廿 日 市 市 高 齢 者 福 祉 計 画 第 6 期 廿 日 市 市 介 護 保 険 事 業 計 画 ~ 廿 日 市 市 地 域 包 括 ケア 計 画 ~ 平 成 27 年 3 月 廿 日 市 市

ご あ い さ つ 本 市 の 高 齢 化 率 は 平 成 26 年 4 月 1 日 現 在 で25%を 超 え およそ4 人 に1 人 が65 歳 以 上 となっています これまで 介 護 保 険 制 度 の 活 用 や 地 域 に 根 付 いた 高 齢 者 福 祉 施 策 の 推 進 など 様 々な 取 組 を 行 ってきましたが 地 域 毎 の 環 境 やニーズの 違 いなどの 要 因 から 多 くの 課 題 を 抱 え ています 今 後 さらに 高 齢 化 が 進 行 する 中 生 涯 心 身 ともに 健 康 で 生 きがいや 楽 しみのあ る 生 活 を 送 り 介 護 が 必 要 となっても 尊 厳 を 持 ち 慣 れ 親 しんだ 地 域 で 暮 らし 続 け られるまちづくりを 進 めるため この 度 本 市 では 高 齢 者 が 住 み 慣 れた 地 域 で 安 心 して 暮 らし 続 けられるまち はつかいち を 基 本 理 念 とし 高 齢 者 を 地 域 で 支 え る 仕 組 みづくりを 重 要 項 目 とした 廿 日 市 市 高 齢 者 福 祉 計 画 第 6 期 廿 日 市 市 介 護 保 険 事 業 計 画 を 策 定 しました この 計 画 では 団 塊 の 世 代 が75 歳 以 上 になる 平 成 37(2025) 年 を 見 据 えて これ まで 取 り 組 んできた 地 域 包 括 ケアシステム 構 築 の 取 組 を 更 に 発 展 させるため 在 宅 医 療 介 護 連 携 の 推 進 等 の 新 しい 地 域 支 援 事 業 や 総 合 事 業 に 積 極 的 に 取 り 組 むこと としています また 計 画 の 推 進 に 当 たっては 行 政 と 保 健 医 療 福 祉 の 関 係 機 関 そして 地 域 住 民 との 連 携 を 図 りながら 進 めてまいりたいと 考 えておりますので 皆 様 方 の ご 理 解 とご 協 力 をお 願 いいたします 終 わりに この 計 画 の 策 定 に 当 たり 熱 心 にご 審 議 いただきました 廿 日 市 市 高 齢 者 福 祉 計 画 第 6 期 廿 日 市 市 介 護 保 険 事 業 計 画 策 定 委 員 並 びに 廿 日 市 市 保 健 福 祉 審 議 会 委 員 など 多 くの 皆 様 方 に 対 しまして 心 からお 礼 を 申 し 上 げます 平 成 27(2015) 年 3 月 廿 日 市 市 長

目 次 Ⅰ 計 画 策 定 にあたって... 1 1 計 画 の 背 景 と 目 的... 1 2 計 画 策 定 の 視 点... 2 3 計 画 の 根 拠 位 置 づけ... 3 4 計 画 の 期 間... 3 5 計 画 策 定 の 体 制... 4 Ⅱ 高 齢 者 を 取 り 巻 く 現 状 と 課 題... 5 1 高 齢 者 の 現 状 と 将 来 推 計... 5 2 介 護 保 険 事 業 の 状 況... 7 3 アンケート 調 査 結 果 の 概 要... 10 4 日 常 生 活 圏 域 の 特 徴 と 今 後 の 見 通 し... 20 5 第 5 期 計 画 の 現 状 と 課 題... 25 (1) 高 齢 者 福 祉 事 業... 25 (2) 地 域 支 援 事 業... 27 (3) 介 護 保 険 施 設 整 備... 31 Ⅲ 計 画 の 基 本 的 考 え 方... 32 1 基 本 理 念... 32 2 基 本 方 針... 32 3 施 策 体 系... 33 Ⅳ 高 齢 者 福 祉 施 策 の 方 向 性... 34 1 高 齢 者 の 生 きがいづくり... 34 2 総 合 相 談 支 援 権 利 擁 護 体 制... 35 3 地 域 における 自 立 した 生 活 への 支 援... 37 4 高 齢 者 が 安 心 して 生 活 できる 地 域 福 祉 の 推 進... 39 5 高 齢 者 が 安 心 して 暮 らせる 環 境 の 整 備... 41 6 高 齢 者 の 健 康 づくり... 45 Ⅴ 地 域 支 援 事 業 の 充 実... 47 1 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 ( 総 合 事 業 )... 48 (1) 介 護 予 防 生 活 支 援 サービス 事 業... 48 (2) 一 般 介 護 予 防 事 業... 50 2 包 括 的 支 援 事 業... 54 (1) 地 域 包 括 支 援 センターの 機 能 強 化... 54 (2) 在 宅 医 療 介 護 連 携 の 推 進... 56 (3) 認 知 症 施 策 の 推 進... 57

(4) 生 活 支 援 サービスの 体 制 整 備... 63 (5) 介 護 予 防 ケアマネジメント 事 業... 64 (6) 総 合 相 談 支 援 事 業 権 利 擁 護 事 業... 64 (7) 包 括 的 継 続 的 ケアマネジメント 支 援 事 業... 65 3 任 意 事 業... 65 (1) 介 護 給 付 等 費 用 適 正 化 事 業... 65 (2) 家 族 介 護 継 続 支 援 事 業... 65 (3) 成 年 後 見 制 度 利 用 支 援 事 業... 66 (4) 福 祉 用 具 住 宅 改 修 支 援 事 業... 66 (5) 地 域 自 立 生 活 支 援 事 業... 66 (6)その 他 事 業... 67 Ⅵ 第 6 期 介 護 保 険 事 業 の 推 進... 68 1 第 6 期 計 画 期 間 における 高 齢 者 等 の 推 計... 70 2 介 護 給 付 費 等 対 象 サービスの 整 備... 76 3 第 1 号 被 保 険 者 保 険 料... 81 4 平 成 37 年 (2025 年 )における 利 用 量 給 付 費 及 び 保 険 料 の 見 込 み... 84 5 介 護 保 険 事 業 の 円 滑 な 運 営... 85 6 介 護 サービスの 質 的 な 向 上... 87 Ⅶ 地 域 包 括 ケア 体 制 の 充 実... 89 1 本 市 における 地 域 包 括 ケアシステムの 体 制 整 備... 89 2 多 職 種 関 係 機 関 連 携 による 地 域 包 括 ケアシステムの 確 立... 90 3 地 域 資 源 の 有 効 活 用... 90 4 日 常 生 活 圏 域 ごとの 地 域 包 括 ケアシステムの 概 況... 92 Ⅷ 計 画 の 進 行 管 理... 101 Ⅸ 資 料 編... 103 1 廿 日 市 市 高 齢 者 福 祉 計 画 第 6 期 介 護 保 険 事 業 計 画 の 策 定 体 制 について. 103 2 高 齢 者 福 祉 計 画 等 策 定 体 制 図... 104 3 廿 日 市 市 高 齢 者 福 祉 計 画 第 6 期 介 護 保 険 事 業 計 画 策 定 委 員 会 設 置 要 綱.. 105 4 廿 日 市 市 高 齢 者 福 祉 計 画 第 6 期 介 護 保 険 事 業 計 画 策 定 委 員 会 委 員 名 簿... 106 5 廿 日 市 市 高 齢 者 福 祉 計 画 第 6 期 介 護 保 険 事 業 計 画 策 定 の 経 緯 107 6 廿 日 市 市 高 齢 者 福 祉 計 画 第 6 期 廿 日 市 市 介 護 保 険 事 業 計 画 に ついて( 諮 問 )... 108 7 廿 日 市 市 高 齢 者 福 祉 計 画 第 6 期 廿 日 市 市 介 護 保 険 事 業 計 画 に ついて( 答 申 )... 109

Ⅰ 計 画 策 定 にあたって 1 計 画 の 背 景 と 目 的 本 市 は 平 成 24 年 3 月 に 廿 日 市 市 高 齢 者 福 祉 計 画 第 5 期 廿 日 市 市 介 護 保 険 事 業 計 画 を 策 定 し 高 齢 者 が 住 み 慣 れた 地 域 で 安 心 して 暮 らし 続 けられるま ちづくり を 基 本 理 念 として 環 境 変 化 の 影 響 を 受 けやすい 認 知 症 高 齢 者 を 含 む 高 齢 者 が 可 能 な 限 り 住 み 慣 れた 地 域 での 生 活 を 継 続 できるまちづくりを 進 めて きました また 高 齢 者 福 祉 施 策 と 介 護 保 険 事 業 は 平 成 26 年 度 までを 一 つの 区 切 りとして 介 護 予 防 の 定 着 と 地 域 ケアシステム の 構 築 を 目 指 した 施 策 に 取 り 組 んできました この 間 高 齢 化 は 一 層 進 行 し 団 塊 の 世 代 が 75 歳 以 上 の 後 期 高 齢 者 に 入 る 平 成 37 年 (2025 年 )には 高 齢 化 率 は 33.4%になることが 予 想 されます また 要 介 護 要 支 援 認 定 者 ( 介 護 が 必 要 な 高 齢 者 )やひとり 暮 らし 高 齢 者 高 齢 者 夫 婦 世 帯 さら には 認 知 症 高 齢 者 が 一 層 増 加 しており 高 齢 者 に 対 する 地 域 の 見 守 りや 気 づきが 重 要 になっており 認 知 症 高 齢 者 への 対 応 は 喫 緊 の 課 題 となっています 第 6 期 計 画 は 団 塊 の 世 代 が 75 歳 以 上 になり 高 齢 化 が 一 段 と 進 む 平 成 37 年 (2025 年 )に 向 けて 地 域 包 括 ケアシステム の 構 築 に 向 けた 取 組 をもう 一 歩 進 め るための 地 域 包 括 ケア 計 画 と 位 置 付 けられています そのために この 廿 日 市 市 高 齢 者 福 祉 計 画 第 6 期 廿 日 市 市 介 護 保 険 事 業 計 画 ( 以 下 本 計 画 という )は 平 成 37 年 (2025 年 )における 中 長 期 的 な 視 点 に 立 った 目 標 を 示 し 地 域 包 括 ケアシステム の 構 築 を 目 指 しつつ 地 域 の 実 情 に 応 じた 介 護 給 付 等 対 象 サービスを 提 供 する 体 制 の 確 保 及 び 地 域 支 援 事 業 の 実 施 が 計 画 的 に 図 られることを 目 的 とします 支 えあいによる 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 について 地 域 包 括 ケアシステム 構 築 に 当 たっては 介 護 医 療 予 防 といった 専 門 的 サービスの 前 提 として 住 まい と 生 活 支 援 福 祉 といった 分 野 が 必 要 である 自 助 共 助 互 助 公 助 をつなぎあわせる( 体 系 化 組 織 化 する) 役 割 が 必 要 自 助 : 介 護 保 険 医 療 保 険 高 齢 者 自 己 負 担 部 分 市 場 サービスの 購 入 自 身 や 家 族 による 対 応 互 助 : 費 用 負 担 が 制 度 的 に 保 障 されていないボランティア などの 支 援 地 域 住 民 の 取 組 共 助 : 介 護 保 険 医 療 保 険 制 度 による 給 付 公 助 : 介 護 保 険 医 療 保 険 の 公 費 ( 税 金 ) 部 分 自 治 体 等 が 提 供 するサービス 地 域 包 括 ケア 研 究 会 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 における 今 後 の 検 討 のための 論 点 ( 平 成 25 年 3 月 )より 1

2 計 画 策 定 の 視 点 (1) 廿 日 市 市 の 地 域 包 括 ケア の 発 展 充 実 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 にあたっては 本 市 の 特 徴 を 踏 まえて 在 宅 サービ ス 施 設 サービス 等 を 今 後 どのような 方 向 性 で 充 実 させていくか を 示 す 必 要 があります そのため 第 6 期 介 護 保 険 事 業 計 画 の 策 定 に 関 して 第 5 期 で 開 始 した 地 域 包 括 ケア 実 現 のための 方 向 性 を 継 承 しつつ 今 回 の 計 画 には 平 成 37 年 (2025 年 )まで の 中 長 期 的 な 視 点 に 立 ち 高 齢 者 が 住 み 慣 れた 自 宅 や 地 域 で 安 心 して 暮 らし 続 けるための 総 合 的 なまちづくりとして 介 護 医 療 予 防 という 専 門 的 な サービスと その 前 提 としての 住 まい と 生 活 支 援 福 祉 サービス が 備 わ った 地 域 包 括 ケアの 発 展 充 実 を 図 ります また 本 市 においては 今 回 の 介 護 保 険 制 度 改 正 に 伴 い 在 宅 医 療 介 護 連 携 の 推 進 認 知 症 施 策 の 推 進 生 活 支 援 サービスの 体 制 整 備 を 新 たな 事 業 として 展 開 し 地 域 包 括 ケアの 構 築 に 向 けて 取 り 組 みます (2) 在 宅 医 療 介 護 連 携 の 推 進 今 後 在 宅 で 医 療 介 護 を 必 要 とする 人 が 増 加 し 特 に ひとり 暮 らし 高 齢 者 認 知 症 高 齢 者 が 増 加 していくことが 見 込 まれ 地 域 包 括 ケアシステムの 実 現 のため には 医 療 と 介 護 の 連 携 がますます 重 要 となります 在 宅 医 療 と 介 護 の 連 携 は 退 院 支 援 日 常 の 療 養 支 援 急 変 時 の 対 応 看 取 り 等 さまざまな 局 面 で 求 められます 特 に 今 後 増 加 する 退 院 による 在 宅 復 帰 の 際 に 円 滑 に 適 切 な 在 宅 サービスに 繋 げることや 重 度 な 高 齢 者 に 対 しては 自 宅 での 看 取 りも 視 野 に 入 れつつ 再 入 院 をできる 限 り 防 ぎ 在 宅 生 活 を 継 続 するため 在 宅 医 療 介 護 の 連 携 強 化 を 図 っていきます (3) 認 知 症 施 策 の 推 進 認 知 症 施 策 に 関 しては 国 のプロジェクトチームが 平 成 24 年 6 月 に 今 後 の 認 知 症 施 策 の 方 向 性 について をとりまとめ これを 受 けて 平 成 24 年 9 月 に 認 知 症 施 策 推 進 5か 年 計 画 ( 厚 生 労 働 省 )を 公 表 し 認 知 症 の 人 は 精 神 科 病 院 や 施 設 を 利 用 せざるを 得 ない という 考 え 方 を 改 め 認 知 症 になっても 本 人 の 意 思 が 尊 重 され できる 限 り 住 み 慣 れた 地 域 のよい 環 境 で 暮 らし 続 けることができる 社 会 の 実 現 を 目 指 すという 方 向 性 が 示 されました また 新 たな 視 点 に 立 脚 した 施 策 の 導 入 を 積 極 的 に 進 めることにより これま での ケアの 流 れ を 変 え むしろ 事 後 的 対 応 から 事 前 的 対 応 というように 逆 の 流 れとする 標 準 的 な 認 知 症 ケアパス( 状 態 に 応 じた 適 切 なサービス 提 供 の 流 れ) を 構 築 することを 基 本 目 標 としています 本 市 においても これまで 取 り 組 んできた 認 知 症 の 方 や 家 族 を 支 援 する 取 組 の 実 績 を 踏 まえつつ 認 知 症 施 策 のさらなる 推 進 を 図 ります 2

(4) 生 活 支 援 サービスの 体 制 整 備 高 齢 化 の 進 行 に 伴 い 認 知 症 高 齢 者 やひとり 暮 らし 高 齢 者 高 齢 者 のみ 世 帯 等 が 増 加 し 医 療 や 介 護 サービス 以 外 にも 在 宅 生 活 を 継 続 するための 日 常 的 な 生 活 支 援 ( 配 食 見 守 り 等 )を 必 要 とする 方 の 増 加 が 見 込 まれます 生 活 支 援 サービスの 充 実 及 び 高 齢 者 の 社 会 参 加 に 向 けて 不 足 するサービスや 担 い 手 の 育 成 活 動 する 場 の 確 保 など 地 域 資 源 の 開 発 を 行 い 地 域 ニーズとサービス 提 供 主 体 の 活 動 をマッチングさせ 生 活 支 援 介 護 予 防 サービスの 提 供 体 制 を 整 備 します 3 計 画 の 根 拠 位 置 づけ 本 計 画 は 介 護 保 険 法 第 117 条 に 基 づき 市 町 村 が 定 める 市 町 村 介 護 保 険 事 業 計 画 老 人 福 祉 法 第 20 条 の8に 基 づき 市 町 村 が 定 める 市 町 村 老 人 福 祉 計 画 にあ たり 本 市 は この2つの 計 画 を 一 体 として 策 定 しています 4 計 画 の 期 間 高 齢 者 福 祉 計 画 は 平 成 27 年 度 を 始 期 とし 平 成 29 年 度 までの3 年 間 を 一 期 と する 計 画 とします 介 護 保 険 事 業 計 画 は 平 成 27 年 度 から 平 成 29 年 度 の3 年 間 を 一 期 とする 第 6 期 介 護 保 険 事 業 計 画 とします 2025 年 を 見 据 えた 介 護 保 険 事 業 計 画 の 策 定 第 6 期 計 画 以 後 の 計 画 は 2025 年 に 向 け 第 5 期 で 開 始 した 地 域 包 括 ケア 実 現 のための 方 向 性 を 承 継 し つつ 在 宅 医 療 介 護 連 携 等 の 取 組 を 本 格 化 していくもの 2025 年 までの 中 長 期 的 なサービス 給 付 保 険 料 の 水 準 も 推 計 して 記 載 することとし 中 長 期 的 な 視 野 に 立 った 施 策 の 展 開 を 図 る <2025 年 までの 見 通 し> 第 6 期 計 画 第 5 期 計 画 2012 2014 2015 2017 第 7 期 計 画 2018 2020 第 8 期 計 画 2021 2023 第 9 期 計 画 2024 2026 2015 2025 団 塊 世 代 が65 歳 に 団 塊 世 代 が75 歳 に 3

5 計 画 策 定 の 体 制 現 状 分 析 アンケート 調 査 関 連 事 業 点 検 評 価 現 況 調 査 高 齢 者 の 意 識 や 生 活 状 況 と いった 実 態 を 把 握 し 結 果 を 現 状 分 析 の 基 礎 資 料 とす る 庁 内 関 係 各 課 から 健 康 福 祉 医 療 など 計 画 に 関 連 する 取 組 の 現 状 課 題 を 把 握 する 1 基 礎 データの 収 集 整 理 2 既 存 計 画 等 文 献 調 査 3 介 護 保 険 サービス 在 宅 福 祉 サービス 等 の 利 用 実 態 分 析 など 現 状 課 題 の 抽 出 事 務 局 ( 廿 日 市 市 高 齢 介 護 課 ) 計 画 に 関 する 部 署 の 担 当 者 により 現 計 画 の 検 証 及 び 計 画 策 定 に 関 する 具 体 的 項 目 の 調 査 研 究 を 行 います 計 画 素 案 原 案 の 提 案 意 見 廿 日 市 市 高 齢 者 福 祉 計 画 等 策 定 委 員 会 外 部 有 識 者 ( 介 護 医 療 福 祉 関 係 学 識 経 験 者 等 13 人 )で 構 成 する 委 員 会 を 設 置 し 計 画 策 定 に 関 する 協 議 審 議 を 行 います 答 申 諮 問 廿 日 市 市 保 健 福 祉 審 議 会 廿 日 市 市 保 健 福 祉 審 議 会 を 答 申 機 関 として 位 置 づけます 4

Ⅱ 高 齢 者 を 取 り 巻 く 現 状 と 課 題 1 高 齢 者 の 現 状 と 将 来 推 計 (1) 本 市 の 人 口 高 齢 化 率 等 の 状 況 本 市 の 人 口 の 動 向 及 び 将 来 推 計 をみると 第 5 期 においては 総 人 口 はすでに 減 少 の 傾 向 となっています 65 歳 以 上 の 高 齢 者 人 口 は 団 塊 の 世 代 と 呼 ばれる 年 齢 層 の 影 響 により 特 に 前 期 高 齢 者 人 口 の 増 加 が 著 しくなっていますが いずれは 後 期 高 齢 者 人 口 の 急 増 が 見 込 まれます 実 数 はほぼ 推 計 どおりとなっています 高 齢 者 の 推 移 総 人 口 ( 人 ) 65 歳 以 上 ( 人 ) 75 歳 以 上 ( 人 ) 各 年 度 4 月 1 日 現 在 高 齢 化 率 (%) (65 歳 以 上 の 割 合 ) 平 成 24 年 度 118,000 27,618 13,810 23.4 平 成 25 年 度 117,680 28,948 14,214 24.6 平 成 26 年 度 117,182 30,263 14,397 25.8 ( 計 画 値 ) (117,257) (30,789) (14,354) (26.3) 地 域 別 の 高 齢 化 率 をみると 吉 和 地 域 及 び 宮 島 地 域 の 高 齢 化 率 が 他 の 地 域 に 比 べ 特 に 高 くなっていますが いずれは 廿 日 市 地 域 や 大 野 地 域 の 沿 岸 部 において 高 齢 化 率 が 急 に 高 くなることが 見 込 まれます 実 数 はほぼ 推 計 どおりとなっています 地 域 別 高 齢 者 の 推 移 推 計 年 度 4 月 1 日 現 在 ( 高 齢 者 人 口 数 値 は 65 歳 以 上 ) 廿 日 市 地 域 佐 伯 地 域 吉 和 地 域 大 野 地 域 宮 島 地 域 平 成 24 年 3 月 1 日 人 口 うち 高 齢 者 人 口 地 域 別 高 齢 化 率 76,517 人 15,877 人 (20.7%) 11,298 人 3,332 人 (29.5%) 779 人 367 人 (47.1%) 27,799 人 7,213 人 (25.9%) 1,823 人 722 人 (39.6%) 平 成 25 年 3 月 1 日 人 口 うち 高 齢 者 人 口 地 域 別 高 齢 化 率 76,367 人 16,780 人 (22.0%) 11,044 人 3,461 人 (31.3%) 754 人 359 人 (47.6%) 27,922 人 7,534 人 (27.0%) 1,796 人 746 人 (41.5%) 平 成 26 年 4 月 1 日 人 口 うち 高 齢 者 人 口 地 域 別 高 齢 化 率 76,047 人 17,752 人 (23.3%) 10,763 人 3,587 人 (33.3%) 722 人 343 人 (47.5%) 27,883 人 7,827 人 (28.1%) 1,767 人 754 人 (42.7%) 平 成 26 年 度 ( 計 画 値 ) 人 口 うち 高 齢 者 人 口 地 域 別 高 齢 化 率 76,387 人 17,679 人 (23.1%) 10,872 人 3,601 人 (33.1%) 752 人 369 人 (49.1%) 27,788 人 7,799 人 (28.1%) 1,742 人 735 人 (42.2%) 5

(2) 高 齢 者 人 口 の 推 計 本 市 の 総 人 口 は 平 成 26 年 10 月 1 日 現 在 117,255 人 このうち 65 歳 以 上 の 高 齢 者 人 口 は 30,922 人 であり 高 齢 化 率 は 26.4%となっています このち 75 歳 以 上 の 後 期 高 齢 者 は 12.3%と 高 齢 者 の 約 半 分 を 占 めています 第 6 期 末 の 平 成 29 年 には 総 人 口 は 116,476 人 と 微 減 なのに 対 し 高 齢 者 は 後 期 高 齢 者 を 中 心 に 増 加 傾 向 にあり 高 齢 化 率 は 29.0%と3 割 近 くになっています その 後 平 成 34 年 以 降 は 後 期 高 齢 者 数 が 前 期 高 齢 者 数 を 上 回 るようになり 団 塊 の 世 代 が 後 期 高 齢 者 入 りをする 平 成 37 年 (2025 年 )には 高 齢 化 率 は 33.4%とな り そのうちの6 割 を 高 期 高 齢 者 が 占 めることが 予 想 されます ( 人 ) 45,000 高 齢 者 数 高 齢 化 率 の 推 移 40,000 35,000 30,000 28,308 29,562 30,922 31,991 33,080 33,806 35,079 36,505 37,374 25,000 20,000 14,310 15,272 16,494 17,140 17,730 17,896 18,125 18,562 21,383 15,000 10,000 13,998 14,290 14,428 14,851 15,350 15,910 16,954 17,943 15,991 5,000 0 平 成 24 年 平 成 25 年 平 成 26 年 平 成 27 年 平 成 28 年 平 成 29 年 平 成 31 年 平 成 34 年 平 成 37 年 実 績 値 推 計 値 第 1 号 被 保 険 者 前 期 (65 歳 ~74 歳 ) 高 齢 者 後 期 (75 歳 以 上 ) 高 齢 者 ( 注 ) 推 計 値 は 平 成 20 年 から 平 成 25 年 の 各 10 月 1 日 現 在 の 住 民 基 本 台 帳 人 口 の 男 女 別 年 齢 各 歳 別 人 口 を 用 いて コーホート 要 因 法 により 推 計 した 実 績 値 ( 単 位 : 人 ) 平 成 24 年 平 成 25 年 平 成 26 年 平 成 27 年 平 成 28 年 平 成 29 年 平 成 31 年 平 成 34 年 平 成 37 年 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 2016 年 2017 年 2019 年 2022 年 2025 年 総 人 口 117,897 117,652 117,255 117,163 116,838 116,476 115,585 113,895 111,854 第 1 号 被 保 険 者 28,308 29,562 30,922 31,991 33,080 33,806 35,079 36,505 37,374 前 期 (65 歳 ~74 歳 ) 高 齢 者 14,310 15,272 16,494 17,140 17,730 17,896 18,125 17,943 15,991 後 期 (75 歳 以 上 ) 高 齢 者 13,998 14,290 14,428 14,851 15,350 15,910 16,954 18,562 21,383 高 齢 化 率 24.0% 25.1% 26.4% 27.3% 28.3% 29.0% 30.3% 32.1% 33.4% 後 期 高 齢 化 率 11.9% 12.1% 12.3% 12.7% 13.1% 13.7% 14.7% 16.3% 19.1% 推 計 値 6

2 介 護 保 険 事 業 の 状 況 (1) 第 1 号 被 保 険 者 の 状 況 第 1 号 被 保 険 者 の 実 数 は 計 画 値 と 比 べて 若 干 少 なめに 推 移 していますが 後 期 高 齢 者 の 75 歳 以 上 では 計 画 値 を 上 回 っています 第 1 号 被 保 険 者 の 推 移 年 度 65 歳 以 上 75 歳 未 満 ( 人 ) 75 歳 以 上 ( 人 ) 計 ( 人 ) 平 成 24 年 度 末 ( 実 績 ) 14,704 14,217 28,921 平 成 25 年 度 末 ( 計 画 値 ) 16,435 14,354 30,789 平 成 25 年 度 末 ( 実 績 ) 15,866 14,397 30,263 (2) 要 介 護 度 別 認 定 等 の 状 況 要 介 護 認 定 者 の 微 増 傾 向 が 続 いており 平 成 24 年 度 末 時 点 で 231 人 平 成 25 年 度 末 時 点 で 310 人 の 要 支 援 要 介 護 認 定 者 数 が 計 画 値 を 上 回 っています 計 画 値 との 比 較 を 分 布 割 合 でみてみると 要 支 援 1 2 要 介 護 1~3の 中 軽 度 者 の 割 合 は 計 画 値 を 上 回 っていますが 要 介 護 4 5の 重 度 の 認 定 者 数 は 計 画 値 を 下 回 っています 介 護 度 別 認 定 者 数 の 推 移 平 成 24 年 度 末 ( 計 画 値 ) 平 成 24 年 度 末 ( 実 績 ) 平 成 25 年 度 末 ( 計 画 値 ) 平 成 25 年 度 末 ( 実 績 ) 平 成 26 年 度 末 ( 計 画 値 ) 認 定 者 数 ( 人 ) 分 布 割 合 (%) 認 定 者 数 ( 人 ) 分 布 割 合 (%) 認 定 者 数 ( 人 ) 分 布 割 合 (%) 認 定 者 数 ( 人 ) 分 布 割 合 (%) 認 定 者 数 ( 人 ) 分 布 割 合 (%) 要 支 援 1 要 支 援 2 要 介 護 1 要 介 護 2 要 介 護 3 要 介 護 4 要 介 護 5 計 認 定 率 686 630 917 862 596 556 545 4,790 16.1% 14.3 13.2 19.1 18.0 12.4 11.6 11.4 100.0 747 709 968 869 568 538 499 4,898 16.9% 15.3 14.5 19.8 17.7 11.6 11.0 10.2 100.0 706 650 948 893 619 577 567 4,960 16.1% 14.2 13.1 19.1 18.0 12.5 11.7 11.4 100.0 785 680 1,073 911 627 555 515 5,146 17.0% 15.3 13.2 20.9 17.7 12.2 10.8 10.0 100.0 727 671 979 925 642 599 588 5,130 16.1% 14.2 13.1 19.1 18.0 12.5 11.7 11.4 100.0 7

(3) 介 護 サービス 給 付 費 の 状 況 平 成 25 年 度 の 実 績 を 計 画 値 と 比 較 すると 要 介 護 者 が 利 用 する 介 護 サービスの うち 居 宅 サービスは 実 績 が 計 画 値 を 下 回 り 地 域 密 着 型 サービスは 計 画 値 を 上 回 っています 要 支 援 者 が 利 用 する 予 防 サービスのうち 居 宅 サービスは 実 績 が 計 画 値 を 上 回 り 地 域 密 着 型 サービスは 計 画 値 を 下 回 っています 施 設 サービス 及 びその 他 のサービスはともに 実 績 が 計 画 値 を 下 回 っています 介 護 サービス 別 給 付 費 の 推 移 2012 年 度 ( 平 成 24 年 度 ) 2013 年 度 ( 平 成 25 年 度 ) 比 較 区 分 計 画 値 ( 千 円 ) 実 績 値 (a)( 千 円 ) 進 捗 率 (%) 計 画 値 ( 千 円 ) 実 績 値 (b)( 千 円 ) 進 捗 率 (%) (b - a)( 千 円 ) 訪 問 介 護 433,332 434,902 100.4 465,167 466,714 100.3 31,812 訪 問 入 浴 介 護 26,522 22,378 84.4 29,382 24,203 82.4 1,825 訪 問 看 護 113,003 113,365 100.3 122,681 126,047 102.7 12,682 訪 問 リハビリテーション 22,608 20,230 89.5 24,101 16,348 67.8-3,882 居 宅 療 養 管 理 指 導 18,919 27,600 145.9 20,352 35,955 176.7 8,355 通 所 介 護 820,674 802,609 97.8 870,333 883,696 101.5 81,087 居 通 所 リハビリテーション 宅 409,579 354,622 86.6 432,726 392,868 90.8 38,246 サー 短 期 入 所 生 活 介 護 324,388 324,425 100.0 383,758 358,008 93.3 33,583 ビ ス 短 期 入 所 療 養 介 護 81,950 70,482 86.0 87,116 64,672 74.2-5,810 介 護 福 祉 用 具 貸 与 162,468 157,635 97.0 174,636 171,712 98.3 14,077 福 祉 用 具 購 入 7,831 8,231 105.1 8,834 8,431 95.4 200 住 宅 改 修 費 31,089 29,044 93.4 31,174 26,497 85.0-2,547 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 427,974 363,524 84.9 427,974 389,018 90.9 25,494 居 宅 介 護 支 援 267,969 287,595 107.3 284,220 306,890 108.0 19,295 居 宅 サービス 計 3,148,306 3,016,643 95.8 3,362,454 3,271,059 97.3 254,416 認 知 症 対 応 型 通 所 介 護 82,249 100,023 121.6 82,249 93,574 113.8-6,449 地 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 域 119,848 133,408 111.3 161,880 136,323 84.2 2,915 密 認 知 症 対 応 型 共 同 生 活 介 護 着 428,884 412,912 96.3 428,884 420,734 98.1 7,822 サー 地 域 密 着 型 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 35,309 66,559 188.5 35,309 69,143 195.8 2,584 ビ ス 地 域 密 着 型 介 護 老 人 福 祉 施 設 入 所 者 生 活 介 護 78,964 62,976 79.8 78,964 79,095 100.2 16,119 地 域 密 着 計 745,254 775,878 104.1 787,286 798,869 101.5 22,991 8

2012 年 度 ( 平 成 24 年 度 ) 2013 年 度 ( 平 成 25 年 度 ) 比 較 区 分 計 画 値 ( 千 円 ) 実 績 値 (a)( 千 円 ) 進 捗 率 (%) 計 画 値 ( 千 円 ) 実 績 値 (b)( 千 円 ) 進 捗 率 (%) (b - a)( 千 円 ) 訪 問 介 護 92,665 98,922 106.8 96,283 106,002 110.1 7,080 訪 問 入 浴 介 護 0 0-0 39-39 訪 問 看 護 15,447 17,323 112.1 16,057 21,974 136.8 4,651 訪 問 リハビリテーション 4,919 4,491 91.3 5,112 3,094 60.5-1,397 居 宅 療 養 管 理 指 導 1,835 1,853 101.0 1,907 2,885 151.3 1,032 通 所 介 護 151,559 156,583 103.3 157,504 175,333 111.3 18,750 居 通 所 リハビリテーション 宅 68,537 73,356 107.0 71,226 79,893 112.2 6,537 サー 短 期 入 所 生 活 介 護 6,703 6,597 98.4 8,434 6,233 73.9-364 ビ ス 短 期 入 所 療 養 介 護 1,200 1,506 125.5 1,527 1,060 69.4-446 介 護 予 防 福 祉 用 具 貸 与 24,716 28,945 117.1 25,685 33,689 131.2 4,744 福 祉 用 具 購 入 4,758 4,552 95.7 4,966 4,482 90.3-70 住 宅 改 修 費 25,320 26,488 104.6 26,099 25,855 99.1-633 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 29,175 25,910 88.8 29,175 25,710 88.1-200 介 護 予 防 支 援 45,157 52,383 116.0 46,913 56,080 119.5 3,697 居 宅 サービス 計 471,991 498,908 105.7 490,888 542,330 110.5 43,422 認 知 症 対 応 型 通 所 介 護 0 0-0 0-0 地 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 域 8,266 7,509 90.8 10,307 7,450 72.3-59 密 認 知 症 対 応 型 共 同 生 活 介 護 着 2,578 2,238 86.8 2,578 3,860 149.7 1,622 サー 地 域 密 着 型 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 - 0 - - 0-0 ビ ス 地 域 密 着 型 介 護 老 人 福 祉 施 設 入 所 者 生 活 介 護 - 0 - - 0-0 地 域 密 着 計 10,844 9,747 89.9 12,885 11,310 87.8 1,563 施 設 サー 介 護 老 人 福 祉 施 設 1,005,401 994,971 99.0 1,005,401 1,007,452 100.2 12,481 介 護 老 人 保 健 施 設 1,035,577 1,010,320 97.6 1,035,577 1,047,260 101.1 36,940 ビ ス 介 護 療 養 型 医 療 施 設 728,568 675,922 92.8 728,568 661,756 90.8-14,166 施 設 サービス 計 2,769,546 2,681,213 96.8 2,769,546 2,716,468 98.1 35,255 特 定 入 所 者 介 護 サービス 費 等 210,486 226,675 107.7 210,486 238,592 113.4 11,917 そ の 他 高 額 介 護 サービス 費 等 150,065 95,202 63.4 155,883 99,224 63.7 4,022 高 額 医 療 合 算 介 護 サービス 費 等 13,000 9,434 72.6 13,500 10,780 79.9 1,346 審 査 支 払 手 数 料 11,025 8,439 76.5 11,172 6,152 55.1-2,287 その 他 計 384,576 339,750 88.3 391,041 354,748 90.7 14,998 合 計 7,530,519 7,316,700 97.2 7,814,100 7,694,784 98.5 378,084 9

3 アンケート 調 査 結 果 の 概 要 (1) 調 査 の 概 要 調 査 の 目 的 廿 日 市 市 第 6 期 介 護 保 険 事 業 計 画 の 策 定 にあたって 高 齢 者 の 生 活 実 態 等 を 把 握 し 介 護 保 険 サービスの 提 供 見 込 み 量 の 算 出 等 及 び 地 域 や 高 齢 者 の 課 題 等 を 客 観 的 に 分 析 することを 目 的 として 実 施 しました 調 査 対 象 住 民 基 本 台 帳 より 無 作 為 抽 出 した 65 歳 以 上 の 高 齢 者 調 査 方 法 郵 送 配 布 郵 送 回 収 調 査 時 期 平 成 26 年 (2014 年 )2 月 回 収 結 果 全 体 配 布 数 1000 人 有 効 回 収 数 760 人 有 効 回 収 率 76.0% 対 象 者 日 常 生 活 圏 一 般 受 給 者 廿 日 市 廿 日 市 廿 日 市 大 野 佐 伯 宮 島 吉 和 東 部 中 部 西 部 配 布 数 800 200 184 183 183 183 183 47 37 有 効 回 収 数 620 139 141 137 146 146 131 34 24 有 効 回 収 率 (%) 77.5 69.5 76.6 74.9 79.8 79.8 71.6 72.3 64.9 調 査 結 果 の 見 方 について 集 計 は 小 数 点 以 下 第 2 位 を 四 捨 五 入 しています 従 って 回 答 比 率 の 合 計 は 必 ずし も 100%にならない 場 合 があります 複 数 回 答 質 問 の 場 合 その 回 答 比 率 の 合 計 は 100%を 超 える 場 合 があります 数 表 図 表 文 中 に 示 すNは 比 率 算 出 上 の 基 数 ( 標 本 数 )です 該 当 数 を n で 表 記 しています 図 表 中 における 年 齢 別 などのクロス 集 計 結 果 については 該 当 する 属 性 等 の 設 問 に 対 する 無 回 答 者 ( 例 えば 年 齢 別 でクロス 集 計 する 場 合 における 年 齢 の 無 回 答 者 )を 除 いて 表 記 しているため 属 性 ごとの 基 数 の 合 計 と 全 体 の 基 数 は 同 じにならない 場 合 があります 図 表 中 においては 見 やすさを 考 慮 し 回 答 割 合 が 極 端 に 少 ない 数 値 ( 例 :0.0% 0.1%など)は 図 と 干 渉 して 見 えにくい 場 合 などに 省 略 している 場 合 がありま す また 複 数 回 答 の 図 表 中 においては 見 やすさを 考 慮 し 回 答 割 合 の 高 い 順 に 並 べ 替 えて 表 記 している 場 合 があります この 他 個 別 に 参 照 事 項 がある 場 合 は 本 報 告 書 の 該 当 か 所 に 適 宜 記 載 していま す ( 例 ) 問 Aで1と 回 答 した 人 のみが 問 Bを 答 える 場 合 の 問 Bの 基 数 あるいはクロス 集 計 における 各 属 性 ( 男 性 や 70~74 歳 )など 限 定 された 回 答 者 数 10

(2) 主 要 調 査 結 果 1 家 族 や 生 活 状 況 介 護 介 助 の 必 要 性 あなたは 普 段 の 生 活 でどなたかの 介 護 介 助 が 必 要 ですか 介 護 介 助 の 必 要 性 については 一 般 高 齢 者 では 介 護 介 助 は 必 要 ない が 8 割 以 上 を 占 めていますが 在 宅 サービス 受 給 者 では 現 在 何 らかの 介 護 を 受 けている が7 割 以 上 何 らかの 介 護 介 助 は 必 要 だが 現 在 は 受 けていない が 約 1 割 となっており 合 計 すると 介 護 介 助 が 必 要 な 割 合 は 87.1%と 大 半 を 占 めています 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 一 般 高 齢 者 (n=620) 83.7 4.7 2.7 8.9 受 給 者 (n=139) 7.9 10.1 77.0 5.0 介 護 介 助 は 必 要 ない 現 在 何 らかの 介 護 を 受 けている 何 らかの 介 護 介 助 は 必 要 だが 現 在 は 受 けていない 無 回 答 主 な 介 護 介 助 者 ( 介 護 介 助 を 受 けている 方 のみ) 主 にどなたの 介 護 介 助 を 受 けていますか 在 宅 サービス 受 給 者 の 主 な 介 護 介 助 者 は 介 護 サービスのヘルパー が 28.0%と 最 も 高 く ついで 娘 (21.5%) 配 偶 者 ( 夫 妻 ) (16.8%)の 順 と なっています 0(%) 5(%) 10(%) 15 (%) 20 (%) 25 (%) 30(%) 介 護 サービスのヘルパー 28.0 娘 21.5 配 偶 者 ( 夫 妻 ) 16.8 子 の 配 偶 者 14.0 息 子 6.5 兄 弟 姉 妹 孫 0.9 1.9 その 他 10.3 受 給 者 (n=107) 無 回 答 3.7 11

2 社 会 参 加 地 域 グループ 等 の 参 加 頻 度 次 のような 会 グループ 等 にどのくらいの 頻 度 で 参 加 していますか 地 域 グループ 等 の 参 加 頻 度 について 週 4 回 以 上 から 年 に 数 回 までを 合 わせた 参 加 率 でみると 一 般 高 齢 者 では 町 内 会 自 治 会 が4 割 以 上 と 最 も 多 く 次 いで 趣 味 関 係 のグループ (37.4%) スポーツ 関 係 のグループやクラブ (27.5%)となっています 一 方 在 宅 サービス 受 給 者 では その 他 の 団 体 や 会 が 12.2% 老 人 クラブ が 12.1% 趣 味 関 係 のグループ が 10.8%と いず れも1 割 程 度 の 参 加 にとどまっています また 参 加 していない 割 合 の 高 い 順 に 一 般 高 齢 者 は 老 人 クラブ (72.9%) 学 習 教 育 サークル (68.1%) ボランティアのグループ (66.0%) 在 宅 サ ービス 受 給 者 は スポーツ 関 係 のグループやクラブ (86.3%) 学 習 教 育 サー クル (83.5%) ボランティアのグループ (82.7%)となっています 一 般 高 齢 者 (n=620) ボランティアのグループ 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1.5 2.1 1.3 6.5 8.1 66.0 14.7 スポーツ 関 係 のグループやクラブ 3.4 7.3 4.7 7.4 4.7 59.8 12.7 趣 味 関 係 のグループ 3.1 6.3 6.1 15.3 6.6 51.8 10.8 老 人 クラブ 0.5 0.5 1.8 4.5 6.6 72.9 13.2 0.6 町 内 会 自 治 会 0.5 1.0 6.1 32.4 47.4 11.9 1.1 学 習 教 育 サークル0.8 2.6 6.5 7.3 68.1 13.7 2.4 その 他 の 団 体 や 会 1.5 3.1 6.0 13.2 61.3 12.6 週 4 回 以 上 週 2~3 回 週 1 回 月 1~3 回 年 に 数 回 参 加 していない 無 回 答 12

地 域 活 動 等 の 参 加 頻 度 以 下 のような 活 動 ( 社 会 参 加 活 動 や 仕 事 )をどのくらいの 頻 度 でしていますか 地 域 活 動 等 の 参 加 頻 度 について 週 4 回 以 上 から 年 に 数 回 までを 合 わせ た 参 加 率 でみると 一 般 高 齢 者 では 地 域 の 生 活 環 境 の 改 善 ( 美 化 ) 活 動 が 25.0% と 最 も 多 く 次 いで 収 入 のある 仕 事 (20.7%)となっています 一 方 在 宅 サービス 受 給 者 では 見 守 りが 必 要 な 高 齢 者 を 支 援 する 活 動 が 2.9% 介 護 が 必 要 な 高 齢 者 を 支 援 する 活 動 が 2.8%と 大 半 の 方 が 参 加 して いません 一 般 高 齢 者 (n=620) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 0.8 0.8 見 守 りが 必 要 な 高 齢 者 を 支 援 する 活 3.4 動 1.5 1.5 0.5 介 護 が 必 要 な 高 齢 者 を 支 援 する 活 動 2.4 0.8 0.6 0.3 79.2 82.1 12.9 13.2 子 どもを 育 てている 親 を 支 援 する 活 動 0.8 0.8 0.6 3.2 1.0 79.7 13.9 0.8 地 域 の 生 活 環 境 の 改 善 ( 美 化 ) 活 動 1.3 1.1 2.9 18.9 62.6 12.4 収 入 のある 活 動 9.4 4.5 2.3 1.8 2.7 68.2 11.1 週 4 回 以 上 週 2~3 回 週 1 回 月 1~3 回 年 に 数 回 していない 無 回 答 13

たすけあい について あなたとまわりの 人 の たすけあい についてお 伺 いします あてはまるすべてに をしてください あてはまる 人 がいない 場 合 は 8.そ のような 人 はいない に をつけてください 心 配 事 や 愚 痴 を 聞 いてくれる 人 心 配 事 や 愚 痴 を 聞 いてくれる 人 は 一 般 高 齢 者 では 配 偶 者 が 約 6 割 と 最 も 高 く 次 いで 友 人 (38.4%) 別 居 の 子 ども (34.2%)となっています 在 宅 サービス 受 給 者 では 別 居 の 子 ども が 46.8% 次 いで 配 偶 者 (24.5%) 兄 弟 姉 妹 親 戚 親 孫 (23.0%)の 順 となっています 0(%) 10(%) 20(%) 30(%) 40(%) 50(%) 60(%) 70(%) 配 偶 者 友 人 別 居 の 子 ども 兄 弟 姉 妹 親 戚 親 孫 同 居 の 子 ども 近 隣 その 他 そのような 人 はいない 無 回 答 1.3 6.5 6.0 3.6 4.8 5.0 24.5 17.3 23.0 17.4 22.3 12.6 12.2 30.3 34.2 38.4 58.4 46.8 一 般 高 齢 者 (n=620) 受 給 者 (n=139) 心 配 事 や 愚 痴 を 聞 いてあげる 人 心 配 事 や 愚 痴 を 聞 いてあげる 人 は 一 般 高 齢 者 では 配 偶 者 が5 割 以 上 と 最 も 高 く 次 いで 友 人 (39.0%) 兄 弟 姉 妹 親 戚 親 孫 (34.4%)と なっています 在 宅 サービス 受 給 者 では 別 居 の 子 ども が 23.7%で 最 も 高 く 次 いで 配 偶 者 (20.9%) 兄 弟 姉 妹 親 戚 親 孫 (20.9%)となってい ます また そのような 人 はいない と 答 えた 方 が2 割 以 上 となっています 0(%) 10 (%) 20 (%) 30 (%) 40(%) 50(%) 60(%) 70(%) 配 偶 者 友 人 兄 弟 姉 妹 親 戚 親 孫 別 居 の 子 ども 近 隣 同 居 の 子 ども その 他 そのような 人 はいない 無 回 答 1.5 2.9 6.8 20.9 11.5 20.9 23.7 18.2 10.1 16.3 10.8 7.4 21.6 10.8 32.6 34.4 39.0 53.5 一 般 高 齢 者 (n=620) 受 給 者 (n=139) 14

家 族 や 友 人 知 人 以 外 の 相 談 相 手 家 族 や 友 人 知 人 以 外 で 何 かあったときに 相 談 する 相 手 を 教 えてください (いくつでも) 家 族 や 友 人 知 人 以 外 の 相 談 相 手 をみると 一 般 高 齢 者 では 医 師 歯 科 医 師 看 護 師 が 31.6%と 最 も 高 く 次 いで 社 会 福 祉 協 議 会 民 生 委 員 (18.9%) となっています 一 方 在 宅 サービス 受 給 者 では ケアマネジャー が5 割 以 上 を 占 め 次 いで 医 師 歯 科 医 師 看 護 師 (33.8%) 地 域 包 括 支 援 センター 役 所 役 場 (25.2%)となっています また そのような 人 はいない と 回 答 し た 割 合 は 一 般 高 齢 者 が 27.7% 在 宅 サービス 受 給 者 が 12.9%と 一 般 高 齢 者 の 割 合 が 高 くなっています 0(%) 10(%) 20 (%) 30(%) 40(%) 50(%) 60(%) 医 師 歯 科 医 師 看 護 師 31.6 33.8 社 会 福 祉 協 議 会 民 生 委 員 18.9 23.0 地 域 包 括 支 援 センター 役 所 役 場 13.1 25.2 自 治 会 町 内 会 老 人 クラブ 4.3 11.5 ケアマネジャー 2.7 53.2 その 他 6.3 5.0 そのような 人 はいない 無 回 答 7.9 12.9 12.9 27.7 一 般 高 齢 者 (n=620) 受 給 者 (n=139) 3 健 康 状 態 介 護 予 防 事 業 への 参 加 経 験 65 歳 以 上 の 方 を 対 象 とした 市 の 介 護 予 防 事 業 に 参 加 したことがありますか 介 護 予 防 事 業 への 参 加 経 験 について 参 加 したことはない と 回 答 した 割 合 をみると 一 般 高 齢 者 は 83.7% 在 宅 サービス 受 給 者 は 78.4%となっています 一 般 高 齢 者 在 宅 サービス 受 給 者 ともに 参 加 したことがある 割 合 は1 割 程 度 にとどまっています 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 一 般 高 齢 者 (n=620) 9.0 83.7 7.3 受 給 者 (n=139) 10.1 78.4 11.5 はい いいえ 無 回 答 15

在 宅 サービスの 利 用 状 況 以 下 のサービスを 利 用 していますか (いくつでも) 在 宅 サービス 受 給 者 の 利 用 状 況 は 通 所 介 護 (デイサービス) が 38.8%と 最 も 高 く 次 いで 訪 問 介 護 (20.9%) 通 所 リハビリテーション(デイケア) (18.7%)の 順 となっています 0 (%) 10(%) 20(%) 30 (%) 40(%) 50(%) 通 所 介 護 (デイサービス) 38.8 訪 問 介 護 通 所 リハビリテーション(デイケア) 18.7 20.9 短 期 入 所 (ショートステイ) 8.6 訪 問 診 療 ( 医 師 の 訪 問 ) 訪 問 入 浴 介 護 訪 問 看 護 訪 問 リハビリテーション 医 師 や 薬 剤 師 などによる 療 養 上 の 指 導 ( 居 宅 療 養 管 理 指 導 ) 認 知 症 対 応 型 通 所 介 護 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 夜 間 対 応 型 訪 問 介 護 定 期 巡 回 随 時 対 応 型 訪 問 介 護 看 護 複 合 型 サービス その 他 7.2 5.0 5.0 4.3 2.9 1.4 1.4 0.7 0.7 0.0 2.2 受 給 者 (n=139) 無 回 答 20.1 16

4 介 護 についての 考 え 方 希 望 する 介 護 場 所 今 後 どこで 介 護 を 受 けたいと 思 いますか(いくつでも) 希 望 する 介 護 場 所 についてみると 一 般 高 齢 者 は 今 はまだ 決 めていない 分 からない が7 割 以 上 を 占 めているものの その 中 でも 在 宅 を 希 望 する 割 合 は 29.0%となっています 一 方 在 宅 サービス 受 給 者 では 今 はまだ 決 めていない 分 からない が5 割 以 上 を 占 め 希 望 する 介 護 場 所 は 在 宅 (33.8%) グループホーム (25.2%) 特 別 養 護 老 人 ホーム (23.0%)の 順 となっています 0 (%) 10 (%) 20 (%) 30(%) 40(%) 50 (%) 60(%) 70(%) 80(%) 在 宅 29.0 33.8 特 別 養 護 老 人 ホーム 7.9 23.0 グループホーム 3.2 25.2 有 料 老 人 ホーム 今 はまだ 決 めていな い 分 からない その 他 無 回 答 3.7 4.3 1.6 5.0 4.4 12.9 53.2 73.9 一 般 高 齢 者 (n=620) 受 給 者 (n=139) 介 護 や 福 祉 について 困 ったときの 相 談 先 介 護 に 困 った 時 は 誰 に 相 談 しますか (いくつでも) 介 護 や 福 祉 について 困 ったときの 相 談 先 は 一 般 高 齢 者 は 家 族 (31.3%) 医 師 (14.7%) 市 役 所 地 域 包 括 支 援 センター (14.4%)の 順 となってい ます 在 宅 サービス 受 給 者 は 家 族 (36.0%) 市 役 所 地 域 包 括 支 援 センタ ー (24.5%) 医 師 (18.0%)の 順 となっており 上 位 3 項 目 は 同 様 の 結 果 と なっています 0 (%) 10 (%) 20 (%) 30(%) 40(%) 50(%) 60(%) 70(%) 家 族 医 師 14.7 18.0 31.3 36.0 市 役 所 地 域 包 括 支 援 センター 14.4 24.5 民 生 委 員 8.1 7.9 友 人 その 他 介 護 方 法 に 対 する 意 向 4.7 5.0 1.5 5.8 一 般 高 齢 者 (n=620) 受 給 者 (n=139) 無 回 答 47.5 57.7 17

今 後 の 介 護 方 法 について どのようにお 考 えですか 介 護 方 法 に 対 する 意 向 について 一 般 高 齢 者 では 4 人 に 1 人 が わからない と 回 答 しており 在 宅 介 護 を 希 望 の 割 合 をみると 自 宅 で 訪 問 介 護 などを 利 用 し ながら 介 護 を 続 けたい (20.8%)と 家 族 を 中 心 に 自 宅 で 介 護 したい (10.8%) を 合 わせて 約 3 割 となっています 在 宅 サービス 受 給 者 では 自 宅 で 訪 問 介 護 などを 利 用 しながら 介 護 を 続 けたい (25.2%)と 家 族 を 中 心 に 自 宅 で 介 護 したい (9.4%)を 合 わせた 在 宅 介 護 を 希 望 する 割 合 は 3 割 以 上 で 一 般 高 齢 者 とほぼ 同 じ 割 合 となっていますが 特 別 養 護 老 人 ホームへの 入 所 を 考 えている (15.8%) グループホーム 有 料 老 人 ホ ームへの 入 所 を 考 えている (3.6%)を 合 わせた 何 らかの 施 設 への 入 所 を 考 え ている 割 合 が 約 2 割 を 占 めています 自 宅 で 訪 問 介 護 などを 利 用 しながら 介 護 を 続 けたい 家 族 を 中 心 に 自 宅 で 介 護 したい 特 別 養 護 老 人 ホームへの 入 所 を 考 えている グループホーム 有 料 老 人 ホームへの 入 所 を 考 えている 0 (%) 5 (%) 10 (%) 15 (%) 20 (%) 25(%) 30(%) 4.0 3.6 6.1 10.8 9.4 15.8 20.8 25.2 わからない その 他 0.8 0.7 15.8 25.6 一 般 高 齢 者 (n=620) 受 給 者 (n=139) 在 宅 介 護 で 生 じる 問 題 在 宅 での 介 護 について どのような 問 題 が 生 じるとお 考 えですか(いくつでも) 在 宅 介 護 で 生 じる 問 題 について 一 般 高 齢 者 では 介 護 者 の 負 担 が 44.7%と 最 も 高 く 次 いで 経 済 的 負 担 (24.8%) 家 族 の 理 解 (22.4%)となってい ます 一 方 在 宅 サービス 受 給 者 では 介 護 者 の 負 担 (46.0%) 経 済 的 負 担 (23.0%) 家 族 の 理 解 (22.3%) 認 知 症 への 対 応 (22.3%)となっていま す 介 護 者 の 負 担 経 済 的 負 担 家 族 の 理 解 認 知 症 への 対 応 住 宅 の 設 備 どこに 相 談 していいかわからない 近 隣 の 理 解 特 にない その 他 0 (%) 10(%) 20 (%) 30(%) 40(%) 50(%) 5.8 2.9 2.9 7.2 5.3 1.4 0.5 1.4 14.5 13.7 24.8 23.0 22.4 22.3 17.7 22.3 一 般 高 齢 者 (n=620) 受 給 者 (n=139) 44.7 46.0 18

在 宅 介 護 に 必 要 なこと 在 宅 での 介 護 について 何 が 必 要 になるとお 考 えですか(いくつでも) 在 宅 介 護 に 必 要 なことについてみると 一 般 高 齢 者 では 往 診 してくれる 医 療 機 関 が 33.5%で 最 も 高 く 次 いで 在 宅 介 護 サービスの 充 実 (29.0%) 複 合 型 サービス (22.1%)の 順 となっています 在 宅 サービス 受 給 者 では 複 合 型 サービス が 32.4%で 最 も 高 く ついで 在 宅 介 護 サービスの 充 実 (30.2%) 往 診 してくれる 医 療 機 関 (29.5%)の 順 と なっており 上 位 3 項 目 は 同 様 となっています 0 (%) 10(%) 20 (%) 30(%) 40 (%) 50(%) 往 診 してくれる 医 療 機 関 在 宅 介 護 サービスの 充 実 33.5 29.5 29.0 30.2 複 合 型 サービス 22.1 32.4 相 談 できる 窓 口 15.8 21.0 必 要 なとき 施 設 などに 宿 泊 できること 20.2 23.0 配 食 サービス 17.9 16.5 認 知 症 になっても 通 えるデイサービス 15.5 18.0 24 時 間 対 応 型 介 護 サービス 14.4 19.4 夜 間 や 日 祝 日 利 用 できるデイサービス 11.9 20.9 隣 近 所 の 声 かけや 見 守 り 8.7 7.9 生 活 しやすい 住 宅 その 他 無 回 答 4.3 0.8 2.2 7.9 一 般 高 齢 者 (n=620) 受 給 者 (n=139) 38.4 37.4 以 上 のアンケート 調 査 結 果 は 一 般 高 齢 者 や 認 定 者 等 の 生 きがいづくりや 介 護 予 防 等 についての 考 え 方 等 を 分 析 することによって 廿 日 市 市 高 齢 者 福 祉 計 画 第 6 期 廿 日 市 市 介 護 保 険 事 業 計 画 への 施 策 の 展 開 等 に 活 用 します 19

4 日 常 生 活 圏 域 の 特 徴 と 今 後 の 見 通 し 本 市 では 旧 行 政 区 人 口 及 び 小 学 校 区 を 勘 案 して 市 内 を7つの 日 常 生 活 圏 域 に 設 定 し 圏 域 ごとに 地 域 密 着 型 サービスなど 介 護 サービスの 基 盤 整 備 を 進 めてい ます 第 6 期 介 護 保 険 事 業 計 画 においても この 日 常 生 活 圏 域 を 継 続 します 廿 日 市 市 の 日 常 生 活 圏 域 ( 平 成 26 年 10 月 1 日 ) 番 号 圏 域 構 成 される 第 1 号 第 1 号 人 口 高 齢 者 数 高 齢 化 率 小 学 校 区 等 認 定 者 数 認 定 率 1 廿 日 市 東 部 佐 方 廿 日 市 平 良 原 30,384 人 6,955 人 22.9% 1,255 人 18.0% 2 廿 日 市 中 部 宮 内 金 剛 寺 宮 園 四 季 が 丘 24,598 人 5,370 人 21.8% 816 人 15.2% 3 廿 日 市 西 部 地 御 前 阿 品 台 東 阿 品 台 西 21,160 人 5,877 人 27.8% 923 人 15.7% 4 佐 伯 旧 佐 伯 町 10,677 人 3,633 人 34.0% 654 人 18.0% 5 吉 和 旧 吉 和 村 719 人 345 人 48.0% 79 人 22.9% 6 大 野 旧 大 野 町 27,971 人 7,991 人 28.6% 1,316 人 16.5% 7 宮 島 旧 宮 島 町 1,748 人 757 人 43.3% 134 人 17.7% 合 計 117,257 人 30,928 人 26.4% 5,177 人 16.7% ( 注 ) 第 1 号 認 定 者 数 について 住 所 地 特 例 対 象 者 は 除 く 日 常 生 活 圏 域 図 5 吉 和 2 廿 日 市 中 部 4 佐 伯 1 廿 日 市 東 部 6 大 野 3 廿 日 市 西 部 7 宮 島 20

日 常 生 活 圏 域 別 推 計 値 [ 廿 日 市 市 全 体 ] ( 単 位 : 人 % 以 下 同 様 ) 年 度 人 口 高 齢 者 数 前 期 高 齢 者 数 後 期 高 齢 者 数 第 1 号 第 1 号 高 齢 化 率 前 期 高 齢 化 率 後 期 高 齢 化 率 認 定 者 数 認 定 率 平 成 27 年 度 117,163 31,991 17,140 14,851 27.3 14.6 12.7 5,547 17.3 平 成 28 年 度 116,838 33,080 17,730 15,350 28.3 15.2 13.1 5,857 17.7 平 成 29 年 度 116,476 33,806 17,896 15,910 29.0 15.4 13.7 6,220 18.4 平 成 32 年 度 115,067 35,636 18,323 17,313 30.7 15.9 15.0 7,086 20.0 平 成 37 年 度 111,854 37,374 15,991 21,383 33.4 14.3 19.1 8,101 21.7 ( 注 ) 高 齢 者 数 は 市 全 体 及 び 圏 域 別 ともに 平 成 20 年 から 平 成 25 年 までの 男 女 別 各 歳 別 人 口 ( 各 年 10 月 1 日 )に 基 づくコーホート 要 因 法 により 推 計 した 認 定 者 数 は 平 成 23 年 と 平 成 25 年 ( 各 年 10 月 1 日 )の 単 年 度 伸 び 率 を 用 いて 推 計 した 以 下 同 様 [ 廿 日 市 東 部 ] 年 度 人 口 平 成 27 年 度 30,516 平 成 28 年 度 30,646 平 成 29 年 度 30,763 平 成 32 年 度 31,024 平 成 37 年 度 31,254 高 齢 者 数 高 齢 化 率 7,089 23.2 7,255 23.7 7,366 23.9 7,609 24.5 7,830 25.1 前 期 高 齢 者 数 前 期 高 齢 化 率 3,741 12.3 3,783 12.4 3,758 12.2 3,673 11.8 3,169 10.1 後 期 高 齢 者 数 後 期 高 齢 化 率 3,348 11.0 3,473 11.3 3,608 11.7 3,936 12.7 4,661 15.0 第 1 号 認 定 者 数 第 1 号 認 定 率 1,336 18.8 1,410 19.4 1,498 20.3 1,706 22.6 1,951 24.9 廿 日 市 東 部 圏 域 は 高 齢 化 率 が 市 内 ではもっとも 低 いものの 後 期 高 齢 者 比 率 の 上 昇 等 を 背 景 に 第 1 号 認 定 率 の 上 昇 は 都 市 部 の 中 ではもっとも 高 くなっています [ 廿 日 市 中 部 ] 年 度 人 口 平 成 27 年 度 24,594 平 成 28 年 度 24,470 平 成 29 年 度 24,340 平 成 32 年 度 23,883 平 成 37 年 度 22,949 高 齢 者 数 高 齢 化 率 5,706 23.2 6,050 24.7 6,344 26.1 7,185 30.1 8,337 36.3 前 期 高 齢 者 数 前 期 高 齢 化 率 3,320 13.5 3,549 14.5 3,730 15.4 4,235 17.7 4,300 18.7 後 期 高 齢 者 数 後 期 高 齢 化 率 2,385 9.7 2,501 10.2 2,614 10.7 2,949 12.3 4,037 17.6 第 1 号 認 定 者 数 第 1 号 認 定 率 861 15.1 909 15.0 966 15.2 1,100 15.4 1,258 15.1 廿 日 市 中 部 圏 域 は 前 期 高 齢 者 の 割 合 が 多 く 第 1 号 認 定 率 は 圏 域 内 ではもっと も 低 くなっています 21

[ 廿 日 市 西 部 ] 年 度 人 口 平 成 27 年 度 21,167 平 成 28 年 度 21,075 平 成 29 年 度 20,967 平 成 32 年 度 20,607 平 成 37 年 度 19,678 高 齢 者 数 高 齢 化 率 6,136 29.0 6,383 30.3 6,557 31.3 6,974 33.8 7,257 36.9 前 期 高 齢 者 数 前 期 高 齢 化 率 3,398 16.1 3,541 16.8 3,628 17.3 3,733 18.1 3,032 15.4 後 期 高 齢 者 数 後 期 高 齢 化 率 2,738 12.9 2,842 13.5 2,929 14.0 3,240 15.7 4,226 21.5 第 1 号 認 定 者 数 第 1 号 認 定 率 981 16.0 1,035 16.2 1,100 16.8 1,253 18.1 1,432 19.7 廿 日 市 西 部 圏 域 は 今 後 後 期 高 齢 者 を 中 心 に 増 加 が 予 想 され それに 伴 って 第 1 号 認 定 率 も 上 昇 することが 予 想 されます [ 佐 伯 ] 年 度 人 口 平 成 27 年 度 10,517 平 成 28 年 度 10,290 平 成 29 年 度 10,061 平 成 32 年 度 9,399 平 成 37 年 度 8,345 高 齢 者 数 高 齢 化 率 3,692 35.1 3,793 36.9 3,838 38.1 3,921 41.7 3,908 46.8 前 期 高 齢 者 数 前 期 高 齢 化 率 1,839 17.5 1,922 18.7 1,924 19.1 1,947 20.7 1,643 19.7 後 期 高 齢 者 数 後 期 高 齢 化 率 1,853 17.6 1,871 18.2 1,914 19.0 1,974 21.0 2,265 27.1 第 1 号 認 定 者 数 第 1 号 認 定 率 735 19.9 776 20.5 824 21.5 938 24.1 1,073 27.5 佐 伯 圏 域 は 平 成 32 年 度 時 点 で 後 期 高 齢 者 が 前 期 高 齢 者 を 上 回 ることが 予 想 されます [ 吉 和 ] 年 度 人 口 平 成 27 年 度 701 平 成 28 年 度 685 平 成 29 年 度 677 平 成 32 年 度 625 平 成 37 年 度 574 高 齢 者 数 高 齢 化 率 339 48.4 340 49.6 331 48.9 299 47.8 283 49.3 前 期 高 齢 者 数 前 期 高 齢 化 率 121 17.3 127 18.5 126 18.5 107 17.1 85 14.8 後 期 高 齢 者 数 後 期 高 齢 化 率 218 31.1 213 31.1 206 30.4 192 30.7 198 34.5 第 1 号 認 定 者 数 第 1 号 認 定 率 92 27.1 97 28.5 103 31.1 118 39.7 135 47.7 吉 和 圏 域 は 平 成 27 年 度 時 点 で すでに 後 期 高 齢 者 が 上 回 っており それに 伴 い 第 1 号 認 定 率 も 大 きく 増 加 することが 予 想 されます 22

[ 大 野 ] 年 度 人 口 平 成 27 年 度 27,874 平 成 28 年 度 27,873 平 成 29 年 度 27,861 平 成 32 年 度 27,725 平 成 37 年 度 27,275 高 齢 者 数 高 齢 化 率 8,245 29.6 8,468 30.4 8,576 30.8 8,859 32.0 8,991 33.0 前 期 高 齢 者 数 前 期 高 齢 化 率 4,367 15.7 4,465 16.0 4,407 15.8 4,333 15.6 3,542 13.0 後 期 高 齢 者 数 後 期 高 齢 化 率 3,878 13.9 4,004 14.4 4,169 15.0 4,526 16.3 5,449 20.0 第 1 号 認 定 者 数 第 1 号 認 定 率 1,397 16.9 1,475 17.4 1,567 18.3 1,785 20.3 2,041 22.7 大 野 圏 域 は 平 成 32 年 度 時 点 で 後 期 高 齢 者 が 前 期 高 齢 者 を 上 回 ることが 予 想 されます [ 宮 島 ] 年 度 人 口 平 成 27 年 度 1,793 平 成 28 年 度 1,801 平 成 29 年 度 1,808 平 成 32 年 度 1,804 平 成 37 年 度 1,779 高 齢 者 数 高 齢 化 率 784 43.7 791 43.9 793 43.9 789 43.7 767 43.1 前 期 高 齢 者 数 前 期 高 齢 化 率 354 19.7 344 19.1 323 17.9 293 16.2 220 12.4 後 期 高 齢 者 数 後 期 高 齢 化 率 430 24.0 447 24.8 471 26.0 496 27.5 547 30.7 第 1 号 認 定 者 数 第 1 号 認 定 率 146 18.6 154 19.5 163 20.6 186 23.8 213 27.8 宮 島 圏 域 は 平 成 27 年 度 時 点 で すでに 後 期 高 齢 者 が 上 回 っており それに 伴 い 第 1 号 認 定 率 も 大 きく 増 加 することが 予 想 されます 23

日 常 生 活 圏 域 別 介 護 サービス 事 業 者 数 ( 平 成 26 年 10 月 1 日 ) ( 単 位 : 事 業 所 ) 廿 日 市 東 部 廿 日 市 中 部 廿 日 市 西 部 佐 伯 吉 和 大 野 宮 島 合 計 介 護 護 予 防 )サ ー ビ ス ( 介 地 域 密 着 型 居 宅 介 護 支 援 10 4 9 3 6 1 33 訪 問 介 護 7 2 6 1 5 1 22 訪 問 入 浴 介 護 1 1 訪 問 看 護 3 3 2 1 9 訪 問 リハビリテーション 0 通 所 介 護 11 4 7 3 1 5 1 32 通 所 リハビリテーション 3 2 1 2 8 短 期 入 所 生 活 介 護 4 1 2 2 1 10 短 期 入 所 療 養 介 護 2 1 1 3 7 福 祉 用 具 貸 与 1 2 1 4 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 1 1 1 3 計 42 18 29 11 1 24 4 129 認 知 症 対 応 型 通 所 介 護 1 1 1 1 1 5 認 知 症 対 応 型 共 同 生 活 介 護 (グループホーム) 1 2 1 1 3 8 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 2 1 1 1 5 地 域 密 着 型 介 護 老 人 福 祉 施 設 1 1 2 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 1 1 計 6 4 3 2 0 5 1 21 介 護 老 人 福 祉 施 設 2 1 1 1 5 施 介 護 老 人 保 健 施 設 1 1 1 1 4 設 介 護 療 養 型 医 療 施 設 1 2 3 計 3 1 2 2 0 4 0 12 合 計 51 23 34 15 1 33 5 162 24

5 第 5 期 計 画 の 現 状 と 課 題 (1) 高 齢 者 福 祉 事 業 高 齢 化 が 進 み 高 齢 者 は 増 加 していますが 老 人 クラブやシルバー 人 材 センターの 加 入 者 数 は 減 少 傾 向 にあります また 地 域 の 様 々な 活 動 の 担 い 手 も 減 少 しつつあり 今 後 地 域 で 支 えあう 体 制 の 再 構 築 と 高 齢 者 の 社 会 参 加 の 促 進 に 向 けた 取 組 が 必 要 と 考 えられます 老 人 クラブ 活 動 支 援 ( 生 きがいづくりと 社 会 参 加 の 促 進 ) 高 齢 者 の 生 きがいと 健 康 づくりの 充 実 を 図 るため 廿 日 市 市 老 人 クラブ 連 合 会 等 が 行 う 事 業 に 対 し 補 助 金 等 を 交 付 しました 老 人 クラブ 数 会 員 数 平 成 24 年 度 128 クラブ 6,967 人 平 成 25 年 度 128 クラブ 6,916 人 シルバー 人 材 センター 運 営 補 助 事 業 ( 生 きがいづくりと 社 会 参 加 の 促 進 ) 高 齢 者 の 能 力 の 積 極 的 な 活 用 を 図 り 高 齢 者 の 福 祉 の 増 進 に 資 するため 公 益 社 団 法 人 廿 日 市 市 シルバー 人 材 センターが 行 う 高 年 齢 者 労 働 能 力 活 用 事 業 に 対 し 補 助 金 を 交 付 しました 会 員 数 平 成 24 年 度 807 人 平 成 25 年 度 790 人 地 域 のつどい サロン 等 への 支 援 ( 支 えあう 地 域 福 祉 社 会 の 再 構 築 ) 地 域 で 開 催 されるつどいやサロンに 出 向 き 介 護 予 防 や 介 護 保 険 制 度 の 周 知 の ための 出 前 講 座 を 実 施 しました 地 域 敬 老 事 業 ( 在 宅 福 祉 の 推 進 ) [ 地 域 敬 老 会 開 催 事 業 ] 75 歳 以 上 の 高 齢 者 を 対 象 に 町 内 会 コミュニティ 等 各 地 域 で 行 う 敬 老 事 業 に 対 して 補 助 を 行 いました 対 象 者 数 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 14,182 人 14,547 人 25

[ 敬 老 事 業 ] 88 歳 及 び 100 歳 の 高 齢 者 に 対 し 敬 老 金 等 を 贈 与 し 長 寿 を 祝 福 しました (88 歳 : 記 念 品 100 歳 : 敬 老 金 ) 贈 与 者 数 88 歳 100 歳 平 成 24 年 度 470 人 29 人 平 成 25 年 度 513 人 30 人 外 出 支 援 ( 通 院 助 成 事 業 在 宅 福 祉 の 推 進 ) 吉 和 宮 島 圏 域 において 高 齢 者 の 通 院 援 助 等 のため 65 歳 以 上 の 在 宅 の 高 齢 者 等 を 対 象 にバスの 利 用 券 を 発 行 し 世 帯 の 経 済 的 負 担 の 軽 減 と 福 祉 の 向 上 を 図 りました 吉 和 地 域 利 用 数 宮 島 地 域 利 用 数 平 成 24 年 度 974 枚 9,234 枚 平 成 25 年 度 911 枚 8,150 枚 老 人 保 護 措 置 事 業 ( 在 宅 福 祉 施 設 サービスの 推 進 ) 環 境 上 の 理 由 及 び 経 済 的 理 由 により 居 宅 で 生 活 することが 困 難 な 高 齢 者 に 養 護 老 人 ホーム 等 への 入 所 を 措 置 しました 措 置 人 数 は 各 年 度 末 現 在 措 置 申 請 者 数 措 置 開 始 者 数 措 置 人 数 平 成 24 年 度 11 人 12 人 51 人 平 成 25 年 度 7 人 6 人 52 人 26

(2) 地 域 支 援 事 業 日 常 生 活 に 何 らかの 不 安 があっても 介 護 予 防 の 意 識 は 高 まっています 自 らの 介 護 予 防 への 意 欲 を 高 めるとともに 地 域 で 活 動 できる 場 の 提 供 担 い 手 の 育 成 に 力 を 注 ぐことが 必 要 と 考 えられます 二 次 予 防 事 業 介 護 予 防 を 目 的 として 虚 弱 高 齢 者 に 対 して 運 動 器 の 機 能 向 上 栄 養 改 善 口 腔 ケア 等 の 事 業 を 委 託 により 実 施 しました [ 通 所 型 介 護 予 防 事 業 ] 二 次 予 防 候 補 者 数 実 施 回 数 参 加 者 実 人 数 参 加 者 延 人 数 平 成 24 年 度 5,022 人 579 回 456 人 7,599 人 平 成 25 年 度 4,759 人 671 回 479 人 8,445 人 一 次 予 防 事 業 [ 介 護 予 防 普 及 啓 発 事 業 ] 運 動 器 の 機 能 向 上 食 生 活 改 善 口 腔 機 能 向 上 認 知 症 予 防 講 演 会 や 講 座 を 実 施 しました 実 施 回 数 参 加 者 延 人 数 平 成 24 年 度 576 回 11,283 人 平 成 25 年 度 587 回 10,612 人 [ 地 域 介 護 予 防 活 動 支 援 事 業 ] 運 動 機 能 向 上 のリーダー 養 成 や 健 康 づくり 応 援 団 養 成 事 業 を 実 施 しました 実 施 回 数 参 加 者 延 人 数 平 成 24 年 度 38 回 547 人 平 成 25 年 度 28 回 484 人 包 括 的 支 援 事 業 ( 地 域 支 援 事 業 の 実 施 ) [ 地 域 の 拠 点 施 設 の 充 実 ( 地 域 ケア 体 制 の 整 備 )] 新 たな 地 域 ケア 体 制 の 構 築 のため 平 成 21 年 度 に 佐 伯 圏 域 に 地 域 包 括 支 援 セ ンターさいき を 設 置 し 廿 日 市 ( 東 部 中 部 西 部 ) 圏 域 の 地 域 包 括 支 援 セン ターはつかいち 大 野 圏 域 の 地 域 包 括 支 援 センターおおの の 計 3か 所 を 直 営 で 運 営 し 介 護 予 防 ケアマネジメント 業 務 総 合 相 談 支 援 業 務 権 利 擁 護 業 務 包 括 的 継 続 的 ケアマネジメント 業 務 を 実 施 しました また 吉 和 宮 島 圏 域 に は 地 域 包 括 支 援 センターにつなぐブランチとして 日 常 の 相 談 業 務 を 社 会 福 祉 法 人 に 委 託 し 日 常 生 活 圏 域 ごとの 地 域 ケア 体 制 の 構 築 を 進 めました 27

地 域 包 括 支 援 センター 業 務 実 施 状 況 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 介 護 予 防 ケアマネジメント 業 務 15,393 14,338 総 合 相 談 支 援 業 務 6,879 6,934 権 利 擁 護 業 務 306 370 包 括 的 継 続 的 ケアマネジメント 業 務 460 524 合 計 ( 相 談 支 援 延 件 数 ) 23,038 22,166 相 談 対 応 件 数 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 電 話 相 談 9,037 7,435 面 接 相 談 来 所 1,808 1,630 訪 問 8,660 9,087 その 他 1,042 1,265 計 20,547 19,417 地 域 包 括 支 援 センター 別 相 談 支 援 件 数 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 はつかいち おおの さいき はつかいち おおの さいき 電 話 相 談 4,195 3,065 1,777 4,341 1,605 1,489 面 接 相 談 来 所 1,051 476 281 1,046 329 255 訪 問 5,473 1,996 1,191 5,706 1,966 1,415 その 他 503 134 405 838 180 247 計 ( 割 合 ) 11,222 (54.6%) 5,671 (27.6%) 3,654 (17.8%) 11,931 (61.4%) ブランチ 業 務 実 施 状 況 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 相 談 件 数 582 655 実 態 把 握 件 数 125 162 生 活 支 援 プラン 作 成 件 数 8 6 4,080 (21.0%) 3,406 (17.5%) 28

[ 生 活 介 護 支 援 サポーター 養 成 事 業 ( 支 えあう 地 域 福 祉 社 会 の 再 構 築 )] 地 域 の 高 齢 者 の 個 別 の 生 活 ニーズに 応 える 仕 組 みを 安 定 的 継 続 的 に 構 築 する ため 市 民 の 主 体 性 に 基 づき 運 営 される 新 たな 住 民 参 加 サービス 等 の 担 い 手 とな る 生 活 介 護 支 援 サポーターを 養 成 する 講 座 を 平 成 24 年 度 まで 実 施 しました 平 成 25 年 度 は 継 続 (フォローアップ) 研 修 として 実 施 しました 実 施 ( 開 催 ) 回 数 受 講 実 人 数 平 成 24 年 度 6 回 37 人 ( 延 べ 120 人 ) 平 成 25 年 度 3 回 延 べ 83 人 [ 地 域 ケアネットワーク 推 進 事 業 ] 介 護 保 険 サービス 事 業 所 居 宅 介 護 支 援 事 業 所 医 療 機 関 など 介 護 に 関 わ る 関 係 機 関 との 連 絡 会 等 を 実 施 し 相 互 の 情 報 の 共 有 化 業 務 上 の 問 題 提 起 課 題 解 決 のための 意 見 交 換 による 連 携 強 化 に 努 めました また 廿 日 市 市 五 師 士 会 と 地 域 包 括 支 援 センターが 地 域 の 高 齢 者 のために 専 門 職 のネットワーク 行 政 間 のネットワーク 地 域 のネットワークの 体 制 づくりを 目 的 として 企 画 する ちょっとひと 息 医 療 とふくしの 相 談 室 を5か 所 の 市 民 センターと 大 野 福 祉 保 健 センター サロンで 実 施 しました 回 数 相 談 実 人 数 相 談 延 べ 件 数 平 成 24 年 度 20 回 120 人 175 件 平 成 25 年 度 20 回 108 人 129 件 任 意 事 業 ( 地 域 支 援 事 業 の 実 施 ) 地 域 の 高 齢 者 が 住 み 慣 れた 地 域 で 安 心 して その 人 らしい 生 活 を 継 続 していく ことができるようにするため 介 護 保 険 事 業 の 運 営 の 安 定 化 を 図 るとともに 地 域 の 実 情 に 応 じた 支 援 を 行 いました [ 家 族 介 護 継 続 支 援 事 業 ( 介 護 用 品 の 支 給 )] 要 介 護 4 又 は5に 相 当 する 高 齢 者 を 自 宅 で 介 護 している 家 族 等 に 対 して 紙 お むつ 尿 取 りパッドを 支 給 しました 対 象 者 数 平 成 24 年 度 23 人 平 成 25 年 度 21 人 [ 配 食 サービス 事 業 ] 身 体 が 虚 弱 で 食 事 の 調 理 が 困 難 なひとり 暮 らし 高 齢 者 等 の 居 宅 に 栄 養 バラン スがとれた 食 事 を 提 供 し 訪 問 時 の 安 否 確 認 を 行 う 配 食 サービスを 業 者 委 託 によ り 行 いました 実 利 用 者 数 延 食 数 平 成 24 年 度 231 人 18,027 食 平 成 25 年 度 232 人 17,302 食 29

[ 介 護 給 付 等 費 用 適 正 化 事 業 ] 適 正 化 事 業 の 実 施 により 介 護 給 付 の 適 正 化 を 強 化 するとともに サービス 事 業 者 に 対 する 実 地 指 導 を 継 続 実 施 しました [ 見 守 りホットライン 事 業 ( 在 宅 福 祉 の 推 進 )] おおむね 65 歳 以 上 で 日 常 生 活 において 注 意 を 要 するひとり 暮 らし 高 齢 者 等 に 対 して 急 病 時 など 迅 速 に 対 応 するために 通 報 ボタンを 押 すと 自 動 的 に 市 の 委 託 先 である 受 報 センター に 繋 がる 機 能 及 び 相 談 や 受 報 センター からのお 伺 いなど 安 否 確 認 の 機 能 をもつ 緊 急 通 報 装 置 を 貸 与 し 高 齢 者 の 在 宅 生 活 を 支 援 しました 設 置 件 数 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 415 件 363 件 [ 高 齢 者 の 虐 待 防 止 ( 権 利 擁 護 )] 虐 待 の 通 報 があった 場 合 は 高 齢 者 虐 待 防 止 法 に 基 づき 速 やかにその 高 齢 者 の 状 況 を 把 握 し 介 入 の 緊 急 性 介 護 保 険 サービスによる 介 入 分 離 の 必 要 性 等 の 対 応 方 法 を 関 係 課 とケース 会 議 を 実 施 し 支 援 を 行 いました 虐 待 相 談 件 数 平 成 24 年 度 44 件 平 成 25 年 度 51 件 [ 認 知 症 高 齢 者 家 族 やすらぎ 支 援 事 業 ] 一 定 の 研 修 等 を 修 了 したやすらぎ 支 援 員 が 居 宅 を 訪 問 し 認 知 症 高 齢 者 の 見 守 りや 話 相 手 をすることにより その 家 族 の 介 護 負 担 の 軽 減 を 図 ることを 目 的 とし て 認 知 症 高 齢 者 家 族 やすらぎ 支 援 事 業 を 実 施 しました 廿 日 市 佐 伯 やすらぎ 訪 問 訪 問 やすらぎ 訪 問 訪 問 支 援 員 養 成 人 数 回 数 利 用 時 間 支 援 員 養 成 人 数 回 数 利 用 時 間 平 成 24 年 度 22 人 665 回 806 時 間 5 人 82 回 164 時 間 平 成 25 年 度 22 人 522 回 586.5 時 間 7 人 92 回 184 時 間 30

[ 認 知 症 にやさしい 地 域 づくりネットワーク 形 成 事 業 ] 家 族 や 地 域 住 民 の 認 知 症 高 齢 者 に 対 する 偏 見 無 理 解 を 取 り 除 き 家 族 が 安 心 して 介 護 できる 環 境 を 整 備 するため 地 域 住 民 への 広 報 啓 発 活 動 や 捜 索 ネット ワークの 形 成 を 行 っています 捜 索 ネットワークでは 外 出 したまま 戻 れなくなり 行 方 不 明 となった 高 齢 者 を 協 力 機 関 の 連 絡 網 を 通 じて 情 報 を 伝 達 し できるだけ 早 期 の 発 見 保 護 を 行 いま した ( 協 力 関 係 機 関 : 佐 伯 地 区 医 師 会 佐 伯 歯 科 医 師 会 市 内 老 人 保 健 施 設 特 別 養 護 老 人 ホ ーム デイサービスセンター 廿 日 市 警 察 署 タクシー 防 犯 交 通 協 会 コンビニエンスス トア 連 絡 協 議 会 金 融 機 関 防 犯 協 会 遊 技 行 業 防 犯 協 力 会 JR 西 日 本 各 駅 ホテル 旅 館 業 者 ガソリンスタンド 薬 局 他 ) 事 前 登 録 者 数 対 応 件 数 平 成 24 年 度 119 人 8 件 平 成 25 年 度 139 人 2 件 (3) 介 護 保 険 施 設 整 備 介 護 が 必 要 となった 高 齢 者 が 住 み 慣 れた 地 域 で 暮 らし 続 けることができるよう 日 常 生 活 圏 域 ごとに 地 域 密 着 型 サービスの 基 盤 整 備 を 進 め 地 域 の 実 情 等 に 応 じて 計 画 を 策 定 し 開 所 年 度 に 合 わせて 事 業 者 の 公 募 を 行 いました 廿 日 市 西 部 圏 域 の 定 期 巡 回 随 時 対 応 型 訪 問 介 護 看 護 と 吉 和 圏 域 の 地 域 密 着 型 特 別 養 護 老 人 ホームは 職 員 の 確 保 などの 問 題 から 事 業 者 の 参 入 が 進 まず 整 備 に 至 りませんでした 今 後 実 情 に 応 じた 整 備 計 画 となるよう 関 係 機 関 との 連 携 を 図 り 整 備 してい く 必 要 があると 考 えられます 第 5 期 計 画 期 間 中 の 整 備 計 画 線 施 設 : 指 定 予 定 事 業 者 選 定 済 み 区 分 H24 年 度 開 所 H25 年 度 開 所 H26 年 度 開 所 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 認 知 症 対 応 型 通 所 介 護 地 域 密 着 型 特 別 養 護 老 人 ホーム 定 期 巡 回 随 時 対 応 型 訪 問 介 護 看 護 廿 日 市 東 部 ( 定 員 25 人 ) 廿 日 市 西 部 廿 日 市 東 部 ( 定 員 12 人 ) 廿 日 市 東 部 ( 定 員 25 人 ) 吉 和 ( 定 員 25 人 ) 31

Ⅲ 計 画 の 基 本 的 考 え 方 1 基 本 理 念 本 計 画 は 現 行 計 画 (5 期 計 画 )の 基 本 理 念 と 目 標 を 踏 まえつつ 国 の 介 護 保 険 事 業 に 係 る 保 険 給 付 の 円 滑 な 実 施 を 確 保 するための 基 本 的 な 指 針 県 の 計 画 や 方 針 昨 今 の 高 齢 者 を 取 り 巻 く 情 勢 を 計 画 策 定 に 反 映 していきます その 上 で いわゆる 団 塊 の 世 代 が 75 歳 以 上 の 後 期 高 齢 期 を 迎 える 平 成 37 年 (2025 年 )を 見 据 え 今 後 3 年 間 の 中 で 生 涯 心 身 ともに 健 康 で 生 きがいや 楽 し みのある 生 活 を 送 り 介 護 が 必 要 となっても 尊 厳 を 持 ち 続 けられるまちづくりを 進 めるため 第 5 期 計 画 を 引 き 継 ぎ 以 下 のような 基 本 理 念 を 設 定 します 基 本 理 念 高 齢 者 が 住 み 慣 れた 地 域 で 安 心 して 暮 らし 続 けられるまち はつかいち ~2025 年 を 見 据 えた 地 域 包 括 ケアシステムづくり~ 2 基 本 方 針 第 6 期 介 護 保 険 事 業 計 画 では 地 域 包 括 ケアシステムの 取 組 を 発 展 させ 地 域 包 括 ケア 計 画 として 在 宅 医 療 介 護 連 携 の 推 進 等 の 新 しい 地 域 支 援 事 業 や 新 しい 総 合 事 業 に 積 極 的 に 取 り 組 み 廿 日 市 市 が 主 体 となった 地 域 づくり まちづくりを 本 格 的 に 進 める 計 画 とします 高 齢 者 福 祉 施 策 については 高 齢 者 の 尊 厳 を 保 ち 住 み 慣 れた 地 域 で 安 全 に 安 心 して 暮 らし 続 けられるよう 高 齢 者 の 社 会 参 加 の 促 進 地 域 における 自 立 した 生 活 への 支 援 安 心 安 全 な 生 活 環 境 の 整 備 など 高 齢 者 を 地 域 で 支 える 仕 組 みづくりに 努 めます 以 上 の 考 えに 基 づき 基 本 理 念 を 実 現 させるための 基 本 方 針 を 次 の4つと 定 め 具 体 的 な 施 策 を 推 進 します 基 本 方 針 1 高 齢 者 を 支 える 地 域 づくりに 努 めます 基 本 方 針 2 在 宅 生 活 継 続 のための 介 護 予 防 生 活 支 援 を 充 実 させます 基 本 方 針 3 適 切 な 介 護 サービスが 提 供 できる 体 制 を 整 えます 基 本 方 針 4 2025 年 を 見 据 えた 地 域 包 括 ケアシステムを 構 築 します 32

3 施 策 体 系 基 本 方 針 1 高 齢 者 を 支 える 地 域 づくりに 努 めます * 高 齢 者 福 祉 施 策 の 方 向 性 1 高 齢 者 の 生 きがいづくり 2 総 合 相 談 支 援 権 利 擁 護 体 制 3 地 域 における 自 立 した 生 活 への 支 援 4 高 齢 者 が 安 心 して 生 活 できる 地 域 福 祉 の 推 進 5 高 齢 者 が 安 心 して 暮 らせる 環 境 の 整 備 6 高 齢 者 の 健 康 づくり 基 本 方 針 2 在 宅 生 活 継 続 のための 介 護 予 防 生 活 支 援 を 充 実 させます * 地 域 支 援 事 業 の 充 実 1 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 (1) 介 護 予 防 生 活 支 援 サービス 事 業 (2) 一 般 介 護 予 防 事 業 2 包 括 的 支 援 事 業 (1) 地 域 包 括 支 援 センターの 機 能 強 化 (2) 在 宅 医 療 介 護 連 携 の 推 進 (3) 認 知 症 施 策 の 推 進 (4) 生 活 支 援 サービスの 体 制 整 備 (5) 介 護 予 防 マネジメント 事 業 (6) 総 合 相 談 支 援 権 利 擁 護 事 業 (7) 包 括 的 継 続 的 ケアマネジメント 支 援 事 業 3 任 意 事 業 (1) 介 護 給 付 等 費 用 適 正 化 事 業 (2) 家 族 介 護 継 続 支 援 事 業 (3) 成 年 後 見 制 度 利 用 事 業 (4) 福 祉 用 具 住 宅 改 修 支 援 事 業 (5) 地 域 自 立 生 活 支 援 事 業 (6)その 他 事 業 基 本 方 針 3 適 切 な 介 護 サービスが 提 供 できる 体 制 を 整 えます * 第 6 期 介 護 保 険 事 業 の 推 進 1 第 6 期 計 画 期 間 における 高 齢 者 等 の 推 計 2 介 護 給 付 費 等 対 象 サービスの 整 備 3 第 1 号 被 保 険 者 保 険 料 4 平 成 37 年 (2025 年 )における 給 付 費 及 び 保 険 料 の 見 込 み 5 介 護 保 険 事 業 の 円 滑 な 運 営 6 介 護 サービスの 質 的 な 向 上 基 本 方 針 4 2025 年 を 見 据 えた 地 域 包 括 ケアシステムを 構 築 します * 地 域 包 括 ケア 体 制 の 充 実 1 本 市 における 地 域 包 括 ケアシステムの 体 制 整 備 2 多 職 種 関 係 機 関 連 携 による 地 域 包 括 ケアシステムの 確 立 3 高 齢 者 の 居 住 環 境 の 整 備 と 地 域 資 源 の 有 効 活 用 4 日 常 生 活 圏 域 ごとの 地 域 包 括 ケアシステムの 概 況 33

Ⅳ 高 齢 者 福 祉 施 策 の 方 向 性 1 高 齢 者 の 生 きがいづくり (1) 就 労 による 生 きがいづくりへの 支 援 現 状 と 課 題 シルバー 人 材 センターの 会 員 は 減 少 傾 向 にあり 加 入 促 進 の 広 報 活 動 (PR)を 強 化 することが 必 要 です 今 後 の 展 開 新 規 会 員 の 加 入 促 進 就 労 活 動 への 促 進 新 規 事 業 ( 生 活 支 援 サービスの 提 供 ) 実 施 に 向 けた 取 組 に 対 して 支 援 します (2) 生 きがい 活 動 の 推 進 現 状 と 課 題 生 涯 を 通 じた 学 習 機 会 は 民 間 を 含 め 多 種 多 様 に 提 供 されており 市 民 センターに おける 講 座 や 地 域 住 民 自 治 組 織 による 事 業 等 で 生 きがい 活 動 や 趣 味 活 動 などに 取 り 組 まれていますが 参 加 者 の 高 齢 化 や 固 定 化 が 著 しく 新 規 加 入 参 加 者 への 声 掛 けが 必 要 です 生 涯 スポーツの 推 進 に 関 しては 高 齢 者 が 生 涯 にわたってスポーツを 楽 しめるよう スポーツ 推 進 委 員 の 積 極 的 な 活 用 が 必 要 です また 有 料 公 園 施 設 における 高 齢 者 福 祉 の 増 進 と 経 営 の 安 定 両 立 のための 取 組 については 全 額 免 除 であった 高 齢 者 利 用 料 金 を 平 成 26 年 (2014 年 )4 月 から2 分 の1 減 免 とすることで 高 齢 者 福 祉 に 配 慮 し つつ 受 益 者 負 担 の 適 正 化 を 図 っています 今 後 の 展 開 市 民 センターが 地 域 におけるさまざまな 活 動 拠 点 になるように 地 域 住 民 自 治 組 織 等 と 協 力 し 高 齢 者 の 生 きがい 活 動 の 場 と 機 会 の 提 供 に 努 めます また このような 生 きがい 活 動 や 趣 味 活 動 だけでなく 大 学 各 種 団 体 等 と 連 携 し 現 代 的 社 会 的 課 題 に 関 する 学 習 など 多 様 な 学 習 機 会 の 提 供 を 図 ります 高 齢 者 の 培 った 能 力 や 地 域 に 貢 献 したいという 思 いを 生 かし また 市 民 センター で 学 んだ 成 果 をまちづくりにつなげることができるように 支 援 します 健 康 増 進 介 護 予 防 生 きがいづくりが 市 民 主 体 により 行 うことができるよう ス ポーツ 推 進 委 員 やスポーツセンター 職 員 スポーツクラブ 関 係 者 との 連 携 を 図 ります 介 護 予 防 事 業 にスポーツを 取 り 入 れた 講 習 会 等 を 開 催 するなど 生 涯 スポーツを 通 じた 健 康 づくりや 生 きがいづくりの 推 進 に 努 めます 34

(3) 老 人 クラブ 活 動 の 活 発 化 現 状 と 課 題 老 人 クラブへの 加 入 者 は 減 少 傾 向 にあり 各 単 位 老 人 クラブ 及 び 老 人 クラブ 連 合 会 において 創 意 工 夫 しながら 新 規 高 齢 者 の 加 入 促 進 に 努 めています 健 康 年 齢 も 上 がり 就 労 している 65 歳 以 上 の 高 齢 者 が 増 えていることや 老 人 ク ラブに 加 入 しなくても 類 似 した 生 きがい 活 動 のクラブがあることから 65 歳 以 上 の 高 齢 者 の 多 くの 方 が 老 人 クラブ 加 入 するということにはなっていません 地 区 によっては 事 務 局 を 行 政 が 携 わっている 老 人 クラブがあり 自 主 運 営 ( 自 主 活 動 )ができていないところがあります 会 員 数 及 び 各 地 域 の 加 入 率 ( 平 成 26 年 4 月 1 日 現 在 ) 区 分 廿 日 市 地 域 佐 伯 地 域 吉 和 地 域 大 野 地 域 宮 島 地 域 合 計 会 員 数 3,132 人 647 人 101 人 2,608 人 381 人 6,869 人 加 入 率 13.1% 13.9% 25.4% 26.0% 41.5% 17.2% 注 : 加 入 率 は 60 歳 以 上 人 口 に 占 める 加 入 者 の 割 合 今 後 の 展 開 新 規 高 齢 者 の 加 入 促 進 単 位 老 人 クラブ 及 び 連 合 会 の 組 織 基 盤 の 強 化 活 動 の 活 性 化 促 進 等 を 推 進 します 老 人 クラブの 活 動 が 高 齢 者 の 社 会 参 加 の 場 となり また 生 活 支 援 サービスの 提 供 ができるなど 老 人 クラブ 会 員 が 生 活 支 援 の 担 い 手 として 社 会 参 加 できるように 支 援 します 2 総 合 相 談 支 援 権 利 擁 護 体 制 (1) 高 齢 者 虐 待 防 止 のための 取 組 現 状 と 課 題 虐 待 は 年 々 件 数 が 増 えており 平 成 25 年 度 には 51 件 となっています 制 度 につい ての 専 門 性 が 高 い 社 会 福 祉 士 を 配 置 することが 必 要 です 平 成 25 年 度 より 地 域 包 括 支 援 センターにおいて 20 団 体 の 構 成 員 からなる 高 齢 者 虐 待 ネットワーク 会 議 を 開 催 し 高 齢 者 虐 待 の 現 状 と 地 域 包 括 支 援 センターでの 対 応 事 例 を 報 告 し 現 状 と 課 題 についての 意 見 交 換 を 行 っています 今 後 の 展 開 今 後 も 専 門 性 が 高 い 職 員 を 確 保 し 事 業 を 継 続 実 施 します 養 介 護 施 設 従 事 者 等 に よる 高 齢 者 虐 待 については 高 齢 者 虐 待 防 止 法 に 基 づき 通 報 から 終 結 までの 流 れを マニュアル 化 し 様 式 を 十 分 活 用 しながら 対 応 していく 体 制 を 整 理 していきます また 養 介 護 施 設 従 事 者 等 による 高 齢 者 虐 待 を 未 然 に 防 ぐため 実 地 指 導 の 定 期 的 な 開 催 や 運 営 推 進 会 議 等 への 参 加 介 護 相 談 員 の 派 遣 などにより 日 頃 から 施 設 の 運 営 等 の 実 態 把 握 に 努 めます 35

高 齢 者 虐 待 ネットワーク 会 議 では 事 例 から 抽 出 された 課 題 について 協 議 すること や 関 係 団 体 との 連 携 強 化 を 図 ることで 複 雑 化 している 困 難 事 例 への 対 応 を 強 化 し ます (2) 要 援 護 者 に 対 する 見 守 り 活 動 総 合 相 談 業 務 現 状 と 課 題 見 守 りが 必 要 な 対 象 者 が 増 える 中 ひとり 暮 らし 高 齢 者 や 高 齢 世 帯 への 訪 問 など 中 心 となって 活 動 する 民 生 委 員 児 童 委 員 の 負 担 は 年 々 増 大 しており これらの 負 担 軽 減 を 図 ることについて 検 討 する 必 要 があります また 配 食 サービスのボランティアが 高 齢 化 し 確 保 が 困 難 になってきています 今 後 の 展 開 民 生 委 員 児 童 委 員 と 地 域 が 日 常 的 に 連 携 することにより 地 域 における 見 守 りや 支 援 を 必 要 とする 人 を 把 握 し 支 援 につなぐことのできる 体 制 が 充 実 するよう 社 会 福 祉 協 議 会 が 取 り 組 む 地 域 福 祉 活 動 とも 連 携 しながら 地 区 や 町 内 会 単 位 での 取 組 に ついて 協 議 する 場 を 設 けるなど 地 域 での 見 守 りや 支 援 につなぐ 体 制 づくりを 進 めま す また 医 療 機 関 や 介 護 サービス 事 業 者 等 の 関 係 機 関 とのネットワークづくりを 進 め るとともに 地 域 包 括 支 援 センターの 職 員 体 制 の 強 化 や 資 質 向 上 に 向 けた 研 修 を 充 実 させることにより 窓 口 体 制 の 整 備 と 機 能 強 化 に 努 めます (3) 権 利 援 護 業 務 現 状 と 課 題 平 成 25 年 度 における 成 年 後 見 制 度 の 市 長 申 立 は1 件 となっています 成 年 後 見 制 度 について 周 知 が 進 んでいません 今 後 の 展 開 今 後 も 必 要 な 人 が 利 用 できるよう 成 年 後 見 制 度 を 市 の 広 報 誌 等 で 周 知 を 進 めてい きます 36

3 地 域 における 自 立 した 生 活 への 支 援 (1) 福 祉 サービス 現 状 と 課 題 廿 日 市 市 ファミリー サポート センター ファミリー サポート センターは 育 児 介 護 などの 援 助 をしてほしい 人 と 援 助 をしたい 人 がお 互 いに 会 員 となって 助 け 合 うシステム( 会 員 組 織 )で 地 域 福 祉 の 推 進 及 び 向 上 を 図 る 目 的 から 廿 日 市 市 社 会 福 祉 協 議 会 に 委 託 しています 会 員 数 及 び 活 動 時 間 に 大 きな 変 化 は 見 られませんが 活 動 を 通 じてのつながりづく りができています 提 供 会 員 の 発 掘 のために 各 種 研 修 の 実 施 や ファミサポだより の 発 行 などによるPRにも 努 めています リフトカーの 貸 出 廿 日 市 市 社 会 福 祉 協 議 会 に 委 託 して 一 般 車 両 では 移 動 が 困 難 な 障 がいのある 人 高 齢 者 の 外 出 を 支 援 するため リフトカーの 貸 し 出 しを 行 っています 運 転 者 については 新 規 ボランティアへの 声 かけなどにより 確 保 に 努 めていますが 不 足 傾 向 のままです 車 イスの 貸 出 廿 日 市 市 社 会 福 祉 協 議 会 の 独 自 事 業 として 車 イスの 貸 し 出 しを 行 っています 安 心 して 貸 出 ができるよう 常 時 必 要 な 車 イスの 在 庫 管 理 を 心 がけています 利 用 実 績 はここ 数 年 変 動 が 少 なく 安 定 した 貸 出 件 数 で 推 移 しています 今 後 の 展 開 廿 日 市 市 ファミリー サポート センター 各 地 区 社 協 をはじめとした 地 区 福 祉 団 体 や 市 民 センターなどと 活 動 内 容 の 共 有 を 進 める 中 で 地 域 の 福 祉 力 向 上 のきっかけづくりに 努 めます リフトカーの 貸 出 外 出 の 困 難 な 人 たちの 基 本 的 な 欲 求 に 対 して 安 定 的 継 続 的 に 応 えていくため NPO 法 人 などへの 移 行 も 含 めて 広 範 な 関 係 機 関 による 協 議 を 検 討 します 車 イスの 貸 出 緊 急 時 の 貸 出 といった 形 態 をとっていますが 福 祉 体 験 活 動 等 さまざまな 活 用 実 態 を 広 報 で 紹 介 するなど 社 会 参 加 の 促 進 のための 貸 出 とします 37

(2) 施 設 サービスの 推 進 現 状 と 課 題 高 齢 者 の 住 まいの 安 定 的 な 確 保 のため 養 護 老 人 ホームやケアハウス 有 料 老 人 ホ ーム サービス 付 き 高 齢 者 向 け 住 宅 などの 整 備 促 進 利 活 用 は 必 要 不 可 欠 です 高 齢 者 の 家 庭 環 境 や 心 身 の 状 況 経 済 的 な 面 などから その 人 のニーズにマッチし た 施 設 がどこなのかという 相 談 に 応 じるケースが 多 くなっています 今 後 特 別 養 護 老 人 ホームへの 入 所 が 重 度 者 重 視 ( 要 介 護 3 以 上 )となることから 在 宅 生 活 が 維 持 できないと 判 断 された 高 齢 者 の 介 護 保 険 対 象 施 設 以 外 への 入 所 の 希 望 が 増 えてくると 考 えられます 今 後 の 展 開 高 齢 者 の 住 まいに 関 する 多 様 なニーズに 対 応 した 適 切 な 情 報 提 供 と 相 談 体 制 の 充 実 を 図 ります 養 護 老 人 ホームやケアハウス 有 料 老 人 ホーム サービス 付 き 高 齢 者 向 け 住 宅 など の 適 正 な 運 営 の 確 保 と 質 の 向 上 を 図 ります 吉 和 圏 域 においては 介 護 サービス 事 業 者 の 参 入 が 難 しく 住 民 自 らが 運 営 していく 夜 間 でも 安 心 して 暮 らせる 施 設 ( 泊 まりのできる 施 設 )を 整 備 します 施 設 サービス( 介 護 保 険 施 設 は 除 く)の 整 備 状 況 ( 平 成 26 年 4 月 1 日 現 在 ) 区 分 施 設 数 ( 定 員 ) 養 護 老 人 ホーム 1 施 設 (60 人 ) ケアハウス 4 施 設 (107 人 ) 有 料 老 人 ホーム 4 施 設 (171 人 ) サービス 付 き 高 齢 者 向 け 住 宅 4 施 設 (113 戸 ) 38

4 高 齢 者 が 安 心 して 生 活 できる 地 域 福 祉 の 推 進 (1) 住 民 参 加 による 地 域 福 祉 の 推 進 1 地 域 福 祉 を 進 めるための 地 域 ネットワーク 体 制 の 整 備 現 状 と 課 題 高 齢 者 を 取 り 巻 く 環 境 が 急 速 に 変 化 している 中 価 値 観 や 生 活 課 題 の 多 様 化 や 複 雑 化 人 間 関 係 の 希 薄 化 も 進 み さらには 経 済 的 困 窮 や 社 会 的 孤 立 といった 現 代 的 課 題 も 増 えつつあることから 医 療 や 介 護 などの 専 門 的 サービスに 加 え さまざまな 主 体 による 支 えあいや 助 けあいが 一 層 必 要 となっています 社 会 福 祉 協 議 会 が 実 施 する 地 域 福 祉 活 動 や 福 祉 ボランティア 活 動 の 支 援 などに 対 し 継 続 して 財 政 支 援 を 行 っており 地 域 福 祉 の 推 進 に 関 わる 人 たちの 裾 野 が 広 がり つつあります 地 域 ごとの 日 常 生 活 の 課 題 に 対 応 していくための 具 体 的 な 地 域 独 自 の 体 制 づくり が 必 要 です 今 後 の 展 開 誰 もが 住 み 慣 れた 地 域 で 安 心 して 暮 らし 続 けて 行 くことができるよう 地 域 行 政 福 祉 活 動 団 体 福 祉 サービス 事 業 者 に 加 え NPO 大 学 民 間 事 業 者 企 業 など 多 様 なまちづくり 主 体 で 支 えあう 環 境 づくりを 進 めます 地 区 のまちづくりの 拠 点 である 市 民 センターにおいて 高 齢 者 の 生 活 を 支 援 するた めの 地 域 の 体 制 づくりや 多 様 なまちづくり 活 動 のネットワークづくりなど 人 と 人 と のつながりづくりを 推 進 します 2 地 域 サロン 現 状 と 課 題 顔 見 知 りが 増 える いざといった 時 に 相 談 相 手 になってもらえる 災 害 時 の 迅 速 な 対 応 にもつながる などといったサロン 活 動 の 必 要 性 を サロン 関 係 者 だけではなく 小 地 域 のリーダーサイドにも 認 識 されるようになりました サロン 活 動 は 市 域 全 体 で 徐 々に 増 えており 定 着 しています 地 域 により 相 談 解 決 機 能 を 持 ったサロンづく りに 着 手 されています その 一 方 で 運 営 費 の 捻 出 や 世 話 人 の 高 齢 化 に 伴 う 後 継 者 不 足 に 不 安 をいだかれるサロンも 出 てきています 今 後 の 展 開 サロン 活 動 が 地 域 らしさを 持 ちながらさらに 継 続 されるよう 同 時 に サロン 運 営 に 安 心 が 持 てるよう 世 話 人 同 士 の 意 見 交 換 の 場 を 継 続 開 催 するなど 各 サロンの 創 意 工 夫 点 や 新 たな 情 報 提 供 を 行 っていきます 加 えて 地 域 の 課 題 解 決 力 向 上 に 寄 与 で きるサロン 活 動 の 支 援 を 継 続 していきます またそのことと 関 連 して 何 らかの 理 由 でサロンに 参 加 されない 人 たちへのゆるやかな 気 配 りや 働 きかけなど 地 域 の 見 守 り 体 制 整 備 に 努 めていきます 運 営 費 捻 出 については 民 間 福 祉 団 体 等 の 基 金 活 用 の 情 報 提 供 などを 進 めていきます 39

3 地 域 敬 老 事 業 現 状 と 課 題 敬 老 会 の 開 催 については コミュニティ 推 進 の 観 点 から 長 年 地 域 に 対 して 貢 献 し てきた 高 齢 者 に 近 隣 住 民 で 敬 老 する 事 業 として 進 めてきました 高 齢 化 が 進 み 対 象 者 が 増 えたこと 意 識 や 思 考 の 違 い 身 体 的 な 状 況 などによる 場 所 の 問 題 ( 会 場 の 広 さ や 送 迎 など)から 一 同 に 会 しての 開 催 は 難 しくなっています 敬 老 金 等 贈 与 については 対 象 者 急 増 に 対 応 した 予 算 や 実 施 方 法 など どのような 形 で 継 続 していくか 見 直 しを 検 討 する 必 要 があります 今 後 の 展 開 敬 老 会 の 開 催 については 今 後 も 継 続 していきます 高 齢 化 が 進 み 対 象 者 が 増 え ることに 対 する 予 算 やスタッフ 会 場 等 の 確 保 が 必 要 となりますが できる 範 囲 で 敬 愛 し 長 寿 を 祝 う 方 法 で 行 えるよう 知 恵 を 出 し 地 域 の 満 ち 溢 れた 活 力 のある 行 事 の 一 つとして 継 続 できるよう 支 援 していきます 敬 老 金 等 贈 与 については 対 象 者 急 増 に 対 応 した 予 算 の 確 保 や 贈 与 内 容 などについ て どのような 形 で 継 続 できるか 見 直 しが 必 要 かを 検 討 しつつ 長 寿 を 敬 愛 し ま すます 健 康 で 生 活 意 欲 を 促 すような 事 業 を 展 開 していきます (2) 福 祉 教 育 現 状 と 課 題 教 育 委 員 会 を 通 じての 市 内 小 中 学 校 からの 高 齢 者 福 祉 に 対 する 学 習 の 機 会 の 要 請 に 対 応 するとともに 地 域 関 係 機 関 とも 連 携 して 小 中 学 校 での 学 習 の 機 会 を 充 実 させ るよう 働 きかけることが 必 要 です 小 学 校 では 総 合 的 な 学 習 の 時 間 において 89.5%の 学 校 が 福 祉 に 関 する 単 元 を 設 定 し 体 験 活 動 を 取 り 入 れながら 福 祉 学 習 に 取 り 組 んでいます また 中 学 校 では2 学 年 で 実 施 するキャリア スタート ウィークで 地 域 の 福 祉 施 設 に 出 向 き 職 場 体 験 を 行 うグループがあります キャリア スタート ウィークの 体 験 報 告 の 場 では 福 祉 施 設 で 職 場 体 験 を 行 ったグループはその 体 験 を 報 告 し 多 くの 生 徒 と 体 験 して 学 ん だことを 共 有 しています 今 後 の 展 開 子 どもも 大 人 も 福 祉 体 験 等 を 通 じて 共 感 できる 心 を 育 み 共 に 生 活 できる 福 祉 のまちづくり の 意 識 を 高 めていくことにつながるよう 福 祉 教 育 の 充 実 を 図 って いくことが 必 要 です そのため 小 中 学 校 での 高 齢 者 福 祉 への 取 組 や 福 祉 施 設 の 整 備 状 況 などについての 学 習 福 祉 ボランティア 体 験 そして 募 金 やボランティア 活 動 などの 社 会 貢 献 活 動 において 教 育 委 員 会 や 学 校 地 域 福 祉 関 係 機 関 など 様 々な 団 体 との 連 携 を 深 め 福 祉 教 育 の 推 進 に 努 めます 40