平成24年度北陸三県共同テストテーマ(石川県案)



Similar documents
積 載 せず かつ 燃 料 冷 却 水 及 び 潤 滑 油 の 全 量 を 搭 載 し 自 動 車 製 作 者 が 定 める 工 具 及 び 付 属 品 (スペアタイヤを 含 む )を 全 て 装 備 した 状 態 をいう この 場 合 に おいて 燃 料 の 全 量 を 搭 載 するとは 燃 料

第 2-2 表 耐 火 構 造 等 に 必 要 な 性 能 に 関 する 技 術 的 基 準 構 造 の 種 類 部 分 火 災 の 種 類 時 間 要 件 1 時 間 を 基 本 とし 建 耐 力 壁 柱 床 はり 屋 根 階 段 耐 火 構 造 ( 令 第 107 条 ) 壁 床 外 壁 屋 根

Microsoft Word 印刷ver 本編最終no1(黒字化) .doc

<4D F736F F D2095CA8E A90DA91B18C9F93A289F1939A8F D8288B3816A5F E646F63>

PowerPoint プレゼンテーション

( 約 9.3ml)を 加 えて 磨 砕 して 粥 状 物 とし それを 10g 採 り メタリン 酸 酢 酸 溶 液 で 100mlに 定 容 した これを 濾 過 後 10ml 採 り 5%メタリン 酸 溶 液 を 20ml 加 えて 試 料 とした これにインドフェノール 試 液 (2,6-ジ

代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

3 保 険 料 ( 掛 金 )を 納 めていること 原 則 として 初 診 日 月 前 々 月 まで 国 民 年 金 加 入 期 間 全 体 うち 3 分 2 以 上 きち んと 納 めている( 保 険 料 免 除 期 間 も 含 む)ことが 必 要 です 現 在 は 特 例 として 初 診 日 が

<8C9A90DD94AD90B696D88DDE939982CC8DC48E918CB989BB82C98AD682B782E98E9696B18EE688B CC FC90B3816A2E786477>

2 テストの 実 施 期 間 平 成 26 年 8 月 ~ 平 成 26 年 10 月 3 テスト 品 コンプレッションウエアを4 銘 柄 として 体 に 圧 着 させるタイプではないス ポーツウエアを1 銘 柄 購 入 しました テスト 品 の 概 要 を 表 1に 示 します 表 1 テスト 品


資料8(第2回水害WG)

住宅改修の手引き(初版)

消 防 庁 危 険 物 保 安 室 殿 ドラム 缶 に 係 る 可 燃 性 蒸 気 対 流 シミュレーション 分 析 業 務 成 果 報 告 書 2013 年 1 月 アドバンスソフト 株 式 会 社

JTCCM製品認証審査要綱

4 調 査 の 対 話 内 容 (1) 調 査 対 象 財 産 の 土 地 建 物 等 を 活 用 して 展 開 できる 事 業 のアイディアをお 聞 かせく ださい 事 業 アイディアには, 次 の 可 能 性 も 含 めて 提 案 をお 願 いします ア 地 域 の 活 性 化 と 様 々な 世

大規模特殊災害時における広域航空消防応援実施細目

(1)1オールゼロ 記 録 ケース 厚 生 年 金 期 間 A B 及 びCに 係 る 旧 厚 生 年 金 保 険 法 の 老 齢 年 金 ( 以 下 旧 厚 老 という )の 受 給 者 に 時 効 特 例 法 施 行 後 厚 生 年 金 期 間 Dが 判 明 した Bは 事 業 所 記 号 が

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

<4D F736F F D2095BD90AC E D738FEE816A939A905C91E D862E646F63>

6. 特 記 事 項 (1) 東 芝 ホームアプライアンス 株 式 会 社 が 輸 入 した 電 気 掃 除 機 について ( 管 理 番 号 A )( 経 済 産 業 省 と 同 時 公 表 ) 1 事 故 事 象 について 東 芝 ホームアプライアンス 株 式 会 社 が 輸

_si00421

(Microsoft Word - \220V\227v\215j\221S\225\266.DOC)

入札公告 次 の と お り 一 般 競 争 入 札 に 付 し ま す 平 成 2 6 年 7 月 2 4 日 経 理 責 任 者 独 立 行 政 法 人 国 立 病 院 機 構 兵 庫 青 野 原 病 院 長 栗 栖 茂 調 達 機 関 番 号 所 在 地 番 号 2 8 第 0 9

平成24年度 業務概況書

(Microsoft Word - \221\346\202P\202U\201@\214i\212\317.doc)

CFW1000_TG-F991-7.indd

(Microsoft PowerPoint \213\306\213\226\211\302\215X\220V\220\340\226\276\211\357\201i3\201j)

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

(2) 特 別 障 害 給 付 金 国 民 年 金 に 任 意 加 入 していなかったことにより 障 害 基 礎 年 金 等 を 受 給 していない 障 がい 者 の 方 に 対 し 福 祉 的 措 置 として 給 付 金 の 支 給 を 行 う 制 度 です 支 給 対 象 者 平 成 3 年 3

航空隊等の内部組織に関する達

<4D F736F F D208DE3905F8D8291AC8B5A8CA48A948EAE89EF8ED0208BC696B18BA492CA8E64976C8F BD90AC E378C8E89FC92F994C5816A>

Microsoft Word - h doc

<4D F736F F D C689D789B582B581698AAE90AC92CA926D816A2E646F63>

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63>

<4D F736F F D208C6F D F815B90A BC914F82CC91CE899E8FF38BB582C982C282A282C42E646F63>

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

入札公告 次 の と お り 一 般 競 争 入 札 に 付 し ま す 平 成 2 4 年 6 月 1 1 日 経 理 責 任 者 独 立 行 政 法 人 国 立 病 院 機 構 東 京 医 療 セ ン タ ー 院 長 松 本 純 夫 調 達 機 関 番 号 所 在 地 番 号 1 3

資料3 家電エコポイント制度の政策効果等について


入札公告 次 の と お り 一 般 競 争 入 札 に 付 し ま す 平 成 2 7 年 7 月 1 6 日 経 理 責 任 者 独 立 行 政 法 人 国 立 病 院 機 構 富 山 病 院 長 嶋 大 二 郎 調 達 機 関 番 号 所 在 地 番 号 1 6 第

第 3 四 半 期 運 用 状 況 の 概 要 第 3 四 半 期 末 の 運 用 資 産 額 は 2,976 億 円 となりました 第 3 四 半 期 の 修 正 総 合 収 益 率 ( 期 間 率 )は +1.79%となりました なお 実 現 収 益 率 は +0.67%です 第 3 四 半 期

国 税 通 則 法 の 見 直 しについて(23 年 度 改 正 ) 税 務 調 査 手 続 の 明 確 化 更 正 の 請 求 期 間 の 延 長 処 分 の 理 由 附 記 等 国 税 通 則 法 の 大 幅 な 見 直 しを 実 施 主 な 改 正 事 項 1. 税 務 調 査 手 続 ( 平

目 改 正 項 目 軽 自 動 車 率 の 引 上 げ 〇 国 及 び 地 方 を 通 じた 自 動 車 関 連 制 の 見 直 しに 伴 い 軽 自 動 車 の 標 準 率 が 次 のとおり 引 き 上 げられます 車 種 区 分 引 上 げ 幅 50cc 以 下 1,000 円 2,000 円

ができます 4. 対 象 取 引 の 範 囲 第 1 項 のポイント 付 与 の 具 体 的 な 条 件 対 象 取 引 自 体 の 条 件 は 各 加 盟 店 が 定 めます 5.ポイントサービスの 利 用 終 了 その 他 いかなる 理 由 によっても 付 与 されたポイントを 換 金 すること

平 成 27 年 11 月 ~ 平 成 28 年 4 月 に 公 開 の 対 象 となった 専 門 協 議 等 における 各 専 門 委 員 等 の 寄 附 金 契 約 金 等 の 受 取 状 況 審 査 ( 別 紙 ) 専 門 協 議 等 の 件 数 専 門 委 員 数 500 万 円 超 の 受

<4D F736F F D2095BD90AC E937890C590A789FC90B382CC8EE582C893E09765>

Microsoft Word - 16 育児休業手当金(16ikukyuu.pdf)最終版

Microsoft Word - 19年度(行情)答申第076号.doc

T T VWAPギャランティ 取 引 とは T T VWAPギャランティ 取 引 とは これまでの 成 行 や 指 値 とは 異 なる 東 海 東 京 証 券 が 提 供 する 新 しい 形 の 売 買 方 法 です その 方 法 とは 1 金 融 商 品 取 引 所 ( 以 下 取 引 所 )に

第 40 回 中 央 近 代 化 基 金 補 完 融 資 推 薦 申 込 み 公 募 要 綱 1 公 募 推 薦 総 枠 30 億 円 一 般 物 流 効 率 化 促 進 中 小 企 業 高 度 化 資 金 貸 付 対 象 事 業 の 合 計 枠 2 公 募 期 間 平 成 28 年 6 月 20

[2] 控 除 限 度 額 繰 越 欠 損 金 を 有 する 法 人 において 欠 損 金 発 生 事 業 年 度 の 翌 事 業 年 度 以 後 の 欠 損 金 の 繰 越 控 除 にあ たっては 平 成 27 年 度 税 制 改 正 により 次 ページ 以 降 で 解 説 する の 特 例 (

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 135, , , , , ,600

〔自 衛 隊〕

Taro-入札公告官報掲載(あきた清

(Microsoft Word - \220\340\226\276\217\221.doc)

工 事 名 能 代 南 中 学 校 体 育 館 非 構 造 部 材 耐 震 改 修 工 事 ( 建 築 主 体 工 事 ) 入 札 スケジュール 手 続 等 期 間 期 日 期 限 等 手 続 きの 方 法 等 1 設 計 図 書 等 の 閲 覧 貸 出 平 成 28 年 5 月 24 日 ( 火

一般競争入札について

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

疑わしい取引の参考事例

(2) 支 状 況 保 育 所 ( 定 員 60 人 以 上 ) 支 状 況 は 次 とおりです 1 総 入 構 成 比 は 割 合 が88.1% 活 動 外 入 が2.1% 特 別 入 が9.8%でした 2 構 成 比 は 運 営 費 入 が80.1% 経 常 経 費 補 助 金 入 が17.8%

銘柄No

6. 共 有 等 に 係 る 固 定 資 産 の 判 定 3 共 有 に 係 る 固 定 資 産 については それぞれの 共 有 者 が 他 に 固 定 資 産 を 所 有 している 場 合 であっても その 資 産 とは 別 個 に 共 有 されている 固 定 資 産 を 別 の 人 格 が 所

目 次 表 紙... 1 目 次... 2 改 訂 記 録 目 的 対 象 製 造 部 門 品 質 部 門 組 織 PET 薬 剤 製 造 施 設 ( 施 設 長 )の 責 務 製 造 管 理 者 の 責 務... 7

<4D F736F F D203193FA8AD45F95CA8E86325F89898F4B315F94F093EF8AA98D AD97DF914F82CC8FEE95F182CC8EFB8F C28E8B89BB2E646F63>

<4D F736F F D F93878CA797708F4390B3816A819A95CA8B4C976C8EAE91E682538B4C8DDA97E12E646F6378>

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

Microsoft Word - 不正アクセス行為の禁止等に関する法律等に基づく公安

長崎市民間建築物耐震化推進事業の概要

敷 金 保 証 金 投 資 有 価 証 券 子 会 社 株 式 関 連 会 社 株 式 ( 負 債 の 部 ) 科 目 大 科 目 中 科 目 流 動 負 債 固 定 負 債 ( 正 味 財 産 の 部 ) 基 金 科 支 払 手 形 未 払 金 前 受 金 預 り 金 短 期 借 入 金 1 年

別記

03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

<91E682548FCD91E DF F323731>

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

平成17年度高知県県産材利用推進事業費補助金交付要綱

慶應義塾利益相反対処規程

2 県 公 立 高 校 の 合 格 者 は このように 決 まる (1) 選 抜 の 仕 組 み 選 抜 の 資 料 選 抜 の 資 料 は 主 に 下 記 の3つがあり 全 高 校 で 使 用 する 共 通 の ものと 高 校 ごとに 決 めるものとがあります 1 学 力 検 査 ( 国 語 数

工 事 名 渟 城 西 小 学 校 体 育 館 非 構 造 部 材 耐 震 改 修 工 事 ( 建 築 主 体 工 事 ) 入 札 スケジュール 手 続 等 期 間 期 日 期 限 等 手 続 きの 方 法 等 1 設 計 図 書 等 の 閲 覧 貸 出 平 成 28 年 2 月 23 日 ( 火

<4D F736F F D A6D92E894C5817A30318F5A91EE838D815B839392CA926D95B62E646F6378>

サービス説明書 - STP 10000TLEE-JP-10 / STP 10000TLEE-JP-11 / STP 20000TLEE-JP-11 / STP 25000TL-JP-30

公募

1 物品管理の内部統制について

所令要綱

< F2D819B92CA926D E9693E A2E6A7464>

<4D F736F F D AC90D1955D92E CC82CC895E DD8C D2816A2E646F63>

入札公告 次 の と お り 一 般 競 争 入 札 に 付 し ま す 平 成 2 5 年 1 1 月 1 3 日 経 理 責 任 者 独 立 行 政 法 人 国 立 病 院 機 構 三 重 中 央 医 療 セ ン タ ー 院 長 森 本 保 調 達 機 関 番 号 所 在 地 番 号

(6) Qualification for participating in the tendering procedu

1. 決 算 の 概 要 法 人 全 体 として 2,459 億 円 の 当 期 総 利 益 を 計 上 し 末 をもって 繰 越 欠 損 金 を 解 消 しています ( : 当 期 総 利 益 2,092 億 円 ) 中 期 計 画 における 収 支 改 善 項 目 に 関 して ( : 繰 越

Taro-入札公告(病院情報システム)

<8BB388F58F5A91EE82A082E895FB8AEE967B95FB906A>

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

1-3 用 語 の 定 義 本 ガイドラインで 用 いる 用 語 の 定 義 は 以 下 のとおりとする (1) 審 査 とは 技 術 的 審 査 における 一 次 エネルギー 消 費 量 の 計 算 等 に 用 いる 設 備 機 器 の 性 能 が それぞれの 設 備 機 器 の 準 拠 規 格

Microsoft Word - 建築基準法第42条第2項道路後退整備のあらまし

3. 選 任 固 定 資 産 評 価 員 は 固 定 資 産 の 評 価 に 関 する 知 識 及 び 経 験 を 有 する 者 のうちから 市 町 村 長 が 当 該 市 町 村 の 議 会 の 同 意 を 得 て 選 任 する 二 以 上 の 市 町 村 の 長 は 当 該 市 町 村 の 議

柔 道 整 復 師 の 施 術 料 金 の 算 定 方 法 ( 平 成 22 年 6 月 1 日 改 正 ) 柔 道 整 復 師 の 施 術 に 係 る 費 用 の 額 は 次 に 定 める 額 により 算 定 するものとする 1 初 検 往 療 及 び 再 検 初 検 料 初 検 時 相 談 支

Taro-00 入札公告(電話交換)H29

< F2D91E F18BDF91E389BB955C8E D8E9689EF2E>

表紙

Transcription:

シリコーン 製 調 理 器 具 の 表 示 や 安 全 性 等 をテストしました 電 子 レンジで 手 軽 に 蒸 し 物 などができるシリコーン 製 調 理 器 具 は 高 い 耐 熱 性 やファッション 性 が 注 目 され 店 頭 には 色 鮮 やかな 製 品 が 並 んでいます その 一 方 で 調 理 中 に 発 煙 発 火 した 事 例 や 材 質 の 安 全 性 を 問 う 相 談 も 寄 せられています そこで 北 陸 三 県 ( 富 山 県 石 川 県 福 井 県 )の 消 費 生 活 ( 支 援 )センターでは 表 示 安 全 性 使 用 性 等 のテストを 共 同 で 実 施 しましたので お 知 らせします 詳 細 についてはテスト 結 果 ( 概 要 )をご 覧 ください 1 テスト 対 象 品 シリコーン 製 調 理 器 具 (ふた 付 き 容 器 )10 銘 柄 2 テスト 期 間 平 成 24 年 11 月 ~ 平 成 25 年 3 月 3 主 なテスト 結 果 (1) 表 示 事 項 テスト 対 象 品 原 料 樹 脂 の 名 称 取 扱 い 上 の 注 意 事 項 等 が 銘 柄 により 異 なっており 消 費 者 にとって 比 較 検 討 が 困 難 な 状 況 にある 少 なくとも 安 全 性 や 取 扱 いの 基 本 に 関 わる 事 項 については 統 一 した 表 現 にすることが 望 ましい (2) 安 全 性 全 銘 柄 とも 有 害 物 質 (ホルムアルデヒド 重 金 属 ) 溶 出 試 験 の 規 格 基 準 を 満 たしており 安 全 性 に 問 題 なかった (3) 耐 熱 性 全 銘 柄 とも 表 示 どおりの 耐 熱 温 度 では 熱 による 変 形 がなく 耐 熱 性 に 問 題 はなかった 4 消 費 者 へのアドバイス (1) 柔 らかい 素 材 であり 熱 い 食 材 を 入 れた 状 態 で 持 ち 運 びをするため 持 ち 手 がしっかりして 安 定 感 のあるものを 選 びましょう (2) 電 子 レンジおよび 電 気 オーブン 専 用 の 調 理 器 具 であり 直 火 オーブントースター 等 には 使 用 で きません (3) 食 材 の 色 や 臭 いが 付 着 しやすい 性 質 があることを 納 得 の 上 で 購 入 しましょう (4) 容 器 が 劣 化 したり 燃 えだす 恐 れがあるので 空 のままや 油 のみでの 加 熱 はしないでください ま た 水 分 が 少 ない 食 材 の 場 合 は 水 を 加 える 少 量 の 食 材 の 場 合 は 加 熱 時 間 を 短 めにする 等 の 工 夫 を しましょう (5) 電 気 オーブンで 使 用 する 場 合 は 耐 熱 温 度 以 上 にならないよう 気 を 付 けましょう (6) 加 熱 後 の 持 ち 運 びはミトンやふきん 等 を 使 い 蓋 をあける 際 は 蒸 気 に 気 を 付 けましょう シリコーン 製 調 理 器 具 のテスト 結 果 ( 概 要 ) 添 付

シリコーン 製 調 理 器 具 (ふた 付 き 容 器 )のテスト 結 果 ( 概 要 ) 1 目 的 電 子 レンジで 手 軽 に 蒸 し 物 などができるシリコーン 製 調 理 器 具 (ふた 付 き 容 器 )は 高 い 耐 熱 性 やファ ッション 性 が 注 目 され 店 頭 には 色 鮮 やかな 製 品 が 並 んでいる 一 方 で 調 理 中 に 発 煙 発 火 した 事 例 や 材 質 の 安 全 性 を 問 う 相 談 が 寄 せられていることから 北 陸 三 県 ( 富 山 県 石 川 県 福 井 県 )の 消 費 生 活 ( 支 援 )センターが 共 同 で 表 示 安 全 性 使 用 性 等 のテス トを 実 施 し 購 入 時 や 使 用 時 の 留 意 点 について 情 報 提 供 する 2 テスト 対 象 品 北 陸 三 県 の 百 貨 店 ホームセンター 100 円 ショップ 等 の 店 舗 で 購 入 した 10 銘 柄 購 入 価 格 は 105 円 ~2,940 円 の 範 囲 で 平 均 1,475 円 No.1 No.2 No.3 No.4 No.5 No. No.6 No.7 No.8 No.9 No.10 原 料 樹 脂 名 耐 熱 温 度 ( ) 表 テスト 対 象 品 の 表 示 等 一 覧 ( 順 不 同 ) 容 量 (ml) 生 産 国 レシピ 添 付 使 用 可 能 機 器 の 表 示 使 用 不 可 機 器 の 表 示 1 シリコーンゴム 220 800 中 国 有 有 有 2 シリコーンゴム 230 - 中 国 有 有 有 3 シリコン 260 - スペイン 有 有 有 4 シリコンゴム 220 750 中 国 有 有 有 5 シリコーン 240 950 中 国 有 有 有 6 シリコーン 樹 脂 270 - 中 国 有 有 有 7 シリコン 樹 脂 230 650 中 国 有 有 有 8 シリコン 樹 脂 270 1,000 中 国 有 有 有 9 シリコンラバー 230 - 中 国 無 無 有 10 シリコーン 樹 脂 220 360 中 国 無 有 有 3 テスト 期 間 平 成 24 年 11 月 ~ 平 成 25 年 3 月 4 テスト 項 目 および 方 法 家 庭 用 品 品 質 表 示 法 合 成 樹 脂 品 質 加 工 品 表 示 規 程 ( 以 下 表 示 規 程 という ) 食 品 衛 生 法 食 品 添 加 物 等 の 規 格 基 準 ( 以 下 規 格 基 準 という )および 日 本 工 業 規 格 プラスチック 製 食 器 類 の 耐 熱 性 試 験 ( 以 下 JIS という ) 等 に 準 じ または 参 考 にして 表 示 事 項 等 構 造 等 を 確 認 し さら に 材 質 および 主 要 元 素 判 別 試 験 溶 出 試 験 (ホルムアルデヒド 重 金 属 ) 耐 熱 性 試 験 使 用 性 テスト ( 調 理 誤 使 用 ) 等 を 行 った

5 テスト 結 果 (1) 表 示 事 項 等 全 銘 柄 が 表 示 規 程 ( 食 事 用 食 卓 用 又 は 台 所 の 器 具 のうち 容 量 表 示 を 必 要 としない 容 器 ) の 対 象 とみなして 原 料 樹 脂 耐 熱 温 度 取 扱 上 の 注 意 表 示 者 名 および 連 絡 先 を 確 認 した 結 果 全 銘 柄 が 表 示 規 程 を 満 たしていた このほか 任 意 の 表 示 事 項 等 では 全 銘 柄 で 耐 冷 温 度 や 生 産 国 使 用 不 可 機 器 の 表 示 があり 多 く の 銘 柄 で 容 量 や 寸 法 使 用 可 能 機 器 の 表 示 レシピの 添 付 があった 以 下 に 表 示 事 項 等 の 内 容 で 商 品 選 択 の 参 考 になる 点 等 を 記 載 する 1 原 料 樹 脂 の 表 示 シリコーン 樹 脂 シリコーンゴム 等 と 様 々な 名 称 で 表 示 されていた これは 表 示 規 程 の 対 象 と なる 原 料 樹 脂 の 明 確 な 判 断 基 準 がないことが 起 因 していると 思 われる 所 管 行 政 庁 では 原 料 樹 脂 名 を ~ 樹 脂 と 表 示 する 場 合 は 表 示 規 程 の 対 象 とするが それ 以 外 の 表 示 ( ~ゴム 等 )をす る 場 合 については 対 象 としていないものと 考 えられる 2 耐 熱 温 度 の 表 示 表 に 示 すとおり 220 ~270 と 銘 柄 間 で 50 の 差 があり 商 品 選 択 の 際 目 安 になると 思 われ る 3 取 扱 い 上 の 注 意 の 表 示 加 熱 後 は 高 温 になっているため やけどに 注 意 する 食 材 からの 色 移 りがある 使 用 前 または 使 用 の 際 は 洗 剤 でよく 洗 う 旨 は 全 銘 柄 に 記 載 されていた また シリコーン 特 有 の 臭 いを 感 じる 場 合 があるが 使 用 しても 問 題 がない 旨 が9 銘 柄 鋭 利 な 調 理 器 具 等 で 傷 をつけない 旨 が8 銘 柄 シリコーン 臭 または 食 材 から 付 着 した 臭 いの 消 し 方 スチールたわし 磨 き 粉 は 使 用 しない 旨 が6 銘 柄 水 分 が 少 ない 食 材 の 場 合 は 水 を 加 え る 油 分 の 多 い 食 材 や 少 なめの 食 材 を 調 理 する 場 合 は 加 熱 時 間 を 短 めにする 等 の 工 夫 をする 旨 が5 銘 柄 に 記 載 されていた そのほか 変 色 等 の 原 因 になるので 食 材 を 入 れたまま 長 時 間 放 置 しない 空 のままや 油 のみ での 加 熱 はしない 食 品 の 臭 いが 付 着 することがある 劣 化 や 変 色 の 原 因 となるため 漂 白 剤 は 使 用 しない 色 移 り 臭 い 等 の 消 し 方 の 方 法 として 薄 めた 漂 白 剤 に 浸 す 旨 等 が 記 載 さ れていた 以 上 のように 銘 柄 によって 多 種 多 様 であり 少 なくとも 安 全 性 や 取 扱 いの 基 本 に 関 わる 注 意 事 項 については 統 一 した 表 現 が 望 ましいと 考 える 4 使 用 可 能 機 器 および 使 用 不 可 機 器 の 表 示 ( 任 意 表 示 ) 使 用 可 能 機 器 の 表 示 は9 銘 柄 にみられ そのうち 電 子 レンジおよびオーブンが 全 銘 柄 食 器 洗 浄 機 が8 銘 柄 冷 蔵 庫 が2 銘 柄 冷 凍 庫 が2 銘 柄 あった また 使 用 不 可 機 器 の 表 示 は 全 銘 柄 にみられ オーブントースターおよび 直 火 が 10 銘 柄 IH クッキングヒーター ガスオーブンおよびオーブンレンジグリル 機 能 が3 銘 柄 スチームオーブン が2 銘 柄 であった 5レシピ( 調 理 法 ) レシピ 付 きのものが8 銘 柄 あり 電 子 レンジを 使 用 する 場 合 レシピのW(ワット) 数 が 500W のものが3 銘 柄 500Wおよび 600Wのものが2 銘 柄 600Wのものが2 銘 柄 500Wおよび 1,000W のものが1 銘 柄 あった また そのうちの6 銘 柄 でW 数 と 調 理 時 間 の 換 算 表 が 付 いており これは 調 理 の 際 に 参 考 になる と 思 われた

(2) 構 造 等 ( 寸 法 厚 み 容 量 および 重 量 ) 寸 法 および 実 容 量 を 測 定 したところ 表 示 のあった6 銘 柄 については 表 示 との 差 は 概 ね±5% 以 内 であった 全 銘 柄 の 厚 みは 1.4~4.1mm の 範 囲 であり 厚 みと 耐 熱 温 度 とに 相 関 性 は 見 られなかった 重 量 は 66.1~385.5g の 範 囲 であった (3) 材 質 および 主 要 元 素 判 別 試 験 1 材 質 判 別 本 体 ふた 部 分 付 属 のトレイをスペクトル( 波 形 ) 分 析 した 結 果 全 銘 柄 とも 右 図 上 のグラフに 示 すスペク トルが 得 られ 右 図 下 のグラフに 示 すシリコーン 標 準 品 スペクトルと 一 致 した 2 主 要 元 素 判 別 シリコーンの 主 要 元 素 である ケイ 素 (Si) 炭 素 (C) 酸 素 (O)が 検 出 された テスト 対 象 品 シリコーン 標 準 品 (4) 溶 出 試 験 (ホルムアルデヒドおよび 重 金 属 ) 食 品 衛 生 法 で 規 制 されているホルムアルデヒドおよび 図 FTIR でのスペクトル 分 析 重 金 属 について 規 格 基 準 に 定 める 試 験 方 法 に 準 じ 溶 出 (FTIR:フーリエ 変 換 赤 外 線 分 光 光 度 計 ) 試 験 を 行 った ホルムアルデヒドは 浸 出 条 件 の 水 95 で 30 分 保 ち その 浸 出 液 を 測 定 した 結 果 全 銘 柄 とも 陰 性 ( 検 出 限 界 4μg/mL 未 満 )であり 重 金 属 は 浸 出 条 件 の4% 酢 酸 水 溶 液 95 で 30 分 保 ち そ の 浸 出 液 を 測 定 した 結 果 全 銘 柄 とも 1μg/mL 以 下 であり 規 格 基 準 を 満 たしていた (5) 耐 熱 性 試 験 JIS に 定 める 試 験 方 法 に 準 じ 表 示 耐 熱 温 度 ±2 に 調 整 した 恒 温 槽 に 入 れて 1 時 間 保 持 した 後 取 り 出 し 常 温 で 30 分 間 放 冷 後 異 常 の 有 無 を 目 視 によって 調 べた 一 部 の 銘 柄 (No.1 No.6)で 若 干 の 色 変 化 があったが 全 銘 柄 とも 形 状 の 変 化 はなく JIS を 満 た していた (6) 使 用 性 テスト 1 調 理 テスト 電 子 レンジ 500Wで 加 熱 料 理 ( 人 参 トマトソースをそれぞれ 100g 入 れ 2 分 30 秒 間 加 熱 )およ び 油 料 理 ( 人 参 100g にバター10g を 入 れ 4 分 間 加 熱 )をした 後 本 体 付 属 の 半 透 明 および 白 色 トレ イに 野 菜 の 色 素 がわずかに 付 着 し 全 銘 柄 ともわずかな 臭 いが 残 った また 持 ち 手 がしっかりしており 比 較 的 容 器 に 安 定 感 があるものが2 銘 柄 (No.2 No.4)あっ た 2 誤 使 用 テスト 参 考 として 水 を 加 えない 少 量 の 材 料 で 電 子 レンジの 最 大 出 力 で 加 熱 した 場 合 の 変 化 を 観 察 した 加 熱 条 件 は 1の 調 理 テストで 使 用 した 人 参 23g をシリコーン 製 調 理 器 具 (テスト 対 象 品 とは 別 銘 柄 )に 入 れ 水 の 添 加 なしの 状 態 で 800Wにて 加 熱 した この 結 果 加 熱 後 2 分 52 秒 で 人 参 が 発 火 し 加 熱 後 3 分 12 秒 で 当 該 調 理 器 具 に 燃 え 移 った 以 上 のことから シリコーンのように 比 較 的 耐 熱 性 が 高 い 樹 脂 でも 誤 使 用 により 発 火 破 損 に 至 ることがあることを 承 知 しておくことが 大 切 である

6 消 費 者 へのアドバイス テスト 結 果 から 消 費 者 が 購 入 時 や 使 用 時 に 注 意 する 主 な 点 は 以 下 のとおりであった (1) 購 入 時 の 注 意 点 1 銘 柄 によって 耐 熱 温 度 や 形 状 などに 違 いがあるため 目 的 に 合 ったものを 表 示 等 でよく 確 かめてか ら 選 ぶ 2 シリコーンは 柔 らかい 素 材 であり 熱 い 食 材 を 入 れた 状 態 で 持 ち 運 びする 場 合 内 容 物 がこぼれや すいため 持 ち 手 がしっかりして 安 定 感 のあるものを 選 ぶ 3 電 子 レンジや 電 気 オーブン 専 用 の 調 理 器 具 であり 直 火 やオーブントースター グリル 機 能 等 には 使 用 できない ( 具 体 的 な 使 用 不 可 の 機 器 は 取 扱 説 明 書 等 で 確 認 する ) 4 シリコーンは 食 材 の 色 や 臭 いが 付 着 しやすい 性 質 がある ( 容 器 の 色 が 薄 いものや 透 明 のものほど 食 材 の 色 移 りが 目 立 つ 傾 向 にある ) 5 電 子 レンジのW 数 と 調 理 時 間 の 換 算 表 付 きのレシビがあると 調 理 時 に 参 考 になる (2) 使 用 時 の 注 意 点 1 容 器 が 劣 化 したり 燃 え 出 すおそれがあるため 空 のままや 油 のみでの 加 熱 はしない また 水 分 が 少 ない 食 材 の 場 合 は 水 を 加 える 油 分 の 多 い 食 材 や 少 なめの 食 材 を 調 理 する 場 合 は 加 熱 時 間 を 短 めにする 等 の 工 夫 をする 2 電 気 オーブンで 使 用 する 場 合 は 耐 熱 温 度 以 上 にならないよう 気 を 付 ける 3 加 熱 後 の 持 ち 運 びは ミトンやふきん 等 を 使 い ふたを 開 ける 際 は 蒸 気 に 気 を 付 ける 4 シリコーンは 柔 らかく 傷 つきやすいため スチールたわしや 磨 き 粉 で 洗 わない 5 食 材 を 入 れたまま 長 時 間 放 置 すると 臭 いや 色 移 り 等 の 原 因 になるため 気 を 付 ける 7 その 他 家 庭 用 品 品 質 表 示 法 における 表 示 規 定 では シリコーン 製 調 理 器 具 の 統 一 した 指 定 用 語 等 が 定 めら れていないと 思 われるため 原 料 樹 脂 の 表 示 が シリコーン 樹 脂 シリコーンゴム シリコン など 様 々だった また 耐 熱 温 度 も 220 ~270 と 幅 があり 取 扱 い 上 の 注 意 事 項 が 銘 柄 により 異 な っていた このため 同 法 の 見 直 しや 関 係 業 界 でガイドライン 等 を 示 すことが 望 まれる < 参 考 > シリコーン 樹 脂 とシリコーンゴムについて -シリコーン 工 業 会 HPより- シリコーン 樹 脂 とは シロキサン 単 位 1 を 繰 り 返 し 単 位 とするシリコーンポリ マーの 総 称 である シリコーンオイル シリコーンワニス シリコーンゴムなどのシ リコーンポリマーが 全 て 含 まれる シリコーンゴムは 室 温 でゴム 弾 性 を 有 するエラストマー 2 であり そのため 食 品 に 接 触 する 市 販 のシリコーン 製 品 は シリコーン 樹 脂 と 表 記 されているものも 含 めて いずれもシリコーンゴム 製 品 であり 食 品 衛 生 法 では ゴム に 分 類 される 1 シロキサン 単 位 2 ゴム 状 の 弾 力 性 を 有 する 工 業 用 材 料 の 総 称