資 料 2 福 祉 の 立 場 からの 生 涯 学 習 ( 公 財 )さわやか 福 祉 財 団 理 事 長 堀 田 力 1. 学 習 の 意 義 と 役 割 生 涯 学 習 自 己 実 現 ( 生 きる 力 人 間 力 ) いきがい = 他 者 に 対 する 支 援 = 自 己 の 心 身 の 健 康 維 持 = 介 護 予 防 = 尊 厳 保 持 2. 福 祉 ( 社 会 貢 献 ) 活 動 と 学 習 活 動 = 知 識 の 活 用 ( 自 己 実 現 ) 新 しい 課 題 への 直 面 研 究 考 案 ( 生 涯 学 習 ) 課 題 解 決 ( 自 己 実 現 )= 新 知 識 の 習 得 新 知 識 の 活 用 ( 自 己 実 現 )
3. 高 齢 者 福 祉 の 動 向 ( 尊 厳 の 保 持 へ) どんな 状 態 になっても 自 宅 で 暮 らせる 方 向 へ = 地 域 包 括 ケア ( 別 添 1 地 域 包 括 ケアの 町 参 照 ) いきがい ふれあいを 重 視 する 方 向 へ = 東 京 の 地 域 包 括 ケア ( 別 添 2 東 京 の 地 域 包 括 ケア 参 照 ) = 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 ( 別 添 3 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 について 参 照 ) 4. 高 齢 者 の 生 涯 学 習 の 体 制 整 備 (1) 情 報 の 一 括 管 理 (カード 化 ) ( 情 報 ) 1ケア( 医 療 介 護 関 係 ) 情 報 2いきがい( 就 労 社 会 参 画 学 習 ) 情 報 例 :GIS 総 合 研 究 所 による 開 発 ( 総 務 省 国 交 省 ) ( 管 理 者 ) 地 域 包 括 支 援 センター
(2) 生 涯 学 習 支 援 機 関 地 域 包 括 支 援 センター= 公 民 館 ( 自 治 体 関 係 部 局 ) ハローワーク( 就 労 ボランティア) 社 会 福 祉 協 議 会 地 域 のNPO その 他 の 団 体 ( 別 添 4 高 連 協 加 盟 団 体 参 照 ) 地 域 の 高 齢 者 向 け 教 育 団 体 地 域 の 経 営 者 団 体
資 料 3 超 高 齢 社 会 における 生 涯 学 習 の 在 り 方 に 関 する 検 討 会 における 委 員 の 主 な 発 言 内 容 1. 生 涯 学 習 の 意 義 役 割 高 齢 化 と 生 涯 学 習 人 生 90 年 時 代 と 人 生 が 長 くなったことで 生 き 方 にも 自 由 度 がでてきた このような 中 で 生 涯 学 習 を 見 直 すことは 大 変 重 要 単 に 高 齢 者 の 教 育 をどうするかということだけでなく 大 きな 社 会 システムの 変 更 が 迫 られている 中 で 生 涯 学 習 の 在 り 方 を 考 えることが 必 要 超 高 齢 社 会 における 生 涯 学 習 の 意 義 役 割 について 人 生 の 後 半 では 健 康 や 経 済 状 態 ライフスタイル 等 も 多 様 化 しており 個 々 人 が 生 涯 学 習 を 通 じて 人 生 設 計 をしていく 必 要 がある 単 に 知 識 を 蓄 えるというものではなく 自 らが 新 しく 変 わっていくという 感 覚 を 持 つこ とが 学 びの 基 本 であるという 共 通 認 識 を 図 ることが 重 要 それにより 流 動 化 する 社 会 にも 対 応 が 可 能 となる また 若 者 も 含 め 幅 広 い 世 代 について 考 える 必 要 がある 生 涯 学 習 を 通 じて 孤 立 をなくし 地 域 の 人 と 人 とのつながりを 再 構 築 していくという 観 点 も 重 要 また 経 済 的 な 視 点 から 考 えた 場 合 生 涯 学 習 も 生 きがい 趣 味 だけ ではなく 就 労 のためのスキルを 身 につけるという 意 味 でも 重 要 である 2. 長 寿 社 会 における 生 涯 学 習 の 今 後 の 方 向 性 (1) 多 様 な 学 習 ニーズに 対 応 した 学 習 機 会 の 提 供 学 習 内 容 及 び 方 法 の 工 夫 充 実 税 金 を 投 入 して 行 政 がやっていく 以 上 学 習 内 容 は 時 代 に 即 したものに 変 えるべ き 定 年 後 の 長 い 人 生 を 生 きていく 中 で どのような 内 容 の 生 涯 学 習 を 行 うかが 重 要 で あり カリキュラムを 含 めて 考 えていく 必 要 がある 活 動 と 学 習 を 繰 り 返 しながら 元 気 な 人 生 を 生 きていくことが 大 切 学 齢 期 における 学 習 と 高 齢 期 における 学 習 内 容 では 自 ずと 異 なる 高 齢 期 では 健 康 状 況 や 経 済 状 況 が 異 なるとともに 価 値 観 が 多 様 化 しており どのような 学 習 内 容 方 法 を 提 供 していくかについて 検 討 が 必 要 ライフステージの 特 性 に 配 慮 した 学 習 機 会 の 提 供 生 涯 学 習 が 世 代 によって 色 々な 意 味 を 持 ってきている 地 域 貢 献 のための 学 びを 施 策 としてやっていくのであれば 魅 力 のあるカリキュラムを 提 供 するなどして その 意 義 を 明 確 化 していく 必 要 がある 退 職 後 地 域 活 動 に 参 加 したいと 思 ってもどうすればいいのかわからない 高 齢 者 も 少 なくない 高 齢 者 になってしまってからの 学 習 も 重 要 であるが 30 代 や 40 代 など 働 き 盛 りの 世 代 が 高 齢 期 に 入 る 前 から 生 涯 学 習 などで 意 識 付 けを 行 うとともに PTA 活 動 を 始 めとした 地 域 活 動 を 経 験 しておくことも 重 要 その 場 合 プレ 高 齢 者
が 参 加 しやすい 環 境 整 備 を 行 うことが 必 要 年 代 において 学 ぶ 意 義 は 異 なる 65 歳 と 95 歳 の 人 では 大 きな 違 いがあり 10 歳 ご とに 年 代 を 分 けて 多 様 性 のあるものとして 考 えていく 必 要 がある 後 半 人 生 における 第 二 の 義 務 教 育 として 生 活 設 計 や 人 生 設 計 を 学 ぶ 機 会 を 提 供 することが 必 要 学 習 が 困 難 な 者 への 支 援 学 習 の 場 に 来 られる 高 齢 者 だけでなく 来 ることのできない 高 齢 者 への 支 援 も 考 え ていかなくては 机 上 の 空 論 になってしまう これまでのような 集 まる 型 の 学 習 だけ ではなく 健 康 に 不 安 を 抱 えていて 参 加 できない 人 のためのアウトリーチ 型 の 届 け る 学 び 出 会 いが 必 要 学 習 活 動 に 参 加 したくないという 高 齢 者 がいる 中 で どのように 生 涯 学 習 に 対 する 理 解 を 深 めるかを 考 えることも 大 切 である 世 代 間 交 流 の 促 進 高 齢 者 が 子 どもたちと 交 流 することにより 元 気 もでるし 生 きがいも 生 まれる 高 齢 者 のみが 集 まって 学 習 するよりも 子 どもたちとの 交 流 ができる 施 設 が 必 要 高 齢 者 と 若 者 との 交 流 をとおして 若 者 の 価 値 観 が 変 わり 高 齢 者 も 若 者 に 対 する 考 え 方 が 変 わるという 面 があり 世 代 間 をつなげるようなプログラムの 工 夫 が 必 要 高 等 教 育 機 関 等 との 連 携 学 習 する 場 としては 大 学 での 学 びやICTの 活 用 による 家 庭 での 学 習 など 選 択 の 自 由 を 与 えることも 重 要 (2) 社 会 参 画 の 促 進 生 涯 学 習 を 通 じた 社 会 参 画 の 促 進 学 習 の 目 的 は 自 己 実 現 であり 学 ぶ 前 提 として 社 会 貢 献 は 権 利 であり 義 務 である 高 齢 者 大 学 への 入 学 の 動 機 は 興 味 関 心 とまちづくりや 協 働 の 担 い 手 になりたいと いう2つに 大 きく 分 けられる まずは 興 味 関 心 の 講 座 から まちづくりに 関 係 する 講 座 へと 徐 々に 移 行 するやり 方 が 有 効 ではないか 地 域 課 題 と 個 人 の 持 つ 資 源 をマッチングできる 人 材 の 養 成 暮 らしや 様 々な 活 動 の 実 践 とのマッチングが 重 要 きっかけがない 働 ける 場 所 が わからないという 人 も 多 いので そういった 人 を 導 けるインストラクターやコーディネ ーターのような 人 材 が 必 要 不 可 欠 関 係 機 関 相 互 の 連 携 長 寿 社 会 の 生 涯 学 習 においては 地 域 というキーワードが 重 要 生 涯 学 習 行 政 が 他 部 局 と 連 携 していく 中 で 地 域 の 学 びと 実 践 暮 らしと 支 え 合 いが 実 現 していく コミュニティ スクール 型 の 小 中 学 校 では 高 齢 者 が 授 業 やクラブ 活 動 の 支 援 にあた り 自 己 実 現 を 行 っている 学 校 教 育 と 生 涯 学 習 の 連 携 もこれから 可 能 性 がある
資 料 4 ご 議 論 いただきたい 論 点 高 齢 者 の 社 会 参 画 を 促 進 するための 方 策 について 高 齢 者 が 社 会 参 画 を 行 うことの 意 義 効 果 について 高 齢 者 の 働 きたい 社 会 参 加 したいという 意 欲 を 阻 害 する 要 因 課 題 具 体 的 に 学 びを 通 じて 社 会 参 画 を 促 進 するための 方 策 について 体 制 の 整 備 について 長 寿 社 会 において 生 涯 学 習 を 推 進 するための 各 主 体 ( 行 政 学 校 大 学 民 間 NPO 地 域 組 織 等 )の 役 割 国 都 道 府 県 市 町 村 の 役 割 分 担 について 首 長 と 教 育 委 員 会 との 連 携 について 生 涯 学 習 と 福 祉 との 連 携 について 各 機 関 の 連 携 を 阻 害 する 要 因 課 題 について 連 携 を 促 進 するための 方 策 について その 他 世 代 間 交 流 国 際 交 流 を 促 進 する 方 策 について 高 齢 期 に 向 けた 備 え(どのような 学 習 内 容 を 提 供 していくか)について
資 料 5 第 3 分 科 会 希 望 の 高 齢 社 会 - 新 たな 可 能 性 への 挑 戦 - 開 催 日 平 成 23 年 11 月 5 日 ( 土 )~6 日 ( 日 ) 会 場 イイノホール 高 齢 者 を 地 域 における 社 会 的 役 割 を 認 識 し 社 会 参 画 や 自 立 を 通 じて 地 域 を 支 える 担 い 手 として 捉 え 直 し 高 齢 者 の 社 会 参 加 の 促 進 を 図 る 上 で 果 たすべき 生 涯 学 習 の 役 割 等 について 研 究 協 議 参 加 者 数 1 日 目 :157 名 2 日 目 :87 名 (1) 基 調 講 演 演 題 : 超 高 齢 社 会 の 現 状 と 課 題 講 師 : 宮 本 太 郎 氏 ( 北 海 道 大 学 大 学 院 法 学 研 究 科 教 授 ) 講 演 内 容 これまでの 日 本 では 教 育 や 社 会 保 障 がおろそかにされ 雇 用 のみが 重 視 上 記 の 仕 組 みは 完 全 雇 用 の 崩 壊 家 族 形 態 の 変 容 現 役 世 代 の 減 少 に より 1995 年 を 境 に 崩 壊 このまま 超 高 齢 化 が 進 むと 2050 年 には1 人 の 現 役 世 代 が1 人 の 高 齢 者 を 支 えることに このような 超 高 齢 社 会 における 処 方 箋 として 1 現 役 世 代 の 能 力 向 上 女 性 労 働 力 率 向 上 2 高 齢 者 の 社 会 参 加 3 医 療 費 年 金 削 減 の3つを 紹 介 し スウェーデンをモデルとしつつ 日 本 における 教 育 雇 用 社 会 保 障 の 連 携 の 新 しいかたち のビジョンを 提 起 (2) 特 別 講 演 演 題 : 学 びから 始 まる 希 望 の 高 齢 社 会 講 師 : 樋 口 恵 子 氏 (NPO 法 人 高 齢 社 会 をよくする 女 性 の 会 理 事 長 ) 講 演 内 容 これからの 高 齢 者 が 上 機 嫌 で 生 きるためには 知 るは 力 が 重 要 そ の 意 味 で 生 涯 学 習 が 重 要 な 役 割 を 果 たす 超 高 齢 社 会 においては 変 えるべきものを 変 える 勇 気 (courage) 人 知 に 及 ばないところとして 受 け 入 れる 冷 静 さ(serenely) それらを 取 り 違 えないための 知 恵 (wisdom)が 必 要 であり 取 り 違 えないようにするため には 正 確 な 学 習 が 必 要 第 二 の 義 務 教 育 として 行 政 は 人 生 100 年 社 会 において 人 々の 幸 せ を 保 証 するための 学 習 機 会 を 提 供 する 義 務 があると 提 唱 (3) 事 例 発 表 等 1テーマ: 高 齢 者 の 持 つ 可 能 性 への 期 待 - 誰 もが 生 きやすいまちづくりをめざして- 内 容 : 急 速 な 高 齢 化 により 介 護 問 題 や 高 齢 者 の 社 会 的 孤 立 の 問 題 などが 顕 在 化 する 中 地 域 の 活 性 化 という 観 点 からの 高 齢 者 への 期 待 について 事 例 報 告 2テーマ: 生 涯 学 習 を 通 じた 社 会 参 画 内 容 : 高 齢 者 にとっての 生 涯 学 習 及 び 社 会 参 画 活 動 の 意 義 役 割 並 びに 促 進 のための 具 体 的 方 策 について 学 習 側 の 視 点 及 び 提 供 者 側 ( 受 入 れ 側 )の 視 点 から 報 告 (4)パネルディスカッション テーマ: 希 望 の 高 齢 社 会 - 新 たな 可 能 性 への 挑 戦 - 基 調 講 演 特 別 講 演 事 例 発 表 等 を 通 して 7 名 のパネリストにより 希 望 の 高 齢 社 会 に ついて 討 議 主 な 意 見 超 高 齢 社 会 は 高 齢 者 だけの 問 題 ではなく 若 い 世 代 次 の 世 代 にどうつなげていくか が 問 われている 時 代 である その 中 で 学 ぶこと 生 涯 学 習 をどう 捉 えていきながら 社 会 をどう 組 み 替 えていくかが 大 きな 課 題 学 び 合 いながら 議 論 しながら その 地 域 をどのようにしていくかを 自 ら 考 えて 決 め ることができる 地 域 社 会 こそ 高 齢 社 会 の 中 で 希 望 のある 地 域 になっていくのではないか 老 いも 若 きもみなが 社 会 貢 献 でき それによって 自 分 も 社 会 も 喜 べる 社 会 それが 本 当 の 希 望 の 高 齢 社 会 を 開 く 道 である 地 域 再 生 には 現 場 主 義 とそれを 実 行 する 強 いリーダーが 不 可 欠 会 社 経 営 も 市 政 経 営 も 地 域 経 営 も リーダーは 常 にそこにいる 人 たちに 夢 を 与 えるこ とが 重 要 学 びを 通 じて 他 者 と 交 流 し その 交 流 を 通 じて 新 しい 価 値 を 作 り 出 していく 超 高 齢 社 会 は 社 会 の 在 り 方 が 変 わっていく 中 で ある 意 味 で 新 しい 社 会 を 作 り 出 していくき っかけになるのではないか
資 料 6 超 高 齢 社 会 における 生 涯 学 習 の 在 り 方 に 関 する 検 討 会 スケジュール( 案 ) 9 月 26 日 第 1 回 検 討 会 審 議 内 容 :1 超 高 齢 社 会 における 生 涯 学 習 と 社 会 参 画 の 現 状 と 課 題 2その 他 フリーディスカッション 11 月 2 日 第 2 回 検 討 会 審 議 内 容 :1 超 高 齢 社 会 における 生 涯 学 習 の 意 義 及 び 役 割 2その 他 下 記 委 員 からの 発 表 の 後 論 点 別 のディスカッション 石 川 委 員 : 公 民 館 での 取 り 組 みの 現 状 と 課 題 清 原 委 員 : 生 涯 学 習 を 通 じたまちづくりの 現 状 と 課 題 ( 三 鷹 市 での 取 組 ) 全 国 生 涯 学 習 ネットワークフォーラム 第 3 分 科 会 ( 希 望 の 高 齢 社 会 - 新 しい 可 能 性 への 挑 戦 -) 日 時 :2011 年 11 月 5 日 ( 土 ) 6 日 ( 日 ) 場 所 :イイノホール 12 月 21 日 第 3 回 検 討 会 審 議 内 容 :1 生 涯 学 習 を 通 じた 社 会 参 画 2 生 涯 学 習 の 体 制 整 備 ( 関 係 機 関 との 連 携 の 在 り 方 ) 3その 他 下 記 委 員 からの 発 表 の 後 論 点 別 のディスカッション 高 畑 委 員 : 生 涯 学 習 を 通 じた 社 会 参 画 ( 学 習 成 果 をどのように 地 域 還 元 するか ) 堀 田 委 員 : 福 祉 の 立 場 からの 生 涯 学 習 ( 生 涯 学 習 と 福 祉 との 連 繋 ) 1 月 19 日 15:00~17:00 第 4 回 検 討 会 審 議 内 容 : 超 高 齢 社 会 における 生 涯 学 習 の 在 り 方 骨 子 案 の 審 議 2 月 3 日 13:30~15:30 第 5 回 検 討 会 審 議 内 容 : 超 高 齢 社 会 における 生 涯 学 習 の 在 り 方 まとめ( 案 )の 審 議 2 月 下 旬 第 6 回 検 討 会 審 議 内 容 : 超 高 齢 社 会 における 生 涯 学 習 の 在 り 方 まとめ( 案 )の 審 議 3 月 中 旬 第 7 回 検 討 会 ( 予 備 )