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●幼児教育振興法案

学校安全の推進に関する計画の取組事例

1 リーダーシップと 意 思 決 定 1-1 事 業 所 が 目 指 していることの 実 現 に 向 けて 一 丸 となっている 評 価 項 目 事 業 所 が 目 指 していること( 理 念 基 本 方 針 )を 明 確 化 周 知 している 1. 事 業 所 が 目 指 していること

Ⅶ 東 海 地 震 に 関 して 注 意 情 報 発 表 時 及 び 警 戒 宣 言 発 令 時 の 対 応 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 本 県 の 東 海 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 において 東 海 地 震


(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

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社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

 三郷市市街化調整区域の整備及び保全の方針(案)


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平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

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2 条 例 の 概 要 (1) 趣 旨 この 条 例 は 番 号 利 用 法 第 9 条 第 2 項 に 基 づく 個 人 番 号 の 利 用 に 関 し 必 要 な 事 項 を 定 めます (2) 定 義 この 条 例 で 規 定 しようとする 用 語 の 意 義 は 次 のとおりです 1 個 人

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02【発出】280328福島県警察職員男女共同参画推進行動計画(公表版)

m07 北見工業大学 様式①

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(3) 登 録 後 において 市 が 指 定 する 研 修 会 等 に 構 成 員 を 参 加 させる 意 思 があり 動 物 の 適 正 な 飼 養 及 び 愛 護 の 推 進 について 自 己 啓 発 に 努 める 団 体 (4) 手 術 の 費 用 負 担 等 の 責 任 を 自 ら 負 うこ

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国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

施 設 利 用 に 伴 う 設 営 物 物 販 の 確 認 業 務 災 害 時 の 対 応 急 病 等 への 対 応 遺 失 物 拾 得 物 の 対 応 事 件 事 故 への 対 応 ( 2 ) 公 園 の 使 用 料 の 徴 収 に 関 す る 業 務 一 般 利 用 者 予 約 等 対 応 業

スライド 1

参 考 様 式 再 就 者 から 依 頼 等 を 受 けた 場 合 の 届 出 公 平 委 員 会 委 員 長 様 年 月 日 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 第 38 条 の2 第 7 項 規 定 に 基 づき 下 記 のとおり 届 出 を します この

長崎市民間建築物耐震化推進事業の概要

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私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

5 民 間 事 業 者 における 取 扱 いについて( 概 要 資 料 P.17~19) 6 法 人 番 号 について( 概 要 資 料 P.4) (3) 社 会 保 障 税 番 号 制 度 のスケジュールについて( 概 要 資 料 P.20) 1 平 成 27 年 10 月 から( 施 行 日 は

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

目 次 第 1 章 総 則 第 1 節 計 画 の 目 的... 1 第 1 計 画 の 目 的 1 第 2 計 画 の 策 定 1 第 3 計 画 の 構 成 2 第 4 用 語 の 意 義 2 第 2 節 計 画 の 前 提 条 件... 3 第 1 自 然 条 件 3 第 2 社 会 条 件

独立行政法人国立病院機構呉医療センター医療機器安全管理規程

17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病

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有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

定款

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社

公表表紙

の 購 入 費 又 は 賃 借 料 (2) 専 用 ポール 等 機 器 の 設 置 工 事 費 (3) ケーブル 設 置 工 事 費 (4) 防 犯 カメラの 設 置 を 示 す 看 板 等 の 設 置 費 (5) その 他 設 置 に 必 要 な 経 費 ( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補

母 子 医 療 対 策 費 462 (313,289) 国 4,479 1 不 妊 治 療 助 成 事 業 8,600 不 妊 治 療 費 用 の 一 部 を 助 成 し 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 る 230, ,608 不 妊 治 療 費 の 増 加 による 増 額 分

接 支 払 制 度 を 活 用 するか 意 思 を 確 認 する 確 認 に 当 たっては 次 の 各 号 に 掲 げる 事 項 について 書 面 により 世 帯 主 の 合 意 を 得 て 代 理 契 約 を 締 結 するものとする (1) 医 療 機 関 等 が 本 市 に 対 し 世 帯 主

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2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

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学校法人日本医科大学利益相反マネジメント規程

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通 知 カード と 個 人 番 号 カード の 違 い 2 通 知 カード ( 紙 )/H27.10 個 人 番 号 カード (ICカード)/H28.1 様 式 (おもて) (うら) 作 成 交 付 主 な 記 載 事 項 全 国 ( 外 国 人 含 む)に 郵 送 で 配 布 希 望 者 に 交

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定

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預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

は 共 有 名 義 )で 所 有 権 保 存 登 記 又 は 所 有 権 移 転 登 記 を された も の で あ る こと (3) 居 室 便 所 台 所 及 び 風 呂 を 備 え 居 住 の ために 使 用 す る 部 分 の 延 べ 床 面 積 が 5 0 平 方 メ ー ト ル 以 上

3 独 占 禁 止 法 違 反 事 件 の 概 要 (1) 価 格 カルテル 山 形 県 の 庄 内 地 区 に 所 在 する5 農 協 が, 特 定 主 食 用 米 の 販 売 手 数 料 について, 平 成 23 年 1 月 13 日 に 山 形 県 酒 田 市 所 在 の 全 国 農 業 協

住み慣れたこの町で最期まで 安心して暮らすために

とがわかります また この 時 期 は 繁 殖 期 にあたり 成 猫 に 対 して 子 猫 の 割 合 が 高 くなっています 引 き 取 りを 求 める 理 由 では 産 まれたが 飼 育 できない が 最 も 多 く 繁 殖 を 求 めない 飼 い 主 に 対 して 避 妊 去 勢 手 術 をす

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

(2) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 17 年 4 月 1 日 現 在 ) 初 任 給 2 年 後 の 給 料 初 任 給 2 年 後 の 給 料 一 般 行 政 職 技 能 労 務 職 大 学 卒 171,1 151,5 19,2 164,7 17,7 184,4 中 学 卒 1

高松市緊急輸送道路沿道建築物耐震改修等事業補助金交付要綱(案)

老発第    第 号

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別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

●電力自由化推進法案

横浜市障害者ガイドヘルプ事業実施要綱

●労働基準法等の一部を改正する法律案

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岡山県警察用航空機の運用等に関する訓令

- 1 - 総 控 負 傷 疾 病 療 養 産 産 女 性 責 帰 べ 由 試 ~ 8 契 約 契 約 完 了 ほ 契 約 超 締 結 専 門 的 知 識 技 術 験 専 門 的 知 識 高 大 臣 専 門 的 知 識 高 専 門 的 知 識 締 結 契 約 満 歳 締 結 契 約 契 約 係 始

18 国立高等専門学校機構

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島根大学における学生等の授業料その他の費用に関する規則

2 生 活 安 全 部 地 域 課 鉄 道 警 察 隊 長 ( 以 下 隊 長 という )は 被 害 相 談 所 の 名 称 を 記 載 した 表 示 板 を 庁 舎 入 口 付 近 に 掲 出 するものとする 3 隊 長 は 臨 時 の 被 害 相 談 所 を 設 置 するときは 当 該 相 談

( 補 助 金 等 交 付 決 定 通 知 に 加 える 条 件 ) 第 7 条 市 長 は 交 付 規 則 第 11 条 に 規 定 するところにより 補 助 金 の 交 付 決 定 に 際 し 次 に 掲 げる 条 件 を 付 するものとする (1) 事 業 完 了 後 に 消 費 税 及 び

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

6 構 造 等 コンクリートブロック 造 平 屋 建 て4 戸 長 屋 16 棟 64 戸 建 築 年 1 戸 当 床 面 積 棟 数 住 戸 改 善 後 床 面 積 昭 和 42 年 36.00m m2 昭 和 43 年 36.50m m2 昭 和 44 年 36.

別 添 巡 回 連 絡 実 施 要 領 第 1 趣 旨 この 要 領 は 埼 玉 県 地 域 警 察 運 営 規 程 ( 平 成 15 年 埼 玉 県 警 察 本 部 訓 令 第 51 号 以 下 運 営 規 程 という ) 第 5 条 第 2 項 第 4 号 イの 規 定 に 基 づき 巡 回 連

(Microsoft Word - \220\340\226\276\217\221.doc)

16 日本学生支援機構


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(2) 広 島 国 際 学 院 大 学 ( 以 下 大 学 という ) (3) 広 島 国 際 学 院 大 学 自 動 車 短 期 大 学 部 ( 以 下 短 大 という ) (4) 広 島 国 際 学 院 高 等 学 校 ( 以 下 高 校 という ) ( 学 納 金 の 種 類 ) 第 3 条

Microsoft Word 第1章 定款.doc

(3) その 他 市 長 が 必 要 と 認 める 書 類 ( 補 助 金 の 交 付 決 定 ) 第 6 条 市 長 は 前 条 の 申 請 書 を 受 理 したときは 速 やかにその 内 容 を 審 査 し 補 助 金 を 交 付 すべきものと 認 めたときは 規 則 第 7 条 に 規 定 す

Taro-08国立大学法人宮崎大学授業

(別紙3)保険会社向けの総合的な監督指針の一部を改正する(案)

神 奈 川 県 立 横 須 賀 大 津 高 等 学 校 いじめ 防 止 基 本 方 針 1 いじめの 防 止 等 に 関 する 基 本 的 な 考 え 方 ( 本 校 のいじめ 防 止 に 関 する 基 本 的 な 姿 勢 ) いじめは いじめを 受 けた 生 徒 の 教 育 を 受 ける 権 利

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25 年 度 アクションプラン 補 助 制 度 目 標 定 住 人 口 :198 人 増 1 九 州 大 学 学 生 への 電 動 バイクレンタル 事 業 学 研 都 市 づくり 課 進 学 糸 島 市 内 に 居 住 する 九 州 大 学 の 学 生 に 民 間 業 者 と 連 携 し て 電 動

1 はじめに 計 画 の 目 的 国 は 平 成 18 年 度 に 住 生 活 基 本 法 を 制 定 し 住 まいに 関 する 基 本 的 な 計 画 となる 住 生 活 基 本 計 画 ( 全 国 計 画 )を 策 定 し 住 宅 セーフティネットの 確 保 や 住 生 活 の 質 の 向 上

Transcription:

別 冊 資 料 1 福 岡 市 動 物 愛 護 管 理 推 進 実 施 計 画 ( 第 2 次 ) ( 素 案 ) 平 成 26 年 12 月 福 岡 市

目 次 第 1 章 計 画 策 定 の 趣 旨 1 第 2 章 動 物 行 政 の 現 状 と 課 題 1 現 状 (1) 動 物 愛 護 推 進 のための 普 及 啓 発 2 (2) 犬 猫 の 収 容 状 況 5 (3) 犬 猫 の 処 置 状 況 7 (4) 犬 猫 に 関 する 苦 情 相 談 及 び 飼 い 主 指 導 状 況 8 (5) 犬 の 登 録 及 び 狂 犬 病 予 防 注 射 実 施 状 況 9 (6) 動 物 取 扱 業 登 録 等 状 況 10 (7) 特 定 動 物 飼 養 施 設 の 状 況 11 (8) 動 物 関 係 団 体 やボランティアとの 連 携 共 働 12 2 課 題 13 第 3 章 計 画 の 基 本 事 項 1 計 画 の 目 的 14 2 本 市 動 物 行 政 の 方 向 性 14 3 計 画 の 実 施 期 間 14 4 対 象 地 域 14 5 計 画 の 位 置 づけ 14 6 計 画 推 進 の 基 本 的 視 点 (1) 各 主 体 の 責 務 と 役 割 の 明 確 化 15 (2) 市 民 の 動 物 愛 護 及 び 管 理 に 対 する 理 解 の 促 進 16 (3) 各 主 体 間 の 連 携 と 共 働 の 推 進 16

第 4 章 計 画 の 推 進 体 制 17 第 5 章 施 策 の 柱 18 第 7 章 目 標 19 第 8 章 具 体 的 施 策 20 1 動 物 愛 護 についての 啓 発 推 進 (1) 動 物 愛 護 思 想 の 普 及 啓 発 22 (2) ふれあい 事 業 の 充 実 23 2 適 正 飼 育 の 推 進 (1) 適 正 飼 育 の 啓 発 24 (2) 不 妊 去 勢 手 術 の 徹 底 25 (3) 終 生 飼 育 の 推 進 26 (4) 愛 護 動 物 遺 棄 防 止 26 (5) 多 頭 飼 育 問 題 対 策 27 (6) 犬 の 散 歩 等 のマナー 向 上 28 3 猫 問 題 対 策 (1) 飼 い 猫 の 適 正 飼 育 の 推 進 29 (2) 飼 い 主 のいない 猫 問 題 対 策 の 実 施 30 4 譲 渡 及 び 返 還 の 推 進 (1) 譲 渡 事 業 の 充 実 31 (2) マイクロチップ 装 着 の 推 進 32 (3) 収 容 動 物 返 還 の 推 進 33 5 狂 犬 病 予 防 (1) 犬 の 登 録 率 と 狂 犬 病 予 防 注 射 実 施 率 の 向 上 34 (2) 鑑 札 と 注 射 済 票 装 着 の 徹 底 35

6 監 視 指 導 (1) 動 物 取 扱 業 者 の 監 視 指 導 36 (2) 特 定 動 物 飼 育 者 の 監 視 指 導 37 (3) 大 型 犬, 危 険 犬 種 及 び 放 浪 犬 による 危 害 防 止 38 (4) 実 験 動 物 飼 育 施 設 の 指 導 39 (5) 産 業 動 物 飼 育 施 設 の 指 導 39 (6) 犬 猫 の 殺 処 分 方 法 の 検 討 40 7 体 制 及 び 制 度 (1) 関 係 部 署 や 機 関 との 連 携 41 (2) 一 般 社 団 法 人 福 岡 市 獣 医 師 会 との 連 携 42 (3) 動 物 愛 護 団 体 との 連 携 及 びボランティアの 受 け 入 れ 43 (4) 応 援 寄 付 の 受 入 れ 43 (3) 動 物 愛 護 推 進 員 の 委 嘱 44 8 危 機 管 理 対 策 45 第 9 章 動 物 管 理 センターの 位 置 づけ 及 び 役 割 1 動 物 愛 護 管 理 センターの 位 置 づけ 46 2 2つの 動 物 愛 護 管 理 センターの 役 割 47

第 1 章 計 画 策 定 の 趣 旨 福 岡 市 では 平 成 21 年 4 月 に 福 岡 市 動 物 愛 護 管 理 推 進 実 施 計 画 ( 以 下 第 1 次 計 画 ) を 策 定 し, 同 計 画 基 づき 施 策 に 取 り 組 んできた 結 果, 犬 猫 の 殺 処 分 数 及 び 収 容 頭 数 は 大 幅 に 減 少 し, 一 定 の 成 果 を 上 げてきました 一 方 で, 飼 育 マナーの 欠 如 による 周 辺 住 民 への 迷 惑 の 発 生 や 多 頭 飼 育 による 飼 育 放 棄 が 後 を 絶 たちません また, 高 齢 化 社 会 の 進 展 に 伴 い, 生 活 の 伴 侶 としての 動 物 飼 育 が 高 齢 者 の 間 にも 広 がり, 飼 育 継 続 が 困 難 となるなどの 相 談 も 増 えています このような 中, 動 物 取 扱 業 の 適 正 化 及 び 終 生 飼 育 の 一 層 の 推 進 を 図 るため, 平 成 24 年 9 月, 動 物 の 愛 護 及 び 管 理 に 関 する 法 律 ( 以 下 動 物 愛 護 管 理 法 )が 改 正 され, 平 成 25 年 8 月 には 動 物 の 愛 護 及 び 管 理 に 関 する 施 策 を 総 合 的 に 推 進 するための 基 本 的 な 指 針 ( 以 下 基 本 指 針 )が 改 定 されました 福 岡 県 では 基 本 指 針 に 即 し, 平 成 26 年 3 月 に 第 2 次 福 岡 県 動 物 愛 護 推 進 計 画 ( 以 下 県 推 進 計 画 )を 策 定 しています そこで, 第 1 次 計 画 に 基 づく 取 組 の 結 果 及 び 現 状 分 析 により 抽 出 された 課 題 への 対 応, 並 びに 基 本 指 針 及 び 県 推 進 計 画 をふまえて, 今 後 の 福 岡 市 における 施 策 を 効 果 的 に 推 進 す るため 福 岡 市 動 物 愛 護 管 理 推 進 実 施 計 画 ( 第 2 次 ) を 策 定 しました 1

第 2 章 動 物 愛 護 管 理 行 政 の 現 状 と 課 題 1 現 状 (1) 動 物 愛 護 推 進 のための 普 及 啓 発 1 ふれあい 教 室 主 に, 幼 稚 園 及 び 小 学 校 低 学 年 の 児 童 を 対 象 に, 動 物 を 飼 うことの 責 任 感, 生 命 の 大 切 さ, 他 人 の 気 持 ちを 気 遣 う 心 の 育 成 を 目 的 に 動 物 愛 護 管 理 センターで 飼 育 している モデ ル 犬 猫 を 使 って,さわり 方 や 抱 き 方, 心 臓 の 音 を 聴 くなどの ふれあい による 教 室 を 行 っています 実 施 状 況 ふれあい 教 室 ( 出 張 ) ふれあい 教 室 ( 広 場 ) 年 度 21 22 23 24 25 回 数 75 82 85 91 111 人 数 2,708 2,447 2,884 3,398 4,746 回 数 72 77 104 77 53 人 数 107 133 184 179 166 ふれあい 教 室 ( 出 張 ) : 動 物 愛 護 管 理 センターの 職 員 が 幼 稚 園 や 学 校 に 出 向 いて 行 うもの ふれあい 教 室 ( 広 場 ) : 東 部 動 物 愛 護 管 理 センター 敷 地 内 のふれあい 広 場 において 行 うもの 2 家 庭 犬 のしつけ 方 教 室 しつけ 方 相 談 飼 い 犬 の 糞 の 放 置,むだ 吠 えなどの 苦 情 の 解 決 や 咬 傷 事 故 の 防 止 等 を 目 的 として, 適 正 飼 育 やモラル マナーの 向 上 を 図 るための 講 習 会 等 を 行 っています 実 施 状 況 しつけ 方 教 室 しつけ 方 相 談 年 度 21 22 23 24 25 回 数 13 9 11 8 16 人 数 380 281 506 200 286 回 数 36 14 5 71 180 人 数 38 22 11 146 350 しつけ 方 教 室 : 犬 の 飼 い 主 を 対 象 に, 外 部 講 師 がしつけ 方 についての 講 習 を 行 うもの しつけ 方 相 談 : 犬 の 同 伴 の 有 無 にかかわらず, 動 物 愛 護 管 理 センター 職 員 が 個 別 に 飼 い 主 からしつけ 方 の 相 談 を 受 け, 助 言 指 導 を 行 うもの 2

3 動 物 愛 護 週 間 行 事 及 び 動 物 愛 護 フェスティバル 広 く 市 民 の 間 に 動 物 愛 護 の 気 風 を 招 来 し, 動 物 の 愛 護 と 適 正 な 飼 育 を 啓 発 するため, 動 物 愛 護 週 間 行 事 及 び 動 物 愛 護 フェスティバルを 行 っています (ア) 動 物 愛 護 週 間 行 事 9 月 20 日 から9 月 26 日 : 慰 霊 祭, 動 物 園 でのパネル 展,しつけ 方 教 室 の 実 施 (イ) 動 物 愛 護 フェスティバル(どうぶつ 愛 護 フェスティバル in ふくおか) 11 月 に 福 岡 市 役 所 西 側 広 場 で 開 催 平 成 26 年 度 実 績 実 行 委 員 会 構 成 団 体 : 20 団 体 ( 福 岡 市 含 む) 当 日 参 加 団 体 : 23 団 体 ( 実 行 委 員 会 構 成 団 体 含 む) 来 場 者 数 : 約 4,800 人 メインテーマ: 人 もどうぶつもしあわせになるために 内 容 : 参 加 団 体 の 活 動 内 容 紹 介 家 庭 犬 しつけ 方 教 室 健 康 相 談 飼 育 相 談 長 寿 犬 猫 の 表 彰 動 物 愛 護 パネル 展 示 ステージイベントなど 4 わんにゃんよかイベント 動 物 関 係 団 体 と 共 働 により 平 成 22 年 度 から 犬 猫 の 適 正 飼 育 講 習, 犬 とのふれあい 体 験, 犬 猫 の 譲 渡 などを 動 物 愛 護 管 理 センターで 開 催 しています 年 度 22 23 24 25 回 数 11 14 12 12 わんにゃんよかイベント 人 数 1223 1643 938 864 5 犬 猫 よろず 相 談 犬 猫 の 飼 い 主 がかかえる 疑 問 や 問 題 に 答 える 相 談 の 場 を 作 り, 終 生 飼 育 を 推 進 するこ とを 目 的 に 専 門 家 や 動 物 関 係 団 体 との 共 働 で 平 成 25 年 度 から 犬 猫 よろず 相 談 を 開 催 しています 平 成 25 年 度 実 施 回 数 : 6 回 相 談 件 数 : 延 べ54 件 相 談 内 容 : しつけ 方, 手 入 れ 方 法, 犬 猫 の 飼 育 方 法, 健 康, 法 律 など 6わんにゃんどんたく 隊 動 物 関 係 団 体 間 及 び 行 政 と 団 体 の 間 で 認 識 を 共 有 し, 連 携 を 深 めるきっかけづくり として,また, 見 学 する 多 くの 市 民 に 動 物 愛 護 について 興 味 を 持 ってもらうために, 平 成 23 年 度 から 動 物 関 係 団 体 と 行 政 が 一 緒 になってチームを 作 り 博 多 どんたく 港 まつりのパレードに 出 場 しています 平 成 25 年 度 参 加 人 数 : 61 人 3

7 動 物 愛 護 管 理 センターホームページ わんにゃんよかネット 動 物 愛 護 管 理 センターのホームページ わんにゃんよかネット を 開 設 しています このサイトでは 収 容 犬 猫 の 飼 い 主 への 返 還 や 新 たな 飼 い 主 への 譲 渡 を 推 進 し, 犬 猫 の 殺 処 分 数 を 減 少 させるために 犬 猫 の 収 容 情 報 や 譲 渡 情 報 を 掲 載 するとともに, 市 民 が 保 護 した 動 物 の 情 報 や 行 方 不 明 の 情 報 などを 市 民 が 掲 載 できる 場 を 提 供 しています また, 適 正 な 飼 育 方 法 に 関 する 情 報 を 掲 載 し, 市 民 への 周 知 を 図 っています 主 な 掲 載 情 報 収 容 犬 猫 情 報 ( 元 の 飼 い 主 に 返 還 するための 情 報 提 供 ) 譲 渡 候 補 犬 猫 情 報 ( 新 しい 飼 い 主 を 探 すための 情 報 提 供 ) 情 報 交 換 の 場 の 提 供 ( 市 民 による 犬 猫 の 保 護 情 報 や 行 方 不 明 になった 犬 猫 の 情 報 提 供 ) 動 物 の 愛 護 と 適 正 な 飼 育 の 普 及 啓 発 に 関 する 情 報 の 提 供 8 広 報 犬 の 登 録 及 び 狂 犬 病 予 防 注 射 の 実 施 に 関 すること 並 びに 犬 猫 の 適 正 飼 育 につい て 様 々な 媒 体 を 利 用 した 広 報 を 行 っています 広 報 実 績 単 位 : 枚 冊 媒 体 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 ハガキ ( 通 ) 81,400 81,500 81,500 81,700 80,800 チラシ ( 枚 ) 10,540 43,500 58,000 58,000 5,000 冊 子 等 ( 冊 ) 13,570 4,600 6,500 4,800 4,200 ポスター( 枚 ) 1,600 1,700 1,700 1,800 1,800 プレート( 枚 ) 1,270 1,400 1,400 2,200 1,370 市 政 だより( 回 ) 1 3 4 3 2 ラジオ ( 回 ) 0 0 0 1 1 テレビ ( 回 ) 7 0 2 3 2 施 策 別 の 使 用 媒 体 犬 の 登 録 及 び 犬 病 予 防 注 射 案 内 :ハガキ,チラシ, 冊 子 等, 市 政 だより,ラジオ, テレビ 犬 猫 の 適 正 飼 養 啓 発 :チラシ, 冊 子 等,ポスター, 市 政 だより,ラジオ, テレビ 犬 の 糞 の 放 置 防 止 啓 発 :プレート 4

(2) 犬 猫 の 収 容 状 況 放 浪 犬 による 危 害 発 生 を 防 止 するための 犬 の 捕 獲, 所 有 者 からはぐれた 犬 猫 や 負 傷 した 犬 猫 保 護 等 のための 回 収,また, 遺 棄 を 防 止 するための 犬 猫 の 引 取 り を 行 っ ています 収 容 される 犬 猫 の 頭 数 は 減 少 傾 向 にあり, 第 1 次 計 画 策 定 後 回 収 方 法 の 見 直 し, 引 取 り 時 の 説 諭, 引 取 り 手 数 料 有 料 化 を 行 い, 特 に 猫 は 大 幅 に 減 少 しています 収 容 される 犬 猫 のうち, 子 猫 の 占 める 割 合 が 高 くなっています 1 犬 頭 数 450 400 350 300 250 200 150 100 50 0 福 岡 市 犬 の 収 容 状 況 21 22 23 24 25 年 度 引 取 り 頭 数 負 傷 回 収 頭 数 ( 負 傷 以 外 ) 捕 獲 頭 数 内 訳 年 度 21 22 23 24 25 捕 獲 頭 数 88 63 52 53 57 回 収 頭 数 245 224 200 199 189 うち 負 傷 18 20 15 12 6 引 取 り 頭 数 69 24 34 21 11 計 402 311 286 273 257 捕 獲 : 放 浪 犬 を, 動 物 愛 護 管 理 センターの 職 員 が 捕 まえ 収 容 すること 回 収 : 市 民 等 が 捕 まえた, 又 は, 保 護 した 犬 を, 動 物 愛 護 管 理 センターの 職 員 が 出 向 いて 収 容 すること 引 取 り: 飼 い 主 が 飼 えなくなった 犬 を, 動 物 愛 護 管 理 センターにおいて 引 き 取 ること 5

2 猫 2500 2000 福 岡 市 猫 の 収 容 状 況 頭 数 1500 1000 引 取 り 頭 数 負 傷 回 収 頭 数 ( 負 傷 以 外 ) 500 0 21 22 23 24 25 年 度 内 訳 年 度 21 22 23 24 25 回 収 頭 数 956 482 435 403 340 (880) (382) (337) (314) (223) うち 負 傷 80 106 103 84 105 (22) (22) (28) (23) (24) 引 取 り 頭 数 1,078 302 227 132 240 (983) (289) (166) (102) (162) 計 2,034 784 662 535 580 (1,863) (671) (503) (416) (385) (うち 子 猫 の 数 ) 回 収 : 市 民 等 が 保 護 した 飼 い 主 不 明 の 猫 を, 動 物 愛 護 管 理 センター 職 員 が 出 向 いて 収 容 すること( 平 成 23 年 7 月 以 降 の 回 収 先 は 警 察 署 のみ) 引 取 り: 飼 い 主 が 飼 えなくなった 猫 又 は 飼 い 主 不 明 の 猫 を, 動 物 愛 護 管 理 センターに おいて 引 き 取 ること 6

(3) 犬 猫 の 措 置 状 況 収 容 した 犬 猫 のうち, 飼 い 主 が 判 明 したものは 飼 い 主 へ 返 還 し, 飼 い 主 が 判 明 しない ものは 可 能 な 限 り 新 しい 飼 い 主 へ 譲 渡 を 行 い, 譲 渡 が 成 立 しなかったものについてはや むなく 殺 処 分 を 行 っています 犬 に 比 べ 猫 は 飼 い 主 が 判 明 することも,また, 譲 渡 に 適 した 猫 も 少 ないため, 返 還 譲 渡 される 事 例 はあまりありません 犬 の 殺 処 分 数 は 年 々 減 少 傾 向 にあり, 猫 も 平 成 22 年 度 以 降, 大 幅 に 減 少 しています 殺 処 分 される 猫 のうち 子 猫 の 占 める 割 合 が 高 くなっています 福 岡 市 犬 殺 処 分 数 福 岡 市 猫 殺 処 分 数 殺 処 分 数 200 150 100 50 0 21 22 23 24 25 年 度 犬 殺 処 分 数 2,500 2,000 1,500 1,000 500 0 21 22 23 24 25 年 度 成 猫 子 猫 1 犬 2 猫 年 度 21 22 23 24 25 返 還 140 126 104 100 104 譲 渡 112 94 123 87 99 死 亡 5 9 3 5 12 殺 処 分 145 82 56 81 42 計 402 311 286 273 315 年 度 21 22 23 24 25 返 還 3 1 4 5 4 (0) (0) (0) (0) (0) 譲 渡 54 34 68 58 126 (28) (3) (22) (12) (21) 死 亡 57 87 75 70 75 (12) (18) (16) (23) (17) 殺 処 分 1,920 662 515 402 375 (1,823) (650) (465) (381) (347) 計 2,034 784 662 535 580 (1,863) (671) (503) (416) (385) (うち 子 猫 の 数 ) 返 還 : 本 来 の 飼 い 主 へ 返 すこと 譲 渡 : 新 しい 飼 い 主 へ 譲 り 渡 すこと 死 亡 : 収 容 期 間 中 に 自 然 死 ( 病 死 を 含 む)すること 殺 処 分 : 措 置 方 法 のひとつで, 致 死 処 分 にすること 7

(4) 犬 猫 に 関 する 苦 情 と 飼 い 主 等 指 導 状 況 犬 猫 の 飼 育 に 関 する 苦 情 については, 電 話 又 は 窓 口 で 申 し 立 てを 聞 き 取 り, 飼 い 主 や 原 因 者 が 判 明 している 場 合 は, 動 物 愛 護 管 理 センターの 職 員 が 直 接 現 場 に 出 向 いて 指 導 を 行 うなどの 対 応 を 行 っています 苦 情 件 数 と 飼 い 主 等 指 導 件 数 ともに 地 域 住 民 から 多 数 の 申 し 立 てが 寄 せられていま す 平 成 25 年 度 における 飼 い 主 等 指 導 依 頼 の 内 訳 で 最 も 多 いのは, 犬 は 糞 の 放 置, 猫 は 野 良 猫 への 給 餌 行 為 となっています 1 苦 情 件 数 及 び 飼 い 主 等 の 指 導 件 数 苦 情 件 数 900 800 700 600 500 400 300 200 100 0 犬 猫 に 関 する 苦 情 件 数 H21 H22 H23 H24 H25 年 度 犬 猫 犬 猫 計 年 度 21 22 23 24 25 791 (244) 308 (147) 1,099 (391) 650 (355) 273 (124) 923 (479) 551 (175) 468 (114) 1,019 (289) 602 (195) 450 (147) 1,052 (342) 498 (160) 349 (86) 847 (246) ( ) 内 は 飼 い 主 等 指 導 依 頼 件 数 2 飼 い 主 等 指 導 依 頼 の 主 な 内 容 犬 猫 別 飼 い 主 等 への 指 導 依 頼 の 多 い 内 容 ( 平 成 25 年 度 ) 犬 猫 1 糞 の 放 置 野 良 猫 への 給 餌 行 為 2 鳴 き 声 庭 等 に 糞 3 放 し 飼 い 多 頭 飼 育 8

(5) 犬 の 登 録 数 及 び 狂 犬 病 予 防 注 射 実 施 数 犬 を 飼 育 する 際 には, 狂 犬 病 予 防 法 の 規 定 に 基 づき, 生 涯 1 回 の 登 録 と,1 年 に1 回 の 狂 犬 病 予 防 注 射 が 必 要 です 福 岡 市 における 新 規 登 録 数 は 年 々 減 少 の 傾 向 にあります 累 積 登 録 頭 数 に 対 する 狂 犬 病 予 防 注 射 の 実 施 率 は 低 下 傾 向 にあります 福 岡 市 犬 の 登 録 頭 数 6,000 累 計 登 録 頭 数 65,000 60,000 55,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 新 規 登 録 頭 数 累 計 登 録 頭 数 新 規 登 録 頭 数 50,000 21 22 23 24 25 年 度 0 福 岡 市 狂 犬 病 予 防 注 射 実 施 数 注 射 実 施 頭 数 40,000 35,000 30,000 25,000 70 60 50 40 30 20 10 注 射 実 施 率 注 射 実 施 頭 数 注 射 実 施 率 (%) 20,000 21 22 23 24 25 年 度 0 年 度 21 22 23 24 25 累 計 登 録 頭 数 59,578 59,578 62,880 63,960 65,385 新 規 登 録 頭 数 5,119 4,611 4,389 4,211 4,202 注 射 実 施 頭 数 35,192 34,651 34,920 34,955 34,617 注 射 実 施 率 (%) 59.1 58.2 55.5 54.7 52.9 注 射 実 施 率 (%): 注 射 実 施 頭 数 / 累 計 登 録 頭 数 100 9

(6) 動 物 取 扱 業 登 録 等 状 況 動 物 愛 護 管 理 法 の 規 定 に 基 づき, 動 物 ( 哺 乳 類, 鳥 類,は 虫 類 )の 販 売, 保 管, 貸 出 し, 訓 練 又 は 展 示 を 業 として 行 う 時 には, 市 長 の 登 録 を 受 けなければなりません 施 設 の 実 数 は 増 加 傾 向 で, 平 成 26 年 3 月 末 の 登 録 施 設 は407 件, 平 成 25 年 度 の 施 設 監 視 は 延 べ242 件 でした また, 平 成 25 年 の 法 改 正 により 新 設 された 第 2 種 取 扱 業 施 設 の 登 録 は1 件 となっています 第 1 種 動 物 取 扱 業 登 録 及 び 延 監 視 件 数 分 類 / 年 度 H21 H22 H23 H24 H25 登 録 件 数 延 監 視 件 数 そ の 他 そ の 他 販 売 196 203 196 198 200 保 管 216 232 237 249 263 貸 出 し 7 7 6 9 10 訓 練 25 25 27 27 32 展 示 18 19 18 22 25 譲 受 飼 養 施 設 - - - - 1 せり あっせん - - - - 0 施 設 実 数 342 362 362 379 407 販 売 122 187 142 120 169 保 管 174 87 192 146 142 貸 出 し 3 3 4 6 8 訓 練 8 9 15 14 16 展 示 16 8 10 16 14 譲 受 飼 養 施 設 - - - - 1 せり あっせん - - - - 0 施 設 実 数 257 255 263 218 242 重 複 施 設 あり 販 売 :ペットショップ,ブリーダーなど 保 管 :ペットホテル,ペット 美 容 ( 動 物 を 預 かる 場 合 ),ペットシッターなど 貸 出 し:ペットレンタル 業, 動 物 タレント 繁 殖 用 等 の 動 物 派 遣 業 など 訓 練 : 動 物 の 訓 練 調 教 業 者, 出 張 訓 練 業 者 など 展 示 : 動 物 園, 水 族 館, 移 動 動 物 園,サーカス, 乗 馬 施 設, 動 物 ふれあい 施 設 など その 他 : 譲 受 飼 養 施 設 老 犬 ホームなど せり あっせん 業 インターネットオークションなど 10

(7) 特 定 動 物 飼 養 施 設 の 状 況 動 物 愛 護 管 理 法 の 規 定 に 基 づき, 人 の 生 命, 身 体 又 は 財 産 に 害 を 加 える 恐 れがある 動 物 として 定 められた 動 物 ( 特 定 動 物 )の 飼 育 を 行 う 際 には, 市 長 の 許 可 を 受 けなけれ ばなりません 平 成 26 年 3 月 末 の 許 可 件 数 は15 施 設 49 件 で,366 頭 の 飼 育 実 態 があります H21 末 H22 末 H23 末 H24 末 H25 末 施 設 数 12 12 17 13 15 許 可 件 数 49 48 52 47 48 飼 育 頭 数 268 298 342 360 366 福 岡 市 動 物 園 での 飼 養 許 可 動 物 種 平 成 26 年 3 月 末 現 在 ほ 乳 類 シロテナガザル,ブラッザグエノン,ダイアナモンキー, ニホンザル,シシオザル,チンパンジー,ゴリラ, オランウータン,マレーグマ,ツキノワグマ,ヒョウ, ライオン,トラ,アジアゾウ,ミナミシロサイ, カバ,アミメキリン 鳥 類 ヒクイドリ,オジロワシ,オオワシ,コンドル は 虫 類 ビルマニシキヘビ,アミメニシキヘビ,ワニガメ 11

(8) 動 物 関 係 団 体 やボランティアとの 連 携 共 働 1 動 物 愛 護 週 間 行 事 及 び 動 物 愛 護 フェスティバル( 再 掲 ) 広 く 市 民 の 間 に 動 物 愛 護 の 気 風 を 招 来 し, 動 物 の 愛 護 と 適 正 な 飼 育 を 啓 発 するため, 動 物 愛 護 週 間 行 事 及 び 動 物 愛 護 フェスティバルを 行 っています (1)3 参 照 2 わんにゃんよかイベント( 再 掲 ) 動 物 関 係 団 体 との 共 働 により 平 成 22 年 度 から 犬 猫 の 適 正 飼 育 講 習, 犬 とのふれあ い 体 験, 犬 猫 の 譲 渡 などを 動 物 愛 護 管 理 センターで 開 催 しています (1)4 参 照 3ワーキンググループによる 勉 強 会 動 物 愛 護 や 適 正 飼 育 普 及 啓 発 などをテーマに, 平 成 22 年 度 から 行 政 と 動 物 関 係 団 体 などによるワーキンググループをつくり, 効 果 的 な 啓 発 や 問 題 解 決 の 方 法 について 勉 強 会 を 開 催 し 意 見 交 換 しています 年 度 22 23 24 25 ワーキンググループ 勉 強 会 開 催 回 数 12 3 3 7 4 犬 猫 よろず 相 談 ( 再 掲 ) 犬 猫 の 飼 い 主 がかかえる 疑 問 や 問 題 に 答 える 相 談 の 場 を 作 り, 終 生 飼 育 を 推 進 する ことを 目 的 に 専 門 家 や 動 物 関 係 団 体 との 共 働 で 平 成 25 年 度 から 犬 猫 よろず 相 談 を 開 催 しています (1)5 参 照 5 動 物 関 係 団 体 を 介 した 犬 猫 の 譲 渡 事 業 市 から 直 接 譲 渡 することが 困 難 と 判 断 された 犬 猫 については, 動 物 関 係 団 体 の 持 つ ノウハウで 社 会 性 の 低 い 犬 等 のしつけを 行 うなどして 譲 渡 を 行 っています 平 成 25 年 度 団 体 譲 渡 実 績 : 犬 44 頭, 猫 26 頭 6わんにゃんどんたく 隊 ( 再 掲 ) 動 物 関 係 団 体 間 及 び 行 政 と 団 体 の 間 の 意 識 共 有 を 図 り, 連 携 を 深 めるきっかけづく りとして,また, 見 学 する 多 くの 市 民 に 動 物 愛 護 について 興 味 を 持 ってもらうために, 平 成 23 年 度 から 動 物 関 係 団 体 と 行 政 が 一 緒 になってチームを 作 り 博 多 どんたく 港 まつりのパレードに 出 場 しています (1)6 参 照 7ボランティアの 受 け 入 れ 平 成 24 年 度 から 市 民 ボランティアを 募 り, 事 前 研 修 を 行 った 上 で 収 容 動 物 の 世 話 や 啓 発 イベントの 補 助 などを 行 っていただいています 平 成 25 年 度 末 登 録 者 数 : 166 名 活 動 内 容 : 収 容 犬 猫 の 給 餌 や 清 掃 シャンプー トリミング しつけ 相 談 啓 発 イベントの 補 助 など 共 働 とは 相 互 の 役 割 と 責 任 を 認 め 合 いながら 対 等 の 立 場 で 知 恵 と 力 をあわせて 長 所 や 資 源 を 活 かし 共 に 汗 して 取 り 組 み 共 に 行 動 すること ( 福 岡 市 新 基 本 計 画 より 抜 粋 ) 12

2 課 題 平 成 21 年 4 月 に 第 1 次 計 画 を 策 定 し, 各 施 策 に 取 り 組 んだ 結 果, 犬 猫 ともに 殺 処 分 数 は 減 少 し, 策 定 時 の 目 標 である 平 成 30 年 度 までに 犬 160 頭 以 下, 猫 1,300 頭 以 下 と 言 う 目 標 を し, 平 成 25 年 度 は 犬 42 頭, 猫 375 頭 まで 減 少 するなど, 一 定 の 成 果 をあげています しかし,いまだに 無 責 任 な 飼 い 方 が 原 因 で 結 果 的 に 福 岡 市 が 引 き 取 らざるを 得 ない 犬 猫 やその 結 果 として 殺 処 分 される 犬 猫 がいます さらに, 犬 猫 の 不 適 切 な 飼 育 や 取 扱 に 起 因 する 苦 情 相 談 があることからも, 飼 い 主 の 責 務 が 十 分 に 理 解 され, 実 行 されていない 現 状 があります また, 狂 犬 病 予 防 法 に 基 づく 狂 犬 病 予 防 注 射 の 登 録 数 に 対 する 平 成 25 年 度 の 実 施 率 は 52.9%と 第 1 次 計 画 の 策 定 時 の 60.2%より 減 少 しています このような 中, 平 成 24 年 9 月 に 動 物 愛 護 管 理 法 が 一 部 改 正 され, 動 物 取 扱 業 の 適 正 化 のための 規 制 強 化 及 び 多 頭 飼 育 の 適 正 化 について 明 記 されました これらの 改 正 を 受 け, 動 物 取 扱 業 及 び 多 頭 飼 育 に 関 する 指 導 監 視 のあり 方 についても 検 討 が 必 要 となっていま す さらに 近 年, 地 域 猫 活 動 のように, 従 来 の 飼 い 主 と 飼 育 動 物 の 関 係 とは 異 なる 管 理 の 仕 方 も 広 がってきました また, 高 齢 化 が 急 速 に 進 んでいく 中 で, 高 齢 者 の 犬 猫 飼 育 のあり 方 についても 考 えていく 必 要 があります このように, 人 と 動 物 の 関 係 が 多 様 化 する 中 で, 動 物 の 適 正 な 飼 育 や 取 扱 いについて, 市 民 の 意 識 の 更 なる 向 上 が 求 められると 同 時 に, 動 物 による 人 の 生 命 身 体 財 産 に 対 す る 侵 害 の 防 止 や 狂 犬 病 の 発 生 予 防 まん 延 防 止 など, 従 来 からの 動 物 管 理 ついても, 動 物 愛 護 の 観 点 を 踏 まえながら 取 組 みを 継 続 していかなければなりません また,これらの 施 策 推 進 のためには 動 物 行 政 担 当 部 署 の 取 組 みだけでは 限 界 があり,こ れからは 各 主 体 間 の 連 携 共 働 を 推 進 することが 不 可 欠 だと 考 えます 13

第 3 章 計 画 の 基 本 事 項 1 計 画 の 目 的 人 と 動 物 との 調 和 のとれた 共 生 社 会 の 実 現 を 目 的 とします 2 福 岡 市 動 物 行 政 の 方 向 性 生 命 の 尊 重 や 尊 厳 を 守 るという 視 点 に 立 って, 従 来 の 捕 獲 回 収 引 取 り 等 の 取 締 りや 管 理 などを 行 う 動 物 行 政 から, 動 物 愛 護 適 正 飼 養 の 普 及 啓 発 に 重 点 を 置 いた 動 物 行 政 へ 移 行 してまいりました 今 後 は, 行 政 内 部 の 関 係 部 署 の 連 携 並 びに 行 政 と 飼 い 主, 動 物 取 扱 業 者, 動 物 関 係 団 体, 市 民 とのさらなる 連 携 を 図 りながら 取 り 組 みを 推 進 します 3 計 画 の 実 施 期 間 平 成 27 年 度 から10 年 間 ( 平 成 36 年 度 末 まで) 計 画 の 進 捗 状 況 や 目 標 の 度 を 検 証 しながら,5 年 を 目 途 に 計 画 の 見 直 しを 行 います 4 対 象 地 域 福 岡 市 内 全 域 5 計 画 の 位 置 付 け 第 2 次 計 画 は 福 岡 市 総 合 計 画 体 系 における 中 期 計 画 である 政 策 推 進 プランの 主 要 事 業 動 物 の 愛 護 及 び 管 理 事 業 を 進 める 実 施 計 画 として 位 置 付 けます 同 時 に 福 岡 市 の 保 健 福 祉 分 野 の 方 向 性 と 基 本 理 念 を 示 すマスタープランである 保 健 福 祉 総 合 計 画 の 基 本 施 策 くらしの 衛 生 向 上 を 踏 まえるものとします 14

6 施 策 推 進 の 基 本 的 視 点 福 岡 市 における 動 物 の 愛 護 及 び 管 理 に 関 する 課 題 を 解 決 し, 人 と 動 物 との 調 和 のとれた 共 生 社 会 の 実 現 を 図 るため, 以 下 の3つの 視 点 を 持 って 施 策 を 推 進 します 各 主 体 の 責 務 と 役 割 の 明 確 化 市 民 の 動 物 愛 護 と 管 理 に 対 する 理 解 の 促 進 各 主 体 間 の 連 携 と 共 働 の 推 進 (1) 各 主 体 の 責 務 と 役 割 の 明 確 化 課 題 解 決 のための 施 策 を 推 進 するには 行 政, 飼 い 主, 動 物 取 扱 業 者, 獣 医 師 会, 学 術 研 究 機 関, 動 物 関 係 団 体 及 び 市 民 の 責 務 と 役 割 を 明 らかにした 上 で,それぞれの 主 体 がその 責 務 や 役 割 を 十 分 理 解 する 必 要 があります 1 行 政 の 責 務 行 政 は, 人 と 動 物 との 調 和 のとれた 共 生 社 会 の 実 現 を 図 るために 必 要 な 施 策 を 策 定 し 実 施 することにより, 動 物 に 起 因 する 諸 問 題 の 解 決 に 取 り 組 む 責 務 を 負 いま す また, 各 主 体 が 責 務 と 役 割 を 十 分 に 果 たせるよう 支 援 リードしていきます 2 飼 い 主 の 責 務 飼 い 主 は, 動 物 の 生 態, 習 性, 生 理 等 を 理 解 した 上 で, 動 物 をその 命 を 終 えるま で 適 正 に 飼 育 することにより, 周 辺 住 民 の 理 解 を 得 られるよう 周 辺 環 境 に 配 慮 する 責 務 を 負 います また, 所 有 することに 関 わらず 動 物 を 管 理 する 場 合 や, 単 に 動 物 にエサを 与 える などの 行 為 にも, 飼 い 主 と 同 等 の 責 務 が 伴 うものと 考 えます 3 動 物 取 扱 業 者 の 責 務 動 物 取 扱 業 者 は, 動 物 を 適 正 に 取 り 扱 うことはもとより, 飼 い 主 やこれから 飼 育 を 行 おうとする 市 民 に 対 し, 適 正 な 飼 育 方 法 について 理 解 を 深 めてもらうために 必 要 な 説 明 や 情 報 提 供 を 行 う 責 務 を 負 います 4 獣 医 師 会 の 役 割 獣 医 師 会 は 動 物 の 治 療 や 生 理 生 態 等 に 関 する 豊 富 で 実 践 的 な 知 識 や 経 験 を 活 用 し, 飼 い 主 等 に 対 する 助 言 や 理 解 を 促 進 すると 同 時 に, 専 門 的 立 場 から 各 主 体 に 必 要 な 協 力 を 行 う 役 割 を 担 います 5 学 術 研 究 機 関 の 役 割 学 術 研 究 機 関 は 動 物 の 生 理 生 態 等 に 関 する 豊 富 で 多 方 面 に 渡 る 知 識 を 活 用 し, 各 主 体 に 対 し 助 言 する 役 割 を 担 います 15

6 動 物 関 係 団 体 の 役 割 動 物 関 係 団 体 は, 動 物 に 関 する 知 識 や 経 験 を 十 分 に 活 用 しながら, 飼 い 主 や 行 政 などの 関 係 者 に 協 力 し, 支 援 する 役 割 を 担 います 7 市 民 の 役 割 市 民 は, 動 物 を 愛 おしむ 気 持 ち, 動 物 との 接 し 方, 動 物 による 危 害 の 発 生 防 止 等 について 理 解 を 深 め, 行 政 や 動 物 関 係 団 体 が 行 う 活 動 に 協 力 するよう 努 める 役 割 を 担 います (2) 市 民 の 動 物 愛 護 と 管 理 に 対 する 理 解 の 促 進 人 と 動 物 との 調 和 のとれた 共 生 社 会 は, 動 物 に 直 接 かかわる 者 だけの 努 力 で 実 現 することは 困 難 です その 実 現 のためには, 動 物 にかかわる,かかわらないを 問 わ ず 市 民 全 体 が, 動 物 の 愛 護 と 管 理 に 対 する 理 解 を 深 める 必 要 があります (3) 各 主 体 間 の 連 携 と 共 働 の 推 進 これまでのように,それぞれの 主 体 が 単 独 で 行 う 取 組 みには 限 界 があります そこ で, 人 と 動 物 との 調 和 のとれた 共 生 社 会 の 実 現 を 目 指 す 動 物 関 係 団 体 とのさらなる 連 携 や 共 働 を 推 進 する 必 要 があります 16

第 4 章 計 画 の 推 進 体 制 第 2 次 計 画 は, 人 と 動 物 との 調 和 のとれた 共 生 社 会 の 実 現 を 目 的 に 効 果 的 な 施 策 等 の 検 討 を 行 うため 設 置 した 福 岡 市 動 物 の 愛 護 と 管 理 推 進 協 議 会 において 提 案 された 様 々な 意 見 を 参 考 に 策 定 しています 今 後, 第 2 次 計 画 に 基 づき10 年 間 にわたって 動 物 愛 護 と 管 理 に 関 する 様 々な 施 策 を 推 進 するにあたっては, 各 施 策 が 計 画 的 かつ 効 果 的 効 率 的 に 行 われているかを 福 岡 市 で 検 証 し, 必 要 に 応 じて 協 議 会 から 意 見 を 求 め,それらを 参 考 に 第 2 次 計 画 の 見 直 しを 行 います 17

第 5 章 施 策 の 柱 1 殺 処 分 ゼロに 向 けた 取 組 動 物 の 生 命 の 尊 重 と 安 全 確 保 の 観 点 から, 適 正 飼 育 や 終 生 飼 育 を 推 進 し, 飼 い 主 などの 身 勝 手 とも 言 える 理 由 による 犬 猫 の 殺 処 分 数 を 減 らしていく 2 動 物 愛 護 管 理 に 関 する 啓 発 人 と 動 物 との 調 和 のとれた 社 会 の 実 現 のために 不 可 欠 な, 動 物 の 生 命 を 尊 重 する 気 風 と 責 任, 動 物 の 適 正 飼 育 や 取 扱, 動 物 の 生 理 及 び 生 態 に 関 する 知 識 の 普 及 啓 発 を 行 う 3 迷 惑 の 防 止 人 間 が 動 物 を 飼 育 したり,エサ 与 えたりすることで 生 じる, 他 の 市 民 に 対 する 迷 惑 の 発 生 を 防 止 し,モラルやマナーが 大 切 にされる 社 会 を 実 現 する 4 危 機 管 理 対 応 動 物 による 人 の 生 命 等 に 対 する 侵 害 及 び 狂 犬 病 の 発 生 予 防 並 びに 災 害 等 発 生 時 及 び 狂 犬 病 発 生 時 に 迅 速 かつ 的 確 な 対 応 を 行 うため, 危 機 管 理 体 制 の 整 備 を 行 う 5 動 物 取 扱 業 等 の 監 視 指 導 の 強 化 関 係 法 令 遵 守 や 動 物 愛 護 推 進 の 観 点 から 動 物 取 扱 業, 実 験 動 物 飼 育 施 設, 産 業 動 物 飼 育 施 設 等 への 効 果 的 な 監 視 又 は 指 導 を 行 う 6 共 働 の 推 進 これまで 培 ってきた 動 物 関 係 団 体 との 共 働 関 係 を 継 続 し, 新 たな 連 携 や 協 力 体 制 を 構 築 する また, 課 題 解 決 に 取 り 組 むために 必 要 な 職 員 の 資 質 向 上 を 行 う 18

第 6 章 目 標 計 画 に 基 づく 施 策 の 効 果 を 判 定 するための 指 標 及 び 目 標 を 設 定 します 1 殺 処 分 数 犬 ( 平 成 25 年 度 42 頭 ) 猫 ( 平 成 25 年 度 375 頭 ) ゼロ ( 平 成 36 年 度 まで) 負 傷 犬 猫 の 死 亡 及 び, 攻 撃 性 や 疾 病 等 による 譲 渡 不 可 能 な 犬 猫 を 除 く 実 質 的 なゼロを 目 指 す 2 犬 猫 の 収 容 頭 数 犬 ( 平 成 25 年 度 257 頭 ) 猫 ( 平 成 25 年 度 580 頭 ) 100 頭 以 下 ( 平 成 36 年 度 まで) 250 頭 以 下 ( 平 成 36 年 度 まで) 平 成 25 年 度 実 績 の 概 ね2 分 の1 返 還 や 新 しい 飼 い 主 への 譲 渡 の 更 なる 推 進 行 うことが 可 能 になる 頭 数 を 目 指 す 3 苦 情 件 数 平 成 25 年 度 苦 情 件 数 犬 猫 合 計 847 件 400 件 以 下 平 成 25 年 度 実 績 の 概 ね2 分 の1 4 犬 の 登 録 飼 育 されている 犬 すべての 登 録 5 犬 の 狂 犬 病 予 防 注 射 登 録 犬 すべてに 対 する 年 1 回 の 予 防 注 射 実 施 19

第 7 章 具 体 的 施 策 施 策 の 体 系 計 画 の 目 的 を するため, 施 策 推 進 の 基 本 的 な 視 点 に 基 づき, 以 下 の 施 策 を 推 進 します 計 画 の 目 的 人 と 動 物 との 調 和 のとれた 共 生 社 会 施 策 推 進 の 基 本 的 な 視 点 施 策 の 柱 区 分 市 民 の 動 物 愛 護 に 対 する 理 解 の 促 進 関 係 者 の 責 務 と 役 割 の 明 確 化 各 主 体 間 の 連 携 と 共 働 の 推 進 具 体 的 施 策 名 殺 処 分 ゼ ロ に 向 け た 取 組 動 物 愛 護 管 理 に 関 す る 啓 発 迷 惑 の 防 止 危 害 管 理 対 応 動 物 取 扱 業 等 の 監 視 指 導 の 強 化 共 働 の 推 進 1 動 物 愛 護 についての 啓 発 推 進 2 適 正 飼 育 の 推 進 3 猫 問 題 対 策 4 譲 渡 及 び 返 還 の 推 進 5 狂 犬 病 予 防 6 監 視 指 導 7 体 制 及 び 制 度 動 物 愛 護 思 想 の 普 及 啓 発 ふれあい 事 業 の 充 実 適 正 飼 育 の 啓 発 不 妊 去 勢 手 術 の 徹 底 終 生 飼 育 の 推 進 愛 護 動 物 遺 棄 防 止 多 頭 飼 育 問 題 対 策 犬 の 散 歩 等 のマナー 向 上 飼 い 猫 の 適 正 飼 育 の 推 進 飼 い 主 のいない 猫 問 題 対 策 の 実 施 譲 渡 事 業 の 充 実 マイクロチップ 装 着 の 推 進 収 容 動 物 返 還 の 推 進 犬 の 登 録 率 及 び 狂 犬 病 予 防 注 射 実 施 率 の 向 上 鑑 札 及 び 注 射 済 票 装 着 の 徹 底 動 物 取 扱 業 者 の 監 視 指 導 特 定 動 物 飼 育 者 の 監 視 指 導 大 型 犬, 危 険 犬 種 及 び 放 浪 犬 による 危 害 防 止 実 験 動 物 飼 育 施 設 の 指 導 産 業 動 物 飼 育 施 設 の 指 導 犬 猫 の 殺 処 分 方 法 の 検 討 関 係 部 署 や 機 関 との 連 携 一 般 社 団 法 人 福 岡 市 獣 医 師 会 との 連 携 動 物 関 係 団 体 との 連 携 及 びボランティアの 受 入 れ 応 援 寄 付 の 受 入 れ 動 物 愛 護 推 進 員 の 委 嘱 8 危 機 管 理 対 策 危 機 管 理 対 策 : 特 に 関 連 が 深 いもの 20

施 策 の 分 類 課 題 を 解 決 するための 具 体 的 施 策 については 期 間 を 短 期, 中 期, 長 期 に 分 けて 取 り 組 みます また, 第 1 次 計 画 により 着 手 済 みの 施 策 で 今 後 拡 大 充 実 が 必 要 なもの については 継 続 して 取 り 組 みます 短 期 平 成 28 年 度 を 目 途 に 実 施 中 期 平 成 31 年 度 を 目 途 に 実 施 長 期 平 成 36 年 度 を 目 途 に 実 施 継 続 第 1 次 計 画 から 継 続 実 施 第 2 次 計 画 における 具 体 的 施 策 の 項 目 数 と 第 1 次 計 画 との 関 係 第 1 次 計 画 第 2 次 計 画 凡 例 着 手 79 完 了 33 継 続 46 46 未 着 手 28 28 合 計 107 119 : 第 1 次 計 画 で 実 施 済 みで 第 2 次 計 画 で 継 続 拡 充 する 施 策 : 第 1 次 計 画 で 未 実 施 のため 第 2 次 計 画 で 実 施 する 施 策 新 規 45 : 第 2 次 計 画 で 新 規 に 追 加 した 施 策 21

1 動 物 愛 護 についての 啓 発 推 進 (1) 動 物 愛 護 思 想 の 普 及 啓 発 動 物 の 適 正 な 飼 育 や 人 と 動 物 の 共 生 について 理 解 を 深 めるための 啓 発 を 行 います 動 物 愛 護 週 間 行 事 として, 適 正 飼 育 に 関 するパ ネル 展 示 や 犬 猫 の 慰 霊 祭 を 行 っています 動 物 愛 護 フェスティバルを 開 催 しています ホームページ わんにゃんよかネット, 市 政 だより, チラシ 配 布 などによる 情 報 提 供 を 行 っています わんにゃんよかイベント 等, 体 験 型 のイベント による 啓 発 を 実 施 しています 動 物 愛 護 管 理 センターでのイベント 開 催 や 見 学 会 を 実 施 しています 動 物 愛 護 管 理 センターの 他 に 動 物 園 などので 啓 発 活 動 を 実 施 しています 出 前 講 座 の 実 施 しています 動 物 愛 護 思 想 について 体 験 し 理 解 する 場 や 機 会 が 限 られています 動 物 愛 護 思 想 の 普 及 啓 発 方 法 が 画 一 化 していま す 動 物 愛 護 思 想 の 一 層 の 普 及 には 啓 発 の 場 や 機 会 の 拡 充 が 必 要 です 項 目 民 間 企 業 での 動 物 愛 護 研 修 ホームページわんに ゃんよかネット マスメディアの 活 用 動 物 愛 護 フェスティ バル シンポジウムの 開 催 地 域 での 動 物 愛 護 教 室 期 間 民 間 企 業 の 研 修 の 一 環 として, 動 物 愛 護 研 修 を 行 うことを 検 討 し 長 期 ます 継 続 動 物 愛 護 思 想 の 普 及 啓 発 に 関 する 情 報 を 掲 載 します 継 続 マスコミからの 取 材 に 積 極 的 に 対 応 します 多 くの 市 民 が 参 加 するよう, 効 果 的 なフェスティバルの 継 続 を 検 討 します 動 物 愛 護 思 想 について 考 えるための 市 民 と 行 政 等 の 各 主 体 相 互 継 続 の 対 話 の 場 を 作 ります 地 域 の 要 望 に 応 じて 動 物 愛 護 教 室 を 行 います 継 続 出 前 講 座 の 内 容 を 充 実 します 22

(2) ふれあい 事 業 の 充 実 教 育 活 動 などの 場 へ 赴 き 啓 発 を 行 うことで, 動 物 への 優 しい 心 動 物 を 飼 う 時 の 責 任 感, 生 命 の 大 切 さや 他 人 の 気 持 ちを 気 遣 う 心 を 育 成 します ふれあい 教 室 幼 稚 園 や 小 学 校 低 学 年 を 対 象 に, 出 張 又 は 東 部 動 物 愛 護 管 理 センターのふれあい 広 場 を 活 用 して 動 物 とのふれあい 体 験 による 教 室 を 行 っています 単 に 動 物 にさわるだけの 催 しの 要 望 に 応 えるの みの 内 容 になっており, 情 操 を 養 う 本 来 の 目 的 に 沿 った 内 容 への 再 構 築 が 必 要 です 特 定 の 幼 稚 園 等 や 年 代 に 集 中 して 事 業 が 行 われ ており, 対 象 の 見 直 しが 必 要 です 項 目 ふれあい 事 業 の 見 直 し 学 校 教 育 への 取 組 み 期 間 犬 猫 の 習 性 や 適 正 飼 育 の 理 解 を 進 めるためのプログラムを 実 施 継 続 します ふれあい 事 業 の 対 象 とする 年 代 を 見 直 します 学 校 教 育 の 中 で, 動 物 愛 護 について 学 ぶプログラムを 検 討 しま 継 続 す 23

2 適 正 飼 育 の 推 進 (1) 適 正 飼 育 の 啓 発 犬 猫 を 適 正 に 飼 育 するための 知 識 や 情 報 を 飼 い 主 や 市 民 に 対 して 発 信 します 家 庭 犬 のしつけ 方 教 室 外 部 の 専 門 講 師 によるしつけ 方 の 講 習 を 行 っ ています 家 庭 犬 のしつけ 方 相 談 動 物 愛 護 管 理 センター 職 員 による 個 別 相 談 を 行 っています ホームページ, 市 政 だより,チラシなどの 配 布 回 覧 等 による 啓 発 を 行 っています 動 物 関 係 団 体 と 共 働 で 犬 猫 よろず 相 談 を 実 施 し ています 新 規 の 飼 い 主 を 対 象 とした 適 正 飼 育 講 習 会 を 実 施 しています 飼 い 主 や 市 民 が 適 正 飼 育 についての 知 識 や 情 報 を 習 得 する 機 会 が 少 ない 状 況 があります 飼 い 主 の 適 正 飼 育 についての 意 識 がまだ 十 分 で はありません 飼 い 主 と 行 政 との 接 点 が 苦 情 対 応 や 集 合 注 射 等 の 機 会 に 限 られます 東 部 動 物 愛 護 管 理 センターのふれあい 広 場 の 活 用 の 範 囲 が 限 られています 項 目 ペットフード 等 販 売 店 での 啓 発 動 物 の 適 正 飼 育 ガイドラインの 策 定 犬 のしつけ 教 室 の 拡 充 家 庭 犬 のしつけ 方 相 談 多 様 な 広 報 媒 体 の 活 用 動 物 取 扱 業 者 による 啓 発 指 導 期 間 中 期 ペットフード 販 売 店 などによる, 飼 い 主 に 対 する 啓 発 を 推 進 し ます 中 期 集 合 住 宅 や 都 市 部 での 飼 育 の 際 の 取 決 めとなるガイドライン 策 定 を 検 討 します 中 期 犬 の 訓 練 士 等 に 対 して 動 物 愛 護 管 理 センターの 敷 地 を 貸 し 出 す など, 犬 のしつけ 教 室 の 機 会 を 増 やす 方 法 を 検 討 します 広 報 を 充 実 し 相 談 を 望 んでいる 飼 い 主 を 掘 り 起 します 継 続 ホームページ,SNS, 動 画 サイト, 市 政 だより,チラシなどの 配 継 続 布 回 覧 等 の 媒 体 を 有 効 に 活 用 し 適 正 飼 育 について 広 報 します ます ペットショップに 適 正 飼 育 に 関 する 啓 発 チラシを 設 置 するなど 継 続 動 物 取 扱 業 の 店 での 啓 発 を 進 めます 24

(2) 不 妊 去 勢 手 術 の 徹 底 犬 猫 のみだりな 繁 殖 を 防 止 するため, 不 妊 去 勢 手 術 を 徹 底 します 収 容 された 犬 猫 を 飼 い 主 へ 返 還 する 機 会 等 を 捉 えて 飼 い 主 指 導 を 行 っています 動 物 愛 護 管 理 センターから 新 たな 飼 い 主 へ 譲 渡 する 犬 猫 の 不 妊 去 勢 手 術 を 実 施 しています ホームページ, 市 政 だより,チラシなどの 配 布 回 覧 等 による 啓 発 を 行 っています 猫 の 不 妊 去 勢 手 術 助 成 事 業 を 行 っています 飼 い 主 や 飼 い 主 になろうとする 市 民 に 不 妊 去 勢 手 術 の 必 要 性 の 理 解 が 不 足 しています 犬 猫 の 不 妊 去 勢 手 術 を 実 施 せずに 多 頭 飼 育 に 陥 る 飼 い 主 がいます 項 目 期 間 飼 い 主 指 導 啓 発 中 期 飼 い 主 の 自 宅 への 訪 問 などによる 指 導 啓 発 方 法 を 検 討 します 多 様 な 広 報 媒 体 の 活 用 動 物 取 扱 業 者 による 啓 発 指 導 ホームページ,SNS, 動 画 サイト, 市 政 だより,チラシなどの 配 継 続 布 回 覧 等 の 媒 体 を 有 効 に 活 用 し, 不 妊 去 勢 手 術 の 必 要 性 を 広 報 し ます ペットショップ 等 の 動 物 取 扱 業 者 の 店 頭 に, 啓 発 チラシ と 動 継 続 物 病 院 一 覧 を 設 置 します 25

(3) 終 生 飼 育 の 推 進 犬 猫 の 終 生 飼 育 を 徹 底 するための 施 策 を 推 進 します 飼 い 主 からの 引 取 り 依 頼 の 際 に, 飼 育 の 継 続 や 新 しい 飼 い 主 を 探 すよう 指 導 を 行 っています 飼 い 主 からの 引 取 りの 際 には 手 数 料 を 徴 収 し ています 動 物 関 係 団 体 と 共 働 で 飼 い 主 の 悩 みに 答 える 犬 猫 よろず 相 談 を 実 施 しています 飼 い 主 に 対 し 終 生 飼 育 に 関 する 助 言 を 行 って います 先 のことを 考 えずに 犬 猫 の 飼 育 を 始 める 飼 い 主 が います 犬 猫 を 終 生 飼 育 する 意 識 の 低 い 飼 い 主 がいます 動 物 愛 護 管 理 センターに 犬 猫 の 引 取 り 依 頼 をする 理 由 に, 飼 い 主 の 病 気 や 高 齢 のため 飼 いつづけられ なくなったことが 多 くみられます 引 取 りの 相 談 に 答 えるには 画 一 的 な 適 正 飼 育 の 指 導 だけでは 対 応 が 困 難 で, 飼 い 主 の 健 康 状 態 や 経 済 状 態 などを 考 慮 して 助 言 を 行 う 必 要 があります 項 目 飼 育 継 続 困 難 者 の 相 談 窓 口 飼 い 主 の 年 齢 等 に 応 じ た 指 導 啓 発 期 間 動 物 関 係 団 体 と 共 働 で 行 う 相 談 会 を 充 実 させます 短 期 中 期 飼 い 主 の 年 齢, 家 族 構 成,ライフスタイルに 応 じた 助 言, 指 導, 啓 発 の 在 り 方 を 検 討 します 引 取 りの 相 談 に 対 する 指 導 啓 発 継 続 犬 猫 の 引 取 りの 相 談 を 受 ける 時 の 有 効 な 指 導 啓 発 を 体 系 化 し, 終 生 飼 育 に 関 する 指 導 啓 発 を 強 化 します (4) 愛 護 動 物 の 遺 棄 防 止 愛 護 動 物 の 遺 棄 を 防 止 し, 動 物 愛 護 の 精 神 の 涵 養 と 適 正 飼 育 の 推 進 を 行 うとともに, 動 物 愛 護 管 理 センターへ 収 容 される 犬 猫 の 頭 数 削 減 します 遺 棄 された 可 能 性 のある 犬 猫 が, 飼 い 主 不 明 犬 猫 として 収 容 されることがあります 遺 棄 されることが 多 い 場 所 にはポスターなどを 使 った 啓 発 を 行 っています 同 じ 場 所 に 繰 り 返 し 愛 護 動 物 が 捨 てられることが あります 愛 護 動 物 の 遺 棄 が 違 法 であることの 周 知 が 必 要 で す 警 察 や 遺 棄 されやすい 施 設 の 管 理 者 等 との 連 携 し た 指 導 が 必 要 です 項 目 啓 発 指 導 の 充 実 期 間 遺 棄 される 場 所 や 季 節 性 をふまえ, 様 々な 媒 体 を 使 った 啓 発 を 短 期 行 います 関 係 機 関 との 連 携 短 期 警 察 や 遺 棄 されやすい 施 設 の 管 理 者 との 協 力 し 情 報 共 有 や 巡 回 等 を 行 います 26

(5) 多 頭 飼 育 問 題 対 策 犬 猫 の 多 数 飼 育 による 周 辺 住 民 への 迷 惑 の 発 生 を 防 止 し, 飼 育 場 所 の 規 模 に 応 じた 適 正 飼 育 を 実 現 するため, 必 要 な 監 視 指 導 を 行 います 苦 情 等 の 申 し 出 に 基 づき 犬 猫 等 の 多 頭 飼 育 者 に 対 する 指 導 を 行 っています 化 製 場 等 に 関 する 法 律 を 所 管 する 保 健 所 が 動 物 愛 護 管 理 センターと 連 携 し, 犬 を 10 頭 以 上 飼 育 している 者 の 情 報 を 共 有 しています 犬 猫 の 多 頭 飼 育 施 設 の 実 態 把 握 が 不 十 分 です 飼 育 数 が 多 頭 数 となったことから, 適 正 な 飼 育 管 理 も しくは 飼 育 の 継 続 が 困 難 となる 事 例 が 多 くみられま す 集 合 住 宅 での 多 頭 飼 育 が 周 辺 住 民 への 迷 惑 になって いる 事 例 があります 多 頭 飼 育 に 陥 る 人 には 高 齢 者 や 精 神 的 な 理 由 による 人 が 多 いと 言 われています 多 頭 飼 育 に 陥 ること 予 防 するため,おそれのある 者 に 対 する 指 導 及 び 啓 発 が 必 要 です 犬 猫 の 多 頭 飼 育 や 不 適 切 な 取 扱 いに 起 因 する 周 辺 へ の 迷 惑 発 生 などへの 指 導 は 専 門 的 な 知 識 を 持 って 長 期 的 に 行 っていく 必 要 があります 項 目 多 頭 飼 育 の 実 態 の 把 握 期 間 短 期 動 物 愛 護 管 理 センターと 市 営 住 宅 や 高 齢 者 福 祉 などの 部 署 が 連 携 し, 多 頭 飼 育 者 またはそのおそれのある 者 の 早 期 発 見 に 努 めます 多 頭 飼 育 者 に 対 する 指 導 多 頭 飼 育 予 防 のため 指 導 及 び 啓 発 短 期 短 期 短 期 多 頭 飼 育 の 届 出 制 度 について 検 討 します 多 頭 飼 育 者 に 対 する 定 期 的 な 訪 問 及 び 指 導 を 行 います 化 製 場 等 に 関 する 法 律 を 所 管 する 各 区 保 健 福 祉 センター 衛 生 課 環 境 係 からの 情 報 に 基 づき 現 地 調 査 や 指 導 を 行 います 飼 育 頭 数 が 増 えすぎないようにするための 方 法 や, 多 頭 飼 育 によ って 発 生 する 問 題 について 市 民 に 対 して 周 知 します 中 期 多 頭 飼 育 問 題 の 事 例 から 原 因 を 分 析 し, 監 視 指 導 へ 反 映 させます 多 頭 飼 育 者 の 指 導 のた めの 職 員 の 育 成 長 期 指 導 に 当 たる 職 員 に 対 し 高 齢 者 福 祉 や 精 神 保 健 等 を 含 め, 幅 広 い 分 野 にわたり 研 修 を 行 います 27

(6) 犬 の 散 歩 等 のマナーの 向 上 犬 の 散 歩 等, 飼 い 方 に 関 するマナーを 改 善 し,ルールが 守 られる 社 会 を 目 指 していきます 市 民 から 犬 の 散 歩 マナー 等 に 関 する 苦 情 相 談 が あった 場 合,その 都 度 飼 い 主 指 導 等 の 対 応 を 行 っています 犬 の 散 歩 の 多 い 公 園 や 河 川 敷 などで 不 定 期 に 巡 回 を 行 っています 苦 情 や 相 談 の 内 容 について 分 析 を 行 い, 新 たな 施 策 へと 反 映 させる 材 料 とすることが 必 要 で す 糞 の 放 置 などの 散 歩 マナーの 悪 い 飼 い 主 に 対 す る 有 効 な 指 導 や 啓 発 が 必 要 です 犬 の 飼 い 方 に 関 するマナーの 啓 発 の 機 会 が 限 ら れます 項 目 苦 情 相 談 の 分 析 普 及 啓 発 の 新 たな 展 開 の 検 討 散 歩 マナーの 向 上 の ための 巡 回 指 導 期 間 短 期 飼 い 主 に 対 し 有 効 な 指 導 を 行 うため, 犬 の 飼 い 方 に 関 する 苦 情 や 相 談 の 内 容 を 分 類 し 分 析 します 長 期 犬 の 散 歩 マナー 等 の 啓 発 を 既 存 の 地 域 活 動 に 取 込 む 手 法 につい て 地 域 に 提 案 していきます( 犬 の 散 歩 マナー 啓 発 と 防 犯 パトロー ルを 組 み 合 わせるなど) 短 期 犬 の 散 歩 の 多 い 公 園 や 河 川 敷 などで 巡 回 し, 指 導 並 びに 啓 発 を 行 います 28

3 猫 問 題 対 策 (1) 飼 い 猫 の 適 正 飼 育 の 推 進 猫 の 放 し 飼 いによる, 周 辺 住 民 への 危 害 や 迷 惑 の 発 生 を 防 止 します 猫 の 適 切 な 飼 い 方 を 示 した 福 岡 市 ねことの 共 生 ガイドライン を 策 定 しています 飼 い 猫 への 名 札 等 の 装 着, 室 内 飼 い, 不 妊 去 勢 手 術 に 関 する 指 導 啓 発 を 行 っています 猫 の 適 正 飼 育 に 関 する 認 識 が 不 足 している 飼 い 主 がいます 名 札 やマイクロチップ 装 着 など 飼 い 主 を 明 示 し ていない 飼 い 主 が 多 くいます 項 目 期 間 飼 い 猫 の 登 録 制 度 長 期 登 録 制 度 の 効 果 や 必 要 性 について 検 討 を 行 います 猫 の 飼 い 主 に 対 する 指 導 啓 発 継 続 名 札 やマイクロチップの 装 着 及 び 猫 の 室 内 飼 いの 有 効 性 を 周 知 します 4の(2) 参 照 不 妊 去 勢 手 術 の 徹 底 に 関 する 指 導 啓 発 を 行 います 2の(1) 参 照 29

(2) 飼 い 主 のいない 猫 問 題 対 策 の 実 施 飼 い 主 のいない 猫 による, 周 辺 住 民 への 危 害 や 迷 惑 の 発 生 を 防 止 します 地 域 猫 活 動 を 行 う 地 域 に 対 し, 技 術 的 助 言 や 活 動 初 期 (1 年 間 )の 不 妊 去 勢 無 償 実 施 などの 支 援 を 行 っています 飼 い 主 のいない 猫 への 無 責 任 な 給 餌 行 為 者 に 対 する 指 導 啓 発 を 行 っています 地 域 猫 活 動 に 対 する 理 解 が 市 民 に 浸 透 して いません 地 域 猫 活 動 がうまくいく 地 域 といかない 地 域 が あります 飼 い 主 のいない 猫 への 無 責 任 な 給 餌 行 為 者 がい ます 無 責 任 な 給 餌 行 為 に 対 する 効 果 的 な 指 導 啓 発 が 必 要 です 項 目 地 域 猫 活 動 の 支 援 方 法 の 検 討 地 域 猫 活 動 の 啓 発 猫 への 無 責 任 な 餌 や り 防 止 対 策 期 間 地 域 猫 活 動 地 域 の 実 態 調 査 を 行 い 成 果 を 検 証 します 中 期 地 域 猫 活 動 地 域 への 支 援 方 法 を 再 検 討 します 地 域 猫 活 動 の 意 義 や 事 業 内 容 について 様 々な 媒 体 を 活 用 し, 市 民 へ 周 知 します 継 続 地 域 猫 活 動 の 効 果 を 上 げている 地 域 の 活 動 内 容 や 成 果 をまと め, 他 の 活 動 地 域 やこれから 活 動 を 始 める 地 域 に 活 かします 飼 い 主 のいない 猫 の 無 責 任 な 給 餌 行 為 者 への 効 果 的 指 導 啓 発 方 中 期 法 を 検 討 します 地 域 猫 活 動 とは? 地 域 猫 活 動 とは 地 域 住 民 が 主 体 となって, 周 辺 住 民 の 理 解 を 得 た 上 で, 屋 外 で 生 活 する 飼 い 主 のいない 猫 に 不 妊 去 勢 手 術 を 受 けさせ,トイレやエサやりの 時 間 を 決 めるなど, 一 定 のルールに 従 い 猫 を 世 話 することで 問 題 解 決 を 図 ってい く 活 動 です 30

4 譲 渡 及 び 返 還 の 推 進 (1) 譲 渡 事 業 の 充 実 動 物 愛 護 管 理 センターに 収 容 した 犬 猫 の 適 性 判 断 を 適 切 に 行 い, 譲 渡 を 推 進 します 犬 の 譲 渡 犬 の 譲 渡 実 施 要 領 に 基 づき, 収 容 犬 の 性 格 性 質 等 を 判 定 した 後, 飼 育 適 性 のある 犬 を 譲 渡 しています 猫 の 譲 渡 猫 の 譲 渡 実 施 要 領 に 基 づき, 人 に 馴 れた 猫 を 譲 渡 しています 譲 渡 犬 猫 の 管 理 譲 渡 する 犬 猫 には 原 則 不 妊 去 勢 手 術 と 混 合 ワク チン 接 種 をしています 譲 渡 先 への 対 応 適 正 飼 育 に 関 する 模 範 的 な 飼 い 主 の 育 成 につな がるよう, 譲 渡 先 の 飼 い 主 には 譲 渡 前 に 研 修 及 び 飼 育 場 所 の 調 査 を 行 っています 譲 渡 後 も 電 話 な どで 飼 育 状 況 の 確 認 を 行 っています 動 物 関 係 団 体 等 との 共 働 市 から 直 接 譲 渡 することが 困 難 と 判 断 された 犬 猫 については, 動 物 関 係 団 体 の 持 つノウハウで 社 会 性 の 低 い 犬 等 のしつけを 行 うなどして 譲 渡 を 行 っています 動 物 愛 護 管 理 センターに 収 容 される 犬 猫 の 大 部 分 を 占 める 子 猫 については 収 容 頭 数 が 多 いことや 哺 乳 などの 飼 育 管 理 の 困 難 さから, 譲 渡 できていませ ん 犬 猫 の 飼 育 適 性 の 判 断 は 客 観 的 に 行 う 必 要 があり ます 動 物 愛 護 管 理 センターから 犬 猫 を 入 手 できること があまり 知 られていません 項 目 動 物 関 係 団 体 の 協 力 に よる 譲 渡 適 性 判 断 期 間 譲 渡 対 象 となる 犬 猫 を 増 やすために 動 物 関 係 団 体 と 協 力 して 新 中 期 たな 適 性 判 断 基 準 を 見 直 します 子 猫 の 譲 渡 方 法 の 確 立 短 期 子 猫 の 譲 渡 要 領 の 作 成 と 体 制 整 備 多 様 な 広 報 媒 体 の 活 用 継 続 ホームページ, 市 政 だより,チラシなどの 配 布 等 により 譲 渡 事 業 について 広 報 を 行 います 31

(2) マイクロチップ 装 着 の 推 進 動 物 逸 走 時 の 飼 い 主 の 迅 速 な 特 定 や 遺 棄 の 防 止 を 図 るため, 所 有 者 を 明 示 する 有 効 な 方 法 で あるマイクロチップの 猫 への 装 着 を 推 進 します 猫 の 不 妊 去 勢 手 術 とあわせてマイクロチップ を 装 着 する 場 合 に 助 成 を 行 っています 動 物 愛 護 管 理 センターにはマイクロチップリ ーダーを 常 備 しています 警 察 等 動 物 を 収 容 する 機 関 からの 依 頼 に 応 じ て,マイクロチップリーダーによる 読 み 取 りを 実 施 しています 全 国 的 にマイクロチップの 装 着 率 が 低 く, 市 民 や 動 物 の 飼 い 主 にその 必 要 性 や 有 用 性 を 周 知 する 必 要 があります 動 物 を 収 容 する 可 能 性 のある 機 関 の 中 に,マイク ロチップリーダーを 設 置 していないところがあ ります 項 目 譲 渡 猫 へのマイクロ チップ の 装 着 期 間 譲 渡 猫 へのマイクロチップ 装 着 を 検 討 します 中 期 関 係 機 関 との 連 携 マイクロチップ 装 着 の 推 進 中 期 継 続 警 察 署 等 動 物 を 収 容 する 機 関 へマイクロチップリーダー 設 置 を 呼 び 掛 けます 飼 い 主 への 直 接 指 導 や 街 頭 でのチラシ 等 の 配 布 により, 犬 猫 の 所 有 者 明 示 の 必 要 性 を 啓 発 し,マイクロチップ 装 着 の 有 用 性 を 周 知 します 飼 い 主 や 市 民 へマイクロチップの 有 用 性 を 周 知 するため, 猫 へ のマイクロチップ 装 着 費 用 の 一 部 助 成 を 行 います 32

(3) 収 容 動 物 の 返 還 推 進 収 容 された 動 物 のうち 飼 い 主 がいるものは 可 能 な 限 り 飼 い 主 へ 返 還 します 警 察 と 連 携 し 収 容 動 物 の 情 報 を 共 有 していま す 犬 鑑 札 の 装 着 等 所 有 者 明 示 の 啓 発 を 行 ってい ます 収 容 動 物 についてホームページを 利 用 した 情 報 提 供 を 行 っています 動 物 愛 護 管 理 センターに 収 容 された 犬 猫 はマ イクロチップの 読 取 を 行 っています 動 物 の 収 容 情 報 が 必 ずしも 飼 い 主 に 伝 わっていな い 状 況 があります ほとんどの 収 容 動 物 に 飼 い 主 情 報 が 明 示 されてい ません 所 有 者 明 示 推 進 と 逸 走 防 止 についての 啓 発 が 必 要 です 項 目 ホームページわんにゃ んよかネットによる 情 報 発 信 迷 い 犬 猫 情 報 の 広 報 期 間 隣 接 する 自 治 体 の 収 容 情 報 を 統 合 したウェブサイトの 開 設 を 検 中 期 討 します 継 続 収 容 動 物 に 関 する 情 報 の 内 容 を 充 実 します 継 続 動 物 愛 護 管 理 センターに 飼 い 主 不 明 の 犬 猫 が 収 容 されること, 迷 い 犬 猫 の 情 報 が 集 まることを 広 報 していきます 飼 育 動 物 の 所 有 者 明 示 マイクロチップリーダ ーの 活 用 継 続 犬 の 鑑 札 及 び 注 射 済 票 の 装 着, 猫 の 名 札, 犬 猫 のマイクロチップ 装 着 を 推 進 します 4の(2) 参 照 犬 猫 の 逸 走 防 止 の 啓 発 を 行 います 継 続 収 容 犬 猫 等 において,マイクロチップリーダーによる 読 み 取 り, 所 有 者 の 確 認 を 行 います 4の(2) 参 照 警 察 との 連 携 強 化 継 続 警 察 に 収 容 された 犬 猫 の 最 新 の 情 報 を 収 集 します 警 察 機 関 へのマイクロチップリーダーの 設 置 などによる 所 有 者 の 確 認 に 関 する 技 術 的 な 協 力 体 制 を 検 討 します 4の(2) 参 照 33

5 狂 犬 病 予 防 (1) 犬 の 登 録 率 及 び 狂 犬 病 予 防 注 射 実 施 率 の 向 上 狂 犬 病 の 発 生 やまん 延 防 止 のため, 犬 の 登 録 率 及 び 狂 犬 病 予 防 注 射 実 施 率 の 向 上 を 図 りま す 犬 の 飼 い 主 に 起 因 する 苦 情 対 応 などの 機 会 をと らえ, 飼 い 主 への 指 導 啓 発 を 行 っています ドッグラン 施 設 利 用 者 や 公 園 河 川 敷 等 での 散 歩 中 の 飼 い 主 に 対 し 指 導 啓 発 を 行 っています ホームページ, 市 政 だより,チラシなどの 配 布 回 覧 等 による 啓 発 を 行 っています 動 物 取 扱 責 任 者 研 修 の 中 で 狂 犬 病 予 防 法 につい ての 説 明 を 行 っています 犬 の 登 録 及 び 狂 犬 病 予 防 注 射 実 施 の 法 的 義 務 及 びその 必 要 性 を 全 ての 飼 い 主 が 十 分 に 認 識 して いるとは 言 えません 飼 い 犬 の 登 録 や 狂 犬 病 予 防 注 射 を 行 っていない 飼 い 主 がいます 登 録 犬 の 死 亡 や 転 出 入 などの 変 更 の 届 出 をして いない 飼 い 主 がいます 屋 外 で 行 う 集 合 注 射 は 犬 の 健 康 管 理 や 衛 生 面 で 課 題 があります 項 目 犬 の 登 録 並 びに 鑑 札 及 び 注 射 済 票 の 交 付 の 利 便 性 の 向 上 飼 い 主 指 導 飼 い 主 情 報 の 把 握 犬 の 転 入 手 続 きの 周 知 犬 の 死 亡 手 続 きの 簡 便 化 集 合 注 射 あり 方 の 検 討 指 導 啓 発 の 充 実 多 様 な 広 報 媒 体 の 活 用 飼 い 主 情 報 の 把 握 動 物 取 扱 業 者 による 啓 発 指 導 期 間 登 録 や 注 射 実 施 時 に, 直 接, 犬 鑑 札 や 注 射 済 票 を 受 け 取 ること 短 期 ができる 動 物 病 院 を 拡 充 します 中 期 犬 の 購 入 時 に 登 録 が 可 能 なペットショップの 実 現 を 検 討 しま す 短 期 狂 犬 病 予 防 注 射 を 行 っていない 飼 い 主 に 対 し 注 射 を 促 すため 再 通 知 の 方 法 を 改 善 します 飼 い 主 宅 への 訪 問 による 直 接 指 導 を 行 います 中 期 中 期 短 期 短 期 短 期 動 物 病 院 や 動 物 取 扱 業 者 等 と 連 携 した 飼 い 主 情 報 の 収 集 方 法 を 検 討 します 飼 い 主 の 実 態 調 査 を 行 います 区 役 所 窓 口 に 犬 の 転 出 入 に 関 するチラシを 配 置 するなど 転 出 入 者 への 周 知 を 徹 底 します 電 子 申 請 を 導 入 します 集 合 注 射 日 時 の SNS を 利 用 した 広 報 を 行 います 衛 生 面 などの 観 点 から 適 切 な 注 射 会 場 や 実 施 方 法 について 引 き 継 続 続 き 検 討 します ドッグラン 施 設 や 公 園 河 川 敷 等, 飼 い 主 が 集 まる 場 所 におい 継 続 て 指 導 啓 発 を 行 います 狂 犬 病 の 正 しい 知 識 を 広 く 市 民 へ 啓 発 します ホームページ,SNS, 動 画 サイト, 市 政 だより,チラシなどの 配 継 続 布 回 覧 等 の 媒 体 を 有 効 に 活 用 し, 登 録 及 び 狂 犬 病 予 防 注 射 の 実 施 義 務 について 広 報 します 継 続 電 話 や 訪 問 等 により 飼 い 主 情 報 を 収 集 します 動 物 取 扱 責 任 者 研 修 の 中 で, 犬 の 販 売 時 等 において 飼 い 主 責 任 継 続 の 説 明 を 徹 底 するよう 指 導 を 行 います 34

(2) 鑑 札 及 び 注 射 済 票 装 着 の 徹 底 飼 い 犬 を 登 録 し, 狂 犬 病 予 防 注 射 を 受 けさせていることを 明 示 するために, 鑑 札 と 注 射 済 票 の 装 着 を 徹 底 します 犬 の 飼 い 主 に 起 因 する 苦 情 対 応 などの 機 会 を とらえ, 飼 い 主 への 指 導 啓 発 を 行 っています ドッグラン 施 設 利 用 者 や 公 園 河 川 敷 等 での 散 歩 中 の 飼 い 主 に 対 し 指 導 啓 発 を 行 っています ホームページ, 市 政 だより,チラシなどの 配 布 回 覧 等 による 啓 発 を 行 っています 動 物 取 扱 責 任 者 研 修 の 中 で 狂 犬 病 予 防 法 につ いての 説 明 を 行 っています 鑑 札 及 び 注 射 済 票 の 装 着 についての 法 的 義 務 や その 必 要 性 が 十 分 に 知 られていません 飼 い 犬 に 鑑 札 や 注 射 済 票 を 装 着 していない 飼 い 主 がいます 項 目 啓 発 指 導 の 充 実 多 様 な 広 報 媒 体 の 活 用 期 間 継 続 ドッグランや 公 園 河 川 敷 等 において 鑑 札 及 び 注 射 済 票 を 装 着 していない 飼 い 主 に 対 し 指 導 を 行 います 継 続 ホームページ,SNS, 動 画 サイト, 市 政 だより,チラシなどの 配 布 回 覧 等 の 媒 体 を 有 効 に 活 用 し, 鑑 札 及 び 注 射 済 票 の 装 着 義 務 について 広 報 します 動 物 取 扱 業 者 による 動 物 取 扱 責 任 者 研 修 の 中 で, 犬 の 販 売 時 等 において 飼 い 主 責 任 啓 発 指 導 継 続 の 説 明 を 徹 底 するよう 指 導 を 行 います 飼 い 主 指 導 継 続 飼 い 主 宅 への 訪 問 による 直 接 指 導 を 行 います 35

6 監 視 指 導 (1) 動 物 取 扱 業 者 の 監 視 指 導 販 売, 保 管, 貸 出 し, 訓 練, 展 示 を 行 う 動 物 取 扱 業 者 に 対 し, 動 物 の 適 切 な 取 扱 いを 遵 守 す るための 監 視 指 導 を 行 います 動 物 取 扱 業 の 登 録 申 請 時 や 施 設 への 立 入 の 際 に, 動 物 の 適 正 な 取 扱 いに 関 する 指 導 を 行 って います 監 視 マニュアルに 沿 った 定 期 的 な 監 視 指 導 を 行 っています 動 物 取 扱 業 者 を 対 象 に 動 物 取 扱 責 任 者 研 修 会 を 開 催 し 資 質 の 向 上 を 図 っています 動 物 取 扱 業 者 に 関 する 登 録 情 報 をホームページ 上 で 公 開 しています 動 物 取 扱 業 の 登 録 をせずに 営 業 する 事 例 があり ます 動 物 取 扱 業 者 の 不 適 切 な 営 業 によって 周 辺 住 民 への 迷 惑 や 被 害 が 発 生 する 事 例 があります 動 物 の 適 切 な 取 扱 いに 関 する 認 識 が 不 足 してい る 動 物 取 扱 責 任 者 がいます 動 物 取 扱 責 任 者 に 加 え 動 物 取 扱 業 従 事 者 の 資 質 を 向 上 し, 関 連 法 令 の 順 守 や 適 正 飼 育 啓 発 の 起 点 とする 必 要 があります 動 物 取 扱 業 者 間 の 連 携 体 制 の 構 築 が 望 まれま す 項 目 期 間 動 物 取 扱 業 の 登 録 短 期 未 登 録 業 者 の 掘 り 起 こしを 行 い 登 録 手 続 きを 徹 底 します 動 物 取 扱 業 者 の 監 視 指 導 の 徹 底 短 期 特 に 動 物 の 取 扱 が 不 適 切 と 判 断 される 動 物 取 扱 業 を 重 点 監 視 施 設 として 選 定 し 監 視 指 導 を 徹 底 します 第 2 種 取 扱 施 設 の 監 視 指 導 を 行 います 行 政 処 分 取 扱 要 綱 の 整 備 中 期 動 物 愛 護 管 理 法 の 違 反 事 例 に 的 確 に 対 応 するため 行 政 処 分 取 扱 要 綱 を 策 定 します 動 物 取 扱 業 者 間 の 連 携 動 物 取 扱 業 者 の 資 質 向 上 動 物 取 扱 責 任 者 及 び 動 物 取 扱 業 従 事 者 の 資 質 向 上 中 期 中 期 中 期 ペット 販 売 業 者 等 業 界 団 体 の 設 立 に 向 けた 働 きかけを 行 いま す 動 物 取 扱 業 者 の 資 質 向 上 を 図 るため, 優 良 業 者 の 認 定 制 度 を 検 討 します 動 物 取 扱 業 従 事 者 向 けの 研 修 会 を 検 討 します 継 続 動 物 取 扱 責 任 者 研 修 会 の 内 容 の 充 実 を 図 ります 36

(2) 特 定 動 物 飼 育 者 の 監 視 指 導 特 定 動 物 の 不 適 切 な 飼 育 に 起 因 する 人 命 への 危 害 発 生 及 び 事 故 の 防 止 並 びに 周 辺 住 民 への 迷 惑 の 発 生 防 止 のために, 特 定 動 物 の 飼 い 主 に 対 する 監 視 指 導 を 行 います 特 定 動 物 の 飼 養 許 可 申 請 や 飼 養 施 設 への 立 入 の 際 に, 適 正 飼 育 及 び 安 全 性 確 保 に 関 する 指 導 を 行 っています 特 定 動 物 の 拾 得 通 報 時 に, 飼 育 者 情 報 の 照 会 を 行 っています 許 可 を 得 ないまま 特 定 動 物 を 飼 育 する 事 例 があり ます 特 定 動 物 逸 走 時 及 び 災 害 発 生 時 における 具 体 的 対 応 方 法 を 定 めていません 項 目 特 定 動 物 飼 養 の 許 可 手 続 きの 徹 底 特 定 動 物 飼 養 施 設 の 監 視 指 導 特 定 動 物 逸 走 時 等 の 対 策 期 間 短 期 短 期 中 期 無 許 可 飼 育 者 の 掘 り 起 こしを 行 い, 許 可 手 続 きを 徹 底 します 特 定 動 物 飼 養 施 設 に 定 期 的 に 立 入 及 び 監 視 指 導 を 行 います 逸 走 時 や 災 害 発 生 時 に 警 察, 消 防, 関 係 機 関 等 と 連 係 して 取 組 むための 対 応 マニュアルを 策 定 します 37

(3) 大 型 犬, 危 険 犬 種 及 び 放 浪 犬 による 危 害 発 生 の 防 止 のための 指 導 大 型 犬 や 危 険 犬 種 の 不 適 切 な 飼 育 や 取 扱 いに 起 因 する 人 命 への 危 害 の 発 生 の 防 止 並 びに 周 辺 住 民 への 迷 惑 の 発 生 をなくすため, 大 型 犬 等 飼 育 施 設 に 対 する 指 導 を 行 います また, 放 浪 犬 の 捕 獲 作 業 を 行 います 土 佐 犬 飼 育 者 の 実 態 を 把 握 しています 土 佐 犬 以 外 の 大 型 犬 種 については 狂 犬 病 予 防 法 による 犬 の 登 録 により 飼 育 者 を 把 握 していま す 苦 情 等 の 申 し 出 に 基 づき 大 型 犬 飼 育 者 の 指 導 を 行 っています 新 規 施 策 項 目 大 型 犬 飼 育 施 設 の 監 視 指 導 短 期 警 察 との 連 携 捕 獲 作 業 土 佐 犬 以 外 の 大 型 犬 飼 育 施 設 の 実 態 が 把 握 できてい ません 大 型 犬 の 不 適 切 な 飼 育 や 取 扱 いに 起 因 する 迷 惑 や 被 害 が 報 告 されています 休 日 夜 間 における 捕 獲 作 業 の 緊 急 体 制 が 整 っていま せん 定 期 的 な 監 視 指 導 体 制 の 実 施 が 必 要 です 放 浪 犬 の 適 切 な 捕 獲 作 業 の 技 術 を 継 承 して 行 く 必 要 があります 期 間 短 期 長 期 アンケート 調 査 を 実 施 するなど, 大 型 犬 等 飼 育 施 設 の 実 態 把 握 を 行 います 飼 育 者 に 対 する 定 期 的 な 調 査 指 導 を 行 います 休 日 夜 間 における 緊 急 時 の 連 絡 及 び 出 勤 の 体 制 を 整 え, 捕 獲 作 業 を 行 います 適 切 な 捕 獲 方 法 を 検 討 します 犬 の 適 正 な 取 扱 いに 留 意 した 捕 獲 作 業 及 びそのための 訓 練 を 行 います 38

(4) 実 験 動 物 飼 育 施 設 の 指 導 実 験 動 物 の 適 正 な 取 扱 いを 確 保 するため 必 要 な 指 導 を 行 うものです 実 験 動 物 施 設 の 指 導 は 行 っていません 実 験 動 物 飼 育 施 設 の 実 態 が 十 分 把 握 されていま せん 3Rの 原 則 に 基 づく 実 験 動 物 の 取 扱 いの 徹 底 が 必 要 です 不 適 切 な 飼 育 又 は 取 扱 いを 行 っている 場 合 は 指 導 が 必 要 です 項 目 実 験 動 物 飼 育 施 設 の 指 導 期 間 短 期 中 期 実 験 動 物 飼 育 施 設 の 把 握 を 行 います 実 験 動 物 飼 育 施 設 に 対 する 適 正 管 理 のための 指 導 を 行 います (5) 産 業 動 物 飼 育 施 設 の 指 導 畜 産 業 経 営 における 産 業 動 物 の 適 正 な 飼 育 及 び 取 扱 いを 確 保 するため, 必 要 な 指 導 を 行 う ものです 産 業 動 物 飼 育 施 設 の 監 視 指 導 は 行 っていませ ん 産 業 動 物 飼 育 施 設 の 実 態 が 把 握 されていませ ん 不 適 切 な 飼 育 又 は 取 扱 いを 行 っている 場 合 は 指 導 が 必 要 です 項 目 畜 産 経 営 農 家 の 監 視 指 導 期 間 短 期 中 期 畜 産 経 営 農 家 の 把 握 を 行 います 畜 産 経 営 農 家 に 対 する 適 正 管 理 のための 指 導 を 行 います 39

(6) 犬 猫 の 殺 処 分 方 法 の 検 討 収 容 した 犬 猫 などの 動 物 をやむを 得 ず 殺 処 分 する 場 合 に, 動 物 の 生 理, 生 態, 習 性 等 に 配 慮 した 上 で,より 苦 痛 を 伴 わない 殺 処 分 を 行 います 成 犬, 子 犬, 成 猫 については 意 識 喪 失 効 果 のあ る 麻 酔 薬 を 1 頭 ずつ 個 別 に 注 射 することにより 苦 痛 の 少 ない 殺 処 分 を 行 っています 子 猫 については 国 が 示 した 動 物 の 殺 処 分 方 法 に 関 する 指 針 に 基 づき, 炭 酸 ガスを 吸 入 させ る 方 法 で 殺 処 分 を 行 っています 炭 酸 ガスを 吸 入 させる 方 法 は, 窒 息 によって 致 死 状 態 とするため, 必 ずしも 苦 痛 を 与 えない 方 法 とは 言 えません 項 目 子 猫 の 殺 処 分 方 法 の 検 討 期 間 意 識 喪 失 効 果 のある 麻 酔 薬 を 用 いるなど, 苦 痛 を 与 えない 殺 処 中 期 分 方 法 を 検 討 します 40

7 体 制 及 び 制 度 (1) 関 係 部 署 や 機 関 等 との 連 携 飼 育 動 物 に 関 する 様 々な 問 題 の 解 決 のため 市 内 部 及 び 関 連 機 関 との 連 携 を 強 化 します 飼 育 動 物 の 適 正 飼 育 の 指 導 は 動 物 愛 護 管 理 セン ターが 行 っています 家 庭 動 物 に 関 する 問 題 や 相 談 が 多 様 化 し, 根 本 的 な 解 決 には 動 物 愛 護 管 理 センターの 指 導 だけ では 対 応 できない 事 例 があります 高 齢 者 や 生 活 困 窮 者 が 多 頭 飼 育 や 飼 育 継 続 困 難 に 陥 る 事 例 があり, 予 防 的 な 対 応 が 望 まれます 収 容 される 動 物 には 遺 棄 されたものが 含 まれる 可 能 性 があるため, 遺 棄 の 防 止 策 が 必 要 です 項 目 市 役 所 内 部 の 連 携 期 間 飼 育 困 難 者 の 早 期 発 見 のため, 動 物 愛 護 管 理 センター, 高 齢 者 短 期 福 祉 部 門 及 び 住 宅 管 理 部 門 等 との 情 報 の 共 有 を 図 ります 関 連 機 関 との 連 携 体 制 の 強 化 と 整 備 職 員 研 修 と 資 質 の 向 上 中 期 中 期 短 期 短 期 飼 育 継 続 が 困 難 となった 市 民 の 相 談 について 様 々な 事 例 に 対 応 できる 体 制 と 連 携 について 協 議 します 動 物 虐 待 や 遺 棄 の 対 応 や 防 止 について 警 察 等 との 間 で 共 通 の 認 識 を 持 つ 場 を 設 けます 教 育 機 関 等 での 出 前 授 業 を 行 います 犬 猫 の 譲 渡 や 収 容 に 関 する 情 報 を 福 岡 県 及 び 近 隣 自 治 体 との 間 で 共 有 します 動 物 愛 護 管 理 センター,まちづくり, 福 祉, 医 療, 高 齢 者 住 宅 など 関 連 分 野 の 職 員 に 対 し 相 互 の 業 務 に 関 するに 研 修 を 実 施 し, 従 事 職 員 の 資 質 向 上 を 図 ります 41

(2) 一 般 社 団 法 人 福 岡 市 獣 医 師 会 との 連 携 動 物 愛 護 と 管 理 に 関 する 施 策 を 適 切 かつ 効 果 的 に 行 うため 福 岡 市 獣 医 師 会 と 連 携 協 力 を 進 めます 福 岡 市 と 福 岡 市 獣 医 師 会 で 組 織 する 動 物 愛 護 管 理 推 進 事 業 協 議 会 を 設 置 し 意 見 交 換 を 行 っ ています 福 岡 市 獣 医 師 会 へ 狂 犬 病 予 防 集 合 注 射 を 委 託 しています 福 岡 市 獣 医 師 会 へ 鑑 札 及 び 注 射 済 票 の 交 付 を 委 託 しています 福 岡 市 獣 医 師 会 が 行 う 動 物 飼 育 相 談 事 業 に 対 し 福 岡 市 から 一 部 助 成 を 行 っています 猫 のマイクロチップ 装 着 推 進 及 び 不 妊 去 勢 手 術 推 進 助 成 を 福 岡 市 獣 医 師 会 と 福 岡 市 とで 実 施 しています 福 岡 市 と 福 岡 市 獣 医 師 会 の 間 で 災 害 時 の 被 災 動 物 救 護 活 動 に 関 する 協 定 書 を 締 結 していま す 施 策 の 推 進 にあたり, 動 物 の 治 療 や 生 理 生 態 等 に 関 する 豊 富 な 知 識 と 経 験 を 有 する 福 岡 市 獣 医 師 会 との 連 携 をさらに 深 めていく 必 要 があり ます 項 目 福 岡 市 獣 医 師 会 との 連 携 期 間 継 続 動 物 愛 護 と 管 理 に 関 する 役 割 を 明 確 にし, 連 携 を 強 化 します 42

(3) 動 物 関 係 団 体 との 連 携 及 びボランティアの 受 け 入 れ 動 物 関 係 団 体 の 役 割 を 明 確 にし, 連 携 を 深 めるとともに,ボランティアを 受 入 れ, 動 物 愛 護 と 管 理 に 関 する 施 策 を 推 進 します 動 物 関 係 団 体 へ 犬 の 譲 渡 を 行 っています 動 物 関 係 団 体 と 連 携 して, 動 物 愛 護 フェスティ バルやわんにゃんよかイベント 等 を 開 催 して います 動 物 関 係 団 体 との 定 期 的 な 研 修 会 勉 強 会 を 行 っています 動 物 関 係 団 体 やボランティアが 活 動 できる 場 が 限 られています 動 物 関 係 団 体 との 間 で 犬 猫 の 譲 渡, 適 正 飼 育 啓 発 での 協 力 を 深 めます 動 物 関 係 団 体 やボランティアと 行 政 の 役 割 分 担 を 明 確 にする 必 要 があります 収 容 施 設 の 清 掃 や 給 餌 などの 作 業 にボランテ ィアが 参 加 しています 項 目 研 修 会 及 び 勉 強 会 の 開 催 活 動 の 機 会 の 創 出 動 物 愛 護 フェスティバル 継 続 (4) 応 援 寄 付 の 受 入 れ 期 間 動 物 関 係 団 体 との 間 で 研 修 会 勉 強 会 のテーマを 広 げていきま 継 続 す 動 物 愛 護 管 理 センターの 業 務 等 に 動 物 愛 護 団 体 が 公 平 に 参 加 す る 機 会 を 作 るためのルールづくりを 行 います 譲 渡 事 業,ふれあい 事 業, 犬 猫 の 適 正 飼 育 に 関 する 講 習 会 の 事 継 続 業 を 共 働 して 実 施 します 収 容 施 設 の 清 掃 や 給 餌 など 以 外 にも 啓 発 事 業 などボランティア の 参 加 機 会 を 増 やします 市 民 から 受 け 入 れた 寄 付 金 を 有 効 に 活 用 します 実 行 委 員 会 の 構 成 団 体 の 企 画 を 生 かし 動 物 愛 護 フェスティバル をより 効 果 的 な 催 しとするために 実 施 の 方 法 及 び 内 容 を 見 直 し ます 動 物 愛 護 を 目 的 とした 寄 付 金 が 多 く 寄 せられ ており, 飼 料 や 犬 猫 の 薬 品 の 購 入 などに 活 用 し 寄 付 金 は 受 け 入 れた 年 度 内 で 活 用 するため, 長 期 的 計 画 で 有 効 活 用 することができません ています 項 目 寄 付 金 の 基 金 化 期 間 寄 付 金 を 長 期 計 画 の 中 で 効 果 的 に 施 策 に 生 かすため, 寄 付 金 の 短 期 対 象 施 策 を 明 らかにした 上 で, 寄 付 金 の 基 金 化 を 行 います 43

(5) 動 物 愛 護 推 進 員 の 委 嘱 動 物 愛 護 と 適 正 飼 育 の 重 要 性 について 地 域 住 民 の 理 解 を 深 め, 必 要 な 助 言 や 支 援 活 動 を 行 う 動 物 愛 護 推 進 員 の 委 嘱 を 検 討 します 動 物 愛 護 推 進 員 の 委 嘱 は 行 っていません 動 物 愛 護 推 進 員 の 必 要 性 や 役 割 が 明 確 でありませ ん 項 目 動 物 愛 護 推 進 員 の 委 嘱 期 間 動 物 愛 護 推 進 員 と 行 政, 動 物 関 係 団 体 等 との 役 割 分 担 を 明 確 に 中 期 し, 動 物 愛 護 推 進 員 が 担 うべき 役 割 を 明 らかにした 上 で, 委 嘱 の 検 討 を 行 います 44

8 危 機 管 理 対 策 災 害 発 生 時 や 狂 犬 病 発 生 時 における 危 機 管 理 体 制 を 整 え, 関 係 部 署 や 機 関 と 連 携 して 迅 速 に 対 応 します 福 岡 市 地 域 防 災 計 画 に 愛 玩 動 物 対 策 として, 愛 玩 動 物 の 保 護 や 避 難 所 における 共 生 の 検 討 を 明 記 しています 一 般 社 団 法 人 福 岡 市 獣 医 師 会 との 間 で 災 害 時 の 被 災 動 物 救 護 活 動 に 関 する 協 定 書 を 締 結 し, 災 害 時 における 被 災 動 物 の 健 康 診 断 等 を 行 うこ ととしています 災 害 発 生 時 における 被 災 動 物 に 対 する, 具 体 的 な 対 応 手 順 を 定 めていません 狂 犬 病 発 生 時 の 具 体 的 な 対 応 手 順 を 定 めていま せん 災 害 時 における 愛 玩 動 物 の 同 行 避 難 の 原 則 が 周 知 できていません 項 目 災 害 発 生 時 の 対 応 期 間 短 期 災 害 発 生 時 対 応 マニュアルを 策 定 します 災 害 発 生 時 対 応 マニュアル に 基 づき, 獣 医 師 会 や 動 物 関 係 団 体 等 と 連 携 して, 被 災 動 物 の 救 護 等 を 行 う 体 制 を 整 えます 狂 犬 病 発 生 時 の 対 応 同 行 避 難 の 周 知 短 期 中 期 短 期 中 期 狂 犬 病 発 生 時 対 応 マニュアルを 策 定 します 狂 犬 病 の 発 生 を 想 定 した 演 習 を 行 います 狂 犬 病 発 生 時 対 応 マニュアル に 基 づき, 関 係 部 署 機 関, 警 察, 消 防, 獣 医 師 会 や 医 療 機 関 等 と 連 携 した 対 応 を 行 える 体 制 を 整 えます 狂 犬 病 の 診 断 及 び 検 査 体 制 について 検 討 します 出 前 講 座 や 防 災 訓 練 などの 機 会 をとらえて 同 行 避 難 についての 啓 発 を 行 います 同 行 避 難 を 想 定 したしつけ 方 教 室 などを 実 施 します 45

第 8 章 動 物 愛 護 管 理 センターの 位 置 づけ 及 び 役 割 1 動 物 愛 護 管 理 センターの 位 置 づけ 動 物 愛 護 管 理 センターを 市 民 啓 発, 市 民 への 情 報 提 供, 動 物 関 係 団 体 との 共 働, 収 容 動 物 の 返 還 譲 渡, 動 物 の 適 正 管 理 及 び 危 機 管 理 を 行 う 拠 点 と 位 置 づけ, 第 2 次 計 画 の 具 体 的 施 策 を 推 進 していきます (1) 市 民 啓 発 の 拠 点 1 動 物 愛 護 思 想 と 適 正 飼 育 に 関 する 市 民 啓 発 2ふれあい 事 業 やしつけ 方 教 室 の 実 施 3 各 種 広 報 媒 体 を 利 用 した 情 報 の 発 信 (2) 市 民 に 開 かれた 市 民 が 訪 れ 情 報 を 得 る 拠 点 1 動 物 の 取 扱 に 関 する 正 しい 情 報 の 提 供 2 譲 渡 動 物 に 関 する 情 報 の 提 供 3 市 民 の 悩 みや 相 談 の 対 応 (3) 動 物 関 係 団 体 等 と 連 携 共 働 して 活 動 する 拠 点 1 動 物 関 係 団 体 等 の 育 成 と 活 動 の 場 の 提 供 2 市 と 動 物 関 係 団 体 等 の 各 主 体 間 の 情 報 の 共 有 3 各 主 体 間 の 共 働 の 実 践 (4) 収 容 された 動 物 を 生 かすための 拠 点 1 元 の 飼 い 主 への 返 還 の 推 進 2 新 しい 飼 い 主 への 譲 渡 の 推 進 3 収 容 動 物 の 適 切 な 飼 養 管 理 の 実 践 (5) 動 物 適 正 管 理 に 関 する 取 組 みの 拠 点 1 飼 い 主 への 動 物 の 適 正 飼 育 に 関 する 指 導 2 動 物 取 扱 業 者 への 動 物 の 適 正 管 理 に 関 する 指 導 3 動 物 による 人 の 生 命, 身 体 や 財 産 に 対 する 侵 害 の 防 止 (6) 危 機 管 理 拠 点 1 狂 犬 病 の 発 生 予 防 まん 延 の 防 止 2 狂 犬 病 発 生 時 の 愛 護 動 物 対 策 の 実 施 3 災 害 発 生 時 の 愛 護 動 物 対 策 の 実 施 46

2 2つの 動 物 愛 護 管 理 センターの 役 割 2か 所 の 動 物 愛 護 管 理 センターが 役 割 を 分 担 し,それぞれの 立 地 や 特 徴 を 生 かした 取 組 みを 行 います 東 部 動 物 愛 護 管 理 センター 愛 称 :あにまるぽーと 飼 い 犬 の 狂 犬 病 予 防 や 動 物 取 扱 業 者 の 指 導, 災 害 時 等 の 危 機 管 理 などの 動 物 管 理 業 務 の 中 心 的 役 割 を 担 い, 動 物 (アニマル)が 収 容 されても 元 の 飼 い 主 や 新 し い 飼 い 主 のところへ 旅 立 つ 港 (ポート)となる, あにまるぽーと の 愛 称 の 通 り, 収 容 される 犬 猫 の 返 還 や 譲 渡 を 進 める 生 かすためのセンター として, 動 物 を 飼 育 できる 環 境 を 生 かし, 犬 とのふれあい 事 業 など 体 験 型 啓 発 事 業 を 中 心 とした 啓 発 業 務 を 担 う 施 設 を 目 指 します 家 庭 動 物 啓 発 センター 愛 称 :ふくおかどうぶつ 相 談 室 市 民 啓 発 や 動 物 関 係 団 体 等 との 共 働 を 推 進 する 役 割 を 担 い, 動 物 関 係 団 体 やボ ランティアが 連 携 を 深 める 環 境 づくりのほか, 飼 い 主 に 対 する 適 正 飼 育 の 指 導 や 動 物 の 飼 い 方 相 談, 市 民 に 対 する 適 切 な 動 物 との 接 し 方 の 啓 発 等 を 行 う 市 民 に 開 かれ 市 民 が 訪 れる 施 設 を 目 指 します 47