環 水 大 大 発 第 1 1 0 7 0 4 0 0 2 号 平 成 2 3 年 7 月 4 日 青 森 県 岩 手 県 宮 城 県 山 形 県 福 島 県 茨 城 県 栃 木 県 千 葉 県 大 気 環 境 担 当 部 ( 局 ) 長 殿 環 境 省 水 大 気 環 境 局 大 気 環 境 課 長 東 日 本 大 震 災 の 被 災 地 におけるアスベスト 大 気 濃 度 調 査 ( 第 2 次 モニタリング)の 協 力 依 頼 について 東 日 本 大 震 災 の 被 災 地 におけるアスベスト 大 気 濃 度 調 査 ( 第 1 次 モニタリング)の 実 施 にあたり 測 定 地 点 の 選 定 等 に 御 協 力 いただき 感 謝 申 し 上 げます 当 該 調 査 もほぼ 終 了 し 平 成 23 年 7 月 14 日 ( 木 )に 開 催 予 定 の 第 3 回 東 日 本 大 震 災 におけるアスベスト 対 策 合 同 会 議 ( 以 下 第 3 回 合 同 会 議 という )にて 結 果 を 報 告 することとしておりま す さて 第 1 次 モニタリング 調 査 の 結 果 等 を 踏 まえ 環 境 省 が 実 施 する 東 日 本 大 震 災 に おけるアスベスト 大 気 濃 度 調 査 に 係 る 実 施 要 綱 ~ 平 成 23 年 度 第 1 次 補 正 予 算 ~ に 基 づき 第 1 次 モニタリングに 引 き 続 き 第 2 次 モニタリングを 実 施 することとしています 第 2 次 モニタリング 地 点 は 自 治 体 の 事 情 を 勘 案 し また 協 議 の 上 で 仮 決 定 し 第 3 回 合 同 会 議 でにおいて 最 終 決 定 することとしております ついては 第 3 回 合 同 会 議 に 向 け 第 2 次 モニタリング 調 査 地 点 ( 案 )を 作 成 する 必 要 がありますので 下 記 1の 方 針 等 を 踏 まえ 下 記 2に 係 るご 協 力 をお 願 いします 記 1 アスベスト 大 気 濃 度 調 査 ( 第 2 次 モニタリング) の 方 針 等 (1) 測 定 地 点 の 選 定 について 以 下 の3 種 類 に 分 類 します 1 被 災 した 住 民 等 へのばく 露 防 止 と 有 する 不 安 の 解 消 の 観 点 から 選 定 する 地 点 なお 両 者 に 優 先 順 位 はつけません ア. 避 難 所 仮 設 住 宅 等 の 周 辺
イ. 被 災 自 治 体 において 環 境 省 が 毎 年 実 施 している 地 点 2 アスベストの 飛 散 防 止 の 観 点 から 選 定 する 地 点 なお 優 先 順 位 はア>イ>ウ>エの 順 とします ア. 倒 壊 半 壊 又 は 一 部 破 損 している 建 築 物 等 (アスベスト 含 有 のビル マンショ ン 及 び 船 舶 等 )で 解 体 改 修 中 の 現 場 イ. 倒 壊 半 壊 又 は 一 部 破 損 している 建 築 物 等 (アスベスト 含 有 のビル マンショ ン 及 び 船 舶 等 ) ウ. 破 砕 等 を 行 っているがれき 処 理 現 場 及 びがれきの 集 積 場 エ. その 他 ( 測 定 の 必 要 があると 自 治 体 が 判 断 した 地 点 ) 解 体 改 修 中 の 現 場 の 一 部 において リアルタイムモニターによる 測 定 の 実 施 も 予 定 しております 3 第 1 次 モニタリング 調 査 で 石 綿 繊 維 数 濃 度 が1f/L を 超 過 した 地 点 なお 現 在 も 作 業 を 実 施 している 地 点 とします (2) 測 定 地 点 数 及 び 実 施 時 期 について 1 測 定 地 点 数 第 2 次 モニタリングについては 以 下 の 表 の 地 点 数 を 考 えております 但 し 表 で 示 し た 地 点 数 はあくまで 目 安 であり 自 治 体 の 事 情 を 勘 案 し また 協 議 の 上 で 仮 決 定 し 7 月 14 日 に 東 京 都 内 で 開 催 する 第 3 回 合 同 会 議 において 最 終 決 定 することとしており ます (1)1 対 象 自 治 体 避 難 所 仮 設 住 宅 等 (のべ 21 地 点 ) 環 境 省 が 毎 年 実 施 している 地 点 (のべ 9 地 点 ) (1)2 (のべ 100 地 点 ) 青 森 県 2 1 岩 手 県 4 4 15 宮 城 県 4 1 25 山 形 県 1 2 1 福 島 県 4 2 15 茨 城 県 2 23 栃 木 県 2 15 千 葉 県 2 5 合 計 21 9 100 2 実 施 時 期 7 月 15 日 以 降 順 次 実 施 し 8 月 12 日 までの 実 施 を 目 処 としております (3) 分 析 方 法 について 1 アスベストモニタリングマニュアル 第 4.0 版 ( 以 下 マニュアル という)で 規 定 している 位 相 差 顕 微 鏡 法 で 総 繊 維 数 濃 度 を 計 数 します 2 総 繊 維 数 濃 度 が 1 f/l を 超 過 したときにはマニュアルに 規 定 している 位 相 差 / 偏 光 顕 微 鏡 法 による 確 認 を 行 います なお 最 初 から 位 相 差 / 偏 光 顕 微 鏡 法 で 実 施 してもよ いものとします 3 総 繊 維 数 濃 度 が 10 f/l を 超 過 した 場 合 には 電 子 顕 微 鏡 法 によるアスベストの 同 定 を 行 います
4 一 部 の 測 定 地 点 においては 別 添 1の 通 りリアルタイムモニターによる 測 定 も 併 せて 実 施 します (4) 高 濃 度 が 出 た 場 合 の 対 処 方 法 総 繊 維 数 濃 度 が 10 f/l を 超 過 した 場 合 において 第 1 報 として 所 管 自 治 体 に 情 報 提 供 します なお 位 相 差 / 偏 光 顕 微 鏡 法 等 による 確 認 の 結 果 は 追 って 情 報 提 供 します 2 貴 自 治 体 に 対 する 依 頼 事 項 (1) 測 定 地 点 の 選 定 1(1) に 該 当 する 地 点 ( 但 し 1のイは 除 く)を 1(2) の 地 点 数 を 目 安 に 測 定 対 象 地 点 を 選 定 し 環 境 省 担 当 官 宛 に 別 添 2の 様 式 に 記 入 の 上 7 月 8 日 ( 金 )までにメールにてお 知 らせください (2) 管 下 市 町 村 ( 政 令 市 含 む)との 調 整 測 定 地 点 の 選 定 にあたっては 政 令 市 も 含 めた 管 下 市 町 村 との 調 整 の 上 選 定 してく ださい (3) 高 濃 度 が 検 出 された 場 合 における 必 要 な 対 応 環 境 省 からの 情 報 提 供 後 測 定 地 点 の 周 辺 の 状 況 を 考 慮 した 上 で 原 因 の 究 明 事 業 者 への 散 水 の 実 施 等 の 必 要 な 指 導 の 実 施 住 民 への 情 報 提 供 防 じんマスクの 着 用 等 の 普 及 啓 発 その 他 貴 自 治 体 が 必 要 と 考 える 対 応 をお 願 いします (4) 合 同 会 議 への 出 席 第 3 回 の 合 同 会 議 では 第 1 次 モニタリング 調 査 結 果 の 評 価 及 び 第 2 次 モニタ リングの 測 定 対 象 地 点 の 選 定 について 審 議 することとしております つきましては お 忙 しいところ 大 変 恐 縮 ですが 当 該 会 議 に 担 当 者 のご 出 席 をお 願 いします 以 上
別 添 1 東 日 本 大 震 災 の 被 災 地 における リアルタイムモニターの 活 用 に 係 る 暫 定 ガイドライン 1. はじめに 繊 維 状 粒 子 自 動 測 定 器 (リアルタイムモニター)は 解 体 現 場 等 に 存 在 する 総 繊 維 数 をリ アルタイムに 把 握 することができるという 特 徴 を 有 しているため 環 境 省 としては 建 築 物 解 体 作 業 時 等 における 施 工 業 者 の 自 主 管 理 方 法 の 一 つとして 活 用 することが 考 えられる しかしながら リアルタイムモニターは 顕 微 鏡 法 との 相 関 性 等 の 課 題 が 残 っている 上 に リアルタイムモニターの 是 非 については 専 門 家 の 中 でも 様 々な 見 解 があるが 今 回 の 東 日 本 大 震 災 の 被 災 地 における 活 用 方 法 に 関 しては 暫 定 的 に 以 下 の 通 りとする なお 必 要 に 応 じて 東 日 本 大 震 災 におけるアスベスト 調 査 委 員 会 において 適 宜 見 直 していくこととす る 2. 目 的 建 築 物 の 解 体 改 修 の 現 場 に 設 置 し 施 工 の 期 間 リアルタイムに 総 繊 維 数 濃 度 の 推 移 を 把 握 することで アスベストをはじめとする 粉 じんの 漏 洩 の 有 無 を 確 認 することを 目 的 と する 3. 測 定 対 象 震 災 によって 倒 壊 半 壊 一 部 損 壊 した 建 築 物 等 の 解 体 現 場 作 業 でセキュリティゾーン 又 は 集 じん 排 気 装 置 を 設 けている 現 場 なお がれき 集 積 場 については 平 成 23 年 4 月 27 日 に 公 表 したアスベスト 大 気 濃 度 調 査 に 係 る 予 備 調 査 において アスベスト 濃 度 は 通 常 の 一 般 大 気 環 境 とほぼ 変 わらない ものの アスベスト 以 外 の 一 般 粉 じんが 相 当 程 度 飛 散 している 場 所 もあるため 防 じんマ スクの 着 用 が 必 要 ということがわかった しかしながら アスベストよりも 一 般 粉 じんの 飛 散 が 懸 念 されるがれき 集 積 場 においてはアスベストの 同 定 が 出 来 ないリアルタイムモニ ターを 使 用 した 測 定 は 困 難 である 4. 測 定 方 法 (1) 測 定 の 前 に それぞれの 機 種 が 規 定 している 方 法 で 校 正 する (2)セキュリティゾーン 集 じん 排 気 装 置 の 外 側 付 近 に 作 業 開 始 約 60 分 前 から 設 置 して 測 定 を 開 始 する 5. 数 値 の 取 り 扱 い 及 び 高 濃 度 の 総 繊 維 数 濃 度 が 検 出 された 場 合 の 対 応 作 業 前 の 数 値 と 比 較 して 大 幅 に 上 昇 することがある 場 合 等 は 警 報 ランプ 又 はその 他 の 方 法 で 作 業 主 任 者 等 に 知 らせるようにする
6. 高 濃 度 の 総 繊 維 数 濃 度 が 検 出 された 場 合 の 対 応 高 濃 度 の 総 繊 維 数 濃 度 が 検 出 された 場 合 は 当 該 総 繊 維 数 濃 度 がアスベストかどうかの 判 定 のために リアルタイムモニターに 取 り 付 けているバックアップフィルターを 電 子 顕 微 鏡 法 等 のアスベストを 同 定 できる 方 法 で 分 析 を 行 う 7. 記 録 の 作 成 保 存 リアルタイムモニターの 総 繊 維 数 濃 度 の 連 続 測 定 記 録 及 び 実 施 した 対 策 の 内 容 を 保 存 す る 8. その 他 特 に 指 定 していない 事 項 はアスベストモニタリングマニュアル 第 4.0 版 に 従 う
アスベスト 大 気 濃 度 調 査 地 点 一 覧 表 別 添 2 整 理 番 号 都 道 府 県 No. 地 点 No. 県 名 住 所 調 査 地 点 名 参 考 地 点 分 類 備 考 以 下 の 分 類 で 記 載 お 願 いします (1) 避 難 所 仮 設 住 宅 等 の 周 辺 都 道 府 県 番 号 の 振 り 方 は 01 青 森 県 02 岩 手 県 03 宮 城 県 04 山 形 県 05 福 島 県 06 茨 城 県 07 栃 木 県 08 千 葉 県 (2) 1 倒 壊 半 壊 又 は 一 部 破 損 している 建 築 物 等 で 解 体 改 修 中 の 現 場 2 倒 壊 半 壊 又 は 一 部 破 損 している 建 築 物 等 3 破 砕 等 を 行 っているがれき 処 理 現 場 及 びがれき の 集 積 場 4その 他 具 体 的 な 特 徴 を 明 記 (3) 第 1 次 モニタリング 調 査 で 石 綿 繊 維 数 濃 度 が1 f/lを 超 過 した 地 点 自 由 記 載 欄 ですが 津 波 による 被 害 の 有 無 が わかれば 記 載 して 下 さい