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目 次 1. はじめに... 1 2. 安 全 に 関 する 基 本 方 針 ( 安 全 方 針 安 全 重 点 施 策 )... 2 3. 安 全 確 保 のための 具 体 的 取 り 組 み( 安 全 重 点 施 策 の 進 捗 状 況 ) (1) 本 社 現 業 一 体 での 問 題 等 早 期 把 握 による 事 故 防 止... 3 (2) 事 故 情 報 の 確 実 な 伝 達 と 対 策 実 施 による 再 発 防 止... 4 (3) 着 実 な 教 育 訓 練 の 実 施 による 資 質 の 維 持 向 上... 6 (4) 設 備 面 の 安 全 対 策 の 推 進... 8 (5) 安 全 確 保 のための 施 設 設 備... 9 (6) その 他 の 取 り 組 み... 15 4. 安 全 運 行 を 支 える 日 々の 取 り 組 み (1) 線 路 の 保 守 管 理... 16 (2) 電 気 施 設 の 保 守 管 理... 16 (3) 車 両 の 保 守 管 理... 17 (4) 列 車 の 運 行... 17 5. 安 全 管 理 体 制 (1) 安 全 管 理 体 制 図... 19 (2) 安 全 管 理 の 方 法... 20 6. 2014 年 度 事 故 障 害 に 関 する 報 告 (1) 運 転 事 故... 21 (2) 輸 送 障 害... 21 (3) 電 気 事 故... 22 (4) 災 害... 22 (5) インシデント( 事 故 の 兆 候 )... 22 (6) 行 政 指 導 等... 22 (7) その 他... 22 7. 伊 豆 急 行 からのお 願 い (1) 踏 切 でのお 願 い... 23 (2)ホームでのお 願 い... 23 (3)その 他 のお 願 い... 24 安 全 報 告 書 へのご 意 見 募 集... 26

1.はじめに 平 素 より 伊 豆 急 行 線 をご 利 用 いただき 誠 にありがとうございます 鉄 道 事 業 者 にとりまして 安 全 の 確 保 が 全 てに 最 優 先 することは 言 うまでもありま せん 当 社 では 安 全 確 保 のための 体 制 等 を 定 めた 安 全 管 理 規 程 に 基 づき 役 員 を はじめ 従 業 員 一 人 ひとりが 安 全 の 向 上 に 向 け 一 丸 となって 取 り 組 んでおります また 毎 年 12 月 に 国 土 交 通 省 の 通 達 により 輸 送 事 業 全 体 で 実 施 する 年 末 年 始 輸 送 等 に 関 する 安 全 総 点 検 のほか 当 社 独 自 の 取 り 組 みとして 毎 年 6 月 を 運 転 無 事 故 推 進 月 間 と 定 め 全 社 的 に 安 全 作 業 の 再 確 認 や 安 全 意 識 の 高 揚 を 図 っておりま す そのような 中 2014 年 度 においては トンネル 補 強 工 事 を 継 続 して 実 施 したほか 災 害 時 の 緊 急 輸 送 道 路 と 交 差 する 高 架 橋 の 耐 震 補 強 工 事 変 圧 器 の 更 新 などの 安 全 対 策 を 推 進 したほか 安 全 に 関 する 教 育 や 訓 練 の 充 実 など ハード ソフト 両 面 での 様 々な 取 り 組 みを 実 施 し 安 全 面 の 強 化 を 推 進 してまいりました 10 月 には 鉄 道 運 転 無 事 故 が2 年 間 ( 連 続 18 年 9か 月 ) 皆 無 であったことに 対 し 中 部 運 輸 局 運 輸 関 係 優 良 事 業 者 等 表 彰 を 受 彰 することができましたが 安 全 確 保 にゴー ルはなく その 継 続 に 向 けて 気 持 ちを 新 たにしたところでございます 今 後 も 事 故 に 繋 がりかねない 細 かな 事 象 に 対 しても 敏 感 にアンテナを 張 り お 客 さまに 対 して 安 全 安 心 そして 信 頼 を 提 供 できる 鉄 道 会 社 を 目 指 してまいります この 報 告 書 は 鉄 道 事 業 法 に 基 づき 当 社 の 安 全 管 理 の 取 り 組 みや 実 態 について 自 ら 振 り 返 るとともに 皆 さまに 広 くご 理 解 いただくために 公 表 するものでございます 皆 さまからの 貴 重 なお 声 を 反 映 し 安 全 の 確 保 をより 強 固 な 形 にするためにも 率 直 な ご 意 見 をいただけましたら 幸 いです 2015 年 9 月 伊 豆 急 行 株 式 会 社 取 締 役 社 長 小 林 秀 樹 - 1 -

2. 安 全 に 関 する 基 本 方 針 当 社 では 安 全 に 関 する 基 本 的 な 考 えを 安 全 方 針 に 定 め 安 全 方 針 の 考 えに 沿 って 輸 送 の 安 全 を 確 保 するために 実 施 する 具 体 的 な 取 り 組 み 内 容 を 安 全 重 点 施 策 と して 定 めています 安 全 方 針 安 全 の 確 保 は お 客 さまに 対 する 鉄 道 事 業 の 最 大 かつ 最 重 要 の 責 務 である その 安 全 は 従 業 員 一 人 ひとりがルールを 遵 守 し 基 準 作 業 を 確 実 に 遂 行 することによって 支 えられている 私 たちは 鉄 道 事 業 者 としての 誇 りを 持 ち 本 社 と 現 業 および 現 業 間 の 双 方 向 コミュニケーションをしっかりと 行 い 安 全 の 障 害 となる 問 題 を 一 体 となって 速 やかに 解 決 し お 客 さまに 対 する 責 務 を 誠 実 に 果 たす 取 締 役 社 長 安 全 重 点 施 策 1. 本 社 現 業 一 体 での 問 題 等 早 期 把 握 による 事 故 防 止 2. 事 故 情 報 の 確 実 な 伝 達 と 対 策 実 施 による 再 発 防 止 3. 着 実 な 教 育 訓 練 の 実 施 による 資 質 の 維 持 向 上 4. 設 備 面 の 安 全 対 策 の 推 進 - 2 -

3. 安 全 確 保 のための 具 体 的 取 り 組 み - 安 全 重 点 施 策 の 進 捗 状 況 - (1) 本 社 現 業 一 体 での 問 題 等 早 期 把 握 による 事 故 防 止 1 経 営 陣 による 現 場 巡 視 社 長 をはじめとする 経 営 陣 が 定 期 的 に 鉄 道 施 設 および 現 業 職 場 を 巡 視 しています また 巡 視 先 では 従 業 員 との 意 見 交 換 を 通 じて 安 全 管 理 の 実 施 状 況 を 確 認 しています 経 営 陣 による 線 路 巡 視 経 営 陣 による 駅 区 巡 視 2 安 全 統 括 管 理 者 意 見 交 換 会 安 全 統 括 管 理 者 は 現 業 第 一 線 の 従 業 員 との 意 見 交 換 会 を 開 催 し 従 業 員 の 生 の 声 を 聴 くとともに 安 全 の 重 要 性 および 日 頃 感 じている 業 務 上 の 疑 問 や 改 善 策 について 話 し 合 い 本 社 と 現 業 部 門 との 双 方 向 コミュニケーションの 拡 充 を 図 っています 運 輸 部 門 との 意 見 交 換 会 技 術 部 門 との 意 見 交 換 会 3 ヒヤリ ハット 情 報 の 収 集 および 共 有 本 社 現 業 および 現 業 職 場 間 で 共 有 し 対 策 等 を 講 ずるとともに 同 情 報 を 事 故 防 止 会 議 の 定 例 議 題 とすることにより 事 故 等 の 未 然 防 止 に 努 めています - 3 -

(2) 事 故 情 報 の 確 実 な 伝 達 と 対 策 実 施 による 再 発 防 止 1 事 故 等 発 生 時 の 情 報 伝 達 召 集 体 制 運 輸 指 令 は 運 行 管 理 システムで 全 線 の 列 車 の 運 行 状 況 を また 電 力 指 令 は 電 力 管 理 システムで 全 線 の 送 電 状 況 を 把 握 し 事 故 や 障 害 等 が 発 生 した 場 合 は その 情 報 を 直 ちに 運 輸 指 令 から 各 列 車 や 本 社 を 含 む 関 係 職 場 に 伝 達 する 体 制 を 整 えています また 勤 務 時 間 外 においても 緊 急 連 絡 網 により 従 業 員 へ 情 報 伝 達 召 集 する 体 制 を 整 えています 電 力 指 令 運 輸 指 令 2 事 故 防 止 会 議 の 開 催 運 輸 部 門 ( 本 社 現 業 )および 管 理 部 門 の 責 任 者 による 事 故 防 止 会 議 を 毎 月 開 催 し 当 社 で 発 生 した 輸 送 障 害 等 の 原 因 につい て 分 析 検 証 を 行 うことにより 情 報 共 有 や 再 発 防 止 策 を 策 定 し 輸 送 障 害 の 再 発 防 止 事 故 の 未 然 防 止 に 努 めています また 他 社 で 発 生 した 事 故 やインシデント を 当 社 に 置 き 換 えて 想 定 し 現 状 や 対 策 の 報 告 を 行 うことにより 類 似 事 故 等 の 防 止 に 努 めています なお 社 長 が 定 期 的 に 同 会 議 に 出 席 し 安 全 管 理 体 制 の 確 認 および 安 全 に 関 して 直 接 指 示 できる 体 制 を 整 えています 事 故 防 止 会 議 輸 送 障 害 : 運 転 事 故 以 外 で 発 生 した 列 車 運 休 または 30 分 以 上 の 列 車 の 列 車 遅 延 3 事 故 および 災 害 事 例 の 掲 出 過 去 に 当 社 で 発 生 した 事 故 や 災 害 を 風 化 さ せることなく 現 在 の 安 全 に 関 するシステ ムや 設 備 は 過 去 の 事 故 の 教 訓 から 成 り 立 っ ていることの 意 識 向 上 を 図 るため 事 故 災 害 事 例 パネルを 本 社 および 現 業 事 務 所 に 掲 出 しています 事 故 災 害 事 例 パネル - 4 -

4 踏 切 事 故 防 止 に 関 する 取 り 組 み 毎 年 4 月 に 沿 線 小 学 1 年 生 を 対 象 に こども 向 けの 啓 発 グッズおよび 踏 切 を 渡 る 際 の 注 意 事 項 が 記 載 されたチラシを 配 布 しています 沿 線 小 学 校 へ 配 布 注 意 事 項 が 記 載 されたチラシ 日 本 民 営 鉄 道 協 会 提 供 9 月 には 沿 線 の 主 な 踏 切 において 伊 東 下 田 両 警 察 と 合 同 で 踏 切 を 通 行 す る 皆 さまに 啓 発 グッズを 配 布 しなが ら 踏 切 事 故 防 止 へのご 協 力 をお 願 い する 活 動 を 行 っています 警 察 との 踏 切 事 故 防 止 活 動 伊 豆 急 下 田 駅 付 近 春 秋 の 全 国 交 通 安 全 運 動 実 施 期 間 中 駅 および 列 車 内 で 踏 切 事 故 防 止 へのご 協 力 をお 願 いする 放 送 を 行 うほか 列 車 内 に 踏 切 事 故 防 止 のお 知 らせを 掲 出 しています 踏 切 で 事 故 や 悪 戯 等 が 発 生 した 場 合 の 連 絡 先 として 踏 切 管 理 センターを 設 置 し 24 時 間 対 応 できる 体 制 をとっています 緊 急 時 の 連 絡 先 ( 踏 切 管 理 センター)は 当 社 線 の 踏 切 に 表 記 されています 当 社 のポケット 時 刻 表 に 自 動 車 が 踏 切 内 に 閉 じ 込 められた 場 合 の 対 処 方 法 として 非 常 ボタンの 操 作 遮 断 かんの 押 し 出 し 方 法 を 掲 載 しています 年 間 約 1 万 枚 を 配 布 - 5 -

(3) 着 実 な 教 育 訓 練 の 実 施 による 資 質 の 維 持 向 上 1 講 習 会 等 による 教 育 訓 練 の 実 施 教 育 訓 練 計 画 に 基 づき 定 期 的 に 講 習 会 等 による 教 育 訓 練 を 実 施 し 事 故 や 障 害 が 発 生 した 場 合 でも 安 全 確 実 迅 速 な 対 応 ができるよう 技 能 や 知 識 の 向 上 を 図 って います 2014 年 度 は 踏 切 道 にて 乗 用 車 との 衝 突 事 故 を 想 定 した 異 常 時 総 合 復 旧 訓 練 を 伊 東 警 察 署 伊 東 市 消 防 本 部 と 合 同 で 実 施 することにより 関 係 各 所 と 連 携 等 の 確 認 を 行 いました 消 防 隊 員 と 係 員 が 協 力 して 負 傷 者 を 救 出 警 察 官 消 防 隊 員 乗 務 員 と 協 力 して 非 常 梯 子 設 置 対 策 本 部 へ 被 害 状 況 等 を 報 告 する 本 部 員 脱 線 した 車 両 の 復 旧 作 業 損 傷 した 線 路 の 復 旧 作 業 損 傷 した 電 車 線 の 復 旧 作 業 異 常 時 総 合 復 旧 訓 練 ( 伊 東 警 察 署 伊 東 市 消 防 本 部 伊 豆 急 行 ) - 6 -

図 上 による 津 波 避 難 訓 練 運 輸 区 駅 運 輸 指 令 合 同 講 習 会 列 車 緊 急 停 止 ( 列 車 防 護 ) 訓 練 ( 保 線 区 電 気 区 協 力 会 社 ) レール 折 損 時 における 応 急 復 旧 訓 練 ( 保 線 区 ) 列 車 見 張 員 講 習 会 ( 保 線 区 電 気 区 ) 2 防 災 訓 練 の 実 施 鉄 道 異 常 時 の 対 応 力 向 上 を 目 的 として 全 社 的 に 駿 河 南 海 トラフを 震 源 とする 巨 大 地 震 および 津 波 被 害 を 想 定 した 大 規 模 地 震 防 災 訓 練 を 実 施 しました 被 害 状 況 等 の 情 報 を 収 集 する 本 部 員 本 部 長 へ 被 害 状 況 等 を 報 告 する 本 部 員 - 7 -

(4) 設 備 面 の 安 全 対 策 の 推 進 安 全 関 連 投 資 として 2014 年 度 は 設 備 投 資 総 額 約 6.5 億 円 のうち 約 5.1 億 円 を 投 入 し トンネル 法 面 などの 補 強 や 改 修 工 事 電 気 設 備 などを 更 新 しました 1 施 設 等 の 改 良 更 新 谷 津 トンネル 補 強 工 事 万 畑 トンネル 坑 口 付 近 の 法 面 防 護 工 事 伊 豆 高 原 変 電 所 変 圧 器 の 更 新 2 自 然 災 害 対 策 地 震 津 波 対 策 東 海 東 南 海 南 海 トラフ 巨 大 地 震 対 策 として 緊 急 輸 送 道 路 を 交 差 している 橋 梁 の 耐 震 工 事 を 実 施 しました 緊 急 輸 送 道 路 ( 県 道 12 号 伊 東 ~ 修 善 寺 線 )と 交 差 する 架 道 橋 の 耐 震 補 強 - 8 -

(5) 安 全 確 保 のための 施 設 設 備 1 災 害 対 策 津 波 対 策 高 台 への 避 難 が 困 難 な 海 岸 線 で 列 車 が 緊 急 停 止 した 場 合 のお 客 さまの 避 難 ルート を 確 保 するため 片 瀬 白 田 駅 ~ 伊 豆 稲 取 駅 間 の2か 所 に 緊 急 避 難 通 路 を 設 置 し 係 員 の 誘 導 によりご 利 用 いただけます [27k380m] 緊 急 用 避 難 通 路 [26k960m] 津 波 避 難 看 板 片 瀬 白 田 駅 の 海 抜 標 全 駅 改 札 口 付 近 に 設 置 - 9 -

地 震 対 策 地 震 計 の 設 置 : 沿 線 4 地 点 に 自 社 の 地 震 計 を 設 置 し 震 度 を 計 測 しています 震 度 3を 感 知 した 場 合 は 列 車 の 運 転 規 制 さらに 震 度 4 以 上 を 感 知 し た 場 合 は 運 転 規 制 および 線 路 警 戒 を 実 施 します 緊 急 地 震 速 報 : 気 象 庁 が 配 信 する 緊 急 地 震 速 報 を 活 用 し 震 度 4 以 上 の 揺 れが 予 測 される 場 合 には 運 輸 指 令 から 全 列 車 に 緊 急 停 止 信 号 を 送 信 し 列 車 の 停 止 手 配 をとります 地 震 計 器 類 降 雨 対 策 雨 量 計 の 設 置 : 沿 線 12 地 点 で 降 雨 量 を 計 測 して います 降 雨 量 が 規 制 値 を 超 えた 場 合 は 列 車 の 運 転 規 制 および 線 路 警 戒 を 実 施 します 強 風 対 策 風 速 計 の 設 置 : 沿 線 9 地 点 に 風 速 計 を 設 置 し 風 速 を 計 測 しています 風 速 が 規 制 値 を 超 えた 場 合 は 列 車 の 運 転 規 制 を 実 施 します 雨 量 計 風 速 計 地 震 降 雨 強 風 により 運 転 規 制 値 に 達 した 場 合 は 自 動 配 信 メールで 関 係 従 業 員 に 通 知 し 迅 速 な 対 応 を 図 っています - 10 -

落 石 対 策 沿 線 法 面 の 落 石 等 への 備 えとして 全 13 箇 所 で 落 石 検 知 装 置 を 設 置 し 常 時 監 視 しています その 他 必 要 箇 所 に 落 石 防 護 フェンス 等 を 設 置 しています 落 石 警 報 線 落 石 防 護 フェンスに 敷 設 している 落 石 警 報 線 落 石 警 報 機 落 石 警 報 機 ( 動 作 ) 落 石 検 知 装 置 とは 線 路 沿 線 の 法 面 などからの 落 石 等 を 検 知 すると 落 石 警 報 機 の5つの 赤 色 灯 が 時 計 回 りに 点 滅 しながら 旋 回 し 同 箇 所 に 接 近 してくる 列 車 と 運 輸 指 令 に 異 常 の 発 生 を 知 らせる 装 置 落 石 防 護 フェンス - 11 -

2 車 両 の 安 全 対 策 非 常 通 報 装 置 列 車 内 で 急 病 人 や 緊 急 事 態 が 発 生 した 場 合 に 乗 務 員 に 通 報 できるよう 全 車 両 に 非 常 通 報 装 置 を 設 置 しています 非 常 通 報 装 置 車 両 間 転 落 防 止 用 幌 お 客 さまのホームから 車 両 間 への 転 落 を 防 止 するため 中 間 車 両 の 間 に 幌 を 設 置 しています 運 転 士 異 常 時 列 車 停 止 装 置 運 転 士 の 体 調 が 急 変 した 場 合 に 列 車 を 停 止 させるため 自 動 的 に 非 常 ブレーキを 動 作 させる 装 置 を2 種 類 (デッドマン 装 置 EB 装 置 ) 導 入 し 当 社 の2100 系 8000 系 および 当 社 に 乗 り 入 れるJR 車 のすべての 編 成 で いずれかを 搭 載 して います 車 両 間 転 落 防 止 用 幌 デッドマン 装 置 とは 運 転 操 作 ハンドルから 手 が 離 れると 自 動 的 に 非 常 ブレーキがかかる 装 置 (8000 系 に 搭 載 ) EB 装 置 とは 運 転 操 作 が1 分 間 行 われないことを 検 知 すると 警 報 ブザーが5 秒 間 鳴 動 し その 間 に 運 転 操 作 またはリセット 扱 いが 行 われなかった 場 合 に 自 動 的 に 非 常 ブレーキが かかる 装 置 (2100 系 に 搭 載 ) - 12 -

3 列 車 運 行 の 安 全 対 策 列 車 の 運 行 を 常 時 監 視 することにより ダイヤが 乱 れた 場 合 には 正 常 運 転 に 戻 すため の 運 転 整 理 や 事 故 等 が 発 生 した 場 合 の 緊 急 対 応 を 行 っています 風 速 雨 量 地 震 などの 気 象 データも 運 輸 指 令 には 速 やかに 入 るようになっており 気 象 状 況 によっては 運 転 速 度 を 制 限 したり 運 転 を 中 止 したりする 運 転 規 制 を 実 施 す ることにより 安 全 輸 送 を 確 保 しています 運 行 管 理 システム 気 象 監 視 システム 4 駅 の 安 全 対 策 監 視 カメラ 防 犯 およびテロ 対 策 の 一 環 として 全 ての 駅 改 札 付 近 や 待 合 室 等 に 監 視 カメラを 設 置 しています 監 視 カメラ 監 視 モニター 警 告 ブロック 各 駅 のホームに 警 告 ブロック 設 置 し 安 全 性 の 向 上 を 図 っています ( 稲 梓 駅 を 除 く) 警 告 ブロック - 13 -

車 いす ベビーカーへの 注 意 喚 起 ホームの 傾 斜 による 車 いすやベビーカーの 列 車 接 触 およびホームから 線 路 上 への 転 落 事 故 を 防 止 するため 駅 に 設 置 されているエレベーターの 乗 降 口 やエレベータ ー 内 等 に 注 意 喚 起 文 を 掲 出 しています 注 意 喚 起 文 5 踏 切 の 安 全 対 策 踏 切 障 害 検 知 装 置 踏 切 内 の 支 障 物 をセンサーによ り 自 動 的 に 検 知 し 接 近 してくる 列 車 の 運 転 士 対 し 踏 切 内 で 異 常 があることを 知 らせます 踏 切 非 常 ボタン 踏 切 内 でトラブルが 発 生 した 場 合 または 見 かけた 場 合 など 踏 切 警 報 器 付 近 に 設 置 された 非 常 ボタン を 押 すことにより 接 近 してくる 列 車 の 運 転 士 に 対 し 踏 切 内 で 異 常 があることを 知 らせ ます 発 光 信 号 踏 切 障 害 センサー 非 常 ボタンを 押 した 場 合 は 踏 切 管 理 センターまで 連 絡 してください 非 常 押 しボタン 発 光 信 号 とは 踏 切 障 害 検 知 装 置 が 動 作 または 踏 切 非 常 ボタンを 押 した 場 合 に 発 光 信 号 機 の2 つの 赤 色 灯 が 点 滅 し 同 箇 所 に 接 近 してくる 列 車 に 異 常 の 発 生 を 知 らせる - 14 -

(6)その 他 の 取 り 組 み 1 お 客 さまの 声 に 対 する 取 り 組 み 当 社 では 全 駅 に 設 置 されている お 客 さま の 声 ボックス や 電 子 メールなどを 通 じて ご 利 用 のお 客 さまや 沿 線 にお 住 まいの 皆 さま の 声 を 収 集 し お 客 さまの 視 点 での 貴 重 なご 意 見 を 経 営 に 反 映 させるよう 積 極 的 に 取 り 組 んでいます 2 こども110 番 の 駅 に 対 する 取 り 組 み 登 下 校 時 を 中 心 として こどもたちがトラブルに 巻 き 込 まれる 事 件 が 数 多 く 発 生 して います こどもたちを 犯 罪 から 守 るため 窓 口 営 業 を 行 っている 駅 に こども110 番 の 駅 の 表 示 を 掲 げ より 一 層 安 心 してご 利 用 いただける 駅 づくりに 取 り 組 んでい ます 駅 係 員 は 不 審 者 等 から 逃 れるなど 駅 に 逃 げ 込 んできたこどもの 安 全 を 確 保 するた め こどもが 駅 に 助 けを 求 めてきた 場 合 に 保 護 するとともに 110 番 通 報 を 行 うな どの 対 応 をとります こども110 番 の 駅 の 表 示 3 キャンペーン イベントでの 取 り 組 み 伊 豆 急 でんしゃまつり において 踏 切 非 常 ボタン 操 作 体 験 コーナー を 設 け ご 来 場 された 多 くのお 客 様 に 非 常 ボタンの 操 作 を 体 験 していただきました - 15 -

4. 安 全 運 行 を 支 える 日 々の 取 り 組 み (1) 線 路 の 保 守 管 理 保 線 係 員 は 線 路 や 法 面 などを 常 に 安 全 な 状 態 に 保 つため 徒 歩 や 列 車 添 乗 による 点 検 確 認 保 守 作 業 を 計 画 的 に 行 っています また 日 中 の 作 業 のほか 夜 間 作 業 に おいても 路 盤 の 整 備 や 改 良 工 事 などを 実 施 しています 線 路 の 歪 み 修 正 道 床 の 整 備 (2) 電 気 施 設 の 保 守 管 理 電 気 係 員 は 列 車 をはじめとする 鉄 道 施 設 へ 安 定 した 電 力 を 供 給 するため 電 路 設 備 や 沿 線 に7 箇 所 ある 変 電 設 備 の 検 査 点 検 を 行 っています このほか 信 号 保 安 装 置 や 列 車 無 線 などの 検 査 点 検 も 行 っています 信 号 設 備 の 点 検 電 路 設 備 の 点 検 - 16 -

(3) 車 両 の 保 守 管 理 車 両 係 員 は 安 全 快 適 な 列 車 運 行 を 維 持 するため 伊 豆 高 原 駅 構 内 にある 車 両 基 地 で 車 両 機 器 の 機 能 試 験 や 各 種 定 期 検 査 改 良 などを 行 っています 床 下 機 器 の 点 検 台 車 の 点 検 (4) 列 車 の 運 行 乗 務 員 は 乗 務 前 に 監 督 者 から 健 康 状 態 の 確 認 やアルコール 測 定 を 受 けるとともに 乗 務 点 呼 により 運 転 取 扱 いに 関 する 指 示 事 項 や 注 意 点 変 更 点 などを 確 認 し 安 全 の 確 保 に 努 めています また 監 督 者 が 定 期 的 に 乗 務 員 に 対 する 運 転 台 添 乗 を 実 施 するこ とにより 正 則 作 業 の 徹 底 がなされているか 確 認 しています 乗 務 点 呼 監 督 者 の 運 転 台 添 乗 指 導 - 17 -

駅 係 員 は 全 線 の 転 てつ 器 のメンテナンスを 定 期 的 に 行 い 列 車 の 安 全 運 行 に 努 めて います また 列 車 運 行 管 理 システムにより 信 号 を 制 御 して 列 車 を 運 行 していますが 異 常 時 には 各 駅 で 手 動 により 信 号 を 制 御 する 場 合 があります それに 備 えて 信 号 担 務 者 による 訓 練 を 行 っています 転 てつ 器 メンテナンス 信 号 取 扱 い 訓 練 - 18 -

5. 安 全 管 理 体 制 (1) 安 全 管 理 体 制 図 社 長 を 頂 点 とする 安 全 管 理 体 制 を 構 築 し 各 責 任 者 の 輸 送 の 安 全 確 保 に 関 する 責 任 権 限 を 明 確 にしています 2015 年 9 月 現 在 取 締 役 社 長 取 締 役 会 安 全 統 括 管 理 者 ( 取 締 役 ) 運 輸 部 長 企 画 部 長 総 括 課 長 運 転 管 理 者 車 両 管 理 者 ( 運 輸 課 長 ) 施 設 管 理 者 ( 技 術 課 長 ) 伊 豆 急 下 田 駅 長 乗 務 員 指 導 管 理 者 伊 豆 高 原 伊 豆 高 原 伊 豆 高 原 ( 伊 豆 高 原 運 輸 区 長 ) 車 両 区 長 保 線 区 長 電 気 区 長 乗 務 担 当 副 区 長 助 役 指 令 担 当 副 区 長 区 長 代 理 助 役 区 長 代 理 助 役 区 長 代 理 助 役 運 転 士 運 輸 指 令 技 術 主 任 車 両 係 技 術 主 任 保 線 係 技 術 主 任 電 気 係 責 任 者 役 割 取 締 役 社 長 安 全 統 括 管 理 者 ( 取 締 役 ) 運 輸 部 長 企 画 部 長 総 括 課 長 運 転 管 理 者 ( 運 輸 課 長 ) 施 設 管 理 者 ( 技 術 課 長 ) 車 両 管 理 者 ( 運 輸 課 長 ) 乗 務 員 指 導 管 理 者 ( 伊 豆 高 原 運 輸 区 長 ) 輸 送 の 安 全 の 確 保 に 関 する 最 終 的 な 責 任 を 負 う 輸 送 の 安 全 の 確 保 に 関 する 業 務 を 統 括 する 運 輸 部 における 安 全 の 確 保 に 関 する 業 務 を 統 括 する 輸 送 の 安 全 の 確 保 に 関 する 投 資 計 画 予 算 計 画 要 員 計 画 その 他 必 要 な 計 画 に 関 する 事 項 を 統 括 する 安 全 管 理 体 制 の 構 築 改 善 のための 取 り 組 みを 進 める 列 車 および 車 両 の 運 転 に 関 する 事 項 を 統 括 する 鉄 道 施 設 に 関 する 事 項 を 統 括 する 車 両 に 関 する 事 項 を 統 括 する 運 転 士 の 資 質 の 保 持 に 関 する 事 項 を 管 理 する - 19 -

(2) 安 全 管 理 の 方 法 1 安 全 管 理 に 関 する 会 議 の 開 催 当 社 では 輸 送 の 安 全 を 推 進 するため 毎 月 事 故 防 止 会 議 を 開 催 し 鉄 道 全 般 にわ たる 安 全 確 保 に 関 する 取 り 組 みを 審 議 報 告 し 同 会 議 の 議 事 録 を 社 内 LANで 全 事 業 所 に 開 示 することにより 情 報 の 共 有 を 図 っています 2 事 故 災 害 時 の 緊 急 体 制 事 故 や 災 害 等 が 発 生 した 場 合 または 台 風 等 の 災 害 が 予 想 される 場 合 には 会 社 規 程 に 基 づいた 対 策 本 部 を 設 置 するなど 状 況 に 応 じた 体 制 をとり 対 応 にあたります 3 安 全 管 理 体 制 の 見 直 し 内 部 監 査 員 による 内 部 安 全 監 査 や 事 故 防 止 会 議 等 により 安 全 に 関 す る 取 り 組 み(PDCA)が 機 能 して いるか 確 認 し 改 善 および 見 直 しを 行 い 安 全 管 理 体 制 の 向 上 に 努 めて います 安 全 統 括 管 理 者 に 対 する 内 部 安 全 監 査 - 20 -

6.2014 年 度 事 故 障 害 に 関 する 報 告 (1) 運 転 事 故 2014 年 度 における 運 転 事 故 の 発 生 はありませんでした (2) 輸 送 障 害 ( 運 転 事 故 以 外 で 発 生 した 30 分 以 上 の 列 車 の 遅 延 や 運 休 ) 2014 年 度 は 輸 送 障 害 が 9 件 発 生 しました 1 輸 送 障 害 の 詳 細 種 類 発 生 日 事 象 運 休 本 数 2014.06.07 大 雨 34 2014.08.10 大 雨 ( 台 風 11 号 ) 10 自 然 災 害 2014.09.11 大 雨 2 2014.10.06 大 雨 ( 台 風 18 号 ) 80 2015.03.01 大 雨 5 車 両 故 障 2014.06.22 ブレーキ 装 置 1 電 気 施 設 2015.02.16 連 動 装 置 2 鉄 道 外 2015.01.27 落 石 ( 動 物 による) 10 2015.03.24 動 物 接 触 ( 鹿 ) 0 2 輸 送 障 害 発 生 件 数 および 運 休 本 数 の 比 較 - 21 -

(3) 電 気 事 故 2014 年 度 における 電 気 事 故 の 発 生 はありませんでした (4) 災 害 2014 年 度 における 災 害 の 発 生 はありませんでした (5)インシデント( 事 故 の 兆 候 ) 2014 年 度 におけるインシデントの 発 生 はありませんでした (6) 行 政 指 導 等 2014 年 度 における 行 政 指 導 等 はありませんでした (7)その 他 近 年 増 加 している 獣 害 対 策 として 防 獣 柵 等 を 設 置 して 列 車 衝 突 のリスク 軽 減 を 図 っています - 22 -

7. 伊 豆 急 行 からのお 願 い 踏 切 でのお 願 い 踏 切 警 報 器 が 鳴 り 始 めた 時 電 車 が 接 近 しています 無 理 な 横 断 は 大 変 危 険 ですので 電 車 の 通 過 を 待 ってから 横 断 してください 踏 切 非 常 ボタンについて 踏 切 で 自 動 車 が 立 ち 往 生 するなど 線 路 を 支 障 していることを 急 いで 乗 務 員 等 に 知 らせたいときに 使 用 してください いたずらなど 非 常 の 場 合 以 外 に 使 用 してはいけません 安 全 確 認 のため 列 車 が 遅 れ 多 くの 人 に 迷 惑 をかけるおそれがあります いたずらなどで 使 用 すると 法 律 に より 罰 せられる 場 合 があります 車 が 踏 切 内 に 閉 じ 込 められた 場 合 について 遮 断 かんを 押 すように 車 をゆっくり 前 進 させてください 遮 断 かんを 押 すことによ り 斜 めに 上 昇 しますので そのまま 脱 出 してください ホームでのお 願 い 歩 きながらの 携 帯 電 話 等 のご 使 用 について ホームからの 転 落 事 故 につながったり 電 車 や 他 のお 客 さまと 接 触 したりするおそ れがあり 大 変 危 険 ですのでお 控 えください 駆 け 込 み 乗 車 について 発 車 間 際 の 駆 け 込 み 乗 車 は 大 変 危 険 なのでおやめください ドアに 挟 まれたり 転 倒 やホームから 転 落 するなどの 大 きな 事 故 につながるおそれがあります 線 路 に 物 を 落 とされた 場 合 について 駅 係 員 にお 知 らせください むやみに 線 路 内 に 下 りることは 電 車 との 接 触 につな がる 恐 れがあり 大 変 危 険 ですのでお 止 めください 駅 営 業 時 間 外 の 駅 については インターホンにて 管 理 駅 にご 連 絡 ください エスカレーター( 伊 豆 高 原 駅 )ご 利 用 について エスカレーター 内 の 歩 行 については おもわぬ 事 故 の 原 因 になりますので おやめ ください エスカレーターご 利 用 される 際 には ベルトにつかまり 黄 色 い 線 の 内 側 にお 乗 りください - 23 -

ベビーカー 車 いす 等 ご 利 用 のお 客 さまへ 駅 ホームでは ホームには 雨 水 の 水 はけをよくするための 傾 斜 がついているため ベビーカーや 車 いすが 傾 斜 により 動 き 出 し ホームから 線 路 に 転 落 したり 列 車 と 接 触 したりす るなどの 事 故 につながるおそれがあります ホームで 列 車 を 待 つときは 線 路 と 平 行 になるようお 停 めいただき ブレーキをかけたうえで 目 や 手 を 離 さないように してください また キャリーケースについても 同 様 のおそれがありますので 目 や 手 を 離 さないようにしてください 列 車 内 では 列 車 は 事 故 防 止 のために 急 停 止 するなど 急 に 揺 れたりすることもあり ベビーカ ーや 車 いすが 動 き 出 したり 転 倒 するなどの 事 故 につながるおそれがあります 列 車 に 乗 っているときは ブレーキをかけたうえで 目 や 手 を 離 さないようにして ください また キャリーケースについても 同 様 のおそれがありますので 目 や 手 を 離 さないようにしてください その 他 のお 願 い 列 車 の 運 行 を 妨 害 する 行 為 等 の 禁 止 線 路 内 に 石 や 物 を 置 くなど 列 車 運 行 に 支 障 となる 行 為 は 列 車 の 脱 線 など 重 大 な 事 故 につながるおそれがありますので 絶 対 におやめください これらの 行 為 を 行 った 場 合 は 法 律 により 罰 せられます また 目 撃 された 場 合 は 最 寄 り 駅 踏 切 管 理 センターまたは 警 察 にお 知 らせください 線 路 への 立 ち 入 り 禁 止 列 車 と 接 触 するといった 思 わぬ 事 故 につながることや 列 車 が 遅 れ 多 くの 人 にも 迷 惑 をかけるなどのおそれがありますので 踏 切 以 外 の 場 所 を 横 断 したり 線 路 内 に 立 ち 入 らないでください 列 車 の 安 全 運 行 に ご 協 力 をお 願 いします - 24 -

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安 全 報 告 書 へのご 意 見 募 集 安 全 報 告 書 の 内 容 や 当 社 の 安 全 への 取 り 組 みにつきましては メール 電 話 および 各 駅 に 設 置 されている お 客 さまの 声 ボックス でお 伺 いしております TEL.0557-53-1111( 代 表 ) FAX.0557-54-2882 営 業 時 間 9:30~18:10( 月 曜 日 ~ 金 曜 日 ) 祝 日 年 末 年 始 および4 月 10 日 ( 創 立 記 念 日 )は 除 く URL.http://www.izukyu.co.jp トップページの お 問 い 合 わせ または お 客 様 の 声 をお 選 びください 伊 豆 急 行 2015 安 全 報 告 書 編 集 発 行 伊 豆 急 行 株 式 会 社 企 画 部 2015 年 9 月 - 26 -