資 料 2014 年 12 月 19 日 日 本 銀 行
Ⅰ. 量 的 質 的 金 融 緩 和 の 拡 大 量 的 質 的 金 融 緩 和 の 拡 大 マネタリーベースの 年 間 増 加 ペースを 60~70 兆 円 から 80 兆 円 に 拡 大 長 期 国 債 の 保 有 残 高 の 年 間 増 加 額 を 80 兆 円 に +30 兆 円 長 期 国 債 買 入 れの 平 均 残 存 期 間 を 7~10 年 に +3 年 ETF J-REITの 買 入 れ ペースを 3 倍 これまで 着 実 に 進 んできたデフレマインドの 転 換 が 遅 延 するリスクを 未 然 に 防 ぎ 好 転 している 期 待 形 成 のモメンタムを 維 持 1
マネタリーベースと 長 期 国 債 保 有 残 高 の 推 移 350 300 ( 兆 円 ) 量 的 質 的 金 融 緩 和 導 入 同 拡 大 (13/4 月 ) (14/10 月 ) +80 兆 円 250 マネタリーベース +60~70 兆 円 200 150 日 本 銀 行 保 有 長 期 国 債 +80 兆 円 100 +50 兆 円 50 0 0 7 年 0 8 0 9 1 0 1 1 1 2 1 3 1 4 ( 兆 円 ) 12 年 末 13 年 末 14 年 末 ( 見 通 し) マネタリーベース 138 202 275 +63 +73 +80 < 日 本 銀 行 保 有 資 産 > 長 期 国 債 89 142 200 +52 +58 +80 ETF 1.5 2.5 3.8 +1.0 +1.3 +3.0 J-REIT 0.11 0.14 0.18 +0.03 +0.04 +0.09 2
2014 年 10 月 31 日 日 本 銀 行 量 的 質 的 金 融 緩 和 の 拡 大 1. 日 本 銀 行 は 本 日 政 策 委 員 会 金 融 政 策 決 定 会 合 において 以 下 の 措 置 を 決 定 した (1)マネタリーベース 増 加 額 の 拡 大 ( 賛 成 5 反 対 4) ( 注 1) マネタリーベースが 年 間 約 80 兆 円 ( 約 10~20 兆 円 追 加 )に 相 当 す るペースで 増 加 するよう 金 融 市 場 調 節 を 行 う (2) 資 産 買 入 れ 額 の 拡 大 および 長 期 国 債 買 入 れの 平 均 残 存 年 限 の 長 期 化 ( 賛 成 5 反 対 4) ( 注 2) 1 長 期 国 債 について 保 有 残 高 が 年 間 約 80 兆 円 ( 約 30 兆 円 追 加 )に 相 当 す るペースで 増 加 するよう 買 入 れを 行 う ただし イールドカーブ 全 体 の 金 利 低 下 を 促 す 観 点 から 金 融 市 場 の 状 況 に 応 じて 柔 軟 に 運 営 する 買 入 れの 平 均 残 存 期 間 を7 年 ~10 年 に 延 長 する( 最 大 3 年 延 長 ) 2 ETFおよびJ-REITについて 保 有 残 高 が それぞれ 年 間 約 3 兆 円 (3 倍 増 ) 年 間 約 900 億 円 (3 倍 増 )に 相 当 するペースで 増 加 するよう 買 入 れ を 行 う 新 たにJPX 日 経 400 に 連 動 するETFを 買 入 れの 対 象 に 加 える 1 2.わが 国 経 済 は 基 調 的 には 緩 やかな 回 復 を 続 けており 先 行 きも 潜 在 成 長 率 を 上 回 る 成 長 を 続 けると 予 想 される ただし 物 価 面 では このところ 消 費 税 率 引 き 上 げ 後 の 需 要 面 での 弱 めの 動 きや 原 油 価 格 の 大 幅 な 下 落 が 物 価 の 下 押 し 要 因 とし て 働 いている このうち 需 要 の 一 時 的 な 弱 さはすでに 和 らぎはじめているほか 原 油 価 格 の 下 落 は やや 長 い 目 でみれば 経 済 活 動 に 好 影 響 を 与 え 物 価 を 押 し 上 げ る 方 向 に 作 用 する しかし 短 期 的 とはいえ 現 在 の 物 価 下 押 し 圧 力 が 残 存 する 場 合 これまで 着 実 に 進 んできたデフレマインドの 転 換 が 遅 延 するリスクがある 日 本 銀 行 としては こうしたリスクの 顕 現 化 を 未 然 に 防 ぎ 好 転 している 期 待 形 成 の モメンタムを 維 持 するため ここで 量 的 質 的 金 融 緩 和 を 拡 大 することが 適 当 と 判 断 した 1 CP 等 社 債 等 については それぞれ 約 2.2 兆 円 約 3.2 兆 円 の 残 高 を 維 持 する( 従 来 通 り) 3
3. 今 後 も 日 本 銀 行 は 2%の 物 価 安 定 の 目 標 の 実 現 を 目 指 し これを 安 定 的 に 持 続 するために 必 要 な 時 点 まで 量 的 質 的 金 融 緩 和 を 継 続 する その 際 経 済 物 価 情 勢 について 上 下 双 方 向 のリスク 要 因 を 点 検 し 必 要 な 調 整 を 行 う 2( 注 3) 以 上 ( 注 1) 賛 成 : 黒 田 委 員 岩 田 委 員 中 曽 委 員 宮 尾 委 員 白 井 委 員 反 対 : 森 本 委 員 石 田 委 員 佐 藤 委 員 木 内 委 員 反 対 した 委 員 は これまでの 金 融 市 場 調 節 方 針 を 維 持 することが 適 当 であるとした ( 注 2) 賛 成 : 黒 田 委 員 岩 田 委 員 中 曽 委 員 宮 尾 委 員 白 井 委 員 反 対 : 森 本 委 員 石 田 委 員 佐 藤 委 員 木 内 委 員 反 対 した 委 員 は これまでの 資 産 買 入 れ 方 針 を 維 持 することが 適 当 であるとした ( 注 3) 木 内 委 員 より 2%の 物 価 安 定 の 目 標 の 実 現 は 中 長 期 的 に 目 指 すとしたうえで 量 的 質 的 金 融 緩 和 を2 年 間 の 集 中 対 応 措 置 と 位 置 付 けるとの 議 案 が 提 出 され 反 対 多 数 で 否 決 された( 賛 成 : 木 内 委 員 反 対 : 黒 田 委 員 岩 田 委 員 中 曽 委 員 宮 尾 委 員 森 本 委 員 白 井 委 員 石 田 委 員 佐 藤 委 員 ) 2 量 的 質 的 金 融 緩 和 は こうした 方 針 のもとでオープンエンドで 実 施 している 現 在 の 金 融 市 場 調 節 方 針 および 資 産 買 入 れ 方 針 を 継 続 した 場 合 の 本 年 末 のバランスシートの 見 込 み および 今 後 の 各 項 目 の 年 間 増 加 ペースは 別 紙 のとおり 4
( 別 紙 ) 日 本 銀 行 のバランスシートの 見 通 し 13 年 末 ( 実 績 ) 14 年 末 ( 見 通 し) ( 単 位 : 兆 円 ) 今 後 の 年 間 増 加 ペース マネタリーベース 202 275 + 約 80 兆 円 (バランスシート 項 目 の 内 訳 ) 長 期 国 債 142 200 + 約 80 兆 円 CP 等 2.2 2.2 残 高 維 持 社 債 等 3.2 3.2 残 高 維 持 ETF 2.5 3.8 + 約 3 兆 円 J-REIT 0.14 0.18 + 約 900 億 円 その 他 とも 資 産 計 224 297 銀 行 券 90 93 当 座 預 金 107 177 その 他 とも 負 債 純 資 産 計 224 297 5
Ⅱ. 経 済 物 価 情 勢 (1) 消 費 者 物 価 指 数 ( 前 年 比 %) 3 2 1 物 価 消 費 者 物 価 指 数 ( 除 く 生 鮮 食 品 ) 消 費 者 物 価 指 数 ( 除 く 食 料 エネルギー) 0-1 -2-3 05 年 06 07 08 09 10 11 12 13 14 ( 注 ) 2014/4 月 以 降 は 消 費 税 率 引 き 上 げの 直 接 的 な 影 響 を 調 整 したベース (2) 原 油 市 況 ($/barrel) 120 110 100 90 80 70 60 50 WTI 北 海 ブレント ドバイ 13/1 月 13/4 13/7 13/10 14/1 14/4 14/7 14/10 (3)エコノミストの 予 想 物 価 上 昇 率 ( 年 率 平 均 %) 2.5 2.0 1.5 1.0 0.00 6~10 年 先 (コンセンサス フォーキャスト) 2~6 年 度 先 (ESPフォーキャスト) 05 年 06 07 08 09 10 11 12 13 14 ( 注 )コンセンサス フォーキャストの 調 査 時 点 は 1 4 7 10 月 (ただし 2014/4 月 以 前 は4 10 月 ) ESPフォーキャストは 6 12 月 ESPフォーキャストは 消 費 税 率 引 き 上 げの 影 響 を 除 く ( 資 料 ) 総 務 省 Consensus Economics JCER Bloomberg 6
展 望 レポート(2014 年 10 月 )の 経 済 物 価 見 通 し 2014~2016 年 度 の 中 心 的 な 見 通 し 景 気 消 費 税 率 引 き 上 げに 伴 う 駆 け 込 み 需 要 とその 反 動 の 影 響 を 受 けつつも 基 調 的 には 潜 在 成 長 率 を 上 回 る 成 長 を 続 けると 予 想 される 物 価 消 費 者 物 価 の 前 年 比 ( 消 費 税 率 引 き 上 げの 直 接 的 な 影 響 を 除 くベース) は 当 面 現 状 のプラス 幅 で 推 移 したあと 次 第 に 上 昇 率 を 高 め 見 通 し 期 間 の 中 盤 頃 すなわち 2015 年 度 を 中 心 とする 期 間 に2% に 達 する 可 能 性 が 高 い その 後 これを 安 定 的 に 持 続 する 成 長 経 路 へ と 移 行 していくとみられる 政 策 委 員 見 通 しの 中 央 値 ( 対 前 年 度 比 %) 実 質 GDP 消 費 者 物 価 指 数 ( 除 く 生 鮮 食 品 ) 消 費 税 率 引 き 上 げの 影 響 を 除 くケース 2014 年 度 + +3.2 +1.2 (7 月 の 見 通 し) +1.0 +3.3 +1.3 2015 年 度 +1.5 +2.4 +1.7 (7 月 の 見 通 し) +1.5 +2.6 +1.9 2016 年 度 +1.2 +2.8 +2.1 (7 月 の 見 通 し) +1.3 +2.8 +2.1 見 通 しの 上 振 れ 下 振 れ 要 因 景 気 1 輸 出 動 向 2 消 費 税 率 引 き 上 げの 影 響 3 企 業 や 家 計 の 中 長 期 的 な 成 長 期 待 4 財 政 の 中 長 期 的 な 持 続 可 能 性 物 価 1 企 業 や 家 計 の 中 長 期 的 な 予 想 物 価 上 昇 率 の 動 向 2 マクロ 的 な 需 給 バランス 3 物 価 上 昇 率 のマクロ 的 な 需 給 バランスに 対 する 感 応 度 4 輸 入 物 価 の 動 向 7
月 間 買 入 予 定 額 の 推 移 実 施 日 買 入 金 額 利 付 国 債 ( 変 動 利 付 債 物 価 連 動 債 を 除 く) 変 動 利 付 債 ( 隔 月 ) ( 兆 円 ) 物 価 連 動 債 ( 隔 月 ) 13.4.5 7.5 兆 円 1 年 以 下 1 年 超 5 年 以 下 5 年 超 10 年 以 下 10 年 超 0.22 3.0 3.4 0.8 0.14 0.02 13.4.19 7 兆 円 強 0.22 3.0~ 3.0~ 0.8~ 0.14 0.02 3.5 3.5 1.2 13.6.3 7 兆 円 強 0.22 3.0~ 2.7~ 1.0~ 0.14 0.02 を 基 本 4.2 3.6 1.5 14.6.2 6~8 兆 円 0.22~ 3.0~ 2.7~ 0.75~ 0.14 0.02 を 基 本 0.4 4.2 3.6 1.75 14.6.23 6~8 兆 円 0.22~ 3.0~ 2.7~ 0.65~ 0.14 0.02 を 基 本 4.2 3.6 1.75 14.11.4 8~12 兆 円 0.22~ 3.0~ 2.4~ 0.65~ 0.14 0.02 を 基 本 7.2 3.6 2.0 14.12.1 8~12 兆 円 0.22~ 3.0~ 2.4~ 0.65~ 0.14 0.02 を 基 本 7.2 3.6 2.0 政 策 効 果 の 浸 透 を 促 すため 市 場 動 向 を 踏 まえて 弾 力 的 に 運 用 8
日 本 の 長 期 金 利 (1) 年 限 別 利 回 り 3.0 2.5 2.0 1.5 (%) 2 年 新 発 債 5 年 新 発 債 10 年 新 発 債 20 年 新 発 債 30 年 新 発 債 40 年 新 発 債 量 的 質 的 金 融 緩 和 量 的 質 的 金 融 緩 和 導 入 (4/4) 拡 大 (10/31) (%) 2.0 1.5 1.0 1.450% (40 年 ) 1.370% (30 年 ) 1.115% (20 年 ) 1.0 0.0 0.0 0.355% (10 年 ) 0.045% (5 年 ) 0.000% (2 年 ) - 10年 11 12 13 14-14/10月 14/11 14/12 (2)イールド カーブ 2.0 (%) 2014/10/30 2014/12/16 1.5 1.0 0.0 - (%) 0.2 0.1 変 化 幅 0.0-0.1-0.2-0.3-0.4-1 年 2 年 3 年 4 年 5 年 6 年 7 年 8 年 9 年 10 年 15 年 20 年 30 年 40 年 ( 資 料 ) 日 本 相 互 証 券 Bloomberg 9
国 債 市 場 の 流 動 性 指 標 (1) 出 来 高 と 売 買 回 転 率 (10 年 新 発 債 ) ( 兆 円 ) 量 的 質 的 金 融 緩 和 導 入 (4/4) 量 的 質 的 金 融 緩 和 拡 大 (10/31) (%) 10 出 来 高 売 買 回 転 率 ( 右 目 盛 ) 0.4 8 0.3 6 0.2 4 0.1 2 0.0 05 年 06 07 08 09 10 11 12 13 14 0 (2) 値 幅 出 来 高 比 率 (10 年 新 発 債 ) 700 (07 年 平 均 =100) 600 500 400 300 200 100 0 05 年 06 07 08 09 10 11 12 13 14 ( 注 )1. 後 方 10 日 移 動 平 均 2.(1)の 売 買 回 転 率 は 出 来 高 を 発 行 量 で 除 して 算 出 ( 資 料 )QUICK 10
2014 年 11 月 5 日 日 本 銀 行 金 融 市 場 局 市 場 参 加 者 との 対 話 の 強 化 に 向 けた 取 り 組 みについて 1 日 本 銀 行 は 2013 年 4 月 に 導 入 した 量 的 質 的 金 融 緩 和 のもと 国 債 や 各 種 のリスク 性 資 産 など 広 範 な 金 融 資 産 を 買 い 進 めてきている さらに 本 年 10 月 31 日 には 量 的 質 的 金 融 緩 和 を 拡 大 し 国 債 などの 買 入 れペースを 引 き 上 げている こうしたもとで 日 本 銀 行 金 融 市 場 局 では 新 たに 以 下 のようなイニシアチ ブを 通 じて 金 融 市 場 の 動 向 や 機 能 度 日 本 銀 行 の 各 種 資 産 買 入 れなどのオペ レーションが 市 場 に 及 ぼす 影 響 などについて 注 意 深 く 点 検 するとともに 市 場 参 加 者 との 対 話 を 一 段 と 強 化 していく 考 えである 2 1. 債 券 市 場 サーベイ の 導 入 日 本 銀 行 金 融 市 場 局 では 新 たに 四 半 期 毎 の 債 券 市 場 サーベイ を 導 入 す る このサーベイを 通 じて 市 場 参 加 者 からみた 債 券 市 場 の 機 能 度 や 先 行 きの 金 利 見 通 しなどを 継 続 的 に 把 握 するとともに サーベイから 得 られた 情 報 を 有 益 に 活 用 し 市 場 参 加 者 との 対 話 を 一 段 と 強 化 していきたいと 考 えている 本 サーベイは 2015 年 入 り 後 準 備 が 整 い 次 第 速 やかに 開 始 する 予 定 である ( 参 考 ) 債 券 市 場 サーベイ の 概 要 調 査 対 象 先 国 債 売 買 オペ 先 のうち サーベイにご 協 力 頂 ける 先 調 査 項 目 債 券 市 場 の 機 能 度 や 金 利 見 通 しなど 調 査 頻 度 四 半 期 毎 (2 月 5 月 8 月 11 月 に 調 査 実 施 ) 公 表 時 期 原 則 として 調 査 月 翌 月 の 金 融 政 策 決 定 会 合 初 日 の 5 営 業 日 前 公 表 方 法 日 本 銀 行 ホームページに 掲 載 1 日 本 銀 行 金 融 市 場 局 は 従 来 から 各 種 市 場 取 引 の 動 向 や 市 場 構 造 の 把 握 さらには 市 場 機 能 の 維 持 向 上 に 向 けた 様 々な 取 り 組 みを 行 っている このような 取 り 組 みの 例 としては 証 券 化 市 場 フォーラム (2003~2004 年 )の 開 催 や 東 京 短 期 金 融 市 場 サ ーベイ (2008 年 ~)の 実 施 国 債 補 完 供 給 制 度 の 利 便 性 向 上 などが 挙 げられる 2 日 本 銀 行 では 2013 年 4 月 4 日 の 量 的 質 的 金 融 緩 和 の 導 入 時 の 対 外 公 表 文 にお いて 同 政 策 の 実 施 を 円 滑 に 行 うためには 市 場 参 加 者 の 協 力 が 欠 かせないとの 認 識 の もとに 市 場 参 加 者 との 対 話 の 強 化 を 図 ることを 明 示 している 今 回 の 各 種 の 取 り 組 みは こうした 考 え 方 に 沿 ったものである 11
2. 国 庫 短 期 証 券 の 銘 柄 別 買 入 額 の 公 表 頻 度 の 引 き 上 げ 国 庫 短 期 証 券 について 市 場 参 加 者 が 個 別 銘 柄 毎 の 市 中 流 通 額 の 把 握 分 析 を 行 う 際 の 利 便 性 向 上 に 資 する 観 点 から 日 本 銀 行 による 国 庫 短 期 証 券 の 銘 柄 別 買 入 額 の 公 表 頻 度 を 下 記 のとおり 引 き 上 げることとした( 本 年 11 月 10 日 時 点 の 残 高 にかかる 公 表 <11 月 12 日 公 表 予 定 >から 開 始 ) 従 来 の 取 扱 い 変 更 後 の 取 扱 い 公 表 頻 度 月 1 回 月 3 回 公 表 の タイミング 毎 月 の 最 終 営 業 日 時 点 の 残 高 を 2 営 業 日 後 の 夕 刻 に 公 表 ( 注 毎 月 10 日 20 日 ) および 最 終 営 業 日 時 点 の 残 高 を 各 々 の 2 営 業 日 後 の 夕 刻 に 公 表 ( 注 )10 日 または 20 日 が 休 日 に 該 当 する 場 合 は 直 前 営 業 日 時 点 の 残 高 を 公 表 する 3. 東 京 短 期 金 融 市 場 サーベイ の 公 表 早 期 化 と 一 段 の 活 用 日 本 銀 行 金 融 市 場 局 が 2008 年 以 降 実 施 している 東 京 短 期 金 融 市 場 サーベイ については 従 来 サーベイ 実 施 時 点 (8 月 )から 結 果 公 表 ( 同 年 12 月 ~ 翌 年 2 月 )までかなりの 期 間 を 要 していたが 今 般 市 場 参 加 者 からの 要 望 などを 踏 まえ 可 能 な 限 りの 公 表 早 期 化 を 図 ることとした すなわち 調 査 の 基 準 時 点 は 従 来 同 様 7 月 末 時 点 とし 時 系 列 的 な 比 較 可 能 性 を 確 保 する 一 方 結 果 の 公 表 は 従 来 比 2~4 か 月 以 上 前 倒 しし 本 年 については 10 月 10 日 に 公 表 した 日 本 銀 行 金 融 市 場 局 としては 前 述 の 債 券 市 場 サ-ベイ ともあわせ こ れらのサーベイから 得 られる 情 報 を 極 力 速 やかに 関 係 者 と 共 有 するとともに 市 場 参 加 者 との 対 話 や 市 場 機 能 の 維 持 向 上 に 向 けた 取 り 組 みにおいて こ れらのサーベイを 一 段 と 活 用 していきたいと 考 えている 以 上 < 照 会 先 > 日 本 銀 行 金 融 市 場 局 市 場 企 画 課 新 見 (03-3277-1244) 土 川 (03-3277-3024) 12