情 報 基 礎 実 習 第 10 回 プレゼンテーション 2007 年 6 月 21 日 長 谷 川 秀 彦 逸 村 裕 本 日 のメニュー プレゼンテーション とは 自 分 のアイデアや 商 品 等 を 他 人 に 紹 介 発 表 すること である 今 日 は プレゼンテーション 用 のスライドを 作 るツールである PowerPoint をマ スターしてもらう 実 際 のプレゼンテーションでは( 提 出 版 の 発 表 資 料 でも) 内 容 の 吟 味 が 一 番 重 要 だが 実 習 時 間 は PowerPoint で 使 える 機 能 の 習 得 に 専 念 しよう なお 2-3 学 期 の 情 報 リテラシ 実 習 では 実 際 にプレゼンテーションをやる 予 定 だそうである: PowerPoint の 基 本 機 能 を 習 得 する 基 本 機 能 を 含 んだスライドを 配 布 資 料 として 用 意 する スライドショーを 見 せながら 基 本 機 能 と 操 作 をチェックしてもらう( 出 席 ) 作 業 の 前 に プリントをよく 読 んで 作 業 の 全 体 像 と 時 間 配 分 を 把 握 しておこう! < 課 題 10> Power Point を 用 いて 条 件 (1)~(10) を 満 足 する 10 分 程 度 のプレゼンテ ーションを 作 成 しなさい テーマは 自 由 なので 出 身 地 あるいは 出 身 校 の 魅 力 を 語 る つくばに 来 てからの3ヶ 月 私 の 一 日 私 の 一 週 間 ドキュメンタリー: 私 の 晩 ご 飯 趣 味 の 紹 介 大 学 紹 介 好 きなアイドルの 紹 介 などなど なんで もよい ただし 伝 えたいことがある( 主 張 がある) ことは 重 要 だし 有 用 性 内 容 説 得 力 なども 加 点 対 象 にする 楽 しさもまた 評 価 対 象 である 必 要 条 件 (1) デザインテンプレートを 使 う (2) スライド 数 は 7 以 上 12 以 下 とする( 厳 守 ) (3) 箇 条 書 きを 使 う (4) 表 を 入 れる (5) 画 像 ( 画 像 ファイル ペイントで 書 いた 絵 Excel のグラフなど)を 入 れる (6) オートシェイプを 使 ったイラストを 入 れる (7) アニメーション 機 能 を 使 う (8) まとめを 書 く (9) 参 照 文 献 を 明 記 する (10) フッターをつける 1
作 成 したプレゼンテーションを1ページ6スライドの 配 布 資 料 として 片 面 印 刷 し 以 下 の 項 目 をまとめた A4 判 のレポートと 一 緒 に 提 出 しなさい 締 切 :6 月 29 日 ( 金 )16:00 提 出 先 : 学 務 レポートボックス(クラスを 間 違 えないこと!) 課 題 名 : 木 曜 日 組 は 情 報 基 礎 実 習 0621 金 曜 日 組 は 情 報 基 礎 実 習 0622 書 式 : A4 いつもの 通 り 自 分 のプレゼンテーションでアピールしたかったこと 自 分 のプレゼンテーションの 目 的 作 成 方 針 工 夫 した 点 目 的 を 達 成 するためにどのような 機 能 を 使 ったか 今 回 の 作 業 プリントでわかりにくかった 所 感 想 コメントなど 1. PowerPoint の 開 始 1 PowerPoint を 起 動 しよう(p.225 の 8.2.1 参 照 ) 2 デザインテンプレートを 選 択 する(p.225 の 8.2.2 参 照 ) 3 画 面 の 3 つの 作 業 領 域 を 確 認 する(p.2227 の 8.2.3 参 照 ) 新 しいスライドを 挿 入 し どのようなスタイルにするかが 指 定 できるようにしておくこ と 表 示 の 切 り 替 えを 活 用 し スライドの 削 除 コピー 移 動 などができること 何 枚 かスライドを 作 ったら スライドショー 機 能 を 使 って プレゼンテーション 時 の 操 作 を 試 してみよう(p.240 の 8.3.1 参 照 ) 作 成 した 資 料 はこまめに 保 存 する 習 慣 をつけよ う!そうでないと 大 事 なプレゼンテーションが 壊 れるかもしれない 2. 箇 条 書 き 表 示 内 容 を 構 造 化 して 表 すには 箇 条 書 きを 活 用 する たとえば パワーポイントで 文 を 表 現 するときは 文 章 にせず 以 下 のような 箇 条 書 きを 使 う ( 悪 い 例 ) 情 報 基 礎 実 習 は 簡 単 だ もっと 難 しい 問 題 がやりたい ( 悪 くない 例 ) 情 報 基 礎 実 習 : 簡 単 もっと 難 しい 問 題 を! 2
3. テキストボックス 一 般 のスライドに 文 字 を 入 れるには テキストボックスを 挿 入 する Word や Excel と は 異 なり テキストボックスを 設 定 することでスライドの 任 意 の 場 所 に 文 字 列 を 入 れられ る 縦 書 き 横 書 きの 混 在 が 可 能 である いっぽう テキストボックスで 場 所 が 制 限 され ているので 文 をくっつけたり 分 割 したりするには 手 間 がかかる テキストボックスに 書 いた 文 字 のフォント 大 きさ 色 を 変 えることもできる 4. 表 の 挿 入 表 を 入 れるには [ 挿 入 ]メニューで 表 をクリックし 列 数 と 行 数 を 指 定 し OK ボタ ンを 押 す(テキスト p.231 の 8.2.5.1 参 照 ) 5. 画 像 の 挿 入 画 像 ファイルに 入 れられた 写 真 (A) ペイントで 描 いた 絵 や Excel のグラフ (B) な どを PowerPoint では 画 像 として 扱 う 画 像 をスライドに 入 れるには (A) [ 挿 入 ]メニューで 図 の 上 にマウスカーソルを 載 せ ファイル から 画 像 ファ イルを 選 択 する (B) アプリケーションが 表 示 している 絵 やグラフを 選 択 し コピー スライドに 貼 り 付 け とする かである 画 像 が 挿 入 されたら 画 像 周 辺 の 丸 いアイコンをドラッグすることで 大 きさを 画 像 の 中 央 部 をドラッグすることで 表 示 位 置 を 調 整 できる 画 像 を 削 除 するには 切 り 取 り である 6. アニメーションの 設 定 プレゼンテーションで 重 要 なポイントに 動 き がある 複 数 の 似 通 った 画 像 が 時 間 的 に 変 化 することで 人 間 は 動 き を 感 じる 映 画 だって アニメ(これ アニメーショ ンの 略 だ!)だってそうである(p.238 の 8.2.6 参 照 ) 3
7. イラストを 描 く 円 や 四 角 星 型 線 ふきだし 矢 印 などを 簡 単 に 描 く 機 能 をオートシェイプという 描 き 方 は 挿 入 (I) 図 (P) オートシェイプ(A) として 基 本 図 形 を 矢 印 コネ クタなどでつないでいけばよい メニューから[ 挿 入 ] [ 図 ] [オートシェイプ] あるいは [ 図 形 描 画 ]ツールバーのなかのオートシェイプをクリック(p.233 の 8.2.5.3 参 照 ) 複 数 の 面 を 重 ねて 一 つの 形 ( 絵 )にすることもできる この 場 合 どの 図 形 が 上 に 来 て いるかを 考 える 必 要 がある( 層 の 順 序 を 考 えること!) たとえば AとB 二 つの 面 がある とき Bが 上 に 来 てしまうと 下 の 面 Aは 隠 れて 見 えなくなる 面 の 上 下 関 係 を 変 更 する には 図 形 を 右 クリック 最 背 面 に 移 動 などを 選 択 する 図 形 に 文 字 を 書 き 込 むには 書 き 込 みたい 図 形 をクリックし そのままキーボードで 文 字 を 書 き 込 めばよい テキストボックスと 同 様 中 央 揃 え 等 ができる 作 ったイラストを GIF グラフィックス 交 換 形 式 (gif) JPEG ファイル 交 換 形 式 (jpeg) などで 保 存 し 文 書 に 埋 め 込 んで 使 ったり Web ページに 使 ったりすることもある Word でお 絵 描 きをするよりはるかに 簡 単 である! 年 配 の 人 はこのようなイラストを ポンチ 絵 ( 文 科 省 用 語?) と 言 ったりもする オートシェイプで 枠 や 矢 印 を 利 用 し フロー 図 階 層 図 組 織 図 などを 作 る 例 : 出 典 <http://www.brain-d.co.jp/ppin4/08_pp.html> 図 形 や 線 で 描 いた 面 ( 形 )を 重 ねて 一 つの 形 ( 絵 )を 表 現 する 例 : 出 典 <http://www.asahi-net.or.jp/~zx4m-kbt/> 4
以 下 の 操 作 をマスターしよう: 円 や 四 角 星 型 線 ふきだし 矢 印 などを 描 く 図 形 をコネクタでつなぐ フリーハンドで 線 をかく 図 形 の 拡 大 縮 小 回 転 図 形 の 移 動 削 除 コピーと 貼 り 付 け 図 形 の 色 を 変 える 図 形 に 影 をつける 図 形 内 に 文 字 (テキスト)を 入 力 する テキストボックスの 移 動 削 除 図 形 の 重 なりの 順 序 を 変 更 描 いたイラストを 画 像 として 保 存 8. フッターの 挿 入 スライドにフッターをつけるには 以 下 に 述 べる 方 法 のほか スライドマスタ を 使 う 方 法 (p.239 の 8.2.7 参 照 )がある いずれにせよ 各 スライドにプレゼンテーションのテ ーマとか 発 表 者 名 所 属 日 付 などを 表 示 できる A) [ 表 示 ]-[ヘッダーとフッター(H)]を 選 択 する B) [スライド]タブメニューで 以 下 を 設 定 する( 図 1 参 照 ) スライド 番 号 にチェックを 入 れる フッター にプレゼンテーションのタイトルを 入 力 する タイトルスライドに 表 示 しない にチェックを 入 れる 図 1 フッターの 設 定 方 法 5
9. 印 刷 スライドを1ページ1 枚 とか 練 習 用 の 資 料 (スライドと 書 き 込 み 用 の 空 欄 ) 配 布 資 料 (1ページに 複 数 のスライド)などの 印 刷 が 可 能 である きちんとした 配 布 資 料 を 作 らな いカジュアルな 発 表 では 1ページに 6 枚 のスライド 順 序 は 横 位 置 の 配 布 資 料 を 用 意 することが 多 い(p.241 の 8.3.2 参 照 ) 設 定 例 を 図 2 に 示 す ( 注 意 ) 印 刷 設 定 のデフォルトはグレースケール( 白 黒 の 濃 淡 )になっており 場 合 によっては 背 景 が 印 刷 されないことがある プレビュー で 背 景 が 表 示 されるかを 確 認 し 表 示 されなければ カラーで 印 刷 するように 設 定 を 変 更 する ただし 1 階 の 入 出 力 室 にあるプリンタはモノクロで カラープリンタは2 階 にある 図 2 配 付 資 料 として 印 刷 する 場 合 の 設 定 6
チェックポイント (1) 以 下 の 内 容 を 含 んだスライドを 作 りなさい 目 的 は PowerPoint の 機 能 が 使 えるよ うになったかどうかを 確 認 する ことなので 内 容 は 支 離 滅 裂 でもよい テキストのフォント 大 きさ 色 の 変 更 がされている 表 が 入 っている 画 像 が 入 っている アニメーションが 設 定 されている イラストが 入 っている(オートシェイプが 使 われている) (2) 作 成 したスライドを 配 布 資 料 として 印 刷 しなさい( 片 面 印 刷 学 籍 番 号 氏 名 を 含 む) (3) スライドショー( 語 りはなくてもよい?)を TA に 見 せ 確 認 を 受 ける 10. プレゼンテーションの 作 り 方 実 習 時 間 中 は 基 本 機 能 のマスターと 考 えて PowerPoint の 機 能 を 使 うことに 集 中 したが 実 際 のプレゼンテーションでは 企 画 が 重 要 であり ツールの 機 能 は 二 の 次 である とはいえ 文 でくどくど 説 明 より イラストを 見 せたほうがどれだけわかりやすいかとい う 例 も 少 なくない 以 下 はプレゼンテーションの tips である: プレゼンテーションで 伝 えたいこと は 何 か(テーマ)を 考 える テーマは 何 で どのような 材 料 を 使 ってどう 説 明 するかをよく 考 える 起 承 転 結 論 理 性 時 間 配 分 (ページ 配 分 ) メリハリを 意 識 する 全 体 の 構 成 を 書 き 出 してみる スライド 番 号 スライドの 見 出 し 内 容 (キーワード 素 材 要 素 ) 表 画 像 アニメーション イラストなどが 活 用 できないかを 考 える 文 を 吟 味 する 文 ( 文 言 )は 短 くシンプルに 表 現 の 統 一 ( 主 語 の 省 略 能 動 受 動 文 末 ( 体 言 用 言 句 点 の 有 無 )など) 話 し 方 の 検 討 ( 書 かかなくても 話 すだけで 十 分 なことは?どのように 提 示 するか) 聴 衆 の 立 場 になって 説 明 見 やすさを 検 討 する 発 表 練 習 (2007. 6.21) 7