会 社 法 ニュースレター 2009 年 2 月 中 国 人 民 元 建 て PE ファンドの 形 式 作 者 : 兪 衛 鋒 / 婁 斐 弘 人 民 元 建 て PE ファンドの 設 立 と 投 資 は 中 国 においてますます 活 発 に なってい 中 国 の 外 為 管 理 制 度 及 び 外 商 投 資 領 域 の 制 限 性 禁 止 性 産 業 リストに 制 限 される 状 況 において は 資 金 投 入 とファンド 管 理 両 面 の 融 通 性 を 実 現 させるための 適 切 な 人 民 元 建 てフ ァンド 構 造 を 探 し 続 けてい 現 在 の 中 国 法 律 体 系 において は 会 社 形 式 契 約 形 式 組 合 形 式 信 託 形 式 などの 組 織 形 式 で 人 民 元 建 て PE ファンドを 設 立 でき 会 社 形 式 If you would like an English version of this publication, please contact: Lily Han: (86 21) 3135 8709 如 果 您 需 要 本 出 版 物 的 中 文 本, 请 与 下 列 人 员 联 系 : 韩 东 红 : (86 21) 3135 8709 弊 所 発 行 物 の 詳 細 を 知 りたい 方 は 下 記 担 当 者 にご 連 絡 ください 韓 東 紅 : (86 21) 3135 8709 通 力 法 律 事 務 所 www.llinkslaw.com 会 社 形 式 において とファンド 投 資 者 は 中 国 で 有 限 責 任 公 司 ( SPC )を 設 立 し SPC を 投 資 ファンドの 主 体 として 目 標 企 業 に 投 資 を 行 う は SPC の 株 主 として SPC に 一 部 の 資 金 を 投 入 し( 登 録 資 本 株 主 貸 付 その 他 融 資 を 含 む) 株 主 契 約 と 会 社 定 款 に 従 い SPC を 支 配 し 目 標 企 業 を 保 有 又 は 管 理 する 権 利 を 有 す SPC を 使 って 投 資 ファンドの 主 体 とすることのデメリットも 存 在 す 主 には SPC の 法 定 準 備 金 及 びその 他 の 資 金 の 留 保 によりファンド 投 資 者 の 投 資 収 益 が 削 減 される 恐 れ SPC で 投 資 する 場 合 大 規 模 の 登 録 資 本 金 が 必 要 法 律 規 定 によると 資 本 金 を 減 資 したい 場 合 煩 雑 なプロセスを 通 しなけれ うことを 禁 じ(3) 弊 所 は 本 発 行 物 の 如 何 なる 内 容 に 起 因 して 発 生 した 損 害 については その 内 容 如 何 に 関 わらず1
ばならないことにより ファンド 投 資 者 にとってリスクが 増 え 増 資 減 資 の 融 通 性 が 欠 けることで フ ァンド 管 理 者 ファンド 投 資 者 による 資 金 投 入 及 びコスト 収 益 を 回 収 する 際 の 障 碍 になる 可 能 性 があ が SPC の 少 数 株 主 である 場 合 SPC 又 は 目 標 企 業 に 対 する 全 面 的 な 支 配 はできない 可 能 性 があ 株 主 が 外 国 投 資 者 である 場 合 SPC が 持 分 構 造 登 録 資 本 などを 変 更 する 際 に 審 査 認 可 と 登 記 手 続 は 必 要 で 外 国 投 資 者 が 出 資 した 登 録 資 本 は 直 接 に 株 式 投 資 に 用 いれないことにより その 融 通 性 は よくない ファンド 投 資 者 1 ファンド 投 資 者 2 ファンド 投 資 者 N SPC 契 約 形 式 株 主 として 直 接 投 資 を 行 うことを 避 けるため はファンド 投 資 者 と 顧 問 契 約 を 締 結 できファ ンド 投 資 者 は 自 らの 名 義 で 直 接 に 目 標 企 業 に 対 する 投 資 を 行 い 又 は 会 社 形 式 と 類 似 するモデルを 実 行 す る( 即 ち SPC を 通 じて 目 標 企 業 に 投 資 する) ( 契 約 ) ファンド 投 資 者 1 ファンド 投 資 者 2 ファンド 投 資 者 N ( 契 約 ) SPC うことを 禁 じ(3) 弊 所 は 本 発 行 物 の 如 何 なる 内 容 に 起 因 して 発 生 した 損 害 については その 内 容 如 何 に 関 わらず2
ファンド 投 資 者 は 目 標 企 業 から 投 資 収 益 を 獲 得 し はファンド 投 資 者 又 は SPC に 管 理 費 を 請 求 でき ただし 前 述 の 構 造 により が 目 標 企 業 に 対 する 支 配 は 削 減 される 可 能 性 があまた ファ ンド 管 理 者 は 直 接 な 資 本 投 資 を 参 与 できず 目 標 企 業 又 は SPC に 投 資 コンサルを 提 供 することしかないので その 権 益 の 保 障 は 不 十 分 であ 組 合 形 式 2007 年 6 月 1 日 に 発 効 した 中 華 人 民 共 和 国 組 合 企 業 法 ( 改 正 )は 国 内 個 人 及 び 機 構 による 有 限 責 任 組 合 企 業 の 設 立 を 認 めた 当 該 有 限 責 任 組 合 企 業 は 中 国 における PE ファンドの 新 しい 形 式 と 見 なされ 但 し 外 商 投 資 組 合 企 業 に 関 する 法 律 法 規 はまだ 発 布 されていないため 実 務 上 の 実 行 可 能 性 はまだ 不 明 確 であ ファンド 投 資 者 1 ファンド 投 資 者 2 ファンド 投 資 者 N ( 有 限 責 任 パートナーとして) ( 無 限 責 任 パートナーとして) 有 限 責 任 組 合 企 業 組 合 形 式 において 無 限 責 任 パートナーは とファンド 投 資 者 を 兼 任 でき 会 社 形 式 と 比 べ 組 合 企 業 には 法 定 準 備 金 が 要 求 されず 企 業 所 得 税 も 徴 収 されないので 運 営 コストはより 低 いであま た 組 合 契 約 の 定 めに 従 い 無 限 責 任 パートナーは 弾 力 性 をもつ 資 金 募 集 回 収 及 び 利 潤 分 配 構 造 を 享 受 で き 実 務 上 最 近 何 年 間 一 部 の 人 民 元 建 てファンドは 既 に 国 内 において 組 合 企 業 の 形 式 で 設 立 された しかし 中 国 組 合 企 業 特 に 外 商 投 資 組 合 企 業 に 関 する 法 律 及 びその 実 践 は 不 健 全 のため その 実 行 性 は まだ 不 明 確 であ 中 国 国 内 における IPO の 実 務 上 法 律 明 文 規 定 がないにもかかわらず 現 在 組 合 企 業 が 上 場 企 業 の 株 式 を 保 有 するのはまだ 障 碍 があこれにより 組 合 企 業 が 株 主 である 目 標 企 業 が A 株 での 上 場 は 制 限 される 可 能 性 があ うことを 禁 じ(3) 弊 所 は 本 発 行 物 の 如 何 なる 内 容 に 起 因 して 発 生 した 損 害 については その 内 容 如 何 に 関 わらず3
信 託 形 式 信 託 の 形 式 で 人 民 元 建 てファンドを 設 立 するのは 新 しいやりかたではない 近 年 の 実 践 によると 一 部 の 信 託 会 社 は 目 標 企 業 に 対 する 株 式 投 資 及 び 貸 付 提 供 に 用 いる 信 託 計 画 を 発 行 した 但 し これらの 信 託 計 画 を 通 じて 貸 付 融 資 を 提 供 するのは PE ファンドと 認 定 されない ファンド 投 資 者 1 ファンド 投 資 者 2 ファンド 投 資 者 N ( 信 託 を 購 入 ) ( 投 資 顧 問 ) 信 託 会 社 中 国 銀 行 業 監 督 管 理 委 員 会 ( 銀 監 会 )は 2008 年 6 月 25 日 に 信 託 会 社 個 人 株 式 投 資 信 託 業 務 操 作 ガイ ドライン ( ガイドライン )を 発 布 し 信 託 計 画 を 発 行 するという 形 式 で 人 民 元 建 て PE ファンドの 設 立 を 認 めた ガイドライン によると 信 託 会 社 はファンドと 共 同 で 複 数 の 目 標 企 業 に 投 資 するための 個 人 株 式 投 資 信 託 計 画 を 創 設 できる( 非 上 場 会 社 株 式 投 資 上 場 会 社 制 限 株 式 投 資 及 び 銀 監 会 が 認 可 したその 他 の 投 資 でき る 株 式 を 含 む) 個 人 株 式 投 資 ファンド 信 託 計 画 において 信 託 会 社 は 自 身 以 外 の 一 つの 投 資 顧 問 ( 顧 問 )を 委 任 でき 個 人 株 式 投 資 に 対 し 顧 問 サービスを 提 供 させ の 管 理 費 用 については 制 限 されない 前 述 の 便 利 にもかかわらず ガイドライン には 信 託 の 主 要 な 必 要 条 件 を 規 定 した 以 下 の 条 件 を 含 むがそ れに 限 らない 信 託 会 社 は 一 定 な 要 求 を 満 たさなければならない(5 名 以 上 の 適 任 の 株 式 投 資 信 託 専 門 人 員 の 保 有 を 含 む) 信 託 会 社 が 固 有 資 金 で 個 人 株 式 投 資 信 託 計 画 を 参 与 する 場 合 固 有 資 金 が 占 める 比 例 が 当 該 信 託 財 産 の 20%を 超 えてはならず 信 託 会 社 の 純 資 産 の 20%を 超 えてはならない 信 託 会 社 は 信 託 計 画 成 立 後 10 工 作 日 以 内 に 銀 監 会 に 信 託 計 画 を 報 告 しなければならない うことを 禁 じ(3) 弊 所 は 本 発 行 物 の 如 何 なる 内 容 に 起 因 して 発 生 した 損 害 については その 内 容 如 何 に 関 わらず4
顧 問 の 実 収 登 録 資 本 は 2000 万 人 民 元 を 下 回 ってはならず かつ 信 託 計 画 の 10% 以 上 の 信 託 単 位 を 持 たなければならない 現 在 の 実 務 から 見 ると 上 述 四 種 類 の 主 要 な 形 式 は 既 に 先 例 があ 比 較 的 にいうと 組 合 形 式 と 信 託 形 式 はもっとも 普 遍 的 であ 予 見 できるのは 一 旦 外 商 投 資 組 合 企 業 の 関 連 法 律 が 発 布 されたら 中 外 合 資 組 合 企 業 及 び 外 商 投 資 組 合 企 業 は 国 外 及 びファンド 投 資 者 にとって 理 想 的 なチョイスとな 更 なる 情 報 が 必 要 な 方 は 何 卒 ご 連 絡 ください 上 海 兪 衛 鋒 電 話 : (86 21) 3135 8686 David.Yu@llinkslaw.com 張 明 電 話 : (86 21) 3135 8777 Ming.Zhang@llinkslaw.com 北 京 陳 巍 電 話 : (86 10) 6655 5050-1022 Way.Chen@llinkslaw.com 通 力 律 師 事 務 所 2009 うことを 禁 じ(3) 弊 所 は 本 発 行 物 の 如 何 なる 内 容 に 起 因 して 発 生 した 損 害 については その 内 容 如 何 に 関 わらず5