宅 建 ガイダンスレジュメ 目 次 1. 今 年 の 宅 建 試 験 はこう 変 わる! 2. 今 年 の 宅 建 試 験 には ここが 出 題 される! 3. 今 年 はこのように 勉 強 すれば 合 格 できる! 資 格 と 教 養 のスクール フォーサイト < 通 信 講 座 事 務 局 > 456-0046 名 古 屋 市 熱 田 区 木 之 免 町 1102 TEL 052-671-6666 FAX 052-682-0204 <お 茶 の 水 校 > 101-0052 東 京 都 千 代 田 区 神 田 小 川 町 2-12-14 晴 花 ビル2F TEL 03-5281-8777 FAX 03-5281-8755
1 今 年 の 宅 建 試 験 はこう 変 わる! - 出 願 人 数 合 格 率 および 合 格 ライン- 1 こう 変 わる! 出 願 人 数! まず 次 の 表 をご 覧 ください 表 1 年 度 申 込 者 数 ( 人 ) 受 験 者 数 ( 人 ) 合 格 者 数 ( 人 ) 合 格 基 準 点 91 348,008 280,779 39,181 34 点 92 282,806 223,700 35,733 32 点 93 242,212 195,777 28,138 33 点 94 248,074 201,542 30,500 33 点 95 249,678 202,589 28,124 28 点 96 244,915 197,168 29,065 32 点 97 234,175 190,131 26,835 34 点 98 224,822 179,713 24,930 30 点 99 222,913 178,384 28,277 30 点 00 210,465 168,094 25,928 30 点 01 204,629 165,104 25,203 34 点 02 209,672 169,657 29,423 36 点 03 210,182 169,625 25,942 35 点 04 216,830 173,457 27,639 32 点 05 226,665 181,880 31,520 33 点 90 年 まで 出 願 人 数 が 異 常 に 増 加 していましたが 91 年 より 激 減 しました 原 因 は ご 承 知 のとおり バブル 崩 壊 による 不 動 産 不 況 です しかし 94 年 より 受 験 者 数 がわずかに 増 加 に 転 じました これは 景 気 がわずかずつ ですが 回 復 しつつあったためです ところが 96 年 より 再 び 減 少 に 転 じました これは 平 成 不 況 のためです 受 験 願 書 の 提 出 が 郵 送 でもできるようになったため 若 干 受 験 者 が 増 加 しました 今 年 の 景 気 もあいかわらずの 状 況 ゆえ 昨 年 並 みの 受 験 者 数 ではないかと 考 えています 1
2こう 変 わる! 合 格 率 合 格 ライン! ここでも まず 次 の 表 をご 覧 ください 表 2 年 度 合 格 率 88 16.8% 94 15.1% 00 15.4% 83 13.2% 89 14.9% 95 13.9% 01 15.3% 84 16.0% 90 12.9% 96 14.7% 02 17.3% 85 15.5% 91 14.0% 97 14.1% 03 15.3% 86 16.6% 92 16.0% 98 13.9% 04 15.9% 87 19.0% 93 14.4% 99 15.9% 05 17.3% 以 上 の 表 から 考 えてみると 合 格 率 はだいたい13%~20%の 間 で 次 のように 決 定 されるものと 考 えられます 表 3 合 格 率 % 20% 13% 33 34 35 36 37 38 得 点 ( 点 ) つまり 合 格 率 が 13%~20%の 間 にくるところの 得 点 を 合 格 ラインとするので す たとえば 表 3のような 場 合 合 格 率 13%~20%の 間 には 34 点 と35 点 が 該 当 するので このどちらかが 合 格 ラインとされます そして このように 該 当 合 格 ラインが2 点 ある 場 合 には 会 議 で 決 定 されるようです それゆえ 合 格 ラインは 試 験 終 了 後 になされる 成 績 のコンピューター 処 理 後 に 判 明 しますが いずれにしても 合 格 率 自 体 は 今 年 もあまり 変 化 はないと 考 えられます 2
3 こう 変 わる! 実 質 的 合 格 ライン! では 実 質 的 合 格 ラインはどうか? つまり 今 年 の 宅 建 試 験 は 難 しくなるのか? ここで 昨 年 の 宅 建 試 験 の 結 果 を 分 析 してみましょう 男 女 別 受 験 申 込 者 数 合 格 者 数 の 伸 び( 前 年 度 比 ) 受 験 申 込 者 数 合 格 者 数 合 格 者 構 成 比 合 格 率 男 性 4.0% 増 22,595 71.7% 16.6% 女 性 6.2% 増 8,925 28.3% 19.5% 合 格 者 の 職 業 別 構 成 比 合 格 者 構 成 比 不 動 産 業 29.5% 金 融 業 7.6% 建 設 業 11.8% 他 業 種 20.5% 学 生 12.3% 主 婦 4.5% その 他 13.8% 以 上 のデータによると 女 性 受 験 者 特 に 主 婦 と 失 業 者 ( 上 記 ではその 他 と 表 示 )が 増 加 すれば 必 然 的 に 合 格 ラインは 上 がります そして 現 在 のところ 長 引 く 不 況 のため 失 業 者 の 数 は 昨 年 より 増 加 してゆくものと 思 われます それゆえ 今 年 の 実 質 的 合 格 ライ ンは 昨 年 よりも 若 干 上 がるものと 推 測 されます だから 今 年 は 合 格 するにはきちんと 対 処 する ことが 大 切 です! ところで もう 歳 だから 合 格 するのはむずかしいのでは と 言 う 方 がみえますが これは 不 合 格 の 場 合 の 言 い 訳 にすぎません 下 の 表 をよくご 覧 ください 合 格 者 の 概 要 平 均 年 齢 最 高 齢 合 格 者 最 年 少 合 格 者 33.5 歳 男 34.0 歳 女 32.4 歳 90 歳 男 東 京 都 14 歳 男 千 葉 県 3
2 今 年 の 宅 建 本 試 験 にはここが 出 題 される! ご 存 じの 方 も 多 いと 思 われるが 他 の 国 家 試 験 同 様 宅 建 試 験 においても 毎 年 かなら ず 出 題 されるところ 1 年 おきに 出 題 されるところ 2 年 おきに 出 題 されるところなどと いう 出 題 周 期 がある そこで 過 去 の 出 題 に 基 づいて 以 下 今 年 の 出 題 を 予 想 してみたい だだし ここ4~5 年 各 宅 建 受 験 予 備 校 が 大 々 的 に 出 題 予 想 を 行 なうので 出 題 者 側 が 故 意 的 にこれをはずしている よって 学 習 範 囲 を 絞 りすぎることは 危 険 である 注 意 していただきたい *A 絶 対 に 出 題 される B たぶん 出 題 される C もしかしたら 出 題 される 問 科 目 出 題 予 想 項 目 コ メ ン ト 1 権 利 関 係 A 代 理 ほぼ 毎 年 出 題 2 B 不 法 行 為 3 B 時 効 4 A 売 主 の 担 保 責 任 ほぼ 毎 年 出 題 5 A 抵 当 権 ほぼ 毎 年 出 題 6 A 意 思 表 示 7 B 保 証 8 9 10 B 共 有 C 連 帯 債 務 C 債 務 不 履 行 C 危 険 負 担 B 委 任 B 請 負 11 A 相 続 ほぼ 毎 年 出 題 12 A 賃 貸 借 借 地 ほぼ 毎 年 出 題 13 A 賃 貸 借 借 家 ほぼ 毎 年 出 題 14 A 建 物 区 分 所 有 法 ほぼ 毎 年 出 題 15 A 不 動 産 登 記 法 たぶん 細 かい 難 問 16 法 令 上 の 制 限 国 土 利 用 計 画 法 A 届 出 制 監 視 区 域 17 都 市 計 画 法 B 都 市 計 画 の 内 容 18 都 市 計 画 法 A 開 発 行 為 4
19 法 令 上 の 制 限 都 市 計 画 法 B 開 発 許 可 に 関 連 した 建 築 規 制 C 開 発 行 為 20 建 築 基 準 法 A 高 さ 制 限 21 A 用 途 規 制 22 A 建 築 確 認 23 土 地 区 画 整 理 法 A 全 体 24 農 地 法 A 権 利 移 動 転 用 転 用 目 的 権 利 移 動 に 関 する 規 制 A 農 地 の 意 義 25 その 他 の 法 令 A 全 体 26 税 A 所 得 税 A 譲 渡 所 得 に 関 する 問 題 27 B 印 紙 税 28 A 不 動 産 取 得 税 29 価 格 の 評 定 A 地 価 公 示 法 30 宅 建 業 法 A 宅 建 業 の 意 味 31 A 主 任 者 制 度 32 A 主 任 者 制 度 33 A 重 要 事 項 の 説 明 昨 年 不 動 産 鑑 定 評 価 基 準 だったので 今 年 は 地 価 公 示 法 と 予 測 される 宅 建 業 法 においては 満 遍 無 く 出 題 してくる ので ヤマをはらずすべての 項 目 を 押 さえて おくことが 賢 明 である なお 最 近 は 事 例 形 式 の 問 題 や 長 文 の 問 題 が 増 えているので 平 成 以 降 の 本 試 験 問 題 を よく 解 いて 研 究 することが 大 切 である 34 A 免 許 の 基 準 35 B 広 告 の 規 制 36 B37 条 書 面 に 関 する 規 制 37 Aクーリング オフ 38 A 手 付 金 等 の 保 全 39 Bその 他 の 業 者 自 ら 売 主 となる 場 合 40 A 営 業 保 証 金 41 A 営 業 保 証 金 42 A 媒 介 契 約 5
43? 44 A 報 酬 額 の 制 限 45 A 監 督 罰 則 46 需 給 と 実 務 A 住 宅 金 融 公 庫 47 A 不 当 景 品 類 及 び 不 当 表 示 防 止 法 48 A 統 計 49 土 地 建 物 A 建 物 登 録 講 習 修 了 者 は ここからの5 問 が 免 除 さ れるので 学 習 する 必 要 なし 50 A 土 地 6
3 今 年 はこのように 勉 強 すれば 合 格 できる! 学 問 に 王 道 はない と 言 われます 確 かに これもある 一 面 では 真 実 ですが より 能 率 的 合 理 的 学 習 方 法 というものが 存 在 するのも 事 実 です そこで 以 下 どのようにし たら 確 実 に 合 格 できるか そのポイントについて 説 明 してみましょう 1 精 神 面 = 合 格 を 切 望 し その 気 持 ちを 維 持 すること 当 たり 前 のことですが この 気 持 ちが 絶 対 に 必 要 です なぜならば 合 格 したいと 思 わ なければ 勉 強 する 気 にならず また たとえ 勉 強 していてもなかなか 能 率 があがらな いからです そこで 合 格 を 切 望 する 気 持 ちを 維 持 する 方 法 が 問 題 となりますが それには 次 の 方 法 がよいと 思 います 1やる 気 がなくなったら 後 掲 の 合 格 証 書 をながめて 気 持 ちを 新 たにする 2 自 分 の 周 りの 人 に 自 分 は 今 年 宅 建 試 験 を 受 ける と 宣 伝 してプレッシャーをかける 2 必 ずスケジュールを 立 てよ! 合 理 的 に 学 習 するには まず 合 理 的 なスケジュールに 従 って 学 習 することが 必 要 です この 場 合 以 下 の3 段 階 に 分 けてスケジュールを 立 てるのが 合 理 的 です 1 理 解 完 成 期 (~9 月 末 まで) テキストの 内 容 をしつかり 理 解 し その 上 で 過 去 の 本 試 験 問 題 10 年 分 を2 回 以 上 解 く 2 総 まとめ 弱 点 分 野 補 強 期 公 開 模 擬 試 験 により 弱 点 分 野 を 発 見 し その 克 服 に 力 を (10 月 の 本 試 験 の 入 れる また 今 まで 学 習 内 容 を 総 まとめする 注 意 す 2 日 前 まで) べきことは この 段 階 になったら もう 新 しいことに 手 をつけないことである 3 直 前 対 策 ( 本 試 験 直 前 の2 日 間 ) 暗 記 しにくいところの 総 チェック 3 勉 強 時 間 を 確 保 すること - 勉 強 は 量 がやがて 質 に 変 わる- 社 会 人 にとって 悩 みの 種 は いかに 勉 強 時 間 を 確 保 するかという 点 です 合 格 したいの だが 勉 強 する 時 間 がなくて と 思 っていませんか? しかし よく 考 えてみてください 宅 建 試 験 受 験 者 の8 割 以 上 が 社 会 人 なのであり 時 間 がないという 点 では 皆 同 一 条 件 な のです ですから まず 勉 強 にどれだけ 多 くの 時 間 をかけることができるのかが 合 格 の ポイントになります そこで その 勉 強 時 間 の 確 保 の 方 法 が 問 題 となりますが 通 常 社 会 人 は1 日 にして 約 2 時 間 の 時 間 をムダにしているといわれます 通 勤 電 車 の 中 トイレの 中 食 事 中 e tc 二 重 に 使 える 時 間 が 意 外 に 多 く 存 在 することに 気 付 きませんか? このようなこま 7
ぎれ 時 間 をいかに 有 効 に 利 用 するかが 宅 建 合 格 のポイントです 4 知 っていることと 答 えられることとは 違 う! 学 習 におけて 必 要 な 作 業 を 図 示 すると 以 下 のようになります 知 識 脳 解 答 そこで 以 下 input.outputの 両 側 面 におけるポイントを 述 べてみたいと 思 います 1 知 識 を 入 れる 段 階 でのポイント 1 合 格 に 必 要 な 知 識 のみ 入 れること 2 入 れた 知 識 は 確 実 に 暗 記 すること 試 験 は 落 とすための 制 度 ゆえ 不 確 実 な 知 識 を 有 していると 間 違 えるような 意 地 の 悪 い 問 い 方 をしてくる 場 合 が 多 いから 3 知 識 は 具 体 的 に 理 解 した 上 で 暗 記 すること そうでないと 近 時 多 く 出 題 される 事 例 式 問 題 に 対 処 できないから 4 確 実 に 暗 記 するために 最 低 3 回 はまわすこと 2 知 識 を 出 す 段 階 でのポイント いくら 知 っていても なかなか 問 題 が 解 けないのが 普 通 です それゆえ 必 ず 問 題 演 習 をやってみること この 場 合 以 下 の 点 に 気 をつけること 1 問 題 集 は 過 去 の 試 験 問 題 集 以 外 には 手 を 出 さないこと それは 本 試 験 の 問 題 の70~ 80%が 過 去 の 問 題 から 出 されているからです 2 問 題 演 習 はあくまでも 力 をのばすためにやるのである 単 に 答 えがあっているか 否 かは 大 切 ではなく 答 えを 導 きだすまでの 過 程 が 大 切 なのです それゆえ 各 選 択 肢 の 正 誤 とともに 誤 っている 場 合 どこが 間 違 っているのか そこをどのように 直 せば 正 しく なるのかをノートに 書 き 出 してみるのがベストです 5 模 擬 試 験 は 必 ず 受 けること! 模 擬 試 験 には 以 下 の 効 用 があります 1 理 解 していない 分 野 が 客 観 的 にわかる 2 時 間 配 分 の 練 習 ができる 3 マークシートの 仕 方 がわかる 4 本 試 験 の 雰 囲 気 になれ 本 試 験 であがらずに 済 む 5 成 績 がよければ 自 信 につながる 但 し あくまで 模 擬 にすぎませんので 成 績 が 悪 くてもあまり 気 にする 必 要 はあり ません また 反 対 に 良 かったとしても あまり 有 頂 天 になり 気 を 緩 めないようにして ください 8