宇 治 市 まちづくり 審 議 会 会 長 松 岡 拓 公 雄 様 2013 年 10 月 23 日 宇 治 世 界 遺 産 を 守 る 会 代 表 世 話 人 須 田 稔 緊 急 要 請 宇 治 川 塔 の 島 地 区 改 修 改 変 に 関 して 宇 治 市 景 観 計 画 を 厳 守 するよう 意 見 して 下 さい 貴 職 におかれましてはますますご 清 祥 のことと 存 じます さて 国 土 交 通 省 淀 川 河 川 事 務 所 が 施 工 する 宇 治 川 塔 の 島 地 区 改 修 に 関 して 昨 年 橘 島 において 300 mにわたりサクラ 並 木 をはじめ 99 本 の 樹 木 が 宇 治 市 民 への 説 明 もなく 皆 伐 される 事 件 が 起 こりまし た 私 たちはその 乱 暴 なやり 方 と 宇 治 のシンボル 景 観 を 破 壊 する 行 為 に 対 して 1 月 11 日 及 び 17 日 付 文 書 でもってサクラ 並 木 伐 採 について 抗 議 し 市 民 への 説 明 会 の 開 催 を 要 請 しました その 後 3 月 8 日 5 月 13 日 7 月 11 日 9 月 5 日 10 月 9 日 淀 川 河 川 事 務 所 を 訪 問 し サクラ 並 木 伐 採 に 抗 議 し 宇 治 のシンボル 景 観 重 要 文 化 的 景 観 であり 世 界 遺 産 のバッファゾーンに 位 置 する 塔 の 島 のサクラ 並 木 伐 採 大 改 変 工 事 の 中 止 を 求 める 請 願 署 名 5530 人 を 提 出 し 市 民 への 説 明 会 の 開 催 サクラ 並 木 伐 採 と 島 の 改 変 工 事 の 抜 本 的 見 直 し 中 止 を 求 めてきたところです また 宇 治 市 に 対 して 2 月 15 日 3 月 7 日 5 月 14 日 7 月 10 日 市 民 説 明 会 の 開 催 宇 治 市 景 観 計 画 の 厳 守 宇 治 のシンボル 景 観 を 守 ることを 要 請 京 都 府 に 対 しても 3 月 11 日 3 月 27 日 琵 琶 湖 国 定 公 園 府 の 特 別 風 致 地 区 であり 府 立 宇 治 公 園 である 塔 の 島 の 改 変 が 景 観 問 題 に 加 えて 現 状 よりも 危 険 になることを 指 摘 し 改 善 を 要 請 して 来 ました こうした 市 民 運 動 のとりくみの 中 で 今 年 の 秋 から 冬 にかけて 橘 島 の 塔 の 川 護 岸 のサクラ 並 木 はじ め 樹 木 を 皆 伐 する 計 画 は 見 直 されることになりました これ 以 上 は 伐 採 しないということであり 昨 年 伐 採 された 99 本 の 樹 木 に 対 する 植 樹 を 要 求 している 段 階 です 橘 島 の 宇 治 川 護 岸 のサクラ 並 木 樹 木 皆 伐 (2012 年 12 月 )に 引 き 続 き 今 年 塔 の 川 護 岸 の 樹 木 が 皆 伐 されれば 橘 島 は 裸 の 島 となり たちまち 来 年 の 宇 治 川 さくらまつりは 開 催 できなくなる この 極 め て 明 白 なことに 対 してなぜ 関 係 者 が 国 の 樹 木 皆 伐 計 画 に 異 議 を 唱 えなかったのか 不 思 議 でなりませ ん さて 樹 木 伐 採 計 画 の 一 部 見 直 しが 明 らかになった 以 外 は 淀 川 河 川 事 務 所 は 不 当 にも 市 民 への 説 明 会 を 拒 否 しながら 塔 の 島 地 区 の 改 変 計 画 ( 治 水 に 関 係 ない 工 事 )を 推 し 進 めようとしています 私 たちは すぐれた 景 観 は 国 民 の 宝 であり 後 世 に 引 き 継 ぐ 責 務 があると 考 えています 2003 年 国 土 交 通 省 は 美 しい 国 づくり 大 綱 を 策 定 世 界 文 化 遺 産 や 伝 統 的 建 造 物 群 保 存 地 区 の 歴 史 的 景 観 我 が 国 を 代 表 する 日 本 三 景 の 自 然 景 観 など だれでもが 認 める 優 れた 景 観 は 行 政 と 国 民 の 責 務 として 保 全 すべきである これらの 地 域 での 公 共 事 業 においては 景 観 への 影 響 に 特 段 の 配 慮 を 払 うべきであり 事 業 実 施 の 是 非 工 法 等 について 慎 重 に 検 討 する 必 要 がある と 謳 いまし た 塔 の 島 地 区 はこれに 該 当 する 地 域 であると 考 えます 2008 年 4 月 宇 治 市 が 景 観 法 に 基 づいて 宇 治 市 景 観 計 画 を 策 定 その 中 で 宇 治 川 や 1
世 界 遺 産 である 平 等 院 宇 治 上 神 社 及 びその 周 辺 一 帯 を 宇 治 市 のシンボルとして 位 置 づけて 景 観 計 画 重 点 区 域 として 背 景 も 含 めて 保 全 し 後 世 に 引 き 継 いでゆくことを 市 民 事 業 者 行 政 の 務 めとします と 定 めました 塔 の 島 は 宇 治 のシンボル 景 観 の 中 心 の 位 置 にあります 2009 年 2 月 国 は 文 化 財 保 護 法 に 基 づいて 宇 治 の 文 化 的 景 観 として 塔 の 島 地 区 とその 両 岸 に 広 がるまち 並 み( 景 観 計 画 重 点 区 域 )を 重 要 文 化 的 景 観 に 選 定 し 景 観 保 全 を 義 務 付 けまし た 塔 の 島 地 区 は 琵 琶 湖 国 定 公 園 の 特 別 地 域 であり 京 都 府 の 特 別 風 致 地 区 でもあります 以 上 のことを 見 ても 宇 治 川 塔 の 島 地 区 は 厳 しい 規 制 によって 自 然 環 境 と 歴 史 的 景 観 を 保 全 すべ きとされている 地 域 であり 行 政 は 率 先 して 厳 守 すべきであると 考 えます 1997( 平 成 9) 年 の 河 川 法 の 改 正 により 治 水 利 水 に 加 えて 新 たに 河 川 環 境 の 整 備 と 保 全 が 法 の 目 的 となり 河 川 の 総 合 的 な 管 理 と 地 域 の 意 見 を 反 映 した 河 川 整 備 の 計 画 制 度 が 導 入 されまし た 河 川 管 理 者 はじめ 行 政 関 係 者 は 河 川 法 を 遵 守 することが 求 められています 私 たちは 行 政 自 らが 宇 治 市 景 観 計 画 などの 景 観 と 環 境 の 保 全 ルールを 破 ることになれば 宇 治 市 景 観 計 画 は 軽 んぜられ 今 後 景 観 破 壊 行 為 は 加 速 するとの 危 機 感 を 持 っています 貴 職 におかれましては 宇 治 市 長 に 対 して 宇 治 市 景 観 計 画 を 遵 守 することを 厳 しく 意 見 していただ くこと また 宇 治 市 として 市 民 への 説 明 責 任 行 政 責 任 を 果 たすよう 意 見 していただきますよう 要 請 いたします 関 係 機 関 への 意 見 提 出 についても 要 請 いたします 塔 の 島 改 修 改 変 の 問 題 点 を 下 記 に 列 挙 いたします 問 題 点 と 私 たちの 主 張 を 知 っていただくため に 写 真 資 料 等 を 多 数 添 付 しました 十 分 審 議 していただき 審 議 の 結 果 などをお 知 らせいただきますよ うお 願 いいたします 記 1 橘 島 の 上 面 を 掘 削 する 計 画 について 抜 本 的 見 直 し 中 止 を 求 めます 1 橘 島 の 上 面 を 掘 削 する 必 要 性 について 納 得 ゆく 理 由 が 市 民 に 説 明 されていません 河 床 掘 削 によっ て 平 常 水 位 ( 平 水 流 量 100m3/S)が 低 下 し 島 の 上 面 との 差 が 拡 大 します その 結 果 橘 島 が 軍 艦 島 のように 見 えるのではないかということが 橘 島 の 朝 霧 橋 から 下 流 区 域 の 上 面 掘 削 の 理 由 という ことであれば むしろ 過 大 な 河 床 掘 削 を 最 小 限 にすることに 最 大 限 努 力 すべきと 考 えます 橘 島 の 朝 霧 橋 から 上 流 区 域 では 島 の 上 面 は 現 況 の 高 さであり 平 常 水 位 との 差 は 現 況 よりも 拡 大 します また 塔 の 島 も 同 様 に 上 面 は 現 況 の 高 さであり 低 下 する 平 常 水 位 との 差 は 拡 大 します そう した 中 で 橘 島 の 朝 霧 橋 から 下 流 区 域 のみ 上 面 を 掘 削 し 石 を 亀 の 甲 羅 の 様 に 敷 き 詰 める 必 要 性 はあ りません 2 第 5 回 検 討 会 で 中 洲 を 復 元 するイメージとするため 橘 島 では 朝 霧 橋 より 下 流 に 向 かって 徐 々に 島 の 上 面 を 切 下 げる 形 状 であることを 説 明 した とあります 中 洲 を 復 元 するイメージ とはどの 様 なものか 何 故 それが 必 要 なのか 説 明 を 求 めましたが 淀 川 河 川 事 務 所 は 明 確 な 説 明 ができませ ん また 上 面 掘 削 によって 島 の 平 坦 部 が 大 きく 減 少 することになり 多 くの 来 園 者 が 使 用 する 公 園 と して 平 坦 部 の 減 少 は 避 けるべきことです 宇 治 橋 から 遠 望 する 橘 島 の 景 観 を 考 えた 場 合 下 記 の 現 況 と 現 状 で 河 床 掘 削 した 場 合 (フォトモ ンタージュ) を 見 ても 橘 島 の 朝 霧 橋 から 下 流 の 広 範 な 区 域 の 上 面 を 莫 大 な 税 金 を 費 やして 掘 削 す る 必 要 性 は 認 められません 私 たちは 橘 島 の 上 部 を 掘 削 する 必 要 はないと 考 えます 2
第 5 回 検 討 会 資 料 2 p8 下 段 : 現 状 ( 島 の 上 面 を 削 らず)で 河 床 掘 削 した 場 合 低 水 護 岸 が 現 れるだけ 橘 島 下 流 部 ( 朝 霧 橋 から 下 流 部 分 )の 上 面 掘 削 19 億 円 を 費 やして 護 岸 改 変 捨 石 施 工 後 のフォト モンタージュ 2 橘 島 塔 の 島 の 宇 治 川 護 岸 の 改 変 と 捨 石 施 工 の 抜 本 的 見 直 し 中 止 を 求 めます 1 治 水 のためではない 宇 治 川 護 岸 は すでに 完 成 した 護 岸 であって 治 水 対 策 上 改 変 する 必 要 性 がないことを 淀 川 河 川 事 務 所 は 認 めました また3の 親 水 計 画 が 破 綻 していることを 否 定 できませんでした(10 月 9 日 ) し かし 既 存 の 改 変 計 画 を 進 めるとしています 2 莫 大 な 税 金 を 使 って 中 洲 をイメージし 改 変 する 必 要 性 はあるのか 宇 治 川 側 の 護 岸 は 中 洲 をイメージし 緩 傾 斜 護 岸 とし 天 端 をラウンディング 形 状 とし やわら かさを 創 出 する ( 第 8 回 検 討 会 資 料 p14)としています 中 洲 をイメージし 護 岸 を 改 変 するとい うのです 現 況 が 中 洲 です 中 洲 のイメージ の 内 容 は 何 か また 何 のために 中 洲 のイメージ に 改 変 する 必 要 があるのか 淀 川 河 川 事 務 所 は 納 得 行 く 説 明 ができません 3
下 記 の フォトモンタージュ ( 第 5 回 検 討 会 資 料 -2p9 31)および 植 栽 のイメージパース( 朝 霧 橋 から 下 流 を 望 む) ( 宇 治 市 議 会 提 出 現 地 説 明 資 料 平 成 25 年 2 月 7 日 淀 川 河 川 事 務 所 p 10)などで 護 岸 改 変 前 後 を 比 較 しても 概 算 直 接 工 事 費 が 1 平 方 メートル 当 たり 9.4 万 円 ( 掘 削 費 用 別 試 験 施 工 実 績 第 5 回 検 討 会 資 料 )という 莫 大 なお 金 を 費 やして 改 変 する 工 事 の 結 果 が 島 を 石 で 固 める 以 外 の 何 物 でもないことが 明 らかです 第 5 回 検 討 会 資 料 2 p9 下 段 : 現 状 の 宇 治 川 護 岸 のままで 河 床 掘 削 した 場 合 低 水 護 岸 が 少 し 現 れる 1982 年 の 河 川 工 事 で 橘 島 の 東 半 分 を 掘 削 同 時 に 砂 洲 を 消 滅 させた 天 ヶ 瀬 ダムがある 限 り 砂 洲 は 復 活 しな い 安 全 柵 あり 工 事 後 転 落 事 故 3 件 死 亡 2 人 水 に 近 づか ないで 下 さいの 標 識 あり 第 5 回 検 討 会 資 料 2 p31 宇 治 川 護 岸 を 既 存 計 画 で 改 変 した 場 合 中 洲 のイメージと 説 明 してみても 石 積 みの 島 石 積 み 護 岸 現 況 の 安 全 柵 を 撤 去 するが 再 度 設 置 することになる 降 りたら 危 険 捨 石 施 工 ムダ 4
市 議 会 現 地 説 明 会 資 料 2013 年 2 月 7 日 淀 川 河 川 事 務 所 p10 宇 治 川 護 岸 を 既 存 計 画 で 改 変 した 場 合 中 洲 のイメージと 説 明 して みても 石 で 固 めた 島 3 今 より 危 険 になる 破 綻 している 親 水 計 画 淀 川 河 川 事 務 所 は 完 成 済 みの 既 存 の 宇 治 川 護 岸 を 壊 して 緩 傾 斜 護 岸 とし 水 際 の 捨 石 施 工 と 合 わせて 人 が 水 際 に 近 づく 計 画 をしています 護 岸 部 分 と 捨 石 部 分 の 間 に 幅 1.5mの 通 路 を 計 画 して います( 第 5 回 検 討 会 資 料 p29 の 4.3.4 採 用 する 護 岸 工 法 ) 宇 治 川 塔 の 島 地 区 において 宇 治 川 本 流 は 危 険 であるという 宇 治 川 の 特 性 を 無 視 したものです 一 方 第 8 回 検 討 会 資 料 P45 の 宇 治 公 園 再 生 計 画 ( 案 )で 過 去 に 3 件 の 転 落 事 故 が 発 生 し 2 人 の 死 者 が 出 ているため 安 全 柵 が 設 置 された 今 後 も 現 況 と 同 様 の( 高 さ 80 cm 程 度 )の 安 全 対 策 を 実 施 することが 必 要 としています 安 全 柵 の 設 置 が 必 要 ということは 降 りてはいけないということ です 水 際 に 近 づける 計 画 と 安 全 柵 設 置 対 策 は 完 全 に 矛 盾 しています 既 存 計 画 の 破 綻 を 意 味 します なお 仮 に 護 岸 を 緩 傾 斜 にするとしても 既 存 護 岸 を 削 る 必 要 はありません 河 床 の 砂 礫 を 既 存 護 岸 によせれば 緩 傾 斜 をつくることは 出 来 ます 他 所 の 石 を 搬 入 する 捨 石 施 工 は 全 く 無 駄 な 工 事 です 第 6 回 検 討 会 資 料 2 p16 緩 傾 斜 護 岸 と 捨 石 施 工 で 水 際 に 近 づく 計 画 護 岸 と 捨 石 の 間 に 通 路 5
3 塔 の 川 護 岸 形 態 を 抜 本 的 に 見 直 して 下 さい 1 第 8 回 検 討 会 資 料 は 塔 の 川 側 の 護 岸 は 川 幅 が 狭 く 河 積 を 確 保 する 必 要 性 があるが 天 端 をラ ウンディング 形 状 にし 護 岸 2 段 にすることで 圧 迫 感 を 緩 和 し 中 洲 のイメージとし やわらかさを 創 出 する としています 2まず なぜ 既 存 の 護 岸 を 改 変 しなければならないのかという 問 題 です 淀 川 河 川 事 務 所 は 10 月 9 日 にはじめて 河 床 掘 削 した 場 合 護 岸 の 根 が 足 りない 部 分 があるので 改 修 が 必 要 と 答 えました 検 証 が 必 要 です 3 塔 の 川 護 岸 でも 中 洲 のイメージ が 出 て 来 ます 計 画 されている 塔 の 川 の 護 岸 形 態 は 既 存 の 護 岸 が 比 較 的 安 全 な 塔 の 川 へ 接 近 しやすい 形 態 であることに 比 べ 明 らかに 塔 の 川 への 接 近 を 妨 げる 形 態 になっています しかも 護 岸 の 下 段 上 面 と 水 面 の 差 が1.7mに 拡 大 し 転 落 すれば 上 がることが できない 危 険 な 形 態 です 1 平 方 メートル 当 たり 10.9 万 円 ( 試 験 施 工 実 績 値 第 5 回 検 討 会 資 料 ) という 莫 大 な 費 用 を 費 やす 工 事 で 今 より 危 険 になることは 大 問 題 です 現 状 の 護 岸 を 大 きく 変 える 必 要 性 はないと 考 えます 仮 に 変 えるとしても 塔 の 川 に 接 近 しやすい しかも 安 全 な 護 岸 形 態 に 計 画 を 抜 本 的 に 見 直 す 必 要 があります * 参 照 塔 の 島 地 区 河 川 改 修 について( 平 成 25 年 2 月 7 日 淀 川 河 川 事 務 所 ) p10 検 討 会 で 提 案 された 塔 の 川 の 護 岸 構 造 p11 護 岸 のフォトモンタージュ( 現 況 と 改 修 後 との 比 較 ) 第 5 回 検 討 会 資 料 p21 3.2.4 採 用 する 護 岸 工 法 第 5 回 検 討 会 資 料 2 p23 現 況 の 護 岸 の 方 が 明 らかに 塔 の 川 の 水 際 に 近 づき 易 い 現 況 塔 の 川 護 岸 流 下 能 力 を 妨 げる 木 工 沈 床 改 変 後 の 護 岸 下 段 と 水 面 との 間 に1. 7mの 差 がで きる 危 険 構 造 6
第 5 回 検 討 会 資 料 2 p18 水 面 と 護 岸 下 段 上 面 の 差 が1.7mへ 拡 大 する 差 が 1..7mに 拡 大 落 ちれば 上 が れない 危 険 構 造 河 床 掘 削 まで 行 う 流 下 能 力 増 大 に 逆 行 する 木 工 沈 床 4 塔 の 川 ( 橘 島 ) 橘 橋 直 上 流 から 下 流 の 区 間 の 護 岸 は 既 存 計 画 を 踏 襲 するとしています が 1の 橘 島 の 上 面 掘 削 の 抜 本 的 見 直 し 中 止 3 の 塔 の 川 護 岸 の 抜 本 的 見 直 しに 関 わり 見 直 しを 求 めます 5 塔 の 川 の 木 工 沈 床 設 置 は 流 下 能 力 向 上 に 逆 行 し 景 観 上 も 問 題 があり 中 止 を 求 めま す 塔 の 川 の 木 工 沈 床 は 過 去 にないものです もともと 塔 の 川 になかったものをなぜ 設 置 する 必 要 が あるのでしょうか 河 床 掘 削 までして 行 う 塔 の 川 の 流 下 能 力 の 増 大 に 明 らかに 逆 行 する 計 画 です 景 観 上 も 大 きな 改 変 となります 抜 本 的 見 直 し 中 止 を 求 めます 6 橘 島 の 下 流 端 の 捨 石 施 工 は まったく 不 必 要 かつ 危 険 で 景 観 もよくなく 抜 本 的 見 直 しを 求 めます 河 川 で 自 然 にできる 砂 州 の 上 であれば 人 が 降 りて 問 題 ありませんが 人 工 的 に 石 を 投 入 してつくっ た 場 所 は 急 に 深 みにつながり 安 全 性 が 確 保 できず 危 険 です 景 観 上 も 問 題 です 7 中 の 島 橋 周 辺 の 既 存 の 護 岸 を 中 洲 のイメージで 改 変 する 必 要 性 はありません 計 画 の 抜 本 的 見 直 しを 求 めます 橘 島 上 流 端 の 護 岸 を 改 変 する 計 画 がありました 治 水 上 は 全 く 必 要 性 がないものです しかしこの 7
改 変 が 原 因 で 中 の 島 橋 の 架 け 替 え トイレの 移 転 など 全 く 無 駄 な 工 事 計 画 につながっていました 私 たちの 指 摘 で この 改 変 は 棚 上 げとなり 中 の 島 橋 の 架 け 替 え トイレの 移 転 は 今 回 の 工 事 計 画 からな くなりました しかし 再 び 中 洲 のイメージにもとづく 護 岸 改 変 が 出 されています 宇 治 川 護 岸 の 改 変 と 連 動 する 形 です 2の 宇 治 川 護 岸 の 改 変 同 様 抜 本 的 見 直 し 中 止 が 必 要 です 8 塔 の 島 上 流 の 導 流 堤 設 置 の 中 止 を 求 めます 塔 の 島 上 流 部 に 締 切 堤 の 代 替 え 施 設 としてまた 塔 の 島 地 区 における 歴 史 文 化 を 継 承 する 観 点 から 導 流 堤 を 設 置 する ( 宇 治 市 建 設 水 道 常 任 委 員 会 資 料 平 成 25 年 1 月 23 日 国 土 交 通 省 p 22)としています 導 流 堤 は 長 さ 240m 平 水 位 で 水 面 から 1.3m 出 るという 巨 大 な 構 造 物 です 塔 の 川 締 切 堤 ( 建 設 費 2 億 円 )は 2000 年 に 設 置 されましたが 宇 治 川 の 流 下 能 力 の 増 大 に 逆 行 す ること 及 び 塔 の 川 の 水 質 汚 濁 藻 の 異 常 繁 殖 悪 臭 発 生 の 事 態 を 受 け 2012 年 に 撤 去 されました 塔 の 川 が 締 切 堤 設 置 以 前 の 元 の 状 態 に 戻 ったということです また 明 治 期 の 千 本 杭 を 今 の 宇 治 川 で 復 活 させる 治 水 上 の 必 要 性 はありません 導 流 堤 は 宇 治 川 の 歴 史 的 景 観 の 破 壊 と 水 質 汚 濁 など 河 川 環 境 に 重 大 問 題 を 発 生 させる 危 険 があり 中 止 を 求 めます 工 事 用 鋼 矢 板 締 切 堤 設 置 によってすでに 水 質 汚 濁 が 起 こっています 周 辺 の 旅 館 などから 風 情 が 台 無 しと 導 流 堤 設 置 に 反 対 が 表 明 され 工 事 用 鋼 矢 板 締 切 堤 も 工 事 終 了 後 即 刻 撤 去 が 求 められています 8
8-2 工 事 用 鋼 矢 板 締 切 堤 は 工 事 終 了 後 直 ちに 完 全 撤 去 することを 求 めます 塔 の 川 上 流 部 の 工 事 用 鋼 矢 板 締 切 堤 は すでに 水 質 汚 濁 問 題 を 発 生 させ 景 観 上 も 問 題 を 引 き 起 こ しています 6 月 の 調 査 に 基 づいて 7 月 11 日 に 淀 川 河 川 事 務 所 に 工 事 用 鋼 矢 板 締 切 堤 による 水 質 汚 濁 問 題 の 解 決 のための 措 置 を 求 めましたが 改 善 されていません 塔 の 川 では 藻 の 異 常 繁 殖 が 起 こり 悪 臭 の 発 生 によって 観 光 客 からひんしゅくをかった 過 去 の 苦 い 事 態 を 招 く 危 険 性 が 高 まってい ましたが 洪 水 によってその 事 態 が 避 けられたにすぎません 工 事 用 鋼 矢 板 締 切 堤 設 置 によって 水 が 滞 留 し 水 質 汚 濁 発 生 これは 塔 の 川 締 切 堤 の 教 訓 を 生 かしていないためです 淀 川 河 川 事 務 所 が 平 成 24 年 度 工 事 終 了 後 締 切 の 一 部 を 撤 去 して 通 水 するという 工 事 手 順 をサボタージュしていたことが 判 明 淀 川 河 川 事 務 所 に 改 善 を 申 し 入 れたが 改 善 さ れていない 2013 年 6 月 14 日 鋼 矢 板 締 切 堤 上 流 端 汚 濁 水 が 締 切 部 分 から 本 流 へ 流 れ 出 し 水 質 汚 染 汚 濁 が 広 がっている 2013 年 6 月 14 日 鋼 矢 板 締 切 堤 下 流 端 水 質 汚 濁 が 広 がっている 塔 の 川 締 切 堤 (2000 年 設 置 2012 年 撤 去 ) 跡 から 下 流 は 導 水 管 からの 流 入 水 でかろうじて 希 釈 されている 様 子 その 後 塔 の 川 で 藻 の 異 常 繁 茂 を 確 認 後 の 洪 水 がなければ 悪 臭 発 生 の 危 険 性 が あった 9
9 工 事 用 仮 設 道 路 は 工 事 終 了 後 直 ちに 撤 去 することを 求 めます 2013 年 6 月 12 日 の 宇 治 市 議 会 本 会 議 で 宇 治 市 長 が 淀 川 河 川 事 務 所 長 に 対 して 河 川 内 の 工 事 用 仮 設 道 路 を 整 備 し 遊 歩 道 にしてほしいと 要 請 したことが 明 らかとなり 私 たちも 淀 川 河 川 事 務 所 申 し 入 れの 際 に 確 認 しました この 道 路 は 工 事 用 の 仮 設 の 道 路 であるから 設 置 を 許 されているのであって これを 工 事 終 了 後 景 観 保 全 を 定 める 宇 治 市 景 観 計 画 の 重 点 区 内 に 残 置 することは 許 されないことで す 宇 治 市 景 観 計 画 を 厳 守 すべき 宇 治 市 長 が 宇 治 市 景 観 計 画 を 無 視 した 言 動 を 行 うことは 許 されない 重 大 問 題 と 考 えます 宇 治 市 長 が 要 請 し 淀 川 河 川 事 務 所 が 呼 応 した 形 で 工 事 用 仮 設 道 路 が 重 点 区 域 内 に 残 置 される 事 態 になれば 宇 治 市 景 観 計 画 は 死 文 化 してしまいます 工 事 用 道 路 の 残 置 は 河 川 法 上 も 宇 治 川 の 流 下 能 力 を 低 下 させるものとして 大 問 題 です すでに 遊 歩 道 は 存 在 しているのに 工 事 用 の 巨 大 なダンプ 道 路 を 遊 歩 道 にする 必 要 性 は 全 くありません また 地 域 の 平 等 院 通 表 参 道 商 店 街 などへ 大 きな 影 響 を 引 き 起 しかねない 問 題 があります したがって 工 事 用 仮 設 道 路 は 工 事 終 了 後 直 ちに 完 全 に 撤 去 することを 求 めます 白 いマークが 遊 歩 道 がある 場 所 上 流 へと 続 く 宇 治 橋 から 上 流 宇 治 のシンボル 景 観 地 域 を 望 む 宇 治 川 左 岸 を 橘 島 へと 続 く 工 事 用 仮 設 ダンプ 道 路 残 置 して 景 観 無 視 の 小 径 計 画? 景 観 環 境 上 問 題 大 治 水 面 では 河 積 を 大 幅 に 狭 めている 工 事 がすめば 撤 去 すべきもの これを 小 径 と 称 して 残 すことは 景 観 環 境 破 壊 の 最 たるもの 以 上 多 数 の 問 題 点 を 列 挙 しました 宇 治 市 景 観 計 画 を 厳 守 する 立 場 でご 審 議 いただき 宇 治 市 長 は じめ 関 係 機 関 への 意 見 提 出 を 心 からお 願 いいたします 以 上 宇 治 世 界 遺 産 を 守 る 会 611-0033 京 都 府 宇 治 市 大 久 保 町 北 ノ 山 11-1 Tel & Fax 0774-48-2472 e-mail yabuta39@leto.eonet.ne.jp 薮 田 秀 雄 方 10