(問)被用者保険の被扶養者に対する2年間の経過措置になる軽減額は、他の被保険者の保険料で補填すると考えてよいのか



Similar documents
賃 金 改 善 の 方 法 等 について ( 問 1) 厚 生 労 働 省 の 説 明 資 料 や 報 道 等 において 15,000 円 という 金 額 が 出 てきているが 15,000 円 を 上 回 る 賃 金 改 善 計 画 を 策 定 しなければ 本 交 付 金 による 助 成 を 受

平成21年9月29日


国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

老発第    第 号

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

スライド 1

<6D33335F976C8EAE CF6955C A2E786C73>


平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

Microsoft Word - 05_roumuhisaisoku

一 覧 表 ( 専 従 者 用 ) YES NOチャート( 専 従 月 額 単 価 用 ) (P.4)を 参 考 にしてください < 直 接 雇 用 者 > 一 覧 表 ( 専 従 者 用 )の 単 価 は 委 託 期 間 中 に 継 続 して 半 年 以 上 当 該 AMED 事 業

第 7 条 職 員 の 給 与 に 関 する 規 程 ( 以 下 給 与 規 程 という ) 第 21 条 第 1 項 に 規 定 す るそれぞれの 基 準 日 に 育 児 休 業 している 職 員 のうち 基 準 日 以 前 6 月 以 内 の 期 間 にお いて 在 職 した 期 間 がある 職

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

<4D F736F F D C93FA967B91E5906B8DD082D682CC91CE899E2E646F6378>

<4D F736F F D2088E78E998B788BC C98AD682B782E98B4B92F62E646F63>

 

Microsoft PowerPoint  22日修正最終確定.ppt

定款

る 等 級 単 価 を 使 用 する ア. 健 康 保 険 料 を 徴 収 する 事 業 者 との 雇 用 関 係 に 基 づき 当 該 補 助 事 業 に 従 事 す る 者 ただし 役 員 及 び 日 額 または 時 給 での 雇 用 契 約 者 については 健 保 等 級 適 用 者 以 外

H25要綱本文

Microsoft PowerPoint - 【資料5】社会福祉施設職員等退職手当共済制度の見直し(案)について

横浜市障害者ガイドヘルプ事業実施要綱

川越市幼稚園就園奨励費補助金交付要綱

退職手当とは

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

m07 北見工業大学 様式①

っては 出 産 予 定 日 から 出 生 した 日 から 起 算 して8 週 間 を 経 過 する 日 の 翌 日 までとする ) の 期 間 内 に 当 該 子 に 係 る 最 初 の 育 児 休 業 を 開 始 し かつ 終 了 した 場 合 であって 当 該 子 に 係 る 再 度 の 育 児

<4D F736F F D C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B A4F8D91906C8DDE8A A>

4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の

平 成 34 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで 64 歳 第 2 章 労 働 契 約 ( 再 雇 用 希 望 の 申 出 ) 第 3 条 再 雇 用 職 員 として 継 続 して 雇 用 されることを 希 望 する 者 は 定 年 退 職 日 の3か 月 前 まで

Q7 従 業 員 に 対 する 現 物 給 付 は 報 酬 給 与 額 に 含 まれます A7 法 人 が 役 員 又 は 使 用 人 のために 給 付 する 金 銭 以 外 の 物 又 は 権 利 その 他 経 済 的 利 益 (いわ ゆる 現 物 給 与 )については 所 得 税 において 給

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

国立大学法人 東京医科歯科大学教職員就業規則

(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業

【労働保険事務組合事務処理規約】

<6E32355F8D918DDB8BA697CD8BE28D C8EAE312E786C73>

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

接 支 払 制 度 を 活 用 するか 意 思 を 確 認 する 確 認 に 当 たっては 次 の 各 号 に 掲 げる 事 項 について 書 面 により 世 帯 主 の 合 意 を 得 て 代 理 契 約 を 締 結 するものとする (1) 医 療 機 関 等 が 本 市 に 対 し 世 帯 主

Microsoft Word - 通達(参考).doc

4-3-4共立蒲原総合病院組合職員の育児休業等に関する条例

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

●労働基準法等の一部を改正する法律案

Microsoft PowerPoint - 基金制度


就 業 規 則 ( 福 利 厚 生 ) 第 章 福 利 厚 生 ( 死 亡 弔 慰 金 等 ) 第 条 法 人 が 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 民 間 社 会 福 祉 施 設 等 職 員 共 済 規 程 に 基 づき 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 との 間 において 締 結 す

該 介 護 休 業 が 終 了 する 日 までに, 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 が 死 亡 したとき 又 は 離 婚, 婚 姻 の 取 消, 離 縁 等 により 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 との 親 族 関 係 が 消 滅 した とき (3) 配 偶

住宅改修の手引き(初版)

平成27年度大学改革推進等補助金(大学改革推進事業)交付申請書等作成・提出要領

スライド 1

(1) 児 童 福 祉 施 設 等 の 職 員 が 出 産 する 場 合 ( 以 下 産 休 の 場 合 という ) 次 のア 又 はイに 掲 げる 期 間 ア その 職 員 の 出 産 予 定 日 の6 週 間 多 胎 妊 娠 の 場 合 は14 週 間 前 の 日 から 産 後 8 週 間 を

目 次 1 報 酬 給 与 額 事 例 1 報 酬 給 与 額 に 含 める 賞 与 の 金 額 が 誤 っていた 事 例 1 事 例 2 役 員 退 職 金 ( 役 員 退 職 慰 労 金 )を 報 酬 給 与 額 として 申 告 して いなかった 事 例 1 事 例 3 持 株 奨 励 金 を

(2) 支 状 況 保 育 所 ( 定 員 60 人 以 上 ) 支 状 況 は 次 とおりです 1 総 入 構 成 比 は 割 合 が88.1% 活 動 外 入 が2.1% 特 別 入 が9.8%でした 2 構 成 比 は 運 営 費 入 が80.1% 経 常 経 費 補 助 金 入 が17.8%

16 日本学生支援機構

Ⅰ 元 請 負 人 を 社 会 保 険 等 加 入 建 設 業 者 に 限 定 平 成 28 年 10 月 1 日 以 降 に 入 札 公 告 指 名 通 知 随 意 契 約 のための 見 積 依 頼 を 行 う 工 事 から 以 下 に 定 める 届 出 の 義 務 ( 以 下 届 出 義 務 と

った 場 合 など 監 事 の 任 務 懈 怠 の 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 減 算 する (8) 役 員 の 法 人 に 対 する 特 段 の 貢 献 が 認 められる 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 加 算 することができる

代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

東近江行政組合職員の育児休業等に関する条例

<4D F736F F D F582CC88E78E998B788BC C98AD682B782E92E646F63>

Taro-事務処理要綱250820

延長保育料について

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

育児・介護休業等に関する規則

PowerPoint プレゼンテーション

目 次 休 暇 関 係 Q1 妊 娠 中 健 康 診 査 を 受 けるための 休 暇 が 取 れるのですか? Q2 出 産 予 定 日 の 何 日 前 から 休 暇 が 取 れるのですか? Q3 出 産 後 何 日 まで 休 暇 が 取 れるのですか? Q4 妻 が 出 産 するのですが 休 暇 が

公立大学法人秋田県立大学給与規程(案)

H28記入説明書(納付金・調整金)8

Microsoft Word - 04特定任期付職員(特任事務)給与規程【溶込】

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

基発第 号

スライド 1

注 雇 促 進 税 制 と 本 制 度 のどちらかを 利 する 可 能 性 があるが あらかじめどちらの 制 度 を 利 するか 判 断 できない という 場 合 雇 促 進 税 制 の 事 前 届 出 ( 雇 促 進 計 画 の 提 出 )をした 上 で 申 告 の 際 にどちらを 利 するかご

(1) 社 会 保 険 等 未 加 入 建 設 業 者 の 確 認 方 法 等 受 注 者 から 提 出 される 施 工 体 制 台 帳 及 び 添 付 書 類 により 確 認 を 行 います (2) 違 反 した 受 注 者 へのペナルティー 違 反 した 受 注 者 に 対 しては 下 記 のペ

<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF89C193FC8FF38BB CC8EC091D492B28DB88C8B89CA82C982C282A282C42E646F63>

< F2D8ED089EF95DB8CAF939996A289C193FC91CE8DF42E6A7464>

公表表紙

10【交付要綱】様式第5-1~13

養 老 保 険 の 減 額 払 済 保 険 への 変 更 1. 設 例 会 社 が 役 員 を 被 保 険 者 とし 死 亡 保 険 金 及 び 満 期 保 険 金 のいずれも 会 社 を 受 取 人 とする 養 老 保 険 に 加 入 してい る 場 合 を 解 説 します 資 金 繰 りの 都

第5回法人課税ディスカッショングループ 法D5-4

<4D F736F F D20836E E819592E88C5E B F944E82548C8E89FC90B3816A5F6A D28F57>

<81696D373188A E58A77816A E93788D9191E5834B C8EAE82502E786C73>

2 条 ) ア 育 児 休 業 の 対 象 とならない 職 員 ( 法 第 2 条 及 び 条 例 第 2 条 関 係 ) (ア) 臨 時 的 に 任 用 される 職 員 (イ) 育 児 休 業 に 係 る 期 間 を 任 期 と 定 めて 採 用 された 職 員 (ウ) 勤 務 延 長 職 員 (

●幼児教育振興法案

Microsoft Word - 【溶け込み】【修正】第2章~第4章

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63>

<8E9197BF B68A888E E790AC834F838B815B837682E682E D816A>

<4D F736F F F696E74202D208CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A CC8A AE98EBA8DEC90AC816A2E707074>

2 前 項 に 定 める 日 に 支 給 する 給 与 は 総 額 給 与 を12 分 割 した 額 ( 以 下 給 与 月 額 という ) 扶 養 手 当 住 居 手 当 通 勤 手 当 単 身 赴 任 手 当 寒 冷 地 手 当 及 び 業 績 手 当 並 びに 前 月 分 の 超 過 勤 務

(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

大 田 区 保 育 従 事 職 員 宿 舎 借 り 上 げ 支 援 事 業 Q&A 目 次 Ⅰ 補 助 事 業 全 般 について P3~P4 Ⅱ 補 助 対 象 施 設 について P5 Ⅲ 補 助 対 象 職 員 について P6~P10 Ⅳ 補 助 対 象 経 費 について P11~P13 2

< 現 在 の 我 が 国 D&O 保 険 の 基 本 的 な 設 計 (イメージ)> < 一 般 的 な 補 償 の 範 囲 の 概 要 > 請 求 の 形 態 会 社 の 役 員 会 社 による 請 求 に 対 する 損 免 責 事 由 の 場 合 に 害 賠 償 請 求 は 補 償 されず(

<4D F736F F D2091E F18CB48D C481698E7B90DD8F9590AC89DB816A2E646F63>

<4D F736F F D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF D6A2E646F6378>

甲府市私立幼稚園就園奨励費補助金交付規則について

<817993FA967B8E E A E815B817A B F976C8EAE82502D322E786C73>

Transcription:

賃 金 改 善 の 方 法 等 について ( 問 1) 厚 生 労 働 省 の 説 明 資 料 や 報 道 等 において 15,000 円 という 金 額 が 出 てきているが 15,000 円 を 上 回 る 賃 金 改 善 計 画 を 策 定 しなければ 本 助 成 金 による 助 成 を 受 けられないのか また 実 際 の 賃 金 改 善 額 が 賃 金 改 善 計 画 における 改 善 見 込 額 を 下 回 った 場 合 についてはどのような 取 り 扱 いとなるのか 15,000 円 については あくまでも 交 付 率 を 決 定 するために 用 いた 指 標 であり 事 業 の 規 模 や 職 員 体 制 によっては すべての 事 業 者 に 福 祉 介 護 職 員 一 人 当 たり 月 額 15,000 円 の 助 成 が 行 われるわけではない また 例 えば 次 のような 場 合 においては 結 果 として 実 際 の 賃 金 改 善 額 が 賃 金 改 善 計 画 における 改 善 見 込 額 を 下 回 ることも 想 定 されることから 助 成 金 の 受 給 総 額 から 当 該 賃 金 改 善 にかかった 費 用 の 差 額 を 年 度 ごとに 都 道 府 県 に 返 還 することで 足 りるものとする なお 実 績 報 告 時 において 当 該 理 由 を 都 道 府 県 に 報 告 することは 必 ずしも 必 要 としていない 組 織 における 職 員 構 成 障 害 福 祉 サービス 等 給 付 費 収 入 の 変 動 等 により 計 画 の 実 行 が 困 難 となった 場 合 当 初 の 見 込 み 通 りに 福 祉 介 護 職 員 の 増 加 を 図 れなかった 場 合 当 初 計 画 を 下 回 る 改 善 について 労 使 の 合 意 が 得 られた 場 合 その 他 適 当 と 認 められる 事 由 ( 問 2) 助 成 金 の 交 付 見 込 額 ( 月 額 )を 上 回 る 賃 金 改 善 計 画 を 策 定 すること とされているが どの 程 度 の 水 準 を 上 回 ればよいのか 上 回 る について 具 体 的 な 数 値 要 件 を 定 めることはないので 適 切 な 設 定 をされたい なお 1 年 目 については 選 択 的 な 処 遇 改 善 要 件 として 平 成 21 年 度 障 害 福 祉 サービス 等 報 酬 改 定 を 踏 まえた 賃 金 改 善 以 外 の 処 遇 改 善 事 項 ( 例 : 正 規 職 員 への 転 換 勤 務 シフトの 改 善 教 育 研 修 の 充 実 子 育 て 支 援 や 腰 痛 対 策 の 実 施 等 )をチェックすることを 要 件 とし 平 成 22 年 度 以 降 は 平 成 21 年 度 障 害 福 祉 サービス 等 報 酬 改 定 を 踏 まえた 処 遇 改 善 について 定 量 的 な 要 件 を 課 すこと( 例 : 勤 務 シフトの 改 善 や 教 育 研 修 の 充 実 を 一 定 額 分 以 上 行 うこと)のほか キャリア パスに 関 する 要 件 を 追 加 することとしており これを 満 たさない 場 合 は 減 額 することを 予 定 している - 1 -

( 問 3) 福 祉 介 護 職 員 の 賃 金 改 善 見 込 額 について どのように 計 算 をすれ ばよいのか 申 請 書 作 成 段 階 における 福 祉 介 護 職 員 の 賃 金 水 準 や 事 業 の 規 模 等 を 勘 案 し 各 事 業 者 において 見 込 む 賃 金 改 善 の 金 額 を 推 計 されたい なお 実 際 の 賃 金 改 善 額 については 実 績 報 告 の 段 階 で 確 認 することとしており 計 画 の 策 定 時 点 において 当 該 見 込 額 の 積 算 内 訳 を 求 めることはないが 実 現 可 能 性 のある 金 額 を 設 定 すること ( 問 4) 障 害 福 祉 サービス 等 給 付 費 の 収 入 が 処 遇 改 善 計 画 時 を 大 きく 上 回 っ た 結 果 実 際 に 受 給 した 助 成 金 の 額 が 当 初 の 賃 金 改 善 計 画 作 成 時 の 見 込 み 額 を 上 回 ったことにより 助 成 金 による 当 初 の 賃 金 改 善 計 画 を 上 回 る 額 の 改 善 が 可 能 となった 場 合 当 該 上 回 った 額 への 助 成 金 の 充 当 は 可 能 か 助 成 金 受 給 額 の 範 囲 内 において 福 祉 介 護 職 員 の 賃 金 改 善 を 行 う 場 合 助 成 金 の 充 当 は 可 能 である ( 例 ) 助 成 金 見 込 額 ( 月 額 )150,000 円 助 成 金 受 給 額 ( 月 額 )165,000 円 ( 見 込 額 +15,000 円 ) 常 勤 換 算 職 員 数 10.0 賃 金 改 善 見 込 額 が 15,500 円 としていた 場 合 165,000 円 以 上 の 賃 金 改 善 を 行 った 場 合 助 成 金 の 返 還 の 必 要 はない ( 問 5) 全 職 員 一 律 に 助 成 金 を 分 配 する 必 要 はあるのか 例 えば 全 常 勤 職 員 の 賃 金 改 善 額 は 同 額 又 は 同 水 準 でなければならないのか 賃 金 改 善 見 込 額 等 は 処 遇 改 善 計 画 書 の 作 成 単 位 全 体 の 平 均 で 見 ることと しており 全 職 員 同 額 の 賃 金 引 き 上 げは 行 う 必 要 はない ( 問 6) 定 期 昇 給 の 実 施 も 賃 金 改 善 と 認 められるのか 賃 金 改 善 の 方 法 は ベースアップ 定 期 昇 給 手 当 賞 与 一 時 金 等 があ るが 賃 金 が 改 善 するのであれば 問 わない - 2 -

( 問 7) 賃 金 改 善 額 に 含 まれる 法 定 福 利 費 等 の 範 囲 について 賃 金 改 善 額 には 次 の 額 を 含 むものとする 法 定 福 利 費 ( 健 康 保 険 料 介 護 保 険 料 厚 生 年 金 保 険 料 児 童 手 当 拠 出 金 雇 用 保 険 料 労 災 保 険 料 等 )における 本 助 成 金 による 賃 金 上 昇 分 に 応 じた 事 業 主 負 担 増 加 分 法 人 事 業 税 における 本 助 成 金 による 賃 金 上 昇 分 に 応 じた 外 形 標 準 課 税 の 付 加 価 値 額 増 加 分 また 法 定 福 利 費 等 の 計 算 に 当 たっては 合 理 的 な 方 法 に 基 づく 概 算 によ ることができる なお 任 意 加 入 とされている 制 度 に 係 る 増 加 分 ( 例 えば 退 職 手 当 共 済 制 度 等 における 掛 金 等 )は 含 まないものとする ( 問 8) 賃 金 改 善 額 には 助 成 金 申 請 日 以 前 の 賃 金 改 善 額 を 含 むのか 賃 金 改 善 額 については 原 則 平 成 20 年 度 下 半 期 (10~3 月 )における 福 祉 介 護 職 員 の 賃 金 水 準 との 比 較 によることとしており 結 果 的 に 申 請 日 以 前 の 改 善 分 であっても 平 成 21 年 障 害 福 祉 サービス 等 報 酬 改 定 を 踏 まえ て 実 施 した 賃 金 改 善 額 ( 例 えば 平 成 21 年 4 月 に 実 施 したベースアップ 等 ) のうち 賃 金 改 善 実 施 期 間 ( 問 9 参 照 )における 支 給 分 については 賃 金 改 善 額 に 含 むこととなるが 賃 金 改 善 実 施 期 間 より 前 の 支 給 分 は 賃 金 改 善 額 に 含 めることはできない ( 問 9) 賃 金 改 善 実 施 期 間 の 設 定 について 賃 金 改 善 実 施 期 間 については 次 の 条 件 を 満 たす 期 間 の 中 で 事 業 者 が 任 意 に 選 択 することとされている 1 月 数 は 助 成 金 支 給 月 数 と 同 じでなければならならない 2 当 該 年 度 の 概 算 交 付 の 根 拠 となるサービス 提 供 の 期 間 の 初 月 から 助 成 金 支 給 終 了 月 の 翌 月 までの 連 続 する 期 間 でなければならない 3 各 年 度 において 重 複 してはならない ( 例 ) 平 成 21 年 度 における 賃 金 改 善 実 施 期 間 については 下 図 のようになる - 3 -

H21.10 H21.11 H21.12 H22.1 H22.2 H22.3 H22.4 H22.5 サービス 提 供 月 助 成 金 支 給 月 賃 金 改 善 実 施 期 間 次 の4パターンのうち 一 つを 選 択 する なお 選 択 した 賃 金 改 善 実 施 期 間 において 必 ずしも 毎 月 賃 金 改 善 分 の 支 給 を 行 う 必 要 はない 例 えば 上 記 の 例 において 平 成 21 年 10 月 から 平 成 22 年 1 月 までの 期 間 を 賃 金 改 善 期 間 として 選 択 した 場 合 賃 金 改 善 方 法 について は 毎 月 の 基 本 給 等 に 助 成 金 を 充 当 することだけでなく 平 成 22 年 1 月 に 賞 与 等 で 一 括 支 給 することも 可 能 である ( 問 10) 対 象 事 業 者 の 責 務 として 助 成 金 による 賃 金 改 善 を 行 う 給 与 の 項 目 以 外 の 給 与 の 水 準 を 低 下 させてはならない とあるが 業 績 悪 化 等 に より 賃 金 を 引 き 下 げざるを 得 ない 場 合 はどうするのか もともと 業 績 等 に 応 じて 変 動 することとされている 給 与 ( 賞 与 等 )につい ては 業 績 悪 化 等 により 引 き 下 げ 等 を 行 うことを 妨 げてはいない ただし 業 績 悪 化 等 で 業 績 等 に 応 じて 変 動 することが 想 定 されない 給 与 を 引 き 下 げた 場 合 等 については 事 務 処 理 要 領 の12に 定 めるところによる ( 問 11) 職 員 への 周 知 はどのように 行 うのか 職 員 への 周 知 については 福 祉 介 護 職 員 処 遇 改 善 計 画 書 を 用 いることと する 当 該 計 画 書 には 助 成 金 見 込 額 と 賃 金 改 善 見 込 額 及 び 賃 金 改 善 の 方 法 等 に ついて 事 業 所 の 職 員 に 周 知 するとともに できるだけ 福 祉 介 護 職 員 1 人 当 たりの 賃 金 改 善 見 込 み 額 を 盛 り 込 むこととしている 具 体 的 な 周 知 の 方 法 については 例 えば 当 該 計 画 書 を 全 事 業 所 に 掲 示 す ることや 全 従 業 者 に 通 知 すること 等 が 考 えられるが 各 法 人 において 適 切 な 方 法 を 選 択 されたい また 当 該 計 画 書 に 加 え 必 要 な 資 料 を 併 せて 周 知 する ことも 可 能 である なお 助 成 金 事 業 の 経 済 危 機 対 策 としての 趣 旨 にかんがみ この 助 成 金 に ついて 速 やかに 職 員 に 周 知 するとともに 処 遇 改 善 計 画 の 内 容 や 賃 金 改 善 の - 4 -

見 込 み 額 についても 周 知 されたい 対 象 者 等 について ( 問 12) 福 祉 介 護 職 員 の 定 義 如 何 福 祉 介 護 職 員 以 外 の 職 種 は 対 象 とな らないのか 福 祉 介 護 職 員 の 対 象 については 事 務 処 理 要 領 2の 第 三 号 に 対 象 職 種 を 定 めており 他 の 職 種 のみに 従 事 している 者 は 対 象 とならない 福 祉 介 護 職 員 以 外 の 職 種 の 処 遇 改 善 については 障 害 福 祉 サービス 等 報 酬 改 定 等 を 活 用 し 対 応 されたい ( 問 13) 福 祉 介 護 職 員 が 足 りず 看 護 職 員 の 余 剰 分 を 人 員 基 準 の 福 祉 介 護 職 員 としている 場 合 でも 交 付 金 の 対 象 となるのか 人 員 配 置 基 準 を 満 たした 上 で 看 護 職 員 が 福 祉 介 護 職 員 として 従 事 し ている 場 合 は 助 成 金 の 対 象 となる ( 問 14) 福 祉 介 護 職 員 が 派 遣 労 働 者 の 場 合 でも 交 付 金 の 対 象 となるのか 事 務 処 理 要 領 2の 第 三 号 に 定 めている 福 祉 介 護 職 員 であれば 派 遣 労 働 者 であっても 本 助 成 金 の 対 象 とすることは 可 能 であり 派 遣 元 と 相 談 の 上 助 成 金 を 派 遣 料 金 の 値 上 げ 分 等 に 充 てることは 可 能 である この 場 合 において は 計 画 書 実 績 報 告 書 は 派 遣 労 働 者 を 含 めて 作 成 することとする ( 問 15) 基 準 該 当 サービス 事 業 所 は 本 助 成 金 の 支 給 対 象 となりうるのか 基 準 該 当 サービス 事 業 所 については 助 成 金 の 対 象 とする 対 象 とされた 場 合 には 指 定 障 害 福 祉 サービス 事 業 所 と 同 様 に 処 遇 改 善 計 画 を 作 成 の 上 助 成 金 対 象 事 業 所 の 承 認 の 申 請 を 行 う なお 基 準 該 当 サービス 事 業 所 への 助 成 金 の 支 払 いは 通 常 の 障 害 福 祉 サ ービスの 費 用 の 支 払 いに 準 じ 国 保 連 等 から 支 払 われることとなる ( 問 16) 新 規 指 定 の 事 業 者 は 本 助 成 金 を 受 けられないのか 新 規 指 定 事 業 者 についても 本 助 成 金 の 助 成 対 象 である この 場 合 におい - 5 -

て 処 遇 改 善 計 画 書 における 賃 金 改 善 額 については 賃 金 のうち 助 成 金 を 充 当 する 部 分 を 明 確 にすることとする 方 法 については 就 業 規 則 等 に 明 記 す る 雇 用 契 約 書 に 記 載 する 等 が 考 えられる ( 問 17) 新 規 に 増 員 した 福 祉 介 護 職 員 の 賃 金 改 善 額 については どのよう に 取 り 扱 うのか 当 該 者 の 賃 金 のうち 助 成 金 を 充 当 する 部 分 を 明 確 にすることとする ( 問 18) 雇 用 する 職 員 の 員 数 や 個 別 の 職 員 の 入 れ 替 わりにより 職 員 構 成 に 変 更 があった 場 合 の 賃 金 改 善 額 の 考 え 方 について この 場 合 の 賃 金 改 善 額 については 比 較 対 象 である 平 成 20 年 度 下 半 期 中 ( )に 適 用 されていた 賃 金 算 定 ルールを 当 該 年 度 に 勤 務 している 福 祉 介 護 職 員 に 適 用 した 場 合 の 賃 金 総 額 と 当 該 年 度 に 受 給 した 交 付 金 の 総 額 の 合 計 額 を 実 際 に 当 該 年 度 に 支 給 した 賃 金 総 額 が 上 回 っていればよい という 考 え 方 となる こうした 考 え 方 により 実 際 の 賃 金 改 善 額 の 計 算 については 個 々の 事 業 者 の 実 態 に 応 じた 適 切 な 方 法 で 行 われたい 例 えば 手 当 を 新 設 した 場 合 や 昇 給 額 が 計 算 できる 場 合 等 賃 金 改 善 の 方 法 によって 明 確 に 賃 金 改 善 額 が 区 分 できる 場 合 は 当 該 改 善 額 の 総 額 が 助 成 金 の 総 額 を 上 回 っていればよい 平 成 20 年 10 月 から 平 成 21 年 3 月 までを 指 し 例 えば 平 成 20 年 12 月 に 賃 金 改 善 を 実 施 した 場 合 については 平 成 20 年 10 月 又 は 11 月 時 点 の 賃 金 算 定 ルールを 用 いることも 可 能 である - 6 -

追 加 分 ( 問 19) 助 成 金 の 対 象 事 業 者 としての 承 認 は 申 請 月 及 びサービス 提 供 月 と の 関 係 でいつから 発 生 するのか 承 認 の 効 果 は 申 請 月 まで 遡 ることができる 即 ち 申 請 月 のサービス 提 供 分 から 助 成 金 の 算 定 対 象 とすることが 可 能 である ただし 支 払 いの 時 期 が 通 常 のサービス 提 供 月 から 翌 々 月 の 時 期 に 間 に 合 わない 可 能 性 が 高 いこと について 事 業 者 に 事 前 に 伝 える 必 要 がある なお 今 年 10 月 サービス 提 供 分 については 準 備 のため サービス 提 供 月 の 前 月 である9 月 から 受 け 付 けることとしている ( 問 20) 平 成 21 年 11 月 以 降 に 申 請 のあった 事 業 者 に 対 して 10 月 サービス 提 供 分 にかかる 助 成 金 の 支 払 いを 行 うことは 可 能 か 助 成 金 は 申 請 月 のサービス 提 供 分 から 対 象 とすることとしており 申 請 月 より 遡 っての 支 給 は 認 められない ( 問 21) 助 成 金 は 毎 月 の 支 払 いが 概 算 払 いという 性 質 なのか また 助 成 金 の 額 の 確 定 は 必 要 なのか 福 祉 介 護 人 材 の 処 遇 改 善 事 業 助 成 金 は 毎 月 報 酬 等 の 総 額 に 一 定 の 率 を 乗 じた 額 を 精 算 払 いすることとなる また 精 算 払 いのため 額 の 確 定 は 必 要 ない 実 績 報 告 により 実 際 に 賃 金 改 善 に 充 てられた 経 費 が 助 成 金 受 給 総 額 を 下 回 ったことが 判 明 した 場 合 であっても 額 の 精 算 による 返 還 ではな く 助 成 金 の 支 給 条 件 により 返 還 義 務 が 生 じているという 整 理 となる ( 問 22) 福 祉 介 護 人 材 の 処 遇 改 善 事 業 助 成 金 を 事 業 者 へ 支 払 う 際 の 口 座 に ついては 報 酬 等 の 支 払 先 と 同 一 の 口 座 になるという 理 解 でよいか また 複 数 事 業 所 が 事 業 者 単 位 で 一 括 申 請 した 場 合 であっても 同 様 か お 見 込 みのとおり ( 問 23) 報 酬 等 の 月 遅 れ 請 求 に 係 る 助 成 金 についても 自 動 的 に 国 保 連 から 支 払 われるのか お 見 込 みのとおり ただし 報 酬 等 の 請 求 月 が 遅 れているため 通 常 の 支 - 7 -

払 い 時 期 (サービス 提 供 月 の 翌 々 月 )から 遅 れることとなる ( 問 24) 事 務 処 理 要 領 3 助 成 金 の 仕 組 みと 事 業 年 度 の 二 事 業 年 度 の 助 成 額 の 根 拠 となる 障 害 福 祉 サービス 等 の 期 間 について 原 則 とし て と 示 されているが 例 外 としては 月 遅 れ 請 求 が 翌 年 度 に 区 分 さ れるという 解 釈 で 良 いか お 見 込 みのとおり したがって 助 成 額 の 算 定 根 拠 となる 報 酬 等 の 総 額 に も 含 まれるものである また 障 害 児 施 設 措 置 費 や 精 神 障 害 者 社 会 復 帰 施 設 等 運 営 費 補 助 金 の 国 保 連 に 委 託 せずに 助 成 金 を 支 払 う 場 合 は 当 該 補 助 金 の 事 業 年 度 と 合 わせて 助 成 金 を 支 払 うことも 差 し 支 えない ( 問 25) 助 成 額 の 算 定 根 拠 となる 報 酬 等 の 総 額 について 報 酬 等 本 体 の 過 誤 調 整 や 過 誤 調 整 によらない 返 還 等 が 生 じた 場 合 の 取 扱 いを 教 えてほし い 報 酬 等 の 過 誤 調 整 については 毎 月 の 助 成 金 額 の 算 定 の 中 で 調 整 されるた め 助 成 金 の 返 還 又 は 過 誤 調 整 は 不 要 である(ただし 事 業 年 度 終 了 後 の 実 績 報 告 による 返 還 は 生 じうる) 一 方 過 誤 調 整 によらない 返 還 等 が 生 じた 場 合 については 助 成 金 額 の 算 定 による 調 整 が 行 われないため 助 成 金 の 返 還 又 は 過 誤 調 整 が 必 要 となる ( 問 26) 助 成 金 に 返 還 額 が 生 じた 場 合 報 酬 等 と 相 殺 することは 可 能 か 助 成 金 は 都 道 府 県 の 基 金 から 支 出 される 一 方 報 酬 等 は 市 町 村 等 の 一 般 会 計 から 支 出 されるものであるため 両 者 を 相 殺 することはできない ( 問 27) 事 務 処 理 要 領 に 定 める 賃 金 改 善 実 施 期 間 では 事 業 者 が 事 業 年 度 を 越 えて 賃 金 改 善 を 実 施 することも 可 能 となっているが その 考 え 方 を 教 えていただきたい 本 事 業 の 目 的 は 賃 金 改 善 の 取 り 組 みを 行 う 計 画 を 提 出 している 事 業 者 へ の 助 成 金 の 支 給 であることから あらかじめ 定 められた 賃 金 改 善 実 施 期 間 内 であれば 事 業 年 度 を 越 えた 賃 金 改 善 への 助 成 金 の 充 当 であっても 問 題 は 生 じない - 8 -

( 問 28) 都 道 府 県 独 自 の 判 断 で 事 務 処 理 要 領 に 規 定 された 様 式 及 び 添 付 書 類 以 外 の 書 類 を 事 業 者 に 求 めることは 認 められるか 例 えば 実 績 報 告 時 に 添 付 する 賃 金 改 善 総 額 の 積 算 内 訳 に 関 しては 事 業 者 の 賃 金 改 善 方 法 や 福 祉 介 護 職 員 の 就 業 実 態 等 が 様 々なことから すべて の 事 業 者 に 一 律 の 様 式 による 記 載 を 求 めることは 困 難 であり かつ 事 業 者 及 び 実 施 主 体 である 都 道 府 県 に 過 度 の 事 務 負 担 が 生 じるおそれがあるた め 事 業 者 の 任 意 の 方 法 による 記 載 としているところである 一 方 事 業 者 に 対 して 本 助 成 金 に 関 する 書 類 を5 年 間 保 存 することを 義 務 づけているもの である 都 道 府 県 におかれては こうした 趣 旨 を 踏 まえ 事 務 処 理 要 領 に 定 める 添 付 書 類 以 外 の 書 類 を 一 律 に 求 める 場 合 には その 内 容 について 必 要 性 の 有 無 及 び 事 業 者 の 事 務 負 担 も 考 慮 し 慎 重 に 検 討 されたい - 9 -