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4 調 査 の 対 話 内 容 (1) 調 査 対 象 財 産 の 土 地 建 物 等 を 活 用 して 展 開 できる 事 業 のアイディアをお 聞 かせく ださい 事 業 アイディアには, 次 の 可 能 性 も 含 めて 提 案 をお 願 いします ア 地 域 の 活 性 化 と 様 々な 世

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1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

能勢町市街化調整区域における地区計画のガイドライン

一般競争入札について

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私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

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学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

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代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

(3) 調 査 の 進 め 方 2 月 28 日 2 月 28 日 ~6 月 30 日 平 成 25 年 9 月 サウンディング 型 市 場 調 査 について 公 表 松 戸 市 から 基 本 的 な 土 地 情 報 サウンディングの 実 施 活 用 意 向 アイデアのある 民 間 事 業 者 と

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

文化政策情報システムの運用等

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 三郷市市街化調整区域の整備及び保全の方針(案)

(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか

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安 芸 太 田 町 学 校 適 正 配 置 基 本 方 針 の 一 部 修 正 について 1 議 会 学 校 適 正 配 置 調 査 特 別 委 員 会 調 査 報 告 書 について 安 芸 太 田 町 教 育 委 員 会 が 平 成 25 年 10 月 30 日 に 決 定 した 安 芸 太 田

●幼児教育振興法案

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質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定

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m07 北見工業大学 様式①

市街化調整区域における地区計画の

佐渡市都市計画区域の見直し

目 標 を 達 成 するための 指 標 第 4 章 計 画 における 環 境 施 策 世 界 遺 産 への 登 録 早 期 登 録 の 実 現 史 跡 の 公 有 地 化 平 成 27 年 度 (2015 年 度 )までに 235,022.30m 2 施 策 の 体 系 1 歴 史 的 遺 産 とこ

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

している 5. これに 対 して 親 会 社 の 持 分 変 動 による 差 額 を 資 本 剰 余 金 として 処 理 した 結 果 資 本 剰 余 金 残 高 が 負 の 値 となるような 場 合 の 取 扱 いの 明 確 化 を 求 めるコメントが 複 数 寄 せられた 6. コメントでは 親

3. 選 任 固 定 資 産 評 価 員 は 固 定 資 産 の 評 価 に 関 する 知 識 及 び 経 験 を 有 する 者 のうちから 市 町 村 長 が 当 該 市 町 村 の 議 会 の 同 意 を 得 て 選 任 する 二 以 上 の 市 町 村 の 長 は 当 該 市 町 村 の 議

16 日本学生支援機構

公表表紙

続 に 基 づく 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 再 認 定 を 受 けていること ) c) 会 社 更 生 法 に 基 づき 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなされている 者 又 は 民 事 再 生 法 に 基 づき 再 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなさ

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加 古 川 市 市 街 化 調 整 区 域 における 地 区 計 画 制 度 の 運 用 基 準 ( 概 要 ) 第 1 章 総 則 運 用 基 準 の 目 的 地 区 計 画 制 度 の 運 用 により 良 好 な 居 住 環 境 の 維 持 及 び 育 成 を 目 的 とする ( 第 1 条 )

事 業 概 要 利 用 時 間 休 館 日 使 用 方 法 使 用 料 施 設 を 取 り 巻 く 状 況 や 課 題 < 松 山 駅 前 駐 輪 場 > JR 松 山 駅 を 利 用 する 人 の 自 転 車 原 付 を 収 容 する 施 設 として 設 置 され 有 料 駐 輪 場 の 利 用

平成27年度大学改革推進等補助金(大学改革推進事業)交付申請書等作成・提出要領

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学校安全の推進に関する計画の取組事例

目 次 都 市 づくりの 全 体 構 想 偏 1. 都 市 づくりの 理 念 と 目 標 1 1. 都 市 づくりの 理 念 と 将 来 像 1 2. 都 市 づくりの 目 標 とテーマ 2 3. 計 画 期 間 3 4. 将 来 人 口 フレーム 3 2. 将 来 都 市 構 造 4 1. 将 来

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1 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )について 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )の 構 成 構 成 記 載 内 容 第 1 章 はじめに 本 マニュアルの 目 的 記 載 内 容 について 説 明 しています 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 5 章 第 6 章 林 地

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平成24年度開設予定大学院等一覧(判定を「不可」とするもの)

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平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税

第1章 総則

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

既 存 建 築 物 の 建 替 市 街 化 調 整 区 域 で 許 可 を 不 要 とする 取 扱 いについて 既 存 建 築 物 の 建 替 は 以 下 の1)~3)をすべて 満 たしている 場 合 に 可 能 です 1) 建 替 前 の 建 築 物 ( 以 下 既 存 建 築 物 という )につ

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平成15・16年度の建設工事入札参加資格の認定について

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4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

定款

b) 参 加 表 明 書 の 提 出 時 において 東 北 地 方 整 備 局 ( 港 湾 空 港 関 係 を 除 く) における 平 成 年 度 土 木 関 係 建 設 コンサルタント 業 務 に 係 る 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 認 定 を 受 けて

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容 積 率 制 限 の 概 要 1 容 積 率 制 限 の 目 的 地 域 で 行 われる 各 種 の 社 会 経 済 活 動 の 総 量 を 誘 導 することにより 建 築 物 と 道 路 等 の 公 共 施 設 とのバランスを 確 保 することを 目 的 として 行 われており 市 街 地 環

4 松 山 市 暴 力 団 排 除 条 の 一 部 風 俗 営 業 等 の 規 制 及 び 業 務 の 適 正 化 等 に 関 する 法 律 等 の 改 正 に 伴 い, 公 共 工 事 から 排 除 する 対 象 者 の 拡 大 等 を 図 るものです 第 30 号 H H28.1

も く じ 1 税 源 移 譲 1 2 何 が 変 わったのか 改 正 の 3 つ の ポイント ポイント1 国 から 地 方 へ 3 兆 円 規 模 の 税 源 が 移 譲 される 2 ポイント2 個 人 住 民 税 の 税 率 構 造 が 一 律 10%に 変 わる 3 ポイント3 個 々の 納

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第4回税制調査会 総4-1

発 表 の 流 れ 1 事 業 概 要 2 評 価 票 の 記 載 内 容 について 3 指 標 について 4 事 業 内 容 について 5 提 案 のまとめ 2

参 考 様 式 再 就 者 から 依 頼 等 を 受 けた 場 合 の 届 出 公 平 委 員 会 委 員 長 様 年 月 日 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 第 38 条 の2 第 7 項 規 定 に 基 づき 下 記 のとおり 届 出 を します この

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入


●電力自由化推進法案

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現 行 工 業 地 域 準 工 業 地 域 商 業 地 域 近 隣 商 業 地 域 改 正 後 準 工 業 地 域 ( 特 別 業 務 地 区 ( 第 2 種 ) 及 び 指 定 集 積 区 域 を 除 く) 近 隣 商 業 地 域 2 / 7

Microsoft Word - 03.大和高田市仕様書 介護認定業務委託 H27

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守 口 市 立 東 小 学 校 大 久 保 小 学 校 の 統 合 実 施 計 画 目 次 第 1 守 口 市 における 学 校 統 合 の 背 景 1 第 2 東 小 学 校 と 大 久 保 小 学 校 の 統 合 について 1 第 3 統 合 校 の 学 校 づくりについて 2 第 4 東 小

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

説 明 内 容 料 金 の 算 定 期 間 と 請 求 の 単 位 について 分 散 検 針 制 日 程 等 別 料 金 料 金 の 算 定 期 間 と 支 払 義 務 発 生 日 日 程 等 別 料 金 の 請 求 スケジュール 料 金 のお 支 払 い 方 法 その 他 各 種 料 金 支 払

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Microsoft Word 行革PF法案-0概要

定款  変更

ト ン ネ ル ご 施 工 計 画 施 工 設 備 及 び 積 算 建 設 環 境 上 水 道 及 び 工 業 用 水 道 技 術 部 門 上 下 水 道 部 門 に 該 当 する 下 水 道 資 農 業 土 木 技 術 部 門 農 業 部 門 に 該 当 する 資 と の RCCM の 資 森 林

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Microsoft PowerPoint - 【資料5】社会福祉施設職員等退職手当共済制度の見直し(案)について

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

3 地 震 保 険 の 割 引 地 震 保 険 に 加 入 されている 場 合 耐 震 改 修 後 保 険 料 の 割 引 (10%)が 受 けられる 場 合 があ ります ご 加 入 の 保 険 会 社 にお 問 合 せになり 宅 耐 震 改 修 証 明 書 の 写 し あるいは 固 定 資 産

別 添 1 女 性 国 家 公 務 員 の 登 用 状 況 資 料 1 指 定 職 に 占 める 女 性 の 割 合 は3.0%( 平 成 27 年 11 月 1 日 現 在 ) ( 前 年 9 月 1 日 現 在 から0.2ポイント 増 ) 本 省 課 室 長 相 当 職 以 上 に 占 める 女

土 購 入 土 借 用 土 所 有 権 移 転 登 記 確 約 書 農 転 用 許 可 書 ( 写 ) 農 転 用 届 出 受 理 書 ( 写 ) 土 不 動 産 価 格 評 価 書 土 見 積 書 ( 写 ) 又 は 売 買 確 約 書 ( 写 ) 土 売 主 印 鑑 登 録 証 明 書 売 主

1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)

18 国立高等専門学校機構

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

Transcription:

第 6 回 和 歌 山 県 景 観 条 例 等 検 討 委 員 会 議 事 録 日 時 : 平 成 20 年 2 月 5 日 ( 火 )14:00~16:00 場 所 :ダイワロイネットホテル 和 歌 山 4 階 ブリエ 区 分 氏 名 所 属 備 考 委 員 長 西 村 幸 夫 東 京 大 学 大 学 院 工 学 系 研 究 科 都 市 デザイン 専 攻 教 授 副 委 員 長 濱 田 學 昭 和 歌 山 大 学 システム 工 学 部 環 境 システム 学 科 教 授 委 員 嘉 名 光 市 大 阪 市 立 大 学 大 学 院 工 学 研 究 科 都 市 系 専 攻 准 教 授 小 浦 久 子 大 阪 大 学 大 学 院 工 学 研 究 科 地 球 総 合 工 学 准 教 授 坂 本 勲 生 熊 野 本 宮 語 り 部 の 会 会 長 田 中 昭 彦 田 中 遠 藤 法 律 事 務 所 長 津 浦 裕 湯 浅 伝 統 的 建 造 物 群 保 存 地 区 保 存 協 議 会 委 員 筒 井 洋 和 社 団 法 人 和 歌 山 県 宅 地 建 物 取 引 業 協 会 副 会 長 中 野 久 生 社 団 法 人 和 歌 山 県 建 築 士 会 会 長 藤 本 弘 和 歌 山 県 屋 外 広 告 美 術 協 同 組 合 副 理 事 長 前 秀 明 高 野 町 景 観 づくり 審 議 会 会 長 山 形 毅 章 和 歌 山 ターミナルビル 株 式 会 社 代 表 取 締 役 社 長 山 田 良 治 和 歌 山 大 学 経 済 学 部 観 光 学 科 教 授 事 務 局 茅 野 牧 夫 和 歌 山 県 県 土 整 備 部 長 土 橋 一 文 和 歌 山 県 県 土 整 備 部 都 市 住 宅 局 長 松 本 兼 一 和 歌 山 県 県 土 整 備 部 都 市 住 宅 局 都 市 政 策 課 長 坂 口 唯 之 和 歌 山 県 県 土 整 備 部 都 市 住 宅 局 都 市 政 策 課 副 課 長 永 田 和 之 和 歌 山 県 県 土 整 備 部 都 市 住 宅 局 都 市 政 策 課 都 市 計 画 班 長 野 口 利 也 和 歌 山 県 県 土 整 備 部 都 市 住 宅 局 都 市 政 策 課 主 任 小 松 克 之 和 歌 山 県 県 土 整 備 部 都 市 住 宅 局 都 市 政 策 課 主 査 中 塚 一 ( 株 ) 地 域 計 画 建 築 研 究 所 大 阪 事 務 所 計 画 部 長 坂 井 信 行 ( 株 ) 地 域 計 画 建 築 研 究 所 大 阪 事 務 所 次 長 絹 原 一 寛 ( 株 ) 地 域 計 画 建 築 研 究 所 大 阪 事 務 所 主 任 議 事 和 歌 山 県 景 観 計 画 ( 素 案 )について 委 員 A: 議 論 の 前 に 補 足 しておきたいが 府 県 の 景 観 計 画 には 様 々な 特 色 が 出 てきて いる 和 歌 山 県 では 世 界 遺 産 の 景 観 が 損 なわれないよういち 早 く 措 置 を 講 じ たい というところが 出 発 点 となっているので 重 要 なところを 先 行 して 決 め て その 後 特 定 景 観 形 成 地 域 を 順 次 指 定 していくことで 充 実 を 図 る という 成 長 する 景 観 計 画 ともいうべきアプローチとなっている そうした 前 提 で こ の 枠 組 みで 良 いのかどうか あるいは 行 為 の 制 限 がこの 考 え 方 で 良 いのかどう か を 議 論 していこうということである 委 員 B: 中 辺 路 といえば 熊 野 川 から 本 宮 大 社 浜 の 宮 から 那 智 大 社 までのルートもあ るが 資 料 の 景 観 計 画 の 区 域 の 図 にはそれらが 含 まれていないように 見 える 1

本 来 は 入 れてしかるべき 規 制 を 導 入 していくには 関 係 市 町 村 の 職 員 が 受 け 入 れられるかどうかが 大 事 であり 内 容 の 周 知 などはどうされているのか 事 務 局 : 今 回 設 定 した 中 辺 路 の 範 囲 は 観 光 客 が 主 に 訪 れる 場 所 を 選 定 している 市 町 村 については 条 例 検 討 前 に 各 市 町 村 長 に 内 容 説 明 をしており 協 力 の 了 解 を 得 ている 市 町 村 についても 連 絡 のための 会 議 を 実 施 しており また 本 委 員 会 にも 特 定 景 観 形 成 地 域 として 検 討 している 世 界 遺 産 関 連 の 市 町 には 出 席 してもらっている 委 員 C: 景 観 条 例 計 画 もできあがってから 効 果 が 上 がるかどうかが 大 事 例 えば 景 観 重 要 樹 木 として 田 辺 市 中 辺 路 町 福 定 にある 大 イチョウなどは 指 定 されてし かるべきだが 実 際 にどのような 手 順 で 指 定 されるのか 使 いやすい 運 用 にし て 頂 きたいと 思 う 事 務 局 : 地 元 で 意 義 を 理 解 して 提 案 して 頂 くことが 重 要 と 考 えている 制 度 について は 周 知 徹 底 を 図 るとともに 具 体 的 な 指 定 方 法 は 今 後 検 討 していきたい 委 員 A: 景 観 重 要 建 造 物 樹 木 と 景 観 条 例 に 記 載 されている 景 観 資 源 とはどう 整 理 されているのか 事 務 局 : 景 観 資 源 は 県 民 の 方 々に 親 しまれているものを 知 って 頂 くという 意 味 で 幅 広 に 捉 えている 景 観 重 要 建 造 物 樹 木 は 景 観 法 に 基 づく 指 定 で 維 持 管 理 など 規 制 が 生 じるものなので 所 有 者 の 理 解 を 得 ながら 指 定 したい 委 員 A: 景 観 資 源 は 広 めに 考 え そのうち 保 全 の 手 だてが 必 要 なものは 景 観 重 要 建 造 物 樹 木 に 指 定 するという 考 え 方 か 委 員 D: 今 回 の 検 討 エリアは 広 大 に 及 んでおり 規 制 が 増 えれば 土 地 の 資 産 価 値 が 目 減 りするのでは という 危 惧 もある また 区 画 形 質 の 変 更 の 届 出 には 期 間 や 手 間 もかかり 罰 則 も 適 用 されるとなれば 土 地 所 有 者 及 び 事 業 者 への 負 担 を 強 いることにもなる 対 象 範 囲 についても 周 知 徹 底 して 頂 きたい 事 務 局 : 決 して 建 てさせないということではなく 周 辺 と 調 和 した 形 にしてもらおう という 趣 旨 である 手 続 きには 建 築 確 認 申 請 の 図 面 を 利 用 するなど 事 業 者 に 過 度 の 負 担 を 強 いることのないよう 配 慮 したい 委 員 E: 特 定 景 観 形 成 地 域 は 上 乗 せの 基 準 を 定 めるということだが 少 なくとも 一 般 地 域 で 定 める 最 低 限 の 届 出 対 象 行 為 基 準 は 引 き 継 がれていくと 理 解 して 良 い のか 事 務 局 : 特 定 景 観 形 成 地 域 で 何 を 対 象 とするかはまだ 決 定 していないが よりきめ 細 かく 対 応 したいと 考 えている 委 員 E: 世 界 遺 産 の 景 観 には 山 々 集 落 道 路 河 川 など 様 々な 対 象 があるが そ れらにはいくつかの 関 わる 主 体 があり 森 林 法 自 然 公 園 法 河 川 法 などの 規 制 もある 計 画 論 として まずそれらの 全 体 像 を 明 らかにし その 上 でどの 部 2

分 を 景 観 法 が 担 い 運 用 するのか を 示 してほしい 委 員 F: 資 料 の 良 好 な 景 観 の 形 成 に 関 する 方 針 が 示 されている 中 で 中 辺 路 では 山 な みへの 眺 望 といった 方 針 が 出 されているが 景 観 計 画 区 域 内 全 域 の 方 針 ではそ うした 山 あるいは 山 なみといった 要 素 が 出 されていない 区 域 内 全 域 の 骨 格 としても 重 要 だと 思 われるので 配 慮 頂 ければ 委 員 G: 山 なみに 霧 がかかった 荘 厳 な 景 観 は 和 歌 山 らしいものだと 思 うが いざ 景 観 法 でどのようにして 守 れるのか となると 難 しく 今 後 の 課 題 である 委 員 E: 方 針 は 様 々な 書 き 方 があるが 和 歌 山 県 が 一 体 どのような 使 い 方 をするのか は 議 論 の 余 地 がある 例 えば 基 準 に 書 ききれない 考 え 方 を 方 針 で 記 載 し 法 定 の 計 画 として 位 置 づけ 指 導 の 際 にも 活 用 する といった 方 法 もあるが 和 歌 山 県 の 考 え 方 をお 聞 きしたい 現 行 の 案 では 協 働 のまちづくりを 推 進 するとしているが 今 の 活 動 への 評 価 には 触 れられていないし 先 ほどの 充 実 する 成 長 させていくという 考 え 方 を 盛 り 込 むことも 考 えられる また 都 市 計 画 ではコントロールできない 山 な み 農 村 の 部 分 の 考 え 方 も 積 極 的 に 位 置 づけるといった 方 法 もある 事 務 局 : 現 行 の 案 は 昨 年 度 に 開 催 した 懇 話 会 での 意 見 を 踏 まえたものであるが これ から 充 実 させていきたいので ご 意 見 を 元 にさらなる 検 討 を 重 ねたい 委 員 D: 景 観 農 業 振 興 地 域 について 農 地 の 保 全 も 景 観 上 重 要 だ 思 われるが 市 町 村 の 取 り 組 みに 対 する 補 助 などは 考 えておられるのか ある 程 度 は 予 算 を 確 保 し て 取 り 組 まれることが 望 ましいのでは 事 務 局 : 景 観 農 業 振 興 地 域 整 備 計 画 は 市 町 村 が 策 定 するものだが 支 援 については 現 段 階 では 未 定 である 委 員 A: これまでに 比 べて 可 能 性 は 増 えるのではないかと 思 われる 委 員 C: インターチェンジ 出 口 付 近 などで 派 手 な 看 板 や 建 物 が 目 立 っているが 既 設 のものに 対 して 働 きかけるしくみは 条 例 には 用 意 されていないのか 事 務 局 : 既 設 のものへの 働 きかけは 難 しい 誰 もが 好 ましくないと 感 じるものは 指 導 していきたいと 考 えているが どこまでできるか 委 員 A: 派 手 な 色 彩 は 慎 むべきだということであれば 色 彩 の 基 準 を 設 定 するという ことになるが そうしたこともこの 委 員 会 で 扱 っていくことになる 基 準 が 定 められれば 既 設 のもので 基 準 に 合 わないものは 既 存 不 適 格 となり 次 にやり 替 える 時 に 基 準 に 合 うように 指 導 していくことになる 委 員 H: 第 8 回 以 降 の 委 員 会 で 屋 外 広 告 物 条 例 改 正 を 検 討 するとのことだが どの ような 資 料 で 議 論 しようと 考 えておられるのか 事 務 局 : どのようなものが 景 観 を 阻 害 しているのか といったものをお 示 ししながら 検 討 して 頂 きたいと 考 えている 委 員 I: 経 済 では 具 体 的 な 目 標 として 成 長 率 何 %などと 設 定 するが この 景 観 計 画 で 3

は 手 法 は 記 載 されているものの 一 体 どのような 景 観 をつくっていこうとして いるのかが 記 載 されていない スコットランドの 計 画 では 20~30 年 後 の 山 なみ のビジョンを 示 していた この 計 画 の 中 にビジョンがどういう 形 で 入 ってくる のか 委 員 A: 2 段 階 の 考 え 方 があって まず 景 観 計 画 区 域 内 全 域 で 目 指 すべき 景 観 を 一 義 的 に 決 めるのは 難 しいが ふさわしくないものは 決 められるので それを 全 域 の 基 準 として 定 めていくことになる その 上 で 特 定 景 観 形 成 地 域 ではより 積 極 的 な 目 標 を 位 置 づけていこうというものである 資 料 でも 記 載 されているが 今 後 もう 少 し 詳 しく 議 論 されるべき 事 柄 であろう だが 何 を 持 って 良 い 景 観 とするのか という 問 いかけは 今 後 とも 続 くと 思 われるので 県 の 方 でも 継 続 して 考 え 続 けていかねばならない 委 員 G: 良 好 な 景 観 像 が 定 まらない 中 で 議 論 するという 形 になっているが 地 域 の 方 々 とも 一 緒 に 議 論 していく 中 で 明 確 になっていくものであると 考 える 時 間 をか けて 意 識 を 醸 成 し 育 てていくことが 肝 要 で 例 えば 観 光 マップに 景 観 の 情 報 を 盛 り 込 んでいくなどの 取 り 組 みも 考 えられる 一 方 でそれを 実 現 する 力 あるいはインセンティブも 必 要 で 和 歌 山 県 では 中 山 間 地 域 等 直 接 支 払 制 度 ( 注 : 中 山 間 地 域 における 農 業 生 産 活 動 を 支 援 し 農 村 が 持 つ 国 土 保 全 や 水 資 源 のかん 養 等 の 多 面 的 機 能 を 維 持 確 保 するため 一 定 の 交 付 条 件 を 満 た す 農 業 者 に 対 し 条 件 の 不 利 性 を 補 正 する 直 接 支 払 制 度 )などもあるが 例 えば 景 観 に 寄 与 する 農 地 の 保 全 には 補 助 の 上 乗 せをする といった 仕 組 みも 考 えられる 委 員 E: 資 料 の 行 為 の 制 限 で 示 されている 内 容 は 景 観 計 画 区 域 内 全 域 を 対 象 としたネ ガティブ チェックだが 工 作 物 についてここまで 細 かく 分 類 するのが 良 いの かどうか 細 かくすればするほど 運 用 が 難 しくなるのではないか また これらの 基 準 を 検 討 する 上 では どのような 景 観 のどういったところ を 問 題 としており どう 良 くしていくのか 背 景 となる 考 え 方 をきちんと 説 明 してほしい 委 員 J: 景 観 協 議 会 では 環 境 配 慮 といった 内 容 は 扱 わないのか また 資 料 の 行 為 の 制 限 について 風 力 発 電 施 設 は 工 作 物 の 鉄 筋 コンクリー ト 造 の 柱 鉄 柱 木 柱 その 他 これらに 類 するもの に 該 当 すると 考 えて 良 いのか 採 石 法 は 通 常 産 業 部 局 が 所 管 することが 多 いが 和 歌 山 県 では 県 土 整 備 部 が 所 管 するということで 連 携 も 採 りやすいと 思 う 事 務 局 : 環 境 配 慮 は 通 常 環 境 部 局 で 扱 うが 必 要 に 応 じて 協 議 会 の 場 に 参 画 を 求 める などしたい 風 力 発 電 施 設 はご 指 摘 の 通 り 委 員 G: 風 力 発 電 施 設 は 海 上 での 設 置 も 考 えられるが 本 計 画 は 海 面 なども 含 まれて いるのか 海 岸 の 景 観 も 重 要 と 思 われるので 検 討 頂 きたい 4

事 務 局 : ご 指 摘 を 踏 まえ 検 討 したい 委 員 B: 中 辺 路 には 熊 野 川 もぜひ 加 えてほしい 大 辺 路 は 海 岸 が 望 める 部 分 も 多 くあ るので ゆくゆくはこうしたところも 特 定 景 観 形 成 地 域 に 加 えてほしい また 古 道 は 小 辺 路 伊 勢 路 も 含 めてできているので 隣 接 する 奈 良 県 三 重 県 とも どう 関 わっていくのか も 含 めて 検 討 してほしい 委 員 A: 多 数 のご 意 見 を 頂 いた まず 景 観 計 画 の 全 体 をどう 考 えるのか 特 に 景 観 計 画 区 域 内 全 域 と 特 定 景 観 形 成 地 域 との 関 係 が 論 点 となった 景 観 形 成 の 方 針 についてはいくつか 足 りないところが 指 摘 された 本 来 なら ば 地 域 別 構 想 なども 書 ければ 良 いが そこまで 行 き 着 くのは 時 間 上 難 しいので その 上 でどうバランスを 取 るか が 課 題 行 為 の 制 限 については それをもってどのように 景 観 を 向 上 させようとして いるのか 具 体 的 な 景 観 のイメージを 示 すべきとの 意 見 があった また 現 在 は 他 法 令 で 届 出 が 担 保 されている 整 合 が 取 れているものを 対 象 としているが それが 必 ずしも 景 観 上 重 要 とは 限 らないとの 指 摘 もあり 必 要 に 応 じて 積 極 的 に 数 値 基 準 などを 設 定 することもあり 得 る 特 定 景 観 形 成 地 域 の 熊 野 参 詣 道 ( 中 辺 路 )については これから 具 体 的 なイ メージを 出 して 頂 き 議 論 したい 全 体 としては 取 りかかりの 部 分 であり ようやくこれからという 段 階 かと 思 うので 次 回 以 降 引 き 続 き 議 論 していきたい 5