としての 住 まい の 確 保 と 自 らのライフスタイルに 合 った 住 まい 方 の 実 現 (1) 助 け 合 いの 仕 組 み に 基 づく 適 切 なケアの 提 供 (2) 地 域 及 び 住 民 の 多 様 性 に 対 応 する ための 地 域 資 源 の 創 出 (3) 適 切 な 役 割 分 担 に 基 づいた 専 門 職 による 高 い 専 門 性 の 発 揮 (1) 多 職 種 連 携 による 切 れ 目 のない ケアの 提 供 (2) 必 要 な 機 能 に 着 目 した 適 切 な ケアマネジメントの 実 現 (1) 地 域 全 体 における 目 標 基 本 方 針 の 共 有 (2) 地 域 包 括 ケアをマネジメントするため の 仕 組 みの 構 築 -29- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 3 章 川 崎 市 地 域 包 括 ケアシステムの 推 進 基 本 理 念 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 による 誰 もが 住 み 慣 れた 地 域 や らが 望 む 場 で 安 して 暮 らし 続 ける ことができる 地 域 の 実 現 本 市 の 地 域 包 括 ケアシステムの 推 進 にあたっては 上 記 の 基 本 理 念 を 掲 げ この 基 本 理 念 を 達 成 するために 5つの 基 本 的 な 視 点 を 設 定 して います 基 本 的 な 視 点 1 地 域 における ケア への 理 解 の 共 有 とセルフケア 意 識 の 醸 成 誰 もが 自 立 した 生 活 と 尊 厳 の 保 持 を 実 現 することのできる 地 域 をめざすため 地 域 全 体 が 互 いの 生 活 への 理 解 を 深 め 共 生 の 意 識 を 醸 成 し 人 々の 多 様 な 在 り 方 を 認 め 合 える 全 員 参 加 型 の 社 会 を 築 いていく ことが 必 要 です また すべての 地 域 住 民 には 住 み 慣 れた 地 域 や 自 らが 望 む 場 での 生 活 の 継 続 に 向 け 健 康 状 態 生 活 機 能 を 維 持 向 上 させるための 自 発 的 な 努 力 (セ ルフケア)が 求 められます 2 安 心 して 暮 らせる 住 まいと 住 まい 方 の 実 現 安 心 して 暮 らせる 住 まいと 住 まい 方 の 実 現 に 向 けては その 基 盤 とな る まちづくり についての 本 市 としての 考 え 方 を 地 域 全 体 で 共 有 すると ともに ケアの 在 り 方 を 視 野 に 入 れた まちづくり を 統 一 された 方 針 の もとに 共 同 で 進 めていくことが 求 められます 住 まい 方 に 深 く 関 わる 地 域 コミュニティ の 再 構 築 に 向 けては 地 域 の 子 どもから 障 害 者 高 齢 者 の 方 まで すべての 地 域 住 民 の 交 流 機 会 の 創 出 などを 通 じて 地 域 における 顔 の 見 える 関 係 を 構 築 していくことが 求 められます かわさきいきいき 長 寿 プラン -30-

第 3 章 川 崎 市 地 域 包 括 ケアシステムの 推 進 3 多 様 な 主 体 の 活 躍 による よりよいケアの 実 現 今 後 は 求 められる ケアの 多 様 性 に 対 応 しながら 多 様 な 主 体 の 役 割 分 担 の 概 念 である 自 助 互 助 共 助 公 助 を 各 々の 特 徴 を 活 か しながら 柔 軟 に 組 み 合 わせていくことが 重 要 であるとともに このような 地 域 における 助 け 合 い の 仕 組 みを 広 く 整 備 機 能 させていくことが 求 め られます 特 に 本 市 が 有 する 豊 富 な ボランティア 活 動 や 民 間 資 源 の 活 躍 を 推 進 していくことは 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 に 向 けては 不 可 欠 な 要 素 であるといえます さらに 今 後 増 加 が 見 込 まれる ケアを 必 要 とする 人 に 対 して 効 果 的 効 率 的 にケアを 行 っていくためには これらの 多 様 な 主 体 の 活 躍 と 適 時 適 切 な 役 割 分 担 を 実 現 していくことが 求 められます 4 多 職 種 が 連 携 した 一 体 的 なケアの 提 供 による 自 立 した 生 活 と 尊 厳 の 保 持 の 実 現 今 後 の 高 齢 化 とそれに 伴 う 疾 病 構 造 の 変 化 は 治 す 医 療 から 治 し 支 える 医 療 への 転 換 を 求 めることにつながりますが 在 宅 療 養 は 医 療 のみ によって 支 えられるものではなく 介 護 看 護 福 祉 生 活 支 援 など 多 職 種 が 顔 の 見 える 関 係 を 構 築 し 包 括 的 継 続 的 なケアの 提 供 を 実 現 して いくことが 求 められます さらに これらの 多 職 種 によるケアが 本 人 の 自 立 や 自 己 実 現 を 支 援 する ものとしてその 機 能 を 発 揮 するためには 本 人 や 家 族 の 要 望 に 単 純 に 応 える のではなく 真 のニーズを 満 たすために 必 要 となる 手 段 を 専 門 職 としての 立 場 から 適 切 に 提 案 していくことが 求 められます 5 地 域 全 体 における 目 標 の 共 有 と 地 域 包 括 ケアをマネジメントするため の 仕 組 みの 構 築 地 域 マネジメントは 主 に 行 政 に 強 く 期 待 される 役 割 であり 地 域 の 目 標 を 地 域 全 体 で 共 有 しながら 個 々の 活 動 が 1 つの 目 標 に 向 かって 機 能 するた めの 仕 組 みを 構 築 することが 求 められます 本 市 における 地 域 マネジメント のための 仕 組 みの 構 築 に 際 しては 全 市 レベル と 行 政 区 レベル の2 層 により 構 成 される 階 層 的 なマネジメ ント 体 制 を 構 築 することなどが 想 定 されます -31- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 3 章 川 崎 市 地 域 包 括 ケアシステムの 推 進 4 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 に 向 けた 取 組 の 推 進 個 別 施 策 の 展 開 とロードマップ 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 にあたっては 関 連 個 別 計 画 のサイクルをス テップとして 段 階 的 に 具 体 的 な 各 施 策 事 業 の 展 開 を 図 っていくことと していますが 全 体 としては 次 のロードマップにより 推 進 します 第 1 段 階 2018 年 ( 平 成 30 年 )3 月 末 まで ~ 土 台 づくり~ 本 市 では 新 たな 総 合 計 画 や 推 進 ビジョンを 上 位 概 念 としている 関 連 個 別 計 画 の 多 くが 2018 年 度 ( 平 成 30 年 度 )に 改 定 見 直 しの 時 期 を 迎 え ることから 本 市 にとって 大 きな 節 目 の 年 であると 言 えます この 段 階 では 市 域 における 推 進 ビジョンの 考 え 方 の 共 有 を 進 めるととも に 行 政 および 事 業 者 関 係 団 体 機 関 などの 専 門 組 織 は 必 要 な 資 源 体 制 手 法 等 について 検 討 し それを 明 確 化 した 上 で 推 進 ビジョンを 踏 まえ た 具 体 的 な 事 業 展 開 が 図 られるよう ケアシステムの 構 築 に 向 けた 土 台 づ くりを 行 います 第 2 段 階 2025 年 ( 平 成 37 年 )まで ~ケアシステムの 目 標 年 次 ~ 本 市 の 将 来 人 口 推 計 では 総 人 口 のピークは 2030 年 ( 平 成 42 年 ) 高 齢 者 人 口 のピークは 2050 年 ( 平 成 62 年 )であることから 2025 年 ( 平 成 37 年 )は 本 市 においては 通 過 点 ともいえます この 段 階 では 地 域 において 将 来 的 なあるべき 姿 についての 合 意 形 成 が なされ 行 政 や 事 業 者 町 内 会 自 治 会 などの 地 縁 組 織 地 域 ボランティ ア 団 体 住 民 などの 各 主 体 が それぞれの 役 割 に 応 じた 具 体 的 な 行 動 が 行 え るようになることをめざします 第 3 段 階 更 なる 進 化 ~ 時 代 や 社 会 状 況 に 応 じた 取 組 ~ 地 域 包 括 ケアシステムに 完 成 はないことから 誰 もが 住 み 慣 れた 地 域 や 自 らが 望 む 場 で 安 心 して 暮 らし 続 けることができる 地 域 の 実 現 をめざ し 時 代 や 社 会 状 況 に 応 じて 常 に 進 化 した 取 組 を 進 めます 平 成 30 年 度 (2018 年 度 ) 平 成 37 年 度 (2025 年 度 ) そして 更 なる 進 化 へ ホップ ステップ ジャンプ 第 1 段 階 第 2 段 階 第 3 段 階 かわさきいきいき 長 寿 プラン -32-

第 3 章 川 崎 市 地 域 包 括 ケアシステムの 推 進 各 主 体 に 期 待 される 役 割 誰 もが 安 心 して 暮 らし 続 けることができるようにするためには 地 域 の 実 情 に 応 じた 適 切 な 地 域 包 括 ケアシステム の 構 築 を 推 進 していくことが 求 められています このため 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 にあたっては 行 政 だけではなく 事 業 者 や 地 縁 組 織 地 域 ボランティア 団 体 住 民 など 地 域 内 の 多 様 な 主 体 の 取 組 が 求 められるとともに 主 体 間 の 緊 密 な 連 携 が 求 められることから 各 主 体 には 次 のような 役 割 が 期 待 されます 市 民 地 域 社 会 は その 地 域 に 住 む 住 民 が 主 体 的 に 作 り 上 げていくものであり 住 民 一 人 ひとりが 地 域 におけるそれぞれの 役 割 を 担 うという 意 識 を 持 って 地 域 特 性 に 応 じ た 取 組 を 進 めていくことが 重 要 です 事 業 者 関 係 団 体 機 関 地 域 では 多 様 な 主 体 により 生 活 を 支 えるための 24 時 間 365 日 の 切 れ 目 ないサービス 提 供 が 必 要 であり 特 に 専 門 的 なサー ビスについては 事 業 者 や 関 係 団 体 機 関 が 積 極 的 に 取 り 組 んでいくことが 望 まれます 行 政 住 民 に 最 も 身 近 な 基 礎 自 治 体 として 地 域 包 括 ケアシステムの 推 進 において 本 市 は 中 心 的 な 役 割 を 担 うことが 必 要 と 考 え られます 全 市 的 には 財 政 面 や 技 術 面 から 効 果 的 な 施 策 展 開 を 進 めなが ら 行 政 区 の 単 位 では 地 域 ごとに 人 口 構 造 や 社 会 資 源 等 の 状 況 も 異 なることから 地 域 における 課 題 やサービス 等 の 需 要 を 把 握 し 分 析 をしながら その 地 域 に 適 した 仕 組 みを 検 討 し 施 策 を 展 開 していくことが 重 要 です -33- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 3 章 川 崎 市 地 域 包 括 ケアシステムの 推 進 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 に 向 けて 本 市 の 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 に 向 けては 次 のとおり 整 理 した 川 崎 らしい 特 徴 を 踏 まえて 地 域 住 民 のニーズである ケアが 必 要 になった 場 合 でも 家 族 に 負 担 をかけずに 自 宅 で 暮 らしたい という 思 いを 実 現 する ための 基 盤 としての 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 を 推 進 します 1 若 い 都 市 日 本 全 体 で 人 口 の 減 少 が 顕 在 化 する 中 本 市 は 依 然 として 若 い 世 代 を 中 心 とした 人 口 の 流 入 と 高 い 出 生 率 を 維 持 しており 2030 年 ( 平 成 42 年 ) までは 引 き 続 き 人 口 の 増 加 が 続 くものと 見 込 まれ また 市 民 の 平 均 年 齢 は 政 令 市 の 中 で 最 も 若 く 高 齢 化 率 は 最 も 低 いです 2 様 々な 資 源 を 基 盤 としたケアを 行 うことが 可 能 な 地 域 市 内 には 高 齢 者 や 障 害 者 を 支 えるボランティア 団 体 などの 活 動 が 活 発 な 地 域 があること あるいは 福 祉 介 護 産 業 の 振 興 と 育 成 を 図 るウェル フェアイノベーションや 先 端 医 療 の 推 進 と 健 康 長 寿 社 会 の 実 現 をめざす ライフイノベーションなど これまで 培 ってきた 技 術 や 研 究 の 集 積 や 連 携 といった 多 様 な 社 会 資 源 を 有 します 3 多 様 な 地 域 と 住 民 によって 構 成 されるコンパクトな 都 市 狭 い 市 域 の 中 に 高 い 人 口 集 積 を 持 つ 過 密 都 市 でありながら 南 部 ( 臨 海 部 )の 工 業 産 業 地 域 と 中 部 ( 内 陸 部 ) 及 び 北 部 ( 丘 陵 部 )の 住 宅 地 域 と いう 性 格 が 大 きく 異 なる 地 域 から 形 成 され 多 くの 地 域 で 急 激 な 人 口 の 社 会 増 とそれに 伴 う 新 興 の 住 民 の 増 加 外 国 人 との 共 生 がみられるなど 多 様 な 地 域 と 住 民 によって 構 成 されたコンパクトな 都 市 であるといえま す 南 武 線 府 中 街 道 京 王 相 模 原 線 東 京 都 小 田 急 多 摩 線 麻 生 区 多 摩 区 宮 前 区 東 名 高 速 道 路 東 急 田 園 都 市 線 高 津 区 中 原 区 東 海 道 新 幹 線 東 海 道 線 京 浜 東 北 線 京 浜 急 行 線 小 田 急 小 田 原 線 国 道 246 号 第 三 京 浜 道 路 東 急 東 横 線 横 浜 市 幸 区 川 崎 区 羽 田 空 港 : 主 要 道 路 国 道 1 号 : 鉄 道 路 線 かわさきいきいき 長 寿 プラン -34-

第 第 4 章 第 6 期 計 画 4 期 間 における 施 策 の 方 向 性 章 第 6 期 計 画 期 間 に おける 施 策 の 方 向 性

第 4 章 第 6 期 計 画 期 間 における 施 策 の 方 向 性 1 第 6 期 計 画 期 間 の 基 本 目 標 と 具 体 的 な 方 向 性 介 護 保 険 制 度 改 正 に 係 る 国 の 動 向 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 を 通 じて 地 域 における 介 護 の 総 合 的 な 確 保 を 推 進 するため 介 護 保 険 制 度 について 平 成 26 年 度 に 法 改 正 が 行 われました 今 回 の 制 度 改 正 の 主 な 内 容 は 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 と 費 用 負 担 の 公 平 化 ですが このほかに 2025 年 を 見 据 えた 介 護 保 険 事 業 計 画 の 策 定 や サービス 付 き 高 齢 者 向 け 住 宅 への 住 所 地 特 例 の 適 用 小 規 模 通 所 介 護 の 地 域 密 着 型 サービスへの 移 行 などの 実 施 があります 介 護 保 険 制 度 の 主 な 改 正 内 容 について 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 高 齢 者 が 住 み 慣 れた 地 域 で 生 活 を 継 続 することが できるようにするため 介 護 医 療 生 活 支 援 介 護 予 防 を 充 実 サービスの 充 実 〇 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 に 向 けた 地 域 支 援 事 業 の 充 実 1 在 宅 医 療 介 護 連 携 の 推 進 2 認 知 症 施 策 の 推 進 3 地 域 ケア 会 議 の 推 進 4 生 活 支 援 サービスの 充 実 強 化 重 点 効 率 化 1 全 国 一 律 の 予 防 給 付 ( 訪 問 介 護 通 所 介 護 )を 市 町 村 が 取 り 組 む 地 域 支 援 事 業 に 移 行 し 多 様 化 2 特 別 養 護 老 人 ホームの 新 規 入 所 者 を 原 則 要 介 護 3 以 上 に 限 定 ( 既 入 所 者 は 除 く) 要 介 護 1 2 でも 一 定 の 場 合 には 入 所 可 能 費 用 負 担 の 公 平 化 低 所 得 者 の 保 険 料 軽 減 を 拡 充 また 保 険 料 上 限 をで きる 限 り 抑 えるため 所 得 のある 人 の 利 用 者 負 担 を 見 直 す 低 所 得 者 の 保 険 料 軽 減 を 拡 充 〇 低 所 得 者 の 保 険 料 の 軽 減 割 合 を 拡 大 給 付 費 の5 割 の 公 費 に 加 えて 別 枠 で 公 費 を 投 入 し 低 所 得 者 の 保 険 料 の 軽 減 割 合 を 拡 大 重 点 効 率 化 1 一 定 以 上 の 所 得 のある 利 用 者 の 自 己 負 担 を 引 上 げ 2 低 所 得 の 施 設 利 用 者 の 食 費 居 住 費 を 補 填 する 補 足 給 付 の 要 件 に 資 産 などを 追 加 第 6 期 計 画 の 基 本 目 標 と 骨 子 国 の 動 向 を 踏 まえ 本 市 においても 第 6 期 計 画 期 間 中 に 地 域 包 括 ケアシ ステムの 構 築 に 向 けた 取 組 を 推 進 します 本 市 では 平 成 26 年 度 に 策 定 した 川 崎 市 地 域 包 括 ケアシステム 推 進 ビ ジョン を 上 位 概 念 として 第 6 期 計 画 での 具 体 的 な 施 策 に 推 進 ビジョン の 考 え 方 を 反 映 しています 第 6 期 計 画 では 第 5 期 計 画 期 間 中 に 生 じた 新 たな 課 題 や 引 き 続 き 検 討 す べき 課 題 川 崎 市 高 齢 者 実 態 調 査 の 結 果 等 を 踏 まえ 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 をめざします 具 体 的 には 1 高 齢 者 が 住 み 慣 れた 地 域 で 安 心 して 暮 らせるまちづくり 2 介 護 が 必 要 となっても かわさき で 暮 ら し 続 けられる 支 え 合 いのまちづくりを 基 本 目 標 として 様 々な 施 策 を5つの 取 組 の 中 に 位 置 付 けて 展 開 していきます 次 ページには 以 上 のことを 踏 まえた 第 6 期 計 画 の 骨 子 を 示 しています -37- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 4 章 第 6 期 計 画 期 間 における 施 策 の 方 向 性 第 6 期 計 画 の 骨 子 上 位 概 念 川 崎 市 地 域 包 括 ケアシステム 推 進 ビジョン 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 による 誰 もが 住 み 慣 れた 地 域 や 自 らが 望 む 場 で 安 心 して 暮 らし 続 けることができる 地 域 の 実 現 かわさきいきいき 長 寿 プラン 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 基 本 目 標 1 高 齢 者 が 住 み 慣 れた 地 域 で 安 心 して 暮 らせるまちづくり 2 介 護 が 必 要 となっても かわさき で 暮 らし 続 けられる 支 え 合 いのまちづくり 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 に 向 けての5つの 取 組 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ いきがい 地 域 のネット 利 用 者 本 位 の 認 知 症 高 齢 者 高 齢 者 の 多 様 介 護 予 防 施 策 ワークづくり サービスの 施 策 の 充 実 な 居 住 環 境 の 等 の 推 進 の 強 化 提 供 実 現 制 度 改 正 に 伴 う 新 たな 総 合 事 業 の 推 進 地 域 の 担 い 手 づく りと 通 いの 場 の 充 実 社 会 参 加 型 の 介 護 予 防 の 推 進 高 齢 者 の 孤 立 化 への 対 応 単 身 高 齢 者 老 老 介 護 世 帯 等 の 増 加 への 対 応 地 域 課 題 の 把 握 や 解 決 手 法 の 充 実 強 化 要 介 護 要 支 援 認 定 者 の 増 加 への 対 応 介 護 人 材 の 確 保 と 定 着 制 度 改 正 に 伴 う 新 たな 介 護 サービ ス 構 築 認 知 症 高 齢 者 の 増 加 への 対 応 家 族 の 介 護 負 担 の 増 大 への 対 応 高 齢 者 の 権 利 擁 護 医 療 と 介 護 の 連 携 介 護 サービス 基 盤 等 の 整 備 安 心 して 暮 らせる 住 まいの 確 保 等 多 様 な 住 まい 方 の 普 及 第 6 期 計 画 における 主 な 課 題 かわさきいきいき 長 寿 プラン -38-

第 4 章 第 6 期 計 画 期 間 における 施 策 の 方 向 性 5つの 取 組 の 概 要 Ⅰ.いきがい 介 護 予 防 施 策 等 の 推 進 介 護 予 防 の 普 及 啓 発 とセルフケア( 自 己 管 理 ) 意 識 の 醸 成 高 齢 者 の 社 会 参 加 ( 地 域 づくり) 型 の 介 護 予 防 の 実 現 要 支 援 もしくは 虚 弱 高 齢 者 に 対 する 支 援 介 護 予 防 拠 点 の 位 置 付 けと 機 能 強 化 Ⅱ. 地 域 のネットワークづくりの 強 化 地 域 における 見 守 りネットワークの 充 実 区 役 所 や 地 域 包 括 支 援 センターを 核 とした 連 携 強 化 支 援 を 必 要 とする 方 と 地 域 資 源 を 結 びつけるための 地 域 のネットワーク 化 災 害 時 における 避 難 支 援 等 防 災 対 策 の 推 進 強 化 Ⅲ. 利 用 者 本 位 のサービスの 提 供 介 護 保 険 サービスの 着 実 な 提 供 要 介 護 者 等 の 持 続 的 な 地 域 居 住 の 実 現 のための 支 援 要 介 護 度 維 持 改 善 に 向 けた 取 組 の 推 進 介 護 人 材 の 確 保 と 定 着 の 支 援 医 療 と 介 護 の 連 携 Ⅳ. 認 知 症 高 齢 者 施 策 の 充 実 認 知 症 ケアパス の 作 成 普 及 啓 発 認 知 症 初 期 集 中 支 援 チームの 設 置 に 向 けた 検 討 認 知 症 高 齢 者 のための 医 療 介 護 の 連 携 強 化 認 知 症 高 齢 者 やその 家 族 等 への 生 活 支 援 権 利 擁 護 体 制 の 推 進 Ⅴ. 高 齢 者 の 多 様 な 居 住 環 境 の 実 現 高 齢 者 が 安 心 して 暮 らせる 住 まいの 確 保 等 在 宅 生 活 が 困 難 となった 方 のための 介 護 サービス 基 盤 の 整 備 多 様 な 住 まい 方 の 普 及 介 護 者 の 負 担 軽 減 に 向 けた 取 組 -39- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 4 章 第 6 期 計 画 期 間 における 施 策 の 方 向 性 2 第 6 期 かわさきいきいき 長 寿 プラン 施 策 体 系 図 基 本 目 標 1 基 本 方 針 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 高 齢 者 が 住 み 慣 れた 地 域 で 安 心 して 暮 らせるまちづくり 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 に 向 けた5つの 取 組 Ⅰ いきがい 介 護 予 防 施 策 等 の 推 進 (P47~) (1) 新 たな 介 護 予 防 体 制 の 実 現 1 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 の 概 要 2 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 への 段 階 的 な 移 行 3 対 象 者 4 基 本 チェックリストの 活 用 方 法 5 一 般 介 護 予 防 事 業 6 介 護 予 防 生 活 支 援 サービス 事 業 7その 他 の 介 護 予 防 事 業 (2) 介 護 予 防 の 普 及 啓 発 1 介 護 予 防 いきいき 大 作 戦 の 推 進 2すこやか 福 寿 手 帳 3 健 康 づくり の 推 進 4セルフケア( 自 己 管 理 ) 意 識 の 醸 成 と 介 護 予 防 fお Ⅱ 地 域 のネットワークづくりの 強 化 (P69~) (1) 地 域 における 見 守 りネットワークの 充 実 1 市 民 主 体 の 見 守 りネットワーク づくりの 推 進 2ひとり 暮 らし 等 高 齢 者 見 守 りの 充 実 3 地 域 見 守 りネットワーク 事 業 の 推 進 (4) 災 害 時 における 避 難 支 援 等 防 災 体 制 の 推 進 強 化 (2) 区 役 所 や 地 域 包 括 支 援 センターを 核 とした 機 能 強 化 1 地 域 包 括 支 援 センターの 機 能 強 化 2 地 域 包 括 支 援 センターの 適 正 かつ 効 率 的 な 運 営 3 区 役 所 と 地 域 包 括 支 援 センターの 役 割 に 基 づく 支 援 (3) 支 援 を 必 要 とする 方 と 地 域 資 源 を 結 びつけるた めの 地 域 のネットワーク 化 地 域 包 括 ケア 連 絡 会 議 地 域 ケア 連 絡 会 議 等 の 充 実 強 化 Ⅲ 利 用 者 本 位 のサービスの 提 供 (P81~) (1) 要 介 護 要 支 援 高 齢 者 が 地 域 で 生 活 を 続 ける ためのサービスの 提 供 1 介 護 保 険 サービスの 着 実 な 提 供 2 要 介 護 高 齢 者 への 介 護 支 援 のための 市 独 自 の 取 組 紙 おむつ 等 の 介 護 用 品 の 給 付 寝 具 乾 燥 事 業 高 齢 者 住 宅 改 造 費 助 成 事 業 養 護 老 人 緊 急 一 時 入 所 事 業 高 齢 者 等 短 期 入 所 ベッド 確 保 事 業 あんしん 見 守 り 一 時 入 院 等 事 業 在 宅 福 祉 サービス 緊 急 措 置 事 業 3 生 活 支 援 を 必 要 とする 在 宅 高 齢 者 を 支 える 市 独 自 の 取 組 生 活 支 援 型 食 事 サービス 事 業 要 介 護 者 生 活 支 援 ヘルパー 派 遣 事 業 訪 問 理 美 容 サービス 事 業 外 出 支 援 サービス 事 業 (おでかけ GO!) 福 祉 有 償 運 送 事 業 在 宅 寝 たきり 高 齢 者 歯 科 診 療 事 業 4ひとり 暮 らし 高 齢 者 を 支 えるための 市 独 自 の 取 組 緊 急 通 報 システム 事 業 福 祉 電 話 相 談 事 業 日 常 生 活 用 具 給 付 事 業 5 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 ( 総 合 事 業 ) 6 高 齢 者 の 自 己 選 択 を 支 援 するための 取 組 (2) 中 重 度 の 要 介 護 高 齢 者 の 在 宅 生 活 を 支 える ための 取 組 1 地 域 密 着 型 サービスの 整 備 と 普 及 に 向 けた 取 組 2 介 護 者 の 負 担 軽 減 に 向 けた 取 組 (3) 在 宅 医 療 介 護 の 連 携 の 推 進 124 時 間 365 日 の 在 宅 医 療 推 進 の 仕 組 みづくり 2 医 療 と 介 護 の 連 携 に 向 けた 仕 組 みづくり 3 在 宅 医 療 ケアに 関 する 市 民 啓 発 (4) 要 介 護 度 維 持 改 善 に 向 けた 取 組 要 介 護 度 の 維 持 改 善 を 図 る 仕 組 みづくり (かわさき 健 幸 福 寿 プロジェクト) (5) 介 護 人 材 の 確 保 と 定 着 の 支 援 1 人 材 の 呼 び 込 み 2 就 労 支 援 3 定 着 支 援 4キャ リアアップ 支 援 福 祉 人 材 バンク 人 材 開 発 研 修 センター 保 健 福 祉 研 究 センター (6)ウェルフェアイノベーションとの 連 携 かわさきいきいき 長 寿 プラン -40-

第 4 章 第 6 期 計 画 期 間 における 施 策 の 方 向 性 基 本 目 標 2 介 護 が 必 要 となっても かわさき で 暮 らし 続 けられる 支 え 合 いのまちづくり (3) 元 気 高 齢 者 のいきがいづくりへの 支 援 シニアパワーアップ 推 進 事 業 老 人 クラブ 育 成 事 業 全 国 健 康 福 祉 祭 ( 愛 称 ねんりんピック ) 敬 老 祝 事 業 敬 老 入 浴 事 業 高 齢 者 外 出 支 援 乗 車 事 業 外 国 人 高 齢 者 支 援 事 業 高 齢 者 就 労 支 援 事 業 (4) 地 域 活 動 団 体 への 支 援 1 活 動 団 体 場 所 の 実 態 把 握 活 動 団 体 場 所 実 態 把 握 調 査 事 業 2 情 報 場 資 金 による 活 動 支 援 情 報 による 活 動 支 援 場 による 活 動 支 援 資 金 による 活 動 支 援 Ⅳ (1) 認 知 症 高 齢 者 の 生 活 支 援 1 認 知 症 に 関 する 知 識 の 市 民 への 普 及 認 知 症 キャラバン メイト 養 成 研 修 認 知 症 サポーター 養 成 講 座 認 知 症 サポーターのフォローアップ 川 崎 市 認 知 症 キャラバン メイト 連 絡 協 議 会 2 認 知 症 高 齢 者 の 家 族 介 護 者 への 支 援 川 崎 市 認 知 症 コールセンター 認 知 症 高 齢 者 介 護 教 室 3 新 オレンジプランへの 対 応 若 年 性 認 知 症 者 及 び 家 族 の 支 援 認 知 症 ケアパス 認 知 症 初 期 集 中 支 援 チーム 等 4 認 知 症 による 徘 徊 高 齢 者 への 迅 速 な 対 応 徘 徊 高 齢 者 等 SOSネットワーク 事 業 徘 徊 高 齢 者 発 見 システム 事 業 (2) 認 知 症 高 齢 者 支 援 のための 医 療 と 介 護 の 連 携 Ⅴ 認 知 症 高 齢 者 施 策 の 充 実 (P111~) 1 介 護 従 事 者 に 対 する 認 知 症 の 研 修 等 認 知 症 介 護 実 践 研 修 等 2 認 知 症 地 域 医 療 支 援 事 業 認 知 症 サポート 医 養 成 研 修 かかりつけ 医 認 知 症 対 応 力 向 上 研 修 一 般 病 院 勤 務 の 医 療 従 事 者 向 け 認 知 症 対 応 力 向 上 研 修 3 認 知 症 疾 患 医 療 センター 4 認 知 症 地 域 支 援 推 進 員 (3) 権 利 擁 護 体 制 の 推 進 1 川 崎 市 あんしんセンター 2 成 年 後 見 制 度 の 円 滑 な 運 営 に 向 けた 取 組 川 崎 市 成 年 後 見 制 度 連 絡 会 市 民 後 見 人 成 年 後 見 制 度 利 用 促 進 あんしん 生 活 支 援 事 業 地 域 包 括 支 援 センターにおける 相 談 事 業 3 高 齢 者 虐 待 の 防 止 高 齢 者 虐 待 防 止 に 向 けた 各 種 研 修 身 体 拘 束 廃 止 に 向 けた 取 組 高 齢 者 の 多 様 な 居 住 環 境 の 実 現 (P129~)(3) 多 様 な 住 まい 方 の 普 及 (1) 高 齢 者 が 安 心 して 暮 らせる 住 まいの 確 保 等 1 一 般 住 宅 に 関 する 取 組 2 高 齢 者 向 け 住 宅 重 度 者 向 け 住 まいに 関 する 取 組 3 自 宅 地 域 での 生 活 継 続 に 向 けた 取 組 (2) 在 宅 生 活 が 困 難 となった 方 のための 介 護 サー ビス 基 盤 の 整 備 1 重 度 者 向 けの 住 まい の 確 保 特 別 養 護 老 人 ホームの 整 備 特 別 養 護 老 人 ホームの 地 域 展 開 役 割 強 化 等 2その 他 介 護 保 険 施 設 の 整 備 介 護 老 人 保 健 施 設 3 既 存 施 設 の 老 朽 化 への 対 応 老 朽 化 施 設 の 建 替 え 支 援 長 寿 命 化 の 取 組 推 進 1 円 滑 な 住 替 え 等 の 支 援 高 齢 期 の 住 まいガイド による 周 知 高 齢 者 世 帯 住 替 え 家 賃 助 成 事 業 住 まいに 関 する 相 談 体 制 の 充 実 地 域 単 位 の 住 情 報 提 供 の 仕 組 みづくり 地 域 の 住 まいに 関 する 相 談 等 を 行 っている 活 動 団 体 への 支 援 住 まいアドバイザー 派 遣 制 度 あんしん 賃 貸 支 援 事 業 マイホーム 借 上 げ 制 度 を 活 用 した 住 替 え 相 談 2 保 証 人 が 見 つからない 高 齢 者 への 支 援 3 住 宅 のバリアフリー 化 等 環 境 整 備 の 支 援 4 自 宅 での 生 活 継 続 を 支 えるための 取 組 5 低 所 得 低 資 産 高 齢 者 の 住 まいに 関 する 取 組 (4) 介 護 者 の 負 担 軽 減 に 向 けた 取 組 -41- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 4 章 第 6 期 計 画 期 間 における 施 策 の 方 向 性 3 日 常 生 活 圏 域 の 設 定 地 域 包 括 ケアシステムは 市 町 村 が 地 域 の 自 主 性 や 主 体 性 に 基 づき 地 域 の 特 性 に 応 じて 作 り 上 げていく 必 要 があります 第 6 期 計 画 を 策 定 するに 当 たり 本 市 における 地 域 の 特 性 等 については 主 に 次 のような 整 理 を 行 いました 本 市 は 神 奈 川 県 の 北 東 部 に 位 置 し 北 は 多 摩 川 を 挟 んで 東 京 都 に 南 は 横 浜 市 にそれぞれ 隣 接 し 政 令 指 定 都 市 の 中 では 最 も 面 積 が 小 さく 南 東 から 北 西 にわたる 細 長 い 地 形 です( 地 理 的 条 件 ) 本 市 の 人 口 密 度 高 齢 者 人 口 密 度 は 高 く 南 高 北 低 の 傾 向 があります また 中 原 区 では 武 蔵 小 杉 周 辺 の 再 開 発 に 伴 い 若 い 世 代 の 人 口 流 入 が 続 き 急 激 な 人 口 増 加 と 地 域 コミュニティの 構 造 変 化 が 見 られる 一 方 川 崎 区 幸 区 麻 生 区 では 高 齢 化 率 が 20%を 超 えています( 人 口 分 布 ) 東 京 を 中 心 とした 放 射 状 の 交 通 網 が 多 数 存 在 し 市 域 を 横 断 している 一 方 市 域 を 縦 貫 する 交 通 網 は 旅 客 鉄 道 は JR 南 武 線 道 路 網 は 国 道 409 号 線 ( 府 中 街 道 )をはじめ3 路 線 があります また 羽 田 空 港 から 鉄 道 で 十 数 分 の 距 離 にあり 成 田 空 港 からも 市 内 の 武 蔵 小 杉 駅 まで 鉄 道 で 直 接 接 続 しており 国 内 外 へのアクセスが 大 変 良 好 です( 交 通 事 情 ) 南 武 線 府 中 街 道 京 王 相 模 原 線 東 京 都 小 田 急 多 摩 線 麻 生 区 多 摩 区 宮 前 区 東 名 高 速 道 路 東 急 田 園 都 市 線 高 津 区 中 原 区 東 海 道 新 幹 線 東 海 道 線 京 浜 東 北 線 京 浜 急 行 線 小 田 急 小 田 原 線 国 道 246 号 第 三 京 浜 道 路 東 急 東 横 線 横 浜 市 幸 区 川 崎 区 羽 田 空 港 : 主 要 道 路 : 鉄 道 路 線 国 道 1 号 高 齢 者 が 自 宅 から 概 ね 30 分 以 内 に 駆 けつけられる 日 常 生 活 の 場 を 単 位 と して 設 定 される 範 囲 のことをいいます 国 は 市 町 村 が 地 理 的 条 件 人 口 交 通 事 情 その 他 の 社 会 的 条 件 介 護 給 付 等 対 象 サービスを 提 供 するための 施 設 の 整 備 状 況 などを 勘 案 し 地 域 の 実 情 に 応 じた 日 常 生 活 圏 域 を 設 定 するよう 定 めています かわさきいきいき 長 寿 プラン -42-

第 4 章 第 6 期 計 画 期 間 における 施 策 の 方 向 性 本 市 における 日 常 生 活 圏 域 日 常 生 活 圏 域 ( 行 政 区 ) 連 携 相 談 窓 口 施 設 介 護 サービス 地 域 ケア 圏 域 ( 概 ね 中 学 校 区 ) 区 役 所 あんしん センター 介 護 保 険 施 設 介 護 サービス 事 業 所 自 宅 から 転 居 または 在 宅 生 活 の 支 援 地 域 包 括 支 援 センター 医 療 機 関 認 知 症 高 齢 者 グループホーム 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 事 業 所 サービス 付 き 高 齢 者 向 け 住 宅 民 生 委 員 児 童 委 員 地 区 社 協 病 院 薬 局 必 要 に 応 じて 転 居 町 内 会 自 治 会 警 察 消 防 診 療 所 訪 問 看 護 ステーション その 他 ( 日 ごろの 居 場 所 等 ) 市 民 館 図 書 館 老 人 クラブ いきいき センター 高 齢 者 いきいき リーダー 健 康 づくり 介 護 予 防 自 宅 いこいの 家 家 族 地 域 の 事 業 者 \ 郵 便 局 金 融 機 関 商 店 コンビニ 新 聞 配 達 店 大 型 商 業 施 設 電 気 水 道 検 針 ボランティア 団 体 日 常 的 な 見 守 り 緊 急 時 の 連 絡 先 本 市 は 地 理 的 条 件 交 通 事 情 などからみるとコンパクトな 都 市 であり 人 口 分 布 や 介 護 基 盤 の 整 備 状 況 などを 総 合 的 に 勘 案 して 行 政 区 の7か 所 を 日 常 生 活 圏 域 としています また 地 域 包 括 支 援 センターを 設 置 してい る 中 学 校 区 程 度 を 地 域 ケア 圏 域 として 概 念 的 に 設 定 し 地 域 づくりの 単 位 としています 地 域 で 生 活 するために 必 要 と 考 えられる 支 援 として 1 相 談 窓 口 の 確 保 2 日 常 的 な 見 守 りと 緊 急 時 の 連 絡 先 の 確 保 3 介 護 が 必 要 となった 時 のサー ビス 提 供 4 健 康 づくり 介 護 予 防 5 医 療 の 提 供 6その 他 ( 日 ごろの 居 場 所 等 )があります 第 6 期 計 画 では 地 域 ケア 圏 域 と 日 常 生 活 圏 域 のより 一 層 の 連 携 を 踏 まえながら 高 齢 者 施 策 の 充 実 を 図 ります -43- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 第 5 章 川 崎 らしい 5 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 1 いきがい 介 護 予 防 施 策 等 の 推 進 これまでの 取 組 元 気 な 高 齢 者 のいきがい 対 策 として 経 験 知 識 能 力 を 発 揮 しながら 地 域 の 中 で 積 極 的 に 活 動 ができるよう 次 の 事 業 等 を 行 い 介 護 予 防 や 外 出 機 会 の 提 供 について 主 に 次 の 取 組 を 進 めてきました 一 次 予 防 事 業 として いこいの 家 で 実 施 する いこい 元 気 広 場 や 区 で 実 施 する 公 園 体 操 健 康 講 座 などを 通 じ 地 域 の 活 動 を 推 進 しました 二 次 予 防 事 業 として 虚 弱 傾 向 にある 高 齢 者 に 対 しては 生 活 機 能 の 低 下 を 予 防 する 運 動 器 機 能 向 上 事 業 や 栄 養 改 善 事 業 口 腔 機 能 向 上 事 業 等 を 実 施 しました いきがい 健 康 づくり 介 護 予 防 等 の 重 要 性 を 広 く 市 民 に 普 及 啓 発 す るため 介 護 予 防 いきいき 大 作 戦 を 地 域 全 体 で 進 めました 地 域 活 動 の 場 のため いこいの 家 ( 老 人 いこいの 家 ) いきいきセンター ( 老 人 福 祉 センター)の 利 用 促 進 を 図 りました 今 後 の 課 題 介 護 保 険 制 度 改 正 に 伴 う 新 たな 総 合 事 業 の 推 進 が 求 められます 若 いときからの 健 康 づくりを 含 め 要 介 護 状 態 等 になることを 予 防 し 更 に 介 護 が 必 要 となっても 重 度 化 を 予 防 するなど いつまでも 住 み 慣 れた 地 域 で 暮 らし 続 けるために 市 民 一 人 ひとりのセルフケア( 自 己 管 理 ) 意 識 の 醸 成 を 図 る 必 要 があります 元 気 なシニア 世 代 が 地 域 の 生 活 支 援 の 担 い 手 となり 住 民 同 士 の 支 え 合 い による 地 域 づくり 型 の 介 護 予 防 を 推 進 する 必 要 があります 単 に 心 身 機 能 の 改 善 だけをめざすだけでなく 今 後 は 高 齢 者 の 社 会 参 加 や 活 動 といった 環 境 へのアプローチが 重 要 であり 地 域 の 中 に 居 場 所 と 出 番 づくりを 推 進 する 必 要 があります いきがいづくり 介 護 予 防 等 の 取 組 を 効 率 的 効 果 的 に 広 げるとともに 高 齢 者 が 社 会 参 加 する 仕 組 みと 場 を 充 実 確 保 する 必 要 があります 地 域 活 動 をする 際 に 希 望 する 市 からの 援 助 内 容 0% 10% 20% 30% 40% 50% 身 近 な 所 で 活 動 できる 場 所 の 確 保 22.2% 様 々な 情 報 提 供 の 窓 口 の 設 置 高 齢 者 が 働 きやすい 就 業 の 場 の 確 保 15.8% 13.4% 平 成 25 年 度 川 崎 市 高 齢 者 実 態 調 査 から (n=2,522 上 位 3つのみ 記 載 ) -47- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 第 6 期 計 画 での 取 組 今 回 の 介 護 保 険 制 度 の 改 正 により 要 支 援 者 の 介 護 サービスの 一 部 であ る 介 護 予 防 通 所 介 護 と 介 護 予 防 訪 問 介 護 が 地 域 支 援 事 業 へ 移 行 さ れ 地 域 支 援 事 業 の 中 に 新 しい 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 ( 以 下 総 合 事 業 といいます )が 創 設 されました 総 合 事 業 は 第 6 期 計 画 期 間 中 に 段 階 的 に 地 域 支 援 事 業 に 移 行 されます これは 平 成 29 年 度 までに 全 ての 市 町 村 で 実 施 することが 義 務 付 けられています 本 市 においては 平 成 28 年 4 月 から 総 合 事 業 を 開 始 します (なお 要 支 援 者 の 訪 問 看 護 や 福 祉 用 具 貸 与 等 のサービスは 引 き 続 き 予 防 給 付 として 実 施 します ) これまでの 介 護 事 業 所 による 既 存 のサービスに 加 え NPO 民 間 企 業 ボランティアなど 地 域 の 多 様 な 主 体 を 活 用 して 高 齢 者 を 支 援 すること で 地 域 支 援 事 業 の 充 実 を 図 ります また 元 気 な 高 齢 者 が 地 域 の 担 い 手 になることで 単 に 支 援 する 側 される 側 という 画 一 的 な 関 係 では なく 要 介 護 状 態 になっても 地 域 で 役 割 やいきがいを 持 ち できる 限 り 住 み 慣 れた 地 域 でいきいきと 暮 らし 続 けられるよう 努 めます わたしの 町 のすこやか 活 動 支 援 事 業 は 総 合 事 業 の 創 設 に 伴 い 支 援 方 法 の 見 直 しを 行 います 介 護 予 防 の 普 及 啓 発 として 介 護 予 防 いきいき 大 作 戦 において 養 成 した いきいきリーダー と 連 携 し 自 主 的 な 活 動 を 支 援 しながら 引 き 続 き 事 業 を 展 開 します また すこやか 手 帳 ( 介 護 予 防 手 帳 ) を 配 布 するなど 様 々な 場 面 で 介 護 予 防 に 関 する 情 報 等 を 提 供 すること で 市 民 のセルフケア 意 識 を 啓 発 します いきがいづくりについては 団 塊 の 世 代 の 方 の 能 力 を 地 域 で 活 かす 取 組 や 公 衆 浴 場 等 を 活 用 した 外 出 機 会 の 確 保 地 域 での 交 流 老 人 クラブ の 活 動 等 を 支 援 します さらに 就 労 を 通 したいきがいづくりとして シルバー 人 材 センター に 対 する 支 援 を 実 施 します 地 域 活 動 団 体 への 支 援 として 団 体 の 活 動 内 容 の 紹 介 や 活 動 場 所 の 紹 介 をするなどの 情 報 発 信 いこいの 家 や いきいきセンター の ほか 特 別 養 護 老 人 ホーム 等 の 地 域 交 流 スペース 等 の 活 用 を 含 めた 場 の 提 供 ふれあい 活 動 支 援 事 業 など 支 援 を 引 き 続 き 実 施 します 2025 年 を 見 据 えた 施 策 の 方 向 性 高 齢 者 のいきがい 健 康 づくり 介 護 予 防 の 取 組 を 一 層 推 進 するため 地 域 で 支 え 合 うコミュニティの 形 成 をめざすとともに 市 民 一 人 ひとりのセルフ ケア 意 識 や 地 域 の 共 生 意 識 を 醸 成 する 取 組 を 進 めます かわさきいきいき 長 寿 プラン -48-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 いきがい 介 護 予 防 施 策 等 の 推 進 の 取 組 (1) 新 たな 介 護 予 防 体 制 の 実 現 (P51) 1 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 の 概 要 2 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 への 段 階 的 な 移 行 ( 実 施 時 期 ) 3 対 象 者 4 基 本 チェックリストの 活 用 方 法 (2) 介 護 予 防 の 普 及 啓 発 (P59) 1 介 護 予 防 いきいき 大 作 戦 の 推 進 2すこやか 福 寿 手 帳 3 健 康 づくり の 推 進 4セルフケア( 自 己 管 理 ) 意 識 の 醸 成 と 介 護 予 防 5 一 般 介 護 予 防 事 業 介 護 予 防 把 握 事 業 介 護 予 防 普 及 啓 発 事 業 地 域 介 護 予 防 活 動 支 援 事 業 一 般 介 護 予 防 事 業 評 価 事 業 地 域 リハビリテーション 活 動 支 援 事 業 6 介 護 予 防 生 活 支 援 サービス 事 業 訪 問 型 サービス 通 所 型 サービス 7その 他 の 介 護 予 防 事 業 ふれあいデイセントー 事 業 小 学 校 ふれあいデイサービス 事 業 高 齢 者 音 楽 療 法 推 進 事 業 わたしの 町 のすこやか 活 動 支 援 事 業 (3) 元 気 高 齢 者 のいきがいづくり への 支 援 (P62) シニアパワーアップ 推 進 事 業 老 人 クラブ 育 成 事 業 全 国 健 康 福 祉 祭 ( 愛 称 ねんりんピック ) 敬 老 祝 事 業 敬 老 入 浴 事 業 高 齢 者 外 出 支 援 乗 車 事 業 外 国 人 高 齢 者 支 援 事 業 高 齢 者 就 労 支 援 事 業 (4) 地 域 活 動 団 体 への 支 援 (P66) 1 活 動 団 体 場 所 の 実 態 把 握 活 動 団 体 場 所 実 態 把 握 調 査 事 業 2 情 報 場 資 金 による 活 動 支 援 情 報 による 活 動 支 援 場 による 活 動 支 援 資 金 による 活 動 支 援 -49- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 本 市 におけるいきがい 健 康 づくり 介 護 予 防 の 取 組 の 仕 組 み( 総 合 事 業 移 行 後 ) 生 活 機 能 元 気 高 齢 者 虚 弱 高 齢 者 要 支 援 1 2 要 介 護 高 齢 者 生 活 習 慣 病 予 防 健 康 な 状 態 1 次 予 防 健 康 づくり 2 次 予 防 疾 病 の 早 期 発 見 早 期 治 療 疾 病 を 有 する 状 態 3 次 予 防 疾 病 の 治 療 重 度 化 防 止 ポピュレーションアプローチ ハイリスクアプローチ いきがい 対 策 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 介 護 予 防 既 存 の 市 民 活 動 サ ー ク ル 活 動 連 携 パワーアップ 推 進 事 業 老 人 クラブ ねんりんピック 敬 老 入 浴 敬 老 祝 い 高 齢 者 就 労 支 援 事 業 高 齢 者 外 出 支 援 乗 車 事 業 介 護 予 防 生 活 支 援 サービス 事 業 訪 問 型 サービス 通 所 型 サービス その 他 の 生 活 支 援 サービス 一 般 介 護 予 防 事 業 介 護 予 防 普 及 啓 発 事 業 (いこい 元 気 広 場 事 業 ) 地 域 介 護 予 防 活 動 支 援 事 業 介 護 予 防 サ ー ビ ス 介 護 保 険 サ ー ビ ス 外 国 人 高 齢 者 支 援 事 業 ふれあいデイセントー 事 業 ミニデイ 会 食 会 サロン 趣 味 の 活 動 講 演 会 など 小 学 校 ふれあいデイサービス 高 齢 者 音 楽 療 法 推 進 事 業 活 動 支 援 かわさきシニア 応 援 サイト 情 報 いきいきセンター 場 資 金 シニア 向 け 情 報 誌 など いこいの 家 など ふれあい 活 動 など 介 護 予 防 いきいき 大 作 戦 地 域 支 援 事 業 は 介 護 保 険 制 度 の 枠 組 みの 中 に 位 置 付 けられており 大 き く 分 けて1 介 護 予 防 事 業 ( 平 成 28 年 度 からは 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 ( 総 合 事 業 )) 2 包 括 的 支 援 事 業 3 任 意 事 業 の 3 つの 事 業 で 構 成 されています これらの 事 業 は 要 介 護 要 支 援 状 態 となることを 予 防 する とともに 要 介 護 状 態 となった 場 合 にも 可 能 な 限 り 地 域 において 自 立 し た 日 常 生 活 を 営 むことができるよう 支 援 することを 目 的 としています かわさきいきいき 長 寿 プラン -50-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 新 たな 介 護 予 防 体 制 の 実 現 今 回 の 介 護 保 険 制 度 の 改 正 では 地 域 支 援 事 業 の 中 に 新 たに 総 合 事 業 が 創 設 されました 第 5 期 計 画 までは 要 支 援 者 の 通 所 介 護 と 訪 問 介 護 は 予 防 給 付 としてサービスを 提 供 していましたが 第 6 期 計 画 では 地 域 支 援 事 業 の 総 合 事 業 の 中 で 新 たなサービスとして 実 施 されることに なります これは 単 にサービス 提 供 の 枠 組 みが 変 わるということではなく 専 門 職 によるサービスが 必 要 な 方 には 専 門 的 サービスを 確 保 しつつ 更 に 地 域 の 社 会 資 源 等 を 活 用 して 民 間 事 業 者 や NPO ボランティア 協 同 組 合 などの 多 様 な 主 体 によるサービスの 提 供 を 充 実 させることで 様 々なニー ズに 対 応 することを 目 的 としています また これからの 介 護 予 防 は 運 動 機 能 の 向 上 や 栄 養 改 善 といった 心 身 機 能 の 改 善 だけを 目 的 とするのではなく 地 域 における 活 動 や 社 会 参 加 といった 高 齢 者 を 取 り 巻 く 環 境 へのアプローチにも 力 を 入 れ 地 域 の 中 に 居 場 所 や 役 割 をつくり 人 と 人 とのつながりの 中 で 住 民 同 士 が 支 えあうコミュニティを 形 成 し 結 果 として 介 護 予 防 につながるよう な 地 域 づくり 型 の 介 護 予 防 が 求 められます 1 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 の 概 要 総 合 事 業 は 訪 問 型 通 所 型 サービス 等 の 介 護 予 防 生 活 支 援 サービ ス 事 業 ( 以 下 サービス 事 業 といいます )と 普 及 啓 発 や 活 動 支 援 等 を 内 容 とする 一 般 介 護 予 防 事 業 から 構 成 されます 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 ( 新 たな 総 合 事 業 )の 構 成 ( 厚 生 労 働 省 ガイドラインから) 訪 問 型 サービス ( 第 1 号 訪 問 事 業 ) 現 行 の 訪 問 介 護 相 当 多 様 な サービス 1 訪 問 介 護 2 訪 問 型 サービスA( 緩 和 した 基 準 によるサービス) 3 訪 問 型 サービスB( 住 民 主 体 による 支 援 ) 4 訪 問 型 サービスC( 短 期 集 中 予 防 サービス) 5 訪 問 型 サービスD( 移 動 支 援 ) 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 ( 新 しい 総 合 事 業 ) 介 護 予 防 生 活 支 援 サー ビス 事 業 ( 従 来 の 要 支 援 者 ) 要 支 援 認 定 を 受 け た 者 ( 要 支 援 者 ) 基 本 チェックリス ト 該 当 者 ( 介 護 予 防 生 活 支 援 サービ ス 事 業 対 象 者 ) 通 所 型 サービス ( 第 1 号 通 所 事 業 ) 現 行 の 通 所 介 護 相 当 多 様 な サービス その 他 の 生 活 支 援 サービス ( 第 1 号 生 活 支 援 事 業 ) 介 護 予 防 ケアマネジメント ( 第 1 号 介 護 予 防 支 援 事 業 ) 1 通 所 介 護 2 通 所 型 サービスA( 緩 和 した 基 準 によるサービス) 3 通 所 型 サービスB( 住 民 主 体 による 支 援 ) 4 通 所 型 サービスC( 短 期 集 中 予 防 サービス) 1 栄 養 改 善 を 目 的 とした 配 食 2 住 民 ボランティア 等 が 行 う 見 守 り 3 訪 問 型 サービス 通 所 型 サービスに 準 じる 自 立 支 援 に 資 する 生 活 支 援 ( 訪 問 型 サービ ス 通 所 型 サービスの 一 体 的 提 供 等 ) 上 記 はサービスの 典 型 例 として 示 しているもの 市 町 村 はこの 例 を 踏 まえて 地 域 の 実 情 に 応 じた サービス 内 容 を 検 討 する 一 般 介 護 予 防 事 業 第 1 号 被 保 険 者 の 全 ての 者 その 支 援 のための 活 動 に 関 わる 者 1 介 護 予 防 把 握 事 業 2 介 護 予 防 普 及 啓 発 事 業 3 地 域 介 護 予 防 活 動 支 援 事 業 4 一 般 介 護 予 防 事 業 評 価 事 業 5 地 域 リハビリテーション 活 動 支 援 事 業 -51- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 2 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 への 段 階 的 な 移 行 ( 実 施 時 期 ) 総 合 事 業 の 実 施 については 平 成 27 年 4 月 1 日 施 行 となっていますが 円 滑 な 移 行 のための 準 備 期 間 が 必 要 なこと 等 を 踏 まえ その 実 施 を 平 成 29 年 4 月 1 日 まで 猶 予 することが 認 められています 実 施 に 当 たっては 地 域 における 均 一 なサービス 提 供 体 制 を 構 築 してい くため 介 護 事 業 所 や NPO など 多 様 な 提 供 体 制 による 受 け 皿 を 確 保 して いくとともに 住 民 主 体 による 生 活 支 援 サービスの 充 実 を 図 り 高 齢 者 の 社 会 参 加 を 推 進 していく 必 要 があります このようなことから 本 市 では 多 様 なサービスの 基 準 の 作 成 やサービス 単 価 利 用 料 の 設 定 等 の 準 備 移 行 に 一 定 の 期 間 を 設 け 平 成 28 年 4 月 から 事 業 開 始 します ( 平 成 27 年 度 は 現 行 の 介 護 予 防 事 業 を 一 部 変 更 して 実 施 します 詳 細 は 下 記 参 照 ) 本 市 における 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 への 段 階 的 な 移 行 のイメージ 制 度 改 度 正 改 正 総 合 事 業 への 移 行 平 成 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 現 行 の 介 護 予 防 事 業 二 次 予 防 事 業 二 次 予 防 事 業 対 象 者 把 握 事 業 通 所 型 複 合 プログラム 事 業 一 次 予 防 事 業 介 護 予 防 普 及 啓 発 事 業 ( いこい 元 気 広 場 事 業 ) 介 護 予 防 グループ 支 援 事 業 介 護 予 防 指 導 育 成 事 業 総 合 事 業 開 始 総 合 事 業 介 護 予 防 生 活 支 援 サービス 事 業 多 様 なサービスについ 事 業 推 進 ては 段 階 的 に 整 備 一 般 介 護 予 防 事 業 介 護 予 防 普 及 啓 発 事 業 ( いこい 元 気 広 場 事 業 ) 地 域 介 護 予 防 活 動 支 援 事 業 総 合 事 業 平 成 27 年 度 においては 現 行 の 介 護 予 防 事 業 を 一 部 変 更 して 実 施 します 二 次 予 防 事 業 では 平 成 26 年 度 まで 実 施 していた 運 動 器 機 能 向 上 栄 養 改 善 口 腔 機 能 向 上 のそれぞれのプログラムを 通 所 型 複 合 プログラム 事 業 ( ) として 一 体 的 にする ことで より 効 果 的 な 介 護 予 防 事 業 を 実 施 します 一 次 予 防 事 業 では 介 護 予 防 普 及 啓 発 事 業 いこい 元 気 広 場 事 業 介 護 予 防 グループ 支 援 事 業 介 護 予 防 指 導 育 成 事 業 を 引 き 続 き 実 施 します 3 対 象 者 サービス 事 業 の 対 象 者 は 介 護 保 険 制 度 改 正 前 の 要 支 援 者 に 相 当 す る 次 の 状 態 等 の 方 です 要 支 援 認 定 を 受 けた 方 基 本 チェックリスト 該 当 者 かわさきいきいき 長 寿 プラン -52-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 一 般 介 護 予 防 事 業 の 対 象 者 は 第 1 号 被 保 険 者 の 全 ての 方 及 びその 支 援 のための 活 動 に 関 わる 方 です 対 象 者 ( 厚 生 労 働 省 ガイドラインから) 要 支 援 認 定 要 支 援 者 従 来 の 要 支 援 者 基 本 チェックリストで 判 断 介 護 予 防 生 活 支 援 サービス 事 業 対 象 者 一 般 高 齢 者 等 地 域 包 括 支 援 センターが 介 護 予 防 ケアマネジメントを 実 施 介 護 予 防 給 付 訪 問 看 護 福 祉 用 具 等 全 国 一 律 の 人 員 基 準 運 営 基 準 総 合 事 業 介 護 予 防 生 活 支 援 サービス 事 業 1 訪 問 型 通 所 型 サービス 2その 他 の 生 活 支 援 サービス( 栄 養 改 善 を 目 的 とした 配 食 定 期 的 な 安 否 確 認 緊 急 時 の 対 応 等 ) 事 業 内 容 は 市 町 村 の 裁 量 を 拡 大 柔 軟 な 人 員 基 準 運 営 基 準 一 般 介 護 予 防 事 業 ( 要 支 援 者 等 も 参 加 できる 住 民 運 営 の 通 いの 場 の 充 実 等 全 ての 高 齢 者 が 対 象 ) 4 基 本 チェックリスト( 本 市 では 暮 らしの 元 気 度 チェック )の 活 用 方 法 平 成 28 年 度 の 総 合 事 業 への 移 行 に 合 わせて 従 来 65 歳 以 上 の 高 齢 者 に 配 付 していた 暮 らしの 元 気 度 チェック については 区 役 所 や 地 域 包 括 支 援 センターなどの 相 談 窓 口 で その 方 に 必 要 なサービスを 総 合 事 業 で 利 用 できるよう 本 人 の 状 況 を 確 認 するツールとして 活 用 します 介 護 サービスの 利 用 の 手 続 き( 厚 生 労 働 省 ガイドラインから) 利 用 者 明 らかに 要 介 護 1 以 上 と 判 断 できる 場 合 介 護 予 防 訪 問 看 護 等 の 利 用 が 必 要 な 場 合 要 介 護 認 定 申 請 認 定 調 査 医 師 の 意 見 書 要 介 護 認 定 要 介 護 1 ~ 要 介 護 5 市 町 村 チ の ェ 窓 ッ 口 ク に リ 相 ス 談 ト 要 支 援 1 予 防 給 付 を 利 用 要 支 援 2 居 宅 サ ー ビ ス 計 画 介 サ 護 ー 予 ビ 防 ス 計 画 施 設 サービス 特 別 養 護 老 人 ホーム 介 護 老 人 保 健 施 設 介 護 療 養 型 医 療 施 設 居 宅 サービス 訪 問 介 護 訪 問 看 護 通 所 介 護 短 期 入 所 など 地 域 密 着 型 サービス 定 期 巡 回 随 時 対 応 型 訪 問 介 護 看 護 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 夜 間 対 応 型 訪 問 介 護 認 知 症 対 応 型 共 同 生 活 介 護 など 介 護 予 防 サービス 介 護 予 防 訪 問 看 護 介 護 予 防 通 所 リハビリ 介 護 予 防 居 宅 療 養 管 理 指 導 など 地 域 密 着 型 介 護 予 防 サービス 介 護 予 防 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 介 護 予 防 認 知 症 対 応 型 通 所 介 護 など 介 護 給 付 予 防 給 付 サービス 事 業 対 象 者 事 業 のみ 利 用 非 該 当 明 らかに 介 護 予 防 生 活 支 援 サービス 事 業 の 対 象 外 と 判 断 できる 場 合 (サービス 事 業 対 象 者 ) ケ 介 ア 護 マ 予 ネ 防 ジ メ ン ト 介 護 予 防 生 活 支 援 サービス 事 業 訪 問 型 サービス 通 所 型 サービス 生 活 支 援 サービス 一 般 介 護 予 防 事 業 ( 全 ての 高 齢 者 が 利 用 可 ) 介 護 予 防 普 及 啓 発 事 業 地 域 介 護 予 防 活 動 支 援 事 業 地 域 リハビリテーション 活 動 支 援 事 業 など 総 合 事 業 -53- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 5 一 般 介 護 予 防 事 業 ( 事 業 内 容 ) 一 般 介 護 予 防 事 業 は 市 町 村 の 独 自 財 源 で 行 う 事 業 や 地 域 の 互 助 民 間 サービスとの 役 割 分 担 を 踏 まえつつ 介 護 予 防 の 理 念 の 徹 底 の 観 点 から 元 気 高 齢 者 とこれまでの 二 次 予 防 事 業 対 象 者 (いわゆる 虚 弱 な 高 齢 者 )を 分 け 隔 てることなく 住 民 運 営 の 通 いの 場 を 充 実 させ 人 と 人 とのつながりを 通 じて 参 加 者 や 通 いの 場 が 継 続 的 に 拡 大 してい くような 地 域 づくりを 推 進 します この 事 業 は 介 護 予 防 把 握 事 業 介 護 予 防 普 及 啓 発 事 業 地 域 介 護 予 防 活 動 支 援 事 業 一 般 介 護 予 防 事 業 評 価 事 業 地 域 リハビリテーション 活 動 支 援 事 業 から 構 成 され 区 役 所 や 地 域 包 括 支 援 センター 委 託 事 業 者 などが 取 組 を 進 めていきます これらの 事 業 を 通 じて 区 役 所 や 地 域 包 括 支 援 センター 等 が 民 間 企 業 や NPO などの 多 様 な 主 体 と 協 力 し 地 域 福 祉 や 保 健 に 関 する 地 域 全 体 の 課 題 を 住 民 と 共 有 するとともに 生 活 支 援 の 担 い 手 や 地 域 の 支 え 手 の 発 掘 支 援 を 行 い 住 民 主 体 の 活 動 により 地 域 で 支 え 合 える 体 制 を 推 進 します 一 般 介 護 予 防 事 業 の 内 容 ( 厚 生 労 働 省 ガイドラインから) 事 業 介 護 予 防 把 握 事 業 介 護 予 防 普 及 啓 発 事 業 地 域 介 護 予 防 活 動 支 援 事 業 一 般 介 護 予 防 事 業 評 価 事 業 地 域 リハビリテーション 活 動 支 援 事 業 内 容 地 域 の 実 情 に 応 じて 収 集 した 情 報 等 の 活 用 により 閉 じこも り 等 の 何 らかの 支 援 を 要 する 方 を 把 握 し 介 護 予 防 活 動 へつ なげます 介 護 予 防 活 動 の 普 及 啓 発 を 行 います 地 域 における 住 民 主 体 の 介 護 予 防 活 動 の 育 成 支 援 を 行 います 介 護 保 険 事 業 計 画 に 定 める 目 標 値 の 達 成 状 況 等 を 検 証 し 一 般 介 護 予 防 事 業 の 評 価 を 行 います 地 域 における 介 護 予 防 の 取 組 を 機 能 強 化 するため 通 所 訪 問 地 域 ケア 会 議 サービス 担 当 者 会 議 住 民 運 営 の 通 いの 場 等 へのリハビリ 専 門 職 等 による 助 言 等 を 実 施 します 介 護 予 防 把 握 事 業 区 役 所 や 地 域 包 括 支 援 センター 等 で 様 々な 相 談 場 面 や 地 域 活 動 を 通 じて 対 象 者 を 把 握 し 介 護 予 防 活 動 へつなげます 介 護 予 防 普 及 啓 発 事 業 各 区 の 事 業 区 役 所 や 地 域 包 括 支 援 センター 等 において 介 護 予 防 に 向 けた 知 識 の 普 及 とともに セルフケア 意 識 の 醸 成 や 身 近 な 地 域 における 新 たな 互 助 の 体 制 の 推 進 等 について 啓 発 します かわさきいきいき 長 寿 プラン -54-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 いこい 元 気 広 場 事 業 市 内 48 か 所 のいこいの 家 で 毎 週 1 回 転 ばない 体 づくりのための 体 操 や 介 護 予 防 健 康 づくりに 関 するミニ 講 座 等 を 行 います 参 加 者 が 外 出 や 運 動 等 の 習 慣 を 身 に 付 けるとともに 地 域 で 活 動 する 団 体 等 と 連 携 を 図 り 参 加 修 了 後 も 地 域 の 中 で 社 会 参 加 や 活 動 への 参 加 等 を 含 め 継 続 して 介 護 予 防 に 取 り 組 めるよう 支 援 します そのために 市 で 養 成 し た 介 護 予 防 いきいきリーダー やボランティア 等 介 護 予 防 の 知 識 や 地 域 で 活 動 実 績 のある 市 民 が 参 加 した 効 果 的 な 事 業 運 営 について 検 討 します 地 域 介 護 予 防 活 動 支 援 事 業 介 護 予 防 に 資 する 住 民 主 体 の 通 いの 場 を 充 実 するために 介 護 予 防 に 関 するボランティアや 地 域 活 動 のリーダーとなる 市 民 など 地 域 の 支 え 手 や 生 活 支 援 の 担 い 手 の 発 掘 育 成 を 図 るとともに 新 たな 活 動 グループの 立 ち 上 げや 活 動 の 継 続 地 域 展 開 のための 助 言 や 支 援 など 地 域 で 支 えあう 仲 間 作 りや 地 域 づくりを 推 進 します 一 般 介 護 予 防 事 業 評 価 事 業 一 般 介 護 予 防 事 業 の 達 成 状 況 等 の 検 証 を 通 じて 一 般 介 護 予 防 事 業 の 評 価 を 行 い その 結 果 に 基 づき 事 業 の 実 施 方 法 等 の 改 善 を 図 ります 地 域 リハビリテーション 活 動 支 援 事 業 現 在 整 備 を 進 めている 地 域 リハビリテーションセンター との 連 携 も 含 め 第 6 期 計 画 期 間 の 中 で 検 討 します 6 介 護 予 防 生 活 支 援 サービス 事 業 サービス 事 業 は 要 支 援 者 等 の 多 様 な 生 活 支 援 のニーズに 対 応 するため 介 護 予 防 訪 問 介 護 等 のサービスに 加 え 住 民 主 体 の 支 援 等 も 含 め 多 様 なサービスを 制 度 ( 総 合 事 業 )の 対 象 とします この 事 業 は 訪 問 型 サービス( 第 1 号 訪 問 事 業 ) 通 所 型 サービ ス( 第 1 号 通 所 事 業 ) その 他 の 生 活 支 援 サービス( 第 1 号 生 活 支 援 事 業 ) 及 び 介 護 予 防 ケアマネジメント( 第 1 号 介 護 予 防 支 援 事 業 ) から 構 成 されます ( 第 6 期 計 画 期 間 中 において 実 施 します ) 介 護 予 防 生 活 支 援 サービス 事 業 の 内 容 ( 厚 生 労 働 省 ガイドラインから) 事 業 訪 問 型 サービス 通 所 型 サービス その 他 の 生 活 支 援 サービス 介 護 予 防 ケアマネジメント 内 容 要 支 援 者 等 に 対 し 掃 除 洗 濯 等 の 日 常 生 活 上 の 支 援 を 提 供 し ます 要 支 援 者 等 に 対 し 機 能 訓 練 や 集 いの 場 など 日 常 生 活 上 の 支 援 を 提 供 します 要 支 援 者 等 に 対 し 栄 養 改 善 を 目 的 とした 配 食 やひとり 暮 らし 高 齢 者 等 への 見 守 りを 提 供 します 要 支 援 者 等 に 対 し 総 合 事 業 によるサービス 等 が 適 切 に 提 供 で きるようケアマネジメントします -55- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 訪 問 型 サービス 訪 問 型 サービスは 現 行 ( 介 護 予 防 給 付 )の 訪 問 介 護 に 相 当 するもの と それ 以 外 の 多 様 なサービスから 構 成 されます 多 様 なサービスについては 雇 用 労 働 者 等 が 行 う 緩 和 した 基 準 による サービスと 住 民 主 体 による 支 援 保 健 医 療 の 専 門 職 が 短 期 集 中 で 行 うサービス 移 動 支 援 を 想 定 しています ( 第 6 期 計 画 期 間 中 に サービスを 段 階 的 に 整 備 します ) 訪 問 型 サービス 一 覧 ( 厚 生 労 働 省 ガイドラインから) 基 準 現 行 の 訪 問 介 護 相 当 多 様 なサービス サービス 種 別 サービス 内 容 対 象 者 と サービス 提 供 の 考 え 方 1 訪 問 介 護 訪 問 介 護 員 による 身 体 介 護 生 活 援 助 既 にサービスを 利 用 しているケースで サービスの 利 用 の 継 続 が 必 要 なケース 以 下 のような 訪 問 介 護 員 によるサービス が 必 要 なケース ( 例 ) 認 知 機 能 の 低 下 により 日 常 生 活 に 支 障 がある 症 状 行 動 を 伴 う 者 退 院 直 後 で 状 態 が 変 化 しやすく 専 門 的 サービス が 特 に 必 要 な 者 等 状 態 等 を 踏 まえながら 多 様 なサービスの 利 用 を 2 訪 問 型 サービス A 3 訪 問 型 サービス B 4 訪 問 型 サービス C 5 訪 問 型 サービス D ( 緩 和 した 基 準 による ( 住 民 主 体 による 支 ( 短 期 集 中 予 防 サー ( 移 動 支 援 ) サービス) 援 ) ビス) 生 活 援 助 等 住 民 主 体 の 自 主 活 動 として 行 う 生 活 援 助 等 状 態 等 を 踏 まえながら 住 民 主 体 による 支 援 等 多 様 なサービス の 利 用 を 促 進 保 健 師 等 による 居 宅 での 相 談 指 導 等 体 力 の 改 善 に 向 け た 支 援 が 必 要 な ケース ADL や IADL の 改 善 に 向 けた 支 援 が 必 要 なケース 3~6 ヶ 月 の 短 期 間 で 行 う 促 進 していくことが 重 要 実 施 方 法 事 業 者 指 定 事 業 者 指 定 / 委 託 補 助 ( 助 成 ) 直 接 実 施 / 委 託 基 準 予 防 給 付 の 基 準 を 基 本 人 員 等 を 緩 和 した 基 準 サービス 提 供 者 ( 例 ) 個 人 情 報 の 保 護 等 の 最 低 限 の 基 準 訪 問 介 護 員 ( 訪 問 介 護 事 業 者 ) 主 に 雇 用 労 働 者 ボランティア 主 体 内 容 に 応 じた 独 自 の 基 準 保 険 医 療 の 専 門 職 ( 市 町 村 ) 移 送 前 後 の 生 活 支 援 訪 問 型 サービス B に 準 じる 通 所 型 サービス 通 所 型 サービスは 現 行 ( 介 護 予 防 給 付 )の 通 所 介 護 に 相 当 するもの と それ 以 外 の 多 様 なサービスから 構 成 されます 多 様 なサービスについては 雇 用 労 働 者 等 が 行 う 緩 和 した 基 準 による サービスと 住 民 主 体 による 支 援 保 健 医 療 の 専 門 職 が 短 期 集 中 で 行 うサービスを 想 定 しています ( 第 6 期 計 画 期 間 中 に サービスを 段 階 的 に 整 備 します ) 通 所 型 サービス 一 覧 ( 厚 生 労 働 省 ガイドラインから) 基 準 現 行 の 通 所 介 護 相 当 多 様 なサービス サービス 種 別 サービス 内 容 対 象 者 と サービス 提 供 の 考 え 方 1 通 所 介 護 通 所 介 護 と 同 様 のサービス 生 活 機 能 の 向 上 のための 機 能 訓 練 既 にサービスを 利 用 しており サービスの 利 用 の 継 続 が 必 要 なケース 多 様 なサービス の 利 用 が 難 しいケース 集 中 的 に 生 活 機 能 の 向 上 のトレーニングを 行 うことで 改 善 維 持 が 見 込 まれるケース 状 態 等 を 踏 まえながら 多 様 なサービスの 利 用 を 促 進 していくことが 重 要 2 通 所 型 サービス A 3 通 所 型 サービス B ( 緩 和 した 基 準 によるサービス) ( 住 民 主 体 による 支 援 ) ミニデイサービス 運 動 レクリエーション 等 状 態 等 を 踏 まえながら 住 民 主 体 による 支 援 等 多 様 なサービス の 利 用 を 促 進 4 通 所 型 サービス C ( 短 期 集 中 予 防 サービス) 生 活 機 能 を 改 善 するための 体 操 運 動 等 の 活 動 など 運 動 器 の 機 能 向 上 や 栄 養 改 自 主 的 な 通 いの 場 善 等 のプログラム ADL や IADL の 改 善 に 向 け た 支 援 が 必 要 なケース 等 3~6 ヶ 月 の 短 期 間 で 実 施 実 施 方 法 事 業 者 指 定 事 業 者 指 定 / 委 託 補 助 ( 助 成 ) 直 接 実 施 / 委 託 基 準 予 防 給 付 の 基 準 を 基 本 人 員 等 を 緩 和 した 基 準 サービス 提 供 者 ( 例 ) 通 所 介 護 事 業 者 の 従 事 者 主 に 雇 用 労 働 者 +ボランティア 個 人 情 報 の 保 護 等 の 最 低 限 の 基 準 ボランティア 主 体 内 容 に 応 じた 独 自 の 基 準 保 険 医 療 の 専 門 職 ( 市 町 村 ) かわさきいきいき 長 寿 プラン -56-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 高 齢 者 の 生 活 支 援 介 護 予 防 サービスの 体 制 整 備 のため 国 が 示 す 生 活 支 援 コーディネーター( 地 域 支 え 合 い 推 進 員 ) や 協 議 体 につい ても 第 6 期 計 画 期 間 中 に 検 討 します 7その 他 の 介 護 予 防 事 業 民 間 企 業 や NPO をはじめとする 様 々な 社 会 資 源 や 地 域 のニーズを 把 握 する 中 で 事 業 を 実 施 します ふれあいデイセントー 事 業 公 衆 浴 場 において 介 護 予 防 の 観 点 から 入 浴 を 含 めたデイサービス を 受 けられるよう 地 域 のボランティア 団 体 が 公 衆 浴 場 を 使 用 したミ ニデイサービスを 実 施 しようとする 際 に 活 動 の 場 として 公 衆 浴 場 を 提 供 し 外 出 機 会 の 確 保 地 域 等 の 交 流 を 図 ることを 目 的 に 事 業 を 実 施 します ふれあいデイセントー 事 業 ふれあいデイセントー 入 浴 サービス 健 康 チェック 食 事 サービス レクリエーション 手 芸 工 作 健 康 体 操 転 倒 予 防 デイセントー 運 営 委 員 会 事 務 局 : 浴 場 主 調 整 : 川 崎 市 社 会 福 祉 協 議 会 委 員 : 川 崎 市 看 護 協 会 各 ボランティア 団 体 ボランティア 団 体 ボランティア 団 体 ボランティア 団 体 地 域 包 括 ケアシステム 構 築 や 介 護 保 険 制 度 改 正 を 参 考 にし 見 直 しを 検 討 します 小 学 校 ふれあいデイサービス 事 業 学 校 施 設 を 改 修 したデイサービスセンターで 健 康 づくりや 子 どもた ちとの 交 流 を 図 ることで 介 護 予 防 の 推 進 に 努 めます また 介 護 予 防 いきいき 大 作 戦 で 作 成 した 介 護 予 防 かわさき 体 操 の 普 及 も 進 めます 実 績 計 画 平 成 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 実 施 5 施 設 5 施 設 施 設 数 事 業 継 続 延 利 用 23,684 人 24,000 人 者 数 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 は 見 込 みです -57- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 小 学 校 ふれあいデイサービス 事 業 小 学 校 ふれあいデイサービス 世 代 間 交 流 学 校 行 事 に 参 加 生 徒 と 一 緒 に 給 食 合 同 レクリエーション 健 康 づくり 健 康 体 操 送 迎 サービス 食 事 サービス 健 康 講 座 レクリエーション 地 域 包 括 ケアシステム 構 築 や 介 護 保 険 制 度 改 正 を 参 考 にし 見 直 しを 検 討 します 高 齢 者 音 楽 療 法 推 進 事 業 心 身 の 機 能 維 持 回 復 を 図 り 高 齢 者 が 健 康 で 活 動 的 な 生 活 を 送 れる よう 特 別 養 護 老 人 ホーム 等 の 入 所 者 や 通 所 利 用 者 に 対 して 定 期 的 に 楽 器 の 演 奏 などの 音 楽 療 法 を 実 施 します 実 績 計 画 平 成 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 実 施 20 20 事 業 継 続 施 設 数 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 は 見 込 みです 社 会 状 況 の 変 化 に 応 じた 見 直 しを 検 討 します わたしの 町 のすこやか 活 動 支 援 事 業 平 成 12 年 度 から 小 地 域 において 閉 じこもり 予 防 や 健 康 づくり 寝 たきり 認 知 症 予 防 の 活 動 を 推 進 するため 自 主 活 動 グループと 地 域 の 町 内 会 地 区 社 会 福 祉 協 議 会 民 生 委 員 児 童 委 員 協 議 会 老 人 クラブ 地 域 包 括 支 援 センター 等 が 連 携 した わたしの 町 のすこやか 活 動 地 域 推 進 委 員 会 に 対 し 普 及 啓 発 や 連 携 にかかる 活 動 費 の 一 部 を 補 助 し そ の 活 動 の 拡 充 を 支 援 することで 地 域 における 見 守 りネットワークの 推 進 を 図 ってきました 本 事 業 については 当 初 の 役 割 は 概 ね 達 成 したため 見 直 しを 行 い 平 成 28 年 度 からは 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 など 地 域 支 援 事 業 の 中 で 活 動 を 支 援 することとします 実 績 計 画 平 成 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 実 施 地 域 数 35 団 体 36 団 体 参 加 延 人 数 98,003 人 100,800 人 補 助 金 額 中 学 校 区 30 万 円 30 万 円 小 学 校 区 20 万 円 20 万 円 地 域 支 援 事 業 に 向 けた 取 組 地 域 支 援 事 業 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 は 見 込 みです かわさきいきいき 長 寿 プラン -58-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 介 護 予 防 の 普 及 啓 発 1 介 護 予 防 いきいき 大 作 戦 の 推 進 いきがい 健 康 づくりや 介 護 予 防 など 高 齢 者 が 地 域 でいつまでも 元 気 でいきいきと 暮 らせるための 取 組 を 介 護 予 防 いきいき 大 作 戦 と 位 置 付 けて 地 域 全 体 で 進 めます この 大 作 戦 を 推 進 していく いきいきリーダー の 養 成 講 座 を 開 催 する とともに いきいきリーダーは 介 護 予 防 いきいき 大 作 戦 を 地 域 で 広 めていくために ともに 活 動 しているグループメンバー 等 へ 介 護 予 防 の 重 要 性 などを 伝 えて リーダーとともに 大 作 戦 を 推 進 していく 仲 間 を 増 やします いきいきリーダー 養 成 講 座 には 健 康 づくり 介 護 予 防 を テーマとして 活 動 している 団 体 をはじめ 幅 広 く 参 加 を 促 します また 介 護 予 防 かわさき 体 操 の DVD CD の 配 付 啓 発 イベントの 実 施 に よる 広 報 などにより 介 護 予 防 の 重 要 性 について 広 く 周 知 を 図 ります この 大 作 戦 の 取 組 を 広 げていくことにより 地 域 における 見 守 り 支 え 合 い 助 け 合 いなどのコミュニティづくりをめざします 実 績 計 画 平 成 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 いきいきリーダー の 養 成 79 人 100 人 事 業 継 続 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 は 見 込 みです 介 護 予 防 いきいき 大 作 戦 の 概 要 市 民 意 識 の 醸 成 活 動 発 表 交 流 会 啓 発 イベント パンフレット チラ シの 配 布 協 力 団 体 によるス テッカー 表 示 FMかわさきによる 広 報 活 動 団 体 紹 介 誌 の 配 布 閉 じこもり 高 齢 者 健 康 づくり 食 生 活 推 進 員 運 動 普 及 推 進 員 要 支 援 要 介 護 高 齢 者 見 守 り 支 え 合 い 助 け 合 いのコミュニティの 形 成 大 作 戦 参 加 者 ひとり 暮 らし 高 齢 者 いきいき リーダー 認 知 症 高 齢 者 うつ 高 齢 者 介 護 予 防 公 園 体 操 ウォーキング ふれあい 活 動 活 動 用 グッズの 配 付 介 護 予 防 かわさき 体 操 DVD CDの 配 付 各 種 啓 発 グッズの 配 付 活 動 ハンドブックの 配 付 街 頭 キャンペーン 場 の 提 供 いこいの 家 の 夜 間 休 日 開 放 による 活 動 場 所 の 提 供 特 別 養 護 老 人 ホーム の 地 域 交 流 スペー スの 活 用 活 動 の 場 所 ガイド の 配 布 いきがいづくり 老 人 クラブ シルバー 人 材 センター 趣 味 サークル 地 域 組 織 との 連 携 町 内 会 自 治 会 との 連 携 民 生 委 員 児 童 委 員 と の 連 携 地 区 社 会 福 祉 協 議 会 との 連 携 協 力 団 体 との 連 携 表 彰 など -59- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 介 護 予 防 いきいき 大 作 戦 を 展 開 していく 上 で マスコット キャラクターの 長 寿 郎 を 活 用 し 普 及 啓 発 を 図 っていま す 頭 部 は 川 崎 で 発 見 された 梨 長 十 郎 をモチーフにしてい ます 長 十 郎 は 病 気 に 強 く 日 持 ちのする 品 種 といわれ ています 生 年 明 治 26 年 生 まれ 出 身 地 大 師 河 原 村 ( 現 在 の 川 崎 市 川 崎 区 ) 趣 味 カラオケ 好 きな 歌 上 を 向 いて 歩 こう 好 きですかわさき 愛 の 街 2すこやか 福 寿 手 帳 すこやか 福 寿 手 帳 は すこやか 手 帳 ( 介 護 予 防 手 帳 ) と 福 寿 手 帳 で 構 成 されており 65 歳 以 上 の 市 民 を 対 象 に 配 付 します すこやか 手 帳 ( 介 護 予 防 手 帳 ) の 部 分 では 介 護 予 防 に 関 する 様 々 な 情 報 を 提 供 し 介 護 予 防 の 重 要 性 を 周 知 するとともに 日 常 の 健 康 状 態 を 記 録 することで 日 ごろの 健 康 管 理 を 促 します 今 後 は セルフケア( 自 己 管 理 ) 意 識 の 醸 成 のため 効 果 的 な 活 用 方 法 を 検 討 します また 福 寿 手 帳 の 部 分 は 高 齢 者 のための 相 談 窓 口 や 施 設 及 び 優 待 施 設 などを 案 内 し 日 常 の 生 活 に 役 立 てるほか 救 急 隊 病 院 が 救 命 活 動 を 行 うために 必 要 な 情 報 を 記 入 することで 迅 速 かつ 適 切 な 処 置 に 役 立 て ます 3 健 康 づくり の 推 進 本 市 では 平 成 25 年 度 から 平 成 34 年 度 を 計 画 期 間 とする 川 崎 市 健 康 増 進 計 画 第 2 期 かわさき 健 康 づくり21 を 策 定 し 健 康 づくりを 推 進 しています 高 齢 になっても 元 気 にいきいきとした 暮 らしを 続 けるために は 若 い 世 代 からの 健 康 づくり 習 慣 が 重 要 です 市 民 一 人 ひとりが 主 体 的 に 健 康 づくりに 取 り 組 み いつまでも 自 分 らしく 暮 らすことができるよう 学 校 職 場 関 係 機 関 関 係 団 体 企 業 などと 連 携 を 進 め 地 域 での 健 康 づくりの 推 進 に 取 り 組 みます かわさきいきいき 長 寿 プラン -60-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 かわさき 健 康 づくり21 推 進 に 向 けたイメージ 図 健 康 都 市 かわさきの 実 現 個 人 の 取 組 主 体 的 参 加 健 康 づくりの 実 践 健 康 のレベルアップ 数 値 目 標 計 画 の 推 進 評 価 地 域 社 会 の 取 組 連 携 の 推 進 健 康 づくりの 環 境 整 備 企 業 医 療 関 係 市 民 ( 住 み 働 き 学 ぶ 人 ) 医 療 保 健 福 祉 関 係 機 関 / 団 体 学 校 川 崎 市 地 域 団 体 4セルフケア( 自 己 管 理 ) 意 識 の 醸 成 と 介 護 予 防 若 いときからの 健 康 づくりをはじめ 高 齢 になっても 自 らの 健 康 に 関 心 を 持 ち 健 康 寿 命 の 延 伸 のため 自 発 的 に 予 防 的 活 動 ができるように セ ルフケア 介 護 予 防 の 普 及 啓 発 を 行 います また 介 護 が 必 要 になっても 必 要 なサービスを 利 用 しながら 自 立 した 生 活 が 送 れるよう 様 々な 機 会 を 通 じて 意 識 の 醸 成 を 図 ります また 小 地 域 における 高 齢 者 の 居 場 所 づくりなどに 若 い 世 代 が 参 加 す ること 等 を 通 じて 健 康 づくり や 介 護 予 防 の 必 要 性 や 高 齢 者 へ の 理 解 を 深 め 住 民 自 らが 自 分 の 健 康 だけでなく 周 囲 の 人 の 健 康 予 防 への 関 心 および 意 識 を 高 めることで 地 域 で 支 えあうコミュニティの 形 成 を 推 進 します 介 護 予 防 の 周 知 度 ( 一 般 高 齢 者 ) ( 平 成 25 年 度 川 崎 市 高 齢 者 実 態 調 査 から) 問 : 介 護 予 防 とは 要 介 護 状 態 にならないようにするための 取 組 ですが 知 っていますか ( 単 数 回 答 ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 介 護 予 防 の 周 知 度 (n=2,522) 45.9% 44.3% 9.8% 知 っている 知 らない 無 回 答 -61- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 元 気 高 齢 者 のいきがいづくりへの 支 援 65 歳 以 上 の 高 齢 者 の 約 83%の 方 は 何 らかの 病 気 や 障 害 があっても 自 立 した 生 活 を 送 っています このような 高 齢 者 が それぞれの 能 力 や 経 験 を 活 かして 地 域 活 動 に 参 加 することにより 元 気 でいきいきと 暮 らせるよう いきがい 健 康 づくりなどに 繋 がる 取 組 を 推 進 します シニアパワーアップ 推 進 事 業 ア シニア 向 け 傾 聴 講 座 高 齢 者 のいきがいづくりと 社 会 参 加 を 地 域 で 支 援 する 人 材 の 養 成 を 目 的 として 高 齢 者 とのコミュニケーションの 手 法 の 一 つである 傾 聴 の 技 術 の 獲 得 を 目 的 としたシニア 向 け 傾 聴 講 座 を 開 催 します 実 績 計 画 平 成 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 講 座 数 1 講 座 1 講 座 受 講 者 数 24 人 23 人 事 業 推 進 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 は 見 込 みです イ 自 己 啓 発 講 演 会 地 域 社 会 において 自 身 のシニアライフの 過 ごし 方 などについて 考 え るきっかけとなるよう 自 己 啓 発 講 演 会 を 開 催 します また 実 際 の 地 域 活 動 に 関 する 情 報 提 供 を 行 い 地 域 活 動 への 参 加 を 支 援 します ウ シニア 向 けパソコン 講 座 1 身 近 な 場 所 で 2ゆっくりとしたペースで 3 反 復 的 に を 基 本 方 針 とするシニア 向 けのプログラムに 基 づき パソコン 講 座 を 開 催 します 実 績 計 画 平 成 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 講 座 数 3 講 座 3 講 座 受 講 者 数 58 人 61 人 事 業 推 進 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 は 見 込 みです 老 人 クラブ 育 成 事 業 地 域 の 活 動 として 高 齢 者 が 主 体 的 に 集 まる 仲 間 づくりの 場 として 1 教 養 の 向 上 2 健 康 の 増 進 3レクリエーション 4 社 会 活 動 などの 老 人 クラブ 活 動 を 支 援 します 持 続 可 能 な 高 齢 者 施 策 の 基 本 は 地 域 住 民 の 支 え 合 いであり 老 人 ク ラブの 活 動 強 化 は 主 要 なテーマのひとつとなっています 元 気 な 高 齢 者 の 知 識 と 経 験 を 活 かしながら 地 域 の 活 性 化 を 図 り 健 全 な 老 人 クラブの 発 展 をめざします 実 績 計 画 平 成 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 老 人 クラブ 数 475 467 友 愛 チーム 数 410 401 各 年 度 4 月 1 日 時 点 です 事 業 推 進 かわさきいきいき 長 寿 プラン -62-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 ア 老 人 クラブ 連 合 会 地 域 社 会 における 市 内 外 相 互 の 情 報 交 換 や 交 流 を 背 景 にした 老 人 ク ラブ 活 動 の 健 全 な 発 展 を 目 的 として 市 区 老 人 クラブ 連 合 会 への 助 成 を 行 っています 市 区 老 人 クラブ 連 合 会 では 事 業 の 企 画 立 案 研 修 会 の 実 施 など 各 老 人 クラブ 活 動 の 強 化 を 図 ります イ 老 人 クラブ 友 愛 訪 問 活 動 病 弱 やねたきり ひとり 暮 らし 等 の 高 齢 者 を 定 期 的 に 訪 問 して 生 活 援 助 や 外 出 援 助 といった 日 常 生 活 における 介 護 活 動 を 支 援 します ウ 健 康 づくり 介 護 予 防 活 動 老 人 クラブを 中 心 とした 高 齢 者 の 健 康 づくり 運 動 を 進 めるため ス ポーツ 大 会 体 操 教 室 体 力 測 定 などを 実 施 するとともに 介 護 予 防 いきいき 大 作 戦 で 実 施 する いきいきリーダー 養 成 講 座 への 会 員 の 参 加 も 促 します 全 国 健 康 福 祉 祭 ( 愛 称 ねんりんピック ) スポーツや 趣 味 を 通 じて 健 康 づくりに 取 り 組 んでいる 高 齢 者 が 増 え ており 地 域 の 様 々な 団 体 がシニアスポーツに 力 を 入 れています スポーツを 通 したいきがい 健 康 づくり また 社 会 参 加 を 促 進 するた めに シニアスポーツの 展 開 を 図 るとともに 市 内 で 行 われる 高 齢 者 の スポーツ 大 会 等 のほか スポーツや 文 化 活 動 を 通 じた 全 国 的 な 高 齢 者 の 交 流 の 場 である 全 国 健 康 福 祉 祭 等 への 参 加 を 支 援 します < 全 国 健 康 福 祉 祭 > 2014 年 / 第 27 回 栃 木 県 2015 年 / 第 28 回 山 口 県 2016 年 / 第 29 回 長 崎 県 2017 年 / 第 30 回 秋 田 県 敬 老 祝 事 業 長 い 間 社 会 の 発 展 に 貢 献 された 高 齢 者 に 対 して 感 謝 の 意 を 表 し そ の 長 寿 をお 祝 いすることを 目 的 として 毎 年 9 月 15 日 ( 老 人 の 日 )を 基 準 日 として 88 歳 ( 米 寿 ) 99 歳 ( 白 寿 ) 以 上 の 方 々に 川 崎 にゆ かりのある 品 々を 贈 呈 します また 平 均 寿 命 の 延 び 等 による 急 激 な 高 齢 者 人 口 の 増 加 により 社 会 状 況 が 変 化 していることを 踏 まえて 第 6 期 計 画 期 間 中 に 制 度 の 見 直 し について 検 討 を 行 います 敬 老 入 浴 事 業 高 齢 者 に 公 衆 浴 場 を 入 浴 と 集 いの 場 として 開 放 することで 心 身 の 健 康 増 進 社 会 活 動 の 促 進 を 図 ります より 多 くの 高 齢 者 にご 利 用 いただ けるよう 事 業 を 進 めます 敬 老 入 浴 敬 老 入 浴 デー; 毎 週 土 曜 日 を 半 額 で 開 放 敬 老 の 日 入 浴 デー; 老 人 週 間 のうち 3 日 間 を 無 料 開 放 -63- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 高 齢 者 外 出 支 援 乗 車 事 業 70 歳 以 上 の 方 に 社 会 活 動 への 参 加 促 進 を 目 的 として 路 線 バスを 利 用 した 外 出 を 支 援 します 当 事 業 の 通 用 区 間 は 川 崎 市 バスの 運 行 系 統 と 民 営 バス( 小 田 急 バス 神 奈 川 中 央 交 通 バス 川 崎 鶴 見 臨 港 バス 羽 田 京 急 バス 東 急 バス)の 川 崎 市 内 及 び 川 崎 市 内 に 乗 り 入 れている 運 行 系 統 ( 乗 降 のどちらかが 川 崎 市 内 に 限 る)となります 利 用 方 法 は 次 の2 通 りです (1)バスに 乗 車 する 際 に 提 示 すると 半 額 乗 車 できる 高 齢 者 特 別 乗 車 証 明 書 を 交 付 します (2) 高 齢 者 特 別 乗 車 証 明 書 をバス 営 業 所 等 で 提 示 して 1か 月 あた り 千 円 で 高 齢 者 フリーパス を 購 入 すると その 期 間 中 は 何 回 で も 乗 車 が 可 能 です 高 齢 者 フリーパスの 負 担 額 1か 月 フリーパス 3か 月 フリーパス 6か 月 フリーパス 12 か 月 フリーパス 1,000 円 3,000 円 6,000 円 12,000 円 70 歳 以 上 の 方 のうち 障 害 者 手 帳 をお 持 ちの 方 などは 申 請 時 に 高 齢 者 特 別 乗 車 証 明 書 と 必 要 書 類 を 提 示 することにより 12 か 月 有 効 の 高 齢 者 フリーパス( 福 祉 パス)の 無 料 交 付 を 受 ける ことができます 社 会 状 況 の 変 化 に 応 じた 見 直 しを 検 討 します 外 国 人 高 齢 者 支 援 事 業 ア ふれあい 館 高 齢 者 生 活 相 談 事 業 公 的 サービスを 利 用 することに 不 慣 れな 在 日 外 国 人 に 対 して 介 護 保 険 関 連 相 談 ひとり 暮 らし 外 国 人 高 齢 者 の 相 談 行 政 手 続 援 助 など 住 み 慣 れた 地 域 で 生 活 していくための 様 々な 相 談 活 動 を 実 施 します イ ふれあい 館 高 齢 者 交 流 事 業 在 日 外 国 人 高 齢 者 に 対 して ボランティア 等 の 協 力 を 得 ながら 交 流 活 動 レクリエーション 会 食 等 ミニデイサービスの 実 施 などを 支 援 し ます ウ 外 国 人 高 齢 者 福 祉 手 当 本 市 に 住 民 登 録 を1 年 以 上 しており 誕 生 日 が 昭 和 4(1929) 年 8 月 15 日 以 前 の 方 に 対 して 外 国 人 高 齢 者 福 祉 の 向 上 を 図 るため 福 祉 手 当 を 支 給 します かわさきいきいき 長 寿 プラン -64-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 高 齢 者 就 労 支 援 事 業 定 年 後 においても 元 気 に 健 康 で 自 立 した 生 活 を 送 られている 60 歳 以 上 の 方 が いきがいを 高 めることなどを 目 的 として シルバー 人 材 センター では 発 注 者 からの 求 めに 応 じて 臨 時 的 短 期 的 又 は 軽 易 な 業 務 の 就 業 機 会 を 提 供 しています 今 後 福 祉 サービスや 生 活 サポート 事 業 などの 多 様 な 就 労 支 援 への 更 なる 充 実 を 図 っていきます また シルバー 人 材 センター については 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 における 新 たなサービスの 担 い 手 としての 可 能 性 を 検 証 して います シルバー 人 材 センター 実 績 計 画 平 成 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 会 員 数 6,165 人 7,500 人 受 注 件 数 8,412 件 8,900 件 事 業 推 進 一 人 月 平 均 10.5 日 10.0 日 就 業 日 数 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 は 計 画 値 です 今 後 の 就 労 意 欲 ( 一 般 高 齢 者 ) ( 川 崎 市 高 齢 者 実 態 調 査 から( 再 掲 )) 問 :あなたは 今 後 収 入 が 伴 う 仕 事 をしたい( 続 けたい)と 思 いますか ( 単 数 回 答 ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 平 成 22 年 度 調 査 ( 回 答 者 =2,835 人 ) 25.5% 21.2% 45.1% 8.3% 平 成 25 年 度 調 査 ( 回 答 者 =2,522 人 ) 23.9% 22.8% 44.3% 9.0% 仕 事 をしたい( 続 けたい) 都 合 のつく 時 のみ 仕 事 をしたい( 続 けたい) 仕 事 をしたくない 無 回 答 -65- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 地 域 活 動 団 体 への 支 援 平 成 25 年 度 川 崎 市 高 齢 者 実 態 調 査 において 地 域 活 動 をする 際 に 市 に 対 して 望 まれる 援 助 策 の 質 問 に 対 し 情 報 場 資 金 に 関 す る 援 助 の 回 答 が 多 くありました このような 中 活 動 団 体 に 関 する 実 態 把 握 や 活 動 する 際 に 利 用 できる 場 所 の 調 査 を 実 施 するとともに 情 報 提 供 場 の 確 保 資 金 援 助 などにより 地 域 活 動 がより 活 発 に 行 われるよう 活 動 支 援 を 実 施 します なお 高 齢 者 へのボランティア 活 動 に 対 する 支 援 については 今 後 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 等 で 取 り 組 みます 1 活 動 団 体 場 所 の 実 態 把 握 活 動 団 体 場 所 実 態 把 握 調 査 事 業 市 内 において いきがい 健 康 づくり 介 護 予 防 などの 活 動 を 行 って いる 団 体 を 把 握 するための 調 査 を 実 施 します また 市 民 活 動 団 体 が 介 護 予 防 等 の 取 組 を 行 う 際 に 活 動 場 所 として 利 用 できる 市 内 の 施 設 を 調 査 します これらの 調 査 結 果 を 市 民 活 動 団 体 に 情 報 提 供 することにより 活 動 の 活 性 化 が 図 れるよう 支 援 します 2 情 報 場 資 金 による 活 動 支 援 情 報 による 活 動 支 援 地 域 で 活 動 しているシニアの 情 報 等 を 掲 載 した 楽 笑 を 発 行 します また シニアの 方 が 地 域 で 活 動 したいと 思 ったときの 手 引 書 となるよう な 小 冊 子 を 発 行 します 場 による 活 動 支 援 高 齢 者 が 教 養 レクリエーションの 向 上 健 康 の 増 進 などのために 活 用 する 公 の 施 設 として いきいきセンター( 老 人 福 祉 センター) い こいの 家 ( 老 人 いこいの 家 )を 設 置 しています いきいきセンターにつ いては 各 区 に いこいの 家 については 原 則 として 中 学 校 区 に1か 所 を 基 本 として 整 備 しています これらの 施 設 の 管 理 運 営 については 平 成 18 年 度 から 指 定 管 理 者 制 度 により 民 間 団 体 等 の 有 するノウハウを 活 用 して 効 果 的 効 率 的 な 管 理 運 営 によるサービス 向 上 を 図 ってきましたが 地 域 包 括 ケアシ ステムの 構 築 に 向 けて 生 活 支 援 介 護 予 防 の 地 域 拠 点 として 更 なる 機 能 強 化 をめざします また これらの 施 設 以 外 にも 特 別 養 護 老 人 ホームの 地 域 交 流 スペー ス 等 の 活 用 方 法 を 検 討 します かわさきいきいき 長 寿 プラン -66-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 ア いきいきセンターの 運 営 ( 市 内 7か 所 ) 高 齢 者 の 健 康 や 生 活 など 各 種 の 相 談 に 応 じるとともに 教 養 の 向 上 や レクリエーション 活 動 を 行 う 場 として 運 営 します また 各 施 設 にイン ターネットが 利 用 できる 環 境 を 整 備 しています 川 崎 区 と 高 津 区 については 老 人 福 祉 地 域 交 流 センター として 老 人 福 祉 センター 事 業 を 実 施 するとともに 老 人 福 祉 センター 事 業 を 実 施 していない 時 間 帯 を 活 用 し 市 民 相 互 の 交 流 の 場 を 提 供 する 地 域 交 流 センター 事 業 を 併 せて 実 施 します イ いこいの 家 の 運 営 ( 市 内 48 か 所 ) 地 域 の 健 康 な 高 齢 者 のふれあいや いきがいの 場 としての 機 能 に 加 え 虚 弱 な 高 齢 者 を 地 域 で 支 え 合 い 助 け 合 っていくための 福 祉 活 動 や 介 護 予 防 の 拠 点 機 能 を 併 せ 持 つ 施 設 として 運 営 しています また いこいの 家 では 通 常 の 開 館 時 間 以 外 の 夜 間 休 日 においても 市 民 活 動 に 対 して 施 設 を 開 放 することにより 地 域 活 動 の 場 の 提 供 を 図 ります いこいの 家 いきいきセンターの 利 用 意 向 ( 一 般 高 齢 者 ) ( 川 崎 市 高 齢 者 実 態 調 査 から) 問 :あなたは いこいの 家 ( 老 人 いこいの 家 )やいきいきセンター( 老 人 福 祉 センター) をどのようなことで 利 用 したいと 思 いますか ( 複 数 回 答 ) 0% 20% 40% 60% 80% 趣 味 等 の 講 座 の 受 講 趣 味 や 娯 楽 等 のグループでの 活 動 の 場 地 域 交 流 の 場 介 護 予 防 の 場 (ミニデイサービスなどの 福 祉 の 拠 点 ) 福 祉 団 体 の 活 動 の 場 その 他 特 に 利 用 したいとは 思 わない 無 回 答 28.0% 25.4% 24.0% 21.6% 18.3% 16.3% 12.2% 9.6% 5.8% 5.2% 2.5% 1.9% 9.9% 13.2% 40.2% 41.5% 平 成 22 年 度 調 査 ( 回 答 者 =2,835 人 ) 平 成 25 年 度 調 査 ( 回 答 者 =2,522 人 ) -67- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 資 金 による 活 動 支 援 ふれあい 活 動 支 援 事 業 地 域 の 町 内 会 館 やいこいの 家 等 で 高 齢 者 向 けに 会 食 や 配 食 ミニデ イサービスを 行 っている 地 域 のボランティア 団 体 等 に 対 して 川 崎 市 社 会 福 祉 協 議 会 を 通 じて 活 動 費 の 一 部 を 助 成 します 実 績 計 画 平 成 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 実 施 団 体 数 136 団 体 132 団 体 事 業 推 進 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 は 見 込 みです かわさきいきいき 長 寿 プラン -68-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 2 地 域 のネットワークづくりの 強 化 これまでの 取 組 地 域 の 中 で 高 齢 者 が 安 心 して 日 常 生 活 を 過 ごせるよう 区 役 所 や 地 域 包 括 支 援 センターが 核 となり 市 民 や 様 々な 地 域 資 源 と 連 携 しながら 地 域 のネットワークづくりを 次 のとおり 推 進 しました ひとり 暮 らし 等 高 齢 者 の 見 守 りについては 区 役 所 や 地 域 包 括 支 援 セン ターを 中 心 に 地 域 の 実 情 に 精 通 する 民 間 事 業 者 や 地 域 住 民 などと 連 携 し 地 域 全 体 で 高 齢 者 を 相 互 に 支 援 していく 見 守 りネットワーク の 構 築 を 推 進 しました 地 域 包 括 支 援 センターについては 高 齢 者 人 口 の 増 加 に 対 応 するため 機 能 を 強 化 し 着 実 に 運 営 しました また 区 役 所 においては 専 門 職 の 配 置 を 通 じ 支 援 体 制 の 充 実 強 化 を 図 りました 地 域 ケア 連 絡 会 議 や 地 域 包 括 ケア 連 絡 会 議 については 検 討 す る 内 容 や 構 成 員 の 拡 充 を 図 るなど 機 能 強 化 を 図 りました 災 害 時 における 要 援 護 者 等 の 安 否 確 認 体 制 や 特 別 養 護 老 人 ホーム 等 に 無 線 機 を 設 置 するなど 避 難 支 援 のための 防 災 体 制 を 推 進 強 化 しました 今 後 の 課 題 地 域 住 民 の 孤 立 防 止 や 異 変 の 早 期 発 見 に 向 けて 発 見 の 目 が 増 えるよう に 市 民 主 体 の 見 守 り 体 制 の 構 築 や 地 域 に 密 着 した 民 間 事 業 者 の 協 力 を 通 じた 見 守 りネットワーク の 充 実 が 必 要 です これまでも 区 役 所 や 地 域 包 括 支 援 センターが 核 となり 地 域 資 源 と 連 携 して 地 域 のネットワークづくりを 推 進 していますが 区 役 所 と 地 域 包 括 支 援 セン ターがそれぞれの 役 割 に 基 づき 今 後 もより 一 層 の 連 携 が 必 要 です 地 域 ケア 連 絡 会 議 や 地 域 包 括 ケア 連 絡 会 議 において 地 域 課 題 を 抽 出 し 地 域 づくりや 資 源 開 発 等 につなげるなど 課 題 を 解 決 する 手 法 の 検 討 体 制 を 充 実 強 化 し 単 身 高 齢 者 や 老 老 介 護 世 帯 など 支 援 を 必 要 とする 高 齢 者 と 地 域 資 源 を 結 びつけるための 地 域 のネットワーク 化 を 推 進 することが 必 要 です また 地 域 ケア 連 絡 会 議 や 地 域 包 括 ケア 連 絡 会 議 の 機 能 や 名 称 が 分 かりづらいとの 課 題 もあります 平 成 25 年 度 の 地 域 ケア 連 絡 会 議 等 の 実 施 状 況 ( 単 位 : 回 ) 区 川 崎 幸 中 原 高 津 宮 前 多 摩 麻 生 合 計 地 域 ケア 連 絡 会 議 4 3 8 6 3 4 6 34 地 域 包 括 ケア 連 絡 会 議 37 36 38 26 40 32 44 253-69- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 第 6 期 計 画 での 取 組 住 民 同 士 が 互 いを 気 にかけ 様 々な 生 活 上 の 課 題 に 対 して 発 見 の 目 となる 支 え 合 いの 仕 組 みづくりに 向 けて 市 民 をはじめ 民 間 事 業 者 や 多 様 な 主 体 が 顔 の 見 える 関 係 を 築 き 区 役 所 や 地 域 包 括 支 援 センターと 連 携 しながら 地 域 特 性 に 応 じたネットワークづくりを 推 進 します 区 役 所 と 地 域 包 括 支 援 センターが 担 うべき 役 割 を 認 識 し 引 き 続 き 区 役 所 と 地 域 包 括 支 援 センターを 核 とした 地 域 のネットワークづくりを 推 進 します 地 域 ケア 連 絡 会 議 や 地 域 包 括 ケア 連 絡 会 議 における 個 別 ケース の 支 援 内 容 の 検 討 等 から 地 域 課 題 の 抽 出 や 地 域 づくり 資 源 開 発 等 に つなげ 支 援 を 必 要 とする 方 と 地 域 資 源 を 結 びつけるための 地 域 のネッ トワーク 化 を 推 進 します 災 害 時 における 要 援 護 者 等 の 安 否 確 認 や 避 難 支 援 のための 防 災 体 制 を 引 き 続 き 推 進 強 化 します 2025 年 を 見 据 えた 施 策 の 方 向 性 市 民 をはじめ 民 間 事 業 者 や 多 様 な 主 体 が 顔 の 見 える 関 係 を 構 築 し 区 役 所 や 地 域 包 括 支 援 センターと 連 携 しながら 多 様 な 主 体 間 の 適 切 な 役 割 分 担 と 地 域 特 性 に 応 じたネットワークに 基 づき 住 民 同 士 が 互 いを 気 にかけ 様 々な 生 活 上 の 課 題 に 対 して 発 見 の 目 となるような 支 え 合 いの 仕 組 み を 構 築 します 地 域 包 括 支 援 センターについては 地 域 ケア 圏 域 における 多 様 な 主 体 による 顔 の 見 える 関 係 を 通 じて 地 域 包 括 支 援 ネットワークを 構 築 す るとともに そのようなネットワークから 多 職 種 が 連 携 し 切 れ 目 のない 継 続 した 一 体 的 な 支 援 を 提 供 します また 今 後 の 認 知 症 施 策 や 生 活 支 援 等 の 推 進 についても 地 域 包 括 支 援 センターの 役 割 分 担 や 連 携 を 強 化 し 効 率 的 かつ 効 果 的 な 運 営 を 図 る 中 で 検 討 します 区 役 所 においては 地 域 包 括 ケア 連 絡 会 議 における 個 別 ケースの 支 援 内 容 の 検 討 等 を 通 じて 抽 出 検 討 された 地 域 課 題 を 地 域 ケア 連 絡 会 議 で 検 討 し 地 域 づくり 資 源 開 発 政 策 形 成 につなげるなど 地 域 課 題 と 施 策 が 連 携 連 動 するような 仕 組 みを 構 築 し 地 域 マネジメント の 実 施 主 体 としての 取 組 を 推 進 します かわさきいきいき 長 寿 プラン -70-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 地 域 のネットワークづくりの 強 化 の 取 組 (1) 地 域 における 見 守 りネットワークの 充 実 (P72) 1 市 民 主 体 の 見 守 りネットワーク づくりの 推 進 2ひとり 暮 らし 等 高 齢 者 の 見 守 りの 充 実 3 地 域 見 守 りネットワーク 事 業 の 推 進 (3) 支 援 を 必 要 とする 方 と 地 域 資 源 を 結 び つけるための 地 域 のネットワーク 化 (P78) 1 地 域 包 括 ケア 連 絡 会 議 の 充 実 強 化 ( 地 域 包 括 支 援 センターを 中 心 とした 取 組 ) 2 地 域 ケア 連 絡 会 議 の 充 実 強 化 ( 区 役 所 を 中 心 とした 取 組 ) (2) 区 役 所 や 地 域 包 括 支 援 センターを 核 と した 機 能 強 化 (P77) 1 地 域 包 括 支 援 センターの 機 能 強 化 2 地 域 包 括 支 援 センターの 適 正 かつ 効 率 的 な 運 営 3 市 地 域 包 括 支 援 センター 運 営 協 議 会 の 充 実 強 化 ( 市 を 中 心 とした 取 組 ) (4) 災 害 時 における 避 難 支 援 等 防 災 体 制 の 推 進 強 化 (P80) 3 区 役 所 と 地 域 包 括 支 援 センターの 役 割 に 基 づく 支 援 -71- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 地 域 における 見 守 りネットワークの 充 実 高 齢 化 や 核 家 族 化 の 進 展 に 対 応 するため 大 幅 に 増 え 続 けている 単 身 高 齢 者 をはじめとする 高 齢 者 の 地 域 における 見 守 りの 充 実 が 大 きな 課 題 となっ ています また 制 度 の 対 象 とならない 状 態 の 人 であっても 地 域 で 安 心 して 暮 らせ るよう 地 域 との 関 係 性 を 築 くなどの 支 援 が 必 要 となっています こうしたことから 地 域 における 見 守 りネットワーク の 基 本 となる 活 動 として 小 地 域 のネットワークの 中 で 高 齢 者 が 高 齢 者 を 介 護 する 老 老 介 護 認 知 症 高 齢 者 が 認 知 症 高 齢 者 を 介 護 する 認 認 介 護 など 見 守 り が 必 要 となる 高 齢 者 を 住 民 同 士 が 互 いに 気 にかけるような 支 え 合 いの 仕 組 みづくりが 求 められています 1 市 民 主 体 の 見 守 りネットワーク づくりの 推 進 支 援 を 必 要 とする 住 民 が 必 要 な 情 報 を 把 握 したり 支 援 につながるよう な 住 民 同 士 の 互 助 の 仕 組 みや 関 係 機 関 との 連 携 体 制 の 強 化 に 向 けて 区 役 所 や 地 域 包 括 支 援 センターが 核 となり 様 々な 地 域 資 源 と 連 携 して 健 康 づくり 介 護 予 防 などの 地 域 活 動 の 活 用 や 第 5 期 計 画 期 間 中 にモデル 実 施 した 安 心 生 活 創 造 事 業 の 手 法 を 参 考 としながら 地 域 特 性 に 応 じ た 市 民 主 体 の 見 守 りネットワーク づくりを 推 進 します 2ひとり 暮 らし 等 高 齢 者 の 見 守 りの 充 実 地 域 の 実 情 に 通 じている 民 生 委 員 児 童 委 員 の 協 力 のもと 担 当 地 区 のひ とり 暮 らし 高 齢 者 世 帯 及 び 高 齢 者 のみ 世 帯 の 世 帯 状 況 や 生 活 状 況 の 実 態 を 把 握 し 地 域 において ひとり 暮 らし 高 齢 者 等 の 話 し 合 いの 機 会 を 増 や すなど 安 否 確 認 に 役 立 て 安 心 して 生 活 が 営 めるよう 見 守 りネットワー ク づくりに 活 用 していきます 一 般 的 には その 地 域 に 存 在 する 特 徴 的 なものを 活 用 可 能 な 資 源 として 捉 え 人 的 な 資 源 等 を 含 む 広 義 の 総 称 として 用 いられます 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 に 関 しては 居 宅 介 護 支 援 事 業 所 や 診 療 所 等 の 介 護 医 療 等 の 拠 点 のほか 住 民 同 士 の 互 助 的 な 活 動 やボランティア 活 動 NPO 活 動 などのインフォーマルな 人 材 や 団 体 などの 存 在 も 有 用 な 地 域 資 源 として 考 えられます かわさきいきいき 長 寿 プラン -72-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 3 地 域 見 守 りネットワーク 事 業 の 推 進 様 々な 生 活 上 の 課 題 に 対 して 発 見 の 目 となる 支 え 合 いの 仕 組 みづく りとして コンビニエンスストアや 新 聞 配 達 店 等 地 域 の 民 間 事 業 者 の 協 力 により 異 変 に 気 付 いた 場 合 に 区 役 所 に 連 絡 し 区 役 所 や 地 域 包 括 支 援 センターの 支 援 につなげる 地 域 見 守 りネットワーク 事 業 を 第 5 期 計 画 期 間 中 に 開 始 しました( 平 成 26 年 10 月 現 在 30 以 上 の 民 間 事 業 者 約 1,700 か 所 の 事 業 所 や 店 舗 等 と 協 力 体 制 を 構 築 ) 事 例 報 告 や 支 援 に 向 けた 情 報 交 換 を 目 的 とした あんしん 見 守 りネット ワーク 会 議 の 開 催 などを 通 じて 連 携 体 制 を 推 進 強 化 するとともに 協 力 事 業 者 を 拡 充 し 引 き 続 き 地 域 見 守 りネットワーク 事 業 を 推 進 しま す 地 域 における 見 守 りネットワーク 商 業 施 設 ライフライン 商 店 コンビニ スーパー 郵 便 局 金 融 機 関 新 聞 配 達 店 電 気 ガス 水 道 検 針 員 等 地 域 組 織 団 体 等 民 生 委 員 児 童 委 員 町 内 会 自 治 会 地 区 社 協 老 人 クラブ ボランティア 団 体 いきいきリーダー 等 集 いの 場 自 助 互 助 いこいの 家 地 域 カフェ 認 知 症 カフェ サロン 等 地 域 住 民 地 域 包 括 支 援 センター 調 整 支 援 共 助 公 助 見 守 る 見 守 られる 介 護 サービス 居 宅 介 護 支 援 事 業 所 訪 問 介 護 事 業 所 通 所 介 護 事 業 所 高 齢 者 施 設 等 医 療 機 関 公 共 機 関 病 院 診 療 所 薬 局 訪 問 看 護 ステーション 等 あんしんセンター 警 察 消 防 署 等 各 機 関 は 状 況 に 応 じて 課 題 を 発 見 したり 課 題 を 解 決 したりする 区 役 所 ( 高 齢 障 害 課 地 域 保 健 福 祉 課 保 護 課 等 ) [ 第 6 期 計 画 ] 区 役 所 及 び 地 域 包 括 支 援 センターを 中 心 とした 見 守 りネットワークの 構 築 を 推 進 -73- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 高 齢 者 を 中 心 にした 見 守 り 支 援 の 取 組 ひとり 暮 らし 世 帯 高 齢 者 世 帯 等 への 見 守 り 1 行 政 等 2 関 係 機 関 団 体 3 民 間 事 業 者 1 区 保 健 福 祉 センターによる 生 活 健 康 支 援 2 市 単 独 サービスによる 高 齢 者 見 守 り 事 業 緊 急 通 報 システム 福 祉 電 話 生 活 支 援 型 食 事 サービス 3 徘 徊 高 齢 者 等 SOS ネット ワーク 事 業 4ふれあい 収 集 5 住 宅 供 給 公 社 の 団 地 巡 回 1 民 生 委 員 児 童 委 員 活 動 2 老 人 クラブ 友 愛 訪 問 活 動 3 地 区 社 会 福 祉 協 議 会 活 動 4ひとり 暮 らし 等 高 齢 者 見 守 り 事 業 5 災 害 時 要 援 護 者 避 難 支 援 制 度 6いきいきリーダーによる 介 護 予 防 いきいき 大 作 戦 の 推 進 7 地 域 包 括 支 援 センターの 活 動 8 障 害 者 相 談 支 援 センターの 活 動 9 介 護 支 援 専 門 員 介 護 事 業 者 の 訪 問 等 事 業 10ボランティアによるサロン 活 動 等 1 川 崎 市 地 域 見 守 りネット ワーク 事 業 2 区 高 齢 者 見 守 りネット ワーク 事 業 ( 高 津 区 麻 生 区 ) 3ライフライン 事 業 者 によ る 供 給 停 止 時 の 保 健 福 祉 センターへの 相 談 勧 奨 6 川 崎 市 孤 立 死 対 策 連 絡 会 議 かわさきいきいき 長 寿 プラン -74-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 第 6 期 計 画 における 本 市 の 地 域 ネットワークづくりの 体 制 地 域 ケア 圏 域 49か 所 ( 各 地 域 包 括 支 援 センター) 地 域 包 括 ケア 連 絡 会 議 個 別 ケースの 支 援 内 容 の 検 討 等 を 通 じて 地 域 包 括 支 援 ネットワークの 構 築 地 域 課 題 の 把 握 その 他 地 域 包 括 支 援 センター 保 健 師 社 会 福 祉 士 主 任 介 護 支 援 専 門 員 地 域 組 織 団 体 等 民 生 委 員 児 童 委 員 町 内 会 自 治 会 地 区 社 協 老 人 クラブ ボランティア 団 体 いきいきリーダー 健 康 づくり 介 護 予 防 グループ 等 地 域 包 括 支 援 ネットワーク 多 職 種 多 機 関 連 携 による < 見 守 り>< 発 見 >< 支 援 > 本 人 家 族 介 護 サービス 居 宅 介 護 支 援 事 業 所 訪 問 介 護 事 業 所 通 所 介 護 事 業 所 高 齢 者 施 設 等 公 共 機 関 あんしんセンター 警 察 署 消 防 署 等 商 業 施 設 ライフライン 商 店 コンビニ スーパー 郵 便 局 金 融 機 関 新 聞 配 達 店 電 気 ガス 水 道 検 針 員 等 医 療 機 関 病 院 診 療 所 薬 局 訪 問 看 護 ステーション 等 区 役 所 支 所 高 齢 障 害 課 地 域 保 健 福 祉 課 保 護 課 その 他 関 係 部 署 いこいの 家 地 域 カフェ 認 知 症 カフェ サロン 等 地 域 ケア 連 絡 会 議 日 常 生 活 圏 域 7か 所 ( 各 区 ) バックアップ 個 別 ケースの 支 援 内 容 や 地 域 包 括 ケア 連 絡 会 議 での 課 題 の 検 討 等 を 通 じて 地 域 包 括 支 援 ネットワークの 構 築 地 域 課 題 の 把 握 支 援 困 難 ケース 等 支 援 方 法 の 検 討 その 他 川 崎 市 健 康 福 祉 局 高 齢 者 事 業 推 進 課 高 齢 者 在 宅 サービス 課 介 護 保 険 課 地 域 包 括 ケア 推 進 室 市 地 域 包 括 支 援 センター 運 営 協 議 会 バックアップ 地 域 包 括 支 援 センターの 運 営 状 況 の 確 認 管 理 地 域 包 括 支 援 センターの 運 営 支 援 全 市 課 題 の 抽 出 検 討 見 守 り 体 制 の 構 築 情 報 交 換 -75- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 本 市 における 地 域 ネットワークづくり 推 進 の 組 織 連 携 指 導 監 督 情 報 提 供 等 地 域 の 高 齢 者 支 援 地 域 包 括 支 援 センター 保 健 師 地 域 包 括 ケア 連 絡 会 議 町 内 会 自 治 会 民 生 委 員 児 童 委 員 健 康 福 祉 局 地 域 包 括 ケア 推 進 室 チームワーク 地 区 社 会 福 祉 協 議 会 区 高 齢 障 害 課 地 域 保 健 福 祉 課 ボランティア 団 体 その 他 市 地 域 包 括 支 援 センター 運 営 協 議 会 業 務 検 討 委 員 会 地 域 包 括 支 援 センター 連 絡 会 議 担 当 課 長 主 任 介 護 支 援 専 門 員 社 会 福 祉 士 総 合 相 談 支 援 事 業 包 括 的 継 続 的 ケアマネジメント 支 援 事 業 権 利 擁 護 事 業 介 護 予 防 ケアマネジメント 事 業 個 別 ケースの 支 援 内 容 の 検 討 等 を 通 じて 地 域 包 括 支 援 ネットワークの 構 築 地 域 課 題 の 把 握 その 他 事 務 局 地 域 包 括 支 援 センター 連 携 ケアシステム 地 域 包 括 支 援 担 当 地 域 ケア 連 絡 会 議 区 役 所 構 成 員 事 務 局 : 区 役 所 高 齢 障 害 課 地 域 保 健 福 祉 課 1 地 域 包 括 支 援 センター 2 町 内 会 自 治 会 3 区 民 生 委 員 児 童 委 員 協 議 会 4 区 社 会 福 祉 協 議 会 5 介 護 支 援 専 門 員 連 絡 会 6 医 療 関 係 機 関 7ボランティア 団 体 8その 他 開 催 検 討 事 項 個 別 ケースの 支 援 内 容 の 検 討 や 地 域 包 括 ケア 連 絡 会 議 での 課 題 の 検 討 等 を 通 じて 地 域 包 括 支 援 ネットワークの 構 築 地 域 課 題 の 把 握 支 援 困 難 ケース 等 支 援 方 法 の 検 討 その 他 地 域 ケア 担 当 者 会 議 高 齢 障 害 課 1 地 域 包 括 ケアの 推 進 地 域 包 括 支 援 センターへの 支 援 地 域 包 括 ケア 連 絡 会 議 の 支 援 2 成 年 後 見 制 度 利 用 支 援 事 業 3 高 齢 者 権 利 擁 護 4 ひとり 暮 らし 等 高 齢 者 見 守 り 事 業 5 老 人 福 祉 法 に 基 づく 対 応 地 域 保 健 福 祉 課 1 地 域 包 括 ケアの 推 進 地 域 包 括 支 援 センターへの 支 援 地 域 包 括 ケア 連 絡 会 議 の 支 援 2 介 護 困 難 者 への 支 援 虐 待 予 防 のための 支 援 認 知 症 高 齢 者 介 護 教 室 3 介 護 予 防 の 推 進 社 会 福 祉 職 保 健 師 各 区 地 域 ケア 担 当 と 協 議 課 題 や 取 組 の 共 有 化 地 域 包 括 ケア 体 制 の 推 進 チームワーク 連 携 地 区 分 担 事 務 職 等 保 健 師 保 健 師 保 健 師 かわさきいきいき 長 寿 プラン -76-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 区 役 所 や 地 域 包 括 支 援 センターを 核 とした 機 能 強 化 行 政 機 能 の 一 部 として 地 域 の 最 前 線 に 立 ち 高 齢 者 の 総 合 相 談 権 利 擁 護 介 護 予 防 ケアマネジメント 等 を 業 務 とし 地 域 包 括 ケアシステム 構 築 に 向 け た 中 核 的 な 機 関 である 地 域 包 括 支 援 センターの 機 能 を 強 化 します また 地 域 包 括 支 援 センター 運 営 方 針 により 区 役 所 と 地 域 包 括 支 援 セン ターの 役 割 を 互 いに 認 識 し 引 き 続 き 区 役 所 と 地 域 包 括 支 援 センターを 核 と した 地 域 のネットワークづくりを 推 進 します 1 地 域 包 括 支 援 センターの 機 能 強 化 地 域 包 括 支 援 センター( 市 内 49 か 所 )について 広 く 市 民 に 周 知 します また 高 齢 者 人 口 の 増 加 に 対 応 するため 地 域 包 括 支 援 センターの 包 括 的 支 援 事 業 の 人 員 の 基 準 に 関 する 条 例 により 引 き 続 き 地 域 包 括 支 援 センターが 担 当 する 地 域 ケア 圏 域 において 高 齢 者 人 口 が 5,500 人 を 超 えた 場 合 に 保 健 師 社 会 福 祉 士 主 任 介 護 支 援 専 門 員 の 専 門 職 のう ち1 名 を 増 員 するなど 機 能 の 充 実 強 化 を 図 ります 2 地 域 包 括 支 援 センターの 適 正 かつ 効 率 的 な 運 営 介 護 保 険 制 度 が 改 正 され 市 町 村 は 定 期 的 に 地 域 包 括 支 援 センターに おける 事 業 の 実 施 状 況 の 点 検 に 努 めるとともに 地 域 包 括 支 援 センターの 設 置 者 は 自 らその 実 施 する 事 業 の 評 価 に 努 めるとされました よって 地 域 包 括 支 援 センターへの 定 期 的 な 事 業 の 実 施 状 況 の 点 検 を 行 うとともに 第 4 期 計 画 から 実 施 している 地 域 包 括 支 援 センターによる 自 己 評 価 を 継 続 し 地 域 包 括 支 援 センターの 適 正 かつ 効 率 的 な 運 営 を 図 りま す また 地 域 包 括 支 援 センターの 業 務 内 容 や 運 営 状 況 に 関 する 情 報 の 公 表 に 努 めます さらに より 細 かな 運 営 方 法 の 検 討 を 行 うため 市 地 域 包 括 支 援 セン ター 運 営 協 議 会 のほか 各 区 地 域 包 括 支 援 センター 運 営 協 議 会 を 設 置 し 地 域 包 括 センターの 適 正 かつ 効 率 的 な 運 営 を 図 ります なお これまでの 介 護 保 険 運 営 協 議 会 地 域 ケア 推 進 部 会 及 び 区 地 域 包 括 支 援 センター 運 営 協 議 会 は 市 地 域 包 括 支 援 センター 運 営 協 議 会 と その 下 部 組 織 である 区 地 域 包 括 支 援 センター 運 営 協 議 会 へと 変 更 し 介 護 保 険 条 例 に 位 置 付 けましたが その 機 能 は 従 来 どおりです 3 区 役 所 と 地 域 包 括 支 援 センターの 役 割 に 基 づく 支 援 地 域 包 括 支 援 センター 運 営 方 針 により 地 域 包 括 支 援 センターは 地 域 ケア 圏 域 を 中 心 とした 地 域 のネットワークづくりを 推 進 するとともに 区 役 所 は 地 域 包 括 支 援 センターをバックアップし 区 内 全 域 や 区 内 広 域 の ネットワークづくりを 推 進 するなど それぞれが 担 うべき 役 割 を 認 識 し 引 き 続 き 区 役 所 と 地 域 包 括 支 援 センターを 核 とした 地 域 のネットワーク づくりを 推 進 します -77- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 支 援 を 必 要 とする 方 と 地 域 資 源 を 結 びつけるための 地 域 のネットワーク 化 支 援 を 必 要 とする 方 と 地 域 資 源 を 結 びつけるための 地 域 のネットワーク 化 の 手 法 の 一 つとして 地 域 ケア 会 議 があります 地 域 ケア 会 議 は 地 域 包 括 支 援 センターや 市 町 村 が 開 催 し 会 議 を 通 じて 多 職 種 連 携 や 地 域 ニーズ 社 会 資 源 の 的 確 な 把 握 が 可 能 となり 地 域 包 括 ケアシステム 実 現 のための 有 効 なツールとして 期 待 され 更 に 取 組 を 進 める 必 要 があります 具 体 的 には 個 別 ケースの 支 援 内 容 の 検 討 等 を 通 じて 地 域 包 括 支 援 ネッ トワークの 構 築 につなげるとともに 地 域 課 題 の 抽 出 等 を 通 じて 高 齢 者 を 支 援 する 取 組 が 推 進 されるなど 実 行 性 のあるものとして 推 し 進 める 必 要 が あります 本 市 の 地 域 ケア 会 議 は 地 域 包 括 支 援 センターが 主 催 する 地 域 包 括 ケア 連 絡 会 議 区 役 所 が 主 催 する 地 域 ケア 連 絡 会 議 市 健 康 福 祉 局 が 主 催 する 市 地 域 包 括 支 援 センター 運 営 協 議 会 の3 層 構 造 となっています なお 地 域 包 括 ケア 連 絡 会 議 及 び 地 域 ケア 連 絡 会 議 の 名 称 につい ては 第 6 期 計 画 期 間 中 に 変 更 について 検 討 します 1 地 域 包 括 ケア 連 絡 会 議 の 充 実 強 化 ( 地 域 包 括 支 援 センターを 中 心 とした 取 組 ) 地 域 包 括 支 援 センターを 中 心 に 町 内 会 自 治 会 や 民 生 委 員 児 童 委 員 等 の 地 域 住 民 や 関 係 団 体 で 構 成 される 地 域 包 括 ケア 連 絡 会 議 については 個 別 ケースの 支 援 内 容 の 検 討 等 を 通 じて 高 齢 者 の 実 態 把 握 や 課 題 解 決 の ための 地 域 包 括 支 援 ネットワークを 構 築 するとともに 解 決 すべき 地 域 課 題 を 明 らかにし 地 域 において 必 要 な 地 域 づくりや 資 源 開 発 等 につながる よう 会 議 運 営 のルール 化 を 図 るなど 充 実 強 化 を 図 ります 2 地 域 ケア 連 絡 会 議 の 充 実 強 化 ( 区 役 所 を 中 心 とした 取 組 ) 区 役 所 を 中 心 に 地 域 包 括 支 援 センターや 区 内 の 町 内 会 自 治 会 民 生 委 員 児 童 委 員 関 係 機 関 の 代 表 等 で 構 成 される 地 域 ケア 連 絡 会 議 につ いては 個 別 ケースの 支 援 内 容 や 地 域 包 括 ケア 連 絡 会 議 で 抽 出 された 課 題 の 検 討 等 を 通 じて 区 内 の 高 齢 者 の 実 態 把 握 や 課 題 解 決 のための 地 域 包 括 支 援 ネットワークを 構 築 するとともに 区 で 解 決 すべき 課 題 を 明 らかにし 必 要 な 地 域 づくりや 資 源 開 発 等 につながるような 手 法 を 検 討 するなど 充 実 強 化 を 図 ります 3 市 地 域 包 括 支 援 センター 運 営 協 議 会 の 充 実 強 化 ( 市 を 中 心 とした 取 組 ) 市 地 域 包 括 支 援 センター 運 営 協 議 会 については 地 域 ケア 連 絡 会 議 を 通 じて 把 握 した 高 齢 者 の 実 態 や 各 区 の 課 題 等 の 検 討 を 通 じて 区 におい て 必 要 な 地 域 づくりや 資 源 開 発 等 が 可 能 となるよう 地 域 ケア 連 絡 会 議 を バックアップする 手 法 を 検 討 し 充 実 強 化 を 図 ります かわさきいきいき 長 寿 プラン -78-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 地 域 ケア 会 議 の 機 能 地 域 ケア 会 議 は 主 に 次 の5つの 機 能 を 有 し これらの 機 能 は 相 互 に 関 係 し 合 い 循 環 していま す 1 個 別 課 題 解 決 機 能 個 別 課 題 解 決 機 能 には 個 別 ケースについて 多 機 関 多 職 種 が 多 角 的 視 点 から 検 討 を 行 うこ とで 被 保 険 者 ( 住 民 )の 課 題 解 決 を 支 援 する 意 味 と そうしたプロセスを 通 じて 地 域 包 括 支 援 センター 職 員 や 介 護 支 援 専 門 員 等 の 課 題 解 決 力 の 向 上 を 図 ることで 被 保 険 者 への 支 援 の 質 を 高 めるという 二 つの 意 味 があります 個 別 事 例 に 基 づく 検 討 を 通 して 個 別 課 題 の 解 決 の みならず 次 の2~5につながっていきます 2 地 域 包 括 支 援 ネットワーク 構 築 機 能 地 域 の 関 係 機 関 等 の 相 互 の 連 携 を 高 める 機 能 です 3 地 域 課 題 発 見 機 能 個 別 ケースの 背 後 に 同 様 のニーズを 抱 えた 要 援 護 者 やその 予 備 軍 を 見 出 し かつ 関 連 する 事 実 や 課 題 地 域 の 現 状 等 を 総 合 的 に 判 断 して 解 決 すべき 地 域 課 題 を 明 らかにする 機 能 です 4 地 域 づくり 資 源 開 発 機 能 インフォーマルサービスや 地 域 の 見 守 りネットワークなど 必 要 な 地 域 資 源 を 地 域 で 開 発 し ていく 機 能 です 5 政 策 形 成 機 能 狭 義 には 市 町 村 による 地 域 に 必 要 な 施 策 や 事 業 の 立 案 実 施 につなげる 機 能 であり 広 義 には 都 道 府 県 や 国 への 政 策 の 提 言 までを 含 む 機 能 です -79- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 災 害 時 における 避 難 支 援 等 防 災 体 制 の 推 進 強 化 日 頃 の 見 守 り 活 動 が 災 害 時 における 地 域 の 助 け 合 いにもつながることか ら 災 害 時 要 援 護 者 避 難 支 援 制 度 など 防 災 に 関 する 事 業 と 密 接 に 連 携 しながら 見 守 り 体 制 の 推 進 強 化 を 図 ります 災 害 時 に 自 力 で 避 難 することが 困 難 な 高 齢 者 などの 災 害 時 要 援 護 者 から の 申 込 みに 基 づき 作 成 した 登 録 者 名 簿 を 地 域 の 支 援 組 織 に 提 供 し 地 域 の 助 け 合 いにより 避 難 を 支 援 する 災 害 時 要 援 護 者 避 難 支 援 制 度 については 地 域 包 括 支 援 センターや 居 宅 介 護 支 援 事 業 所 などの 介 護 サービス 事 業 所 等 が 日 常 的 な 業 務 の 中 で 必 要 に 応 じて 登 録 の 勧 奨 を 行 います また 学 校 等 の 避 難 所 での 避 難 生 活 において 何 らかの 特 別 な 配 慮 を 要 する 高 齢 者 に 対 しては 特 別 養 護 老 人 ホーム 等 の 高 齢 者 施 設 の 運 営 主 体 と 連 携 し ながら 施 設 を 利 用 した 二 次 避 難 所 を 整 備 し 発 災 時 に 備 えた 連 携 に 努 めま す さらに 市 健 康 福 祉 局 や 区 役 所 と 二 次 避 難 所 ( 特 別 養 護 老 人 ホームほか) や 地 域 包 括 支 援 センターに 設 置 した 無 線 機 を 日 頃 の 訓 練 等 を 通 じて 災 害 時 に 備 え 速 やかに 活 用 できるよう 取 り 組 むとともに 市 健 康 福 祉 局 や 区 役 所 と 二 次 避 難 所 や 地 域 包 括 支 援 センターなどの 関 係 機 関 との 連 携 が 図 れる よう 作 成 した 災 害 関 係 のマニュアルやガイドラインなどの 活 用 を 通 じて 関 係 機 関 との 連 携 を 推 進 し 防 災 体 制 を 推 進 強 化 します かわさきいきいき 長 寿 プラン -80-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 3 利 用 者 本 位 のサービスの 提 供 これまでの 取 組 介 護 保 険 制 度 を 中 心 とした 介 護 保 険 サービスや その 他 の 在 宅 生 活 を 支 援 するサービスの 着 実 な 提 供 を 図 るため 主 に 次 の 取 組 を 進 めました 中 重 度 の 要 介 護 高 齢 者 を 在 宅 で 支 えることを 目 的 として 介 護 保 険 制 度 の 改 正 により 新 設 された 定 期 巡 回 随 時 対 応 型 訪 問 介 護 看 護 や 複 合 型 サービス ( 現 在 は 看 護 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 ) 等 の 地 域 密 着 型 サービスの 整 備 を 進 めました 高 齢 化 の 進 展 やニーズの 多 様 化 など 社 会 状 況 の 変 化 に 応 じ 介 護 保 険 制 度 以 外 の 在 宅 生 活 を 支 援 するサービスの 見 直 しを 図 るとともに ひ とり 暮 らし 等 の 高 齢 者 の 安 否 確 認 のため 福 祉 電 話 相 談 事 業 にお ける 携 帯 電 話 への 対 象 拡 大 などの 見 守 り 機 能 の 充 実 に 努 めました 介 護 人 材 の 確 保 と 定 着 のため 介 護 職 員 初 任 者 研 修 の 受 講 料 補 助 事 業 を 開 始 したほか 未 就 職 者 や 資 格 未 取 得 者 の 就 労 支 援 等 に 取 り 組 みまし た また 市 内 の 介 護 事 業 所 の 状 況 等 について 実 態 調 査 を 行 いました 介 護 保 険 制 度 全 般 に 関 する 苦 情 への 対 応 方 法 等 の 手 順 を 定 めた 介 護 保 険 苦 情 対 応 マニュアルを 策 定 し 相 談 苦 情 対 応 の 体 制 整 備 を 図 りました 今 後 の 課 題 要 介 護 要 支 援 高 齢 者 の 増 加 に 伴 う 介 護 ニーズ 等 の 増 大 と 多 様 化 に 対 応 する とともに 介 護 給 付 費 の 増 加 や 介 護 保 険 料 の 上 昇 を 抑 制 するため 要 介 護 度 の 維 持 改 善 への 取 組 が 必 要 です 高 齢 者 実 態 調 査 の 結 果 半 数 以 上 の 高 齢 者 が 介 護 が 必 要 になった 場 合 でも 自 宅 で 暮 らしたい と 希 望 されている 一 方 で 自 宅 外 を 希 望 する 高 齢 者 の 多 くは 家 族 に 迷 惑 をかけたくない 家 族 の 負 担 が 大 きい ことを 理 由 に 挙 げています これらの 回 答 結 果 から 介 護 が 必 要 になった 場 合 でも 家 族 に 負 担 をかけずに 自 宅 で 暮 らしたい との 希 望 に 対 応 する 取 組 が 必 要 です 介 護 が 必 要 になったときの 暮 らし 方 主 に 介 護 サービスを 利 用 して 自 宅 で 暮 らしたい 主 に 家 族 の 介 護 を 受 けながら 自 宅 で 暮 らしたい 特 別 養 護 老 人 ホームなどの 介 護 施 設 に 入 りたい 0% 10% 20% 30% 40% 50% 13.9% 10.1% 9.3% 38.2% 36.3% 平 成 25 年 度 川 崎 市 高 齢 者 実 態 調 査 から( 上 位 3つのみ 記 載 ) 介 護 サービス 提 供 事 業 者 の 介 護 人 材 の 確 保 が 依 然 厳 しい 状 況 の 中 引 き 続 き 人 材 の 確 保 と 定 着 の 支 援 に 向 けた 取 組 が 必 要 です 制 度 改 正 や 高 齢 化 等 の 社 会 状 況 の 変 化 に 応 じた 市 独 自 サービスの 構 築 が 必 要 です 18.8% 上 段 = 平 成 22 年 度 下 段 = 平 成 25 年 度 n=2,835 n=2,522-81- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 第 6 期 計 画 での 取 組 各 種 サービスを 一 体 的 に 提 供 する 定 期 巡 回 随 時 対 応 型 訪 問 介 護 看 護 などの 地 域 に 密 着 した 介 護 保 険 サービスの 整 備 普 及 を 引 き 続 き 進 めるほか 介 護 保 険 サービス 以 外 の 在 宅 生 活 を 支 援 するサービスの 着 実 な 提 供 と 社 会 状 況 の 変 化 に 応 じた 必 要 な 見 直 しを 進 めます 高 齢 者 の 在 宅 生 活 を 支 える 介 護 保 険 サービス 等 の 着 実 な 推 進 ととも に 高 齢 者 の 自 己 選 択 を 支 援 するための 情 報 発 信 に 努 めます 重 度 の 要 介 護 状 態 や 医 療 的 ケアが 必 要 になった 場 合 でも 地 域 での 生 活 を 続 けることができる 介 護 医 療 予 防 生 活 支 援 などのケ アの 確 保 と 医 療 と 介 護 の 連 携 の 推 進 に 取 り 組 みます 要 介 護 度 の 維 持 改 善 を 図 る 仕 組 みにより いつまでも 元 気 なお 年 寄 り でいただくことを 目 的 とした かわさき 健 幸 福 寿 プロジェクト を 推 進 します 介 護 人 材 の 確 保 と 定 着 の 支 援 については 人 材 の 呼 び 込 み 就 労 支 援 定 着 支 援 キャリアアップ 支 援 を 4 つの 柱 とし て 引 き 続 き 各 種 事 業 に 取 り 組 みます 制 度 改 正 や 高 齢 化 の 進 展 による 社 会 状 況 の 変 化 に 応 じた 在 宅 生 活 の 支 援 サービスの 適 正 化 と 構 築 を 進 めます 2025 年 を 見 据 えた 施 策 の 方 向 性 限 られた 資 源 をもとに 今 後 増 加 が 見 込 まれる ケアを 必 要 とする 人 に 対 して 効 果 的 効 率 的 にケアを 行 うためにも 行 政 だけではなく 事 業 者 や 地 縁 組 織 地 域 ボランティア 団 体 住 民 など 地 域 の 多 様 な 主 体 による 助 け 合 い の 仕 組 みを 整 え 機 能 させることをめざします 自 立 した 生 活 と 尊 厳 の 保 持 の 実 現 のために 専 門 職 によるケアマネジメ ントのもと 医 療 看 護 介 護 福 祉 等 のケアの 組 み 合 わせが 適 切 に 提 案 さ れ 包 括 的 継 続 的 に 提 供 されていくことが 必 要 となります 本 市 では 介 護 サービス 基 盤 の 整 備 と 並 行 して そのような 多 職 種 連 携 による 切 れ 目 のな いケアの 提 供 に 向 けた 取 組 を 進 めます 専 門 的 なケアを 支 えるため 専 門 性 を 備 えた 介 護 人 材 の 確 保 と 育 成 を 推 進 し ます かわさきいきいき 長 寿 プラン -82-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 利 用 者 本 位 のサービスの 提 供 のための 取 組 (1) 要 介 護 要 支 援 高 齢 者 が 地 域 で 生 活 を 続 けるためのサービスの 提 供 (P84) 1 介 護 保 険 サービスの 着 実 な 提 供 介 護 保 険 サービス 事 業 者 に 対 する 指 導 監 査 の 実 施 介 護 給 付 の 適 正 化 の 推 進 2 要 介 護 高 齢 者 への 介 護 支 援 のための 市 独 自 の 取 組 紙 おむつ 等 の 介 護 用 品 の 給 付 寝 具 乾 燥 事 業 高 齢 者 住 宅 改 造 費 助 成 事 業 養 護 老 人 緊 急 一 時 入 所 事 業 高 齢 者 等 短 期 入 所 ベッド 確 保 事 業 あんしん 見 守 り 一 時 入 院 等 事 業 在 宅 福 祉 サービス 緊 急 措 置 事 業 3 生 活 支 援 を 必 要 とする 在 宅 高 齢 者 を 支 える 市 独 自 の 取 組 生 活 支 援 型 食 事 サービス 事 業 要 介 護 者 生 活 支 援 ヘルパー 派 遣 事 業 訪 問 理 美 容 サービス 事 業 外 出 支 援 サービス 事 業 福 祉 有 償 運 送 事 業 在 宅 寝 たきり 高 齢 者 歯 科 診 療 事 業 4ひとり 暮 らし 高 齢 者 を 支 えるための 市 独 自 の 取 組 緊 急 通 報 システム 事 業 福 祉 電 話 相 談 事 業 日 常 生 活 用 具 給 付 事 業 5 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 ( 総 合 事 業 ) 6 介 護 サービス 情 報 の 公 表 ケアマネジャー 等 の 専 門 職 による 高 齢 者 の 自 己 選 択 の 支 援 に 向 け た 取 組 介 護 相 談 員 派 遣 事 業 相 談 苦 情 対 応 の 仕 組 み (2) 中 重 度 の 要 介 護 高 齢 者 の 在 宅 生 活 を 支 えるための 取 組 (P96) 1 地 域 密 着 型 サービスの 整 備 と 普 及 に 向 け た 取 組 定 期 巡 回 随 時 対 応 型 訪 問 介 護 看 護 の 整 備 と 普 及 ( 看 護 ) 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 の 整 備 と 普 及 2 介 護 者 の 負 担 軽 減 に 向 けた 取 組 緊 急 利 用 が 可 能 なショートステイの 確 保 に 向 けた 取 組 (3) 在 宅 医 療 介 護 の 連 携 の 推 進 (P101) 124 時 間 365 日 の 在 宅 医 療 推 進 の 仕 組 みづくり 2 医 療 と 介 護 の 連 携 に 向 けた 仕 組 み づくり 3 在 宅 医 療 ケアに 関 する 市 民 啓 発 (4) 要 介 護 度 維 持 改 善 に 向 けた 取 組 (P104) かわさき 健 幸 福 寿 プロジェクト (5) 介 護 人 材 の 確 保 と 定 着 の 支 援 (P106) 人 材 の 呼 び 込 み 就 労 支 援 定 着 支 援 キャリアアップ 支 援 福 祉 人 材 バンク 人 材 開 発 研 修 セン ター 保 健 福 祉 研 究 センター (6)ウェルフェアイノベーション( 福 祉 介 護 産 業 の 振 興 )との 連 携 (P109) -83- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 要 介 護 要 支 援 高 齢 者 が 地 域 で 生 活 を 続 けるためのサービスの 提 供 住 み 慣 れた 地 域 での 生 活 の 継 続 を 支 えるため 介 護 医 療 予 防 生 活 支 援 等 のケアの 一 体 的 継 続 的 な 提 供 及 び 高 齢 者 の 自 己 選 択 を 支 援 す るための 情 報 発 信 に 取 り 組 みます また 様 々な 資 源 を 組 み 合 わせた 統 合 的 なケアの 提 供 の 実 現 のため 各 事 業 の 役 割 やあり 方 について 制 度 改 正 や 社 会 状 況 の 変 化 民 間 サービスの 普 及 などを 踏 まえて 検 討 します 1 介 護 保 険 サービスの 着 実 な 提 供 介 護 保 険 サービス 事 業 者 に 対 する 指 導 監 査 の 実 施 介 護 サービスの 質 の 向 上 及 び 介 護 保 険 制 度 の 適 正 な 運 営 を 確 保 するた め 介 護 サービス 事 業 者 に 対 して 実 地 指 導 や 集 団 指 導 を 行 います また 指 定 基 準 違 反 や 介 護 報 酬 の 不 正 請 求 が 疑 われる 事 案 に 対 しては 監 査 を 実 施 し 厳 正 に 対 処 します 実 績 計 画 平 成 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 実 地 指 導 230 件 201 件 監 査 18 件 4 件 事 業 継 続 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 は 9 月 末 時 点 での 実 績 値 です かわさきいきいき 長 寿 プラン -84-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 介 護 給 付 の 適 正 化 の 推 進 介 護 給 付 の 適 正 化 は 介 護 サービスを 必 要 とする 高 齢 者 を 適 切 に 認 定 し 介 護 サービスの 受 給 者 が 真 に 必 要 とする 過 不 足 のないサービスを 事 業 者 がルールに 従 って 適 切 に 提 供 するよう 促 し その 取 組 によって 適 切 なサービスの 確 保 とその 結 果 としての 費 用 の 効 率 化 を 通 じて 介 護 保 険 制 度 への 信 頼 を 高 め 持 続 可 能 な 介 護 保 険 制 度 の 構 築 をめざしていま す このため 次 の 主 要 5 事 業 を 柱 とし 給 付 実 績 データ 等 を 活 用 する ことにより 具 体 性 実 効 性 のある 取 組 を 推 進 します 介 護 給 付 の 適 正 化 の 主 な 取 組 区 分 主 な 取 組 内 容 要 介 護 認 定 の 適 正 化 認 定 調 査 員 に 対 して 必 要 な 知 識 技 能 の 習 得 に 向 け 指 導 を 適 切 に 実 施 します また 民 間 事 業 者 に 委 託 している 認 定 調 査 については 本 市 において 点 検 を 行 います ケアプラン 点 検 居 宅 サービス 計 画 等 は 利 用 者 の 自 立 支 援 に 資 する 適 切 なプランとする 必 要 があります 本 市 では 川 崎 市 介 護 支 援 専 門 員 連 絡 会 と 共 同 作 成 した ケアマネジメ ントツール~ケアプラン 確 認 マニュアル~ 川 崎 版 を 使 用 し 介 護 支 援 専 門 員 による 自 己 点 検 を 中 心 に 保 険 者 ( 川 崎 市 )とともにケアプ ランを 検 証 確 認 すること 等 を 通 して 介 護 支 援 専 門 員 自 らに 気 づき を 促 し 健 全 な 給 付 の 実 施 を 支 援 します 住 宅 改 修 の 点 検 住 宅 改 修 費 の 給 付 に 関 して 利 用 者 の 自 宅 の 事 前 訪 問 調 査 や 利 用 者 の 状 態 等 の 確 認 施 工 状 況 の 確 認 等 を 行 います 縦 覧 点 検 医 療 情 報 との 突 合 国 民 健 康 保 険 団 体 連 合 会 から 提 供 される 情 報 を 利 用 し 次 の 手 法 を 用 い て 請 求 内 容 の 点 検 を 行 います 1 縦 覧 点 検 : 介 護 報 酬 の 支 払 状 況 について 提 供 されたサービスの 整 合 性 算 定 回 数 日 数 等 を 確 認 し 請 求 内 容 の 誤 り 等 を 発 見 します 2 医 療 情 報 との 突 合 : 医 療 の 入 院 情 報 と 介 護 保 険 の 給 付 情 報 を 突 合 せ 医 療 と 介 護 の 重 複 請 求 の 排 除 等 を 図 ります 介 護 給 付 費 通 知 介 護 保 険 サービス 利 用 者 へ 利 用 したサービスの 内 容 と 費 用 額 の 内 訳 を 通 知 することにより 利 用 者 及 び 事 業 所 に 対 して 適 切 なサービスの 利 用 提 供 の 啓 発 を 行 うともに 適 正 な 請 求 に 向 けた 抑 制 を 図 ります -85- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 2 要 介 護 高 齢 者 への 介 護 支 援 のための 市 独 自 の 取 組 要 介 護 高 齢 者 が 在 宅 生 活 を 継 続 するために 必 要 とする 介 護 保 険 外 の 支 援 サービスを 実 施 するとともに 介 護 を 行 う 家 族 の 負 担 軽 減 を 図 ります 紙 おむつ 等 の 介 護 用 品 の 給 付 対 象 者 65 歳 以 上 の 要 介 護 3~5の 高 齢 者 紙 おむつ 類 に 加 え 防 水 シーツ ドライシャンプー 等 の 介 護 用 品 につい て 5,000 円 を 上 限 額 として 毎 月 支 給 します サービス 内 容 ( 生 活 保 護 制 度 等 の 対 象 者 の 紙 おむつ 及 びおむつカバーについては 当 該 制 度 から 支 給 し その 他 の 介 護 用 品 については 2,500 円 を 上 限 額 として 毎 月 支 給 します) 利 用 者 負 担 所 得 に 応 じて0%~20%の 利 用 者 負 担 があります 実 績 計 画 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 3,516 人 3,542 人 事 業 継 続 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 は 見 込 みです 事 業 の 重 点 化 利 用 者 負 担 の 適 正 な 割 合 について 見 直 しを 検 討 します 寝 具 乾 燥 事 業 対 象 者 サービス 内 容 利 用 者 負 担 65 歳 以 上 で 要 介 護 3~5 の 在 宅 生 活 をしている 寝 たきり 高 齢 者 在 宅 で 生 活 する 寝 たきりの 高 齢 者 の 家 庭 を 寝 具 乾 燥 車 で 訪 問 し 寝 具 の 乾 燥 又 は 丸 洗 いを 行 います 所 得 に 応 じて0~10%の 利 用 者 負 担 があります 実 績 計 画 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 355 人 430 人 事 業 継 続 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 は 見 込 みです 社 会 状 況 の 変 化 に 応 じた 見 直 しを 検 討 します 高 齢 者 住 宅 改 造 費 助 成 事 業 対 象 者 65 歳 以 上 の 要 介 護 要 支 援 高 齢 者 身 体 機 能 の 低 下 により 介 護 を 必 要 とする 方 に 浴 室 手 洗 所 玄 関 食 サービス 内 容 堂 廊 下 階 段 等 の 改 造 費 を 助 成 します ( 介 護 保 険 給 付 に 含 まれるものを 除 きます) 助 成 対 象 基 準 限 度 額 100 万 円 利 用 者 負 担 所 得 に 応 じて0%~100%の 利 用 者 負 担 があります 実 績 計 画 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 87 件 48 件 事 業 継 続 事 業 の 効 率 化 の 観 点 から 見 直 しを 検 討 します 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 は 見 込 みです かわさきいきいき 長 寿 プラン -86-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 養 護 老 人 緊 急 一 時 入 所 事 業 身 体 上 又 は 精 神 上 の 障 害 があるため 在 宅 での 援 助 を 必 要 とする 65 歳 対 象 者 以 上 の 高 齢 者 ( 原 則 介 護 保 険 制 度 において 要 介 護 要 支 援 認 定 され た 方 を 除 く )であって 緊 急 に 一 定 期 間 の 施 設 入 所 が 必 要 となった 方 介 護 保 険 制 度 を 利 用 せず 原 則 として1 年 間 に 28 日 以 内 の 特 別 養 護 老 サービス 内 容 人 ホームへの 一 時 入 所 を 行 うことができます 桜 寿 園 しおん しゃんぐりら 夢 見 ヶ 崎 すみよし ひらまの 里 み やうち すえなが 多 摩 川 の 里 長 沢 壮 寿 の 里 鷲 ヶ 峯 太 陽 の 園 虹 実 施 施 設 の 里 緑 陽 苑 金 井 原 苑 よみうりランド 花 ハウス 実 施 施 設 は 変 更 となる 場 合 があります 生 活 保 護 世 帯 :サービス 居 室 代 0 円 ( 送 迎 費 0 円 ) その 他 世 帯 :( 従 来 型 個 室 )サービス 居 室 代 1,649 円 ( 送 迎 費 201 円 ) ( 多 床 室 )サービス 居 室 代,914 円 ( )( 送 迎 費 201 円 ) 利 用 者 負 担 (ユニット 型 個 室 )サービス 居 室 代 2,555 円 ( 送 迎 費 201 円 ) なお 全 世 帯 共 通 で 食 材 料 費 等 の 実 費 がかかります ( ) 介 護 報 酬 改 定 により 平 成 27 年 8 月 から 1,344 円 になります 実 績 計 画 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 133 日 100 日 事 業 継 続 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 は 見 込 みです 高 齢 者 等 短 期 入 所 ベッド 確 保 事 業 身 体 上 又 は 精 神 上 の 障 害 があるため 在 宅 で 援 助 を 必 要 とする 高 齢 者 等 ( 原 則 として 介 護 保 険 制 度 において 要 介 護 要 支 援 と 認 定 された 方 ) 対 象 者 であって 介 護 する 者 の 急 病 事 故 その 他 の 事 情 ( 葬 式 等 )により 介 護 が 受 けられない 方 原 則 一 度 の 利 用 につき 10 日 以 内 の 特 別 養 護 老 人 ホーム 介 護 老 人 保 サービス 内 容 健 施 設 への 介 護 保 険 制 度 に 基 づく 一 時 入 所 サービスを 受 けられます 特 別 養 護 老 人 ホーム: 太 陽 の 園 ひらまの 里 しゃんぐりら 桜 寿 園 実 施 施 設 介 護 老 人 保 健 施 設 :ベルサンテ 三 田 あすみの 丘 実 施 施 設 は 変 更 となる 場 合 があります 利 用 者 負 担 原 則 として 介 護 保 険 法 に 基 づく 利 用 料 及 び 食 材 料 費 等 の 実 費 実 績 計 画 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 392 日 400 日 事 業 継 続 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 は 見 込 みです あんしん 見 守 り 一 時 入 院 等 事 業 対 象 者 医 療 依 存 度 が 高 く 医 療 処 置 の 必 要 な 在 宅 で 療 養 している 高 齢 者 等 医 療 処 置 が 必 要 な 高 齢 者 に 対 して 在 宅 療 養 の 継 続 を 図 るため 事 前 に サービス 内 容 利 用 登 録 を 行 った 上 で 医 療 機 関 での 入 院 治 療 又 は2 週 間 以 内 の 介 護 老 人 保 健 施 設 への 一 時 入 所 を 実 施 します 利 用 者 負 担 医 療 保 険 介 護 保 険 サービス 費 用 の 負 担 分 を 徴 収 社 会 状 況 の 変 化 に 応 じた 見 直 しを 検 討 します -87- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 在 宅 福 祉 サービス 緊 急 措 置 事 業 認 知 症 や 家 庭 等 から 虐 待 を 受 けているなどのやむを 得 ない 事 由 により 対 象 者 介 護 保 険 法 に 規 定 する 居 宅 サービスを 利 用 することが 著 しく 困 難 な 高 齢 者 等 介 護 保 険 サービスが 利 用 できるよう 措 置 を 行 い 次 のサービス( 介 護 予 防 サービスを 含 む)を 提 供 します 1 訪 問 介 護 定 期 巡 回 随 時 対 応 型 訪 問 介 護 看 護 夜 間 対 応 型 訪 問 介 護 等 2 通 所 介 護 認 知 症 対 応 型 通 所 介 護 介 護 予 防 認 知 症 対 応 型 通 所 介 護 等 サービス 内 容 3 短 期 入 所 生 活 介 護 介 護 予 防 短 期 入 所 生 活 介 護 4 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 介 護 予 防 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 5 認 知 症 対 応 型 共 同 生 活 介 護 介 護 予 防 認 知 症 対 応 型 共 同 生 活 介 護 6 看 護 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 利 用 者 負 担 介 護 サービス 費 用 の1 割 相 当 額 2については 食 費 及 び 日 用 品 費 等 3~6については 食 費 居 住 費 及 び 日 用 品 費 等 が 別 途 かかります 3 生 活 支 援 を 必 要 とする 在 宅 高 齢 者 を 支 える 市 独 自 の 取 組 日 常 生 活 において 支 援 を 必 要 とする 高 齢 者 に 対 して 生 活 支 援 サービス を 提 供 し 在 宅 生 活 の 継 続 を 支 えます 生 活 支 援 型 食 事 サービス 事 業 65 歳 以 上 で 要 介 護 1 以 上 の 高 齢 者 で 次 の 要 件 を 満 たす 方 1ひとり 暮 らし 又 は 高 齢 者 のみの 世 帯 等 対 象 者 2 毎 日 の 食 事 に 支 障 のある 寝 たきり 虚 弱 認 知 症 高 齢 者 3 継 続 的 に 訪 問 介 護 の 利 用 を 含 む 居 宅 サービス 区 分 支 給 限 度 額 まで サービスを 利 用 している 方 で 食 事 サービスを 必 要 とする 方 土 日 を 含 め 1 週 間 に2 食 から7 食 の 夕 食 ( 又 は 昼 食 )を 配 達 するとと サービス 内 容 もに 安 全 確 認 を 行 います 利 用 回 数 週 7 回 まで 利 用 者 負 担 1 食 あたり 550 円 実 績 計 画 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 48,931 食 36,372 食 事 業 継 続 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 は 見 込 みです 地 域 包 括 ケアシステム 構 築 や 介 護 保 険 制 度 改 正 を 参 考 にし 見 直 しを 検 討 します かわさきいきいき 長 寿 プラン -88-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 要 介 護 者 生 活 支 援 ヘルパー 派 遣 事 業 介 護 保 険 の 給 付 サービスだけでは 在 宅 生 活 の 維 持 が 困 難 な 65 歳 以 上 で 対 象 者 要 介 護 1 以 上 のひとり 暮 らし 高 齢 者 のみ 世 帯 日 中 独 居 世 帯 に 属 する 方 家 事 生 活 支 援 サービスのうち 必 要 なもの サービス 内 容 1 寝 具 交 換 2 掃 除 3 洗 濯 4 衣 類 整 理 補 修 5 調 理 後 片 付 け 6 買 物 7その 他 家 事 生 活 支 援 サービス 等 利 用 者 負 担 所 得 に 応 じて0 円 ~200 円 の 利 用 者 負 担 があります 派 遣 日 月 曜 日 ~ 日 曜 日 ( 祝 日 を 含 む) 派 遣 時 間 帯 9 時 ~17 時 ( 必 要 に 応 じて 20 時 まで) 派 遣 時 間 週 2 時 間 まで 実 績 計 画 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 112 人 95 人 事 業 継 続 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 は 見 込 みです 地 域 包 括 ケアシステム 構 築 や 介 護 保 険 制 度 改 正 を 参 考 にし 見 直 しを 検 討 します 訪 問 理 美 容 サービス 事 業 対 象 者 65 歳 以 上 で 要 介 護 3~5の 在 宅 の 高 齢 者 で 理 美 容 院 に 行 けない 方 サービス 内 容 理 美 容 師 が 居 宅 を 訪 問 し 調 髪 洗 髪 等 のサービスを 提 供 します 利 用 回 数 年 6 回 まで 利 用 者 負 担 1 回 2,000 円 実 績 計 画 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 2,677 回 2,622 回 事 業 継 続 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 は 見 込 みです -89- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 外 出 支 援 サービス 事 業 (おでかけGO!) 次 の 要 件 をすべて 満 たす 65 歳 以 上 の 方 1 市 内 で 在 宅 生 活 をしている 方 対 象 者 2 要 介 護 3~5の 方 で 身 体 機 能 の 低 下 により 他 の 交 通 手 段 の 利 用 が 困 難 な 方 3 利 用 時 にご 家 族 や 介 護 者 が 付 き 添 えて 介 助 できる 方 医 療 機 関 への 受 診 入 退 院 福 祉 施 設 への 入 退 所 官 公 庁 への 手 続 き 冠 婚 葬 祭 等 の 目 的 で 外 出 する 場 合 に 利 用 できます サービス 内 容 外 出 先 は 原 則 として 市 内 です ただし 隣 接 市 区 ( 市 内 から 概 ね 30 分 以 内 まで)については ご 相 談 となります 利 用 日 時 間 日 曜 祝 日 を 含 む 365 日 8~18 時 までの 間 で4 時 間 以 内 利 用 回 数 月 2 回 まで 1 時 間 400 円 介 助 料 は 片 道 750 円 利 用 者 負 担 介 助 は 原 則 としてご 家 族 等 での 対 応 となりますが ご 家 族 等 だけでの 対 応 が 困 難 な 場 合 には 介 助 員 を 有 料 で 派 遣 することができます 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 実 績 計 画 2,338 人 2,084 人 事 業 継 続 社 会 状 況 の 変 化 に 応 じた 見 直 しを 検 討 します 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 は 見 込 みです 福 祉 有 償 運 送 事 業 要 介 護 高 齢 者 等 公 共 交 通 機 関 を 利 用 して 移 動 することが 困 難 な 方 が 通 院 通 所 レジャー 等 で 外 出 できるように NPO 等 が 実 施 する 有 償 送 迎 サービスが 適 正 かつ 円 滑 に 提 供 されるよう 運 営 協 議 会 を 設 置 し 福 祉 有 償 運 送 を 促 進 します 川 崎 市 福 祉 有 償 運 送 運 営 協 議 会 にて 協 議 が 調 った 団 体 ( 平 成 26 年 9 月 末 日 時 点 ) 33 団 体 在 宅 寝 たきり 高 齢 者 歯 科 診 療 事 業 対 象 者 一 般 の 歯 科 診 療 機 関 で 診 療 を 受 けることが 困 難 な 65 歳 以 上 の 在 宅 寝 た きりの 高 齢 者 サービス 内 容 診 療 所 又 はポータブル 歯 科 診 療 機 器 による 歯 科 診 療 を 行 います 実 績 計 画 平 成 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 施 設 診 療 303 回 262 回 事 業 継 続 訪 問 診 療 215 回 228 回 社 会 状 況 の 変 化 に 応 じた 見 直 しを 検 討 します 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 は 見 込 みです かわさきいきいき 長 寿 プラン -90-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 4ひとり 暮 らし 高 齢 者 を 支 えるための 市 独 自 の 取 組 緊 急 通 報 システム 事 業 次 のA 又 はBに 該 当 する 方 A:1 65 歳 以 上 2 心 臓 疾 患 高 血 圧 等 の 慢 性 疾 患 のため 日 常 生 活 に 注 意 を 要 する 方 3 世 帯 の 状 況 が 次 のいずれかに 該 当 すること 対 象 者 ひとり 暮 らし 同 居 人 が 重 度 の 要 介 護 高 齢 者 等 である 高 齢 者 のみ 世 帯 等 同 居 人 が 定 期 的 継 続 的 に 仕 事 等 で 長 時 間 外 出 するため 実 質 的 にひとり 暮 らしとなる 方 B:75 歳 以 上 のひとり 暮 らしの 方 124 時 間 365 日 体 制 での 緊 急 通 報 の 受 信 2 消 防 局 への 連 絡 ( 救 急 車 出 動 要 請 ) サービス 内 容 3 現 場 の 確 認 4 緊 急 連 絡 先 地 域 の 関 係 機 関 への 連 絡 利 用 者 負 担 所 得 に 応 じて 異 なります ( 月 額 0 円 ~4,500 円 ) 実 績 計 画 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 1,400 台 1,460 台 事 業 継 続 事 業 の 効 率 化 の 観 点 から 見 直 しを 検 討 します 福 祉 電 話 相 談 事 業 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 は 見 込 みです 対 象 者 サービス 内 容 利 用 者 負 担 165 歳 以 上 の 環 境 的 にひとり 暮 らしの 高 齢 者 で 定 期 的 に 安 否 の 確 認 を 行 う 必 要 があると 認 められる 方 ( 電 話 による 安 否 確 認 各 種 相 談 ) 2さらに 現 に 電 話 を 占 有 していない 低 所 得 の 方 ( 電 話 設 置 ) 在 宅 でひとり 暮 らしの 高 齢 者 宅 に 老 人 電 話 相 談 センターの 相 談 員 が 定 期 的 に 電 話 をかけて 安 否 を 確 認 し 各 種 相 談 に 応 じます また 低 所 得 ( 市 町 村 民 税 非 課 税 )の 高 齢 者 宅 には 電 話 を 設 置 します 無 料 ( 但 し 利 用 者 が 使 用 した 通 話 料 は 全 額 自 己 負 担 となります ) 実 績 計 画 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 172 人 163 人 事 業 継 続 社 会 状 況 の 変 化 に 応 じた 見 直 しを 検 討 します 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 は 見 込 みです -91- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 日 常 生 活 用 具 給 付 事 業 対 象 者 65 歳 以 上 の 寝 たきり ひとり 暮 らし 防 火 の 配 慮 が 必 要 な 高 齢 者 等 サービス 内 容 自 動 消 火 器 の 給 付 ( 基 準 限 度 額 36,800 円 ) 電 磁 調 理 器 の 給 付 ( 基 準 限 度 額 33,000 円 ) 利 用 者 負 担 所 得 に 応 じて0%~10%の 利 用 者 負 担 があります 実 績 計 画 平 成 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 自 動 消 火 器 3 件 4 件 事 業 継 続 電 磁 調 理 器 22 件 11 件 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 は 見 込 みです 5 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 ( 総 合 事 業 ) 要 支 援 者 等 に 対 する 効 果 的 かつ 効 率 的 な 支 援 の 実 現 を 目 的 とした 国 の 制 度 改 正 により (ア) 地 域 の 実 情 に 応 じて (イ) 住 民 等 の 多 様 な 主 体 が 参 画 し (ウ) 多 様 なサービスを 充 実 することで 地 域 の 支 え 合 い 体 制 づくり を 推 進 する 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 が 創 設 されました 今 回 の 見 直 しは 単 にサービス 提 供 の 枠 組 みが 変 わるということではな く 専 門 職 によるサービスが 必 要 な 方 には 専 門 的 サービスを 確 保 しつつ 更 に 地 域 の 社 会 資 源 等 を 活 用 して 民 間 事 業 者 や NPO ボランティア 協 同 組 合 などの 多 様 な 主 体 によるサービスの 提 供 を 充 実 させることで 様 々なニーズに 対 応 することを 目 的 としています ( 実 施 時 期 など 事 業 の 詳 細 については 第 5 章 1 いきがい 介 護 予 防 施 策 等 の 推 進 参 照 ) かわさきいきいき 長 寿 プラン -92-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 6 高 齢 者 の 自 己 選 択 を 支 援 するための 取 組 介 護 サービス 情 報 の 公 表 すべての 事 業 者 は 介 護 サービスの 事 業 内 容 や 運 営 状 況 に 関 する 情 報 を 事 業 者 が 所 在 する 都 道 府 県 知 事 に 報 告 することが 義 務 付 けられてい ます また 都 道 府 県 知 事 は 報 告 を 受 けた 情 報 を 必 要 と 認 める 場 合 に 調 査 し 情 報 内 容 や 調 査 結 果 を 公 表 することになります 本 市 では 神 奈 川 県 が 実 施 する 介 護 サービス 情 報 の 公 表 の 制 度 について ホーム ページ 等 で 周 知 し 利 用 者 が 適 切 に 介 護 事 業 者 を 選 択 できるよう 図 ります 介 護 サービス 情 報 の 公 表 の 基 本 的 な 仕 組 み 介 護 サービスを 提 供 する 事 業 所 または 施 設 自 ら 提 供 する 介 護 サービスの 内 容 や 運 営 の 状 況 に 関 する 情 報 を 自 ら 記 入 1 報 告 < 基 本 情 報 > < 調 査 情 報 > 3 訪 問 調 査 の 実 施 神 奈 川 県 指 定 調 査 機 関 ( 訪 問 調 査 は 知 事 が 認 めた 場 合 に 実 施 ) 4 2 訪 問 調 査 の 訪 問 調 査 の 指 示 訪 結 問 果 調 報 査 告 の 神 奈 川 県 介 護 サービス 情 報 公 表 センター 介 護 サービス 情 報 公 表 システム で 公 表 http://www.kaigokensaku.jp/14/ 情 報 の 検 索 活 用 利 用 者 家 族 介 護 支 援 専 門 員 等 公 表 情 報 を 比 較 検 討 の 上 サービスを 選 択 ケアマネジャー 等 の 専 門 職 による 高 齢 者 の 自 己 選 択 の 支 援 に 向 けた 取 組 本 市 では 川 崎 市 介 護 支 援 専 門 員 連 絡 会 等 の 関 係 する 団 体 と 協 働 して ケアマネジメントツール~ケアプラン 確 認 マニュアル~ 川 崎 版 を 平 成 20 年 度 に 作 成 し 平 成 26 年 度 には 大 幅 な 改 定 を 行 いました このマニュアルは ケアマネジメントの 各 プロセスが 適 切 に 実 施 され ているかをケアマネジャー( 介 護 支 援 専 門 員 ) 自 身 が 改 めて 確 認 し そ こで 得 た 気 づき を 元 に 必 要 に 応 じてケアプランを 修 正 していくこと で 高 齢 者 の 自 立 支 援 に 資 するケアマネジメント の 普 遍 化 が 行 われ ることをめざしたものです このような 取 組 を 継 続 していくことで 高 齢 者 自 身 がどのような 生 活 を 送 りたいか という 真 のニーズを 導 き 出 し 高 齢 者 の 自 己 選 択 を 支 える 支 援 が 行 われることが 期 待 されます -93- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 介 護 相 談 員 派 遣 事 業 介 護 サービスの 質 の 向 上 を 図 ることを 目 的 として 高 齢 者 福 祉 に 熱 意 を 持 つ 市 民 で 一 定 水 準 以 上 の 研 修 を 受 けた 方 を 介 護 相 談 員 として 委 嘱 し 特 別 養 護 老 人 ホームや 介 護 老 人 保 健 施 設 などに 派 遣 します 介 護 相 談 員 は サービスを 利 用 している 本 人 やその 家 族 の 不 安 不 満 疑 問 などの 解 消 を 図 るため 相 談 に 応 じます 受 け 付 けた 相 談 については 介 護 相 談 員 が 事 業 者 と 問 題 解 決 の 方 法 を 検 討 するなどして 双 方 の 橋 渡 し 役 を 担 います 介 護 相 談 員 派 遣 事 業 介 護 相 談 員 連 絡 会 川 崎 委 嘱 市 広 報 助 言 報 告 介 護 保 険 施 設 等 相 談 意 見 交 換 介 護 相 談 員 介 護 サ ー ビ ス の 質 の 向 上 派 遣 対 象 施 設 特 別 養 護 老 人 ホーム 介 護 老 人 保 健 施 設 認 知 症 高 齢 者 グループホーム 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 ( 有 料 老 人 ホーム 等 ) 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 施 設 職 員 入 居 者 家 族 実 績 計 画 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 352 回 368 回 事 業 継 続 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 は 見 込 みです かわさきいきいき 長 寿 プラン -94-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 相 談 苦 情 対 応 の 仕 組 み 相 談 苦 情 対 応 の 窓 口 としては 区 役 所 を 中 心 に 市 健 康 福 祉 局 と 連 携 を 図 っています また 身 近 な 地 域 の 総 合 相 談 窓 口 として 地 域 包 括 支 援 センターや 薬 剤 師 会 柔 道 整 復 師 会 鍼 灸 マッサージ 師 会 司 法 書 士 会 の 協 力 で まちかど 介 護 相 談 窓 口 を 設 置 しています また 相 談 苦 情 対 応 への 体 制 整 備 に 向 けて 介 護 保 険 制 度 全 般 に 関 する 苦 情 への 対 応 方 法 などの 手 順 を 定 めた 介 護 保 険 苦 情 対 応 マニュ アル を 策 定 しています このマニュアルを 基 本 として 上 記 の 窓 口 とともに 神 奈 川 県 国 民 健 康 保 険 団 体 連 合 会 や かながわ 福 祉 サービス 運 営 適 正 化 委 員 会 といった 苦 情 対 応 機 関 とも 連 携 しながら 誰 もが 気 軽 に 相 談 ができ 苦 情 を 言 うことができる 窓 口 の 運 営 体 制 を 確 保 するとともに 苦 情 の 事 例 収 集 を 行 い その 対 応 について 検 討 し サービスの 質 の 向 上 を 図 りま す 相 談 苦 情 対 応 の 仕 組 み 当 事 者 段 階 当 事 者 での 解 決 が 原 則 直 接 の 相 談 苦 情 利 用 者 利 用 提 供 事 業 者 < 苦 情 対 応 窓 口 > 相 談 苦 情 申 立 対 応 調 整 地 域 の 関 係 機 関 地 域 包 括 支 援 センター まちかど 介 護 相 談 窓 口 区 社 会 福 祉 協 議 会 等 連 携 区 役 所 連 携 介 護 保 険 サービスについて 神 奈 川 県 国 民 健 康 保 険 団 体 連 合 会 福 祉 サービス 一 般 について かながわ 福 祉 サービス 運 営 適 正 化 委 員 会 連 携 市 健 康 福 祉 局 長 寿 社 会 部 -95- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 中 重 度 の 要 介 護 高 齢 者 の 在 宅 生 活 を 支 えるための 取 組 川 崎 市 高 齢 者 実 態 調 査 の 結 果 高 齢 者 の 多 くが 将 来 介 護 が 必 要 になった 場 合 でも 家 族 に 負 担 をかけずに 自 宅 で 暮 らしたい と 希 望 しています 第 6 期 計 画 では 要 介 護 状 態 の 悪 化 認 知 症 介 護 者 の 負 担 等 の 課 題 を 抱 え 従 来 であれば 施 設 入 居 が 必 要 な 状 態 の 高 齢 者 であっても 住 み 慣 れた 地 域 で 安 心 した 生 活 を 続 けることができる 安 全 安 心 に 暮 らせる 地 域 づくり をめざし 多 様 な 介 護 ニーズに 柔 軟 に 対 応 することが 可 能 な 地 域 密 着 型 サービス や 介 護 者 の 負 担 軽 減 のための 支 援 の 充 実 に 取 り 組 みます 1 地 域 密 着 型 サービスの 整 備 と 普 及 に 向 けた 取 組 定 期 巡 回 随 時 対 応 型 訪 問 介 護 看 護 の 整 備 定 期 巡 回 随 時 対 応 型 訪 問 介 護 看 護 は 重 度 者 等 の 要 介 護 高 齢 者 の 在 宅 生 活 を 24 時 間 支 える 仕 組 みが 不 足 していることに 加 え 医 療 ニーズ が 高 い 高 齢 者 に 対 して 医 療 と 介 護 との 連 携 が 必 ずしも 充 分 ではないとい う 課 題 を 受 け 日 中 夜 間 を 通 じて 訪 問 介 護 と 訪 問 看 護 の 両 方 を 提 供 し 定 期 巡 回 と 随 時 の 対 応 を 行 う サービスとして 平 成 24 年 度 に 創 設 されました サービスのイメージ 一 般 社 団 法 人 24 時 間 在 宅 ケア 研 究 会 定 期 巡 回 随 時 対 応 サービスのポイント から 引 用 第 6 期 計 画 以 降 については 新 規 に 開 設 される 特 別 養 護 老 人 ホーム 等 への 併 設 の 推 奨 や 100 戸 以 上 の 市 営 住 宅 を 建 て 替 える 際 に 創 出 される 余 裕 敷 地 を 活 用 した 事 業 所 開 設 等 により 引 き 続 き 整 備 を 促 進 します 実 績 計 画 ( 累 計 ) 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 32 年 度 37 年 度 8 か 所 11 か 所 18 か 所 23 か 所 30 か 所 (7か 所 の 開 設 ) 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 以 降 は 見 込 み 又 は 計 画 値 です かわさきいきいき 長 寿 プラン -96-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 定 期 巡 回 随 時 対 応 型 訪 問 介 護 看 護 の 普 及 に 向 けた 地 域 連 携 型 サービス の 導 入 全 国 的 に 定 期 巡 回 随 時 対 応 型 訪 問 介 護 看 護 事 業 所 の 整 備 が 進 まない 中 本 市 では 全 ての 行 政 区 に 事 業 所 が 開 設 されており 比 較 的 順 調 な 整 備 が 進 んでいます 一 方 で サービス 利 用 者 については 全 市 で 200 人 未 満 ( 平 成 26 年 10 月 時 点 )に 留 まっており 一 層 のサービス 普 及 が 必 要 となりますが サービスの 提 供 上 次 のような 課 題 があります サービス 普 及 に 向 けた 課 題 従 来 の 訪 問 介 護 との 競 合 と 利 用 者 の 状 態 に 応 じた 柔 軟 なサービスの 切 替 えが 難 しいこと 担 当 エリアが 広 くなると 訪 問 のための 移 動 時 間 のロスが 大 きくなること 介 護 スタッフの 確 保 が 難 しく 1 事 業 所 当 たりで 対 応 できる 件 数 が 少 ないこと 連 携 可 能 な 訪 問 看 護 ステーションが 少 ないこと 利 用 に 適 した 状 態 等 の 情 報 が 利 用 者 関 係 者 に 十 分 に 認 知 されていないこと これらの 課 題 に 対 応 するため 訪 問 介 護 事 業 所 と 定 期 巡 回 随 時 対 応 型 訪 問 介 護 看 護 事 業 所 の 連 携 によるサービス 提 供 の 仕 組 み( 地 域 連 携 型 サービス )の 導 入 を 検 討 し サービス 供 給 力 の 拡 大 及 び 普 及 に 向 け た 取 組 を 行 います 連 携 イメージ 定 期 巡 回 事 業 所 訪 問 介 護 事 業 所 業 務 委 託 情 報 連 携 24 時 間 コール 受 付 ケアコール 設 置 夜 間 の 定 期 巡 回 随 時 訪 問 利 用 者 日 中 の 定 期 巡 回 随 時 訪 問 期 待 される 効 果 移 動 時 間 の 短 縮 や 訪 問 介 護 事 業 所 との 連 携 によるサービスの 効 率 化 供 給 力 の 拡 大 訪 問 介 護 からの 状 態 に 応 じたサービスの 切 替 えを 容 易 とすることによるサービスの 普 及 利 用 拡 大 地 域 に 密 着 して 活 動 している 訪 問 介 護 事 業 所 による 重 度 者 への 継 続 的 な 支 援 の 実 現 地 域 の 事 業 所 間 の 連 携 の 土 壌 づくり ノウハウの 蓄 積 による 既 存 訪 問 介 護 事 業 所 の 定 期 巡 回 随 時 対 応 型 訪 問 介 護 看 護 事 業 への 新 規 参 入 -97- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 の 整 備 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 は 要 介 護 者 の 状 態 や 希 望 に 応 じて 随 時 通 い 訪 問 泊 まり を 組 み 合 わせてサービスを 提 供 することで 在 宅 での 生 活 継 続 を 支 援 するサービスです 本 市 では 地 域 での 生 活 の 持 続 に 向 けた 重 要 なサービスとして 位 置 付 け 整 備 促 進 を 図 ります サービスのイメージ 利 用 者 の 自 宅 通 い 食 事 入 浴 など 日 常 生 活 の 支 援 機 能 訓 練 を 日 帰 りで 行 います 泊 まり 短 期 間 滞 在 し 滞 在 中 日 常 生 活 の 支 援 が 受 け られます 訪 問 ヘルパーが 自 宅 にお 伺 いし 生 活 援 助 や 身 体 介 護 を 行 います 第 6 期 計 画 以 降 については 事 業 者 の 参 入 意 欲 が 高 い 介 護 付 有 料 老 人 ホーム 認 知 症 高 齢 者 グループホーム への 併 設 を 公 募 要 件 とする 等 引 き 続 き 整 備 促 進 に 向 けた 取 組 を 進 めます 実 績 計 画 ( 累 計 ) 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 32 年 度 37 年 度 37 か 所 41 か 所 (16 か 所 の 開 設 ) 57 か 所 72 か 所 93 か 所 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 以 降 は 見 込 み 又 は 計 画 値 です 今 後 の 役 割 に 関 する 議 論 平 成 27 年 4 月 の 介 護 保 険 制 度 改 正 に 向 けた 国 の 部 会 等 の 中 では これまでの 通 い を 中 心 としたサービス 提 供 に 加 え 在 宅 での 生 活 全 般 を 支 援 する 観 点 から 訪 問 の 機 能 を 強 化 する 必 要 性 が 議 論 されたほか 地 域 包 括 ケアシステムを 担 う 中 核 的 なサービス 拠 点 の 一 つとして 地 域 に 対 する 役 割 の 拡 大 が 求 められています かわさきいきいき 長 寿 プラン -98-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 看 護 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 の 整 備 看 護 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 ( 平 成 27 年 4 月 制 度 改 正 により 複 合 型 サービス から 名 称 変 更 )は 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 に 医 療 的 ケア を 提 供 する 訪 問 看 護 の 機 能 を 加 えた サービスの 一 元 管 理 による 医 療 介 護 の 連 携 により 効 果 的 かつ 柔 軟 な 支 援 を 可 能 としたサービスです 主 に 医 療 ニーズの 高 い 高 齢 者 を 対 象 として 地 域 在 宅 における 多 様 な 療 養 支 援 を 行 うことを 目 的 として 平 成 24 年 度 に 創 設 されました 自 宅 で 生 活 する 医 療 ニーズが 高 い 高 齢 者 を 支 える 重 要 なサービスとし て 位 置 付 け 整 備 促 進 を 図 ります サービスのイメージ 泊 まり 利 用 者 ニーズに 応 じた 柔 軟 な 対 応 看 護 通 い 介 護 看 護 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 泊 まり 通 い ( 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 と 訪 問 看 護 ) 訪 問 要 介 護 度 が 高 く 医 療 ニーズの 高 い 高 齢 者 に 対 応 するため 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 のサービスに 加 え 必 要 に 応 じて 訪 問 看 護 を 提 供 できる 仕 組 みとする 別 々に 指 定 しサービスを 提 供 するよりも 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 事 業 所 に 配 置 されたケアマネジャー ( 介 護 支 援 専 門 員 )によるサービスの 一 元 管 理 により 利 用 者 のニーズに 応 じた 柔 軟 なサービス 提 供 が 可 能 事 業 者 にとっても 柔 軟 な 人 員 配 置 が 可 能 第 6 期 計 画 以 降 については 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 と 同 様 の 手 法 に よる 整 備 のほか 既 存 の 訪 問 看 護 ステーションによる 事 業 参 入 の 促 しな ど 引 き 続 き 整 備 促 進 に 向 けた 取 組 を 進 めます 実 績 計 画 ( 累 計 ) 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 32 年 度 37 年 度 1 か 所 5 か 所 (7 か 所 の 開 設 ) 12 か 所 18 か 所 32 か 所 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 以 降 は 見 込 み 又 は 計 画 値 です ( 看 護 ) 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 の 普 及 市 内 の 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 事 業 所 等 が 参 加 する 川 崎 市 小 規 模 多 機 能 型 事 業 者 連 絡 協 議 会 に 対 して 定 期 的 に 開 催 される 連 絡 会 の 運 営 の 支 援 を 行 っています 連 絡 協 議 会 では 事 業 所 間 の 情 報 交 換 研 修 の 開 催 のほか パンフレッ ト 作 成 や 本 市 などが 主 催 する 介 護 いきいきフェア での 広 報 等 の 活 動 を 通 じて サービスの 普 及 に 向 けた 取 組 を 行 っています -99- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 2 介 護 者 の 負 担 軽 減 に 向 けた 取 組 高 齢 者 の 多 くが 将 来 介 護 が 必 要 になった 場 合 でも 家 族 に 負 担 をかけ ずに 自 宅 で 暮 らしたい と 希 望 している 一 方 で 介 護 者 の 75.7%が 介 護 に 困 難 や 負 担 を 感 じているなど 介 護 者 の 負 担 増 大 が 問 題 となっています また 在 宅 生 活 継 続 のために 緊 急 利 用 が 可 能 なショートステイの 充 実 を 望 む 意 見 が 市 内 で 活 動 している 在 宅 ケアマネジャー( 介 護 支 援 専 門 員 ) 等 から 多 く 聞 かれました 第 6 期 計 画 では 介 護 者 の 負 担 軽 減 を 目 的 として 緊 急 利 用 が 可 能 な ショートステイの 充 実 に 向 けた 取 組 を 進 めます 緊 急 利 用 が 可 能 なショートステイの 確 保 に 向 けた 取 組 これまで 本 市 では 特 別 養 護 老 人 ホームの 新 規 整 備 を 行 う 際 に 運 営 法 人 に 施 設 本 体 の 入 居 定 員 の 10% 以 上 のショートステイ 定 員 確 保 を 求 めることで 整 備 を 進 めてきました 第 6 期 計 画 では 従 来 の 整 備 手 法 のほか 介 護 付 有 料 老 人 ホームや 認 知 症 高 齢 者 グループホームの 空 床 を 活 用 したショートステイの 実 施 を 積 極 的 に 進 めることで サービス 供 給 量 の 拡 大 を 図 ります また 供 給 主 体 の 多 様 化 によるサービス 利 用 者 側 の 選 択 肢 増 加 によっ て 緊 急 のショートステイ 利 用 がより 容 易 となることが 期 待 されます 介 護 の 負 担 を 軽 くするために 必 要 なサービス( 特 別 養 護 老 人 ホーム 入 所 希 望 者 ) 問 :あなたは 介 護 者 の 負 担 を 軽 くするために 特 別 養 護 老 人 ホーム 以 外 にどのよ うなサービスが 必 要 だと 思 いますか ( 複 数 回 答 ) 0% 10% 20% 30% 40% 50% ショートステイ 40.6% 認 知 症 高 齢 者 グループホーム 31.8% デイサービス( 通 所 介 護 ) 29.4% 特 養 入 所 希 望 者 調 査 ( 回 答 者 数 =170 人 ) 平 成 25 年 度 川 崎 市 高 齢 者 実 態 調 査 から ( 上 位 3つのみ 記 載 ) かわさきいきいき 長 寿 プラン -100-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 在 宅 医 療 介 護 の 連 携 の 推 進 超 高 齢 社 会 を 迎 えるに 当 たり 国 や 他 都 市 と 比 較 して 高 齢 化 率 が 低 い 本 市 ですが 今 後 団 塊 の 世 代 が 後 期 高 齢 者 となる 2025 年 に 向 け 後 期 高 齢 者 の 増 加 が 見 込 まれています また 後 期 高 齢 者 となるにつれて 要 介 護 認 定 率 は 高 くなり 要 介 護 度 が 高 くなるにつれて 医 療 への 依 存 度 が 高 まる 傾 向 に あると 考 えられます 一 方 川 崎 市 高 齢 者 実 態 調 査 の 結 果 では 介 護 が 必 要 となったときに 在 宅 で 介 護 を 受 けたいと 希 望 している 方 は 半 数 を 上 回 っていますが 施 設 への 入 居 を 希 望 している 方 は 家 族 に 負 担 がかかることを 理 由 に 施 設 を 選 択 して いる 方 も 多 い 状 況 です また 人 生 の 最 期 を 迎 える 場 所 について 自 宅 で 迎 えられる 方 は 1 割 強 となっています こうしたことから 本 市 では 住 み 慣 れた 地 域 で 暮 らし 続 けられるよう 地 域 包 括 ケアシステム づくりを 最 重 要 課 題 の1つと 捉 え 川 崎 市 地 域 包 括 ケアシステム 推 進 ビジョン を 策 定 しています 医 療 や 介 護 が 必 要 と なっても 本 人 や 家 族 の 状 況 に 応 じて 生 活 の 場 を 選 択 できる 環 境 の 整 備 を 図 るため 在 宅 医 療 の 充 実 医 療 と 介 護 の 連 携 を 推 進 します 現 状 と 課 題 1わが 国 の 一 人 開 業 医 が 多 い 状 況 の 中 で かかりつけ 医 を 中 心 に 訪 問 診 療 や 往 診 にも 取 り 組 みやすい 環 境 づくりを 進 めるため 急 速 な 都 市 部 の 高 齢 化 に 対 応 した 24 時 間 365 日 の 在 宅 医 療 推 進 の 仕 組 みづくりを 行 うことが 必 要 と 考 えられます 2 医 療 と 介 護 の 連 携 がよりスムーズに 進 められるよう 円 滑 な 連 携 に 向 けたルールづくりや コーディネート 機 能 のあり 方 を 検 討 していくことが 必 要 です 3 在 宅 医 療 ケアへの 理 解 が 十 分 に 浸 透 しておらず 在 宅 医 療 ケアが 市 民 の 選 択 肢 の1つ となりきっていない 状 況 から 在 宅 医 療 ケアについての 更 なる 啓 発 の 取 組 を 進 めること が 重 要 です こうした 取 組 を 通 じて 入 院 から 在 宅 への 切 れ 目 ない 継 続 支 援 が 十 分 に 提 供 できるような 在 宅 療 養 の 仕 組 みづくりにつなげていきます 医 療 や 介 護 が 必 要 な 高 齢 者 等 が 地 域 や 自 宅 等 の 生 活 の 場 において 家 族 や 医 療 職 介 護 職 ボランティアなどの 協 力 や 支 援 のもと 必 要 な 医 療 介 護 サー ビスを 利 用 し 安 心 して 在 宅 で 療 養 していくことをいいます -101- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 ( 具 体 的 な 取 組 の 方 向 性 ) 124 時 間 365 日 の 在 宅 医 療 推 進 の 仕 組 みづくり 在 宅 チーム 医 療 を 担 う 地 域 リーダー 研 修 等 による 人 材 育 成 在 宅 医 療 に 係 わる 医 療 介 護 従 事 者 に 対 する 多 職 種 研 修 を 行 い チー ムとして 在 宅 療 養 患 者 ( 利 用 者 ) 家 族 を 支 えていくための 人 材 を 育 成 します 各 区 への 在 宅 療 養 調 整 医 師 の 配 置 各 区 において 開 業 医 の 顔 の 見 える 関 係 づくりを 進 め 開 業 医 のネッ トワークづくりを 進 めるとともに 1 多 職 種 への 医 療 的 な 助 言 2 医 療 資 源 等 の 把 握 3 退 院 調 整 支 援 等 につなげるため 川 崎 市 医 師 会 の 協 力 のもと 各 区 に 在 宅 療 養 調 整 医 師 を 配 置 します 2 医 療 と 介 護 の 連 携 に 向 けた 仕 組 みづくり 川 崎 市 在 宅 療 養 推 進 協 議 会 の 開 催 開 業 医 歯 科 医 師 薬 剤 師 病 院 訪 問 看 護 師 介 護 支 援 専 門 員 地 域 包 括 支 援 センターなどの 医 療 介 護 関 連 団 体 の 代 表 者 が 定 期 的 に 集 ま り 多 職 種 連 携 の 強 化 在 宅 療 養 患 者 ( 利 用 者 )に 対 する 一 体 的 な 支 援 体 制 の 構 築 に 向 けた 協 議 を 進 めます 各 区 における 多 職 種 による 協 議 の 場 の 設 置 に 向 けた 取 組 上 記 の 取 組 とともに 各 区 において 1 診 診 連 携 による 在 宅 医 の 負 担 軽 減 2 多 職 種 での 緊 密 な 連 携 の 推 進 3 市 民 啓 発 など 在 宅 医 療 ケ アの 課 題 解 決 に 向 けた 取 組 を 進 め 各 区 における 多 職 種 による 協 議 の 場 づくりを 進 めます 在 宅 療 養 連 携 ノート を 活 用 した 多 職 種 間 の 情 報 共 有 在 宅 医 療 介 護 従 事 者 間 の 情 報 共 有 を 図 るため 在 宅 療 養 患 者 宅 に 置 いて 従 事 者 間 及 び 本 人 家 族 との 情 報 共 有 につなげるため 在 宅 療 養 連 携 ノート を 作 成 し 普 及 活 用 を 図 ります 記 載 事 項 基 本 情 報 医 療 情 報 歯 科 情 報 嚥 下 連 絡 票 検 査 結 果 薬 剤 情 報 看 護 情 報 週 間 サービス 計 画 表 リビング ウィル 連 絡 ページ かわさきいきいき 長 寿 プラン -102-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 在 宅 医 療 サポートセンター 事 業 の 実 施 在 宅 療 養 調 整 医 師 とともに 1 多 職 種 への 医 療 的 な 助 言 2 医 療 資 源 等 の 把 握 3 退 院 調 整 支 援 4 市 民 啓 発 等 を 行 うため コーディネーター の 看 護 職 を 配 置 し 在 宅 医 療 サポートセンターを 運 営 します 3 在 宅 医 療 ケアに 関 する 市 民 啓 発 医 療 や 介 護 が 必 要 となっても 本 人 や 家 族 の 状 況 に 応 じて 生 活 の 場 を 選 択 できるように 在 宅 医 療 ケアについても 市 民 の 選 択 肢 の1つでき るような 理 解 の 浸 透 を 図 っていくことが 重 要 です そのため リーフレット 在 宅 医 療 Q&A による 周 知 や 市 民 シンポ ジウムの 定 期 的 な 開 催 出 前 講 座 等 を 通 じた 啓 発 を 進 めます 在 宅 医 療 ケアシステムのイメージ 川 崎 市 在 宅 療 養 推 進 協 議 会 ( 多 職 種 連 携 のルール 作 成 ) 市 健 康 福 祉 局 医 療 政 策 推 進 室 病 院 病 診 連 携 薬 剤 師 歯 科 医 師 個 別 ケースの 検 討 多 職 種 による 対 話 の 場 訪 問 看 護 師 ヘルパー 介 護 支 援 専 門 員 区 保 健 福 祉 セ ン タ ー 急 性 増 悪 時 等 在 宅 医 各 区 調 整 医 在 宅 医 診 診 連 携 患 者 ( 利 用 者 ) 地 域 包 括 支 援 センター 医 療 介 護 の 一 体 的 なサービス 提 供 在 宅 医 療 サポートセンター 医 療 的 助 言 医 療 資 源 等 の 把 握 退 院 調 整 支 援 等 取 組 状 況 計 画 平 成 25 年 度 26 年 度 ( 見 込 ) 27 年 度 28 年 度 29 年 度 在 宅 療 養 推 進 協 議 会 設 置 地 域 リーダー 研 修 開 催 在 宅 療 養 連 携 ノート 作 成 他 継 続 実 施 活 用 手 法 の 検 討 各 区 での 取 組 の 試 行 事 業 推 進 -103- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 要 介 護 度 維 持 改 善 に 向 けた 取 組 高 齢 者 人 口 は 年 々 増 え 続 けることが 想 定 され 要 介 護 要 支 援 認 定 者 の 増 加 とそれに 伴 う 介 護 保 険 給 付 費 等 の 増 大 が 課 題 となっています これまで 本 市 では 介 護 予 防 の 取 組 として すべての 高 齢 者 を 対 象 に い こい 元 気 広 場 公 園 体 操 公 園 ウォーキング 等 の 一 次 予 防 事 業 虚 弱 な 高 齢 者 を 対 象 とした 運 動 器 機 能 向 上 栄 養 改 善 口 腔 機 能 向 上 等 の 二 次 予 防 事 業 等 を 実 施 し 虚 弱 な 状 態 の 軽 減 要 介 護 状 態 等 になることの 予 防 に 努 めてきました これらの 取 組 を 充 実 強 化 していく 一 方 で 要 介 護 状 態 となった 方 につい ても 状 態 の 維 持 改 善 に 取 り 組 むことが 今 後 ますます 重 要 となります 介 護 保 険 制 度 は 尊 厳 の 保 持 自 立 支 援 を 基 本 理 念 として 要 介 護 状 態 の 軽 減 又 は 悪 化 の 防 止 のために 介 護 保 険 給 付 を 行 うことが 定 められ ていますが 介 護 サービス 提 供 事 業 者 の 取 組 によって 要 介 護 度 の 改 善 が 図 ら れても 事 業 者 の 努 力 が 評 価 されにくいという 課 題 があります この 課 題 に 対 応 するため 適 切 なサービスを 提 供 し 要 介 護 度 の 維 持 改 善 を 達 成 した 事 業 者 を 評 価 する 仕 組 みが 必 要 です 要 介 護 度 維 持 改 善 の 取 組 元 気 な 高 齢 者 虚 弱 な 高 齢 者 要 支 援 高 齢 者 要 介 護 高 齢 者 健 康 維 持 要 介 護 要 支 援 状 態 に ならないための 取 組 要 介 護 度 等 の 維 持 改 善 に 向 けた 取 組 改 善 改 善 改 善 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 平 成 28 年 度 から 実 施 介 護 予 防 サービス 介 護 保 険 サービス 介 護 予 防 事 業 平 成 28 年 度 に 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 へ 移 行 いきがい 対 策 かわさきいきいき 長 寿 プラン -104-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 要 介 護 度 の 維 持 改 善 を 図 る 仕 組 みづくり 本 市 では 利 用 者 の 要 介 護 度 の 改 善 を 図 った 場 合 や 長 期 にわたって 利 用 者 の 要 介 護 度 を 維 持 した 場 合 報 奨 表 彰 公 表 等 のインセンティ ブを 付 与 することで 介 護 サービス 提 供 事 業 者 のサービスの 質 を 評 価 す る 仕 組 みを 構 築 します また この 仕 組 みにより 介 護 サービス 提 供 事 業 者 による 積 極 的 な 自 立 支 援 に 向 けたサービスが 提 供 され 高 齢 者 自 身 にも 尊 厳 の 保 持 に 対 する 意 識 の 醸 成 が 図 られるよう 取 り 組 みます 本 市 の 平 均 寿 命 と 健 康 寿 命 65.0 70.0 75.0 80.0 85.0 90.0( 歳 ) 女 性 73.1 ( 全 国 :73.6) 86.7 ( 全 国 :86.4) 男 性 69.3 ( 全 国 :70.4) 80.0 ( 全 国 :79.6) 健 康 寿 命 平 均 寿 命 平 均 寿 命 は 厚 生 労 働 省 市 区 町 村 別 生 命 表 から 抜 粋 しています 健 康 寿 命 は 厚 生 労 働 科 学 研 究 費 補 助 金 分 担 研 究 報 告 書 から 抜 粋 しています 数 値 は いずれも 平 成 22 年 時 点 です 本 市 の 平 均 寿 命 と 健 康 寿 命 の 差 は 男 性 で 10.7 年 女 性 で 13.6 年 と なっています 男 女 ともに 日 常 生 活 に 制 限 のある 期 間 が 長 いことを 示 していま す 元 気 なうちから 高 齢 者 自 身 が 介 護 予 防 に 取 り 組 むことは 健 康 寿 命 を 延 伸 させ 高 齢 者 の 幸 福 につながります 本 市 では これらの 取 組 を かわさき 健 幸 福 寿 プロジェクト として 推 進 し 介 護 予 防 の 普 及 啓 発 が 一 層 広 まることで 高 齢 者 や 事 業 者 の 介 護 予 防 に 対 する 意 識 が 高 まり 結 果 として 介 護 給 付 費 の 上 昇 の 抑 制 にもつながることを 期 待 しています いつまでも 元 気 なお 年 寄 り でいただくことを 目 的 として 平 成 26 年 4 月 に 設 置 したプロジェクトです 介 護 サービス 提 供 事 業 者 のケアにより 要 介 護 度 の 維 持 改 善 を 図 った 場 合 の 事 業 者 への 適 正 な 評 価 を 行 うことで 維 持 改 善 に 対 する 取 組 意 識 を 高 め 介 護 保 険 給 付 費 上 昇 の 抑 制 を 図 り 無 理 なく 安 心 して 介 護 サービスを 利 用 できる 新 たな 仕 組 みづくりをめざします 今 後 は 市 内 の 特 別 養 護 老 人 ホームや 通 所 介 護 事 業 所 を 対 象 としたモデル 事 業 を 実 施 します -105- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 介 護 人 材 の 確 保 と 定 着 の 支 援 介 護 人 材 については 多 くの 市 内 介 護 サービス 提 供 事 業 者 が 人 材 確 保 に 向 けた 募 集 等 を 行 っているものの 人 材 確 保 が 困 難 な 状 況 にあり 事 業 を 運 営 する 上 で 大 きな 課 題 となっています そこで 市 内 の 介 護 事 業 所 や 介 護 事 業 所 で 就 労 する 職 員 に 対 して 実 態 調 査 を 行 い 今 後 の 介 護 人 材 確 保 策 の 推 進 を 図 るための 基 礎 資 料 を 得 るとともに 状 況 の 把 握 に 努 めました 市 内 の 介 護 事 業 所 の 状 況 等 について 平 成 25 年 度 川 崎 市 高 齢 者 実 態 調 査 から 事 業 を 展 開 する 上 での 問 題 点 や 課 題 として 居 宅 サービス 事 業 所 の 75.1% 介 護 保 険 施 設 等 の 84.0%が 人 材 の 確 保 が 困 難 という 課 題 をあげています これは 前 回 ( 平 成 22 年 度 )の 調 査 よりポイントが 増 加 し 問 題 点 課 題 の 第 1 位 となり ました 川 崎 市 介 護 労 働 者 実 態 調 査 ( 職 員 向 け 調 査 ) から 必 要 と 感 じる 行 政 の 支 援 として 職 場 環 境 の 改 善 が 42.0%と 最 も 高 く 続 い て 介 護 職 のイメージアップ が 33.1% 職 員 のメンタルヘルスケア が 28.1% となりました 介 護 の 仕 事 に 関 心 を 持 ち 始 めた 時 期 として 10 代 が 16.0%と 最 も 高 く 続 い て 40 代 前 半 が 15.4% 20 代 前 半 が 13.6%となりました 0% 20% 40% 60% 80% 100% 介 護 の 仕 事 に 関 心 を 持 ち 始 めた 時 期 (n=1,539) 16.0% 13.6% 9.3% 13.1% 10.4% 15.4% 17.8% 4.4% 10 代 20 代 前 半 20 代 後 半 30 代 前 半 30 代 後 半 40 代 前 半 40 代 後 半 以 降 無 回 答 川 崎 市 介 護 人 材 の 確 保 定 着 に 関 する 実 態 調 査 ( 事 業 者 向 け 調 査 ) から 運 営 上 の 問 題 点 として 良 質 な 人 材 の 確 保 が 難 しい が 55.2% 十 分 な 賃 金 を 支 払 えない が 50.8% 書 類 作 成 の 時 間 に 追 われる が 35.5%となりました 0% 20% 40% 60% 80% 良 質 な 人 材 の 確 保 が 難 しい 十 分 な 賃 金 を 支 払 えない 書 類 作 成 の 時 間 に 追 われる 35.5% 55.2% 50.8% (n=183) 上 位 3つを 記 載 定 着 促 進 に 効 果 のあった 方 策 として 労 働 時 間 の 希 望 を 聞 くこと が 31.7% 労 働 条 件 を 改 善 すること が 25.2% コミュニケーションの 円 滑 化 を 図 るこ と が 22.3%となりました かわさきいきいき 長 寿 プラン -106-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 本 市 における 介 護 人 材 確 保 策 福 祉 介 護 事 業 所 キャリア アップ 人 材 就 労 職 員 定 着 1 人 材 の 呼 び 込 み 2 就 労 支 援 3 定 着 支 援 福 祉 介 護 に 関 する 普 及 啓 発 介 護 いきいきフェア の 開 催 等 介 護 職 のイメージアップ 介 護 現 場 の 周 知 啓 発 のパンフレット 作 成 等 高 校 大 学 専 門 学 校 への 出 張 ガイダンス 等 無 料 職 業 紹 介 就 職 相 談 会 等 による 就 職 支 援 福 祉 のお 仕 事 相 談 会 等 資 格 取 得 者 への 就 労 支 援 介 護 職 員 初 任 者 研 修 の 受 講 料 補 助 等 潜 在 的 有 資 格 者 の 掘 り 起 こし 再 就 職 支 援 セミナー 等 職 場 環 境 の 改 善 管 理 者 向 け 研 修 等 職 員 のメンタルヘルスケア 相 談 窓 口 の 開 設 や 研 修 4キャリアアップ 支 援 研 修 講 座 等 の 開 催 たんの 吸 引 等 研 修 等 各 種 研 修 の 実 施 1 人 材 の 呼 び 込 み 福 祉 人 材 バンクを 中 心 として 福 祉 介 護 の 仕 事 についての PR 高 等 学 校 福 祉 関 係 学 校 大 学 等 への 情 報 提 供 小 中 学 生 やその 保 護 者 に 介 護 職 の 魅 力 を 普 及 啓 発 する 取 組 等 により 人 材 の 掘 り 起 こしを 図 ります 2 就 労 支 援 福 祉 の 仕 事 に 関 する 求 人 情 報 の 提 供 や 相 談 会 ガイダンスの 開 催 事 業 所 が 自 らの 魅 力 を 引 き 出 すための 採 用 力 向 上 の 研 修 就 労 に 必 要 となる 資 格 取 得 研 修 の 開 催 等 により 介 護 の 仕 事 に 就 くための 就 労 支 援 を 実 施 し ます また 外 国 人 材 の 活 用 について 市 内 介 護 保 険 事 業 所 における 受 入 動 向 等 を 見 ながら 必 要 な 支 援 策 について 検 討 します 3 定 着 支 援 福 祉 人 材 バンクによるメンタルヘルス 相 談 事 業 の 実 施 や 看 護 師 の 福 祉 施 設 就 職 に 向 けた 研 修 働 き 続 けたい 職 場 づくりに 向 けた 経 営 管 理 者 等 へ の 研 修 などにより 介 護 人 材 の 定 着 を 支 援 します 4キャリアアップ 支 援 人 材 開 発 研 修 センターにおいて 介 護 サービス 従 事 者 の 資 質 向 上 とキャ リアアップのための 各 種 の 研 修 を 開 催 するほか 川 崎 市 看 護 協 会 への 委 託 により 訪 問 看 護 師 の 養 成 講 習 会 を 開 催 します -107- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 サービスの 質 の 向 上 とキャリアアップに 向 けた 従 事 者 向 け 研 修 の 体 系 福 祉 職 員 向 け 研 修 キャリアパスをイメージした 研 修 介 護 技 術 の 向 上 に 関 する 研 修 認 知 症 に 関 する 基 本 的 な 研 修 精 神 障 害 者 等 に 関 する 研 修 医 療 感 染 症 に 関 する 研 修 たんの 吸 引 等 研 修 介 護 職 員 初 任 者 研 修 介 護 支 援 専 門 員 専 門 研 修 等 介 護 サービス 等 の 質 の 向 上 従 事 者 本 人 のキャリアアップ 質 の 高 い 介 護 人 材 の 養 成 看 護 師 への 研 修 訪 問 看 護 師 養 成 講 習 ( 訪 問 看 護 技 術 在 宅 ケアシステム 等 ) 看 護 師 向 け 医 療 技 術 再 確 認 研 修 認 知 症 介 護 実 務 者 への 研 修 認 知 症 介 護 の 専 門 性 を 高 める ための 認 知 症 介 護 実 践 研 修 等 〇 福 祉 人 材 バンク 川 崎 市 社 会 福 祉 協 議 会 に 運 営 を 委 託 し 福 祉 介 護 の 仕 事 に 関 する 無 料 職 業 紹 介 や 就 職 相 談 会 ガイダンスの 開 催 福 祉 介 護 の 仕 事 などに ついての 啓 発 を 行 い 就 労 を 促 進 します また 福 祉 職 従 事 者 向 けにメ ンタルヘルス 相 談 事 業 を 実 施 し 人 材 の 定 着 を 支 援 します 〇 人 材 開 発 研 修 センター 保 健 福 祉 研 究 センター 高 齢 社 会 福 祉 総 合 センター 内 の 人 材 開 発 研 修 センターにて 介 護 職 員 初 任 者 研 修 等 介 護 職 として 就 労 する 際 に 必 要 となる 資 格 取 得 のための 研 修 を 開 催 するほか 介 護 支 援 専 門 員 への 研 修 認 知 症 の 専 門 職 員 を 養 成 するための 研 修 その 他 従 事 者 向 けにキャリアパス をイメージしたス キルアップ 研 修 などを 開 催 し 介 護 サービス 従 事 者 の 資 質 向 上 とキャリ アアップを 支 援 します また 保 健 福 祉 研 究 センターにて 市 民 向 けに 普 及 啓 発 講 座 やイベン トを 開 催 するほか 高 齢 者 福 祉 に 関 する 情 報 を 発 信 し 福 祉 介 護 職 への 人 材 の 誘 導 など 高 齢 者 福 祉 に 対 する 地 域 の 方 々の 意 識 向 上 を 図 ります どのような 仕 事 をどれくらいの 期 間 担 当 し どの 資 格 を 取 得 するとどのよ うなポストに 就 けるか といったキャリアアップの 道 筋 を キャリアパス といいます 国 は 介 護 に 従 事 する 人 が 一 生 の 仕 事 としてやりがいを 持 てる よう キャリアパスの 仕 組 みを 介 護 職 場 に 広 げるための 取 組 を 行 っており 人 材 育 成 や 昇 進 の 制 度 を 取 り 入 れる 事 業 所 が 増 えてきています かわさきいきいき 長 寿 プラン -108-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 ウェルフェアイノベーション( 福 祉 介 護 産 業 の 振 興 )との 連 携 本 市 では 高 齢 者 等 の 自 立 を 支 援 し 社 会 的 課 題 に 対 応 するため ウェル フェアイノベーション( 福 祉 介 護 産 業 の 振 興 )を 推 進 し 高 齢 化 に 伴 う 課 題 解 決 と 人 々の 幸 福 を 支 える 産 業 の 発 展 に 取 り 組 んでいます この 取 組 を 推 進 するため ウェルフェアイノベーション 推 進 計 画 を 策 定 するとともに 介 護 施 設 等 の 福 祉 関 係 者 と 企 業 等 の 産 業 を 繋 ぐネットワー クの 基 盤 として ウェルフェアイノベーションフォーラム を 設 立 し 新 たな 福 祉 製 品 サービスの 創 出 や 活 用 を 促 進 するとともに 誰 もがいきいき と 暮 らせる 安 心 社 会 の 実 現 をめざしています ウェルフェアイノベーションの 推 進 における 取 組 の 柱 の1つとして か わさき 基 準 ( Kawasaki Innovation Standard ; 通 称 KIS) の 理 念 の 普 及 を 実 施 しています KIS は 最 適 な 福 祉 製 品 のあり 方 を 示 した 本 市 独 自 の 基 準 であり 高 齢 になっても 心 身 に 何 らかの 疾 病 や 障 害 を 持 つことに なっても 住 み 慣 れた 地 域 で 誰 もが 自 立 して 楽 しく 安 心 して 暮 らし 続 けら れる 社 会 をめざした 利 用 者 の 自 立 支 援 を 中 心 概 念 としています また 福 祉 製 品 等 の 活 用 による 介 護 現 場 の 課 題 解 決 を 図 るため 介 護 施 設 の 職 員 向 けに 当 該 施 設 において 認 証 福 祉 製 品 等 を 試 用 できる 出 張 PR 事 業 を 実 施 するなど ウェルフェアイノベーションの 推 進 により 福 祉 分 野 の 課 題 を 解 決 する 様 々な 事 業 を 実 施 しています ウェルフェアイノベーションの 推 進 ウェルフェアイノベーション 推 進 計 画 趣 旨 かわさき 基 準 の 理 念 に 基 づいた 高 齢 者 や 障 害 者 等 への 多 様 なサービス 製 品 を 創 出 し 活 用 を 促 進 することにより 新 たな 川 崎 の 活 力 を 生 み 出 すとともに 社 会 システムを 構 築 するウェルフェアイノベーションを 推 進 社 会 の 課 題 解 決 を 先 導 する 福 祉 介 護 産 業 の 振 興 育 成 福 祉 製 品 サービスに 関 する 情 報 共 有 販 路 拡 大 等 による 活 用 促 進 サービス 等 を 提 供 する 現 場 と 製 品 等 を 供 給 する 企 業 や 人 材 をはじめとした 関 係 者 間 のネットワークの 形 成 取 組 方 針 1 KIS の 理 念 普 及 2 社 会 システムの 構 築 に 3 健 康 長 寿 のまちづくり 4 福 祉 産 業 等 への 参 入 促 進 認 証 製 品 拡 充 による 先 導 的 な 取 組 の 推 進 向 けた 新 たな 福 祉 製 品 サービスの 創 出 に 向 けた 新 たな 福 祉 製 品 サービスの 活 用 海 外 展 開 による 活 力 の 創 出 と 国 際 貢 献 の 推 進 目 的 目 的 目 的 目 的 KIS 理 念 の 普 及 福 祉 製 品 のKIS 認 証 の 拡 充 KISの 一 般 化 標 準 化 新 たな 福 祉 製 品 サービスの 創 出 在 宅 自 立 支 援 型 施 策 の 推 進 革 新 的 な 取 組 の 実 施 利 便 性 の 向 上 と 社 会 参 加 の 促 進 安 心 安 全 な 生 活 環 境 の 提 供 健 康 寿 命 の 延 伸 福 祉 産 業 等 への 新 規 参 入 雇 用 創 出 福 祉 人 材 の 育 成 アジアへの 技 術 情 報 の 国 際 展 開 計 画 に 掲 げる 取 組 の 実 行 取 組 内 容 の 情 報 発 信 市 内 中 小 製 造 業 者 特 養 等 ( 高 齢 障 害 施 設 ) 市 立 病 院 等 ( 医 療 機 関 ) IT 企 業 医 療 機 器 メーカー 建 築 産 業 福 祉 介 護 産 業 ものづくり 技 術 福 祉 産 業 への 参 入 現 場 ニーズ 市 場 ニーズ 情 報 基 盤 の 整 備 機 器 の 試 験 導 入 流 通 情 報 福 祉 と 産 業 の ネットワーク 専 門 的 知 見 研 究 成 果 等 豊 富 なデータ デザイン 性 の 向 上 テクノエイド 協 会 等 ( 福 祉 機 関 ) 福 祉 研 究 所 等 ( 研 究 機 関 ) 大 学 教 授 等 ( 有 識 者 ) 中 小 企 業 診 断 士 等 ( 専 門 家 ) デザイナー 産 業 振 興 財 団 等 ( 専 門 機 関 ) 創 出 された 製 品 の 認 証 KIS 協 議 会 ( 認 証 機 関 ) K 製 I 品 の S 普 理 及 念 ウェルフェアイノベーションフォーラム -109- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 4 認 知 症 高 齢 者 施 策 の 充 実 これまでの 取 組 第 4 期 計 画 からは 認 知 症 高 齢 者 施 策 を 大 きな 柱 の 一 つに 据 えて 医 療 と 介 護 の 連 携 などの 取 組 を 更 に 強 化 しました 続 く 第 5 期 計 画 におけ る 主 な 取 組 は 次 のとおりです 認 知 症 サポーター の 養 成 やフォローアップ 認 知 症 キャラバン メイト 養 成 研 修 の 開 催 等 による 地 域 で 認 知 症 高 齢 者 を 支 える 体 制 づ くりを 行 いました 川 崎 市 認 知 症 コールセンター~サポートほっと~ におけるピアカ ウンセリングの 手 法 を 用 いた 総 合 相 談 認 知 症 あんしん 生 活 実 践 塾 各 区 の 認 知 症 高 齢 者 介 護 教 室 の 開 催 等 による 本 人 家 族 介 護 者 支 援 を 行 いました 徘 徊 高 齢 者 等 SOS ネットワーク 事 業 の 実 施 による 徘 徊 高 齢 者 の 早 期 発 見 警 察 等 関 係 機 関 との 連 携 強 化 を 図 りました 医 療 と 介 護 の 関 係 者 からなる 川 崎 市 認 知 症 支 援 連 携 会 議 によるシ ンポジウム 症 例 検 討 等 を 通 じた 医 療 介 護 連 携 かかりつけ 医 から 専 門 医 につなげる 際 に 使 用 する 川 崎 市 認 知 症 連 携 情 報 提 供 書 の 作 成 普 及 による 病 診 連 携 を 図 りました 平 成 24 年 8 月 設 置 の 認 知 症 疾 患 医 療 センター( 聖 マリアンナ 医 科 大 学 病 院 及 び 日 本 医 科 大 学 武 蔵 小 杉 病 院 )による 専 門 医 療 相 談 鑑 別 診 断 初 期 対 応 多 職 種 連 携 会 議 の 開 催 等 を 通 じた 認 知 症 疾 患 の 保 健 医 療 水 準 の 向 上 に 努 めました 市 民 後 見 人 養 成 による 権 利 擁 護 の 新 たな 担 い 手 の 育 成 を 行 いました 平 成 25 年 4 月 に 川 崎 市 高 齢 者 虐 待 対 応 マニュアル や 平 成 26 年 6 月 に 川 崎 市 成 年 後 見 制 度 関 連 業 務 マニュアル を 改 訂 しました 今 後 の 課 題 今 後 も 増 加 が 見 込 まれる 認 知 症 の 人 が 住 み 慣 れた 地 域 で 安 心 して 暮 らし 続 けることができるように 認 知 症 に 関 する 知 識 の 普 及 早 期 発 見 早 期 対 応 家 族 介 護 者 が 抱 える 様 々な 悩 みや 不 安 の 軽 減 徘 徊 への 迅 速 な 対 応 成 年 後 見 制 度 の 利 用 虐 待 防 止 等 の 取 組 につ いて 引 き 続 き 総 合 的 に 推 進 していく 必 要 があります 認 知 症 の 取 組 を 推 進 していくためには 医 療 と 介 護 の 従 事 者 が 顔 の 見 える 関 係 性 を 構 築 して 積 極 的 に 連 携 する 必 要 があります 若 年 性 認 知 症 について 支 援 体 制 の 構 築 が 求 められます -111- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 第 6 期 計 画 での 取 組 認 知 症 サポーター が 果 たすべき 役 割 を 再 検 証 し それを 踏 まえた 養 成 講 座 の 開 催 やフォローアップを 実 施 します 川 崎 市 認 知 症 コールセンター~サポートほっと~ におけるピアカウン セリングの 手 法 を 用 いた 総 合 相 談 支 援 により 本 人 家 族 介 護 者 の 精 神 的 負 担 の 軽 減 を 図 ります また 継 続 的 反 復 的 な 相 談 支 援 にも 対 応 します 徘 徊 高 齢 者 等 SOS ネットワーク 事 業 について 対 象 範 囲 と 登 録 者 の 拡 充 より 広 域 な 探 索 に 向 けた 効 果 的 な 体 制 づくりに 取 り 組 みます 認 知 症 の 早 期 発 見 早 期 対 応 に 向 けて かかりつけ 医 等 の 認 知 症 対 応 力 向 上 を 一 層 推 進 します 認 知 症 疾 患 医 療 センター の 運 営 により 本 市 の 認 知 症 疾 患 の 保 健 医 療 水 準 の 向 上 を 図 るとともに 医 療 介 護 連 携 病 診 連 携 を 推 進 します 市 民 後 見 人 の 家 庭 裁 判 所 による 選 任 をめざします 高 齢 者 虐 待 の 防 止 に 向 けて 区 役 所 と 地 域 包 括 支 援 センターとの 一 層 の 連 携 強 化 とスキルアップを 図 るとともに 市 民 に 対 する 普 及 啓 発 を 推 進 します 認 知 症 施 策 推 進 総 合 戦 略 ( 新 オレンジプラン) に 掲 げられている 若 年 性 認 知 症 施 策 の 強 化 や 認 知 症 ケアパスの 確 立 認 知 症 初 期 集 中 支 援 チームの 設 置 等 の 新 たな 取 組 について 区 役 所 や 地 域 包 括 支 援 センターなど 庁 内 外 の 検 討 体 制 を 構 築 し 実 施 に 向 けた 検 討 を 行 います 2025 年 を 見 据 えた 施 策 の 方 向 性 認 知 症 となっても 身 近 な 地 域 で 安 心 して 暮 らせるよう 地 域 におけるイン フォーマルな 主 体 も 含 め 認 知 症 に 関 わる 様 々な 職 種 が 顔 の 見 える 関 係 を 基 礎 に 連 携 して 切 れ 目 のない 一 体 的 なケアの 提 供 を 図 ります 本 市 における 認 知 症 ケアの 提 供 体 制 等 について 広 く 普 及 啓 発 を 図 り 本 人 家 族 が 症 状 に 応 じてどこに 相 談 したらよいか どこでどのようなサービス が 受 けられるか また 市 民 が 地 域 の 見 守 り 支 え 手 として 自 分 に 何 がで きるのかといった 意 識 の 醸 成 を 推 進 します 2025 年 ( 平 成 37 年 )をめざし 認 知 症 の 人 の 意 思 が 尊 重 され できる 限 り 住 み 慣 れた 地 域 のよい 環 境 で 自 分 らしく 暮 らし 続 けることができる 社 会 を 実 現 すべく 認 知 症 施 策 推 進 5か 年 計 画 (オレンジプラン)を 改 め 厚 生 労 働 省 が 平 成 27 年 1 月 に 公 表 したものです 1 認 知 症 への 理 解 を 深 め るための 普 及 啓 発 の 推 進 2 認 知 症 の 容 態 に 応 じた 適 時 適 切 な 医 療 介 護 等 の 提 供 3 若 年 性 認 知 症 施 策 の 強 化 等 の7つの 柱 について 目 標 が 定 めら れています かわさきいきいき 長 寿 プラン -112-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 認 知 症 施 策 の 充 実 のための 取 組 (1) 認 知 症 高 齢 者 の 生 活 支 援 (P115) 1 認 知 症 に 関 する 知 識 の 市 民 への 普 及 認 知 症 キャラバン メイト 養 成 研 修 認 知 症 サポーター 養 成 講 座 認 知 症 サポーターのフォローアップ 川 崎 市 認 知 症 キャラバン メイト 連 絡 協 議 会 2 認 知 症 高 齢 者 の 家 族 介 護 者 への 支 援 川 崎 市 認 知 症 コールセンタ- 認 知 症 高 齢 者 介 護 教 室 3 新 オレンジプランへの 対 応 若 年 性 認 知 症 者 及 び 家 族 の 支 援 認 知 症 ケアパス( 状 態 に 応 じた 適 切 な サービス 提 供 の 流 れ) 認 知 症 初 期 集 中 支 援 チーム 認 知 症 の 人 や 家 族 が 憩 える 場 (3) 権 利 擁 護 体 制 の 推 進 (P124) 1 川 崎 市 あんしんセンター 2 成 年 後 見 制 度 の 円 滑 な 運 営 に 向 けた 取 組 川 崎 市 成 年 後 見 制 度 連 絡 会 市 民 後 見 人 成 年 後 見 制 度 利 用 促 進 あんしん 生 活 支 援 事 業 地 域 包 括 支 援 センターにおける 相 談 事 業 3 高 齢 者 虐 待 の 防 止 高 齢 者 虐 待 防 止 に 向 けた 各 種 研 修 身 体 拘 束 廃 止 に 向 けた 取 組 4 認 知 症 による 徘 徊 高 齢 者 への 迅 速 な 対 応 徘 徊 高 齢 者 等 SOS ネットワーク 事 業 徘 徊 高 齢 者 発 見 システム 事 業 (2) 認 知 症 高 齢 者 支 援 のための 医 療 と 介 護 の 連 携 (P121) 1 介 護 従 事 者 に 対 する 認 知 症 の 研 修 等 認 知 症 介 護 実 践 研 修 等 2 認 知 症 地 域 医 療 支 援 事 業 認 知 症 サポート 医 養 成 研 修 かかりつけ 医 認 知 症 対 応 力 向 上 研 修 一 般 病 院 勤 務 の 医 療 従 事 者 向 け 認 知 症 対 応 力 向 上 研 修 3 認 知 症 疾 患 医 療 センター 4 認 知 症 地 域 支 援 推 進 員 -113- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 認 知 症 施 策 の 今 後 の 体 系 図 医 療 医 療 関 係 者 の 人 材 育 成 認 知 症 サポート 医 医 療 関 係 者 の 人 材 育 成 かかりつけ 医 に 対 する 研 修 助 言 等 認 知 症 対 応 の 知 識 のあるかかりつけ 医 等 の 医 療 従 事 者 認 知 症 地 域 医 療 支 援 事 業 認 知 症 サポート 医 の 養 成 研 修 かか りつけ 医 や 病 院 勤 務 の 医 療 従 事 者 の 認 知 症 対 応 力 向 上 研 修 川 崎 市 医 師 会 かかりつけ 医 早 期 段 階 での 発 見 気 づき 専 門 医 療 機 関 への 受 診 指 導 一 般 患 者 として 日 常 的 な 身 体 疾 患 対 応 健 康 管 理 家 族 の 介 護 負 担 不 安 の 理 解 地 域 の 認 知 症 介 護 サービス 諸 機 関 との 連 携 等 紹 介 日 常 的 な 医 療 提 供 認 知 症 疾 患 医 療 センター(2か 所 ) 鑑 別 診 断 地 域 連 携 専 門 医 療 相 談 鑑 別 診 断 や 周 辺 症 状 への 対 応 身 体 合 併 症 への 対 応 連 携 日 常 生 活 に 関 する 相 談 支 援 行 政 認 知 症 地 域 支 援 推 進 員 区 保 健 福 祉 センター 認 知 症 高 齢 者 介 護 教 室 老 人 精 神 保 健 相 談 クリニック 地 域 包 括 支 援 センター かかりつけの 病 院 川 崎 市 病 院 協 会 川 崎 市 看 護 協 会 川 崎 市 薬 剤 師 会 川 崎 市 歯 科 医 師 会 本 人 家 族 権 利 擁 護 権 利 擁 護 の 取 組 等 適 切 な 介 護 サービス 提 供 市 民 目 線 での 見 守 り 相 談 支 援 川 崎 市 あんしんセンター 日 常 生 活 自 立 支 援 事 業 成 年 後 見 制 度 介 護 認 知 症 介 護 指 導 者 認 知 症 介 護 実 践 者 介 護 従 事 者 の 人 材 育 成 市 民 認 知 症 サポーター 認 知 症 キャラバン メイト 市 民 町 内 会 自 治 会 企 業 等 への 普 及 啓 発 人 材 育 成 川 崎 市 認 知 症 コールセンター ~サポートほっと~ 認 知 症 の 初 期 相 談 認 知 症 介 護 方 法 の 相 談 傾 聴 による 介 護 者 支 援 新 オレンジプランへの 対 応 : 若 年 性 認 知 症 者 家 族 支 援 認 知 症 ケアパスの 作 成 普 及 認 知 症 初 期 集 中 支 援 チームの 設 置 憩 いの 場 等 かわさきいきいき 長 寿 プラン -114-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 認 知 症 高 齢 者 の 生 活 支 援 平 成 24 年 8 月 に 国 が 公 表 した 推 計 では 全 国 の 認 知 症 高 齢 者 数 は 平 成 22 年 の 約 280 万 人 が 団 塊 の 世 代 が 75 歳 以 上 になる 平 成 37 年 には 約 470 万 人 になると 見 込 まれています(15 年 間 で 約 190 万 人 7 割 増 ) ただし この 推 計 では 要 介 護 認 定 申 請 を 行 っていない 認 知 症 高 齢 者 は 含 まれていません 平 成 25 年 6 月 に 国 が 公 表 した 有 病 率 に 基 づく 推 計 では 全 国 の 65 歳 以 上 の 高 齢 者 について 認 知 症 有 病 率 推 定 値 が 15%( 約 439 万 人 ) 正 常 でもない 認 知 症 でもない 状 態 の 者 の 有 病 率 推 定 値 が 13%( 約 380 万 人 )と 見 込 まれています 国 や 他 都 市 と 比 較 して 高 齢 化 率 が 低 い 本 市 においても 認 知 症 高 齢 者 は 今 後 確 実 に 増 えていきます( 下 グラフ 参 照 ) 認 知 症 の 人 の 地 域 居 住 のため 認 知 症 の 理 解 を 深 め 本 人 家 族 の 生 活 を 支 える 支 援 を 進 めます 本 市 の 認 知 症 高 齢 者 数 の 推 計 ( 日 常 生 活 自 立 度 を 用 いた 推 計 ) ( 再 掲 ) 50,000 人 45,000 人 40,000 人 35,000 人 30,000 人 25,000 人 20,000 人 9.5% 22,500 10.2% 29,900 11.3% 36,500 平 成 22 年 27 年 32 年 37 年 (2025 年 ) 国 の 考 え 方 に 準 じて 要 介 護 認 定 の 認 定 調 査 や 主 治 医 意 見 書 等 で 日 常 生 活 自 立 度 Ⅱ 以 上 と 判 定 された 方 を 認 知 症 高 齢 者 と 定 義 しています( 平 成 24 年 8 月 24 日 付 け 厚 生 労 働 省 報 道 発 表 資 料 参 照 ) 平 成 27 年 以 降 の 推 計 は 平 成 22 年 の 国 勢 調 査 をベースに 本 市 総 合 企 画 局 が 平 成 26 年 8 月 に 公 表 し た 新 たな 総 合 計 画 の 策 定 に 向 けた 将 来 人 口 推 計 について に 平 成 27 年 の 日 常 生 活 自 立 度 Ⅱ 以 上 の 割 合 を 乗 じて 推 計 したものです 43,600 1 認 知 症 に 関 する 知 識 の 市 民 への 普 及 家 族 や 地 域 住 民 地 元 企 業 を 対 象 に 認 知 症 の 症 状 等 について 普 及 啓 発 し 身 近 な 見 守 りや 支 援 の 体 制 をつくることをめざし 認 知 症 キャラバ ン メイト 養 成 講 座 認 知 症 サポーター 養 成 講 座 等 を 引 き 続 き 実 施 します これまでの 地 域 における 認 知 症 の 理 解 者 から 更 に 踏 み 込 んで サポー ターに 期 待 される 役 割 を 検 討 するとともに サポーターと 行 政 地 域 包 括 支 援 センター 地 域 のコミュニティ あるいはサポーター 同 士 のつながり が 広 がっていく 環 境 をめざします 認 知 症 キャラバン メイト 養 成 研 修 認 知 症 サポーター 養 成 講 座 の 講 師 役 である 認 知 症 キャラバン メイ ト を 養 成 する 研 修 を 実 施 します 認 知 症 キャラバン メイト の 活 動 の 活 性 化 や 認 知 症 サポーター の 役 割 等 を 踏 まえ 研 修 の 対 象 や フォローアップのあり 方 について 検 討 します 12.8% 13.0% 12.0% 11.0% 10.0% 9.0% 8.0% 7.0% 6.0% 5.0% 4.0% 3.0% 2.0% 1.0% 0.0% 認 知 症 高 齢 者 数 65 歳 以 上 の 日 常 生 活 自 立 度 Ⅱ 以 上 の 割 合 -115- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 実 績 計 画 ( 累 計 ) 平 成 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 養 成 人 数 637 人 700 人 770 人 830 人 900 人 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 以 降 は 見 込 み 又 は 計 画 値 です 認 知 症 サポーター 養 成 講 座 これまでの 地 域 における 認 知 症 の 理 解 者 から 一 歩 踏 み 込 んで 認 知 症 サポーター が 果 たすべき 役 割 を 再 検 証 し それを 踏 まえた 養 成 講 座 の 開 催 やフォローアップを 実 施 します 検 証 に 当 たっては 稼 働 年 齢 層 の 割 合 が 高 い 企 業 や 教 育 機 関 が 集 積 活 気 ある 商 店 街 が 多 数 存 在 するといった 本 市 の 特 徴 を 踏 まえるとともに 養 成 講 座 の 対 象 や 内 容 についても 川 崎 ならではの 工 夫 を 凝 らします 実 績 計 画 ( 累 計 ) 平 成 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 受 講 者 数 17,900 人 22,400 人 26,900 人 31,400 人 35,900 人 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 以 降 は 見 込 み 又 は 計 画 値 です 認 知 症 サポーターのフォローアップ これまで 本 市 において 養 成 してきた 認 知 症 サポーター について 知 識 の 定 着 や それぞれの 意 欲 に 応 じた 役 割 を 果 たせるように 活 動 の 場 や 認 知 症 に 関 する 様 々な 情 報 を 提 供 します 各 区 役 所 における 取 組 の 共 有 化 を 図 り 全 市 的 な 展 開 につなげていく ほか いつ 起 こるか 分 からない 大 規 模 災 害 時 の 避 難 生 活 も 視 野 に 入 れ 庁 内 の 福 祉 分 野 以 外 の 部 署 や 町 内 会 等 との 連 携 を 図 ります 認 知 症 サポーター は 認 知 症 の 理 解 者 であり 認 知 症 の 人 や 家 族 を 温 かく 見 守 る 応 援 者 です 全 国 で 約 580 万 人 ( 平 成 26 年 12 月 31 日 時 点 )と 当 初 の 見 込 みを 上 回 る 勢 いで 増 えています 具 体 的 な 役 割 は 友 人 や 家 族 に 知 識 を 伝 える 認 知 症 になった 人 や 家 族 の 気 持 ちを 理 解 するよう 努 める 隣 人 や 商 店 交 通 機 関 等 まちで 働 く 人 とし て できる 範 囲 で 手 助 けをすることなどです 認 知 症 サポーター になるには 区 役 所 や 地 域 包 括 支 援 センター 等 が 開 催 する 認 知 症 サポーター 養 成 講 座 を 受 講 するか 地 域 等 のグループで 川 崎 市 高 齢 社 会 福 祉 総 合 センター( 電 話 044-976-9001)に 認 知 症 サポー ター 養 成 講 座 開 催 を 調 整 してもらう 方 法 があります 認 知 症 サポーター になると ブレスレット 状 の オレンジリングが 渡 されます それを 着 けることで 周 囲 の 人 に 自 分 が サポーター であることを 表 明 します かわさきいきいき 長 寿 プラン -116-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 川 崎 市 認 知 症 キャラバン メイト 連 絡 協 議 会 市 民 団 体 介 護 サービス 事 業 者 その 他 関 係 機 関 で 構 成 する 川 崎 市 認 知 症 キャラバン メイト 連 絡 協 議 会 において 年 3 回 程 度 運 営 委 員 会 を 開 催 し 本 市 における 認 知 症 の 普 及 啓 発 を 効 果 的 に 実 施 するための 検 討 を 進 めます 前 述 のとおり キャラバン メイトやサポーターの 取 組 の 強 化 を 図 っ ていく 上 で 重 要 な 役 割 を 担 っていくことになります 2 認 知 症 高 齢 者 の 家 族 介 護 者 への 支 援 認 知 症 施 策 として 川 崎 市 認 知 症 ネットワーク 等 の 協 力 のもと 認 知 症 高 齢 者 本 人 だけでなく 家 族 介 護 者 支 援 のための 取 組 を 実 施 します 川 崎 市 認 知 症 コールセンター 相 談 員 が 自 らの 介 護 経 験 を 踏 まえつつ 相 談 者 と 同 じ 目 線 に 立 って 相 手 の 心 に 寄 り 添 うピアカウンセリングの 手 法 や 傾 聴 スキルを 用 いて 精 神 的 な 負 担 の 軽 減 を 図 ります これにより 虐 待 防 止 の 効 果 も 期 待 で きます また 引 き 続 き 区 役 所 地 域 包 括 支 援 センター 等 の 関 係 機 関 との 連 携 を 強 化 し 認 知 症 の 早 期 発 見 早 期 対 応 につなげていきます 実 績 計 画 平 成 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 相 談 件 数 618 件 630 件 640 件 650 件 660 件 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 以 降 は 見 込 み 又 は 計 画 値 です 認 知 症 高 齢 者 介 護 教 室 各 区 役 所 等 において 認 知 症 に 対 する 正 しい 理 解 を 深 め 介 護 の 不 安 や 対 応 のしかたを 専 門 スタッフや 既 に 経 験 している 家 族 と 共 に 分 かち 合 い 介 護 の 工 夫 について 学 び 合 います 日 々の 介 護 に 追 われる 中 家 族 介 護 者 同 士 の 仲 間 づくりや 認 知 症 につ いて 学 ぶ 貴 重 な 場 であることから 一 層 の 周 知 に 努 めます 実 績 計 画 平 成 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 参 加 者 延 べ 数 710 人 720 人 730 人 740 人 750 人 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 以 降 は 見 込 み 又 は 計 画 値 です -117- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 3 新 オレンジプランへの 対 応 新 オレンジプランに 掲 載 されている 次 の 項 目 について 実 施 に 向 けて 検 討 を 進 めます 若 年 性 認 知 症 者 及 び 家 族 の 支 援 市 内 の 若 年 性 認 知 症 者 数 本 人 家 族 のニーズや 地 域 の 社 会 資 源 等 の 実 態 を 把 握 の 上 それらを 踏 まえた 支 援 のあり 方 支 援 者 側 のスキル 向 上 や 受 け 皿 の 確 保 等 について 検 討 し 本 市 としての 若 年 性 認 知 症 施 策 の 構 築 を 図 ります 認 知 症 ケアパス ( 状 態 に 応 じた 適 切 なサービス 提 供 の 流 れ) 認 知 症 の 人 の 状 態 や 症 状 に 応 じて インフォーマルなものも 含 め 地 域 でどのようなケア(サービス)を 受 けることができるか 分 かりやす く 示 した 標 準 的 なケアパスを 作 成 普 及 を 図 ります 認 知 症 初 期 集 中 支 援 チーム 認 知 症 初 期 集 中 支 援 チームとは 医 師 と 保 健 師 や 看 護 師 等 の 専 門 職 が 認 知 症 が 疑 われる 人 やその 家 族 等 を 訪 問 観 察 評 価 家 族 支 援 などを 包 括 的 集 中 的 に 行 い 自 立 生 活 のサポートを 行 う 取 組 です 国 は 平 成 26 年 度 に 全 国 100 市 町 村 で 事 業 採 択 し 今 後 この 検 証 結 果 を 踏 まえ 平 成 30 年 度 から 全 市 町 村 で 実 施 する 方 向 です 今 後 各 区 の 老 人 精 神 保 健 相 談 クリニックなど 既 存 の 類 似 の 取 組 と の 関 係 性 も 踏 まえて 設 置 に 向 けた 検 討 を 行 います 認 知 症 の 人 や 家 族 が 憩 える 場 いわゆる 認 知 症 カフェなど 地 域 において 認 知 症 の 人 やその 家 族 が 気 軽 に 参 加 することができ また 本 人 も 一 定 の 役 割 を 担 うことで い きがいにつながるような 取 組 を 把 握 し 普 及 等 の 支 援 を 図 ります また 空 き 家 や 空 き 店 舗 など 無 料 又 は 安 価 で かつ 安 定 的 に 利 用 で きる 場 に 関 する 情 報 を 収 集 提 供 できる 仕 組 みづくりについて 庁 内 関 係 機 関 と 協 議 します 認 知 症 の 人 が 認 知 症 を 発 症 したときから 生 活 機 能 障 害 が 進 行 していく 中 で その 進 行 状 況 にあわせていつ どこで どのような 医 療 介 護 サービス を 受 ければよいのかをあらかじめ 標 準 的 に 決 めておくものです( 出 典 : 厚 生 労 働 省 認 知 症 施 策 検 討 プロジェクトチーム 平 成 24 年 6 月 18 日 付 け 今 後 の 認 知 症 施 策 の 方 向 性 について ) これにより 認 知 症 の 初 期 の 段 階 から 最 期 を 迎 えるまでのケアの 流 れが 早 めに 分 かり 本 人 家 族 の 不 安 軽 減 につながります かわさきいきいき 長 寿 プラン -118-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 4 認 知 症 による 徘 徊 高 齢 者 への 迅 速 な 対 応 徘 徊 高 齢 者 等 SOSネットワーク 事 業 徘 徊 することにより 生 命 に 危 険 を 及 ぼす 可 能 性 がある 認 知 症 高 齢 者 及 び 若 年 性 認 知 症 者 に 対 し 地 域 において 早 期 に 発 見 できるよう 民 間 事 業 者 をはじめ 区 内 の 様 々な 関 係 機 関 との 連 携 を 強 化 し 徘 徊 者 の 安 全 と 家 族 等 への 支 援 を 図 ります 広 域 な 探 索 に 向 けて 県 と 連 携 し 県 内 外 へも 情 報 提 供 の 協 力 を 行 う ほか 県 警 察 署 への 登 録 データの 提 供 など より 効 果 的 な 体 制 づくりに 取 り 組 みます また 身 元 不 明 者 を 保 護 した 際 についても 早 期 に 家 族 へ 引 き 渡 せる ように ホームページ 等 を 活 用 し 全 国 への 照 会 を 行 います 徘 徊 高 齢 者 等 SOS ネットワーク 事 業 徘 徊 高 齢 者 等 SOS ネットワーク 徘 徊 後 のフォロー 体 制 徘 徊 の 発 生 登 録 家 族 事 前 登 録 システム 情 報 提 供 地 域 包 括 支 援 センター 区 役 所 発 見 身 元 不 明 身 元 判 明 ( 疾 病 等 あり) 医 療 機 関 ( 疾 病 等 なし) 特 別 養 護 老 人 ホーム 等 ( 一 時 保 護 ) ( 要 治 療 ) 入 院 ( 治 療 不 要 ) 入 所 特 別 養 護 老 人 ホーム 等 早 期 発 見 健 康 福 祉 局 連 携 警 察 署 協 力 引 取 家 族 介 護 者 へ の 支 援 家 族 身 元 判 明 引 取 徘 徊 高 齢 者 発 見 システム 認 知 症 ネットワーク 民 生 委 員 児 童 委 員 介 護 支 援 専 門 員 地 域 の 住 民 民 間 事 業 者 関 係 機 関 等 認 知 症 ネットワーク 地 域 のボランティア 認 知 症 コールセンター~サポートほっと~ 家 族 会 実 績 計 画 平 成 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 登 録 者 数 429 人 520 人 540 人 560 人 580 人 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 以 降 は 見 込 み 又 は 計 画 値 です -119- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 徘 徊 高 齢 者 発 見 システム 事 業 徘 徊 高 齢 者 等 SOSネットワーク への 登 録 と 併 せ 専 用 端 末 を 持 ち 徘 徊 して 行 方 不 明 となった 際 に 探 索 に 役 立 てます 対 象 者 65 歳 以 上 の 在 宅 の 高 齢 者 で 徘 徊 することにより 生 命 に 危 険 がある 方 高 齢 者 に 専 用 端 末 をもっていただき 行 方 不 明 になったときにその 電 波 を サービス 内 容 キャッチし 現 在 地 を 知 らせるサービスを 提 供 します 利 用 者 負 担 月 額 2,000 円 実 績 目 標 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 39 人 38 人 事 業 推 進 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 は 見 込 みです 事 業 の 効 率 化 の 観 点 から 見 直 しを 検 討 します かわさきいきいき 長 寿 プラン -120-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 認 知 症 高 齢 者 支 援 のための 医 療 と 介 護 の 連 携 認 知 症 については 早 期 発 見 早 期 対 応 が 大 変 重 要 です そのためには 医 療 と 介 護 の 関 係 者 が 顔 の 見 える 関 係 性 を 構 築 し 密 に 連 携 して 切 れ 目 な く 支 援 していくことが 不 可 欠 です 本 市 では これまで 川 崎 市 在 宅 療 養 推 進 協 議 会 で 作 成 した 川 崎 市 在 宅 療 養 連 携 ノート や 川 崎 市 認 知 症 支 援 連 携 会 議 ( 平 成 25 年 度 末 で 川 崎 市 在 宅 療 養 推 進 協 議 会 に 統 合 ) 監 修 による 川 崎 市 の 認 知 症 ガイド ブック 川 崎 市 認 知 症 連 携 情 報 提 供 書 の 作 成 普 及 等 神 奈 川 県 が 進 める よりそいノート への 協 力 等 を 通 じて 医 療 介 護 連 携 を 推 進 してき ました 今 後 も 医 療 介 護 連 携 はますます 重 要 になりますので 引 き 続 き 連 携 強 化 に 向 けた 取 組 を 進 めていきます 1 介 護 従 事 者 に 対 する 認 知 症 の 研 修 等 市 内 の 介 護 従 事 者 に 対 する 研 修 の 実 施 により 人 材 を 育 成 し 認 知 症 高 齢 者 に 対 する 専 門 的 な 支 援 体 制 や 連 携 体 制 の 構 築 を 図 ります 認 知 症 介 護 実 践 研 修 等 介 護 の 現 場 で 認 知 症 に 関 する 最 新 の 知 識 やケアの 手 法 等 に 関 する 理 解 を 促 進 し 介 護 サービス 従 事 者 の 技 術 の 向 上 を 図 るため 川 崎 市 人 材 開 発 研 修 センターにおいて 研 修 を 実 施 します 介 護 事 業 所 においては 今 後 もより 質 の 高 いケア(サービス)が 求 め られますので 各 研 修 の 意 義 受 講 者 の 役 割 等 について 検 討 を 進 めま す 実 績 計 画 ( 累 計 ) 平 成 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 指 導 者 養 成 研 修 17 人 20 人 22 人 24 人 26 人 実 践 リーダー 研 修 80 人 90 人 100 人 110 人 120 人 実 践 者 研 修 716 人 800 人 880 人 960 人 1,040 人 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 以 降 は 見 込 み 又 は 計 画 値 です -121- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 認 知 症 介 護 研 修 の 事 業 体 系 指 導 者 養 成 研 修 認 知 症 介 護 指 導 者 養 成 研 修 認 知 症 介 護 実 践 研 修 の 企 画 立 案 講 師 等 を 担 う 中 心 的 人 材 ( 認 知 症 介 護 研 修 指 導 者 ) の 養 成 をめざす 介 護 実 践 研 修 企 画 立 案 講 師 として 実 施 認 知 症 介 護 実 践 リーダー 研 修 施 設 事 業 所 及 び 地 域 において 認 知 症 介 護 等 の 支 援 の 核 となる 人 材 の 育 成 をめざす 認 知 症 介 護 実 践 者 研 修 施 設 事 業 所 において 認 知 症 介 護 看 護 の 中 心 的 な 役 割 を 担 う 職 員 を 対 象 に 実 践 的 な 知 識 技 術 を 取 得 させ 居 宅 施 設 等 の 形 態 にとら われず 認 知 症 介 護 を 展 開 できる 人 材 の 養 成 をめざす 2 認 知 症 地 域 医 療 支 援 事 業 医 師 や 看 護 師 等 を 対 象 に 認 知 症 の 対 応 力 向 上 を 目 的 とした 各 種 研 修 を 開 催 します 認 知 症 サポート 医 養 成 研 修 認 知 症 の 人 の 診 療 に 習 熟 し かかりつけ 医 への 助 言 などの 支 援 を 行 い 専 門 医 療 機 関 や 地 域 包 括 支 援 センター 等 との 連 携 の 推 進 役 となる 認 知 症 サポート 医 を 養 成 します かかりつけ 医 認 知 症 対 応 力 向 上 研 修 かかりつけ 医 に 対 し 適 切 な 認 知 症 診 療 の 知 識 技 術 や 認 知 症 高 齢 者 とその 家 族 を 支 える 知 識 と 方 法 を 習 得 するための 研 修 を 実 施 すること により 地 域 において 認 知 症 の 発 症 初 期 から 医 療 と 介 護 が 一 体 となっ た 認 知 症 の 人 への 支 援 に 繋 げる 体 制 の 構 築 を 図 ります かかりつけ 医 は 認 知 症 の 早 期 発 見 早 期 対 応 において 非 常 に 重 要 な 役 割 を 担 っていますので 研 修 修 了 者 の 増 加 に 努 めます 一 般 病 院 勤 務 の 医 療 従 事 者 向 け 認 知 症 対 応 力 向 上 研 修 認 知 症 の 人 が 認 知 症 以 外 の 病 気 やけがで 入 院 するケースが 増 加 して います そこで 一 般 病 院 勤 務 の 医 師 看 護 師 等 の 医 療 従 事 者 に 対 し 認 知 症 の 人 や 家 族 を 支 えるために 必 要 な 基 本 知 識 や 医 療 と 介 護 の 連 携 かわさきいきいき 長 寿 プラン -122-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 の 重 要 性 認 知 症 ケアの 原 則 等 の 知 識 について 修 得 するための 研 修 を 実 施 することにより 病 院 での 認 知 症 の 人 の 手 術 や 処 置 等 の 適 切 な 実 施 の 確 保 を 図 ります 当 研 修 の 講 師 を 務 める 医 師 及 び 看 護 師 の 養 成 ( 伝 達 講 習 の 受 講 )と 併 せて 病 院 スタッフを 対 象 とする 研 修 を 開 催 します 実 績 計 画 ( 累 計 ) 平 成 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 サポート 医 研 修 修 了 者 22 人 25 人 28 人 31 人 34 人 かかりつけ 医 研 修 修 了 者 202 人 250 人 300 人 350 人 400 人 伝 達 講 習 受 講 者 2 人 4 人 6 人 8 人 一 般 病 院 勤 務 医 療 従 事 者 研 修 修 了 者 150 人 300 人 450 人 600 人 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 以 降 は 見 込 み 又 は 計 画 値 です かかりつけ 医 が 参 画 した 早 期 からの 認 知 症 高 齢 者 支 援 体 制 かかりつけ 医 認 知 症 対 応 力 向 上 研 修 ( 認 知 症 サポート 医 による 企 画 立 案 ) 早 期 段 階 での 発 見 気 づき 専 門 医 療 機 関 への 受 診 指 導 一 般 患 者 として 日 常 的 な 身 体 疾 患 への 対 応 健 康 管 理 家 族 の 介 護 負 担 不 安 への 理 解 地 域 の 認 知 症 介 護 サービス 諸 機 関 との 連 携 等 か か り つ け 医 川 崎 市 医 師 会 かかりつけ 医 への アドバイス 等 鑑 別 診 断 や BPSD ( 周 辺 症 状 )への 対 応 地 域 における 支 援 認 知 症 サポート 医 専 門 医 療 機 関 本 人 家 族 3 認 知 症 疾 患 医 療 センター 認 知 症 疾 患 医 療 センター において 地 域 連 携 や 専 門 医 療 相 談 鑑 別 診 断 とそれに 基 づく 初 期 対 応 身 体 合 併 症 や 徘 徊 暴 言 暴 力 など 精 神 症 状 の 重 い 方 への 対 応 多 職 種 からなる 認 知 症 疾 患 医 療 連 携 協 議 会 の 一 環 として 研 修 会 各 種 事 例 検 討 会 の 開 催 等 を 行 い 本 市 における 認 知 症 疾 患 の 保 健 医 療 水 準 の 向 上 を 図 ります 4 認 知 症 地 域 支 援 推 進 員 健 康 福 祉 局 地 域 包 括 ケア 推 進 室 に 配 置 した 認 知 症 地 域 支 援 推 進 員 は 川 崎 市 認 知 症 コールセンター 等 と 協 力 しつつ 認 知 症 高 齢 者 支 援 のための 地 域 の 医 療 と 介 護 の 連 携 体 制 の 構 築 を 図 ります -123- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 権 利 擁 護 体 制 の 推 進 認 知 症 高 齢 者 の 増 加 に 伴 い 訪 問 販 売 等 による 消 費 者 被 害 や 高 齢 者 虐 待 な ど 高 齢 者 の 権 利 侵 害 も 増 加 していくことが 見 込 まれることから このよう な 権 利 侵 害 を 未 然 に 防 ぎ 認 知 症 高 齢 者 等 が 安 心 して 生 活 していくために 成 年 後 見 制 度 の 利 用 促 進 や 高 齢 者 虐 待 の 防 止 対 応 策 などを 推 進 します 平 成 25 年 度 に 各 区 役 所 において 高 齢 者 福 祉 と 障 害 者 福 祉 を 所 管 する 高 齢 障 害 課 が 整 備 されたことを 踏 まえ 健 康 福 祉 局 内 の 障 害 者 の 権 利 擁 護 を 所 管 する 障 害 計 画 課 と 連 携 を 強 化 し 高 齢 者 障 害 者 の 権 利 擁 護 に 一 体 的 に 取 り 組 みます 1 川 崎 市 あんしんセンター 川 崎 市 社 会 福 祉 協 議 会 が 運 営 する 川 崎 市 あんしんセンター において 成 年 後 見 制 度 の 法 人 後 見 や 福 祉 サービス 利 用 援 助 事 業 など 社 会 福 祉 法 に 定 める 日 常 生 活 自 立 支 援 事 業 ( 旧 地 域 福 祉 権 利 擁 護 事 業 )を 推 進 します 各 区 社 会 福 祉 協 議 会 の 相 談 窓 口 においても きめ 細 やかな 権 利 擁 護 体 制 の 構 築 を 推 進 します 実 績 計 画 ( 高 齢 者 及 び 障 害 者 ) ( 各 年 度 末 ) 平 成 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 法 人 後 見 受 任 件 数 43 人 45 人 45 人 45 人 45 人 日 常 生 活 自 立 支 援 事 業 445 人 480 人 515 人 550 人 585 人 ( 金 銭 管 理 サービス) 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 以 降 は 見 込 み 又 は 計 画 値 です 2 成 年 後 見 制 度 の 円 滑 な 運 営 に 向 けた 取 組 成 年 後 見 制 度 の 更 なる 円 滑 な 運 営 をめざし 普 及 啓 発 の 取 組 や 研 修 の 実 施 のほか 制 度 利 用 を 通 じて より 効 果 的 に 地 域 で 支 える 仕 組 みづくりを 推 進 します 川 崎 市 成 年 後 見 制 度 連 絡 会 本 市 と 川 崎 市 あんしんセンターを 中 心 に 家 庭 裁 判 所 弁 護 士 司 法 書 士 行 政 書 士 社 会 福 祉 士 等 が 参 加 する 川 崎 市 成 年 後 見 制 度 連 絡 会 を 引 き 続 き 開 催 し 成 年 後 見 制 度 の 普 及 啓 発 のためのシンポジウムや 親 族 後 見 人 向 けの 研 修 等 に 取 り 組 みます 市 民 後 見 人 権 利 擁 護 の 新 たな 担 い 手 として 平 成 25 年 度 から 市 民 後 見 人 を 養 成 してまいりました 2か 年 の 研 修 修 了 者 について 後 見 等 の 対 象 者 が 施 設 入 所 中 親 族 間 の 紛 争 性 がないなど 一 定 の 条 件 を 満 たす 場 合 に 家 庭 裁 判 所 に 対 する 後 見 等 開 始 の 市 長 申 立 時 に 候 補 者 として 挙 げ 選 任 をめ ざします かわさきいきいき 長 寿 プラン -124-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 成 年 後 見 制 度 利 用 促 進 あんしん 生 活 支 援 事 業 身 寄 りのない 方 や 親 族 と 疎 遠 な 方 が 成 年 後 見 制 度 を 必 要 とする 場 合 に 川 崎 市 長 が 後 見 開 始 の 申 立 人 となる 市 長 申 立 や 低 所 得 の 方 への 申 立 費 用 後 見 報 酬 の 助 成 などを 実 施 します 実 績 計 画 平 成 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 認 知 症 高 齢 者 87 件 95 件 100 件 105 件 110 件 成 年 後 見 制 度 市 長 申 立 件 数 で 後 見 保 佐 補 助 の 合 計 です 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 以 降 は 見 込 み 又 は 計 画 値 です 地 域 包 括 支 援 センターにおける 相 談 事 業 地 域 包 括 支 援 センター においても 認 知 症 発 症 初 期 の 相 談 や 成 年 後 見 制 度 の 利 用 に 向 けた 初 期 相 談 等 を 実 施 します 成 年 後 見 制 度 の 方 向 性 課 題 成 年 後 見 制 度 の 更 なる 普 及 啓 発 第 三 者 後 見 人 確 保 策 の 検 討 権 利 擁 護 を 担 う 相 談 機 関 の 機 能 強 化 専 門 性 を 持 った 処 遇 困 難 ケースへの 対 応 身 近 な 地 域 福 祉 の 担 い 手 を 活 かした 成 年 後 見 制 度 の 活 用 課 題 に 対 する 対 応 の 方 向 性 1 普 及 の 推 進 や 円 滑 な 運 営 により 制 度 を 持 続 可 能 なものへ ( 具 体 的 な 取 組 ) 成 年 後 見 制 度 シンポジウムや 市 民 相 談 会 の 継 続 実 施 親 族 後 見 人 向 け 研 修 の 継 続 実 施 第 三 者 後 見 人 確 保 に 向 けた 成 年 後 見 制 度 連 絡 会 の 継 続 実 施 相 談 機 関 の 強 化 に 向 けた 研 修 の 実 施 など 2 地 域 居 住 の 実 現 に 向 け 成 年 後 見 制 度 の 活 用 方 法 を 検 討 ( 具 体 的 な 取 組 ) 処 遇 困 難 ケース 等 の 検 討 の 場 の 設 置 市 民 後 見 人 の 養 成 家 庭 裁 判 所 による 選 任 など 認 知 症 高 齢 者 や 障 害 のある 方 が あんしん して 暮 らせるまちづくりをめざす -125- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 本 市 における 市 民 後 見 人 を 含 む 権 利 擁 護 体 制 川 崎 市 あんしんセンター 成 年 後 見 制 度 の 利 用 支 援 法 人 後 見 の 実 施 各 区 あんしんセンター 日 常 生 活 自 立 支 援 事 業 の 実 施 成 年 後 見 制 度 の 利 用 支 援 権 利 擁 護 の 相 談 支 援 連 携 市 民 後 見 推 進 機 関 研 修 修 了 者 の 管 理 フォローアップ 市 民 後 見 人 の 日 常 的 な 相 談 支 援 市 民 後 見 人 の 登 録 管 理 監 督 養 成 研 修 の 実 施 連 携 養 成 登 録 管 理 監 督 市 健 康 福 祉 局 全 市 的 な 取 組 の 推 進 連 携 連 携 養 成 研 修 修 了 者 市 民 後 見 人 後 見 等 認 知 症 高 齢 者 障 害 者 等 連 携 成 年 後 見 制 度 連 絡 会 選 任 後 の 連 携 市 長 申 立 日 常 的 な 支 援 弁 護 士 会 司 法 書 士 会 社 会 福 祉 士 会 行 政 書 士 会 区 役 所 保 健 福 祉 センター 市 長 申 立 の 実 施 市 民 後 見 人 との 連 携 による 支 援 地 域 包 括 支 援 センター 障 害 者 生 活 支 援 センター 権 利 擁 護 事 業 ( 虐 待 防 止 早 期 発 見 消 費 者 被 害 の 防 止 など) 市 長 申 立 ケース 成 年 後 見 ニーズの 発 見 など 消 費 者 行 政 センター 地 域 連 携 体 制 の 構 築 地 域 連 携 体 制 の 構 築 その 他 関 係 機 関 家 庭 裁 判 所 地 域 の 見 守 りネットワーク ( 町 内 会 自 治 会 地 区 社 協 民 生 委 員 ボランティア 家 族 会 等 ) 3 高 齢 者 虐 待 の 防 止 行 政 内 部 地 域 包 括 支 援 センターのほか 介 護 サービス 事 業 者 等 を 対 象 とする 研 修 等 を 通 じて 高 齢 者 虐 待 の 防 止 を 図 ります 平 成 19 年 3 月 に 作 成 し 平 成 22 年 4 月 と 平 成 25 年 4 月 に 改 訂 を 行 っ た 川 崎 市 高 齢 者 虐 待 対 応 マニュアル を 適 宜 改 訂 するとともに 必 要 に 応 じてダイジェスト 版 を 市 民 に 配 布 するなどして 普 及 啓 発 を 図 ります 高 齢 者 虐 待 防 止 に 向 けた 各 種 研 修 健 康 福 祉 局 各 区 役 所 地 域 包 括 支 援 センター 川 崎 市 社 会 福 祉 協 議 会 介 護 事 業 者 等 庁 内 外 の 虐 待 防 止 に 関 わる 職 員 を 対 象 とする 研 修 を 開 催 し 高 齢 者 虐 待 の 防 止 高 齢 者 の 養 護 者 に 対 する 支 援 等 に 関 する 法 律 虐 待 の 類 型 本 市 の 虐 待 対 応 システムのフロー 等 に 対 する 理 解 を 深 めます かわさきいきいき 長 寿 プラン -126-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 本 市 における 養 護 者 による 高 齢 者 虐 待 対 応 フロー は 本 市 ローカル ルール 生 命 の 危 険 大 入 院 保 護 相 談 通 報 発 見 者 被 虐 待 高 齢 者 高 齢 者 養 護 者 相 見 守 り 介 護 スコア リスクアセスメントシート の 活 用 談 情 報 提 供 地 域 包 括 支 援 センター 通 相 報 談 必 ず 地 域 包 括 支 援 センターへ 情 報 提 供 可 能 性 の 段 階 でも 必 ず 受 理 情 報 収 集 事 実 確 認 ネットワークミーティング( 主 催 : 区 高 齢 者 支 援 係 ) より 積 極 的 な 介 入 が 必 要 と 判 断 通 報 の 受 理 ( 区 高 齢 者 支 援 係 ) 緊 急 性 の 判 断 支 援 方 針 に 基 づく 対 応 なるべく 複 数 で 行 う 定 期 的 な 訪 問 等 によるモニタリング リスクアセスメントシートの 活 用 必 ず 行 政 ( 区 高 齢 障 害 課 ) が 招 集 ネットワークミーティングでの 支 援 計 画 策 定 ( 議 事 録 高 齢 者 虐 待 個 別 支 援 計 画 シートの 作 成 ) 既 存 の 枠 組 みで 対 応 可 能 と 判 断 ネットワークミーティングによる 評 価 立 入 調 査 適 切 な 権 限 行 使 措 置 成 年 後 見 制 度 利 用 の 検 討 早 期 発 見 初 動 期 対 応 コ ア メ ン バ ー 会 議 援 助 モ ニ タ リ ン グ 評 価 終 結 虐 待 対 応 チーム 終 結 (ネットワークミーティングでの 合 意 による) 養 介 護 施 設 従 事 者 等 による 高 齢 者 虐 待 対 応 フロー 養 介 護 施 設 従 事 者 等 による 高 齢 者 虐 待 の 対 応 システム 虐 待 の 発 見 者 通 報 被 虐 待 者 本 人 届 出 本 市 老 人 福 祉 法 介 護 保 険 法 により 対 応 平 成 24 年 度 に 神 奈 川 県 から 訪 問 介 護 等 の 広 域 型 サービス 事 業 者 の 指 定 指 導 監 督 権 限 が 移 譲 されました これにより 介 護 保 険 法 上 の 全 サービス 事 業 者 について 本 市 が 管 理 することとなりました 本 市 が 老 人 福 祉 法 介 護 保 険 法 で 与 えられた 権 限 を 行 使 -127- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 身 体 拘 束 廃 止 に 向 けた 取 組 特 別 養 護 老 人 ホーム 等 の 運 営 法 人 の 団 体 である 川 崎 市 老 人 福 祉 施 設 事 業 協 会 が 行 う 身 体 拘 束 廃 止 に 向 けた 取 組 の 支 援 や 神 奈 川 県 が 実 施 する 取 組 の 普 及 に 努 めます 身 体 拘 束 を 廃 止 していくためのケアの 工 夫 等 について 具 体 的 な 助 言 指 導 を 身 体 拘 束 廃 止 モデル 施 設 とともに 実 施 します 身 体 拘 束 廃 止 モデル 施 設 一 覧 施 設 名 称 所 在 地 特 別 養 護 老 人 ホーム 夢 見 ヶ 崎 幸 区 南 加 瀬 1-7-14 特 別 養 護 老 人 ホーム 鷲 ヶ 峯 宮 前 区 菅 生 ヶ 丘 13-1 特 別 養 護 老 人 ホーム フレンド 神 木 宮 前 区 神 木 本 町 5-12-15 介 護 老 人 保 健 施 設 帝 京 大 学 老 人 保 健 センター 慈 宏 之 里 宮 前 区 野 川 907 介 護 老 人 保 健 施 設 レストア 川 崎 宮 前 区 犬 蔵 2-25-9 グループホーム 麻 生 麻 生 区 はるひ 野 3-2-5 かわさきいきいき 長 寿 プラン -128-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 5 高 齢 者 の 多 様 な 居 住 環 境 の 実 現 これまでの 取 組 高 齢 者 が 住 み 慣 れた 地 域 で 安 心 して 暮 らせる 多 様 な 居 住 環 境 の 実 現 を 図 るため 主 に 次 の 取 組 を 進 めました 平 成 20~25 年 度 に 川 崎 市 特 別 養 護 老 人 ホーム 整 備 促 進 プラン に 基 づき 施 設 整 備 の 補 助 金 の 大 幅 な 引 き 上 げや 低 未 利 用 地 を 含 む 公 有 地 の 活 用 等 により 特 別 養 護 老 人 ホームなどの 介 護 保 険 施 設 の 整 備 を 着 実 に 進 めました 高 齢 者 が 安 心 して 暮 らせる 住 まいとして 認 知 症 高 齢 者 グループホー ム 介 護 付 有 料 老 人 ホーム サービス 付 き 高 齢 者 向 け 住 宅 高 齢 者 向 け 優 良 賃 貸 住 宅 等 の 整 備 を 進 めました 地 域 での 生 活 の 持 続 に 向 けた 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 をはじめとす る 地 域 密 着 型 サービスの 整 備 を 進 めました 高 齢 期 の 住 まいガイド を 作 成 し 高 齢 者 の 状 態 に 応 じた 住 まいに 関 する 多 様 な 選 択 肢 の 整 理 情 報 提 供 を 実 施 しました 可 能 な 限 り 自 宅 で 住 み 続 けられるよう 住 宅 のバリアフリー 化 などの 専 門 相 談 ( 住 情 報 提 供 事 業 )を 実 施 しました 今 後 の 課 題 自 宅 で 暮 らす 中 重 度 の 要 介 護 高 齢 者 の 増 加 や 介 護 ニーズの 多 様 化 への 対 応 と して 地 域 での 生 活 を 支 える 介 護 サービス 基 盤 体 制 の 構 築 が 必 要 です 自 宅 での 生 活 継 続 が 困 難 となる 重 度 の 要 介 護 高 齢 者 の 増 加 への 対 応 として 個 々の 状 況 に 応 じて 住 まいを 選 択 できるよう 介 護 保 険 施 設 居 住 系 サービ スなどの 確 保 が 必 要 です 既 存 の 介 護 保 険 施 設 の 老 朽 化 への 対 応 が 必 要 です 高 齢 者 人 口 の 増 加 に 伴 い ひとり 暮 らし 高 齢 者 や 高 齢 者 世 帯 が 増 加 することが 予 測 されるため 引 き 続 き 高 齢 者 が 安 心 して 暮 らせる 住 まいの 確 保 が 必 要 です 要 介 護 要 支 援 認 定 者 の 家 族 の 状 況 0% 20% 40% 60% 80% 100% 家 族 の 状 況 (n=2,522) 25.0% 25.5% 40.7% 6.6% 2.0% 一 人 暮 し 高 齢 者 夫 婦 世 帯 子 や 孫 などと 同 居 その 他 の 世 帯 無 回 答 平 成 25 年 度 川 崎 市 高 齢 者 実 態 調 査 から -129- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 第 6 期 計 画 での 取 組 第 6 期 計 画 では 高 齢 者 の 多 様 な 居 住 環 境 の 実 現 のため 関 連 す る 川 崎 市 高 齢 者 居 住 安 定 確 保 計 画 と 調 和 を 図 りつつ 次 の 取 組 や 施 策 を 推 進 します 住 み 慣 れた 地 域 での 生 活 の 持 続 に 向 けて 支 援 してきました 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 に 向 けては 生 活 基 盤 としての 住 まいの 高 齢 確 者 保 が が 安 重 心 して 要 となることを 暮 らせる 住 まいの 踏 まえ 供 給 として 高 齢 者 が 介 護 安 付 心 き して 有 料 暮 老 らせる 人 ホーム サー 住 まいの ビス 確 付 保 き 等 高 に 齢 向 者 向 けた け 住 取 宅 組 を 高 進 齢 めます 者 向 け 優 良 賃 貸 住 宅 等 の 整 備 促 進 を 図 りました 自 宅 での 生 活 が 困 難 な 高 齢 者 のため 特 別 養 護 老 人 ホームをはじめと 地 域 した での 施 生 設 活 の 居 持 住 続 に 系 向 サービスの けた 小 規 整 模 多 備 機 を 能 推 型 進 居 します 宅 介 護 を 始 めとする 地 域 密 着 型 サービスの 老 朽 化 した 整 備 を 介 進 護 めてきました 保 険 施 設 の 建 替 えについて 一 定 の 支 援 を 図 ります 多 様 な 住 まい 方 の 普 及 啓 発 のため 住 まい や 住 まい 方 の 選 択 介 護 度 が 重 度 となり 在 宅 生 活 の 継 続 が 困 難 となった 方 のための 介 護 保 険 施 設 の 整 決 定 を 支 援 するための 情 報 発 信 を 行 います 備 を 着 実 に 進 めてきました 多 様 な 介 護 ニーズに 対 応 したケアの 提 供 体 制 構 築 や 介 護 者 の 負 担 軽 高 齢 減 者 等 の 状 高 態 齢 に 応 者 じた の 在 宅 住 生 まい に 活 継 続 関 を する 支 えるための 多 様 な 選 択 肢 取 の 組 整 を 理 進 情 めます 報 提 供 ( 高 齢 者 住 まいガイド)に 努 めてきました 自 宅 で 住 み 続 けられるよう 住 宅 のバリアフリー 等 の 専 門 相 談 ( 住 情 報 提 供 事 業 ) を 2025 実 施 しました 年 を 見 据 えた 施 策 の 方 向 性 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 に 向 けては 生 活 の 基 盤 として 必 要 な 住 まいが 整 備 され 本 人 の 希 望 と 経 済 力 に 合 った 住 まいが 確 保 されていることが 前 提 となり ます 本 市 では 次 の 方 向 性 により 安 心 して 暮 らせる 住 まいと 住 まい 方 の 実 現 に 取 り 組 みます まちづくりに 関 する 方 針 の 共 有 に 向 けて 高 齢 者 人 口 の 増 加 に 伴 う 様 々なケア へのニーズの 急 増 に 対 応 するため 地 域 の 現 状 の 把 握 と 地 域 ( 市 場 )への 情 報 発 信 を 積 極 的 に 行 うとともに 行 政 としてめざす 中 長 期 的 な 方 向 性 を 提 示 する ことで まちづくりに 関 する 方 針 の 共 有 化 を 図 ります 生 活 基 盤 としての 住 まい の 確 保 と 自 らのライフスタイルに 合 った 住 ま い 方 の 実 現 に 向 けて 単 身 高 齢 者 の 増 加 や 地 域 住 民 の 年 齢 構 造 ライフス タイルなどの 変 化 などに 合 わせた 住 まい を 整 備 確 保 するとともに 地 域 コミュニティの 再 構 築 等 の 推 進 により 多 様 な 住 まい 方 の 実 現 をめざしま す かわさきいきいき 長 寿 プラン -130-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 高 齢 者 の 多 様 な 居 住 環 境 の 実 現 のための 取 組 (1) 高 齢 者 が 安 心 して 暮 らせる 住 まいの 確 保 等 (P133) 1 一 般 住 宅 に 関 する 取 組 住 宅 の 良 質 化 の 促 進 市 営 住 宅 の 建 替 え 等 に 伴 うユニバー サルデザイン 仕 様 への 変 更 2 高 齢 者 向 け 住 宅 重 度 者 向 け 住 まいに 関 す る 取 組 サービス 付 き 高 齢 者 向 け 住 宅 高 齢 者 向 け 優 良 賃 貸 住 宅 シルバーハウジング 福 祉 住 宅 軽 費 老 人 ホーム(ケアハウス) 養 護 老 人 ホーム 有 料 老 人 ホーム 認 知 症 対 応 型 共 同 生 活 介 護 ( 認 知 症 高 齢 者 グループホーム) 特 別 養 護 老 人 ホーム ( 介 護 老 人 福 祉 施 設 ) 介 護 老 人 保 健 施 設 介 護 療 養 型 医 療 施 設 3 自 宅 地 域 での 生 活 継 続 に 向 けた 取 組 (2) 在 宅 生 活 が 困 難 となった 方 のための 介 護 サービス 基 盤 の 整 備 (P138) 1 重 度 者 向 けの 住 まい の 確 保 特 別 養 護 老 人 ホームの 整 備 地 域 ニーズに 応 じた 居 室 形 態 の 特 別 養 護 老 人 ホームの 整 備 特 別 養 護 老 人 ホームの 機 能 の 地 域 展 開 に 向 けた 取 組 中 重 度 の 要 介 護 高 齢 者 を 支 える 施 設 としての 特 別 養 護 老 人 ホームの 役 割 強 化 特 別 養 護 老 人 ホームにおける 高 齢 障 害 者 の 受 入 れ 医 療 重 度 者 への 対 応 2その 他 介 護 保 険 施 設 の 整 備 介 護 老 人 保 健 施 設 3 既 存 施 設 の 老 朽 化 への 対 応 老 朽 化 施 設 の 建 替 え 支 援 長 寿 命 化 の 取 組 推 進 (3) 多 様 な 住 まい 方 の 普 及 (P142) 1 円 滑 な 住 替 え 等 の 支 援 高 齢 期 の 住 まいガイド による 周 知 高 齢 者 世 帯 住 替 え 家 賃 助 成 事 業 住 まいに 関 する 相 談 体 制 の 充 実 地 域 単 位 の 住 情 報 提 供 の 仕 組 みづくり 地 域 の 住 まいに 関 する 相 談 等 を 行 っ ている 活 動 団 体 への 支 援 住 まいアドバイザー 派 遣 制 度 あんしん 賃 貸 支 援 事 業 マイホーム 借 上 げ 制 度 を 活 用 した 住 替 え 相 談 2 保 証 人 が 見 つからない 高 齢 者 への 支 援 川 崎 市 居 住 支 援 制 度 3 住 宅 のバリアフリー 化 等 環 境 整 備 の 支 援 住 宅 改 修 ( 介 護 保 険 適 用 ) 高 齢 者 住 宅 改 造 費 助 成 事 業 川 崎 市 マンション 段 差 解 消 工 事 等 費 用 助 成 制 度 住 情 報 提 供 事 業 4 自 宅 での 生 活 継 続 を 支 えるための 取 組 在 宅 生 活 を 支 える 介 護 保 険 サービス の 充 実 市 営 住 宅 の 建 替 えに 伴 う 社 会 福 祉 施 設 等 の 併 設 市 営 住 宅 における 介 護 者 支 援 のため の 取 組 高 齢 者 向 け 優 良 賃 貸 住 宅 における 生 活 支 援 のための 取 組 5 低 所 得 低 資 産 高 齢 者 の 住 まいに 関 する 取 組 地 域 善 隣 事 業 生 活 にお 困 りの 方 の 相 談 支 援 (4) 介 護 者 の 負 担 軽 減 に 向 けた 取 組 (P149) -131- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 地 域 包 括 ケアにおける 住 まい の 分 類 と 住 み 慣 れた 地 域 での 生 活 の 継 続 地 域 包 括 ケアにおける 住 まい は 機 能 に 応 じて 一 般 住 宅 高 齢 者 向 け 住 宅 重 度 者 向 けの 住 まい に 大 別 されます 住 み 慣 れた 地 域 での 生 活 を 継 続 するためには これらの 住 まい を 適 切 に 選 択 した 上 で 介 護 医 療 予 防 生 活 支 援 などの 様 々な ケア を 組 み 合 わせて 利 用 し 状 態 に 応 じてその 組 み 合 わせを 見 直 し ていくことが 求 められます 住 まい の 種 類 一 般 住 宅 ( 持 ち 家 借 家 ) 住 まい 高 齢 者 向 け 住 宅 支 援 サービスを 受 ける 場 所 住 まいと 医 療 機 関 の 中 間 施 設 重 度 者 向 けの 住 まい 医 療 機 関 一 般 住 宅 一 般 的 な 住 宅 であり 持 ち 家 か 借 家 かは 問 いません バリアフリー 改 修 などによって 所 有 者 又 は 入 居 者 自 身 が 環 境 を 整 備 し 生 活 支 援 介 護 保 険 サービス 等 を 導 入 することで 地 域 での 生 活 継 続 を 可 能 とすることが 必 要 となります 高 齢 者 向 け 住 宅 (サービス 付 き 高 齢 者 向 け 住 宅 高 齢 者 向 け 優 良 賃 貸 住 宅 等 ) 基 本 的 な 生 活 支 援 や 見 守 り 等 のサービスが 付 加 された 住 宅 で 一 般 住 宅 での 生 活 継 続 が 難 しい( 難 しくなる 見 込 みがある)などの 場 合 に 住 み 替 える 住 まい を 指 し ます 基 本 的 な 見 守 りサービスなどのほか 心 身 の 状 況 に 応 じて 住 宅 内 外 のサービスを 組 み 合 わせて 利 用 します 入 居 者 が 地 域 住 民 として 生 活 できるよう 地 域 交 流 や 社 会 参 加 の 機 会 の 確 保 が 必 要 となります 重 度 者 向 けの 住 まい ( 特 別 養 護 老 人 ホーム 等 ) 要 介 護 状 態 が 重 くなり 集 中 的 な 介 護 看 護 を 必 要 とする 場 合 に 住 み 替 える 住 まい を 指 します 専 門 職 が 集 中 して 配 置 されているため 重 度 者 に 対 して 効 率 的 なケアの 提 供 が 可 能 とな ります かわさきいきいき 長 寿 プラン -132-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 (1) 高 齢 者 が 安 心 して 暮 らせる 住 まいの 確 保 等 高 齢 者 の 多 様 なニーズに 対 応 するため サービス 付 き 高 齢 者 向 け 住 宅 や 本 市 独 自 の 高 齢 者 向 け 優 良 賃 貸 住 宅 などのほか 市 営 住 宅 の 建 替 え 等 に 伴 うユニバーサルデザイン ( 仕 様 )への 移 行 など 高 齢 者 が 安 心 して 暮 らせる 住 まい の 確 保 等 を 図 ります 1 一 般 住 宅 に 関 する 取 組 一 般 住 宅 の 供 給 については 供 給 主 体 によって 大 多 数 を 占 める 民 間 資 本 の 市 場 原 理 に 基 づく 住 宅 供 給 と 行 政 等 による( 準 ) 公 共 財 としての 住 宅 供 給 に 大 別 されます 行 政 が 住 まいの 質 量 について 関 与 することが 多 い 高 齢 者 向 け 住 宅 重 度 者 向 け 住 まい とは 異 なり 一 般 住 宅 の 供 給 確 保 に 当 たって の 方 針 は 各 供 給 主 体 が 独 自 に 判 断 決 定 する 比 重 が 高 くなります 一 方 で 多 くの 高 齢 者 は 一 般 住 宅 での 生 活 を 送 っており 地 域 での 生 活 を 継 続 する 上 での 生 活 基 盤 として 住 宅 の 役 割 は より 重 要 となってい ます こうした 状 況 を 踏 まえ 本 市 としては 地 域 ( 市 場 )に 対 し 超 高 齢 社 会 に 対 応 していくための ケアのあり 方 を 視 野 に 入 れたまちづくり に 関 する 方 針 の 共 有 化 発 信 を 行 います 住 宅 の 良 質 化 の 促 進 ( 住 宅 性 能 表 示 制 度 の 推 奨 等 級 の 設 定 等 ) 住 宅 の 品 質 確 保 に 関 する 法 律 に 基 づく 住 宅 性 能 表 示 制 度 において 定 められている 高 齢 者 等 配 慮 対 策 等 級 について 本 市 として 推 奨 する 性 能 評 価 等 級 を 川 崎 市 住 宅 性 能 評 価 推 奨 等 級 として 設 定 し 効 果 的 な 運 用 による 住 宅 の 質 の 向 上 を 図 ります また 共 同 住 宅 の 共 用 廊 下 等 に 必 要 なスペースが 確 保 されているなど 将 来 のバリアフリー 改 修 に 対 応 できる 長 期 優 良 住 宅 の 普 及 促 進 に 努 めます 市 営 住 宅 の 建 替 え 等 に 伴 うユニバーサルデザイン 仕 様 への 変 更 ( 市 主 導 の 住 宅 供 給 の 取 組 ) 市 営 住 宅 を 建 替 える 際 には ユニバーサルデザインを 取 り 入 れ 入 居 者 が 使 いやすい 住 宅 を 供 給 します 高 齢 者 や 障 害 者 だけでなく 誰 もが 使 いやすいデザイン( 仕 様 )を 意 味 した もので バリアフリーをさらに 発 展 させた 概 念 のことをいいます -133- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 2 高 齢 者 向 け 住 宅 重 度 者 向 け 住 まいに 関 する 取 組 サービス 付 き 高 齢 者 向 け 住 宅 バリアフリー 構 造 で 24 時 間 の 安 否 確 認 と 生 活 相 談 等 のサービスを 備 えた サービス 付 き 高 齢 者 向 け 住 宅 の 民 間 事 業 者 による 供 給 を 支 援 す るとともに 適 正 な 管 理 が 行 われるよう 啓 発 に 取 り 組 みます サービス 付 き 高 齢 者 向 け 住 宅 訪 問 介 護 事 業 所 や デイサービスなどを 併 設 する 場 合 もあり ます 主 な 登 録 基 準 訪 問 介 護 事 業 所 併 設 デイサービス 入 居 は 原 則 60 歳 以 上 居 室 の 床 面 積 は 25 m2 以 上 ( 浴 室 やキッチンなどを 共 用 する 場 合 は 18 m2 以 上 ) バリアフリー 構 造 キッチンや 水 洗 トイレなどの 設 置 安 否 確 認 生 活 相 談 サービスを 提 供 長 期 入 院 などを 理 由 に 一 方 的 な 変 更 や 契 約 解 除 をされない 入 居 者 が 払 うのは 敷 金 家 賃 サービス 対 価 に 限 定 実 績 計 画 ( 累 計 戸 数 は 登 録 ベース) 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 1,231 戸 1,505 戸 供 給 支 援 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 は 見 込 みです 高 齢 者 向 け 優 良 賃 貸 住 宅 ( 家 賃 補 助 を 受 けられる 公 的 賃 貸 住 宅 ) 所 得 に 応 じて 一 定 期 間 の 家 賃 補 助 が 受 けられ バリアフリー 構 造 で 緊 急 通 報 装 置 と 生 活 相 談 サービスを 備 えた 高 齢 者 向 け 優 良 賃 貸 住 宅 の 民 間 事 業 者 による 供 給 を 促 進 するとともに 適 正 な 管 理 が 行 われるよ う 啓 発 に 取 り 組 みます 実 績 計 画 ( 累 計 ) 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 185 戸 185 戸 供 給 促 進 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 は 見 込 みです かわさきいきいき 長 寿 プラン -134-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 シルバーハウジング( 高 齢 者 向 け 市 営 住 宅 ) 高 齢 者 の 安 全 や 利 便 に 配 慮 した 高 齢 者 用 の 市 営 住 宅 ( 民 間 借 上 げ 住 宅 を 含 む)であり 入 居 者 の 生 活 支 援 や 相 談 を 受 ける 生 活 援 助 員 や 生 活 相 談 員 等 を 派 遣 します 実 績 計 画 ( 累 計 ) 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 1,193 戸 1,193 戸 事 業 継 続 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 は 見 込 みです 福 祉 住 宅 民 間 賃 貸 住 宅 の 建 替 え 等 による 立 ち 退 き 要 求 を 受 け 住 宅 確 保 に 困 窮 しているひとり 暮 らし 高 齢 者 の 生 活 の 安 定 を 図 るため 高 齢 者 の 安 全 や 利 便 に 配 慮 した 民 間 借 上 型 住 宅 であり 生 活 相 談 員 等 を 派 遣 し 入 居 者 の 生 活 支 援 や 相 談 に 応 じます 実 績 計 画 ( 累 計 ) 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 108 戸 108 戸 事 業 継 続 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 は 見 込 みです 軽 費 老 人 ホーム(ケアハウス) 家 族 と 同 居 できない 事 情 がある 方 を 対 象 に 食 事 と 入 浴 サービスを 提 供 し 自 立 した 生 活 が 確 保 できるよう 個 室 で 必 要 な 支 援 を 行 う 施 設 です 介 護 保 険 法 上 の 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 サービスとして 介 護 が 必 要 になった 場 合 に 介 護 サービスを 利 用 しながら 生 活 できる 施 設 と 訪 問 介 護 等 の 外 部 の 介 護 サービスを 利 用 しながら 生 活 することができる 施 設 があります 養 護 老 人 ホーム 原 則 として 65 歳 以 上 で 環 境 上 及 び 経 済 的 な 理 由 により 家 庭 での 生 活 が 難 しい 方 を 対 象 に 本 市 の 決 定 により 生 活 場 所 を 提 供 します ケアハウスと 同 様 に 施 設 によって 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 が 受 けら れます -135- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 有 料 老 人 ホーム ア 介 護 付 有 料 老 人 ホーム 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 のサービスが 付 いた 高 齢 者 向 けの 居 住 施 設 で 健 康 な 方 は 食 事 等 のサービスの 提 供 要 介 護 状 態 となった 方 はこれ に 加 え 入 浴 排 せつ 食 事 等 の 介 護 日 常 生 活 上 のサポート 機 能 訓 練 療 養 上 のケアなどのサービスが 受 けられる 介 護 付 有 料 老 人 ホーム の 整 備 を 進 めます なお 既 に 本 市 内 で 定 員 7,000 名 分 を 超 える 整 備 が 進 んでいること から 第 6 期 計 画 以 降 の 公 募 では ニーズの 多 様 化 等 に 合 わせた 上 乗 せ 要 件 を 設 定 します 実 績 計 画 ( 累 計 ) 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 32 年 度 37 年 度 6,810 名 7,185 名 7,425 名 7,665 名 7,985 名 ( 定 員 240 名 分 の 公 募 ) 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 は 整 備 中 のものを 含 みます 上 乗 せ 要 件 の 概 要 医 療 重 度 者 を 受 け 入 れるための 体 制 確 保 地 域 密 着 型 サービスの 併 設 等 による 地 域 の 在 宅 高 齢 者 の 支 援 空 床 を 利 用 したショートステイの 実 施 イ 住 宅 型 有 料 老 人 ホーム 生 活 支 援 等 のサービスが 付 いた 高 齢 者 向 けの 居 住 施 設 で 介 護 が 必 要 になった 場 合 入 居 者 自 身 の 選 択 により 地 域 の 訪 問 介 護 等 の 介 護 サー ビスを 利 用 しながら 生 活 を 継 続 することができます 認 知 症 対 応 型 共 同 生 活 介 護 ( 認 知 症 高 齢 者 グループホーム) 比 較 的 状 態 が 安 定 している 認 知 症 高 齢 者 に 対 して 共 同 生 活 のなかで 入 浴 排 せつ 食 事 などの 日 常 生 活 上 の 世 話 や 機 能 訓 練 などのサービ スを 提 供 する 認 知 症 高 齢 者 グループホーム の 整 備 を 進 めます また 公 募 に 当 たっては 高 齢 者 の 在 宅 生 活 を 支 える 看 護 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 や 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 の 併 設 や 空 床 を 活 用 し たショートステイの 実 施 を 条 件 とするなど 地 域 の 在 宅 介 護 サービスの 拠 点 としての 機 能 を 付 加 します 実 績 計 画 ( 累 計 ) ( 単 位 :ユニット) 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 32 年 度 37 年 度 183 201 247 289 349 (46 ユニット 分 の 公 募 ) ユニットとは 入 居 者 の 単 位 で 1 ユニットの 定 員 は 概 ね 9 人 です かわさきいきいき 長 寿 プラン -136-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 特 別 養 護 老 人 ホーム( 介 護 老 人 福 祉 施 設 ) 常 時 介 護 を 必 要 とし 家 族 等 の 生 活 環 境 により 自 宅 で 生 活 すること が 困 難 になった 寝 たきりや 認 知 症 の 重 度 者 を 受 け 入 れる 役 割 を 担 います ( 整 備 計 画 は (2) 在 宅 生 活 が 困 難 となった 方 のための 介 護 サービス 基 盤 の 整 備 を 参 照 ) 介 護 老 人 保 健 施 設 住 まいと 医 療 機 関 の 中 間 施 設 であり 病 状 が 安 定 した 状 態 にある 方 が 慢 性 期 医 療 とリハビリテーションによって 在 宅 復 帰 をめざすための 施 設 です ( 整 備 計 画 は (2) 在 宅 生 活 が 困 難 となった 方 のための 介 護 サー ビス 基 盤 の 整 備 を 参 照 ) 介 護 療 養 型 医 療 施 設 継 続 的 な 医 療 サービスを 受 けながら 長 期 療 養 するための 施 設 であり 療 養 上 の 管 理 看 護 医 学 的 管 理 下 の 介 護 等 のケア リハビリテーショ ン 等 の 必 要 な 医 療 などのサービスが 受 けられます 長 期 療 養 ケアが 必 要 な 方 が 在 宅 復 帰 をめざしながら 医 療 と 介 護 の 両 方 のサービスを 受 けら れる 施 設 です 3 自 宅 地 域 での 生 活 継 続 に 向 けた 取 組 平 成 25 年 度 川 崎 市 高 齢 者 実 態 調 査 の 結 果 多 くの 高 齢 者 が 介 護 が 必 要 になった 場 合 でも 家 族 に 負 担 をかけずに 自 宅 で 暮 らしたい と 希 望 し ている 一 方 で 本 市 では 依 然 として 特 別 養 護 老 人 ホームの 入 居 申 込 者 が 多 く 介 護 者 の 75.7%が 介 護 に 困 難 や 負 担 を 感 じているなど 在 宅 生 活 の 継 続 に 不 安 を 覚 えている 方 が 多 い 傾 向 にあります 第 6 期 計 画 では 前 述 の 住 まい の 確 保 と 並 行 して 比 較 的 状 態 の 軽 い 方 から 要 介 護 状 態 の 悪 化 認 知 症 介 護 者 の 負 担 等 の 課 題 を 抱 えてい る 方 まで 住 み 慣 れた 地 域 で 安 心 した 生 活 を 続 けることができる 安 全 安 心 に 暮 らせる 地 域 づくり を 実 現 するため 次 の 取 組 を 推 進 します ( 詳 細 は 第 5 章 3 利 用 者 本 位 のサービスの 提 供 を 参 照 ) 要 介 護 要 支 援 高 齢 者 が 地 域 で 生 活 を 続 けるためのサービスの 提 供 中 重 度 の 要 介 護 高 齢 者 の 在 宅 生 活 を 支 えるための 取 組 在 宅 医 療 介 護 の 連 携 の 推 進 要 介 護 度 維 持 改 善 に 向 けた 取 組 -137- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 (2) 在 宅 生 活 が 困 難 となった 方 のための 介 護 サービス 基 盤 の 整 備 1 重 度 者 向 けの 住 まい の 確 保 要 介 護 状 態 が 重 くなり 集 中 的 な 介 護 看 護 の 必 要 性 から 自 宅 での 生 活 継 続 が 困 難 となった 高 齢 者 を 支 える 特 別 養 護 老 人 ホーム や 重 度 者 への 対 応 が 可 能 な 介 護 付 有 料 老 人 ホーム 等 の 確 保 を 行 います 特 別 養 護 老 人 ホームの 整 備 特 別 養 護 老 人 ホームは 常 時 介 護 を 必 要 とし 家 族 等 の 生 活 環 境 によ り 自 宅 で 生 活 することが 困 難 になった 寝 たきりや 認 知 症 の 重 度 者 を 受 け 入 れる 役 割 を 担 っています 第 6 期 計 画 以 降 においては 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 による 施 設 病 院 から 地 域 在 宅 へのケアの 場 の 移 行 という 基 本 的 な 方 向 性 を 踏 まえつつ 真 に 施 設 入 居 を 必 要 とする 方 が 優 先 的 に 入 居 できるよ う 一 定 の 水 準 で 整 備 を 行 います 実 績 計 画 ( 開 所 ベース) ( 単 位 : 床 上 段 : 累 計 下 段 : 新 規 開 設 ) 大 規 模 特 別 養 護 老 人 ホーム( 定 員 ) 小 規 模 特 別 養 護 老 人 ホーム( 定 員 ) 平 成 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 32 年 度 37 年 度 3,599 (584) 216 (29) 3,834 (235) 274 (58) 3,934 (100) 274 (0) 4,158 (224) 274 (0) 4,438 (280) 274 (0) 累 計 ( 定 員 ) 3,815 4,108 4,208 4,432 4,712 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 以 降 は 見 込 み 又 は 計 画 値 です 5,212 5,712 地 域 ニーズに 応 じた 居 室 形 態 の 特 別 養 護 老 人 ホームの 整 備 川 崎 市 高 齢 者 実 態 調 査 の 結 果 入 居 を 希 望 する 特 別 養 護 老 人 ホームの 居 室 形 態 については 個 室 を 利 用 したいという 希 望 がある 一 方 で 多 床 室 を 希 望 する 比 率 が 高 くなっています 本 市 ではこのような 地 域 のニー ズを 受 け 多 床 室 と 個 室 を 組 み 合 わせた 整 備 を 進 めています 希 望 する 居 室 形 態 ( 川 崎 市 高 齢 者 実 態 調 査 から) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 平 成 19 年 度 調 査 ( 回 答 者 数 =270 人 ) 27.8% 29.3% 21.9% 7.4% 13.7% 平 成 22 年 度 調 査 ( 回 答 者 数 =264 人 ) 17.4% 43.9% 12.9% 11.7% 14.0% 平 成 25 年 度 調 査 ( 回 答 者 数 =245 人 ) 22.4% 45.3% 16.3% 4.1% 11.8% 個 室 を 利 用 したい 複 数 の 人 と 一 緒 の 部 屋 ( 多 床 室 )を 利 用 したい どちらでもよい わからない 無 回 答 かわさきいきいき 長 寿 プラン -138-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 特 別 養 護 老 人 ホームの 機 能 の 地 域 展 開 に 向 けた 取 組 これまでは 主 に 中 重 度 の 状 態 の 高 齢 者 を 受 け 入 れる 終 の 棲 家 と しての 役 割 を 担 ってきましたが それらの 役 割 とは 別 に 地 域 における 在 宅 生 活 者 介 護 者 への 支 援 など 地 域 における 介 護 福 祉 拠 点 の 一 つ として 地 域 に 積 極 的 に 展 開 していくことが 期 待 されます 地 域 交 流 スペースの 積 極 的 な 活 用 新 規 に 公 募 を 行 う 特 別 養 護 老 人 ホームについては 地 域 開 放 を 目 的 とした 地 域 交 流 スペースの 設 置 に 関 する 指 針 を 定 めるとともに ス ペースを 用 いた 地 域 住 民 の 交 流 やコミュニティ 形 成 のための 取 組 の 提 案 を 運 営 法 人 の 選 考 時 の 評 価 加 点 項 目 として 追 加 し 運 営 法 人 から の 積 極 的 な 提 案 を 促 します 中 重 度 の 要 介 護 高 齢 者 の 在 宅 生 活 継 続 に 向 けた 取 組 新 規 に 公 募 を 行 う 特 別 養 護 老 人 ホームについて 中 重 度 の 要 介 護 高 齢 者 の 在 宅 生 活 を 支 える 地 域 密 着 型 サービス 等 の 併 設 を 進 めるとと もに 必 要 なときだけ 特 別 養 護 老 人 ホームを 利 用 して また 在 宅 に 戻 れる 循 環 の 仕 組 み(ホームシェアリング)の 導 入 等 について 検 証 を 行 い 施 設 機 能 の 地 域 展 開 に 向 けた 取 組 を 進 めます 中 重 度 の 要 介 護 高 齢 者 を 支 える 施 設 としての 特 別 養 護 老 人 ホームの 役 割 強 化 自 宅 での 生 活 が 困 難 な 中 重 度 の 要 介 護 高 齢 者 を 支 える 施 設 としての 機 能 に 重 点 化 を 図 ることを 目 的 とした 介 護 保 険 制 度 改 正 により 平 成 27 年 4 月 から 特 別 養 護 老 人 ホームへの 新 規 入 居 は 原 則 要 介 護 3 以 上 の 方 に 限 定 されます 特 例 として 一 定 の 要 件 に 該 当 する 要 介 護 1 2の 方 については 入 居 が 可 能 とされていることから 本 市 では 川 崎 市 特 別 養 護 老 人 ホー ム 入 退 居 指 針 を 改 定 し 必 要 性 が 高 い 方 が 優 先 的 に 入 居 することがで きる 仕 組 みづくりを 進 めます 要 介 護 1 2 の 方 の 特 例 入 居 の 要 件 認 知 症 や 知 的 障 害 精 神 障 害 である 方 であって 日 常 生 活 に 支 障 を 来 すような 症 状 行 動 や 意 思 疎 通 の 困 難 さが 頻 繁 に 見 られること 家 族 等 による 深 刻 な 虐 待 が 疑 われることなどにより 心 身 の 安 全 安 心 の 確 保 が 困 難 で あること 介 護 者 がいない 介 護 者 が 高 齢 または 病 弱 であるなどにより 支 援 が 期 待 できず かつ やむを 得 ない 理 由 により 必 要 な 介 護 サービスや 生 活 支 援 を 十 分 に 利 用 できない 状 態 で あること -139- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 特 別 養 護 老 人 ホームにおける 高 齢 障 害 者 の 受 入 れ 障 害 者 入 所 施 設 に 入 所 している 方 の 高 齢 化 を 踏 まえ 高 齢 障 害 者 のう ち 特 別 養 護 老 人 ホームでの 支 援 がふさわしく かつ 移 行 を 希 望 され る 方 を 受 け 入 れるため 公 有 地 を 活 用 した 特 別 養 護 老 人 ホームにおいて 受 け 入 れるための 体 制 を 整 備 します 医 療 重 度 者 への 対 応 公 有 地 を 活 用 した 特 別 養 護 老 人 ホームを 整 備 するに 当 たっては 胃 ろ う 経 管 栄 養 喀 痰 吸 引 等 の 医 療 的 処 置 の 必 要 な 要 介 護 高 齢 者 を 受 け 入 れることを 条 件 とした 整 備 を 進 めます また 介 護 付 有 料 老 人 ホームの 選 定 において 医 療 的 ケアの 充 実 を 公 募 要 件 に 加 えるなど 医 療 依 存 度 が 高 い 方 であっても 住 み 慣 れた 地 域 で 最 後 まで 暮 らし 続 けられるよう 居 住 環 境 の 整 備 を 図 ります 2その 他 の 介 護 保 険 施 設 の 整 備 介 護 老 人 保 健 施 設 近 年 稼 働 率 が 低 下 傾 向 にあることから 平 成 27~29 年 度 の 新 規 整 備 は 行 わず 施 設 としての 機 能 強 化 役 割 整 理 のための 議 論 を 行 い 次 期 計 画 以 降 の 整 備 についての 方 向 性 を 定 めます 実 績 計 画 ( 開 所 ベース) ( 単 位 : 床 上 段 : 累 計 下 段 : 新 規 開 設 ) 平 成 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 32 年 度 37 年 度 介 護 老 人 2,155 2,281 2,281 2,281 2,281 保 健 施 設 (150) (126) (0) (0) (0) ( 定 員 ) 平 成 25 年 度 は 実 績 値 平 成 26 年 度 以 降 は 見 込 み 又 は 計 画 値 です 2,431 2,581 かわさきいきいき 長 寿 プラン -140-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 3 既 存 施 設 の 老 朽 化 への 対 応 本 市 では 平 成 26 年 10 月 時 点 で 50 施 設 の 特 別 養 護 老 人 ホームが あります そのうち 一 部 の 施 設 では 老 朽 化 が 進 んでおり 今 後 も 増 加 す る 老 朽 化 施 設 への 対 応 が 課 題 となっています また 老 朽 化 施 設 においては 老 朽 化 の 度 合 い 運 営 法 人 の 経 営 基 盤 老 朽 化 予 防 のための 各 施 設 における 長 寿 命 化 のための 予 防 保 全 の 取 組 等 に 相 違 がある 状 況 です 上 記 の 課 題 や 状 況 を 踏 まえ 本 市 では 介 護 保 険 制 度 開 始 前 に 開 設 した 老 朽 化 施 設 の 建 替 えについて 一 定 の 支 援 を 行 います 老 朽 化 施 設 の 建 替 え 支 援 施 設 の 建 替 えに 当 たっては 既 存 施 設 の 建 築 状 況 を 踏 まえ 別 の 場 所 に 代 替 施 設 を 整 備 することが 主 となると 想 定 されますが 一 方 で 代 替 地 を 確 保 することが 困 難 な 場 合 については 現 在 地 における 建 替 えが 想 定 され 既 存 の 施 設 入 居 者 等 に 影 響 が 生 じることが 想 定 されることから これらのリスクを 最 小 限 に 抑 えられるよう 取 り 組 みます 長 寿 命 化 の 取 組 推 進 老 朽 化 の 防 止 策 として 予 防 保 全 型 の 長 寿 命 化 対 策 の 実 施 を 推 進 して います 施 設 管 理 者 の 定 期 的 かつ 着 実 な 点 検 体 制 を 確 立 していくことが 必 要 となります 日 頃 からの 適 正 な 点 検 等 によって 建 築 物 の 機 能 や 性 能 の 劣 化 の 有 無 や 兆 候 状 態 を 常 に 把 握 し 現 状 では 異 常 が 見 当 たらなくても 時 間 の 経 過 とと もに 劣 化 の 状 態 を 予 測 した 上 で 計 画 的 に 適 切 な 処 置 を 行 い 機 能 停 止 など を 未 然 に 防 ぐことにより 建 築 物 をより 長 く 活 用 する 手 法 のことをいいま す -141- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 (3) 多 様 な 住 まい 方 の 普 及 ライフスタイルや 自 身 の 心 身 の 状 況 等 に 合 わせた 住 まいの 選 択 や 介 護 が 必 要 となった 際 のケア 方 法 に 関 する 選 択 等 自 己 決 定 が 適 切 に 行 われるため に 必 要 な 支 援 情 報 発 信 などを 行 います 1 円 滑 な 住 替 え 等 の 支 援 高 齢 期 の 住 まいガイド による 周 知 介 護 が 必 要 となった 場 合 の 住 まいの 選 択 等 について 高 齢 者 の 自 己 決 定 を 支 援 するため 生 活 場 所 の 希 望 や 身 体 状 況 費 用 負 担 等 に 合 わせた 住 まい の 選 択 肢 に 関 する 情 報 を 冊 子 としてわかりやすくまとめ 各 区 役 所 等 の 窓 口 で 配 布 することで 周 知 を 行 っています 高 齢 期 の 住 まいガイドより ( )この 図 は 費 用 負 担 や 身 体 状 況 の 視 点 から 各 住 まいがどの 辺 りに 位 置 しているかをイメージしていただくた めのおおまかな 目 安 であり 厳 密 には 図 のとおりではない 部 分 もあります ( ) 費 用 負 担 や 身 体 状 況 の 視 点 で 表 示 するため 重 ねて 表 示 しています かわさきいきいき 長 寿 プラン -142-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 高 齢 者 世 帯 住 替 え 家 賃 助 成 事 業 民 間 賃 貸 住 宅 などに 入 居 する 高 齢 者 が 建 替 えなどで 立 ち 退 きを 求 め られ 公 営 住 宅 などに 入 居 できない 場 合 に 住 替 えに 必 要 な 家 賃 差 額 な どを 助 成 します なお 社 会 状 況 の 変 化 に 応 じた 見 直 しを 検 討 します 住 まいに 関 する 相 談 体 制 の 充 実 住 まいに 関 する 多 様 な 情 報 の 提 供 や 住 宅 の 改 善 に 係 る 専 門 的 な 相 談 への 対 応 などを 効 果 的 に 行 うため 高 齢 者 に 分 かりやすく アクセスし やすいワンストップサービスの 取 組 を 検 討 します また 住 替 え 相 談 空 き 家 相 談 賃 貸 住 宅 入 居 相 談 など 住 宅 に 関 する 高 齢 者 の 様 々な 相 談 に 対 し 多 面 的 かつ 総 合 的 に 応 えられるよう 窓 口 の 充 実 を 図 ります 地 域 単 位 の 住 情 報 提 供 の 仕 組 みづくり 身 近 な 地 域 で 空 き 家 化 した 持 ち 家 や 賃 貸 住 宅 の 有 効 活 用 を 積 極 的 に 図 るため 賃 貸 オーナーと 入 居 者 とのマッチングや 空 き 家 空 き 地 等 の 事 業 的 な 運 用 に 関 する 相 談 などができるような 地 域 単 位 の 住 情 報 提 供 の 仕 組 みを 検 討 し モデル 事 業 の 実 施 などにより 取 組 を 進 めます 地 域 の 住 まいに 関 する 相 談 等 を 行 っている 活 動 団 体 への 支 援 高 齢 者 の 在 宅 生 活 の 継 続 や 所 有 する 住 宅 の 有 効 活 用 を 進 めるため 片 づけや 掃 除 等 の 暮 らしの 支 援 や リフォーム 相 談 や 住 替 え 相 談 等 に 応 じ る 住 まいの 支 援 に 取 り 組 んでいる 活 動 団 体 に 対 して 支 援 を 行 います 住 まいアドバイザー 派 遣 制 度 一 級 建 築 士 等 の 専 門 家 アドバイザーを 無 料 で 派 遣 し 住 宅 のバリアフ リー 工 事 の 進 め 方 や 工 事 に 伴 うトラブルなどの 相 談 に 対 応 することによ り 良 質 な 住 宅 ストックと 住 環 境 の 形 成 に 取 り 組 みます あんしん 賃 貸 支 援 事 業 高 齢 者 等 の 入 居 を 拒 まない 民 間 賃 貸 住 宅 の 登 録 を 行 い 神 奈 川 県 居 住 支 援 協 議 会 が 運 営 するホームページや 神 奈 川 県 が 発 行 する 情 報 紙 で 公 開 し 高 齢 者 の 入 居 機 会 の 確 保 を 図 ります -143- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 マイホーム 借 上 げ 制 度 を 活 用 した 住 替 え 相 談 高 齢 者 向 け 住 宅 等 への 住 替 えに 関 する 相 談 や 住 替 え 後 のマイホームを JTI( 一 般 社 団 法 人 移 住 住 替 え 支 援 機 構 )が 借 り 上 げるマイホーム 借 上 げ 制 度 の 紹 介 を 行 うなど 高 齢 者 の 住 替 えに 関 する 相 談 窓 口 の 充 実 に 取 り 組 みます( 川 崎 市 住 宅 供 給 公 社 ) かわさきいきいき 長 寿 プラン -144-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 2 保 証 人 が 見 つからない 高 齢 者 への 支 援 高 齢 者 の 中 には 介 護 サービスを 受 ける 必 要 はないものの 安 定 した 住 まいの 確 保 に 困 窮 する 人 も 含 まれています そのような 方 が 必 要 に 応 じて 住 まいを 確 保 できるようにするための 支 援 を 行 います 川 崎 市 居 住 支 援 制 度 アパートなどの 民 間 賃 貸 住 宅 を 借 りる 際 に 家 賃 等 の 支 払 能 力 がある にもかかわらず 保 証 人 が 見 つからない 場 合 本 市 の 指 定 する 保 証 会 社 を 利 用 し 併 せて 本 市 の 様 々な 施 策 により 居 住 を 支 援 し 家 賃 の 支 払 い や 入 居 後 の 病 気 事 故 などの 家 主 がいだく 不 安 を 軽 減 し 入 居 機 会 の 確 保 と 安 定 した 居 住 継 続 を 支 援 する 制 度 です 家 賃 の 滞 納 や 原 状 回 復 費 な ど 退 去 時 の 金 銭 的 な 保 証 は 市 の 指 定 する 保 証 会 社 が 行 い 言 葉 の 違 い によるトラブル 発 生 時 の 通 訳 派 遣 や 障 害 者 団 体 による 入 居 者 の 見 守 りな どを 市 や 支 援 団 体 が 行 います 家 賃 を 助 成 する 制 度 ではありません あくまで 給 与 年 金 など 安 定 した 収 入 や 生 活 保 護 費 で 家 賃 等 の 支 払 いができる 方 で 自 立 した 生 活 ができ 国 内 に 在 住 し ている 親 族 等 の 緊 急 連 絡 人 がいることが 利 用 条 件 です 3 住 宅 のバリアフリー 化 等 環 境 整 備 の 支 援 自 らの 家 でできる 限 り 在 宅 生 活 を 継 続 するためには 介 護 が 必 要 になっ たとき 等 に 高 齢 者 自 身 も 介 護 環 境 の 整 備 に 努 めることが 求 められます 本 市 としては 自 宅 のバリアフリー 改 修 等 の 必 要 性 を 周 知 するとともに バリアフリー 化 を 促 進 する 事 業 の 実 施 により これを 支 援 していきます 住 宅 改 修 ( 介 護 保 険 適 用 ) 介 護 保 険 適 用 となる 住 宅 のバリアフリー 改 修 で 上 限 は 20 万 円 です 主 に 軽 度 の 要 介 護 高 齢 者 が 早 い 段 階 で 自 宅 のバリアフリー 化 をすること の 支 援 策 として 設 けられており 手 すりやスロープ 設 置 等 の 簡 易 な 改 修 が 対 象 となります 高 齢 者 住 宅 改 造 費 助 成 事 業 ( 再 掲 ) 身 体 機 能 の 低 下 により 支 援 介 護 を 必 要 とする 高 齢 者 が 住 宅 の 改 造 を 行 うことにより 在 宅 で 安 全 な 生 活 が 続 けられるよう 支 援 するとと もに 介 護 者 の 身 体 的 精 神 的 負 担 を 軽 減 することを 目 的 として その 改 造 費 用 の 助 成 を 行 います なお 介 護 保 険 の 適 用 となる 住 宅 改 修 とは 対 象 工 事 が 異 なります -145- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 川 崎 市 マンション 段 差 解 消 工 事 等 費 用 助 成 制 度 誰 もが 使 いやすい 良 質 なマンションストックの 形 成 を 図 るため 既 存 分 譲 マンションの 敷 地 内 通 路 外 部 出 入 口 廊 下 階 段 において 傾 斜 路 手 すり 等 の 段 差 解 消 工 事 等 を 実 施 する 場 合 に その 工 事 等 に 要 する 費 用 の 一 部 について 助 成 を 行 います 住 情 報 提 供 事 業 南 部 と 北 部 の 住 情 報 拠 点 において 住 宅 供 給 公 社 まちづくり 公 社 NPO 法 人 と 連 携 して 相 談 窓 口 を 設 け バリアフリー 化 を 含 む 住 宅 の 適 切 な 改 善 方 法 や 公 的 機 関 による 融 資 助 成 制 度 の 案 内 工 事 に 伴 う 様 々な トラブルなどの 相 談 に 対 応 します 4 自 宅 での 生 活 継 続 を 支 えるための 取 組 在 宅 生 活 を 送 るうえで 生 活 支 援 を 必 要 とする 高 齢 者 や 要 介 護 状 態 の 悪 化 認 知 症 介 護 者 の 負 担 等 の 課 題 を 抱 えた 高 齢 者 が 住 み 慣 れた 地 域 で 安 心 して 生 活 を 続 けることができる 地 域 社 会 の 構 築 をめざして 次 の 取 組 を 行 います 在 宅 生 活 を 支 える 介 護 保 険 サービスの 充 実 ( 第 5 章 3 再 掲 ) 状 態 が 重 くなった 方 の 自 宅 での 生 活 を 支 える 取 組 として 通 常 の 介 護 保 険 サービスの 着 実 な 提 供 のほか 高 齢 者 の 状 態 に 応 じて 柔 軟 なサービ ス 提 供 が 可 能 な 定 期 巡 回 随 時 対 応 型 訪 問 介 護 看 護 ( 看 護 ) 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 等 の 地 域 密 着 型 サービスの 充 実 を 図 ります また 介 護 者 の 負 担 を 軽 くするために 必 要 なサービスとしてニーズが 高 いショートステイの 拡 充 のため 新 設 の 特 別 養 護 老 人 ホームへの 併 設 ( 施 設 本 体 の 入 居 定 員 の 10% 以 上 のショートステイ 定 員 を 確 保 )を 求 め る 従 来 の 整 備 手 法 のほか 介 護 付 有 料 老 人 ホーム や 認 知 症 高 齢 者 グループホーム の 短 期 利 用 を 活 用 したサービス 供 給 量 の 拡 大 を 図 りま す 併 せて 供 給 主 体 の 多 様 化 により 緊 急 のショートステイ 利 用 がよ り 容 易 となることが 期 待 されます 市 営 住 宅 の 建 替 えに 伴 う 社 会 福 祉 施 設 等 の 併 設 100 戸 以 上 の 市 営 住 宅 を 建 替 える 際 には 余 裕 敷 地 を 創 出 し 社 会 福 祉 施 設 等 を 併 設 し 入 居 者 も 含 めた 地 域 住 民 に 必 要 な 支 援 を 行 います 市 営 住 宅 における 介 護 者 支 援 のための 取 組 市 営 住 宅 入 居 者 のために 整 備 した 駐 車 場 について 高 齢 者 の 介 護 目 的 等 の 来 訪 者 が 利 用 できるよう 試 験 的 にコインパーキングを 導 入 します また 自 動 車 を 手 放 した 高 齢 者 の 多 様 な 交 通 環 境 整 備 等 の 観 点 から カー シェアリングについても 試 験 的 に 導 入 しています 今 後 の 検 証 結 果 も 踏 まえ 市 営 住 宅 へのコインパーキング カーシェアリングの 設 置 につい て 拡 大 する 方 向 で 検 討 を 行 います かわさきいきいき 長 寿 プラン -146-

第5章 川崎らしい都市型の地域居住の実現 高齢者向け優良賃貸住宅における生活支援のための取組 高齢者向け優良賃貸住宅においては 介護 福祉拠点としての役割も 期待されることから 介護サービス事業所等と合築又は併設された住宅 を優先して認定します また 入居者の孤立を防ぐため 生活相談スペースを兼ねた一定面積 以上の高齢者交流施設の整備を義務付けており 定期的な生活相談と入 居者間の交流を促すようなイベントの開催等を実施します 一部の住宅 では 地域包括支援センターと連携した地域交流の取組を行います 高齢者向け優良賃貸住宅と介護サービスとの合築計画例 -147- かわさきいきいき長寿プラン

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 5 低 所 得 低 資 産 高 齢 者 の 住 まいに 関 する 取 組 地 域 善 隣 事 業 地 域 善 隣 事 業 は 自 立 した 生 活 を 送 ることが 困 難 な 低 所 得 低 資 産 高 齢 者 を 対 象 に 社 会 福 祉 法 人 や NPO 法 人 等 が 地 域 支 援 の 拠 点 となるこ と 等 を 通 じ 既 存 の 空 き 家 等 を 活 用 した 低 廉 な 家 賃 の 住 まいの 確 保 を 支 援 するとともに 日 常 的 な 相 談 等 ( 生 活 支 援 )や 見 守 りにより 高 齢 者 が 住 み 慣 れた 地 域 において 継 続 的 に 安 心 して 暮 らせるような 体 制 を 整 備 することを 目 的 として 国 が 創 設 したモデル 事 業 です ( 事 業 スキーム) 本 市 では 一 定 のモデル 地 域 を 設 定 して 次 のスキームで 取 組 を 進 め ます ア) 社 会 福 祉 法 人 や NPO 法 人 等 の 地 域 善 隣 事 業 者 に 生 活 支 援 と ネットワーク 構 築 のための 事 業 を 委 託 します イ) 地 域 善 隣 事 業 者 と 不 動 産 事 業 者 との 連 携 により 空 き 家 等 の 低 廉 な 家 賃 の 物 件 を 確 保 し 入 居 者 と 家 主 との 直 接 契 約 による 入 居 を 図 り ます ウ) 地 域 善 隣 事 業 者 は 入 居 者 の 生 活 支 援 を 行 うとともに 地 域 に 根 ざ した 新 たな 取 組 を 実 施 しながら 地 域 ネットワーク(プラットホーム) を 構 築 します 国 のイメージ 図 ハードとしての 住 まいの 確 保 対 象 者 の 住 まいにふさわしい 物 件 の 開 拓 家 主 等 との 連 携 住 まいの 物 件 情 報 の 把 握 地 域 善 隣 事 業 ソフトとしての 住 まい 方 の 支 援 支 援 対 象 者 の 把 握 支 援 対 象 者 と 住 まいのマッチング 支 援 計 画 の 作 成 住 まいの 入 居 者 同 士 や 地 域 の 互 助 の 醸 成 支 援 対 象 者 のニーズに 応 じた 継 続 的 な 相 談 生 活 支 援 地 域 住 民 組 織 介 護 事 業 所 地 域 包 括 支 援 センター プラットフォーム 機 能 日 常 生 活 圏 域 等 福 祉 事 務 所 日 常 生 活 圏 域 等 住 まいの 確 保 住 まい 方 の 支 援 個 別 事 業 体 住 まいの 確 保 住 まい 方 の 支 援 個 別 事 業 体 病 院 診 療 所 家 主 不 動 産 仲 介 業 者 生 活 にお 困 りの 方 の 相 談 支 援 失 業 等 により 家 賃 を 滞 納 しているなど 生 活 にお 困 りの 方 を 対 象 とし た 相 談 窓 口 として 川 崎 市 生 活 自 立 仕 事 相 談 センター(だい JOB セ ンター) があります 支 援 員 が 相 談 を 受 け 相 談 者 の 状 況 によって 就 労 支 援 や 必 要 な 支 援 制 度 の 利 用 手 続 きのサポートを 行 うほか より 適 切 な 窓 口 を 紹 介 するなど 自 立 に 向 けた 支 援 を 行 います かわさきいきいき 長 寿 プラン -148-

第 5 章 川 崎 らしい 都 市 型 の 地 域 居 住 の 実 現 (4) 介 護 者 の 負 担 軽 減 に 向 けた 取 組 緊 急 利 用 が 可 能 なショートステイの 充 実 介 護 者 の 負 担 を 軽 くするために 必 要 なサービスとしてニーズが 高 い ショートステイの 拡 充 のため 新 設 の 特 別 養 護 老 人 ホームへの 併 設 ( 施 設 本 体 の 入 居 定 員 の 10% 以 上 のショートステイ 定 員 を 確 保 )を 求 める 従 来 の 整 備 手 法 のほか 介 護 付 有 料 老 人 ホームや 認 知 症 高 齢 者 グループ ホームの 短 期 利 用 を 活 用 したサービス 供 給 量 の 拡 大 を 図 ります 併 せて 供 給 主 体 の 多 様 化 により 緊 急 のショートステイ 利 用 がより 容 易 となる ことが 期 待 されます ( 詳 細 は 第 5 章 3 利 用 者 本 位 のサービスの 提 供 を 参 照 ) 認 知 症 高 齢 者 の 家 族 介 護 者 への 支 援 認 知 症 施 策 として 川 崎 市 認 知 症 ネットワーク 等 の 協 力 のもと 認 知 症 高 齢 者 本 人 だけではなく 家 族 介 護 者 支 援 のための 取 組 を 実 施 し ます ( 詳 細 は 第 5 章 4 認 知 症 高 齢 者 施 策 の 充 実 を 参 照 ) -149- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 第 6 章 各 区 の 取 6 組 章 各 区 の 取 組

第 6 章 各 区 の 取 組 1 地 域 福 祉 計 画 との 連 携 地 域 福 祉 計 画 は 社 会 福 祉 法 に 位 置 付 けられた 市 町 村 で 定 める 地 域 福 祉 を 推 進 する 上 での 共 通 の 理 念 や 具 体 的 な 施 策 を 定 めるものです そのため 高 齢 者 保 健 福 祉 計 画 介 護 保 険 事 業 計 画 の 策 定 に 当 たっては この 地 域 福 祉 計 画 と 調 和 が 保 たれた 計 画 とすることが 求 められています( 老 人 福 祉 法 第 20 条 の8 介 護 保 険 法 第 117 条 ) 地 域 福 祉 計 画 において 定 めるべき 具 体 的 な 事 項 としては 1 地 域 における 福 祉 サービスの 目 標 の 提 示 目 標 達 成 のための 戦 略 利 用 者 の 権 利 擁 護 に 関 することを 定 め 2 複 雑 多 様 化 した 生 活 課 題 を 解 決 するため 社 会 福 祉 を 目 的 とする 多 様 なサービスの 振 興 参 入 促 進 及 びこれらと 公 的 サービスの 連 携 による 公 私 協 働 の 実 現 についての 方 策 や 保 健 医 療 福 祉 と 生 活 に 関 連 す る 他 分 野 との 連 携 方 策 などについて 定 め 3 地 域 住 民 ボランティア 団 体 NPO 法 人 等 の 社 会 福 祉 活 動 への 支 援 住 民 等 による 問 題 関 心 の 共 有 化 への 動 機 付 けと 意 識 の 向 上 地 域 福 祉 推 進 への 主 体 的 参 加 の 促 進 等 を 定 めることが 必 要 となっています これらを 踏 まえ 平 成 26 年 3 月 に 第 4 期 川 崎 市 地 域 福 祉 計 画 を 策 定 し ています 第 4 期 川 崎 市 地 域 福 祉 計 画 基 本 理 念 活 力 とうるおいのある 地 域 づくり をめざして (1)いつまでも 誰 もがいきいきと 自 立 した 生 活 を 送 ることができる (2) 共 に 生 き 共 に 手 をつなぐことによって 心 が 通 うことができる (3) 誰 もが 地 域 社 会 の 一 員 として 社 会 的 活 動 に 参 加 することができる 基 本 目 標 (1)サービス 利 用 者 の 意 向 を 尊 重 した 施 策 の 充 実 (2) 保 健 医 療 福 祉 サービスの 質 の 向 上 に 向 けた 体 制 の 強 化 (3) 地 域 福 祉 活 動 への 住 民 参 加 の 促 進 に 向 けた 基 盤 整 備 この 川 崎 市 地 域 福 祉 計 画 については 地 域 の 多 様 な 福 祉 課 題 に 対 応 するた め さらに 各 区 の 計 画 を 策 定 しています -153- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 6 章 各 区 の 取 組 2 川 崎 区 の 高 齢 者 施 策 の 取 組 1 区 の 概 況 区 の 面 積 :40.25km 2 区 の 人 口 :222,764 人 ( 住 民 基 本 台 帳 人 口 平 成 26 年 10 月 1 日 現 在 ) 区 内 の 人 口 推 移 区 内 の 高 齢 者 人 口 高 齢 化 率 人 口 ( 万 人 ) 25 20 15 10 5 0 21.7 22.0 22.5 22.6 22.5 21.2 H22 H27 H32 H37 H42 H62 区 内 の 要 介 護 要 支 援 認 定 者 数 認 定 率 認 定 者 数 ( 万 人 ) 認 定 率 (%) 4 3 2 1 0 16.7 19.1 0.7 1.0 24.0 1.3 28.1 1.6 H22 H27 H32 H37 認 定 者 数 ( 左 目 盛 ) 第 1 号 被 保 険 者 認 定 率 ( 右 目 盛 ) いずれの 統 計 も H27 以 降 は 推 計 値 です 40 30 20 10 0 (10) (20) 万 人 口 ( 万 人 ) 高 齢 化 率 (%) 10 31.4 40 19.8 23.1 24.1 24.0 24.4 8 30 20 6 3.6 10 4 1.9 2.4 2.8 3.2 3.2 0 2 2.4 2.7 2.6 2.2 2.2 3.1 (10) 0 (20) H22 H27 H32 H37 H42 H62 65~74 歳 ( 左 目 盛 ) 75 歳 以 上 ( 左 目 盛 ) 高 齢 化 率 ( 右 目 盛 ) 高 齢 化 率 は 高 齢 者 人 口 を 総 人 口 で 除 していますが 結 果 を 四 捨 五 入 しているため 上 記 グラフの 数 値 と 一 致 しない 場 合 があります ( 川 崎 区 の 位 置 ) 2 高 齢 者 に 関 するこれまでの 主 な 取 組 ( 平 成 24~26 年 度 ) 年 度 取 組 の 概 要 認 知 症 高 齢 者 を 地 域 で 支 える 体 制 づくり 寸 劇 やシンポジウム 等 を 内 容 とする 普 及 啓 発 講 座 (120 人 参 加 )や 認 知 症 サポーター 24 養 成 講 座 ( 延 べ 113 人 参 加 ) 認 知 症 家 族 介 護 教 室 等 を 開 催 しました 権 利 擁 護 体 制 の 充 実 に 向 けた 取 組 サービス 事 業 所 職 員 を 対 象 に 成 年 後 見 制 度 に 係 る 研 修 を 開 催 しました (78 人 参 加 ) 関 係 機 関 事 業 者 との 連 携 に 関 する 取 組 区 内 の 病 院 医 療 連 携 室 相 談 室 職 員 との 意 見 交 換 会 (49 人 参 加 )や 区 内 指 定 サービス 25 事 業 所 職 員 との 意 見 交 換 会 (110 人 参 加 )を 開 催 しました 区 民 や 関 係 機 関 を 対 象 とする 認 知 症 サポーター 養 成 講 座 の 開 催 ( 延 べ 479 人 参 加 ) 地 域 ケア 連 絡 会 議 による 地 域 のネットワークの 推 進 地 域 ケア 連 絡 会 議 を 開 催 し 課 題 を 共 有 するとともに 地 域 のネットワーク 強 化 を 図 26 るため 広 く 関 係 機 関 団 体 等 に 参 加 を 呼 びかけ 会 議 を 開 催 しました ( 全 4 回 ) 健 康 づくりサポーターの 養 成 地 域 ぐるみで 健 康 づくりに 取 り 組 むため ワークショップを 開 催 しました ( 全 10 回 ) かわさきいきいき 長 寿 プラン -154-

第 6 章 各 区 の 取 組 3 区 の 地 域 福 祉 計 画 計 画 の 理 念 : つながりでつくる いつまでも 安 心 して 健 やかに 暮 らせるまち 川 崎 区 計 画 の 基 本 目 標 : 1 誰 もが 安 心 して 暮 らせる 住 みやすいまちづくり (1)サービス 周 知 とサービス 利 用 者 の 権 利 擁 護 と 啓 発 に 取 り 組 みます (2) 健 康 で 安 心 して 生 活 できる 地 域 づくりに 取 り 組 みます (3) 様 々な 生 活 課 題 への 幅 広 いサービスの 提 供 に 取 り 組 みます 2 みんなで 支 え 合 えるまちづくり (1) 地 域 ぐるみの 見 守 り 支 え 合 いの 環 境 づくりに 取 り 組 みます (2) 地 域 福 祉 への 理 解 を 広 め 福 祉 のまちづくりを 推 進 します (3) 関 係 機 関 及 び 各 種 団 体 の 活 動 を 支 援 し 連 携 を 強 化 します 3 分 かりやすい 支 援 体 制 と 地 域 の 資 源 を 活 用 できる 豊 かなまちづくり (1) 総 合 的 な 支 援 体 制 づくりに 取 り 組 みます (2) 保 健 福 祉 情 報 の 集 約 提 供 に 取 り 組 みます (3) 地 域 活 動 者 の 育 成 支 援 と 保 健 福 祉 従 事 者 の 人 材 育 成 に 取 り 組 みます 4 区 における 地 域 のネットワークづくりの 基 本 理 念 高 齢 者 が 慣 れ 親 しんだ 地 域 で 安 心 して 暮 らせる 川 崎 区 行 政 と 地 域 包 括 支 援 センターを 中 心 として 高 齢 者 支 援 に 関 わる 地 域 の 様 々な 関 係 団 体 機 関 とネットワークを 構 築 し 連 携 を 図 りながら 元 気 な 方 介 護 が 必 要 な 方 皆 が 安 心 し て 暮 らせる 体 制 づくりをめざします 5 高 齢 者 に 関 する 主 な 地 域 課 題 本 区 は 市 内 で 最 も 高 齢 化 率 が 高 く ひとり 暮 らし 等 高 齢 者 や 認 知 症 高 齢 者 の 増 加 が 見 込 ま れます 単 身 高 齢 者 世 帯 の 割 合 が 高 く( 高 齢 者 のいる 世 帯 のうち 34.5%が 単 身 世 帯 ) 家 族 関 係 の 希 薄 化 や 隣 近 所 の 付 き 合 いが 少 なくなっていることなどを 背 景 に 孤 立 する 高 齢 者 が 増 える 恐 れがあります ( 平 成 22 年 国 勢 調 査 によります 全 市 の 単 身 高 齢 者 世 帯 の 割 合 は 29.2%) 6 高 齢 者 に 関 する 今 後 の 主 な 取 組 ( 平 成 27~29 年 度 ) 高 齢 者 が 抱 える 健 康 課 題 への 対 応 地 域 コミュニティにおける 介 護 予 防 認 知 症 予 防 の 取 組 を 推 進 します また 地 域 住 民 や 関 係 機 関 等 を 対 象 とする 認 知 症 サポーター 養 成 講 座 を 開 催 し 認 知 症 に 対 する 理 解 を 深 めるとともに 地 域 で 認 知 症 高 齢 者 を 支 える 環 境 づくりを 進 めます 地 域 における 交 流 の 場 づくり 地 域 包 括 支 援 センターやボランティア 団 体 等 と 連 携 し 高 齢 者 が 気 軽 に 集 える 場 や 介 護 予 防 閉 じこもり 予 防 につながる 場 の 充 実 を 図 ります また シニアのためのおでかけ 情 報 等 を 活 用 し 効 果 的 な 情 報 提 供 を 行 います 高 齢 者 の 地 域 生 活 を 支 えるネットワークの 強 化 地 域 ケア 連 絡 会 議 及 び 地 域 包 括 ケア 連 絡 会 議 等 を 活 用 し 関 係 団 体 機 関 との 連 携 強 化 を 図 るとともに 地 域 における 見 守 り 支 え 合 いのネットワークの 充 実 を 図 ります -155- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 6 章 各 区 の 取 組 3 幸 区 の 高 齢 者 施 策 の 取 組 1 区 の 概 況 区 の 面 積 :10.09km 2 区 の 人 口 :159,290 人 ( 住 民 基 本 台 帳 人 口 平 成 26 年 10 月 1 日 現 在 ) 区 内 の 人 口 推 移 区 内 の 高 齢 者 人 口 高 齢 化 率 人 口 ( 万 人 ) 25 20 15 10 5 0 区 内 の 要 介 護 要 支 援 認 定 者 数 認 定 率 2 高 齢 者 に 関 するこれまでの 主 な 取 組 ( 平 成 24~26 年 度 ) 年 度 取 組 の 概 要 24 25 26 15.4 16.1 16.3 16.6 16.7 15.5 H22 H27 H32 H37 H42 H62 いずれの 統 計 も H27 以 降 は 推 計 値 です 認 定 者 数 ( 万 人 ) 認 定 率 (%) 4 3 2 1 0 15.5 17.7 0.5 22.0 25.4 0.7 0.9 1.0 H22 H27 H32 H37 認 定 者 数 ( 左 目 盛 ) 第 1 号 被 保 険 者 認 定 率 ( 右 目 盛 ) 40 30 20 10 0 (10) (20) 万 人 口 ( 万 人 ) 高 齢 化 率 (%) 33.6 10 40 19.2 22.3 23.7 23.7 24.1 8 30 20 6 10 4 2.9 1.3 1.7 2.0 2.4 2.4 0 2 1.6 1.9 1.8 1.6 1.6 2.3 (10) 0 (20) H22 H27 H32 H37 H42 H62 65~74 歳 ( 左 目 盛 ) 75 歳 以 上 ( 左 目 盛 ) 高 齢 化 率 ( 右 目 盛 ) 高 齢 化 率 は 高 齢 者 人 口 を 総 人 口 で 除 していますが 結 果 を 四 捨 五 入 しているため 上 記 グラフの 数 値 と 一 致 しない 場 合 があります ( 幸 区 の 位 置 ) 健 康 長 寿 推 進 事 業 の 開 催 (373 人 参 加 ) 南 加 瀬 地 区 を 対 象 に 健 康 づくりリーダー 養 成 講 座 健 康 づくり 普 及 講 座 を 実 施 し ました 日 吉 地 区 を 対 象 に 日 吉 健 康 フェスタ を 開 催 (100 人 参 加 ) ふれあい&すこやか 事 業 の 実 施 御 幸 西 地 区 を 中 心 に 講 座 を 開 催 しました (46 人 養 成 ) 認 知 症 サポーター 養 成 講 座 の 開 催 (233 人 養 成 ) 健 康 長 寿 推 進 事 業 の 開 催 (380 人 参 加 ) 日 吉 第 3 地 区 を 対 象 に 健 康 づくりリーダー 養 成 講 座 健 康 づくり 普 及 講 座 を 実 施 しました 日 吉 地 区 を 対 象 に 日 吉 健 康 フェスタ を 開 催 (100 人 参 加 ) ふれあい&すこやか 事 業 の 実 施 南 河 原 地 区 を 中 心 に 講 座 を 開 催 しました (45 人 養 成 ) 認 知 症 サポーター 養 成 講 座 の 開 催 (233 人 養 成 ) 区 と 地 域 包 括 支 援 センターとケアマネの 連 絡 会 の 開 催 (55 人 参 加 ) 健 康 長 寿 推 進 事 業 の 開 催 御 幸 西 第 2 地 区 を 対 象 に 健 康 づくりリーダー 養 成 講 座 健 康 づくり 普 及 講 座 を 実 施 しました 御 幸 地 区 を 対 象 に 御 幸 地 区 健 康 フェスタ( 仮 称 ) を 開 催 ふれあい&すこやか 事 業 の 実 施 日 吉 地 区 を 中 心 に 開 催 区 と 地 域 包 括 支 援 センターとケアマネの 連 絡 会 の 開 催 地 域 包 括 ケアシステムについて の 講 演 会 の 開 催 ( 地 域 住 民 79 人 専 門 職 45 人 参 加 ) かわさきいきいき 長 寿 プラン -156-

第 6 章 各 区 の 取 組 3 区 の 地 域 福 祉 計 画 計 画 の 理 念 : 誰 もが 生 涯 にわたって 安 心 して いきいきと 暮 らせる 幸 区 の 実 現 計 画 の 基 本 目 標 : 1 誰 もが 安 心 して 生 活 できる 住 みやすいまちづくり (1) 地 域 ぐるみの 見 守 り 支 え 合 いの 環 境 づくり (2) 保 健 福 祉 サービス 情 報 提 供 の 充 実 とネットワーク 活 用 (3) 安 全 で 安 心 な 生 活 環 境 の 充 実 2 国 籍 障 害 世 代 等 を 超 えたつながりのある 健 康 で 豊 かなまちづくり (1)ノーマライゼーション 社 会 の 実 現 のための 啓 発 と 普 及 (2) 地 域 における 健 康 づくりの 推 進 3 区 民 の 参 加 と 協 働 による 活 力 あるまちづくり (1) 人 材 の 育 成 とコーディネート 機 能 の 充 実 (2) 区 民 関 係 機 関 団 体 事 業 所 と 行 政 の 連 携 の 強 化 (3) 地 域 活 動 への 区 民 参 加 の 促 進 4 区 における 地 域 のネットワークづくりの 基 本 理 念 高 齢 者 が 住 み 慣 れた 地 域 で 安 心 して 暮 らし 続 けられるまちづくり 行 政 と 地 域 包 括 支 援 センターを 中 心 として 幸 区 の 様 々な 地 域 住 民 の 方 や 民 生 委 員 児 童 委 員 及 び 町 内 会 自 治 会 など 高 齢 者 支 援 に 関 わる 関 係 団 体 とともに 高 齢 者 の 方 が 住 み 慣 れた 地 域 で 安 心 して 暮 らせるまちづくりをめざします 5 高 齢 者 に 関 する 主 な 地 域 課 題 本 区 の 平 成 26 年 10 月 現 在 の 高 齢 化 率 は 21.02%で 新 川 崎 エリアの 再 開 発 が 進 み 人 口 流 入 が 加 速 している 一 方 既 に 50%を 超 える 地 域 もあります 健 康 寿 命 の 延 伸 のため 自 助 の 強 化 が 必 要 です 近 所 付 き 合 いは 希 薄 傾 向 にあり 孤 立 する 高 齢 者 が 増 えていくことが 予 測 されるため 地 域 の 支 え 合 いの 充 実 が 必 要 です 6 高 齢 者 に 関 する 今 後 の 主 な 取 組 ( 平 成 27~29 年 度 ) 健 康 長 寿 推 進 事 業 地 域 における 住 民 主 体 の 健 康 づくり 活 動 や そのための 環 境 づくりを 町 内 会 等 の 地 区 組 織 と ともに 地 区 特 性 に 応 じた 高 齢 者 の 健 康 づくりの 学 習 会 などの 事 業 を 計 画 し 実 施 します ふれあい&すこやか 事 業 高 齢 者 が 安 心 して 地 域 で 暮 らし 続 けられるための 知 識 を 習 得 した ふれすこサポーター を 養 成 します サポーターを 増 やすことで 地 域 での 見 守 りや 支 え 合 いの 環 境 づくりの 実 現 を めざします 地 域 包 括 ケアシステムの 推 進 住 み 慣 れた 地 域 で その 人 らしい 生 活 を 可 能 な 限 り 継 続 できるよう 自 助 互 助 共 助 公 助 の 関 係 者 が 参 加 する 地 域 ケア 連 絡 会 議 等 を 通 じて 推 進 します -157- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 6 章 各 区 の 取 組 4 中 原 区 の 高 齢 者 施 策 の 取 組 1 区 の 概 況 区 の 面 積 :14.81km 2 区 の 人 口 :239,767 人 ( 住 民 基 本 台 帳 人 口 平 成 26 年 10 月 1 日 現 在 ) 区 内 の 人 口 推 移 区 内 の 高 齢 者 人 口 高 齢 化 率 人 口 ( 万 人 ) 30 25 20 15 10 5 0 23.4 24.9 26.5 26.9 27.2 26.2 H22 H27 H32 H37 H42 H62 区 内 の 要 介 護 要 支 援 認 定 者 数 認 定 率 万 人 口 ( 万 人 ) 高 齢 化 率 (%) 12 36.3 40 10 13.7 15.7 16.4 17.6 20.0 30 8 20 5.1 6 10 4 1.5 1.9 2.2 2.6 2.8 0 2 4.4 1.7 2.1 2.1 2.1 2.6 (10) 0 (20) H22 H27 H32 H37 H42 H62 65~74 歳 ( 左 目 盛 ) 75 歳 以 上 ( 左 目 盛 ) 高 齢 化 率 ( 右 目 盛 ) 高 齢 化 率 は 高 齢 者 人 口 を 総 人 口 で 除 していますが 結 果 を 四 捨 五 入 しているため 上 記 グラフの 数 値 と 一 致 しない 場 合 があります 認 定 者 数 ( 万 人 ) 認 定 率 (%) 4 15.8 16.9 20.4 22.0 3 2 1 0 0.5 0.7 0.9 1.1 H22 H27 H32 H37 認 定 者 数 ( 左 目 盛 ) 第 1 号 被 保 険 者 認 定 率 ( 右 目 盛 ) いずれの 統 計 も H27 以 降 は 推 計 値 です 40 30 20 10 0 (10) (20) ( 中 原 区 の 位 置 ) 2 高 齢 者 に 関 するこれまでの 主 な 取 組 ( 平 成 24~26 年 度 ) 年 度 取 組 の 概 要 閉 じこもり 予 防 と 健 康 保 持 を 目 的 とした 人 と 地 域 をつなぐ 高 齢 者 のふれあいの 場 よりあい 処 みち~ 美 知 ~ を 地 域 関 係 者 とともに 創 設 しました 24 歌 を 通 して 高 齢 者 が 気 軽 に 集 まれる 居 場 所 づくり 歌 声 喫 茶 の 創 設 に 向 けた 取 組 を 地 域 包 括 支 援 センターとともに 取 り 組 みました 歌 声 喫 茶 の 創 設 閉 じこもり 予 防 にむけた 情 報 発 信 シニアための 中 原 区 おでかけマップ を 作 成 しました 25 高 齢 者 が 消 費 者 トラブルに 巻 き 込 まれない 取 組 消 費 者 トラブルに 関 係 する 機 関 と 連 携 し 消 費 者 トラブル 発 生 時 ( 未 遂 含 む)は 速 やか に 関 係 機 関 で 情 報 共 有 し 高 齢 者 に 注 意 啓 発 を 実 施 しました 中 原 区 における 認 知 症 対 策 に 関 する 取 組 の 映 像 化 の 実 施 市 民 提 案 型 事 業 を 受 け 認 知 症 対 策 に 関 する 事 業 の 紹 介 DVD を 作 成 しました 26 地 域 ケア 連 絡 会 議 による 地 域 のネットワークづくりの 推 進 町 内 会 民 生 委 員 等 構 成 員 を 増 やし ネットワークづくりを 推 進 しました かわさきいきいき 長 寿 プラン -158-

第 6 章 各 区 の 取 組 3 区 の 地 域 福 祉 計 画 計 画 の 理 念 : 福 祉 のこころ 人 と 人 との 橋 わたしで 支 え 合 える 地 域 づくり 計 画 の 基 本 目 標 : 1 思 いやりや 支 え 合 いのこころが 育 つ 地 域 の 意 識 づくり (1) 地 域 福 祉 の 情 報 発 信 を 充 実 し 地 域 福 祉 の 普 及 啓 発 をめざします (2) 子 どもの 豊 かな 成 長 を 促 し 子 どもの 時 から 地 域 に 目 を 向 ける 意 識 を 育 てます (3) 転 入 者 に 対 し 福 祉 施 策 の 浸 透 を 図 ります 2 人 と 人 をつなぐ 出 会 いの 場 づくり (1) 交 流 の 場 に 関 する 地 域 のニーズと 実 情 を 把 握 します (2) 仲 間 を 求 めている 人 がほっとできる 身 近 な 場 づくりを 支 援 します 3 ボランティアがいきいきと 活 動 できる 支 援 体 制 の 充 実 (1) 青 少 年 から 団 塊 の 世 代 まで 幅 広 くボランティアの 輪 を 広 げます (2) 既 存 のボランティア 活 動 を 支 援 します 4 区 民 が 安 心 して 暮 らせるネットワークづくり (1) 地 域 や 関 係 機 関 と 連 携 し 地 域 福 祉 活 動 を 支 援 します (2) 地 域 のネットワークづくりを 推 進 し 安 心 安 全 な 地 域 づくりを 支 援 します 4 区 における 地 域 のネットワークづくりの 基 本 理 念 住 民 の 活 力 を 生 かし 支 え 合 えるまちづくり 地 域 で 暮 らす 人 と 人 の 絆 を 大 切 にして 共 に 支 え 合 い 助 け 合 う 誰 でも 歳 を 重 ねても 安 心 して 暮 らせる 町 づくり に 向 け 区 民 福 祉 活 動 団 体 介 護 事 業 所 など 地 域 福 祉 にかか わるすべての 人 が 一 体 になれる 支 援 体 制 づくりをめざします 5 高 齢 者 に 関 する 主 な 地 域 課 題 本 区 は 若 い 世 代 が 多 い 中 高 齢 化 率 21% 以 上 の 地 域 も 増 加 しており 地 域 で 住 民 同 士 の 支 え 合 う 体 制 づくりが 必 要 です ひとり 暮 らし 高 齢 者 や 認 知 症 高 齢 者 が 増 加 しています さらに 武 蔵 小 杉 駅 を 中 心 に 高 層 マ ンション 建 設 等 により 住 民 の 転 入 も 多 く 閉 じこもりがちな 高 齢 者 が 高 齢 者 同 士 や 地 域 との 交 流 ができる 場 づくり 見 守 り 体 制 の 充 実 が 必 要 です 6 高 齢 者 に 関 する 今 後 の 主 な 取 組 ( 平 成 27~29 年 度 ) 地 域 での 住 民 同 士 の 支 え 合 いと 見 守 り 体 制 づくり 高 齢 者 が 住 み 慣 れた 地 域 で 安 心 した 生 活 を 継 続 できるために 各 地 域 包 括 支 援 センターが 主 催 する 地 域 包 括 ケア 連 絡 会 議 を 支 援 し 関 係 機 関 住 民 組 織 とともに 地 域 の 課 題 を 検 討 し 高 齢 者 見 守 りネットワークを 推 進 します 認 知 症 についての 正 しい 知 識 をもち 高 齢 者 を 地 域 で 温 かくゆるやかに 見 守 る 人 を 増 やし ます 高 齢 者 同 士 や 地 域 との 交 流 ができる 場 づくり 地 域 活 動 等 を 積 極 的 に 利 用 することで 閉 じこもりを 予 防 するために ホームページや シニアのための 中 原 区 おでかけマップ 等 の 情 報 誌 を 活 用 して 情 報 発 信 を 充 実 させます なかはらパンジー 体 操 の 普 及 を 通 じて 地 域 活 動 への 参 加 や 仲 間 づくりの 機 会 を 提 供 し ます -159- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 6 章 各 区 の 取 組 5 高 津 区 の 高 齢 者 施 策 の 取 組 1 区 の 概 況 区 の 面 積 :17.10km 2 区 の 人 口 :221,099 人 ( 住 民 基 本 台 帳 人 口 平 成 26 年 10 月 1 日 現 在 ) 区 内 の 人 口 推 移 区 内 の 高 齢 者 人 口 高 齢 化 率 人 口 ( 万 人 ) 25 20 15 10 5 0 21.7 22.7 23.2 23.6 23.9 23.4 H22 H27 H32 H37 H42 H62 区 内 の 要 介 護 要 支 援 認 定 者 数 認 定 率 万 人 口 ( 万 人 ) 高 齢 化 率 (%) 10 35.3 40 14.8 18.1 19.8 20.9 23.0 8 30 20 6 4.7 10 4 1.9 2.3 2.8 3.0 0 2 1.4 1.8 2.2 2.3 2.1 2.5 3.5 (10) 0 (20) H22 H27 H32 H37 H42 H62 65~74 歳 ( 左 目 盛 ) 75 歳 以 上 ( 左 目 盛 ) 高 齢 化 率 ( 右 目 盛 ) 高 齢 化 率 は 高 齢 者 人 口 を 総 人 口 で 除 していますが 結 果 を 四 捨 五 入 しているため 上 記 グラフの 数 値 と 一 致 しない 場 合 があります 認 定 者 数 ( 万 人 ) 認 定 率 (%) 4 3 2 1 0 15.5 17.2 0.5 0.7 20.5 22.5 1.0 1.1 H22 H27 H32 H37 認 定 者 数 ( 左 目 盛 ) 第 1 号 被 保 険 者 認 定 率 ( 右 目 盛 ) 40 30 20 10 0 (10) (20) ( 高 津 区 の 位 置 ) いずれの 統 計 も H27 以 降 は 推 計 値 です 2 高 齢 者 に 関 するこれまでの 主 な 取 組 ( 平 成 24~26 年 度 ) 年 度 取 組 の 概 要 高 津 区 高 齢 者 見 守 りネットワーク 事 業 交 流 会 の 実 施 (77 人 参 加 ) 協 力 団 体 協 力 事 業 者 とともに 認 知 症 見 守 りに 関 する 現 状 の 理 解 を 深 めました 24 認 知 症 サポーター 養 成 講 座 の 開 催 (69 人 養 成 ) 市 民 向 け 区 役 所 職 員 向 けに 講 座 を 開 催 しました 成 年 後 見 制 度 研 修 の 実 施 (20 人 参 加 ) 介 護 支 援 専 門 員 を 対 象 とした 研 修 を 実 施 しました 25 介 護 者 の 会 の 開 催 ( 毎 月 第 2 水 曜 日 開 催 ) 介 護 者 の 悩 みや 不 安 を 受 け 止 め 身 近 な 相 談 機 関 家 族 会 等 の 情 報 を 提 供 しました 26 医 療 と 介 護 の 連 携 シンポジウム の 開 催 (84 人 参 加 ) 医 療 関 係 者 介 護 支 援 関 係 者 区 民 とで 医 療 と 介 護 の 連 携 の 現 状 を 学 びました 高 津 区 高 齢 者 見 守 りネットワーク 事 業 交 流 会 講 演 会 の 実 施 (182 人 参 加 ) 協 力 団 体 協 力 事 業 者 とともに 見 守 りが 必 要 な 高 齢 者 の 理 解 を 深 めました かわさきいきいき 長 寿 プラン -160-

第 6 章 各 区 の 取 組 3 区 の 地 域 福 祉 計 画 計 画 の 理 念 : 生 まれ 育 ち 支 えあう 健 やかな 高 津 をめざして 計 画 の 基 本 目 標 : 1 子 どもを 健 やかに 育 むまち (1) 児 童 家 庭 相 談 の 充 実 (2)こんにちは 赤 ちゃん 事 業 (3) 転 入 者 子 育 て 交 流 会 (4) 学 習 支 援 居 場 所 づくり 事 業 2 高 齢 者 障 害 者 が 安 心 して 暮 らせるまち (1) 地 域 ケア 連 絡 会 議 等 の 開 催 を 通 した 地 域 の 関 係 団 体 と 関 係 機 関 との 連 携 (2) 地 域 ケア 連 絡 会 議 等 の 開 催 を 通 した 地 域 の 見 守 り 活 動 の 推 進 3 交 流 ふれあい 支 えあいのあるまち (1) 自 主 防 災 組 織 への 支 援 4 区 における 地 域 のネットワークづくりの 基 本 理 念 高 齢 者 が 安 心 して 暮 らせるまち 民 生 委 員 児 童 委 員 町 内 会 自 治 会 老 人 クラブ 高 津 区 社 会 福 祉 協 議 会 民 間 の 協 力 事 業 者 地 域 包 括 支 援 センター 行 政 等 の 様 々な 関 係 機 関 団 体 に 加 え 区 民 の 方 々とも 連 携 協 力 し 合 い 高 齢 者 が 住 み 慣 れたまちで 安 心 して 生 き 生 きと 暮 らし 続 けられるまち 高 津 区 をめざします 5 高 齢 者 に 関 する 主 な 地 域 課 題 本 区 は 過 去 10 年 間 の 人 口 増 加 率 が 約 14%と 人 口 流 入 が 続 く 中 高 齢 者 が 地 域 で 孤 立 しないよう 地 域 社 会 全 体 で 見 守 る 体 制 の 拡 充 が 必 要 です 医 療 的 なケアが 必 要 な 在 宅 高 齢 者 が 増 加 しており 医 療 関 係 者 と 介 護 支 援 関 係 者 の 連 携 強 化 の 取 組 が 必 要 です 認 知 症 の 予 防 や 早 期 発 見 のため また 認 知 症 になっても 安 心 して 暮 らせるまちづくりのた め 認 知 症 の 理 解 を 促 進 する 取 組 が 必 要 です 生 涯 を 通 じて 健 康 でいきがいのある 生 活 が 送 れるよう 介 護 予 防 に 関 する 取 組 の 推 進 が 必 要 です 6 高 齢 者 に 関 する 今 後 の 主 な 取 組 ( 平 成 27~29 年 度 ) 高 津 区 高 齢 者 見 守 りネットワーク 事 業 の 推 進 見 守 りネットワーク 事 業 の 協 力 団 体 協 力 事 業 者 が 見 守 りが 必 要 な 高 齢 者 の 理 解 を 深 め 早 期 に 相 談 機 関 に 繋 げることができるよう 交 流 会 を 実 施 します また 協 力 事 業 者 の 拡 充 に 努 めます 医 療 と 介 護 の 連 携 シンポジウム の 開 催 医 療 関 係 者 と 介 護 支 援 関 係 者 の 連 携 強 化 と 区 民 への 周 知 を 図 るため 医 療 と 介 護 の 連 携 の 現 状 を 知 り 地 域 で 何 ができるかを 考 えるためのシンポジウムを 開 催 します 認 知 症 に 関 する 普 及 啓 発 の 推 進 認 知 症 の 理 解 を 深 め 介 護 の 工 夫 等 の 情 報 を 共 有 して 支 え 合 うことにより 高 齢 者 虐 待 を 予 防 し 認 知 症 高 齢 者 と 介 護 者 家 族 が 地 域 で 安 心 して 暮 らせるように 支 援 を 行 います 身 近 な 地 域 での 介 護 予 防 活 動 の 推 進 地 域 団 体 へ 介 護 予 防 の 出 前 講 座 等 を 実 施 するとともに 高 津 公 園 体 操 転 倒 予 防 教 室 自 主 グル ープへの 支 援 を 行 います また ボランティアや 地 域 団 体 等 のリーダーの 支 援 も 行 います -161- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 6 章 各 区 の 取 組 6 宮 前 区 の 高 齢 者 施 策 の 取 組 1 区 の 概 況 区 の 面 積 :18.60km 2 区 の 人 口 :224,280 人 ( 住 民 基 本 台 帳 人 口 平 成 26 年 10 月 1 日 現 在 ) 区 内 の 人 口 推 移 区 内 の 高 齢 者 人 口 高 齢 化 率 区 内 の 要 介 護 要 支 援 認 定 者 数 認 定 率 2 高 齢 者 に 関 するこれまでの 主 な 取 組 ( 平 成 24~26 年 度 ) 年 度 取 組 の 概 要 24 25 26 人 口 ( 万 人 ) 25 20 15 10 5 0 4 3 2 1 0 21.9 22.5 22.7 22.8 22.9 21.0 H22 H27 H32 H37 H42 H62 認 定 者 数 ( 万 人 ) 認 定 率 (%) 13.4 15.3 0.5 0.7 0.9 18.2 19.9 1.1 H22 H27 H32 H37 認 定 者 数 ( 左 目 盛 ) 第 1 号 被 保 険 者 認 定 率 ( 右 目 盛 ) いずれの 統 計 も H27 以 降 は 推 計 値 です 40 30 20 10 0 (10) (20) 万 人 口 ( 万 人 ) 高 齢 化 率 (%) 10 34.7 19.8 22.1 23.6 26.0 40 8 15.9 30 20 6 4.7 10 4 2.0 2.6 3.2 3.4 1.4 0 2 2.1 2.5 2.4 2.2 2.5 2.6 (10) 0 (20) H22 H27 H32 H37 H42 H62 65~74 歳 ( 左 目 盛 ) 75 歳 以 上 ( 左 目 盛 ) 高 齢 化 率 ( 右 目 盛 ) 高 齢 化 率 は 高 齢 者 人 口 を 総 人 口 で 除 していますが 結 果 を 四 捨 五 入 しているため 上 記 グラフの 数 値 と 一 致 しない 場 合 があります ( 宮 前 区 の 位 置 ) 全 4 回 シリーズの 認 知 症 サポーター 養 成 講 座 の 開 催 ( 全 延 人 数 178 人 ) 地 域 包 括 支 援 センターとの 連 携 宮 前 区 における 虐 待 対 応 の 統 一 化 を 図 りました また 介 護 支 援 専 門 員 を 対 象 に 要 支 援 のケアプラン 作 成 についての 勉 強 会 を 開 催 しました 区 内 3 団 地 で 見 守 り 事 業 を 展 開 有 馬 第 二 団 地 での 見 守 り 事 業 開 始 ( 平 成 23 年 度 ~ 鷲 ヶ 峰 西 住 宅 南 平 耐 火 住 宅 ) 認 知 症 の 人 と 家 族 を 地 域 で 支 える 体 制 づくり 各 地 域 におけるボランティアや 町 内 会 自 治 会 民 生 委 員 児 童 委 員 地 域 包 括 支 援 セン ターが 主 体 の 認 知 症 カフェや 高 齢 者 のサロンの 立 ち 上 げに 協 力 しました 高 齢 者 の 孤 立 化 を 防 ぐ 地 域 の 見 守 りネットワークの 推 進 地 域 ケア 連 絡 会 議 に 町 内 会 自 治 会 や 介 護 医 療 の 関 係 機 関 へ 参 加 を 呼 びかけ 多 面 的 な 地 域 課 題 の 解 決 ができるよう 体 制 を 整 えました 高 齢 者 虐 待 研 修 の 開 催 区 内 地 域 包 括 支 援 センターと 連 携 して 開 催 しました ( 関 係 職 員 32 人 参 加 ) かわさきいきいき 長 寿 プラン -162-

第 6 章 各 区 の 取 組 3 区 の 地 域 福 祉 計 画 計 画 の 理 念 : 区 民 一 人 ひとりが 主 人 公 身 近 なあいさつから 広 がる 地 域 の 輪 計 画 の 基 本 目 標 : 1 情 報 提 供 を 充 実 させ コミュニティの 場 づくり (1) 区 民 が 主 役 の 地 域 福 祉 活 動 を 促 進 するための 広 報 等 を 充 実 します (2) 区 民 同 士 の 交 流 を 促 進 する 講 座 講 演 会 等 を 充 実 します 2 地 域 福 祉 を 担 う 人 材 の 育 成 (1) 区 民 の 福 祉 活 動 への 参 加 を 促 進 する 講 座 講 演 会 等 を 充 実 します (2) 子 どもが 福 祉 への 理 解 を 深 める 機 会 の 提 供 を 図 ります (3) 地 域 の 活 動 団 体 の 相 互 交 流 を 支 援 します 3 住 民 同 士 の 助 けあいの 意 識 を 向 上 (1)すべての 世 代 が 交 流 し 地 域 の 輪 を 広 げる 意 識 づくりを 支 援 します (2) 助 けあいのネットワークを 地 域 に 広 げるために 区 民 地 域 の 活 動 団 体 行 政 の 連 携 を 強 化 します (3) 誰 もが 安 心 して 生 活 できる 地 域 環 境 づくりを 推 進 します 4 区 における 地 域 のネットワークづくりの 基 本 理 念 地 域 で 支 える いつまでも 暮 らし 続 けたいまち 宮 前 区 行 政 と 地 域 包 括 支 援 センターだけでなく 宮 前 区 の 様 々な 地 域 住 民 やボランティア 団 体 高 齢 者 支 援 に 関 わる 関 係 団 体 とともに 高 齢 者 がいつまでも 自 分 らしく 安 心 して 暮 らせる 体 制 づくりをめざします 5 高 齢 者 に 関 する 主 な 地 域 課 題 本 区 は 平 均 寿 命 が 男 性 は 全 国 第 2 位 で 女 性 は 全 国 平 均 を 上 回 るため 急 激 な 高 齢 者 人 口 の 増 加 に 備 え 高 齢 者 や 関 係 者 が 利 用 しやすい 相 談 体 制 や 適 切 な 情 報 を 提 供 する 仕 組 みの 整 備 が 必 要 です ( 厚 生 労 働 省 平 成 22 年 市 区 町 村 別 生 命 表 によります) ボランティア 活 動 が 活 発 であり 今 後 も 継 続 的 な 活 動 ができるように 人 材 の 確 保 育 成 が 必 要 です 公 営 住 宅 が 多 く 地 域 ぐるみでのひとり 暮 らしや 高 齢 者 世 帯 に 対 する 見 守 りの 仕 組 みづくりが 必 要 です 6 高 齢 者 に 関 する 今 後 の 主 な 取 組 ( 平 成 27~29 年 度 ) 情 報 提 供 を 充 実 させ コミュニティの 場 づくり 地 域 のボランティアや 民 生 委 員 児 童 委 員 町 内 会 自 治 会 関 係 団 体 関 係 部 署 等 から 得 た 情 報 を 共 有 できる 仕 組 みづくりを 推 進 します 地 域 福 祉 を 担 う 人 材 の 育 成 認 知 症 サポーター 養 成 講 座 や 各 種 講 演 会 の 受 講 者 が 継 続 的 にボランティア 活 動 をできるよう にフォロー 講 座 等 を 開 催 します また 地 域 における 認 知 症 カフェ 等 の 開 催 に 地 域 包 括 支 援 センターや 関 係 団 体 と 連 携 して 協 力 していきます 住 民 同 士 の 助 けあいの 意 識 を 向 上 地 域 の 関 係 団 体 や 地 域 包 括 支 援 センターと 連 携 し 誰 でも 参 加 できる 交 流 の 場 づくりを 推 進 します また 町 内 会 自 治 会 民 生 委 員 児 童 委 員 地 域 包 括 支 援 センター 介 護 医 療 関 係 機 関 等 と 連 携 して 地 域 の 課 題 の 解 決 に 向 けた 地 域 ケア 連 絡 会 議 を 開 催 します -163- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 6 章 各 区 の 取 組 7 多 摩 区 の 高 齢 者 施 策 の 取 組 1 区 の 概 況 区 の 面 積 :20.39km 2 区 の 人 口 :204,668 人 ( 住 民 基 本 台 帳 人 口 平 成 26 年 10 月 1 日 現 在 ) 区 内 の 人 口 推 移 区 内 の 高 齢 者 人 口 高 齢 化 率 人 口 ( 万 人 ) 25 21.4 21.4 21.4 21.2 21.0 20 15 10 5 0 18.7 H22 H27 H32 H37 H42 H62 区 内 の 要 介 護 要 支 援 認 定 者 数 認 定 率 万 人 口 ( 万 人 ) 高 齢 化 率 (%) 10 36.0 40 19.4 21.5 23.0 25.1 8 15.7 30 20 6 4.0 10 4 1.5 2.0 2.4 2.9 3.0 0 2 1.9 2.2 2.2 2.0 2.2 2.8 (10) 0 (20) H22 H27 H32 H37 H42 H62 65~74 歳 ( 左 目 盛 ) 75 歳 以 上 ( 左 目 盛 ) 高 齢 化 率 ( 右 目 盛 ) 高 齢 化 率 は 高 齢 者 人 口 を 総 人 口 で 除 していますが 結 果 を 四 捨 五 入 しているため 上 記 グラフの 数 値 と 一 致 しない 場 合 があります 認 定 者 数 ( 万 人 ) 認 定 率 (%) 4 3 2 1 0 15.5 16.0 0.5 0.7 0.9 19.3 21.5 1.1 H22 H27 H32 H37 認 定 者 数 ( 左 目 盛 ) 第 1 号 被 保 険 者 認 定 率 ( 右 目 盛 ) いずれの 統 計 も H27 以 降 は 推 計 値 です 40 30 20 10 0 (10) (20) ( 多 摩 区 の 位 置 ) 2 高 齢 者 に 関 するこれまでの 主 な 取 組 ( 平 成 24~26 年 度 ) 年 度 取 組 の 概 要 地 域 ケア 全 体 会 特 別 講 演 一 緒 に 作 ろう! 老 いても 楽 しい 多 摩 のまち 区 民 に 地 域 包 括 ケアシステムの 普 及 を 目 的 に 立 川 市 大 山 自 治 会 の 地 域 活 動 を 紹 介 しま 24 した ( 参 加 者 200 人 ) 認 知 症 冊 子 の 作 成 区 独 自 に 作 成 し 認 知 症 の 理 解 を 広 めることに 活 用 しました (1,000 部 ) 災 害 認 知 症 を 主 要 テーマとした 多 職 種 による 会 議 開 催 介 護 福 祉 医 療 地 域 活 動 団 体 等 との 情 報 交 換 により 機 能 や 役 割 の 認 識 を 深 めてきま した 25 認 知 症 キャラバンメイトの 組 織 化 とサポーター 養 成 講 座 の 実 施 区 内 のキャラバンメイトの 活 動 機 会 づくり 及 びサポーター 養 成 により 認 知 症 の 理 解 を 広 める 活 動 を 実 施 してきました (6 回 301 人 参 加 ) 高 齢 者 が 住 み 慣 れた 地 域 で 安 心 して 暮 らせる 支 援 の 体 制 づくり 26 医 療 介 護 保 健 福 祉 等 多 職 種 連 携 による 在 宅 療 養 体 制 づくり 及 び 区 民 への 普 及 啓 発 の 講 演 会 を 開 催 しました ( チーム たま 市 民 公 開 講 座 ) かわさきいきいき 長 寿 プラン -164-

第 6 章 各 区 の 取 組 3 区 の 地 域 福 祉 計 画 計 画 の 理 念 : みんなでつくる 誰 もが 健 やかに 安 心 して 暮 らせる 多 摩 区 計 画 の 基 本 目 標 : 1 保 健 福 祉 に 係 わる 区 民 団 体 間 の 連 携 強 化 とサービスの 向 上 (1) 区 民 団 体 関 係 機 関 行 政 等 の 協 力 関 係 を 高 め 福 祉 サービスの 充 実 を 図 ります (2) 保 健 福 祉 情 報 の 共 有 化 と 支 援 体 制 の 充 実 を 図 ります 2 地 域 での つながり の 推 進 (1) 地 域 での 交 流 機 会 を 大 切 にします (2) 地 域 の 自 主 的 な 取 組 を 支 援 します (3) 世 代 間 でつながり 誰 もが 参 加 できる 場 づくりに 努 めます 3 多 様 な 人 材 の 参 画 と 人 材 の 育 成 (1) 情 報 発 信 を 行 い 地 域 福 祉 への 意 識 を 高 めます (2) 様 々な 人 がボランティアを 行 い 地 域 貢 献 できる 取 組 を 進 めます 4 区 における 地 域 のネットワークづくりの 基 本 理 念 私 がつくる! 老 いても 楽 しいたまのまち 地 域 包 括 ケアシステムの 理 念 を 広 く 区 民 に 理 解 を 深 めてもらうことをとおして 地 域 の 担 い 手 として 活 動 に 参 加 し 易 い 環 境 づくりを 進 めます ccvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvv 区 民 地 域 の 団 体 行 政 等 が 各 々の 役 割 を 持 って 地 域 づくりを 進 めます 5 高 齢 者 に 関 する 主 な 地 域 課 題 本 区 は 古 くから 住 む 住 民 と 新 しく 引 っ 越 してきた 住 民 世 帯 間 や 団 体 間 などの 交 流 がない ことから 地 域 でのつながりを 深 めていくことが 必 要 です ひとり 暮 らし 高 齢 者 の 増 加 にも 関 わらず 交 流 の 場 が 不 足 し 男 性 高 齢 者 の 地 域 活 動 への 参 加 率 の 低 さから 高 齢 者 の 見 守 りや 気 軽 に 集 まれる 場 所 の 確 保 が 必 要 です 地 域 の 集 まりや 買 い 物 の 外 出 ができるように 交 通 アクセスの 確 保 が 必 要 です 6 高 齢 者 に 関 する 今 後 の 主 な 取 組 ( 平 成 27~29 年 度 ) 医 療 介 護 保 健 福 祉 の 連 携 による 在 宅 療 養 と 介 護 支 援 住 み 慣 れた 地 域 で 生 活 を 続 けるためには 多 くの 関 係 機 関 の 連 携 が 必 要 となります 在 宅 で 療 養 介 護 を 受 けている 区 民 とその 家 族 に 適 切 かつ 円 滑 に 支 援 が 進 められるシステムづくり を 進 めます 認 知 症 理 解 のための 普 及 啓 発 活 動 の 推 進 認 知 症 の 普 及 啓 発 に 係 るキャラバン メイトの 組 織 化 と 活 動 支 援 を 行 い 認 知 症 サポーター の 養 成 を 区 内 に 広 げていきます 地 域 ケアを 推 進 するための 地 域 ネットワークづくり 地 域 活 動 に 参 画 している 個 人 関 係 機 関 の 方 々とで 会 議 を 実 施 し 協 働 して 地 域 課 題 に 取 り 組 みます -165- かわさきいきいき 長 寿 プラン

第 6 章 各 区 の 取 組 8 麻 生 区 の 高 齢 者 施 策 の 取 組 1 区 の 概 況 区 の 面 積 :23.11km 2 区 の 人 口 :172,382 人 ( 住 民 基 本 台 帳 人 口 平 成 26 年 10 月 1 日 現 在 ) 区 内 の 人 口 推 移 区 内 の 高 齢 者 人 口 高 齢 化 率 区 内 の 要 介 護 要 支 援 認 定 者 数 認 定 率 2 高 齢 者 に 関 するこれまでの 主 な 取 組 ( 平 成 24~26 年 度 ) 年 度 取 組 の 概 要 24 25 26 人 口 ( 万 人 ) 25 20 15 10 5 0 4 3 2 1 0 17.0 17.6 17.8 17.9 18.0 16.2 H22 H27 H32 H37 H42 H62 認 定 者 数 ( 万 人 ) 認 定 率 (%) 14.5 15.7 0.5 0.6 18.9 20.7 0.9 1.0 H22 H27 H32 H37 認 定 者 数 ( 左 目 盛 ) 第 1 号 被 保 険 者 認 定 率 ( 右 目 盛 ) いずれの 統 計 も H27 以 降 は 推 計 値 です 40 30 20 10 0 (10) (20) 万 人 口 ( 万 人 ) 高 齢 化 率 (%) 38.1 10 22.7 25.0 26.7 28.8 40 8 18.8 30 20 6 10 4 1.4 1.9 2.4 2.9 3.1 4.0 0 2 1.8 2.1 2.1 1.9 2.1 2.2 (10) 0 (20) H22 H27 H32 H37 H42 H62 65~74 歳 ( 左 目 盛 ) 75 歳 以 上 ( 左 目 盛 ) 高 齢 化 率 ( 右 目 盛 ) 高 齢 化 率 は 高 齢 者 人 口 を 総 人 口 で 除 していますが 結 果 を 四 捨 五 入 しているため 上 記 グラフの 数 値 と 一 致 しない 場 合 があります ( 麻 生 区 の 位 置 ) 関 係 機 関 介 護 サービス 事 業 者 との 連 携 に 係 る 取 組 民 生 委 員 介 護 サービス 事 業 所 職 員 を 対 象 とした 講 演 会 対 人 援 助 者 のためのセルフケ ア (116 人 参 加 )や 介 護 支 援 専 門 員 を 対 象 とした 高 齢 者 虐 待 勉 強 会 (29 人 参 加 ) 市 単 独 事 業 研 修 会 (43 人 参 加 )を 実 施 しました 認 知 症 サポーター 養 成 講 座 の 開 催 (116 人 参 加 ) 権 利 擁 護 体 制 の 充 実 に 向 けた 取 組 介 護 支 援 専 門 員 を 対 象 とした 成 年 後 見 制 度 に 係 る 研 修 会 (32 人 参 加 )や 民 生 委 員 を 対 象 とした 高 齢 者 虐 待 に 係 る 研 修 会 (27 人 参 加 )を 開 催 しました 認 知 症 サポーター 養 成 講 座 フォロー 講 座 の 開 催 川 崎 市 認 知 症 ネットワークと 連 携 し 養 成 講 座 ( 延 べ 152 人 参 加 )のほか 新 たにフォ ロー 講 座 (57 人 参 加 )を 開 催 しました 高 齢 者 見 守 りネットワークの 推 進 地 域 ケア 連 絡 会 議 によるひとり 暮 らし 高 齢 者 の 見 守 り 体 制 の 検 討 や 麻 生 区 高 齢 者 見 守 りネットワーク 事 業 の 協 力 事 業 者 及 び 関 係 機 関 との 情 報 交 換 会 を 開 催 しました 認 知 症 高 齢 者 と 家 族 を 地 域 で 支 える 体 制 づくり 川 崎 市 認 知 症 ネットワークと 連 携 し サポーター 養 成 講 座 フォロー 講 座 の 開 催 のほか 認 知 症 ケアに 関 する 区 内 の 情 報 を 集 約 し 情 報 紙 オレンジ 通 信 を 創 刊 しました かわさきいきいき 長 寿 プラン -166-