屋 外 用 木 材 塗 料 1. 屋 外 用 木 材 塗 料 の 定 義 屋 外 用 木 材 塗 料 とは 羽 目 板 窓 枠 ウッドデッキおよび 門 扉 などの 屋 外 木 部 に 適 用 され 高 耐 候 性 防 腐 性 防 かび 性 および 防 蟻 性 などの 性 能 を 有 することを 謳 ったものと 定 義 する 2. 調 査 対 象 商 品 の 選 定 方 法 調 査 対 象 商 品 は 主 にインターネット 上 で 屋 外 用 木 材 塗 料 木 材 保 護 塗 料 等 のキーワー ド 検 索 を 行 い ホームページの 情 報 から 該 当 する 商 品 を 選 定 した JASS18 M-306 ピグメントス テン と M-307 木 材 保 護 塗 料 に 適 合 する 商 品 だけを 対 象 としたものではない 原 則 として 選 定 商 品 は 下 地 処 理 から 上 塗 りに 至 る 塗 装 仕 様 で 構 成 されるものとした 3. 一 覧 表 の 解 説 (1) 一 覧 表 の 見 方 一 覧 表 には 会 社 名 商 品 名 組 成 材 質 適 用 用 途 などの 一 般 的 な 情 報 の 他 に 主 な 性 能 と して 耐 候 性 防 腐 性 防 かび 性 防 蟻 性 防 虫 性 および 安 全 性 を 表 記 した さらに 採 用 検 討 で 参 考 となる 項 目 として 適 用 できない 部 位 設 計 価 格 販 売 施 工 体 制 保 証 年 数 耐 用 年 数 お よび 販 売 開 始 時 期 を 挙 げた なお 一 覧 表 の 欄 中 の 文 章 は 基 本 的 にアンケートの 回 答 の 記 述 通 りである データなし はデータがないと 回 答 したことを 示 し - は 回 答 の 記 入 がなかったことを 示 している (2) 試 験 方 法 屋 外 木 部 に 適 用 される 塗 料 の 材 料 規 格 としては JASS18 ステイン 塗 り(ST) や JASS18 木 材 保 護 塗 料 塗 り(WP) がある 作 業 性 乾 燥 時 間 および 耐 候 性 等 の 品 質 や 試 験 方 法 は 定 められてい るが 防 腐 性 防 かび 性 防 蟻 性 や 防 虫 性 に 関 する 事 項 はない これらは ( 社 ) 日 本 木 材 保 存 協 会 の 規 格 や JIS Z 2911-2000 かび 抵 抗 性 試 験 方 法 で 評 価 されている 商 品 が 多 い また 独 自 に 定 めた 試 験 方 法 によって 評 価 しているメーカーもある 4. 調 査 結 果 について (1) アンケート 調 査 の 依 頼 数 と 回 答 数 アンケートは 15 社 (20 商 品 )に 対 して 行 い 7 社 (8 商 品 )から 回 答 が 得 られた (2) 組 成 材 質 成 分 としては 8 商 品 の 中 で 油 性 系 5 商 品 (うち 植 物 油 樹 脂 塗 料 が 3 商 品 ) 水 系 2 商 品 溶 剤 系 1 商 品 であった 塗 膜 のタイプとしては 浸 透 型 6 商 品 造 膜 型 と 半 浸 透 半 造 膜 型 が 各 1 商 品 であった (3) 適 用 用 途 適 用 用 途 を 期 待 する 性 能 で 分 類 した 商 品 の 中 には 適 用 可 能 としながらも 評 価 性 能 試 験 のデー タを 保 有 していないものもあり 採 用 検 討 の 際 は 注 意 が 必 要 である また 浴 室 温 室 家 具 や 玩 具 などには 適 用 できない 商 品 が 多 いことが 分 かった (4) 性 能 について 耐 候 性 は サンシャインウェザーメータやキセノンウェザーによる 促 進 耐 候 性 を 評 価 していた 照 射 時 間 は 480~1200 時 間 の 範 囲 で 各 商 品 によって 異 なる 防 腐 性 は データがないものも 多 いが 概 ね JWPS-FW-S.1 表 面 処 理 用 木 材 防 腐 剤 の 室 内 防 腐 効 力 試 験 方 法 および 性 能 基 準 (( 社 ) 日 本 木 材 保 存 協 会 )で 評 価 されている
防 かび 性 は 概 ね JIS Z 2911-2000 かび 抵 抗 性 試 験 方 法 で 評 価 され 4 週 間 後 に 菌 糸 の 発 育 は 認 められないものが 多 かった 防 蟻 性 は JWPS-TW-S.1 表 面 処 理 用 木 材 防 蟻 剤 の 室 内 防 蟻 効 力 試 験 方 法 および 性 能 基 準 (( 社 ) 日 本 木 材 保 存 協 会 )で 評 価 され 質 量 減 少 率 1.4% 以 下 であった 防 虫 性 は 概 ね( 社 ) 日 本 木 材 保 存 協 会 規 格 第 8 号 木 材 防 虫 剤 の 防 虫 効 力 試 験 方 法 で 概 ね 評 価 され ヒラタキクイムシの 平 均 死 虫 率 100%のものが 多 かった 防 腐 性 防 かび 性 防 蟻 性 および 防 虫 性 の 性 能 品 質 については 塗 料 自 体 のデータと 塗 料 に 含 有 する 薬 剤 のデータが 混 在 しており 各 商 品 の 効 果 がどの 程 度 期 待 できるのか 判 断 することは 難 しい 使 用 時 には 商 品 毎 に 確 認 する 必 要 がある なお これらの 性 能 について 高 い 効 果 を 期 待 する 場 合 木 材 保 存 剤 による 保 存 処 理 等 を 施 す 必 要 があると 考 える (5) その 他 設 計 価 格 は 材 工 共 と 材 料 販 売 に 分 かれている 材 工 共 では 下 地 種 類 による 工 程 数 の 違 いはあ るものの 1300~2300 円 /m2であり 2000 円 /m2 前 後 のものが 多 いようである 一 方 材 料 販 売 で は 270~500 円 /m2であった 耐 用 年 数 は 2~6 年 の 範 囲 で 3 年 程 度 のものが 多 く 塗 替 えを 原 則 としている 販 売 施 工 体 制 は すべての 商 品 が 材 料 販 売 で 責 任 施 工 ライセンス 施 工 と 言 う 回 答 はなか った また 保 証 年 数 は すべて なし の 回 答 であった このため 主 要 情 報 一 覧 表 からは 除 いている
参 考 試 験 方 法 の 概 要 1JIS Z 2911-2000 かび 抵 抗 性 試 験 方 法 かび 抵 抗 性 を 必 要 とする 工 業 製 品 又 は 工 業 材 料 のかびに 対 する 抵 抗 性 の 試 験 方 法 について 規 定 し たものである 試 験 に 用 いるかびとしては アスペルギルス ニゲル FERM S-2 ペニシリウム フニクロスム FERM S-6 クラドスポリウム クラドスポリオイデス FERM S-8 オーレオバシジウム プルラン ス FERM S-9 およびグリオクラジウム ビレンス FERM S-10 を 使 用 する これらを 等 容 体 積 量 ず つとり 混 合 して 混 合 胞 子 懸 濁 液 とする 培 地 は 水 グルコース ペプトンおよび 寒 天 から 成 る 平 地 培 地 とする 試 料 を 適 当 な 濃 度 に 薄 めてろ 紙 に 浸 して 付 着 させた 後 20 75%RH の 室 内 にて 48 時 間 養 生 する これから 径 30mm の 円 形 に 切 り 取 り 試 験 片 とする 200ml のビーカーに 水 を 200ml 入 れ 約 20 に 保 った 中 に 試 験 片 を 浸 し 18 時 間 おく 試 験 片 を 取 り 出 し 室 内 につるして2 時 間 おき さらに 約 80 に 保 った 乾 燥 器 の 中 に2 時 間 つるして 取 り 出 した 後 に 上 記 の 培 地 の 培 養 面 の 中 央 にはり 付 ける 混 合 胞 子 懸 濁 液 1ml を 培 地 の 表 面 と 試 験 片 の 上 に 均 等 に 吹 き 付 け ペトリ 皿 にふたをして 約 28 に 保 った 場 所 において1 週 間 培 養 する 培 養 が 終 了 した 後 試 験 片 の 表 面 に 生 じた 菌 糸 の 発 育 状 態 を 肉 眼 で 調 べる 試 験 結 果 の 表 示 方 法 は 次 のとおりである 菌 糸 の 発 育 結 果 の 表 示 試 料 又 は 試 験 片 の 接 種 した 部 分 に 菌 糸 の 発 育 が 認 められない 0 試 料 又 は 試 験 片 の 接 種 した 部 分 に 認 められる 菌 糸 の 発 育 部 分 の 面 積 は 全 面 積 1 の 1/3 を 超 えない 試 料 又 は 試 験 片 の 接 種 した 部 分 に 認 められる 菌 糸 の 発 育 部 分 の 面 積 は 全 面 積 2 の 1/3 を 超 える 2 JWPS-FW-S.1 表 面 処 理 用 木 材 防 腐 剤 の 室 内 防 腐 効 力 試 験 方 法 および 性 能 基 準 ( 日 本 木 材 保 存 協 会 ) 塗 布 吹 付 けまたは 浸 漬 処 理 などの 表 面 処 理 に 用 いる 木 材 防 腐 剤 に 適 用 される 試 験 体 は スギ ブナおよびアカマツの 辺 材 から 採 り 寸 法 40 20 5mm で 40 20mm 面 がまさ 目 の 木 材 片 に 樹 種 別 に 定 めた 菌 種 (スギ:オオウズラタケ ブナ:カワラタケ アカマツ:ナミダ タケ)で 抗 菌 操 作 を 行 ったものとする 試 験 体 は 処 理 試 験 体 と 無 処 理 試 験 体 の 2 種 類 で 処 理 試 験 体 は 木 材 片 に 試 料 である 木 材 防 腐 剤 を 塗 布 吹 付 けまたは 浸 漬 処 理 したもので 試 料 の 吸 収 量 は 110±10g/m2とする 試 験 は 試 験 体 を 7 日 間 以 上 風 乾 して 以 下 に 示 す 耐 候 操 作 の 後 に 抗 菌 操 作 を 行 う 耐 候 操 作 : 処 理 試 験 体 を 温 度 40±2 の 恒 温 器 に 2 週 間 放 置 する または 処 理 試 験 体 を 温 度 25±3 の 静 水 に 5 時 間 浸 漬 させ ただちに 温 度 40±2 の 循 環 式 乾 燥 機 器 中 に 19 時 間 放 置 し この 操 作 を 10 サイクル 行 う これらの 操 作 を 行 った 後 温 度 60±2 で 48 時 間 乾 燥 させてデシケータ 中 に 約 30 分 放 置 し 試 験 体 の 質 量 を 計 測 する
抗 菌 操 作 : 培 養 菌 の 菌 そうにのせ 温 度 26±2 (ナミダタケは 20±2 ) 相 対 湿 度 70%RH 以 上 の 条 件 で 12 週 間 放 置 する その 後 約 24 時 間 風 乾 した 後 温 度 60±2 で 48 時 間 乾 燥 させてデシケータ 中 に 約 30 分 放 置 し 試 験 体 の 質 量 を 計 測 する 試 験 結 果 は 抗 菌 操 作 を 行 った 試 験 体 の 平 均 質 量 減 少 率 で 表 し 平 均 質 量 減 少 率 が 3% 未 満 で あるとき 防 腐 性 能 ありと 判 断 する 3 日 本 木 材 保 存 協 会 規 格 第 8 号 1992 木 材 防 虫 剤 の 防 虫 効 力 試 験 方 法 (1) 木 材 防 虫 剤 のヒラタキクイムシに 対 する 防 虫 効 力 試 験 方 法 について 規 定 したものである 加 圧 または 拡 散 処 理 に 用 いる 木 材 防 虫 剤 の 防 虫 効 力 は 幼 虫 試 験 から 平 均 死 虫 率 で 塗 布 吹 付 け 浸 漬 処 理 に 用 いるものは 成 虫 試 験 から 平 均 発 生 虫 数 で 表 す < 幼 虫 試 験 > 試 験 体 は ラワンまたはコナラもしくはミズナラの 辺 材 から 採 り 厚 さ 4mm の 単 板 から 50 50mm の 木 材 片 に 水 820ml に 麦 芽 抽 出 液 150g とペプトン 30g を 溶 解 させた 栄 養 液 を 木 材 片 質 量 の 約 100% 注 入 して 通 風 乾 燥 器 で 40~50 約 24 時 間 乾 燥 させたものとする 乾 燥 後 に 試 験 体 の 質 量 を 計 測 する 試 験 体 は 処 理 試 験 体 と 無 処 理 試 験 体 の 2 種 類 でそれぞれ 5 枚 とする 処 理 試 験 体 は 木 材 片 に 減 圧 下 で 処 理 剤 を 木 材 片 質 量 の 約 100% 注 入 して その 質 量 を 計 測 するとともに 防 虫 剤 の 吸 収 量 および 吸 収 率 を 求 める 室 温 で 14 日 間 放 置 した 後 40 の 恒 温 器 中 で 30 日 間 揮 散 させ さらに 約 25 70~75%RH で 7 日 間 以 上 放 置 させる 試 験 は 試 験 体 に 直 径 2~2.5mm 深 さ 15mm の 穴 をそれぞれ 3 個 あけて それぞれの 穴 に 供 試 虫 を 1 頭 投 入 してフラスをつめ 木 栓 をした 後 飼 育 ビン 1 個 に 5 枚 の 試 験 体 を 入 れ 約 25 70 ~75%RH で 飼 育 する 21 日 経 過 後 軟 X 線 装 置 により 観 察 を 行 い 無 処 理 試 験 体 から 成 虫 の 脱 出 が 完 了 するまで 観 察 を 継 続 する 試 験 結 果 は 処 理 試 験 体 を 破 砕 して 供 試 虫 の 生 死 を 確 認 し 平 均 死 虫 率 を 求 める < 成 虫 試 験 > 試 験 体 は コナラまたはミズナラの 辺 材 で でんぷん 含 有 量 の 多 いものから 厚 さ 10mm で 繊 維 方 向 50mm 幅 30mm の 二 方 マサの 木 材 片 を 作 製 して 両 小 口 面 をパラフィンで 被 覆 して 質 量 と 表 面 積 を 求 める 試 験 体 は 処 理 試 験 体 と 無 処 理 試 験 体 の 2 種 類 でそれぞれ 3 枚 とする 処 理 試 験 体 は 木 材 片 を 1 分 間 浸 漬 処 理 とし その 質 量 を 計 測 するとともに 防 虫 剤 の 吸 収 量 および 吸 収 率 を 求 める 室 温 で 14 日 間 放 置 した 後 40 の 恒 温 器 中 で 30 日 間 揮 散 させ さらに 約 25 70~ 75%RH で 7 日 間 以 上 放 置 させる 試 験 は 飼 育 ビン 1 個 に 試 験 体 1 枚 と 供 試 虫 1 組 ( 雌 雄 5 対 )を 入 れ 約 25 70~75%RH で 飼 育 する 24 時 間 毎 に 供 試 虫 の 生 死 を 確 認 記 録 して 90 日 経 過 後 軟 X 線 装 置 により 次 世 代 幼 虫 の 有 無 を 調 査 し 無 処 理 試 験 体 から 成 虫 の 脱 出 が 完 了 するまで 観 察 を 継 続 する 試 験 結 果 は 処 理 試 験 体 を 破 砕 して 生 存 虫 数 ( 生 存 幼 虫 数 + 生 存 成 虫 数 + 脱 出 した 成 虫 数 )を 確 認 し 平 均 発 生 虫 数 を 求 める 4 JWPS-TW-S.1 表 面 処 理 用 木 材 防 蟻 剤 の 室 内 防 蟻 効 力 試 験 方 法 および 性 能 基 準 ( 日 本 木 材 保 存 協 会 ) 塗 布 吹 付 けまたは 浸 漬 処 理 などの 表 面 処 理 に 用 いる 木 材 防 蟻 剤 に 適 用 される 試 験 体 は クロマツ アカマツまたはスギの 辺 材 から 採 り 年 輪 数 が 10mm につき 3~5 個 2
方 マサで 各 面 をかんな 仕 上 げした 20 10 10mm の 直 方 体 の 木 材 片 を 60±2 の 恒 温 器 中 で 24 時 間 乾 燥 させたものとする 試 験 体 は 処 理 試 験 体 と 無 処 理 試 験 体 の 2 種 類 でそれぞれ 5 個 とし 処 理 試 験 体 は 木 材 片 に 試 料 である 木 材 防 蟻 剤 を 表 面 処 理 したもので 試 料 の 吸 収 量 は 110±10g/m2 とする 試 験 は 耐 候 操 作 を 行 った 後 に 以 下 の 手 順 で 実 施 する 1) 飼 育 容 器 の 硬 石 膏 の 上 に 試 験 体 が 過 度 に 吸 水 することを 防 ぐため 厚 さ 1mm 程 度 のガ ラス 棒 やプラスチック 製 の 網 などを 置 き この 上 に 試 験 体 のマサ 目 面 を 上 下 にして 処 理 試 験 体 または 無 処 理 試 験 体 を 1 個 ずつ 水 平 に 置 き 職 蟻 150 頭 と 兵 蟻 15 頭 を 投 入 する 2) 飼 育 容 器 を 温 度 28±2 の 暗 所 に 21 日 間 静 置 する 3) 試 験 期 間 中 は 死 亡 したシロアリの 数 を 記 録 し シロアリの 試 験 体 に 対 する 行 動 状 況 を 観 察 する なお 試 験 期 間 中 に 死 亡 したシロアリは 容 器 から 取 り 出 す 4) 21 日 経 過 後 試 験 体 を 飼 育 容 器 から 取 り 出 し 室 温 で 1 日 間 風 乾 した 後 温 度 60±2 で 48 時 間 乾 燥 させてデシケータ 中 に 約 30 分 放 置 し 試 験 体 の 質 量 を 計 測 する 耐 候 操 作 : 処 理 試 験 体 を 室 温 の 静 水 に 5 時 間 浸 漬 し ただちに 温 度 40±2 の 恒 温 器 中 に 20 時 間 放 置 する この 操 作 を 10 サイクル 行 う なお 他 の 薬 剤 の 影 響 を 避 けるため 恒 温 器 中 には 1 種 類 の 薬 剤 とする これらの 操 作 を 行 った 後 温 度 60±2 で 48 時 間 乾 燥 させてデシケータ 中 に 約 30 分 放 置 し 試 験 体 の 質 量 を 計 測 する 飼 育 容 器 : 直 径 8cm 高 さ 6cm のアクリル 樹 脂 製 の 円 筒 の 一 部 に 硬 石 膏 を 厚 さ 約 5mm に 固 めたものを 用 い これにあらかじめ 脱 脂 綿 を 100gに 水 130~150ml を 加 えた 湿 潤 綿 を 約 1cm の 厚 さで 敷 きつめた 蓋 付 き 容 器 の 中 に 置 く 蓋 には 通 気 のため 小 孔 をあけ ておく 試 験 結 果 は 試 験 体 の 平 均 質 量 減 少 率 と 平 均 死 虫 率 で 表 し 平 均 質 量 減 少 率 が 3% 未 満 である とき 防 蟻 性 能 ありと 判 断 する