11. 旧 軍 人 軍 属 等 の 援 護 (1) 旧 軍 人 軍 属 の 恩 給 ア 旧 軍 人 軍 属 の 恩 給 事 務 旧 軍 人 軍 属 及 びこれらの 遺 族 に 対 する 恩 給 は 昭 和 21 年 2 月 1 日 以 降 傷 病 恩 給 を 除 いてすべて 廃 止 されていたが 平 和 条 約 の 発 効 に 伴 い 昭 和 28 年 に 復 活 され 以 来 短 期 実 在 職 年 の 通 算 措 置 ( 昭 和 33 年 法 124 号 ) 地 域 加 算 年 の 算 入 (36 年 法 139 号 ) 抑 留 加 算 年 の 算 入 ( 昭 和 40 年 法 82 号 ) 昭 和 46 年 には 戦 地 外 戦 務 加 算 年 及 び 各 種 職 務 加 算 年 の 算 入 と 旧 軍 人 等 の 短 期 実 在 職 年 に 対 する 一 時 恩 給 の 支 給 など 受 給 範 囲 の 拡 大 とその 内 容 が 充 実 されるに 至 った また 昭 和 48 年 10 月 以 降 70 歳 以 上 の 者 妻 子 増 加 恩 給 及 び 傷 病 年 金 受 給 者 について 加 算 年 を 恩 給 額 計 算 年 数 に 算 入 することとなり 昭 和 50 年 法 改 正 により 加 算 年 の 算 入 年 齢 が 65 歳 に 更 に 昭 和 54 年 法 改 正 により 60 歳 まで 引 き 下 げられた 一 時 恩 給 についても 従 来 の 下 士 官 以 上 の 要 件 が 廃 止 され 兵 にも 支 給 されることとなり 昭 和 53 年 10 月 からは 旧 軍 人 に 対 して 一 時 金 支 給 の 特 例 措 置 も 設 けら れた しかし これらの 恩 典 を 知 らない 未 請 求 者 がまだ 潜 在 していたため その 請 求 指 導 並 びに 進 達 事 務 の 促 進 に 努 めてきている 進 達 状 況 年 度 進 達 件 数 恩 給 種 別 17 18 19 20 21 22 普 通 恩 給 0 1 1 0 0 0 普 通 扶 助 料 1 1 0 0 0 0 初 度 請 求 傷 病 恩 給 傷 病 賜 金 2 1 3 3 4 3 公 務 扶 助 料 0 1 0 0 0 1 一 時 恩 給 3 7 8 12 9 4 一 時 扶 助 料 0 0 0 0 1 0 一 時 金 2 0 1 1 0 0 計 8 11 13 16 14 8 加 算 改 定 0 1 1 2 0 0 合 計 8 12 14 18 14 8 イ 軍 歴 証 明 終 戦 後 旧 軍 人 軍 属 等 であった 者 の 軍 歴 証 明 は 就 職 海 外 渡 航 手 続 等 のために 行 われていたも のが 軍 人 恩 給 の 復 活 に 伴 い 一 般 公 務 員 に 軍 人 の 実 在 職 年 の 通 算 制 度 が 復 活 し 昭 和 34 年 国 家 公 務 員 共 済 組 合 法 の 制 定 昭 和 31 年 公 共 企 業 体 職 員 共 済 組 合 法 の 制 定 昭 和 37 年 地 方 公 務 員 共 済 組 合 法 の 制 定 により 旧 軍 人 期 間 を 各 組 合 員 期 間 に 算 入 するために 軍 歴 証 明 が 行 われてきた Ⅲ11(1)
また 厚 生 年 金 法 の 一 部 が 昭 和 40 年 法 律 第 104 号 により 改 正 され 旧 陸 海 軍 等 の 軍 属 として 旧 令 共 済 組 合 員 であった 期 間 が 同 年 金 に 通 算 されることになり この 手 続 に 要 する 軍 歴 証 明 書 を 発 行 して いる 発 行 状 況 年 度 発 行 件 数 区 分 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 国 家 公 務 員 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 公 共 企 業 体 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 地 方 公 務 員 2 2 3 6 1 0 0 1 0 0 そ の 他 0 2 2 2 2 0 0 8 7 1 計 2 4 5 8 3 0 0 9 7 1 (2) 未 帰 還 者 等 の 援 護 今 次 戦 争 では 多 くの 高 知 県 出 身 者 が 外 地 で 終 戦 を 迎 えているが その 後 帰 還 し あるいは 生 存 の 確 認 及 び 死 亡 処 理 等 の 措 置 を 行 った 結 果 における 未 帰 還 者 は 8 人 である この 8 人 は 本 人 から 来 信 あるいは 帰 還 者 の 証 言 により 生 存 が 確 実 なものはなく 全 員 が 終 戦 前 後 の 混 乱 期 に 消 息 を 絶 った 者 で 現 在 なお 生 死 等 の 調 査 を 行 っている また 日 中 国 交 回 復 ( 昭 和 47 年 9 月 ) 以 来 中 国 残 留 日 本 人 孤 児 等 の 生 存 が 相 次 いで 確 認 され 帰 国 した 後 に 高 知 県 内 に 定 住 している 中 国 残 留 邦 人 は 69 名 である ( 平 成 23 年 3 月 現 在 うち 残 留 孤 児 53 人 残 留 婦 人 等 16 名 ) 未 帰 還 者 現 況 身 分 別 地 域 別 中 国 北 朝 鮮 軍 人 軍 属 一 般 邦 人 計 備 考 1 7 8 平 成 22 年 度 に 戦 時 死 亡 0 0 0 宣 告 1 名 ( 北 朝 鮮 ) 計 1 7 8 ア 未 帰 還 者 留 守 家 族 等 援 護 法 ( 昭 28.8 施 行 ) 及 び 未 帰 還 者 に 対 する 特 別 措 置 法 ( 昭 34.3 施 行 )に よる 援 護 さきの 大 戦 によって 海 外 に 残 留 を 余 儀 なくされた 未 帰 還 者 が 帰 還 した 場 合 は 帰 郷 旅 費 等 が 国 か ら 支 給 される また 未 帰 還 者 のうち 国 がその 状 況 に 関 し 調 査 究 明 した 結 果 なおこれを 明 らかにすることがで きない 者 について 戦 時 死 亡 宣 告 の 措 置 を 行 い 遺 族 に 対 しては 弔 慰 料 葬 祭 料 が 国 から 支 給 さ れる Ⅲ11(1)(2)
イ 中 国 残 留 日 本 人 孤 児 等 調 査 国 の 行 う 各 種 調 査 への 協 力 を 行 うとともに 過 去 に 判 明 した 県 関 係 孤 児 等 の 資 料 を 保 管 している (3) 中 国 等 からの 帰 国 者 に 対 する 援 護 終 戦 当 時 の 混 乱 により 中 国 東 北 地 区 ( 旧 満 州 )に 残 留 を 余 儀 なくされた 中 国 残 留 邦 人 等 の 帰 国 を 促 進 するとともに 帰 国 後 の 定 着 自 立 を 図 るため 平 成 6 年 10 月 に 中 国 残 留 邦 人 等 の 円 滑 な 帰 国 の 促 進 及 び 永 住 帰 国 後 の 自 立 の 支 援 に 関 する 法 律 ( 帰 国 者 支 援 法 )が 施 行 された これにより 対 象 とな る 残 留 邦 人 等 には 帰 国 旅 費 自 立 支 度 金 が 国 から 支 給 されるほか 日 本 に 定 住 するための 研 修 住 宅 供 給 の 促 進 等 の 措 置 が 講 じられている また 永 住 帰 国 者 世 帯 には 定 住 後 の 生 活 について 支 援 し 相 談 を 受 ける 支 援 相 談 員 の 設 置 や 各 種 手 続 き 医 療 機 関 受 診 時 の 通 訳 を 行 う 自 立 支 援 通 訳 の 派 遣 などに より 地 域 社 会 への 適 応 自 立 促 進 を 図 っている 平 成 19 年 12 月 に 帰 国 者 支 援 法 が 改 正 され 平 成 20 年 4 月 から 国 費 で 帰 国 した 残 留 孤 児 残 留 婦 人 等 を 対 象 として 老 齢 基 礎 年 金 の 満 額 支 給 やそれを 補 完 する 生 活 支 援 給 付 金 の 支 給 などの 新 たな 支 援 が 始 まった 県 では 上 記 の 支 援 策 に 加 えて 平 成 11 年 7 月 から 中 国 帰 国 者 就 労 生 活 相 談 室 を 開 設 し 帰 国 者 の 生 活 上 の 問 題 や 就 労 等 に 係 る 相 談 を 受 けるとともに 帰 国 者 を 対 象 とする 日 本 語 教 室 を 開 設 し 日 本 語 の 習 得 と 帰 国 者 の 生 活 の 質 の 向 上 を 支 援 している ア 高 知 県 中 国 帰 国 者 就 労 生 活 相 談 室 の 実 施 状 況 開 設 場 所 開 設 日 時 相 談 件 数 高 知 市 週 4 日 ( 月 ~ 木 ) 平 成 20 年 度 平 成 21 年 度 平 成 22 年 度 10 時 ~16 時 581 596 416 イ 中 国 帰 国 者 日 本 語 教 室 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 高 知 市 開 設 場 所 市 立 潮 江 南 小 学 校 ( 生 涯 学 習 室 ) 横 浜 県 営 住 宅 集 会 所 北 竹 島 市 営 住 宅 集 会 所 開 催 内 容 夜 間 週 3 回 入 門 初 級 中 級 昼 間 週 1 回 入 門 初 級 昼 間 週 1 回 初 級 中 上 級 (4) 戦 傷 病 者 の 援 護 ア 恩 給 法 及 び 戦 傷 病 者 戦 没 者 遺 族 等 援 護 法 による 援 護 戦 傷 病 者 に 対 する 援 護 については 恩 給 法 ( 大 正 12 年 施 行 ) 及 び 戦 傷 病 者 戦 没 者 遺 族 等 援 護 法 ( 昭 和 27 年 施 行 )により 行 われているが 軍 人 の 大 半 は 恩 給 法 により 処 遇 され 戦 傷 病 者 戦 没 者 遺 族 等 援 護 法 では 軍 属 及 び 準 軍 属 が 主 な 対 象 となり 障 害 年 金 等 が 支 給 されている 以 来 順 次 援 護 の 対 象 の 拡 大 及 び 充 実 がなされている Ⅲ11(2)(3)(4)
障 害 年 金 受 給 者 数 ( ) 25 名 イ 戦 傷 病 者 特 別 援 護 法 による 援 護 昭 和 38 年 に 施 行 され 軍 人 軍 属 等 であった 者 の 公 務 傷 病 に 関 し 国 家 補 償 の 精 神 に 基 づき 療 養 の 給 付 等 を 行 っている (ア) 療 養 の 給 付 (イ) 療 養 手 当 の 支 給 (ウ) 葬 祭 費 の 支 給 (エ) 更 生 医 療 の 給 付 (オ) 国 立 療 養 所 への 入 所 (カ) 補 装 具 の 支 給 及 び 修 理 (キ) 戦 傷 病 者 手 帳 の 交 付 (ク) JR 無 賃 乗 車 券 引 換 証 の 交 付 なお 航 空 旅 客 運 賃 の 割 引 が 昭 和 55 年 6 月 15 日 から 実 施 されている 援 護 の 状 況 ( 平 成 22 年 度 実 績 ) 区 分 人 ( 件 ) 数 金 額 ( 千 円 ) 入 院 1 人 5,196 療 養 の 給 付 通 院 10 人 942 計 11 人 6,138 療 養 手 当 受 給 者 0 人 0 葬 祭 費 受 給 者 0 人 0 補 装 具 の 支 給 及 び 修 理 2 件 377 JR 無 賃 乗 車 ( 船 ) 券 引 換 証 交 付 者 117 人 区 分 人 数 備 考 戦 傷 病 者 手 帳 交 付 者 ( 交 付 台 帳 登 載 者 数 ) 467 人 前 年 比 55 人 ウ 戦 傷 病 者 等 の 妻 に 対 する 特 別 給 付 金 支 給 法 による 援 護 昭 和 41 年 に 施 行 され 戦 傷 病 者 等 の 妻 のおかれている 社 会 的 家 庭 的 立 場 を 考 慮 して 特 別 給 付 金 が 支 給 されることとなった その 後 数 次 にわたり 法 改 正 が 行 われ 障 害 の 程 度 により 10 万 円 及 び 5 万 円 の 国 債 ( 第 2 回 い 号 ~ぬ 号 10 年 償 還 無 利 子 )が 支 給 された 昭 和 51 年 からは これら 国 債 の 償 還 の 終 わった 戦 傷 病 者 等 の 妻 に 対 して 障 害 の 程 度 に 応 じて 30 万 円 及 び 15 万 円 の 国 債 ( 第 6 回 い 号 ~ぬ 号 10 年 償 還 無 利 子 )がそれぞれ 継 続 として 支 給 された 昭 和 54 年 の 法 改 正 では 昭 和 48 年 4 月 2 日 以 降 新 たに 戦 傷 病 者 等 の 妻 となった 者 に 障 害 の 程 度 に 応 じて 5 万 円 及 び 2 万 5 千 円 の 国 債 ( 第 8 回 い 号 ~は 号 5 年 償 還 無 利 子 )が 支 給 され 昭 和 59 年 の 法 改 正 によりこれら 国 債 の 償 還 の 終 わった 戦 傷 病 者 の 妻 に 対 して 障 害 の 程 度 に 応 じて 2 Ⅲ11(4)
万 円 及 び 1 万 円 の 国 債 ( 第 11 回 い 号 ~は 号 2 年 償 還 無 利 子 )が 継 続 として 支 給 された また 昭 和 61 年 の 法 改 正 により 基 準 日 変 更 ( 昭 和 58 年 4 月 1 日 )による 支 給 範 囲 の 拡 大 によ る 支 給 として 30 万 円 ( 軽 度 は 15 万 円 ) 第 6 回 国 債 (い 号 ~り 号 )を 受 けている 戦 傷 病 者 の 妻 に は 再 継 続 として 60 万 ~33 万 円 ( 軽 度 は 30~16.5 万 円 ) 第 8 回 国 債 (い 号 ~は 号 )を 受 けている 妻 には 継 続 として 30 万 円 ( 軽 度 は 15 万 円 )の 国 債 ( 第 12 回 い 号 10 年 償 還 無 利 子 )が 支 給 さ れた この 改 正 では 第 2 回 ぬ 号 第 6 回 い 号 ~へ 号 第 11 回 い 号 ~は 号 の 国 債 を 受 けている 妻 で 戦 傷 病 者 が 昭 和 58 年 3 月 31 日 までに 平 病 死 した 場 合 にも その 国 債 の 償 還 終 了 後 に 5 万 円 の 国 債 ( 第 13 回 い 号 ~と 号 5 年 償 還 無 利 子 )が 支 給 された さらに 平 成 3 年 の 基 準 日 変 更 ( 平 成 3 年 4 月 1 日 )による 支 給 範 囲 の 拡 大 による 支 給 ( 第 15 回 い 号 重 度 15 万 円 / 軽 度 7.5 万 円 5 年 償 還 無 利 子 ) 及 び 昭 和 58 年 4 月 1 日 から 昭 和 61 年 9 月 30 日 までに 平 病 死 した 場 合 の 支 給 ( 第 13 回 へ~ぬ 号 5 万 円 5 年 償 還 無 利 子 )がされた 平 成 8 年 には 基 準 日 変 更 ( 平 成 5 年 4 月 1 日 )による 支 給 範 囲 の 拡 大 による 支 給 及 び 第 6 回 ぬ 号 第 12 回 い 号 第 15 回 い 号 の 各 号 国 債 償 還 が 終 了 したものに 対 する 継 続 支 給 (3 回 目 2 回 目 の 継 続 含 む) が 開 始 され( 第 18 回 い 号 重 度 90 万 ~30 万 円 / 軽 度 45 万 ~15 万 円 10 年 償 還 無 利 子 ) また 昭 和 61 年 10 月 1 日 から 平 成 5 年 3 月 31 日 までに 平 病 死 した 場 合 の 支 給 ( 第 13 回 る 号 5 万 円 5 年 償 還 無 利 子 )がされた 平 成 13 年 の 法 改 正 では 基 準 日 変 更 ( 平 成 13 年 4 月 1 日 )により 新 た に 対 象 者 となる 妻 に 第 20 回 国 債 い 号 ( 重 度 15 万 円 / 軽 度 7.5 万 円 5 年 償 還 無 利 子 )が また 戦 傷 病 者 等 が 平 成 5 年 4 月 1 日 から 平 成 8 年 9 月 30 日 までに 平 病 死 した 妻 に 第 13 回 国 債 を 号 (5 万 円 5 年 償 還 無 利 子 )が 支 給 された さらに 平 成 18 年 の 法 改 正 により 基 準 日 変 更 ( 平 成 15 年 4 月 1 日 )による 支 給 範 囲 の 拡 大 に よる 支 給 及 び 第 18 回 い 号 第 20 回 い 号 の 各 号 国 債 が 終 了 したものに 対 する 継 続 支 給 ( 第 23 回 い 号 重 度 100 万 ~30 万 / 軽 度 50 万 ~15 万 10 年 償 還 無 利 子 ) 平 成 15 年 3 月 31 日 までに 戦 傷 病 者 等 が 平 病 死 した 妻 に 第 13 回 国 債 わ 号 (5 万 円 5 年 償 還 無 利 子 )が 支 給 された エ 戦 傷 病 者 相 談 員 この 制 度 は 昭 和 40 年 に 設 置 され 16 名 の 相 談 員 ( 大 臣 委 託 )が 県 下 全 域 を 分 担 して 戦 傷 病 者 の 援 護 等 について 相 談 業 務 に 従 事 している 年 度 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 相 談 件 数 126 81 61 70 78 179 52 56 79 59 (5) 遺 族 の 援 護 ア 恩 給 法 及 び 戦 傷 病 者 戦 没 者 遺 族 等 援 護 法 による 援 護 戦 没 者 遺 族 等 の 援 護 については 昭 和 27 年 に 国 家 補 償 の 精 神 に 基 づいて 戦 傷 病 者 戦 没 者 遺 族 等 援 護 法 が 施 行 されて 遺 族 年 金 等 が 支 給 され ついで 昭 和 28 年 8 月 に 旧 軍 人 恩 給 の 復 活 により 恩 給 法 の 処 遇 を 受 ける 遺 族 は 遺 族 年 金 から 公 務 扶 助 料 へ 移 行 し 以 来 順 次 援 護 の 拡 大 及 び 充 実 がなされ Ⅲ11(4)(5)
ている 遺 族 年 金 等 受 給 者 数 区 分 該 当 人 員 備 考 遺 族 年 金 受 給 者 遺 族 給 与 金 受 給 者 弔 慰 金 受 給 者 ( 累 計 ) 220 21 29,604 死 亡 失 権 等 により 絶 えず 異 動 がある イ 戦 没 者 等 の 妻 に 対 する 特 別 給 付 金 支 給 法 による 援 護 昭 和 38 年 に 施 行 され 戦 没 者 等 の 妻 が 先 の 大 戦 により 夫 を 失 い 心 に 大 きな 痛 手 を 受 けながら 戦 後 の 混 乱 の 中 を 生 きなければならなかった 精 神 的 痛 苦 に 対 して 国 として 特 別 の 慰 謝 を 行 うため 特 別 給 付 金 が 支 給 されることとなった その 後 数 次 にわたり 法 改 正 が 行 われ 20 万 円 の 国 債 (い 号 ~よ 号 10 年 償 還 無 利 子 )が 支 給 された また 昭 和 48 年 からは これらの 国 債 の 償 還 を 終 わった 戦 没 者 等 の 妻 に 対 して 60 万 円 の 国 債 ( 第 4 回 い 号 ~な 号 10 年 償 還 無 利 子 )がそれぞれの 継 続 として 昭 和 58 年 からは 第 4 回 の 国 債 の 償 還 を 終 わった 戦 没 者 等 の 妻 に 対 して 120 万 円 の 国 債 ( 第 10 回 い 号 ~つ 号 10 年 償 還 無 利 子 )がそれぞれの 再 継 続 として 支 給 されている そして 更 に 平 成 5 年 から 第 10 回 の 国 債 の 償 還 を 終 わった 戦 没 者 等 の 妻 に 対 して 180 万 円 の 国 債 ( 第 17 回 い 号 ~か 号 10 年 償 還 無 利 子 )が 再 々 継 続 として 支 給 され 更 に 平 成 15 年 から 第 17 回 の 国 債 の 償 還 を 終 わった 戦 没 者 等 の 妻 に 対 して 200 万 円 の 国 債 ( 第 22 回 い 号 ~に 号 10 年 償 還 無 利 子 )が 4 回 目 継 続 として 支 給 されてい る ウ 戦 没 者 の 父 母 等 に 対 する 特 別 給 付 金 支 給 法 による 援 護 昭 和 42 年 に 施 行 され 戦 没 者 の 父 母 等 が 先 の 大 戦 により 全 ての 子 あるいは 最 後 の 一 人 であった 子 を 失 った 父 母 及 び 同 様 の 立 場 にある 孫 を 失 った 祖 父 母 に 対 して その 最 愛 の 子 や 孫 を 失 い しか もそのために 子 孫 が 絶 えるという 特 別 の 事 情 を 考 慮 して 国 として これらの 者 の 精 神 的 痛 苦 に 対 して 特 別 の 慰 謝 を 行 うため 特 別 給 付 金 が 支 給 されることとなった その 後 数 回 にわたり 法 改 正 が 行 われ 10 万 円 の 国 債 ( 第 3 回 い 号 ~よ 号 5 年 償 還 無 利 子 )が 支 給 された また 昭 和 48 年 からはこれらの 国 債 の 償 還 を 終 わった 者 に 30 万 円 の 国 債 ( 第 5 回 い 号 ~つ 号 5 年 償 還 無 利 子 )が 継 続 支 給 昭 和 53 年 から 第 5 回 国 債 の 償 還 を 終 わった 者 に 60 万 円 の 国 債 ( 第 7 回 い 号 ~そ 号 5 年 償 還 無 利 子 )が 再 継 続 支 給 昭 和 58 年 から 第 7 回 国 債 の 償 還 の 終 わった 者 に 60 万 円 の 国 債 ( 第 9 回 い 号 ~れ 号 5 年 償 還 無 利 子 )が 再 々 継 続 支 給 昭 和 63 年 からは 再 々 継 続 分 の 国 債 の 償 還 の 終 わった 者 に 4 回 目 の 継 続 として 75 万 円 の 国 債 ( 第 14 回 い 号 ~た 号 5 年 償 還 無 利 子 )が 支 給 された 平 成 5 年 からは 4 回 目 継 続 分 の 国 債 の 償 還 の 終 わった 者 に 5 回 目 の 継 続 と して 90 万 円 の 国 債 ( 第 16 回 い 号 ~よ 号 5 年 償 還 無 利 子 )が 支 給 され 平 成 10 年 からは 5 回 目 継 続 分 の 国 債 の 償 還 の 終 わった 者 に 6 回 目 の 継 続 として 100 万 円 の 国 債 ( 第 19 回 い 号 ~ぬ 号 5 年 償 Ⅲ11(5)
還 無 利 子 )が 支 給 され 平 成 15 年 からは 6 回 目 継 続 分 の 国 債 の 償 還 の 終 わった 者 に 7 回 目 の 継 続 として 100 万 円 の 国 債 ( 第 21 回 い 号 ~へ 号 5 年 償 還 無 利 子 )が 支 給 されている さらに 平 成 20 年 からは 7 回 目 継 続 分 の 国 債 の 償 還 の 終 わった 者 に 8 回 目 の 継 続 として 100 万 円 の 国 債 ( 第 24 回 い 号 5 年 償 還 無 利 子 )が 支 給 されている エ 戦 没 者 等 の 遺 族 に 対 する 特 別 弔 慰 金 支 給 法 による 援 護 昭 和 40 年 に 施 行 され 終 戦 20 周 年 にあたり 国 が 改 めて 戦 没 者 等 の 遺 族 に 対 して 弔 意 の 意 を 表 す ため 特 別 弔 慰 金 が 支 給 されることとなった その 後 数 次 にわたる 法 改 正 により 昭 和 50 年 ( 終 戦 30 周 年 ) 昭 和 54 年 昭 和 60 年 ( 終 戦 40 周 年 ) 平 成 元 年 平 成 7 年 ( 終 戦 50 周 年 ) 平 成 11 年 平 成 17 年 ( 終 戦 60 周 年 )に 支 給 された 昭 和 40 年 からは 3 万 円 の 国 債 (い 号 ~に 号 10 年 償 還 無 利 子 ) 昭 和 50 年 には 20 万 円 の 国 債 ( 第 2 回 い~ろ 号 10 年 償 還 無 利 子 ) 昭 和 54 年 には 12 万 円 の 国 債 ( 第 三 回 い 号 6 年 償 還 無 利 子 ) 昭 和 60 年 には 30 万 円 の 国 債 ( 第 四 回 い 号 10 年 償 還 無 利 子 ) 平 成 元 年 には 18 万 円 の 国 債 ( 第 五 回 い 号 6 年 償 還 無 利 子 ) 平 成 7 年 には 40 万 円 の 国 債 ( 第 六 回 い 号 10 年 償 還 無 利 子 ) 平 成 11 年 には 24 万 円 の 国 債 ( 第 七 回 い 号 6 年 償 還 無 利 子 ) 平 成 17 年 には 40 万 円 の 国 債 ( 第 八 回 い 号 10 年 償 還 無 利 子 )が 支 給 された 平 成 21 年 4 月 から 24 万 円 の 国 債 ( 第 九 回 い 号 6 年 償 還 無 利 子 )が 支 給 されている オ 戦 没 者 遺 族 相 談 員 この 制 度 は 昭 和 45 年 に 設 置 され 23 名 の 相 談 員 ( 大 臣 委 託 )が 県 下 全 域 を 分 担 して 遺 族 の 相 談 業 務 に 従 事 している 年 度 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 相 談 件 数 146 151 187 140 160 145 87 68 101 105 (6) 戦 没 者 の 慰 霊 ア 戦 没 者 に 対 する 叙 位 叙 勲 (ア) 閣 議 決 定 昭 和 39 年 1 月 7 日 (イ) 概 要 先 の 大 戦 における 戦 没 者 の 行 賞 叙 勲 は 昭 和 17 年 9 月 決 定 の 内 規 により 叙 勲 事 務 が 進 められ 発 令 されていたが 終 戦 に 伴 い 連 合 軍 総 司 令 部 の 指 示 により 昭 和 22 年 4 月 に 事 務 半 ばで 打 ち 切 ら れた このため 死 没 後 未 だ 叙 勲 がなされていない 者 が 多 数 あり ( 以 下 未 上 申 者 という ) また 叙 勲 の 内 示 のあった 者 ( 以 下 内 報 済 者 という )に 対 しても 勲 記 勲 章 はほとんど 授 与 されていなかった 本 県 においてはこの 対 象 者 を 約 28,000 人 と 推 定 し 各 市 町 村 の 協 力 を 得 て 遺 族 調 査 を 実 施 し 伝 達 の 事 務 処 理 を 進 めてきたが 昭 和 60 年 7 月 に 事 務 の 概 了 方 針 が 出 され 昭 和 63 年 度 末 をもって 事 務 は 概 了 された 今 後 は 積 極 的 な 調 査 は 行 わず 関 係 者 からの 申 し 出 を 待 って 処 理 を 行 うこととされた Ⅲ11(5)(6)
なお 賞 賜 物 件 は 賞 勲 局 厚 生 労 働 省 県 の 順 に 交 付 され 県 から 市 町 村 を 通 じて 各 遺 族 に 伝 達 されている (ウ) 範 囲 昭 和 12 年 7 月 7 日 から 昭 和 20 年 9 月 1 日 までの 今 次 戦 争 における 戦 没 軍 人 軍 属 及 びこれに 準 ずる 者 またはこれに 関 連 して 昭 和 27 年 4 月 27 日 までに 死 没 した 者 但 し 昭 和 15 年 4 月 29 日 以 前 の 死 没 者 で 死 没 に 際 し 叙 位 叙 勲 された 者 は 除 かれることにな っている (エ) 事 務 処 理 状 況 区 分 対 象 者 発 令 済 数 ( )は 位 記 の 内 数 内 報 済 者 13,868 13,666 (575) 上 申 未 了 者 14,115 13,432 (309) 合 計 27,983 27,098 (884) イ 戦 没 者 追 悼 式 (ア) 全 国 戦 没 者 追 悼 式 政 府 が 主 催 し 昭 和 38 年 から 毎 年 8 月 15 日 に 日 本 武 道 館 において 実 施 されており 22 年 度 は 本 県 から 67 名 の 遺 族 代 表 が 参 列 した (イ) 高 知 県 戦 没 者 追 悼 式 本 県 主 催 の 追 悼 式 も 全 国 戦 没 者 追 悼 式 の 趣 旨 に 応 じて 昭 和 38 年 から 毎 年 実 施 しており 22 年 度 は 11 月 1 日 に 高 知 市 文 化 プラザかるぽーとで 遺 族 代 表 約 600 名 を 招 待 して 実 施 した. (ウ) 各 市 町 村 及 び 関 係 団 体 が 主 催 する 慰 霊 祭 には 知 事 等 が 参 列 して 弔 意 を 表 している (7) 定 期 未 伝 達 位 記 並 びに 定 例 未 伝 達 勲 記 勲 章 ア 閣 議 了 解 昭 和 45 年 10 月 16 日 ( 定 例 未 伝 達 勲 章 ) 閣 議 了 解 昭 和 47 年 8 月 22 日 ( 定 例 未 伝 達 位 記 ) イ 概 要 勲 記 勲 章 は 叙 勲 内 則 に 基 づき 昭 和 15 年 5 月 から 昭 和 21 年 4 月 30 日 までの 間 に 定 例 叙 勲 の 発 令 のあった 判 任 官 以 上 の 軍 人 軍 属 位 記 は 位 階 令 及 び 叙 位 進 階 内 則 により 昭 和 19 年 1 月 以 降 昭 和 21 年 4 月 30 日 までの 間 に 発 令 された 軍 人 軍 属 のうち 諸 般 の 事 情 から 賞 賜 物 件 の 伝 達 が 行 われ なかった 者 に 対 し 未 交 付 物 件 の 交 付 に 関 する 事 務 処 理 を 行 ってきたが 昭 和 60 年 7 月 に 事 務 の 概 了 方 針 がだされ 昭 和 63 年 度 末 をもって 事 務 を 概 了 した 今 後 は 積 極 的 な 調 査 は 行 わず 関 係 者 からの 申 し 出 を 待 って 処 理 を 行 うこととなった なお 賞 賜 物 件 の 各 決 定 又 は 遺 族 への 伝 達 は 賞 勲 局 厚 生 労 働 省 県 市 町 村 長 の 順 序 で 行 Ⅲ11(6)(7)
われている 事 務 処 理 状 況 区 分 対 象 者 決 定 者 数 定 期 未 伝 達 位 記 2,465 2,453 定 例 未 伝 達 勲 記 勲 章 5,070 5,064 Ⅲ11(6)(7)