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目 次 第 1 土 地 区 画 整 理 事 業 の 名 称 等 1 1. 土 地 区 画 整 理 事 業 の 名 称 1 2. 施 行 者 の 名 称 1 第 2 施 行 地 区 1 1. 施 行 地 区 の 位 置 1 2. 施 行 地 区 位 置 図 1 3. 施 行 地 区 の 区 域 1 4

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対 象 外 区 域 以 下 の 区 域 は 原 則 として 策 定 区 域 に 含 めないこと (1) 農 業 振 興 地 域 の 整 備 に 関 する 法 律 に 規 定 する 農 用 地 区 域 (2) 優 良 農 地 ( 一 団 のまとまりのある 農 地 や 農 業 水 利 施 設 の 整 備

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は 共 有 名 義 )で 所 有 権 保 存 登 記 又 は 所 有 権 移 転 登 記 を された も の で あ る こと (3) 居 室 便 所 台 所 及 び 風 呂 を 備 え 居 住 の ために 使 用 す る 部 分 の 延 べ 床 面 積 が 5 0 平 方 メ ー ト ル 以 上

とする ( 減 免 額 の 納 付 ) 第 6 条 市 長 は 減 免 を 受 け た 者 が 偽 り そ の 他 不 正 な 方 法 に よ り 減 免 の 決 定 を 受 け た こ と を 知 っ た と き 前 の 申 告 が あ っ た と き 又 は 同 条 第 2 項 の 規 定 によ

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続 に 基 づく 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 再 認 定 を 受 けていること ) c) 会 社 更 生 法 に 基 づき 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなされている 者 又 は 民 事 再 生 法 に 基 づき 再 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなさ

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4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の

(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同

(3) その 他 市 長 が 必 要 と 認 める 書 類 ( 補 助 金 の 交 付 決 定 ) 第 6 条 市 長 は 前 条 の 申 請 書 を 受 理 したときは 速 やかにその 内 容 を 審 査 し 補 助 金 を 交 付 すべきものと 認 めたときは 規 則 第 7 条 に 規 定 す


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府 中 基 地 跡 地 留 保 地 活 用 基 本 方 針 平 成 28 年 2 月 府 中 市

目 次 はじめに 1 1 府 中 基 地 跡 地 の 概 要 と 経 過 2 2 府 中 基 地 跡 地 留 保 地 の 現 状 4 3 府 中 基 地 跡 地 留 保 地 の 課 題 8 4 府 中 基 地 跡 地 留 保 地 活 用 の 基 本 理 念 と 基 本 原 則 9 5 府 中 基 地 跡 地 留 保 地 の 想 定 し 得 る 活 用 方 法 11 6 利 用 計 画 策 定 に 向 けた 今 後 のスケジュール 13 7 参 考 資 料 14

はじめに 府 中 基 地 跡 地 については 昭 和 51 年 の 国 有 財 産 中 央 審 議 会 答 申 による 米 軍 提 供 財 産 の 返 還 後 の 利 用 に 関 する 基 本 方 針 について ( いわゆる 3 分 割 有 償 払 下 げ 方 式 ) 及 び 昭 和 56 年 の 同 審 議 会 答 申 府 中 空 軍 施 設 返 還 国 有 地 の 処 理 の 大 綱 について において 国 利 用 地 元 公 共 利 用 及 び 留 保 地 の3 分 割 案 が 示 されました これにより 国 利 用 として 航 空 自 衛 隊 府 中 基 地 地 元 公 共 利 用 として 都 立 府 中 の 森 公 園 生 涯 学 習 センター 府 中 の 森 市 民 聖 苑 等 の 開 設 が 実 現 しましたが 残 された 土 地 に ついては 米 軍 への 提 供 財 産 ( 通 信 施 設 )を 取 り 囲 む 状 態 で 留 保 地 となりました また それに 続 く 昭 和 62 年 の 同 審 議 会 による 留 保 地 答 申 においても 留 保 地 の 処 理 につ いて 原 則 留 保 例 外 公 用 公 共 用 利 用 の 考 え 方 が 示 され 引 き 続 き 本 留 保 地 におい ては 未 利 用 の 状 態 が 続 いていました その 後 平 成 15 年 の 財 政 制 度 等 審 議 会 答 申 において 今 後 の 留 保 地 の 取 扱 いについて は 原 則 利 用 計 画 的 有 効 活 用 へと 方 針 転 換 されました これを 受 け 本 市 は 国 等 の 関 係 機 関 との 協 議 の 上 平 成 20 年 に 本 留 保 地 における 国 立 医 薬 品 食 品 衛 生 研 究 所 の 移 転 及 び 国 家 公 務 員 宿 舎 の 建 設 を 想 定 した 利 用 計 画 を 策 定 し 国 へ 提 出 しました しかしながら 平 成 23 年 から 平 成 24 年 にかけて 両 施 設 の 移 転 及 び 建 設 が 中 止 とな り 現 在 改 めて 利 用 計 画 を 策 定 する 必 要 が 生 じています このような 状 況 において 本 留 保 地 を 含 む 大 口 返 還 財 産 ( 留 保 地 )については 地 元 地 方 公 共 団 体 が 主 体 となり 地 域 のニーズを 十 分 に 踏 まえた 上 で 国 ( 財 務 省 )へ 提 出 する 利 用 計 画 を 策 定 し 当 該 計 画 に 基 づいて 有 効 な 活 用 を 図 ることとされています この 度 作 成 した 府 中 基 地 跡 地 留 保 地 活 用 基 本 方 針 は 地 元 自 治 体 である 本 市 が 約 15ヘクタールという 市 内 に 残 された 貴 重 な 土 地 を 将 来 にわたって 有 効 に 活 用 するため の 利 用 計 画 の 策 定 に 向 け その 前 段 として 所 要 の 条 件 の 整 理 や 現 状 と 課 題 の 分 析 を 行 った 上 で 本 留 保 地 の 活 用 に 向 けた 基 本 的 な 考 え 方 を 示 すものです 今 後 は 本 基 本 方 針 を 基 軸 としながら 市 民 の 要 望 意 見 なども 伺 い 十 分 に 精 査 を 行 いながら 現 在 及 び 未 来 の 市 民 にとって 最 適 な 利 用 計 画 の 策 定 を 進 めてまいります 1

1 府 中 基 地 跡 地 の 概 要 と 経 過 所 在 地 府 中 市 浅 間 町 1 丁 目 活 用 状 況 及 び 面 積 ( 単 位 :ha) 用 途 主 体 処 理 済 面 積 未 処 理 面 積 公 園 東 京 都 府 中 市 17.7 文 教 施 設 府 中 市 3.7 社 会 教 育 施 設 府 中 市 1.0 斎 場 府 中 市 1.2 道 路 府 中 市 1.9 自 衛 隊 防 衛 省 17.8 留 保 地 財 務 省 15.5 計 43.3 15.5 上 記 一 覧 は 米 軍 通 信 施 設 1.0haを 除 くものです 位 置 図 2

経 過 昭 和 14.05 昭 和 20.09 昭 和 32.07 昭 和 50.06 昭 和 51.06 昭 和 56.11 昭 和 62.06 平 成 元.08 平 成 08.03 平 成 08.07 平 成 15.06 平 成 20.10 平 成 21.09 平 成 22.04 平 成 23.12 平 成 24.09 平 成 25.03 平 成 26.02 平 成 26.08 平 成 27.02 しょう 陸 軍 省 が 陸 軍 燃 料 廠 を 設 置 する 米 軍 が 接 収 (60.8ha)する 航 空 自 衛 隊 用 地 として 一 部 返 還 (7.3ha)される 昭 和 40 年 及 び 42 年 にも 一 部 返 還 される 米 軍 通 信 施 設 を 除 き 返 還 (54.1ha)される 国 有 財 産 中 央 審 議 会 答 申 米 軍 提 供 財 産 の 返 還 後 の 利 用 に 関 する 基 本 方 針 について (3 分 割 答 申 )において 返 還 財 産 を(1) 地 元 公 共 団 体 利 用 (2) 政 府 関 係 機 関 利 用 (3) 留 保 地 として 取 り 扱 うこととなる 同 答 申 府 中 空 軍 施 設 返 還 国 有 地 の 処 理 の 大 綱 について において 当 該 返 還 財 産 を (1) 公 園 用 地 (2) 公 共 公 益 施 設 用 地 (3) 自 衛 隊 用 地 (4) 留 保 地 として 処 理 するものとされる 同 答 申 大 口 返 還 財 産 の 留 保 地 の 取 扱 いについて ( 留 保 地 答 申 )におい て 留 保 地 の 取 扱 いについては 原 則 留 保 例 外 公 用 公 共 的 利 用 とさ れる 国 により 国 立 衛 生 試 験 所 ( 当 時 )の 留 保 地 への 移 転 方 針 が 決 定 する 市 が 米 軍 通 信 施 設 の 移 設 及 び 早 期 返 還 について 東 京 都 及 び 防 衛 施 設 庁 東 京 防 衛 施 設 局 ( 当 時 )に 要 望 する 府 中 の 森 市 民 聖 苑 が 開 設 し 本 留 保 地 以 外 の 返 還 財 産 の 処 理 が 確 定 する 財 政 制 度 等 審 議 会 答 申 大 口 返 還 財 産 の 留 保 地 の 今 後 の 取 扱 いについて において 留 保 地 の 取 扱 いについては 原 則 利 用 計 画 的 有 効 活 用 へと 方 針 転 換 され 国 から5 年 を 目 途 に 基 地 跡 地 利 用 計 画 の 策 定 を 要 請 される 市 が 本 留 保 地 を (1) 国 家 公 務 員 宿 舎 の 配 置 を 前 提 とした 住 宅 ゾーン (2) 国 立 医 薬 品 食 品 衛 生 研 究 所 の 移 転 を 前 提 とした 研 究 施 設 ゾーン (3) 公 園 緑 地 ゾーン の3 分 割 利 用 とする 利 用 計 画 を 国 へ 提 出 する 国 立 医 薬 品 食 品 衛 生 研 究 所 による 生 態 系 調 査 が 公 表 される 国 立 医 薬 品 食 品 衛 生 研 究 所 による 土 壌 概 況 調 査 が 公 表 される 行 政 刷 新 会 議 ( 事 業 仕 分 け)における 国 家 公 務 員 宿 舎 整 備 計 画 凍 結 等 を 受 け 国 家 公 務 員 宿 舎 建 設 が 中 止 される 国 立 医 薬 品 食 品 衛 生 研 究 所 の 川 崎 市 への 移 転 決 定 を 受 け 府 中 市 への 移 転 が 中 止 される これにより 利 用 計 画 の 実 現 が 白 紙 の 状 態 となる 市 が 米 軍 通 信 施 設 の 返 還 について 防 衛 省 北 関 東 防 衛 局 へ 要 望 すると ともに 東 京 都 に 対 し 情 報 提 供 及 び 協 力 を 依 頼 する 市 が 東 京 都 に 対 し 都 立 公 園 整 備 の 打 診 を 行 った 結 果 実 施 は 困 難 で あるとの 回 答 を 得 る 市 が 東 京 都 に 対 し 公 園 以 外 の 利 用 意 向 を 照 会 した 結 果 警 視 庁 と 教 育 庁 において 将 来 的 に 利 用 する 可 能 性 があるものの 詳 細 については 引 き 続 き 検 討 を 要 するとの 回 答 を 得 る 市 庁 内 に 府 中 基 地 跡 地 留 保 地 活 用 検 討 プロジェクトチームを 発 足 し 庁 内 において 利 用 計 画 の 見 直 しに 向 けた 本 格 的 な 検 討 を 開 始 する 3

2 府 中 基 地 跡 地 留 保 地 の 現 状 本 留 保 地 内 部 の 状 況 は 2 棟 のパラボラアンテナを 始 めとする 当 時 の 建 物 が 除 去 される ことなく 存 在 するなど ほぼ 返 還 当 時 のままとなっています また 長 い 月 日 の 経 過 によ り 樹 木 が 生 い 茂 っています その 状 況 は 本 留 保 地 の 周 囲 からも 垣 間 見 ることができますが 建 物 は 風 雨 や 植 物 に よる 損 傷 が 激 しく 一 部 の 木 造 建 物 で 倒 壊 の 危 険 性 もあります また 樹 木 が 本 留 保 地 の 外 部 までせり 出 している 箇 所 もあり 特 に 西 側 の 小 金 井 街 道 への 影 響 が 顕 著 で 市 民 の 住 環 境 に 支 障 を 来 たしています 現 在 管 理 者 である 国 ( 財 務 省 関 東 財 務 局 )により 定 期 的 に 警 備 除 草 等 の 対 応 が 取 ら れておりますが 防 災 防 犯 や 交 通 安 全 の 観 点 から 市 民 の 不 安 を 招 いているのが 現 状 です さらに 小 金 井 街 道 は 歩 道 部 分 が 狭 小 であり バス 停 もあることから 自 転 車 と 歩 行 者 のすれ 違 いなどにおいて 危 険 を 伴 い 歩 道 の 拡 幅 について 市 民 や 市 議 会 から 度 々 改 善 を 求 める 要 望 をいただいています 加 えて 近 年 はインターネットの 普 及 やいわゆる 廃 きょブームの 影 響 から 不 法 侵 入 が 発 生 するなど 防 犯 対 策 についても 課 題 となっています 以 上 を 踏 まえ 本 項 において 土 地 利 用 や 周 辺 道 路 の 現 況 を 確 認 した 上 で 次 の 項 におい てそこから 浮 かび 上 がる 課 題 について 考 察 します 1 本 留 保 地 内 の 動 植 物 等 の 状 況 平 成 20 年 10 月 から 翌 年 7 月 までに 国 立 医 薬 品 食 品 衛 生 研 究 所 が 行 った 現 地 調 査 に より 本 留 保 地 内 の 植 物 は 返 還 前 に 植 栽 されたと 推 察 されるサクラなどの 樹 木 が 放 置 され そこから 二 次 的 に 成 立 した 植 栽 樹 木 群 が 大 半 を 占 めていることが 分 かりました また 同 調 査 の 時 点 では これらの 樹 木 群 を 基 盤 とし 中 型 哺 乳 類 鳥 類 昆 虫 類 な どの 生 物 が 生 息 することが 確 認 されました 2 本 留 保 地 周 辺 の 土 地 利 用 の 現 況 (1) 本 留 保 地 に 隣 接 して 平 和 の 森 公 園 美 術 館 通 りを 挟 んだ 南 側 には 都 立 府 中 の 森 公 園 が また 新 小 金 井 街 道 を 挟 んだ 東 側 には 都 立 浅 間 山 公 園 が 存 在 しています (2) 府 中 市 の 施 設 として 府 中 市 美 術 館 府 中 の 森 芸 術 劇 場 生 涯 学 習 センター 及 び 府 中 の 森 市 民 聖 苑 が 立 地 しています (3) 美 術 館 通 りを 挟 んだ 南 側 には 航 空 自 衛 隊 府 中 基 地 が また 本 留 保 地 区 域 に 入 り 組 んだ 位 置 に 米 軍 通 信 施 設 が 存 在 しています (4) 本 留 保 地 に 近 接 する 土 地 利 用 状 況 として 小 金 井 街 道 浅 間 山 通 り 及 び 新 小 金 井 街 道 に 囲 まれた 範 囲 では 一 部 に 都 営 住 宅 を 始 めとする 集 合 住 宅 が 存 在 するものの 多 くは2 階 3 階 建 の 戸 建 住 宅 中 心 の 低 層 住 宅 地 となっています 4

3 本 留 保 地 周 辺 の 道 路 の 現 況 (1) 主 要 な 道 路 都 市 計 画 道 路 として 小 金 井 街 道 浅 間 山 通 り 及 び 新 小 金 井 街 道 があります 小 金 井 街 道 については 歩 道 が 約 1メートルと 狭 く 一 部 において 本 留 保 地 の 樹 木 がせ り 出 すことにより 歩 行 者 や 自 転 車 の 通 行 の 障 害 となっています また 市 道 である 美 術 館 通 りは 平 成 25 年 3 月 に 生 涯 学 習 センターから 新 小 金 井 街 道 までの 区 間 が 開 通 しました (2) その 他 の 道 路 戸 建 住 宅 中 心 の 土 地 利 用 である 本 留 保 地 周 辺 では 幅 員 4メートル 程 度 の 位 置 指 定 道 路 ( 建 築 基 準 法 第 42 条 1 項 5 号 ) 又 は 幅 員 4メートル 未 満 の 二 項 道 路 ( 同 法 第 42 条 2 項 )が 多 くなっています ( 航 空 写 真 ) 4 地 域 地 区 指 定 の 現 況 本 留 保 地 周 辺 において 次 のとおり 用 途 地 域 等 が 指 定 されています 場 所 用 途 地 域 建 ぺい 率 容 積 率 本 留 保 地 内 第 一 種 低 層 住 居 専 用 地 域 30% 50% 北 東 部 の 周 辺 住 宅 地 第 一 種 低 層 住 宅 専 用 地 域 40% 80% 小 金 井 街 道 沿 道 準 住 居 地 域 60% 200% 新 小 金 井 街 道 沿 道 準 住 居 地 域 60% 300% 本 留 保 地 南 側 の 府 中 基 地 跡 地 内 第 二 種 住 居 地 域 60% 200% 第 一 種 中 高 層 住 居 専 用 地 域 60% 200% 5

( 用 途 地 域 ) 本 留 保 地 内 の 地 域 地 区 の 指 定 状 況 第 一 種 低 層 住 居 専 用 地 域 指 定 建 ぺい 率 :30% 指 定 容 積 率 :50% 第 1 種 高 度 地 区 日 影 規 制 :3h 2h 防 火 地 域 準 防 火 地 域 : 指 定 なし 5 上 下 水 道 の 現 況 本 留 保 地 内 は 上 下 水 道 の 敷 設 がされていません そのため 本 留 保 地 周 辺 の 下 水 道 管 の 状 況 を 考 慮 し 当 該 地 の 土 地 利 用 に 応 じて 協 議 により 対 応 する 必 要 があります 6 米 軍 通 信 施 設 の 現 況 米 軍 通 信 施 設 は 本 留 保 地 中 央 付 近 に 位 置 し 通 信 鉄 塔 と 施 設 1 棟 が 存 在 しています これにより 本 留 保 地 の 土 地 利 用 に 不 都 合 を 生 じる 可 能 性 があります 本 施 設 については 平 成 8 年 及 び 平 成 25 年 に 本 市 から 米 軍 に 対 し 防 衛 施 設 庁 ( 当 時 ) 及 び 防 衛 省 を 通 じて 移 転 撤 去 の 要 望 を 行 っておりますが 現 在 も 使 用 中 との 回 答 を 得 ており 早 期 解 決 は 困 難 な 状 況 となっています そのため 本 施 設 の 存 置 を 前 提 として 計 画 の 検 討 を 進 める 必 要 がありますが 今 後 も 本 施 設 の 移 転 撤 去 の 要 望 を 継 続 した 上 で 将 来 的 な 移 転 撤 去 の 可 能 性 を 考 慮 した 柔 軟 に 対 応 できる 計 画 となるよう 検 討 する 必 要 があります なお 当 施 設 の 存 在 により 土 地 利 用 計 画 に 次 のような 影 響 を 与 えることが 想 定 され ます (1) 区 画 道 路 への 影 響 生 涯 学 習 センター 東 側 に 沿 って 美 術 館 通 りにつながる 区 画 道 路 を 計 画 する 場 合 米 軍 通 信 施 設 が 妨 げとなり 本 留 保 地 内 に 計 画 することができないため 既 存 道 路 の 拡 幅 が 必 要 となります この 問 題 については 米 軍 通 信 施 設 内 の 道 路 を 共 同 利 用 して 道 路 整 備 することで 解 消 することができると 考 えられますが この 場 合 防 衛 省 等 との 協 議 が 必 要 となります 6

(2) 土 地 利 用 への 影 響 米 軍 通 信 施 設 に 配 慮 する 結 果 土 地 利 用 の 形 状 が 不 整 形 となり 効 率 の 良 い 配 置 を 計 画 することが 困 難 となります また 米 軍 通 信 施 設 を 隔 てたゾーニングを 計 画 した 場 合 相 互 のゾーンの 往 来 時 に 当 該 施 設 をう 回 しなければならないなどの 影 響 が 生 じ る 可 能 性 があります ( 米 軍 通 信 施 設 ) 7

3 府 中 基 地 跡 地 留 保 地 の 課 題 前 項 で 確 認 した 本 留 保 地 及 びその 周 辺 の 現 況 を 踏 まえ 利 用 計 画 の 策 定 に 当 たっては 次 の 項 目 を 課 題 と 捉 え 検 討 を 進 めます 1 本 留 保 地 及 びその 周 辺 の 地 域 地 区 指 定 を 踏 まえ 周 辺 の 住 居 等 と 調 和 する 環 境 形 成 の 誘 導 を 図 る 必 要 があります また 利 用 計 画 の 内 容 に 応 じて 隣 接 地 の 地 域 地 区 指 定 と の 整 合 を 図 りながら 本 留 保 地 内 の 地 域 地 区 指 定 の 見 直 しを 行 うことについても 検 討 す る 必 要 があります さらに 東 京 都 が 定 める 用 途 地 域 等 に 関 する 指 定 方 針 及 び 指 定 基 準 においては 用 途 地 域 等 の 変 更 に 際 しては 都 市 機 能 の 更 新 都 心 居 住 の 推 進 住 環 境 の 保 全 など 地 区 の 課 題 にきめ 細 かく 対 応 し 地 域 の 特 性 に 応 じた 目 指 すべき 市 街 地 像 を 実 現 するた め 必 要 な 事 項 を 原 則 として 地 区 計 画 に 定 める としているため 地 区 計 画 の 設 定 につ いても 検 討 する 必 要 があります 2 北 東 部 の 周 辺 住 宅 地 の 不 十 分 な 道 路 基 盤 の 改 善 を 図 るとともに 本 留 保 地 と 幹 線 道 路 との 主 要 なアクセス 路 の 確 保 が 必 要 となります 3 小 金 井 街 道 の 歩 道 の 狭 さを 改 善 するため 本 留 保 地 整 備 による 歩 行 者 空 間 の 確 保 が 必 要 となります 4 米 軍 通 信 施 設 については 現 時 点 において 移 転 撤 去 の 見 込 みがないことから 本 施 設 の 存 置 を 前 提 として 検 討 を 進 める 必 要 があります 5 生 涯 学 習 センター 東 側 については 区 画 道 路 の 延 伸 部 分 について 既 存 道 路 の 拡 幅 が 必 要 となります この 点 については 米 軍 通 信 施 設 の 通 路 部 分 を 共 同 利 用 して 道 路 整 備 できることが 望 ましいと 考 えられます 6 第 2 次 府 中 市 環 境 基 本 計 画 等 の 内 容 を 踏 まえ 周 辺 環 境 と 調 和 した 利 用 計 画 を 策 定 す る 必 要 があります また 緑 地 の 保 全 については 東 京 都 の 自 然 の 保 護 と 回 復 に 関 す る 条 例 ( 自 然 保 護 条 例 )についても 遵 守 する 必 要 があります 7 下 水 道 については 本 留 保 地 周 辺 の 既 設 下 水 道 管 の 状 況 から 接 続 先 や 流 出 量 等 につ いて 利 用 計 画 策 定 の 段 階 から 配 慮 する 必 要 があります 8

4 府 中 基 地 跡 地 留 保 地 活 用 の 基 本 理 念 と 基 本 原 則 2 及 び3で 確 認 した 本 留 保 地 の 現 状 と 課 題 を 踏 まえ 市 民 や 市 にとって 最 適 な 利 用 計 画 の 策 定 を 進 めるため 本 留 保 地 活 用 の 基 本 理 念 を 次 のとおり 設 定 します 将 来 を 見 据 え 市 民 にとって 最 適 な 留 保 地 の 活 用 を 目 指 します また 基 本 理 念 に 基 づき より 具 体 的 な 考 え 方 として 今 後 利 用 計 画 を 策 定 するに 当 たり 根 幹 となる 基 本 原 則 を 次 のとおり 設 定 します 1 本 市 の 将 来 の 課 題 や 市 民 のニーズに 対 応 することができる 活 用 とします 本 留 保 地 は 本 市 に 残 された 未 利 用 地 のなかでも 最 大 規 模 の 土 地 です これを 貴 重 な 財 産 と 捉 え 土 地 利 用 に 当 たっては 本 市 の 将 来 の 課 題 や 市 民 のニーズに 最 大 限 に 対 応 することができるものとするため 慎 重 な 調 査 及 び 研 究 を 行 います 2 周 辺 の 住 環 境 及 び 自 然 との 調 和 が 図 られた 活 用 とします 本 留 保 地 及 びその 周 辺 地 域 のこれまでの 歴 史 的 経 過 や 府 中 の 森 公 園 及 び 浅 間 山 公 園 との 緑 地 の 連 続 性 等 を 考 慮 し 本 留 保 地 の 活 用 に 当 たっては できる 限 り 周 辺 の 住 環 境 及 び 自 然 との 調 和 を 図 ることを 前 提 とします その 上 で 小 金 井 街 道 の 歩 道 拡 幅 や 樹 木 のせり 出 しによる 防 災 防 犯 上 の 問 題 など 顕 在 化 している 課 題 の 解 決 を 図 ります 3 財 政 負 担 を 最 小 限 に 抑 えた 活 用 とします 国 からの 本 留 保 地 の 取 得 を 始 め その 後 の 活 用 の 内 容 によっては 敷 地 面 積 が 広 大 で あるため 膨 大 な 経 費 が 必 要 となる 場 合 が 想 定 されます 本 市 の 財 政 事 情 は 依 然 として 厳 しい 状 況 にあることから 用 地 の 取 得 やその 後 の 活 用 に 当 たっては 国 等 と 十 分 協 議 を 行 い できる 限 り 財 政 負 担 を 抑 えるよう 努 めます 4 民 間 利 用 の 場 合 は 適 切 な 規 制 誘 導 策 を 講 じます 本 留 保 地 を 民 間 の 利 用 に 供 する 場 合 においては 周 辺 の 環 境 に 支 障 を 来 たすことのな いよう 府 中 市 地 域 まちづくり 条 例 等 に 基 づき 適 切 な 規 制 や 誘 導 策 を 講 じます 9

5 市 民 関 係 団 体 等 との 協 働 により 推 進 します 本 留 保 地 は 昭 和 50 年 に 返 還 財 産 となってから 現 在 まで 約 40 年 にわたり 未 利 用 地 となっており 周 辺 住 民 を 始 めとする 市 民 の 生 活 及 びまちづくりに 影 響 を 及 ぼしてき ました そのため 利 用 計 画 の 策 定 に 際 しては これまでの 経 緯 を 踏 まえ 市 民 の 目 線 に 立 ち 市 民 と 協 働 して 将 来 にわたる 有 効 な 活 用 方 法 を 検 討 します また 引 き 続 き 国 や 東 京 都 を 始 めとする 関 係 機 関 との 調 整 を 図 るとともに 市 議 会 や 地 元 の 企 業 団 体 等 とも 協 議 等 を 行 いながら 検 討 を 進 めます 6 上 位 計 画 との 整 合 が 図 られた 活 用 とします 利 用 計 画 の 策 定 に 当 たっては 本 市 の 進 むべき 方 向 性 との 整 合 性 が 図 られている 必 要 があるため 第 6 次 府 中 市 総 合 計 画 を 始 めとする 本 市 の 上 位 計 画 関 連 計 画 の 内 容 に 即 したものとします なお 一 部 の 計 画 においては 平 成 20 年 に 策 定 した 前 回 の 府 中 基 地 跡 地 留 保 地 利 用 計 画 を 加 味 したものとなっていることから これらの 計 画 については 新 たな 利 用 計 画 の 策 定 後 必 要 に 応 じて 順 次 見 直 しを 行 います ( 上 位 計 画 関 連 計 画 と 利 用 計 画 の 関 係 性 ) 第 6 次 府 中 市 総 合 計 画 前 期 基 本 計 画 府 中 市 都 市 計 画 に 関 する 基 本 的 な 方 針 ( 府 中 市 都 市 計 画 マスタープラン) 府 中 基 地 跡 地 留 保 地 活 用 基 本 方 針 府 中 基 地 跡 地 留 保 地 土 地 利 用 計 画 の 素 案 府 中 市 景 観 計 画 府 中 市 緑 の 基 本 計 画 2009 第 2 次 府 中 市 環 境 基 本 計 画 府 中 市 生 物 多 様 性 地 域 戦 略 府 中 市 地 域 防 災 計 画 府 中 市 公 共 施 設 マネジメント 推 進 プラン 等 府 中 基 地 跡 地 留 保 地 土 地 利 用 計 画 ( 必 要 に 応 じて 修 正 ) 府 中 市 都 市 計 画 に 関 する 基 本 的 な 方 針 ( 府 中 市 都 市 計 画 マスタープラン) ( 必 要 に 応 じて 修 正 ) ( 利 用 計 画 の 内 容 を 反 映 ) 第 6 次 府 中 市 総 合 計 画 後 期 基 本 計 画 第 7 次 府 中 市 総 合 計 画 前 期 基 本 計 画 10

5 府 中 基 地 跡 地 留 保 地 の 想 定 し 得 る 活 用 方 法 本 項 では これまで 確 認 した 本 留 保 地 の 現 状 と 課 題 そこから 導 き 出 した 今 後 の 基 本 理 念 及 び 基 本 原 則 を 土 台 として 現 実 的 具 体 的 に 想 定 し 得 る 活 用 方 法 について 考 察 します 本 留 保 地 の 活 用 方 法 としては 大 別 して 公 共 活 用 民 間 活 用 及 び 公 共 と 民 間 の 共 存 活 用 の3 通 りが 想 定 されます 1 公 共 活 用 (1) 国 又 は 東 京 都 による 公 共 活 用 及 び 暫 定 的 利 用 本 留 保 地 の 管 理 者 である 国 又 は 本 市 と 同 様 に 地 元 自 治 体 である 東 京 都 においては 現 在 のところ 当 該 地 を 公 共 的 に 活 用 する 予 定 はないとのことですが 引 き 続 き 国 及 び 東 京 都 と 連 絡 を 密 にしながら 当 該 地 の 活 用 に 向 けた 協 議 を 進 めます (2) 府 中 市 による 公 共 活 用 本 市 による 公 共 活 用 については 今 後 利 用 計 画 を 作 成 した 後 土 壌 汚 染 生 態 系 地 下 埋 設 物 埋 蔵 文 化 財 等 の 各 種 調 査 府 中 市 地 域 まちづくり 条 例 に 基 づく 各 種 手 続 及 び 地 域 地 区 指 定 の 変 更 地 区 計 画 の 策 定 等 を 行 う 必 要 があることを 想 定 すると 現 時 点 から トータルで10 年 程 度 の 時 間 を 要 することが 予 想 されます そのため 少 なくとも10 年 後 さらには 数 十 年 先 の 本 市 の 行 政 需 要 を 念 頭 に 置 いた 検 討 が 必 要 となります また 本 市 において 土 地 利 用 を 行 う 場 合 は 原 則 として 国 から 用 地 を 取 得 する 必 要 があります 以 上 を 踏 まえ 次 の2 点 について 検 討 を 進 めます ア 将 来 を 見 通 した 本 市 の 行 政 需 要 の 調 査 全 庁 横 断 的 に 本 留 保 地 における 長 期 的 な 行 政 需 要 を 調 査 研 究 します その 内 容 については 各 部 門 における 課 題 や 市 民 のニーズを 十 分 に 踏 まえたものとします イ 国 有 財 産 ( 返 還 財 産 )の 売 却 条 件 ( 用 地 取 得 費 )の 整 理 本 留 保 地 を 含 む 返 還 財 産 については 国 が 示 す 返 還 財 産 の 処 分 条 件 について において 関 係 地 方 公 共 団 体 等 に 対 する 財 政 的 な 措 置 を 設 けており 用 途 区 分 に 応 じて 売 却 要 件 を 緩 和 することができるとしていますので 本 要 件 等 を 十 分 に 勘 案 し た 上 で 用 地 取 得 を 前 提 とした 土 地 活 用 について 検 討 を 行 う 必 要 があります 2 民 間 活 用 平 成 15 年 の 財 政 制 度 等 審 議 会 答 申 において 原 則 利 用 計 画 的 有 効 活 用 の 方 針 が 示 され 本 留 保 地 の 民 間 による 活 用 も 可 能 とされました 国 による 民 間 に 対 する 財 産 の 処 分 については 一 般 競 争 入 札 が 原 則 とされていますが 大 口 返 還 財 産 の 留 保 地 の 今 後 の 取 扱 いについて において 当 該 留 保 地 の 位 置 環 境 立 地 条 件 等 から 関 係 地 方 公 共 団 体 のまちづくり 構 想 や 土 地 利 用 計 画 に 沿 った 開 発 が 行 11

われることを 確 保 する 必 要 があるときは 当 該 関 係 地 方 公 共 団 体 と 協 議 を 行 い 土 地 利 用 条 件 を 設 定 した 入 札 あるいは 提 案 方 式 による 入 札 を 実 施 することができる としてい ます また 留 保 地 の 計 画 的 かつ 円 滑 な 有 効 活 用 を 図 るため 関 係 地 方 公 共 団 体 に 対 し 必 要 に 応 じ 市 街 化 調 整 区 域 の 市 街 化 区 域 への 編 入 地 区 計 画 等 の 都 市 計 画 決 定 あるいは 景 観 まちづくり 条 例 等 に 基 づく 重 点 地 区 の 指 定 などに 機 動 的 に 取 り 組 むよう 要 請 するも のとする としています このため 本 市 においても 地 域 まちづくり 条 例 に 基 づき 開 発 に 対 する 適 切 な 規 制 及 び 誘 導 を 行 っていく 必 要 があります また 事 業 用 借 地 権 の 設 定 も 可 能 であり 関 係 地 方 公 共 団 体 が 民 間 事 業 者 の 誘 致 等 の 利 用 計 画 を 策 定 した 場 合 において 当 該 関 係 地 方 公 共 団 体 から 借 地 借 家 法 第 24 条 に 基 づ く 事 業 用 借 地 権 を 設 定 することについて 要 請 があったときは 民 間 の 土 地 需 要 等 その 必 要 性 を 総 合 的 に 判 断 して これを 設 定 することができる としています さらに 学 校 施 設 や 社 会 福 祉 事 業 施 設 等 については 随 意 契 約 による 払 下 げが 可 能 な 場 合 がある( 予 算 決 算 及 び 会 計 令 第 99 条 第 21 号 及 び 財 務 省 所 管 一 般 会 計 所 属 普 通 財 産 の 管 理 及 び 処 分 を 行 う 場 合 において 指 名 競 争 に 付 し 又 は 随 意 契 約 によることについて の 財 務 大 臣 との 包 括 協 議 について ( 平 成 13 年 10 月 29 日 財 理 第 3660 号 )による)とさ れていますので 利 用 計 画 の 策 定 に 当 たっては これらの 選 択 肢 も 考 慮 した 上 での 検 討 も 必 要 であると 考 えられます 3 公 共 と 民 間 の 共 存 活 用 (ゾーニングの 設 定 ) 本 留 保 地 内 のゾーニングを 行 うことで 公 共 と 民 間 の 共 存 活 用 も 可 能 となります そ の 場 合 適 切 な 幅 員 構 成 と 動 線 に 配 慮 した 区 画 道 路 等 の 整 備 の 検 討 が 必 要 となります 約 15ヘクタールという 広 大 な 面 積 を 考 慮 すると 現 行 の 利 用 計 画 同 様 に 公 共 と 民 間 の 併 設 による 活 用 が 現 実 的 であるものと 考 えられます 12

6 利 用 計 画 策 定 に 向 けた 今 後 のスケジュール 府 中 基 地 跡 地 留 保 地 活 用 基 本 方 針 の 策 定 に 当 たっては 庁 内 の 関 係 部 署 で 構 成 する 府 中 基 地 跡 地 留 保 地 活 用 検 討 プロジェクトチーム( 以 下 PT といいます )を 中 心 に 本 留 保 地 所 有 者 である 国 との 連 絡 調 整 を 図 りながら 平 成 27 年 2 月 から 検 討 を 重 ねて きました 今 後 は 本 基 本 方 針 を 市 として 決 定 した 後 PTにおいて 平 成 28 年 度 中 に 本 基 本 方 針 の 考 え 方 を 基 本 とした 府 中 基 地 跡 地 留 保 地 土 地 利 用 計 画 の 素 案 の 作 成 を 行 う 予 定 です その 後 更 に1 年 から3 年 ( 平 成 29 年 度 ~31 年 度 )をかけて PTの 素 案 を 基 に 市 民 や 関 係 機 関 等 と 意 見 交 換 をしながら 利 用 計 画 を 策 定 してまいります ( 利 用 計 画 策 定 に 向 けたスケジュール) H27 年 度 H28 年 度 H29 年 度 H30 年 度 H31 年 度 (1 年 ) (2 年 ) (3 年 ) (4 年 ) (5 年 ) 第 6 次 府 中 市 総 合 計 画 前 期 基 本 計 画 (H26 年 度 ~H29 年 度 ) 後 期 基 本 計 画 (H30 年 度 ~H33 年 度 ) 府 中 市 都 市 計 画 マスタープラン 留 保 地 活 用 検 討 プロジェクトチーム 留 保 地 活 用 検 討 プロジェクトチーム( 第 2 期 ) 未 定 留 保 地 活 用 基 本 方 針 策 定 利 用 計 画 素 案 作 成 利 用 計 画 策 定 H29 年 度 ~H31 年 度 に 策 定 パブリックコメント 市 民 との 意 見 交 換 ( 説 明 会 ワークショップ パブリックコメント アンケート 等 ) 国 東 京 都 その 他 関 係 機 関 との 連 絡 調 整 / 市 議 会 ( 基 地 等 跡 地 対 策 特 別 委 員 会 )への 進 捗 状 況 報 告 ( 利 用 計 画 策 定 フロー) 基 本 方 針 利 用 計 画 素 案 利 用 計 画 (H27) (H28) (H29-H31) 13

7 参 考 資 料 資 料 1 大 口 返 還 財 産 の 留 保 地 の 今 後 の 取 扱 いについて 15 資 料 2 返 還 財 産 の 処 分 条 件 について 18 資 料 3 府 中 基 地 跡 地 留 保 地 利 用 計 画 ( 平 成 20 年 10 月 財 務 省 提 出 ) 24 資 料 4 府 中 基 地 跡 地 留 保 地 活 用 検 討 プロジェクトチーム 設 置 要 領 29 しょう 旧 陸 軍 燃 料 廠 ( 昭 和 15 年 頃 ) 14

資 料 1 大 口 返 還 財 産 の 留 保 地 の 今 後 の 取 扱 いについて 財 理 第 2579 号 平 成 15 年 7 月 2 日 財 務 省 理 財 局 長 から 関 東 財 務 局 長 宛 在 日 米 軍 から 返 還 された 大 口 返 還 財 産 の 留 保 地 については 平 成 15 年 6 月 24 日 の 財 政 制 度 等 審 議 会 答 申 大 口 返 還 財 産 の 留 保 地 の 今 後 の 取 扱 いについて の 趣 旨 に 沿 って 下 記 のとおり 取 り 扱 うこととしたので 通 知 する 記 1 基 本 方 針 留 保 地 の 今 後 の 取 扱 いについては 従 来 の 原 則 留 保 例 外 公 用 公 共 用 利 用 の 基 本 的 考 え 方 を 転 換 し 原 則 利 用 の 考 え 方 に 基 づきその 活 用 を 促 進 するという 新 しい 基 本 方 針 の 下 で 地 域 の 特 性 や 土 地 利 用 計 画 との 調 和 を 図 りつつ 都 市 部 に 残 る 大 規 模 な 国 有 地 の 計 画 的 な 有 効 活 用 を 促 進 するものとする(この 基 本 方 針 を 原 則 利 用 計 画 的 有 効 活 用 という ) 2 留 保 地 の 活 用 に 向 けた 具 体 策 (1) 利 用 計 画 の 策 定 の 要 請 イ 留 保 地 の 規 模 立 地 条 件 これまでの 経 緯 等 を 勘 案 し 関 係 地 方 公 共 団 体 に 対 し 合 理 的 な 期 間 (5 年 程 度 )を 設 定 して 利 用 計 画 の 策 定 を 要 請 するものとする ( 注 ) 利 用 計 画 とは 道 路 上 下 水 道 等 の 都 市 基 盤 施 設 公 園 教 育 文 化 施 設 等 の 公 的 施 設 住 宅 施 設 業 務 施 設 などをどの 区 画 にどのように 整 備 するかを 定 め る 基 本 計 画 をいう ロ 利 用 計 画 の 策 定 を 円 滑 に 進 めるため 関 係 地 方 公 共 団 体 が 関 係 行 政 機 関 の 職 員 学 識 経 験 者 民 間 有 識 者 等 で 構 成 する 連 絡 協 議 会 を 設 置 した 場 合 において 国 の 参 画 を 求 められたときは 積 極 的 に 協 力 するものとする (2) 関 係 地 方 公 共 団 体 等 に 対 する 支 援 措 置 イ 売 却 条 件 の 緩 和 (イ) 留 保 地 を 売 却 する 場 合 の 売 却 条 件 については 昭 和 54 年 12 月 24 日 付 蔵 理 第 4824 号 返 還 財 産 の 処 分 条 件 について 通 達 を 適 用 する (ロ) 留 保 地 を 関 係 地 方 公 共 団 体 に 対 して 時 価 で 売 り 払 う 場 合 には 土 地 開 発 公 社 等 を 関 係 地 方 公 共 団 体 に 含 めることができる ( 注 )この 規 定 は 留 保 地 を 公 園 又 は 緑 地 に 充 てる 場 合 に 適 用 する ロ 関 係 地 方 公 共 団 体 による 暫 定 的 利 用 関 係 地 方 公 共 団 体 による 暫 定 的 利 用 については 次 のとおり 取 り 扱 うものとする (イ) 関 係 地 方 公 共 団 体 が 利 用 計 画 を 策 定 した 場 合 には 昭 和 48 年 10 月 23 日 付 蔵 理 第 4676 号 普 通 財 産 の 管 理 を 委 託 する 場 合 の 取 扱 いについて 通 達 記 の3に 定 め る 管 理 委 託 の 期 間 にかかわらず 利 用 計 画 に 基 づく 売 却 等 を 行 うまでの 期 間 の 範 囲 内 において 適 当 と 認 める 期 間 を 定 め 管 理 を 委 託 することができる 15

また 関 係 地 方 公 共 団 体 から 利 用 計 画 に 基 づく 売 却 等 を 行 うまでの 期 間 の 範 囲 内 において 有 償 貸 付 けの 要 望 があったときは 平 成 13 年 3 月 30 日 付 財 理 第 1308 号 普 通 財 産 貸 付 事 務 処 理 要 領 通 達 記 の 第 1 節 の 第 1の1の(1)のイ 又 はロの 規 定 を 適 用 せず 有 償 貸 付 けを 認 めることができる (ロ) 関 係 地 方 公 共 団 体 における 利 用 計 画 が 未 策 定 の 段 階 においても 関 係 地 方 公 共 団 体 が 自 ら 取 得 して 活 用 する 区 域 と 民 間 による 活 用 を 推 進 する 区 域 を 画 定 した 場 合 には 関 係 地 方 公 共 団 体 が 自 ら 取 得 して 活 用 する 区 域 について 利 用 計 画 の 策 定 期 間 内 において 具 体 的 な 利 用 計 画 が 策 定 されるまでの 間 管 理 委 託 を 行 い 又 は 有 償 貸 付 けを 認 めても 差 し 支 えないものとする その 後 利 用 計 画 が 策 定 された 段 階 で 暫 定 的 利 用 と 利 用 計 画 との 整 合 が 図 られると 認 められるときは 管 理 委 託 又 は 有 償 貸 付 けを 更 新 することができる ( 注 ) 留 保 地 に 係 る 利 用 計 画 の 策 定 と 暫 定 的 利 用 の 関 係 は 別 添 参 考 の 図 解 を 参 照 ハ 都 市 基 盤 整 備 用 地 の 先 行 的 な 処 分 等 関 係 地 方 公 共 団 体 が 留 保 地 を 道 路 上 下 水 道 等 の 都 市 基 盤 整 備 用 地 に 充 てる 場 合 には 当 該 関 係 地 方 公 共 団 体 の 利 用 計 画 の 策 定 又 は 都 市 計 画 決 定 等 を 条 件 に 先 行 的 な 処 分 を 行 うことができる ニ その 他 の 配 慮 事 項 (イ) 関 係 地 方 公 共 団 体 が 留 保 地 を 取 得 し 定 期 借 地 方 式 やPFI(Private Finance Initiative) 方 式 等 による 開 発 事 業 手 法 を 活 用 して 公 共 施 設 を 整 備 する 場 合 には 昭 和 41 年 2 月 22 日 付 蔵 国 有 第 339 号 普 通 財 産 にかかる 用 途 指 定 の 処 理 要 領 に ついて 通 達 の 別 紙 の 第 4 の 5 の 規 定 は 適 用 しない (ロ) 関 係 地 方 公 共 団 体 が 留 保 地 を 取 得 する 場 合 において 用 地 取 得 や 施 設 整 備 の 財 源 上 の 問 題 から 一 括 取 得 が 困 難 なときは 延 納 の 特 約 や 分 割 取 得 あるいは 一 部 有 償 貸 付 けなどを 認 め 利 用 計 画 の 具 体 化 を 円 滑 なものとするよう 配 慮 するものと する (3) 民 間 に 対 する 処 分 等 イ 一 般 競 争 入 札 の 取 扱 い 一 般 競 争 入 札 により 留 保 地 を 売 却 する 場 合 には 平 成 3 年 9 月 30 日 付 蔵 理 第 3603 号 一 般 競 争 入 札 等 の 取 扱 いについて 通 達 の 取 扱 いによるが 当 該 留 保 地 の 位 置 環 境 立 地 条 件 等 から 関 係 地 方 公 共 団 体 のまちづくり 構 想 や 土 地 利 用 計 画 に 沿 っ た 開 発 が 行 われることを 確 保 する 必 要 があるときは 当 該 関 係 地 方 公 共 団 体 と 協 議 を 行 い 土 地 利 用 条 件 を 設 定 した 入 札 あるいは 提 案 方 式 による 入 札 を 実 施 すること ができる ロ 事 業 用 借 地 権 の 設 定 (イ) 関 係 地 方 公 共 団 体 が 民 間 事 業 者 の 誘 致 等 の 利 用 計 画 を 策 定 した 場 合 において 当 該 関 係 地 方 公 共 団 体 から 借 地 借 家 法 ( 平 成 3 年 法 律 第 90 号 ) 第 24 条 に 基 づく 事 業 用 借 地 権 を 設 定 することについて 要 請 があったときは 民 間 の 土 地 需 要 等 そ の 必 要 性 を 総 合 的 に 判 断 して これを 設 定 することができる 16

(ロ) 事 業 用 借 地 権 を 設 定 する 場 合 には 民 間 事 業 者 の 業 種 事 業 計 画 土 地 の 利 用 形 態 その 他 の 事 情 を 総 合 勘 案 して 適 切 な 存 続 期 間 を 設 定 するものとする なお 事 業 用 借 地 権 を 設 定 する 場 合 の 契 約 の 取 扱 いについては 平 成 8 年 6 月 28 日 付 蔵 理 第 2422 号 物 納 財 産 等 に 係 る 定 期 借 地 契 約 の 取 扱 いについて 通 達 を 準 用 して 処 理 することができる ハ 都 市 計 画 等 に 関 する 調 整 留 保 地 の 計 画 的 かつ 円 滑 な 有 効 活 用 を 図 るため 関 係 地 方 公 共 団 体 に 対 し 必 要 に 応 じ 市 街 化 調 整 区 域 の 市 街 化 区 域 への 編 入 地 区 計 画 等 の 都 市 計 画 決 定 あるい は 景 観 まちづくり 条 例 等 に 基 づく 重 点 地 区 の 指 定 などに 機 動 的 に 取 り 組 むよう 要 請 するものとする (4) 国 による 暫 定 的 利 用 の 拡 大 イ 関 係 地 方 公 共 団 体 における 留 保 地 の 利 用 計 画 が 未 策 定 の 場 合 あるいはその 策 定 がなされても 関 係 地 方 公 共 団 体 から 暫 定 的 利 用 の 要 望 が 出 されない 場 合 には 当 該 留 保 地 の 効 率 的 収 益 的 な 管 理 を 図 るため その 規 模 立 地 条 件 あるいは 利 用 計 画 の 策 定 状 況 更 にはその 利 用 計 画 の 具 体 化 の 時 期 等 を 勘 案 しつつ 地 域 住 民 の 福 祉 の 向 上 利 便 性 の 増 進 等 にも 配 慮 し 有 償 貸 付 け 又 は 管 理 委 託 を 活 用 して 速 やか な 売 却 の 支 障 とならない 範 囲 で 暫 定 的 利 用 に 積 極 的 に 取 り 組 むものとする ロ この 暫 定 的 利 用 に 当 たっては 広 く 一 般 を 対 象 として 効 果 的 な 情 報 提 供 及 び 需 要 の 把 握 に 努 めるものとする また 暫 定 的 利 用 の 内 容 については 臨 時 的 な 駐 車 場 や 資 材 置 き 場 等 の 短 期 間 の 有 償 貸 付 けに 限 定 せず 住 宅 展 示 場 などの 一 時 使 用 目 的 の 借 地 権 の 設 定 など 速 やかな 売 却 の 支 障 とならない 範 囲 で 利 用 内 容 の 多 様 化 も 検 討 するものとする ハ なお 暫 定 的 利 用 の 需 要 が 競 合 する 場 合 には 公 正 性 公 平 性 経 済 性 等 に 配 慮 し 競 争 原 理 を 働 かせながら 契 約 相 手 方 を 決 定 するものとする 3 留 保 地 以 外 の 未 処 理 の 土 地 の 取 扱 い 個 別 の 処 理 の 大 綱 答 申 等 において 地 元 地 方 公 共 団 体 等 利 用 として 区 分 された 土 地 ( 昭 和 51 年 6 月 21 日 国 有 財 産 中 央 審 議 会 答 申 米 軍 提 供 財 産 の 返 還 後 の 利 用 に 関 する 基 本 方 針 について の 利 用 区 分 でいうA 地 区 )で 現 在 まで 未 処 理 となっているものについ ても 留 保 地 と 同 様 に 取 り 扱 うものとする 4 特 例 特 別 の 事 情 があるため 本 通 達 に 定 めるところと 異 なる 処 理 をすることが 適 当 である と 認 められる 場 合 には 理 財 局 長 の 承 認 を 得 た 上 当 該 処 理 をすることができるものと する 17

資 料 2 返 還 財 産 の 処 分 条 件 について 昭 和 54 年 12 月 24 日 蔵 理 第 4824 号 改 正 平 成 元 年 1 月 31 日 蔵 理 第 310 号 同 12 年 12 月 26 日 蔵 理 第 4631 号 同 15 年 7 月 2 日 財 理 第 2579 号 同 20 年 6 月 30 日 財 理 第 2745 号 大 蔵 省 理 財 局 長 から 各 財 務 局 長 沖 縄 総 合 事 務 局 長 宛 在 日 米 軍 から 返 還 された 財 務 省 所 管 普 通 財 産 ( 旧 軍 港 市 転 換 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 220 号 ) 第 4 条 又 は 第 5 条 ( 特 別 の 措 置 )の 規 定 を 適 用 する 場 合 の 当 該 財 産 を 除 く 以 下 返 還 財 産 という )を 地 方 公 共 団 体 等 に 対 して 処 分 ( 貸 付 けを 含 む 以 下 同 じ )をしよ うとする 場 合 において 当 該 処 分 につき 優 遇 措 置 を 定 めている 法 令 を 適 用 するときの 取 扱 いを 昭 和 51 年 6 月 21 日 付 国 有 財 産 中 央 審 議 会 答 申 米 軍 提 供 財 産 の 返 還 後 の 利 用 に 関 する 基 本 方 針 について ( 以 下 答 申 という )の 趣 旨 に 沿 って 普 通 財 産 の 処 分 条 件 に 係 る 他 の 通 達 の 規 程 にかかわらず 下 記 のように 定 め 昭 和 54 年 11 月 1 日 以 後 処 分 す る 財 産 について 適 用 することとしたから 了 知 されたい なお 昭 和 53 年 5 月 24 日 付 蔵 理 第 2104 号 返 還 財 産 の 処 理 について は 廃 止 する 記 1 対 象 財 産 返 還 財 産 のうち 未 利 用 の 土 地 ( 使 用 承 認 管 理 委 託 等 により 暫 定 的 に 利 用 されている ものを 含 む )で 昭 和 32 年 1 月 1 日 以 降 に 返 還 されたものに 適 用 する 2 処 分 条 件 返 還 財 産 を 別 表 第 1 又 は 別 表 第 2のA 欄 に 定 める 施 設 の 用 に 供 しようとする 地 方 公 共 団 体 等 に 処 分 をしようとする 場 合 におけるこれらの 表 のB 欄 に 定 める 法 令 上 の 優 遇 措 置 の 適 用 については それぞれ これらの 表 のCに 定 めるところによるものとする なお 処 分 相 手 方 が 水 害 予 防 組 合 又 は 土 地 改 良 区 である 場 合 の 取 扱 いについては 別 表 第 1に 定 める 地 方 公 共 団 体 についての 取 扱 いに 準 ずるものとする 更 に 別 表 第 1 第 10 項 (4 割 減 額 売 払 い)の 適 用 に 関 しては 次 の 各 号 のいずれか に 該 当 する 場 合 には 同 項 C 欄 の 規 定 にかかわらず 時 価 からその4 割 5 分 を 減 額 した 対 価 により 売 り 払 うことができるものとする (1) 返 還 財 産 を 高 等 学 校 の 用 地 として 売 り 払 う 場 合 において 当 該 学 校 の 設 置 場 所 が 文 部 科 学 省 において 高 等 学 校 の 新 増 設 建 物 整 備 補 助 金 の 交 付 に 当 たり 高 等 学 校 の 生 徒 が 急 増 している 都 道 府 県 と 認 めた 区 域 内 にあるとき (2) 返 還 財 産 を 別 表 第 1 第 10 項 A 欄 の(1)から(3)まで (7) 及 び(9)から (12)までに 掲 げる 施 設 のうち 別 表 第 2に 掲 げるものの 用 地 として 売 り 払 う 場 合 に おいて 当 該 施 設 の 設 置 場 所 が 首 都 圏 整 備 法 ( 昭 和 31 年 法 律 第 83 号 ) 第 2 条 に 規 定 する 既 成 市 街 地 又 は 近 郊 整 備 地 帯 の 区 域 内 にあるとき 18

3 優 遇 措 置 の 適 用 面 積 上 記 1に 定 めるところによって 売 払 いに 当 たり 優 遇 措 置 を 適 用 することができる 面 積 は 適 正 規 模 ( 昭 和 48 年 12 月 26 日 付 蔵 理 第 5722 号 国 有 財 産 特 別 措 置 法 の 規 定 により 普 通 財 産 を 減 額 譲 渡 又 は 貸 付 する 場 合 の 取 扱 いについて 記 第 1の2(1) に 定 める 適 正 規 模 をいう 以 下 同 じ )の 範 囲 内 に 限 るものとし やむを 得 ず 適 正 規 模 を 超 える 面 積 を 売 り 払 う 場 合 には 当 該 超 える 面 積 については 時 価 によるものとする 4 特 例 特 別 の 事 情 があるため 本 通 達 に 定 めるところと 異 なる 処 理 をすることが 適 当 である と 認 められる 場 合 には 理 財 局 長 の 承 認 を 得 た 上 当 該 処 理 をすることができるものと する 別 表 第 1 処 分 相 手 方 が 地 方 公 共 団 体 の 場 合 A( 施 設 ) B( 優 遇 措 置 を 定 め る 法 令 の 規 定 ) C( 処 分 条 件 ) 1 (1) 火 葬 場 国 有 財 産 法 ( 昭 和 23 譲 与 又 は 無 償 (2) 墓 地 年 法 律 73 号 ) 第 22 条 貸 付 け (3) ごみ 処 理 施 設 第 1 項 第 1 号 及 び 第 (4) 屎 尿 処 理 施 設 28 条 第 4 号 (5) と 畜 場 2 公 共 下 水 道 流 域 下 水 道 及 び 都 市 下 水 路 下 水 道 法 ( 昭 和 33 年 法 律 第 79 号 ) 第 36 条 3 都 道 府 県 道 及 び 市 町 村 道 道 路 法 ( 昭 和 27 年 法 律 第 180 号 ) 第 90 条 第 2 項 4 (1) ため 池 国 有 財 産 法 第 22 条 第 無 償 貸 付 け (2) 用 排 水 路 1 項 第 1 号 (3) 信 号 機 (4) 道 路 標 識 (5) 国 有 財 産 法 施 行 令 ( 昭 和 23 年 政 令 第 246 号 ) 第 15 条 ( 小 規 模 な 施 設 )に 規 定 する 施 設 5 (1) 水 道 施 設 国 有 財 産 特 別 措 置 法 (2) 防 波 堤 岸 壁 さん 橋 上 屋 等 の 臨 港 施 ( 昭 和 27 年 法 律 第 設 219 号 以 下 措 置 法 という ) 第 2 条 第 1 項 6 (1) 緑 地 国 有 財 産 法 第 22 条 第 処 分 する 面 積 (2) 公 園 1 項 第 1 号 の3 分 の2に 19

7 (1) 国 有 財 産 特 別 措 置 法 施 行 令 ( 昭 和 27 年 政 令 264 号 以 下 政 令 という ) 第 2 条 第 1 項 に 規 定 する 保 護 施 設 ( 救 護 施 設 更 生 施 設 医 療 保 護 施 設 授 産 施 設 及 び 宿 所 提 供 施 設 ) (2) 政 令 第 2 条 第 2 項 に 規 定 する 児 童 福 祉 施 設 ( 助 産 施 設 乳 児 院 母 子 生 活 支 援 施 設 保 育 所 児 童 養 護 施 設 知 的 障 害 児 施 設 知 的 障 害 児 通 園 施 設 盲 ろうあ 児 施 設 肢 体 不 自 由 児 施 設 重 症 心 身 障 害 児 施 設 情 緒 障 害 児 短 期 治 療 施 設 及 び 児 童 自 立 支 援 施 設 ) (3) 政 令 第 2 条 第 3 項 に 規 定 する 障 害 者 支 援 施 設 (4) 政 令 第 2 条 第 4 項 に 規 定 する 老 人 福 祉 施 設 ( 老 人 デイサービスセンター 老 人 短 期 入 所 施 設 養 護 老 人 ホーム 及 び 特 別 養 護 老 人 ホーム) 8 更 生 保 護 事 業 法 ( 平 成 7 年 法 律 第 86 号 ) 第 49 条 の 規 定 に 基 づき 保 護 観 察 所 の 長 の 委 託 を 受 けて 行 う 保 護 の 用 に 主 として 供 する 施 設 9 学 校 教 育 法 ( 昭 和 22 年 法 律 第 26 号 ) 第 1 条 に 規 定 する 学 校 の 施 設 ( 学 校 給 食 の 実 施 に 必 要 な 施 設 を 含 む 以 下 学 校 施 設 という )の うち 小 学 校 中 学 校 中 等 教 育 学 校 ( 前 期 課 程 に 限 る ) 特 別 支 援 学 校 の 施 設 で 政 令 第 2 条 第 7 項 各 号 に 規 定 する 地 域 にあるもの 10 (1) 措 置 法 第 3 条 第 1 項 第 1 号 イに 規 定 する 医 療 施 設 及 び 保 健 所 の 施 設 (2) 同 号 ロに 規 定 する 社 会 福 祉 事 業 の 用 に 供 する 施 設 のうち 本 表 第 7 項 A 欄 に 掲 げる 施 設 以 外 のもの (3) 同 号 ハに 規 定 する 学 校 施 設 のうち 本 表 第 措 置 法 第 2 条 第 2 項 第 1 号 から 第 4 号 ま で 措 置 法 第 2 条 第 2 項 第 5 号 措 置 法 第 2 条 第 2 項 第 6 号 第 3 条 第 1 項 第 1 号 イからワまで ついて 無 償 貸 付 け 残 りの 3 分 の1につ いて 時 価 売 払 い 時 価 からその 5 割 を 減 額 し た 対 価 による 売 払 い 時 価 からその 4 割 を 減 額 し た 対 価 による 売 払 い 20

9 項 A 欄 に 掲 げる 施 設 以 外 のもの (4) 同 号 ニに 規 定 する 公 民 館 の 施 設 (5) 同 号 ホに 規 定 する 公 立 図 書 館 の 施 設 (6) 同 号 ヘに 規 定 する 公 立 博 物 館 の 施 設 (7) 同 号 トに 規 定 する 職 業 能 力 開 発 校 職 業 能 力 開 発 短 期 大 学 校 職 業 能 力 開 発 大 学 校 職 業 能 力 開 発 促 進 センター 及 び 障 害 者 職 業 能 力 開 発 校 の 施 設 (8) 同 号 チに 規 定 する 更 生 保 護 事 業 施 設 のう ち 本 表 第 8 項 A 欄 に 掲 げる 施 設 以 外 のもの (9) 同 号 リに 規 定 する 農 業 者 研 修 教 育 施 設 そ の 他 これに 準 ずる 施 設 (10) 同 号 ヌに 規 定 する 住 民 に 賃 貸 する 目 的 で 経 営 する 住 宅 施 設 (11) 同 号 ルの 規 定 に 基 づき 政 令 第 3 条 第 1 項 に 規 定 する 公 害 の 状 況 を 把 握 し 又 は 公 害 の 防 止 のための 規 制 の 措 置 を 適 正 に 実 施 す るために 必 要 な 監 視 又 は 測 定 に 関 する 施 設 及 び 廃 棄 物 の 処 理 及 び 清 掃 に 関 する 法 律 ( 昭 和 45 年 法 律 第 137 号 ) 第 2 条 第 1 項 に 規 定 する 廃 棄 物 の 処 理 施 設 (ごみ 処 理 施 設 及 びし 尿 処 理 施 設 を 除 く ) (12) 措 置 法 第 3 条 第 1 項 第 1 号 ヲの 規 定 に 基 づき 政 令 第 3 条 第 2 項 に 規 定 する 体 育 館 水 泳 プール 及 び 運 動 場 (13) 同 号 ワの 規 定 に 基 づき 政 令 第 3 条 第 3 項 に 規 定 する 排 水 ポンプ 俵 丸 太 その 他 の 水 防 に 必 要 な 器 具 又 は 資 材 を 保 管 するた めの 施 設 消 防 自 動 車 動 力 消 防 ポンプ その 他 の 消 防 の 用 に 供 する 機 械 器 具 を 保 管 するための 施 設 消 防 の 用 に 供 する 望 楼 及 び 警 鐘 台 その 他 の 防 災 上 必 要 な 監 視 又 は 通 信 に 関 する 施 設 及 び 救 急 自 動 車 を 保 管 する ための 施 設 21

別 表 第 2 処 分 相 手 方 が 地 方 公 共 団 体 以 外 の 場 合 B( 優 遇 措 置 を 定 め A( 施 設 ) る 法 令 の 規 定 ) 1 (1) 社 会 福 祉 法 人 が 生 活 保 護 法 ( 昭 和 25 年 法 措 置 法 第 2 条 第 2 項 律 第 144 号 ) 児 童 福 祉 法 ( 昭 和 22 年 法 律 第 第 1 号 から4 号 まで 164 号 ) 老 人 福 祉 法 ( 昭 和 38 年 法 律 第 133 号 ) 身 体 障 害 者 福 祉 法 ( 昭 和 24 年 法 律 第 283 号 ) 又 は 知 的 障 害 者 福 祉 法 ( 昭 和 35 年 法 律 第 37 号 )の 規 定 に 基 づき 都 道 府 県 知 事 又 は 市 町 村 長 の 委 託 を 受 けて 行 う 当 該 委 託 に 係 る 保 護 又 は 措 置 等 の 用 に 主 として 供 する 施 設 (2) 社 会 福 祉 法 人 が 措 置 法 第 2 条 第 2 項 第 3 号 ハに 掲 げる 用 に 供 する 施 設 ( 同 号 イ 又 は ロに 掲 げる 用 に 併 せて 供 するときに 限 る ) (3) 社 会 福 祉 法 人 が 措 置 法 第 2 条 第 2 項 第 4 号 ロに 掲 げる 用 に 供 する 施 設 (4) 社 会 福 祉 法 人 が 措 置 法 第 2 条 第 2 項 第 4 号 ハに 掲 げる 用 に 供 する 施 設 2 社 会 福 祉 法 人 が 社 会 福 祉 法 第 2 条 に 規 定 する 措 置 法 第 3 条 第 1 項 社 会 福 祉 事 業 の 用 に 供 する 施 設 のうち 前 項 A 第 4 号 及 び 第 2 項 欄 に 掲 げる 施 設 以 外 のもの( 同 法 第 58 条 第 1 項 の 規 定 により 助 成 を 行 うことが 出 来 る 場 合 に 限 る ) 3 更 生 保 護 法 人 が 更 生 保 護 事 業 法 第 49 条 の 規 定 措 置 法 第 2 条 第 2 項 に 基 づき 保 護 観 察 所 の 長 の 委 託 を 受 けて 行 う 第 5 号 保 護 の 用 に 主 として 供 する 施 設 4 更 生 保 護 法 人 が 更 生 保 護 事 業 法 第 2 条 第 1 項 措 置 法 第 3 条 第 1 項 に 規 定 する 更 生 保 護 事 業 の 用 に 供 する 施 設 の 第 4 号 及 び 第 2 項 うち 前 項 A 欄 に 掲 げる 施 設 以 外 のもの( 同 法 第 58 条 の 規 定 により 補 助 を 行 うことができる 場 合 に 限 る ) 5 学 校 法 人 が 設 置 する 学 校 施 設 のうち 小 学 校 同 上 中 学 校 中 等 教 育 学 校 高 等 学 校 特 別 支 援 学 校 及 び 幼 稚 園 の 施 設 ( 私 立 学 校 法 ( 昭 和 24 年 法 律 第 270 号 ) 第 59 条 の 規 定 により 助 成 を 行 うことができる 場 合 に 限 る ) C( 処 分 条 件 ) 時 価 からその 5 割 を 減 額 し た 対 価 による 売 払 い 時 価 からその 4 割 を 減 額 し た 対 価 による 売 払 い 時 価 からその 5 割 を 減 額 し た 対 価 による 売 払 い 時 価 からその 4 割 を 減 額 し た 対 価 による 売 払 い 時 価 からその 4 割 を 減 額 し た 対 価 による 売 払 い 22

6 学 校 法 人 が 設 置 する 学 校 施 設 のうち 前 項 A 欄 に 掲 げる 施 設 以 外 のもの( 私 立 学 校 法 第 59 条 の 規 定 により 助 成 を 行 うことができる 場 合 に 限 る ) 7 日 本 赤 十 字 社 がその 業 務 のうち 社 会 福 祉 法 第 2 条 に 規 定 する 社 会 福 祉 事 業 の 用 に 供 する 施 設 ( 日 本 赤 十 字 社 法 ( 昭 和 27 年 法 律 第 305 号 ) 第 39 条 第 1 項 の 規 定 により 助 成 を 行 うことが できる 場 合 に 限 る ) 8 日 本 赤 十 字 社 がその 業 務 の 用 に 供 する 施 設 の うち 前 項 A 欄 に 掲 げる 施 設 以 外 のもの( 日 本 赤 十 字 社 法 第 39 条 第 1 項 の 規 定 により 助 成 を 行 うことができる 場 合 に 限 る ) 9 東 日 本 高 速 道 路 株 式 会 社 首 都 高 速 道 路 株 式 会 社 中 日 本 高 速 道 路 株 式 会 社 西 日 本 高 速 道 路 株 式 会 社 阪 神 高 速 道 路 株 式 会 社 本 州 四 国 連 絡 高 速 道 路 株 式 会 社 地 方 道 路 公 社 又 は 独 立 行 政 法 人 日 本 高 速 道 路 保 有 債 務 返 済 機 構 が 設 置 する 道 路 同 上 同 上 同 上 道 路 整 備 特 別 措 置 法 ( 昭 和 31 年 法 律 第 7 号 ) 第 51 条 第 8 項 時 価 からその 2 割 5 分 を 減 額 した 対 価 に よる 売 払 い 時 価 からその 4 割 を 減 額 し た 対 価 による 売 払 い 時 価 からその 2 割 5 分 を 減 額 した 対 価 に よる 売 払 い 処 分 する 面 積 の2 分 の1に ついて 無 償 貸 付 け 残 りの 2 分 の1につ いて 時 価 売 払 い 23

資 料 3 府 中 基 地 跡 地 留 保 地 利 用 計 画 ( 平 成 20 年 10 月 財 務 省 提 出 ) 府 中 基 地 跡 地 留 保 地 利 用 計 画 1 はじめに 府 中 基 地 跡 地 留 保 地 は 昭 和 51 年 の 国 有 財 産 中 央 審 議 会 による 三 分 割 答 申 に 基 づき 当 分 の 間 処 分 を 留 保 する 用 地 とされてきました また 昭 和 62 年 の 国 有 財 産 中 央 審 議 会 による 留 保 地 答 申 では 留 保 地 の 処 理 について 原 則 留 保 例 外 公 用 公 共 用 利 用 の 考 え 方 が 示 され これまでの 間 長 年 未 利 用 の 状 態 が 続 いていました しかし 平 成 15 年 6 月 の 財 政 制 度 等 審 議 会 において 大 口 返 還 財 産 の 留 保 地 の 今 後 の 取 扱 いについて の 答 申 で 原 則 利 用 計 画 的 有 効 活 用 の 考 え 方 が 示 され 当 地 区 についても5 年 程 度 を 目 途 に 新 たな 土 地 利 用 計 画 を 策 定 することとなりました このため 本 市 では 過 去 の 経 緯 等 も 整 理 しながら 本 地 区 の 土 地 利 用 の 方 向 性 につい て 検 討 し 協 議 調 整 を 図 ってきたところ この 度 本 地 区 の 利 用 計 画 として 取 りまと めたものです 2 計 画 の 位 置 付 け 本 計 画 は 平 成 15 年 6 月 の 財 政 制 度 等 審 議 会 における 大 口 返 還 財 産 の 留 保 地 の 今 後 の 取 扱 いについて の 原 則 利 用 計 画 的 有 効 活 用 答 申 を 踏 まえて5 年 程 度 を 目 途 に 本 地 区 の 利 用 計 画 を 取 りまとめたものであり 関 係 者 間 で 等 しく 共 有 し 今 後 の まちづくりの 指 針 とすべきものです 本 計 画 を 本 地 区 の 土 地 所 有 者 である 財 務 省 に 提 示 し 本 計 画 に 沿 って 土 地 処 分 が 図 ら れるよう 要 請 するものです 3 本 地 区 の 位 置 付 け 本 地 区 は 府 中 都 市 計 画 都 市 計 画 区 域 の 整 備 開 発 及 び 保 全 の 方 針 ( 平 成 16 年 4 月 ) において 大 規 模 土 地 利 用 ゾーン として 位 置 付 けられており 今 後 多 摩 地 域 の 都 市 活 力 を 維 持 発 展 させるうえで 重 要 な 場 所 にあると 考 えられます また 府 中 都 市 計 画 に 関 する 基 本 的 な 方 針 においても 大 規 模 土 地 利 用 ゾーン と して 土 地 利 用 計 画 に 基 づいた 各 種 施 設 整 備 と 周 辺 の 都 市 基 盤 整 備 との 連 携 を 図 る ことで 周 辺 環 境 との 調 和 に 配 慮 しつつ 新 たな 都 市 空 間 を 創 出 する と 位 置 付 けられて います 4 跡 地 利 用 のビジョン (1) 基 本 的 な 考 え 方 本 地 区 周 辺 は 浅 間 山 の 自 然 環 境 や 都 立 府 中 の 森 公 園 などの 大 規 模 な 緑 の 環 境 資 源 が 分 布 することから 既 存 樹 木 を 活 用 しつつ 緑 豊 かな 都 市 空 間 の 創 出 を 図 ります ま 24

た 隣 接 する 低 層 住 宅 地 の 落 ち 着 いた 環 境 と 調 和 した 魅 力 ある 都 市 景 観 形 成 を 図 りな がら 自 然 環 境 に 囲 まれた 研 究 開 発 機 能 及 び 周 辺 の 居 住 機 能 が 調 和 共 存 できるまち づくりを 目 標 とします (2) ビジョン ア 豊 かな 緑 の 自 然 環 境 との 共 生 と 良 好 な 景 観 の 形 成 緑 の 環 境 資 源 である 浅 間 山 や 府 中 の 森 公 園 とのネットワークと 既 存 の 樹 木 を 生 かした 施 設 づくりに 配 慮 して 緑 豊 かな 質 の 高 い 都 市 空 間 を 創 出 します イ 安 全 で 快 適 な 道 路 ネットワークの 形 成 留 保 地 の 新 たな 土 地 利 用 に 際 して 開 発 形 態 に 応 じた 安 全 で 快 適 な 道 路 基 盤 整 備 の 誘 導 と 歩 行 者 等 の 周 辺 住 宅 地 へのアクセス 性 の 向 上 に 資 する 交 通 動 線 を 確 保 し ます ウ 研 究 開 発 機 能 と 居 住 機 能 の 調 和 大 規 模 な 研 究 開 発 機 能 と 周 辺 住 宅 地 との 調 和 を 図 るため 研 究 施 設 建 築 物 の 立 地 形 態 に 配 慮 するとともに 豊 かな 緑 による 緩 衝 帯 を 形 成 します 5 土 地 利 用 の 考 え 方 (1) 基 本 的 な 考 え 方 豊 かな 緑 の 自 然 環 境 や 近 接 する 芸 術 文 化 機 能 の 立 地 を 生 かし 研 究 開 発 機 能 と 居 住 機 能 及 び 自 然 環 境 が 調 和 共 生 する 魅 力 ある 景 観 形 成 に 配 慮 したまちづくりを 図 るため 土 地 利 用 の 方 針 を 次 のように 定 めます ア 住 宅 ゾーン 周 辺 の 緑 豊 かな 自 然 環 境 や 芸 術 文 化 施 設 と 隣 接 する 低 層 住 宅 地 の 環 境 と 調 和 した ゆとりと 潤 いのある 居 住 環 境 を 有 する 住 宅 地 の 形 成 を 誘 導 します イ 研 究 施 設 ゾーン 既 存 樹 木 を 可 能 な 限 り 保 全 活 用 して 敷 地 の 周 囲 に 緑 地 などのオープンスペー スを 十 分 に 確 保 し 緑 豊 かな 景 観 形 成 を 図 ります さらに 住 宅 地 及 び 公 園 との 調 和 共 生 を 図 るため 住 宅 地 との 緩 衝 空 間 となる 安 全 で 快 適 な 道 路 空 間 及 び 豊 かな 沿 道 緑 地 帯 などを 配 置 します また 施 設 建 築 物 については 周 辺 の 低 層 戸 建 住 宅 地 の 環 境 との 調 和 やまち 並 み の 形 成 に 配 慮 した 適 切 な 形 態 とします ウ 公 園 緑 地 ゾーン 既 存 樹 木 の 活 用 とともに 周 辺 の 公 園 等 との 緑 のネットワークに 配 慮 して 公 園 の 整 備 を 行 います (2) 利 用 イメージ ア 住 宅 ゾーン 周 辺 住 宅 地 に 配 慮 した ゆとりと 潤 いのある 住 宅 地 を 形 成 します イ 研 究 施 設 ゾーン 豊 かな 緑 に 囲 まれた 研 究 施 設 の 立 地 を 図 ります 25

ウ 公 園 緑 地 ゾーン 周 辺 の 公 園 や 住 宅 地 等 のまち 並 みと 調 和 した 公 園 を 整 備 します 6 公 共 施 設 等 の 整 備 の 考 え 方 (1) 区 画 道 路 住 宅 ゾーン 研 究 施 設 ゾーン 及 び 公 園 緑 地 ゾーンを 明 確 に 区 分 する 空 間 として ま た 上 下 水 道 の 基 盤 及 び 地 区 内 交 通 の 主 要 動 線 となる 区 画 道 路 を 整 備 します さらに 住 宅 ゾーンの 開 発 に 際 しては 地 区 内 及 び 周 辺 の 道 路 ネットワークに 配 慮 した 整 備 を 進 めます (2) 環 境 緑 地 等 緑 豊 かで 良 好 なまち 並 みを 形 成 するために 道 路 に 面 する 部 分 に 環 境 緑 地 を 配 置 し ます (3) 歩 行 者 動 線 緩 衝 空 間 となる 沿 道 緑 地 帯 の 配 置 緑 の 連 続 性 に 配 慮 した 歩 行 者 空 間 のネットワー ク 形 成 を 目 指 して 環 境 緑 地 歩 道 状 空 地 の 適 切 な 整 備 を 図 ります 7 建 築 物 等 の 整 備 方 針 (1) 住 宅 ゾーン ゆとりある 住 宅 地 の 形 成 を 誘 導 するため 建 築 物 等 の 用 途 の 制 限 及 び 壁 面 の 位 置 の 制 限 を 定 めます また 周 辺 住 宅 地 と 調 和 したまち 並 みを 形 成 するために 建 築 物 等 の 高 さの 最 高 限 度 を 導 入 します 特 に 既 存 住 宅 地 に 配 慮 し 住 宅 地 との 敷 地 境 界 付 近 では 低 層 に 抑 えるなど 段 階 的 な 高 さ 制 限 を 設 定 します そして 緑 豊 かな 住 宅 地 の 形 成 を 誘 導 するために 垣 またはさくの 構 造 の 制 限 建 築 物 等 の 緑 化 率 の 最 低 限 度 を 定 めます (2) 研 究 施 設 ゾーン 道 路 境 界 との 緩 衝 空 間 を 確 保 するために 壁 面 の 位 置 の 制 限 を 定 めるとともに 既 存 緑 地 の 保 全 や 緑 地 確 保 を 図 るため 建 築 物 等 の 緑 化 率 の 最 低 限 度 を 定 めます また 建 築 物 の 配 置 との 関 係 を 踏 まえつつ 周 辺 市 街 地 における 建 築 物 の 高 さのバ ランスを 考 慮 し 建 築 物 等 の 高 さの 最 高 限 度 を 定 めます なお 研 究 機 能 の 維 持 保 全 を 図 るため 建 築 物 等 の 用 途 の 制 限 を 定 めます 26

府 中 基 地 跡 地 留 保 地 土 地 利 用 計 画 図 27

8 整 備 の 進 め 方 (1) 地 域 地 区 見 直 し 及 び 地 区 計 画 決 定 ( 平 成 20 年 度 ~) 想 定 する 土 地 利 用 にふさわしい 地 域 地 区 への 見 直 しを 行 うとともに 周 辺 市 街 地 と の 調 和 と 良 好 な 景 観 形 成 を 図 るための 地 区 計 画 を 決 定 します (2) 事 業 化 ( 都 市 計 画 決 定 後 ~) 住 宅 ゾーン 及 び 研 究 施 設 ゾーンについては 地 区 計 画 を 踏 まえ 適 切 なまちづくり の 実 現 に 向 け 協 力 を 求 めていきます 公 園 緑 地 ゾーンについては 平 成 20 年 度 に 改 定 を 行 う 緑 の 基 本 計 画 に 沿 って 現 状 の 樹 林 地 を 生 かした 地 域 の 緑 の 拠 点 として 整 備 します 9 今 後 の 検 討 の 継 続 について (1) 府 中 都 市 計 画 に 関 する 基 本 的 な 方 針 における 地 域 別 まちづくり 方 針 の 策 定 を 進 める 中 で 当 地 区 周 辺 を 含 めたまちづくりの 将 来 像 について 地 域 住 民 と 行 政 が 共 有 化 を 図 ります (2) 住 宅 ゾーン 及 び 研 究 施 設 ゾーンの 整 備 においては 事 業 主 体 が 近 隣 住 民 に 対 して 十 分 に 周 知 しながら 事 業 を 推 進 します (3) 跡 地 のまちづくりが 円 滑 に 行 われるように 今 後 参 画 する 事 業 者 等 を 含 めて 関 係 者 は 相 互 に 協 力 しながら 本 利 用 計 画 の 実 現 に 向 けて 推 進 します 28

資 料 4 府 中 基 地 跡 地 留 保 地 活 用 検 討 プロジェクトチーム 設 置 要 領 ( 趣 旨 ) 第 1 府 中 基 地 跡 地 留 保 地 の 活 用 方 法 等 について 検 討 するため 府 中 基 地 跡 地 留 保 地 活 用 検 討 プロジェクトチーム( 以 下 プロジェクトチーム という )を 設 置 する ( 所 掌 事 務 ) 第 2 プロジェクトチームは 次 に 掲 げる 事 項 について 調 査 及 び 協 議 し その 結 果 を 府 中 市 経 営 改 革 推 進 委 員 会 委 員 長 ( 以 下 委 員 長 という )に 報 告 する (1) 府 中 基 地 跡 地 留 保 地 活 用 に 係 る 基 本 方 針 の 策 定 に 関 する 事 項 (2) 府 中 基 地 跡 地 留 保 地 土 地 利 用 計 画 の 素 案 作 成 に 関 する 事 項 ( 組 織 ) 第 3 プロジェクトチームは 委 員 長 が 任 命 する 各 課 から 選 出 された 職 員 ( 以 下 メンバ ー という )11 人 をもって 組 織 する (メンバーの 任 期 ) 第 4 メンバーの 任 期 は 委 員 長 の 任 命 を 受 けた 日 から 所 掌 事 務 が 完 了 する 日 までとする (リーダー 及 びサブリーダー) 第 5 プロジェクトチームにリーダー 及 びサブリーダーを 置 く 2 リーダー 及 びサブリーダーは メンバーの 互 選 による 3 リーダーはプロジェクトチームを 代 表 し 会 務 を 総 理 する 4 サブリーダーは リーダーを 補 佐 し リーダーに 事 故 あるとき 又 はリーダーが 欠 け たときは その 職 務 を 代 理 する (プロジェクトチームの 会 議 ) 第 6 プロジェクトチームの 会 議 は 必 要 に 応 じてリーダーが 招 集 し リーダーが 議 長 と なる 2 プロジェクトチームは メンバーの 半 数 以 上 の 出 席 がなければ 会 議 を 開 くことがで きない 3 リーダーは 必 要 があるときは プロジェクトチームの 会 議 にメンバー 以 外 の 出 席 を 求 め 意 見 を 述 べさせ 又 は 説 明 をさせることができる ( 庶 務 ) 第 7 プロジェクトチームの 庶 務 は 政 策 総 務 部 政 策 課 において 処 理 する ( 雑 則 ) 第 8 ここで 定 めるもののほかプロジェクトチームの 運 営 に 関 し 必 要 な 事 項 は 委 員 長 が 定 める 29

府 中 基 地 跡 地 留 保 地 活 用 検 討 プロジェクトチーム 構 成 委 員 選 出 部 課 部 課 所 掌 事 務 1 政 策 総 務 部 政 策 課 庶 務 全 体 調 整 等 に 関 すること 2 政 策 総 務 部 財 政 課 財 政 に 関 すること 3 行 政 管 理 部 財 産 活 用 課 用 地 取 得 等 に 関 すること 4 行 政 管 理 部 防 災 危 機 管 理 課 地 域 防 災 災 害 対 策 等 に 関 すること 5 生 活 環 境 部 環 境 政 策 課 自 然 環 境 の 保 全 等 に 関 すること 6 生 活 環 境 部 地 域 安 全 対 策 課 交 通 防 犯 等 に 関 すること 7 文 化 スポーツ 部 ふるさと 文 化 財 課 埋 蔵 文 化 財 等 に 関 すること 8 都 市 整 備 部 管 理 課 道 路 インフラ 等 に 関 すること 9 都 市 整 備 部 計 画 課 都 市 計 画 まちづくり 等 に 関 すること 10 都 市 整 備 部 公 園 緑 地 課 公 園 緑 地 等 に 関 すること 11 都 市 整 備 部 下 水 道 課 下 水 道 に 関 すること 30

奥 付 府 中 基 地 跡 地 留 保 地 活 用 基 本 方 針 発 行 日 平 成 28 年 2 月 編 集 発 行 府 中 市 政 策 総 務 部 政 策 課 183-8703 東 京 都 府 中 市 宮 西 町 2 丁 目 24 番 地 電 話 042(364)4111( 代 表 ) 042(335)4006( 直 通 ) FAX 042(336)6131 ホームページ http://www.city.fuchu.tokyo.jp