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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

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Transcription:

日 本 記 者 クラブ 基 地 と 沖 縄 経 済 - 海 兵 隊 がいなくなれば 問 題 解 決 - 平 良 朝 敬 かりゆしグループCEO 2014 年 6 月 6 日 ホテルを 中 心 とした 企 業 グループを 率 いる 平 良 朝 敬 さんは 経 済 人 の 立 場 から 海 兵 隊 普 天 間 基 地 の 名 護 市 辺 野 古 への 移 設 に 反 対 している 沖 縄 に 駐 留 する 米 軍 の 大 半 は 海 兵 隊 彼 らが 沖 縄 からいなくなれば 基 地 問 題 のほとんどが 解 消 される というの が 持 論 だ なぜ 経 済 人 として 辺 野 古 移 設 に 反 対 なのか 沖 縄 から 海 兵 隊 が 退 けば 中 国 の 脅 威 にどう 対 処 したらいいのか 平 良 さんはこれらの 疑 問 に 対 して 丁 寧 に 答 えてく れたが 県 民 の 強 い 反 対 にもかかわらず 強 行 されたオスプレイ 配 備 に 関 連 し 差 別 は まだ 許 せるが 沖 縄 は 無 視 されている と 本 土 への 強 い 不 信 感 も 示 した 今 年 11 月 には 県 知 事 選 挙 が 予 定 され 沖 縄 は 政 治 の 季 節 を 迎 えているだけに 有 意 義 な 会 見 だ った ( 軽 部 ) 司 会 : 軽 部 謙 介 日 本 記 者 クラブ 企 画 委 員 ( 時 事 通 信 社 解 説 委 員 長 ) 日 本 記 者 クラブ Youtube チャンネル https://www.youtube.com/watch?v=hsae_egdbma&list=uu_imvy293aprybx0cjreivw C 公 益 社 団 法 人 日 本 記 者 クラブ

司 会 : 軽 部 謙 介 企 画 委 員 ( 時 事 通 信 社 解 説 委 員 長 ) 本 日 お 招 きいたしましたのは 沖 縄 のかりゆしグループCEOの 平 良 朝 敬 さんで す 平 良 さんは ホテルグループを 経 営 する 傍 ら 最 近 は 米 軍 基 地 などをめぐる 沖 縄 の 現 状 にも 意 見 を 積 極 的 に 発 信 されています 特 に 今 年 1 月 の 名 護 市 長 選 挙 非 常 に 注 目 を 浴 びました その 選 挙 で 辺 野 古 移 設 反 対 の 稲 嶺 さんの 支 持 をなさったということです 企 業 経 営 者 がなぜ 普 天 間 の 辺 野 古 移 設 に 反 対 をするのか われわ れ 本 土 の 側 で 見 落 としていることはないのか ことし 11 月 には 沖 縄 県 知 事 選 が 予 定 されて おります 政 治 的 に 非 常 に 重 要 な 年 になるのだ ろうと 思 います きょうはこの 辺 も 含 めてお 話 を 伺 ってみたいと 思 っています ホテル 経 営 一 筋 平 良 朝 敬 かりゆしグループCEO こんに ちは ただいまご 紹 介 いただきました 平 良 と 申 します 私 のプロフィールを 説 明 させていただきた いと 思 います 私 は 1954 年 に 生 まれまして 今 年 でちょう ど60 歳 になります ちょうど60 という 節 目 を 迎 えるに 当 たり いろんなことが 頭 の 中 をよぎ ってまいりました 本 当 に 沖 縄 はこれでいいの だろうかということを 思 って 去 年 からいろん なことを 行 動 に 移 したわけでございます 1975 年 に 父 の 経 営 しておりますホテルに 入 りまして 今 日 まで 来 ております 私 は 観 光 業 一 筋 ホテル 業 一 筋 で 来 ております 社 長 に 就 任 したのが1991 年 37 歳 で 社 長 を 拝 命 いたし ました 現 在 は 会 長 職 をやっております おかげさまで 一 筋 でやってきた 関 係 で 2003 年 に49 歳 で 沖 縄 県 観 光 功 労 賞 を 最 年 少 で いただきました これらの 一 つの 功 労 というの は 沖 縄 の 観 光 の 青 年 部 だとか 沖 縄 の 観 光 を 全 国 の 駅 で 宣 伝 活 動 をしたり こういったいろ いろなことが 表 彰 の 対 象 になったのではなか ろうかと 思 っております 2007 年 に 内 閣 府 沖 縄 総 合 事 務 局 の 局 長 賞 2008 年 にふるさと 企 業 大 臣 賞 2011 年 に 国 土 交 通 大 臣 賞 ( 観 光 功 労 賞 )をいただきました 私 はいま 6 つのホテルを 経 営 しております われわれがホテル 業 をいたしまして 52 年 にな ります 52 年 間 で 1,629 万 のゲストをお 迎 え させていただいております これももちろん 沖 縄 の 中 では 私 ども 1 軒 だと 思 っております 1,600 万 人 のゲスト 数 えると ある 意 味 では 歴 史 というのはすごいなという 感 じがしてい るところでございます ホテルというのは いろんな 幅 広 い 職 種 があ ります 現 在 全 部 で 12 社 ( 国 内 が 11 社 で 海 外 が1 社 )のグループ 経 営 をさせていただい ております ホテル 業 が 一 番 のキーでございま すけれども マリンスポーツだとか 船 関 係 をや っております また 商 社 いろんな 調 達 結 婚 式 エステの 事 業 もてがけております 東 京 大 阪 福 岡 の 営 業 母 体 としてかりゆし インターナショナルもございます またドリー ムハウジングという 清 掃 業 もやっております 観 光 というのは 食 も 大 切 でございます 直 接 農 業 生 産 法 人 を 持 ちまして 農 業 の 生 産 をする 一 方 約 220ぐらいの 農 家 と 契 約 をしておりま す われわれから 野 菜 の 栽 培 方 法 などの 提 案 指 導 しながら 沖 縄 の 安 心 安 全 な 野 菜 の 生 産 をさせていただいているというところでござ います 沖 縄 は 芸 能 の 島 でございますので エンター テインメント 事 業 もやっております エイサー や 舞 踊 だとか そういった 方 々にご 登 録 いただ き 1000 人 程 度 育 成 しております 香 港 にはマーケティング 企 画 事 業 を 主 とし た 事 務 所 がございます 宜 野 座 村 と 提 携 をしま して かりゆしカンナタラソラグーナというタ ラソテラピー 施 設 を 運 営 をさせていただいて おります そういうことで 12 社 グループ 全 体 で 1,541 人 の 従 業 員 数 これは 4 月 1 日 現 在 でご ざいます 辺 野 古 移 転 最 初 は 条 件 付 き 容 認 それでは きょうの 本 題 でございます 沖 縄 2

の 一 つの 流 れとしまして 1990 年 から2014 年 までの 24 年 間 を 時 系 列 に 振 り 返 りたいと 思 い ます 1990 年 に 大 田 昌 秀 知 事 が 1 期 目 の 当 選 をされました 2 期 やりまして それから 98 年 に 稲 嶺 恵 一 知 事 になるわけでございます 大 田 知 事 が 誕 生 し 2 期 を 務 めるわけでございま すけれども 大 田 県 知 事 が 代 理 署 名 を 拒 否 する という これは 少 女 暴 行 事 件 がございました 8 万 人 の 事 件 に 抗 議 する 県 民 総 決 起 大 会 がご ざいました それを 受 けて もうこれ 以 上 沖 縄 をそういった 島 にしてはいけないということ で いわば 軍 用 地 とか 護 衛 施 設 の 部 分 で 知 事 が 代 理 署 名 をするものを 大 田 知 事 が 拒 否 をする というようなことがございました そういった ときに なかなか 政 府 とうまいぐあいに 波 長 が 合 わない 関 係 で ここで 経 済 の 閉 塞 感 が 起 きた ことは 事 実 でございます そこで 97 年 に 名 護 の 住 民 投 票 が 行 われま した そのときに 住 民 投 票 が 行 われ 反 対 が 勝 ち ました 当 時 の 比 嘉 市 長 が 自 分 の 辞 職 を 条 件 に 苦 渋 の 決 断 をして 受 け 入 れを 表 明 します 実 はそれが 稲 嶺 恵 一 が 98 年 に 知 事 に 当 選 する 一 つのきっかけになったわけです 大 田 さ んの 経 済 の 閉 塞 感 というか 県 政 不 況 というこ とを 実 は 前 面 に 出 しまして 稲 嶺 さんが 勝 つわ けです このときに では 基 地 問 題 はどうす るのということで 私 も 一 緒 に 議 論 に 加 わらせ ていただきました その 中 で 条 件 付 き 容 認 ということを 打 ち 出 したわけでございます この 条 件 付 き 容 認 とい うのが まず 軍 民 共 用 をさせてくれと それと 15 年 の 期 限 付 きをお 願 いしたいということで した 期 限 を 付 けるということは いつか 返 っ てくるということがあります 期 限 付 きをして それからもう 一 つ 挙 げたのが 那 覇 から 名 護 ま での 鉄 軌 道 の 要 請 でございました これを 一 つ の 選 挙 の 柱 にしまして 稲 嶺 さんが 当 選 をする ということになります 先 ほどに 戻 りますけれども 比 嘉 鉄 也 市 長 が 辞 職 をした 次 その 当 時 の 助 役 をやっておりま した 岸 本 建 男 氏 が 当 選 をして 稲 嶺 さんとの 歩 調 が 合 って 辺 野 古 の 受 け 入 れということに 進 んでいくわけでございます そのときに 稲 嶺 知 事 の 言 葉 の 中 で ベストではないがベター だ この 言 葉 が 非 常 に 印 象 的 だった 言 葉 でご ざいます 変 わる 計 画 に 不 信 そのときは 当 然 軍 民 共 用 というのと 15 年 期 限 付 きということが 大 前 提 でございました けれども 一 度 容 認 をしてしまうと どんどん 実 は 内 容 が 変 わっていくわけです そのあたり から 非 常 に 辺 野 古 というのは 抜 け 穴 がみえな い 状 況 に 実 はなっていくのですけれども まず 1 本 の 滑 走 路 であった 計 画 が 騒 音 とか そう いった 問 題 ということでV 字 型 に 変 更 になり ました で そこに 母 艦 がつけるようなバースを 本 来 はつくる 予 定 であるんですが 実 はこれをずう っと 隠 して 今 日 まで 来 ていた これが 最 近 明 ら かになりました 要 は 日 を 増 すごとに 条 件 が どんどん 変 わっていくのです 沖 縄 県 民 は 日 米 に 対 して 非 常 に 不 信 感 を 持 つようになりまし た 稲 嶺 知 事 が 2 期 2005 年 まで 務 めました 最 後 にやめるときに 沖 縄 にはいつも 燃 えた ぎっているマグマがある という 言 葉 を 残 して 知 事 を 去 っていくということになる わけでございます で 2006 年 に 仲 井 真 弘 多 現 知 事 が 1 期 目 の 当 選 をするわけでございます 当 選 をすると きには 稲 嶺 元 知 事 の 政 策 をそのまま 引 き 継 い だ 形 で 1 期 目 の 当 選 をするわけでございます そのときに 日 本 も 変 化 がございまして 2008 年 民 主 党 政 権 が 誕 生 します そのときに 鳩 山 由 紀 夫 代 表 が 最 低 でも 県 外 ということを 沖 縄 で 発 言 したわけでござい ます その 発 言 にものすごく 期 待 をし 沖 縄 で も4 選 挙 区 ありますが 自 民 党 が 全 員 落 ちまし た 民 主 党 が 全 部 通 っていくということで そ れを 県 民 は 信 じたわけでございます そこで 後 に 自 民 党 現 在 の 県 連 でございま すが 県 外 移 設 の 実 現 に 取 り 組 むということで 沖 縄 自 民 党 県 連 もその 方 針 を 打 ち 出 していく わけでございます 3

そして 仲 井 真 さんの2 期 目 の 知 事 選 になる わけでございます その 仲 井 真 さんも 2 期 目 に 出 馬 するときに 自 民 党 沖 縄 県 連 が 県 外 移 設 の 実 現 に 取 り 組 むという 表 現 になったので 仲 井 真 知 事 もそこにかじを 切 っていくというこ とになります 21 世 紀 の 琉 球 処 分 そのときに また 名 護 市 は 容 認 派 であった 島 袋 吉 和 さんを 敗 って 現 在 の 稲 嶺 進 名 護 市 長 が 当 選 をいたします そのとき 海 にも 陸 に も 基 地 はつくらせない というような 流 れにな っていくわけでございます それで 今 日 まで 流 れていくわけでございま すけれども 2013 年 にいろんな 動 きがござい ました 昨 年 の11 月 25 日 に 沖 縄 県 連 出 身 の 自 民 党 国 会 議 員 5 人 が 移 設 容 認 をするわけで ございます この 容 認 のときに 石 破 茂 幹 事 長 が 会 見 をいたしました このそばに 5 人 の 沖 縄 県 選 出 自 民 党 国 会 議 員 を 添 えて 容 認 をする 意 向 を 示 すわけでございます これをみた 沖 縄 県 民 は 21 世 紀 の 琉 球 処 分 だということで 一 斉 に 声 を 上 げていきます あの 状 況 というのは 私 もそれをみたときに 悔 しいとかということではなくて 本 当 にもう 情 けないというか 表 現 のしようがないぐらい の 苦 しいものがこみ 上 げてまいりました 憎 い とかということではなくて 非 常 に 悲 しかった です そういうのが 実 はあのときの 状 況 でござ いました このことというのはなかなか 皆 さん にはご 理 解 いただけないかもしれません 私 ど もはずっと アメリカの 統 治 の 27 年 間 のこと もございます 日 本 でありながら 日 本 じゃない 歴 史 も 感 じてきていますから あの 光 景 をみた ときに 本 当 に 悲 しい 思 いをしたのがあの 場 面 でございました それで 昨 年 12 月 27 日 これが 決 定 的 でご ざいました 現 仲 井 真 知 事 が 辺 野 古 の 埋 め 立 て の 承 認 をした そのときに 140 万 県 民 を 代 表 してお 礼 をします というようなコメントが 来 たときに 沖 縄 県 民 からどんと 反 発 が 出 てき ました それを 受 けて 県 議 会 では 辞 任 の 決 議 をする し それから 百 条 委 員 会 というものが 設 置 さ れました この6 月 の 議 会 で 百 条 委 員 会 の 最 終 を 迎 えるわけでございます いずれにしても まだ 県 民 は 納 得 はしていません というよ うなことだと 思 っております それで その 怒 りが 2014 年 の 1 月 に 名 護 市 長 選 で 稲 嶺 さんが2 期 目 の 当 選 をします 私 は 12 月 27 日 の 仲 井 真 知 事 の 承 認 を 受 けて これ で 私 は 稲 嶺 さんをしっかり 支 えなければいけ ないという 気 持 ちになりました やはりいまわ れわれが 立 ち 上 がらないと 本 当 に 沖 縄 はどこ に 進 んでいくんだろうということを 非 常 に 感 じました 基 地 返 還 評 価 額 が174 倍 に 私 はホテルをしている 関 係 で いろいろな 方 々とおつき 合 いもしております 本 当 にその ような 行 動 をとっていいのかということも 悩 みました やはりいまやらなければ 私 も 一 生 後 悔 をするという 気 持 ちがありまして ちょう ど 稲 嶺 さんの 決 起 大 会 のときに 登 壇 いたしま した このときにも 当 然 稲 嶺 さんの 支 持 者 の 方 というのは 私 がいままで 基 地 を 容 認 した ことは 十 分 に 承 知 をしております ですから なぜ 私 がきょうここに 立 っているか なぜ 容 認 をしたかということもきちっと 説 明 いたしま した それから いまは 絶 対 だめなんだ 基 地 をつくらせてはいけないんだ ということをき ちっとあの 場 で 説 明 をいたしました そういっ た 光 景 をみて ここに 賛 同 した 皆 さんから 大 き な 支 持 を 得 ました これがこの 24 年 ぐらいの 大 体 の 流 れでござ います 沖 縄 は 観 光 が 基 幹 産 業 でございます ちょうど 大 田 さんが 知 事 になった 1990 年 には 295 万 人 の 観 光 者 数 でございました それが 2014 年 でいま 641 万 人 まで 来 ております こ の 20 年 で 約 2 倍 以 上 伸 びております 大 田 さ んが 知 事 の8 年 間 で117 万 人 のお 客 さんをふや しております それから 稲 嶺 さんが151 万 人 いまの 仲 井 真 さんが 78 万 人 沖 縄 観 光 という のはずっと 伸 びております いま こういう 状 況 の 流 れです 4

では 沖 縄 に 基 地 が 本 当 に 必 要 なのか 必 要 じゃないのか 基 地 と 経 済 波 及 効 果 につい てですが 那 覇 市 に 新 都 心 というまちがござい ます ここは 米 軍 の 住 宅 街 でございました このときに 土 地 代 が 52 億 円 でございます こ れがいま 現 在 の 新 都 心 になりまして 地 代 の 部 分 がいま あそこの 評 価 額 で 735 億 円 になって います 14 倍 になっています それから こ こで 働 いている 雇 用 者 数 が 基 地 があったとき の103 倍 でございます それから 直 接 的 経 済 効 果 というのが69 倍 になっております それから 北 谷 町 にあります アメリカンビ レッジとよく 言 われますけれども そこの 土 地 代 は3 億 円 でございました これが 現 在 の 評 価 で573 億 円 でございます これが 174 倍 という ことでございます 基 地 は 経 済 発 展 を 阻 害 このように こういう 数 字 からも 出 るように 基 地 というものは 経 済 の 発 展 につながるので はなくて 阻 害 要 因 になっているということを 沖 縄 県 民 がかなり 意 識 をし 始 めたのです では どういった 変 化 が 起 きたのでしょうか 24 年 前 といまでは 全 く 環 境 の 変 化 が 起 きた ということでございます では 環 境 の 変 化 これを 経 済 でみてみますと まず 県 民 総 所 得 の 昭 和 47 年 度 は 5,000 億 円 でございました こ れが 平 成 22 年 では3 兆 9,000 億 円 約 4 兆 円 でございます 軍 事 費 軍 の 関 係 の 受 け 取 りの 部 分 は ちょ うど 昭 和 47 年 では15.5%のGNPを 占 めてお りましたけれども これがいま 現 在 5%という ことで この 位 置 から 現 在 の 5.3% ここまで 軍 関 係 受 け 取 りの 金 額 というのは 下 がってき ているということでございます では どういった 伸 びしろがあるのかといい ますと 先 ほど 話 しましたように 町 なかはい いんでしょうけれども 郊 外 にある 軍 基 地 がど のような 形 で 伸 びるんですかということ これ は 観 光 と 一 つのリンクをしてきます これがW TO( 世 界 観 光 機 構 )から 出 ている 資 料 により ますと 2010 年 でアジアが 2 億 人 でございま す これが 2030 年 になりますと 5 億 4,000 万 人 になると 予 想 されております これはアジア の 時 代 ということでございますけれども その アジアの 国 際 観 光 は 20 年 で 2.7 倍 に 成 長 する ということです もうちょっとすると 欧 州 をもう 抜 く 2040 年 代 ぐらいになると 完 全 に 欧 州 を 抜 いてしま うということに 多 分 なると 思 います いずれに しても アジアがものすごく 伸 びているのです 一 方 環 境 の 変 化 の 中 で では 基 地 の 部 分 から 取 り 上 げますと 沖 縄 の 米 軍 の 実 態 という のは 面 積 は 全 国 の 基 地 の 73.8%が 沖 縄 に 集 中 しています 沖 縄 県 内 の 米 軍 施 設 の 中 で 海 兵 隊 が 使 っている 割 合 75.7%を 海 兵 隊 が 使 用 しております 反 対 運 動 から 逃 げてきた 海 兵 隊 海 兵 隊 というのは 皆 さん どういった 任 務 かご 存 じでしょうか この 海 兵 隊 の 任 務 を 認 識 すれば 多 分 この 部 分 だけを 解 決 すれば 沖 縄 の 基 地 問 題 は 全 て 解 決 するといっても 過 言 で はございません 海 兵 隊 というのは 6カ 月 ごとでローテーシ ョンをしていきます 世 界 で3つくらいのロー テーパターンがあるんですけれども その 一 つ MEU31 というのが 沖 縄 で 活 動 しています 年 間 に9カ 月 海 外 遠 征 をします 沖 縄 には 実 は いないんです 3カ 月 しかいないということで す この3カ 月 しかいないのに 海 兵 隊 の 基 地 が 必 要 なんですか という 部 分 です これはま た 後 ほど 話 をします ただ この 中 で 海 兵 隊 というのは 実 は 1945 年 8 月 に 第 二 次 世 界 大 戦 が 終 わりますね 1950 年 6 月 に 朝 鮮 戦 争 が 勃 発 いたします 1953 年 8 月 に 海 兵 隊 がアメリカから 日 本 に 来 るわけで す 最 初 は 岐 阜 県 と 山 梨 県 に 海 兵 隊 は 来 てお ります 54 年 から56 年 にかけて 本 土 では 何 が 起 きたかと 言 いますと 基 地 反 対 それから 基 地 拡 張 反 対 ということで 実 は 大 変 な 反 対 運 動 が 起 きます それに 耐 えかねて そのときに 沖 縄 はアメリカの 統 治 の 中 にありましたので 別 に 沖 縄 の 県 民 の 意 向 を 聞 かなくても 勝 手 に 米 5

軍 が 移 せたわけでございます そこで 1956 年 2 月 に 沖 縄 に 海 兵 隊 が 全 部 移 転 してきます それで 56 年 に いま 現 在 のキャンプシュワブに 移 動 してきます それか ら 57 年 にキャンプハンセンとか 58 年 キ ャンプコートニーというのがあるんですけれ ども こんなふうな 形 でどんどん 侵 食 をしてい くわけでございます このときに 沖 縄 の 人 たちの 意 見 を 全 く 聞 か なくて 銃 とブルドーザー でどんどん 土 地 を 接 収 していきまして 今 現 在 米 軍 基 地 の 約 74%を 占 めるようになったということでござ います 抑 止 力 に 根 拠 なし さて 環 境 の 変 化 でございますけれども よ く 出 ます 抑 止 力 とか 地 理 的 優 位 性 というのが あるんですけれども この 抑 止 力 それから 地 理 的 優 位 性 という 疑 問 です 抑 止 力 というと 皆 さんうなずくんですけれ ども 海 兵 隊 というものが 抑 止 になっているか なっていないか これをずうっと 話 していると きょう 一 日 中 かかってしまいます いまのアメ リカの 作 戦 の 中 にも いわばグアムとハワイに セットバックするんだということを 言 ってお ります そうすると 別 に 下 がっても 抑 止 力 の 低 下 はないという 判 断 をアメリカ 側 はしてい ます それから 地 理 的 優 位 性 というものを 厳 密 に 追 っていきますと 沖 縄 でなくてもいいという 部 分 が 出 てきます これは 本 当 に 私 はびっく りいたしました 森 本 敏 元 防 衛 大 臣 が 大 臣 の 離 任 会 見 で 2012 年 12 月 25 日 に こんなこと を 言 っております 日 本 の 西 半 分 のどこかで MAGTF MAGTFとは 何 かと 言 いますと 海 兵 空 陸 機 動 部 隊 地 上 兵 力 航 空 部 隊 後 方 支 援 を 一 体 運 用 するということです これはキャンプハン センと さっき 言 ったシュワブが 地 上 普 天 間 が 航 空 部 隊 後 方 支 援 が 牧 港 補 給 地 区 というと ころにございます これを 一 体 運 用 できれ ば 沖 縄 でなくてもよい ということを 防 衛 大 臣 が 言 っています 軍 事 的 にはそうなる と 言 っております その 後 に では 政 治 的 に 容 認 できるとこ ろが 沖 縄 しかないので 軍 事 的 には 沖 縄 でなく てもよいが 政 治 的 に 考 えると 沖 縄 が 最 適 の 地 域 であるという 結 論 になる と これは 森 本 元 防 衛 大 臣 が 言 っているわけで 非 常 に 素 直 な 発 言 だと 思 ってびっくりしました わかってい るんだな では なぜなんだということをここ で 思 うんです 抑 止 力 地 理 的 優 位 性 というの はここで 完 全 に 覆 されています 西 日 本 ならどこでもいい さて 沖 縄 の 基 地 の 真 実 というのは 何 なんで しょうか 先 ほどの 森 本 元 防 衛 大 臣 の 発 言 の 中 からも 海 兵 隊 は 沖 縄 でなくても 機 能 するとい う 結 論 に 多 分 なると 思 います それから もし 日 本 がいてくれということであれば 沖 縄 でな くてもいいわけですね ということは 九 州 山 口 県 西 日 本 地 区 でも 抑 止 力 は 変 わらないの です 実 際 に 長 崎 に 海 兵 隊 の 基 地 があります 強 襲 揚 陸 艦 はずうっと 長 崎 に 停 泊 しているんで す それを 実 は 一 体 化 させたいために 辺 野 古 に つくりたいと 彼 らは 言 っているわけです 要 は 九 州 山 口 県 には 基 地 がございます 最 初 に オスプレイが 入 ったところでございます そこ に 一 体 的 なMAGTFをやれば 別 に 西 日 本 地 区 以 内 でもいいんですよ ということを 言 って おります ちょっと 皆 さん 考 えてください そのとき 橋 下 徹 大 阪 知 事 だったですか 市 長 ですか の ときに 関 西 でも 来 てもいいよという 発 言 を 思 い 出 してください それはわかっていて でき ますよ ということなのです 正 直 言 って 特 に 東 京 で 活 動 なさっているメ ディアの 皆 さんは 中 身 はなかなか 分 析 をして いない 論 じていないなのではないでしょうか 要 は 何 かといいますと 政 治 の 責 任 放 棄 な んです 政 治 家 が 物 事 を 決 めるわけですから 政 治 家 が 決 断 すれば 全 部 問 題 は 解 決 します し かし この 政 治 家 は 沖 縄 が 現 実 的 だといって 6

沖 縄 に 押 しつけているだけだということです ですから 抑 止 力 だとか 地 理 的 優 位 性 という のは 全 く 関 係 ないということです それから 軍 事 的 な 理 由 でなく 国 内 の 政 治 問 題 であると いうことだと 思 っております 私 が 実 は 辺 野 古 の 反 対 に 行 ったときに 観 光 は 平 和 産 業 であると 言 いました 52 年 間 この 仕 事 をしております 平 和 がないところに 観 光 はあり 得 ないわけでございますから 地 域 の 安 全 が 確 保 されないと 安 全 安 心 でなけれ ば 観 光 業 というのは 成 り 立 ちません ですから 観 光 は 平 和 産 業 であるということをそのと きも 申 しました 沖 縄 は 無 視 されている そういった 意 味 では 基 地 は 沖 縄 経 済 の 阻 害 要 因 になっているのです 沖 縄 の 経 済 を 発 展 す るためには 基 地 はなくてもいい 阻 害 要 因 に しかならないということです 沖 縄 の 米 軍 基 地 は 沖 縄 の 人 々の 人 権 を 阻 害 し 人 道 的 な 配 慮 を 無 視 して 建 設 されたもので す ですから 銃 とブルドーザー で 強 制 収 容 したのがいまの 米 軍 基 地 です これは 沖 縄 県 民 の 同 意 は 1 回 もとっておりません 27 年 間 のアメリカの 統 治 の 中 で 勝 手 に 岐 阜 県 等 が 反 対 をしたときに 海 兵 隊 が 沖 縄 に 勝 手 にやって きたわけです そのときに 沖 縄 住 民 の 意 見 は 通 らないわけでございます ですから 銃 と ブルドーザー で 強 制 収 容 したのが 沖 縄 の 米 軍 の 基 地 なのです 最 後 に 申 しあげたいのは オスプレイの 問 題 もそうです われわれ 沖 縄 県 民 には 差 別 という 言 葉 は 意 外 と 素 直 に 入 ります 完 全 に 差 別 を されていたということですし いまでも 多 分 差 別 をされているんだろうということは 素 直 に 入 ります 差 別 までは 許 せるんですけれども いま 一 番 つらいのは 差 別 ではなくて 無 視 さ れているということです 無 視 するからオスプ レイも あんなに 反 対 しても 持 ってくるわけ ですよね 無 視 されることがどれだけつらいことでし ょうか 最 近 は われわれは 人 間 として 扱 われ ていないんだなということです ですから そ ういった 意 味 の 中 において 本 当 にわれわれは 日 本 人 であるのかなということをつくづく 感 じているきょうこのごろでございます ちょっと 言 い 過 ぎた 言 葉 もあったかもしれ ませんけれども これで 私 の 説 明 を 終 わらせて いただきます < 質 疑 応 答 > 司 会 どうもありがとうございました 重 い お 話 だったと 思 います いまのお 話 で 要 する に 沖 縄 に 置 いておく 特 に 海 兵 隊 ですけれども 必 然 性 があるのかという 問 題 提 起 でした 最 近 安 倍 さんなんかが 非 常 に 強 調 するのは 中 国 の 脅 威 です 尖 閣 というものが 沖 縄 の 先 のほうに あって 地 理 的 に 近 いじゃないかと 尖 閣 をめ ぐる 貴 重 から 考 えれば それは 普 天 間 に ある いは 辺 野 古 に 海 兵 隊 がいたほうがいいじゃな いか オスプレイがいたほうがいいじゃないか というような 議 論 というのが 常 にあります 平 良 さん そこら 辺 はどういうふうに 反 論 なさい ますでしょうか 中 国 が 尖 閣 で 強 気 なのは 国 内 向 け 平 良 これは 歴 史 的 に 考 えてみても 今 日 ま で 何 百 年 の 間 中 国 が 尖 閣 にどうこうしたこと はないわけですね 現 実 に 石 垣 に 行 っても 台 湾 だとか そういった 方 々がたくさん 住 んでい ます ですから 実 際 は 脅 威 と 考 えたことは 一 度 もないんです ただ いまの 状 況 の 中 で やはり 日 本 に 対 す る 一 つの 威 嚇 というんでしょうか これが 最 近 非 常 に 激 化 しているということだと 思 います 要 は 尖 閣 というのは 日 本 を 刺 激 しているので はなくて 中 国 のいまの 習 近 平 体 制 の 権 力 集 中 ですか そういった 強 い 中 国 をみせる 意 味 での いわば 威 嚇 部 分 であるのです これにいま 日 本 政 府 がうまいぐあいに 乗 ってしまっていると いうことです 基 本 的 に 無 視 すれば 尖 閣 はい ままで 何 百 年 も 何 事 もなかったわけですから あまりにも 神 経 がそこに 行 っているのではな いか 非 常 に 乗 せられているのではないかとい うような 気 がします 7

ですから 歴 史 を 振 り 返 っても いままでな かったのが なぜいまごろ 起 きるのかというこ とを 考 えたら もうちょっと 対 応 の 仕 方 という のはあるのではなかろうかという 感 じがいた します 司 会 つまり 中 国 の 脅 威 はあまりそこには ないと 平 良 私 は ないとみています 司 会 わかりました ごく 数 名 の 独 立 運 動 質 問 このままだと 沖 縄 独 立 運 動 はますま す 盛 んになるのでしょうか 本 当 にもう 日 本 か ら 離 れたいという 気 持 ちを 沖 縄 県 民 はどの 程 度 持 っていらっしゃるのか 平 良 独 立 運 動 というのは 本 当 にごく 一 部 というか ごく 数 名 という 見 方 のほうが 正 しい のだと 思 っております 沖 縄 が 日 本 となった 一 つ この150 年 の 歴 史 の 中 でも 確 かに 独 立 という 言 葉 もあったかも しれません これは 実 は 本 土 復 帰 前 にも 調 査 さ れて 本 当 の 沖 縄 の 独 立 を 考 えたのは 5% 満 た ないというのが 出 ております いま 現 在 独 立 というのはパーセントに 出 ないぐらいの 意 識 であります ただ 要 はわれわれがいま 先 ほど 申 したよ うに いわば 脅 威 というものを 日 本 の 中 でどの ぐらい 論 じられているのでしょうか 要 するに いま 米 兵 が 来 て 沖 縄 でいろんな 事 件 事 故 を 起 こします いままで6,000 件 以 上 の 事 件 事 故 が 起 きています これは 大 きな 事 件 事 故 も ありますけれども そういうものをなくしたい というのが 沖 縄 の 本 音 でございます そういっ た 意 味 の 中 では 基 地 が 弊 害 になっている 特 に 海 兵 隊 というものは 非 常 に 弊 害 であるとい う 意 識 をみんな 持 っております 大 体 事 件 事 故 を 起 こすのは 海 兵 隊 なんです 空 軍 というのはみんなエリートですから ほと んどそういった 方 はいません ほとんど 事 件 事 故 を 起 こすのは 海 兵 隊 なのです 海 兵 隊 がロ ーテーでいきますよね 沖 縄 には3カ 月 しかい ません みんな 若 い 人 が 高 校 を 卒 業 したてだと か そういった 人 たちが 入 ってきますので 非 常 に 元 気 がございます ですから そういった 人 たちが 事 件 事 故 を 起 こす 沖 縄 の 場 合 海 兵 隊 の 問 題 がなくなれば 沖 縄 の 基 地 問 題 というのは 全 て 解 決 するという ところでございます 沖 縄 が 独 立 するという 運 動 ではないということです あくまでもここの 部 分 の 運 動 だということです ですから 去 年 出 た 建 白 書 の 問 題 では オス プレイは 沖 縄 から 出 ていってほしいというの がございました こんな 危 険 なオスプレイを 沖 縄 に 置 いて 毎 日 上 空 を 飛 んで 低 音 の 音 で いると 本 当 にぞくぞくするんですね われわれ が 聞 いても 音 が 低 音 なんです ドンドンドン ドンとします 非 常 に 脅 威 に 感 じるんですね いつ 落 ちるんじゃないかなと そういった 危 険 なものは 飛 ばさないでくれ というのがあの 建 白 書 の 一 つ それで 普 天 間 飛 行 場 はまちの 中 にあるので 危 険 だから 早 く 出 ていってほしい 出 ていっ てほしいんですけれども 向 こうが 言 うのは 代 替 ですね 代 理 のものをつくりなさいという こと 那 覇 軍 港 も ベトナム 戦 争 が 終 わって いま まで 那 覇 のど 真 ん 中 の 軍 港 が 使 わないんです けれども ずっとあります これを 浦 添 につく ったら 移 るよと 言 っているんです ですから 整 理 縮 小 といいますけど 整 理 縮 小 が 全 くされていないのです 彼 らは 代 替 しな さいということで 日 本 政 府 に 求 めます そのと きに 日 本 政 府 は では 沖 縄 に 代 替 しよう と いう 考 えしかないのです その 代 替 というのは 例 えば 日 本 全 国 どこでもオーケーなんです だ から その 辺 のところ 沖 縄 じゃなきゃいけな いという 理 屈 は 何 もないんですね ですから そういった 部 分 がなかなか 理 解 をされていな い ですから 沖 縄 独 立 なんていうのは ほと 8

んどパーセントは 出 ないと 思 います いまでも 言 っている 方 はごく 数 名 ですね 観 光 で 伸 びる 沖 縄 質 問 沖 縄 の 中 で 観 光 収 入 観 光 業 だけで 沖 縄 経 済 はもつのでしょうか いままで 沖 縄 の 経 済 をみて 沖 縄 は 基 地 がなくなったら 何 の 経 済 で 育 てるのでしょうか まず 一 つは 観 光 で 本 当 に 沖 縄 はどの 程 度 もっているのか もう 一 つは 基 地 がなくなった 後 にどういうふうな 産 業 を 興 して 沖 縄 を 振 興 するか お 聞 きしたい 平 良 いま 観 光 の 話 をしましたけれども 沖 縄 の 経 済 を 考 えますと いま 航 空 のハブ 化 とい うことが 実 はうたわれておりまして いま 宅 急 便 がございます これはヤマトホールディング スがやっています 北 海 道 でとれたカニが 沖 縄 に 夜 中 に 着 きます 3 時 に 乗 せかえをして 香 港 に 飛 びます あるいはシンガポールとか そし たら 朝 の 7 時 の 競 りに 全 部 間 に 合 っているん ですね ですから こういった 物 流 というもの はものすごく 大 きなうねりになっているし こ れがすごく 大 きな 経 済 効 果 になってきていま す それから 那 覇 空 港 の( 新 しい) 滑 走 路 が 2020 年 にはできます そうなりますと そこ に 例 えばアジアのほうから 沖 縄 に 物 が 来 て 沖 縄 から 各 市 町 村 県 に 26 路 線 飛 んでおりま す この 26 路 線 飛 んでいる 地 域 は 沖 縄 だけな んですよ もちろん 東 京 の 羽 田 それから 大 阪 福 岡 は 別 といたしまして 地 方 では 沖 縄 が 26 の 県 に 飛 んでいます そこの 物 産 を 沖 縄 に 運 ん で 夜 中 の 3 時 に 乗 せかえをしてアジアに 持 っ ていく それから アジアのものが 沖 縄 に 届 い て 沖 縄 から 各 地 域 に 行 く こういったルート がもう 確 立 されております これはものすごく 大 きなビジネスにいまなっています 基 本 的 には 全 日 空 さんがいま 一 生 懸 命 ヤマ トホールディングスさんとやっています この 部 分 というのはもっと 効 果 的 に 出 ています そ のための 例 えば 国 際 見 本 市 ができるMICE 事 業 の 拡 充 をしていこうとか そういった 動 き は 実 はどんどんございます ですから 人 と 物 との 交 流 ということで こ ういった 部 分 の 中 で 沖 縄 が 確 実 に 成 長 してい く そのような 形 で 経 済 の 部 分 からは 確 実 に 沖 縄 が 伸 びていくと 思 います 住 みやすい 街 へ 司 会 例 えば 先 ほどご 説 明 がありましたよ うに おもろまち これはアメリカの 住 宅 地 で したよね ここが 資 産 価 値 が 随 分 大 きくなって いる それから 北 谷 はハンビー 飛 行 場 ですか これも174 倍 ぐらいになっていると だとする と 例 えば 普 天 間 の 返 還 があった 後 に どのよ うな 経 済 効 果 が 見 込 めるのか あるいはどうい う 青 写 真 が 描 けるのかというあたりはいかが でしょうか 平 良 普 天 間 に 関 しましては いまいろんな 提 案 が 出 ております もし 返 された 場 合 には こんなことをしたいということを 考 えていま す 要 はいま 北 谷 でも 自 然 に 商 業 都 市 として あるいは 住 宅 あるいはマンションを 含 めての 部 分 の 中 で 自 然 的 にこういう 数 字 に 来 ている のです これは 計 画 をもってということではな くて あくまでもアメリカンビレッジという 一 つの 核 をつくったんですけれども ここに 若 者 が 集 まってきて 商 業 施 設 になってきた そう いったところなので 今 度 マンションができて います 沖 縄 が 唯 一 人 口 が 伸 びております 各 都 道 府 県 で 人 口 が 伸 びているのは 東 京 も もちろん 伸 びておりますけれども 沖 縄 がたし か 一 番 伸 びておりますし そういった 意 味 の 中 では いま 普 天 間 がそのまま 返 されて 自 然 体 で 一 つの 区 画 整 理 をしてやるだけでも これは 資 産 価 値 は 相 当 上 がる 計 算 になると 思 います ここに 何 かの 施 設 を 持 ってくるとかというこ とではないのです あそこは 人 口 密 集 しており ますので そういった 住 みやすいまちづくりだ けでもかなりの 効 果 が 出 てくるということで ございます 質 問 海 兵 隊 の 機 能 とかそういうのはわか 9

っているつもりですが 沖 縄 になくてもいいだ ろうと 思 うんですね ですが アジア 全 体 とか 極 東 で 考 えた 場 合 どこかにまとまった 施 設 が 要 る 海 兵 隊 は おっしゃるように そこを 基 地 というよりは 一 種 の 訓 練 基 地 です いろん な 物 資 を 集 積 しておいて 何 か 一 朝 事 あったと きに そこに 集 積 している 物 資 兵 器 を 持 って いく どこか 紛 争 の 起 きたところに 行 く 広 い 意 味 での 兵 站 及 び 訓 練 基 地 だと 思 うんですね では 率 直 に 言 って 実 際 にどこに どうい うぐあいに 持 っていくのか 実 際 問 題 としてあ れだけ 沖 縄 で 集 積 しているものを 全 て 例 えば 西 日 本 か 九 州 に 持 ってくるというのはなかな か 難 しい 機 能 の 分 化 というか ハワイとかグ アムにある 程 度 物 を 置 いて 沖 縄 の 負 担 をでき るだけ 小 さくする グアムとかハワイにある 程 度 の 集 積 機 能 を 移 して どうしても 必 要 なぎり ぎりのところでの 基 地 というか 訓 練 基 地 なの か 兵 站 基 地 なのかを 沖 縄 に 残 す できるだけ 必 要 最 低 限 の 機 能 を 沖 縄 に 残 す そこまで 沖 縄 の 人 は 嫌 だけど 受 け 入 れる だから 本 土 の どこかにも 受 け 入 れてくれ ということを 政 治 交 渉 として 日 本 政 府 に 要 望 する というような ある 程 度 負 担 を 負 うというような 形 で どこか 決 着 点 をということはあるのでしょうか これは 責 任 ある 官 房 長 官 だったり 総 理 大 臣 だったり 沖 縄 県 知 事 が 考 えることなんでしょ うけれども 沖 縄 の 人 もそこのあたりについて 現 実 的 な 妥 協 案 は 考 えられないんでしょうか 平 良 妥 協 案 というのは 実 はそれぞれにみ んな 全 く 基 地 がなくなるということは 思 って いないです 要 は 基 地 機 能 のいわば 縮 小 化 な んです 縮 小 化 をアメリカ 軍 がのめば あるい は 日 本 の 交 渉 の 中 できちっとやれば この 問 題 というのは 実 は 解 決 されていくわけなんです ね 海 兵 隊 も ご 存 じのように いま 海 兵 隊 の 機 能 そのものが いまの 戦 争 の 形 態 からして 全 く 無 意 味 になってきていますね という 感 じ にアメリカ 側 も 考 えています ですから 陸 軍 の 中 の 海 兵 隊 もあるんですけれども この 予 算 もかなり 削 られてきています ですから 海 兵 隊 の 機 能 そのものが いまア メリカ 軍 の 中 でも 議 論 しているところでござ いますので このあたりをもうちょっとついて いけば ここの 機 能 縮 小 というのは 十 分 にでき るんです ハワイは 受 け 入 れの 意 思 この 間 ハワイへ 行 ってきまして ハワイも いわば 軍 縮 小 の 中 で 約 5,000~6,000 人 ぐら いハワイから 撤 退 をするということでした い まのハワイ 州 知 事 は 沖 縄 の 海 兵 隊 の 部 分 を 受 けようということを 考 えています 現 在 民 間 を 活 用 した 住 居 をつくっているところでござ います それをつくって 受 けようというとこ ろまで 実 は 来 ているところなので ですから 沖 縄 の 海 兵 隊 基 地 の 縮 小 というのは 十 分 に 考 えられる 部 分 なんです 既 得 権 を 主 張 して い ま その 既 得 権 だけの 争 いになっているんです ね だから 普 天 間 がなくなるから 新 しい 基 地 を つくりなさい というだけになっているんです では この 機 能 をどうするんですかということ をもうちょっと 詰 めていくと これは 十 分 にど こかで 転 用 ができる これは 沖 縄 なのか ある いくはどこなのかも 含 めて こういった 部 分 ま で 実 は 議 論 をしていなんじゃないかなという 気 がいたします ハワイとかグアムは 受 け 入 れ 態 勢 万 全 に 来 ているところでございますので 日 本 のほうが 進 んでいないのではないかなと いう 感 じを この 間 ハワイへ 行 って 感 じてき たところでございます ですから 機 能 の 縮 小 というんですか 効 率 ですよね あんなだだっ 広 いところは 要 りませ んよね 効 率 だと 思 うんですけれども この 辺 の 議 論 が 多 分 されていないんじゃないかなと いう 気 がいたします 質 問 平 良 さんは 嘉 手 納 は 撤 去 というか 移 転 しなくてもいいというお 考 えですよね 平 良 嘉 手 納 は 多 分 移 転 しないほうがいい というか 嘉 手 納 は 一 つの 戦 闘 のときにとて 10

も 必 要 な 基 地 キーストーンになると 思 います ので 嘉 手 納 はそのままあったほうがいいと 私 は 思 っています 質 問 そうすると 北 部 訓 練 所 とかを 含 めて 海 兵 隊 を 平 良 北 部 訓 練 所 というのは 実 は 海 兵 隊 し か 使 っていないんですね ですから 嘉 手 納 の 基 地 と ある 辺 の 周 囲 を 整 備 すれば おそらく いまの 抑 止 とか そういったものは 全 てそこで 一 本 でまとめられるものだと 私 は 軍 事 評 論 家 ではないからわかりませんけれども 私 が 感 じているところはそういうところでござい ます 嘉 手 納 統 合 あり 得 る 質 問 嘉 手 納 基 地 への 統 合 というのはどの ようにお 考 えになっているかということが 一 点 です もう 一 点 なんですけれども 県 知 事 選 が 11 月 に 迫 っています 沖 縄 県 政 の 歴 史 の 中 で 今 回 の 県 知 事 選 がどういう 意 味 を 持 つもの とお 考 えでしょうか そしてまた 沖 縄 の 経 済 界 として 今 回 の 県 知 事 選 にどのように 向 き 合 っていくのかをお 聞 かせください 平 良 まず 嘉 手 納 統 合 案 というのは 岡 田 克 也 外 務 大 臣 のときにも 上 がったり 下 がった りしていろいろ 来 ています その 嘉 手 納 の 統 合 案 というのは 3 市 町 村 4 市 町 村 そこのい わば 市 長 が 納 得 するか また 別 問 題 でございま す けれども 嘉 手 納 統 合 案 というのは 現 実 路 線 としてはあり 得 ると 僕 は 思 っています ただ 私 はそれをする 立 場 でもないので も しそうなってまとまった 場 合 は それはありか なという 感 じはいたします これは 実 はいろ いろな 意 見 に 分 かれるところでございます 現 実 路 線 としては 僕 は それが 一 番 おさまる 部 分 かなという 感 じはしております それからもう 一 つは 知 事 選 の 件 でございま すけれども 新 たな 基 地 を 辺 野 古 につくらせて はいけないという 一 点 です ですから そうい った 意 味 の 中 では もし いま 容 認 した 仲 井 真 さんの3 選 があるならば 基 地 建 設 は 進 むとい うことです ですから 多 分 日 本 政 府 は 相 当 な 力 でいまの 知 事 の 3 選 を 願 っていると 僕 はみ ております それに 対 して やはりいま いろんな 動 きが 出 ておりますけれども やっぱりこれは 百 年 の 計 に 値 するという 意 識 を 持 っている 人 がたく さんいるということです 基 地 作 らせない 知 事 を ですから 沖 縄 の 新 たな 基 地 は 絶 対 につくら せないんだという 意 思 というのは かなり 県 民 の 中 では 強 い 意 向 が 多 分 あると 思 います これ は 11 月 の 知 事 選 には 結 論 が 出 ると 思 いますけ れども そういった 意 味 の 中 では この 11 月 の 知 事 選 は 私 は 自 分 の 子 孫 のために 体 を 張 ってでも 基 地 をつくらせない 知 事 を 誕 生 させ たいという 気 持 ちで その 一 点 で 私 はいま 動 い ているところでございます それから 経 済 界 でございます 経 済 界 はも ともと いままでは 沖 縄 の 経 済 の 閉 塞 感 だとか 沖 縄 の 経 済 があまり 発 展 をしない 本 土 並 みに いかない 所 得 も 全 国 最 低 だという 中 で やっ ぱり 経 済 を 振 興 する 知 事 を 誕 生 させたいとい う 思 いで 稲 嶺 さん それから 仲 井 真 さんになっ ていったわけなのです そういった 中 で この 25 年 の 間 に 自 然 に 環 境 が 変 わっていることは 事 実 でございまして その 中 で 経 済 だけを 振 興 するのではなくて 沖 縄 に 安 心 と 安 全 を 求 めることを 考 える 知 事 を 誕 生 させたいと 思 っています 今 回 の 選 挙 では 基 地 は 絶 対 つくらせてはい けないという 支 持 のほうが 高 くなると 僕 は 思 います ですから 経 済 界 の 中 でも 例 えば 米 軍 の 基 地 をつくるというのは 基 地 の 工 事 を 受 ける 方 だけですよね ですから そこの 恩 恵 は 誰 が 被 るんですかという 話 になってしまう いまこう いう 経 済 界 の 中 で 恩 恵 をこうむる 人 たちの 比 率 がどんどん 下 がってきているというのは 事 実 です 以 前 は 多 かったですが いまはだんだ 11

ん 少 なくなってきた 基 本 的 にサービス 業 に 転 化 しているのが 一 番 多 くなってきています 沖 縄 は 約 89%がサービス 産 業 と 言 われて います このサービスに 転 化 している 変 化 です ね それを 考 えてみても やはり 基 地 がないほ うがいいでしょう という 議 論 のほうが 逆 に 優 先 をするということだと 思 っております 司 会 ありがとうございました 平 良 さんの 本 日 の 揮 毫 は 喜 璃 癒 志 (かりゆし) という 字 をいただきました ちょっとこの 意 味 を 平 良 私 の 会 社 名 でもあります かりゆし というのは 沖 縄 の 言 葉 の 中 ですばらしい 言 葉 だなと 思 っています 実 は かりゆし は 自 分 の 社 名 にもいたしました 前 は 登 録 もしないで フリーに 使 わせたわけでございます かり というのは 幸 せとか 皆 さん 幸 せになってくだ さい 縁 起 がいいとか ゆし というのは 寄 ってくるという 意 味 です 幸 せが 寄 ってき ますよ というのが かりゆし という 言 葉 で ございまして 実 は 中 国 の 文 献 などでは か は 喜 ぶという 字 じゃなくて 下 に 加 えるという 字 を 書 いて 嘉 利 用 の 利 に 由 来 の 由 を 書 いて 嘉 利 由 という 三 つ 文 字 になります 言 葉 と 漢 字 のあれがちょっとおかしいんじゃ ないかなということを 実 は 思 いまして ちょっ と 歴 史 家 の 先 生 に 聞 いてみました 平 良 君 字 とか そういったものは 思 いで 読 ませるものだ 歴 史 は 時 の 人 が 決 めるんだよ だから 思 いがあれば この かりゆし とい うのは かり と ゆし があれば 自 分 の 思 いでつくってみたらどうか と 言 われまして あ そんなものなんだと 思 いまして 私 が 喜 び に 瑠 璃 の 璃 癒 し という 字 に 志 す ということで この 四 つ 文 字 をとって 喜 璃 癒 志 という 言 葉 をつくらせていただきまし た 志 して 一 生 を 癒 し 喜 びは 玻 璃 のごとく 輝 く という 意 味 でございます 司 会 ありがとうございました 当 記 者 クラ ブとしても 沖 縄 に 幸 せが 来 るように 祈 ってお ります ( 文 責 編 集 部 ) 12