COCNの 概 要 (1) 会 の 目 的 とミッション * 産 業 界 の 有 志 を 中 心 に * 科 学 技 術 力 の 強 化 やイノベーションの 創 出 を 通 して * 国 の 持 続 的 発 展 の 基 盤 となる 産 業 競 争 力 を 強 化 する (2) 活 動 の 内 容 *

CRDSシンポジウム 資 料 超 スマート 社 会 の 光 と 影 産 業 はどう 変 わる? 2016 年 2 月 26 日 日 本 電 気 株 式 会 社 江 村 克 己 (COCN 実 行 委 員 )

COCNの 概 要 (1) 会 の 目 的 とミッション * 産 業 界 の 有 志 を 中 心 に * 科 学 技 術 力 の 強 化 やイノベーションの 創 出 を 通 して * 国 の 持 続 的 発 展 の 基 盤 となる 産 業 競 争 力 を 強 化 する (2) 活 動 の 内 容 * 推 進 テーマ 活 動 産 業 競 争 力 の 強 化 につながる 推 進 テーマの 設 定 と 検 討 推 進 テーマの 実 現 に 向 けた 産 官 学 の 役 割 分 担 と 課 題 の 解 決 推 進 テーマを 実 現 するための 主 体 の 設 置 * 政 策 提 言 活 動 報 告 書 ( 政 策 提 言 推 進 テーマ 提 言 ) 全 体 会 議 ( 閣 僚 国 会 議 員 との 懇 談 会 ) 府 省 別 懇 談 会 ( 関 連 府 省 との 意 見 交 換 ) 43 会 員 民 間 企 業 :37 社 大 学 等 :6 法 人 COCN http://www.cocn.jp/ 2

1.マーケットならびに 技 術 のマクロトレンド

2050 年 の 地 球 スマート エネルギー エネルギー 需 要 スマート ウォーター マネジメント 水 需 要 農 業 ICT 都 市 人 口 食 の 料 増 需 加 要 1,8 倍 1,6 1.8 1,7 35 63 倍 倍 億 人 億 人 4 NEC Corporation 2016 CRDSシンポジウム 資 料

2050年の日本 業務効率化 インフラ ソリューション 劣化診断 パブリック セーフティ 人口の減少 5 8000 1 億2000万人 万人 労働力の減少 インフラ維持 NEC Corporation 2016 CRDSシンポジウム 資料 0.7倍 市民の安全

社 会 変 革 のドライバーとなるIoT IoTがもたらす 第 4 次 産 業 革 命 が 社 会 課 題 解 決 の 鍵 に 技 術 の 進 化 社 会 事 業 の 変 革 (パラダイムシフト) 蒸 気 機 関 エネルギー( 石 油 電 力 ) コンピュータ インターネット Internet of Things (IoT) 第 1 次 産 業 革 命 : 軽 工 業 での 大 量 生 産 第 2 次 産 業 革 命 : 重 工 業 での 大 量 生 産 第 3 次 産 業 革 命 : 情 報 革 命 生 産 自 動 化 第 4 次 産 業 革 命 AI 知 性 知 識 情 報 データ 知 の 高 次 化 社 会 変 革 サービス 革 命 継 続 的 サービス ワークスタイル カスタマイズ モノ モノ モノ コト 提 供 者 顧 客 モノ つながりの 広 がりが 理 解 を 深 める つながりの 進 化 が 社 会 を 変 え 課 題 解 決 へ 6 NEC Corporation 2016 CRDSシンポジウム 資 料

拡 がる 繋 がり の 世 界 様 々なヒトやモノとの 間 で いつの 間 にか 繋 がっている 世 界 が 到 来 やがては 意 味 を 持 つ 情 報 (コト)どうしがサイバー 世 界 で 繋 がりあう 世 界 へ サイバー 世 界 で 繋 がりあう コトどうしが 繋 がる 世 界 コト Cyber コト コト いつのまにか 繋 がっている ヒトやモノが 繋 がる 世 界 Cyber 飛 行 場 で 駅 で 店 で コト モバイルブロードバンド スマホ コト 外 でも 繋 がる Cyber ユーザが 利 用 するときのみ つながる インターネット Cyber PC ホテルで オフィスで ホームで 7 NEC Corporation 2016 CRDSシンポジウム 資 料

知 の 高 次 化 による 課 題 解 決 の 高 度 化 実 空 間 データから 高 次 の 知 を 生 み 出 すことで 深 い 実 空 間 理 解 に 基 づく より 高 度 な 課 題 への 取 り 組 みが 可 能 に 知 性 知 識 情 報 データ 人 の 判 断 に 示 唆 を 与 える 力 判 断 するための 傾 向 知 見 ある 基 準 で 整 理 意 味 づけ 生 のデータ 数 値 記 号 解 け る 課 題 の 質 の 高 度 化 ( 情 報 工 学 のDIKWモデル) 8 NEC Corporation 2016 CRDSシンポジウム 資 料

ICT 技 術 が 実 世 界 のコトを 深 く 理 解 し 社 会 価 値 を 創 造 価 値 創 造 (value) 安 全 安 心 効 率 公 平 ICT 技 術 AI(データサイエンス) ICTプラットフォーム 深 いコト 理 解 (Experience) 知 性 コトの 理 解 (Context) 観 点 高 度 な 要 因 意 思 決 定 知 識 モノの 理 解 (Physical things) 内 側 組 織 異 常 作 業 情 報 振 動 温 度 2015 年 2018 年 2020 年 データ 9 NEC Corporation 2016 CRDSシンポジウム 資 料

コトの 理 解 による 価 値 増 幅 ユーザのもとで 起 こっている コト を 理 解 することで 継 続 的 に 価 値 を 提 供 し 続 けるサービスが 創 造 される デザイン 製 造 カスタマー リレーション 顧 客 モノの 理 解 目 的 に 向 かって 性 能 を 上 げる コトの 理 解 不 確 実 な 状 況 の 中 で 指 針 を 決 める 顧 客 の 利 用 体 験 に 関 わり 続 ける 価 値 拡 大 コトのスマート 化 コトの 横 連 携 による ビジネスモデルの 変 革 さらに 新 たな 事 業 機 会 の 創 出 より 良 いモノの 提 供 経 営 現 場 の 効 率 化 今 までにないコト (サービス)の 提 供 マスカスタマイゼー ションの 時 代 へ 10 NEC Corporation 2016 CRDSシンポジウム 資 料

これからの 産 業 界 とCOCN(1) 3つの 変 革 の 流 れと3つの 社 会 課 題 を 視 野 に 推 進 テーマプロジェクトや 日 常 の 活 動 を 進 める 変 革 の 潮 流 グローバル 化 システム 化 ソシアル 化 解 決 すべき 社 会 課 題 環 境 資 源 エネルギー 制 約 の 克 服 超 高 齢 社 会 への 対 応 社 会 のレジリエンスの 向 上 11

これからの 産 業 界 とCOCN(2) COCN 活 動 の3つの 目 標 (1)グローバル 競 争 に 勝 ち 抜 く (2)ビジネスの 生 産 性 を 飛 躍 的 に 向 上 する (3)イノベーションの 創 出 力 を 強 化 する 12

これからの 産 業 界 とCOCN(3) 目 標 を 実 現 するための3つの 提 言 の 方 向 性 (1) 商 品 サービスの 価 値 創 造 と 新 たなビジネスモデルの 創 出 (2)ICTの 進 歩 を 積 極 的 に 取 り 込 み システム 化 サービス 化 を 加 速 する (3) 社 会 課 題 の 解 決 を 通 して 民 間 のビジネスチャンスを 拡 大 する 13

これからの 産 業 界 とCOCN(4) 産 業 カテゴリーごとの 取 り 組 み 代 表 的 な 産 業 に 見 られる 顕 著 な 課 題 等 (1)モビリティ 安 全 安 心 ストレスフリーな 移 動 (2) 都 市 建 設 生 産 性 の 向 上 インフラ 長 寿 化 (3)エネルギー エネルギーミックス 実 現 への 貢 献 (4) 情 報 通 信 データ 利 活 用 を 促 進 するルール (5) 素 材 コモテ ィティー 事 業 構 造 改 革 と 新 素 材 展 開 (6)ヘルスケア 健 康 寿 命 の 延 伸 に 向 けた 医 療 システム 14

2. 産 業 構 造 と 働 き 方 の 変 革

業 種 の 枠 を 超 えた 新 たな 連 携 の 進 展 ICTの 活 用 により 産 業 社 会 の 徹 底 的 効 率 化 を 実 現 ( 地 球 規 模 ) 現 在 のほぼ2 倍 の 要 求 に 対 応 できる 効 率 的 なインフラ 労 働 生 産 性 の 向 上 ( 日 本 ) 現 在 の60%の 人 口 で 支 えられる 効 率 的 なインフラ 産 業 (ドメインナレッジ) エネルギー 農 業 製 造 流 通 物 流 IoTによる 融 合 指 数 関 数 的 に 進 化 するICT 交 通 防 災 セキュリティ 医 療 16 NEC Corporation 2016 CRDSシンポジウム 資 料

産 業 構 造 の 変 化 従 来 の 業 界 の 枠 を 超 えた 自 由 な 連 携 を 可 能 にすることによる 競 争 力 の 創 出 セット 会 社 これまでの 産 業 構 造 一 次 部 品 メーカA 一 次 部 品 メーカB 2 次 部 品 メーカa 2 次 部 品 メーカb 2 次 部 品 メーカc それぞれのレイヤ 間 で 専 用 の 仕 様 ( 設 計 製 造 サービス 等 )を 用 いたすり 合 わせによる 強 み B 社 a 社 業 界 内 での 自 由 な 連 携 これからの 産 業 構 造 セット 会 社 c 社 A 社 b 社 生 産 設 計 情 報 生 産 時 の 環 境 設 備 稼 働 状 況 ICTの 高 度 化 が R&D 設 計 運 転 保 全 で 横 断 的 な 連 携 をダイナミッ クに 実 現 することを 可 能 に B 業 界 b 社 将 来 何 時 でも 自 由 に 直 ぐに 強 み を 出 せる 異 業 種 連 携 A 業 界 a 社 C 業 界 c 社 ダイナミック( 相 互 運 用 性 信 頼 性 )な 連 携 基 盤 柔 軟 な 連 携 を 可 能 にするデータフォーマットの 標 準 化 デジタル リテラシーの 向 上 とセキュリティへの 対 応 業 界 を 越 えた 自 由 な 連 携 17 NEC Corporation 2016 CRDSシンポジウム 資 料

IIC: Industrial Internet Consortiumの 概 要 参 加 各 社 と 連 携 しIndustrial Internetを 世 界 に 普 及 するコンソーシアム 2014 年 3 月 創 設 (コア 会 社 :AT&T, Cisco, GE, IBM, Intel) 2015 年 4 月 157 社 加 盟 ニーズと 技 術 をリファレンスアーキテクチャに 集 約 テストベッド 実 施 による 実 現 性 確 認 とエコシステム(デファクト 化 ) 構 築 の 可 能 性 探 求 リファレンスアーキテクチャを2015 年 6 月 に 発 表 縦 の 繋 がる 要 件 としてハードウェアリソース 制 御 データの 接 続 性 機 能 安 全 セキュリ ティを 設 定 関 係 組 織 技 術 標 準 活 動 を 一 つの 方 向 性 に 統 合 18 NEC Corporation 2016 CRDSシンポジウム 資 料

リファレンスアーキテクチャモデル 上 のビジネス 開 発 ユーザニーズに 即 したサービス( 事 業 )を 提 供 する 最 適 な 手 法 を 構 築 自 社 の 強 みをマッピングした 上 で その 他 はエコシステム 形 成 により 確 保 するためのモデル 1ビジネスの 検 討 2リファレンスモデル 上 にマッピング 3 最 適 なレイヤー 内 のアイテムを 検 討 自 社 の 強 みをベースに エコシステム 形 成 顧 客 に 価 値 提 供 1 相 互 接 続 レイヤー 事 業 機 能 3 情 報 通 信 統 合 物 体 市 場 企 業 管 理 場 製 品 ゾーン 設 計 開 発 製 造 量 産 使 用 19 NEC Corporation 2016 CRDSシンポジウム 資 料 ドメイン ライフサイクル バリューチェーン

産 業 構 造 の 変 化 の 例 従 来 の 業 種 を 超 えた 新 しいバリューチェーン ビジネス 形 態 が 出 現 既 存 の 業 界 のバリューチェーン 計 画 運 用 保 守 新 しい 課 題 を 解 く 新 連 携 自 動 運 転 都 市 でのバス 運 用 の 統 合 オペレーション 自 社 異 なる 業 界 のバリューチェーン 業 界 内 連 携 自 社 への 統 合 中 抜 き 化 業 界 を 跨 ぐ 連 携 プライベートブランド 化 による 卸 の 中 抜 き 都 市 交 通 のスマート 化 新 しいビジネス 形 態 の 例 20 NEC Corporation 2016 CRDSシンポジウム 資 料

NECが 進 めるバリューチェーンイノベーション NECは 造 る 運 ぶ 売 る のバリューチェーンの 中 で ヒト モノ プロセスをつなぎ 新 しい 価 値 を 創 出 します ニーズと 商 品 をつなぐ 消 費 者 主 導 への 対 応 売 る Retail/Service 消 費 者 主 導 の 市 場 へ オンライン 取 引 の 拡 大 チャネルをつなぐ チャネルのマルチ 化 Online To Offline コンビニの 成 長 が 加 速 運 ぶ Logistics 情 報 と 人 モノをつなぐ 生 産 性 の 向 上 上 昇 する 労 働 コスト 造 る Manufacturing 製 造 / 生 産 と 利 用 をつなぐ 安 全 安 心 の 提 供 お 客 様 と 商 品 をつなぐ ラストワンマイル 物 流 の 拡 充 宅 配 業 の 急 速 な 成 長 品 質 サービス 重 視 へ 21 NEC Corporation 2016 CRDSシンポジウム 資 料

オープンインベーションの 拡 大 強 化 オープンインベーションは 産 業 界 にとって 不 可 欠 短 期 的 な 損 益 にかかわる 開 発 にリソースが 割 かれ 長 期 的 な 戦 略 投 資 が 難 しい 産 官 学 のメンバーでビジネスにつながる イノベーションを 提 案 して 行 く COCNはそのオープンイノベーションの 仕 掛 けの 場 と 認 識 22

( 働 き 方 の 変 革 ) 職 業 の 変 化 今 アメリカの 小 学 校 に 入 学 した 子 供 たちの 65%は 今 は 存 在 していない 職 業 に 就 くだろう (C. N. Davidson 教 授 ) 実 際 に10 年 前 には 想 像 できなか った 職 業 が 現 在 数 多 く 存 在 し ている 23 NEC Corporation 2016 CRDSシンポジウム 資 料 新 しい 時 代 でも 労 働 は 守 らなけ ればならない デジタルの 世 界 か ら 新 しい 美 を 創 る 芸 術 家 や 作 家 ダンサー ミュージシャンは 数 多 く 必 要 になるだろう そのような 観 点 で 考 えれば 65 %と 言 う 数 字 は 小 さ 過 ぎるかもし れない http://www.theatlantic.com/technology/archive/2011/08/project-classroom-transforming-our-schoolsfor-the-future/244182/

( 働 き 方 の 変 革 ) 雇 用 の 将 来 (Oxford University.) 今 後 20 年 でアメリカの 雇 用 の47%が 人 工 知 能 やロボット などのコンピュータによって 代 替 される 可 能 性 が 高 い ( 代 替 率 の 高 い 職 種 ) 製 造 業 オフィス 業 務 支 援 セールス 関 連 業 サービス 業 http://www.oxfordmartin.ox.ac.uk/downloads/academic/the_future_of_employment.pdf 24 NEC Corporation 2016 CRDSシンポジウム 資 料

人 とAIの 協 調 による 社 会 課 題 解 決 深 刻 化 複 雑 化 する 社 会 課 題 に 対 応 できる 人 材 の 不 足 に 対 して 人 間 の 思 考 判 断 を 支 援 するAIにより 効 率 的 な 課 題 解 決 を 可 能 に 深 刻 化 する 社 会 課 題 に 対 応 する 人 材 が 不 足 AIが 多 視 点 からの 示 唆 を 示 すことで 人 間 の 思 考 判 断 を 支 援 労 働 力 人 口 ( 日 本 ) 6600 万 人 育 児 社 員 アウト ソース フル タイム 5700 万 人 -40% 3800 万 人 2013 年 2030 年 2060 年 ロボット 介 護 社 員 外 国 人 社 員 育 児 社 員 アウト ソース フル タイム 多 様 な 労 働 力 の 活 用 が 必 要 # %? *>! ~&%! +! ;@ * +*}? AIによる 支 援 を 知 性 レベルにまで 拡 張 # $%! 知 性 知 識 情 報 データ 内 閣 府 予 測 25 NEC Corporation 2016 CRDSシンポジウム 資 料

IoTが 変 革 する 職 業 仕 事 産 業 構 造 職 業 仕 事 コンピュータによる 人 の 仕 事 の 代 替 が 加 速 する 人 はより 高 度 な 仕 事 に 注 力 する 今 は 存 在 しない 新 しい 職 業 が 多 数 誕 生 する 産 業 構 造 顧 客 価 値 起 点 でエコシステムが 形 成 される 価 値 創 造 の 中 核 が 上 位 レイヤにシフトする 異 業 種 の 連 携 による 価 値 共 創 が 加 速 する 26 NEC Corporation 2016 CRDSシンポジウム 資 料

27 NEC Corporation 2016 CRDSシンポジウム 資 料