空 中 給 油 機 KC-130の 鹿 屋 基 地 への 訓 練 移 転 に 係 るこれまでの 対 応 と 防 衛 省 との 協 議 について 平 成 27 年 10 月 30 日 鹿 屋 市
目 次 Ⅰ 鹿 屋 基 地 に 係 る 在 日 米 軍 再 編 について P1 P1 Ⅱ 空 中 給 油 機 KC-130の 鹿 屋 基 地 に おける 訓 練 概 要 P4 P2 Ⅲ 防 衛 省 への 主 な 確 認 事 項 P6 P3
Ⅰ 鹿 屋 基 地 に 係 る 在 日 米 軍 再 編 について 在 日 米 軍 の 再 編 は 抑 止 力 の 維 持 を 図 りつつ 米 軍 基 地 が 集 中 す る 沖 縄 の 負 担 を 軽 減 するため 在 日 米 軍 や 自 衛 隊 の 配 置 などを 見 直 すものです 鹿 屋 基 地 関 係 では 右 図 のとおり KC-130 部 隊 の 普 天 間 基 地 から 岩 国 基 地 への 移 駐 ( 平 成 26 年 8 月 完 了 ) 空 母 艦 載 機 の 厚 木 基 地 から 岩 国 基 地 への 移 駐 ( 平 成 29 年 予 定 )に 伴 い KC-130 部 隊 の 鹿 屋 基 地 グアムでの 訓 練 及 び 運 用 のローテーション 展 開 が 予 定 されているところです 1
背 景 平 成 17 年 10 月 29 日 日 米 同 盟 : 未 来 のための 変 革 と 再 編 ( 中 間 報 告 ) 普 天 間 飛 行 場 から 岩 国 飛 行 場 に 移 駐 されることとなっているKC-130 について は 他 の 移 駐 先 として 海 上 自 衛 隊 鹿 屋 基 地 が 優 先 して 検 討 される ( 鹿 屋 基 地 関 係 分 抜 粋 ) 平 成 18 年 5 月 1 日 再 編 の 実 施 のためのロードマップ KC-130 飛 行 隊 は 司 令 部 整 備 支 援 施 設 及 び 家 族 支 援 施 設 とともに 岩 国 飛 行 場 を 拠 点 とする 航 空 機 は 訓 練 及 び 運 用 のため 海 上 自 衛 隊 鹿 屋 基 地 及 びグア ムに 定 期 的 にローテーションで 展 開 する KC-130 航 空 機 の 展 開 を 支 援 するため 鹿 屋 基 地 において 必 要 な 施 設 が 整 備 される ( 鹿 屋 基 地 関 係 分 抜 粋 ) 平 成 26 年 8 月 26 日 山 口 県 岩 国 市 へKC-130 空 中 給 油 機 の 移 駐 完 了 2
平 成 27 年 度 空 中 給 油 機 訓 練 移 転 における 主 な 経 過 5 月 18 日 防 衛 省 原 田 政 務 官 来 庁 ( 訓 練 概 要 の 説 明 ) 5 月 28 日 議 員 説 明 会 6 月 4 日 鹿 屋 市 基 地 関 係 連 絡 協 議 会 の 開 催 6 月 下 旬 ~ 防 衛 省 へ 訓 練 移 転 に 関 する 確 認 事 項 照 会 7 月 6 日 議 員 説 明 会 ( 九 州 防 衛 局 説 明 ) 7 月 11 日 ~14 日 住 民 説 明 会 (5 会 場 )( 九 州 防 衛 局 説 明 ) 7 月 28 日 新 富 町 ( 新 田 原 基 地 ) 視 察 8 月 19 日 鹿 屋 市 基 地 関 係 連 絡 協 議 会 の 開 催 8 月 24 日 デモフライト(KC-130 P-3C) 実 施 9 月 4 日 議 会 全 員 協 議 会 ( 住 民 説 明 会 デモフライト 概 要 ) 9 月 29 日 鹿 屋 市 議 会 米 軍 機 訓 練 移 転 受 入 賛 同 決 議 10 月 8 日 普 天 間 基 地 宜 野 湾 市 視 察 3
Ⅱ 空 中 給 油 機 KC-130の 鹿 屋 基 地 における 訓 練 概 要 1 離 着 陸 訓 練 日 中 及 び 夜 間 に 海 上 自 衛 隊 のP-3Cと 同 じ 場 周 経 路 を 飛 行 し タッチ ア ンド ゴーや 滑 走 路 上 の 特 定 の 位 置 に 停 止 する 訓 練 訓 練 回 数 は 日 中 と 夜 間 に それぞれ 月 8 回 程 度 1 回 当 たり4 時 間 程 度 を 予 定 2 地 上 給 油 訓 練 日 中 及 び 夜 間 に 地 上 に 駐 機 したKC-130から 米 軍 のCH-53 等 の ヘリコプターやMV-22オスプレイに 給 油 を 行 う 訓 練 訓 練 回 数 は 月 2 回 程 度 1 回 当 たり6 時 間 程 度 を 予 定 3 荷 下 (におろし) 訓 練 KC-130 後 部 ハッチを 開 けた 状 態 のまま 地 上 を 走 行 しながら 貨 物 用 パレットを 下 ろす 訓 練 訓 練 回 数 は 月 2 回 程 度 1 回 当 たり4 時 間 程 度 を 予 定 4
ローテーション 展 開 後 の 騒 音 予 測 コンター 図 第 一 種 区 域 とは 騒 音 度 調 査 結 果 に 基 づく 住 宅 防 音 工 事 の 対 象 となる 区 域 指 定 基 準 は 75Wの 騒 音 コンター 騒 音 コンター とは 同 じ 値 のWECPNL( 音 響 の 強 度 ひん 度 継 続 時 間 発 生 時 間 帯 などを 総 合 的 に 評 価 する 基 準 うるささ 指 数 )を 結 んだ 曲 線 ローテーション 展 開 後 の 予 測 コンター(75W) 現 在 の 第 一 種 区 域 (75W) 昭 和 59 年 12 月 20 日 告 示 注 1: 騒 音 予 測 コンター 図 については 現 在 の 海 上 自 衛 隊 機 による 騒 音 に KC-130のローテーション 展 開 後 の 騒 音 を 加 味 したものを 想 定 し 作 成 注 2: 飛 行 経 路 は 鹿 屋 基 地 の 所 属 の 航 空 機 と 同 様 と 想 定 注 3: 飛 行 回 数 は 現 在 日 米 間 で 調 整 中 の 訓 練 内 容 を 基 に 最 大 値 を 想 定 5
Ⅲ 防 衛 省 への 主 な 確 認 事 項 空 中 給 油 機 KC-130の 訓 練 移 転 に 関 して 住 民 説 明 会 市 議 会 等 から 寄 せられた 懸 念 疑 問 等 を 次 の 項 目 に 整 理 して 防 衛 省 に 確 認 を しました 2 訓 練 4 安 全 対 策 1 基 本 的 事 項 3 騒 音 対 策 5 地 域 振 興 策 6
1 基 本 的 事 項 (1) 鹿 屋 基 地 における 訓 練 移 転 については 今 回 示 されている 離 着 陸 訓 練 地 上 給 油 訓 練 荷 下 訓 練 のみとし 将 来 的 にも 訓 練 の 拡 大 や 米 軍 基 地 化 は 絶 対 にしないこと 今 般 の 鹿 屋 基 地 におけるローテーション 展 開 については 離 着 陸 訓 練 地 上 給 油 訓 練 荷 下 訓 練 以 外 に 追 加 の 訓 練 や 部 隊 の 移 駐 などについて 日 米 間 で 協 議 は 行 っておらず 訓 練 の 拡 大 や 米 軍 基 地 化 は 考 えておりません (2) 鹿 屋 基 地 における 訓 練 日 時 内 容 等 については 鹿 屋 市 及 び 地 域 住 民 に 対 して 透 明 性 をもって 適 宜 提 供 を 行 うこと 鹿 屋 基 地 におけるローテーション 展 開 の 訓 練 日 時 内 容 等 について は 米 側 に 対 し 可 能 な 限 りの 情 報 提 供 を 申 し 入 れるとともに 米 側 及 び 鹿 屋 基 地 から 得 られた 情 報 については 九 州 防 衛 局 から 速 やかに 貴 市 及 び 周 辺 地 域 の 方 々に 提 供 したいと 考 えております 7
2 訓 練 (1) 鹿 屋 基 地 での 訓 練 移 転 に 当 たっては 現 在 行 われている 鹿 屋 基 地 の 訓 練 が 夜 間 や 休 日 等 に 集 中 するなど 鹿 屋 基 地 の 運 用 に 支 障 がないようにすること 鹿 屋 基 地 におけるローテーション 展 開 については 鹿 屋 基 地 の 運 用 を 妨 げない 範 囲 内 で 実 施 することとしております (2) 鹿 屋 基 地 における 訓 練 移 転 は 最 大 月 20 日 間 と 説 明 があったが 1ヶ 月 あ たりの 訓 練 日 数 を 減 らすための 効 率 的 な 訓 練 の 運 用 を 講 じること 鹿 屋 基 地 におけるローテーション 展 開 については 鹿 屋 基 地 の 運 用 を 妨 げない 範 囲 内 で 行 われること また 米 軍 の 訓 練 効 率 という 観 点 から 幾 つかの 訓 練 を 組 み 合 わせて 実 施 することもあり 個 々の 訓 練 日 数 の 総 計 で ある 月 20 日 よりも 少 なくなると 考 えています 8
(3) 鹿 屋 飛 行 場 規 則 において 鹿 屋 基 地 における 連 続 離 着 陸 訓 練 は 原 則 とし て6 時 から21 時 の 間 に 実 施 することとされており それ 以 外 の 訓 練 は 特 に 開 始 終 了 時 間 の 制 限 は 設 けていないとのことである 米 軍 の 訓 練 において も 鹿 屋 基 地 における 運 用 に 基 づいた 訓 練 時 間 帯 である21 時 までとすること 今 般 の 鹿 屋 基 地 におけるローテーション 展 開 での 夜 間 訓 練 ( 日 没 から 遅 くとも22 時 頃 まで)は 米 軍 パイロットの 練 度 維 持 のためには 必 要 不 可 欠 な 訓 練 であることを 御 理 解 願 います 防 衛 省 としては 訓 練 の 実 施 に 際 しては 周 辺 地 域 への 影 響 に 可 能 な 限 り 配 慮 することが 必 要 と 認 識 しており 貴 市 からの 御 要 望 である 夜 間 訓 練 の 時 間 短 縮 について 米 側 に 申 し 入 れてまいります (4) 鹿 屋 基 地 内 に 新 たに 施 設 を 整 備 する 場 合 は あらかじめ 鹿 屋 市 に 整 備 概 要 を 明 確 に 説 明 すること 鹿 屋 基 地 におけるローテーション 展 開 のために 必 要 となる 施 設 整 備 につ いては 現 在 のところコンクリート 舗 装 のみを 予 定 しているところですが 仮 に 新 たな 施 設 を 整 備 する 必 要 が 生 じた 場 合 は 事 前 に 貴 市 に 対 して 整 備 内 容 等 について 説 明 してまいります 9
3 騒 音 (1) 鹿 屋 基 地 における 米 軍 の 訓 練 移 転 後 は 騒 音 の 増 大 が 予 想 される 騒 音 の 実 態 を 的 確 に 把 握 するため 常 時 騒 音 測 定 装 置 を 増 設 すること 防 衛 省 においては 鹿 屋 飛 行 場 周 辺 の2 箇 所 に 自 動 騒 音 測 定 装 置 を 設 置 し 常 時 騒 音 状 況 の 把 握 に 努 めてきたところです 自 動 騒 音 測 定 装 置 については 今 後 できる 限 り 早 期 に 増 設 について 検 討 してまいります 現 在 九 州 防 衛 局 が 設 置 している 自 動 騒 音 測 定 装 置 は 新 生 市 営 住 宅 集 会 所 上 野 町 公 民 館 の2 箇 所 騒 音 状 況 は 九 州 防 衛 局 のホームページで 閲 覧 できます (2) 地 上 給 油 訓 練 及 び 荷 下 訓 練 の 実 施 時 等 における 地 上 騒 音 対 策 として 防 音 壁 等 の 消 音 減 音 施 設 整 備 などの 措 置 を 講 ずること 地 上 給 油 訓 練 及 び 荷 下 訓 練 実 施 時 等 における 地 上 騒 音 対 策 については 今 後 ローテーション 展 開 後 の 騒 音 の 状 況 の 変 化 を 踏 まえた 上 で どのよ うな 対 策 が 可 能 なのか 検 討 してまいります 10
(3) 空 中 給 油 機 KC-130の 騒 音 等 により 畜 産 業 等 に 被 害 が 発 生 した 場 合 速 やかに 補 償 を 行 うこと 空 中 給 油 機 KC-130の 騒 音 等 により 家 畜 等 への 損 害 が 生 じた 場 合 には 九 州 防 衛 局 が 窓 口 となって 騒 音 の 状 況 損 害 の 状 況 等 を 調 査 した 上 で 速 やかに 対 応 してまいります (4) 訓 練 移 転 後 は できる 限 り 速 やかに 騒 音 度 調 査 を 実 施 し 鹿 屋 市 の 実 態 に 即 した 第 一 種 区 域 の 見 直 しを 行 い 速 やかに 騒 音 対 策 を 講 じること 鹿 屋 飛 行 場 の 第 一 種 区 域 の 見 直 しに 当 たっては ローテーション 展 開 後 の 騒 音 の 状 況 の 変 化 を 踏 まえた 上 で 適 切 に 実 施 したいと 考 えております 11
(5) 鹿 屋 基 地 周 辺 には 告 示 後 住 宅 が 多 数 ある 鹿 屋 基 地 周 辺 における 騒 音 状 況 が 当 時 ( 昭 和 59 年 12 月 )とは 変 化 していると 考 えられることから 告 示 後 住 宅 も 住 宅 防 音 工 事 の 対 象 とすること 防 衛 施 設 周 辺 の 生 活 環 境 の 整 備 等 に 関 する 法 律 ( 昭 和 49 年 法 律 第 10 1 号 ) 第 4 条 の 規 定 に 基 づく 住 宅 防 音 工 事 については 第 一 種 区 域 の 指 定 の 際 現 に 所 在 する 住 宅 を 対 象 に 実 施 しているところです 防 衛 省 では 全 国 の 飛 行 場 を 対 象 に 騒 音 の 現 状 に 応 じた 第 一 種 区 域 の 見 直 しを 逐 次 行 っており 当 該 見 直 しに 併 せた 施 策 の 充 実 の 一 環 として 第 一 種 区 域 のうち 特 に 騒 音 の 著 しい 区 域 に 所 在 する 建 設 年 度 の 古 い 住 宅 を 防 音 工 事 の 助 成 の 対 象 としているところです 鹿 屋 飛 行 場 についても 今 後 第 一 種 区 域 を 見 直 す 際 には かかる 見 直 しに 併 せ 防 音 工 事 の 助 成 の 対 象 としていく 考 えです (6) 防 音 工 事 で 設 置 し10 年 以 上 経 過 した 空 調 機 器 及 び 防 音 建 具 の 機 能 復 旧 工 事 について 待 機 者 が 出 ないよう 必 要 な 予 算 を 確 保 するとともに 実 施 状 況 に ついて 鹿 屋 市 に 情 報 提 供 を 行 うこと 空 調 機 器 及 び 防 音 建 具 の 機 能 復 旧 工 事 については 引 き 続 き 所 要 の 予 算 確 保 に 努 め 可 能 な 限 り 早 期 に 工 事 が 実 施 できるよう 最 大 限 努 力 して まいります また 当 該 工 事 の 実 施 状 況 についても 適 宜 情 報 提 供 してま いります 12
(7) 防 衛 省 による 第 一 種 区 域 の 指 定 基 準 75Wを 環 境 省 基 準 の70Wに 引 き 下 げること 75W 未 満 の 区 域 における 住 宅 防 音 工 事 の 取 り 扱 いについては 住 宅 防 音 事 業 の 今 後 の 在 り 方 に 関 わる 課 題 ですが 全 国 の 住 宅 防 音 事 業 の 進 捗 状 況 等 を 踏 まえ 今 後 検 討 してまいります (8) 航 空 機 騒 音 をはじめ 基 地 に 関 する 住 民 からの 苦 情 や 問 合 せは 国 におい て 責 任 を 持 って 対 応 すること 鹿 屋 基 地 におけるローテーション 展 開 の 騒 音 苦 情 や 問 合 せについては 九 州 防 衛 局 及 び 鹿 児 島 防 衛 事 務 所 の 各 窓 口 において 対 応 してまいります < 連 絡 先 > ( 九 州 防 衛 局 ホームページより ) 九 州 防 衛 局 平 日 電 話 :092-483-8813( 報 道 官 ) 夜 間 及 び 休 日 の 連 絡 先 ( 平 日 :17 時 15 分 ~ 翌 朝 8 時 30 分 休 日 は 終 日 ) 電 話 :092-483-8832 鹿 児 島 事 務 所 電 話 :099-219-9055 13
4 安 全 対 策 (1) 空 中 給 油 機 KC-130やオスプレイ 等 の 航 空 機 及 び 米 軍 人 による 事 件 事 故 が 発 生 しないよう 安 全 対 策 等 を 十 分 に 講 ずるとともに 万 一 事 件 事 故 が 発 生 した 場 合 の 連 絡 対 応 体 制 を 整 備 すること 米 軍 の 航 空 機 等 の 運 用 については 周 辺 住 民 に 十 分 な 配 慮 がなされ 最 大 限 の 安 全 対 策 を 採 ることについて 日 米 合 同 委 員 会 で 合 意 しているとこ ろです 防 衛 省 としては 鹿 屋 基 地 におけるローテーション 展 開 について も この 合 意 が 適 切 に 実 施 されるよう 引 き 続 き 米 側 との 間 で 必 要 な 協 議 を 行 ってまいります また 防 衛 省 としては 米 軍 による 事 件 事 故 はあってはならないもの と 考 えており 機 会 あるごとに 隊 員 の 教 育 や 綱 紀 粛 正 の 徹 底 を 図 るよう 米 側 に 強 く 働 きかけてまいりたいと 考 えております 万 一 航 空 機 事 故 等 が 発 生 した 場 合 の 連 絡 体 制 については 米 軍 が 使 用 する 他 の 飛 行 場 において 航 空 機 事 故 等 が 起 きた 際 に 緊 急 の 連 絡 通 報 や 総 合 的 な 応 急 対 策 を 円 滑 に 実 施 できる 体 制 を 確 立 するため 九 州 防 衛 局 と 地 元 関 係 機 関 で 構 成 した 航 空 機 事 故 連 絡 協 議 会 を 設 置 しており 鹿 屋 基 地 においても 同 様 の 体 制 を 構 築 することを 考 えております 14
(2) 事 件 事 故 処 理 にあたっては 国 の 責 任 において 適 切 に 対 応 するとともに 鹿 屋 市 へ 透 明 性 をもって 適 宜 速 やかに 情 報 提 供 すること 防 衛 省 としては 米 軍 による 事 件 事 故 はあってはならないものと 考 え ており 機 会 あるごとに 隊 員 の 教 育 や 綱 紀 粛 正 の 徹 底 を 図 るよう 米 側 に 強 く 働 きかけてまいりたいと 考 えております 他 方 万 一 米 軍 による 事 件 事 故 が 発 生 した 場 合 には 日 米 間 で 合 意 された 通 報 手 続 等 に 従 い 関 係 地 方 自 治 体 等 に 速 やかに 通 報 するとと もに 米 側 に 対 し 原 因 究 明 再 発 防 止 及 び 安 全 管 理 の 徹 底 等 について 強 く 申 入 れを 行 っており 被 害 が 生 じた 場 合 には 迅 速 かつ 適 切 に 補 償 を 行 っております いずれにしましても 防 衛 省 としては 米 軍 による 事 件 事 故 の 防 止 の ためには 実 効 性 のある 様 々な 措 置 を 継 続 的 に 実 施 していくことが 重 要 で あると 考 えており 関 係 機 関 と 連 携 しつつ 取 り 組 んでまいります 15
5 地 域 振 興 策 (1) 今 後 本 市 が 実 施 する 住 民 の 生 活 の 安 全 教 育 スポーツ 及 び 文 化 医 療 福 祉 産 業 の 振 興 に 寄 与 する 事 業 など 地 域 振 興 に 資 する 事 業 に 対 して 支 援 を 行 う こと 地 域 振 興 に 資 する 事 業 については 貴 市 からの 具 体 的 な 御 要 望 を 踏 まえ 防 衛 施 設 周 辺 の 生 活 環 境 の 整 備 等 に 関 する 法 律 等 既 存 の 枠 組 みを 活 用 し 貴 市 の 地 域 振 興 に 最 大 限 協 力 してまいります (2) 再 編 交 付 金 は 平 成 28 年 度 までの10 年 間 の 時 限 立 法 となっているが 訓 練 移 転 の 実 施 時 期 が 平 成 29 年 度 以 降 になった 場 合 においても 再 編 交 付 金 を 適 正 に 交 付 すること 再 編 交 付 金 の 交 付 については 駐 留 軍 等 の 再 編 の 円 滑 な 実 施 に 関 する 特 別 措 置 法 ( 平 成 19 年 法 律 第 67 号 以 下 再 編 特 措 法 という )に 基 づき 駐 留 軍 等 の 再 編 を 受 入 れて 頂 いた 市 町 村 に 対 し 原 則 として 再 編 特 措 法 が 失 効 する 平 成 28 年 度 までの 間 において 交 付 することができるとされております また 経 過 措 置 として 再 編 の 実 施 の 年 度 の 開 始 の 日 ( 再 編 実 施 基 準 日 )が 平 成 29 年 度 以 降 となる 場 合 においては 最 大 平 成 33 年 度 まで 交 付 することがで きるとされております 鹿 屋 基 地 におけるローテーション 展 開 を 受 入 れて 頂 いた 場 合 においては 再 編 特 措 法 に 基 づき 適 正 に 交 付 してまいります 16
(3) 住 宅 移 転 跡 地 等 の 適 正 な 管 理 を 行 うとともに 新 たな 整 備 等 地 域 からの 要 望 に 財 政 的 な 支 援 も 含 めて 十 分 な 対 応 を 行 うこと 住 宅 移 転 跡 地 等 については 貴 市 からの 御 要 望 を 踏 まえ これまで 国 の 直 轄 事 業 として 多 目 的 広 場 の 整 備 や 貴 市 へ 広 場 等 として 使 用 許 可 する など 有 効 活 用 に 努 めるとともに 適 正 に 管 理 してきたところですが 今 後 とも 貴 市 からの 御 要 望 を 踏 まえ 最 大 限 協 力 してまいります (4) 鹿 屋 基 地 の 施 設 整 備 等 を 実 施 する 場 合 鹿 屋 市 の 地 元 業 者 を 最 大 限 に 活 用 す るよう 努 めること 鹿 屋 基 地 の 施 設 整 備 に 伴 う 地 元 業 者 への 発 注 については 地 元 企 業 の 皆 様 方 の 御 要 望 や 官 公 需 法 等 の 主 旨 を 踏 まえ 可 能 な 限 り 地 元 企 業 の 受 注 機 会 の 確 保 に 努 力 してまいります 17
参 考 資 料 KC-130などの 航 空 機 の 騒 音 所 属 航 空 機 航 空 機 から 受 音 点 までの 距 離 250m 500m 1,000m 2,000m 海 上 自 衛 隊 P-3C 89(dB) 83(dB) 76(dB) 69(dB) KC-130 89(dB) 82(dB) 75(dB) 66(dB) CH-53 91(dB) 84(dB) 77(dB) 68(dB) 米 海 兵 隊 MV-22 ( 固 定 翼 モード) MV-22 ( 転 換 モード: 角 度 80 度 ) 83(dB) 77(dB) 69(dB) 59(dB) 83(dB) 76(dB) 69(dB) 62(dB) MV-22オスプレイに 関 する 騒 音 データは 平 成 24 年 9 月 にMV-22オスプレイが 普 天 間 飛 行 場 に 配 備 されるに 当 たり 米 軍 から 提 供 されたもので 米 国 内 で 測 定 されたもの 固 定 翼 モード: 平 成 21 年 10 月 に 米 国 西 海 岸 へのMV-22 配 備 に 伴 う 環 境 影 響 評 価 書 にある 値 転 換 モード : 平 成 23 年 2 月 に 米 側 から 提 供 を 受 けたデータ( 防 衛 省 から) 18