表紙.indd



Similar documents
●幼児教育振興法案

Microsoft Word - 公表用答申422号.doc

横浜市障害者ガイドヘルプ事業実施要綱

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

4 調 査 の 対 話 内 容 (1) 調 査 対 象 財 産 の 土 地 建 物 等 を 活 用 して 展 開 できる 事 業 のアイディアをお 聞 かせく ださい 事 業 アイディアには, 次 の 可 能 性 も 含 めて 提 案 をお 願 いします ア 地 域 の 活 性 化 と 様 々な 世

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63>

<4D F736F F D20D8BDB8CFC8BCDED2DDC482A882E682D1BADDCCDFD7B2B1DDBD8B4B92F E646F63>

55

定款

参 考 様 式 再 就 者 から 依 頼 等 を 受 けた 場 合 の 届 出 公 平 委 員 会 委 員 長 様 年 月 日 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 第 38 条 の2 第 7 項 規 定 に 基 づき 下 記 のとおり 届 出 を します この

Microsoft Word - 目次.doc

学校法人日本医科大学利益相反マネジメント規程

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

02【発出】280328福島県警察職員男女共同参画推進行動計画(公表版)

Microsoft Word - 【溶け込み】【修正】第2章~第4章


1 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )について 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )の 構 成 構 成 記 載 内 容 第 1 章 はじめに 本 マニュアルの 目 的 記 載 内 容 について 説 明 しています 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 5 章 第 6 章 林 地

Ⅶ 東 海 地 震 に 関 して 注 意 情 報 発 表 時 及 び 警 戒 宣 言 発 令 時 の 対 応 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 本 県 の 東 海 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 において 東 海 地 震

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

< EE597768E968BC688EA97972D372E786477>

学校安全の推進に関する計画の取組事例

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

とする (1) 多 重 債 務 や 過 剰 債 務 を 抱 え 返 済 が 困 難 になっている 人 (2) 債 務 整 理 を 法 律 専 門 家 に 依 頼 した 直 後 や 債 務 整 理 途 上 の 人 (3) 収 入 よりも 生 活 費 が 多 くお 金 が 不 足 がちで 借 金 に 頼

<4D F736F F D D3188C091538AC7979D8B4B92F F292B98CF092CA81698A94816A2E646F63>

<4D F736F F D C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B A4F8D91906C8DDE8A A>


(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

神 奈 川 県 立 横 須 賀 大 津 高 等 学 校 いじめ 防 止 基 本 方 針 1 いじめの 防 止 等 に 関 する 基 本 的 な 考 え 方 ( 本 校 のいじめ 防 止 に 関 する 基 本 的 な 姿 勢 ) いじめは いじめを 受 けた 生 徒 の 教 育 を 受 ける 権 利

(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか

2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病

2 積 極 的 な 接 種 勧 奨 の 差 し 控 え 国 は 平 成 25 年 4 月 から 定 期 接 種 化 したが ワクチン 接 種 との 関 連 を 否 定 できない 持 続 的 な 痛 みなどの 症 状 が 接 種 後 に 見 られたことから 平 成 25 年 6 月 定 期 接 種 と

(3) 調 査 の 進 め 方 2 月 28 日 2 月 28 日 ~6 月 30 日 平 成 25 年 9 月 サウンディング 型 市 場 調 査 について 公 表 松 戸 市 から 基 本 的 な 土 地 情 報 サウンディングの 実 施 活 用 意 向 アイデアのある 民 間 事 業 者 と

1 リーダーシップと 意 思 決 定 1-1 事 業 所 が 目 指 していることの 実 現 に 向 けて 一 丸 となっている 評 価 項 目 事 業 所 が 目 指 していること( 理 念 基 本 方 針 )を 明 確 化 周 知 している 1. 事 業 所 が 目 指 していること

 

<4D F736F F D F582CC88E78E998B788BC C98AD682B782E92E646F63>

別 添 巡 回 連 絡 実 施 要 領 第 1 趣 旨 この 要 領 は 埼 玉 県 地 域 警 察 運 営 規 程 ( 平 成 15 年 埼 玉 県 警 察 本 部 訓 令 第 51 号 以 下 運 営 規 程 という ) 第 5 条 第 2 項 第 4 号 イの 規 定 に 基 づき 巡 回 連

Microsoft Word - (課×県・指定)【頭紙】「精神障害者保健福祉手帳の診断書の記入に当たって留意すべき事項について」等の一部改正について.rtf

 三郷市市街化調整区域の整備及び保全の方針(案)

はファクシミリ 装 置 を 用 いて 送 信 し 又 は 訪 問 する 方 法 により 当 該 債 務 を 弁 済 す ることを 要 求 し これに 対 し 債 務 者 等 から 直 接 要 求 しないよう 求 められたにもかか わらず 更 にこれらの 方 法 で 当 該 債 務 を 弁 済 するこ

独立行政法人国立病院機構呉医療センター医療機器安全管理規程

育休代替任期付職員制度について

(5 ) 当 該 指 定 居 宅 介 護 事 業 所 の 新 規 に 採 用 し た 全 て の 居 宅 介 護 従 業 者 に 対 し 熟 練 し た 居 宅 介 護 従 業 者 の 同 行 に よ る 研 修 を 実 施 し て い る こ と (6 ) 当 該 指 定 居 宅 介 護 事 業

(Microsoft Word - \221\346\202P\202U\201@\214i\212\317.doc)

( 新 ) 医 療 提 供 の 機 能 分 化 に 向 けたICT 医 療 連 携 導 入 支 援 事 業 費 事 業 の 目 的 医 療 政 策 課 予 算 額 58,011 千 円 医 療 分 野 において あじさいネットを 活 用 したICT したICT 導 入 により により 医 療 機 能

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

大学病院治験受託手順書

< E8BE08F6D2082C682B DD2E786C7378>

Microsoft Word - 【事務連絡】居所情報の登録申請が間に合わなかった場合の取扱いの周知について.docx

文化政策情報システムの運用等

<4D F736F F D C93FA967B91E5906B8DD082D682CC91CE899E2E646F6378>

自衛官俸給表の1等陸佐、1等海佐及び1等空佐の(一)欄又は(二)欄に定める額の俸給の支給を受ける職員の占める官職を定める訓令

ができます 4. 対 象 取 引 の 範 囲 第 1 項 のポイント 付 与 の 具 体 的 な 条 件 対 象 取 引 自 体 の 条 件 は 各 加 盟 店 が 定 めます 5.ポイントサービスの 利 用 終 了 その 他 いかなる 理 由 によっても 付 与 されたポイントを 換 金 すること

PowerPoint プレゼンテーション

(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

●電力自由化推進法案

<4D F736F F D208DE3905F8D8291AC8B5A8CA48A948EAE89EF8ED0208BC696B18BA492CA8E64976C8F BD90AC E378C8E89FC92F994C5816A>

の 提 供 状 況 等 を 総 合 的 に 勘 案 し 土 地 及 び 家 屋 に 係 る 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 減 額 せずに 平 成 24 年 度 分 の 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 課 税 することが 適 当 と 市 町 村 長 が 認 め

Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ

4 乙 は 天 災 地 変 戦 争 暴 動 内 乱 法 令 の 制 定 改 廃 輸 送 機 関 の 事 故 その 他 の 不 可 抗 力 により 第 1 項 及 び 第 2 項 に 定 める 業 務 期 日 までに 第 1 条 第 3 項 の 適 合 書 を 交 付 することができない 場 合 は

<4D F736F F D208DE98BCA8CA B582A28CF68BA481768E E968BC65F A F92B28DB895F18D908F A6D92E8817A>

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

財政再計算結果_色変更.indd

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

- 1 - 総 控 負 傷 疾 病 療 養 産 産 女 性 責 帰 べ 由 試 ~ 8 契 約 契 約 完 了 ほ 契 約 超 締 結 専 門 的 知 識 技 術 験 専 門 的 知 識 高 大 臣 専 門 的 知 識 高 専 門 的 知 識 締 結 契 約 満 歳 締 結 契 約 契 約 係 始

Taro-データ公安委員会相互協力事

景品の換金行為と「三店方式」について

<4D F736F F D20836E E819592E88C5E B F944E82548C8E89FC90B3816A5F6A D28F57>

<4D F736F F D A94BD837D836C B4B92F62E646F6378>

< C A2E6169>

m07 北見工業大学 様式①

第 8 条 本 協 議 会 における 研 修 は 以 下 のとおりとする (1) 座 学 研 修 農 業 講 座 や 先 進 農 家 視 察 など 農 業 経 営 基 礎 講 座 やその 他 担 い 手 のための 研 修 会 等 への 参 加 など 年 24 回 程 度 とする (2) 実 務 研

6 構 造 等 コンクリートブロック 造 平 屋 建 て4 戸 長 屋 16 棟 64 戸 建 築 年 1 戸 当 床 面 積 棟 数 住 戸 改 善 後 床 面 積 昭 和 42 年 36.00m m2 昭 和 43 年 36.50m m2 昭 和 44 年 36.

第2分野 男女共同参画の視点に立った社会制度・慣行の見直し、意識の改革

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

慶應義塾利益相反対処規程

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

2 条 例 の 概 要 (1) 趣 旨 この 条 例 は 番 号 利 用 法 第 9 条 第 2 項 に 基 づく 個 人 番 号 の 利 用 に 関 し 必 要 な 事 項 を 定 めます (2) 定 義 この 条 例 で 規 定 しようとする 用 語 の 意 義 は 次 のとおりです 1 個 人

発 覚 理 由 違 反 態 様 在 日 期 間 違 反 期 間 婚 姻 期 間 夫 婦 間 の 子 刑 事 処 分 等 1 出 頭 申 告 不 法 残 留 約 13 年 9 月 約 9 年 11 月 約 1 年 10 月 2 出 頭 申 告 不 法 入 国 約 4 年 2 月 約 4 年 2 月 約

* 解 雇 の 合 理 性 相 当 性 は 整 理 解 雇 の 場 合 には 1 整 理 解 雇 の 必 要 性 2 人 員 選 択 の 相 当 性 3 解 雇 回 避 努 力 義 務 の 履 行 4 手 続 きの 相 当 性 の 四 要 件 ( 要 素 )で 判 断 され る 部 門 閉 鎖 型

安 芸 太 田 町 学 校 適 正 配 置 基 本 方 針 の 一 部 修 正 について 1 議 会 学 校 適 正 配 置 調 査 特 別 委 員 会 調 査 報 告 書 について 安 芸 太 田 町 教 育 委 員 会 が 平 成 25 年 10 月 30 日 に 決 定 した 安 芸 太 田

4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社

Microsoft Word - 24行動計画案.doc

Microsoft Word - 02第3期計画(元データ).doc

ア 運 営 管 理 業 務 に 関 する 事 項 管 理 事 務 所 の 使 用 に 関 すること( 電 話 金 庫 警 備 鍵 等 名 義 変 更 の 必 要 な もの( 電 気 水 道 ガス 機 械 警 備 消 防 計 画 書 危 険 物 取 扱 設 置 許 可 等 )) 年 間 行 事 予 定

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

Taro-01 議案概要.jtd

接 支 払 制 度 を 活 用 するか 意 思 を 確 認 する 確 認 に 当 たっては 次 の 各 号 に 掲 げる 事 項 について 書 面 により 世 帯 主 の 合 意 を 得 て 代 理 契 約 を 締 結 するものとする (1) 医 療 機 関 等 が 本 市 に 対 し 世 帯 主

後期高齢者医療制度

<817993FA967B8E E A E815B817A B F976C8EAE82502D322E786C73>

要 な 指 示 をさせることができる ( 検 査 ) 第 8 条 甲 は 乙 の 業 務 にかかる 契 約 履 行 状 況 について 作 業 完 了 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする ( 発 生 した 著 作 権 等 の 帰 属 ) 第 9 条 業 務 によって 甲 が 乙 に

任意整理について | 多重債務Q&A | 公益財団法人 日本クレジットカウンセリング協会

平 成 27 年 11 月 ~ 平 成 28 年 4 月 に 公 開 の 対 象 となった 専 門 協 議 等 における 各 専 門 委 員 等 の 寄 附 金 契 約 金 等 の 受 取 状 況 審 査 ( 別 紙 ) 専 門 協 議 等 の 件 数 専 門 委 員 数 500 万 円 超 の 受

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 法 人 の 長 A 18,248 11,166 4, ,066 6,42

Microsoft Word 役員選挙規程.doc

公表表紙

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

Microsoft Word - 諮問第82号答申(決裁後)

4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の

Transcription:

コミュニティ 通 訳 の つなぐ 行 為 にみる 橋 渡 しとは 三 木 紅 虹 みなみ 市 民 活 動 多 文 化 共 生 ラウンジ コーディネーター NPO 法 人 MICかながわ 中 国 語 医 療 通 訳 はじめに 近 年 各 自 治 体 や 国 際 交 流 協 会 など 民 間 団 体 において コミュニティ 通 訳 が 無 視 できない 存 在 となりつつあるが その 人 材 の 育 成 確 保 および 活 用 システムの 構 築 には 課 題 が 山 積 みである そのひとつとして コミュニティ 通 訳 を 専 門 職 として 確 立 していくにあたり その 知 識 範 囲 技 術 レベル 倫 理 規 則 を 明 確 にす る 必 要 があると 考 えられる そこで 筆 者 が 長 年 神 奈 川 県 にある NPO 法 人 MIC かながわ および 横 浜 市 国 際 交 流 協 会 の 通 訳 ボランティアとして 各 種 相 談 時 の 通 訳 を 務 めてきたこと から 会 議 通 訳 ビジネス 通 訳 および 法 廷 通 訳 と 大 きく 異 なるコミュニティ 通 訳 における 橋 渡 し の 役 割 とりわけ つなぐ という 営 為 について 考 察 して いきたい 1 実 践 事 例 (1)シチュエーション1 指 定 されたケースの 通 訳 例 えば 拘 留 された 被 疑 者 と 弁 護 士 との 面 会 時 の 通 訳 や 病 院 での 受 診 科 が 決 まった 際 の 医 療 通 訳 などの 場 合 である 82

事 例 1 依 頼 を 受 けた 時 点 では 不 法 滞 在 のため 警 察 の 拘 置 所 にいる 中 国 人 と 弁 護 士 の 面 接 時 の 通 訳 との 情 報 を 把 握 することができた 警 察 署 において 弁 護 士 と 待 ち 合 わせし およそ5 分 前 後 の 情 報 交 換 の 場 において 当 事 者 の 名 前 や 事 件 の 経 緯 司 法 手 続 きの 流 れといった 段 取 りなどが 通 訳 者 に 伝 えられた 通 訳 は2 回 に 分 けて 行 われた 1 回 目 は 事 実 関 係 の 確 認 依 頼 人 の 望 みを 聞 くこと また 判 決 の 可 能 性 についての 説 明 であった また2 回 目 は 裁 判 の 流 れ の 確 認 および 判 決 結 果 について その 可 能 性 と 結 果 を 受 けて 取 るべき 行 動 の 説 明 であった 通 訳 している 過 程 で ビジネス 通 訳 や 法 廷 通 訳 の 場 合 には 考 えられないと 思 わ れるやり 取 りがなされることがある それは 当 事 者 が 通 訳 者 に 対 し これは 弁 護 士 に 話 してもいいですか と 問 いかけてくることである そう 言 われた 場 合 の 対 応 に 筆 者 は 常 に 戸 惑 いを 感 じる 今 までは 弁 護 士 には 真 実 をすべて 包 み 隠 さず 話 をした 方 が 早 く 事 件 解 決 につながる また 警 察 の 取 り 調 べに 対 する 黙 秘 権 とは 異 なる と 説 明 し 弁 護 士 に 話 をつなぐようにしてきた これは 確 かに 通 念 上 の 通 訳 者 の 領 域 を 超 える 行 為 かもしれないが 外 国 人 当 事 者 には 信 頼 されて いる 証 左 であり 弁 護 士 が 業 務 を 遂 行 するうえではプラスになると 考 えられるの は 妥 当 であろう 事 例 2 当 初 医 療 通 訳 の 依 頼 を 受 けた 時 点 では 40 代 女 性 の 精 神 科 受 診 のみの 情 報 が 提 供 された その 後 実 際 に 現 場 に 赴 き 病 院 において 待 合 の 時 間 を 利 用 し て 患 者 の 状 況 を 把 握 することができた この 患 者 は 夫 からのドメスティックバイオレンス(DV)がひどく 幻 聴 や 幻 覚 などの 症 状 が 現 れ 統 合 失 調 症 と 診 断 され その 後 は 薬 による 治 療 とカウンセ リングを 受 けている 事 例 1と 同 様 ビジネス 通 訳 や 法 廷 通 訳 などの 現 場 では おそらくあまり 見 受 けられることがないやり 取 りがあった 具 体 的 には 通 訳 さんみたいな 人 が 直 接 彼 女 の 話 を 聞 いてあげたりした 方 が 治 療 にも 良 いので どこか 適 切 な コミュニティ を 紹 介 してもらえますか と 精 神 科 の 医 師 に 相 談 されたのである そのため 通 訳 とはまったく 関 係 ないものの 患 者 擁 護 の 観 点 から 精 神 障 害 者 にも 理 解 のある 地 域 のボランティアグループを 患 者 に 紹 介 し 近 隣 のコミュニティにおいて 定 期 的 に 日 本 語 の 学 習 ができるようにつなげた 相 談 通 訳 におけるコミュニティ 通 訳 の 役 割 と 専 門 性 第 2 部 83

(2)シチュエーション2 不 特 定 の 相 談 時 の 通 訳 例 えば 外 国 人 向 け 無 料 相 談 会 における 通 訳 および 国 際 交 流 協 会 などの 相 談 窓 口 で 担 当 した 相 談 者 の 同 行 通 訳 の 場 合 である 事 例 3 無 料 相 談 会 の 場 合 は まずは 言 語 ガイド として 相 談 者 に 対 して 簡 単 なヒ アリングを 行 う その 際 相 談 者 の 基 本 情 報 や 相 談 したい 内 容 などを 聞 き 取 り 言 語 面 を 含 む 相 談 者 の 癖 や 自 身 が 置 かれている 状 況 などを 把 握 することができ る 相 談 時 の 通 訳 を 行 う 際 には まず 通 訳 者 が 聞 き 取 った 内 容 をある 程 度 整 理 し て 専 門 家 に 伝 えることになる その 後 専 門 家 から 経 緯 の 確 認 がなされ そして 相 談 内 容 に 対 する 解 決 方 法 (アドバイス)が 提 示 される 流 れが 一 般 的 となってい る しかし 三 者 による 通 話 が 可 能 な 電 話 トリオフォン を 用 いた 通 訳 の 場 合 は 事 前 に 上 記 のような 聞 き 取 りやブリーフィングが 実 施 されないケースがあるた め ときとして つなぐという 営 為 が 中 途 半 端 になってしまう 場 合 もある あるトリオフォンを 用 いた 相 談 会 においてのことである 相 談 者 A は 東 日 本 大 震 災 により 原 子 力 発 電 所 の 事 故 が 発 生 した 後 夫 が 過 度 の 反 応 行 動 を 示 して いると 考 えている そしてその 過 度 の 反 応 行 動 により 家 庭 にも また 仕 事 にも 支 障 が 生 じており 夫 に 対 し その 賠 償 責 任 を 求 めたいと 電 話 口 で 声 を 荒 げてい た この 相 談 案 件 では 弁 護 士 はあくまでも 法 律 的 な 解 釈 などを 中 心 にアドバイ スを 行 うことに 終 始 したが 相 談 者 は 明 らかに 自 身 の 怒 りを 受 け 止 めてほしいと いう 気 持 ちがあり また 夫 の 精 神 状 態 が 不 安 でどのようにすればよいのか 戸 惑 っ ている 様 子 が 行 間 から 垣 間 見 られた とはいえ 一 通 訳 者 として その 様 子 を 察 することはできても それを 口 に 出 すことはできず 心 残 りを 感 じた 事 例 4 筆 者 は 国 際 交 流 協 会 において 一 般 相 談 窓 口 を 担 当 しており 外 国 人 が 抱 える 悩 みや 迷 い そのほか 困 っていることなど さまざまな 相 談 事 を 直 接 受 けている その 話 の 中 身 を 整 理 しながら 分 類 し 相 談 者 に 確 認 してそれぞれの 専 門 部 署 機 関 につなぐよう 努 めている 相 談 者 に 代 わり 専 門 部 署 機 関 に 電 話 を 掛 け 予 約 を 入 れるなどして その 後 実 際 の 相 談 の 場 に 同 行 して 通 訳 するケースもある 相 談 者 B は 日 本 人 である 夫 との 仲 が 悪 く 頻 繁 に 喧 嘩 を 繰 り 返 し 暴 力 を 振 るわれることもあった そのため 1 歳 になる 子 どもを 連 れて 離 婚 したいと 考 84

えるようになり 弁 護 士 との 相 談 を 希 望 したいと ある 日 窓 口 にやって 来 た 筆 者 は 相 談 者 の 希 望 を 第 一 に 尊 重 し 弁 護 士 との 相 談 の 予 約 を 入 れた その 際 相 談 者 の 年 齢 やこれまでの 社 会 経 験 また 性 格 的 なことを 鑑 み 弁 護 士 との 相 談 が 終 わった 時 点 でさり 気 なく 雑 談 を 行 った そうしたところ 相 談 者 は 緊 迫 した 様 子 ではなかったことがわかった むしろ 相 談 者 は 日 頃 育 児 において 孤 立 しており イライラが 募 っている 様 子 が 見 受 けられた そのため 筆 者 は 地 域 の 子 育 て 拠 点 や 育 児 サークル 活 動 を 紹 介 し また 同 時 に 相 談 者 がこれらの 活 動 場 所 に 参 加 しやす くするよう 各 活 動 の 担 当 窓 口 に 直 接 つなぐよう 努 めた 2 コミュニティ 通 訳 がコミュニケーションを 図 る 際 に 必 要 な 要 素 (1) 通 訳 前 会 議 通 訳 やビジネス 通 訳 と 異 なり 特 に 相 談 時 のコミュニティ 通 訳 においては 事 前 の 準 備 には 限 界 があると 思 われる シチュエーション1のような 相 談 相 手 が 決 まっている 場 合 でも 具 体 的 な 相 談 内 容 は 知 らされないまま 通 訳 者 は 現 場 に 行 くことが 多 いと 言 える そのため さまざまな 相 談 内 容 の 可 能 性 を 予 測 してお く 必 要 があり コミュニティ 通 訳 が 取 り 扱 う 各 領 域 に 関 する 幅 広 い 基 礎 知 識 と いかなる 状 況 にも 対 応 を 図 ることができるだけの 経 験 が 必 要 となってくるであろ う また 事 前 に 相 談 を 受 けていた 場 合 には 相 談 者 の 話 の 内 容 を 整 理 したり 問 題 の 所 在 を 射 止 めたりする 必 要 もあるため 適 切 な 相 談 テクニックとアセスメン トの 基 本 を 具 えていることが 望 ましいと 考 えられる 一 方 事 前 打 ち 合 わせ(ヒ アリング)がない 場 合 においては 通 訳 者 と 弁 護 士 などの 専 門 家 が 集 い 事 前 に 顔 合 わせを 行 うことが 望 ましい 専 門 家 と 対 等 な 立 場 において 外 国 人 の 問 題 を 解 決 するために 協 力 し 合 うチームワークが 必 要 となってくる (2) 通 訳 時 難 しい 専 門 用 語 の 把 握 に 努 めるよりは 日 本 に 暮 らす 外 国 人 の 生 活 用 語 を 熟 知 し またそうしたボキャブラリーを 数 多 く 備 え また 使 えることが 肝 要 である なぜなら 外 国 人 は 出 身 地 や 年 齢 あるいは 個 々 人 の 知 識 の 範 囲 などによって 理 解 できる 語 彙 が 異 なるためである 通 訳 者 が 訳 出 を 行 った 際 に その 言 い 方 では 相 談 者 が 理 解 できないようであれば また 別 の 言 い 方 に 言 い 換 えを 行 い 情 報 を 伝 達 していくことが 必 要 となる 場 面 も 数 多 くみられる また 事 例 1と 事 例 2で 示 したように 通 訳 者 が 中 立 性 を 保 ちながらも 信 頼 の できる 支 援 者 としての 役 割 が 期 待 されることもあるため 適 切 かつ 正 確 な 相 談 通 訳 におけるコミュニティ 通 訳 の 役 割 と 専 門 性 第 2 部 85

提 案 (アドバイス)ができるよう しっかりとした 倫 理 観 を 有 していることも 大 切 である そうした 際 通 訳 者 が 外 国 人 相 談 者 と 相 談 後 に 個 人 的 な 関 係 を 結 ぶこ となく 適 切 な 支 援 が 継 続 的 になされるようなシステム およびネットワークが 必 要 であることも 強 調 しておきたい さらに 事 例 1のように 力 の 格 差 により 相 談 者 が 適 切 な 質 問 はできない 際 また 事 例 3で 示 した 通 り 外 国 人 相 談 者 と 専 門 家 の 間 にずれが 生 じた 際 には 支 援 者 としての 通 訳 者 が 必 要 な 情 報 を 適 切 な 形 で 付 け 加 えや 説 明 を 行 えるよう 専 門 職 としてのステータスを 与 えていくことが 必 要 であると 思 われる (3) 通 訳 後 主 として 相 談 会 において 相 談 が 終 了 した 際 には 当 日 の 運 営 ならびに 通 訳 者 としての 振 る 舞 いや 訳 出 上 の 反 省 も 含 め 専 門 家 とともに 振 り 返 り を 行 い 通 訳 時 に 展 開 されたさまざまなコミュニケーションを 確 認 し 次 の 機 会 に 向 けた 情 報 共 有 および 経 験 の 蓄 積 を 図 ることが 必 要 である ときとして 事 例 2と 事 例 4で 紹 介 したように 事 後 のフォローが 必 要 な 相 談 者 への 追 加 情 報 を 提 供 する ほか 連 携 先 の 専 門 部 署 機 関 に 相 談 ( 者 )をつなぐ 役 割 も 期 待 される 3 課 題 論 考 そもそもコミュニティ 通 訳 を 必 要 とするのは 在 住 外 国 人 が 日 本 社 会 で 生 活 す るうえで 生 じる 問 題 を 解 決 するためである コミュニティ 通 訳 について 水 野 [2008] は 以 下 のように5つの 特 徴 があると 述 べている すなわち 1 地 域 住 民 を 対 象 とする 2 利 用 者 間 に 力 関 係 の 差 がある 3 言 語 レベルや 種 類 がさまざま である 4 文 化 の 要 素 が 大 きく 関 わる 5 基 本 的 人 権 の 保 護 に 直 結 している 一 方 で 飯 田 [2010] は 日 本 でのコミュニティ 通 訳 従 事 者 には 以 下 に 挙 げる 特 徴 があるとしている それは1 当 事 者 性 2 支 援 的 立 場 3ボランティア 性 である また 高 橋 はコミュニティ 通 訳 とは 良 い 通 訳 者 は 透 明 人 間 であるというより 演 目 を 熟 知 したうえで 舞 台 に 上 がり 役 者 の 演 技 を 助 ける 黒 子 のような 役 だと 述 べ た [ 高 橋 2009:56] このような 状 況 下 におけるコミュニティ 通 訳 の 役 割 およびそれを 果 たすため に 必 要 な 条 件 について 筆 者 は 下 記 のように 考 えている またここでコミュニティ 通 訳 の 役 割 を 論 じる 大 前 提 として 通 訳 者 は 何 よりも 正 確 性 が 担 保 されていなけ ればならないことを 忘 れてはいけない 86

(1)コミュニティ 通 訳 のみが 果 たす 役 割 これまで 述 べてきたように コ ミュニティ 通 訳 は 往 々にして 単 なる 通 訳 行 為 に 留 まらず 支 援 者 として の 役 割 が 求 め ら れ て い る [ 飯 田 2010] ことが 分 かった それは 通 訳 利 用 者 の 双 方 から 期 待 されている 例 えば 事 例 1の 場 合 弁 護 士 に 真 実 を 話 すことは 最 初 の 段 階 から 弁 護 士 から 被 疑 者 に 告 げられていた とはいえ その 被 疑 者 は 弁 護 士 を コミュニティ 通 訳 研 究 会 にて 発 表 する 筆 者 公 的 な 立 場 の 人 物 ととらえ 自 身 と 同 じ 国 出 身 の 通 訳 者 をより 信 頼 できると 考 えたと 思 われる だからこそ 通 訳 者 に 意 見 を 求 めてきたと 推 察 される 事 例 2 および 事 例 4の 場 合 も 医 師 は 患 者 を 治 療 する 専 門 家 であり また 弁 護 士 は 法 律 を 通 して 問 題 の 解 決 に 当 たる 専 門 家 ではあるが 殊 に 外 国 人 支 援 に 関 連 する 知 識 やネットワークに 関 しては 情 報 が 不 足 している 加 えて ことばの 隔 たりもあるため これらの 専 門 家 が 問 題 を 抱 えている 外 国 人 住 民 と その 支 援 に 当 たる 社 会 資 源 をつなぐことはできない 一 方 日 頃 から 外 国 人 支 援 活 動 に 携 わっている 通 訳 者 の 方 が より 確 実 に 外 国 人 を 適 切 な 社 会 資 源 につなぐことができる この つなぐ という 役 割 は 外 国 人 の 問 題 を 解 決 するに 当 たり 不 可 欠 な 要 素 であり コミュニティ 通 訳 の 橋 渡 し と 言 えよう (2)コミュニティ 通 訳 の 橋 渡 し を 保 証 するシステムの 必 要 性 まずは 通 訳 者 自 身 の 知 識 スキル 倫 理 について 一 定 の 基 準 が 必 要 だと 言 え る 知 識 に 関 しては 通 訳 言 語 が 話 されている 国 の 文 化 や 生 活 事 情 などの 背 景 知 識 に 加 え 通 訳 に 当 たる 分 野 の 基 本 知 識 そして 連 携 先 の 専 門 機 関 など についての 理 解 および 広 いネットワークの 知 識 が 必 要 不 可 欠 と 思 われる ス キルに 関 しては 語 学 的 な 文 脈 においては 特 に 生 活 用 語 また 訛 りのある 発 話 を 聞 き 取 る 能 力 が 必 要 であり またコミュニケーション 能 力 や 生 活 経 験 から 生 まれ る 暗 黙 知 も 肝 要 であると 思 われる しっかりとした 倫 理 観 も 求 められることとな るが 事 例 2と 事 例 4で 挙 げたように 特 に 重 要 視 したいのは 中 立 性 と 客 観 性 で 相 談 通 訳 におけるコミュニティ 通 訳 の 役 割 と 専 門 性 第 2 部 87

ある 換 言 すれば 信 頼 関 係 を 構 築 しながら 私 的 な 依 存 関 係 を 回 避 するためのテ クニックである これらを 踏 まえたうえで 通 訳 者 が 支 援 的 立 場 を 取 り プラスアルファで 橋 渡 し を 務 めることができるよう 保 証 してくれるシステム( 制 度 )が 必 要 不 可 欠 であると 感 じている 事 例 3のように 通 訳 者 は 課 題 解 決 に 当 たるチームの 一 員 であり 外 国 人 支 援 に 携 わる 専 門 職 としての 認 識 がなされていなければ 相 談 者 に 対 して 必 要 な 情 報 やアドバイスの 提 供 を 行 うことは 極 めて 難 しい こうした 状 況 を 打 開 する 意 味 において コミュニティ 通 訳 を 専 門 職 としてとらえる 認 定 制 度 が 必 要 と 思 われる また 最 後 に 認 定 制 度 においては コミュニティ 通 訳 をただ 単 にレベル 別 に 評 価 認 定 するだけでなく システムとして 有 効 な 運 用 を 図 るために 利 用 目 的 や 利 用 機 関 および 通 訳 者 の 得 意 分 野 や 対 応 力 に 応 じて 人 と 人 をつなぐ 適 切 な コーディネートを 行 う 人 材 も 必 要 になると 思 われる [ 文 献 ] 飯 田 奈 美 子, 2010, 中 国 帰 国 者 の 支 援 制 度 から 見 るコミュニティ 通 訳 の 現 状 と 課 題 立 命 館 人 間 学 研 究, 21, 立 命 館 大 学 人 間 科 学 研 究 所 :75-88 高 橋 正 明, 2009, 通 訳 の 役 割 -コミュニティ 通 訳 の 視 点 から- シリーズ 多 言 語 多 文 化 協 働 実 践 研 究 別 冊 2 外 国 人 相 談 事 業 - 実 践 のノウハウとその 担 い 手 - 東 京 外 国 語 大 学 多 言 語 多 文 化 教 育 研 究 センター : 50-62 水 野 真 木 子, 2008, コミュニティー 通 訳 入 門 大 阪 教 育 図 書 88