ご 挨 拶 ( 総 合 政 策 局 公 共 交 通 政 策 部 長 蒲 生 篤 実 ) 蒲 生 と 申 します 7 月 31 日 付 けで 総 合 政 策 局 公 共 交 通 政 策 部 長 を 拝 命 致 しました よろしくお 願 い 申 し 上 げます 前 の 部 署 が 全 くの 管 理 部

公 共 交 通 メールマガジン ~ 平 成 27 年 度 第 41 号 ~ 編 集 : 国 土 交 通 省 総 合 政 策 局 公 共 交 通 政 策 部 平 素 より 当 メールマガジンをご 愛 読 いただきありがとうございます 夏 の 猛 暑 も 過 ぎ 去 り 秋 の 訪 れを 感 じる 涼 しさが 垣 間 見 える 今 日 この 頃 皆 様 いかが お 過 ごしでしょうか 今 月 のメールマガジンは 新 公 共 交 通 政 策 部 長 よりご 挨 拶 ののち 新 たな 出 資 等 の 制 度 の 創 設 や 平 成 28 年 度 予 算 概 算 要 求 についてなど 内 容 盛 りだくさ んの 以 下 の 内 容 でお 送 りいたします ご 挨 拶 ( 総 合 政 策 局 公 共 交 通 政 策 部 長 蒲 生 篤 実 )... 2 鉄 道 運 輸 機 構 による 出 資 等 の 制 度 の 創 設 について ( 総 合 政 策 局 公 共 交 通 政 策 部 交 通 計 画 課 )... 4 平 成 28 年 度 予 算 概 算 要 求 について. ~ 公 共 交 通 ネットワークの 再 構 築 に 向 けた 支 援 ~ ( 総 合 政 策 局 公 共 交 通 政 策 部 交 通 支 援 課 )... 5 地 域 公 共 交 通 再 編 実 施 計 画 の 認 定 について ~ 岐 阜 市 が 全 国 で 第 1 号 ~( 中 部 運 輸 局 )... 6 自 動 車 がつくる 10 年 先 の 豊 かな 未 来 社 会 とは 交 通 政 策 審 議 会 陸 上 交 通 分 科 会 自 動 車 部 会 豊 かな 未 来 社 会 に 向 けた 自 動 車 行 政 の 新 たな 展 開 に 関 する 小 委 員 会 最 終 報 告 の 公 表 について( 自 動 車 局 総 務 課 企 画 室 )... 7 第 5 回 地 域 の 交 通 環 境 対 策 推 進 者 養 成 研 修 会 のご 案 内 について( 公 益 財 団 法 人 交 通 エコロジー モビリティ 財 団 関 東 運 輸 局 )... 9 地 域 公 共 交 通 人 材 育 成 研 修 ( 基 礎 編 ) の 取 組 について~ 近 畿 運 輸 局 は 地 域 公 共 交 通 に 関 する 地 域 の 取 組 を 応 援 します!~( 近 畿 運 輸 局 )... 10 大 阪 府 河 内 長 野 市 と 連 携 して 1 日 交 通 かんきょう 教 室 を 開 催 ~これからは もっと 楽 しく バス 電 車 ~( 近 畿 運 輸 局 )... 11 編 集 後 記... 12 1

ご 挨 拶 ( 総 合 政 策 局 公 共 交 通 政 策 部 長 蒲 生 篤 実 ) 蒲 生 と 申 します 7 月 31 日 付 けで 総 合 政 策 局 公 共 交 通 政 策 部 長 を 拝 命 致 しました よろしくお 願 い 申 し 上 げます 前 の 部 署 が 全 くの 管 理 部 門 でしたので 2 年 ぶりに 現 場 に 近 いポストで 仕 事 ができることを 楽 しみにしております 冒 頭 から 私 事 で 恐 縮 ですが 昭 和 60 年 に 旧 運 輸 省 に 入 省 し 早 31 年 目 となりまし た その 間 いわゆる 公 共 交 通 に 関 わる 分 野 に 携 わった 期 間 は 案 外 短 かったなぁと いうのが 率 直 な 感 想 です しかしながら 官 庁 訪 問 時 に 地 元 のローカル 線 を 残 せる ような 仕 事 をしたい と 訴 えて 運 輸 省 に 拾 ってもらった 身 です 今 回 の 異 動 は 初 心 に 帰 ってしっかりと 職 務 に 励 め ということだと 認 識 しております ところで 入 省 当 時 の 省 名 には 運 輸 が 付 されていました ( 運 輸 だけでした ) 交 通 は 平 成 13 年 1 月 の 中 央 省 庁 の 統 合 時 に 入 ったものです 名 は 体 を 表 す と いうわけではありませんが 供 給 者 的 な 視 点 から 供 給 者 利 用 者 相 互 の 目 線 へと 考 え 方 が 変 わったということでしょうか さらに 統 合 時 に 国 土 という 単 語 も 一 緒 にな って 国 土 交 通 省 となりました 当 時 は 統 合 省 庁 なので 旧 省 庁 の 仕 事 が 全 部 読 め るような 名 前 にしたのだろうなぁ といったような 感 想 しか 持 ちませんでしたが 今 考 えると 交 通 と 都 市 やまちづくり 国 土 構 造 のあり 方 などとの 密 接 な 関 係 性 等 をも 踏 ま えた 絶 妙 な 名 称 で 命 名 者 の 深 い 叡 智 に 感 服 するとともに 感 謝 せざるをえません しかしながら 今 はまだ 名 は 体 を 表 す ための 道 の 途 中 なのかも 知 れません 現 職 としては 誠 に 不 甲 斐 ない 限 りではあります しかしながら 道 半 ばとは 言 っても 諸 先 輩 方 のご 努 力 関 係 の 皆 様 のご 支 援 ご 協 力 のおかげで 一 歩 一 歩 着 実 に 運 輸 から 交 通 へと 意 識 や 施 策 の 転 換 充 実 が 進 んできているのではないかと 感 じております 特 に 近 年 は 交 通 政 策 基 本 法 の 施 行 地 域 公 共 交 通 活 性 化 再 生 法 の 改 正 による 新 ス キーム 支 援 メニューの 追 加 交 通 政 策 基 本 計 画 の 策 定 交 通 政 策 白 書 の 決 定 等 会 社 で 言 えば 新 商 品 が 次 々と 開 発 され 市 場 にご 提 案 させていただいているという 状 況 ではないでしょうか ( 本 年 8 月 26 日 にも 新 商 品 として( 独 ) 鉄 道 運 輸 機 構 によ る 出 資 制 度 がスタートしたところです ) このように 当 方 の 品 揃 え もかなり 充 実 してまいりました これからは これら の 商 品 を 市 場 でご 検 討 いただき 採 用 していただくための 営 業 活 動 が 課 題 だと 考 えて おります その 活 動 のうえで 地 方 自 治 体 事 業 者 利 用 者 地 域 住 民 の 皆 様 といった 顧 客 のフィードバック 等 を 踏 まえつつ 商 品 の 改 良 新 商 品 の 開 発 へと 繋 げていき たいと 思 います また 申 すまでもなく 我 々のミッションは 地 域 で 公 共 交 通 の 活 性 化 に 取 り 組 まれ ている 方 々とともに 地 域 とその 足 をどう 守 るか という 観 点 から 知 恵 を 絞 り 汗 を かいていくことです その 上 でしっかりとした 成 果 結 果 が 求 められる 段 階 に 入 ったとも 認 識 しております したがいまして これまで 以 上 に このメールマガジン 2

をご 覧 いただいている 方 々との 連 携 協 働 が 不 可 欠 となると 思 います 前 任 者 達 が 築 いてくれたネットワークをさらに 強 化 するとともに 拡 大 して 参 りたいと 考 えており ます 結 びに 再 度 私 事 を 小 生 の 公 共 交 通 利 用 の 原 点 は 東 北 の 田 舎 町 での 幼 稚 園 時 代 に 遡 ります 町 外 れの 集 落 から 路 線 バスで 町 の 中 心 部 の 幼 稚 園 へ 片 道 30 分 ほど 2 年 間 通 園 しました 昭 和 40 年 代 の 始 め 頃 です 当 時 は 自 家 用 車 はあまり 普 及 しておらず 幼 稚 園 のスクールバスも 無 かったため 一 般 の 路 線 バスを 一 人 で 利 用 しました 車 内 は 中 心 部 の 鉄 道 駅 や 高 校 に 通 勤 通 学 する 乗 客 でひしめいていました そのような 車 内 で も 幼 稚 園 児 の 小 生 はいつも 席 を 譲 ってもらい 降 車 する 停 留 所 が 近 づくと 高 校 生 のお 兄 さん 達 に 教 えてもらうなどして 無 事 2 年 間 通 園 できました 現 在 のポストに 着 任 して 50 年 近 く 前 の 原 体 験 が 蘇 りました 今 となってはなかな か 見 られない 光 景 だと 思 いますが 当 時 に 限 らず 公 共 交 通 には 人 と 人 とのふれあい 交 流 が 生 まれる 素 地 があります そのような 場 を 今 の 時 代 に 広 げていく 仕 事 に 関 われるこ とは 望 外 の 喜 びです このような 想 いも 糧 にしながら 微 力 ではありますが 皆 様 のお 役 に 立 てるよう 努 力 したいと 考 えております どうぞよろしくお 願 い 申 し 上 げます ご 紹 介 公 共 交 通 利 用 促 進 キャラクター のりたろう 公 共 交 通 機 関 が 好 きなものの 猫 であることを 理 由 に 各 交 通 機 関 の 採 用 を 拒 否 され やり 場 のない 情 熱 か ら 自 らが 新 たなハイブリッド 公 共 交 通 機 関 になろう と 決 心 し かようなスタイルになった 移 動 手 段 は 徒 歩 猫 であるため 100 歩 ごとに 休 憩 が 必 要 定 員 は 運 転 手 を 含 め 一 人 3

鉄 道 運 輸 機 構 による 出 資 等 の 制 度 の 創 設 について ( 総 合 政 策 局 公 共 交 通 政 策 部 交 通 計 画 課 ) このメールマガジンでも 何 回 かご 報 告 しておりますが 地 域 公 共 交 通 の 活 性 化 及 び 再 生 に 関 する 法 律 及 び 独 立 行 政 法 人 鉄 道 建 設 運 輸 施 設 整 備 支 援 機 構 法 の 一 部 を 改 正 す る 法 律 が8 月 26 日 に 施 行 され 鉄 道 運 輸 機 構 による 出 資 及 び 貸 付 け( 以 下 出 資 等 という )の 制 度 が 創 設 されました 背 景 地 域 公 共 交 通 活 性 化 再 生 法 については 昨 年 も 改 正 し 地 方 公 共 団 体 が 先 頭 に 立 って まちづくりと 一 体 で 持 続 可 能 な 地 域 公 共 交 通 ネットワークを 実 現 するための 枠 組 みを 構 築 しました そうした 枠 組 みに 基 づく 事 業 のうち 大 都 市 圏 や 一 定 規 模 の 地 方 都 市 に おける LRT や BRT 等 の 新 たな 交 通 システムの 導 入 路 線 やダイヤの 見 直 しと 一 体 となった IC カードや 情 報 案 内 システムの 導 入 などの 事 業 については 一 般 に 初 期 段 階 で 集 中 的 に 資 金 を 要 するものの 中 長 期 的 な 収 益 性 が 見 込 まれることから 従 来 の 補 助 金 による 支 援 よりも 国 による 出 資 等 による 支 援 がより 効 果 的 であると 考 えられます また こうした 国 による 出 資 等 が 行 われることに よって それが 呼 び 水 となって 民 間 資 金 を 集 めやすくなるというメリットも 期 待 で きます そこで それぞれの 地 域 の 特 性 に 応 じた 多 様 な 支 援 が 可 能 となるよう 出 資 等 の 制 度 を 設 け 従 来 の 補 助 金 による 支 援 に 加 えて 資 金 的 な 支 援 の 充 実 を 図 ることとしました 制 度 の 概 要 地 域 公 共 交 通 活 性 化 再 生 法 に 基 づく 国 土 交 通 大 臣 の 認 定 を 受 けた 事 業 具 体 的 には 軌 道 運 送 高 度 化 事 業 (LRT の 導 入 等 ) 道 路 運 送 高 度 化 事 業 (BRT の 導 入 等 ) 海 上 運 送 高 度 化 事 業 ( 高 速 船 の 導 入 等 ) 鉄 道 事 業 再 構 築 事 業 ( 鉄 道 の 上 下 分 離 等 ) 地 域 公 共 交 通 再 編 事 業 (バス 路 線 など 地 域 の 公 共 交 通 網 の 見 直 し 乗 継 円 滑 化 等 ) の5つに 対 して 政 策 目 的 に 合 致 するかどうか 対 象 事 業 を 行 うことを 目 的 として 設 立 された 株 式 会 社 かどうか 中 長 期 的 には 収 益 が 見 込 めるかどうか 民 業 を 補 完 するものかどうか といった 観 点 からチェックを 行 った 上 で 国 が 鉄 道 運 輸 機 構 に 出 資 した 資 金 ( 平 成 27 年 度 は 10 億 円 )を 原 資 として 同 機 構 から 出 資 等 を 行 う 仕 組 みとなっています ご 関 心 をお 持 ちの 方 は お 近 くの 運 輸 局 等 運 輸 支 局 までお 尋 ねください 4

平 成 28 年 度 予 算 概 算 要 求 について ~ 公 共 交 通 ネットワークの 再 構 築 に 向 けた 支 援 ~ ( 総 合 政 策 局 公 共 交 通 政 策 部 交 通 支 援 課 ) 平 成 28 年 度 予 算 概 算 要 求 においては 地 域 公 共 交 通 確 保 維 持 改 善 事 業 について 交 通 政 策 基 本 計 画 ( 平 成 27 年 2 月 13 日 閣 議 決 定 )に 掲 げられた 目 標 の 達 成 に 向 けて 計 画 に 基 づく 施 策 の 着 実 な 進 捗 を 図 ることとし 全 国 各 地 における 地 域 の 多 様 な 関 係 者 の 連 携 による 生 活 交 通 の 確 保 維 持 や 快 適 で 安 全 な 公 共 交 通 の 構 築 に 向 けた 取 組 を 効 率 的 かつ 効 果 的 に 支 援 していくこととしております 具 体 的 には 効 率 的 かつ 持 続 可 能 なネットワークの 形 成 の 促 進 及 び 利 便 性 向 上 のための 環 境 整 備 の 促 進 を 柱 とし それぞれ < 効 率 的 かつ 持 続 可 能 なネットワークの 形 成 の 促 進 > 1 地 方 路 線 バスの 利 便 性 向 上 と 運 行 効 率 化 の 推 進 2 被 災 地 のバス 交 通 等 に 対 する 着 実 な 支 援 3 計 画 策 定 支 援 の 充 実 < 利 便 性 向 上 のための 環 境 整 備 の 促 進 > 1 鉄 道 駅 等 におけるバリアフリー 化 施 設 整 備 等 の 推 進 2 交 通 系 IC カードの 共 通 化 普 及 拡 大 などを 要 求 しております こうした 要 求 内 容 により 全 体 で 約 349 億 円 の 要 求 ( 対 前 年 度 比 で 約 58 億 円 の 増 額 要 求 )となっています この 他 に 復 興 庁 計 上 分 として 東 日 本 大 震 災 の 被 災 地 におけるバス 交 通 等 の 確 保 の ため 約 15 億 円 を 要 求 しています さらに 本 年 5 月 に 改 正 された 地 域 公 共 交 通 活 性 化 再 生 法 等 に 基 づき 創 設 された 独 立 行 政 法 人 鉄 道 建 設 運 輸 施 設 整 備 支 援 機 構 が 民 間 事 業 者 等 とともに 地 域 公 共 交 通 ネ ットワークの 再 構 築 を 担 う 新 設 事 業 運 営 会 社 に 共 同 で 出 資 する 制 度 について 産 業 投 資 12 億 円 を 要 求 しています 本 制 度 の 活 用 にご 関 心 をお 持 ちの 方 は 本 メールマガジン 末 尾 に 記 載 の 連 絡 先 または 最 寄 りの 地 方 運 輸 局 交 通 政 策 部 交 通 企 画 課 までお 尋 ね 下 さい 5

地 域 公 共 交 通 再 編 実 施 計 画 の 認 定 について ~ 岐 阜 市 が 全 国 で 第 1 号 ~ ( 中 部 運 輸 局 ) 地 域 公 共 交 通 の 活 性 化 及 び 再 生 に 関 する 法 律 ( 平 成 19 年 法 律 第 59 号 )に 基 づく 地 域 公 共 交 通 再 編 実 施 計 画 について 8 月 27 日 ( 木 )に 岐 阜 市 に 対 し 全 国 で 第 1 号 と なる 認 定 を 行 いました 地 域 公 共 交 通 再 編 実 施 計 画 とは 路 線 網 の 再 編 デマンド 交 通 への 転 換 等 を 組 み 合 わ せつつ 地 域 公 共 交 通 ネットワークの 再 構 築 を 図 るための 事 業 ( 地 域 公 共 交 通 再 編 事 業 ) を 具 体 的 に 実 施 するための 計 画 です 岐 阜 市 は 平 成 27 年 3 月 に 定 めた 地 域 公 共 交 通 網 形 成 計 画 において 幹 線 バスの 定 時 性 速 達 性 を 確 保 し 支 線 バス コミュニティバスの 有 機 的 な 連 携 を 図 る 公 共 交 通 ネ ットワークの 再 構 築 を 行 うことによって 公 共 交 通 を 軸 に 都 市 機 能 が 集 積 した 歩 いて 出 かけられるまちづくりを 目 指 しています 今 回 認 定 した 計 画 ( 岐 阜 市 地 域 公 共 交 通 再 編 実 施 計 画 )は 岐 阜 市 地 域 公 共 交 通 網 形 成 計 画 に 定 められた JR 岐 阜 駅 をハブバスターミナルとしたバス 路 線 の 再 編 市 民 協 働 型 のコミュニティバスの 導 入 促 進 等 を 内 容 とする 事 業 を 具 体 的 に 実 施 するため のものです 計 画 の 概 要 等 につきましては 以 下 のページに 掲 載 しておりますのでご 参 照 ください http://wwwtb.mlit.go.jp/chubu/kisya015/kousei20150827.pdf 6

自 動 車 がつくる 10 年 先 の 豊 かな 未 来 社 会 とは 交 通 政 策 審 議 会 陸 上 交 通 分 科 会 自 動 車 部 会 豊 かな 未 来 社 会 に 向 けた 自 動 車 行 政 の 新 たな 展 開 に 関 する 小 委 員 会 最 終 報 告 の 公 表 について ( 自 動 車 局 総 務 課 企 画 室 ) 急 激 な 人 口 減 少 少 子 高 齢 社 会 の 到 来 国 民 の 価 値 観 やライフスタイルの 多 様 化 技 術 革 新 の 加 速 化 など 自 動 車 を 巡 る 社 会 経 済 情 勢 は 大 きく 変 化 しつつあります このた め 自 動 車 行 政 が 果 たすべき 役 割 も 多 様 化 高 度 化 しているものと 考 えられ また 最 近 は 自 動 車 運 送 事 業 等 における 将 来 的 な 労 働 力 不 足 若 者 の 自 動 車 離 れ 国 際 競 争 の 一 層 の 激 化 などの 新 たな 課 題 も 生 じてきています このような 状 況 の 下 国 土 交 通 省 自 動 車 局 では 平 成 26 年 9 月 から 交 通 政 策 審 議 会 陸 上 交 通 分 科 会 自 動 車 部 会 の 下 に 豊 かな 未 来 社 会 に 向 けた 自 動 車 行 政 の 新 たな 展 開 に 関 する 小 委 員 会 を 設 置 し 国 土 のグランドデザイン 2050 の 実 現 観 光 立 国 の 実 現 国 際 競 争 力 の 強 化 等 に 向 けて 自 動 車 行 政 において 速 やかに 講 ずべき 施 策 を 整 理 すると ともに 将 来 を 見 据 え 今 後 10 年 程 度 先 までの 自 動 車 行 政 の 新 たな 展 開 の 方 向 性 をと りまとめるため 検 討 してまいりました 本 年 2 月 に 講 ずべき 施 策 を 中 間 整 理 としてとりまとめた 後 ネットワーク 産 業 クルマの 未 来 の 3 つのテーマを 設 けてワーキンググループを 開 催 しながら 現 在 の 社 会 における 課 題 を 踏 まえつつ 豊 かな 未 来 社 会 に 向 けて 取 り 組 みを 進 めるべ き 内 容 について 議 論 を 深 めてまいりました 豊 かな 未 来 社 会 に 向 けた 今 後 のあり 方 として 交 流 による 付 加 価 値 の 向 上 地 域 を 支 える 自 動 車 関 連 産 業 これからの くるま のあり 方 の 3 点 を 基 本 的 な 方 向 性 とし 課 題 解 決 のため 1 真 に 必 要 なサービスのとらえ 方 2 経 営 基 盤 強 化 のための 方 策 3 企 業 の 集 約 化 による 経 営 基 盤 の 強 化 4 真 に 必 要 な 旅 客 ネットワークサービスを 提 供 するに 当 たっての 留 意 点 5 地 域 の 多 様 性 と 国 際 的 な 競 争 力 を 視 野 に 入 れたものづくり 上 記 5 点 の 具 体 的 な 方 策 について 検 討 してまいりました ------------------------------------------------------------------ 1 真 に 必 要 なサービスのとらえ 方 交 通 や 物 流 の 切 れ 目 無 いネットワークの 形 成 顧 客 ニーズの 把 握 を 主 軸 としたサービスの 多 角 化 事 業 者 地 方 自 治 体 住 民 等 の 協 働 2 経 営 基 盤 強 化 のための 方 策 7

女 性 若 者 を 中 心 とした 就 労 定 着 の 促 進 研 修 の 実 施 や 管 理 会 計 の 導 入 促 進 等 による 経 営 の 質 の 向 上 ICTの 活 用 促 進 や 新 たな 設 備 投 資 法 令 遵 守 の 徹 底 等 3 企 業 の 集 約 化 による 経 営 基 盤 の 強 化 経 営 能 力 を 有 し 意 欲 の 高 い 経 営 者 のもとへの 集 約 化 集 約 化 によって 得 た 経 営 資 源 ( 資 金 人 設 備 等 )の 活 用 業 務 提 携 やノウハウの 共 有 による 集 約 化 に 対 する 理 解 の 促 進 集 約 化 に 対 する 親 和 性 がより 高 い 制 度 への 見 直 し 等 4 真 に 必 要 な 旅 客 ネットワークサービスを 提 供 するに 当 たっての 留 意 点 地 域 の 移 動 需 要 に 即 したサービスの 提 供 貨 客 混 載 の 検 討 道 路 運 送 業 以 外 の 自 動 車 交 通 と 公 共 交 通 の 相 互 補 完 ICTシステムや 結 節 点 等 の 活 用 5 地 域 の 多 様 性 と 国 際 的 な 競 争 力 を 視 野 に 入 れたものづくり 多 様 化 変 化 している 消 費 者 を 考 慮 に 入 れた 自 動 車 技 術 とニーズのあいまったBRT 等 の 車 両 システム ノンステップバスのような 高 齢 者 障 害 者 等 に 使 いやすい 車 両 自 動 運 転 技 術 によるトラック 隊 列 走 行 ICTとの 関 係 を 考 慮 した 自 動 車 ----------------------------------------------------------------- 本 提 言 では できる 限 り 実 行 の 主 体 を 示 しております 行 政 当 局 は 具 体 的 な 施 策 の 立 案 その 実 施 スケジュール 設 定 を 行 うとともに 必 要 があれば 個 々の 施 策 につき 検 討 を さらに 深 化 するべきとし また 関 係 事 業 者 利 用 者 消 費 者 を 含 め あらゆる 方 面 に 対 し この 方 向 性 を 広 く 共 有 し 実 現 に 向 けて 必 要 な 調 整 普 及 を 行 うべきといたしま した 最 終 報 告 の 本 文 につきましては 下 記 URL をご 参 照 ください 自 動 車 がつくる 10 年 先 の 豊 かな 未 来 社 会 とは ~ 交 通 政 策 審 議 会 陸 上 交 通 分 科 会 自 動 車 部 会 豊 かな 未 来 社 会 に 向 けた 自 動 車 行 政 の 新 たな 展 開 に 関 する 小 委 員 会 最 終 報 告 の 公 表 ~ http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha01_hh_000052.html 中 間 整 理 の 本 文 につきましては 下 記 URL をご 参 照 ください 交 通 政 策 審 議 会 陸 上 交 通 分 科 会 自 動 車 部 会 豊 かな 未 来 社 会 に 向 けた 自 動 車 行 政 の 新 たな 展 開 に 関 する 小 委 員 会 中 間 整 理 の 公 表 について http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha01_hh_000047.html 交 通 政 策 審 議 会 陸 上 交 通 分 科 会 自 動 車 部 会 豊 かな 未 来 社 会 に 向 けた 自 動 車 行 政 の 新 たな 展 開 に 関 する 小 委 員 会 につきましては 下 記 URL をご 参 照 ください http://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/s304_future.html 8

第 5 回 地 域 の 交 通 環 境 対 策 推 進 者 養 成 研 修 会 のご 案 内 について ( 公 益 財 団 法 人 交 通 エコロジー モビリティ 財 団 関 東 運 輸 局 ) 地 域 の 交 通 と 環 境 に 関 わる 課 題 を 解 決 するためには その 地 域 で 交 通 環 境 対 策 を 主 導 する 人 材 が 不 可 欠 です そこで EST 普 及 推 進 委 員 会 および 公 益 財 団 法 人 交 通 エコロ ジー モビリティ 財 団 では 地 方 運 輸 局 や 積 極 的 に 交 通 環 境 対 策 を 実 施 している 自 治 体 と 協 力 し 自 治 体 の 実 務 担 当 者 などを 対 象 とした 現 場 見 学 グループワーク 有 識 者 との 意 見 交 換 などを 盛 り 込 んだ 体 験 型 の 人 材 養 成 研 修 会 を 昨 年 に 引 き 続 き 開 催 します 第 5 回 目 の 今 回 は 平 成 27 年 10 月 28 日 ( 水 )~30 日 ( 金 )の 3 日 間 藤 沢 市 を 研 修 地 域 として 実 施 します 地 域 の 交 通 環 境 対 策 の 明 日 を 担 う 意 欲 ある 方 々の 参 加 をお 待 ちしております 本 研 修 の 詳 細 及 び 参 加 申 し 込 みについては 以 下 をご 覧 ください 環 境 的 に 持 続 可 能 な 交 通 (EST)ポータルサイト http://www.estfukyu.jp/training2015.html 9

地 域 公 共 交 通 人 材 育 成 研 修 ( 基 礎 編 ) の 取 組 について ~ 近 畿 運 輸 局 は 地 域 公 共 交 通 に 関 する 地 域 の 取 組 を 応 援 します!~ ( 近 畿 運 輸 局 ) 近 畿 運 輸 局 交 通 政 策 部 では 地 方 創 生 の 観 点 や 交 通 政 策 基 本 法 の 基 本 理 念 加 えて 地 域 公 共 交 通 活 性 化 再 生 法 ( 略 称 )の 基 本 方 針 を 踏 まえ 府 県 運 輸 支 局 等 と 連 携 を 図 りながら 地 方 公 共 団 体 の 交 通 政 策 まちづくり 政 策 担 当 者 交 通 事 業 者 等 を 対 象 とし た 地 域 公 共 交 通 人 材 育 成 研 修 ( 基 礎 編 ) を6 月 から 順 次 開 催 しています 地 域 にとって 最 適 な 交 通 ネットワークを 実 現 していくためには これまで 以 上 に 地 方 公 共 団 体 を 始 め 幅 広 い 関 係 者 が 十 分 な 連 携 の 下 取 り 組 んでいく 必 要 があることか ら 研 修 会 では 以 下 のような 情 報 提 供 情 報 共 有 を 行 っているところです プログラムは 1. 交 通 政 策 基 本 法 及 び 交 通 政 策 基 本 計 画 の 概 要 (まち ひと しごと 創 生 法 ( 略 称 )の 概 要 など 政 府 全 体 の 動 きを 含 む) 2. 地 域 公 共 交 通 活 性 化 再 生 法 の 概 要 3. 各 種 計 画 ( 地 域 公 共 交 通 網 形 成 計 画 生 活 交 通 確 保 維 持 改 善 計 画 等 ) 4. 各 種 協 議 会 ( 地 域 公 共 交 通 活 性 化 再 生 法 に 基 づく 協 議 会 地 域 公 共 交 通 会 議 地 域 協 議 会 ) 5. 地 域 公 共 交 通 確 保 維 持 改 善 事 業 の 概 要 ( 自 動 車 鉄 道 航 路 ) 6. 関 西 における 観 光 立 国 推 進 への 取 組 7. 府 県 における 交 通 政 策 の 取 組 ( 府 県 担 当 者 から 説 明 ) と 体 系 化 した 構 成 にするとともに 地 域 公 共 交 通 に 関 する 取 組 の 推 進 に 当 たっては 魅 力 ある 観 光 地 域 づくりと 一 体 で 進 めていくことが 重 要 であるため プログラムに 関 西 における 観 光 施 策 の 取 組 状 況 に 関 する 情 報 を 盛 り 込 みました H27.6 和 歌 山 会 場 の 様 子 研 修 項 目 は 多 岐 にわたりますが 受 講 者 ( 説 明 者 : 北 川 交 通 企 画 課 長 ) の 方 々は 熱 心 に 聴 講 され 研 修 終 了 後 のア ンケート 結 果 では 総 じて 好 評 でした 開 催 に 向 けた 諸 準 備 は 大 変 ですが 受 講 された 方 々が 本 研 修 を 通 じて 交 通 観 光 分 野 にとどまらず まちづくり 環 境 等 その 他 の 地 域 戦 略 に 係 る 取 組 を 進 めてい ただくための 一 助 になればと 願 っており ます 当 局 としては 今 後 も 地 域 公 共 交 通 の 課 題 解 決 に 向 けた 取 組 に 職 員 一 丸 で 努 めてい きたいと 考 えています 10

大 阪 府 河 内 長 野 市 と 連 携 して 1 日 交 通 かんきょう 教 室 を 開 催 ~これからは もっと 楽 しく バス 電 車 ~ ( 近 畿 運 輸 局 ) 近 畿 運 輸 局 交 通 政 策 部 では 次 世 代 を 担 う 子 供 達 に 交 通 を 取 り 巻 く 環 境 問 題 や 電 車 バス 等 の 環 境 負 荷 の 小 さい 交 通 体 系 について 理 解 してもらうとともに 環 境 に 優 し い 行 動 を 取 ってもらうことを 目 的 に 小 学 生 およびその 保 護 者 を 対 象 に 親 子 で 一 緒 に 環 境 問 題 を 学 ぶ 交 通 環 境 教 室 を 開 催 しており 8 月 21 日 ( 金 )に 大 阪 府 河 内 長 野 市 で 市 在 住 の 小 学 生 とその 保 護 者 計 40 名 の 参 加 者 で 1 日 交 通 かんきょう 教 室 を 開 催 しました 午 前 中 は 京 都 大 学 大 学 院 の 神 田 先 生 から 交 通 と 環 境 について クイズを 出 しな がらの 対 話 形 式 にて 進 行 し その 後 河 内 長 野 市 役 所 南 海 バス( 株 )からは 劇 を 交 え たわかりやすいバスに 関 するクイズを 出 題 する 等 各 参 加 機 関 子 供 達 を 飽 きさせない 工 夫 がされており 子 供 達 の 非 常 に 楽 しそうな 表 情 が 印 象 的 でした 京 都 大 学 大 学 院 の 神 田 先 生 からのお 話 バスに 関 するクイズの 出 題 午 後 は 南 海 電 鉄 車 庫 に 移 動 し 車 両 吊 り 下 げ 実 演 の 見 学 や 南 海 電 鉄 の 特 急 ラピート の 車 内 見 学 と 南 海 電 鉄 車 両 に 関 するクイズを 織 り 交 ぜながら わかりやすく 説 明 いた だき 電 車 好 きの 子 供 達 が 多 かったのか みな 目 を 輝 かせていました 見 学 後 閉 会 の 挨 拶 アンケート 記 入 を 経 て 交 通 環 境 教 室 の 全 てのプログラムが 終 了 しました 南 海 電 鉄 車 両 吊 り 下 げ 実 演 の 見 学 南 海 電 鉄 特 急 ラピート 車 内 見 学 子 供 達 には 普 段 目 にすることが 出 来 ない 光 景 体 験 やお 話 ばかりで 交 通 と 環 境 に 少 しでも 興 味 を 持 てる 記 憶 に 残 る 教 室 になったと 思 います 11

また 参 加 者 にはあらかじめバスマップや 時 刻 表 などの 情 報 を 提 供 し 自 宅 から 会 場 までの 公 共 交 通 機 関 による 移 動 手 段 を 調 べて 来 場 頂 くなどモビリティ マネジメン トの 手 法 を 取 り 入 れ 当 教 室 を 実 施 したところであり 保 護 者 の 方 々を 含 め 自 家 用 車 利 用 を 少 しだけ 減 らし 公 共 交 通 機 関 を 利 用 する 事 が 環 境 負 荷 の 低 減 などにつな がることをご 理 解 いただけたものと 思 います 近 畿 運 輸 局 では これからも 子 供 達 に 交 通 と 環 境 について 考 える 機 会 を 提 供 していき ます 編 集 後 記 いつもご 愛 読 いただきありがとうございます 8 月 1 日 付 けで 池 田 の 後 任 で 国 土 交 通 省 総 合 政 策 局 公 共 交 通 政 策 部 交 通 計 画 課 に 着 任 いたしました 手 嶋 です 今 回 より 公 共 交 通 メールマガジンの 編 集 を 担 当 させていただきます どうぞよろしく お 願 い 申 し 上 げます 今 年 2 月 の 交 通 政 策 基 本 計 画 閣 議 決 定 昨 年 11 月 に 続 く 先 日 26 日 の 改 正 地 域 公 共 交 通 活 性 化 再 生 法 の 施 行 7 月 の 地 方 運 輸 局 組 織 再 編 と 立 て 続 けに 計 画 及 び 制 度 がで き それぞれの 取 組 を 地 方 で 実 施 及 び 支 援 する 体 制 が 整 備 され いよいよ 本 格 的 な 実 施 運 用 段 階 ということで 気 が 引 き 締 まる 思 いです この 公 共 交 通 メールマガジン も 第 1 号 発 行 から5 年 目 になりましたが 引 き 続 き 有 益 な 情 報 を のりたろう と 共 にお 届 けできるよう 公 共 交 通 政 策 について 勉 強 して 参 りますので 今 後 も 本 メールマガジンをご 愛 読 いただければ 幸 いです ちなみに 私 は 城 巡 りが 趣 味 ですので 公 共 交 通 機 関 を 使 って 頻 繁 に 中 世 の 山 城 から 近 世 城 郭 を 幅 広 く 訪 れています 興 味 深 い 利 用 体 験 があれば 編 集 後 記 でお 届 けできた らと 思 っております 全 国 に 共 有 したい 情 報 等 ございましたら 下 記 問 い 合 わせ 先 または 最 寄 りの 地 方 運 輸 局 までお 問 い 合 わせください お 問 い 合 わせ 先 国 土 交 通 省 総 合 政 策 局 公 共 交 通 政 策 部 交 通 計 画 課 手 嶋 100-8918 東 京 都 千 代 田 区 霞 が 関 2-1-3( 中 央 合 同 庁 舎 3 号 館 3 階 ) TEL:03-5253-8986( 直 通 ) FAX : 03-5253-1513 E-mail: koutsukeikaku_joho@mlit.go.jp 公 共 交 通 利 用 促 進 キャラクター のりたろう 国 土 交 通 省 HP( 情 報 発 信 のページ) http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/transport/sosei_transp ort_tk_000039.html 12