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平 成 25 年 度 三 島 市 議 会 福 祉 教 育 委 員 会 視 察 報 告 書 1 視 察 日 程 平 成 25 年 11 月 12 日 ( 火 )~14 日 ( 木 ) 2 視 察 先 及 び 調 査 事 項 (1) 香 川 県 丸 亀 市 1 小 中 一 貫 教 育 について 22 学 期 制 の 成 果 を 生 かした 新 しい3 学 期 制 について (2) 滋 賀 県 湖 南 市 発 達 支 援 システムについて (3) 滋 賀 県 大 津 市 いじめ 防 止 条 例 について 3 視 察 参 加 委 員 委 員 長 藤 江 康 儀 副 委 員 長 中 村 仁 委 員 古 長 谷 稔 委 員 碓 井 宏 政 委 員 秋 津 光 生 委 員 川 原 章 寛 委 員 下 山 一 美 4 報 告 内 容 次 のとおり 1

視 察 地 ごとの 報 告 1 視 察 先 香 川 県 丸 亀 市 2 調 査 事 項 1 小 中 一 貫 教 育 について 22 学 期 制 の 成 果 を 生 かした 新 しい3 学 期 制 について (1) 概 要 1 小 中 学 校 に 関 する 各 種 の 調 査 結 果 から 学 校 は 楽 しい と 思 っている 児 童 生 徒 が 増 加 しているが 他 者 や 地 域 との 関 わりが 薄 いため 人 に 認 められ ているという 気 持 ちが 低 い という 課 題 も 見 つかりました また 全 国 的 な 傾 向 と 同 じく 中 学 校 への 入 学 で 大 きく 環 境 が 変 わることが 要 因 と 思 われる 中 一 ギャップ によって 問 題 行 動 や 不 登 校 が 小 学 校 6 年 生 と 比 べて 増 加 する 傾 向 にあります そこで 小 学 校 と 中 学 校 が 連 携 し 目 標 を 掲 げ 平 成 22 年 度 から 義 務 教 育 9 年 間 を 通 して 小 中 一 貫 教 育 を 推 進 しています ま た 小 中 学 校 の 連 携 とともに 保 護 者 や 地 域 との 連 携 もさらに 深 めて 活 動 を 行 っています 2 丸 亀 市 2 学 期 制 検 証 委 員 会 は 平 成 24 年 2 月 丸 亀 市 教 育 委 員 会 から 丸 亀 市 立 幼 稚 園 小 中 学 校 における 2 学 期 制 の 検 証 及 び 望 ましい 学 期 制 の あり 方 について 諮 問 を 受 け 5 回 に 渡 る 検 証 と 保 護 者 等 への 意 向 調 査 を 重 ねてきた 検 証 委 員 会 は その 結 果 をまとめ 次 のように 答 申 する 成 果 としては 2 学 期 制 導 入 以 前 は 学 期 の 前 後 1~3 日 程 度 午 前 授 業 に していたが 導 入 後 は 終 了 式 の 日 以 外 は 全 日 授 業 にした 学 校 が 増 え 各 小 中 学 校 の 年 間 授 業 日 数 は10~20 時 間 程 度 の 増 加 が 認 められた また そ のことによって じっくりと 学 習 に 取 り 組 むことができるようになった 課 題 としては 日 本 の 風 土 や 季 節 感 に 合 わないため 生 活 リズムが 作 りに 2

くい また 長 期 休 暇 後 に 新 学 期 にならないため メリハリがなく 気 持 ち の 切 り 替 えや 新 学 期 に 対 する 心 構 えができにくい 望 ましい 学 期 制 のあり 方 として 現 在 の2 学 期 制 では 日 本 の 風 土 や 季 節 感 との 相 違 等 の 課 題 に 対 することは 難 しいため 3 学 期 制 の 実 施 がその 課 題 を 解 決 し さらに 2 学 期 制 の 成 果 も 取 り 入 れた 学 期 制 を 実 施 すること が 望 ましいと 考 える また 校 長 会 及 び 教 職 員 等 からの 意 見 聴 取 保 護 者 の アンケ-ト 調 査 において いずれも3 学 期 制 移 行 が 多 数 を 占 めたことにより これを 重 視 する したがって 検 証 委 員 会 は 新 しい 学 習 指 導 要 領 の 内 容 を 身 に 付 けさせ 子 どもにとってより 望 ましい 教 育 を 推 進 させるためには 学 期 の 区 切 りを 3 学 期 制 とした 方 が 適 切 であると 考 える なお 2 学 期 制 の 実 施 経 験 から 得 た 成 果 とノウハウを 生 かし 課 題 を 解 決 しつつ 子 どもの 健 やかな 成 長 が 保 障 できるような 新 しい3 学 期 制 が 望 ましいと 考 える (2) 所 感 ( 藤 江 委 員 長 ) 日 本 の 風 土 季 節 感 からすると 2 学 期 制 の 教 育 効 果 を 維 持 しつ つ 新 3 学 期 制 へと 移 行 することに 大 変 共 感 した 家 庭 や 地 域 との 連 携 を 密 にし 子 どもの 健 全 な 成 長 のため より 一 層 充 実 した 教 育 実 践 を 望 むところである ( 川 原 委 員 ) 交 流 授 業 やカリキュラム 研 修 により 教 員 間 の 連 携 や 教 員 と 児 童 生 徒 との 親 近 感 の 醸 成 が 図 られ 中 1ギャップの 解 消 等 義 務 教 育 の 継 続 性 の 向 上 が 期 待 され 市 費 による 講 師 の 加 配 がこの 取 組 を 担 保 していると 考 えられる ( 古 長 谷 委 員 ) 一 早 く 導 入 した2 学 期 制 の 成 果 分 析 から より 進 化 した 新 しい 3 学 期 制 を 模 索 する 積 極 的 姿 勢 に 感 銘 を 受 けた 保 護 者 や 教 員 へのアンケート 調 査 で シンプルな 設 問 を 心 がけた との 答 弁 が 印 象 的 だった 参 考 にしたい 3

視 察 地 ごとの 報 告 1 視 察 先 滋 賀 県 湖 南 市 2 調 査 事 項 発 達 支 援 システムについて (1) 概 要 湖 南 市 には 障 がい 者 福 祉 の 父 と 言 われる 糸 賀 一 雄 氏 らが 創 設 した 近 江 学 園 をはじめ もみじ 寮 一 麦 寮 落 穂 寮 などの 障 がい 者 福 祉 施 設 が 設 置 されています また 障 がい 者 や 高 齢 者 児 童 などが 一 同 に 集 う あったか ほーむ 石 部 などの 先 駆 的 な 取 り 組 みがされ ているほか 市 でも 早 くから ことばの 教 室 を 開 設 してきました 行 政 では 取 り 扱 う 内 容 によって 担 当 窓 口 が 違 います しかし 支 援 の 必 要 な 人 にとっては 窓 口 ごとに 同 じ 説 明 を 繰 り 返 さなければならず 行 政 側 にと ってもすぐに 対 策 を 講 じることができないという 問 題 がありました そこで 発 達 相 談 や 特 別 支 援 教 育 障 がい 児 サマースクールなどの 取 り 組 み を 通 じ 縦 割 行 政 の 弊 害 を 除 き 一 貫 したサ-ビス 提 供 を 目 指 す 発 達 支 援 シス テム を 構 築 しました 現 在 では オープンスペースれが~と や ワークス テーション 虹 などの 支 援 組 織 が 多 数 活 動 を 展 開 しています 就 労 についても 行 政 と 福 祉 関 係 者 が 主 に 支 援 していましたが 障 がいのある 人 の 働 きたいとい う 思 いにできるだけ 応 えたいとの 思 いから 企 業 関 係 者 を 巻 き 込 んだ 就 労 支 援 検 討 協 議 会 で 取 り 組 みを 進 めるようにし 平 成 21 年 7 月 に 障 がい 者 就 労 情 報 センタ-を 開 設 いたしました さらに 発 達 支 援 システムをより 強 固 なものにするため 障 がいのある 人 が 地 域 でいきいきと 生 活 できるための 自 立 支 援 に 関 する 湖 南 市 条 例 のほか 担 当 者 が 代 わっても 持 続 できることをねらいとして 湖 南 市 発 達 支 援 システ 4

ムの 運 営 に 関 する 規 定 を 制 定 しました 湖 南 市 の 発 達 支 援 システムは 支 援 の 必 要 な 人 に 対 し 乳 幼 児 から 学 齢 期 ま で 保 健 医 療 福 祉 教 育 及 び 就 労 に 関 する 機 関 の 横 の 連 携 による 支 援 と 個 別 の 指 導 計 画 による 縦 の 連 携 による 支 援 を 提 供 するシステムです 湖 南 市 では 特 別 支 援 の 取 り 組 みが 全 国 的 に 本 格 化 する 中 で 早 くから 本 シ ステムを 取 り 入 れ 実 践 を 進 めて 参 りました そして 本 システムや 実 践 を 学 ぶ ため 全 国 から 多 くの 人 が 研 修 に 来 られ 掲 載 情 報 を 最 新 のものに 更 新 すると ともに 引 き 続 き 本 システムを 実 際 に 動 かしていくためのノウハウを より 具 体 的 に 示 しており すぐに 実 践 に 結 び 付 けられるよう 工 夫 されています 湖 南 市 の 教 育 現 場 においては 本 シス テムを 生 かして 行 き 渋 りや 不 登 校 児 童 生 徒 の 問 題 にも 特 別 支 援 教 育 の 観 点 から 取 組 を 進 め 成 果 を 上 げています (2) 所 感 ( 中 村 副 委 員 長 ) 子 どもたちが 就 職 するまで 繋 がっていく 意 識 があればこのよ うな 組 織 と 活 動 内 容 に 届 くものと 実 感 した 本 市 において 不 足 しているとすれば 行 政 をはじめ 支 える 側 の 人 間 の 強 い 意 志 ということなのかと 考 えた ( 碓 井 委 員 ) 湖 南 市 は 人 口 5 万 人 の 市 ではあるが 日 本 で 最 初 に 発 達 に 障 が いのある 人 の 自 立 支 援 に 関 する 条 例 を 制 定 した 市 である ここでは 当 初 より 就 学 就 労 期 までの 支 援 体 制 を 整 えており また 庁 内 他 部 門 の 支 援 体 制 が 確 立 され ている 当 市 も 就 労 までの 支 援 体 制 を 早 期 に 確 立 することが 望 まれる ( 下 山 委 員 ) 障 がいのある 人 の 生 活 を 支 援 する いきいき 条 例 は 発 達 段 階 や 年 齢 生 活 状 況 や 社 会 環 境 に 応 じた 必 要 な 支 援 を 提 供 するとして 発 達 支 援 シス テム を 明 記 している 三 島 市 でも 同 様 の 施 策 をぜひ 目 指 したい 5

視 察 地 ごとの 報 告 1 視 察 先 滋 賀 県 大 津 市 2 調 査 事 項 いじめ 防 止 条 例 について (1) 概 要 大 津 市 では いじめを 受 けた 市 内 の 中 学 生 が 平 成 23 年 10 月 に 自 ら 命 を 絶 つという 異 例 の 事 態 が 起 こり その 翌 年 7 月 マスコミにより いじめが 自 殺 の 原 因 という 報 道 が 繰 り 返 された 大 津 市 議 会 では この 事 案 の 発 生 を 受 け 二 度 とこうした 悲 しい 事 案 が 起 こることのないよう 大 津 の 宝 である 子 どもたちの 将 来 のため また いじめの 根 絶 に 向 けた 総 合 的 な 取 り 組 みを 社 会 全 体 で 進 め るために 大 津 市 子 どものいじめの 防 止 に 関 わる 条 例 を 制 定 した 条 例 は 単 に 施 策 の 基 本 方 針 を 掲 げただけの 理 念 条 例 ではなく いじめ 防 止 のための 政 策 課 題 に 対 して 行 政 だけではなく 当 事 者 である 子 どもを 含 めた 全 ての 関 係 者 の 責 務 や 役 割 を 行 動 規 範 として 規 定 するとともに 具 体 的 な 施 策 と 財 政 的 措 置 を 明 記 したところに 特 徴 がある 大 津 市 の いじめ 防 止 条 例 の 特 徴 は 市 の 責 務 や 市 立 学 校 の 責 務 に 加 え 保 護 者 の 責 務 や 子 どもの 役 割 に 踏 み 込 んでいることである また 相 談 体 制 等 の 整 備 にも 言 及 し スクールソーシャルワーカーやスク ールカウンセラー 等 の 配 置 に 努 めるよう 規 定 している さらに この 条 例 は2 年 を 目 途 に 見 直 しすることを 前 提 としており 議 員 の 任 期 満 了 に 合 わせたとの ことで 最 初 から 再 度 検 証 することを 前 提 に 設 置 している 点 でも 評 価 できる 大 津 市 議 会 の 条 例 制 定 に 至 る 鍵 を 握 っていたのは 政 策 検 討 会 議 という 仕 組 みである なお 大 学 の 専 門 的 知 見 を 積 極 的 に 活 用 した 政 策 検 討 会 議 6

を 運 用 して 定 めたこの いじめ 防 止 条 例 は 全 国 の 議 会 の 政 策 提 案 の 制 度 構 築 とその 活 用 実 績 において 高 く 評 価 され 平 成 25 年 度 の 全 国 マニフェスト 大 賞 を 受 賞 している 政 策 検 討 会 議 とは 政 策 検 討 会 議 設 置 要 綱 を 別 途 定 めて 運 用 している 一 人 会 派 も 含 め 全 ての 会 派 から1 人 ずつ 選 出 して 構 成 ただし 意 見 を 提 言 できるのは3 人 以 上 の 交 渉 会 派 から 選 出 された 議 員 のみに 制 限 される 必 要 に 応 じて 政 策 アドバイザー 制 度 の 活 用 を 明 記 している 点 が 特 徴 でもある 大 津 市 議 会 では 今 回 の 一 連 のいじめ 防 止 関 連 の 動 きの 以 前 から 政 策 検 討 会 議 の 仕 組 みは 導 入 されており むしろこ の 仕 組 みがあったからこそ 短 時 間 で 条 例 制 定 が 実 現 できるのでは というコン センサスが 容 易 に 作 れたとのことだった (2) 所 感 ( 中 村 副 委 員 長 ) 生 徒 の 自 殺 という 全 国 で 長 く 取 り 上 げられた 事 件 を 原 因 に 教 育 長 が 襲 撃 されたり 職 員 等 が 電 話 をはじめ 様 々な 対 応 に 尋 常 でなく 追 われた 背 景 があって 先 生 と 職 員 の 意 識 が 本 当 に1つになって 取 り 組 むぶれない 姿 勢 が あった ( 秋 津 委 員 ) 昨 年 に 全 国 の 小 中 高 校 などが 把 握 したいじめは 前 年 度 の2.8 倍 の19 万 8108 件 と 報 道 されました 大 津 市 の 自 殺 問 題 が 要 因 と 思 われます いじめ 防 止 条 例 を 政 策 検 討 会 議 で 制 定 された 大 津 市 議 会 は 参 考 になりました ( 古 長 谷 委 員 )いじめ 防 止 条 例 制 定 に 至 る 経 過 を 詳 しく 説 明 いただき 大 変 参 考 に なった 三 島 市 議 会 でも 政 策 を 別 途 集 中 的 に 議 論 する 仕 組 みとして 政 策 検 討 会 議 制 度 を 導 入 し テーマを 絞 って 検 討 する 能 力 を 向 上 させるべきと 感 じた 7