富 山 きときと 空 港 活 性 化 方 策 についての 検 討 の 流 れ 外 部 環 境 国 内 線 は 全 国 的 に 漸 減 傾 向 国 際 線 はアジアを 中 心 に 増 加 傾 向 特 にインバ ウンド 旅 客 が 増 加 羽 田 国 際 線 大 幅 増 によるハブ 空 港 化 リージョ

富 山 きときと 空 港 活 性 化 検 討 会 議 とりまとめ 概 要 平 成 27 年 2 月 24 日

富 山 きときと 空 港 活 性 化 方 策 についての 検 討 の 流 れ 外 部 環 境 国 内 線 は 全 国 的 に 漸 減 傾 向 国 際 線 はアジアを 中 心 に 増 加 傾 向 特 にインバ ウンド 旅 客 が 増 加 羽 田 国 際 線 大 幅 増 によるハブ 空 港 化 リージョナルエアライン LCCの 台 頭 訪 日 外 国 人 2000 万 人 に 向 けた 地 方 空 港 活 性 化 地 方 創 生 への 潮 流 空 港 経 営 の 上 下 一 体 化 民 活 の 流 れ 北 陸 新 幹 線 開 業 に 伴 い 基 幹 路 線 である 羽 田 便 の 需 要 の 流 出 規 模 縮 小 の 懸 念 北 陸 新 幹 線 開 業 に 伴 い 空 港 利 用 圏 域 は 北 信 越 広 域 に 拡 大 する 機 会 富 山 空 港 における 課 題 安 定 的 需 要 である 羽 田 路 線 旅 客 の 新 幹 線 開 業 に 伴 う 流 出 の 抑 制 空 港 利 用 圏 域 拡 大 効 果 の 確 実 な 取 り 込 み 今 後 の 国 際 線 インバウンド 需 要 増 加 に 向 けた 適 切 な 対 応 既 存 路 線 拡 大 及 び 国 内 国 際 線 の 新 規 路 線 の 誘 致 による 航 空 ネットワークの 充 実 化 県 民 の 空 港 利 用 への 機 運 醸 成 地 域 一 体 と なった 空 港 利 用 促 進 富 山 空 港 の 将 来 像 役 割 1 県 民 の 移 動 需 要 やビジネス 需 要 にこたえる 利 便 性 快 適 性 に 優 れた 空 港 新 幹 線 開 業 後 も 利 便 性 快 適 性 に 優 れた 羽 田 路 線 を 継 続 県 民 ビジネス 需 要 での 移 動 の 選 択 肢 を 維 持 ビジネスにおける 多 頻 度 利 用 者 等 を 対 象 とした 利 便 性 快 適 性 の 高 いサービス 提 供 による 航 空 利 用 者 の 維 持 確 保 増 加 が 予 測 される 羽 田 乗 継 需 要 への 的 確 な 対 応 による 羽 田 路 線 継 続 への 貢 献 2 環 日 本 海 における 県 民 等 の 交 流 や 県 経 済 のさらな る 発 展 を 支 える 空 港 地 域 産 業 の 海 外 展 開 や 県 民 等 の 交 流 促 進 の 基 盤 となる 国 際 線 ネットワークの 提 供 新 幹 線 開 業 による 集 客 圏 域 の 拡 大 に 伴 う さらな る 国 際 線 ネットワークの 充 実 3インバウンド 観 光 需 要 にこたえるための 受 入 環 境 の 充 実 した 空 港 新 幹 線 開 業 と 一 体 となった 国 内 インバウンド 観 光 活 性 化 への 貢 献 富 山 らしさの 演 出 経 済 発 展 の 著 しいアジアからのインバウンド 需 要 への 対 応 のためのネットワーク 充 実 と 受 入 環 境 の 充 実 4 県 民 に 親 しまれる 空 港 としての 地 域 と 一 体 となっ た 拠 点 性 のある 空 港 非 航 空 利 用 者 も 含 めた 身 近 な 空 港 としての 拠 点 的 集 客 空 間 の 提 供 内 部 環 境 : 空 港 収 支 の 悪 化 は 不 可 避 一 方 で 空 港 の 存 在 意 義 は 大 きい 将 来 像 役 割 実 現 に 向 けた 施 策 の 骨 子 I. 既 存 路 線 の 需 要 維 持 拡 大 に 向 けた 施 設 交 通 サービス 面 の 充 実 (1) 旅 客 ニーズに 応 じた 空 港 施 設 サービス 面 の 改 善 1 国 内 線 施 設 ⅰ) 多 頻 度 利 用 者 やビジネス 客 を 対 象 とした 高 質 なサービス 提 供 ⅱ) 羽 田 成 田 での 乗 継 需 要 等 を 考 慮 した 快 適 性 向 上 2 国 際 線 施 設 ( 一 部 国 内 線 と 共 通 ) ⅰ) 飲 食 物 販 サービスの 充 実 等 ⅱ) 国 内 観 光 旅 客 や 増 加 するFIT 向 けの 情 報 提 供 などサービスの 充 実 ⅲ) 旅 客 導 線 を 意 識 した 空 間 の 快 適 性 向 上 イメージ 強 化 (2) 旅 客 ニーズに 応 じた 二 次 交 通 サービスの 改 善 1 自 家 用 車 によるアクセス 利 便 性 の 向 上 ⅰ) 多 頻 度 利 用 者 や 長 期 旅 行 者 の 利 便 性 向 上 に 資 する 駐 車 場 サービスの 向 上 1 二 次 交 通 サービスの 利 便 性 確 保 ⅰ)バス レンタカー タクシーのサービス 強 化 による 県 内 各 地 域 等 へのアクセス 利 便 性 確 保 ⅱ) 空 港 利 用 圏 域 内 の 観 光 資 源 への 二 次 交 通 サービスの 確 保 II. 新 たな 需 要 の 創 出 による 空 港 活 性 化 の 促 進 (1) 航 空 利 用 者 の 増 加 に 向 けた 取 組 1 新 幹 線 開 業 を 契 機 とした 新 規 需 要 開 拓 ⅰ) 開 業 後 の 利 用 圏 域 拡 大 を 活 かした 海 外 路 線 利 用 促 進 の 取 り 組 み ⅱ) 小 規 模 機 材 を 活 用 した 関 西 方 面 やその 他 地 方 路 線 就 航 に 向 けた 取 り 組 み ⅲ) 貨 物 空 輸 ニーズの 拡 大 に 向 けた 輸 送 手 段 及 び 輸 送 の 先 開 拓 2 地 域 固 有 の 資 源 を 活 用 した 個 性 ある 利 用 促 進 空 港 基 本 施 設 は 近 年 1 億 円 強 の 赤 字 で 推 移 羽 田 便 の 機 材 小 型 化 で 赤 字 拡 大 は 不 可 避 ⅰ) 周 辺 施 設 と 連 携 した 県 外 利 用 者 の 来 訪 機 会 拡 大 に 向 けた 取 り 組 み 富 山 空 港 ターミナルビルは 近 年 約 2 億 円 の 経 常 黒 字 を 計 上 してきているが 羽 田 便 旅 客 の 減 少 により 悪 ⅱ) 地 域 固 有 の 新 たな 観 光 資 源 等 を 活 用 したインバウンド 観 光 需 要 の 創 発 化 の 懸 念 仮 に 収 支 が 悪 化 すれば 施 設 老 朽 化 への 対 応 や 新 たな 需 要 に 対 する 適 切 なサービス 提 供 が 困 難 になるおそれ (2) 非 航 空 利 用 者 の 増 加 に 向 けた 取 組 一 方 富 山 空 港 の 存 在 がもたらす 時 間 短 縮 効 果 など 利 用 者 便 益 インバウンド 旅 客 の 消 費 による 経 済 波 及 効 果 は 空 港 収 支 の 赤 字 以 上 の 効 果 ( 年 間 の 利 用 者 便 益 等 約 29 億 円 外 国 人 旅 客 の 消 費 額 による 経 済 波 及 効 果 約 22 億 円 など) 企 業 立 地 や 定 住 半 定 住 促 進 効 果 地 域 間 国 際 交 流 拡 大 による 経 済 活 動 活 性 化 リダンダンシーの 確 保 防 災 拠 点 機 能 の 提 供 競 争 によるサービス 向 上 羽 田 周 辺 地 域 の 発 展 など 定 量 的 評 価 は 難 しいも のの 本 県 にとっては 不 可 欠 な 社 会 基 盤 現 状 のままでは 空 港 利 便 性 や 魅 力 が 低 下 し 利 用 者 離 れを 招 く 負 のスパイラルに 陥 りかねないが 空 港 の 存 在 意 義 を 踏 まえ 非 航 空 利 用 者 も 含 めた 空 港 利 用 者 を 増 やし 活 性 化 を 図 る 取 組 みが 必 要 1 富 山 空 港 周 辺 地 域 の 活 性 化 ⅰ) 周 辺 施 設 等 との 連 携 による 空 港 周 辺 地 域 活 性 化 集 客 機 会 の 拡 大 ⅱ) 駐 車 場 余 剰 用 地 の 有 効 活 用 等 による 多 様 なサービス 提 供 ⅲ) 地 域 プロスポーツクラブ 等 との 連 携 による 集 客 Ⅲ. 県 民 の 利 用 促 進 にかかる 機 運 醸 成 富 山 きときと 空 港 企 業 サポーターズクラブの 創 設 等

実 施 時 期 Ⅰ. 既 存 路 線 の 需 要 維 持 拡 大 に 向 けた 施 設 交 通 サービス 面 の 充 実 等 緊 急 性 現 在 の 状 況 (1) 旅 客 ニーズに 応 じた 空 港 施 設 サービス 面 の 改 善 国 内 線 施 設 i. 多 頻 度 利 用 者 やビジネス 利 用 客 を 対 象 とした 高 質 なサービス 提 供 例 ) 空 港 施 設 内 のビジネス 環 境 の 充 実 化 ( 作 業 場 の 提 供 充 電 コピー 機 能 等 ) 例 ) 空 港 施 設 内 のラウンジサービスの 充 実 一 階 にビジネスコーナー(コピー 機 等 )が 設 置 さ れているほか 搭 乗 待 合 室 奥 に 作 業 スペース 有 空 港 ターミナルビルにおいて 搭 乗 待 合 室 奥 や ラウンジ 内 のビジネス 環 境 改 善 を 実 施 予 定 例 )フライト 時 刻 に 合 わせた 飲 食 サービスの 提 供 ( 特 に 朝 の 時 間 帯 ) 朝 の 時 間 帯 は 喫 茶 店 のみオープン 例 ) 多 頻 度 利 用 へのインセンティブの 付 与 (マイレージプログラムとの 連 携 など) ⅱ. 羽 田 成 田 での 乗 継 需 要 等 を 考 慮 した 快 適 性 の 向 上 例 )チェックインカウンターの 改 善 などによる 手 荷 物 預 かりの 円 滑 化 i. 飲 食 物 販 サービスの 充 実 等 国 際 例 ) 免 税 店 など 外 国 人 旅 客 に 人 気 のある 施 設 の 拡 充 線 施 例 ) 国 際 線 搭 乗 待 合 室 での 飲 食 サービス 提 供 など 快 適 性 向 上 設 ( 一 例 ) コンビニや100 円 ショップ 産 直 施 設 誘 致 等 によるサービスの 充 実 化 部 ii. 国 内 観 光 旅 客 や 増 加 するFIT 向 けの 情 報 提 供 などサービスの 充 実 化 国 内 例 ) 富 山 県 及 び 拡 大 する 空 港 利 用 圏 域 に 関 する 観 光 情 報 の 提 供 線 と 共 例 ) 総 合 案 内 所 等 の 外 国 語 対 応 能 力 強 化 小 銭 両 替 サービスなどサービス 充 実 化 通 ⅲ. 旅 客 導 線 を 意 識 した 空 間 の 快 適 性 向 上 イメージ 強 化 ) 例 ) 到 着 ロビーにおける 富 山 らしさの 演 出 (2) 旅 客 ニーズに 応 じた 二 次 交 通 サービスの 改 善 i. 多 頻 度 利 用 者 や 長 期 旅 行 者 の 利 便 性 向 上 に 資 する 駐 車 場 サービスの 向 上 県 でリピーター 利 用 確 保 事 業 を 実 施 まいどは 屋 でスタンプカード 発 行 羽 田 国 際 線 が 増 加 した 影 響 もあり 手 荷 物 預 かり 件 数 が 増 加 している ( 混 雑 時 は 導 線 が 混 線 するおそれがある ) 搭 乗 待 合 室 内 に 免 税 店 があり 売 上 が 大 きく 伸 びている 現 在 サービス 提 供 なし( 自 販 機 のみ) ( 富 山 の 日 本 酒 試 飲 イベントを11 月 に 実 施 ) 従 来 から 富 山 の 観 光 情 報 を 提 供 さらに デジタルサイネージを 設 置 予 定 現 在 案 内 所 では 英 韓 中 国 語 での 対 応 が 可 能 土 日 の 両 替 サービスはなし 1 階 に 富 山 の 県 産 品 を 展 示 また 国 内 線 の 荷 物 受 取 レーンに 富 山 湾 鮨 の 模 型 を 展 示 127 年 度 当 初 から 早 期 に 取 り 組 み 227 年 度 中 の 動 向 等 を 踏 まえながら 取 組 み 3 中 長 期 的 に 取 り 組 み 備 考 ( 取 り 組 み 状 況 や 今 後 の 対 応 方 針 主 な 関 係 者 など) 搭 乗 待 合 室 内 奥 やラウンジ 内 のビジネス 環 境 改 善 を 実 施 今 後 も 改 善 すべき 点 がないかどうか 関 係 者 と 引 き 続 き 検 討 主 な 関 係 者 :ターミナルビル 航 空 会 社 ラウンジ 内 や 周 辺 にビジネスブースを 増 設 更 にビジネス 機 能 の 充 実 について 実 施 すべき 点 がないかどうか 関 係 者 と 引 き 続 き 検 討 主 な 関 係 者 :ターミナルビル 航 空 会 社 喫 茶 店 でテイクアウト 可 能 な 朝 食 サービス 提 供 を 開 始 予 定 営 業 時 間 拡 大 が 可 能 かどうかについてもテナントなど 関 係 者 と 引 き 続 き 検 討 主 な 関 係 者 :ターミナルビル 航 空 会 社 リピーター 利 用 促 進 事 業 を 継 続 して 実 施 ANAにおいても 多 頻 度 利 用 者 向 けの 特 典 付 与 を 検 討 中 主 な 関 係 者 : 県 航 空 会 社 ターミナルビル ANAで 新 型 端 末 の 導 入 を 予 定 しており その 効 果 等 を 踏 まえながら スケール 増 設 の 必 要 性 等 を 引 き 続 き 検 討 主 な 関 係 者 : 航 空 会 社 県 ターミナルビル 現 在 の 免 税 店 拡 充 の 可 否 を 検 討 さらに 空 港 駐 車 場 の 利 用 動 向 を 踏 まえなが ら 余 剰 用 地 活 用 方 策 の 選 択 肢 として 設 置 できるかどうか 引 き 続 き 検 討 主 な 関 係 者 :ターミナルビル 県 免 税 店 との 兼 ね 合 いを 踏 まえながら 飲 食 サービス 提 供 のスペースが 確 保 でき るかどうか 検 討 主 な 関 係 者 :ターミナルビル 空 港 駐 車 場 の 利 用 動 向 や 既 存 テナントへの 影 響 等 も 勘 案 しながら 余 剰 用 地 活 用 方 策 の 選 択 肢 として 設 置 の 可 否 を 引 き 続 き 検 討 主 な 関 係 者 : 県 ターミナルビル 新 たに 設 置 されるデジタルサイネージ 等 の 活 用 も 見 据 えつつ 空 港 利 用 圏 域 と なる 近 隣 県 に 売 り 込 み 関 係 者 :ターミナルビル 県 必 要 な 外 国 語 案 内 機 能 ( 富 山 駅 はJNTOカテゴリーⅡ 認 定 )を 確 保 するよう 検 討 その 他 サービス 充 実 化 の 可 能 性 を 検 討 主 な 関 係 者 :ターミナルビル 県 国 際 線 到 着 ロビーを 中 心 に 他 空 港 での 事 例 も 参 考 にしながら 富 山 らしさを PRする 方 法 を 中 長 期 的 に 検 討 主 な 関 係 者 :ターミナルビル 県 自 家 用 車 二 次 交 通 サ ー ビ ス 例 ) 無 料 駐 車 場 も 含 めた 駐 車 場 利 用 動 向 の 把 握 と 余 剰 用 地 の 有 効 活 用 現 在 県 空 港 管 理 事 務 所 で 駐 車 場 を 管 理 運 営 例 ) 駐 車 場 料 金 体 系 の 見 直 し( 長 期 割 引 の 導 入 等 ) 1 日 の 駐 車 料 金 は600 円 で 一 律 ( 条 例 で 規 定 ) ターミナルビル 内 に 事 前 精 算 機 設 置 身 障 者 用 に 一 部 屋 根 設 置 例 ) 有 料 駐 車 場 のキャッシュレス 化 屋 根 設 置 ( 冬 季 対 策 ) ターミナルビル 内 に 事 前 精 算 機 設 置 i.バス レンタカー タクシーのサービス 強 化 による 県 内 各 地 域 等 へのアクセス 利 便 性 向 上 例 ) 富 山 駅 富 山 空 港 間 バスの 運 行 頻 度 の 向 上 等 による 連 結 性 強 化 例 ) カーシェアリング 導 入 やレンタカー 近 接 化 による 時 間 短 縮 利 便 性 向 上 安 価 なレンタカーサービスの 提 供 国 内 線 発 着 時 刻 に 合 わせ 駅 空 港 間 の 直 行 バスが7 本 運 行 路 線 バスも10 本 運 行 レンタカー 事 業 者 が 事 務 所 まで 送 迎 サービスを 実 施 カーシェアリングは 駐 車 場 管 理 と 一 体 的 に 行 われることが 多 い 例 ) 乗 り 合 いタクシー 等 の 導 入 - ⅱ. 広 域 周 遊 観 光 に 対 応 する 二 次 交 通 サービスの 確 保 例 ) 県 内 外 観 光 地 等 からのバス 運 行 広 域 観 光 ルートへの 位 置 付 け 平 湯 温 泉 へのバス 高 岡 や 砺 波 へのバスが 運 行 氷 見 新 湊 へのぶりかにバスが 一 部 接 続 北 陸 新 幹 線 開 業 後 の 駐 車 場 全 体 の 利 用 動 向 を 踏 まえながら 検 討 主 な 関 係 者 : 県 交 通 事 業 者 市 新 幹 線 開 業 後 の 有 料 駐 車 場 の 利 用 動 向 を 踏 まえながら システム 改 修 の 可 否 を 含 め 長 期 割 引 サービスの 必 要 性 を 検 討 主 な 関 係 者 : 県 新 幹 線 開 業 後 の 有 料 駐 車 場 の 利 用 動 向 を 踏 まえながら コストやシステム 改 修 の 可 否 などを 含 めて 検 討 主 な 関 係 者 : 県 国 際 線 の 発 着 時 刻 に 合 わせた 富 山 駅 富 山 空 港 間 の 直 行 バスを1 便 増 便 実 証 運 行 として 開 始 予 定 更 なる 頻 度 向 上 については 需 要 を 踏 まえながら 事 業 者 と 協 議 主 レンタカー な 関 係 者 大 :バス 幅 割 引 事 キャンペーンを 業 者 県 実 施 予 定 さらに 駐 車 場 の 余 剰 用 地 活 用 方 策 の 選 択 肢 の 一 つとしてレンタカー 近 接 化 やカーシェアリング 導 入 等 を 検 討 主 な 関 係 者 :レンタカー 事 業 者 県 新 幹 線 開 業 後 の 需 要 量 を 踏 まえつつ 乗 り 合 いタクシー 制 度 導 入 の 可 能 性 に ついて 事 業 者 と 研 究 を 深 める 主 な 関 係 者 :タクシー 事 業 者 県 市 町 村 昇 龍 道 や 北 信 越 周 遊 ルート 等 に 富 山 空 港 を 絡 めるよう 関 係 者 と 協 議 主 な 関 係 者 : 県 内 外 バス 事 業 者 県

実 施 時 期 Ⅱ. 新 たな 需 要 の 創 出 による 空 港 活 性 化 の 促 進 緊 急 性 現 在 の 状 況 127 年 度 当 初 から 早 期 に 取 り 組 み 227 年 度 中 の 動 向 等 を 踏 まえながら 取 組 み 3 中 長 期 的 に 取 り 組 み 備 考 ( 取 り 組 み 状 況 や 今 後 の 対 応 方 針 主 な 関 係 者 など) (1) 航 空 利 用 者 の 増 加 に 向 けた 取 組 新 幹 線 新 開 規 業 需 を 要 契 開 機 拓 と し た i. 開 業 後 の 利 用 圏 域 拡 大 を 活 かした 海 外 路 線 利 用 促 進 の 取 り 組 み 例 ) 長 野 等 の 拡 大 対 象 圏 域 の 旅 行 会 社 への 商 品 造 成 働 きかけなどのエアポートセールス ii. 小 規 模 機 材 を 活 用 した 関 西 方 面 やその 他 地 方 路 線 就 航 に 向 けた 取 り 組 み 例 ) 関 西 方 面 ( 伊 丹 空 港 等 )への 新 規 路 線 就 航 に 向 けた 取 り 組 み 長 野 上 越 高 山 でエアポートセールスを 年 1 回 のペースで 実 施 平 成 26 年 度 より 富 山 - 伊 丹 便 新 規 就 航 のAN Aへの 要 請 活 動 を 強 化 例 ) 地 方 空 港 間 路 線 就 航 に 向 けた 取 り 組 み リージョナルエアラインとの 意 見 交 換 を 今 後 も 継 続 し 新 規 路 線 の 可 能 性 を 検 討 ⅲ. 貨 物 空 輸 ニーズの 拡 大 に 向 けた 輸 送 手 段 及 び 輸 送 先 の 開 拓 例 ) 富 山 県 産 品 や 富 山 空 港 国 際 路 線 就 航 地 の 産 品 の 空 輸 など 航 空 貨 物 トライアル 輸 送 事 業 を 創 設 台 湾 オ ランダからの 花 卉 輸 入 を 実 験 予 定 長 野 発 富 山 空 港 利 用 旅 行 商 品 造 成 への 支 援 マスメディアへのファムツアー 富 山 駅 富 山 空 港 間 バスの 強 化 などを 実 施 予 定 主 な 関 係 者 : 県 旅 行 会 社 航 空 会 社 新 規 路 線 就 航 に 向 けた 課 題 をANAと 共 有 しつつ 引 き 続 き 連 携 して 検 討 主 な 関 係 者 : 県 航 空 会 社 国 内 新 規 路 線 就 航 の 可 能 性 について 地 域 間 の 移 動 需 要 や 受 入 体 制 の 確 保 も 含 め 航 空 事 業 者 と 研 究 を 深 める 主 な 関 係 者 : 県 航 空 会 社 花 卉 トライアル 輸 送 の 結 果 を 検 証 しながら 更 なる 空 輸 需 要 の 開 拓 に 取 り 組 む 主 な 関 係 者 : 県 県 内 事 業 者 ( 荷 主 ) フォワーダー 航 空 会 社 地 域 固 た 有 需 の 要 資 の 源 創 を 出 活 か し i. 周 辺 施 設 と 連 携 した 県 外 利 用 者 の 来 訪 機 会 拡 大 に 向 けた 取 り 組 み 例 )スポーツ 合 宿 展 示 イベント 等 の 誘 致 活 動 と 富 山 空 港 利 用 促 進 の 一 体 的 なPR 空 港 を 絡 めたスポーツツーリズムの 促 進 ii. 地 域 固 有 の 新 たな 観 光 資 源 等 を 活 用 したインバウンド 需 要 の 創 発 総 合 体 育 センターは 首 都 圏 からの 利 用 も 多 く 見 られるほか スポーツ 合 宿 でも 利 用 されている 例 ) 富 山 湾 岸 サイクリングロードや 小 矢 部 アウトレットパークとの 連 結 性 強 化 例 ) 富 山 ロケーションオフィス 等 との 連 携 によるロケーションツーリズムの 促 進 例 ) 立 山 連 峰 や 富 山 湾 の 遊 覧 飛 行 サービスの 提 供 (2) 非 航 空 利 用 者 の 増 加 に 向 けた 取 組 富 山 空 港 周 辺 地 域 活 性 化 i. 周 辺 施 設 等 と 連 携 した 空 港 周 辺 活 性 化 集 客 機 会 の 拡 大 例 )CIQや 周 辺 施 設 と 連 携 した 小 中 学 校 生 の 社 会 科 見 学 コースの 設 定 例 ) 富 山 空 港 周 辺 地 域 の 周 遊 性 向 上 ( 自 転 車 の 貸 し 出 し 等 ) 例 )スポーツ 施 設 と 連 携 したイベントの 実 施 (マラソン サイクリング 等 ) ii. 駐 車 場 余 剰 用 地 の 有 効 活 用 等 による 多 様 なサービス 提 供 例 ) 余 剰 用 地 での 産 直 施 設 ( 空 の 駅 ) 等 の 整 備 iii. 地 域 プロスポーツクラブとの 連 携 による 集 客 例 ) 空 港 ビル 内 や 近 隣 施 設 での 集 客 イベント ショップの 設 置 など (3) 県 民 の 利 用 促 進 にかかる 機 運 醸 成 等 県 内 機 運 醸 成 例 ) 新 幹 線 と 飛 行 機 の 首 都 圏 への 所 要 時 間 料 金 比 較 及 び 羽 田 便 の 優 位 性 周 知 例 ) 県 内 企 業 団 体 を 対 象 とした 富 山 きときと 空 港 企 業 サポーターズクラブの 創 設 例 ) 県 民 一 般 向 けの 空 港 利 用 促 進 イベントの 開 催 周 辺 施 設 における 誘 致 活 動 において 富 山 路 線 のPRを 実 施 するよう 依 頼 し 一 方 で 富 山 空 港 のPR 媒 体 で 周 辺 施 設 も 紹 介 するよう 取 り 組 む 主 な 関 係 者 : 県 航 空 会 社 周 辺 施 設 空 港 から 富 山 湾 までのアクセス 手 段 について 需 要 も 見 ながら 今 後 検 討 アウト レットパークからのアクセスは 国 際 線 ダイヤとの 兼 ね 合 いを 踏 まえて 検 討 主 な 関 係 者 : 県 交 通 事 業 者 空 港 での 県 内 ロケ 地 案 内 などについて 今 後 検 討 さらに 旅 行 商 品 造 成 にお いて 空 港 利 用 につながるよう 旅 行 会 社 に 働 きかける 主 な 関 係 者 : 県 旅 行 会 社 ターミナルビル 現 在 クリスマスやそらの 日 イベント 開 催 時 に 遊 覧 飛 行 の 事 業 性 について 今 後 航 空 事 業 者 と 研 究 遊 覧 飛 行 サービス 実 施 主 な 関 係 者 : 県 航 空 局 航 空 事 業 者 CIQに 確 認 したところ 特 段 の 支 障 なし なお 14 歳 の 挑 戦 でターミナルビルが 受 入 を 実 施 し ている 3 月 から 展 望 台 無 料 化 現 在 周 辺 施 設 を 周 遊 できる 機 能 はなし グラウジーズが 台 湾 からバスケットチームを 招 聘 ターミナルビル 内 で 日 台 のプロビリヤード 選 手 によるイベントマッチ 開 催 県 内 各 地 からの 首 都 圏 への 新 幹 線 飛 行 機 の 所 要 時 間 及 び 料 金 を 比 較 した 資 料 を 作 成 富 山 空 港 国 際 路 線 利 用 促 進 協 議 会 富 山 空 港 を 発 展 させる 会 での 活 動 が 中 心 空 の 日 イベント ロビーコンサート 海 外 旅 行 フェアなどを 実 施 3 月 から 展 望 台 無 料 化 周 辺 施 設 等 の 意 向 を 踏 まえながら 社 会 科 見 学 コースの 設 定 を 検 討 主 な 関 係 者 : 県 CIQ 周 辺 施 設 ( 四 季 防 災 館 イ 病 資 料 館 など) 自 転 車 の 管 理 体 制 等 について 関 係 者 と 今 後 協 議 主 な 関 係 者 : 県 ターミナルビル 周 辺 施 設 周 辺 施 設 等 の 意 向 を 踏 まえながら イベント 開 催 の 可 能 性 について 検 討 を 深 め る 主 な 関 係 者 : 県 市 周 辺 施 設 空 港 駐 車 場 の 利 用 動 向 を 踏 まえながら 余 剰 用 地 活 用 方 策 の 選 択 肢 として 産 直 施 設 等 設 置 の 可 能 性 を 検 討 主 な 関 係 者 : 県 ターミナルビル 市 地 域 スポーツクラブとの 連 携 によるイベント 開 催 等 について 今 後 協 議 主 な 関 係 者 : 県 ターミナルビル プロスポーツクラブ 県 のHPや 羽 田 便 利 便 性 PRパンフレットなどに 掲 載 するとともに 県 内 の 利 用 促 進 団 体 の 会 合 など 利 用 促 進 活 動 のなかで 積 極 的 な 周 知 を 図 る 主 な 関 係 者 : 県 航 空 会 社 富 山 きときと 空 港 企 業 サポーターズクラブを 創 設 し 県 内 企 業 に 富 山 空 港 の 利 用 促 進 への 協 力 を 呼 び 掛 け 主 な 関 係 者 : 県 経 済 界 市 町 村 航 空 会 社 ターミナルビル 従 来 のイベントに 加 え 新 たに 県 民 の 空 港 利 用 につながるイベントを 周 辺 施 設 と 連 携 しながら 検 討 主 な 関 係 者 : 県 航 空 会 社 ターミナルビル 旅 行 会 社 等

富 山 きときと 空 港 活 性 化 検 討 会 議 ( 参 考 資 料 ) 第 1~4 回 検 討 会 議 資 料 抜 粋

1. 富 山 空 港 の 概 要 2

空 港 概 要 名 称 富 山 空 港 ( 愛 称 : 富 山 きときと 空 港 ) 者 所 在 地 富 山 県 富 山 市 秋 ケ 島 30 番 地 運 用 時 間 14 時 間 30 分 (7:00-21:30) 1 本 (2,000m 45m) スポット 中 型 ジェット 機 4バース 小 型 ジェット 機 1バース コミューター 機 1バース 小 型 機 8バース 北 陸 自 動 車 動 ( 神 通 川 橋 ) スーパー 農 道 ( 新 保 大 橋 ) 両 端 を 橋 梁 で 挟 ま れており 滑 走 路 の 延 伸 は 不 可 能 出 所 : 富 山 空 港 HP( 一 部 加 筆 ) 3

就 航 路 線 4

セグメント 別 の 現 状 と 課 題 国 内 線 89 万 人 (91%) 2 路 線 ( 羽 田 新 千 歳 ) 年 平 均 伸 び 率 ( 過 去 5 年 ) 羽 田 +1.8% 新 千 歳 -7.7% 路 線 羽 田 83 万 人 現 状 と 課 題 [ 現 状 ] 豊 富 なビジネス 需 要 に 支 えられてきた 基 幹 路 線 約 9 割 が 往 復 ともに 富 山 - 羽 田 路 線 を 利 用 しており 単 区 間 シェアが 高 い [ 課 題 ] 2015 年 3 月 の 北 陸 新 幹 線 により 需 要 減 少 が 見 込 まれる 時 間 帯 や 季 節 による 利 用 者 数 の 変 動 が 大 きい ( 羽 田 6:40 発 冬 季 の 利 用 率 が 低 い) 目 的 ビジネス ( 約 8 割 ) 新 千 歳 -7.7% の 施 策 展 開 が 必 要 新 千 歳 6 万 人 イン/ アウト 観 光 ( 約 2 割 ) アウト バウンド ( 約 5 割 ) インバウンド ( 約 5 割 ) [ 現 状 ] 利 用 状 況 : 富 山 空 港 利 用 者 のうち 最 も 大 きな 割 合 を 占 める 多 頻 度 ユー ザーが 多 く マイレージプログラムの 利 用 者 が 多 い [ 今 後 の 課 題 : 短 期 的 施 策 ] 北 陸 新 幹 線 開 業 に 伴 う 羽 田 路 線 のビジネス 需 要 流 出 を 最 小 限 に 抑 えるため [ 現 状 ] 利 用 状 況 : 観 光 目 的 の 利 用 は 比 較 的 少 ない [ 今 後 の 課 題 : 長 期 的 対 策 ] 当 面 は 新 幹 線 開 通 を 活 用 したツアーが 多 数 組 まれるため 新 幹 線 開 業 を 好 機 として 観 光 地 としての 誘 客 施 策 展 開 が 必 要 [ 現 状 ] 利 用 状 況 : 羽 田 空 港 での 国 際 線 乗 継 利 用 が 増 加 傾 向 にある ハワイ 東 南 ア ジア 台 湾 中 国 等 へ 渡 航 二 次 交 通 : 空 港 駐 車 場 が 無 料 であり 自 家 用 車 のアクセスが 多 い [ 現 状 ] 二 次 交 通 : 空 港 バスやタクシー レンタカー 等 の 利 用 者 が 多 い [ 現 状 ] 近 隣 空 港 の 新 千 歳 路 線 に 比 べビジネス 需 要 が 多 く また 比 較 的 周 遊 型 の 利 用 も 多 い [ 課 題 ] 1 日 1 往 復 の 運 航 であり 時 間 の 自 由 度 が 低 い 季 節 による 利 用 者 数 の 変 動 が 大 きい ( 冬 季 の 利 用 率 が 低 い) 5

セグメント 別 の 現 状 と 課 題 イン/アウト 現 状 と 課 題 国 際 線 8.5 万 人 (9%) 4 路 線 ソウル 2.6 万 人 大 連 0.6 万 人 上 海 1.5 万 人 台 北 3.8 万 人 年 平 均 伸 び 率 ( 過 去 5 年 台 北 路 線 は 過 去 2 年 ) ソウル -3.3% 大 連 -21.7% 上 海 +4.8% 台 北 +25.1% ( 大 連 : 運 休 のため) アウトバウンド 3.5 万 人 ( 約 4 割 ) [ 現 状 - 全 般 ] 利 用 状 況 : 富 山 空 港 の 日 本 人 出 入 国 者 数 は 減 少 傾 向 が 続 いている 直 行 便 の 就 航 している 台 湾 韓 国 中 国 を 訪 問 する 場 合 でも 就 航 日 が 限 定 的 である 等 の 理 由 により 富 山 空 港 以 外 から 出 国 して いる 富 山 県 居 住 者 が 一 定 数 みられる 二 次 交 通 : 空 港 駐 車 場 が 無 料 であることから およそ8 割 が 自 家 用 車 でアクセスしている [ 今 後 の 展 望 と 課 題 ] 北 陸 新 幹 線 開 業 により 集 客 圏 域 の 拡 大 が 見 込 まれ 長 野 県 新 潟 県 居 住 者 の 国 際 線 アウトバウン ド 需 要 を 取 り 込 むための 施 策 展 開 が 必 要 インバウンド [ 現 状 - 全 般 ] 5 万 人 利 用 状 況 : 富 山 空 港 の 外 国 人 出 入 国 者 数 は 年 による 変 動 があるものの 過 去 3 年 は 増 加 基 調 ( 約 6 割 ) 約 8 割 は 富 山 空 港 から 入 国 出 国 している [ 現 状 - 路 線 別 ] ソウル:ソウル 線 旅 客 の 約 半 数 がインバウンド 団 体 観 光 に 加 え 個 人 観 光 ビジネス 目 的 の 利 用 が 多 く 富 山 県 内 のみの 訪 問 あるいは 北 陸 圏 内 の 周 遊 が 多 い 二 次 交 通 は 空 港 連 絡 バスの 利 用 割 合 が 他 の 路 線 よりも 高 く レンタカーやタクシーも 利 用 されている 大 連 : 大 連 線 旅 客 の 約 半 数 がインバウンド 留 学 研 修 知 人 の 訪 問 目 的 の 利 用 が 多 く 富 山 県 内 のみの 訪 問 が 多 い 二 次 交 通 は 知 人 等 による 送 迎 が 約 6 割 を 占 める 上 海 : 上 海 線 旅 客 の 約 6 割 がインバウンド 5 割 弱 が 団 体 観 光 そのほかビジネス 帰 省 留 学 研 修 等 の 目 的 で 利 用 されており 約 6 割 は 北 陸 圏 外 も 含 む 全 国 を 周 遊 している 二 次 交 通 は 貸 切 バス または 知 人 等 による 送 迎 が 多 い 台 北 : 台 北 線 旅 客 の 約 7 割 がインバウンド 2012 年 に 就 航 してから 年 々 増 加 している 8 割 超 が 団 体 観 光 であり 北 陸 圏 内 を 周 遊 二 次 交 通 は 貸 切 バスの 利 用 が 大 半 [ 今 後 の 展 望 と 課 題 ] 今 後 増 加 が 見 込 まれるFIT( 海 外 個 人 旅 行 )の 利 便 性 を 高 める 施 策 展 開 が 必 要 他 の 都 道 府 県 とも 連 携 し 複 数 の 観 光 地 を 巡 る 周 遊 ルートの 造 成 セールスにより さらなる 集 客 を 図 る 6

2. 北 陸 新 幹 線 開 業 の 影 響 7

北 陸 新 幹 線 の 運 行 概 要 2015 年 3 月 14 日 に 北 陸 新 幹 線 長 野 ~ 金 沢 間 が 開 業 予 定 富 山 - 東 京 間 は 現 行 最 速 3 時 間 11 分 であるところ 新 幹 線 開 業 により 最 速 2 時 間 8 分 で 結 ばれることとなり 1 時 間 程 度 の 時 間 短 縮 となる 8

飛 行 機 新 幹 線 のダイヤ 運 賃 - 北 陸 新 幹 線 2015 年 春 ダイヤ 速 達 タイプ かがやき を 朝 夕 の 時 間 帯 を 中 心 に1 日 10 往 復 運 転 最 速 列 車 は 富 山 ~ 東 京 間 を2 時 間 8 分 で 運 転 概 ね 毎 時 1 本 停 車 タイプ はくたか を1 日 15 往 復 運 転 金 沢 ~ 富 山 間 を 結 ぶシャトルタイプ つるぎ を1 日 18 往 復 運 転 し 全 列 車 が 新 高 岡 駅 に 停 車 開 業 ~6 月 までは 臨 時 の かがやき を1 日 3 往 復 程 度 運 転 し そのうち1 往 復 は 新 高 岡 駅 に 停 車 かがやき はくたか ダイヤ 下 り 上 り 列 車 名 東 京 発 富 山 着 列 車 名 東 京 発 富 山 着 列 車 名 富 山 発 東 京 着 列 車 名 富 山 発 東 京 着 はくたか - 7:14 はくたか 13:56 16:25 かがやき 6:16 8:26 はくたか 14:56 17:50 はくたか 6:28 9:13 はくたか 15:52 18:32 かがやき 7:20 9:34 かがやき 16:24 18:37 はくたか 7:52 10:24 はくたか 17:08 19:57 はくたか 8:12 11:12 かがやき 17:24 19:36 かがやき 8:36 10:50 はくたか 18:04 20:31 かがやき 9:32 11:46 かがやき 18:24 20:38 はくたか 9:44 12:32 はくたか 18:40 21:30 かがやき 10:32 12:40 かがやき 19:24 21:36 はくたか 10:52 13:35 はくたか 20:12 22:47 はくたか 11:44 14:18 かがやき 21:04 23:15 はくたか 12:56 15:50 出 所 : 東 日 本 旅 客 鉄 道 プレスリリース - - - かがやき 6:19 8:32 はくたか 14:40 17:12 はくたか 6:35 9:20 はくたか 15:36 18:12 かがやき 7:20 9:32 かがやき 16:58 19:12 はくたか 7:46 10:40 はくたか 17:08 20:00 かがやき 8:07 10:20 はくたか 17:59 20:52 はくたか 8:44 11:32 かがやき 18:12 20:24 かがやき 9:03 11:16 はくたか 18:30 21:16 はくたか 9:45 12:28 かがやき 19:11 21:19 かがやき 10:31 12:44 かがやき 19:59 22:12 はくたか 10:55 13:28 はくたか 20:09 22:52 はくたか 11:56 14:28 かがやき 21:20 23:32 はくたか 12:58 15:28 はくたか 21:58 - はくたか 13:57 16:28 - - - 9

飛 行 機 新 幹 線 のダイヤ 運 賃 -ANA2015 年 夏 ダイヤ 全 便 A320またはB737-800の 小 型 機 にて1 日 6 往 復 の 運 航 を 予 定 羽 田 からの 第 2 便 の 機 材 を 新 千 歳 便 に 使 用 するため 3 便 目 の 運 航 時 間 が 大 幅 に 変 更 された ダイヤ 2015 ダイヤ(3 月 29 ) 富 山 羽 田 富 山 発 羽 田 着 機 種 富 山 発 羽 田 着 機 種 7:10 8:15 B767-300 8:25 9:30 B767-300 11:30 12:35 B787-8 15:35 16:40 B767-300 17:00 18:05 B767-300 20:10 21:15 B787-8 7:10 8:15 B737-800 8:25 9:30 B737-800 13:20 14:25 B737-800 15:50 17:00 B737-800 17:40 18:50 B737-800 20:10 21:15 A320 羽 田 富 山 羽 田 発 富 山 着 機 種 羽 田 発 富 山 着 機 種 出 所 : 全 日 本 空 輸 プレスリリース 6:40 7:40 B767-300 9:45 10:45 B787-8 13:40 14:40 B767-300 15:15 16:15 B767-300 18:15 19:15 B787-8 19:50 20:45 B767-300 6:40 7:40 B737-800 9:45 10:45 B737-800 11:45 12:45 B737-800 15:15 16:15 B737-800 18:20 19:20 A320 19:50 20:45 B737-800 富 山 - 新 へ 10

飛 行 機 新 幹 線 のダイヤ 運 賃 -ANA 北 陸 新 幹 線 運 賃 比 較 ANAは 北 陸 新 幹 線 の 開 業 に 合 わせ 割 引 運 賃 の 大 幅 な 値 下 げを 発 表 前 日 まで 予 約 可 能 な 特 割 C の 場 合 通 常 運 賃 に 対 する 割 引 率 は59%で 新 幹 線 の WEB 早 特 1 より450 円 安 くなっている ただ 新 幹 線 は カード 会 員 限 定 で 特 割 C より120 円 安 い e 早 特 1 も 設 定 している また 羽 田 乗 継 の 場 合 富 山 - 羽 田 間 が 実 質 1,200 円 となる 乗 継 旅 割 が 導 入 された ANA JRの 運 賃 比 較 ANA( 富 山 - 羽 田 ) 北 陸 新 幹 線 ( 富 山 - 東 京 ) 通 常 運 賃 24,600~ 27,100 12,730 割 引 運 賃 特 割 C 11,000( 割 引 率 59%) ( 前 日 まで 予 約 可 能 ) 旅 割 21 10,300( 割 引 率 62%) 旅 割 75 8,900( 割 引 率 67%) WEB 早 特 1 11,450( 割 引 率 10%) (J-WESTネット 会 員 限 定 前 日 まで 予 約 可 能 ) e 早 特 1 10,880( 割 引 率 15%) (J-WESTカード 会 員 限 定 前 日 まで 予 約 可 能 ) - ANA 乗 継 旅 割 従 来 乗 継 旅 割 ( 単 区 間 の 旅 割 金 額 合 算 ) 0.82 例 : 富 山 羽 田 沖 縄 ( 12,000+ 25,400) 0.82= 30,700 今 回 1,200+( 羽 田 - 目 的 地 旅 割 運 賃 ) 例 : 富 山 羽 田 沖 縄 1,200+ 25,400= 26,600( 4,100) 出 所 : 全 日 本 空 輸 東 日 本 旅 客 鉄 道 プレスリリース 11

需 要 圏 域 の 精 査 北 陸 新 幹 線 の 開 業 により (1) 新 幹 線 との 競 合 による 羽 田 路 線 の 需 要 減 少 (2) 利 用 圏 域 の 拡 大 による 需 要 増 加 が 見 込 まれる (1) 新 幹 線 との 競 合 による 富 山 空 港 の 需 要 減 少 特 に 羽 田 線 への 影 響 (2) 用 圏 域 の 拡 大 による 富 山 空 港 の 需 要 加 特 に 国 際 線 アウトバウンドへの 影 響 富 山 県 新 幹 線 用 需 要 吸 引 圏 域 拡 大 飛 機 ( 富 山 空 港 ) 用 首 都 圏 12

需 要 圏 域 の 精 査 (1) 羽 田 路 線 の 需 要 圏 域 - 前 提 条 件 富 山 県 内 の 旧 市 町 村 を 出 発 地 として 富 山 空 港 から 飛 行 機 を 利 用 して 首 都 圏 にアクセスする 場 合 と 富 山 駅 から 新 幹 線 を 利 用 して 首 都 圏 にアクセスする 場 合 の 所 要 時 間 及 び 料 金 を 比 較 分 析 した 出 発 地 目 的 地 二 次 交 通 アクセス 富 山 県 旧 市 町 村 市 役 所 または 町 村 役 場 東 京 駅 新 宿 駅 品 川 駅 川 崎 駅 横 浜 駅 富 山 県 各 市 町 村 富 山 空 港 or 富 山 駅 羽 田 空 港 or 東 京 駅 首 都 圏 目 的 地 乗 用 車 でアクセスするものとする 鉄 道 でアクセスするものとする 飛 行 機 2015 年 夏 ダイヤ(2015 年 3 月 29 日 ~) 所 要 時 間 北 陸 新 幹 線 富 山 県 各 市 町 村 富 山 空 港 ( 車 ) 富 山 県 各 市 町 村 富 山 駅 ( 車 ) 飛 行 機 2015 年 春 ダイヤ(2015 年 3 月 14 日 ~) * 臨 時 便 を 除 く Google Mapのルート 検 索 結 果 を 採 用 する また 駐 車 場 から 富 山 空 港 ターミナルまでの 徒 歩 にかかる 時 間 を2 分 とする 富 山 駅 周 辺 の 渋 滞 を 加 味 し Google Mapのルート 検 索 結 果 の10% 増 と する また 駐 車 場 から 富 山 駅 までの 徒 歩 にかかる 時 間 を5 分 とする 特 割 C 北 陸 新 幹 線 普 通 席 e 早 特 1 料 金 ローカル 鉄 道 高 速 道 路 料 金 正 規 料 金 (ただし 新 幹 線 の 場 合 山 手 線 内 運 賃 は 新 幹 線 乗 車 券 運 賃 に 含 まれる ) 正 規 料 金 ( 高 速 道 路 を 利 用 する 場 合 のみ) 駐 車 場 料 金 富 山 空 港 駐 車 場 : 無 料 富 山 駅 周 辺 駐 車 場 : 800 円 13

需 要 圏 域 の 精 査 (1) 羽 田 路 線 の 需 要 圏 域 - 最 短 所 要 時 間 の 比 較 着 地 を 東 京 駅 として 最 短 所 要 時 間 を 比 較 すると 新 幹 線 駅 の 所 在 市 町 村 では 新 幹 線 が 有 利 な 結 果 となっ ている (ただし 県 西 部 からは つるぎ 及 び かがやき を 利 用 する 想 定 で 所 要 時 間 を 計 算 しており はく たか 利 用 の 場 合 はさらに20 分 以 上 の 時 間 がかかる ) 新 幹 線 の 所 在 市 町 村 以 外 では 大 半 の 地 域 で 数 分 程 度 の 差 となっており 概 ね 所 要 時 間 が 拮 抗 する 結 果 と なっている 東 京 駅 市 高 岡 市 富 山 市 ( 旧 市 町 村 区 分 ) 町 ( 旧 市 町 村 区 分 ) 大 沢 野 町 ( 旧 市 町 村 区 分 ) 南 砺 市 八 尾 町 ( 旧 市 町 村 区 分 ) 村 細 入 村 ( 旧 市 町 村 区 分 ) 14

需 要 圏 域 の 精 査 (1) 羽 田 路 線 の 需 要 圏 域 - 最 短 所 要 時 間 の 比 較 着 地 が 品 川 駅 川 崎 駅 横 浜 駅 として 最 短 所 要 時 間 を 比 較 すると 富 山 県 全 域 において 飛 行 機 利 用 が 有 利 となる 新 宿 駅 品 川 駅 川 崎 駅 横 浜 駅 15

需 要 圏 域 の 精 査 (1) 羽 田 路 線 の 需 要 圏 域 - 着 時 間 別 実 際 のダイヤを 加 味 した 総 所 要 時 間 の 比 較 用 務 の 開 始 時 間 により 所 要 時 間 による 利 便 性 の 優 劣 は 大 きく 異 なる 東 京 駅 に9 時 半 着 の 場 合 は 多 くの 地 域 で 飛 行 機 が 有 利 となるが 10 時 着 の 場 合 は 多 くの 地 域 で 新 幹 線 が 有 利 となる 東 京 駅 9 時 半 着 東 京 駅 10 時 着 16

需 要 圏 域 の 精 査 (1) 羽 田 路 線 の 需 要 圏 域 - 着 時 間 別 実 際 のダイヤを 加 味 した 総 所 要 時 間 の 比 較 首 都 圏 での 用 務 の 開 始 時 間 が 午 後 13~15 時 の 場 合 富 山 空 港 羽 田 空 港 の2015 年 夏 ダイヤでは 富 山 空 港 8:25 発 の 飛 行 機 に 搭 乗 しなければならず 大 幅 な 待 ち 時 間 が 生 じる 一 方 首 都 圏 居 住 者 にとっては 比 較 的 利 便 性 の 高 いダイヤとなっている 2015 ダイヤ(3 月 29 ) 富 山 発 羽 田 着 羽 田 発 富 山 着 7:10 8:15 8:25 9:30 13:20 14:25 15:50 17:00 17:40 18:50 20:10 21:15 午 後 13 15 時 に 用 務 開 始 の 場 合 2 に 乗 な ならない 首 都 圏 居 住 者 が 夕 方 までの 用 務 を 終 えて や い 6:40 7:40 9:45 10:45 11:45 12:45 15:15 16:15 18:20 19:20 19:50 20:45 首 都 圏 居 住 者 が 午 後 一 から 開 始 の 用 務 に 間 に 合 う 17

需 要 圏 域 の 精 査 (1) 羽 田 路 線 の 需 要 圏 域 - 料 金 比 較 特 割 運 賃 の 引 き 下 げにより 飛 行 機 利 用 新 幹 線 利 用 の 料 金 は 拮 抗 している 東 京 駅 横 浜 駅 差 ( 飛 機 - 新 幹 線 ) -1,000 円 以 下 -1,000~-500 円 -500 0 円 0 +500 円 +500~+1,000 円 +1,000 円 以 上 飛 機 が 18

需 要 圏 域 の 精 査 (2) 国 際 線 の 需 要 圏 域 拡 大 の 可 能 性 - 前 提 条 件 富 山 空 港 へのアクセスと 他 空 港 へのアクセスを 比 較 し 富 山 空 港 の 後 背 圏 として 捉 えられる 地 域 を 抽 出 した 分 析 対 象 地 域 長 野 県 新 潟 県 石 川 県 岐 阜 県 の 各 市 町 村 競 合 分 析 対 象 空 港 長 野 県 新 潟 県 石 川 県 岐 阜 県 羽 田 空 港 成 田 空 港 新 潟 空 港 中 部 国 際 空 港 新 潟 空 港 小 松 空 港 中 部 国 際 空 港 下 記 2パターンのアクセスを 比 較 し 所 要 時 間 の 短 い 方 を 採 用 ただし 1のパターンが 想 定 されない 場 合 は 2のみを 試 算 二 次 交 通 アクセス 1 新 幹 線 を 利 用 [ 各 市 町 村 ] ( 乗 用 車 ) [ 新 幹 線 駅 ] ( 新 幹 線 ) [ 新 幹 線 駅 ] ( 鉄 道 orバス) [ 空 港 ] 2 乗 用 車 のみを 利 用 [ 各 市 町 村 ] ( 乗 用 車 ) [ 空 港 ] 北 陸 新 幹 線 2015 年 春 ダイヤ 所 要 時 間 ローカル 鉄 道 バス 乗 用 車 通 常 ダイヤ Google Mapのルート 検 索 結 果 を 採 用 する 北 陸 新 幹 線 富 山 新 高 岡 - 首 都 圏 : 普 通 席 e 早 特 1 その 他 : 普 通 席 正 規 料 金 料 金 ローカル 鉄 道 バス 高 速 道 路 料 金 正 規 料 金 正 規 料 金 ( 高 速 道 路 を 利 用 する 場 合 のみ) 駐 車 場 料 金 なし 19

需 要 圏 域 の 精 査 (2) 国 際 線 の 需 要 圏 域 拡 大 の 可 能 性 - 富 山 空 港 へのアクセスが150 分 以 内 となる 地 域 新 幹 線 開 業 に 伴 い 長 野 県 佐 久 市 新 潟 県 柏 崎 市 までが 150 分 以 内 で 富 山 空 港 にアクセス 可 能 となる このほか 岐 阜 県 郡 上 市 下 呂 市 あたりも150 分 以 内 でアクセス 可 能 な 範 囲 である 柏 崎 市 (9 万 人 ) 飛 騨 市 (3 万 人 ) 高 山 市 (9 万 人 ) 郡 上 市 (5 万 人 ) 下 市 (4 万 人 ) 妙 高 市 (4 万 人 ) 糸 魚 川 市 (5 万 人 ) 上 越 市 (20 万 人 ) 野 市 (39 万 人 ) 上 田 市 (16 万 人 ) 佐 久 市 (10 万 人 ) 飯 山 市 (2 万 人 ) 富 山 空 港 への アクセス 時 間 0-90 分 90-120 分 120-150 分 出 所 : 総 務 省 住 民 基 本 台 帳 人 口 20

需 要 圏 域 の 精 査 (2) 国 際 線 の 需 要 圏 域 拡 大 の 可 能 性 - 富 山 空 港 の 利 用 圏 域 と 捉 えられる 地 域 富 山 空 港 へのアクセス 時 間 と 他 空 港 へのアクセス 時 間 を 比 較 し 富 山 空 港 の 利 用 圏 域 と 捉 えられる 地 域 を 抽 出 すると 長 野 県 は 長 野 市 松 本 市 安 曇 野 市 飯 山 市 新 潟 県 は 糸 魚 川 市 岐 阜 県 は 高 山 市 下 呂 市 飛 騨 市 等 が 富 山 空 港 の 利 用 圏 域 として 捉 えられる 上 越 市 (20 万 人 ) 飛 騨 市 (3 万 人 ) 高 山 市 (9 万 人 ) 糸 魚 川 市 (5 万 人 ) 大 町 市 (3 万 人 ) 安 曇 野 市 (10 万 人 ) 松 本 市 (24 万 人 ) 野 市 (39 万 人 ) 中 野 市 (5 万 人 ) 佐 久 市 (10 万 人 ) 飯 山 市 (2 万 人 ) 郡 上 市 (5 万 人 ) 下 市 (4 万 人 ) 所 要 時 間 差 ( 富 山 空 港 へのアクセス- 他 空 港 へのアクセス) -30 分 以 下 -30 0 分 0 +15 分 出 所 : 総 務 省 住 民 基 本 台 帳 人 口 21

需 要 圏 域 の 精 査 (2) 国 際 線 の 需 要 圏 域 拡 大 の 可 能 性 - 北 陸 新 幹 線 と 富 山 空 港 国 際 線 の 接 続 状 況 ( 一 例 ) 料 金 駅 富 山 空 港 の 現 在 の 国 際 線 ダイヤを 前 提 とした 場 合 の 北 陸 新 幹 線 との 接 続 状 況 及 び 新 幹 線 運 賃 ( 普 通 車 指 定 席 )は 下 記 のとおり 新 幹 線 運 賃 目 的 地 新 高 岡 2,680 仁 川 (12:00 発 ) 大 連 (11:55 発 ) 9:35 新 高 岡 発 9:44 富 山 駅 着 (はくたか) (12:40 発 ) 上 海 (13:30 発 ) 国 際 線 に 接 続 する 新 幹 線 ダイヤ( 一 例 ) 10:45 新 高 岡 発 10:54 富 山 着 (はくたか) 11:14 新 高 岡 発 11:23 富 山 着 (つるぎ) 上 越 5,050 仁 川 (12:00 発 ) 大 連 (11:55 発 ) 8:33 上 越 妙 高 発 9:13 富 山 着 (はくたか) 妙 高 (12:40 発 ) 9:44 上 越 妙 高 発 10:24 富 山 着 (はくたか) 上 海 (13:30 発 ) 10:31 上 越 妙 高 発 11:12 富 山 着 (はくたか) 野 7,100 仁 川 (12:00 発 ) 大 連 (11:55 発 ) 8:48 野 発 9:34 富 山 着 (かがやき) (12:40 発 ) 10:04 野 発 10:50 富 山 着 (かがやき) 上 海 (13:30 発 ) 10:58 野 発 11:46 富 山 着 (かがやき) 上 田 8,960 仁 川 (12:00 発 ) 大 連 (11:55 発 ) 8:29 上 田 発 8:41 野 着 (あさま) 8:48 野 発 9:34 富 山 着 (かがやき) (12:40 発 ) 9:46 上 田 発 9:59 野 着 (はくたか) 10:04 野 発 10:50 富 山 着 (かがやき) 上 海 (13:30 発 ) 9:46 上 田 発 11:12 富 山 着 (はくたか) 佐 久 平 9,290 仁 川 (12:00 発 ) 大 連 (11:55 発 ) 8:19 佐 久 平 発 8:41 野 着 (あさま) 8:48 野 発 9:34 富 山 着 (かがやき) (12:40 発 ) 9:36 佐 久 平 発 9:59 野 着 (はくたか) 10:04 野 発 10:50 富 山 着 (かがやき) 上 海 (13:30 発 ) 9:36 佐 久 平 発 11:12 富 山 着 (はくたか) 出 所 : 東 日 本 旅 客 鉄 道 プレスリリース 22

羽 田 線 利 用 者 アンケート 結 果 1 羽 田 路 線 のアンケート 結 果 ではビジネス 利 用 者 が 大 半 を 占 めており イン アウトでかなり 傾 向 が 異 なる 項 目 アンケート 結 果 旅 行 目 的 富 山 県 内 近 隣 県 居 住 者 は 仕 事 が5 割 弱 次 いで 観 光 が 多 い 首 都 圏 居 住 者 は 仕 事 が9 割 次 いで 観 光 以 外 の 私 用 帰 省 が 多 い 年 代 別 にみると 40 歳 代 の 利 用 が 最 も 多 く 20 歳 未 満 及 び20 歳 代 30 歳 代 は 観 光 40 歳 代 及 び50 歳 代 は 仕 事 目 的 が 多 くなっている 航 空 券 の 種 類 等 富 山 東 京 便 の 利 用 頻 度 6 割 が 割 引 運 賃 を 利 用 しており 団 体 運 賃 パッケージツアー 等 の 利 用 は1 割 弱 にとどまる なお 割 引 運 賃 のうち 多 くは 特 割 を 利 用 しており それに 伴 い 特 割 対 象 であ る1 週 間 以 内 ~20 日 前 の 購 入 が 約 半 数 を 占 める また 約 7~8 割 が 往 復 とも 冨 山 東 京 便 を 利 用 している 月 に 数 回 週 1 回 以 上 のヘビーユーザーも 約 2 割 いるが 年 に 数 回 程 度 のラ イトユーザーが 約 半 数 を 占 める 富 山 空 港 までの 交 通 手 段 富 山 県 内 近 隣 県 県 居 住 者 は 自 動 車 ( 運 転 )の 割 合 が 約 7 割 と 最 も 多 い 首 都 圏 居 住 者 は バス レンタカーがそれぞれ 約 3 割 で タクシーが2 割 程 度 となっている 訪 問 先 ( 首 都 圏 ) サンプル 数 :859 居 住 地 サンプル 数 :1562 渋 谷 新 宿 方 面 は 約 1 割 強 程 度 川 崎 横 浜 方 面 も 約 1 割 程 度 東 京 23 区 外 は 約 5% 程 度 東 京 23 区 内 は 約 15% 23 区 外 は 約 5% 神 奈 川 県 は 約 13% 23

羽 田 線 利 用 者 アンケート 結 果 2 新 幹 線 利 用 への 転 換 が 半 数 程 度 見 込 まれ かなりの 流 出 が 想 定 される 項 目 新 幹 線 開 通 後 の 交 通 手 段 アンケート 結 果 5 割 弱 が 飛 行 機 を 利 用 どちらかといえば 飛 行 機 を 利 用 5 割 超 が ど ちらかといえば 新 幹 線 を 利 用 新 幹 線 を 利 用 との 回 答 月 に 数 回 週 1 回 以 上 のヘビーユーザーも 新 幹 線 開 通 後 の 交 通 手 段 としては 5 割 程 度 が どちらかといえば 新 幹 線 を 利 用 新 幹 線 を 利 用 と の 回 答 で ライトユーザーとの 差 はほとんどない なお 利 用 交 通 手 段 を 選 択 する 理 由 としては 旅 行 目 的 に 限 らず 目 的 地 までの 最 短 時 間 との 回 答 が 最 も 多 く 約 半 数 を 占 める 次 いで 料 金 の 安 さ と 回 答 した 割 合 が 多 い 自 由 意 見 ( 一 部 ) ラウンジ 売 店 飲 食 物 バス 空 港 アクセス 施 設 サービス 接 客 サービス ラウンジを 充 実 してほしい ANAラウンジを 設 置 してほしい 飲 食 店 を 増 やしてほしい お 店 や 食 事 処 が 少 ない 軽 食 をとる 場 所 が 少 ない バス 本 数 を 増 便 してほしい バスの 発 車 が 航 空 機 到 着 後 すぐなので 空 港 で 飲 食 できない 待 合 スペースが 少 し 狭 い いつも 混 んでいる ゆったりするスペース 仕 事 をするスペースが 少 ない 手 荷 物 検 査 の 窓 口 をもう 少 し 増 やしてほしい 24

(2) 国 際 線 アンケート 調 査 結 果 ~ 概 要 富 山 空 港 に 就 航 する 国 際 線 の 利 用 動 向 や 各 路 線 の 利 用 動 態 及 び 旅 行 目 的 などについて 把 握 するため アンケート 調 査 を 実 施 した 項 目 概 要 調 査 対 象 者 調 査 対 象 路 線 1 ソウル 便 2 大 連 便 3 上 海 便 4 台 北 便 富 山 空 港 に 就 航 する 国 際 線 の 利 用 者 のうち 在 外 居 住 者 調 査 期 間 2014 年 12 月 12 日 ( 金 )~2015 年 1 月 24 日 ( 土 ) 調 査 方 法 サンプル 数 現 地 調 査 富 山 空 港 現 地 において 調 査 対 象 者 本 人 に 調 査 票 の 記 入 を 依 頼 する 方 式 により 実 施 514 票 (1ソウル 便 :128 票 2 大 連 便 :118 票 3 上 海 便 :112 票 4 台 北 便 :156 票 ) 調 査 項 目 1 日 本 への 訪 問 回 数 2 冨 山 への 旅 行 目 的 3 予 約 形 態 4 富 山 空 港 までの 利 用 交 通 機 関 5 ターミナルビル 等 25

(2) 国 際 線 アンケート 調 査 結 果 ~1 日 本 への 訪 問 回 数 大 連 便 上 海 便 では 日 本 への 訪 問 回 数 は1 回 目 として 初 回 で 富 山 に 訪 問 している 訪 問 者 が 過 半 数 を 占 めているが ソウル 便 台 北 便 では 既 に 複 数 回 日 本 に 訪 問 しており 3 回 目 以 降 で 富 山 に 訪 問 する 訪 問 者 が 多 い 傾 向 になっている なお 日 本 への 訪 問 回 数 が 複 数 回 で 今 回 初 めて 富 山 を 訪 れた 訪 問 者 は 以 前 に 東 京 や 大 阪 北 海 道 などの 滞 在 経 験 を 有 する 傾 向 がある ソウル 便 20% 13% 6% 13% 49% 大 連 便 60% 7% 3% 3% 27% 1 回 目 上 海 便 56% 11% 8% 1% 24% 2 回 目 3 回 目 4 回 目 台 北 便 22% 20% 15% 9% 33% 5 回 目 以 上 全 体 合 計 38% 14% 8% 7% 34% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% (%) 26

(2) 国 際 線 アンケート 調 査 結 果 ~2 富 山 への 旅 行 目 的 各 路 線 によりバラつきがある 結 果 となっている 台 北 便 は8 割 弱 上 海 便 は5 割 弱 を 観 光 ( 団 体 )が 占 めているが ソウル 便 は 観 光 ( 団 体 )に 加 え 観 光 ( 個 人 ) ビジネス 目 的 との 回 答 も 多 くなっており 同 じ 観 光 でも 台 北 便 や 上 海 便 の 団 体 観 光 とは 行 動 が 異 なるこ とが 推 察 される また 大 連 便 は5 割 弱 が 留 学 研 修 目 的 となっている ソウル 便 34% 31% 24% 1% 5% 1% 5% 大 連 便 9% 16% 17% 47% 10% 1% 観 光 ( 団 体 ) 観 光 ( 個 人 ) 上 海 便 46% 2% 13% 12% 5% 12% 10% ビジネス 帰 省 知 人 の 訪 問 台 北 便 82% 7% 6% 3% 3% 1% 留 学 研 修 その 他 全 体 合 計 44% 10% 13% 6% 6% 14% 7% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% (%) 27

(2) 国 際 線 アンケート 調 査 結 果 ~3 予 約 形 態 台 北 便 上 海 便 はガイド 付 きパック 旅 行 の 割 合 が 高 いが ソウル 便 は 事 前 に 航 空 券 と 宿 泊 施 設 を 個 別 手 配 した 割 合 が4 割 弱 を 占 める 大 連 便 は 研 修 留 学 目 的 の 訪 問 が 多 かったことから その 他 が 最 も 多 くなってい ると 推 察 される ソウル 便 20% 28% 35% 10% 6% 大 連 便 4% 14% 14% 23% 45% ガイド 付 きパック 旅 行 上 海 便 51% 5% 13% 19% 13% 航 空 券 と 宿 泊 施 設 がセットに なったパック 旅 行 航 空 券 と 宿 泊 施 設 を 事 前 に 個 別 手 配 台 北 便 70% 14% 10% 5% 1% 航 空 券 を 事 前 に 手 配 宿 泊 施 設 は 現 地 手 配 その 他 全 体 合 計 43% 16% 18% 12% 11% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% (%) 28

(2) 国 際 線 アンケート 調 査 結 果 ~4 富 山 空 港 までの 利 用 交 通 機 関 台 北 便 は 貸 切 バスの 利 用 が 大 半 となっており 大 連 便 上 海 便 は 送 迎 車 利 用 の 割 合 が 高 い ソウル 便 は 空 港 連 絡 バス 利 用 の 割 合 が 他 の 路 線 よりも 高 く レンタカーやタクシーも 利 用 されている ソウル 便 29% 19% 12% 15% 18% 7% 大 連 便 3% 4% 8% 8% 60% 18% 貸 切 バス 空 港 連 絡 バス 上 海 便 50% 5% 3% 36% 7% レンタカー タクシー 送 迎 車 ( 知 人 等 による) 台 北 便 81% 9% 2% 7% 1% その 他 1% 全 体 合 計 44% 9% 5% 6% 28% 7% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% (%) 29

(2) 国 際 線 アンケート 調 査 結 果 ~5ターミナルビル 国 際 線 利 用 者 によるターミナルビルの 評 価 は 総 じて 高 い 一 方 で 物 販 飲 食 施 設 や 休 憩 場 所 については 評 価 結 果 が 相 対 的 に 低 く 今 後 の 課 題 として 想 定 される 30

3. 富 山 空 港 の 今 後 の 経 営 について 31

富 山 空 港 の 収 支 状 況 < 県 収 支 > 歳 入 面 過 去 3 年 間 の 推 移 では 着 陸 料 等 収 入 及 び 土 地 建 物 等 貸 付 料 収 入 のうち 有 料 駐 車 場 使 用 料 が 増 加 し ている 一 方 で 国 庫 補 助 金 等 が 減 少 している なお 総 歳 入 は 漸 減 傾 向 にあったが 平 成 25 年 度 では 持 ち 直 している ( 約 4.8 億 円 ) 歳 出 面 直 近 の 平 成 25 年 度 は 約 1.3 億 円 の 歳 出 超 過 となっており 平 成 23 年 度 の 約 1.8 億 円 平 成 24 年 度 の 約 1.2 億 円 の 歳 出 超 過 に 続 き 過 去 3 年 間 歳 出 超 過 が 続 いている 総 歳 出 は 歳 入 の 増 減 に 応 じた 動 きとなっており 各 項 目 の 構 成 割 合 は 概 ね 横 ばいとなっている 千 円 800000 600000 400000 200000 0 県 収 支 歳 出 歳 出 歳 出 歳 入 歳 入 歳 入 平 成 23 年 度 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 年 度 着 陸 料 等 収 入 土 地 建 物 等 貸 付 料 収 入 国 庫 補 助 金 等 航 空 機 燃 料 譲 与 税 その 他 空 港 整 備 事 業 費 環 境 対 策 費 空 港 等 維 持 運 営 費 等 建 物 借 料 国 有 資 産 等 所 在 市 町 村 交 付 金 歳 入 歳 出 平 成 25 年 度 県 収 支 内 訳 千 円 歳 入 着 陸 等 収 入 392,698 土 地 建 物 等 貸 付 料 収 入 55,380 国 庫 補 助 金 等 336 航 空 機 燃 料 譲 与 税 29,544 その 他 - 歳 出 空 港 整 備 事 業 費 42,048 環 境 対 策 費 12,421 空 港 等 維 持 運 営 費 等 515,611 建 物 借 料 29,026 国 有 資 産 等 所 在 市 町 村 交 付 金 5,050 収 支 - 126,198 32

富 山 空 港 の 収 支 状 況 <ターミナルビル 収 支 > 収 益 面 直 近 3 年 間 は 平 成 23 年 度 を 底 にして 直 近 は 持 ち 直 している ( 約 12.7 億 円 ) 平 成 23 年 度 は 約 1.4 億 円 平 成 24 年 度 は 約 2.1 億 円 直 近 の 平 成 25 年 度 は 約 2 億 円 の 経 常 利 益 を 計 上 し ており 過 去 3 年 間 継 続 して 黒 字 を 確 保 している 費 用 面 総 じて 総 収 益 の 増 減 に 応 じた 動 きとなっているが 直 近 の3 年 間 はほぼ 横 ばいで 推 移 している 千 円 ターミナルビル 収 支 平 成 25 年 度 ターミナルビル 収 支 内 訳 1,400,000 1,200,000 1,000,000 800,000 600,000 400,000 200,000 0 収 益 収 益 収 益 費 用 費 用 費 用 平 成 23 年 度 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 営 業 収 益 営 業 外 収 益 特 別 利 益 ( 補 助 金 等 ) 営 業 費 用 営 業 外 費 用 ( 支 払 利 息 等 ) 特 別 損 失 収 益 費 用 千 円 収 益 営 業 収 益 1,261,820 営 業 外 収 益 896 特 別 利 益 ( 補 助 金 等 ) 7,943 費 用 営 業 費 用 1,062,570 営 業 外 費 用 ( 支 払 利 息 等 ) 5,428 特 別 損 失 1,400 経 常 利 益 - 201,261 年 度 33

富 山 空 港 がもたらす 経 済 効 果 の 簡 易 試 算 結 果 1 利 用 者 への 便 益 ( 富 山 空 港 が 存 在 しない 場 合 と 比 較 ) < 羽 田 路 線 : 本 県 首 都 圏 間 流 動 の 時 間 短 縮 効 果 > 新 幹 線 開 業 後 の 比 較 空 路 利 用 者 数 : 約 30 万 人 ( 富 山 県 首 都 圏 間 流 動 のうち 航 空 利 用 63 万 人 のおよそ 半 分 を 想 定 ) 新 幹 線 利 用 となることでの 時 間 増 加 : 約 30 分 30 万 人 30 分 3,357 60= 約 5 億 円 / 年 このほか 航 空 運 賃 の 早 期 割 引 による 価 格 差 や 駐 車 場 料 金 差 などによる 費 用 節 減 効 果 も 想 定 される < 羽 田 路 線 : 乗 継 旅 客 の 時 間 短 縮 効 果 > 現 在 の 実 績 に 基 づく 乗 継 利 用 者 数 : 約 20 万 人 新 幹 線 利 用 となることでの 時 間 増 加 :110 分 20 万 人 110 分 3,357 60= 約 12.3 億 円 / 年 < 札 幌 路 線 利 用 者 の 時 間 短 縮 効 果 > 過 去 の 実 績 に 基 づく 旅 客 数 : 約 6 万 人 小 松 空 港 経 由 となることでの 時 間 増 加 : 6 万 人 60 分 3,357 60= 約 2 億 円 / 年 小 松 経 由 となることでの 費 用 増 加 ( 自 家 用 車 ) 6 万 人 1.3 人 / 台 4,600 円 = 約 2.1 億 円 / 年 国 内 旅 客 の 時 間 価 値 ( 所 得 接 近 法 ):3,357 円 / 時 (2004 年 度 価 格 平 成 15 年 度 航 空 旅 客 動 態 調 査 ( 国 土 交 通 省 航 空 局 )に 基 づき 算 出 した 時 間 価 値 国 土 交 通 省 航 空 局 : 空 港 整 備 事 業 の 費 用 対 効 果 分 析 マニュア ル( 平 成 18 年 3 月 )による) < 国 際 線 利 用 者 の 時 間 短 縮 効 果 と 経 費 節 減 効 果 > 現 在 の 実 績 に 基 づく 国 際 線 利 用 者 数 : 約 8.5 万 人 ソウル 便 上 海 便 台 北 便 利 用 者 は 小 松 経 由 大 連 便 利 用 者 は 成 田 経 由 になることを 想 定 小 松 経 由 となることでの 時 間 増 加 : 約 60 分 7.9 万 人 60 分 3,357 60= 約 2.7 億 円 / 年 小 松 経 由 となることでの 費 用 増 加 ( 自 家 用 車 ) 7.9 万 人 1.3 人 / 台 4,000 円 = 約 2.4 億 円 / 年 成 田 経 由 となることでの 時 間 増 加 : 約 180 分 0.6 万 人 2 180 分 3,357 60= 約 1.2 憶 円 / 年 成 田 経 由 となることでの 費 用 増 加 ( 新 幹 線 利 用 ) 0.6 万 人 2 13,920 円 = 約 1.6 憶 円 / 年 大 連 便 は 運 航 再 開 後 の 約 半 年 間 の 利 用 者 数 で 計 算 している ため 2 倍 にして 年 間 ベースの 数 値 を 計 算 < 全 路 線 合 計 > 利 用 者 の 時 間 短 縮 効 果 の 金 額 換 算 5+12.3+2+3.9= 約 23 億 円 / 年 1 利 用 者 の 費 用 節 減 効 果 2.1+2.4+1.6= 約 6 億 円 / 年 間 1 このほか 新 幹 線 割 引 運 賃 の 設 定 がなくなった 場 合 新 幹 線 利 用 者 にとっても 少 なくとも 約 20 億 円 程 度 2 の 費 用 節 減 効 果 が 失 われるおそれ 1 これらの 数 値 は 利 用 者 数 に 比 例 して 増 加 することから 今 後 空 港 利 用 者 が 増 加 すれば 効 果 が 更 に 高 まる 可 能 性 がある 2 割 引 額 (12,730-11,450 円 ) 利 用 者 数 156 万 人 / 年 = 約 20 億 円 利 用 者 数 は 平 成 22 年 全 国 幹 線 旅 客 純 流 動 調 査 の 富 山 首 都 圏 間 の 鉄 道 利 用 者 と 航 空 利 用 者 の 約 半 分 を 想 定 34

富 山 空 港 がもたらす 経 済 効 果 の 簡 易 試 算 結 果 2 地 域 経 済 への 効 果 の 試 算 < 観 光 消 費 額 の 影 響 > 空 港 利 用 訪 日 外 国 人 :24,565 人 / 年 ( 羽 田 からの 乗 継 客 など 国 内 線 で 来 県 す る 外 国 人 は 含 まれていない) 訪 富 山 外 国 人 の 平 均 消 費 単 価 : 117,352 円 / 人 仮 に 全 てを 県 内 で 消 費 すると: 24,565 117,352 28.8 億 円 約 29 億 円 の 効 果 が 見 込 まれる ( このほか 札 幌 便 で 来 県 した 観 光 客 に よる 観 光 消 費 額 も 想 定 される ) < 上 記 に 伴 う 経 済 波 及 効 果 > 上 記 を 最 終 需 要 額 として 県 が 公 表 し ている 経 済 波 及 効 果 分 析 ツールを 用 い 県 内 経 済 への 波 及 効 果 を 試 算 約 29 億 円 の 最 終 需 要 額 に 対 して 経 済 波 及 効 果 は 約 21.7 億 円 なお 数 値 は25 年 度 の 利 用 実 績 に 基 づくも のであるが 路 線 拡 充 により 利 用 者 が 増 加 す れば 経 済 波 及 効 果 はさらに 拡 大 する 平 成 17 年 富 山 県 産 業 連 関 表 (34 部 門 表 ) を 使 い 計 算 第 2 次 波 及 効 果 の 測 定 に 使 用 した 消 費 転 換 率 は 総 務 省 家 計 調 査 報 告 による 内 容 人 数 出 典 備 考 富 山 空 港 外 国 人 入 国 者 数 26,355 法 務 省 出 入 国 管 理 統 計 (2013 年 ) 富 山 空 港 外 国 人 出 国 者 数 22,775 法 務 省 出 入 国 管 理 統 計 (2013 年 ) 参 考 : 観 光 庁 調 査 訪 日 外 国 人 入 込 数 42,000 入 出 国 者 平 均 値 24,565 旅 行 前 支 出 日 本 訪 問 中 の 費 目 別 支 出 調 査 項 目 共 通 基 準 による 観 光 入 込 客 統 計 (H22 富 山 空 港 利 用 者 に 限 らない) 富 山 県 購 入 率 購 入 者 単 価 平 均 消 費 額 パッケージツアー 15.5 123,835 往 復 航 空 ( 船 舶 ) 運 賃 84.5 69,571 宿 泊 料 金 32.1 51,958 16,685 飲 食 費 69.2 40,536 28,068 交 通 費 48.5 11,608 5,626 娯 楽 サービス 費 18.5 5,755 1,064 買 物 代 91.4 72,080 65,910 その 他 1.7 0 0 合 計 117,352 生 産 誘 発 額 1,442,471.0 粗 付 加 価 値 誘 発 額 雇 用 者 所 得 誘 発 額 出 典 : 観 光 庁 訪 日 外 国 人 消 費 動 向 調 査 (2013 年 ) 金 額 の 単 位 : 千 円 直 接 効 果 第 一 次 波 及 効 果 第 二 次 波 及 効 果 合 計 854,624.4 409,552.5 236,119.1 450,315.7 114,067.0 322,187.3 222,575.5 75,265.1 2,174,210.9 1,313,319.0 639,647.8 35

羽 田 便 の 需 要 流 出 がもたらす 影 響 空 港 自 体 の 収 益 力 低 下 が 県 民 へのサービス 低 下 に 繋 がり 結 果 として 利 用 者 が 減 少 するという 負 の 連 鎖 に 0. 新 幹 線 開 業 に 伴 う 羽 田 便 需 要 流 出 アンケートの 結 果 を 踏 まえると 約 半 数 程 度 が 新 幹 線 利 用 に 転 換 する 恐 れ 1. 需 要 流 出 に 伴 う 収 入 売 上 の 減 少 空 港 基 本 施 設 の 空 港 収 支 赤 字 拡 大 は 不 可 避 な 情 勢 ターミナルビルでも 需 要 流 出 に 伴 い 直 営 部 分 やテ ナントについても 需 要 減 に 伴 う 売 上 低 下 の 懸 念 新 たな 需 要 開 拓 の 必 要 性 4. 魅 力 低 下 による 県 民 の 空 港 離 れ 等 投 資 未 実 施 による 空 港 の 魅 力 低 下 便 数 減 少 等 と 相 まって 空 港 自 体 の 魅 力 が 低 下 し 県 民 の 空 港 離 れが 加 速 する 恐 れ 利 用 者 減 少 が 空 港 収 支 の 悪 化 を 加 速 負 の 連 鎖 が 展 開 される 恐 れ 富 山 きときと 空 港 が 今 後 も 空 の 玄 関 口 として 機 能 し 地 方 創 生 を 支 えるためには 羽 田 便 の 規 模 をできる 限 り 維 持 しつつ 既 存 路 線 の 拡 大 国 内 国 際 新 規 路 線 誘 致 非 航 空 利 用 の 増 加 などにより 利 用 者 の 増 加 に 取 り 組 み 空 港 経 営 を 維 持 することが 重 要 2. 収 益 性 悪 化 に 伴 うテナント 流 出 利 便 性 低 下 テナントについては 売 上 減 少 に 加 え 便 数 減 に 伴 う 入 込 客 密 度 の 低 下 により 収 益 性 が 悪 化 し 流 出 撤 退 の 恐 れ テナント 流 出 に 伴 い ターミナルの 利 便 性 が 低 下 更 なる 空 港 利 用 者 の 減 少 の 引 き 金 に 3. 設 備 更 新 余 力 の 減 少 空 港 収 支 の 悪 化 ターミナル 収 支 の 利 益 縮 小 に 伴 い 設 備 投 資 のための 資 金 面 での 余 裕 がなくなること が 推 察 される 今 後 老 朽 化 への 対 応 のための 投 資 等 が 必 要 となると 見 込 まれ 機 能 改 善 の 投 資 については 副 次 的 となら ざるを 得 ない 恐 れ 36

4. 富 山 空 港 の 将 来 像 37

(1) 富 山 きときと 空 港 に 期 待 される 今 後 の 役 割 1 県 民 の 移 動 需 要 やビジネス 需 要 にこたえる 利 便 性 快 適 性 に 優 れた 空 港 新 幹 線 開 業 後 も 利 便 性 快 適 性 に 優 れた 羽 田 路 線 を 継 続 することで 県 民 及 びビジネス 需 要 での 移 動 の 選 択 肢 を 維 持 ビジネスにおける 多 頻 度 利 用 者 等 を 対 象 とした 利 便 性 快 適 性 の 高 いサービス 提 供 による 航 空 利 用 者 の 維 持 確 保 増 加 が 予 測 される 羽 田 乗 継 需 要 への 的 確 な 対 応 による 羽 田 路 線 継 続 への 貢 献 2 環 日 本 海 における 県 民 等 の 交 流 や 県 経 済 のさらなる 発 展 を 支 える 空 港 地 域 産 業 の 海 外 展 開 や 県 民 等 の 交 流 促 進 の 基 盤 となる 国 際 線 ネットワークの 提 供 新 幹 線 開 業 による 集 客 圏 域 の 拡 大 に 伴 う さらなる 国 際 線 ネットワークの 充 実 3 インバウンド 観 光 需 要 にこたえるための 受 入 環 境 の 充 実 した 空 港 新 幹 線 開 業 と 一 体 となった 国 内 インバウンド 観 光 活 性 化 へ の 貢 献 富 山 らしさの 演 出 経 済 発 展 の 著 しいアジアやヨーロッパからのインバウンド 需 要 への 対 応 のためのネットワークの 充 実 と 受 入 環 境 の 充 実 4 県 民 に 親 しまれる 空 港 としての 地 域 と 一 体 となった 拠 点 性 のある 空 港 非 航 空 利 用 者 も 含 めた 身 近 な 空 港 としての 拠 点 的 集 客 空 間 の 提 供 国 際 インバウンド 需 要 喚 起 路 線 ネットワーク 拡 大 国 内 インバウンド 観 光 需 要 喚 起 (モード 問 わず) 国 際 アウトバウンド 利 用 圏 域 拡 大 による 需 要 獲 得 国 内 線 ビジネス 需 要 流 出 抑 制 北 陸 新 幹 線 開 業 時 間 38

(2) 富 山 きときと 空 港 の 今 後 の 役 割 に 応 じた 施 策 の 方 向 性 I. 既 存 路 線 の 需 要 維 持 拡 大 に 向 けた 施 設 交 通 サービス 面 の 充 実 II. 新 たな 需 要 の 創 出 による 空 港 活 性 化 の 促 進 (1) 旅 客 ニーズに 応 じた 空 港 施 設 サービス 面 の 改 善 1 国 内 線 施 設 ⅰ) 多 頻 度 利 用 者 やビジネス 客 を 対 象 とした 高 質 なサービス 提 供 ⅱ) 羽 田 成 田 での 乗 継 需 要 等 を 考 慮 した 快 適 性 向 上 2 国 際 線 施 設 ( 一 部 国 内 線 と 共 通 ) ⅰ) 飲 食 物 販 サービスの 充 実 等 ⅱ) 国 内 観 光 旅 客 や 増 加 するFIT 向 けの 情 報 提 供 などサービスの 充 実 ⅲ) 旅 客 導 線 を 意 識 した 空 間 の 快 適 性 向 上 イメージ 強 化 (2) 旅 客 ニーズに 応 じた 二 次 交 通 サービスの 改 善 1 自 家 用 車 によるアクセス 利 便 性 の 向 上 ⅰ) 多 頻 度 利 用 者 や 長 期 旅 行 者 の 利 便 性 向 上 に 資 する 駐 車 場 サービ スの 向 上 1 二 次 交 通 サービスの 利 便 性 確 保 ⅰ)バス レンタカー タクシーのサービス 強 化 による 県 内 各 地 域 等 への アクセス 利 便 性 確 保 ⅱ) 空 港 利 用 圏 域 内 の 観 光 資 源 への 二 次 交 通 サービスの 確 保 (1) 航 空 利 用 者 の 増 加 に 向 けた 取 組 1 新 幹 線 開 業 を 契 機 とした 新 規 需 要 開 拓 ⅰ) 開 業 後 の 利 用 圏 域 拡 大 を 活 かした 海 外 路 線 利 用 促 進 の 取 り 組 み ⅱ) 小 規 模 機 材 を 活 用 した 関 西 方 面 やその 他 地 方 路 線 就 航 に 向 けた 取 り 組 み ⅲ) 貨 物 空 輸 ニーズの 拡 大 に 向 けた 輸 送 手 段 及 び 輸 送 の 先 開 拓 2 地 域 固 有 の 資 源 を 活 用 した 個 性 ある 利 用 促 進 ⅰ) 周 辺 施 設 と 連 携 した 県 外 利 用 者 の 来 訪 機 会 拡 大 に 向 けた 取 り 組 み ⅱ) 地 域 固 有 の 新 たな 観 光 資 源 等 を 活 用 したインバウンド 観 光 需 要 の 創 発 (2) 非 航 空 利 用 者 の 増 加 に 向 けた 取 組 1 富 山 空 港 周 辺 地 域 の 活 性 化 ⅰ) 周 辺 施 設 等 との 連 携 による 空 港 周 辺 地 域 活 性 化 集 客 機 会 の 拡 大 ⅱ) 駐 車 場 余 剰 用 地 の 有 効 活 用 等 による 多 様 なサービス 提 供 ⅲ) 地 域 プロスポーツクラブ(グラウジーズ カターレ 等 )との 連 携 による 集 客 III. 県 民 の 利 用 促 進 にかかる 機 運 醸 成 富 山 きときと 空 港 企 業 サポーターズクラブの 創 設 等 39