浅 口 市 耐 震 改 修 促 進 計 画 平 成 28 年 4 月 浅 口 市
目 次 第 1 計 画 の 概 要 1 1 計 画 の 目 的 1 2 計 画 の 背 景 等 1 3 計 画 の 位 置 付 け 2 4 計 画 の 期 間 2 5 耐 震 化 を 図 る 建 築 物 3 第 2 想 定 される 地 震 の 規 模 想 定 される 被 害 の 状 況 5 1 想 定 される 地 震 の 規 模 5 2 想 定 される 被 害 の 状 況 19 第 3 建 築 物 の 耐 震 化 の 現 状 と 目 標 22 1 住 宅 の 現 状 と 目 標 22 2 特 定 建 築 物 の 現 状 と 目 標 25 第 4 建 築 物 の 耐 震 化 の 促 進 に 係 る 基 本 的 な 方 針 27 1 耐 震 化 の 課 題 27 2 役 割 分 担 の 考 え 方 27 3 施 策 の 展 開 28 第 5 建 築 物 の 耐 震 化 の 促 進 に 係 る 施 策 29 1 安 心 して 耐 震 化 を 行 うことができるようにするための 環 境 整 備 29 2 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 を 図 るための 支 援 策 29 3 地 震 時 の 総 合 的 な 安 全 対 策 30 4 地 震 発 生 時 に 通 行 を 確 保 すべき 道 路 に 関 する 事 項 32 5 地 震 発 生 時 に 利 用 を 確 保 することが 公 益 上 必 要 な 建 築 物 に 関 する 事 項 33 6 地 震 に 伴 うがけ 崩 れ 等 による 建 築 物 被 害 の 軽 減 対 策 33 第 6 建 築 物 の 耐 震 化 に 関 する 啓 発 及 び 知 識 の 普 及 34 1 地 震 ハザードマップの 作 成 公 表 34 2 パンフレット 等 の 配 布 セミナー 講 習 会 の 開 催 34 3 地 域 の 連 携 支 援 34 4 改 正 耐 震 改 修 促 進 法 への 対 応 34
5 新 たに 開 発 された 木 造 住 宅 の 安 価 な 耐 震 改 修 工 法 の 発 信 35 第 7 耐 震 改 修 促 進 法 及 び 建 築 基 準 法 に 基 づく 指 導 勧 告 等 の 実 施 36 1 耐 震 改 修 促 進 法 に 基 づく 指 導 等 の 実 施 36 2 建 築 基 準 法 に 基 づく 勧 告 又 は 命 令 の 実 施 37 3 耐 震 改 修 促 進 法 に 基 づく 計 画 の 認 定 等 の 実 施 37 第 8 その 他 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 に 関 し 必 要 な 事 項 39 1 計 画 推 進 のための 体 制 39 2 その 他 39 資 料 編 40 1 特 定 建 築 物 の 要 件 41 2 建 築 物 の 耐 震 化 の 促 進 に 係 る 施 策 45 3 緊 急 輸 送 道 路 及 び 避 難 所 47
第 1 計 画 の 概 要 1 計 画 の 目 的 浅 口 市 耐 震 改 修 促 進 計 画 ( 以 下 本 計 画 という )は 市 内 の 住 宅 及 び 建 築 物 の 耐 震 化 の 促 進 を 図 ることをもって 地 震 による 建 築 物 の 倒 壊 等 の 被 害 から 市 民 の 生 命 身 体 及 び 財 産 を 保 護 することを 目 的 とします 2 計 画 の 背 景 等 (1) 計 画 の 背 景 平 成 7 年 1 月 の 阪 神 淡 路 大 震 災 では 地 震 により 6,434 人 の 尊 い 生 命 が 奪 われました このうち 地 震 による 直 接 的 な 死 者 は 5,502 人 ですが この 約 9 割 にあたる 4,831 人 の 死 因 は 住 宅 建 築 物 の 倒 壊 等 によるものであったとされています その 後 平 成 16 年 10 月 の 新 潟 県 中 越 地 震 平 成 17 年 3 月 の 福 岡 県 西 方 沖 地 震 など こ れまで 地 震 発 生 の 可 能 性 が 低 いとされていた 地 域 においても 大 地 震 が 発 生 してきました このような 中 国 の 中 央 防 災 会 議 において 建 築 物 の 耐 震 改 修 は 全 国 的 に 取 り 組 むべき 社 会 全 体 の 緊 急 課 題 と 位 置 付 けられ また それを 促 進 するために 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 促 進 に 関 する 法 律 ( 平 成 7 年 法 律 第 123 号 以 下 耐 震 改 修 促 進 法 という ) が 平 成 18 年 1 月 に 改 正 され 県 及 び 市 町 村 単 位 で 耐 震 改 修 促 進 計 画 を 策 定 し 各 自 治 体 に おいて 建 築 物 の 耐 震 化 を 計 画 的 に 促 進 することと 規 定 されました 本 市 では 平 成 17 年 度 改 正 耐 震 改 修 促 進 法 第 6 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づく 浅 口 市 耐 震 改 修 促 進 計 画 を 平 成 20 年 3 月 に 策 定 し 平 成 27 年 度 を 目 標 年 次 とした 耐 震 化 の 目 標 や 耐 震 診 断 等 の 促 進 を 図 るための 施 策 等 を 定 めました 当 初 計 画 策 定 後 も 平 成 20 年 6 月 に 岩 手 宮 城 内 陸 沖 地 震 などが 発 生 し 特 に 平 成 23 年 3 月 に 発 生 した 東 日 本 大 震 災 は これまでの 想 定 をはるかに 超 える 巨 大 な 地 震 と 津 波 によ り 一 度 の 災 害 で 戦 後 最 大 の 人 命 が 失 われるなど 甚 大 な 被 害 をもたらしました さらに 南 海 トラフ 地 震 日 本 海 溝 千 島 海 溝 周 辺 海 溝 型 地 震 及 び 首 都 直 下 地 震 につい ては 発 生 の 切 迫 性 が 指 摘 され ひとたび 地 震 が 発 生 すると 被 害 は 甚 大 なものになると 想 定 されています 特 に 南 海 トラフ 地 震 のうち 想 定 される 最 大 規 模 の 地 震 ( 中 央 防 災 会 議 の 定 義 より 以 下 南 海 トラフ 巨 大 地 震 という )については 東 日 本 大 震 災 を 上 回 る 被 害 が 想 定 されており 本 市 においても 甚 大 な 被 害 をもたらすことが 想 定 されています このような 背 景 から 想 定 される 被 害 を 未 然 に 防 止 するためには 建 築 物 の 耐 震 化 を 強 力 に 推 進 していくことが 不 可 欠 であることから 既 存 建 築 物 の 耐 震 化 を 緊 急 に 促 進 するた め 平 成 25 年 5 月 に 耐 震 改 修 促 進 法 が 改 正 ( 平 成 25 年 11 月 施 行 )され 要 緊 急 安 全 確 認 大 規 模 建 築 物 に 対 する 耐 震 診 断 の 義 務 化 等 の 規 制 強 化 が 行 われています - 1 -
(2) 建 築 物 の 耐 震 化 の 重 要 性 大 地 震 の 発 生 を 阻 止 することは 困 難 ですが 大 地 震 による 人 的 経 済 的 被 害 を 軽 減 する ことは 可 能 です とりわけ 建 築 物 の 倒 壊 等 の 被 害 は その 倒 壊 等 が 人 的 被 害 を 引 き 起 こすだけでなく 1 火 災 の 発 生 2 多 数 の 避 難 者 の 発 生 3 救 助 活 動 の 妨 げ 4がれきや 廃 材 の 大 量 発 生 等 の 被 害 拡 大 及 び 事 後 対 策 の 増 大 の 要 因 であることが 判 明 しています 建 築 物 の 耐 震 化 などの 地 震 防 災 対 策 の 充 実 促 進 が 何 よりも 重 要 であるという 理 由 がこ こにあります 3 計 画 の 位 置 付 け 本 計 画 は 耐 震 改 修 促 進 法 第 6 条 第 5 項 に 基 づき 国 の 基 本 方 針 及 び 岡 山 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 ( 平 成 19 年 1 月 策 定 平 成 28 年 3 月 改 定 )を 勘 案 し 策 定 しています 本 計 画 は 浅 口 市 地 域 防 災 計 画 ( 平 成 19 年 3 月 策 定 平 成 28 年 3 月 改 定 )との 整 合 を 図 ります 法 律 災 害 対 策 基 本 法 耐 震 改 修 促 進 法 建 築 基 準 法 浅 口 市 内 の 建 築 物 の 耐 震 化 対 策 新 建 築 物 対 策 国 防 災 基 本 計 画 国 の 基 本 方 針 確 認 申 請 岡 山 県 岡 山 県 地 域 防 災 計 画 震 災 対 策 編 岡 山 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 所 管 行 政 庁 特 定 行 政 庁 勧 告 是 正 命 令 既 存 建 築 物 対 策 国 有 建 築 物 特 定 建 築 物 への 指 導 指 示 県 有 建 築 物 浅 口 市 浅 口 市 地 域 防 災 計 画 震 災 対 策 編 浅 口 市 耐 震 改 修 促 進 計 画 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 計 画 的 な 実 施 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 普 及 啓 発 支 援 市 有 建 築 物 民 間 建 築 物 図 1-1 本 計 画 の 位 置 付 け 4 計 画 の 期 間 本 計 画 は 平 成 17 年 の 耐 震 改 修 促 進 法 の 改 正 を 受 け 平 成 20 年 3 月 に 当 初 計 画 を 策 定 し 平 成 27 年 度 を 目 標 年 次 として 市 内 の 耐 震 診 断 と 耐 震 改 修 の 促 進 に 取 り 組 んできました 当 初 計 画 の 計 画 年 度 の 終 了 を 受 けて 本 計 画 を 見 直 し 平 成 32 年 度 を 目 標 年 次 とした 平 成 28 年 度 から5 年 間 の 建 築 物 の 耐 震 化 に 向 けた 取 組 方 針 を 定 めます 計 画 期 間 は 上 位 計 画 である 岡 山 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 の 計 画 期 間 が 平 成 28 年 度 から 平 成 32 年 度 までであるこ とを 踏 まえて 設 定 しています - 2 -
なお 本 計 画 は 事 業 進 捗 状 況 社 会 情 勢 の 変 化 等 を 踏 まえ 必 要 に 応 じて 適 宜 見 直 しを 行 います H20 年 度 H27 年 度 当 初 計 画 期 間 H28 年 度 H32 年 度 改 定 計 画 期 間 計 画 期 間 の 見 直 し 図 1-2 計 画 の 期 間 5 耐 震 化 を 図 る 建 築 物 市 では 昭 和 56 年 5 月 31 日 以 前 に 着 工 し 建 築 基 準 法 等 の 耐 震 関 係 規 に 適 合 していない 全 ての 耐 震 強 度 が 不 足 する 建 築 物 の 耐 震 化 を 促 進 します 特 に 次 の1~5に 掲 げる 建 築 物 の 耐 震 化 に 取 り 組 んでいきます 1 住 宅 住 宅 は 人 生 の 大 半 を 過 ごす 欠 くことのできない 生 活 の 基 盤 であり 市 民 の 生 命 身 体 及 び 財 産 を 守 ることはもとより 地 域 全 体 が 被 災 することを 防 ぐという 観 点 からも その 耐 震 化 を 積 極 的 に 促 進 します 2 特 定 建 築 物 ( 耐 震 改 修 促 進 法 第 14 条 第 1 号 から 第 3 号 資 料 編 表 -1 参 照 ) 本 計 画 においては 耐 震 改 修 促 進 法 第 14 条 に 定 める 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 と 用 途 規 模 要 件 が 同 じである 全 ての 建 築 物 を 特 定 建 築 物 とします 市 庁 舎 等 の 防 災 上 重 要 な 建 築 物 や 学 校 事 務 所 等 の 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 等 の 次 に 掲 げる 特 定 建 築 物 は 地 震 により 倒 壊 等 の 被 害 を 受 けた 場 合 の 社 会 的 影 響 が 著 しく 大 きいことから 強 力 に 耐 震 化 を 促 進 します ア 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 イ 地 震 発 生 時 に 倒 壊 等 により 多 大 な 被 害 につながるおそれがある 危 険 物 を 取 り 扱 う 建 築 物 ウ 地 震 発 生 時 に 倒 壊 した 場 合 通 行 を 確 保 すべき 道 路 を 閉 塞 させることとなる 沿 道 の 建 築 物 3 防 災 拠 点 となる 公 共 建 築 物 ( 資 料 編 表 -3 参 照 ) 浅 口 市 地 域 防 災 計 画 に 位 置 付 けのある 防 災 上 の 拠 点 となる 建 築 物 で 浅 口 市 が 所 有 し ている 公 共 建 築 物 について 重 点 的 に 耐 震 化 に 取 り 組 みます - 3 -
4 要 緊 急 安 全 確 認 大 規 模 建 築 物 ( 耐 震 改 修 促 進 法 附 則 第 3 条 資 料 編 表 -1 参 照 ) 耐 震 改 修 促 進 法 の 改 正 により 病 院 店 舗 ホテルなどの 不 特 定 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 学 校 老 人 ホームなどの 避 難 に 配 慮 を 要 する 方 が 利 用 する 建 築 物 及 び 危 険 物 を 一 定 量 以 上 貯 蔵 または 処 理 している 大 規 模 な 貯 蔵 場 等 のうち 大 規 模 なものについては 平 成 27 年 末 までに 耐 震 診 断 結 果 を 報 告 することが 義 務 付 けられ その 結 果 を 所 管 行 政 庁 が 公 表 することとなりました 県 と 連 携 して 指 導 助 言 等 を 適 切 に 行 い 要 緊 急 安 全 確 認 大 規 模 建 築 物 の 耐 震 化 を 促 進 します 5 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 ( 耐 震 改 修 促 進 法 第 5 6 7 条 資 料 編 表 -1 参 照 ) 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 又 は 市 町 村 耐 震 改 修 促 進 計 画 に 記 載 された 次 の 建 築 物 のう ち 耐 震 関 係 規 定 に 適 合 しない 建 築 物 は 所 管 行 政 庁 が 定 めた 期 限 までに 耐 震 診 断 結 果 を 報 告 することが 義 務 付 けられ その 結 果 を 所 管 行 政 庁 が 公 表 することとされました ア 大 規 模 な 地 震 が 発 生 した 場 合 においてその 利 用 を 確 保 することが 公 益 上 必 要 な 建 築 物 ( 法 第 7 条 第 1 号 ) イ 耐 震 診 断 を 行 わせ 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 を 図 ることが 必 要 な 相 当 数 の 建 築 物 が 集 合 し 又 は 集 合 することが 確 実 と 見 込 まれる 地 域 を 通 過 する 道 路 等 の 沿 道 建 築 物 ( 法 第 7 条 第 2 号 ) ( ア イを 総 称 して 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 という ) 県 と 連 携 して これらの 建 築 物 の 耐 震 化 についても 促 進 します - 4 -
第 2 想 定 される 地 震 の 規 模 想 定 される 被 害 の 状 況 1 想 定 される 地 震 の 規 模 岡 山 県 及 び 浅 口 市 の 地 震 防 災 対 策 上 重 要 と 考 えられる 大 規 模 な 地 震 として (1) 南 海 トラフ 巨 大 地 震 (2) 断 層 を 震 源 とする 断 層 型 地 震 があります 本 計 画 で 想 定 する 地 震 は(1) (2)の 両 方 で 想 定 される 地 震 の 規 模 は 以 下 のとおり です (1) 南 海 トラフ 巨 大 地 震 1 想 定 される 地 震 の 規 模 南 海 トラフ 巨 大 地 震 対 策 検 討 ワーキンググループ( 第 1 次 報 告 )( 平 成 24 年 8 月 29 日 発 表 )より 抜 粋 図 2-1 南 海 トラフ 巨 大 地 震 想 定 震 源 断 層 域 表 2-2 南 海 トラフ 巨 大 地 震 市 町 村 別 最 大 震 度 岡 山 県 想 定 震 度 6 強 岡 山 市 ( 北 区 を 除 く) 倉 敷 市 笠 岡 市 3 市 震 度 6 弱 岡 山 市 ( 北 区 ) 玉 野 市 井 原 市 総 社 市 備 前 市 瀬 戸 内 市 赤 磐 市 浅 口 市 和 気 町 早 島 町 里 庄 町 矢 掛 町 震 度 5 強 津 山 市 高 梁 市 新 見 市 真 庭 市 美 作 市 勝 央 町 久 米 南 町 美 咲 町 吉 備 中 央 町 8 市 4 町 5 市 4 町 震 度 5 弱 新 庄 村 鏡 野 町 奈 義 町 西 粟 倉 村 2 町 2 村 - 5 -
2 南 海 トラフ 巨 大 地 震 震 度 分 布 図 岡 山 県 想 定 図 2-3 岡 山 県 危 機 管 理 課 平 成 25 年 2 月 作 成 この 地 図 の 作 成 に 当 たっては 国 土 地 理 院 長 の 承 認 を 得 て 同 院 発 行 の 基 盤 地 図 情 報 を 使 用 した ( 承 認 番 号 平 24 情 使 第 706 号 ) また 国 土 交 通 省 の 国 土 数 値 情 報 ( 鉄 道 データ 高 速 道 路 時 系 列 データ 市 町 村 役 場 等 及 び 公 的 集 会 施 設 データ)を 使 用 した - 6 -
3 南 海 トラフ 巨 大 地 震 液 状 化 危 険 度 分 布 図 岡 山 県 想 定 図 2-4 岡 山 県 危 機 管 理 課 平 成 25 年 2 月 作 成 この 地 図 の 作 成 に 当 たっては 国 土 地 理 院 長 の 承 認 を 得 て 同 院 発 行 の 基 盤 地 図 情 報 を 使 用 した ( 承 認 番 号 平 24 情 使 第 706 号 ) また 国 土 交 通 省 の 国 土 数 値 情 報 ( 鉄 道 データ 高 速 道 路 時 系 列 データ 市 町 村 役 場 等 及 び 公 的 集 会 施 設 データ)を 使 用 した - 7 -
④ 南海トラフ巨大地震 ア 岡山県内 イ 岡山県内 図２ ６ 津波浸水想定図 岡山県想定 津波浸水想定図 地震により堤防等が破壊される場合 図２ ５ 津波浸水想定図 津波が越流したときに堤防等が破壊される場合 - 8 -
(2) 断 層 型 地 震 1 各 断 層 の 位 置 図 2-7 2 各 断 層 の 概 要 表 2-8 断 層 名 地 震 の 規 模 断 層 規 模 ( 延 長 深 度 ) 断 層 の 調 査 推 計 機 関 山 崎 断 層 帯 M 8.0 L= 80km W= 18km 国 ( 地 震 調 査 研 究 推 進 本 部 ) 那 岐 山 断 層 帯 M 7.6 L= 32km W= 26km 国 ( 地 震 調 査 研 究 推 進 本 部 ) 中 央 構 造 線 断 層 帯 M 8.0 L=132km W= 24km 国 ( 地 震 調 査 研 究 推 進 本 部 ) 長 者 ヶ 原 - 芳 井 断 層 M 7.4 L= 36km W= 18km 広 島 県 倉 吉 南 方 の 推 定 断 層 M 7.2 L= 30km W= 13km 鳥 取 県 大 立 断 層 田 代 峠 - 布 江 断 層 M 7.2 L= 30km W= 13km 鳥 取 県 鳥 取 県 西 部 地 震 M 7.3 L= 26km W= 14km 鳥 取 県 鹿 野 吉 岡 断 層 M 7.2 L= 33km W= 13km 鳥 取 県 長 尾 断 層 M 7.1 L= 26km W= 18km 国 ( 地 震 調 査 研 究 推 進 本 部 ) 宍 道 湖 南 方 の 地 震 M 7.3 L= 27km W= 14km 島 根 県 松 江 南 方 の 地 震 M 7.3 L= 27km W= 14km 島 根 県 宍 道 断 層 M 7.1 L= 22km W= 13km 島 根 県 地 震 の 規 模 欄 のMはマグニチュード - 9 -
3 各 断 層 型 地 震 の 概 要 表 2-9 断 層 名 山 崎 断 層 帯 ( ) 那 岐 山 断 層 帯 ( ) 中 央 構 造 線 断 層 帯 ( ) 長 者 ヶ 原 - 芳 井 断 層 倉 吉 南 方 の 推 定 断 層 大 立 断 層 田 代 峠 - 布 江 断 層 マグニチュード 8.0 7.6 8.0 7.4 7.2 7.2 発 生 確 率 ほぼ0 ~1% 0.06 ~0.1% ほぼ0~ 0.3% 0.09% 推 計 して いない 推 計 して いない 県 内 最 大 震 度 6 強 6 強 6 弱 6 強 6 強 6 強 津 山 市 津 山 市 岡 山 市 岡 山 市 真 庭 市 津 山 市 震 度 6 弱 以 上 の 市 町 村 ( 太 字 は 震 度 6 強 ) 美 作 市 真 庭 市 倉 敷 市 倉 敷 市 鏡 野 町 真 庭 市 鏡 野 町 美 作 市 笠 岡 市 笠 岡 市 新 庄 村 勝 央 町 鏡 野 町 井 原 市 鏡 野 町 奈 義 町 勝 央 町 浅 口 市 奈 義 町 西 粟 倉 村 奈 義 町 早 島 町 美 咲 町 里 庄 町 断 層 名 鳥 取 県 西 部 地 震 鹿 野 吉 岡 断 層 長 尾 断 層 ( ) 宍 道 湖 南 方 の 地 震 松 江 南 方 の 地 震 宍 道 断 層 マグニチュード 7.3 7.2 7.1 7.3 7.3 7.1 発 生 確 率 推 計 して いない 推 計 して いない ほぼ0% 推 計 して いない 推 計 して いない 0.1% 県 内 最 大 震 度 6 強 5 強 5 弱 4 4 4 震 度 6 弱 以 上 の 市 町 村 ( 太 字 は 震 度 6 強 ) 新 見 市 真 庭 市 新 庄 村 県 内 最 大 震 度 から それほど 大 きな 被 害 は 見 込 まれないことから 被 害 想 定 は 行 っていない 注 1 断 層 名 欄 の は 主 要 活 断 層 2 マグニチュードは 地 震 の 規 模 を 表 し 国 や 近 隣 県 が 推 計 し 被 害 想 定 に 用 いたもの 3 発 生 確 率 は 今 後 30 年 間 に 地 震 が 発 生 する 確 率 ( 地 震 調 査 推 進 研 究 本 部 産 業 技 術 総 合 研 究 所 ) - 10 -
4 震 度 分 布 図 液 状 化 危 険 度 分 布 図 図 2-10 断 層 型 地 震 における 震 度 6 弱 以 上 の 地 域 図 - 11 -
ア 山 崎 断 層 帯 主 部 ( 大 原 土 万 安 富 主 部 南 東 部 )の 地 震 による 震 度 分 布 図 岡 山 県 想 定 図 2-11 イ 山 崎 断 層 帯 主 部 ( 大 原 土 万 安 富 主 部 南 東 部 )の 地 震 による 液 状 化 危 険 度 分 布 図 岡 山 県 想 定 図 2-12 液 状 化 危 険 度 液 状 化 危 険 度 は 極 めて 高 い(15<PL) 液 状 化 危 険 度 は 高 い(5<PL 15) 液 状 化 危 険 度 は 低 い(0<PL 5) 液 状 化 危 険 度 はかなり 低 い(PL=0) - 12 -
ウ 那 岐 山 断 層 帯 の 地 震 による 震 度 分 布 図 岡 山 県 想 定 図 2-13 エ 那 岐 山 断 層 帯 の 地 震 による 液 状 化 危 険 度 分 布 図 岡 山 県 想 定 図 2-14 液 状 化 危 険 度 液 状 化 危 険 度 は 極 めて 高 い(15<PL) 液 状 化 危 険 度 は 高 い(5<PL 15) 液 状 化 危 険 度 は 低 い(0<PL 5) 液 状 化 危 険 度 はかなり 低 い(PL=0) - 13 -
オ 中 央 構 造 線 断 層 帯 ( 讃 岐 山 脈 南 縁 - 石 鎚 山 脈 北 縁 東 部 )の 地 震 による 震 度 分 布 図 岡 山 県 想 定 図 2-15 カ 中 央 構 造 線 断 層 帯 ( 讃 岐 山 脈 南 縁 - 石 鎚 山 脈 北 縁 東 部 )の 地 震 による 液 状 化 危 険 度 分 布 図 岡 山 県 想 定 図 2-16 液 状 化 危 険 度 液 状 化 危 険 度 は 極 めて 高 い(15<PL) 液 状 化 危 険 度 は 高 い(5<PL 15) 液 状 化 危 険 度 は 低 い(0<PL 5) 液 状 化 危 険 度 はかなり 低 い(PL=0) - 14 -
キ 長 者 ヶ 原 断 層 - 芳 井 断 層 の 地 震 による 震 度 分 布 図 岡 山 県 想 定 図 2-17 ク 長 者 ヶ 原 断 層 - 芳 井 断 層 の 地 震 による 液 状 化 危 険 度 分 布 図 岡 山 県 想 定 図 2-18 液 状 化 危 険 度 液 状 化 危 険 度 は 極 めて 高 い(15<PL) 液 状 化 危 険 度 は 高 い(5<PL 15) 液 状 化 危 険 度 は 低 い(0<PL 5) 液 状 化 危 険 度 はかなり 低 い(PL=0) - 15 -
ケ 倉 吉 南 方 の 推 定 断 層 の 地 震 による 震 度 分 布 図 岡 山 県 想 定 図 2-19 コ 倉 吉 南 方 の 推 定 断 層 の 地 震 による 液 状 化 危 険 度 分 布 図 岡 山 県 想 定 図 2-20 液 状 化 危 険 度 液 状 化 危 険 度 は 極 めて 高 い(15<PL) 液 状 化 危 険 度 は 高 い(5<PL 15) 液 状 化 危 険 度 は 低 い(0<PL 5) 液 状 化 危 険 度 はかなり 低 い(PL=0) - 16 -
サ 大 立 断 層 田 代 峠 - 布 江 断 層 の 地 震 による 震 度 分 布 図 岡 山 県 想 定 図 2-21 シ 大 立 断 層 田 代 峠 - 布 江 断 層 の 地 震 による 液 状 化 危 険 度 分 布 図 岡 山 県 想 定 図 2-22 液 状 化 危 険 度 液 状 化 危 険 度 は 極 めて 高 い(15<PL) 液 状 化 危 険 度 は 高 い(5<PL 15) 液 状 化 危 険 度 は 低 い(0<PL 5) 液 状 化 危 険 度 はかなり 低 い(PL=0) - 17 -
ス 鳥 取 県 西 部 地 震 による 震 度 分 布 図 岡 山 県 想 定 図 2-23 セ 鳥 取 県 西 部 地 震 による 液 状 化 危 険 度 分 布 図 岡 山 県 想 定 図 2-24 液 状 化 危 険 度 液 状 化 危 険 度 は 極 めて 高 い(15<PL) 液 状 化 危 険 度 は 高 い(5<PL 15) 液 状 化 危 険 度 は 低 い(0<PL 5) 液 状 化 危 険 度 はかなり 低 い(PL=0) - 18 -
2 想 定 される 被 害 の 状 況 岡 山 県 は 国 の 被 害 想 定 に 準 じて これまでの 検 討 結 果 を 活 用 し 地 震 により 堤 防 等 が 破 壊 される 条 件 での 津 波 浸 水 想 定 を 行 うなど (1) 南 海 トラフ 巨 大 地 震 (2) 断 層 型 地 震 を 対 象 に 被 害 想 定 を 行 っています 想 定 される 被 害 の 状 況 は 以 下 のとおりです (1) 南 海 トラフ 巨 大 地 震 の 被 害 想 定 1 建 物 被 害 ( 被 害 が 最 大 となるもの) 冬 18 時 に 発 生 した 場 合 表 2-25 項 目 県 棟 数 浅 口 市 揺 れによる 全 壊 4,690 棟 73 棟 液 状 化 による 全 壊 大 規 模 半 壊 13,345 棟 268 棟 津 波 による 全 壊 ( 地 震 により 堤 防 等 が 破 壊 される 場 合 ) 8,817 棟 84 棟 急 傾 斜 地 崩 壊 による 全 壊 221 棟 7 棟 地 震 火 災 による 焼 失 3,911 棟 2 棟 合 計 ( 棟 ) 30,984 棟 434 棟 2 人 的 被 害 ア 死 者 数 ( 被 害 が 最 大 となるもの) 冬 深 夜 に 発 生 した 場 合 表 2-26 項 目 県 人 数 浅 口 市 建 物 倒 壊 による 死 者 数 305 人 5 人 津 波 による 死 者 数 ( 地 震 により 堤 防 等 が 破 壊 される 場 合 ) 2,786 人 7 人 急 傾 斜 地 崩 壊 による 死 者 数 20 人 1 人 地 震 火 災 による 死 者 数 0 人 0 人 屋 外 転 倒 物 落 下 物 による 死 者 数 0 人 0 人 合 計 ( 人 ) 3,111 人 13 人 早 期 避 難 率 低 ( 直 接 避 難 20% 用 事 後 避 難 50% 切 迫 避 難 30%)の 条 件 で 算 定 - 19 -
イ 負 傷 者 数 ( 被 害 が 最 大 となるもの) 冬 深 夜 に 発 生 した 場 合 表 2-27 項 目 県 人 数 浅 口 市 建 物 倒 壊 による 負 傷 者 数 7,534 人 185 人 津 波 による 負 傷 者 数 ( 地 震 により 堤 防 等 が 破 壊 される 場 合 ) 4,184 人 5 人 急 傾 斜 地 崩 壊 による 負 傷 者 数 25 人 1 人 地 震 火 災 による 負 傷 者 数 2 人 0 人 屋 外 転 倒 物 落 下 物 による 負 傷 者 数 0 人 0 人 合 計 ( 人 ) 11,745 人 191 人 - 20 -
(2) 断 層 型 地 震 の 被 害 想 定 表 2-28 断 層 名 市 内 最 大 震 度 被 害 項 目 ( 市 内 の 被 害 が 最 大 となるケース) 建 物 全 壊 ( 棟 ) 死 者 数 ( 人 ) 最 大 避 難 者 数 ( 人 ) 山 崎 断 層 帯 4 那 岐 山 断 層 帯 4 ( 季 節 時 間 帯 による 変 化 なし) 0 棟 0 人 0 人 ( 季 節 時 間 帯 による 変 化 なし) 0 棟 0 人 0 人 中 央 構 造 線 断 層 帯 長 者 ヶ 原 - 芳 井 断 層 倉 吉 南 方 の 推 定 断 層 大 立 断 層 田 代 峠 - 布 江 断 層 5 強 6 弱 3 以 下 4 冬 18 時 ( 季 節 時 間 帯 による 変 化 なし) 2 棟 0 人 32 人 ( 季 節 時 間 帯 に よる 変 化 なし) 冬 18 時 7 棟 0 人 124 人 ( 季 節 時 間 帯 による 変 化 なし) 0 棟 0 人 0 人 ( 季 節 時 間 帯 による 変 化 なし) 0 棟 0 人 0 人 鳥 取 県 西 部 地 震 4 ( 季 節 時 間 帯 による 変 化 なし) 0 棟 0 人 0 人 鹿 野 吉 岡 断 層 4 長 尾 断 層 4 宍 道 湖 南 方 の 地 震 3 以 下 県 内 最 大 震 度 から それほど 大 きな 被 害 は 見 込 まれない ことから 被 害 想 定 を 行 っていない 松 江 南 方 の 地 震 3 以 下 宍 道 断 層 3 以 下 被 害 想 定 は 3 種 類 の 季 節 時 間 帯 ( 冬 深 夜 夏 12 時 冬 18 時 )で 被 害 が 最 大 となる ケースを 表 示 する 建 物 全 壊 死 者 数 は 揺 れ 液 状 化 火 災 等 の 合 計 値 を 表 す 最 大 避 難 者 数 は 発 災 後 1 週 間 後 の 数 値 - 21 -
第 3 建 築 物 の 耐 震 化 の 現 状 と 目 標 1 住 宅 の 現 状 と 目 標 (1) 住 宅 の 現 状 平 成 27 年 度 末 現 在 本 市 の 住 宅 総 数 は 約 12,300 戸 うち 耐 震 性 を 満 たす 住 宅 は 約 7,890 戸 ( 約 64%)で 耐 震 性 が 不 十 分 な 住 宅 は 約 4,410 戸 ( 約 36%)と 推 計 されま す 耐 震 性 を 満 たす 住 宅 の 比 率 は 国 の 82%( 平 成 25 年 )や 岡 山 県 の 75%( 平 成 26 年 度 末 )より 低 くなっています 浅 口 市 における 住 宅 の 耐 震 化 の 現 状 は 次 のとおりです 表 3-1 住 宅 の 耐 震 化 率 区 分 当 初 の 耐 震 化 率 現 状 の 耐 震 化 率 住 宅 56% 64% ( 浅 口 市 ) ( 平 成 18 年 度 末 ) ( 平 成 27 年 度 末 ) 住 宅 67% 75% 参 ( 岡 山 県 ) ( 平 成 17 年 度 末 ) ( 平 成 26 年 度 末 ) 考 住 宅 75% 82% ( 国 ) ( 平 成 15 年 ) ( 平 成 25 年 ) - 22 -
耐 震 性 が 不 十 分 な 住 宅 4,410 戸 (36%) 新 耐 震 基 準 の 住 宅 6,520 戸 耐 震 性 が 不 足 した 住 宅 昭 和 住 宅 総 数 昭 和 住 宅 4,410 戸 55 年 12,300 戸 56 年 以 前 以 降 耐 震 性 を 満 たす 住 宅 7,890 戸 (64%) 耐 震 改 修 済 みの 住 宅 240 戸 耐 震 診 断 の 結 果 耐 震 性 がある 住 宅 1,130 戸 住 宅 土 地 統 計 調 査 を 用 いて 国 の 推 計 方 法 に 準 じて 推 計 しました 耐 震 性 を 満 たす 住 宅 ( 新 耐 震 基 準 )は 昭 和 57 年 以 降 に 建 築 された 住 宅 が 該 当 しますが ここでは 住 宅 土 地 統 計 調 査 結 果 が 昭 和 55 年 以 前 と 昭 和 56 年 以 降 に 区 分 されていることから 昭 和 56 年 以 降 に 建 築 された 住 宅 を 耐 震 性 を 満 たす 住 宅 としています なお 耐 震 性 を 満 たす 住 宅 の 中 に 昭 和 55 年 以 前 に 建 築 された 住 宅 で 耐 震 診 断 の 結 果 や 耐 震 改 修 により 耐 震 性 を 満 たす 住 宅 も 含 めて 集 計 しています 図 3-2 住 宅 の 耐 震 化 の 現 状 ( 平 成 27 年 度 末 推 計 ) (2) 住 宅 の 耐 震 化 の 目 標 表 3-3 住 宅 の 耐 震 化 の 目 標 区 分 現 状 の 耐 震 化 率 当 初 目 標 とした 耐 震 化 率 目 標 の 耐 震 化 率 ( 平 成 27 年 度 末 ) ( 平 成 32 年 度 末 ) 住 宅 ( 浅 口 市 ) 64% ( 平 成 27 年 度 末 ) 参 住 宅 ( 岡 山 県 ) 75% ( 平 成 26 年 度 末 ) 90% 95% 考 住 宅 82% ( 国 ) ( 平 成 25 年 ) - 23 -
市 内 の 住 宅 総 数 は 平 成 18 年 度 末 時 点 の 11,920 戸 から 平 成 27 年 度 末 に 12,300 戸 へ 増 加 し 平 成 32 年 度 末 には 12,460 戸 になると 予 測 されます 目 標 達 成 のためには 耐 震 性 を 満 たす 住 宅 を 平 成 32 年 度 末 には 11,840 戸 にするこ とが 必 要 となります しかし 現 状 の 住 宅 建 設 や 耐 震 改 修 実 績 で 推 移 すると 平 成 32 年 度 末 の 耐 震 性 を 満 た す 住 宅 は 8,340 戸 耐 震 化 率 は 67%と 推 測 されます このことから 目 標 を 達 成 するためには 平 成 27 年 度 末 から 平 成 32 年 度 末 の5 年 間 で 3,500 戸 (700 戸 / 年 )の 耐 震 化 を 促 進 することが 必 要 となります 平 成 27 年 度 末 耐 震 化 率 64% 4,410 240 1,130 6,520 総 数 12,300 戸 平 成 32 年 度 末 総 量 推 計 4,120 290 1,070 6,980 総 数 12,460 戸 耐 震 化 率 67% 平 成 32 年 度 末 施 策 効 果 620 3,500 290 1,070 6,980 総 数 12,460 戸 耐 震 化 率 95% 昭 和 55 年 以 前 耐 震 性 不 十 分 施 策 の 効 果 昭 和 55 年 以 前 耐 震 改 修 済 み 昭 和 55 年 以 前 耐 震 性 あり 昭 和 56 年 以 降 耐 震 性 あり 住 宅 土 地 統 計 調 査 を 用 いて 国 の 推 計 方 法 に 準 じて 推 計 しました 耐 震 性 を 満 たす 住 宅 ( 新 耐 震 基 準 )は 昭 和 57 年 以 降 に 建 築 された 住 宅 が 該 当 しますが ここでは 住 宅 土 地 統 計 調 査 結 果 が 昭 和 55 年 以 前 と 昭 和 56 年 以 降 に 区 分 されていることから 昭 和 56 年 以 降 に 建 築 された 住 宅 を 耐 震 性 を 満 たす 住 宅 としています なお 耐 震 性 を 満 たす 住 宅 の 中 に 昭 和 55 年 以 前 に 建 築 された 住 宅 で 耐 震 診 断 の 結 果 や 耐 震 改 修 により 耐 震 性 を 満 たす 住 宅 も 含 めて 集 計 しています 図 3-4 住 宅 の 耐 震 化 の 現 状 と 目 標 - 24 -
2 特 定 建 築 物 の 現 状 と 目 標 (1) 特 定 建 築 物 の 現 状 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 は 総 数 63 棟 耐 震 性 を 満 たす 建 築 物 は 53 棟 で 耐 震 化 率 は 約 84%になっています 危 険 物 を 取 り 扱 う 建 築 物 は 総 数 18 棟 耐 震 性 を 満 たす 建 築 物 は 15 棟 で 耐 震 化 率 は 約 83%になっています 表 3-5 特 定 建 築 物 の 現 状 ( 平 成 26 年 度 末 ) 区 分 用 途 昭 和 56 年 以 前 の 建 築 物 1 昭 和 57 年 以 降 の 建 築 物 2 建 築 物 合 計 3=1+2 耐 震 診 断 推 計 合 格 率 4 1のうち 耐 震 性 有 建 築 物 数 5=1 4 耐 震 性 有 建 築 物 合 計 6=2+5 耐 震 化 率 7=6 3 1 災 害 対 策 本 部 及 び 現 地 対 策 本 部 を 設 置 し 被 災 後 応 急 活 動 や 復 旧 活 動 の 拠 点 となる 建 築 物 県 市 町 村 の 庁 舎 警 察 本 部 警 察 署 で 地 域 防 災 計 画 等 で 定 め るもの 2 1 3 全 て 公 共 建 築 物 の 為 推 計 値 は 使 用 しない 0 1 33% 2 被 災 時 に 避 難 者 及 び 傷 病 者 の 救 援 活 動 な ど 救 助 活 動 の 拠 点 となる 建 築 物 公 立 の 学 校 病 院 体 育 館 公 民 館 各 種 セン ター 消 防 署 等 で 地 域 防 災 計 画 等 で 定 めるもの 学 校 17 5 22 14 19 86% 全 て 公 共 その 他 1 5 6 建 築 物 の 為 推 計 値 は 0 5 83% 使 用 しない 区 分 小 計 18 10 28 14 24 86% 学 校 1 2 3 29.8% 0 2 67% 3 不 特 定 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 病 院 劇 場 観 覧 場 集 会 場 展 示 場 百 貨 店 等 で 法 の 指 示 対 象 建 築 物 病 院 2 1 3 42.1% 1 2 67% 社 会 福 祉 ホテル 旅 館 等 店 舗 百 貨 店 0 1 1 44.6% 0 1 100% 0 1 1 35.8% 0 1 100% 0 1 1 47.8% 0 1 100% 区 分 小 計 3 6 9-1 7 78% 学 校 1 0 1 29.8% 0 0 0% 病 院 0 1 1 42.1% 0 1 100% 4 その 他 の 建 築 物 賃 貸 住 宅 ( 共 同 住 宅 に 限 る ) 寄 宿 舎 下 宿 事 務 所 工 場 等 社 会 福 祉 店 舗 百 貨 店 賃 貸 共 同 住 宅 0 4 4 44.6% 0 4 100% 0 1 1 47.8% 0 1 100% 1 1 2 76.0% 1 2 100% その 他 1 13 14 49.6% 0 13 93% 区 分 小 計 3 20 23-1 21 91% 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 合 計 26 37 63-16 53 84% 危 険 物 の 貯 蔵 又 は 処 理 場 の 用 途 に 供 する 建 築 物 5 13 18 49.6% 2 15 83% ( 耐 震 化 率 の 算 定 方 法 ) 本 計 画 において 耐 震 改 修 促 進 法 第 14 条 に 定 める 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 と 用 途 規 模 要 件 が - 25 -
同 じ 全 ての 建 築 物 を 特 定 建 築 物 としています 資 料 編 表 -1 参 照 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 の 区 分 は 基 本 方 針 の 区 分 によります 資 料 編 表 -3 参 照 特 定 建 築 物 耐 震 化 台 帳 に 記 載 され 資 料 編 表 -1の 用 途 規 模 要 件 を 満 たす 建 築 物 を 計 上 して います 公 共 建 築 物 は 各 施 設 管 理 者 から 報 告 のあった 実 績 値 を 採 用 し また 民 間 建 築 物 は 国 の 推 計 方 法 に 準 じて 算 定 した 推 計 値 を 採 用 しています (2) 特 定 建 築 物 の 耐 震 化 の 目 標 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 等 の 特 定 建 築 物 について 平 成 32 年 度 末 の 耐 震 化 率 の 目 標 値 は 下 表 に 示 すように 災 害 対 策 本 部 となる 公 共 建 築 物 を 100%とするほか その 他 の 特 定 建 築 物 を 耐 震 化 率 95%とします 表 3-6 特 定 建 築 物 の 耐 震 化 の 現 状 と 目 標 区 分 用 途 計 画 当 初 の 耐 震 化 率 現 状 の 耐 震 化 率 当 初 目 標 耐 震 化 率 目 標 の 耐 震 化 率 ( 平 成 18 年 度 末 ) ( 平 成 26 年 度 末 ) ( 平 成 27 年 度 末 ) ( 平 成 32 年 度 末 ) 1 災 害 対 策 本 部 及 び 現 地 対 策 本 部 を 設 置 し 被 災 後 応 急 活 動 や 復 旧 活 動 の 拠 点 となる 建 築 物 2 被 災 時 に 避 難 者 及 び 傷 病 者 の 救 援 活 動 など 救 助 活 動 の 拠 点 となる 建 築 物 3 不 特 定 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 県 市 町 村 の 庁 舎 警 察 本 部 警 察 署 で 地 域 防 災 計 画 等 で 定 めるもの 公 立 の 学 校 病 院 体 育 館 公 民 館 各 種 セン ター 消 防 署 等 で 地 域 防 災 計 画 等 で 定 めるもの 病 院 劇 場 観 覧 場 集 会 場 展 示 場 百 貨 店 等 で 法 の 指 示 対 象 建 築 物 33% 33% 100% 100% 59% 86% 80% 95% 90% 78% 90% 95% 4 その 他 の 建 築 物 賃 貸 住 宅 ( 共 同 住 宅 に 限 る ) 寄 宿 舎 下 宿 事 務 所 工 場 等 90% 91% 90% 95% 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 合 計 73% 84% 85% 95% 危 険 物 の 貯 蔵 又 は 処 理 場 の 用 途 に 供 する 建 築 物 85% 83% 85% 95% ( 耐 震 化 率 の 算 定 方 法 等 ) 表 3-5 特 定 建 築 物 の 現 状 ( 平 成 26 年 度 末 )と 同 様 です - 26 -
第 4 建 築 物 の 耐 震 化 の 促 進 に 係 る 基 本 的 な 方 針 1 耐 震 化 の 課 題 建 築 物 の 耐 震 化 を 促 進 するためには 次 のような 課 題 ( 耐 震 化 を 阻 害 する 要 因 )に 対 し て 適 切 な 施 策 を 実 施 していく 必 要 があります 建 築 物 の 耐 震 化 を 促 進 するための 課 題 建 築 物 の 耐 震 化 を 支 援 する 補 助 制 度 を 知 らない 補 強 工 事 にお 金 がかかる また 補 強 の 効 果 が 信 用 できない 自 分 の 家 や 建 築 物 は 大 丈 夫 だと 思 っている ( 地 震 は 来 ないと 思 っている ) 誰 に 頼 んで 良 いかわからない 改 修 工 事 にはトラブルが 多 いと 聞 いている 2 役 割 分 担 の 考 え 方 地 震 による 被 害 を 最 小 限 度 にとどめるためには 市 民 事 業 者 市 及 び 県 が 相 互 に 信 頼 関 係 に 基 づき 自 らの 生 命 は 自 ら 守 る という 自 助 の 考 え 方 自 らの 地 域 は 自 ら 守 る という 共 助 の 考 え 方 及 び 行 政 が 担 う 公 助 の 考 え 方 を 基 に 建 築 物 の 耐 震 化 の 促 進 について 協 働 し 連 携 することが 必 要 です 市 民 事 業 者 市 及 び 県 が 危 機 意 識 を 共 有 しつつ それぞれの 役 割 を 自 覚 して 建 築 物 の 耐 震 化 を 推 進 していきます (1) 市 民 事 業 者 の 役 割 市 民 及 び 事 業 者 は 所 有 する 建 築 物 の 地 震 に 対 する 安 全 性 を 確 保 するとともに その 向 上 を 図 るよう 努 めるものとします 市 民 及 び 事 業 者 は 所 有 する 特 定 建 築 物 について 耐 震 診 断 を 行 い 必 要 に 応 じ 耐 震 改 修 を 行 うよう 努 めるものとします (2) 市 県 の 役 割 市 及 び 県 は 建 築 物 の 地 震 に 対 する 安 全 性 の 向 上 に 関 する 啓 発 及 び 知 識 の 普 及 に 努 め ます 市 及 び 県 は 建 築 物 の 所 有 者 として 自 ら 所 有 する 公 共 建 築 物 の 耐 震 化 に 率 先 して 取 り 組 みます 所 管 行 政 庁 である 県 は 特 定 建 築 物 の 所 有 者 に 対 し 特 定 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 について 必 要 な 指 導 及 び 助 言 を 行 い 市 は 県 と 連 携 して 民 間 の 特 定 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 に 努 めます - 27 -
市 及 び 県 は 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 を 図 るため 資 金 の 融 通 又 はあっ せん 資 料 の 提 供 その 他 の 措 置 を 講 ずるよう 努 めます 3 施 策 の 展 開 (1) 施 策 の 基 本 方 針 個 人 の 財 産 である 建 築 物 については 基 本 的 に 所 有 者 の 責 任 において 耐 震 化 されるべき ものです しかし 耐 震 化 により 建 物 被 害 が 軽 減 されることにより 人 的 被 害 も 軽 減 され ること 仮 設 住 宅 やがれきの 減 尐 が 図 られ 早 期 の 復 旧 復 興 に 寄 与 すること 避 難 経 路 が 確 保 されること 等 から 施 策 を 展 開 し 耐 震 化 の 促 進 を 引 き 続 き 図 っていきます ただし 展 開 する 各 施 策 は 市 の 財 政 状 況 等 を 考 慮 したうえで 実 施 するものとします 1 建 築 物 の 耐 震 化 の 推 進 のためには 自 助 共 助 の 考 え 方 を 基 に 地 域 防 災 対 策 は 自 らの 問 題 地 域 の 問 題 という 意 識 を 持 つことが 重 要 であり 市 民 事 業 者 に 対 して 防 災 意 識 の 向 上 と 建 築 物 の 耐 震 化 の 必 要 性 重 要 性 の 普 及 啓 発 に 取 り 組 みます 2 建 築 物 の 所 有 者 による 耐 震 化 への 取 り 組 みをできる 限 り 支 援 するという 観 点 から 所 有 者 にとって 耐 震 化 を 行 いやすい 環 境 の 整 備 や 負 担 軽 減 のための 制 度 の 実 施 等 耐 震 化 の 促 進 に 必 要 な 施 策 を 講 じます (2) 施 策 の 体 系 建 築 物 の 耐 震 化 の 促 進 に 係 る 施 策 安 心 して 耐 震 化 を 行 うことができるようにするための 環 境 整 備 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 を 図 るための 支 援 策 地 震 時 の 総 合 的 な 安 全 対 策 地 震 発 生 時 に 通 行 を 確 保 すべき 道 路 に 関 する 事 項 地 震 に 伴 うがけ 崩 れ 等 による 建 築 物 被 害 の 軽 減 対 策 建 築 物 の 耐 震 化 に 関 する 啓 発 及 び 知 識 の 普 及 地 震 ハザードマップの 作 成 公 表 パンフレット 等 の 配 布 地 域 の 連 携 支 援 - 28 -
第 5 建 築 物 の 耐 震 化 の 促 進 に 係 る 施 策 1 安 心 して 耐 震 化 を 行 うことができるようにするための 環 境 整 備 市 は 県 及 び 建 築 関 連 団 体 と 連 携 し 市 民 が 気 軽 に 相 談 できる 環 境 を 整 備 するため 相 談 窓 口 を 設 けています この 窓 口 においては 耐 震 診 断 や 耐 震 改 修 に 関 する 一 般 的 な 相 談 だけでなく 市 が 実 施 する 耐 震 化 に 係 る 施 策 や 助 成 事 業 国 の 税 制 ( 耐 震 改 修 促 進 税 制 等 ) 融 資 制 度 等 についての 情 報 提 供 など 総 合 的 な 対 応 を 行 っていきます 2 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 を 図 るための 支 援 策 市 は 県 と 連 携 して 国 の 住 宅 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 等 の 補 助 制 度 を 活 用 し 各 種 補 助 制 度 の 充 実 を 引 き 続 き 図 っていきます 表 5-1 本 市 の 補 助 事 業 の 概 要 住 宅 ( 平 成 28 年 度 ) 名 称 補 助 対 象 建 築 物 及 び 事 業 補 助 率 ( 上 限 額 あり) 国 県 市 昭 和 56 年 5 月 31 日 以 前 に 着 工 簡 易 診 断 20/42 10/42 10/42 された 地 上 階 数 2 以 下 の 木 造 一 木 造 住 宅 耐 震 診 断 事 業 戸 建 て 住 宅 耐 震 診 断 補 強 計 画 等 ( 岡 山 県 木 造 住 宅 耐 震 診 断 マニュアル に 掲 げる 簡 易 診 一 般 診 断 30/70 15/70 15/70 断 一 般 診 断 ( 現 況 診 断 補 強 計 画 )は 定 額 補 助 とする ) 上 記 以 外 1/3 1/6 1/6 戸 建 て 住 宅 耐 震 診 断 事 業 昭 和 56 年 5 月 31 日 以 前 に 着 工 された 地 上 階 数 2 以 下 の 木 造 以 外 の 一 戸 建 て 住 宅 耐 震 診 断 ( 現 況 診 断 補 強 計 画 ) 1/3 1/6 1/6-29 -
木 造 住 宅 耐 震 改 修 事 業 昭 和 56 年 5 月 31 日 以 前 に 着 工 された 地 上 階 数 2 以 下 の 木 造 一 戸 建 て 住 宅 全 体 耐 震 改 修 11.5% - 11.5% 表 5-2 本 市 の 補 助 事 業 の 概 要 建 築 物 ( 平 成 28 年 度 ) 建 築 物 名 称 耐 震 診 断 事 業 補 助 対 象 建 築 物 及 び 事 業 昭 和 56 年 5 月 31 日 以 前 に 着 工 された 一 戸 建 て 住 宅 以 外 の 建 築 物 耐 震 診 断 ( 現 況 診 断 補 強 計 画 ) 補 助 率 ( 上 限 額 あり) 国 県 市 1/3 1/6 1/6 3 地 震 時 の 総 合 的 な 安 全 対 策 (1) 建 築 物 の 耐 震 化 に 加 えて 行 うべき 事 前 対 策 平 成 17 年 3 月 の 福 岡 県 西 方 沖 地 震 や 同 年 8 月 の 宮 城 県 沖 地 震 平 成 23 年 3 月 の 東 日 本 大 震 災 の 被 害 の 状 況 から ブロック 塀 の 安 全 対 策 ガラスの 破 損 や 天 井 の 落 下 防 止 対 策 等 の 必 要 性 が 改 めて 指 摘 されています また 平 成 17 年 7 月 に 発 生 した 千 葉 県 北 西 部 地 震 で は エレベーターの 閉 じ 込 め 事 故 や 運 転 停 止 が 多 数 発 生 するとともに 救 出 や 復 旧 に 時 間 を 要 したことから エレベーターの 地 震 防 災 対 策 を 早 急 に 取 り 組 む 必 要 性 があります このようなことから 地 震 時 の 被 害 を 縮 小 し 迅 速 な 復 旧 作 業 を 行 うために 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 だけでなく 総 合 的 な 安 全 対 策 を 推 進 し 以 下 の 施 策 を 行 っていきま す 1 ブロック 塀 等 の 倒 壊 防 止 地 震 時 にブロック 塀 等 が 倒 壊 すれば 死 傷 者 の 発 生 や 道 路 を 塞 ぐことにより 避 難 救 援 活 動 に 支 障 をきたすことになります このため 市 は 県 と 連 携 してパンフレット 等 を 通 じてブロック 塀 等 の 倒 壊 の 危 険 性 を 市 民 に 啓 発 するとともに 補 強 方 法 等 の 普 及 を 図 り 必 要 に 応 じて 改 善 を 促 します 2 窓 ガラスや 屋 外 看 板 等 の 落 下 防 止 窓 ガラスの 破 損 や 屋 外 看 板 外 壁 等 の 落 下 があれば 死 傷 者 の 発 生 や がれきによる 避 難 救 援 活 動 への 支 障 が 引 き 起 こされることになります 市 は 県 と 連 携 して 建 築 物 等 の 所 有 者 又 は 管 理 者 に 対 し 外 壁 タイル 窓 ガラス 屋 外 広 告 物 及 び 大 規 模 空 間 を 持 つ 天 井 等 の 落 下 防 止 対 策 についてパンフレット 等 を 通 じて 意 識 の 向 上 に 努 めます - 30 -
3 天 井 等 の 非 構 造 部 材 の 安 全 確 認 東 日 本 大 震 災 において 大 規 模 空 間 を 有 する 建 築 物 の 天 井 が 脱 落 する 被 害 が 多 数 生 じた ことを 受 けて 建 築 基 準 法 施 行 令 の 改 正 等 が 行 われ 平 成 26 年 4 月 1 日 に 新 しい 技 術 基 準 が 施 行 されました この 改 正 により 新 築 等 を 行 う 建 築 物 における 特 定 天 井 ( 高 さ6m 超 水 平 投 影 面 積 200m2 超 の 吊 り 天 井 )について 脱 落 防 止 対 策 に 係 る 新 たな 技 術 基 準 が 適 用 され ることとなりました また 建 築 物 の 定 期 調 査 報 告 に 係 る 調 査 内 容 も 併 せて 見 直 されたことから 定 期 調 査 報 告 等 を 活 用 して 特 定 天 井 の 状 況 把 握 に 努 め 改 善 が 必 要 な 建 築 物 の 所 有 者 管 理 者 に 対 し 県 と 連 携 し 必 要 に 応 じて 改 善 を 促 します 4 エレベーター 及 びエスカレーターの 安 全 対 策 平 成 21 年 9 月 に 施 行 の 建 築 基 準 法 施 行 令 等 の 改 正 により 新 設 エレベーターについては 戸 開 走 行 保 護 装 置 の 設 置 や 地 震 時 等 管 制 運 転 装 置 の 設 置 が 義 務 化 され 既 設 エレベーター についても 改 修 が 求 められています そのためエレベーター 内 への 閉 じ 込 めによる 災 害 を 防 止 するために 建 築 物 の 所 有 者 等 及 び 利 用 者 に 既 設 エレベーターの 改 修 や 地 震 対 策 管 制 運 転 安 全 装 置 等 の 整 備 や 改 良 の 必 要 性 について 普 及 徹 底 を 図 り 県 と 連 携 し 必 要 に 応 じて 改 善 を 促 します また 東 日 本 大 震 災 においてエレベーターの 釣 合 おもりやエスカレーターが 落 下 する 事 案 が 複 数 確 認 されたことから 平 成 26 年 4 月 施 行 の 建 築 基 準 法 施 行 令 の 改 正 等 に 伴 いエレ ベーター 及 びエスカレーターの 脱 落 防 止 対 策 が 明 確 に 示 されたことにより 既 設 エレベー ター 等 についても 県 と 連 携 し 必 要 に 応 じて 改 善 を 促 します 5 家 具 の 転 倒 防 止 地 震 時 に 家 具 が 転 倒 すれば 負 傷 者 の 発 生 や 避 難 や 救 援 活 動 に 支 障 をきたすことにな ります このため 市 は 県 と 連 携 してパンフレット 等 を 通 じて 家 具 の 転 倒 等 の 危 険 性 を 市 民 に 周 知 し 家 具 の 固 定 方 法 等 の 普 及 を 図 ります 6 給 湯 器 の 転 倒 防 止 東 日 本 大 震 災 において 住 宅 に 設 置 されていた 電 気 給 湯 器 がアンカーボルトの 緊 結 が 不 十 分 等 の 原 因 で 多 数 転 倒 したことを 受 け 建 築 設 備 の 構 造 耐 力 上 安 全 な 構 造 方 法 を 定 めた 告 示 が 改 正 され 電 気 給 湯 器 だけではなく ガス 石 油 も 含 めたすべての 給 湯 設 備 について 転 倒 防 止 措 置 の 基 準 が 明 確 化 されました これらの 状 況 を 踏 まえ 建 築 物 における 給 湯 設 備 の 転 倒 防 止 対 策 やそれらに 付 随 する 配 管 等 の 落 下 防 止 対 策 に 関 する 周 知 を 図 ります - 31 -
(2) 地 震 発 生 後 の 対 応 地 震 により 建 築 物 宅 地 が 被 害 を 受 け 被 災 建 築 物 被 災 宅 地 の 応 急 危 険 度 判 定 が 必 要 となった 場 合 は 市 は 県 と 連 携 して 被 災 建 築 物 被 災 宅 地 の 判 定 実 施 本 部 等 を 設 置 するな どの 必 要 な 措 置 を 講 じます 4 地 震 発 生 時 に 通 行 を 確 保 すべき 道 路 に 関 する 事 項 耐 震 改 修 促 進 法 では 建 築 物 が 地 震 によって 倒 壊 した 場 合 において 道 路 の 通 行 を 妨 げ 多 数 の 者 の 円 滑 な 避 難 を 困 難 とすることを 防 止 するため 一 定 の 高 さ 以 上 の 沿 道 建 築 物 ( 耐 震 関 係 規 定 に 適 合 しない 建 築 物 に 限 る )について 耐 震 診 断 を 行 わせ 耐 震 改 修 の 促 進 を 図 ることが 必 要 と 認 められる 場 合 には 当 該 建 築 物 の 敷 地 に 接 する 道 路 に 関 する 事 項 に ついて 法 第 5 条 第 3 項 第 2 号 3 号 により 都 道 府 県 耐 震 改 修 促 進 計 画 に また 法 第 6 条 第 3 項 第 1 号 第 2 号 により 市 町 村 耐 震 改 修 促 進 計 画 に 記 載 することができると 規 定 さ れています 県 は 平 成 8 年 10 月 に 策 定 ( 平 成 26 年 1 月 改 定 )した 岡 山 県 緊 急 輸 送 道 路 ネットワー ク 計 画 において 緊 急 輸 送 を 確 保 するため 必 要 な 道 路 ( 緊 急 輸 送 道 路 )を 定 めています 緊 急 輸 送 道 路 は 地 震 直 後 から 発 生 する 緊 急 輸 送 を 円 滑 かつ 確 実 に 実 施 するために 必 要 な 道 路 であり 道 路 の 耐 震 性 が 確 保 されているとともに 地 震 時 にネットワークとして 機 能 するものとして 定 められていることから この 路 線 を 法 第 5 条 第 3 項 第 2 号 3 号 の 規 定 に 基 づき 今 後 次 の 考 え 方 により 指 定 していくこととしています 12mを 超 える 道 路 沿 道 の 建 築 物 12m 以 下 の 道 路 沿 道 の 建 築 物 図 5-3 対 象 となる 沿 道 建 築 物 (1) 県 が 耐 震 診 断 を 義 務 付 ける 緊 急 輸 送 道 路 ( 法 第 5 条 第 3 項 第 2 号 ) ( 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 : 緊 急 輸 送 道 路 沿 道 建 築 物 ) 県 は 重 要 な 緊 急 輸 送 道 路 ( 緊 急 輸 送 道 路 のうち 市 町 村 の 区 域 を 越 えて 災 害 時 の 拠 点 施 設 を 連 絡 する 道 路 であり 災 害 時 における 多 数 の 者 の 円 滑 な 避 難 救 急 消 防 活 動 の 実 施 避 難 者 への 緊 急 物 資 の 輸 送 等 の 観 点 から 重 要 と 判 断 する 緊 急 輸 送 道 路 )の 沿 道 建 築 - 32 -
物 に 耐 震 診 断 の 実 施 と 報 告 を 義 務 付 けることとし 県 が 耐 震 診 断 を 義 務 付 ける 緊 急 輸 送 道 路 やその 報 告 期 限 は 別 途 定 めることとしています (2)その 他 の 緊 急 輸 送 道 路 ( 法 第 5 条 第 3 項 第 3 号 ) 県 は 耐 震 改 修 促 進 法 第 5 条 第 3 項 第 3 号 の 規 定 に 基 づき 緊 急 輸 送 道 路 ( 耐 震 改 修 促 進 法 第 5 条 第 3 項 第 2 号 の 規 定 に 基 づき 指 定 された 緊 急 輸 送 道 路 を 除 く )を 耐 震 化 努 力 義 務 路 線 として 指 定 することとし その 路 線 は 別 途 定 めることとしています 指 定 を 受 け た 当 該 路 線 の 一 定 の 高 さ 以 上 の 沿 道 建 築 物 ( 耐 震 関 係 規 定 に 適 合 していないものに 限 る ) の 所 有 者 は 耐 震 診 断 を 行 い その 結 果 に 応 じて 耐 震 改 修 を 行 うよう 努 めることが 求 めら れます なお 市 が 別 途 法 第 6 条 第 3 項 第 1 号 の 規 定 に 基 づいて 耐 震 診 断 を 義 務 付 けた 場 合 は 市 の 義 務 付 けが 優 先 適 用 されます 5 地 震 発 生 時 に 利 用 を 確 保 することが 公 益 上 必 要 な 建 築 物 に 関 する 事 項 (1) 県 が 耐 震 診 断 を 義 務 付 ける 防 災 拠 点 建 築 物 ( 法 第 5 条 第 3 項 第 1 号 ) ( 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 : 防 災 拠 点 建 築 物 ) 耐 震 改 修 促 進 法 第 5 条 第 3 項 第 1 号 に 基 づき 定 める 大 規 模 な 地 震 が 発 生 した 場 合 におい て その 利 用 を 確 保 することが 公 益 上 必 要 な 建 築 物 は 地 震 時 における 応 急 対 策 活 動 の 中 心 となる 施 設 や 避 難 所 となる 施 設 等 ( 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 であって 耐 震 不 明 建 築 物 であ るものに 限 る )です 県 は これらの 建 築 物 に 耐 震 診 断 の 実 施 と 報 告 を 義 務 付 けることとし その 対 象 となる 建 築 物 と 報 告 期 限 は 別 途 定 めることとしています 6 地 震 に 伴 うがけ 崩 れ 等 による 建 築 物 被 害 の 軽 減 対 策 地 震 に 伴 うがけ 崩 れや 大 規 模 盛 土 の 崩 壊 等 による 建 築 被 害 の 軽 減 のため がけ 地 近 接 等 危 険 住 宅 移 転 事 業 の 活 用 を 検 討 します - 33 -
第 6 建 築 物 の 耐 震 化 に 関 する 啓 発 及 び 知 識 の 普 及 1 地 震 ハザードマップの 作 成 公 表 市 は 地 盤 の 揺 れやすさ 震 災 時 の 危 険 度 等 を 明 示 した 地 震 ハザードマップを 作 成 して います 公 表 にあたっては ホームページ 等 に 掲 載 するほか 総 合 的 な 防 災 情 報 をまとめた 浅 口 市 防 災 マニュアルに 掲 載 し 身 近 に 地 震 時 の 危 険 性 認 識 と 防 災 意 識 の 高 揚 や 地 域 の 防 災 性 の 向 上 など 地 震 に 対 する 備 えに 関 する 必 要 性 の 普 及 啓 発 を 引 き 続 き 図 ります 2 パンフレット 等 の 配 布 セミナー 講 習 会 の 開 催 市 は 相 談 窓 口 等 に 国 や 県 及 び 本 市 が 作 成 したパンフレット 等 を 常 備 し 市 民 に 配 布 するとともにパンフレット 等 を 活 用 し 耐 震 化 をPRすることにより 地 震 に 対 する 安 全 性 の 向 上 に 関 する 啓 発 及 び 知 識 の 普 及 を 図 ります パンフレットでは 耐 震 化 の 必 要 性 重 要 性 の 啓 発 や 各 種 補 助 制 度 リフォームに 併 せ た 耐 震 改 修 地 震 保 険 等 耐 震 化 に 係 る 必 要 な 情 報 を 掲 載 し 耐 震 化 に 対 する 情 報 の 提 供 に 努 めます また 県 や 関 係 団 体 と 連 携 し 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 に 関 するセミナー 講 習 会 を 開 催 します 3 地 域 の 連 携 支 援 地 震 防 災 対 策 は 自 助 及 び 共 助 が 基 本 であり 地 域 が 連 携 して 地 震 対 策 を 講 じ ることが 重 要 です 市 は 県 と 連 携 し 自 主 的 に 地 震 防 災 対 策 の 活 動 を 行 う 地 域 団 体 等 に 対 して 必 要 な 情 報 を 提 供 するとともに 防 災 の 専 門 家 やNPOの 紹 介 を 行 うことにより 支 援 します 4 改 正 耐 震 改 修 促 進 法 への 対 応 (1) 全 ての 建 築 物 の 耐 震 化 の 促 進 耐 震 改 修 促 進 法 の 改 正 により 現 行 の 建 築 基 準 法 令 の 耐 震 関 係 規 定 に 適 合 しない 住 宅 や 小 規 模 建 築 物 を 含 む 全 ての 建 築 物 の 所 有 者 に 対 して 耐 震 診 断 と 必 要 に 応 じた 耐 震 改 修 の 努 力 義 務 が 創 設 されました このことから 市 は 県 と 連 携 し 講 習 会 やパンフレット 等 により 建 築 物 の 所 有 者 等 への より 一 層 の 普 及 啓 発 に 努 めます (2) 耐 震 診 断 の 実 施 が 義 務 付 けられた 建 築 物 の 耐 震 化 の 促 進 耐 震 改 修 促 進 法 の 改 正 により 要 緊 急 安 全 確 認 大 規 模 建 築 物 と 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 - 34 -
物 の 所 有 者 には 耐 震 診 断 を 行 い その 結 果 を 報 告 する 義 務 が 課 され 報 告 された 耐 震 診 断 の 結 果 については 所 管 行 政 庁 が 公 表 することとされました これらの 建 築 物 の 耐 震 化 を 促 進 するため 市 は 県 と 連 携 し 建 築 物 の 所 有 者 等 に 耐 震 改 修 促 進 法 の 内 容 を 周 知 するとともに 耐 震 診 断 や 耐 震 改 修 の 補 助 制 度 及 び 耐 震 改 修 の 必 要 性 等 の 普 及 啓 発 に 努 めます 5 新 たに 開 発 された 木 造 住 宅 の 安 価 な 耐 震 改 修 工 法 の 発 信 木 造 住 宅 の 耐 震 改 修 工 事 では 近 年 新 たに 開 発 された 改 修 工 法 が 実 用 化 されています 新 たな 改 修 工 法 は 従 来 から 用 いられてきた 一 般 的 な 工 法 に 比 べ 安 価 に 耐 震 改 修 を 行 え るという 特 徴 を 持 っており 従 来 から 用 いられてきた 一 般 的 な 工 法 である 下 図 の 1 筋 か いで 補 強 と 建 物 の 壁 等 を 壊 さずに 外 部 から 補 強 する 5 外 部 から 金 属 のブレースで 補 強 とのコストを 比 較 すると コストが 約 1/2になるという 結 果 が 出 ています このことから 市 は 県 と 連 携 し 住 宅 の 耐 震 化 を 促 進 するために この 様 な 新 たに 開 発 された 木 造 住 宅 の 安 価 な 耐 震 改 修 工 法 の 普 及 啓 発 に 努 めます 木 造 住 宅 低 コスト 耐 震 補 強 の 手 引 き( 愛 知 建 築 地 震 災 害 軽 減 システム 研 究 協 議 会 )より 図 6-1 低 コスト 耐 震 補 強 の 手 引 き - 35 -
第 7 耐 震 改 修 促 進 法 及 び 建 築 基 準 法 に 基 づく 指 導 勧 告 等 の 実 施 1 耐 震 改 修 促 進 法 に 基 づく 指 導 等 の 実 施 所 管 行 政 庁 ( 耐 震 改 修 促 進 法 第 2 条 第 3 項 の 所 管 行 政 庁 をいう 本 市 においては 岡 山 県 以 下 同 じ )は 次 の1から3までに 掲 げる 建 築 物 の 区 分 に 応 じ 所 有 者 に 対 して 適 切 に 指 導 等 を 行 います 1 耐 震 診 断 義 務 付 け 対 象 建 築 物 要 緊 急 安 全 確 認 大 規 模 建 築 物 及 び 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 ( 以 下 耐 震 診 断 義 務 付 け 対 象 建 築 物 という )の 所 有 者 に 対 して 所 管 行 政 庁 は 所 有 する 建 築 物 が 耐 震 診 断 の 実 施 及 び 耐 震 診 断 の 結 果 の 報 告 義 務 の 対 象 建 築 物 となっている 旨 の 十 分 な 周 知 を 行 い その 確 実 な 実 施 を 図 ります また 期 限 までに 耐 震 診 断 の 結 果 を 報 告 しない 所 有 者 に 対 しては 耐 震 診 断 結 果 の 報 告 をするように 促 し それでもなお 報 告 しない 場 合 にあっては 耐 震 改 修 促 進 法 第 8 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づき 当 該 所 有 者 に 対 し 相 当 の 期 限 を 定 めて 耐 震 診 断 結 果 の 報 告 を 行 うべきことを 命 ずるとともに その 旨 をホームページ 等 で 公 表 します 所 管 行 政 庁 は 報 告 を 受 けた 耐 震 診 断 の 結 果 について とりまとめた 上 ホームページ 等 で 公 表 します 当 該 公 表 後 に 耐 震 改 修 等 により 耐 震 性 が 確 保 された 建 築 物 については 公 表 内 容 にその 旨 を 付 記 するなど 迅 速 に 耐 震 改 修 等 に 取 り 組 んだ 建 築 物 所 有 者 が 不 利 に なることのないよう 営 業 上 の 競 争 環 境 等 にも 十 分 に 配 慮 し 丁 寧 な 運 用 を 行 います また 所 管 行 政 庁 は 報 告 された 耐 震 診 断 の 結 果 を 踏 まえ 建 築 物 の 所 有 者 に 対 して 指 導 及 び 助 言 を 実 施 するよう 努 め 指 導 に 従 わない 者 に 対 しては 必 要 な 指 示 を 行 い 正 当 な 理 由 がなく その 指 示 に 従 わなかったときは その 旨 をホームページ 等 で 公 表 します 2 指 示 対 象 建 築 物 耐 震 改 修 促 進 法 第 15 条 第 2 項 に 規 定 する 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 ( 以 下 指 示 対 象 建 築 物 という )の 所 有 者 に 対 して 所 管 行 政 庁 は 所 有 する 建 築 物 が 指 示 対 象 建 築 物 であ る 旨 の 周 知 を 図 るとともに 指 導 及 び 助 言 を 実 施 するよう 努 め 指 導 に 従 わない 者 に 対 し ては 必 要 な 指 示 を 行 い 正 当 な 理 由 がなく その 指 示 に 従 わなかったときは その 旨 をホ ームページ 等 で 公 表 します 3 指 導 助 言 対 象 建 築 物 耐 震 改 修 促 進 法 第 14 条 に 規 定 する 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 ( 指 示 対 象 建 築 物 を 除 く ) 及 び 法 第 16 条 第 1 項 に 規 定 する 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 ( 以 下 指 導 助 言 対 象 建 築 物 と いう )の 所 有 者 に 対 して 所 管 行 政 庁 は 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 について 必 要 な 指 導 助 言 を 実 施 するよう 努 めます - 36 -
2 建 築 基 準 法 に 基 づく 勧 告 又 は 命 令 の 実 施 耐 震 改 修 促 進 法 の 規 定 に 基 づく 指 導 助 言 指 示 等 を 行 ったにもかかわらず 建 築 物 の 所 有 者 が 必 要 な 対 策 をとらなかった 場 合 には 所 管 行 政 庁 は 次 の 措 置 を 行 います 1 構 造 耐 力 上 主 要 な 部 分 の 地 震 に 対 する 安 全 性 について 著 しく 保 安 上 危 険 であると 認 めら れる 建 築 物 建 築 基 準 法 第 10 条 第 3 項 の 規 定 に 基 づく 命 令 2 損 傷 腐 食 その 他 の 劣 化 が 進 み そのまま 放 置 すれば 著 しく 保 安 上 危 険 となるおそれが ある 建 築 物 建 築 基 準 法 第 10 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づく 勧 告 や 同 条 第 2 項 の 規 定 に 基 づく 命 令 3 耐 震 改 修 促 進 法 に 基 づく 計 画 の 認 定 等 の 実 施 所 管 行 政 庁 は 耐 震 改 修 促 進 法 第 17 条 第 3 項 の 計 画 の 認 定 法 第 22 条 第 2 項 の 認 定 法 第 25 条 第 2 項 の 認 定 について 建 築 物 の 所 有 者 に 周 知 し 適 切 かつ 速 やかな 認 定 が 行 わ れるよう 努 めます (1) 計 画 の 認 定 ( 耐 震 改 修 促 進 法 第 17 条 第 3 項 ) 耐 震 改 修 を 行 おうとする 建 築 物 の 所 有 者 は その 耐 震 改 修 の 計 画 について 所 管 行 政 庁 に 対 し 計 画 の 認 定 を 申 請 することができます 所 管 行 政 庁 は その 耐 震 改 修 計 画 の 内 容 が 耐 震 改 修 促 進 法 の 基 準 に 適 合 している 場 合 は その 耐 震 改 修 の 計 画 を 認 定 します 認 定 を 受 けた 建 築 物 は 建 築 基 準 法 の 規 定 の 特 例 を 受 けることができます ( 受 けることができる 建 築 基 準 法 の 規 定 の 特 例 ) 既 存 不 適 格 建 築 物 の 制 限 の 特 例 耐 火 建 築 物 の 制 限 の 特 例 容 積 率 の 制 限 の 特 例 建 ぺい 率 の 制 限 の 特 例 建 築 確 認 申 請 の 特 例 (2) 建 築 物 の 地 震 に 対 する 安 全 性 に 係 る 認 定 ( 耐 震 改 修 促 進 法 第 22 条 第 2 項 ) 建 築 物 の 所 有 者 は 所 管 行 政 庁 に 対 し 当 該 建 築 物 について 地 震 に 対 する 安 全 性 に 係 る 基 準 に 適 合 している 旨 の 認 定 を 申 請 することができます 認 定 された 場 合 は 当 該 建 築 物 や 広 告 契 約 に 係 る 書 類 宣 伝 用 物 品 などに 認 定 を 受 け ている 旨 の 表 示 ができることになり 建 築 物 の 利 用 者 が 容 易 に 当 該 建 築 物 の 耐 震 性 の 有 無 を 確 認 することができます - 37 -
新 耐 震 基 準 旧 耐 震 基 準 の 別 用 途 規 模 を 問 わず 全 ての 建 築 物 が 認 定 申 請 の 対 象 と なっています (3) 区 分 所 有 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 必 要 性 に 係 る 認 定 ( 耐 震 改 修 促 進 法 第 25 条 第 2 項 ) 耐 震 診 断 が 行 われた 区 分 所 有 建 築 物 (マンション 等 )の 管 理 者 は 所 管 行 政 庁 に 対 し 当 該 区 分 所 有 建 築 物 について 耐 震 改 修 を 行 う 必 要 がある 旨 の 認 定 を 申 請 することができ 認 定 を 受 けた 区 分 所 有 建 築 物 は 共 用 部 分 の 変 更 に 必 要 な 決 議 要 件 を 通 常 の 集 会 の 決 議 ( 過 半 数 )によることができる 制 度 です 建 物 の 区 分 所 有 等 に 関 する 法 律 ( 法 第 17 条 第 1 項 )では 耐 震 改 修 工 事 等 により 共 用 部 分 において 形 状 又 は 効 用 の 著 しい 変 更 を 伴 う 場 合 区 分 所 有 者 及 び 議 決 権 の 各 4 分 の3 以 上 の 集 会 の 決 議 が 必 要 となり 耐 震 改 修 の 必 要 性 はあっても 決 議 を 得 ることが 難 しく 工 事 を 実 施 できない 場 合 があります この 認 定 制 度 は 決 議 要 件 を 緩 和 することにより 円 滑 な 耐 震 改 修 の 実 施 につなげよう とするものです ( 参 考 )マンションの 建 替 えの 円 滑 化 等 に 関 する 法 律 これまで マンションとその 敷 地 を 売 却 するには 民 法 の 原 則 に 基 づき 区 分 所 有 者 全 員 の 賛 成 が 必 要 でしたが 平 成 26 年 6 月 のマンション 建 替 え 円 滑 化 法 の 改 正 に より 特 定 行 政 庁 が 耐 震 性 が 不 足 していると 認 定 したマンションについては 区 分 所 有 者 等 の4/5 以 上 の 賛 成 で マンション 及 びその 敷 地 の 売 却 を 行 う 旨 を 決 議 できる こととなりました - 38 -
第 8 その 他 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 に 関 し 必 要 な 事 項 1 計 画 推 進 のための 体 制 市 は 県 及 び 県 内 全 市 で 構 成 設 置 されている 岡 山 県 建 築 物 耐 震 対 策 連 絡 会 議 を 通 して 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 普 及 啓 発 に 係 る 協 力 情 報 交 換 を 行 い 本 計 画 の 着 実 な 推 進 を 引 き 続 き 図 ります また 市 は 県 と 連 携 して 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 へ 向 けて ( 一 社 ) 岡 山 県 建 築 士 会 ( 一 社 ) 岡 山 県 建 築 士 事 務 所 協 会 ( 一 社 ) 日 本 建 築 構 造 技 術 者 協 会 中 国 支 部 県 内 建 築 関 係 団 体 や 岡 山 県 住 宅 リフォーム 推 進 協 議 会 等 の 各 種 協 議 会 と 引 き 続 きの 協 力 と 連 携 体 制 を 維 持 発 展 するように 努 めます 2 その 他 本 計 画 を 実 施 するに 当 たり 必 要 な 事 項 は 別 途 定 めます - 39 -
資 料 編 1 特 定 建 築 物 の 要 件 41 2 建 築 物 の 耐 震 化 の 促 進 に 係 る 施 策 45 3 緊 急 輸 送 道 路 及 び 避 難 所 47-40 -
1 特 定 建 築 物 の 要 件 (1) 表 -1 特 定 建 築 物 一 覧 表 用 途 指 導 助 言 対 象 建 築 物 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 の 要 件 ( 法 第 14 条 ) 下 記 のほか 住 宅 や 小 規 模 建 築 物 等 全 ての 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 が 指 導 助 言 対 象 建 築 物 となります ( 法 第 16 条 ) 指 示 対 象 建 築 物 指 示 ( ) 対 象 となる 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 ( 法 第 15 条 ) 耐 震 診 断 義 務 付 け 対 象 建 築 物 要 緊 急 安 全 確 認 大 規 模 建 築 物 ( 附 則 第 3 条 ) 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 ( 法 第 5 6 7 条 ) 学 校 小 学 校 中 学 校 中 等 教 育 学 校 の 階 数 2 以 上 かつ1,000m2 以 上 前 期 課 程 若 しくは 特 別 支 援 学 校 * 屋 内 運 動 場 の 面 積 を 含 む 階 数 2 以 上 かつ1,500m2 以 上 * 屋 内 運 動 場 の 面 積 を 含 む 階 数 2 以 上 かつ3,000m2 以 上 * 屋 内 運 動 場 の 面 積 を 含 む 上 記 以 外 の 学 校 体 育 館 ( 一 般 公 共 の 用 に 供 されるもの) 階 数 3 以 上 かつ1,000m2 以 上 階 数 1 以 上 かつ1,000m2 以 上 階 数 1 以 上 かつ2,000m2 以 上 階 数 1 以 上 かつ5,000m2 以 上 ボーリング 場 スケート 場 水 泳 場 その 他 これらに 類 する 運 動 施 設 階 数 3 以 上 かつ1,000m2 以 上 階 数 3 以 上 かつ2,000m2 以 上 階 数 3 以 上 かつ5,000m2 以 上 病 院 診 療 所 劇 場 観 覧 場 映 画 館 演 芸 場 集 会 場 公 会 堂 展 示 場 卸 売 市 場 百 貨 店 マーケットその 他 の 物 品 販 売 業 を 営 む 店 舗 階 数 3 以 上 かつ2,000m2 以 上 階 数 3 以 上 かつ5,000m2 以 上 多 数 の 者 が 利 用 す る 建 築 物 ホテル 旅 館 賃 貸 住 宅 ( 共 同 住 宅 に 限 る ) 寄 宿 舎 下 宿 事 務 所 老 人 ホーム 老 人 短 期 入 所 施 設 福 祉 ホー 階 数 2 以 上 かつ1,000m2 以 上 階 数 2 以 上 かつ2,000m2 以 上 要 階 数 2 以 上 かつ5,000m2 以 上 ムその 他 これらに 類 するもの 緊 急 老 人 福 祉 センター 児 童 厚 生 施 設 身 体 障 安 害 者 福 祉 センターその 他 これらに 類 するも 全 の 確 認 幼 稚 園 保 育 所 大 階 数 2 以 上 かつ500m2 以 上 階 数 2 以 上 かつ750m2 以 上 規 模 階 数 2 以 上 かつ1,500m2 以 上 博 物 館 美 術 館 図 書 館 階 数 3 以 上 かつ1,000m2 以 上 階 数 3 以 上 かつ2,000m2 以 上 建 築 階 数 3 以 上 かつ5,000m2 以 上 遊 技 場 物 公 衆 浴 場 飲 食 店 キャバレー 料 理 店 ナイトクラ ブ ダンスホールその 他 これらに 類 するも の 理 髪 店 質 屋 貸 衣 装 屋 銀 行 その 他 これ らに 類 するサービス 業 を 営 む 店 舗 工 場 ( 危 険 物 の 貯 蔵 場 又 は 処 理 場 の 用 途 に 供 する 建 築 物 を 除 く ) 車 両 の 停 車 場 又 は 船 舶 若 しくは 航 空 機 の 発 着 場 を 構 成 する 建 築 物 で 旅 客 の 乗 降 又 は 待 合 の 用 に 供 するもの 階 数 3 以 上 かつ2,000m2 以 上 階 数 3 以 上 かつ5,000m2 以 上 自 動 車 車 庫 その 他 の 自 動 車 又 は 自 転 車 の 停 留 又 は 駐 車 のための 施 設 保 健 所 税 務 署 その 他 これらに 類 する 公 益 上 必 要 な 建 築 物 危 険 物 の 貯 蔵 場 又 は 処 理 場 の 用 途 に 供 する 建 築 物 緊 急 輸 送 道 路 沿 道 建 築 物 政 令 で 定 める 数 量 ( 別 紙 2 参 照 ) 以 上 の 危 険 物 を 貯 蔵 又 は 処 理 するすべ ての 建 築 物 県 又 は 市 町 村 が 耐 震 改 修 促 進 計 画 で 指 定 する 緊 急 輸 送 道 路 等 の 沿 道 建 築 物 であって 前 面 道 路 幅 員 の1/2 超 の 高 さの 建 築 物 ( 道 路 幅 員 が12m 以 下 の 場 合 は6m 超 ) 階 数 1 以 上 かつ500m2 以 上 左 に 同 じ 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 階 数 1 以 上 かつ5,000m2 以 上 で 敷 地 境 界 線 から 一 定 距 離 以 内 に 存 する 建 築 物 県 又 は 市 町 村 が 耐 震 改 修 促 進 計 画 で 指 定 する 重 要 な 緊 急 輸 送 道 路 等 の 沿 道 建 築 物 であって 前 面 道 路 幅 員 の 1/2 超 の 高 さの 建 築 物 ( 道 路 幅 員 が12m 以 下 の 場 合 は6m 超 ) 耐 震 改 修 促 進 法 第 15 条 第 2 項 に 基 づく 指 示 本 計 画 において 耐 震 改 修 促 進 法 第 14 条 に 定 める 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 と 用 途 規 模 要 件 が 同 じであ る 全 ての 建 築 物 を 特 定 建 築 物 という - 41 -
(2) 表 -2 危 険 物 の 貯 蔵 場 又 は 処 理 場 の 用 途 に 供 する 建 築 物 政 令 第 7 条 第 2 条 危 険 物 の 種 類 数 量 火 薬 10トン 爆 薬 5トン 工 業 雷 管 若 しくは 電 気 雷 管 又 は 信 号 雷 管 50 万 個 銃 用 雷 管 500 万 個 第 1 号 火 薬 類 実 包 若 しくは 空 包 信 管 若 しくは 火 管 又 は 電 気 導 火 線 5 万 個 導 爆 線 又 は 導 火 線 500キロメートル 信 号 炎 管 若 しくは 信 号 火 箭 又 は 煙 火 2トン その 他 火 薬 又 は 爆 薬 を 使 用 した 火 工 品 当 該 火 工 品 の 原 料 となる 火 薬 又 は 爆 薬 の 区 分 に 応 じ それぞれ 火 薬 爆 薬 に 定 める 数 量 第 2 号 第 3 号 第 4 号 第 5 号 石 油 類 消 防 法 第 2 条 第 7 項 に 規 定 する 危 険 物 ( 石 油 類 を 除 く) 危 険 物 の 規 制 に 関 する 政 令 別 表 第 4 備 考 第 6 号 に 規 定 する 可 燃 性 個 体 類 危 険 物 の 規 制 に 関 する 政 令 別 表 第 4 備 考 第 8 号 に 規 定 する 可 燃 性 液 体 類 マッチ 危 険 物 の 規 制 に 関 する 政 令 別 表 第 3の 種 別 の 欄 に 掲 げる 類 品 名 の 欄 に 掲 げる 品 名 及 び 性 質 の 欄 に 掲 げる 性 状 に 応 じ それぞれ 同 表 の 指 定 数 量 の 欄 に 定 める 数 量 の10 倍 の 数 量 30トン 20 立 方 メートル 300マッチトン 第 6 号 可 燃 性 ガス( 第 7 号 第 8 号 に 掲 げるものを 除 く) 2 万 立 方 メートル 第 7 号 圧 縮 ガス 20 万 立 方 メートル 第 8 号 液 化 ガス 2,000トン 第 9 号 毒 物 及 び 劇 物 取 締 法 第 2 条 第 1 項 に 規 定 する 毒 物 ( 液 体 又 は 気 体 のものに 限 る) 20トン 僕 物 及 び 劇 物 取 締 法 第 2 条 第 2 項 に 規 定 する 劇 物 ( 液 体 又 は 気 体 第 10 号 200トン のものに 限 る) マッチトンはマッチの 計 量 単 位 1マッチトンは 並 型 マッチ(56 36 17mm)で 7,200 個 約 120kg - 42 -
(3) 岡 山 県 建 築 物 耐 震 対 策 等 基 本 方 針 の 概 要 平 成 8 年 8 月 策 定 平 成 16 年 5 月 一 部 改 訂 1 建 築 物 単 体 の 耐 震 対 策 個 々の 建 築 物 の 耐 震 化 については 既 存 のもの 及 び 今 後 建 築 されるものについて 次 の 考 え 方 を 基 本 とする 表 -3 岡 山 県 建 築 物 耐 震 対 策 等 基 本 方 針 建 築 物 区 分 既 存 のものなど( 1) 今 後 建 築 されるもの 1. 災 害 対 策 本 部 等 を 置 く 平 成 20 年 度 末 を 目 途 に 耐 地 震 に 対 する 構 造 安 全 性 もの 震 診 断 を 実 施 する を 割 増 して 設 計 する ( 具 体 例 ) 庁 舎 警 察 本 部 必 要 に 応 じて 改 修 計 画 を (1.25 倍 ) 防 災 拠 点 と な る 公 共 建 築 物 警 察 署 等 2. 避 難 施 設 等 となるもの ( 具 体 例 ) 公 立 学 校 病 院 策 定 し 平 成 25 年 度 を 目 途 に 改 修 工 事 を 実 施 する 平 成 25 年 度 末 を 目 途 に 耐 震 診 断 を 実 施 する ライフライン 遮 断 時 の 自 立 機 能 を 確 保 する 地 震 に 対 する 構 造 安 全 性 を 割 増 して 設 計 する 体 育 館 等 必 要 に 応 じて 速 やかに 改 (1.1 倍 ) 修 計 画 の 策 定 と 改 修 工 事 を 実 施 する 3. 不 特 定 多 数 の 者 が 利 用 建 築 物 の 所 有 者 から 耐 震 現 行 の 耐 震 基 準 に 基 づ するもの( 2) 診 断 等 の 計 画 を 個 別 に 聴 取 き 設 計 する そ の 他 の 建 築 物 ( 具 体 例 ) 百 貨 店 劇 場 ホテル 等 4.その 他 し 耐 震 診 断 と 改 修 を 指 導 する 耐 震 診 断 の 重 要 性 につい 現 行 の 耐 震 基 準 に 基 づ ( 具 体 例 ) 住 宅 等 上 記 以 外 て 一 般 的 な 普 及 啓 発 を き 設 計 する 実 施 する 1 建 築 確 認 を 昭 和 56 年 5 月 31 日 以 前 に 受 けて 建 築 されたもの 及 びそれ 以 後 のピロティ 形 式 や 壁 窓 の 配 置 が 偏 っているもの 2 3 階 以 上 かつ 延 べ 面 積 2,000m2 以 上 のもの 2 面 的 な 建 築 物 の 耐 震 対 策 老 朽 木 造 建 築 物 密 集 地 などの 面 的 な 建 築 物 の 耐 震 対 策 について 考 え 方 の 基 本 を 示 す 3 広 域 的 な 地 震 被 害 への 耐 震 対 策 地 震 発 生 直 後 の 広 域 的 な 被 害 に 速 やかに 対 応 して 二 次 災 害 を 防 止 するための 対 策 につ いて 考 え 方 の 基 本 を 示 す - 43 -
4 建 築 物 耐 震 化 等 に 関 する 支 援 体 制 の 整 備 建 築 物 の 耐 震 化 を 円 滑 に 推 進 するための 技 術 者 の 支 援 体 制 の 整 備 について 考 え 方 の 基 本 を 示 す 5 建 築 物 耐 震 化 等 に 関 する 普 及 啓 発 建 築 物 の 耐 震 化 に 関 する 知 識 等 の 県 民 への 普 及 啓 発 について 考 え 方 の 基 本 を 示 す 6 天 井 等 二 次 部 材 に 関 する 耐 震 対 策 避 難 施 設 として 指 定 され また 使 用 要 請 を 受 ける 可 能 性 の 高 い 公 共 施 設 の 二 次 部 材 の 耐 震 対 策 を 計 画 的 に 推 進 するため 二 次 部 材 に 関 するチェックリスト 及 び 対 策 方 法 を 定 める - 44 -
2 建 築 物 の 耐 震 化 の 促 進 に 係 る 施 策 (1) 表 -4 耐 震 改 修 促 進 税 制 の 概 要 ( 租 税 特 別 措 置 法 等 によります ) 対 象 主 な 要 件 等 〇 耐 震 改 修 促 進 税 制 住 宅 所 得 税 : 平 成 31 年 6 月 30 日 までに 行 った 耐 震 改 修 工 事 に 係 る 標 準 的 な 工 事 費 用 相 当 額 の10% 相 当 額 ( 上 限 25 万 円 )を 所 得 税 から 控 除 固 定 資 産 税 : 平 成 27 年 12 月 31 日 までに 耐 震 改 修 工 事 を 行 った 住 宅 の 固 定 資 産 税 額 (120m2 相 当 部 分 まで)を1 年 間 1/2に 減 額 (ただ し 通 行 障 害 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 である 住 宅 の 耐 震 改 修 は 2 年 間 1/2に 減 額 ) 建 築 物 法 人 税 所 得 税 : 耐 震 改 修 促 進 法 により 耐 震 診 断 が 義 務 付 けられる 建 築 物 に ついて 平 成 27 年 3 月 31 日 までに 耐 震 診 断 結 果 の 報 告 を 行 っ 改 修 た 者 が 平 成 26 年 4 月 1 日 からその 報 告 を 行 った 日 以 後 5 年 を 経 過 する 日 までに 耐 震 改 修 により 取 得 等 をする 建 築 物 の 部 分 について その 取 得 価 額 の25%の 特 別 償 却 固 定 資 産 税 : 耐 震 改 修 促 進 法 により 耐 震 診 断 が 義 務 付 けられる 建 築 物 で 耐 震 診 断 結 果 が 報 告 されたものについて 平 成 26 年 4 月 1 日 か ら 平 成 29 年 3 月 31 日 までの 間 に 政 府 の 補 助 を 受 けて 改 修 工 事 を 行 った 場 合 固 定 資 産 税 額 を2 年 間 1/2に 減 額 ( 改 修 工 事 費 の2.5%が 限 度 ) 〇 住 宅 ローン 減 税 所 得 税 : 耐 震 改 修 工 事 を 行 い 平 成 31 年 6 月 30 日 までに 自 己 居 住 の 用 に 供 した 場 合 10 年 間 ローン 残 高 の1%を 所 得 税 から 控 除 ( 現 行 の 耐 震 基 準 に 適 合 させるための 工 事 で 100 万 円 以 上 の 工 事 が 対 象 ) - 45 -
(2) 表 -5 融 資 制 度 の 概 要 対 象 主 な 要 件 等 住 宅 金 融 支 援 機 構 融 資 限 度 額 :1,000 万 円 ( 住 宅 部 分 の 工 事 費 の80%が 上 限 ) 金 利 : 償 還 期 間 10 年 以 内 1.04% 11 年 以 上 20 年 以 内 1.28% ( 平 成 27 年 6 月 1 日 現 在 ) 個 人 向 け 保 証 人 : 不 要 死 亡 時 一 括 償 還 型 融 資 の 場 合 融 資 限 度 額 :1,000 万 円 ( 住 宅 部 分 の 工 事 費 が 上 限 ) 金 利 :1.28% 保 証 人 :( 一 財 ) 高 齢 者 住 宅 財 団 による 保 証 住 宅 金 融 支 援 機 構 融 資 限 度 額 :500 万 円 / 戸 ( 共 用 部 分 の 工 事 費 の80%が 上 限 ) マンション 管 理 組 合 向 け 金 利 : 償 還 期 間 10 年 以 内 0.77% ( 平 成 27 年 6 月 1 日 現 在 ) 保 証 人 : 必 要 上 記 は ( 公 財 )マンション 管 理 センターの 保 証 を 利 用 する 場 合 - 46 -
3 緊 急 輸 送 道 路 及 び 避 難 所 (1) 地 震 発 生 時 に 通 行 を 確 保 すべき 道 路 に 関 する 事 項 1 緊 急 輸 送 道 路 ア 岡 山 県 地 域 防 災 計 画 及 び 岡 山 県 緊 急 輸 送 道 路 ネットワーク 計 画 に 基 づき 定 められたも の 表 -6 緊 急 輸 送 道 路 ( 岡 山 県 地 域 防 災 計 画 岡 山 県 緊 急 輸 送 道 路 ネットワーク 計 画 ) 路 線 名 緊 急 輸 送 道 路 区 分 路 線 種 別 区 間 ( 起 点 ) 区 間 ( 終 点 ) 車 線 数 備 考 ( 管 理 者 ) 山 陽 自 動 車 道 第 1 次 高 速 自 動 車 国 道 2 号 国 道 ( 指 倉 敷 市 境 笠 岡 市 境 4 西 日 本 高 速 道 路 倉 敷 市 境 里 庄 町 境 2 国 土 交 通 省 定 ) 主 要 地 方 道 矢 掛 寄 島 線 第 2 次 主 要 地 矢 掛 町 境 鴨 方 町 六 条 院 中 2 岡 山 県 方 道 里 庄 町 境 寄 島 町 早 崎 2 岡 山 県 主 要 地 方 道 倉 敷 長 浜 笠 寄 島 町 中 安 倉 寄 島 町 早 崎 2 岡 山 県 岡 線 県 道 東 安 倉 鴨 方 線 県 道 寄 島 町 中 安 倉 鴨 方 町 六 条 院 中 2 岡 山 県 市 道 大 谷 胡 麻 屋 線 市 道 金 光 町 大 谷 金 光 町 占 見 新 田 2 浅 口 市 市 道 唐 船 金 光 線 市 道 金 光 町 大 谷 金 光 町 大 谷 2 浅 口 市 イ 浅 口 市 地 域 防 災 計 画 に 基 づき 定 められるもの なし 2 避 難 路 浅 口 市 地 域 防 災 計 画 に 基 づき 定 められるもの なし (2) 避 難 所 に 関 する 事 項 浅 口 市 地 域 防 災 計 画 に 基 づき 定 められるもの - 47 -
表 -7 避 難 所 ( 浅 口 市 地 域 防 災 計 画 ) 地 域 番 号 施 設 名 所 在 地 収 容 人 員 屋 内 屋 外 ( 人 ) ( 人 ) 収 容 地 区 1 金 光 竹 小 学 校 金 光 町 下 竹 315 250 1,500 上 竹 下 竹 八 重 2 金 光 中 学 校 金 光 町 占 見 61-1 200 1,800 道 木 福 永 金 光 地 域 3 金 光 小 学 校 金 光 町 占 見 新 田 288-1 400 1,600 4 金 光 幼 稚 園 金 光 町 占 見 新 田 288-1 50 100 駅 胡 麻 屋 占 見 地 頭 下 5 金 光 吉 備 小 学 校 金 光 町 須 恵 160 250 1,750 佐 方 須 恵 6 金 光 教 本 部 金 光 町 大 谷 320 200 2,000 大 谷 西 大 谷 東 7 金 光 公 民 館 金 光 町 占 見 新 田 790-1 450 0 全 域 対 象 8 金 光 保 健 センター 金 光 町 占 見 新 田 790-1 50 0 1 鴨 方 東 小 学 校 鴨 方 町 地 頭 上 65 250 2,500 2 鴨 方 東 幼 稚 園 鴨 方 町 鴨 方 141 50 800 3 鴨 方 中 学 校 鴨 方 町 鴨 方 780 400 7,000 4 鴨 方 高 等 学 校 鴨 方 町 鴨 方 819 560 8,000 鴨 方 益 坂 地 頭 上 本 庄 鴨 方 深 田 み ど りヶ 丘 鴨 方 地 域 5 鴨 方 西 小 学 校 鴨 方 町 小 坂 東 2223-2 200 3,500 小 坂 東 小 坂 西 6 鴨 方 西 幼 稚 園 鴨 方 町 小 坂 東 2207 50 1,000 7 鴨 方 西 小 学 校 阿 部 山 分 校 鴨 方 町 小 坂 東 5030-208 30 700 日 原 阿 部 山 地 区 8 六 条 院 小 学 校 鴨 方 町 六 条 院 中 2072 300 2,500 9 六 条 院 幼 稚 園 鴨 方 町 六 条 院 中 2072 50 500 10 中 央 公 民 館 鴨 方 町 鴨 方 2244-2 200 六 条 院 西 六 条 院 中 六 条 院 東 鳩 ヶ 丘 11 健 康 福 祉 センター 鴨 方 町 鴨 方 2244-26 300 12 天 草 公 園 体 育 館 鴨 方 町 鴨 方 2244-6 500 20,000 鴨 方 深 田 六 条 院 中 六 条 院 東 13 天 草 公 園 武 道 館 鴨 方 町 鴨 方 2244-12 200 1 寄 島 小 学 校 寄 島 町 16089-3 200 5,000 2 寄 島 中 学 校 寄 島 町 7551 200 5,000 3 寄 島 西 保 育 園 寄 島 町 16089-4 30 200 4 寄 島 幼 稚 園 寄 島 町 16089-4 50 200 寄 島 地 区 5 寄 島 公 民 館 寄 島 町 16091-23 150 300 寄 島 町 西 部 地 区 6 ふれあい 交 流 館 サンパレア 寄 島 町 16091-23 200 1,000 7 寄 島 老 人 福 祉 センター 寄 島 町 16010 100 200 8 寄 島 コミュニティセンター 寄 島 町 7703 30 300 9 寄 島 武 道 場 寄 島 町 7676 200 1,000 10 寄 島 B&G 海 洋 センター 体 育 館 寄 島 町 7555-2 200 5,000 11 竜 南 保 育 園 寄 島 町 3203-1 30 0 12 寄 島 ふれあいセンター 寄 島 町 3207-1 50 0 寄 島 町 安 倉 地 区 13 寄 島 東 公 民 館 寄 島 町 3203-1 30 1,000 14 寄 島 東 体 育 館 寄 島 町 3202 200 100-48 -